JP5907283B2 - 情報処理装置、生体部位判定プログラムおよび生体部位判定方法 - Google Patents

情報処理装置、生体部位判定プログラムおよび生体部位判定方法 Download PDF

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Description

本件は、情報処理装置、生体部位判定プログラムおよび生体部位判定方法に関する。
現在、一般住宅の防犯対策、個人情報保護、車の盗難防止、テロ対策などのさまざまな分野においてセキュリティ技術が用いられている。その一つに指紋、虹彩、静脈などの人の生体的特徴を利用して高精度で個人を識別することのできるバイオメトリクス(生体)認証が本人確認の手段として広く利用されている。
特開2008−246011号公報 特開2002−83298号公報 特開2007−334659号公報 特開2010−218562号公報 特開2008−40619号公報
ここで、手のひら静脈または掌紋のような手の生体情報を取得する場合、各個人について左手のひらおよび右手のひらの2の種別の生体情報が存在し得ることになる。また、指静脈または指紋のような指の生体情報を取得する場合、各個人について10の種別(10指)の生体情報が存在し得ることになる。このように、各個人において複数存在する生体情報を取得する場合において、生体情報を用いて本人認証をおこなう際に、照合の対象が増加する。
また、このとき、照合の対象となる生体情報の取得部位に応じた生体情報取得装置が必要になり、生体情報取得装置を設置するためのスペースの確保が制約となる。また、複数の生体情報取得装置のうちからユーザに使用する生体情報取得装置を選択させることになり、利便性が不十分である。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、複数の生体の部位のうちから生体情報の取得対象となる部位を容易に判定可能な情報処理装置、生体部位判定プログラムおよび生体部位判定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、撮像情報取得部と部位判定部とを備える情報処理装置が提供される。撮像情報取得部は、生体を撮像した撮像情報を取得する。部位判定部は、生体の撮像範囲のうちの一部であり予め設定した第1特定領域に対応する撮像情報と、生体の撮像範囲のうちの一部であり第1特定領域と異なる予め設定した第2特定領域に対応する撮像情報とのうちいずれか一方から生体の部位を特定可能な特徴部位を検出して生体の部位を判定する。
上記情報処理装置によれば、複数の生体の部位のうちから生体情報の取得対象となる部位を容易に判定することができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
第1の実施の形態の情報処理装置を示す図である。 第2の実施の形態の情報処理装置の外観を示す図である。 第2の実施の形態の撮像部の外観を示す図である。 第2の実施の形態の情報処理装置を示すブロック図である。 第2の実施の形態の撮像部に示指が翳されている様子を示す図である。 第2の実施の形態の撮像部に手のひらが翳されている様子を示す図である。 特定領域として切り出された撮影画像の一例を示す図である。 第2の実施の形態の情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 第2の実施の形態の認証ユニットを示すブロック図である。 第2の実施の形態の情報管理テーブルの一例を示す図である。 第2の実施の形態の右手の手のひらの静脈の撮像時の姿勢状態を俯瞰した様子を示す図である。 第2の実施の形態の右手の手のひらの静脈の撮像時の姿勢状態を側方から観察した様子を示す図である。 第2の実施の形態の右手の示指の静脈の撮像時の姿勢状態を俯瞰した様子を示す図である。 第2の実施の形態の右手の示指の静脈の撮像時の姿勢状態を側方から観察した様子を示す図である。 第2の実施の形態の右手のひらの生体情報を登録する時のメッセージウインドウの一例を示す図である。 第2の実施の形態の右手示指の生体情報を登録する時のメッセージウインドウの一例を示す図である。 第2の実施の形態の登録情報登録処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の照合処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の生体判定処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の撮像部に複数の指が翳されている様子を示す図である。 特定領域として切り出された撮影画像の一例を示す図である。 第3の実施の形態の情報管理テーブルの一例を示す図である。 第3の実施の形態の右手の3指の静脈の撮像時の姿勢状態を俯瞰した様子を示す図である。 第3の実施の形態の3指からの生体情報の取得の一例を説明する図である。 第3の実施の形態の右手の3指の生体情報を登録する時のメッセージウインドウの一例を示す図である。 第4の実施の形態の情報処理装置を示すブロック図である。
以下、本実施の形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の情報処理装置を示す図である。第1の実施の形態の情報処理装置1は、撮像情報取得部2と部位判定部3とを備える。
撮像情報取得部2は、撮像情報4を取得する。撮像情報4は、撮像範囲7に翳した生体9を図示しない撮像装置で撮像した画像情報である。
部位判定部3は、生体9の撮像範囲7のうちの一部に予め特定領域8を設定する。特定領域8は、第1特定領域8aと、第1特定領域8aと異なる第2特定領域8bとがある。第1特定領域8aと第2特定領域8bは、矩形の領域であり、同じく矩形である撮像範囲7の対向する両端部(上端部と下端部)にそれぞれ位置する。第1特定領域8aは、撮像範囲7の下端部にあり、第2特定領域8bは、撮像範囲7の上端部にある。
手のひらを生体情報の取得部位とする場合、撮像範囲7に手が翳されたときに手首付近が第1特定領域8aにあり、拇指を除く4指の付け根付近が第2特定領域8bに位置する。
部位判定部3は、生体9の部位を特定可能な特徴部位として指股を設定する。指股とは、隣り合う2指の付け根間にある谷間部分である。指股は、左右の手にそれぞれ、拇指(第1指)と示指(第2指)との間、示指と中指(第3指)との間、中指と薬指(第4指)との間、薬指と小指(第5指)との間にある。
したがって、第1特定領域8aに対応する撮像情報5から指股を検出した場合に指(手指)が撮像範囲7にあり、第2特定領域8bに対応する撮像情報6から指股を検出した場合に手のひらが撮像範囲7にある。
部位判定部3は、撮像情報4から第1特定領域8aに対応する撮像情報5と、撮像情報4から第2特定領域8bに対応する撮像情報6を抽出して、特徴部位の抽出対象とする。部位判定部3は、第1特定領域8aに対応する撮像情報5と、第2特定領域8bに対応する撮像情報6のうちにある特徴部位から撮像範囲7にある生体9の部位を判定する。
部位判定部3は、第1特定領域8aに対応する撮像情報5に特徴部位があり、第2特定領域8bに対応する撮像情報6に特徴部位がない場合に、撮像範囲7にある生体9の部位が指であると判定する。部位判定部3は、第1特定領域8aに対応する撮像情報5に特徴部位がなく、第2特定領域8bに対応する撮像情報6に特徴部位がある場合に、撮像範囲7にある生体9の部位が手のひらであると判定する。
たとえば、部位判定部3は、図1に図示する第1特定領域8aに対応する撮像情報5aに特徴部位(指股)がなく、第2特定領域8bに対応する撮像情報6aに特徴部位(指股)6bがあることから、撮像範囲7にある生体9の部位が手のひらであると判定する。
なお、生体情報の取得部位は、特徴部位を指股とした手のひらと指に限らず、特徴部位を脚趾(足の指)の股とした足の裏と脚趾など、特徴部位が第1特定領域8aと第2特定領域8bのいずれにあるかで生体9の部位を特定できるものであれば何でもよい。
