JP5910241B2 - 映像抽出装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

開示の技術は映像抽出装置、映像抽出方法及び映像抽出プログラムに関する。
業務車両の交通安全指導や道路環境の改善などを目的とした通行道路の周辺状況確認のために、車両に搭載した撮影装置で撮影された映像を用いて車両の周辺状況を解析することが行われている。ここで、複数の移動物体(例えば撮影装置を搭載した自車両や他車両を含む車両、自転車、歩行者など)の動線が交差する交差点は危険なシーンが発生し易く、特に周辺状況の解析には重要なポイントである。このため、上記の撮影装置で撮影された映像から交差点に関する映像を自動的に抽出したいというニーズがある。
上記に関連して、車両の現在位置を表示する車両用ナビゲーション装置において、車両が交差点等にて進行方向を変更した際に、車両の位置の推定を行う技術が提案されている。この技術では、まず車速センサに起因する距離誤差及び方位センサに起因する方位誤差により生ずる誤差精度に基づいて、進行方向に長い楕円状の走行誤差範囲を設定する。また、DGPS受信装置からDGPSシステムにより計測されたDGPS誤差範囲を読み込み、走行誤差範囲とDGPS誤差範囲との重なる範囲を算出してこれを車両存在範囲とし、車両存在範囲内に存在する交差点を抽出してこれを通過交差点候補とする。そして、車両存在範囲内に存在する通過交差点候補から唯一の通過交差点を決定する。
また、車両用ナビゲーション装置において、自車両の進行先の交差点の通過を判定する技術も提案されている。この技術では、タイヤの摩擦係数や車重などを考慮して算出される減速度、ユーザの交差点屈曲時手前での減速度学習結果による減速度などと車速V及び交差点までの距離Lから、交差点到達時減速可能速度Vdを算出する。また、交差点到達時減速可能速度Vd及びその車の最小回転半径や車重などから予想安全屈曲角度を算出し、予想安全屈曲角度内に1本の道路のみ存在する場合に、対象交差点における通過判定のタイミングを早くしている。
また、情報センタからの指示により交差点の実写画像を撮像して情報センタに蓄積し、蓄積した交差点の実写画像を、車両用ナビゲーション装置による交差点の案内に用いる技術も提案されている。この技術では、移動体の前方、後方に設置された撮像部を制御し、撮像部で撮像された交差点の実写画像の中から情報センターに送信する指定位置の実写画像を、ハンドル部の操作の検出結果と移動距離の計測結果に基づいて選択している。
特開平11−37776号公報 特開2003−269974号公報 特開2003−202227号公報
前述のニーズを満たすため、映像に加え、移動体に搭載したGPS装置によってGPS位置情報も記録しておき、GPS位置情報が表す各時刻の移動体の位置を道路情報に含まれる交差点情報と突き合わせ、交差点に関する映像を抽出することが考えられる。
しかし、この場合、GPS位置情報だけでは、GPS測位誤差やGPS測位失敗により映像の各フレームを単位とする撮影位置を正確に把握することは困難である。すなわち、GPS装置の測位間隔(例えば約1Hzなど)は、画像の撮影間隔(例えば約30Hzなど)に比べて元々時間間隔が広い。その上、衛星と移動体(GPS装置)との位置関係や、周辺に電波遮蔽物が存在していた等の要因で、測位が失敗して時間間隔が更に空くことが度々生じる。
例えば図15に"■"で表記した位置は、移動体に搭載されたGPS装置によって測位が行われた位置であり、この測位位置を直線で繋いだ折れ線は、約20秒間の移動体の移動経路を表している。ここで、測位位置Piと測位位置Pi+1の区間は、この区間を移動中にGPS装置の測位失敗が発生したため、他の区間よりも直線の長さが長くなっている。一般的な車両用ナビゲーション装置は、最後に測位に成功した位置を現在位置と認識する。このため、車両用ナビゲーション装置が認識している現在位置を映像の各フレームの撮影位置(各フレームが撮影されたときの移動体の位置)と判断すると、測位失敗中には撮影位置が同一のフレーム、すなわち撮影位置に誤差が含まれているフレームが多数出現する。
また、撮影位置が測位位置Piと判断された多数のフレームに対し、移動体が測位位置Pi〜Pi+1の区間を一定速度で移動したものと見做して線形補間により撮影位置を補正することも考えられる。しかし、補正対象のフレームの数が多くなる、すなわち測位失敗中の期間が長くなるに従って、期間中に移動体の速度変化が起きる可能性は高くなる。このため、例えば移動体が測位位置Pi〜Pi+1の区間でしばらく停止してから動き出していた等の場合、個々のフレームの補正後の撮影位置は、実際の撮影位置と大きく相違することになる。
また、交差点に関する映像として、交差点情報で交差点と規定されている場所を撮影した映像を抽出しようとした場合、殆どの映像が交差点に関する映像として抽出されてしまうという問題もある。これは、交差点情報で規定されている交差点には、図16に示すように、私道の入り口や、一見してどこが交差点なのか分からないような、細かい路地交差点が多数含まれているためである。
このため、映像の抽出対象とする交差点を、交差点の規模に基づいて絞り込むことが考えられる。具体的には、交差点に接続する道路の規模を交差点の規模として代用する。例えば道路幅(〜4m、4〜5.5m、5.5〜13m、13m以上等)や道路の種別(高速自動車国道、都市高速道路、国道、主要地方道、一般都道府県道、一般政令市道、一般道等)に基づき、接続する道路の幅(車両通行に適した5.5m以上等)から交差点の規模を判定する。しかし、この場合、移動体が道路規模(交差点規模)が小さい交差点を右左折した映像が抽出対象から外れることになる。このような規模の小さい交差点の右左折は、特に運転に注意が必要なため、抽出対象から除外することは望ましくない。従って、単純に交差点(交差点に接続する道路)の規模によって、映像の抽出対象とする交差点を絞り込むと、交通安全指導に有用な交差点の映像を抽出できないという問題がある。
このように、GPS位置情報が表す各時刻の移動体の位置を道路情報に含まれる交差点情報と突き合わせ、交差点に関する映像を抽出する場合、映像の各フレームが撮影された時点での移動体の位置を正確に判定できず、交差点を適正に絞り込むことも困難である。従って、結果として、交差点に関する映像として、交通安全指導に有用な交差点の映像を適正に抽出できないという課題があった。
開示の技術は、移動体に搭載された撮影装置によって撮影された映像の各フレームが撮影された時点での移動体の位置を、GPSの測位失敗に拘わらず正確に判断し、交通安全指導や道路環境の改善などを目的とした通行道路の周辺状況確認に有用な交差点の映像を適正に抽出することが目的である。
開示の技術は、道路を通行する移動体に搭載された撮影装置によって撮影された映像に対し、映像の各フレームが撮影された時点での移動体の位置が位置取得部によって取得される。この位置の取得は、移動体に搭載されたGPS装置によって記録されたGPS位置情報と、移動体に搭載された速度検出部によって検出された速度情報又は前記映像から算出した画像フローと、に基づいて行われる。また開示の技術は、移動体に搭載された検出部による、移動体の挙動に関連する物理量及び事象の少なくとも一方の検出結果、又は前記映像から算出した画像フローに基づいて、前記各フレームの撮影時点での移動体の挙動が挙動判定部によって判定される。また開示の技術は、位置取得部によって取得された前記各フレームの撮影時点での移動体の位置に基づき、記憶部に記憶されている道路情報から、前記移動体が通過したと推定される交差点の情報が交差点選定部によって取得される。また開示の技術は、位置取得部によって取得された前記各フレームの撮影時点での移動体の位置に基づき、前記各フレームの撮影時点で移動体が存在していた移動体存在領域が交差点交差判定部によって算出される。また開示の技術は、挙動判定部で判定された各フレームの撮影時点での移動体の挙動と、道路情報に含まれる個々の交差点の属性情報と、に基づき、交差点選定部によって情報が取得された交差点の中から判定対象の交差点が交差点交差判定部によって絞り込まれる。また開示の技術は、絞り込んだ判定対象の個々の交差点の存在領域を表す交差点領域が交差点交差判定部によって算出される。また開示の技術は、移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差しているか否かが交差点交差判定部によって判定される。そして開示の技術は、前記映像の各フレームのうち、移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたフレームが交差点交差判定部によって判定される。
更に、開示の技術は、移動体の挙動として、移動体の徐行、停止、後退及び右左折の少なくとも1つに順ずる大きな進行方向の変化が挙動判定部によって判定される。また、開示の技術は、挙動判定部により、移動体の挙動として、前記移動体の徐行、停止、後退及び右左折の少なくとも1つに順ずる大きな進行方向の変化があると判定された場合には、交差点交差判定部によって以下の処理が行われる。すなわち、交差点選定部によって情報が取得された交差点のうち、大きな進行方向の変化があったときの移動体存在領域の近傍の交差点をそのまま判定対象とする。また、大きな進行方向の変化があると判定されなかった場合には、判定対象の交差点を交差点に接続する道路の道路幅が所定値以上の交差点に絞り込む。交差点の絞り込みは、交差点選定部によって情報が取得された交差点を、前記交差点の属性情報としての前記交差点の規模、前記交差点に接続する道路の道路幅、前記交差点の種別の少なくとも1つに基づいて行う。
