JP5910376B2 - 内燃機関の燃料噴射システム - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射システムに関し、詳しくはガス燃料と液体燃料とを内燃機関の気筒内に噴射可能な内燃機関の燃料噴射システムに関する。
近年、エンジンの燃料としては、ガソリンに代わる代替燃料として圧縮天然ガス(CNG燃料)や水素燃料などのガス燃料が注目されており、ガス燃料を単独で又は液体燃料と共に使用する車両が実用化されている。また、ガス燃料と液体燃料とを使用するエンジンとしては、ガス燃料をエンジンの主燃料として使用するとともに、ディーゼル燃料(軽油燃料)を、燃焼を開始するための着火用の燃料として使用するものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)この特許文献1に記載のエンジンは、燃料噴射手段として、ガス燃料の噴射用のニードルバルブと、ディーゼル燃料の噴射用のニードルバルブと、が同心に配置された複式燃料噴射器を備えている。この複式燃料噴射器における2つのニードルバルブはそれぞれ電磁駆動式であり、ガス燃料用の電磁弁の通電によって作動油の流量を制御することによりガス燃料用のニードルバルブが駆動され、ディーゼル燃料用の電磁弁の通電によって作動油の流量を制御することによりディーゼル燃料用のニードルバルブが駆動される。また、上記の複式燃料噴射器には、ニードルバルブを駆動するための作動油の流通経路として、ガス燃料用の経路とディーゼル燃料用の経路との2つの経路が別々に設けられている。
特表2004−501306号公報
しかしながら、上記特許文献1の複式燃料噴射器の場合、ガス噴射弁用の作動油の経路と液体噴射弁用の作動油の経路とが別々に2系統で構成されているため、燃料噴射手段の構造が複雑になっている。また、ガス噴射弁の駆動と液体噴射弁の駆動とをそれぞれ別個に制御する必要があり、燃料噴射制御が複雑になってしまう。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、ガス燃料と液体燃料とを噴射可能な燃料噴射システムにおいて、システムの簡素化を図ることができる内燃機関の燃料噴射システムを提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明は、内燃機関の気筒内にガス噴孔部からガス燃料を直接噴射するガス噴射弁と、前記気筒内に液体噴孔部から液体燃料を直接噴射する液体噴射弁と、前記ガス噴射弁に前記ガス燃料を供給するガス供給部と、前記液体燃料を高圧ポンプで高圧化し、その高圧燃料を前記液体噴射弁に供給する液体供給部と、前記液体供給部から前記液体噴射弁に供給された液体燃料を該液体噴射弁から排出させる排出通路(51)と、前記排出通路に配置され、該排出通路内の液体燃料の流量を変更することにより前記液体噴射弁に供給される液体燃料の圧力を調整する圧力調整部(50)と、を備える内燃機関の燃料噴射システムに関する。特に、請求項1に記載の発明は、前記ガス噴射弁は、前記ガス噴孔部を開閉する第1弁体と、流体が導入されることにより前記第1弁体を閉側に付勢する付勢力を生じさせる背圧室と、通電に伴い前記背圧室による閉弁方向の付勢力に抗して前記第1弁体を開側にシフトさせる通電駆動部と、を有し、前記液体噴射弁は、前記液体噴孔部を開閉する第2弁体と、前記第2弁体を閉側に付勢する付勢手段と、前記内燃機関の出力軸の回転に伴い動作し、前記気筒内の燃料の着火を行う所定回転位置で前記付勢手段による閉弁方向の付勢力に抗して前記第2弁体を開側にシフトさせる機械駆動部と、を有し、前記液体供給部は、前記高圧ポンプと前記液体噴射弁とを接続する高圧通路を有し、その高圧通路の途中に前記背圧室が配置され、該背圧室で前記高圧燃料により前記第1弁体を閉側に付勢する付勢力を生じさせることを特徴とする。