このようにして、情報処理装置1は、第1特定領域8aに対応する撮像情報5と第2特定領域8bに対応する撮像情報6とを判定対象とするため、生体9の部位判定に要する処理負荷を小さくすることができる。これにより、情報処理装置1は、複数の生体9の部位のうちから生体情報の取得対象となる部位を容易に判定することができる。
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態の情報処理装置の外観を示す図である。図2に示す情報処理装置10は、手のひらの静脈を用いた生体認証によるセキュリティ機能が付加された、ノートタイプ(ラップトップタイプ:laptop type)のパーソナルコンピュータである。情報処理装置10は、モニタ15を有するディスプレイ部14、キーボード13、撮像部12を有する本体部11を有する。
ディスプレイ部14および本体部11のそれぞれは、前面、前面に対向する後面およびそれらを連結する2つの側面を備える略直方体の筐体を有する。ディスプレイ部14と本体部11は、本体部11の後面寄りにおいて、図示しないヒンジにより開閉可能に連結されている。ディスプレイ部14と本体部11が閉状態にあるとき、情報処理装置10の外観は全体として略直方体となる。
モニタ15は、文字または画像を表示する表示画面を有する薄型表示デバイスを用いた表示装置である。キーボード13は、文字の入力およびその他の操作をおこなうための入力装置である。
撮像部12は、生体を撮像して生体情報として入力可能な入力装置である。撮像部12は、ユーザが手のひらを翳すことで手のひらの静脈を撮像し、ユーザが指を翳すことで指の静脈を撮像する。撮像部12は、情報処理装置10のキーボード13と同じ本体部11の上面であって、キーボード13の手前右側に配置されている。撮像部12は、略矩形(たとえば、正方形)であり、撮像部12の各辺が同じく略矩形の本体部11の各辺と平行となる向きで配置されている。
また、本実施の形態の情報処理装置10では、ノートタイプのパーソナルコンピュータについて説明したが、情報処理装置10は、情報処理装置の一例である。本実施の形態のユーザ認証機能は、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)をはじめとする移動通信用端末装置に適用することができる。また、本実施の形態のユーザ認証機能は、デスクトップタイプ(desktop type)のパーソナルコンピュータに適用することができる。さらに、本実施の形態のユーザ認証機能は、銀行などに設置される現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine)、入退室管理システムなどの情報処理システムの端末装置などのように、ユーザ認証をおこなう情報処理装置に適用することができる。
図3は、第2の実施の形態の撮像部の外観を示す図である。図3に示す撮像部12は、ユーザが手のひらの静脈または指の静脈を読み取らせて生体情報の入力をおこなう入力装置である。
撮像部12は、ユーザの手のひらの静脈を読み取ることによって手のひらの静脈の生体情報を取得する。また、生体情報としての静脈は、体内情報であるため偽造が困難であり、手荒れや乾燥・湿潤などの体表の影響を受けないため適用率が高い。特に手のひらの静脈は、他の部位の静脈に比べて情報量が多いため識別能力が高く、静脈の血管が太いため寒暖にも左右されにくい安定した認証が可能である。また、非接触であるため衛生的で自然な操作性を実現し、ユーザの抵抗が少なく、高速な認証が可能であることを特徴とする。なお、撮像部12は、手のひらの掌紋や指の指紋を読み取ってもよい。
このように、撮像部12は、手のひらと指とを生体情報の取得対象となる生体の部位(生体情報取得部位)とすることから、ユーザが手のひらおよび指を翳すときの目安となるガイド表示17を有する。ガイド表示17は、撮像部12の表面に、撮像部12による生体情報の取得時にノイズとならない態様で表示される。ガイド表示17は、撮像部12の左右の辺に平行な辺を有する長方形状である。ガイド表示17は、手の指をガイド表示17に沿って位置させるようにユーザに案内する。また、ガイド表示17は、手のひらを撮像部12の中心に位置させて、ガイド表示17に沿った方向に手を位置させるようにユーザに案内する。
図4は、第2の実施の形態の情報処理装置を示すブロック図である。第2の実施の形態の情報処理装置10は、撮像情報取得部21と、部位判定部22と、登録情報生成部23と、登録情報登録部24と、登録情報記憶部25と、照合情報生成部26と、登録情報取得部27と、照合部28を有する。また、撮像情報取得部21は、撮像部12を有する。
なお、情報処理装置10は、登録情報を登録する登録装置として機能するほか、照合情報と登録情報を照合する照合装置としても機能する。情報処理装置10は、いずれか一方の機能に限定した登録装置あるいは照合装置であってもよい。
撮像情報取得部21は、生体を撮像した生体画像(画像情報)を撮像情報として取得する。対象となる生体は、認証対象となるユーザの手のひらまたは指である。
部位判定部22は、撮像情報に含まれる特徴部位にもとづいて撮像した生体の部位を判定する。判定対象は、手のひらまたは指である。特徴部位は、手のひらにおける指の付け根の谷間部分である、指股である。
ここで、部位判定部22がおこなう手のひらと指の判定について、図5から図7を用いて説明する。図5は、第2の実施の形態の撮像部に示指が翳されている様子を示す図である。このとき、撮像情報取得部21は、撮像部12と同形で表された撮像範囲30で生体90を切り出したような生体画像を撮像情報として得る。撮像範囲30には、予め第1特定領域31と第2特定領域32とが設定されている。第1特定領域31と第2特定領域32は、横長の長方形状である。第1特定領域31と第2特定領域32は、それぞれ撮像範囲30の対向する2辺に接し、第1特定領域31と第2特定領域32の間に生体情報取得部位が位置するように配置される。第1特定領域31は、撮像範囲30の下辺に接するように配置され、第2特定領域32は、撮像範囲30の上辺に接するように配置される。示指を生体情報取得部位とする時に、第1特定領域31と第2特定領域32の間に示指が位置し、特徴部位33(指股)が第1特定領域31に位置する。
図示する生体90(右手)の特徴部位33は、特徴部位33b,33cが撮像範囲30の下部(撮像範囲内)に位置し、特徴部位33a,33dが撮像範囲30の下方(撮像範囲外)に位置する。特徴部位33のうち特徴部位33bが第1特定領域31に位置する。このとき、第2特定領域32に特徴部位33がないことから、特徴部位33が第1特定領域31と第2特定領域32のいずれに位置するかを検出することにより、部位判定部22は、生体情報取得部位が指(示指)であることを判定できる。
図6は、第2の実施の形態の撮像部に手のひらが翳されている様子を示す図である。手のひらを生体情報取得部位とする時に、第1特定領域31と第2特定領域32の間に手のひらが位置し、特徴部位33(指股)が第2特定領域32に位置する。
図示する生体90(右手)の特徴部位33は、特徴部位33a,33b,33c,33dが撮像範囲30の上部(撮像範囲内)に位置する。特徴部位33のうち特徴部位33b,33cが第2特定領域32に位置する。このとき、第1特定領域31に特徴部位33がないことから、特徴部位33が第1特定領域31と第2特定領域32のいずれに位置するかを検出することにより、部位判定部22は、生体情報取得部位が手のひらであることを判定できる。
図7は、特定領域として切り出された撮影画像の一例を示す図である。図7(A)は、撮像部12に示指が翳されたときの撮像情報の一部である。第1特定領域に対応する撮像情報34は、特徴部位33bを含む。第2特定領域に対応する撮像情報35は、いずれの特徴部位33も含まない。部位判定部22は、第1特定領域に対応する撮像情報34と第2特定領域に対応する撮像情報35とから、第1特定領域31と第2特定領域32の間に示指が位置していることを判定できる。
図7(B)は、撮像部12に手のひらが翳されたときの撮像情報の一部である。第1特定領域に対応する撮像情報36は、いずれの特徴部位33も含まない。第2特定領域に対応する撮像情報37は、特徴部位33b,33cを含む。部位判定部22は、第1特定領域に対応する撮像情報36と第2特定領域に対応する撮像情報37とから、第1特定領域31と第2特定領域32の間に手のひらが位置していることを判定できる。
