以下に、本発明の一実施の形態について説明する。
図1、図2は、本実施の形態に係る情報端末1の動作例を説明するためのシーケンス図である。
2つの情報端末1間において、それぞれの情報端末1が備える電話機能により通話が開始されたものとする(S100)。ここで、通話終了後に問合せ、資料請求等のアクションを実行する側の情報端末1をアクション側情報端末1と呼び、このアクションに対して回答、資料送付等のレスポンスを実行する側の情報端末1をレスポンス側情報端末1と呼ぶこととする。
アクション側情報端末1は、操作者から通話表示指示を受け付けると(S101)、レスポンス側情報端末1から受信する通話音声データに対して音声認識処理を施して、通話内容を表すテキストデータ(以下、通話内容データ)を生成し、この通話内容データを表示画面に表示する(S102)。また、アクション側情報端末1は、通話で説明を受けている商品の資料データ等、アクション側情報端末1に保存されている所望のドキュメントデータの表示指示を操作者から受け付けると(S103)、この所望のドキュメントデータを表示画面に表示する(S104)。
図3は、アクション側情報端末1における通話内容データおよびドキュメントデータの表示例を示す図である。この例では、アクション側情報端末1の表示画面200に、2つの表示窓201、202が設けられており、一方の表示窓201には、通話相手の通話内容データが表示され、他方の表示窓202には、操作者より指定されたドキュメントデータが表示されている。ここで、操作者は、マウス、タッチパネル等を利用して、表示窓201、202に表示中の通話内容データ、ドキュメントデータから、通話終了後に確認したいこと、問合せしたいこと等に関連する任意のテキスト列を選択することが可能である。
つぎに、アクション側情報端末1は、操作者によって、表示画面200の表示窓201、202に表示されている通話内容データ、ドキュメントデータから、通話終了後に確認したこと、問合せしたいこと等に関連する任意のテキスト列が選択されると(S105)、この選択されたテキスト列をメモデータとして特定する(S106)。
表示窓202は、自情報端末1が備えるカメラが撮像した、または通信中の相手情報端末1から受信した会話中の相手画像データを表示し、マウス、タッチパネル等を利用して、確認したいこと、問合せしたいこと等に関連する表示部分を選択し、画像データを文字データに変換したテキスト列をメモデータとして特定するようにしてもよい。
アクション側情報端末1は、メモデータを特定したら、メールアドレス要求を送信する(S107)。
メールアドレス要求は、例えば、IEEE802.11により規定されるProbe Requestを使用する。
メールアドレス要求の送信先は、レスポンス側情報端末が、所定のタイミング、例えば30秒ごとに送信する存在通知パケットに含まれる情報端末1のIDを指定する。
存在通知パケットは、例えばIEEE802.11により規定されるProbe Requestを使用し、存在通知パケットを送信する情報端末1のIDを含む。
情報端末1のIDは、例えばMACアドレスを使用する。
なお、存在通知パケットの所定のタイミングによる送信は、アクション側情報端末1も行う。
レスポンス側情報端末1は、メールアドレス要求を受信したら(S200)、メールアドレス要求を送信した相手へ、自情報端末1にあらかじめ保持している自分の電子メールアドレスを送信する(S201)。
メールアドレス送信は、例えば、IEEE802.11により規定されるProbe Reseponseを使用する。
アクション側情報端末1は、メールアドレスを受信したら(S108)、近傍端末のメールアドレスとして保持する(S109)。
尚、本実施例ではアクション側の情報端末1とレスポンス側の情報端末1とを1対1で通信する場合を前提に説明している本願はこれに限定されない。レスポンス側の情報端末1は、複数存在していてもよい。また、アクション側の情報端末1は、近傍端末のメールアドレスは複数保持できることとする。
その後、アクション側情報端末1およびレスポンス側情報端末1間における通話が終了したものとする(S110)。
アクション側情報端末1は、操作者から入力フォームの表示指示を受け付けると(S111)、リマインダ管理情報の入力フォームを表示画面に表示して(S112)、操作者からリマインダ管理情報を受け付ける(S113)。
図4は、アクション側情報端末1におけるリマインダ管理情報の入力フォームの表示例を示す図である。この例では、アクション側情報端末1の表示画面200に、入力フォーム210が表示窓201、202上に重ねて表示されている。入力フォーム210は、管理IDの表示欄211と、メモデータの入力欄212と、実行するアクションのアクション種別の選択欄213と、アクション相手の電子メールアドレスの入力欄214と、アクション実行通知タイミングの入力欄215と、このアクションに対するレスポンスのレスポンス確認通知タイミングの入力欄216と、コメントの入力欄217と、を有する。
メモデータの入力欄212には、表示窓201、202に表示されている通話内容データ、ドキュメントデータから操作者によって選択されたテキスト列が表示されるが、この入力欄212のテキスト列は、操作者が任意に編集可能である。また、アクション種別の選択欄213は、アクション種別リストがプルダウンで表示可能であり、操作者はそのアクション種別リストの中から所望のアクション種別を選択可能である。アクション種別としては、例えば、資料請求、問合せ、依頼、連絡等がある。また、アクション相手の電子メールアドレスの入力欄214には、前述したステップ109で保持した近傍端末(ここでは、レスポンス側情報端末1)の電子メールアドレスが表示されるが、この入力欄214の電子メールアドレスは、操作者が任意に編集可能である。また、アクション実行通知タイミングの入力欄215には、アクション実行を促すリマインダ通知を表示する日時が入力され、レスポンス確認通知タイミングの入力欄216には、アクションに対するレスポンスの確認を促すリマインダ通知を表示する日時が入力される。また、コメントの入力欄217は、メモデータの補足コメントを入力するために利用される。