要するに、上記構成の燃料噴射システムでは、ガス噴射弁を、通電制御によって流体の流量を調整することにより開閉する電気駆動式としており、液体噴射弁を、内燃機関の出力軸の回転に伴い開閉する機械駆動式としている。また、液体噴射弁には、高圧ポンプで高圧化された燃料が供給されるようになっており、その高圧ポンプと液体噴射弁とを接続する高圧通路の途中において、ガス噴射弁の弁体を閉側に付勢する付勢力を生じさせる背圧室が配置されている。つまり、この構成では、背圧室に導入される流体として高圧の液体燃料を利用する。したがって、液体噴射弁用の高圧燃料経路を別に設ける構成とは異なり、ガス噴射弁の背圧室に流体を導入するとともにその流体を背圧室からリークさせるための専用の経路を設けなくて済む。しかも、ガス噴射弁の通電駆動部に通電するといった単一の処理によって、ガス噴射弁による燃料噴射を実施できるとともに、液体噴射弁への燃料供給を行うことができる。したがって、ガス噴射弁の駆動と液体噴射弁の駆動とを別個に制御しなくて済む。以上により、上記構成によれば、ガス燃料と液体燃料とを噴射可能な燃料噴射システムにおいて、システムの簡素化を図ることができる。
エンジンの燃料噴射システムの全体概略構成図。 ガス噴射弁の概略構成を示す図。 軽油噴射弁の概略構成を示す図。 圧力調整弁の概略構成を示す図。(a)は閉弁時、(b)は開弁時を示す。 ガス噴射制御の処置手順を示すフローチャート。 エンジン回転速度と燃料供給圧との関係を示す図。 燃料噴射制御の具体的態様を示すタイムチャート。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、ガス燃料をエンジン出力用の燃料とするとともに、液体燃料を着火用の燃料とする2系統の燃料通路を有する内燃機関としての車載多気筒エンジン(本実施形態では4気筒エンジン)の燃料噴射システムに具体化している。
図1に示すエンジン10において、吸気通路11には、DCモータ等によって開度調節される空気量調整手段としてのスロットルバルブ12が設けられている。また、エンジン10の吸気ポートには吸気バルブ13aが設けられており、排気ポートには排気バルブ13bが設けられている。この吸気バルブ13aの開動作により、空気が燃焼室15に導入され、排気バルブ13bの開動作により、燃焼後の排ガスが排気通路16に排出される。
エンジン10は、各気筒に燃料を直接噴射して供給する燃料噴射手段として、ガス燃料を噴射するガス噴射弁17と、液体燃料を噴射する液体噴射弁18と、を備えている。このうち、ガス噴射弁17にはガスタンク21からガス燃料が供給され、液体噴射弁18には液体タンク32から液体燃料が供給されるようになっており、これにより二系統の燃料通路が構築されている。これら燃料噴射弁のうち、ガス噴射弁17は、燃焼室15においてピストン14に対向する対向壁面の中央部よりも側方に設けられており、液体噴射弁18は、当該対向壁面の中央部に設けられている。以下に、本システムの燃料供給系について、図1〜図4を用いて詳しく説明する。
図1において、ガスタンク21内には、高圧状態(例えば30MPa)のガス燃料が充填されており、本実施形態ではガス燃料としてCNG燃料が充填されている。ガスタンク21は、ガス配管19を介してガス噴射弁17に接続されており、これにより、ガス配管19内に形成されたガス燃料通路を通って、ガス噴射弁17にガス燃料が供給されるようになっている。また、ガス配管19には、ガス燃料の圧力を減圧調整するレギュレータ(減圧弁)22が配置されている。本実施形態では、レギュレータ22は機械駆動式であり、ガスタンク21内の高圧状態のガス燃料を減圧することにより、ガス噴射弁17に供給されるガス燃料の圧力を所定供給圧(例えば10MPa)に調整する。なお、レギュレータ22を、ガス噴射弁17に供給されるガス燃料の圧力を通電制御により可変に調整可能な電磁駆動式とし、ガス噴射弁17に供給されるガス燃料の圧力を所定の圧力範囲(例えば8〜20MPaの範囲)で可変にしてもよい。本システムでは、ガスタンク21、ガス配管19及びレギュレータ22により、ガス噴射弁17にガス燃料を供給するガス供給部が構成されている。
次に、ガス噴射弁17の概略構成を、図2を用いて説明する。本システムのガス噴射弁17は電磁駆動式のニードルバルブであり、ソレノイドの通電/非通電に伴い、針状の弁体(ニードル)が軸方向に往復動することにより、ガス燃料の噴射及び噴射停止が行われる。具体的には、図2のガス噴射弁17において、本体部にはシリンダ23が設けられており、そのシリンダ23内に、第1弁体としてのニードル24が軸方向に往復動自在に収容されている。また、ガス噴射弁17の先端部には、ガス燃料を噴射する噴孔部25が設けられており、その噴孔部25にニードル24の一端が配置されている。これにより、ニードル24の往復動に伴い噴孔部25が開閉されるようになっている。