このように、指股は、手のひらと指という生体の異なる部位の判定に利用可能な共通の特徴を有する部位であることから、判定に用いられる、生体情報取得部位に共通の特徴部位33として機能する。
なお、部位判定部22は、第1特定領域に対応する撮像情報34と第2特定領域に対応する撮像情報35のいずれにも特徴部位33を検出しない場合、部位判定部22は、手のひらと指のいずれもが撮像部12に翳されていないと判定することができる。
なお、図7に示した、撮影画像は、生体情報を取得する際に撮影した画像であってもよいし、生体情報を取得するための撮影画像とは別に生体情報取得部位を特定するために撮影した画像であってもよい。また、生体情報を取得するための撮影画像の撮像部と、生体情報取得部位を特定するため撮影画像の撮像部とは、同じものであってもよいし、異なるものであってもよい。
部位判定部22は、第1特定領域に対応する撮像情報34と第2特定領域に対応する撮像情報35の被写体となる生体とその背景とのコントラスト(たとえば、背景が黒色、生体が白色)の特定パタンから指股を検出することができる。たとえば、部位判定部22は、第1特定領域に対応する撮像情報34と第2特定領域に対応する撮像情報35に現われる輪郭を識別して指股を検出することができる。また、部位判定部22は、第1特定領域に対応する撮像情報34と第2特定領域に対応する撮像情報35の所定位置をスキャンして得られる白黒パタンを識別して指股を検出することができる。なお、好適に指股を検出するために、部位判定部22は、画像の二値化やノイズ除去など所要の画像処理をおこなうものであってもよい。
また、部位判定部22は、1つの指股の位置、向き、角度(指股の開き具合)などから手の左右、指の種別(拇指、示指、中指、薬指、小指)を判定してもよい。さらに、部位判定部22は、複数の指股の位置、向き、角度などの組合せから手の左右、指の種別を判定してもよい。
これにより、部位判定部22は、撮像部12に翳された生体情報取得部位を好適に判定することができる。また、部位判定部22は、判定対象を第1特定領域に対応する撮像情報34と第2特定領域に対応する撮像情報35に絞り込むため、判定に要する処理負荷が比較的小さい。
このような情報処理装置10は、生体の異なる部位別に生体情報取得装置(たとえば、指静脈センサと手のひら静脈センサ)を設ける必要がない。また、情報処理装置10は、生体の異なる部位を判定するためのスイッチやガイドなどを設ける必要がない。また、情報処理装置10は、生体の部位を特定するための入力をユーザに求めることを要しない。
したがって、情報処理装置10は、省スペース化、省コスト化を図ることができる。さらに、情報処理装置10は、撮像部12に対して非接触に生体の部位を特定可能であり、周辺機器(たとえば、キーボード13)に生体が触れる誤操作を防止可能である。また、情報処理装置10は、撮像部12に対して非接触に生体の部位を特定可能であることから、撮像部12の汚れを防止可能であり、不特定多数のユーザが利用する環境において衛生的である。
再び、図4に戻る。情報処理装置10は、照合に際して予め登録情報を登録する登録装置であり、予め登録してある登録情報と照合をおこなう照合装置でもある。情報処理装置10は、登録装置として、撮像情報取得部21と、部位判定部22と、登録情報生成部23と、登録情報登録部24と、登録情報記憶部25を有する。また、情報処理装置10は、照合装置として、撮像情報取得部21と、部位判定部22と、登録情報記憶部25と、照合情報生成部26と、登録情報取得部27と、照合部28を有する。
登録情報生成部23は、撮像情報取得部21より取得した撮像情報から、生体に固有の特徴を示す生体情報を生成(取得)する。生体情報は、生体に固有の情報であり、生体を一意に特定可能な識別情報である。登録情報生成部23は、部位判定部22によって判定された生体の部位を部位情報として取得する。登録情報生成部23は、生体情報と、部位情報と、生体情報に対応するユーザを特定可能なユーザ情報(たとえば、ユーザID(IDentification))とを含む登録情報を生成する。
登録情報登録部24は、登録情報生成部23が生成した登録情報を登録情報記憶部25に登録する。これにより、認証に使用する予め登録された正規の権限を有するユーザの生体情報および生体情報取得部位(手のひらか指か)と手の左右とユーザ情報が登録情報記憶部25に登録される。
登録情報記憶部25は、登録情報を記憶する。登録情報記憶部25は、情報処理装置10が備える記憶装置とすることができる。また、情報処理装置10は、情報処理装置10の外部に登録情報記憶部25を備えてもよく、その場合、情報処理装置10は、登録情報記憶部25にアクセスするアクセス部を備える。たとえば、ネットワークに接続されたサーバが登録情報記憶部25を備える場合、情報処理装置10は、アクセス部としてサーバへの通信手段を備え、安全のため暗号化手段および復号手段を備える。また、IC(Integrated Circuit)カードなどの記憶媒体に登録情報記憶部25を備える場合、情報処理装置10は、アクセス部としてICカードへのリードライト手段を備え、安全のため暗号化手段および復号手段を備える。
照合情報生成部26は、撮像情報取得部21より取得した撮像情報から、生体に固有の特徴を示す生体情報を生成(取得)する。照合情報生成部26は、部位判定部22によって判定された生体の部位を部位情報として取得する。照合情報生成部26は、生体情報と、部位情報とを含む照合情報を生成する。
登録情報取得部27は、ユーザ情報を特定(たとえば、ユーザ入力による)して登録情報記憶部25から登録情報を取得する。
照合部28は、登録情報取得部27が取得した登録情報と、照合情報生成部26が生成した照合情報とにもとづいて生体情報取得部位の対応をとって生体情報の照合をおこなう。
情報処理装置10は、照合部28の照合結果にもとづいてユーザの生体認証をおこなう。情報処理装置10は、生体情報取得部位の対応をとって生体情報の照合をおこなうので、照合の処理に要する時間や負荷の増加を抑制することができる。
次に、第2の実施形態の情報処理装置10のハードウェア構成について図8を用いて説明する。図8は、第2の実施の形態の情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
情報処理装置10は、コンピュータ100と、コンピュータ100に接続する複数の周辺機器を含む。コンピュータ100は、プロセッサ101によって装置全体が制御されている。プロセッサ101には、バス109を介してRAM(Random Access Memory)102と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、たとえばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。またプロセッサ101は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM102は、コンピュータ100の主記憶装置として使用される。RAM102には、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、プロセッサ101による処理に必要な各種データが格納される。
バス109に接続されている周辺機器としては、HDD(Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、光学ドライブ装置106、機器接続インタフェース107およびネットワークインタフェース108がある。
HDD103は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しをおこなう。HDD103は、コンピュータ100の補助記憶装置として使用される。HDD103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、モニタ15が接続されている。グラフィック処理装置104は、プロセッサ101からの命令に従って、画像をモニタ15の画面に表示させる。モニタ15としては、たとえば、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)、PDP(Plasma Display Panel)、OEL(Organic Electro-Luminescence)を用いた表示装置などがある。