コメントの入力欄217は、テキストデータを入力、表示するほか、自情報端末1に備えたマイクからの音声データを入力、再生できるようにしてもよい。
アクション相手の電子メールアドレスの入力欄214には、メモデータを特定した場合に(S106)、自情報端末が、当該会議の出席者に係る情報を蓄積している会議サーバから取得した、当該会議に出席している者へアクセスするための電子メールアドレスを表示してもよい。
つぎに、アクション側情報端末1は、操作者より、入力フォーム210を介して、メモデータ、アクション種別、アクション相手の電子メールアドレス、アクション実行通知タイミング、レスポンス確認通知タイミング等が入力されると、これらの情報および入力フォーム210の表示欄211に表示されている管理IDと、アクション実行の有無「未実行」およびレスポンス受領の有無「未受領」と、を含むリマインダ管理情報を記憶する(S114)。それから、このリマインダ管理情報に含まれているアクション実行通知タイミングおよびレスポンス確認通知タイミングの到来を監視する。
さて、アクション側情報端末1は、リマインダ管理情報に含まれているアクション実行通知タイミングが到来したことを検出すると(S115)、このリマインダ管理情報に含まれているアクション実行の有無が「未実行」であることを確認して、このリマインダ管理情報に含まれている管理ID、メモデータ、アクション種別、およびアクション相手の電子メールアドレスを少なくとも含む、アクション実行を促すリマインダ通知の表示を開始する(S116)。
図5は、アクション側情報端末1におけるアクション実行を促すリマインダ通知の表示例を示す図である。この例では、アクション側情報端末1の表示画面200に、アクション実行を促すリマインダ通知表示窓220が表示されている。このリマインダ通知表示窓220は、リマインダ通知対象のリマインダ管理情報に含まれている管理IDの表示欄221と、このリマインダ通知がアクション実行を促すためのものであることを示す表示欄222と、このリマインダ管理情報に含まれているメモデータ、アクション種別、アクション相手の電子メールアドレス、およびコメントの表示欄223〜226と、このリマインダ管理情報に含まれているアクション実行の有無を示すチェック欄227と、を有する。操作者がチェック欄227にチェックを入れると、アクション側情報端末1は、このリマインダ管理情報に含まれているアクション実行の有無を「未実行」から「実行済」に更新する。
アクション側情報端末1は、アクション実行通知タイミングが到来したことを検出すると、このリマインダ管理情報に含まれているアクション実行の有無が「実行済」となるまで、アクション実行を促すリマインダ通知表示窓220を定期的(例えば1時間おき)に表示する。
つぎに、アクション側情報端末1は、アクション実行を促すリマインダ通知表示窓220が表示画面200に表示されている状態において、操作者から電子メールの作成指示を受け付けると(S117)、リマインダ通知対象のリマインダ管理情報に含まれているアクション相手(レスポンス側情報端末1)の電子メールアドレスを送信先アドレスとし、このリマインダ管理情報に含まれているアクション種別を件名(電子メールのタイトル)とし、そして、このリマインダ管理情報に含まれている管理ID、メモデータ、レスポンス確認通知タイミング、およびコメントがメール本文に所定のフォーマットで記述されたアクションメールを作成する。そして、必要に応じて、操作者から、このアクションメールに対する編集操作、ファイルの添付操作等を受け付けた後、このアクションメールを、アクション相手であるレスポンス側情報端末1に送信する(S118)。
その後、アクション側情報端末1は、リマインダ通知対象のリマインダ管理情報に含まれているアクション実行の有無を「未実行」から「実行済」に更新するとともに(S119)、アクション実行を促すリマインダ通知の表示を終了する(S120)。
一方、レスポンス側情報端末1は、アクション側情報端末1からアクションメールを受信すると(S202)、このアクションメールの件名(アクション種別)に対するレスポンスを、実行すべきアクションのアクション種別とし、このアクションメールの送信元アドレスをアクション相手の電子メールアドレスとし、このアクションメールのメール本文に記述されているレスポンス確認通知タイミングをアクション実行通知タイミングとして、これらの情報と、このアクションメールのメール本文に記述されている管理ID、メモデータ、およびコメントと、アクション実行の有無「未実行」と、を含むリマインダ管理情報を生成して記憶する(S203)。それから、このリマインダ管理情報に含まれているアクション実行通知タイミングの到来を監視する。
さて、アクション側情報端末1は、リマインダ管理情報に含まれているリマインダ確認通知タイミングが到来したことを検出すると(S121)、このリマインダ管理情報に含まれているアクション実行の有無およびリマインダ受領の有無がそれぞれ「実行済」、「未受領」であることを確認して、このリマインダ管理情報に含まれている管理ID、メモデータ、アクション種別、およびアクション相手の電子メールアドレスを少なくとも含む、レスポンス確認を促すリマインダ通知の表示を開始する(S122)。