ガス噴射弁17の本体部には、ガス配管19と噴孔部25とを接続するガス通路29が形成されており、このガス通路29を通じて、ガスタンク21内のガス燃料が噴孔部25に供給される。また、本体部には、ニードル24の両端部のうち噴孔部25側とは異なる端部に隣接して、作動油によってニードル24を閉側に付勢する付勢力を生じさせる背圧室26が設けられている。背圧室26内の圧力の調整は、作動油の流量を調節することにより行われ、作動油の流量調整は、ソレノイドの通電により開弁する電磁弁27(通電駆動部に相当)の開閉によって行われる。具体的には、電磁弁27のソレノイドの非通電時では、背圧室26内に導入されている作動油の圧力によって、ニードル24に対して作用する閉弁方向の力が開弁方向の力よりも大きくなっており、これによりニードル24が閉弁位置で保持される。この状態において、電磁弁27のソレノイドに通電されると、電磁弁27が開弁して、背圧室26内の作動油がリーク通路28を介して背圧室26からリークされる。これにより、背圧室26内の圧力が小さくなり、スプリング31の付勢力によりニードル24が開弁位置にシフトして、ガス通路29内のガス燃料が噴孔部25から噴射される。また、電磁弁27のソレノイドが非通電になると、電磁弁27が閉弁して、背圧室26内に作動油が導入されることにより、背圧室26内の圧力が大きくなる。これにより、スプリング31の付勢力に抗してニードル24が閉弁位置にシフトして、噴孔部25からの燃料噴射が停止される。
図1に戻り、続いて液体燃料の噴射系について説明する。液体タンク32内には、自着火可能な液体燃料が充填されており、本実施形態では液体燃料として軽油燃料が充填されている。液体タンク32内の軽油燃料は、低圧配管33を介して高圧ポンプ34に供給され、高圧ポンプ34で高圧化される。また、高圧化された燃料は、高圧通路36aを介してコモンレール35に圧送され、コモンレール35内に高圧状態で蓄えられた後、高圧通路36bを介して液体噴射弁18に供給される。コモンレール35内の燃料圧力であるレール圧Prは、高圧ポンプ34からコモンレール35への燃料吐出量を調整することにより所定範囲内(例えば20〜120MPa)で可変に調整される。
また、コモンレール35には、液体タンク32に連通される配管35bが接続されており、その配管35bの途中に、レール圧Prを調整する電磁駆動式のリリーフ弁35aが設けられている。本システムでは、このリリーフ弁35aの開閉によりレール圧Prを調整可能になっている。なお、コモンレール35には、各気筒の液体噴射弁18が接続されているが、図1では、第1気筒(♯1)のみについて示し、他の気筒(♯2〜♯4)の燃料噴射系については、第1気筒と同じであるため省略する。
ここで、高圧燃料の経路について、特に本システムでは、高圧ポンプ34と液体噴射弁18とを接続する高圧通路の途中に、ガス噴射弁17の背圧室26が配置されており、背圧室26に高圧の軽油燃料が導入されるようになっている。つまり、図1及び図2に示すように、高圧ポンプ34で高圧化された軽油燃料は、高圧通路36aを通じてコモンレール35に供給された後、高圧通路36bを通じて背圧室26に導入される。また、背圧室26内に導入された高圧の軽油燃料は、ガス噴射弁17の電磁弁27が開弁されることにより、リーク通路28を通じて液体噴射弁18に供給される。本システムでは、このようにして、高圧化された軽油燃料を作動油として利用し、この高圧燃料によって、背圧室26で、高圧燃料によりニードル24を閉側に付勢する付勢力を生じさせることにより、ガス噴射弁17による燃料噴射が実施されるようになっている。また、電磁弁27の開弁に伴い、液体噴射弁18への燃料供給も併せて実施される。つまり、本システムでは、ガス噴射弁17への作動油の流量調整と、液体噴射弁18への燃料供給とを、液体タンク32→低圧配管33→高圧ポンプ34→高圧通路36a→コモンレール35→高圧通路36b→リーク通路28の一系統で実施し、これにより、システムの簡素化を図っている。
なお、高圧通路36a、高圧通路36b及びリーク通路28が、高圧ポンプ34と液体噴射弁18とを接続する高圧通路に相当する。また、液体タンク32、低圧配管33、高圧ポンプ34、コモンレール35、高圧配管36及びリーク通路28により、液体噴射弁18に液体燃料を供給する液体供給部が構成されている。