開示の技術は、移動体に搭載された撮影装置によって撮影された映像の各フレームが撮影された時点での移動体の位置を、GPSの測位失敗に拘わらず正確に判断することができ、交通安全指導や道路環境の改善などを目的とした通行道路の周辺状況確認に有用な交差点の映像を適正に抽出することができる。
第1実施形態に係る映像抽出装置の機能ブロック図である。 映像抽出装置として機能するコンピュータの概略ブロック図である。 映像抽出処理の一例を示すフローチャートである。 位置取得処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る交差判定処理の一例を示すフローチャートである。 画像フローから自車両の挙動を判定する例を説明するためのイメージ図である。 自車両存在領域を表す図形の一例を示す概略図である。 交差判定用の交差点形状の一例を示す概略図である。 結果表示画面の一例を示すイメージ図である。 データリストの詳細を示すイメージ図である。 第2実施形態に係る映像抽出装置及び車載記録装置の機能ブロック図である。 マップマッチングについて説明するための説明図である。 第3実施形態に係る交差判定処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る結果表示処理の一例を示すフローチャートである。 GPS装置による測位結果の一例を示すイメージ図である。 交差点情報で規定されている全ての交差点を地図上に表示した結果の一例を示すイメージ図である
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、本実施形態に係る映像抽出装置10が示されている。映像抽出装置10は、車両等の移動体に搭載された撮影装置によって撮影された映像のうち、移動体が交差点を通過している期間の映像を抽出するものである。なお、移動体としては、車両以外に自動二輪車や自転車、歩行者等も適用可能であるが、以下では移動体として車両を適用した例を説明する。また、車両に搭載される撮影装置の数は1台以上であり、複数台の撮影装置が車両に搭載されていてもよい。
映像抽出装置10は、位置取得部12、自車挙動判定部14、交差点選定部16、交差点交差判定部18、結果表示部20、第1記憶部22及び第2記憶部24を備えている。また、交差点交差判定部18は、自車形状作成部26、交差点形状作成部28及び交差判定部30を備えている。
第1記憶部22には、車両に搭載され車両の挙動に関連する各種の物理量や事象を検出する各種のセンサを備えた車載記録装置(図示省略)が、車両の走行中に各種センサによって各種の物理量や事象を検出することで得られたセンサデータ32が記憶されている。各種センサによって検出される物理量や事象には、速度センサによって検出される車両の速度、加速度センサによって検出される車両の前後方向及び横方向の加速度、GPS(Global Positioning System)装置によって検出されるGPS位置が含まれる。なお、速度センサは開示の技術における速度検出部の一例である。また、上記の各種センサは開示の技術における検出部の一例である。
また、センサデータ32には、操舵角センサによって検出される操舵角や、スロットルセンサによって検出されるアクセルペダルの踏込み量、ブレーキセンサによって検出されるブレーキペダルの踏込み量が含まれていてもよい。また、センサデータ32には、ギア位置センサによって検出される車両のギア位置や、左右のウィンカのオンオフ動作の検出結果が含まれていてもよい。
第1記憶部22には、車両の前方を映像として撮影する撮影装置を備えた車載記録装置(図示省略)が、前記車両の走行中に撮影装置によって車両の前方を撮影することで得られた映像データ34も記憶されている。車載記録装置は、センサデータ32及び映像データ34を記録するための記録媒体を備えており、本第1実施形態では、予め設定された条件を満たした期間に出力されたセンサデータ32及び映像データ34を前記記録媒体に記録させる。
予め設定された条件を満たした期間としては、例えば、加速度センサによって検出された加速度が閾値を超えた時刻を中心として、その前後20秒程度の期間が挙げられる。これは、急ブレーキを掛けた等のように事故に繋がり易い事例では加速度が大きな値になることに基づいている。但し、交通安全指導では映像データ34の記録漏れを防ぐために閾値が緩め(小さめ)に設定されることが一般的であり、センサデータ32及び映像データ34には、例えば道路の凹凸に起因する揺れに反応して記録されたデータ等の多数のデータが含まれる。
第1記憶部22に記憶されているセンサデータ32及び映像データ34は、車両が走行を終了した後に、車載記録装置の記録媒体から読み出されて、第1記憶部22に書き込まれる。
第2記憶部24には、交差点データ36及び道路地図データ38が記憶されている。交差点データ36及び道路地図データ38は、全国を幾つかのブロックに分けた二次メッシュ、三次メッシュ等の単位で情報を保持している。交差点データ36には、個々の交差点毎に、交差点の代表位置、交差点に接続する道路の規模や大きさ、種別等の情報が含まれている。また、道路地図データ38には、個々のメッシュを単位とする地図データと、地図上に存在する個々の道路の位置、各位置における道路幅等の情報を含む道路データと、が含まれている。
位置取得部12は、第1記憶部22に記憶されたセンサデータ32のうちGPS位置情報と速度情報に基づいて、第1記憶部22に記憶された映像データ34の各フレームが撮影された時点での自車両の位置を取得する。なお、ここでいう自車両は、車載記録装置が搭載され、第1記憶部22に記憶されたセンサデータ32及び映像データ34の記録媒体への記録が行われた車両を意味している。
自車挙動判定部14は、第1記憶部22に記憶されたセンサデータ32に基づき、自車両の直進(徐行か一定速度以上の走行かも含む)、停止、右左折、後退等の挙動を、映像データ34の各フレームの撮影時刻毎に判定する。交差点選定部16は、位置取得部12によって取得された映像データ34の各フレームの撮影時点での車両の位置に基づき、交差点データ36にデータが記憶されている交差点の中から、自車両が通過したと推定される全ての交差点を選定する。
交差点交差判定部18は、映像データ34の各フレームのうち、自車両が交差点を通過している期間に撮影されたフレームを判定する。すなわち、自車形状作成部26は、位置取得部12によって取得された映像データ34の各フレームの撮影時点での自車両の位置に基づき、各フレームの撮影時点で自車両が存在していた自車両存在領域を演算する。
交差点形状作成部28は、自車挙動判定部14で判定された自車両の挙動及び交差点データ36に含まれる個々の交差点の規模に基づき、交差点選定部16によって選定された交差点の中から判定対象の交差点を絞り込む。また交差点形状作成部28は、絞り込んだ判定対象の個々の交差点の存在領域を表す交差点領域を各々演算する。
交差判定部30は、自車形状作成部26によって演算された自車両存在領域が、判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差しているか否かを各々判定する。そして、交差判定部30は、当該判定の結果に基づいて、映像データ34の各フレームのうち、自車両存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたフレームを判定する。
結果表示部20は、自車両が交差点を通過している期間に撮影されたと判定されたフレームを含む映像を後述するディスプレイ52に表示させる。また、結果表示部20は、表示させた映像が撮影されたときに自車両が走行していた経路と、前記映像で自車両が通過した交差点を重畳表示させた地図をディスプレイ52に表示させる。また、結果表示部20は、表示させた映像が撮影されたときの自車両の挙動や、対応する交差点の規模、種別、位置及び名称等の交差点の情報を明示したデータリストもディスプレイ52に表示させる。
映像抽出装置10は、例えば図2に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40はCPU42、メモリ44、不揮発性の記憶部46、キーボード48、マウス50、ディスプレイ52を備え、これらはバス54を介して互いに接続されている。
また、記憶部46はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。記録媒体としての記憶部46には、コンピュータ40を映像抽出装置10として機能させるための映像抽出プログラム56が記憶されている。CPU42は、映像抽出プログラム56を記憶部46から読み出してメモリ44に展開し、映像抽出プログラム56が有するプロセスを順次実行する。
映像抽出プログラム56は、位置取得プロセス58、自車挙動判定プロセス60、交差点選定プロセス62、交差点交差判定プロセス64及び結果表示プロセス66を有する。CPU42は、位置取得プロセス58を実行することで、図1に示す位置取得部12として動作する。またCPU42は、自車挙動判定プロセス60を実行することで、図1に示す自車挙動判定部14として動作する。またCPU42は、交差点選定プロセス62を実行することで、図1に示す交差点選定部16として動作する。またCPU42は、交差点交差判定プロセス64を実行することで、図1に示す交差点交差判定部18として動作する。またCPU42は、結果表示プロセス66を実行することで、図1に示す結果表示部20として動作する。
また、交差点交差判定プロセス64は、自車形状作成プロセス68、交差点形状作成プロセス70及び交差判定プロセス72を有する。CPU42は、自車形状作成プロセス68を実行することで、図1に示す自車形状作成部26として動作する。またCPU42は、交差点形状作成プロセス70を実行することで、図1に示す交差点形状作成部28として動作する。またCPU42は、交差判定プロセス72を実行することで、図1に示す交差判定部30として動作する。これにより、映像抽出プログラム56を実行したコンピュータ40が、映像抽出装置10として機能することになる。なお、映像抽出プログラム56は開示の技術における映像抽出プログラムの一例である。
