JP5915332B2 - トレイ及び画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを載置可能なトレイ、及び当該トレイを備えた画像記録装置に関する。
内部においてシートを搬送可能な装置がある。当該装置の一例としては、複写機やプリンタなどの画像記録装置がある。画像記録装置には、シートを堆積状態で収容可能であって画像記録装置に対して進退動可能なトレイを備えているものがある。トレイには、堆積されたシートの幅方向の側端を揃えるために幅方向にスライドされるサイドガイドが設けられている。また、トレイには、堆積されたシートの搬送方向の後端を揃えるために搬送方向にスライドされるリヤガイドが設けられている。サイドガイドは、シートが搬送方向に沿って搬送されるよう、シートの幅方向の側端をガイドする。リヤガイドは、シートがトレイ内で所定の領域内に収まるよう、シートの後端をガイドする。
従来、サイドガイドとリヤガイドとは個別にスライドされていたため、トレイへのシートの収容に手間がかかっていた。このような問題を解決するためのトレイの一例として、特許文献1には、エンドフェンス3を搬送方向に案内するエンドフェンスガイド溝7を設けておき、サイドフェンス2の横方向の動きにより、エンドフェンス3がエンドフェンスガイド溝7に沿って縦方向に移動して用紙の縦方向の位置を規制する給紙カセット(トレイに相当)が開示されている。当該給紙カセットでは、サイドフェンス2を移動させることにより、エンドフェンス3も移動されるため、用紙の給紙カセットへの収容にかかる手間を低減することができる。
特開平8−119467号公報
しかしながら、特許文献1に係る給紙カセットにおいては、サイドフェンス2が横方向に移動するときに、エンドフェンス3が縦方向に移動する。つまり、サイドフェンス2とエンドフェンス3との移動方向が異なる。そのため、エンドフェンス3の縦方向の移動が、サイドフェンス2の横方向の移動に対する抵抗力として作用してしまう。その結果、サイドフェンス2を横方向へ移動させるために、大きな力が必要になってしまう。つまり、サイドフェンス2の操作性が悪くなってしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、サイドガイドの操作性を良好に維持しつつ、リヤガイドをサイドガイドのスライドに伴って姿勢変化させることによって、シートの収容の手間を低減することができるトレイを提供することにある。
(1) 本発明に係るトレイは、給送されるシートが載置される載置部を有する底板と、上記底板に対してシートの給送向きと直交する幅方向にスライドし、載置されたシートの上記幅方向の端と当接する当接部を有するサイドガイドと、上記サイドガイドに取り付けられており、上記当接部よりもシートが載置される側に突出する突出姿勢、及び上記当接部と上記幅方向における同位置または上記当接部よりもシートが載置される側の反対側に退避する退避姿勢に姿勢変化し、上記突出姿勢において上記載置部に載置されたシートの上記給送向きの上流端と当接するリヤガイドと、上記底板に設けられており、上記サイドガイドのシート載置側へのスライドに伴って、上記リヤガイドを上記退避姿勢から上記突出姿勢に姿勢変化させ、上記サイドガイドのシート載置側と反対側へのスライドに伴って、上記リヤガイドを上記突出姿勢から上記退避姿勢に姿勢変化させる姿勢変化部と、を備える。
本構成においては、リヤガイドはサイドガイドに設けられている。よって、サイドガイドが幅方向にスライドする際、リヤガイドも幅方向にスライドする。これにより、サイドガイドを幅方向にスライドさせる際に必要な力を小さくすることができる。
また、本構成においては、姿勢変化部が、サイドガイドの幅方向のスライドに伴ってリヤガイドを突出姿勢に姿勢変化させる。そして、突出姿勢のリヤガイドは、載置部に載置されたシートの給送向きの上流端を揃えることができる。
(2) 上記サイドガイドは、上記リヤガイドを、上記給送向き及び上記幅方向と直交する方向に沿った回動軸を中心として回動自在に支持する支持部を備える。上記リヤガイドは、回動することによって上記突出姿勢と上記退避姿勢とに姿勢変化する。
リヤガイドを回動可能に構成することにより、サイドガイドのスライドに伴ってリヤガイドが姿勢変化する機構を容易に実現することができる。
(3) 上記退避姿勢の上記リヤガイドは、上記幅方向において、上記リヤガイドの回動先端が上記回動軸よりもシート載置側に位置する。
上記(2)の構成のトレイに多くにおいて、リヤガイドは、退避姿勢から突出姿勢に姿勢変化する際、シート載置側に向けて回動する。そして、本構成によれば、退避姿勢のリヤガイドは、回動先端が回動軸よりもシート載置側、つまり突出姿勢側へ若干寄った状態である。そのため、リヤガイドが退避姿勢から突出姿勢へ姿勢変化する際、リヤガイドの退避姿勢からの動き出しを円滑にすることができる。その結果、サイドガイドを幅方向にスライドさせる際に必要な力を小さくすることができる。
(4) 上記リヤガイドは、シート載置側に向けて回動することによって上記退避姿勢から上記突出姿勢に姿勢変化し、上記退避姿勢から上記突出姿勢への姿勢変化の際の回動と逆向きに回動することによって上記突出姿勢から上記退避姿勢に姿勢変化するものである。上記退避姿勢の上記リヤガイドは、上記リヤガイドの回動先端が上記回動軸よりも上記給送向きの下流側に位置する。
本構成においては、突出姿勢のリヤガイドは、回動先端が給送向きの下流側へ移動するようには回動しない。よって、本構成においては、リヤガイドによってシートの給送向きの上流端の位置を揃える際に、リヤガイドが動かないため、位置を揃えやすくすることができる。また、給送向きの下流側から記録用紙を載置面に載置する際に、リヤガイドが姿勢変化してしまうことが防止される。
(5) 上記リヤガイドを上記突出姿勢に付勢する付勢部材を更に備える。上記姿勢変化部は、上記載置部と交差し、上記サイドガイドの移動に伴って上記リヤガイドと当接して、当該リヤガイドを上記付勢部材に抗して上記突出姿勢から上記退避姿勢にガイドするガイド部を備える。
本構成においては、リヤガイドは、付勢部材に付勢されてガイド部に押しつけられることによって、突出姿勢及び退避姿勢を維持することができる。
(6) 上記リヤガイドは、上記ガイド部に対して摺動する摺動部を備える。上記ガイド部は、上記幅方向に連続して形成され、上記突出姿勢の上記リヤガイドの上記摺動部を案内する第1ガイド部と、上記第1ガイド部よりも上記給送向きの下流側に形成され上記退避姿勢の上記リヤガイドの上記摺動部を案内する第2ガイド部と、上記第1ガイド部と上記第2ガイド部とを連結し上記リヤガイドを案内する第3ガイド部と、を備える。
本構成において、リヤガイドは、付勢部材に付勢されてガイド部に押しつけられながら、第1ガイド部と第2ガイド部との間を案内されることによって、突出姿勢及び退避姿勢に姿勢変化することができる。
(7) 上記姿勢変化部は、上記第1ガイド部に連続し、上記リヤガイドを上記ガイド部から離間し上記退避姿勢へと姿勢変化可能とする離間部を備える。
本構成によれば、突出姿勢のリヤガイドは、付勢部材の付勢力に抗って離間部へ移動することができる。これにより、リヤガイドは、突出姿勢のときと同じ位置において、退避姿勢をとることもできる。その結果、本発明のトレイは、幅方向の長さが同一で給送向きの長さが異なる複数種類のシートを載置することができる。
