以下、本発明の情報処理装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態のサーバ装置1の概略構成を示すブロック図である。
上記サーバ装置1は、制御装置101、記憶部102、操作部103、表示部104および通信部105を備え、メニューに対応するJPEG形式の画像を保持、管理する。このJPEG形式の画像は、例えばスマートフォン2にダウンロードされた後、そのスマートフォン2から加熱調理器4(図1参照)へ送信される。なお、表示部103は表示装置の一例である。
上記制御装置101は、マイクロコンピュータおよび入出力回路などからなり、記憶部102、操作部103、表示部104および通信部105などに接続されている。また、制御装置101は、操作部103および通信部105からの信号に基づいて、記憶部102、表示部104および通信部105などを制御する。
また、上記制御装置101は、表示部103の画面に表示する有意の画像のための有意画像情報を生成するための有意画像情報生成部101aと、表示部103の画面に表示する色ブロックB11,B12,…,B230(図3参照)のためのRGB値などの色ブロック情報を生成するための色ブロック情報生成部101bと、表示部103の画面において色ブロックB11,B12,…,B230と上記有意の画像との間に表示される仕切り画像のための仕切り画像情報を生成するための仕切り画像情報生成部101cと、画像の形式を変換する画像形式変換部101dとを有している。なお、有意画像情報生成部101aは有意画像情報生成手段の一例で、色ブロック情報生成部101bは無意画像情報生成手段の一例で、仕切り画像情報生成部101cは仕切り画像情報生成手段の一例である。また、色ブロックB11,B12,…,B230のそれぞれは集合体の一例である。色ブロックB11,B12,…,B230の集まりがテキスト集合体の一例である。
上記有意の画像、色ブロックB11,B12,…,B230および仕切り画像は、BMP(ビットマップ)形式で作成されるが、画像形式変換部101dによってJPEG形式に変換された後、記憶部102に保存される。
上記記憶部102は、ハードディスク、フラッシュメモリおよび光学式記録媒体などのうちの少なくとも1つを有している。また、記憶部102は様々なプログラムを記憶しており、このプログラムは必要時に記憶部102から取り出されて実行される。また、記憶部102は、メニューに対応するJPEG形式の画像などを記憶する。
上記操作部103は、ユーザーが表示部104の画面の切り替えなどのために操作するキーボードおよびマウスなどで構成されている。
上記表示部104は、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ(図示せず)である。この表示部104は、記憶部102に記憶されたJPEG形式の画像などを表示する。
上記通信部105は、モデムやターミナルアダプタなどで構成されていて、ネットワーク3を介して、スマートフォン2と通信する。また、図示しないが、通信部105は、ネットワーク3を介して、スマートフォン2以外の情報端末とも通信可能である。また、記憶部102に記憶されたJPEG形式の画像は、通信部105からスマートフォン2などの情報端末へ送信できるようになっている。すなわち、スマートフォン2などの情報端末は、サーバ装置1からJPEG形式の画像をダウンロードすることができるようになっている。
上記スマートフォン2は、サーバ装置1からダウンロードしたJPEG形式の画像を表示する表示部104と、そのJPEG形式の画像を加熱調理器4に送信するための赤外線発光ダイオード202とを備えている。また、図示しないが、スマートフォン2は、サーバ装置と同様に、制御装置、記憶部および通信部なども備えている。
上記ネットワーク3は、サーバ装置1とスマートフォン2などとを通信可能に接続するための通信ネットワークである。このネットワーク3は、例えば、携帯電話ネットワーク、ワイドエリアネットワークおよびローカルエリアネットワークなどのいずれかのネットワークであってもよいし、あるいは、携帯電話ネットワーク、ワイドエリアネットワークおよびローカルエリアネットワークなどを組み合わせたネットワークであってもよい。
図2は、上記表示部103の画面に表示する画像G100を示す図である。
上記画像G100は、メニューの写真を示す第1画像G101と、メニューの料理名を示す第2画像G102と、メニューに対応する機種情報を示す第3画像G103と、第4画像G104とを有している。この第4画像G104は表示部103の画面の下側に位置する。より詳しくは、第4画像G104は表示部103の画面の下縁部に位置している。なお、第1画像G101は有意の画像の一例であり、第2画像G102,第3画像G103は仕切り画像の一例である。
図3は、上記第4画像G104を拡大して示す図である。
上記第4画像G104は縦2個×横30個の色ブロックB11,B12,…,B230で構成され、この色ブロックB11,B12,…,B230がカラーパターンを構成している。また、色ブロックB11,B12,…,B230は、表示部103の画面の下側に位置する。また、色ブロックB11,B12,…,B23は、それぞれ、縦8個×横8個の画素からなっていると共に、RGB関数によって指定される色を呈する。また、色ブロックB11,B12,…,B230は、それぞれ、単一の色を呈するように形成されている。例えば、色ブロックB11内は橙色で一色で塗り潰される。なお、色ブロックB11,B12,…,B230のRGB値は色ブロック情報の一例である。
より詳しくしは、上記色ブロックB21,B22,…,B214の色はコード情報に対応し、また、色ブロックB215,B216,…,B226の色が機種情報に対応し、また、色ブロックB227,B228,B229,B230,B11,B12,B13,B14の色は加熱情報に対応している。ここで、色ブロックB15の色に基づいて、加熱情報のチェックサムを行えるようになっている。また、色ブロックB130の色に基づいて、トータルのチェックサムを行えるようにもなっている。なお、B16,B17,…,B129の色は特に情報に対応させていない。
下記表1は、料理を料理指示値に変換するために使用のテーブルであり、色ブロックB227の色を設定するために使用される。なお、下記表1の料理指示値の1〜11は埋め込み情報の一例である。
下記表2は、予熱条件を予熱条件指示値に変換するためのテーブルであり、色ブロックB228の色を設定するために使用される。なお、下記表2の予熱条件指示値の0〜4は埋め込み情報の一例である。
下記表3は、加熱出力を加熱出力指示値に変換するためのテーブルであり、色ブロックB229の色を設定するために使用される。なお、下記表3の加熱出力指示値の0〜4は埋め込み情報の一例である。