また、記憶部46にはセンサデータ32、映像データ34、交差点データ36及び道路地図データ38が記憶されている。これにより、記憶部46は第1記憶部22及び第2記憶部24として各々機能する。
なお、映像抽出装置10は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に本第1実施形態の作用として、図3〜図5を参照し、本実施形態に係る映像抽出装置10によって行われる映像抽出処理について説明する。なお、この映像抽出処理は、走行を終了した車両に搭載された車載記録装置の記録媒体から読み出されたセンサデータ32及び映像データ34が第1記憶部22に書き込まれた状態で、マウス50等を介して実行が指示されたことを契機として実行される。
図3に示す映像抽出処理のステップ100において、位置取得部12は、位置取得処理を行う。この位置取得処理の詳細について、図4を参照しながら説明する。
位置取得処理のステップ120において、位置取得部12は、第1記憶部22に記憶されているセンサデータ32に含まれるGPS位置データを識別するための変数nに1を設定する。GPS位置データは、車載記録装置に含まれるGPS装置が、一定周期の時間間隔(例えば1秒周期)で自車両の測位を行うことで得られた時系列のデータである。
次のステップ122において、位置取得部12は、第1記憶部22に記憶されているセンサデータ32から、GPS位置データPn、GPS位置データPnの測位が行われた時刻tn、及び、測位時刻tnにおける自車両の速度Vnを各々取得する。ステップ124において、位置取得部12は、第1記憶部22に記憶されている映像データ34から、測位時刻tnに撮影されたフレームFnを抽出する。ステップ126において、位置取得部12は、ステップ124で抽出したフレームFnの撮影位置(フレームFnが撮影された時点の自車両の位置)PFnとして、ステップ122で取得したGPS位置データPnが表す位置を設定する。
またステップ128において、位置取得部12は、第1記憶部22に記憶されているセンサデータ32からGPS位置データPn+1、GPS位置データPn+1の測位が行われた時刻tn+1、及び、測位時刻tn+1における自車両の速度Vn+1を各々取得する。ステップ130において、位置取得部12は、第1記憶部22に記憶されている映像データ34から、測位時刻tn+1に撮影されたフレームFn+1を抽出する。そしてステップ132において、位置取得部12は、ステップ130で抽出したフレームFn+1の撮影位置(フレームFn+1が撮影された時点の自車両の位置)PFn+1として、ステップ128で取得したGPS位置データPn+1が表す位置を設定する。
ところで、車載記録装置に含まれる撮影装置による撮影の時間間隔(例えば33m秒の撮影周期)はGPS装置による測位の周期よりも明らかに短く、測位時刻tnと測位時刻tn+1の間には、撮影位置が未設定のフレームが多数(例えば29個)存在している。また、GPS装置で測位失敗が生じた場合は、撮影位置が未設定のフレームの数は更に増加する。このため、次のステップ134において、位置取得部12は、第1記憶部22に記憶されている映像データ34から、時刻tn〜tn+1の間に撮影されたフレームF1〜Fmを各々抽出する。またステップ136において、位置取得部12は、第1記憶部22に記憶されているセンサデータ32から、時刻tn〜tn+1の間に検出された(フレームF1〜Fmの撮影と同時刻に検出された)速度データV1〜Vmを各々抽出する。
次のステップ138において、位置取得部12は、GPS位置データPnが表す位置とGPS位置データPn+1が表す位置の距離を、時刻tn〜tn+1の間の自車両の走行距離L1として演算する。ステップ140において、位置取得部12は、速度Vn,V1〜Vmに基づき、次の(1)式に従って時刻tn〜tn+1の間の自車両の走行距離L2を演算する。
なお、第1記憶部22に記憶されているセンサデータ32に、GPS装置による測位と同周期で自車両の走行距離を検出した結果を表すデータが含まれている場合は、(1)式の演算に代えてそのデータを読み出す処理を行うようにしてもよい。
ステップ142において、位置取得部12は、ステップ138で演算した走行距離L1とステップ140で演算した走行距離L2の比を補正係数T(=L1/L2)として演算する。次のステップ144において、位置取得部12は、フレームF1〜Fmを識別するための変数iに1を設定する。そしてステップ146において、位置取得部12は、フレームFiの撮影位置(フレームFiが撮影された時点の自車両の位置)PFiを次の(2)式に従って演算する。
なお、上記の(2)式で算出される撮影位置PFiは、GPS位置データPnが表す位置を基準位置とし、基準位置からGPS位置データPn+1が表す位置へ向かう方向へ、(2)式の第2項で求まる距離だけ基準位置から隔てた位置である。上記の(2)式により、各フレームの撮影時点での速度変化に対応した各フレームの撮影位置(各フレームが撮影された時点の自車両の位置)が得られる。
次のステップ148において、位置取得部12は、変数iの値が時刻tn〜tn+1の間に撮影されたフレームの総数mに達したか否か判定する。判定が否定された場合はステップ150へ移行し、ステップ150において、位置取得部12は、変数iを1だけインクリメントしてステップ146に戻る。これにより、ステップ148の判定が肯定される迄ステップ146〜150が繰り返され、時刻tn〜tn+1の間に撮影されたm個のフレームについて撮影位置(フレームFiが撮影された時点の自車両の位置)PFiが各々演算される。
ステップ148の判定が肯定されるとステップ152へ移行し、ステップ152において、位置取得部12は、第1記憶部22に記憶されているセンサデータ32に含まれるGPS位置データを全て取得したが否か判定する。判定が否定された場合はステップ154へ移行し、ステップ154において、位置取得部12は、変数nを1だけインクリメントしてステップ128へ戻る。これにより、ステップ152の判定が肯定される迄、ステップ128〜ステップ154が繰り返され、第1記憶部22に記憶されている映像データ34の全てのフレームについて、撮影位置(撮影時点の自車両の位置)が各々設定される。ステップ152の判定が肯定されると位置取得処理を終了し、図3に示す映像抽出処理のステップ102へ移行する。
なお、上述した位置取得処理では、各時刻における自車両の速度Vに基づいて各フレームの撮影位置を演算しているが、位置取得部12が演算に用いる速度の変化は、各フレームが撮影された時刻における相対速度の変化でよい。このため、映像上における画像フロー(画像上の複数の特徴点の移動速度及び移動方向)の変化から相対速度の変化を推定し、位置取得部12の演算に用いるようにしてもよい。速度変化は映像上での物体の動きの変化に繋がり、一般に画像フローが大きい(映像上での特徴点の動きが大きい)ことは速度が大きいことを意味し、画像フローと速度は比例する。このため、例えば、画像全体、又は任意の画像領域における平均的な画像フローの大きさの変化を速度の変化と看做し、下記の演算式に基づいて各フレーム毎に相対速度を求め、自車両の速度Vに代えて用いてもよい。
相対速度=k×画像Aのフロー/基準とする画像Mのフロー
但し、kは任意の固定パラメータであり、k≠0である。
映像抽出処理のステップ102において、自車挙動判定部14は、第1記憶部22に記憶されているセンサデータ32に基づいて、映像データ34の各フレームの撮影時刻における自車両の挙動を各々判定する自車挙動判定処理を行う。自車挙動判定処理では、センサデータ32に含まれる自車両の速度Vや、自車両の横方向加速度(Gx)、前後方向加速度(Gy)、位置取得部12が位置取得処理を行うことで得られた映像データ34の各フレーム撮影時の自車両の位置が用いられる。そして、自車両の挙動として、通常の直進走行や徐行、停止、後退及び右左折等が判定される。
具体的には、例えば、自車両の速度Vの変化に基づいて徐行及び停止を判定する。また例えば、各フレーム撮影時の自車両の位置から求めた自車両の移動経路の曲率や横方向加速度Gxの大きさから自車両の移動経路における大きなカーブの有無を推定し、カーブが急角度な場合を右左折と判定する。また例えば、各フレーム撮影時の自車両の位置が、それ迄の進行方向と逆方向に変化している場合は後退と判定する。
なお、センサデータ32に、左右のウィンカのオンオフ動作の検出結果が含まれている場合には、ウィンカのオン動作が検出されたタイミングの前後で自車両の横方向加速度Gxが大きく変化していれば、これを右左折と判定してもよい。また、センサデータ32に、操舵角や、アクセルペダルの踏込み量、ブレーキペダルの踏込み量、車両のギア位置が含まれている場合には、これらの情報に基づいて右左折や徐行、停止、後退を判定してもよい。
なお、自車挙動判定部14は、センサデータ32に代えて映像上における画像フローに基づき、映像データ34の各フレームの撮影時刻における自車両の挙動を判定するようにしてもよい。図6には、車両の前方を撮影した一般的な映像における画像フローの一例を示す。なお、図6に示す「○」は画像フローを算出するために画像から抽出した特徴点である。例えば、右左折時の画像フローの動きは特殊であるため、その動きに似た画像フローが発生した場合は右左折と判定することができる。また、自車両が徐行している際は画像フローの大きさが小さく、自車両が停止している際は画像フローが全くないので、直進時の画像フローと弁別できる。厳密な画像フローの判定には、自車両と独立して移動する移動体の除去を行うなどの処理が必要となるが、移動体が画面のごく小さな領域を占める場合は、画像上の大局的なフローを求めることで、その影響を排除することができる。