図6は、アクション側情報端末1における、レスポンス確認を促すリマインダ通知の表示例を示す図である。この例では、アクション側情報端末1の表示画面200に、レスポンス確認を促すリマインダ通知表示窓230が表示されている。このリマインダ通知表示窓230は、リマインダ通知対象のリマインダ管理情報に含まれている管理IDの表示欄231と、このリマインダ通知がレスポンス確認を促すものであることを示す表示欄232と、このリマインダ管理情報に含まれているメモデータ、アクション種別、アクション相手の電子メールアドレス、およびコメントの表示欄233〜236と、このリマインダ管理情報に含まれているレスポンス受領の有無を示すチェック欄237と、を有する。操作者がチェック欄237にチェックを入れると、アクション側情報端末1は、このリマインダ管理情報に含まれているレスポンス受領の有無を「未受領」から「受領済」に更新する。
アクション側情報端末1は、レスポンス確認通知タイミングが到来したことを検出すると、このリマインダ管理情報に含まれているレスポンス受領の有無が「受領済」となるまで、このレスポンス受領確認のリマインダ通知表示窓230を定期的(例えば1時間おき)に表示する。
一方、レスポンス側情報端末1は、リマインダ管理情報に含まれているアクション実行通知タイミングが到来したことを検出すると(S204)、このリマインダ管理情報に含まれているアクション実行の有無が「未実行」であることを確認して、このリマインダ管理情報に含まれている管理ID、メモデータ、アクション種別、およびアクション相手の電子メールアドレスを少なくとも含む、アクション実行を促すリマインダ通知の表示を開始する(S205)。
図7は、レスポンス側情報端末1における、アクション実行を促すリマインダ通知の表示例を示す図である。この例では、レスポンス側情報端末1の表示画面200に、アクション実行を促すリマインダ通知表示窓240が表示されている。このリマインダ通知表示窓240は、リマインダ通知対象のリマインダ管理情報に含まれている管理IDの表示欄241と、このリマインダ通知がアクション実行を促すものであることを示す表示欄242と、このリマインダ管理情報に含まれているメモデータ、アクション種別、アクション相手の電子メールアドレス、およびコメントの表示欄243〜246と、このリマインダ管理情報に含まれているアクション実行の有無を示すチェック欄247と、を有する。ここでは、アクション種別244として、アクション側情報端末1から受信したアクションメールに記述されていたアクション種別に対するレスポンスが表示される。操作者がチェック欄247にチェックを入れると、レスポンス側情報端末1は、このリマインダ管理情報に含まれているアクション実行の有無を「未実行」から「実行済」に更新する。
レスポンス側情報端末1は、アクション実行通知タイミングが到来したことを検出すると、このリマインダ管理情報に含まれているアクション実行の有無が「実行済」となるまで、このアクション実行を促すリマインダ通知表示窓240を定期的(例えば1時間おき)に表示する。
つぎに、レスポンス側情報端末1は、アクション実行を促すリマインダ通知表示窓240が表示画面200に表示されている状態において、操作者から電子メールの作成指示を受け付けると(S206)、リマインダ通知対象のリマインダ管理情報に含まれているアクション相手(アクション側情報端末1)の電子メールアドレスを送信先アドレスとし、このリマインダ管理情報に含まれているアクション種別を件名(電子メールのタイトル)とし、そして、このリマインダ管理情報に含まれている管理ID、メモデータ、コメントがメール本文に記述されたレスポンスメールを作成する。そして、必要に応じて、操作者から、このレスポンスメールに対する編集操作、ファイルの添付操作等を受け付けた後、このレスポンスメールを、アクション相手であるアクション側情報端末1に送信する(S207)。
その後、レスポンス側情報端末1は、リマインダ通知対象のリマインダ管理情報に含まれているアクション実行の有無を「未実行」から「実行済」に更新するとともに(S208)、アクション実行を促すリマインダ通知の表示を終了する(S209)。
さて、アクション側情報端末1は、レスポンス側情報端末1からレスポンスメールを受信すると(S123)、このレスポンスメールのメール本文に記述されている管理IDをキーにしてリマインダ管理情報を検索する。そして、このリマインダ管理情報に含まれているレスポンス受領の有無を「未受領」から「受領済」に更新するとともに(S124)、このリマインダ管理情報に基づく、レスポンス確認を促すリマインダ通知の表示を終了する(S125)。
図8は、情報端末1の概略機能構成図である。
図示するように、情報端末1は、通信インターフェース部101と、マンマシンインターフェース部102と、電話処理部103と、電子メール処理部104と、リマインダ管理情報記憶部105と、リマインダ管理情報更新部106と、通知タイミング監視部107と、音声認識部108と、ドキュメントデータ記憶部109と、主制御部110と、近傍端末検出部111と、を備えている。
通信インターフェース部101は、無線の通信網を介して他の情報端末1と通信するためのインターフェースである。
マンマシンインターフェース部102は、電話用のハンドセット、ユーザに各種情報を表示するためのLCD等の表示画面200、およびユーザから各種操作を受け付けるためのキーボード、タッチセンサ等の操作パネルを備える。
電話処理部103は、SIP(Session Initiation Protocol)等の所定の呼制御プロトコルに従って発着信制御を行うとともに、RTP(Real Time Transport Protocol)等の所定の伝送プロトコルに従って通話中制御を行うことにより、通信インターフェース部101およびマンマシンインターフェース部102と連携して、電話機能を実現する。