下記表4,下記表5は、庫内温度を庫内温度指示値に変換するためのテーブルであり、色ブロックB230,B11の色を設定するために使用される。なお、下記表4,下記表5内の「庫内温度」とは加熱庫13(図5参照)内の温度を指す。また、下表4の庫内温度指示値の0〜15,255、および、下表5の庫内温度指示値の0〜12,255は、埋め込み情報の一例である。
上記表1〜表5のテーブルは、記憶部102に記憶されていて、BMP形式の色ブロックB11,B12,…,B230の作成時に使用される。例えば、BMP形式の画像G100を生成する場合、加熱情報は、予熱なし、500W、80℃、19分、WO・グリルとなる。この加熱情報を色ブロックB227〜B230,B11〜B14に持たせるには、表1〜表5のテーブルを使用して、色ブロックB227の色を「9」に対応する色に設定し、また、色ブロックB228の色を「2」に対応する色に設定し、また、色ブロックB229の色を「2」に対応する色に設定し、また、色ブロックB230の色を「255」に対応する色に設定し、また、色ブロックB11の色を「9」に対応する色に設定する。このとき、時間については、上記表1〜表5のようなテーブルを使用せずに色を設定する。すなわち、色ブロックB12の色を「0」に対応する色に設定し、また、色ブロックB13の色を「19」に対応する色に設定し、また、色ブロックB14の色は「0」に対応する色に設定する。
また、上記「9」、「2」、「2」、「255」、「9」、「0」、「19」および「0」に対応する色は、下記表6のテーブルで定まる。具体的には、「9」に対応する色は(R,G,B)=(16,48,48)で指定される色になり、また、「2」に対応する色は(R,G,B)=(16,16,80)で指定される色になり、また、「2」に対応する色は(R,G,B)=(16,16,80)で指定される色になり、また、「255」に対応する色は(R,G,B)=(112,240,240)で指定される色になり、また、「9」に対応する色は(R,G,B)=(16,48,48)で指定される色になり、また、「0」に対応する色は(R,G,B)=(16,16,16)で指定される色になり、また、「19」に対応する色は(R,G,B)=(16,80,112)で指定される色になり、また、「0」に対応する色は(R,G,B)=(16,16,16)で指定される色になる。
下記表6のテーブルは、RGB値の各値が、予め定められた範囲(0〜31、32〜63、64〜95、96〜127、128〜159、160〜191、192〜223、224〜255、64〜95)の中間値となるように作成されている。また、下記表6のテーブルも、表1〜表5のテーブルと同様に、記憶部102に記憶されている。また、下記表6のRGB値のそれぞれの値は、予め定められた範囲(0〜31、32〜63、64〜95、96〜127、128〜159、160〜191、192〜223、224〜255)の略中間値としている。
上記構成のサーバ装置1によれば、色ブロックB11,B12,…,B230のためのRGB値は、例えばヘッダ情報に比べて、削除、変更の可能性が低い。したがって、色ブロックB11,B12,…,B230のためのRGB値の信頼性はヘッダ情報の信頼性よりも高い。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230のためのRGB値は第1画像G101のような有意の画像のためのものではないので、そのRGB値をコード情報、機種情報および加熱情報などに対応させることができる。
これに対して、上記第1画像G101のためのRGB値をコード情報、機種情報および加熱情報などに対応させた場合、第1画像G101はメニューの写真を示せなくなってしまう。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230は、それぞれ、64個の画素からなるので、BMP形式からJPEG形式に変換しても、色ブロックB11,B12,…,B230のための元々のRGB値を残すことができる。すなわち、色ブロックB11,B12,…,B230のためのRGB値の劣化を防ぐことができる。したがって、BMP形式の色ブロックB11,B12,…,B230をJPEG形式に変換しても、JPEG形式の色ブロックB11,B12,…,B230のためのRGB値の信頼性を高めることができる。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230はRGB関数によって指定される色を呈するので、色ブロックB11,B12,…,B230に持たせることができる情報を増やすことができる。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230が表示部103の画面の下縁部に位置するので、第1画像G101が見にくくなるのを防ぐことができる。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230が表示部103の画面の下側に位置するので、色ブロックB11,B12,…,B230のためのRGB値を迅速に取得できる。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230がカラーパターンを構成するので、表示部103の画面の美観を向上させることができる。
また、上記表示部103の画面において色ブロックB11,B12,…,B230と第1画像G101との間に第2画像G102および第3画像G103が表示されるので、色ブロックB11,B12,…,B230がJPEG形式の変換時に第1画像G101の影響を受けて劣化するのを防ぐことができる。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230のためのRGB値は、上記表6で示すように、予め定められた範囲(0〜31、32〜63、64〜95、96〜127、128〜159、160〜191、192〜223、224〜255)の略中間値としているので、そのRGB値が何らかの原因で変化しても、変化後のRGB値が上記範囲内に入っていれば、変化後のRGB値は変化前のRGB値と同様に扱うことができる。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230は、それぞれ、単一の色を呈するように形成されているので、色ブロックB11,B12,…,B230の中央部のためのRGB値を使って、RGB値の誤取得を防ぐことができる。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230は縦8個×横8個の画素からなっているので、色ブロックB11,B12,…,B230はJPEG形式の変換時の圧縮率を70%にしても、色ブロックB11,B12,…,B230のためのRGB値の劣化を抑制できる。
したがって、上記色ブロックB11,B12,…,B230がBMP形式で形成された後、JPEG形式に変換されたものであっても、色ブロックB11,B12,…,B230を加熱調理器4に送ることによって、加熱調理器4は、色ブロックB11,B12,…,B230のためのRGB値に基づいて、コード情報、機種情報および加熱情報などを正確に取得することができる。