このように、自車挙動判定部14でセンサデータ32に代えて画像フローを用いる場合、先に説明したように、位置取得部12でもセンサデータ32に代えて画像フローを用いるなら、センサデータ32を用いずに映像の抽出を行うことも可能である。
次のステップ104において、交差点選定部16は、第2記憶部24に記憶されている交差点データ36から、自車両の移動経路の近傍に存在する全ての交差点の交差点データを取得する交差点選定処理を行う。例えば、自車両の移動経路に関連する二次メッシュ、三次メッシュ等を調べ、その交差点データを取得する。
なお、交差点選定部16は、交差点データを取得した後、後述する交差点交差判定部18における処理の高速化を目的として、取得した交差点データの絞り込みを行うようにしてもよい。具体的には、交差点選定部16は、例えば自車挙動判定部14による自車両の挙動の判定結果を取得し、映像全体を通じて右左折や後退、徐行がなかった(例えば直進である程度以上の高速走行しかしなかった)か否か判定する。そして、この判定が肯定された場合には、取得した交差点データを任意の予め設定した規模や種別以上の交差点データ(例えば5m以上の道路や市道以上の道路と接続する交差点のデータ等)に絞り込む。これにより、交差点交差判定部18における処理対象の交差点データの数が減ることで高速化を実現できる。但し、交差点選定部16による交差点データの絞り込みは必須の処理ではない。
映像抽出処理のステップ106において、交差点交差判定部18は、自車両と交差点との交差を判定することで、映像データ34の中から交差点に関係するフレームを抽出する交差判定処理を行う。以下、この交差判定処理について、図5を参照して説明する。
交差判定処理のステップ160において、交差点交差判定部18の自車形状作成部26は、自車両が存在している空間(自車両存在領域)を表す図形を作成する。例えば図7に示すように、自車両存在領域80としては、位置取得部12による位置取得処理によって得られた自車両の位置(撮影位置)を中心とし、自車両の移動経路を表す折れ線に沿った方向を長軸方向とする楕円形状の領域を適用することができる。
楕円形状の領域の短軸方向の長さ(短径)は自車両の車幅より大きめであることが好ましく、例えば任意の道路の1レーンの幅(一例として3.5m等)を基に計算してもよい。本実施形態では、自車両の車幅+αと、道路の1レーン幅×βの大きい方としている。なお、αとβは自車両存在領域80をどれだけ大きめに見積もるかを設定するための任意のパラメータであり、一般にα≧0.0、β≧1.0である。一方、本実施形態において、楕円形状の長軸方向の長さ(長径)としては、映像データ34の撮影周期の1周期で自車両が進んだ距離の二倍と、GPS装置の測位誤差の大きい方を選択している。具体的には、GPS装置の測位誤差+自車両の長さ+sと、映像データ34の撮影周期の1周期で自車両が進んだ距離×t、の大きい方としている。なお、sとtは同じく自車両存在領域80を大きめに見積もるための任意のパラメータであり、一般にs≧0.0、t≧0.5である。
なお、自車両存在領域80の大きさは上記に限られるものではなく、予め固定的に設定しておいてもよい。また、自車両存在領域80の形状は、図7に示した楕円に限られるものでもなく、長方形やその他の形状でもよい。また、自車両が自車両存在領域80の中心に位置していることに限られるものではなく、自車両が自車両存在領域80内に存在していればよい。
ステップ162において、交差判定部30は、第1記憶部22に記憶されている映像データ34の中に、交差点との交差を未判定のフレームが有るか否か判定する。ステップ162の判定が肯定された場合は、第1記憶部22に記憶されている映像データ34に含まれる交差点との交差を未判定のフレームのうち、撮影時刻が最も古いフレームを処理対象のフレームとして抽出し、ステップ164へ移行する。
ステップ164において、交差判定部30は、自車挙動判定部14による自車両の挙動の判定結果を取得し、処理対象のフレームが撮影された時刻における自車両の挙動が高速直進であったか否か判定する。ステップ164の判定が肯定された場合はステップ166へ移行する。ステップ166において、交差判定部30は、交差点選定部16によって選定された交差点のうち、処理対象のフレームの撮影位置周辺に存在し、かつ予め設定した規模や種別以上の交差点(例えば5m以上の道路等)を判定対象の交差点に選定する。このように、自車両の挙動が高速直進の場合には、判定対象の交差点が規模の大きい交差点に絞り込まれることで、処理を高速化することができる。
また、処理対象のフレームが撮影された時刻における自車両の挙動が高速直進でなかった場合(例えば徐行直進中や停止中、後退中、右左折中等の場合)には、ステップ164の判定が否定されてステップ168へ移行する。ステップ168において、交差判定部30は、交差点選定部16によって選定された交差点のうち、処理対象のフレームの撮影位置周辺に存在する全ての交差点を判定対象の交差点に選定する。このように、自車両の挙動が高速直進でない場合は、判定対象の交差点の絞り込みを行わないことで、例えば、自車両が規模の小さい交差点を右左折した映像等のように、交通安全指導や道路環境の改善などを目的とした通行道路の周辺状況確認に有用な交差点の映像が抽出漏れとなることを防止できる。
次のステップ170において、自車形状作成部26は、処理対象のフレームの撮影位置前後における自車両の移動経路から自車両の進行方向を推定する。そして、自車形状作成部26は、先に作成した自車両存在領域を表す図形を、処理対象のフレームの撮影位置及び推定した自車両の進行方向に応じた位置・向きで配置することで、処理対象のフレームが撮影された時刻における自車両存在領域を設定する。
ステップ172において、交差判定部30は、先のステップ166又はステップ168で判定対象に選定した交差点の中に、自車両との交差を未判定の交差点が有るか否か判定する。ステップ172の判定が肯定された場合はステップ174へ移行し、交差判定部30は、判定対象の交差点の中から自車両との交差を未判定の交差点を1つ選定する。
次のステップ176において、交差点形状作成部28は、交差判定部30によって選定された交差点の交差点データ36に基づき、選定された交差点に接続する道路の道路幅及び道路規模から、選定された交差点の交差判定用の形状を決定する。具体的には、例えば図8に交差点形状1として示すように、交差点代表位置を中心とし、交差点代表位置に接続する各道路に沿って、各道路の代表点からの長さを、各道路に交差する道路群のうち道路幅が最大の道路の道路幅×t倍とした交差点形状を作成する。ここでtは任意のパラメータであり、一般にt>0.5となる。
また、他の交差点形状として、図8に交差点形状2として示すように、交差点の代表位置を中心とする円を簡易形状として用いてもよい。この円の半径は、例えば、該当交差点に接続する道路群の道路幅のうち最大の道路幅×kとする。ここでkは任意のパラメータであり、一般的にはk≧1.0となる。また、この他に、簡易的な交差点形状として矩形を利用してもよく、例えば辺の長さを前述の円の直径としてもよいし、交差点形状1を先に求め、その外接矩形を適用してもよい。
また、図8では、交差点に接続する道路群に対して最大の道路幅の値を用いたが、道路群の道路幅の平均値を用いてもよいし、規模や道路幅が最も小さい道路を用いてもよい。或いは、実際の道路幅ではなく、予め道路種別毎に道路幅を決めてしまい、それを使って求めてもよい。また、道路種別毎に簡易形状自体を予め決めてしまい、交差点に接続する最大又は最小又は最多の道路種別に基づいて選択的に用いるようにしてもよい。
次のステップ178において、交差判定部30は、先のステップ170で自車形状作成部26によって設定された自車両存在領域と、交差点形状作成部28によって作成された交差点形状と、の重なりの有無に基づき、両者が交差しているか否かを判定する。次のステップ180において、交差判定部30は、ステップ178で自車両存在領域と交差点形状とが交差していたか否か判定する。ステップ180の判定が否定された場合はステップ172に戻り、ステップ172以降の処理を繰り返す。
先のステップ166又はステップ168で判定対象に選定した交差点の中に、その交差点形状が自車両存在領域と重なっている交差点が存在している場合は、ステップ180の判定が肯定されてステップ182へ移行する。ステップ182において、交差判定部30は、処理対象のフレームに、選定した交差点に関係するフレームであることを表す情報を設定し、ステップ162に戻る。また、先のステップ166又はステップ168で判定対象に選定した交差点の中に、その交差点形状が自車両存在領域と重なっている交差点が存在していない場合は、ステップ172の判定が否定されてステップ184へ移行する。ステップ184において、交差判定部30は、処理対象のフレームに、交差点に関係しないフレームであることを表す情報を設定し、ステップ162に戻る。
上記処理を映像データ34の全てのフレームに対して順に行うことで、映像データ34の全てのフレームが、交差点に関係するフレームと交差点に関係しないフレームとに弁別される。映像データ34の全てのフレームに対して上記処理を完了すると、ステップ162の判定が否定されて交差判定処理を終了し、映像抽出処理(図3)のステップ108へ移行する。
映像抽出処理のステップ108において、結果表示部20は、例として図9に示すような結果表示画面200によって処理結果をディスプレイ52に表示させる結果表示処理を行う。図9に示す結果表示画面200は、映像を表示させるための映像ウインドウ202、映像ウインドウ202に表示可能な映像を一覧表示したデータリスト204、自車両の移動経路及び現在位置を地図上で表示させるための地図ウインドウ206を含んでいる。