次に、液体噴射弁18の概略構成を、図3を用いて説明する。本システムの液体噴射弁18は機械駆動式のニードルバルブであり、エンジン10の出力軸41の回転に応じてニードルが軸方向に往復動することにより、軽油燃料の噴射及び噴射停止が行われる。具体的には、図3において、液体噴射弁18の本体部にはシリンダ43が設けられており、このシリンダ43内に、第2弁体としてのニードル44が軸方向に往復動自在に配置されている。また、液体噴射弁18の先端部には、軽油燃料を吐出可能な複数の噴孔(例えば8孔)を有する噴孔部45が設けられており、その噴孔部45にニードル44の一端が配置されている。これにより、ニードル44の往復動に伴い、噴孔部45における各噴孔が開閉されるようになっている。なお、本実施形態の液体噴射弁18は外開き弁であり、ニードル44の端部において液体噴射弁18の先端部から突出する突出量が増えることにより、噴孔部45における各噴孔が開状態となる。
液体噴射弁18の本体部には、リーク通路28と噴孔部45とを接続する燃料通路46が設けられており、この燃料通路46を通じて、高圧ポンプ34で高圧化された軽油燃料が噴孔部45に供給される。また、ニードル44の両端部のうち噴孔部45側とは異なる端部に隣接して、1つのカム山47aを有するカム47が配置されており、液体噴射弁18では、スプリング49の付勢力によって、ニードル44の上端部にカム47が当接されている。このカム47は、エンジン出力軸41の回転に伴い回転可能なカム軸48に取り付けられており、本実施形態では、エンジン出力軸41が2回転する毎に(720℃A毎に)カム軸48が1回転するようになっている。また、カム山47aは、各気筒内に噴射された燃料の着火を行うタイミングで、より具体的には、各気筒の圧縮上死点又はその付近の所定範囲で(例えば、BTDC10℃A〜ATDC10℃A内の所定範囲で)、カム山47aがニードル44の上端部に当接するように配置されている。
エンジン出力軸41の回転に伴いカム47が回転すると、カム山47aがニードル44の端部に当接して、スプリング49の付勢力に抗してニードル44が開弁位置にシフトする。これにより、燃料通路46内の軽油燃料が噴孔部45から噴射される。また、カム47が回転してカム山47aとニードル44との当接が解除されると、スプリング49の付勢力によりニードル44が閉側にシフトする。これにより、噴孔部45からの軽油燃料の噴射が停止される。なお、スプリング49が、ニードル44を閉側に付勢する付勢手段に相当し、カム47及びカム軸48が、付勢手段による閉弁方向の付勢力に抗して第2弁体を開側にシフトさせる機械駆動部に相当する。
また、本システムでは、液体噴射弁18に供給された軽油燃料の一部を、液体噴射弁18から高圧のまま排出するとともに、その排出量を調整することにより、液体噴射弁18に供給される軽油燃料の圧力(燃料供給圧)を調整している。具体的には、図3に示すように、リーク通路28は、液体噴射弁18の本体部に形成された燃料通路46を通じて噴孔部45に接続されており、更に燃料通路46は、軽油燃料を液体噴射弁18から排出する排出通路51に接続されている。これにより、リーク通路28を通じて液体噴射弁18に供給された高圧状態の軽油燃料の一部が、その高圧状態を保持したまま、燃料通路46から排出通路51に流通されるようになっている。この構成によって、ガス噴射弁17の下流側の燃料圧力を、ガス噴射弁17の上流側の燃料圧力、換言すればコモンレール35内の燃料圧力よりも低圧にすることにより、軽油燃料が液体噴射弁18側からガス噴射弁17側に逆流しないようにしている。
本システムには、排出通路51の途中に、圧力調整部としての圧力調整弁50が配置されており、この圧力調整弁50によって、液体噴射弁18からの液体燃料の排出量の調整が実施される。ここで、圧力調整弁50の概略構成を、図4を用いて説明する。図4において、圧力調整弁50の本体部には排出通路51が貫通しており、その排出通路51の途中に、排出通路51の一部である弁体室53が配置されている。弁体室53には、軸方向に変位可能な弁体52が収容されており、弁体52の変位に伴って、弁座部53aにおける排出通路51の開口面積が変更される。また、弁体52には、弁体52を開弁側に付勢する調整バネ54が取り付けられており、この調整バネ54の付勢力により、弁体52に力が作用しない状態において弁体52が開弁位置にシフトするようになっている。なお、本実施形態において、調整バネ54は、液体噴射弁18に供給される高圧燃料の圧力(燃料供給圧Pl)が、コモンレール35内の高圧燃料の圧力(レール圧Pr)よりも所定圧力Pα(例えば10〜20MPa)だけ低くなるように、バネ力がPαとなっている。これにより、液体噴射弁18に供給される液体燃料の圧力を、コモンレール35内の燃料圧力よりも所定値低い圧力に調整して、軽油燃料の逆流を防止するようにしている。