入力インタフェース105には、キーボード13とマウス112と認証ユニット50が接続されている。入力インタフェース105は、キーボード13やマウス112、認証ユニット50から送られてくる信号をプロセッサ101に送信する。なお、マウス112は、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。認証ユニット50は、撮像部12と後述する認証制御部とを備え、生体情報の取得および認証制御をおこなうユニットである。認証ユニット50については、図9を用いて後で説明する。
光学ドライブ装置106は、レーザ光などを利用して、光ディスク113に記録されたデータの読み取りをおこなう。光ディスク113は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク113には、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
機器接続インタフェース107は、コンピュータ100に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。たとえば、機器接続インタフェース107には、メモリ装置114やメモリリーダライタ115を接続することができる。メモリ装置114は、機器接続インタフェース107との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ115は、メモリカード116へのデータの書き込み、またはメモリカード116からのデータの読み出しをおこなう装置である。メモリカード116は、ICカードなどのカード型の記録媒体である。
ネットワークインタフェース108は、ネットワーク110に接続されている。ネットワークインタフェース108は、ネットワーク110を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信をおこなう。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施形態のコンピュータ100の処理機能を実現することができる。なお、第1の実施形態に示した情報処理装置1、および認証ユニット50も、図8に示したコンピュータ100と同様のハードウェアにより実現することができる。
コンピュータ100は、たとえば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施形態の処理機能を実現する。コンピュータ100に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、コンピュータ100に実行させるプログラムをHDD103に格納しておくことができる。プロセッサ101は、HDD103内のプログラムの少なくとも一部をRAM102にロードし、プログラムを実行する。また、コンピュータ100に実行させるプログラムを、光ディスク113、メモリ装置114、メモリカード116などの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、たとえばプロセッサ101からの制御により、HDD103にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ101が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
次に、第2の実施形態の情報処理装置10のハードウェア構成について図9を用いて説明する。図9は、第2の実施の形態の認証ユニットを示すブロック図である。
認証ユニット50は、撮像部12と認証制御部51とを備える。認証制御部51は、ユーザの手のひらまたは指の静脈から取得された生体情報の入力を受け付けて、登録情報や照合情報を生成する。また、認証制御部51は、登録情報と照合情報とにもとづいて認証をおこなう。認証制御部51は、認証に成功した場合、情報処理装置10において、たとえば、情報処理装置10の起動が可能になるなど、情報処理装置10の所定の処理が実行される。
したがって、認証制御部51は、撮像情報取得部21と、部位判定部22と、登録情報生成部23と、登録情報登録部24と、登録情報記憶部25と、照合情報生成部26と、登録情報取得部27と、照合部28として機能する。
撮像部12は、生体検出部52と、撮像素子53と、光源部54を備える。撮像部12は、ユーザが手のひらまたは指を撮像部12に翳すことで、手のひらまたは指の静脈を読み取り生体情報の入力をおこなう入力装置である。
生体検出部52は、撮像部12の撮像範囲であって、撮像部12から所定の高さ(たとえば、5cm)に生体が位置したことを検出する。生体検出部52は、たとえば、距離センサである。なお、生体検出部52は、センシング結果を撮像素子53の撮像タイミングの制御に用いるほか、ユーザに対する手翳しの高さの案内報知に用いることができる。
撮像素子53は、生体を撮像して撮像情報を生成する。撮像素子53は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどを用いることができる。
光源部54は、生体を照明する光源である。光源部54は、撮像素子53が静脈を撮像する際に近赤外光を照射する。生体検出部52によって手のひらまたは指が検出されると、手のひらまたは指に対して光源部54より近赤外光が照射され、撮像素子53により手のひらまたは指部分が撮像される。これにより、手のひらまたは指の皮下組織にある静脈中の還元ヘモグロビンが近赤外光を吸収するため黒く映し出され、撮像素子53は、網目状の生体画像を取得できる。
光源部54は、複数の発光態様(強度、範囲など)を有し、被写体に応じて発光態様を切り替えることができ、たとえば、手のひらを被写体とする場合に発光範囲を広くし、指を被写体とする場合に発光範囲を狭くすることができる。
撮像部12に手のひらまたは指の静脈を読み取らせる場合、ユーザは、撮像部12に対して静脈を読み取らせる方の手のひらまたは指の腹を向ける。これにより、撮像部12は、ユーザの手のひらまたは指の静脈を読み取ることができる。
なお、撮像部12は、情報処理装置10に内蔵される場合に限らず、外部接続されるものであってもよい。
なお、認証制御部51は、撮像部12が撮像した撮像情報から生体の部位判定をおこなうが、生体検出部52が生体を撮像した撮像情報にもとづいて生体の部位判定をおこなうものであってもよい。その場合、生体検出部52は、距離センサとしてCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどを用いることができる。
次に、第2の実施形態の情報管理テーブルについて図10を用いて説明する。図10は、第2の実施の形態の情報管理テーブルの一例を示す図である。図10に示す情報管理テーブル120は、情報処理装置10が有する登録情報記憶部25に設定される。情報管理テーブル120は、情報処理装置10が認証に用いる登録情報を管理するテーブルである。
情報管理テーブル120は、項目として“番号”、“ID”、“左右”、“特徴データ”が設けられている。“特徴データ”は、さらにサブ項目として、“手”と“指” が設けられている。情報管理テーブル120は、各項目の情報が、登録情報として互いに関連付けられる。
項目“番号”は、登録情報を一意に識別するためにシーケンシャルに付与された識別番号である。項目“ID”は、ユーザを一意に識別するための識別情報である。たとえば、ID「a00001」は、情報処理装置10によって特定可能な唯一人のユーザに付与された識別情報である。