(8) 上記姿勢変化部は、上記底板に形成されたガイド溝を備える。上記リヤガイドは、上記ガイド溝に沿って摺動する摺動部を備える。上記ガイド溝は、上記幅方向に沿って延び上記突出姿勢の上記リヤガイドの上記摺動部を案内する第1ガイド溝と、上記第1ガイド溝よりも上記給送向きの下流側に形成され上記退避姿勢の上記リヤガイドの上記摺動部を案内する第2ガイド溝と、上記第1ガイド溝及び上記第2ガイド溝を連結し上記摺動部を案内する第3ガイド溝とで構成される。
本構成において、リヤガイドは、ガイド溝に沿って案内されることによって、突出姿勢及び退避姿勢に姿勢変化することができる。
(9) 上記姿勢変化部は、上記サイドガイドの一定量の移動範囲に亘って上記リヤガイドを上記突出姿勢に維持する姿勢維持部を備える。
本構成においては、トレイに載置されたシートの幅方向の長さに公差などによる誤差があった場合であってもリヤガイドを突出姿勢に維持することができる。
(10) 上記リヤガイドは、上記給送向きに複数設けられている。上記姿勢変化部は、上記サイドガイドをシートが載置されている側に向けてスライドさせる過程において、上記給送向きの上流側に設けられた上記リヤガイドを上記給送向きの下流側に設けられた上記リヤガイドよりも先に上記退避姿勢から上記突出姿勢に姿勢変化させる。
本構成のトレイは、複数種類のサイズのシートを載置可能である。
(11) 上記サイドガイドは、上記幅方向に隔てられた一対で形成されている。上記リヤガイドは、一対の上記サイドガイドのうちの少なくとも一方に設けられている。
本構成によれば、トレイは、シートの幅方向の中央での位置決めに対応することができる。
(12) 上記リヤガイドは、一対の上記サイドガイドの双方に設けられている。上記サイドガイドの一方に設けられた上記リヤガイドの上記給送向きの位置は、上記サイドガイドの他方に設けられた上記リヤガイドの上記給送向きの位置と異なる。
複数種類のサイズの各々においてシートの給送向きの長さに大きな違いがない場合、複数のリヤガイドが一方のサイドガイドに配置されると、各リヤガイドが接触してしまうおそれがある。しかし、本構成においては、各リヤガイドが異なるサイドガイドに配置されるため、上記のような各リヤガイドの接触を防止することができる。
(13) 上記サイドガイドは、上記サイドガイドをスライドさせるために把持される操作部を備える。本発明に係るトレイは、上記操作部よりも上記給送向きの上流側において上記底板と上記サイドガイドと上記リヤガイドとを覆うカバー部を更に備える。
本構成においては、操作部がカバー部に覆われていないため、ユーザは操作部を容易に操作できる。これにより、サイドガイドを容易にスライドさせることができる。また、本構成においては、リヤガイドはサイドガイドのスライドに伴って移動されるため、リヤガイドがカバー部に覆われていても、リヤガイドをスライドさせることができる。
(14) 本発明に係るトレイは、給送されるシートが載置される底板と、上記底板に対してシートの給送向きと直交する幅方向における第1位置と、上記幅方向における上記第1位置よりもシートが載置される側である第2位置にスライドし、載置されたシートの上記幅方向の端と当接する当接部を有するサイドガイドと、上記サイドガイドに取り付けられており、シートの上記給送向きの上流端と当接するリヤガイドと、上記底板に設けられており、上記サイドガイドの上記第1位置へのスライドに伴って上記リヤガイドと当接し、上記リヤガイドが上記当接部と上記幅方向における同位置または上記当接部よりもシートが載置される側の反対側に退避する退避姿勢に上記リヤガイドを姿勢変化させ、上記サイドガイドの上記第2位置へのスライドに伴って上記リヤガイドと当接し、上記リヤガイドが上記当接部よりもシートが載置される側に突出する突出姿勢に上記リヤガイドを姿勢変化させる姿勢変化部と、を備えるものであってもよい。
(15) 本発明は、(1)から(14)のトレイと、上記トレイが装着される装着部と、上記装着部に装着された上記トレイの上記載置部に載置されたシートを上記給送向きに給送する給送部と、上記給送部によって給送されたシートに画像を記録する記録部と、を備えた画像記録装置として捉えることもできる。
(16) 本発明に係るトレイは、上記給送向きに給送されたシートに当接して当該シートをガイドするガイド部材を更に備える。上記トレイは、上記底板における上記給送向きの下流端から立設されており、上記載置部に載置されたシートの上記給送向きへの移動を制止するストッパを備える。上記ガイド部材は、上記トレイが上記装着部に装着された状態において、上記ストッパと上記幅方向の位置が異なっており且つ上記ストッパよりも上記リヤガイド側に位置する。
本構成の場合、載置部に載置されるシートの給送向きの下流端は、ガイド部材によって位置決めされ、当該シートの給送向きの上流端は、リヤガイドによって位置決めされる。しかし、本構成では、ガイド部材が画像記録装置に設けられているため、トレイが画像記録装置の装着部から抜かれた場合、シートの給送向きの下流端を位置決めすることができない。しかし、本構成では、リヤガイドがサイドガイドのスライドに伴って姿勢変化する。そのため、本構成では、サイドガイドの移動によってシートの幅方向の位置決めが行われることによって、当該シートの給送向きの上流端をリヤガイドによって位置決めすることができる。これにより、当該シートの給送向きの下流端も位置決めされる。つまり、本構成のようにガイド部材がトレイではなく画像記録装置に設けられていても、トレイに載置されたシートの位置決めを行うことができる。
本発明においては、サイドガイドを幅方向にスライドさせる際に必要な力を小さくすることができる。また、サイドガイドのスライドに伴ってリヤガイドを姿勢変化させることができる。よって、本発明においては、サイドガイドの操作性を良好に維持しつつ、シートの収容の手間を低減することができる。
図1は、複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、リヤガイド80が退避姿勢の状態の給紙トレイ21の斜視図である。 図4は、リヤガイド80が突出姿勢の状態の給紙トレイ21の斜視図である。 図5は、給紙トレイ21の平面図であり、(A)には、リヤガイド80が退避姿勢の状態が示されており、(B)には、リヤガイド80が突出姿勢の状態が示されている。 図6は、変形例1における給紙トレイ21の主要部分を示す図であり、(A)には、給紙トレイ21の平面図が示されており、(B)には、リヤガイド80の回動軸部分の斜視図が示されており、(C)には、(B)のC−C断面図が示されており、(D)には、リヤガイド80が突出姿勢の状態の第1面95周辺の平面図が示されており、(E)には、(D)においてリヤガイド80の突出姿勢から退避姿勢への姿勢変化を説明するための平面図が示されている。 図7は、変形例2における給紙トレイ21の主要部分を示す平面図である。 図8は、変形例3、4における給紙トレイ21の主要部分を示す図であり、(A)には、変形例3におけるリヤガイド80A、80Bが退避姿勢の状態の給紙トレイ21の斜視図が示されており、(B)には、変形例3におけるリヤガイド80Aが突出姿勢でリヤガイド80Bが退避姿勢の状態の給紙トレイ21の斜視図が示されており、(C)には、変形例3におけるリヤガイド80A、80Bが突出姿勢の状態の給紙トレイ21の斜視図が示されており、(D)には、変形例4における給紙トレイ21の平面図が示されている。 図9は、排紙トレイ23に覆われた給紙トレイ21の平面図である。 図10は、給紙トレイ21及び外側ガイド部材51を示す図であり、(A)には、斜視図が示されており、(B)には、縦断面図が示されている。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義される。また、給紙トレイ21については、複合機10に装着された状態(図1の状態)を基準として、上下方向7、前後方向8、及び左右方向9が定義される。