電子メール処理部104は、POP3(Post Office Protocol)等のメール受信プロトコルに従って電子メールの受信制御を行うとともに、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等のメール送信プロトコルに従って電子メールの送信制御を行うことにより、通信インターフェース部101およびマンマシンインターフェース部102と連携して、電子メール機能を実現する。
リマインダ管理情報記憶部105には、リマインダ管理情報が記憶される。
図9は、リマインダ管理情報記憶部105の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、リマインダ管理情報記憶部105には、リマインダ管理情報毎にレコード1050が記憶されている。レコード1050は、リマインダ管理情報を識別するための管理IDを登録するフィールド1051と、操作者がやるべきこと、確認すべきこと等が記述されたメモデータを登録するフィールド1052と、問合せ、資料請求、あるいはこれらに対するレスポンス等の実行すべきアクションのアクション種別を登録するフィールド1053と、アクション実行通知タイミングを登録するフィールド1054と、アクション実行の有無を登録するフィールド1055と、アクション相手の電子メールアドレスを登録するフィールド1056と、レスポンス確認通知タイミングを登録するフィールド1057と、レスポンス受領の有無を登録するフィールド1058と、メモデータに対する補足コメントを登録するフィールド1059と、を有する。ここで、管理IDは、例えば情報端末1の端末IDおよび連番から構成され、アクション側情報端末1およびレスポンス側情報端末1間においてリマインダ管理情報毎にユニークとなるよう決定される。
リマインダ管理情報更新部106は、主制御部110の指示に従いリマインダ管理情報記憶部105の登録内容を更新する。
通知タイミング監視部107は、リマインダ管理情報記憶部105に記憶されているレコード1050毎に、フィールド1054に登録されているアクション実行通知タイミング、およびフィールド1057に登録されているレスポンス確認通知タイミングの到来を監視する。そして、アクション実行通知タイミングが到来したレコード1050を検出した場合に、このレコード1050のフィールド1055に登録されているアクション実行の有無が「未実行」であるならば、主制御部110に対して、このレコード1050とともにアクション実行通知タイミングの到来を通知する。また、レスポンス確認通知タイミングが到来したレコード1050を検出した場合に、このレコード1050のフィールド1055、1058に登録されているアクション実行の有無、レスポンス受領の有無がそれぞれ「実行済」、「未受領」であるならば、主制御部110に対して、このレコード1050とともにレスポンス確認通知タイミングの到来を通知する。
音声認識部108は、主制御部110の指示に従い電話処理部103から通話相手の通話音声データを取得する。そして、取得した通話音声データに音声認識処理を施して、これを、テキストデータからなる通話内容データに変換し、この通話内容データを主制御部110に渡す。
ドキュメントデータ記憶部109には、通話相手等から予め受け取った資料データ、カタログデータ等のドキュメントデータが記憶されている。
主制御部110は、情報端末1の各部101〜109および111を統括的に制御する。
また、主制御部110は、通知タイミング監視部107から、アクション実行通知タイミングが到来した通知をレコード1050とともに受け取ったならば、このレコード1050に登録されているリマインダ管理情報に基づいて、アクション実行を促すリマインダ通知をマンマシンインターフェース部102に表示し、通知タイミング監視部107から、レスポンス確認通知タイミングが到来した通知をレコード1050とともに受け取ったならば、このレコード1050に登録されているリマインダ管理情報に基づいて、レスポンス確認を促すリマインダ通知をマンマシンインターフェース部102に表示する。
また、主制御部110は、マンマシンインターフェース部102を介して受け付けた操作者の指示に従い、あるいは電子メール処理部104により送受信されるアクションメールまたはレスポンスメール、近傍端末検出部111により受信したアドレスに従い、リマインダ管理情報更新部106に、リマインダ管理情報記憶部105の登録内容を更新させる。
さらに、主制御部110は、マンマシンインターフェース部102を介して受け付けた操作者の指示に従い、音声認識部108に音声認識処理を実行させて、通話相手の通話音声データを通話内容データに変換させ、この通話内容データをマンマシンインターフェース部102に表示したり、ドキュメントデータ記憶部109に記憶されている所望のドキュメントデータをマンマシンインターフェース部102に表示したりする。
近傍端末検出部111は、あらかじめ自情報端末1のアドレスを保持しておく。自情報端末1のアドレスは、マンマシンインターフェース部102から入力を受け付け、主制御部110を介して近傍端末検出部111で記憶する。近傍端末検出部111は、通信インターフェース部101を介して存在通知を送受信する。近傍端末検出部111は、通信インターフェース部101を介してアドレスを送受信し、そのアドレスを近傍端末のアドレスとして保持する。近傍端末検出部111は、主制御部110およびリマインダ管理情報更新部106を介して、リマインダ管理情報記憶部105のアクション相手の電子メールアドレスを登録するフィールド1056の登録内容を、近傍端末のアドレスに更新させる。
図10および図11は、情報端末1におけるリマインダ管理情報登録に関する処理フローを説明するための図である。
情報端末1の近傍端末検出部111は、存在通知タイミングが到来したとき(S300でYES)、存在通知パケットを送信する(S301)。