項目“左右”は、特徴データとして登録されている生体情報の取得部位が生体の左右のいずれに属するかを区別するための情報である。項目“特徴データ”は、ユーザに固有の生体情報であり、“手”と“指”とを登録可能にしている。なお、図示する生体情報は、“手”と“指”を両方有するが、いずれか一方であってもよい。項目“手”は、手のひらの生体情報であり、項目“左右”によって、右手の手のひらであるか左手の手のひらであるかを特定することができる。項目“指”は、指の生体情報であり、項目“左右”によって、右手の指であるか左手の指であるかを特定することができる。なお、指は、デフォルトとして示指(人差し指)を示すが、ユーザ毎に設定するものであってもよい。
たとえば、特徴データ:手「DATAL00001」は、左手の手のひらの生体情報(であり、特徴データ:指「DATA2L00001」は、左手の示指の生体情報である。なお、特徴データ:手「DATAL00001」、特徴データ:指「DATA2L00001」は、具体的な生体情報として情報管理テーブル120に登録されるものであってもよいし、具体的な生体情報の参照先を示す情報であってもよい。
このように、情報管理テーブル120は、項目“左右”およびサブ項目“手”と“指”を生体情報取得部位を特定可能にする部位情報として管理し、サブ項目“手”と“指”に格納される情報を生体情報として管理する。
なお、情報管理テーブル120は、情報管理テーブルの一例であり、任意の項目を設定することができる。
次に、生体情報の取得時の生体の姿勢例として、右手の手のひらの静脈の撮像時の姿勢状態について、図11および図12を用いて説明する。図11は、第2の実施の形態の右手の手のひらの静脈の撮像時の姿勢状態を俯瞰した様子を示す図である。図12は、第2の実施の形態の右手の手のひらの静脈の撮像時の姿勢状態を側方から観察した様子を示す図である。
情報処理装置10は、本体部11が机上などに載置された状態で、ディスプレイ部14の表示面がユーザ前方に位置する状態である。本体部11の上面には、キーボード13、撮像部12が設けられている。撮像部12は、長方形のガイド表示17を有する略正方形状の撮像面を有し、キーボード13の手前右側に配置されている。撮像面は、各辺が情報処理装置10の前面および側面に平行になるように配置されている。
また、情報処理装置10で生体認証をおこなう際のユーザの姿勢を示す。たとえば、ユーザは、ユーザの頭部70、体幹部71を情報処理装置10の正面に向けて、右上腕部72および右前腕部73を所要の姿勢にして右手のひら(右手の手のひら)74を撮像部12の上方に位置させる。
ユーザに手のひらの静脈を撮像部12に撮像させる場合、図11に示すように、静脈を撮像させる右手のひら74を、手の向きが情報処理装置10の側面に対して平行になるように位置させる。このとき、ユーザは、右手のひら74の中心を撮像部12の中心に合わせ、中指をガイド表示17の延長方向に向ける。また、ユーザは、右手のひら74の各指(右手拇指75、右手示指76、右手中指77、右手薬指78、および右手小指79)を開いた状態で、撮像面から一定の距離(たとえば、5cm)離した空間上に右手のひら74を位置させる。
図11および図12に示すユーザの姿勢は、右手のひら74が撮像面に対してねじれがなく、特徴部位33が明瞭であることから、撮像対象である右手のひら74の特定を容易におこなえるほか、好適な生体情報(静脈像)を取得することが期待できる。したがって、情報処理装置10は、生体情報の登録や照合を迅速かつ確実におこなうことができる。
なお、手のひらの撮像面に対するねじれは、ピッチング方向、ヨーイング方向、およびローリング方向がある。
なお、図11および図12では、ユーザの右手のひら74の静脈を撮像する場合について説明したが、左手のひらの静脈を撮像する場合、あるいは静脈に代えて掌紋を撮像する場合についても同様である。
また、ユーザの右手の各指は、右手のひら74とともに本体部11の上面から一定の距離だけ離れた空間上に位置している。このため、情報処理装置10は、キーボード13やその他の操作部に指や手のひらが触れて誤操作を起こすことを抑制できる。
次に、生体情報の取得時の生体の姿勢例として、右手の示指の静脈の撮像時の姿勢状態について、図13および図14を用いて説明する。図13は、第2の実施の形態の右手の示指の静脈の撮像時の姿勢状態を俯瞰した様子を示す図である。図14は、第2の実施の形態の右手の示指の静脈の撮像時の姿勢状態を側方から観察した様子を示す図である。
情報処理装置10で生体認証をおこなう際のユーザの姿勢を示す。たとえば、ユーザは、ユーザの頭部70、体幹部71を情報処理装置10の正面に向けて、右上腕部72および右前腕部73を所要の姿勢にして右手示指76を撮像部12の上方に位置させる。
ユーザに指の静脈を撮像部12に撮像させる場合、図13に示すように、静脈を撮像させる右手示指76を、右手示指76の向きが情報処理装置10の側面に対して平行になるように位置させる。このとき、ユーザは、右手示指76の短径方向の中心を撮像部12の中心に合わせ、右手示指76をガイド表示17に合わせる。また、ユーザは、右手示指76と隣り合う右手拇指75と右手中指77を大きく開いた状態で、撮像面から一定の距離(たとえば、5cm)離した空間上に右手示指76を位置させる。このとき、右手示指76と右手拇指75の間、および右手示指76と右手中指77の間は大きく開き、特徴部位33a,33bは、明瞭である。
図13および図14に示すユーザの姿勢は、右手示指76を長軸として、右手のひら74が撮像面に対してねじれがなく、特徴部位33が明瞭であることから、撮像対象である右手示指76の特定を容易におこなえるほか、好適な生体情報(静脈像)を取得することが期待できる。したがって、情報処理装置10は、生体情報の登録や照合を迅速かつ確実におこなうことができる。
なお、図13および図14では、ユーザの右手示指76の静脈を撮像する場合について説明したが、左手示指、あるいはその他の指の静脈を撮像する場合、あるいは静脈に代えて指紋を撮像する場合についても同様である。
また、ユーザの右手の各指は、本体部11の上面から一定の距離だけ離れた空間上に位置している。このため、情報処理装置10は、キーボード13やその他の操作部に指や手のひらが触れて誤操作を起こすことを抑制できる。
次に、生体情報を登録する際に、モニタ15の表示画面に表示するメッセージウインドウについて図15、図16を用いて説明する。図15は、第2の実施の形態の右手のひらの生体情報を登録する時のメッセージウインドウの一例を示す図である。
メッセージウインドウ122は、情報処理装置10が有するモニタ15の表示画面に表示されるウインドウの一例である。メッセージウインドウ122は、ユーザの右手のひら74を撮像して取得した生体情報の登録に成功したことを通知するメッセージおよび画像を表示する。メッセージウインドウ122は、たとえば、「右手のひらの登録に成功しました。」というメッセージ123と、登録の際に撮像された右手のひら74の静脈を示す生体画像124を表示情報として含む。メッセージウインドウ122は、OKボタン125などの操作アイコンを表示する。ユーザは、メッセージウインドウ122の表示内容を確認した場合、OKボタン125を操作することにより、メッセージウインドウ122の表示を終了させることができる。
図16は、第2の実施の形態の右手示指の生体情報を登録する時のメッセージウインドウの一例を示す図である。メッセージウインドウ126は、情報処理装置10が有するモニタ15の表示画面に表示されるウインドウの一例である。メッセージウインドウ126は、ユーザの右手示指76を撮像して取得した生体情報の登録に成功したことを通知するメッセージおよび画像を表示する。メッセージウインドウ126は、たとえば、「右手の人差指の登録に成功しました。」というメッセージ127と、登録の際に撮像された右手示指76の静脈を示す生体画像128を表示情報として含む。メッセージウインドウ126は、OKボタン129などの操作アイコンを表示する。ユーザは、メッセージウインドウ126の表示内容を確認した場合、OKボタン129を操作することにより、メッセージウインドウ126の表示を終了させることができる。
次に、認証制御部51が実行する登録情報登録処理について図17を用いて説明する。図17は、第2の実施の形態の登録情報登録処理を示すフローチャートである。登録情報登録処理は、静脈の特徴を有する生体情報を含む登録情報を生成して登録する処理である。登録情報登録処理は、たとえば、ユーザ認証に用いる生体情報を予め登録する際に、認証制御部51により実行される。