[複合機10の概略構成]
図1に示されるように、複合機10は、上部にスキャナ部12、下部にインクジェット記録方式のプリンタ部11(本発明の画像記録装置の一例)が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。なお、プリント機能以外の機能の有無は任意である。
プリンタ部11の正面側に開口13が形成されている。プリンタ部11は、給紙トレイ21(本発明のトレイの一例)と、記録部40(図2参照)とを備えている。プリンタ部11は、開口13を通じて、給紙トレイ21を前後方向8に装着及び脱抜可能である。つまり、給紙トレイ21は、プリンタ部11の開口13に装着される。開口13は、本発明の装着部の一例である。なお、給紙トレイ21は、プリンタ部11から中途まで引き出し可能な構成、換言するとプリンタ部11から完全には脱抜されない構成であってもよい。
図2に示されるように、給紙トレイ21には、記録用紙50(本発明のシートの一例)が載置される。給紙トレイ21に載置された記録用紙50は、後述する供給部28(本発明の給送部の一例)によって、給紙トレイ21から後述する搬送路18へ供給される。供給された記録用紙50は、記録部40によって画像が記録された後に、給紙トレイ21の上面を構成する排紙トレイ23(本発明のカバー部の一例)に排出される。排紙トレイ23は、給紙トレイ21の上側且つ前側を覆っており、給紙トレイ21と一体にスライドされる。なお、給紙トレイ21及び排紙トレイ23については、後に更に詳述される。
図2に示されるように、プリンタ部11の開口13(図1参照)に装着された状態の給紙トレイ21の上側には、供給部28が設けられている。供給部28は、給紙ローラ25、アーム26、及び軸27を備えている。給紙ローラ25は、アーム26の先端側に回転可能に設けられている。アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に設けられている。アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給紙トレイ21側へ回動付勢されている。給紙ローラ25は、回転されることによって、給紙トレイ21に載置された記録用紙50をピックアップして搬送路18に給送する。なお、給紙トレイ21がプリンタ部11に挿抜される際、供給部28は給紙トレイ21と当接されて上方に回動する。これより、上記挿抜が、供給部28に妨げられることなく、実行される。
[搬送路18]
図2に示されるように、プリンタ部11には、搬送路18が形成されている。搬送路18は、給紙トレイ21の後端部から上方且つ複合機10の正面側へ曲がり、記録部40の下側を通過して排紙トレイ23へ通じている。
搬送路18は、記録部40が配置されていない位置において、外側ガイド部材51(本発明のガイド部材の一例)と内側ガイド部材52とによって形成されている。外側ガイド部材51及び内側ガイド部材52は、供給部28によって搬送路18へ供給された記録用紙50と当接することによって、記録用紙18を搬送路18に沿ってガイドする。
外側ガイド部材51の下端部、換言すると給紙トレイ21に最も近い端部は、給紙トレイ21に載置された記録用紙50よりも下側まで延設されている。また、外側ガイド部材51の下端部は、上側の位置である程に後側に位置するように傾斜している。これにより、供給部28によってピックアップされた記録用紙50の給送向き(前後方向8における後向き)の下流端は、外側ガイド部材51の下端部と当接し、当該下端部に沿って搬送路18へ給送される。
また、図10に示されるように、外側ガイド部材51の下端部における前側には、後側へ凹む凹部53が形成されている。凹部53は、左右方向9に間隔を空けて少なくとも1つ(本実施形態では2つ)形成されている。給紙トレイ21がプリンタ部11の開口13に装着された状態において、凹部53には、後述する給紙トレイ21のストッパ24が挿入される。凹部53に挿入されたストッパ24は、外側ガイド部材51よりも後側、詳細には少なくとも外側ガイド部材51の下端部における前面(記録用紙50に対するガイド面)よりも後側に位置する。換言すると、外側ガイド部材51は、ストッパ24よりも前側、つまりリヤガイド80側に位置する。
つまり、外側ガイド部材51に形成された凹部53の部分は、給送向きに給送された記録用紙50と当接しない。よって、凹部53の部分は、本発明のガイド部材の一例ではない。以上より、外側ガイド部材51は、ストッパ24と左右方向9の位置が異なっている。
なお、外側ガイド部材51の下端部における前側のストッパ24に対応する位置には、凹部53の代わりに切り欠きが設けられていてもよい。
また、搬送路18は、記録部40が配置されている位置において、記録部40とプラテン43とによって形成されている。プラテン43は、記録用紙50を支持する部材である。
[記録部40]
記録部40は、記録ヘッド42を搭載して主走査方向(図2の紙面に垂直な方向)へ往復移動するキャリッジ41を備えている。記録ヘッド42には、インクカートリッジ(不図示)からインクが供給される。記録ヘッド42は、その下面に設けられたノズルから、各インクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ41が主走査方向へ往復動するとともに、記録ヘッド42からインク滴が吐出されることにより、プラテン43に支持された記録用紙50に画像が記録される。
[搬送ローラ対59及び排出ローラ対64]
図2に示されるように、記録部40よりも後側に搬送ローラ対59が設けられている。搬送ローラ対59は、相互に当接している搬送ローラ60及びピンチローラ61からなる。搬送ローラ60は、搬送モータ(不図示)からの駆動力を受けて回転する。これにより、搬送ローラ対59は、記録用紙50を挟持して記録部40へ向けて搬送する。
記録部40よりも前側に排出ローラ対64が設けられている。排出ローラ対64は、相互に当接する排紙ローラ62及び拍車63からなる。排紙ローラ62は、上記搬送モータからの駆動力を受けて回転する。これにより、排出ローラ対64は、記録用紙50を挟持して排紙トレイ23へ向けて搬送する。
[給紙トレイ21]
図2に示されるように、給紙トレイ21がプリンタ部11の開口13に装着された状態においては、給紙トレイ21に収容された記録用紙50が搬送路18へ供給可能となる。給紙トレイ21がプリンタ部11の開口13から脱抜された状態においては、給紙トレイ21への記録用紙50の補充が可能となる。
図3〜図5に示されるように、給紙トレイ21は、上方が開放され且つ上下方向7の長さが左右方向9及び前後方向8の長さよりも短い直方体の箱状に概ね形成されている。給紙トレイ21は、記録用紙50が積層して載置される載置面76(本発明の載置部の一例)を有する底板75と、底板75の後端から立設されたストッパ24と、底板75の左右方向9(本発明の幅方向の一例)の両端から立設された側板81と、底板75の前端から立設された前板83と、上述した排紙トレイ23(図9参照)とを備えている。