図4は、上記加熱調理器4の前側を斜め上方から見た斜視図である。
上記加熱調理器4では、直方体形状のケーシング401の正面に、下端側の辺を略中心に回動する扉402が取り付けられている。この扉402の上部にハンドル403を取り付けると共に、扉402の略中央に耐熱ガラス404を取り付けている。また、扉402の右側に操作パネル405を設けている。この操作パネル405はカラー液晶表示部406およびボタン群407を有している。また、ケーシング401の上側かつ右側後方に排気ダクト408を設けている。さらに、ケーシング401の扉402の下方に、露受容器409を着脱自在に取り付けている。
図5は、上記加熱調理器4を左右方向に平行な鉛直面で切った断面の模式図である。
上記加熱調理器4では、水タンク411から供給された水を蒸気発生装置412で加熱して飽和水蒸気を生成する。この蒸気発生装置412で生成された飽和水蒸気は、蒸気供給通路(図示せず)を介して、加熱庫413の右側面に取り付けられた循環ユニット414の蒸気吸込口415の加熱庫413側に供給される。
上記蒸気供給通路に接続された蒸気供給管434を、加熱庫413の右側面と平行になるように、循環ユニット414の蒸気吸込口415の近傍に取り付けている。また、循環ユニット414内には、蒸気吸込口415に対向するように循環ファン418を配置している。循環ファン418は、ファンモータ419によって回転駆動される。
上記加熱庫413の上面および左側面を覆うように、L字状に屈曲した蒸気ダクト4100を取り付けている。この蒸気ダクト4100は、加熱庫413の上面側に固定された第1ダクト部4110と、第1ダクト部4110の左側方から下側に屈曲する屈曲部4120と、加熱庫413の左側面側に固定され、屈曲部4120を介して第1ダクト部4110に連なる第2ダクト部4130とを有している。
上記蒸気ダクト4100の第1ダクト部4110に、過熱蒸気生成ヒータ420を収納している。この蒸気ダクト4100の第1ダクト部4110と、過熱蒸気生成ヒータ420とが、過熱蒸気生成装置421を構成している。なお、過熱蒸気生成装置は、蒸気ダクトとは別に設けてもよい。
そして、上記蒸気ダクト4100の第1ダクト部4110の右側は、循環ユニット414の上部に設けられた蒸気供給口422に連通している。加熱庫413の天面には、複数の第1蒸気吹出口424が設けられており、蒸気ダクト4100の第1ダクト部4110は、第1蒸気吹出口424を介して加熱庫413内に連通している。一方、蒸気ダクト4100の第2ダクト部4130は、加熱庫413の左側面に設けられた複数の第2蒸気吹出口425を介して加熱庫413内に連通している。
上記加熱庫413と蒸気ダクト4100との隙間は、耐熱樹脂などによりシールされている。また、加熱庫413と蒸気ダクト4100は、加熱庫413の前面開口を除いて断熱材により覆われている。
上記循環ユニット414と過熱蒸気生成装置421と加熱庫413とそれらを接続する接続部材とによって、蒸気の循環経路が形成されている。そして、この循環経路における循環ユニット414の加熱庫413との境界部に、蒸気発生装置412で生成された飽和水蒸気が供給される。
また、上記加熱庫413の下部にはマグネトロン480(図8参照)が配置されている。このマグネトロン480で発生したマイクロ波は、導波管(図示せず)によって加熱庫413の下部中央に導かれ、モータ437によって駆動される回転アンテナ438によって攪拌されながら加熱庫413内の上方に向かって放射されて被加熱物427を加熱する。この場合、被加熱物427は、トレイ430や網440を使わずに加熱庫413内の下側または底面近傍に配置する。
また、上記ケーシング401内の下側には、冷却ファン部(図示せず)と、電装部品417と、マグネトロン480を配置している。電装部品417は、加熱調理器4の各部を駆動する駆動回路やこの駆動回路を制御する制御回路等を有している。
図6は、図4に示す操作パネル405を拡大した概略図である。
上記ボタン群407は、戻るキー471、取り消しキー472、手動加熱キー473およびあたためスタートキー474で構成されている。戻るキー471は、カラー液晶パネル461の画面表示を直前の画面表示に戻すときに押す。また、取り消しキー472は、途中で加熱をやめるときや、操作を取り消すときに押す。そして、手動加熱キー473は、高周波出力および加熱出力を手動で設定するときに押す。また、あたためスタートキー474は、加熱を開始するときに押す。
また、上記カラー液晶表示部406の上側には受光部451を設けている。この受光部451の後側には、スマートフォン2などからの赤外線を受光部451を介して受ける赤外線受光素子452を配置している。
図7は、図6のF7−F7線から見た模式断面図である。
上記カラー液晶表示部406は、カラー液晶パネル461上にタッチパネル462を重ねて構成されている。なお、カラー液晶表示部406に換えて、カラー有機EL(エレクトロルミネセンス)パネルまたは白黒液晶パネルなどを有する他の表示デバイスを用いて用いてもよい。
上記カラー液晶パネル461は、文字、数字、写真等をカラー表示できるものであり、加熱種類、料理名、加熱時間、温度、料理写真等を表示する。また、タッチパネル462は、ユーザーの指のタッチで表面電荷が変化する透明素材からなる静電容量方式のタッチパネルである。これにより、ユーザーはタッチパネル462をタッチして、カラー液晶パネル461に表示される画像を選択できるようになっている。また、ユーザーがタッチパネル462をタッチして、カラー液晶パネル461に表示される選択可能な画像を選択すると、その画像の色が変わるようになっている。つまり、カラー液晶パネル461に表示される画像は、選択状態の色が非選択状態の色と異なるようになっている。なお、タッチパネル462は、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式または電磁誘導方式のタッチパネルに換えてもよく、また、指によるタッチパネルの操作だけでなく、タッチペンなどのペン状物体を用いて操作してもよい。
図8は上記加熱調理器4の制御ブロック図である。
上記加熱調理器4は、マイクロコンピュータおよび入出力回路などからなる制御装置4200を電装部品417(図2参照)内に備えている。この制御装置4200には、過熱蒸気生成ヒータ420,循環ファン用モータ419,冷却ファン用モータ416,給気ダンパ用モータ444,排気ダンパ用モータ460,操作パネル405,庫内温度センサ429,解凍センサ450,赤外線受光素子452,給水ポンプ470,蒸気発生装置412,マグネトロン480および記憶部490が接続されている。操作パネル405からの信号および庫内温度センサ429,解凍センサ450からの検出信号に基づいて、制御装置4200は、過熱蒸気生成ヒータ420,循環ファン用モータ419,冷却ファン用モータ416,給気ダンパ用モータ444,排気ダンパ用モータ460,操作パネル405,給水ポンプ470,蒸気発生装置412およびマグネトロン480などを制御する。
