JP5904143B2 - Ponシステムおよび局側装置 - Google Patents

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Description

本発明は、局側装置と複数の加入者側装置との間で通信を行うPON(Passive Optical Network)システムに関する。
従来より、一般家庭等の加入者宅を対象とした加入者系光ファイバネットワークシステムとして、PONシステムが知られている。このPONシステムは、通信事業者局舎に設置される局側装置(OLT:Optical Line Terminal)に接続された1本の光ファイバを光スプリッタにより分岐し、複数の加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)と接続したものである。PONシステムは、OLTとONUを1対1で接続するシングルスター型のシステムに比べ、複数のONUで1本の光ファイバを共用するため低コストな光通信ネットワークを構築できる。PONシステムには、例えば、OLTとONUとの間をEthernet(登録商標)方式で通信するE−PONシステムやGE−PONシステムがある。
近年、E−PONシステムにおいて、ONUの省電力化機能が提唱されている。IEEE1904.1(SIEPON:Service Interoperability in Ethernet Passive Optical Networks)で規格化が進んでいるのが、PON区間の通信トラフィックの有無に応じてONUの送信・受信機能を一時的にスリープ(停止)させるパワーセーブモードである。
このSIEPONのパワーセーブモードでは、OLTは、まずスリープさせたいONUに対してパワーセーブモードの開始を示すSLEEP_ALLOWメッセージを送信する。ONUはスリープ可能であればパワーセーブモードの開始を了解するSLEEP_ACKメッセージを返答し、間欠動作(アクティブ状態とスリープ状態の繰り返し)を開始する。
特開2010−114830号公報
ところで、PONシステムは通常、OLTとONU間の接続が有効な状態であることを確認するために、キープアライブ機能を有している。OLTは、一定の時間間隔でキープアライブメッセージをONUに送信する。ONUは、受信したキープアライブメッセージに対し、応答メッセージをOLTに送信する。OLTは、このようなキープアライブ通信が成功したか否か検出することで、途中の通信経路やONUの正常/異常を判断できる。
しかしながら、ONUがパワーセーブモードで動作している場合、該ONUはOLTからのキープアライブメッセージを受信することができず、応答メッセージをOLTに送信することができない可能性がある。従って、OLTとONU間の接続が有効な状態であるにもかかわらず、OLTにより通信経路やONUに異常が発生したと判断され、論理リンク(Logical Link)の切断(タイムアウト)が行われる可能性がある。OLTとONU間の論理リンクが一旦切断されると、再度ディスカバリ・ハンドシェークを行わなければならないため、通信サービスが一時的に停止することになる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、ONUがパワーセーブモードで動作している間に、キープアライブ通信の成功率を高めることのできるPONシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のPONシステムは、局側装置と複数の加入者側装置との間で光信号を送受信するPONシステムである。加入者側装置は、局側装置からの制御に基づいて、通常モードと、スリープ期間とアクティブ期間とを周期的に繰り返すパワーセーブモードとの間で動作モードを切り替える動作モード切替部と、局側装置からキープアライブメッセージを受信したときに、局側装置に応答メッセージを送信するキープアライブ応答部とを備える。局側装置は、加入者側装置の動作モードを通常モードとパワーセーブモードとのいずれかに制御する動作モード制御部と、パワーセーブモードの加入者側装置に対し、アクティブ期間よりも短いパワーセーブモード用送信間隔で、キープアライブメッセージを周期的に送信するキープアライブ送信部と、加入者側装置からの応答メッセージを受信するキープアライブ受信部とを備える。
本発明の別の態様は、局側装置である。この装置は、複数の加入者側装置との間で光信号を送受信するPONシステムの局側装置であって、加入者側装置の動作モードを、通常モードと、スリープ期間とアクティブ期間とを周期的に繰り返すパワーセーブモードとのいずれかに制御する動作モード制御部と、パワーセーブモードの加入者側装置に対し、アクティブ期間よりも短いパワーセーブモード用送信間隔で、キープアライブメッセージを周期的に送信するキープアライブ送信部と、加入者側装置からの応答メッセージを受信するキープアライブ受信部とを備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ONUがパワーセーブモードで動作している間に、キープアライブ通信の成功率を高めることのできるPONシステムを提供できる。
本発明の実施形態に係るPONシステムを示す図である。 ONUのパワーセーブモードの設定手順を説明するためのシーケンス図である。 従来のPONシステムにおけるパワーセーブ機能とキープアライブ機能の動作を説明するためのシーケンス図である。 本実施形態に係るPONシステムにおけるパワーセーブ機能とキープアライブ機能の動作を説明するためのシーケンス図である。 本実施形態に係るOLTの構成を説明するための図である。
図1は、本発明の実施形態に係るPONシステム10を示す図である。図1に示すように、PONシステム10は、局側装置(OLT)14に接続された1本の基幹光ファイバ11が光スプリッタ16_1〜16_3により複数の分岐光ファイバ13_1〜13_4に分岐され、該分岐光ファイバ13_1〜13_4の端部に複数の加入者側装置(ONU)12_1〜12_4が接続された構成となっている。なお、以下においては、ONU12_1〜12_4を総称して適宜「ONU12」と呼ぶ。