側板81は、前後方向8へ延設されている。前板83は、左右方向9へ延設されている。ストッパ24は、左右方向9において相互に間隔を空けて少なくとも1つ(本実施形態では2つ)が配置されている。ストッパ24の左右方向9の位置は、複合機10において載置面76に載置可能に設定されている記録用紙50の全サイズの載置範囲内の位置である。これにより、給紙トレイ21がプリンタ部11の開口13から脱抜された状態において、ストッパ24は、載置面76に載置された記録用紙50のストッパ24が設けられた側への移動を制止する。その結果、当該記録用紙50の給紙トレイ21からの落下を防止することができる。
また、ストッパ24の左右方向9の位置は、外側ガイド部材51に形成された凹部53の左右方向9と同位置である。これにより、上述したように、ストッパ24は、給紙トレイ21がプリンタ部11の開口13に装着された状態において、凹部53に挿入される。
[サイドガイド77]
図3〜図5に示されるように、底板75の載置面76に、一対のサイドガイド77が左右方向9にスライド可能に取り付けられている。一対のサイドガイド77は、載置面76から上側に向かって立設した板状部材であって前後方向8に沿って延設されている。図9に示されるように、一対のサイドガイド77の前側は、排紙トレイ23に覆われている。一対のサイドガイド77は、底板75の左右方向9の中央から右側と左側に、相互に離間されて設けられている。排紙トレイ23は、記録済みの記録用紙50を載置するものであり、載置面76の一部を覆うものである。
一対のサイドガイド77は底板75に対して左右方向9へスライド可能に構成されている。一対のサイドガイド77は、周知の連動機構によって連結されている。例えば、一対のサイドガイド77は、ラックギヤ及びピニオンギヤ(不図示)による連動機構によって連結されている。これにより、一方のサイドガイド77をスライドさせると、他方のサイドガイド77が連動して相反する方向へスライドする。一対のサイドガイド77は、図3に示される第1位置と図4に示される第2位置との間で左右方向9にスライドする。第2位置は、第1位置よりも左右方向9における内側、つまり左右方向9における記録用紙50が載置される側の位置である。
給紙トレイ21に記録用紙50が収容された状態で、サイドガイド77が左右方向9へスライドされると、サイドガイド77の内側面78(本発明の当接部の一例)が記録用紙50の左右端に当接する。また、サイドガイド77の内側面78は、給紙時や記録用紙50の補充時に、記録用紙50の左右端を案内する。内側面78は、記録用紙50と当接できれば、面状でなくてもよい。
なお、本実施形態では、サイドガイド77が一対である構成について説明するが、サイドガイド77は一対ではなく一つであってもよい。この場合、記録用紙50の左右方向9の一方の端はサイドガイド77に当接され、記録用紙50の左右方向9の他方の端は側板81に当接されることにより、記録用紙50の側端がサイズに応じた位置に規制される。
[操作部101]
図3〜図5に示されるように、一対のサイドガイド77のうち、右側のサイドガイド77には、操作部101が設けられている。操作部101は、前後方向8において、排紙トレイ23よりも後側に設けられている。操作部101は、下部においてサイドガイド77と一体であるが、上部においてサイドガイド77と分離している。これにより、操作部101は、下部を中心として弾性変形によって回動可能である。
操作部101の下面(図3において符号54で示す部分の裏側)には、ロック部(不図示)が設けられている。ロック部は、例えば当該下面から載置面76に向かって下向きに突設された突起である。ユーザが操作部101を把持していない状態においては、ロック部が載置面76に形成された溝79と係合される。これにより、サイドガイド77のスライドはロックされる。一方、ユーザが、サイドガイド77をスライドさせるために操作部101を把持して、操作部101の上部を左右方向9の内側に向けて弾性変形により回動させると、ロック部は概ね上向きに移動される。これにより、ロック部は溝79から離間される。その結果、サイドガイド77は左右方向9にスライド可能となる。
なお、本実施形態では、操作部101が一対のサイドガイド77のうちの右側のサイドガイド77に設けられた構成について説明しているが、操作部101は左側のサイドガイド77に設けられていてもよいし、両側のサイドガイド77に設けられていてもよい。
[リヤガイド80]
図3〜図5に示されるように、一対のサイドガイド77のうちの右側のサイドガイド77には、リヤガイド80が取り付けられている。詳細には、右側のサイドガイド77の一部を貫通する開口55(図4参照)が形成されており、当該開口55を塞ぐようにリヤガイド80が配置されている(図3参照)。本実施形態において、リヤガイド80は、上方を排紙トレイ23に覆われる位置、つまり給紙トレイ21の前側において、右側のサイドガイド77に取り付けられている。しかし、リヤガイド80は、上方を排紙トレイ23に覆われない位置において、右側のサイドガイド77に取り付けられていてもよい。リヤガイド80の配置は、載置面76に載置される記録用紙50のサイズに合わせて配置されるものである。
リヤガイド80は、概ね薄板形状の部材である。リヤガイド80は、姿勢変化可能である。本実施形態において、リヤガイド80は、上下方向7を軸方向として回動可能にサイドガイド77に取り付けられている。つまり、本実施形態において、リヤガイド80は、回動することによって姿勢変化する。
以下に詳述する。図3及び図4に示されるように、本実施形態において、右側のサイドガイド77の開口55を形成する面のうち、天面と底面の前端部には、穴84(本発明の支持部の一例)が形成されている。また、リヤガイド80には、リヤガイド80の回動軸を構成する軸突起82が設けられている。軸突起82の位置は、リヤガイド80が右側のサイドガイド77に取り付けられた状態において、リヤガイド80の上面及び下面の前端部であって、穴84に対応する位置である。軸突起82の大きさは、穴84よりも若干小さい。軸突起82が穴84に挿入されることにより、リヤガイド80がサイドガイド77に取り付けられる。
これにより、リヤガイド80は、リヤガイド80の前端部に位置し且つ上下方向7に沿った回動軸を中心として、図5(A)の矢印73の向き及び矢印74の向きに回動する。以上より、右側のサイドガイド77に形成された穴84は、リヤガイド80を、上下方向7に沿った回動軸を中心として回動自在に支持する。
なお、サイドガイド77がリヤガイド80を回動自在に支持する構成は、上述した構成に限らない。例えば、サイドガイド77に突起が形成され、リヤガイド80における当該突起に対応する位置に穴が形成されることによって、リヤガイド80がサイドガイド77に回動自在に支持されていてもよい。この場合、当該突起が本発明の支持部の一例である。
リヤガイド80は、図3に示される退避姿勢と図4に示される突出姿勢との間で回動する。図3に示されるように、退避姿勢において、リヤガイド80の回動先端は、後述する突出姿勢よりも右側のサイドガイド77側に退避する。また、退避姿勢において、リヤガイド80の内面85の左右方向9の位置は、右側のサイドガイド77の内側面78と同じ位置となる。なお、退避姿勢において、内面85の左右方向9の位置は、内側面78よりも右側、つまり記録用紙50が載置される側の反対側であってもよい。
また、上述したように、リヤガイド80の回動軸は退避姿勢のリヤガイド80の前端部に形成されている。つまり、図3に示されるように、本実施形態において、退避姿勢のリヤガイド80は、回動先端が後側で回動軸が前側である。換言すると、退避姿勢のリヤガイド80は、回動先端が回動軸よりも記録用紙50の給送向きの下流側に位置する。なお、リヤガイド80は、回動先端が回動軸よりも前側に設けられた構成であってもよい。