図10に詳細を示すように、データリスト204は、データID、撮影日、撮影時刻、車両ID、検知G値、検知速度、緯度、経度、自車挙動、交差点通過の有無、交差点ID、通過交差点数、映像ID等の各項目について情報が各々表示されている。なお、データリスト204の各行に対応する映像は、車載記録装置によって記録された映像である。このうち、先の交差判定処理で交差点に関係すると判定されたフレームを含む映像は「交差点通過」が有、交差点に関係すると判定されたフレームを含まない映像は「交差点通過」が無、となっている。
このデータリスト204を参照することで、利用者は、データリスト204の各行に対応する個々の映像のおおよその内容を推測することができる。また、データリスト204を参照することで、利用者は、どの交差点で映像が多く存在するのか、自車両がどんな挙動のとき、どの交差点の映像が多く存在するのか、ということも簡単に把握することができる。
図10に示すように、データリスト204に表示された各項目には、各項目を基準として映像の並べ替えを指示するためのボタン208が各々付加されている。例えば、「交差点通過」の項目に付加されたボタン208が利用者によって選択されると、図10に示すように、「交差点通過」が有の映像の情報がデータリスト204の上位に表示される。また、例えば「通過交差点数」の項目に付加されたボタン208が利用者によって選択されると、図10に示すように、データリスト204に表示されている映像の情報が「通過交差点数」の降順に並べ替えされる。これにより、交通安全指導の見地から優先度の高い映像の情報が、より高い閲覧優先度でデータリスト204に表示される。なお、図示は省略したが、自車両の挙動の種類で映像を並べ替えたり、道路環境の改善をする際の比較検討に役立つ通過交差点の規模で映像を並べ替えたりすることも可能であることは言うまでもない。
データリスト204に一覧表示された映像の情報のうちの何れかが選択されると、結果表示部20は、選択された映像を映像ウインドウ202内に再生表示させる。このとき、結果表示部20は、映像ウインドウ202内の映像表示領域の下方に、選択された映像の再生時間に対応する長さの時刻バー210と、時刻バー210のうち映像表示領域に表示されている映像の現在の再生位置を指し示すカーソル212とを表示させる。結果表示部20は、映像表示領域に表示されている映像の進行に伴い、カーソル212の表示位置を時刻バー210に沿って移動させる。
また、選択された映像が「交差点通過」が有の映像である場合、結果表示部20は、選択された映像の全再生時間のうち、交差点に関係するフレーム群が再生される時間範囲を明示した交差点映像バー214を時刻バー210に重畳表示させる。この時刻バー210、カーソル212及び交差点映像バー214を参照することで、映像表示領域に表示されている映像を視認している利用者は、自車両が交差点を通過しているシーンを見逃すことなく確認することができる。
また、データリスト204に一覧表示された映像の情報のうちの何れかが選択されると、結果表示部20は、選択された映像における自車両の移動経路及び現在位置が重畳表示された地図216を地図ウインドウ206内に表示させる。ここで、自車両の移動経路は、映像データ34のうちの一部のフレーム(例えば一定時間周期でとびとびに選択したフレーム)の撮影時点での自車両の位置を表すマーク218と、このマーク218の間を直線220で繋いだ折れ線222によって示される。また、選択された映像が「交差点通過」が有の映像の場合、結果表示部20は、表示させるマーク218のうち、自車両が交差点を通過している期間に対応するマーク218を、他のマーク218と異なる色で強調表示させる。また、選択された映像が「交差点通過」が有の映像の場合、結果表示部20は、自車両が通過した交差点の範囲を明示するマーク224が表示させると共に、交差点の中心位置を指し示す旗マーク226も表示させる。
利用者は、地図216上に重畳表示された上記の折れ線222を参照することで、地図上における自車両の移動経路を認識することができる。また、「交差点通過」が有の映像を選択した場合、利用者は、色が強調表示されたマーク220と、マーク224、旗マーク226を参照することで、自車両が交差点を通過しているシーンに対応する地図216上の範囲を認識することができる。これにより、利用者は、自車両が交差点を通過しているシーンを見逃すことなく確認することができる。
〔第2実施形態〕
次に開示の技術の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。図11には、本第2実施形態に係る映像抽出装置300及び車載記録装置304が示されている。
先に説明した第1実施形態では、車載記録装置が、予め設定された条件を満たした期間に出力されたセンサデータ32及び映像データ34を記録媒体に記録させていた。これに対して本第2実施形態に係る車載記録装置304は、センサデータ32を記録媒体に記録させる期間と映像データ34を記録媒体に記録させる期間が相違しており、センサデータ32は全期間に亘って記録媒体に記録される。
すなわち、本第2実施形態に係る車載記録装置304は、撮影装置306、センサ群308、センサデータ記録部310、映像判定記録部312、一時記憶部314及び記録媒体316を備えている。撮影装置306は、第1実施形態で説明した撮影装置と同様に、車両の前方を映像として撮影し、映像データを順次出力する。センサ群308は、第1実施形態で説明した車載記録装置の各種センサと同様に、車両の速度や加速度、GPS位置等を検出し、センサデータを順次出力する。なお、センサデータを出力するセンサ群308は、全てのセンサが車載記録装置304に設けられている必要はなく、同一の車両に搭載された他の車載機器のセンサで検出されたセンサデータを取得して出力する構成であってもよい。
センサ群308から出力されたセンサデータは、一時記憶部314に設けられたセンサデータ用の記憶領域に一時記憶された後、センサデータ記録部310により、その全データが記録媒体316のセンサデータ用の記録領域に記録される。なお、図11に示すように、一時記憶部314を経由することなく、センサ群308から記録媒体316に直接記録するようにしてもよい。
一方、撮影装置306から出力された映像データは、一時記憶部314に設けられた映像データ用の記憶領域に記憶される。一時記憶部314の映像データ用の記憶領域は、一定期間(例えば20秒間)の映像データを記憶可能な記憶容量とされており、撮影装置306から出力された映像データは、前記記憶領域に既に記憶されている映像データを古い順に上書きしながら記憶される。従って、一時記憶部314の映像データ用の記憶領域は、一定期間分の最新の映像データが常に記憶されている状態となる。
映像判定記録部312は、センサデータ記録部310を経由して一部のセンサデータ(例えば車両の加速度のデータ)が入力される。映像判定記録部312は、入力されたセンサデータが予め設定された条件を満たした期間に撮影された映像データを、一時記憶部314から読み出して記録媒体316の映像データ用の記録領域に記録させる。予め設定された条件を満たした期間としては、例えば、加速度センサによって検出された加速度が閾値を超えた時刻を中心として、その前後20秒程度の期間が挙げられる。
また、映像判定記録部312は、記録媒体316に映像データを記録するにあたり、後でセンサデータとの対応がとれるように、対応付け用のデータ(例えば、双方で共通の時刻やID等)も記録する。また、これに代えて、センサデータの時系列の配列の間に、その時の映像のフレームを挿入記録することで、センサデータと映像データを入れ子構造にしてもよい。
また、本第2実施形態に係る映像抽出装置300は、第1実施形態で説明した映像抽出装置10と比較して、データ読み込み部302を更に備えている点で相違している。データ読み込み部302は、車両が走行を終了した後に、車載記録装置304の記録媒体316に記録されているセンサデータ及び映像データを読み出して、第1記憶部22に記憶させる。
次に本第2実施形態の作用を説明する。前述のように、本第2実施形態では、映像データ34については第1実施形態と同様に予め設定された条件を満たした期間に撮影されたデータのみを記録するのに対し、センサデータ32については常時記録している。このため、本第2実施形態では、対応する映像データ34の無いセンサデータ32が存在している。本第2実施形態に係る位置取得部12は、対応する映像データ34の無いセンサデータ32も用い、映像データ34の各フレームの撮影位置をマップマッチングによって特定する位置取得処理を行う。なお、対応する映像データ34の無いセンサデータ32としては、映像データ34が記録された期間の前後の期間(例えば十〜数十秒間)に記録されたセンサデータ32が用いられる。
図12を参照してマップマッチングの一例を説明する。図12は、GPS装置によりGPS位置A,B,Cが順に検出された例を示している。図12に示すように、GPS位置BはGPS位置A,Cと比較して誤差が大きく、この影響により、第1実施形態で説明した位置取得処理では、図12に破線で示すように、自車両が地図上の道路から外れた箇所を移動したものとして処理される。
一方、映像データ34が記録された期間の前後の期間に記録されたセンサデータ32も用いてマップマッチングを行った場合、図12に示す例は以下のように処理される。まず、GPS位置Aについて、道路地図データ38に規定されているノードとの対応を検証すると、GPS位置Aに対応するノードの候補としてノード(6),(7),(2)が抽出される。ここでは、例えばGPS位置Aから最も近いノード(7)が仮に選択される。