上記記憶部490は、変換ルール記憶部490aと、上記表1〜表5のテーブルと同じテーブルを記憶するテーブル記憶部490bとを有している。
上記制御装置4200は、スマートフォン2などの情報端末からの画像G100の一部の色ブロックB11,B12,…,B230のそれぞれの中央部に基づいて、RGB値を取得する情報取得部4200aを有している。この情報取得部4200aによって取得されたRGB値は、図9の変換ルールと、下記表7〜下記表10とを使用して、料理指示値などの指示値に変換される。なお、上記変換ルールは変換ルール記憶部490aに記憶されている。
図9の変換ルールは、色ブロックB11,B12,…,B230のRGB値が予め定められた範囲内に入っているとき、同一の値に変換するというものである。より詳しくは、RGB値が0〜31に入っているときは、そのRGB値を「1」に変換し、また、RGB値が0〜31に入っているときは、そのRGB値を「2」に変換し、また、RGB値が0〜31に入っているときは、そのRGB値を「3」に変換し、また、RGB値が0〜31に入っているときは、そのRGB値を「3」に変換し、また、RGB値が0〜31に入っているときは、そのRGB値を「5」に変換し、また、RGB値が0〜31に入っているときは、そのRGB値を「6」に変換し、また、RGB値が0〜31に入っているときは、そのRGB値を「7」に変換し、また、RGB値が0〜31に入っているときは、そのRGB値を「8」に変換する。例えば、色ブロックB227の色が、(R,G,B)=(16,48,48)で指定される色であると、R値は「1」に変換される一方、G値およびB値は「2」に変換される。
下記表6〜下記表9は、図9の変換ルールで変換された値に基づいて、料理指示値などの指示値を特定するためのものである。より詳しくは、図9の変換ルールで変換されたR値が「1」に変換されたときは、下記表1を使用して、料理指示値などの指示値を特定し、また、図9の変換ルールで変換されたR値が「2」に変換されたときは、下記表2を使用して、料理指示値などの指示値を特定し、また、図9の変換ルールで変換されたR値が「3」に変換されたときは、下記表3を使用して、料理指示値などの指示値を特定し、また、図9の変換ルールで変換されたR値が「4」に変換されたときは、下記表4を使用して、料理指示値などの指示値を特定する。例えば、図9の変換ルールで(R,G,B)=(1,1,6)が得られた場合、下記表1を使用して、「5」が特定される。
上記構成の加熱調理器4において、過熱蒸気によって加熱調理を行う場合には、図5に示す過熱蒸気生成ヒータ420をオンすると共に、循環ファン418を回転駆動する。そうして、蒸気発生装置412から循環ユニット414の蒸気吸込口415の近傍上流側に供給された飽和水蒸気は、循環ファン418の回転によって負圧になっている循環ユニット414内に蒸気吸込口415を介して吸い込まれて、蒸気供給口422から過熱蒸気生成装置421内に吹き出される。そして、過熱蒸気生成装置421の過熱蒸気生成ヒータ420によって加熱されて過熱蒸気となる。この過熱蒸気の一部は、下側の加熱庫413の天面に設けられた複数の第1蒸気吹出口424から、加熱庫413内に下方に向かって吹き出す。また、過熱蒸気の他の一部は、蒸気ダクト4100を介して加熱庫413の第2蒸気吹出口425から加熱庫413内に吹き出す。
そして、上記加熱庫413内に供給された過熱蒸気は、トレイ430上の網440に搭載された被加熱物427を加熱した後、加熱庫413の右壁面に循環ユニット414の蒸気吸込口415に対向して形成された吸込口428から循環ユニット414内に吸い込まれる。そうして、再び循環経路を通って加熱庫413内に戻るという循環を繰り返す。
これに対して、非過熱蒸気によって被加熱物427を蒸すかまたは暖める運転を行う場合には、過熱蒸気生成ヒータ420をオフすると共に、循環ファン418を停止する。そうすると、循環ファン418が停止しているため、循環経路内に循環気流が発生することがなく、蒸気発生装置412から循環ユニット414の蒸気吸込口415の近傍上流側に供給された飽和水蒸気は、循環ユニット414内に強制的に吸い込まれない。これにより、蒸気圧によって自然に加熱庫413内に流れ込む飽和水蒸気により、被加熱物427を蒸すかまたは暖める。
ここで、上記加熱庫413内の左壁面および右壁面には、図5に示すように、トレイ430の両端部を係止する係止部439a,439b,439cが上下方向に3段に設けられている。そして、蒸気供給管434は、上段の係止部439aよりもやや上側に位置するように配置されている。「蒸し暖めモード」において、被加熱物427を搭載した2つのトレイ430を上段と中段とに配置する場合には、蒸気導入室436内に架設された蒸気供給管434の総てのノズル(図5の434の円形部の左側開口)を加熱庫413方向に斜め下向きにしておく。こうすることにより、被加熱物427を搭載したトレイ430が上段および中段の何れの位置にあっても、蒸気供給管434の斜め下向きのノズルから引き出された飽和水蒸気を被加熱物427に当てることができる。したがって、蒸気供給管434のノズルからの吹き出し方向を操作することなく、上中2段の被加熱物427に蒸し斑や暖め斑が生ずることがないようにできる。
次に、上記スマートフォン2(図1参照)を使ってメニューを追加する方法について説明する。
図10は、上記カラー液晶パネル461に表示される初期画面の拡大図である。なお、上記初期画面は、加熱調理器4の電源プラグ(図示せず)をコンセントに差し込んだ後、カラー液晶パネル461が最初に表示する画面である。
上記カラー液晶パネル461の初期画面には画像G401〜G410が表示される。これらの画像G401〜G410を選択することにより、カラー液晶パネル461の切り替わり、加熱調理や設定変更などを行えるようになる。より詳しくは、画像G401は、冷えた料理等を温めるときに選択すべき画像であり、エビフライの絵と、「あたためる」の文字とを含んでいる。また、画像G402は、焼き物およびフライ物を作るときに選択すべき画像であり、ローストチキンの絵と、「焼く・フライ」の文字とを含んでいる。また、画像G403は、料理集内の300種類以上の料理から希望の料理を探すときに選択すべき画像であり、本の絵と、「お料理集」の文字とを含んでいる。また、画像G404は、牛乳や酒を適温に温めるときに選択すべき画像であり、コップおよび徳利の絵と、「牛乳」および「酒のかん」の文字を含んでいる。また、画像G405は、表示モードを選択するときに選択すべき画像であり、「お好み画面選択」の文字を含んでいる。また、画像G406は、お気に入りメニューおよびオリジナルメニューの料理を作るときに選択すべき画像であり、押しピンの絵と、「マイメニュー」の文字とを含んでいる。また、画像G407は、蒸し物や煮物を作るときに選択すべき画像であり、鍋および蒸籠の絵と、「蒸す・煮る」の文字とを含んでいる。また、画像G408は、代表的なメニューを調理するときの基本的な操作を説明する「料理教室」を見たいときに選択すべき画像であり、コック帽の絵と、「料理教室」の文字とを含んでいる。ここで、「料理教室」とは、代表的なメニューを調理するときの基本的な操作をカラー液晶パネル461に表示して説明するものである。また、画像G409は、冷凍食材等を解凍するときに選択すべき画像であり、雪の結晶の絵と、「解凍する」の文字とを含んでいる。また、画像G410は、食器などの除菌、報知音のON/OFFの切り替え、加熱庫413内の汚れや臭いの除去などを行いときに選択すべき画像である。