一方、図4に示されるように、突出姿勢において、リヤガイド80は、右側のサイドガイド77よりも左側、つまり記録用紙50が載置される側に突出する。リヤガイド80が突出姿勢のとき、リヤガイド80の内面85の裏側の外面86(図5(B)参照)は、底板75の載置面76に載置された記録用紙50の前端、つまり記録用紙50の給送向きの上流端と当接する。この突出姿勢におけるリヤガイド80の外面86は、給送向きと直交する面状となっている。
本実施形態においては、L版サイズの記録用紙50の長辺を給送向きに合わせた状態で載置する場合に、突出姿勢となったリヤガイド80の外面86が記録用紙50を案内可能としている。すなわち、突出姿勢のリヤガイド80の外面86から載置面76の後端までの距離は、L版サイズの記録用紙50の長辺の長さに対応した距離となるよう、リヤガイド80の位置が設定されている。
本実施形態において、リヤガイド80は、矢印73(図5(A)参照)の向き、つまり記録用紙50が載置されている側へ回動することによって、退避姿勢から突出姿勢へ姿勢変化される。また、リヤガイド80は、矢印74(図5(A)参照)の向き、つまり矢印73と逆向きへ回動することによって、突出姿勢から退避姿勢へ姿勢変化される。
また、図3に示されるように、リヤガイド80の下面には、下側に突出して、後述するガイド溝99と係合する係合突起87(本発明の摺動部の一例)が設けられている。
なお、本実施形態では、リヤガイド80が右側のサイドガイド77に設けられた構成について説明しているが、リヤガイド80は左側のサイドガイド77に設けられていてもよいし、両側のサイドガイド77に設けられていてもよい。つまり、リヤガイド80は、一対のサイドガイド77のうちの少なくとも一方に設けられていればよい。
[ガイド溝99]
図3〜図5に示されるように、底板75には、ガイド溝99(本発明の姿勢変化部の一例であり、本発明のガイド溝の一例)が形成されている。ガイド溝99は、左右方向9に沿って形成された第1ガイド溝88と、第1ガイド溝88よりも右側且つ後側(記録用紙50の給送向きの下流側)において左右方向9に沿って形成された第2ガイド溝89と、第1ガイド溝88の右端と第2ガイド溝89の左端とを連結する第3ガイド溝90とで構成されている。第3ガイド溝90は、左側である程に前側に位置するよう、左右方向9に対して斜め方向に沿って形成されている。第1ガイド溝88、第2ガイド溝89、第3ガイド溝90は、底板75の載置面76よりも凹んだ溝が連続した形状となっている。本実施形態においては、第2ガイド溝89は、左右方向9において、L版よりも大きいサイズであるはがきサイズの記録用紙50のサイズに対応した位置にサイドガイド77があるときの係合突起87の位置まで延びている。
ガイド溝99の幅は、リヤガイド80の下面から突出した係合突起87よりも若干大きい。ガイド溝99には、係合突起87が挿入される。これにより、右側のサイドガイド77が左右方向9に移動されると、係合突起87は、ガイド溝99に沿って摺動する。つまり、ガイド溝99は、係合突起87を案内する。そして、係合突起87がガイド溝99に沿って摺動することによって、リヤガイド80は回動する。
以下に詳述する。右側のサイドガイド77が第1位置(図3参照)に位置している状態において、係合突起87は第2ガイド溝89の右端部に挿入されている。このとき、リヤガイド80は、退避姿勢である。
右側のサイドガイド77が第1位置から第2位置へ向かう向き、つまり左向きにスライドされると、係合突起87は第2ガイド溝89に沿って摺動する。このときも、リヤガイド80は、退避姿勢を維持する。つまり、第2ガイド溝89は、退避姿勢のリヤガイド80の係合突起87を案内する。したがって、L版よりも大きいサイズであるはがきサイズと、はがきサイズ以上に大きいサイズの記録用紙50に対応する位置にサイドガイド77があると、リヤガイド80は退避姿勢のままとなっている。
右側のサイドガイド77が更に左向きへスライドされると、係合突起87は、第2ガイド溝89を通過して第3ガイド溝90に沿って摺動される。上述したように、第3ガイド溝90は斜め方向に沿って形成された溝である。このため、係合部材87は、第3ガイド溝90の前側の側面と当接しながら、第3ガイド溝90に沿って摺動する。これにより、リヤガイド80は、矢印73(図5(A)参照)の向きに回動される。以上より、第3ガイド溝90は、右側のサイドガイド77の第2位置へのスライドに伴ってリヤガイド80の係合突起87と当接しつつ、当該係合突起87を案内する。すなわち、サイドガイド77の位置が、はがきサイズの記録用紙50に対応した位置よりも左右方向9の中央側に移動すると、リヤガイド80が徐々に回動し、退避姿勢から突出姿勢に向かって姿勢変化する。
右側のサイドガイド77が更に左向きへスライドされて第2位置(図4参照)に到達すると、係合突起87は、第3ガイド溝90を通過して第1ガイド溝88に沿って摺動される。このとき、リヤガイド80は、突出姿勢である。つまり、L版サイズに対応する位置にサイドガイド77が移動すると、リヤガイド80が突出姿勢に姿勢変化するのである。以上より、第1ガイド溝88は、突出姿勢のリヤガイド80の係合突起87を案内する。また、ガイド溝99は、右側のサイドガイド77の第1位置から第2位置へのスライド、つまり左側(記録用紙50が載置されている側)へのスライドに伴って、リヤガイド80を退避姿勢から突出姿勢に姿勢変化させる。すなわち、サイドガイド77でL版サイズの記録用紙50の側縁を案内し、リヤガイド80でL版サイズの記録用紙50の給送向き上流側側縁を案内するように、リヤガイド80の位置やガイド溝99の位置が設定されている。なお、底板75には、不図示のサイズ表記が形成されている。ユーザがサイドガイド77をサイズ表記に合わせた位置に移動させると、そのサイズの記録用紙50をサイドガイド77が案内可能となる。
係合突起87が第1ガイド溝88に挿入された状態において、突出姿勢のリヤガイド80は、退避姿勢側に回動しない。突出姿勢のリヤガイド80が退避姿勢側、つまり矢印74(図5(A)参照)の向きに回動しようとした場合、係合部材87が第1ガイド溝88の後側の側面と当接されて、それ以上の回動が制止されるからである。つまり、第1ガイド溝88は、第1ガイド溝88の左右方向9に沿った長さに相当する右側のサイドガイド77の移動範囲(本発明の一定量の移動範囲の一例)に亘って、リヤガイド87を突出姿勢に維持する。すなわち、第1ガイド溝88は、本発明の姿勢維持部の一例である。
第2位置の右側のサイドガイド77が第2位置から第1位置へ向かう向き、つまり右向きにスライドされると、係合突起87は第1ガイド溝88に沿って摺動する。上述したように、このとき、リヤガイド80は、突出姿勢を維持する。
右側のサイドガイド77が更に右向きへスライドされると、係合突起87は、第1ガイド溝88を通過して第3ガイド溝90に沿って摺動される。上述したように、第3ガイド溝90は斜め方向に沿って形成された溝である。このため、係合部材87は、第3ガイド溝90の後側の側面と当接しながら、第3ガイド溝90に沿って摺動する。これにより、リヤガイド80は、矢印74(図5(A)参照)の向きに回動される。以上より、第3ガイド溝90は、右側のサイドガイド77の第1位置へのスライドに伴ってリヤガイド80の係合突起87と当接しつつ、当該係合突起87を案内する。
右側のサイドガイド77が更に右向きへスライドされて第1位置に到達すると、係合突起87は、第3ガイド溝90を通過して第2ガイド溝89に沿って摺動される。このとき、リヤガイド80は、退避姿勢である。以上より、ガイド溝99は、右側のサイドガイド77の第2位置から第1位置へのスライド、つまり右側(記録用紙50が載置されている側と反対側)へのスライドに伴って、リヤガイド80を突出姿勢から退避姿勢に姿勢変化させる。