情報端末1の近傍端末検出部111は、通信インターフェース部101を介して、他の情報端末1が送信した存在通知パケットを検出すると(S302でYES)、受信した存在通知パケットに含まれる情報端末1のIDを記憶する(S303)。
情報端末1は、操作者からメモデータの特定操作を受け付けると(S304でYES)、存在通知パケットを送信した相手にメールアドレス要求を送信する(S305)。
情報端末1の近傍端末検出部111は、通信インターフェース部101を介して、近傍に存在する他の情報端末1からメールアドレスを受信すると(S306でYES)、近傍端末のメールアドレスとして保持する(S307)。
情報端末1の近傍端末検出部111は、通信インターフェース部101を介して、他の情報端末1からメールアドレス要求を受信すると(S308でYES)、メールアドレス要求を送信した相手に、自情報端末1の電子メールアドレスを送信する(S309)。
主制御部110は、通話中にマンマシンインターフェース部102を介して操作者から通話表示指示を受け付けると(S310、S311でともにYES)、音声認識部108に音声認識処理を指示する。これを受けて、音声認識部108は、電話処理部103から通話相手の通話音声データを取得して、この通話音声データに音声認識処理を施し、この通話音声データを、テキストデータからなる通話内容データに変換する。そして、この通話内容データを主制御部110に渡す。主制御部110は、音声認識部108から受け取った通話内容データを、例えば図3に示す表示窓201のように、マンマシンインターフェース部102に表示する(S312)。
また、主制御部110は、マンマシンインターフェース部102を介して操作者から、ドキュメントデータの指定を伴うドキュメント表示指示を受け付けると(S313でYES)、ドキュメントデータ記憶部109から指定されたドキュメントデータを読み出して、このドキュメントデータを、例えば図3に示す表示窓202のように、マンマシンインターフェース部102に表示する(S314)。
また、主制御部110は、マンマシンインターフェース部102に通話内容データおよびドキュメントデータの少なくとも一方を表示している状態において、これらの表示データ上で操作者からテキスト列の選択を受け付けると(S315でYES)、操作者の確認したいこと、問合せしたいこと等を示すメモデータとして、この選択されたテキストデータを特定する(S316)。それから、主制御部110は、マンマシンインターフェース部102に通話内容データを表示中であるならば(S317でYES)、近傍端末検出部111が保持している近傍端末のアドレス情報を取得し、アクション相手の電子メールアドレスとして、この取得したアドレス情報を特定する(S318)。
また、主制御部110は、マンマシンインターフェース部102を介して操作者から入力フォームの表示指示を受け付けると(S319でYES)、管理IDを生成するとともに、操作者から、リマインダ管理情報を構成するメモデータ、アクション種別、アクション相手の電子メールアドレス、アクション実行通知タイミング、レスポンス確認通知タイミング、およびコメント等を受け付けるための入力フォーム210(図4参照)を表示する(S320)。主制御部110は、生成した管理IDを入力フォーム210の表示欄211に表示するとともに、メモデータを特定済みならば(S321でYES)、特定したメモデータを入力フォーム210の入力欄212にデフォルトで表示する(S322)。この際、アクション相手の電子メールアドレスも特定済みならば、この電子メールアドレスも入力フォーム210の入力欄214にデフォルトで表示する。
つぎに、主制御部110は、入力フォーム210を介して操作者から、メモデータ、アクション種別、アクション相手の電子メールアドレス、アクション実行通知タイミング、レスポンス確認通知タイミング、およびコメントを受け付けたならば(S323でYES)、これらの情報を管理IDとともにリマインダ管理情報更新部106に渡す。これを受けて、リマインダ管理情報更新部106は、リマインダ管理情報記憶部105に新たなレコード1050を追加し、このレコード1050のフィールド1051〜1054、1056、1057、1059に、主制御部110から受け取った管理ID、メモデータ、アクション種別、アクション実行通知タイミング、アクション相手のアドレス、レスポンス確認通知タイミング、およびコメントを登録する。また、フィールド1055、1058のアクション実行の有無、レスポンス受領の有無を、それぞれ「未実行」、「未受領」とする(S324)。
また、電子メール処理部104は、通信インターフェース部101を介して他の情報端末1からアクションメールを受信した場合(S325でYES)、この受信したアクションメールを主制御部110に通知する。これを受けて、主制御部110は、このアクションメールのメール本文に記述されている管理ID、メモデータ、レスポンス確認通知タイミング、およびコメントを、新たに生成するリマインダ管理情報の管理ID、メモデータ、アクション実行通知タイミング、およびコメントに設定する。また、このアクションメールの件名に記述されているアクション種別に対するレスポンスを、新たに生成するリマインダ管理情報のアクション種別に設定するとともに、このアクションメールの送信元アドレスを、新たに生成するリマインダ管理情報のアクション相手の電子メールアドレスに設定する。
ここで、受信した電子メールがアクションメールであることの判断は、電子メールの件名が何らかのアクションに対するレスポンスでないことを確認するか、あるいは、電子メールのメール本文に含まれている管理IDが他の情報端末1により発行されたものであることを確認することにより行うことができる。なお、電子メールに、この電子メールがアクションメールであることを示すフラグを含めるようにしてもよい。