圧力調整弁50の本体部には、弁体52のシフト位置を調整する位置調整部としての圧力室55が設けられている。圧力室55には、圧力室55とコモンレール35とを連通する配管56が接続されており、この配管56を通じて、コモンレール35内の高圧燃料が圧力室55内に供給されるようになっている。これにより、弁体52には、閉弁方向の力として圧力室55内の燃料圧力が作用し、開弁方向の力として弁体室53内の燃料圧力と調整バネ54とが作用する。また、本実施形態では、弁体52において、圧力室55側の受圧面積がA0となっており、弁体室53側の受圧面積が、A0よりも小さいA1となっている。
弁体52において、(閉弁方向の力)>(開弁方向の力)となっている場合には、図4(a)に示すように、弁体52が着座して閉弁位置で保持される。この場合、排出通路51における高圧燃料の流通が遮断され、液体噴射弁18からの高圧燃料の排出は生じない。一方、(閉弁方向の力)<(開弁方向の力)となっている場合には、図4(b)に示すように、弁体52が弁座部53aから離間して開弁位置に変位する。この場合、排出通路51への高圧燃料の流通が許容され、液体噴射弁18から高圧燃料が排出される。また、その排出量は、弁体52のシフト位置に応じたものとなる。こうして、液体噴射弁18の燃料供給圧が、レール圧Prよりも常時所定圧力Pαだけ低くなるように圧力調整される。
次に、本システムの燃料噴射制御について説明する。本システムでは、ガス噴射弁17によりエンジン出力用の燃料噴射が実施され、液体噴射弁18により気筒内の燃料に対する着火用の(火種用の)燃料噴射が実施される。当該システムにおいては、電子制御ユニット(以下、ECU60という)を中枢として、エンジン10やエンジン10の燃料供給系などを制御する。
ECU60は、周知の通りCPU、ROM、RAM等よりなるマイクロコンピュータ(以下、マイコンという。)を主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、都度のエンジン運転状態に応じてエンジン10の各種制御を実行する。具体的には、マイコンは、エンジン10の所定クランク角毎に矩形状のクランク角信号を出力するクランク角センサ63、吸入空気量を検出するエアフロメータ(図示略)、コモンレール35内の圧力であるレール圧Prを検出する燃圧センサ64等の各種センサなどから各々検出信号を入力するとともに、それら各種検出信号に基づいて、ガス噴射弁17の駆動を制御したり、高圧ポンプ34の吐出量を制御したりする。
ガス噴射弁17の燃料噴射制御(ガス噴射制御)について、図5のフローチャートを用いて説明する。この処理は、ECU60のマイコンにより所定周期毎に実行される。
図5において、ステップS11では、ガス燃料の噴射量及び噴射時期を算出する算出タイミングか否かを判定する。本実施形態では、例えばエンジン10の吸気行程内の所定回転位置を噴射量及び噴射時期の算出タイミングとして定めてあり、その算出タイミングとなった場合に肯定判定される。噴射量等の算出タイミングである場合には、ステップS12へ進み、エンジン運転状態に関するパラメータ(例えば、エンジン回転速度及びエンジン負荷)を取得する。また、ステップS13では、その取得したパラメータに基づいて、ガス噴射弁17から噴射するガス噴射量Qg及び噴射時期を算出する。
ガス噴射量Qgの算出に際し、本実施形態では、火種用に噴射される軽油燃料の噴射量(軽油噴射量Ql)を、エンジン運転状態に基づき算出したガス燃料量から差し引くことにより、エンジン運転状態に相応した量の燃料を燃焼室15に供給するようにしている。軽油噴射量Qlについては、燃圧センサ64により検出されるレール圧Prと、クランク角センサ63により検出されるエンジン回転速度とに基づいて、液体噴射弁18の燃料供給圧Plを算出し、その算出した燃料供給圧Plに基づいて軽油噴射量Qlを算出する。このとき、レール圧Prが高いほど、又はエンジン回転速度が低いほど、軽油噴射量Qlとしては大きい値が算出される。一方、噴射時期について本実施形態では、エンジン10の圧縮上死点よりも前をガス燃料の噴射時期としている。ここでは、圧縮上死点よりも前の所定回転位置に定めた噴射終了時期と、算出したガス噴射量Qgとに基づいて、電磁弁27の通電を開始する通電タイミングとしての噴射開始時期を算出する。