[実施形態の効果]
本実施形態においては、リヤガイド80はサイドガイド77に設けられている。よって、サイドガイド77が左右方向9にスライドする際、リヤガイド80も左右方向9にスライドする。これにより、サイドガイド77を左右方向9にスライドさせる際に必要な力を小さくすることができる。また、本実施形態においては、ガイド溝99が、サイドガイド77の左右方向9のスライドに伴ってリヤガイド80を突出姿勢に姿勢変化させる。そして、突出姿勢のリヤガイド80は、載置面76に載置された記録用紙50の前端を揃えることができる。以上より、本実施形態においては、サイドガイド77の操作性を良好に維持しつつ、記録用紙50を給紙トレイ21へ収容する際のリヤガイド80の位置合わせの手間を低減することができる。すなわち、サイドガイド77を記録用紙50に合った位置に移動させるだけで、記録用紙50に合った位置にてリヤガイド80が突出姿勢となるため、ユーザがリヤガイド80を移動させる必要がない。
また、本実施形態においては、リヤガイド80を回動可能に構成することにより、サイドガイド77のスライドに伴ってリヤガイド80が姿勢変化する機構を容易に実現することができる。
また、本実施形態においては、突出姿勢のリヤガイド80は、回動先端が前側へ移動するようには回動しない。よって、本実施形態においては、リヤガイド80によって記録用紙50の前端の位置を揃える際に、リヤガイド80が動かないため、位置を揃えやすくすることができる。また、後側から記録用紙50を載置面76に載置する際に、リヤガイド80が姿勢変化してしまうことが防止される。
また、本実施形態において、リヤガイド80は、ガイド溝99に沿って案内されることによって、突出姿勢及び退避姿勢に姿勢変化することができる。
また、本実施形態においては、給紙トレイ21に載置された記録用紙50の左右方向9の長さに公差などによる誤差があった場合であっても、突出姿勢の状態のリヤガイド80の回動は第1ガイド溝88に妨げられるため、リヤガイド80を突出姿勢に維持することができる。
また、本実施形態によれば、サイドガイド77が一対で形成されているため、給紙トレイ21は、記録用紙50の左右方向9の中央での位置決めに対応することができる。
また、本実施形態においては、操作部101が排紙トレイ23に覆われていないため、ユーザは操作部101を容易に操作できる。これにより、サイドガイド77を容易にスライドさせることができる。また、本実施形態においては、リヤガイド80はサイドガイド77のスライドに伴って移動されるため、リヤガイド80が排紙トレイ23に覆われていても、リヤガイド80をスライドさせることができる。
また、本実施形態の場合、載置面76に載置される記録用紙50の後端は、外側ガイド部材51によって位置決めされ、当該記録用紙50の前端は、リヤガイド80によって位置決めされる。しかし、本実施形態では、外側ガイド部材51が給紙トレイ21ではなくプリンタ部11に設けられているため、給紙トレイ21がプリンタ部11の開口13から抜かれた場合、記録用紙50の後端を位置決めすることができない。しかし、本実施形態では、リヤガイド80がサイドガイド77のスライドに伴って姿勢変化する。そのため、本実施形態では、サイドガイド77の移動によって記録用紙50の左右方向9の位置決めが行われることによって、当該記録用紙50の前端を位置決めすることができる。これにより、当該記録用紙50の後端も位置決めされる。つまり、本実施形態のように外側ガイド部材51が給紙トレイ21ではなくプリンタ部11に設けられていても、給紙トレイ21に載置された記録用紙50の位置決めを行うことができる。
[変形例1]
リヤガイド80を突出姿勢に付勢するコイルばね(本発明の付勢部材の一例)が設けられていてもよい。図6(B)、(C)に示されるように、本実施形態においては、コイルばねとしてトーションばね91が用いられている。図6(C)に示されるように、トーションばね91のコイル部92は、リヤガイド80の軸突起82に巻き付けられている。トーションばね91の一方のアーム部93は、リヤガイド80の外面86に当接されている。トーションばね91の他方のアーム部94は、右側のサイドガイド77に当接されている。これにより、トーションばね91は、リヤガイド80を矢印73(図5(A)参照)の向き、つまり突出姿勢側に付勢する。
上述の実施形態では、底板75に形成されたガイド溝99の幅は、係合突起87よりも若干大きく、換言すると係合突起87と略同じ幅に構成されていた。これにより、ガイド溝99に挿入された係合突起87、つまりリヤガイド80が大きくぶれることが防止されていた。しかし、変形例1では、リヤガイド80がトーションばね91によって突出姿勢側に付勢されているため、ガイド溝99の幅にかかわらず、係合突起87、つまりリヤガイド80が大きくぶれることはない。よって、変形例1では、載置面76と交差しており、突出姿勢側に付勢された係合突起87と当接するガイド部が底板75に形成されていれば、上述の実施形態のようなガイド溝99が形成されている必要はない。
上記のガイド部の一例としては、底板75の載置面76に立設され且つ上述の実施形態のガイド溝99と同様に延設されたリブが挙げられる。また、上記のガイド部の他の例としては、上述の実施形態のガイド溝99よりも幅広であるガイド溝が挙げられる。
変形例1では、図6(A)に示されるように、底板75に、上述の実施形態のガイド溝99と同様に延びたガイド溝100が形成されている。但し、変形例1におけるガイド溝100は、上述の実施形態のガイド溝99の第1ガイド溝88及び第3ガイド溝90に対応する部分が上述の実施形態のガイド溝99よりも幅広である。ここで、上述の実施形態の第1ガイド溝88に対応する部分の前側の面である第1面95が本発明の第1ガイド部の一例である。また、上述の実施形態の第2ガイド溝89に対応する部分の前側の面である第2面96が本発明の第2ガイド部の一例である。また、上述の実施形態の第3ガイド溝90に対応する部分の前側の面である第3面97が本発明の第3ガイド部の一例である。また、第1面95乃至第3面97が本発明のガイド部の一例である。第1面95は、左右方向9に連続して形成されている。第2面96は、第1面95よりも右側且つ後側において左右方向9に連続して形成されている。第3面97は、第1面95の右端と第2面96の左端とを連結しており、上述の実施形態の第3ガイド溝90と同様に左右方向9に対して斜め方向に沿って形成されている。第1面95乃至第3面97は、係合突起87を案内できる構成であれば、面状である必要はない。
変形例1においても、上述の実施形態と同様に、係合突起87がガイド溝100に沿って摺動することによって、リヤガイド80は回動する。以下に詳述する。右側のサイドガイド77が第1位置に位置している状態において、係合突起87はトーションばね91に付勢されて第2面96に当接されている。このとき、リヤガイド80は、退避姿勢である。
右側のサイドガイド77が左向きにスライドされると、係合突起87は第2面96と当接しつつ第2面96に沿って摺動する。このときも、リヤガイド80は、退避姿勢を維持する。つまり、第2面96は、退避姿勢のリヤガイド80の係合突起87を案内する。
右側のサイドガイド77が更に左向きへスライドされると、係合突起87は、第2面96を通過して第3面97に沿って摺動される。このとき、係合突起87は、トーションばね91に付勢されて第3面97に当接されている。つまり、第3面97は、リヤガイド80の係合突起87を案内する。