[ステップS11]認証制御部51(撮像情報取得部21)は、撮像部12が有する生体検出部52により、撮像部12上の所定高さの位置に生体(手のひらまたは指)が位置したことを検出する。撮像情報取得部21は、生体を検出すると、撮像素子53により、生体部位判定用の生体画像を撮像して撮像情報を取得する。
[ステップS12]認証制御部51(部位判定部22)は、取得した撮像情報にもとづいて生体の部位を判定する生体判定処理を実行する。なお、生体判定処理は、予め選択肢として用意されている選択肢となる生体の部位のうちから、特定領域(第1特定領域31、第2特定領域32)にある特徴部位33の態様にもとづいて尤もらしい生体の部位を選択する処理である。生体判定処理については、図19を用いて後で説明する。
[ステップS13]認証制御部51(撮像情報取得部21)は、生体の部位の判定結果にもとづいて撮像条件を設定する。たとえば、撮像情報取得部21は、生体の部位に応じて光源部54の発光態様を設定する。なお、撮像情報取得部21は、生体の部位に応じて撮像素子53の撮像条件(感度や画像の大きさ、解像度など)を設定してもよい。
[ステップS14]認証制御部51(撮像情報取得部21)は、撮像素子53により、登録情報用の生体画像を撮像して撮像情報を取得する。
[ステップS15]認証制御部51(登録情報生成部23)は、取得した撮像情報(生体画像)にもとづいて静脈像(生体の特徴)を抽出する。登録情報生成部23は、抽出した静脈像にもとづいて生体情報を生成する。なお、生体情報は、たとえば、生体画像に映った静脈における特徴点(静脈の分岐点など)を示す情報であってもよい。あるいは、生体情報は、生体画像から静脈が映った領域を切り出した画像情報であってもよい。あるいは、生体情報は、生体画像そのものであってもよい。
[ステップS16]登録情報生成部23は、生体の部位を特定可能な部位情報と、生体情報、さらにユーザのIDなどの管理情報を含めて登録情報を生成する。
[ステップS17]認証制御部51(登録情報登録部24)は、登録情報記憶部25に登録情報を登録して登録情報登録処理を終了する。登録情報は、登録情報記憶部25に設定された情報管理テーブルに記録される。
次に、認証制御部51が実行する照合処理について図18を用いて説明する。図18は、第2の実施の形態の照合処理を示すフローチャートである。照合処理は、予め登録してある登録情報にもとづいて照合時に生成した生体情報を照合する処理である。照合処理は、たとえば、ユーザ認証をおこなう際に、認証制御部51により実行される。
[ステップS21]認証制御部51(部位判定部22)は、取得した撮像情報にもとづいて生体の部位を判定する生体判定処理を実行する。
[ステップS22]認証制御部51(撮像情報取得部21)は、生体の部位の判定結果にもとづいて撮像条件を設定する。
[ステップS23]認証制御部51(撮像情報取得部21)は、撮像素子53により、照合情報用の生体画像を撮像して撮像情報を取得する。
[ステップS24]認証制御部51(照合情報生成部26)は、取得した撮像情報(生体画像)にもとづいて静脈像(生体の特徴)を抽出する。照合情報生成部26は、抽出した静脈像にもとづいて生体情報を生成する。
[ステップS25]認証制御部51(照合情報生成部26)は、生体の部位を特定可能な部位情報と、生体情報を含む照合情報を生成する。
[ステップS26]認証制御部51(登録情報取得部27)は、登録情報記憶部25からユーザのIDをキーにして登録情報を取得する。認証制御部51(照合部28)は、照合情報に含まれる部位情報から、登録情報に含まれる、照合情報に含まれる部位情報に対応する生体情報と、照合情報に含まれる生体情報とを比較して照合する。照合部28は、登録情報に含まれる生体情報と、照合情報に含まれる生体情報が所定の確からしさで一致すれば照合成功とし、一致しなければ照合失敗とする。
[ステップS27]照合部28は、照合結果を報知(出力)して照合処理を終了する。
次に、認証制御部51が実行する生体判定処理について図19を用いて説明する。図19は、第2の実施の形態の生体判定処理を示すフローチャートである。生体判定処理は、予め選択肢として用意されている選択肢となる生体の部位のうちから、特定領域(第1特定領域31、第2特定領域32)にある特徴部位33の態様にもとづいて尤もらしい生体の部位を選択する処理である。生体判定処理は、登録情報登録処理のステップS12、および照合処理のステップS21で、認証制御部51(部位判定部22)により実行される。
[ステップS31]部位判定部22は、撮像情報のうちから第1特定領域31に対応する画像を取得する。
[ステップS32]部位判定部22は、撮像情報のうちから第2特定領域32に対応する画像を取得する。
[ステップS33]部位判定部22は、第1特定領域31に対応する画像および第2特定領域32に対応する画像のパタン評価をおこなう。
[ステップS34]部位判定部22は、生体情報取得部位を特定する。部位判定部22は、パタン評価により第1特定領域31に特徴部位33があるか否か、第2特定領域32に特徴部位33があるか否かを判定する。部位判定部22は、予め生体情報取得部位として手のひらと指を選択肢として有することから、撮像情報が手のひらであるか、あるいは指であるか、あるいはいずれでもないかを判定結果とする。なお、部位判定部22は、併せて画像のパタン評価により、手のひらまたは指が左右いずれの手のものかを判定する。たとえば、手のひらまたは指が左右いずれの手のものかの判定は、複数の特徴部位33の相対的位置関係、特定領域に対する各特徴部位33の位置関係、各特徴部位33の態様(指股の開き角度など)などにもとづいておこなうことができる。また、手のひらまたは指が左右いずれの手のものかの判定は、統計的に得られるパタンとの比較によりおこなうことができる。
[ステップS35]部位判定部22は、特定した生体情報取得部位が指か否かを判定する。部位判定部22は、特定した生体情報取得部位が指である場合にステップS36にすすみ、指でない場合にステップS37にすすむ。
[ステップS36]部位判定部22は、特定した生体情報取得部位が指である場合に、いずれの指(拇指、示指、中指、薬指、または小指)であるかを特定可能な情報をユーザから受け付ける。なお、部位判定部22は、ユーザからの受付に代えて、画像のパタン評価によりいずれの指であるかを特定してもよい。また、部位判定部22は、画像のパタン評価によりいずれの指であるかを特定した結果についてユーザに確認を求めるものであってもよい。
[ステップS37]部位判定部22は、判定結果にもとづいて生体情報取得部位を特定可能な情報を部位情報として生成する。
以上の処理を実行することにより、情報処理装置10は、複数の生体の部位のうちから生体情報の取得対象となる部位を容易に判定することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、情報処理装置が複数の特定の指の静脈の生体情報を同時に読み取る点で、第2の実施の形態と異なる。第3の実施の形態の説明では、第2の実施の形態との差異を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を使用して説明を省略する。
第3の実施の形態の情報処理装置は、第2の実施の形態の情報処理装置10と同様の構成とすることができる。以下、第3の実施の形態の情報処理装置も情報処理装置10と称する。
ここで、部位判定部22がおこなう手のひらと指の判定について、図20および図21を用いて説明する。図20は、第3の実施の形態の撮像部に複数の指が翳されている様子を示す図である。このとき、撮像情報取得部21は、撮像部12と同形で表された撮像範囲30で生体90を切り出したような生体画像を撮像情報として得る。撮像範囲30には、予め第1特定領域31と第2特定領域32とが設定されている。
示指と中指と薬指の3指を生体情報取得部位とする時に、第1特定領域31と第2特定領域32の間に3指が位置し、特徴部位33(指股)が第1特定領域31に位置する。