それから、主制御部110は、新たに生成するリマインダ管理情報の管理ID、メモデータ、アクション種別、アクション実行通知タイミング、アクション相手の電子メールアドレス、およびコメントを、リマインダ管理情報更新部106に渡す。これを受けて、リマインダ管理情報更新部106は、リマインダ管理情報記憶部105に新たなレコード1050を追加し、このレコード1050のフィールド1051〜1054、1056、1059に、主制御部110から受け取った管理ID、メモデータ、アクション種別、アクション実行通知タイミング、アクション相手の電子メールアドレス、およびコメントを登録する。また、フィールド1055のアクション実行の有無を「未実行」とする(S326)。なお、フィールド1057、1058のレスポンス確認通知タイミング、レスポンス受領の有無は、ヌルデータとする。
また、電子メール処理部104は、通信インターフェース部101を介して他の情報端末1からレスポンスメールを受信した場合(S327でYES)、この受信したレスポンスメールを主制御部110に通知する。これを受けて、主制御部110は、リマインダ管理情報更新部106を介して、このレスポンスメールのメール本文に記述されている管理IDがフィールド1051に登録されているレコード1050を検索する。そして、この検索したレコード1050のフィールド1058に登録されているレスポンス受領の有無を「受領済」に更新する(S328)。
ここで、受信した電子メールがレスポンスメールであることの判断は、電子メールの件名が何らかのアクションに対するレスポンスであることを確認するか、あるいは、電子メールのメール本文に含まれている管理IDが自情報端末1により発行されたものであることを確認することにより行うことができる。なお、電子メールにこの電子メールがレスポンスメールであることを示すフラグを含めるようにしてもよい。
図12および図13は、情報端末1におけるリマインダ通知に関する処理フローを説明するための図である。
通知タイミング監視部107は、リマインダ管理情報記憶部105の全レコード150のフィールド1054、1057を定期的にチェックしている。
まず、通知タイミング監視部107は、リマインダ管理情報記憶部105から、フィールド1054に登録されているアクション実行通知タイミングが到来したレコード1050を検出すると(S400でYES)、このレコード1050のフィールド1055に登録されているアクション実行の有無が「未実行」であるか否かを調べる(S401)。そして、アクション実行の有無が「未実行」である場合(S401でYES)、前回、アクション実行通知タイミングの到来をこのレコード1050とともに主制御部110に通知してから所定時間(例えば1時間)を経過しているか、今回がアクション実行通知タイミング到来の最初の通知であるならば(S402でYES)、主制御部110に対して、アクション実行通知タイミングの到来をこのレコード1050とともに通知する。
これを受けて、主制御部110は、このレコード1050に基づく、アクション実行を促すリマインダ通知をマンマシンインターフェース部102に表示する(S403)。例えば、図5および図7に示すような、アクション実行を促すリマインダ通知表示窓220、240を表示する。
その後、主制御部110は、マンマシンインターフェース部102を介して操作者から、電子メールの作成指示を受け付けたならば(S404でYES)、このレコード1050のフィールド1053に登録されているアクション種別が何らかのアクションに対するレスポンスであるか否かを調べる(S405)。そして、アクション種別が何らかのアクションに対するレスポンスでない場合(S405でNO)、主制御部110は、電子メール処理部104にこのレコード1050を渡してアクションメールの作成を指示する。これを受けて、電子メール処理部104は、主制御部110から受け取ったレコード1050のフィールド1056に登録されているアクション相手の電子メールアドレスを送信先アドレスとし、フィールド1053に登録されているアクション種別を件名とし、そして、フィールド1051、1052、1057、1059に登録されている管理ID、メモデータ、レスポンス確認通知タイミング、およびコメントが所定のフォーマットでメール本文に記述されたアクションメールを作成する。そして、必要に応じて、マンマシンインターフェース部102を介して操作者から、このアクションメールに対する編集操作、ファイルの添付操作等を受け付けた後、このアクションメールを通信インターフェース部101から送信する(S406)。
一方、アクション種別が何らかのアクションに対するレスポンスである場合(S405でYES)、主制御部110は、電子メール処理部104にこのレコード1050を渡してレスポンスメールの作成を指示する。これを受けて、電子メール処理部104は、主制御部110から受け取ったレコード1050のフィールド1056に登録されているアクション相手の電子メールアドレスを送信先アドレスとし、フィールド1053に登録されているアクション種別を件名とし、そして、フィールド1051、1052、1059に登録されている管理ID、メモデータ、およびコメントが所定のフォーマットでメール本文に記述されたレスポンスメールを作成する。そして、必要に応じて、マンマシンインターフェース部102を介して操作者から、このレスポンスメールに対する編集操作、ファイルの添付操作等を受け付けた後、このレスポンスメールを通信インターフェース部101から送信する(S407)。
なお、S405では、レコード1050のフィールド1053に登録されているアクション種別が何らかのアクションに対するレスポンスでない場合にアクションメールを作成し、レスポンスである場合にレスポンスメールを作成するように決定しているが、レコード1050のフィールド1051に登録されている管理IDが自情報端末1によって発行された管理IDである場合にアクションメールを作成し、他の情報端末1によって発行された管理IDの場合にレスポンスメールを作成するように決定してもよい。