右側のサイドガイド77が更に左向きへスライドされて第2位置に到達すると、係合突起87は、第3面97を通過して第1面95に沿って摺動される。このとき、係合突起87は、トーションばね91に付勢されて第1面95に当接されている。また、このとき、リヤガイド80は、突出姿勢である。つまり、第1面95は、突出姿勢のリヤガイド80の係合突起87を案内する。
第2位置の右側のサイドガイド77が右向きにスライドされると、係合突起87はトーションばね91に付勢されて第1面95と当接しつつ第1面95に沿って摺動する。上述したように、このとき、リヤガイド80は、突出姿勢を維持する。
上述したように、変形例1におけるガイド溝100は、上述の実施形態のガイド溝99の第1ガイド溝88及び第3ガイド溝90に対応する部分が上述の実施形態のガイド溝99よりも幅広である。つまり、変形例1において、第1面95の前側には、図6(D)、(E)に示されるように、第1面95と連続しており、リヤガイド80の係合突起87が存在し得る空間98(本発明の離間部の一例)が形成されている。よって、図6(D)に示されるように、リヤガイド80が突出姿勢のときであっても、図6(E)に示されるように、リヤガイド80は、複合機10のユーザによってトーションばね91の付勢力に抗って回動されることにより、第1面95から離間して、突出姿勢から退避姿勢に姿勢変化可能である。
右側のサイドガイド77が更に右向きへスライドされると、係合突起87は、第1面95を通過して、トーションばね91に付勢されて第3面97に当接しつつ第3面97に沿って摺動する。右側のサイドガイド77が更に右向きへスライドされると、係合突起87は、第3面97を通過して、トーションばね91に付勢されて第2面96に当接しつつ第2面96に沿って摺動する。このとき、リヤガイド80は、退避姿勢である。
以上より、第1面95乃至第3面97は、右側のサイドガイド77のスライドに伴って、リヤガイド80の係合突起87と当接してガイドすることにより、リヤガイド80を退避姿勢と突出姿勢との間で姿勢変化させる。
また、係合突起87がトーションばね91によって突出姿勢側に付勢されていても、退避姿勢のリヤガイド80は、付勢による係合突起87の回動が第2面96に妨げられることにより、トーションばね91の付勢力に抗って退避姿勢を維持する。また、突出姿勢のリヤガイド80は、係合突起87が第1面95と当接することにより突出姿勢を維持する。また、リヤガイド80は、係合突起87が第3面97に当接することによりトーションばね91の付勢力に抗って退避姿勢から突出姿勢或いはその逆に姿勢変化する。つまり、第1面95乃至第3面97は、右側のサイドガイド77の移動に伴って、リヤガイド80と当接して、当該リヤガイド80をトーションばね91に抗して突出姿勢から退避姿勢にガイドする。
変形例1においては、リヤガイド80は、トーションばね91に付勢されて第1面95乃至第3面97に押しつけられることによって、突出姿勢及び退避姿勢を維持することができる。
また、変形例1において、リヤガイド80は、トーションばね91に付勢されて第1面95乃至第3面97に押しつけられながら、第1面95と第2面96との間を案内されることによって、突出姿勢及び退避姿勢に姿勢変化することができる。
また、変形例1によれば、突出姿勢のリヤガイド80は、トーションばね91の付勢力に抗って空間98へ移動することができる。これにより、リヤガイド80は、突出姿勢のときと同じ位置において、退避姿勢をとることもできる。その結果、変形例1の給紙トレイ21は、左右方向9の長さが同一で前後方向8の長さが異なる複数種類の記録用紙50を載置することができる。
[変形例2]
上述の実施形態では、図3〜図5に示されるように、退避姿勢のリヤガイド80は、回動先端と回動軸との左右方向9における位置が同じであった。しかし、図7に示されるように、退避姿勢のリヤガイド80は、左右方向9において、回動先端80Aが回動軸80Bよりも左側、つまり記録用紙50が載置される側であってもよい。
上述の実施形態において、リヤガイド80は、退避姿勢から突出姿勢に姿勢変化する際、矢印73(図5(A)参照)の向きに回動する。そして、変形例2によれば、退避姿勢のリヤガイド80は、回動先端80Aが回動軸80Bよりも突出姿勢側へ若干寄った状態である。そのため、リヤガイド80が退避姿勢から突出姿勢へ姿勢変化する際、リヤガイド80の退避姿勢からの動き出しを円滑にすることができる。その結果、サイドガイド77を左右方向9にスライドさせる際に必要な力を小さくすることができる。
[変形例3]
上述の実施形態では、図3〜図5に示されるように、1つのサイドガイド77には、1つのリヤガイド80が設けられていた。しかし、1つのサイドガイド77には、複数のリヤガイド80が設けられていてもよい。例えば、図8(A)に示されるように、右側のサイドガイド77に、2つのリヤガイド80が設けられていてもよい。
変形例3の場合、右側のサイドガイド77が第1位置から第2位置にスライドされる過程において、前側に配置されたリヤガイド80Aが先に退避姿勢から突出姿勢に姿勢変化する(図8(B)参照)。そして、その後、後側に配置されたリヤガイド80Bが退避姿勢から突出姿勢に姿勢変化する(図8(C)参照)。例えば、リヤガイド80Aは、突出姿勢においてはがきサイズの記録用紙50を案内可能な位置に設けられており、リヤガイド80Bは、突出姿勢においてL版サイズの記録用紙50を案内可能な位置に設けられている。この構成によると、サイドガイド77がはがきサイズに対応する位置にあると、リヤガイド80Aが突出し、リヤガイド80Bは、退避姿勢のままとなっている。さらにサイドガイド77が左側に移動されると、リヤガイド80Bも突出姿勢となる。
このような動作を実現するために、変形例3では、図8(A)に示されるように、前側に配置されたリヤガイド80Aの係合突起87が挿入されるガイド溝99の第3ガイド溝90Aは、後側に配置されたリヤガイド80Bの係合突起87が挿入されるガイド溝99の第3ガイド溝90Bよりも、右側(左右方向9における外側)に形成されている。すなわち、サイドガイド77がはがきサイズの記録用紙50に対応した位置にあるときの係合突起87の位置よりも左側に、リヤガイド80B用の第3ガイド溝90Bの右側端が形成されている。
変形例3の給紙トレイ21は、複数種類のサイズの記録用紙50を載置可能である。
[変形例4]
リヤガイド80が、一対のサイドガイド77の双方に設けられている場合、図8(D)に示されるように、サイドガイド77の一方に設けられたリヤガイド80の前後方向8の突出姿勢における位置は、サイドガイド77の他方に設けられたリヤガイド80の前後方向8の突出姿勢における位置と異なることが好ましい。図8(D)では、左側のサイドガイド77に取り付けられたリヤガイド80Cの前後方向8の位置は、右側のサイドガイド77において前側に取り付けられたリヤガイド80Aと後側に取り付けられたリヤガイド80Bとの間の位置である。なお、サイドガイド77の一方に設けられたリヤガイド80の前後方向8の位置と、サイドガイド77の他方に設けられたリヤガイド80の前後方向8の位置とは、異なることが好ましいが、当該前後方向8の位置が同じでもよいことは言うまでもない。