図示する生体90(右手)の特徴部位33は、特徴部位33b,33cが撮像範囲30の下部(撮像範囲内)に位置し、特徴部位33a,33dが撮像範囲30の下方(撮像範囲外)に位置する。特徴部位33のうち特徴部位33b,33cが第1特定領域31に位置する。このとき、第2特定領域32に特徴部位33がないことから、特徴部位33が第1特定領域31と第2特定領域32のいずれに位置するかを検出することにより、部位判定部22は、生体情報取得部位が指であることを判定できる。
図21は、特定領域として切り出された撮影画像の一例を示す図である。図21は、撮像部12に3指(示指と中指と薬指)が翳されたときの撮像情報の一部である。第1特定領域に対応する撮像情報38は、特徴部位33b,33cを含む。第2特定領域に対応する撮像情報39は、いずれの特徴部位33も含まない。部位判定部22は、第1特定領域31の所要位置に特徴部位33b,33cが所定の位置関係で位置することから、生体情報取得部位が示指と中指と薬指の3指であることを判定できる。また、部位判定部22は、第2特定領域32の所要位置に指先を検出することで、指を特定することもできる。
登録情報生成部23は、生体情報取得部位として、手の左右を含めて示指と中指と薬指を特定可能な部位情報と、3指の生体情報を含む登録情報を生成する。登録情報登録部24は、登録情報生成部23が生成した登録情報を登録情報記憶部25に登録する。これにより、認証に使用する予め登録された正規の権限を有するユーザの生体情報および生体情報取得部位(3指の内訳)と手の左右とユーザ情報が登録情報記憶部25に登録される。
照合部28は、登録情報取得部27が取得した登録情報と、照合情報生成部26が生成した照合情報とにもとづいて生体情報取得部位の対応をとって生体情報の照合をおこなう。照合部28は、セキュリティ性を高めるために、右手または左手の示指、中指および薬指の3指またはいずれか2指について照合をおこなうことが可能である。あるいは、照合部28は、3指のうち、いずれか1指が所定の確からしさで一致すれば照合成功とすることも可能である。あるいは、照合部28は、左右いずれかの手のひらと3指の4つの生体情報取得部位について、所定の確からしさで一致すれば照合成功とすることも可能である。情報処理装置10は、システムに求められる要件に応じて照合条件を柔軟に設計可能である。
登録情報記憶部25は、左右いずれかの手のひらと3指の4つの生体情報取得部位を特定可能な部位情報を登録情報に含めて記憶する。
次に、第3の実施形態の情報管理テーブルについて図22を用いて説明する。図22は、第3の実施の形態の情報管理テーブルの一例を示す図である。図22に示す情報管理テーブル130は、情報処理装置10が有する登録情報記憶部25に設定される。情報管理テーブル130は、情報処理装置10が認証に用いる登録情報を管理するテーブルである。
情報管理テーブル130は、項目として“番号”、“ID”、“左右”、“特徴データ”が設けられている。“特徴データ”は、さらにサブ項目として、“手”と“指2”と“指3”と“指4”とが設けられている。情報管理テーブル130は、各項目の情報が、登録情報として互いに関連付けられる。
項目“番号”は、登録情報を一意に識別するためにシーケンシャルに付与された識別番号である。項目“ID”は、ユーザを一意に識別するための識別情報である。たとえば、ID「a00001」は、情報処理装置10によって特定可能な唯一人のユーザに付与された識別情報である。
項目“左右”は、特徴データとして登録されている生体情報の取得部位が生体の左右のいずれに属するかを区別するための情報である。項目“特徴データ”は、ユーザに固有の生体情報であり、“手”と“指2”と“指3”と“指4”とを登録可能にしている。項目“手”は、手のひらの生体情報であり、項目“左右”によって、右手の手のひらであるか左手の手のひらであるかを特定することができる。項目“指2”は、示指の生体情報であり、項目“左右”によって、右手の示指であるか左手の示指であるかを特定することができる。項目“指3”は、中指の生体情報であり、項目“左右”によって、右手の中指であるか左手の中指であるかを特定することができる。項目“指4”は、薬指の生体情報であり、項目“左右”によって、右手の薬指であるか左手の薬指であるかを特定することができる。なお、3指は、デフォルトとして示指と中指と薬指を示すが、小指を含めるなどユーザ毎に設定するものであってもよい。
たとえば、特徴データ:手「DATAL00001」は、左手の手のひらの生体情報であり、特徴データ:指2「DATA2L00001」は、左手の示指の生体情報である。特徴データ:指3「DATA3L00001」は、左手の中指の生体情報であり、特徴データ:指4「DATA4L00001」は、左手の薬指の生体情報である。
このように、情報管理テーブル130は、項目“左右”およびサブ項目“手”と“指2”と“指3”と“指4”を生体情報取得部位を特定可能にする部位情報として管理する。また、情報管理テーブル130は、サブ項目“手”と“指2”と“指3”と“指4”に格納される情報を生体情報として管理する。
なお、情報管理テーブル130は、情報管理テーブルの一例であり、任意の項目を設定することができる。
次に、生体情報の取得時の生体の姿勢例として、右手の3指の静脈の撮像時の姿勢状態について、図23を用いて説明する。図23は、第3の実施の形態の右手の3指の静脈の撮像時の姿勢状態を俯瞰した様子を示す図である。なお、右手の指の静脈の撮像時の姿勢状態を側方から観察した様子は、図14に示した様子と同様である。
情報処理装置10で生体認証をおこなう際のユーザの姿勢を示す。たとえば、ユーザは、ユーザの頭部70、体幹部71を情報処理装置10の正面に向けて、右上腕部72および右前腕部73を所要の姿勢にして右手の3指(右手示指76、右手中指77、右手薬指78)を撮像部12の上方に位置させる。
ユーザに3指の静脈を撮像部12に撮像させる場合、図23に示すように、静脈を撮像させる右手の3指を、右手中指77の向きが情報処理装置10の側面に対して平行になるように位置させる。このとき、ユーザは、右手中指77の短径方向の中心を撮像部12の中心に合わせ、右手中指77をガイド表示17に合わせる。また、ユーザは、右手中指77と隣り合う右手示指76と右手薬指78を軽く開いた状態で、撮像面から一定の距離(たとえば、5cm)離した空間上に右手中指77を位置させる。このとき、右手示指76と右手中指77の間、および右手中指77と右手薬指78の間は開き、特徴部位33b,33cは、明瞭である。
図23に示すユーザの姿勢は、右手中指77を長軸として、右手のひら74が撮像面に対してねじれがなく、特徴部位33が明瞭であることから、撮像対象である右手の3指の特定を容易におこなえるほか、好適な生体情報(静脈像)を取得することが期待できる。したがって、情報処理装置10は、生体情報の登録や照合を迅速かつ確実におこなうことができる。
なお、図23では、ユーザの右手の3指の静脈を撮像する場合について説明したが、左手の3指、あるいはその他の指の静脈を撮像する場合、あるいは静脈に代えて指紋を撮像する場合についても同様である。
また、ユーザの右手の各指は、本体部11の上面から一定の距離だけ離れた空間上に位置している。このため、情報処理装置10は、キーボード13やその他の操作部に指や手のひらが触れて誤操作を起こすことを抑制できる。
ここで、生体情報取得部位としての3指からの生体情報の取得について図24を用いて説明する。図24は、第3の実施の形態の3指からの生体情報の取得の一例を説明する図である。
第1特定領域31に重なる位置から右手示指76と右手中指77と右手薬指78の輪郭像が第2特定領域32の方向に向かって延伸している。まず、この輪郭像より、3指のうち右手中指77を除いた右手示指76と右手薬指78に対応する静脈画像部分を抽出する。
認証制御部51は、特徴部位33b,33cを基準にした所定範囲を抽出範囲とすることで、右手示指76に対応する静脈画像部分と右手薬指78に対応する静脈画像部分とを容易に抽出することができる。