このような構成の初期画面が表示されているときに、ユーザーが、画像G406に重なるタッチパネル462の一部にタッチすると、カラー液晶パネル461の画面は初期画面から「マイメニュー」の画面に切り換わる。すなわち、ユーザーの画像G407の選択により、カラー液晶パネル461が図11に示す「マイメニュー」の画面を表示する。
図11に示す「マイメニュー」の画面には、画像G411〜G414が表示される。この画像G411は、画面の上側に位置し、押しピンの絵と、「マイヘルシオ」の文字とを含んでいる。また、画像G411の下側には、画像G412,G413,G414がこの順で上から下に向かって並んでいる。この画像G412は、図12に示す「私の登録メニュー」の画面に切り替えたいときに選択すべき画像であり、スマートフォンおよび押しピンの絵と、「私の登録メニュー」の文字とを含んでいる。また、画像G413は、よく使う自動メニューを16メニューまで登録するときに選択すべき画像であり、押しピンの絵と、「お気に入り自動メニュー」の文字とを含んでいる。ここで、「自動メニュー」とは、メーカが予め加熱調理器4に登録しているメニューを指す。別の言い方をすれば、「自動メニュー」とは、ユーザーが何ら登録操作をしなくても、加熱調理器4で作れるメニューである。また、画像G413は、最近使った4つの自動メニューをカラー液晶パネル461に表示させたいときに選択すべき画像であり、時計および押しピンの絵と、「最近使った自動4メニュー」の文字とを含んでいる。
図12に示す「私の登録メニュー」の画面には、画像G415〜G418が表示されている。この画面の上側の画像G415は、押しピンの絵と、「私の登録メニュー」の文字とを含んでいる。また、画像G415の下側の画像G416は、スマートフォンおよび写真を示す写真画像と、「メニュー呼び出し」の文字とを含んでいる。この画像G416を指のタッチで選択することにより、ユーザーが登録したオリジナルメニューを呼び出したり、図13に示す「私の登録メニュー」の画面に進んで登録したメニューを呼び出したりすることができるようになっている。ここで、「オリジナルメニュー」とは、ユーザーが独自に加熱条件やメニュー名などを設定したメニューを指す。また、画像G416の下側では、画像G416と画像G417との間の間隔よりも狭い間隔で、画像G417,G418が上下方向において隣り合っている。また、画像G417内の背景色と画像G418内の背景色は、互いに同じ色で、かつ、画像G416内の背景色とは異なる色となっている。この画像G417は、オリジナルメニューを登録するときに選択すべき画像であり、「メニュー登録・変更」の文字を含んでいる。一方、画像G418は、図13に示す登録前のメニュー登録の画面に切り替えたいときに選択すべき画像であり、スマートフォンから加熱調理器4に画像を送っている様子を示す絵と、「マイレシピから受信」の文字とを含んでいる。
図13に示す登録前のメニュー登録の画面には、画像G419〜G424が表示される。この画面の上側の画像G419は、押しピンの絵と、「私の登録メニュー」の文字とを含んでいる。また、上記画面の中央の画像G420は「未登録」の文字を含んでいる。また、画像G420の右上角部上には、「私の登録メニュー」の画面の第1画面であることを示すG418(「1/25」)が重なっている。また、画像G420の下側には、画像G422(「<前へ」),G423(「登録・変更」),G424(次へ>)がこの順で左右方向に並んで表示されている。この画像G423を指のタッチで選択すると、図14に示す赤外線受信をスタートさせるための画面に切り替わる。また、図示しないが、「オリジナルメニュー登録」の画面は、上記第1画面以外にも、第2画面〜第25画面がある。この第1画面〜第25画面の切り替えは、画像G419,G421を指のタッチで行えるようになっている。なお、画像G420は「未登録」は、料理写真などを示す画像などを「私の登録メニュー」の画面の第1画面に登録することで、上記画像と入れ替わるようになっている。
図14に示す赤外線受信をスタートさせるための画面には、画像G425〜G427が表示される。この画面の上側の画像G425は、押しピンの絵と「私の登録メニュー登録」の文字とを含んでいる。また、画像G425の下側の画像G426は、赤外線受信をスタートするときに選択すべき画像であり、「赤外線受信スタート」の文字を含んでいる。この画像G426が上部に重ねられている画像G427は、「携帯電話から画像を送信する準備ができたら上のキーをタッチしてください」の文字と、鉛筆の絵と、「事前に携帯電話の赤外線ポートの位置を確認してください」の文字とを含んでいる。ここで、画像G422を指のタッチで選択すると、図15に示す赤外線受信待ち中の画面に切り替わる。
図15に示す赤外線受信待ち中の画面には、画像G428,G429が表示されている。この画面の大部分を使って表示される画像28は、スマートフォンが取るべき送信状態を示す絵と、「受信部に向けて送信し受信完了まで動かさないでください」の文字とを含んでいる。一方、上記画面の右下側の画像G429は、赤外線受信を中止するときに選択すべき画像であり、「中止」の文字を含んでいる。
上記赤外線受信が始まると、図16に示す受信中の画面に切り換わる。この画面の大部分を使って画像G430(「受信中」)が表示されている。また、上記画面の中央の画像G431は、複数の小円が連なって大円を描くように移動する様子を示している。また、上記画面の右下側の画像29を指のタッチで選択することにより、赤外線受信が始まっても、赤外線受信を中止できるようになっている。
そして、上記赤外線受信が完了すると、図17に示す赤外線受信完了の画面に切り換わる。この画面の上側に画像G432(「受信しました」)を表示し、表示画面の中央に第1画像G101(玉ねぎとなすのオイル焼きの写真)を表示している。また、上記画面の左下側の画像G433は、スマートフォン2の画像を再送信するときに選択する画像であり、「再送信」の文字を含んでいる。また、上記画面の右下側の画像G4434は、画像を登録するときに選択すべき画像であり、「登録」の文字を含んでいる。