続くステップS14では、電磁弁27の通電開始タイミングか否か、すなわちガス燃料の噴射タイミングか否かを判定する。そしてガス燃料の噴射タイミングである場合、ステップS15へ進み、電磁弁27の通電を行う。これにより、ガス噴射弁17から燃焼室15内へガス燃料が噴射される。
次に、液体噴射弁18の噴射量制御について説明する。液体噴射弁18は、エンジン出力軸41の回転に伴い駆動するカム駆動式であるため、液体噴射弁18から噴射される軽油燃料の噴射量Qlは、エンジン回転速度に応じて都度変化する。具体的には、エンジン回転速度が高いほど、液体噴射弁18の噴孔部45の開弁時間が短くなり、その結果、軽油噴射量Qlが少なくなる傾向にある。かかる場合、エンジン10の高回転領域において、火種用の燃料量が不足し、混合気の着火が行われないおそれがある。そこで、本システムでは、エンジン回転速度に応じて、コモンレール35内の燃料圧力であるレール圧Prを変更することにより、ガス噴射弁17の下流側の燃料圧力、すなわち液体噴射弁18の燃料供給圧Plを可変にし、これにより液体噴射弁18から燃焼室15内への軽油噴射量が一定になるようにしている。具体的には、図6に示すように、エンジン回転速度が高いほど、燃料供給圧Plが高くなるように、すなわちレール圧Prが高くなるように、高圧ポンプ34の燃料吐出量を調整するとともに、リリーフ弁35aの開閉によりコモンレール35から液体タンク32への燃料戻り量を調整している。
次に、本システムの燃料噴射制御の具体的態様について、図7のタイムチャートを用いて説明する。図7において、ガス噴射弁17の噴射開始タイミングt11になると、電磁弁27のソレノイドに通電される。このソレノイド通電により、ガス噴射弁17のニードル24が開弁位置にシフトして、ガス噴射弁17の噴射率が上昇する(ガス燃料が噴射される)。また、ガス噴射弁17の背圧室26を経由して、液体タンク32から液体噴射弁18への燃料供給が行われることにより、ガス噴射弁17の下流側の燃料圧力、すなわち液体噴射弁18の燃料供給圧Plが上昇する。
ガス噴射弁17の噴射終了タイミングt12になると、電磁弁27のソレノイドの通電が停止される。このソレノイドの通電停止により、ガス噴射弁17のニードル24が閉弁位置にシフトして、ガス噴射弁17の噴射率が低下する(ガス燃料の噴射が停止される)とともに、ガス噴射弁17の背圧室26と液体噴射弁18との連通が遮断されることにより、液体噴射弁18の燃料供給圧Plが一定に保持される。その後、圧縮上死点になったタイミングt13で、カム47の回転に伴い液体噴射弁18のニードル44が開弁位置にシフトすることにより、液体噴射弁18から所定噴射率(例えば3mm/st)で軽油燃料が噴射される。
以上詳述した本実施形態によれば、次の優れた効果が得られる。
ガス噴射弁17を、通電制御によって流体の流量を調整することにより開閉する電磁駆動式とし、液体噴射弁18を、エンジン出力軸41の回転に伴い開閉する機械駆動式とするとともに、液体噴射弁18に対し、高圧ポンプ34で高圧化された燃料が供給されるようになっており、その高圧ポンプ34と液体噴射弁18とを接続する高圧通路の途中において、ガス噴射弁17の弁体を閉側に付勢する付勢力を生じさせる背圧室26を配置する構成とした。したがって、本構成によれば、液体噴射弁18用の高圧燃料経路を、ガス噴射弁17の背圧室26に流体を導入するとともにその流体を背圧室26からリークさせる通路とすることができ、背圧室26内の圧力を可変にするための専用の流体経路を設けなくて済み、システムの簡素化を図ることができる。
また、本実施形態の燃料噴射システムによれば、ガス噴射弁17の電磁弁27に通電するといった単一の処理によって、ガス噴射弁17による燃料噴射を実施できるとともに、液体噴射弁18への燃料供給を行うことができる。したがって、ガス噴射弁17の駆動と液体噴射弁18の駆動とを別個に制御しなくて済み、よってシステムの簡素化を図る上で好適である。
ガス燃料と吸気との混合気に着火する着火源として、液体噴射弁18から噴射される自着火可能な液体燃料を使用するため、液体噴射弁18に設けた複数の噴孔から噴射される液体燃料によって、混合気に対する着火を多点着火とすることができる。これにより、着火源として例えば点火プラグなどの点火装置を用いる場合に比べて、燃焼効率を向上させることができる。