次にGPS位置Bについて、道路地図データ38に規定されているノードとの対応を検証すると、GPS位置Bに対応するノードの候補としてノード(10),(11),(3)が抽出される。このうちノード(11)はGPS位置Bから近いが、ノード(16)とノード(11)の間にリンクが存在しないので、GPS位置Bに対応するノードの候補からノード(11)が除外され、GPS位置Aに対応するノードの候補からノード(7)が除外される。
次に、例えば、GPS位置Bに対応するノードとしてノード(10)が仮に選択され、GPS位置Aに対応するノードとしてノード(6)が仮に選択される。この場合、ノード(15)とノード(10)の間にリンクが存在しないので、GPS位置Bに対応するノードの候補からノード(10)が除外され、GPS位置Aに対応するノードの候補からノード(6)が除外される。
続いて、GPS位置Bに対応する候補ノードとして残ったノード(3)が仮に選択され、GPS位置Aに対応する候補ノードとして残ったノード(2)が仮に選択される。この場合、GPS位置Cに対応するノードとしてノード(13)を選択して矛盾は生じない。従って、自車両は図12に一点鎖線で示す経路を移動したものと判断される。
上記のマップマッチングは、車両の移動経路上の位置のみがとびとびに判明している場合であるが、映像データ34が記録された期間の前後の期間に記録されたセンサデータ32も用いることで、より精度の高いマップマッチングが可能になる。具体的には、例えば、対応する映像データが存在しないセンサデータ32に含まれるGPS位置データから、移動経路の曲率を算出し、単路カーブや右左折と思われる大きな経路の角度変化を検出する。次に、検出した角度変化と道路の接続角度が似ているGPS位置データ近傍の走行経路の幾つかを仮候補として選定する。そして、仮候補の道路経路データと実際の走行経路の差を選定誤差として加算していき、最終的に誤差が最も少ない仮候補を正しいものとして選定する処理を行う。
上記で一例を説明した、より高精度なマップマッチングの実現には、複数の通過点、すなわち複数の交差点の右左折を含む長い時間の誤差蓄積状況を考慮して比較することが望ましい。これに対して第2実施形態は、映像データ34及びセンサデータ32を必要最小限だけ記録する第1実施形態とは異なり、データ量が少ないセンサデータ32は常に記録している。これにより、任意のタイミングかつ十分長い時間に亘るGPS位置データを利用することができるので、上記のように、車両走行後に後追い方式で誤差検証によって位置補正を行うマップマッチングを実施することが可能となる。
上記のマップマッチングによって自車両の移動経路を補正した後、位置取得部12は、映像データ34の各フレームの撮影位置(各フレームが撮影された時点での自車両の位置)を、補正後の自車両の移動経路及び自車両の速度に基づいて決定する。この決定方法は第1実施形態で説明した位置取得部12と同じでよい。以後の処理は第1実施形態と同じであるので、説明を省略する。
上述したように、本第2実施形態は、GPS位置自体は正しいものとして映像データ34の各フレームの撮影位置を決定した第1実施形態に比べて、GPS位置自体もマップマッチングで補正することができるので、より正確な交差点判定を実現できる。
〔第3実施形態〕
次に開示の技術の第3実施形態について説明する。なお、本第3実施形態は第1実施形態と同一の構成であるので、各部分に同一の符号を付して構成の説明を省略し、以下、本第3実施形態の作用について、第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
本第3実施形態に係る交差点交差判定部18は、第1実施形態で説明した交差判定処理(図5)に代えて、図13に示す交差判定処理を説明する。以下、図13に示す交差判定処理について、図5に示す交差判定処理と異なる部分のみ説明する。本第3実施形態に係る交差判定処理では、第1記憶部22に記憶されている映像データ34の中に、交差点との交差を未判定のフレームが有ると判定され、ステップ162の判定が肯定された場合に、ステップ163へ移行する。ステップ163において、交差判定部30は、交差点選定部16によって選定された交差点のうち、処理対象のフレームの撮影位置周辺に存在する全ての交差点を判定対象の交差点に選定する。
次のステップ164において、交差判定部30は、自車挙動判定部14による自車両の挙動の判定結果を取得し、処理対象のフレームが撮影された時刻における自車両の挙動が高速直進であったか否か判定する。ステップ164の判定が肯定された場合はステップ167へ移行する。ステップ167において、交差判定部30は、交差点選定部16によって選定された交差点のうち、処理対象のフレームの撮影位置周辺に存在し、かつ予め設定した規模や種別未満の交差点(例えば5m以上の道路等)を非推奨に設定する。なお、ステップ164の判定が否定された場合は、ステップ167をスキップしてステップ170へ移行する。以降の処理は、図5に示す交差判定処理と同じである。
このように、本第3実施形態に係る交差判定処理では、自車両の挙動に拘わらず判定対象の交差点の絞り込みを行わない一方、自車両の挙動が高速直進である場合は、規模の小さい交差点が非推奨に設定される。
続いて図14を参照し、本第3実施形態に係る結果表示部20によって行われる結果表示処理を説明する。本第3実施形態では、結果表示モードとして、全データ表示モードと推奨交差点表示モードが設けられている。結果表示モードは利用者によって選択される。結果表示処理のステップ190において、結果表示部20は、結果表示モードとして全データ表示モードが選択されているか否か判定する。ステップ190の判定が肯定された場合はステップ192へ移行し、ステップ192において、結果表示部20は、全ての映像を一覧表示するデータリスト204を作成する。
一方、結果表示モードが推奨交差点表示モードの場合は、ステップ190の判定が否定されてステップ194へ移行する。ステップ194において、結果表示部20は、全ての映像の中から、交差判定部30によって非推奨に設定されていない交差点を通過した映像のみを選定し、選定した映像のみを一覧表示するデータリスト204を作成する。上述したステップ192又はステップ194の処理を行うとステップ196へ移行する。そしてステップ196において、結果表示部20は、ステップ192又はステップ194で作成したデータリスト204を含む結果表示画面200をディスプレイ52に表示させる。
これより、結果表示モードが全データ表示モードの場合は、撮影装置によって撮影されて記録された全ての映像が表示対象となる一方、結果表示モードが推奨交差点表示モードの場合は、非推奨に設定されていない交差点を通過した映像のみが表示対象となる。従って、撮影装置によって撮影されて記録された各映像を視認したい場合と、交通安全指導や安全な道路環境の整備検討に有用である可能性の高い映像に絞り込んで視聴したい場合と、を結果表示モードの切替えによって選択することが可能となる。
なお、第3実施形態では、結果表示モードが推奨交差点表示モードの場合に、非推奨に設定されていない交差点を通過した映像のみを表示対象とする態様を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、非推奨情報が設定された交差点に関係すると判定された映像を、交差点に関係しない映像であることを表す判定結果に書き替えた上で、データリスト204に表示するようにしてもよい。
なお、上記では、映像の各フレームの撮影時点での自車両の位置を予め全て設定保持し、各フレームの撮影時点での自車両の位置に対し、選定した判定対象の全ての交差点の形状を毎回作成しながら交差判定を実施する態様を説明した。しかし、上記の処理順に限られるものではなく、例えば、交差点選定部16によって選定された全ての交差点の形状を予め作成した上で、上記の交差判定処理を行うようにしてもよい。また、処理対象のフレームを順に取り出すことに代えて、判定対象の交差点を順に取り出し、取り出した判定対象の交差点が、映像の何れのフレームの撮影時点での自車両の位置と交差しているかを順に判定するようにしてもよい。
また、上記では映像抽出プログラム56が記憶部46に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、開示の技術に係る映像抽出プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
前記撮影装置によって撮影された映像のうち、前記交差点交差判定ステップで前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたと判定したフレームを含む映像を、前記期間に撮影されたと判定したフレームを含まない映像よりも高い閲覧優先度で表示部に表示する結果表示ステップを更に備えた請求項13記載の映像抽出方法。
(付記2)
前記挙動判定ステップは、前記移動体の挙動として、前記移動体の徐行、停止、後退及び右左折の少なくとも1つに順ずる大きな進行方向の変化を判定する請求項13又は付記1記載の映像抽出方法。
(付記3)
前記交差点交差判定ステップは、前記挙動判定ステップで、前記移動体の挙動として、前記移動体の徐行、停止、後退、右左折及び右左折の少なくとも1つに順ずる大きな進行方向の変化があると判定した場合には、前記交差点選定ステップで情報を取得した交差点のうち、前記大きな進行方向の変化があったときの前記移動体存在領域の近傍の交差点をそのまま判定対象とし、前記大きな進行方向の変化があると判定しなかった場合には、前記交差点選定ステップによって情報が取得された交差点を、前記交差点の属性情報としての前記交差点の規模、前記交差点に接続する道路の道路幅、前記交差点の種別の少なくとも1つに基づいて、判定対象の交差点を交差点規模の大きな交差点に絞り込む付記2記載の映像抽出方法。
(付記4)