それから、主制御部110は、リマインダ管理情報更新部106を介して、リマインダ管理情報記憶部105に記憶されているこのレコード1050のフィールド1055に登録されたアクション実行の有無を「未実行」から「実行済」に更新する(S410)。その後、このレコード1050に基づくアクション実行を促すリマインダ通知の表示を停止する(S411)。
また、主制御部110は、マンマシンインターフェース部102を介して操作者から、アクション実行を促すリマインダ通知の表示停止指示を受け付けた場合(S408でYES)、マンマシンインターフェース部102を介して操作者からアクション実行の有無の更新指示(図5、図7に示すリマインダ通知表示窓220、240に設けられたチェック欄227、247に対するチェック)を受け取っていないならば(S409でNO)、このレコード1050に基づく、アクション実行を促すリマインダ通知の表示を停止し(S411)、受け取っているならば(S409でYES)、リマインダ管理情報更新部106を介して、リマインダ管理情報記憶部105に記憶されているこのレコード1050のフィールド1055に登録されたアクション実行の有無を「未実行」から「実行済」に更新して(S410)、その後、このレコード1050に基づく、アクション実行を促すリマインダ通知の表示を停止する(S411)。
また、通知タイミング監視部107は、リマインダ管理情報記憶部105から、フィールド1057に登録されているレスポンス確認通知タイミングが到来したレコード1050を検出すると(S412でYES)、このレコード1050のフィールド1055に登録されているアクション実行の有無が「実行済」であるか否かを調べるとともに(S413)、フィールド1058に登録されているレスポンス受領の有無が「未受領」であるか否かを調べる(S414)。そして、アクション実行の有無が「実行済」であり(S413でYES)、かつレスポンス受領の有無が「未受領」である場合(S414でYES)、前回、レスポンス確認通知タイミングの到来をこのレコード1050とともに主制御部110に通知してから所定時間(例えば1時間)を経過しているか、今回がレスポンス確認通知タイミング到来の最初の通知であるならば(S415でYES)、主制御部110に対して、レスポンス確認通知タイミングの到来をこのレコード1050とともに通知する。
これを受けて、主制御部110は、このレコード1050に基づくレスポンス確認を促すリマインダ通知をマンマシンインターフェース部102に表示する(S416)。例えば、図6に示すような、レスポンス確認を促すリマインダ通知表示窓230を表示する。
その後、主制御部110は、マンマシンインターフェース部102を介して操作者から、レスポンス確認を促すリマインダ通知の表示停止指示を受け付けると(S417でYES)、マンマシンインターフェース部102を介して操作者からレスポンス受領の有無の更新指示(図6に示すリマインダ通知表示窓230に設けられたチェック欄237に対するチェック)を受け取っていないならば(S418でNO)、このレコード1050に基づく、レスポンス確認を促すリマインダ通知の表示を停止し(S420)、受け取っているならば(S418でYES)、リマインダ管理情報更新部106を介して、リマインダ管理情報記憶部105に記憶されているこのレコード1050のフィールド1058に登録されているレスポンス受領の有無を「未受領」から「受領済」に更新して(S419)、その後、このレコード1050に基づくレスポンス確認を促すリマインダ通知の表示を停止する(S420)。
以上、本発明の一実施の形態を説明した。
本実施の形態において、情報端末1は、操作者のやるべきこと、確認すべきこと等が記述されたメモデータ毎に、メモデータ、操作者の実行すべきアクションのアクション種別、アクション実行通知タイミング、アクション実行の有無、アクション相手の電子メールアドレス、レスポンス確認通知タイミング、レスポンス受領の有無、および管理IDを含むリマインダ管理情報を記憶するとともに、各リマインダ管理情報のアクション実行通知タイミングおよびレスポンス確認通知タイミングの到来を監視する。そして、アクション実行の有無が「未実行」であり、かつアクション実行通知タイミングが到来したリマインダ管理情報があるならば、このリマインダ管理情報に基づいて、アクション実行を促すリマインダ通知を表示する。また、アクション実行の有無およびレスポンス受領の有無がそれぞれ「実行済」、「未受領」であり、かつレスポンス確認通知タイミングが到来したリマインダ管理情報があるならば、このリマインダ管理情報に基づいて、レスポンス確認を促すリマインダ通知を表示する。
このため、本実施の形態によれば、同一のメモデータに対して、アクション実行の有無のみならず、このアクションに対するレスポンス受領の有無についても、所望のタイミングで操作者に確認させることができる。したがって、リマインダ機能の使い勝手および利便性が向上する。
また、本実施の形態において、情報端末1は、操作者の電子メールの作成指示に従い、表示中のアクション実行を促すリマインダ通知に対応するリマインダ管理情報に含まれるメモデータ、アクション種別、レスポンス確認通知タイミング、および管理IDが少なくとも記述されたアクションメールを生成して、このリマインダ管理情報に含まれるアクション相手の電子メールアドレスへ送信するとともに、リマインダ管理情報記憶部105に記憶されているこのリマインダ管理情報に含まれるアクション実行の有無を「実行済」に更新する。