また、図17に示すように、赤外線受信完了の画面に切り換わったとき、画像G4434を指のタッチで選択すると、図18に示すメニュー登録完了の画面に切り替わる。この画面の上側には第2画像G102が表示されている。また、上記画面の中央には第1画像G101を表示している。この第1画像G101の右上角部には画像21が重なっている。また、上記画面の下側の画像G4435は、「登録しました」の文字を含んでいる。
図18に示すメニュー登録完了の画面に切り替わってから、予め定められた時間(例えば2秒)が経過すると、自動的に、図19に示す登録後のメニュー登録の画面に切り替わる。この画面は、画像G422,G436(「決定」),G424を除いて、図19の画面と同じである。なお、図18の画像G421の位置、表示および役割は図13の画像G421の位置、表示および役割と同じである。
図19の画面において、画像G436を指のタッチで選択すると、図20に示すように、第1画像G101のメニューを作るための加熱処理が開始する直前の画面に切り替わる。なお、図19の画像G421,G422,G424の位置、表示および役割は図13の画像G421,G422,G424の位置、表示および役割と同じである。
図20の加熱処理開始直前の画面には、画像G437〜G446が表示されている。この画面の左上側の画像G437は「手動」の文字を含んでいる。また、画像G437下には画像G4181(「ウォーターグリル」)を表示している。また、上記画面の中央より少し上側には、画像G439(「予熱あり」),G440(「予熱なし」)を左右に並べて表示している。一方、上記画面の中央より少し下側には、画像G441(加熱時間)が表示されている。また、画像G441下には、左側から右側に向かって画像G442(「10分」),G443(「1分」),G444(「10秒」)、G445(「クリア」)が表示されている。さらに、上記画面の下側には画像G446(「スタートを押します」)が表示されている。
ここで、図6に示すあたためスタートキー474を押すと、制御装置4200の制御により過熱水蒸気を用いたグリル加熱が開始される。
図21は、上記スマートフォン2などの情報端末からの画像を処理する方法を説明するための図である。
上記画像G100は、図21に示すように、第1画像G101、第2画像G102、第3画像G103および第4画像G104で構成されているが、制御装置4200の処理により、第1画像G101および第2画像G102はカラー液晶パネル461に表示されるが、第3画像G103および第4画像G104はカラー液晶パネル461に表示されないようになる。
図22は、上記制御装置4200の処理を説明するためのフローチャートである。この制御装置4200の処理は、スマートフォン2などの情報端末からの画像を赤外線受光素子452で受信することに応じてスタートする。
上記制御装置4200の処理がスタートとすると、まず、ステップS101で、赤外線受光素子452で受信した画像のサイズが予め定められた画像サイズであるか否かを判定する。このステップS101で、赤外線受光素子452で受信した画像のサイズが予め定められた画像サイズであると判定すると、次のステップS102に進む。一方、ステップS101で、赤外線受光素子452で受信した画像のサイズが予め定められた画像サイズでないと判定すると、ステップS111に進み、上記画像をそのまま記憶部490に記憶させた後、制御装置4200の処理がエンドになる。例えば、カメラ付き携帯電話で取った写真画像を赤外線受光素子452で受信すると、ステップS111を経由して、制御装置4200の処理がエンドになる。
次に、ステップS102で、赤外線受光素子452で受信した画像のためのチェックサムで誤りが検出されたか否かを判定する。このステップS102で、赤外線受光素子452で受信した画像のためのチェックサムで誤りが検出されていないと判定すると、次のステップS103に進む。一方、ステップS102で、赤外線受光素子452で受信した画像のためのチェックサムで誤りが検出されていないと判定すると、次のステップS103に進む。一方、ステップS102で、赤外線受光素子452で受信した画像のためのチェックサムで誤りが検出されたと判定すると、ステップS111に進み、上記画像をそのまま記憶部490に記憶させた後、制御装置4200の処理がエンドになる。
上記チェックサムで誤りの検出は、赤外線受光素子452で受信した画像が色ブロックB11,B12,…,B230を含んでいると判定されると、色ブロックB15,B130のためのRGB値を用いて行われる。より詳しくは、色ブロックB227,B228,B229,B230,B11,B12,B13,B14のデータの総和が、色ブロックB15によるチェックサム値と一致するか否かを判定する。さらに、色ブロックB11,B12,…,B229のデータの総和が、色ブロックB30によるチェックサム値と一致するか否かを判定する。そして、色ブロックB227,B228,B229,B230,B11,B12,B13,B14のデータの総和が、色ブロックB15によるチェックサム値と一致すると判定し、かつ、色ブロックB11,B12,…,B229のデータの総和が、色ブロックB30によるチェックサム値と一致する判定すると、次のステップS103に進む。一方、色ブロックB227,B228,B229,B230,B11,B12,B13,B14のデータの総和が、色ブロックB15によるチェックサム値と一致しないと判定されるか、色ブロックB11,B12,…,B229のデータの総和が、色ブロックB30によるチェックサム値と一致しないと判定されると、ステップS111に進む。なお、赤外線受光素子452で受信した画像が色ブロックB11,B12,…,B230を含んでいないと判定されたときは、チェックサムで誤りの検出は行われずに、ステップS111に進む。
次に、ステップS103で、赤外線受光素子452で受信した画像のための情報が特定コードを含んでいるか否かを判定する。このステップS103で、赤外線受光素子452で受信した画像のための情報が特定コードを含んでいると判定すると、次のステップS104に進む。一方、ステップS103で、赤外線受光素子452で受信した画像のための情報が特定コードを含んでいないと判定すると、ステップS111に進み、画像全体保存を行った後、つまり、赤外線受光素子452で受信した画像をそのまま記憶部490に記憶させた後、制御装置4200の処理がエンドになる。
上記赤外線受光素子452で受信した画像のための情報が特定コードを含んでいるとは、色ブロックB21,B22,…,B214のためのRGB値が予め定めた特定コードを示すためのものであることに相当する。一方、赤外線受光素子452で受信した画像のための情報が特定コードを含んでいないとは、色ブロックB21,B22,…,B214のためのRGB値が予め定めた特定コードを示すためのものでないことに相当する。