前記撮影装置で撮影された映像を表示部に再生表示させると共に、前記交差点交差判定ステップによって前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたと判定されたフレームが前記表示部に再生表示される期間を明示する結果表示ステップを更に備えた請求項13、付記1〜付記3の何れか1項記載の映像抽出方法。
(付記5)
前記位置取得ステップで取得した前記移動体の位置に基づき、表示部に表示させた地図上に前記移動体の移動経路を重畳表示させると共に、前記交差点交差判定ステップで前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたと判定したフレームが撮影された位置と、対応する交差点の位置を前記地図上に重畳表示させる結果表示ステップを更に備えた請求項13、付記1〜付記4の何れか1項記載の映像抽出方法。
(付記6)
前記交差点交差判定ステップでの、前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたフレームの判定結果に基づいて、前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影された映像のデータリストを作成して表示部に表示させると共に、映像を前記表示部に再生表示させるためのデータリンク、前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間における前記移動体の挙動、及び、対応する交差点の規模、種別、位置及び名称の少なくとも1つを含む交差点情報を前記データリスト内に表示させる結果表示ステップを更に備えた請求項13、付記1〜付記5の何れか1項記載の映像抽出方法。
(付記7)
前記交差点交差判定ステップは、前記移動体存在領域として、前記移動体の進行方向に長い楕円形状又は矩形状で、長径又は長辺の長さとして、前記GPS装置によって記録されるGPS位置情報の測定誤差、前記移動体の進行方向に沿った長さから求めた数値、及び、前記映像のフレーム周期の間の前記移動体の移動距離の少なくとも何れかを用い、短径又は短辺の長さとして、前記移動体の幅方向に沿った長さ又は道路のレーン幅の少なくとも一方を用いた領域を算出する請求項13、付記1〜付記6の何れか1項記載の映像抽出方法。
(付記8)
前記交差点交差判定ステップは、前記交差点領域として、交差点の代表点を中心とし、当該代表点から前記交差点に接続する個々の接続道路に沿った領域の外縁迄の距離を、個々の接続道路と交差する交差道路群のうち最大道路幅に応じて定まる長さとした領域を算出する請求項13、付記1〜付記7の何れか1項記載の映像抽出方法。
(付記9)
前記交差点交差判定ステップは、前記交差点領域として、交差点の代表点を中心とし、当該代表点から領域の外縁迄の距離を、前記交差点に接続する接続道路群のうち最大道路幅に応じて定まる長さとした円状又は矩形状の領域を算出する請求項13、付記1〜付記7の何れか1項記載の映像抽出方法。
(付記10)
前記移動体には、前記撮影装置で撮影された映像を、予め設定された記録条件に合致した期間のみ記録する一方で、少なくとも前記GPS装置によって記録されたGPS位置情報及び前記速度検出部によって検出された速度情報を含むセンサデータを、前記記録条件に合致しているか否かとは無関係に常に記録する記録装置が搭載され、
前記記録装置によって記録されたデータ群を読み込むデータ読み込みステップを更に備え、
前記位置取得ステップは、前記記録装置によって前記映像が記録された期間における前記移動体の移動経路を、その前後の前記記録装置によって前記映像が記録されなかった期間に記録された前記センサデータのうちのGPS位置情報も用いてマップマッチングにより補正した後に、前記速度情報に基づいて前記映像の各フレームが撮影された時点での前記移動体の位置を取得する請求項13、付記1〜付記9の何れか1項記載の映像抽出方法。
(付記11)
前記挙動判定ステップは、前記移動体の挙動として、前記移動体の徐行、停止、後退、右左折及び右左折の少なくとも1つに順ずる大きな進行方向の変化を判定し、
前記交差点交差判定ステップは、前記挙動判定ステップで、前記移動体の挙動として、前記大きな進行方向の変化があると判定しなかった場合に、前記交差点選定ステップで情報を取得した交差点から、前記交差点の属性情報としての前記交差点の規模、前記交差点に接続する道路の道路幅、前記交差点の種別の少なくとも1つに基づいて、交差点規模の小さな交差点を選定し、選定した交差点に非推奨の交差点であることを示す非推奨情報を設定する一方で、前記交差点選定ステップで情報を取得した全ての交差点をそのまま判定対象とし、
前記撮影装置によって撮影された映像を全て表示対象とする場合と、前記撮影装置によって撮影された映像のうち、前記交差点交差判定ステップで前記移動体存在領域が前記非推奨情報を設定していない交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたと判定されたフレームを含む映像のみを表示対象とする場合と、を切り替える結果表示ステップを更に備えた請求項13、付記1〜付記10の何れか1項記載の映像抽出方法。
10, 300 映像抽出装置
12 位置取得部
14 自車挙動判定部
16 交差点選定部
18 交差点交差判定部
20 結果表示部
22 第1記憶部
24 第2記憶部
26 自車形状作成部
28 交差点形状作成部
30 交差判定部
40 コンピュータ
42 CPU
44 メモリ
46 記憶部
52 ディスプレイ
56 映像抽出プログラム
200 結果表示画面
202 映像ウインドウ
204 データリスト
206 地図ウインドウ
304 車載記録装置
306 撮影装置
308 センサ群
310 センサデータ記録部
312 映像判定記録部
314 一時記憶部
316 記録媒体

Claims (12)

  1. 道路を通行する移動体に搭載された撮影装置によって撮影された映像に対し、前記移動体に搭載されたGPS装置によって記録されたGPS位置情報と、前記移動体に搭載された速度検出部によって検出された速度情報又は前記映像から算出した画像フローと、に基づいて、前記映像の各フレームが撮影された時点での前記移動体の位置を取得する位置取得部と、
    前記移動体に搭載された検出部による、前記移動体の挙動に関連する物理量の検出結果、又は前記映像から算出した画像フローに基づいて、前記各フレームの撮影時点での前記移動体の挙動を判定する挙動判定部と、
    前記位置取得部によって取得された前記各フレームの撮影時点での前記移動体の位置に基づき、記憶部に記憶されている道路情報から、前記移動体が通過したと推定される交差点の情報を取得する交差点選定部と、
    前記位置取得部によって取得された前記各フレームの撮影時点での前記移動体の位置に基づき、前記各フレームの撮影時点で前記移動体が存在していた移動体存在領域を算出し、前記挙動判定部で判定された前記各フレームの撮影時点での前記移動体の挙動と、前記道路情報に含まれる個々の交差点の属性情報と、に基づき、前記交差点選定部によって情報が取得された交差点の中から判定対象の交差点を絞り込み、絞り込んだ判定対象の個々の交差点の存在領域を表す交差点領域を算出し、前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差しているか否か判定し、前記映像の各フレームのうち、前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたフレームを判定する交差点交差判定部と、
    を含み、
    前記挙動判定部は、前記移動体の挙動として、前記移動体の徐行、停止、後退及び右左折の少なくとも1つに順ずる大きな進行方向の変化を判定し、
    前記交差点交差判定部は、前記挙動判定部により、前記移動体の挙動として、前記移動体の徐行、停止、後退及び右左折の少なくとも1つに順ずる大きな進行方向の変化があると判定された場合には、前記交差点選定部によって情報が取得された交差点のうち、前記大きな進行方向の変化があったときの前記移動体存在領域の近傍の交差点をそのまま判定対象とし、前記大きな進行方向の変化があると判定されなかった場合には、前記交差点選定部によって情報が取得された交差点を、前記交差点の属性情報としての前記交差点の規模、前記交差点に接続する道路の道路幅、前記交差点の種別の少なくとも1つに基づいて、判定対象の交差点を交差点に接続する道路の道路幅が所定値以上の交差点に絞り込む映像抽出装置。
  2. 前記撮影装置によって撮影された映像のうち、前記交差点交差判定部によって前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたと判定されたフレームを含む映像を、前記期間に撮影されたと判定されたフレームを含まない映像よりも高い閲覧優先度で表示部に表示する結果表示部を更に備えた請求項1記載の映像抽出装置。
  3. 前記撮影装置で撮影された映像を表示部に再生表示させると共に、前記交差点交差判定部によって前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたと判定されたフレームが前記表示部に再生表示される期間を明示する結果表示部を更に備えた請求項1又は請求項2記載の映像抽出装置。
  4. 前記位置取得部で取得された前記移動体の位置に基づき、表示部に表示させた地図上に前記移動体の移動経路を重畳表示させると共に、前記交差点交差判定部によって前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたと判定されたフレームが撮影された位置と、対応する交差点の位置を前記地図上に重畳表示させる結果表示部を更に備えた請求項1〜請求項の何れか1項記載の映像抽出装置。