このため、本実施の形態によれば、操作者が、アクション実行を促すリマインダ通知に応答してアクション(確認、資料請求、問合せ等のためのアクションメールの送信)を起こすことにより、リマインダ管理情報に含まれるアクション実行の有無を自動更新することができるので、リマインダ機能の使い勝手および利便性がさらに向上する。
また、本実施の形態において、情報端末1は、メモデータ、アクション種別、および管理IDが少なくとも記述されたレスポンスメールを受信した場合に、このレスポンスメールに記述されている管理IDを含んでリマインダ管理情報記憶部105に記憶されているリマインダ管理情報のレスポンス受領の有無を「受領済」に更新する。
このため、本実施の形態によれば、レスポンスメールを受信することにより、このレスポンスメールに対応するリマインダ管理情報に含まれるレスポンス確認の有無を自動更新することができるので、リマインダ機能の使い勝手および利便性がさらに向上する。
また、本実施の形態において、情報端末1は、操作者より指定されたドキュメントデータの表示窓202を表示する。そして、操作者によって表示窓202に表示中のドキュメントデータからテキスト列が選択されたならば、このテキスト列をメモデータとして、操作者からリマインダ管理情報を受け付けるための入力フォーム210に設けられたメモデータ用の入力欄212にデフォルトで表示する。
このため、本実施の形態によれば、ドキュメントデータ上で気になった点等をメモデータとして、入力フォーム210に設けられたメモデータ用の入力欄212にテキスト入力したり、コピーしたりする手間が省略できるので、リマインダ機能の使い勝手および利便性がさらに向上する。
また、本実施の形態において、情報端末1は、電話機能を有し、通話相手から受信した通話音声データに音声認識処理を施して、テキストデータからなる通話内容データに変換し、通話内容データの表示窓201を表示する。そして、操作者によって表示窓201に表示中の通話内容データからテキスト列が選択されたならば、このテキスト列をメモデータとして、操作者からリマインダ管理情報を受け付けるための入力フォーム210に設けられたメモデータ用の入力欄212にデフォルトで表示する。
このため、本実施の形態によれば、通話において気になった点等をメモデータとして、入力フォーム210に設けられたメモデータ用の入力欄212にテキスト入力する手間が省略できるので、リマインダ機能の使い勝手および利便性がさらに向上する。
また、本実施の形態において、情報端末1は、アクションメールを受信した場合に、このアクションメールに含まれている管理ID、メモデータを含み、このアクションメールに含まれているレスポンス確認通知タイミングを、アクション実行通知タイミングとし、このアクションメールに含まれているアクション種別に対するレスポンスをアクション種別とし、そして、このアクションメールの送信元アドレスをアクション相手の電子メールアドレスとするリマインダ管理情報を自動生成して、リマインダ管理情報記憶部105に記憶する。
このため、本実施の形態によれば、受信したアクションメールのレスポンスの実行に対するリマインダ通知を自動で管理することができるので、リマインダ機能の使い勝手および利便性がさらに向上する。
また、本実施の形態において、情報端末1は、表示中のアクション実行を促すリマインダ通知に対応するリマインダ管理情報に含まれるアクション種別が何らかのアクションに対するレスポンスである場合に、操作者の電子メールの作成指示に従い、このリマインダ管理情報に含まれるメモデータ、アクション種別、および管理IDが少なくとも記述されたレスポンスメールを生成し、このリマインダ管理情報に含まれるアクション相手の電子メールアドレスへ送信するとともに、リマインダ管理情報記憶部105に記憶されているこのリマインダ管理情報に含まれるアクション実行の有無を「実行済」に更新する。
このため、本実施の形態によれば、操作者がアクション実行を促すリマインダ通知に応答してアクション(資料送信、回答等のためのレスポンスメールの送信)を起こすことにより、リマインダ管理情報に含まれているアクション実行の有無を自動更新することができるので、リマインダ機能の使い勝手および利便性がさらに向上する。
また、本実施の形態において、情報端末1は、存在通知の送受信とアドレスの送受信を行い、近傍端末のアドレスとして使用する。
このため、本実施の形態によれば、あらかじめ会議出席者の電子メールアドレスを入手しておかなくても、アクション相手の電子メールアドレスを会議の場で入手することができるので、リマインダ機能の使い勝手および利便性がさらに向上する。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態において、情報端末1は、多者通話に対応した電話機能を有するものでもよい。この場合に、入力フォーム210の入力欄214には、多者通話に参加している自情報端末1以外の各情報端末1の電子メールアドレスがリスト表示され、その中から所望の電子メールアドレスを選択できるようにしてもよい。また、電子メールアドレスに代えて携帯電話番号をリマインダ管理情報に登録し、ショートメッセージサービスを利用してアクションメールまたはレスポンスメールを送信してもよい。
また、上記の実施の形態において、図8に示す情報端末1の機能構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびNIC(Network Interface Card)、モデム等の通信インターフェースを備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
また、上記の実施の形態では、電話機能を備えた情報端末1に本発明を適用した場合を例にとり説明しているが、本発明は、リマインダ機能を有する情報管理装置に広く適用可能である。