次に、ステップS104で、赤外線受光素子452で受信した画像のための情報による機種が予め定められた機種と一致するか否かを判定する。すなわち、ステップS104において、色ブロックB215,B216,…,B226のためのRGB値が示す機種が加熱調理器4の機種と一致するか否かを判定する。このステップS104において、色ブロックB215,B216,…,B226のためのRGB値が示す機種が加熱調理器4の機種と一致すると判定すると、次のS105に進む。一方、ステップS104において、色ブロックB215,B216,…,B226のためのRGB値が示す機種が加熱調理器4の機種と一致しないと判定すると、ステップS121に進み、画像の切り出し保存を行った後、上記制御装置4200の処理がエンドになる。このステップS121の「画像の切り出し保存」とは、第1画像G101を記憶部490に記憶させて、カラー液晶パネル461が第1画像G101を表示できるようにすることを意味する。また、ステップS121の「画像の切り出し保存」により、カラー液晶パネル461は第2画像G102、第3画像G103および第4画像G104を表示できないようになる。なお、制御装置4200の処理がステップS121を経由してエンドになった場合、ユーザーが、第1画像G101のメニューを作るための加熱条件を自由に設定して実行できるようにしてもよい。
最後に、ステップS105で、画像の切り出し保存を行うと共に、色ブロックB227,B228,B229,B230,B11,B12,B13,B14による加熱情報を記憶部490に記憶させて、上記制御装置4200の処理がエンドになる。このステップS105の「画像の切り出し保存」とは、第1画像G101および第2画像G102を記憶部490に記憶させて、カラー液晶パネル461が第1画像G101および第2画像G102を表示できるようにすることを意味する。また、ステップS105の「画像の切り出し保存」により、カラー液晶パネル461は第3画像G103および第4画像G104を表示できないようになる。また、上記加熱情報の記憶により、第1画像G101および第2画像G102のメニューを作るための加熱処理を実行できるようになる。
したがって、上記サーバ装置1から例えばJPEG画像の画像G100をスマートフォン2にダウンロードした後、その画像G100を加熱調理器4に送った場合、ステップS105により、第1画像G101および第2画像G102はカラー液晶パネル461の画面に表示されるようになるが、第3画像G103および第4画像G104はカラー液晶パネル461の画面に表示されないようになるので、カラー液晶パネル461の表示の自由度が低下するのを防ぐことができる。
また、上記ステップS121によっても、ステップS105と同様に、カラー液晶パネル461の表示の自由度が低下するのを防ぐことができる。
また、上記記憶部490に記憶させた加熱情報は、色ブロックB227,B228,B229,B230,B11,B12,B13,B14のためのRGB値に基づいて求められている。したがって、上記加熱調理器4は加熱情報を正確かつ確実に取得できる。
例えば、上記サーバ装置1からJPEG形式の画像G100をスマートフォン2にダウンロードした後、その画像G100を加熱調理器4に送った場合、予熱なし、500W、80℃、19分、WO・グリルの加熱情報を記憶部490に記憶できる。
より詳しくは、上記加熱調理器4が画像G100を受信した場合、色ブロックB227〜B230,B11〜B14のためのRGB値が本来のRGB値のままであれば、色ブロックB227の色が(R,G,B)=(16,48,48)で指定される色に、また、色ブロックB228の色が(R,G,B)=(16,16,80)で指定される色に、また、色ブロックB229の色が(R,G,B)=(16,16,80)で指定される色に、また、色ブロックB230の色が(R,G,B)=(112,240,240)で指定される色に、また、色ブロックB11の色が(R,G,B)=(16,48,48)で指定される色に、また、色ブロックB12の色が(R,G,B)=(16,16,16)で指定される色に、また、色ブロックB13の色が(R,G,B)=(16,80,112)で指定される色に、また、色ブロックB14の色が(R,G,B)=(16,16,16)で指定される色になる。
これらのRGB値を図9の変換ルールで変換すると、色ブロックB227はR:1,G:2,B:2に、また、色ブロックB228はR:1,G:1,B:3に、また、色ブロックB229はR:1,G:1,B:3に、また、色ブロックB230はR:4,G:8,B:8に、また、色ブロックB11はR:1,G:2,B:2に、また、色ブロックB12はR:1,G:1,B:1に、また、色ブロックB13はR:1,G:3,B:4に、また、色ブロックB14はR:1,G:1,B:1になる。そして、上記表6〜上記表9を使って料理指示値などの指示値を特定すると、色ブロックB227の料理指示値は「9」に、また、色ブロックB228の予熱条件指示値は「2」に、また、色ブロックB229の加熱出力指示値は「2」に、また、色ブロックB230の庫内温度指示値は「255」に、また、B11の庫内温度指示値は「9」に、また、B12の時指示値は「0」に、また、B13の分指示値は「19」に、また、B14の秒指示値は「0」になる。
その結果、上記表1〜表5のテーブルと同じテーブルを使って、予熱なし、500W、80℃、19分、WO・グリルの加熱情報が得られる。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230は複数の画素からなるので、色ブロックB11,B12,…,B230は、BMP形式で作成された後、JPEG形式に変換されたものであっても、色ブロックB11,B12,…,B230の劣化を防ぐことができる。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230は、RGB関数によって指定される色を呈するので、色ブロックB11,B12,…,B230で示せる情報を増やすことができる。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230のためのRGB値に基づいて、料理指示値などの指示値を得るとき、図9の変換ルールを用いるので、料理指示値などの指示値の誤取得を防ぐことができる。
また、上記色ブロックB11,B12,…,B230のそれぞれの周縁部は他の画像の影響で変化しやすい。これに対して、色ブロックB11,B12,…,B230のそれぞれの中央部は他の画像の影響で変化しにくい。したがって、情報取得部4200aが、色ブロックB11,B12,…,B230のそれぞれの中央部に基づいて、RGB値を取得するので、情報取得部4200aが取得したRGB値の信頼性を高めることができる。
また、上記ステップS101〜S103によって、赤外線受光素子452で受信した画像が第1画像G101のような有意の画像を含んでいるか否を判定するので、この判定の信頼性を高めることができる。
また、上記赤外線受光素子452で受信した画像のための情報が示す機種が加熱調理器4の機種と一致しないときは、ステップS121で第2画像G102はカラー液晶パネル461の画面に表示されるようになるので、ユーザーは機種の一致または不一致を容易に知ることができる。