  5. 前記交差点交差判定部による、前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたフレームの判定結果に基づいて、前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影された映像のデータリストを作成して表示部に表示させると共に、映像を前記表示部に再生表示させるためのデータリンク、前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間における前記移動体の挙動、及び、対応する交差点の規模、種別、位置及び名称の少なくとも1つを含む交差点情報を前記データリスト内に表示させる結果表示部を更に備えた請求項1〜請求項の何れか1項記載の映像抽出装置。
  6. 前記交差点交差判定部は、前記移動体存在領域として、前記移動体の進行方向に長い楕円形状又は矩形状で、長径又は長辺の長さとして、前記GPS装置によって記録されるGPS位置情報の測定誤差、前記移動体の進行方向に沿った長さから求めた数値、及び、前記映像のフレーム周期の間の前記移動体の移動距離の少なくとも何れかを用い、短径又は短辺の長さとして、前記移動体の幅方向に沿った長さ又は道路のレーン幅の少なくとも一方を用いた領域を算出する請求項1〜請求項の何れか1項記載の映像抽出装置。
  7. 前記交差点交差判定部は、前記交差点領域として、交差点の代表点を中心とし、当該代表点から前記交差点に接続する個々の接続道路に沿った領域の外縁迄の距離を、個々の接続道路と交差する交差道路群のうち最大道路幅に応じて定まる長さとした領域を算出する請求項1〜請求項の何れか1項記載の映像抽出装置。
  8. 前記交差点交差判定部は、前記交差点領域として、交差点の代表点を中心とし、当該代表点から領域の外縁迄の距離を、前記交差点に接続する接続道路群のうち最大道路幅に応じて定まる長さとした円状又は矩形状の領域を算出する請求項1〜請求項の何れか1項記載の映像抽出装置。
  9. 前記移動体には、前記撮影装置で撮影された映像を、予め設定された記録条件に合致した期間のみ記録する一方で、少なくとも前記GPS装置によって記録されたGPS位置情報及び前記速度検出部によって検出された速度情報を含むセンサデータを、前記記録条件に合致しているか否かとは無関係に常に記録する記録装置が搭載され、
    前記記録装置によって記録されたデータ群を読み込むデータ読み込み部を更に備え、
    前記位置取得部は、前記記録装置によって前記映像が記録された期間における前記移動体の移動経路を、その前後の前記記録装置によって前記映像が記録されなかった期間に記録された前記センサデータのうちのGPS位置情報も用いてマップマッチングにより補正した後に、前記速度情報に基づいて前記映像の各フレームが撮影された時点での前記移動体の位置を取得する請求項1〜請求項の何れか1項記載の映像抽出装置。
  10. 前記挙動判定部は、前記移動体の挙動として、前記移動体の徐行、停止、後退及び右左折の少なくとも1つに順ずる大きな進行方向の変化を判定し、
    前記交差点交差判定部は、前記挙動判定部により、前記移動体の挙動として、前記大きな進行方向の変化があると判定されなかった場合に、前記交差点選定部によって情報が取得された交差点から、前記交差点の属性情報としての前記交差点の規模、前記交差点に接続する道路の道路幅、前記交差点の種別の少なくとも1つに基づいて、交差点に接続する道路の道路幅が所定値未満の交差点を選定し、選定した交差点に非推奨の交差点であることを示す非推奨情報を設定する一方で、前記交差点選定部によって情報が取得された全ての交差点をそのまま判定対象とし、
    前記撮影装置によって撮影された映像を全て表示対象とする場合と、前記撮影装置によって撮影された映像のうち、前記交差点交差判定部によって前記移動体存在領域が前記非推奨情報が設定されていない交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたと判定されたフレームを含む映像のみを表示対象とする場合と、を切り替える結果表示部を更に備えた請求項1〜請求項の何れか1項記載の映像抽出装置。
  11. 道路を通行する移動体に搭載された撮影装置によって撮影された映像に対し、前記移動体に搭載されたGPS装置によって記録されたGPS位置情報と、前記移動体に搭載された速度検出部によって検出された速度情報又は前記映像から算出した画像フローと、に基づいて、前記映像の各フレームが撮影された時点での前記移動体の位置を取得する位置取得ステップと、
    前記移動体に搭載された検出部による、前記移動体の挙動に関連する物理量の検出結果、又は前記映像から算出した画像フローに基づいて、前記各フレームの撮影時点での前記移動体の挙動を判定する挙動判定ステップと、
    前記位置取得ステップで取得した前記各フレームの撮影時点での前記移動体の位置に基づき、記憶部に記憶されている道路情報から、前記移動体が通過したと推定される交差点の情報を取得する交差点選定ステップと、
    前記位置取得ステップで取得した前記各フレームの撮影時点での前記移動体の位置に基づき、前記各フレームの撮影時点で前記移動体が存在していた移動体存在領域を算出し、前記挙動判定ステップで判定した前記各フレームの撮影時点での前記移動体の挙動と、前記道路情報に含まれる個々の交差点の属性情報と、に基づき、前記交差点選定ステップで情報を取得した交差点の中から判定対象の交差点を絞り込み、絞り込んだ判定対象の個々の交差点の存在領域を表す交差点領域を算出し、前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差しているか否か判定し、前記映像の各フレームのうち、前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたフレームを判定する交差点交差判定ステップと、
    を含む映像抽出方法であって、
    前記挙動判定ステップは、前記移動体の挙動として、前記移動体の徐行、停止、後退及び右左折の少なくとも1つに順ずる大きな進行方向の変化を判定し、
    前記交差点交差判定ステップは、前記挙動判定ステップにより、前記移動体の挙動として、前記移動体の徐行、停止、後退及び右左折の少なくとも1つに順ずる大きな進行方向の変化があると判定された場合には、前記交差点選定ステップによって情報が取得された交差点のうち、前記大きな進行方向の変化があったときの前記移動体存在領域の近傍の交差点をそのまま判定対象とし、前記大きな進行方向の変化があると判定されなかった場合には、前記交差点選定ステップによって情報が取得された交差点を、前記交差点の属性情報としての前記交差点の規模、前記交差点に接続する道路の道路幅、前記交差点の種別の少なくとも1つに基づいて、判定対象の交差点を交差点に接続する道路の道路幅が所定値以上の交差点に絞り込む映像抽出方法
  12. コンピュータに、
    道路を通行する移動体に搭載された撮影装置によって撮影された映像に対し、前記移動体に搭載されたGPS装置によって記録されたGPS位置情報と、前記移動体に搭載された速度検出部によって検出された速度情報又は前記映像から算出した画像フローと、に基づいて、前記映像の各フレームが撮影された時点での前記移動体の位置を取得する位置取得ステップと、
    前記移動体に搭載された検出部による、前記移動体の挙動に関連する物理量の検出結果、又は前記映像から算出した画像フローに基づいて、前記各フレームの撮影時点での前記移動体の挙動を判定する挙動判定ステップと、
    前記位置取得ステップで取得した前記各フレームの撮影時点での前記移動体の位置に基づき、記憶部に記憶されている道路情報から、前記移動体が通過したと推定される交差点の情報を取得する交差点選定ステップと、
    前記位置取得ステップで取得した前記各フレームの撮影時点での前記移動体の位置に基づき、前記各フレームの撮影時点で前記移動体が存在していた移動体存在領域を算出し、前記挙動判定ステップで判定した前記各フレームの撮影時点での前記移動体の挙動と、前記道路情報に含まれる個々の交差点の属性情報と、に基づき、前記交差点選定ステップで情報を取得した交差点の中から判定対象の交差点を絞り込み、絞り込んだ判定対象の個々の交差点の存在領域を表す交差点領域を算出し、前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差しているか否か判定し、前記映像の各フレームのうち、前記移動体存在領域が判定対象の何れかの交差点の交差点領域と交差している期間に撮影されたフレームを判定する交差点交差判定ステップと、
    を含む処理を実行させるための映像抽出プログラムであって、
    前記挙動判定ステップは、前記移動体の挙動として、前記移動体の徐行、停止、後退及び右左折の少なくとも1つに順ずる大きな進行方向の変化を判定し、
    前記交差点交差判定ステップは、前記挙動判定ステップにより、前記移動体の挙動として、前記移動体の徐行、停止、後退及び右左折の少なくとも1つに順ずる大きな進行方向の変化があると判定された場合には、前記交差点選定ステップによって情報が取得された交差点のうち、前記大きな進行方向の変化があったときの前記移動体存在領域の近傍の交差点をそのまま判定対象とし、前記大きな進行方向の変化があると判定されなかった場合には、前記交差点選定ステップによって情報が取得された交差点を、前記交差点の属性情報としての前記交差点の規模、前記交差点に接続する道路の道路幅、前記交差点の種別の少なくとも1つに基づいて、判定対象の交差点を交差点に接続する道路の道路幅が所定値以上の交差点に絞り込む映像抽出プログラム。
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