ガス燃料の噴射後に液体燃料を噴射する構成としたため、液体燃料の噴射タイミングに合わせて、つまり圧縮上死点付近で、燃焼を行うことができ、燃焼安定性を図ることができる。
液体燃料として軽油燃料を用いる構成としたため、軽油燃料の良好な着火性によって燃焼を確実に行わせることができるとともに、軽油燃料の適度な粘性によってアクチュエータ(ガス噴射弁17)の駆動を好適に実施することができる。
液体噴射弁18に供給された高圧の軽油燃料を排出する燃料通路として排出通路51を設けるとともに、その排出通路51に圧力調整弁50を配置し、圧力調整弁50によって、液体噴射弁18の燃料供給圧Plをコモンレール35内の圧力よりも低くする構成とした。この構成によれば、液体噴射弁18の燃料供給圧Pl、つまり、ガス噴射弁17の下流側の燃料圧力をガス噴射弁17の上流側の燃料圧力よりも低圧にすることができ、液体燃料が逆流するのを抑制することができる。
エンジン回転速度が高いと液体噴射弁18から噴射される燃料量が少なくなることに着目し、エンジン回転速度が高いほど、ガス噴射弁17の下流側の燃料圧力が高くなるようにレール圧Prを可変にする構成とした。これにより、着火用の燃料の過不足が生じるのを抑制することができ、エンジン10の燃焼を好適に行わせることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・図5のステップS13では、軽油燃料の噴射量(軽油噴射量Ql)を、エンジン運転状態に基づき算出したガス燃料量から差し引くことにより、ガス噴射弁17から噴射するガス噴射量Qgを算出した。これに対し、本実施形態では、エンジン運転状態に応じて、軽油噴射量Qlを考慮してガス噴射量Qgを算出するか否かを切り換える構成とする。エンジン10の低負荷時では(例えばアイドル運転状態では)、1燃焼サイクル内での噴射量全体に対する軽油噴射量Qlの占める割合が大きく、軽油噴射量Qlの影響が大きいのに対し、エンジン高負荷時では、軽油噴射量Qlの占める割合が小さく、軽油噴射量Qlの影響を無視できる。この点を鑑み、本実施形態では、エンジン負荷が所定負荷より低い場合には、エンジン運転状態に基づき算出したガス燃料量から軽油噴射量Qlを差し引くことによりガス噴射量Qgを算出し、その算出したガス噴射量Qgをガス噴射弁17から噴射する。一方、エンジン負荷が所定負荷よりも高い場合には、エンジン運転状態に基づき算出したガス燃料量をガス噴射量Qgとし、そのガス噴射量Qgをガス噴射弁17から噴射する。
・上記実施形態では、液体噴射弁18を外開き弁としたが、ニードル44が本体内部にシフトすることにより開弁する内開き弁としてもよい。内開き弁とする場合にも、上記実施形態と同様に、噴孔部において複数の噴孔を設け、燃料を放射状に噴射可能としておくとよい。これにより、液体燃料を火種とする多点着火が可能となる。また、ガス噴射弁17についても、内開き弁に代えて外開き弁を採用してもよい。
・上記実施形態における圧力調整部としての圧力調整弁50を、通電により開閉する電磁駆動式としてもよい。
・上記実施形態において、液体噴射弁18の下流側に圧力調整部としての圧力調整弁50を設けない構成としてもよい。この場合、液体噴射弁18には、液体燃料を高圧状態で保持するとともに、液体燃料を徐々にリークさせる絞り部(オリフィス)が設けられているとよい。また、ガス噴射弁17と液体噴射弁18との間のリーク通路28に逆止弁を設けて、液体噴射弁18からガス噴射弁17への逆流を防止するようにしておくとよい。
・上記実施形態では、燃焼室15においてピストン14に対向する対向壁面の中央部よりも側方にガス噴射弁17を配置し、対向壁面の中央部に液体噴射弁18を配置したが、ガス噴射弁17及び液体噴射弁18の配置はこれに限定しない。例えば、ガス噴射弁17及び液体噴射弁18を共に対向壁面の中央部に配置してもよい。
・上記実施形態では、液体燃料として軽油燃料を使用する場合について説明したが、ガス燃料の着火用の燃料として使用可能な燃料であればよい。例えば、高圧縮比のエンジン10であればガソリン等の液体燃料を使用することも可能である。また、ガス燃料についても特に限定せず、CNG燃料に代えて、例えば水素燃料、液化石油ガス(LPG)などを使用してもよい。