認証制御部51は、特徴部位33bから延伸する右手示指76の輪郭線の接線を求め、撮像範囲30の左辺(ガイド表示17に平行な線)との間でなす角度R1を求める。認証制御部51は、右手示指76に対応する静脈画像部分を角度R1だけ回転させて、右手中指77に対応する静脈画像部分と向きを揃える。また、認証制御部51は、特徴部位33cから延伸する右手薬指78の輪郭線の接線を求め、撮像範囲30の左辺(ガイド表示17に平行な線)との間でなす角度R2を求める。認証制御部51は、右手薬指78に対応する静脈画像部分を角度R2だけ回転させて、右手中指77に対応する静脈画像部分と向きを揃える。これにより、認証制御部51は、3指に対応するそれぞれの静脈画像部分の向きを揃えることができる。なお、右手中指77に対応する静脈画像部分は、ガイド表示17に平行である。
このように、認証制御部51は、ガイド表示17に沿っていない指についても、ガイド表示17に沿った方向に容易に補正することができる。また、各指の補正した生体情報(静脈画像部分)は、向きを統一して登録情報記憶部25に登録情報として登録される。また、認証制御部51は、照合時においても同様に各指の補正した生体情報(静脈画像部分)を照合情報とすることができるので、照合時に照合情報または登録情報を逐一回転補正することを要しない。したがって、情報処理装置10は、複数の指を照合対象としても高速な処理を実現することができる。
図25は、第3の実施の形態の右手の3指の生体情報を登録する時のメッセージウインドウの一例を示す図である。メッセージウインドウ132は、情報処理装置10が有するモニタ15の表示画面に表示されるウインドウの一例である。メッセージウインドウ132は、ユーザの右手の3指(右手示指76、右手中指77、右手薬指78)を撮像して取得した生体情報の登録に成功したことを通知するメッセージおよび画像を表示する。メッセージウインドウ132は、たとえば、「右手の人差指、中指、薬指の登録に成功しました。」というメッセージ133と、登録の際に撮像された右手示指76の静脈、右手中指77の静脈、および右手薬指78の静脈を示す生体画像134を表示情報として含む。メッセージウインドウ132は、OKボタン135などの操作アイコンを表示する。ユーザは、メッセージウインドウ132の表示内容を確認した場合、OKボタン135を操作することにより、メッセージウインドウ132の表示を終了させることができる。
なお、第3の実施の形態によっても、第2の実施の形態で述べたのと同様の効果を奏する。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、ネットワークを介して接続されたサーバと通信することにより生体認証をおこなう点で、第2の実施の形態と異なる。第4の実施の形態の説明では、第2の実施の形態との差異を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を使用して説明を省略する。
図26は、第4の実施の形態の情報処理装置を示すブロック図である。
情報処理装置10aは、撮像情報取得部21と、部位判定部22と、登録情報生成部23と、登録情報登録部24と、照合情報生成部26と、登録情報取得部27と、照合部28を有する。サーバ300は、登録情報記憶部25を有する。
情報処理装置10aは、LAN(Local Area Network)またはWAN(Wide Area Network)などの通信回線であるネットワーク110を介してサーバ300と通信可能に接続し、サーバ300が有する登録情報記憶部25にアクセス可能である。
これにより、第4の実施の形態によっても、第2の実施の形態で述べたのと同様の効果を奏する。
また、ネットワーク110を介して複数の情報処理装置で複数のユーザがそれぞれの登録情報を登録または更新する場合、サーバ300が登録情報を集中管理することにより、セキュリティおよび管理効率をより高めることができる。
また、各ユーザがネットワーク110を介して複数の情報処理装置で登録情報を登録および更新することも可能になるため、管理者およびユーザの利便性を高めることができる。
また、予め生体情報を生体情報取得部位別に登録することにより、ネットワーク110を介して複数の情報処理装置で多数のユーザが1対N照合をおこなう際に、生体情報取得部位別に照合対象となる生体情報を絞り込むことができる。このため、情報処理装置10aは、認証処理の負荷を抑制することができる。すなわち、情報処理装置10aは、1対N照合をおこなう場合に高速で照合することができるため、ユーザの利便性を増加させることができる。
また、1対N照合の処理時間は、登録されている登録情報の数(N)に比例する。このため、情報処理装置10aは、照合に要する時間や認証処理に要する時間の増加を抑制しながら、生体情報取得部位別の生体情報の数を増加させることができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報処理装置1,10,10aが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RWなどがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLDなどの電子回路で実現することもできる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。更に、多数の変形や変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
1 情報処理装置
2 撮像情報取得部
3 部位判定部
4 撮像情報
5 第1特定領域に対応する撮像情報
6 第2特定領域に対応する撮像情報
7 撮像範囲
8a 第1特定領域
8b 第2特定領域
9 生体

Claims (5)

  1. 生体を撮像した撮像情報を取得する撮像情報取得部と、
    前記生体の撮像範囲のうちの一部であり予め設定した第1特定領域に対応する撮像情報と、前記生体の撮像範囲のうちの一部であり前記第1特定領域と異なる予め設定した第2特定領域に対応する撮像情報とのうちいずれか一方から前記生体の部位を特定可能な特徴部位を検出して前記生体の部位を判定する部位判定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判定の対象となる前記生体の部位は、1以上の手指、または手のひらであり、前記特徴部位は、指股であって、
    前記第1特定領域は、前記手指の撮像時に前記指股を特定可能な領域であり、
    前記第2特定領域は、前記手のひらの撮像時に前記指股を特定可能な領域であり、
    前記部位判定部は、前記第1特定領域で前記指股を検出した場合に前記生体の部位を手指であると判定し、前記第2特定領域で前記指股を検出した場合に前記生体の部位を手のひらであると判定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記部位判定部が特定した前記生体の部位に応じた撮像条件で前記生体を撮像するための撮像条件を設定する撮像条件設定部を備え、
    前記撮像情報取得部は、前記撮像条件で撮像した撮像情報を取得可能である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. コンピュータに、
    生体を撮像した撮像情報を取得し、
    前記生体の撮像範囲のうちの一部であり予め設定した第1特定領域に対応する撮像情報と、前記生体の撮像範囲のうちの一部であり前記第1特定領域と異なる予め設定した第2特定領域に対応する撮像情報とのうちいずれか一方から前記生体の部位を特定可能な特徴部位を検出して前記生体の部位を判定する、
    処理を実行させることを特徴とする生体部位判定プログラム。
  5. コンピュータが、
    生体を撮像した撮像情報を取得し、
    前記生体の撮像範囲のうちの一部であり予め設定した第1特定領域に対応する撮像情報と、前記生体の撮像範囲のうちの一部であり前記第1特定領域と異なる予め設定した第2特定領域に対応する撮像情報とのうちいずれか一方から前記生体の部位を特定可能な特徴部位を検出して前記生体の部位を判定する、
    ことを特徴とする生体部位判定方法。
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