図23は、上記制御装置4200の処理がステップS104を経由してエンドになった後、カラー液晶パネル461に表示される一画面を示す図である。
図23の画面では、第1画像G101、第2画像G102、画像G421,G422,G424,G447が表示されている。この画像G447は、「登録・変更」の文字を含んでおり、画像G422と画像G424との間に位置している。そして、画像G447を指のタッチで選択した場合、図24に示すように、メニュー名、写真および加熱条件の変更不可を報知するための画面に切り替わる。このとき、もし、画像G447上に表示されている画像が、サーバ装置で生成された画像による画像でなければ、図25に示すように、メニュー名、写真および加熱条件を変更するための画面に切り替わる。すなわち、画像G418の選択で登録したメニューの表示や基本設定は変更できないが、画像G417の選択で登録したオリジナルメニューの表示や基本設定は変更できるようになっている。なお、図23の画像G421,G422,G424の位置、表示および役割は図13の画像G421,G422,G424の表示および役割と同じである。
図24のメニュー名、写真および加熱条件の変更不可を報知するための画面には、画像G425,G448,G449,G450が表示される。この画像G448は、「マイレシピからダウンロードしたメニューは変更できません」の文字を含んでいる。この画像G449の下側では、画像G449(「削除する」)を左側に位置する一方、画像G450(「このメニューを先頭に移動する」)が右側に位置している。この画像G449は、カラー液晶パネル461に直前に表示されていたメニューの情報を削除するときに選択すべき画像である。また、画像G450は、カラー液晶パネル461に直前に表示されていたメニューを先頭に表示させたいときに選択すべき画像である。より詳しくは、画像G450を指のタッチで選択すると、この選択の直前にカラー液晶パネル461に表示されていたメニューが、「オリジナルメニュー登録」の画面の第1画面に表示するようになる。なお、図24の画像G425の位置、表示および役割は図14の画像G425の位置、表示および役割と同じである。
図25のメニュー名、写真および加熱条件を変更するための画面には、画像G425,G449〜G455が表示される。この画像G425の下側の画像G451は、「登録・変更する項目をお選びください」の文字を含んでいる。また、上記画面の中央部は上下に3分割され、上段の画像G452は、メニュー名を登録するときに選択すべき画像であり、「メニュー名」,「登録」の文字を含んでいる。また、上記画面の中央部の中段の画像G453は、写真を登録するときに選択すべき画像であり、「写真」,「登録」の文字を含んでいる。また、上記画面の中央部の下段の画像G454は、加熱条件を登録するときに選択すべき画像であり、「加熱条件」,「登録」の文字を含んでいる。そして、画像G454の下側の画像G455は、「登録完了」の文字を含んでいる。ここで、メニュー名、写真および加熱条件が未登録であれば、画像G452,G453,G454の「登録」は「未登録」となる。なお、図25の画像G425の位置、表示および役割は図14の画像G425の位置、表示および役割と同じである。また、図25の画像G449,G450の位置、表示および役割は図24の画像G449,G450の位置、表示および役割と同じである。
上記実施形態では、サーバ装置1のJPEG形式の画像を、スマートフォン2およびネットワーク3を介して、加熱調理器4に送っていたが、サーバ装置1のJPEG形式の画像を、スマートフォン2を介さずに、ネットワーク3のみを介して、加熱調理器4に送ってもよい。
上記実施形態では、サーバ装置1のJPEG形式の画像を、加熱調理器4に送っていたが、冷蔵庫や炊飯器といった他の電気機器に送ってもよい。
上記実施形態では、色ブロックB11,B12,…,B230のそれぞれのカラーは、RGB値でしていたが、RGBY値で指定されるようにしてもよいし、あるいは、白黒にしてよいし、あるいは、白、黒およびグレーにしてもよい。この白、黒およびグレーにする場合、256階調表示ができるようにしてもよい。
上記実施形態では、BMP形式の画像を不可逆形式の一例としてのJPEG形式に変換していたが、元の画像の形式はBMP形式以外の形式(例えばTIFF(ティフ)形式やGIF(ギフ)形式など)にしてもよく、また、変換後の画像の形式もJPEG形式以外の不可逆形式にしてもよい。
上記実施形態では、色ブロックB11,B12,…,B230は、表示部103の画面の下縁部のみに位置するようにしていたが、表示部103の画面の左縁部,右縁部,上縁部のうちの少なくとも1つのみに位置するようにしてもよいし、あるいは、表示部103の画面の左縁部,右縁部,上縁部,下縁部のうちの2つ以上に位置するようにしてもよい。
上記実施形態では、庫内温度を2つの色ブロックB230,B11で示すようにしていたが、庫内温度を1の色ブロックで示すようにしてもよい。
上記実施形態では、図9の変換ルールで決まるR値が1となるときの表7と、図9の変換ルールで決まるR値が2となるときの表8と、図9の変換ルールで決まるR値が3となるときの表9と、および、図9の変換ルールで決まるR値が4となるときの表10とを用いて、1バイトの情報を得ていたが、表7〜表8と、図9の変換ルールで決まるR値が5、6、7、8となるときの表とを用いて、2バイトの情報を得るようにしてもよい。
上記実施形態では、赤外線を使って、スマートフォン2などの情報端末からの画像を加熱調理器4に送っていたが、有線、ブルートゥースまたはWi−Fi(ワイファイ)などを使って、スマートフォン2などの情報端末からの画像を加熱調理器4に送るようにしてもよい。
本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、本発明は、サーバ装置以外にもパーソナルコンピュータや携帯情報端末などに適用してもよい。
また、本発明の情報処理装置は、複数階調によって表現される色情報に予め定めた埋め込み情報を割振ることによって、文字を色として表現する。これにより、文字を画像と同等に扱うことができるし、色情報は圧縮できるので、色情報の通信で生じるコストを低減できる。
また、本発明の一実施形態の情報処理装置では、上記色情報は隣接する複数の画素の集合体であってもよい。
また、本発明の一実施形態の情報処理装置では、上記集合体は、複数隣接して配置することにより、一連のテキスト集合体としてもよい。
また、本発明の一実施形態の情報処理装置では、上記テキスト集合体は、画像と並べて配置することにより、テキスト情報を含んだ画像として処理してもよい。
また、本発明の一実施形態の情報処理装置では、上記集合体からテキストデータに変換する際は、上記集合体の略中央に配置されている画素の色情報をもとに変換してもよい。
また、本発明の一実施形態の情報処理装置では、上記複数階調を色情報への割り当て方として、階調に所定の幅を持たせてもよい。