複数種類のサイズの各々において記録用紙50の前後方向8の長さに大きな違いがない場合、複数のリヤガイド80が一方のサイドガイド77に配置されると、各リヤガイド80が接触してしまうおそれがある。しかし、変形例4においては、近接する各リヤガイド80を異なるサイドガイド77に配置することができるため、上記のような各リヤガイド80の接触を防止することができる。
[変形例5]
上述の実施形態では、リヤガイド80は回動することによって姿勢変化したが、リヤガイド80は回動以外によって姿勢変化してもよい。例えば、リヤガイド80は、右側のサイドガイド77の左向きへのスライドに伴って、左斜め後ろにスライドすることによって、退避姿勢から突出姿勢に姿勢変化してもよい。
9:左右方向
10:複合機
11:プリンタ部
21:給紙トレイ
50:記録用紙
75:底板
76:載置面
77:サイドガイド
78:内側面
80:リヤガイド
99:ガイド溝

Claims (16)

  1. 給送されるシートが載置される載置部を有する底板と、
    上記底板に対してシートの給送向きと直交する幅方向にスライドし、載置されたシートの上記幅方向の端と当接する当接部を有するサイドガイドと、
    上記サイドガイドに取り付けられており、上記当接部よりもシートが載置される側に突出する突出姿勢、及び上記当接部と上記幅方向における同位置または上記当接部よりもシートが載置される側の反対側に退避する退避姿勢に姿勢変化し、上記突出姿勢において上記載置部に載置されたシートの上記給送向きの上流端と当接するリヤガイドと、
    上記底板に設けられており、上記サイドガイドのシート載置側へのスライドに伴って、上記リヤガイドを上記退避姿勢から上記突出姿勢に姿勢変化させ、上記サイドガイドのシート載置側と反対側へのスライドに伴って、上記リヤガイドを上記突出姿勢から上記退避姿勢に姿勢変化させる姿勢変化部と、を備えるトレイ。
  2. 上記サイドガイドは、上記リヤガイドを、上記給送向き及び上記幅方向と直交する方向に沿った回動軸を中心として回動自在に支持する支持部を備え、
    上記リヤガイドは、回動することによって上記突出姿勢と上記退避姿勢とに姿勢変化する請求項1に記載のトレイ。
  3. 上記退避姿勢の上記リヤガイドは、上記幅方向において、上記リヤガイドの回動先端が上記回動軸よりもシート載置側に位置する請求項2に記載のトレイ。
  4. 上記リヤガイドは、シート載置側に向けて回動することによって上記退避姿勢から上記突出姿勢に姿勢変化し、上記退避姿勢から上記突出姿勢への姿勢変化の際の回動と逆向きに回動することによって上記突出姿勢から上記退避姿勢に姿勢変化するものであり、
    上記退避姿勢の上記リヤガイドは、上記リヤガイドの回動先端が上記回動軸よりも上記給送向きの下流側に位置する請求項2または3に記載のトレイ。
  5. 上記リヤガイドを上記突出姿勢に付勢する付勢部材を更に備え、
    上記姿勢変化部は、上記載置部と交差し、上記サイドガイドの移動に伴って上記リヤガイドと当接して、当該リヤガイドを上記付勢部材に抗して上記突出姿勢から上記退避姿勢にガイドするガイド部を備える請求項4に記載のトレイ。
  6. 上記リヤガイドは、上記ガイド部に対して摺動する摺動部を備え、
    上記ガイド部は、上記幅方向に連続して形成され、上記突出姿勢の上記リヤガイドの上記摺動部を案内する第1ガイド部と、上記第1ガイド部よりも上記給送向きの下流側に形成され上記退避姿勢の上記リヤガイドの上記摺動部を案内する第2ガイド部と、上記第1ガイド部と上記第2ガイド部とを連結し上記リヤガイドを案内する第3ガイド部と、を備える請求項5に記載のトレイ。
  7. 上記姿勢変化部は、上記第1ガイド部に連続し、上記リヤガイドを上記ガイド部から離間し上記退避姿勢へと姿勢変化可能とする離間部を備える請求項6に記載のトレイ。
  8. 上記姿勢変化部は、上記底板に形成されたガイド溝を備え、
    上記リヤガイドは、上記ガイド溝に沿って摺動する摺動部を備え、
    上記ガイド溝は、上記幅方向に沿って延び上記突出姿勢の上記リヤガイドの上記摺動部を案内する第1ガイド溝と、上記第1ガイド溝よりも上記給送向きの下流側に形成され上記退避姿勢の上記リヤガイドの上記摺動部を案内する第2ガイド溝と、上記第1ガイド溝及び上記第2ガイド溝を連結し上記摺動部を案内する第3ガイド溝とで構成される請求項4に記載のトレイ。
  9. 上記姿勢変化部は、上記サイドガイドの一定量の移動範囲に亘って上記リヤガイドを上記突出姿勢に維持する姿勢維持部を備える請求項1から8のいずれかに記載のトレイ。
  10. 上記リヤガイドは、上記給送向きに複数設けられており、
    上記姿勢変化部は、上記サイドガイドをシート載置側に向けてスライドさせる過程において、上記給送向きの上流側に設けられた上記リヤガイドを上記給送向きの下流側に設けられた上記リヤガイドよりも先に上記退避姿勢から上記突出姿勢に姿勢変化させる請求項1から9のいずれかに記載のトレイ。
  11. 上記サイドガイドは、上記幅方向に隔てられた一対で形成されており、
    上記リヤガイドは、一対の上記サイドガイドのうちの少なくとも一方に設けられている請求項1から10のいずれかに記載のトレイ。
  12. 上記リヤガイドは、一対の上記サイドガイドの双方に設けられており、
    上記サイドガイドの一方に設けられた上記リヤガイドの上記給送向きの位置は、上記サイドガイドの他方に設けられた上記リヤガイドの上記給送向きの位置と異なる請求項11に記載のトレイ。
  13. 上記サイドガイドは、上記サイドガイドをスライドさせるために把持される操作部を備え、
    上記操作部よりも上記給送向きの上流側において上記底板と上記サイドガイドと上記リヤガイドとを覆うカバー部を更に備える請求項1から12のいずれかに記載のトレイ。
  14. 給送されるシートが載置される底板と、
    上記底板に対してシートの給送向きと直交する幅方向における第1位置と、上記幅方向における上記第1位置よりもシートが載置される側である第2位置にスライドし、載置されたシートの上記幅方向の端と当接する当接部を有するサイドガイドと、
    上記サイドガイドに取り付けられており、シートの上記給送向きの上流端と当接するリヤガイドと、
    上記底板に設けられており、上記サイドガイドの上記第1位置へのスライドに伴って上記リヤガイドと当接し、上記リヤガイドが上記当接部と上記幅方向における同位置または上記当接部よりもシートが載置される側の反対側に退避する退避姿勢に上記リヤガイドを姿勢変化させ、上記サイドガイドの上記第2位置へのスライドに伴って上記リヤガイドと当接し、上記リヤガイドが上記当接部よりもシートが載置される側に突出する突出姿勢に上記リヤガイドを姿勢変化させる姿勢変化部と、を備えるトレイ。
  15. 請求項1から14のいずれかに記載のトレイと、
    上記トレイが装着される装着部と、
    上記装着部に装着された上記トレイの上記底板に載置されたシートを上記給送向きに給送する給送部と、
    上記給送部によって給送されたシートに画像を記録する記録部と、を備えた画像記録装置。
  16. 上記給送向きに給送されたシートに当接して当該シートをガイドするガイド部材を更に備え、
    上記トレイは、上記底板における上記給送向きの下流端から立設されており、上記底板に載置されたシートの上記給送向きへの移動を制止するストッパを備え、
    上記ガイド部材は、上記トレイが上記装着部に装着された状態において、上記ストッパと上記幅方向の位置が異なっており且つ上記ストッパよりも上記リヤガイド側に位置する請求項15に記載の画像記録装置。
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