10…エンジン、15…燃焼室、17…ガス噴射弁、18…液体噴射弁、19…ガス配管、21…ガスタンク、22…レギュレータ、24…ニードル(第1弁体)、25…噴孔部(ガス噴孔部)、26…背圧室、27…電磁弁(通電駆動部)、28…リーク通路(高圧通路)、31…スプリング、32…液体タンク、34…高圧ポンプ、35…コモンレール(蓄圧室)、35b…配管、36…高圧配管、36a…高圧通路、36b…高圧通路、41…エンジン出力軸、44…ニードル(第2弁体)、45…噴孔部(液体噴孔部)、46…燃料通路、47…カム(機械駆動部)、48…カム軸(機械駆動部)、49…スプリング(付勢手段)、50…圧力調整弁(圧力調整部)、51…排出通路、60…ECU(噴射制御手段、圧力制御手段)。

Claims (6)

  1. 内燃機関(10)の気筒内にガス噴孔部(25)からガス燃料を直接噴射するガス噴射弁(17)と、
    前記気筒内に液体噴孔部(45)から液体燃料を直接噴射する液体噴射弁(18)と、
    前記ガス噴射弁に前記ガス燃料を供給するガス供給部(19,21,22)と、
    前記液体燃料を高圧ポンプ(34)で高圧化し、その高圧燃料を前記液体噴射弁に供給する液体供給部(28,32,33,35,36a,36b)と、
    前記液体供給部から前記液体噴射弁に供給された液体燃料を該液体噴射弁から排出させる排出通路(51)と、
    前記排出通路に配置され、該排出通路内の液体燃料の流量を変更することにより前記液体噴射弁に供給される液体燃料の圧力を調整する圧力調整部(50)と、を備え、
    前記ガス噴射弁は、前記ガス噴孔部を開閉する第1弁体(24)と、流体が導入されることにより前記第1弁体を閉側に付勢する付勢力を生じさせる背圧室(26)と、通電に伴い前記背圧室による閉弁方向の付勢力に抗して前記第1弁体を開側にシフトさせる通電駆動部(27)と、を有し、
    前記液体噴射弁は、前記液体噴孔部を開閉する第2弁体(44)と、前記第2弁体を閉側に付勢する付勢手段(49)と、前記内燃機関の出力軸(41)の回転に伴い動作し、前記気筒内の燃料の着火を行う所定回転位置で前記付勢手段による閉弁方向の付勢力に抗して前記第2弁体を開側にシフトさせる機械駆動部(47,48)と、を有し、
    前記液体供給部は、前記高圧ポンプと前記液体噴射弁とを接続する高圧通路(36a,36b,28)を有し、その高圧通路の途中に前記背圧室が配置され、該背圧室で前記高圧燃料により前記第1弁体を閉側に付勢する付勢力を生じさせることを特徴とする内燃機関の燃料噴射システム。
  2. 前記液体燃料は、自着火可能な液体燃料であり、
    前記ガス噴射弁は、前記内燃機関の圧縮上死点よりも前にガス燃料の噴射を実施し、
    前記液体噴射弁は、前記ガス噴射弁によるガス燃料の噴射後であって、かつ前記圧縮上死点又はその付近を前記所定回転位置として液体燃料を噴射する請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射システム。
  3. 前記液体供給部は、前記高圧ポンプと前記液体噴射弁との間において高圧燃料を蓄える蓄圧室を備え、
    前記圧力調整部は、前記液体噴射弁に供給される液体燃料の圧力を、前記蓄圧室内の圧力よりも所定値低い圧力に調整するものである請求項1又は2に記載の内燃機関の燃料噴射システム。
  4. 前記内燃機関に対する燃料噴射タイミングで、前記通電駆動部に対して通電する噴射制御手段を備える請求項1乃至のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射システム。
  5. 前記液体噴射弁は、前記内燃機関の圧縮上死点又はその付近を前記所定回転位置として液体燃料を噴射し、
    前記噴射制御手段は、前記液体噴射弁による液体燃料の噴射前に前記ガス噴射弁からガス燃料が噴射されるように前記通電駆動部に対して通電する請求項に記載の内燃機関の燃料噴射システム。
  6. 前記液体供給部は、前記高圧ポンプと前記液体噴射弁との間において高圧燃料を蓄える蓄圧室を備え、
    前記内燃機関の機関回転速度に応じて前記蓄圧室内の燃料圧力を変更することにより、前記ガス噴射弁の下流側の液体燃料の圧力を変更する圧力制御手段を備える請求項1乃至5のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射システム。
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