PONシステム10において、OLT14と各ONU12との間で通信を行うためには、OLT14と各ONU12との間で論理リンクが確立される必要がある。PONシステム10において、OLT14から各ONU12への下り光信号は、時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)により多重化された連続的な光信号である。OLT14から出力された下り光信号は、光スプリッタにつながる全てのONU12に送信されるが、論理リンクが確立されたONU12のみが自身に送信された光信号を取り込むことができる。
一方、各ONU12からOLT14への上り光信号は、TDMA(Time Division Multiple Access)方式により多重化される。TDMAでは、各ONU12からの光信号が衝突するのを防ぐため、各光信号間にガードタイムと呼ばれる無信号区間が挿入される。そのため、OLT14から各ONU12への下り光信号が連続的な光信号となるのと異なり、ONU12からOLT14への上り光信号は、信号の送出が間欠的に行われるバースト状の光信号となる。PONシステムにおいては、一般的に、OLT14の動的帯域割当機能(DBA:Dynamic Bandwidth Allocation)により、各ONU12の光信号の送信順序および各ONU12に割り当てる信号帯域が制御される。
本実施形態に係るPONシステム10は、ONU12のパワーセーブ機能を有する。ONU12がパワーセーブモードに設定されている場合、ONUの送受信機能が周期的にスリープされる。送信機能のスリープは、例えばレーザやレーザ制御回路等への電力供給を停止または削減することによりなされる。また、受信機能のスリープは、例えばフォトダイオードや増幅器等への電力供給を停止または削減することによりなされる。このようなONU12におけるパワーセーブモードと、送受信機能を常に動作状態に保つ通常モードとの切替は、OLT14からの制御に基づいて行われる。
図2は、ONUのパワーセーブモードの設定手順を説明するためのシーケンス図である。パワーセーブモードに設定したいONU12がある場合、OLT14は、まず該ONU12にスリープ要求(SLEEP_ALLOW)メッセージを送信する。スリープ要求メッセージを受信したONU12は、OLT14にスリープ開始了解(SLEEP_ACK)メッセージを送信するとともに、自身の動作モードを通常モードからパワーセーブモードに切り替える。パワーセーブモードの設定に関するメッセージの送受信は、MPCP(Multi-Point Control Protocol)フレームを使用して行われる。
動作モードがパワーセーブモードに設定されている間、ONU12は、スリープ状態とアクティブ状態を交互に繰り返す。スリープ期間には、ONUの送受信機能が停止される。一方、アクティブ期間には、ONU12の送受信機能が動作可能に設定される。スリープ期間、アクティブ期間は、通常、数十ミリ秒〜数秒程度である。パワーセーブモードにおいては、スリープ期間が長くなればONU12の省電力効果が大きくなる。
ONU12のパワーセーブモードを解除したい場合、OLT14は、ONU12にスリープ解除メッセージを送信する。スリープ解除メッセージを受信したONU12は、OLT14にスリープ解除了解メッセージを送信するとともに、自身の動作モードをパワーセーブモードから通常モードに切り替える。ONU12のパワーセーブモードを解除してから次に再度パワーセーブモードに設定するまでの時間は、「ホールド時間(HOLD DURATION」と呼ばれる。ホールド時間は、数十ミリ秒〜数分程度である。
また、本実施形態に係るPONシステム10は、OLT14とONU12間の接続が有効な状態であることを確認するために、キープアライブ機能を有する。OLT14は、所定の送信間隔でキープアライブ(KEEP_ALIVE)メッセージをONU12に送信する。ONU12は、受信したキープアライブメッセージに対し、キープアライブACK(KEEP_ALIVE_ACK)をOLTに送信する。OLT14は、ONU12から応答メッセージが到着したか否か検出することで、途中の通信経路やONU12の正常/異常を判断できる。キープアライブ機能に関するメッセージの送受信は、OAM(Operation,Administration,Maintenance)フレームを使用して行われる。
送信したキープアライブメッセージに対する応答メッセージがONU12から返ってこない場合、OLT14は、キープアライブメッセージを再送する。所定の送信回数を終了すると、OLT14はキープアライブ失敗と判断し、論理リンクの切断等の所定の処理を行う。キープアライブメッセージの送信回数は、キープアライブ通信が成功する毎に(すなわち、ONU12からキープアライブACKメッセージが返ってくる毎に)「0」にリセットされる。
従来のPONシステムにおいては、上述したパワーセーブ機能とキープアライブ機能は、互いに独立して動作している。図3は、従来のPONシステムにおけるパワーセーブ機能とキープアライブ機能の動作を説明するためのシーケンス図である。
OLTは、所定の送信間隔(例えば数秒間隔)でキープアライブメッセージを送信している(図3において、時間順にキープアライブ1〜3とする)。図3に示すように、キープアライブメッセージがONUに到着したときにONUが通常モードであれば(図3のキープアライブ1参照)、ONUはキープアライブメッセージを適切に受信でき、OLTにキープアライブACKメッセージを返すことができる。
しかしながら、キープアライブメッセージがONUに到着したときにONUがパワーセーブモードのスリープ状態であれば(図3のキープアライブ2参照)、ONUはOLTからのキープアライブメッセージを受信することができず、OLTにキープアライブACKメッセージを返すことができない。
従来のPONシステムにおいて、ONUがパワーセーブモードに設定されているときに確実にキープアライブ通信を行うためには、OLTからONUにスリープ解除メッセージを送信して通常モードに切り替えた後、キープアライブメッセージを送信する方法がある(図3のキープアライブ3参照)。この場合、ONUは、確実にキープアライブメッセージを受信し、キープアライブACKメッセージをOLTに返すことができる。しかしながら、この方法では、キープアライブメッセージを送信する毎にパワーセーブモードを解除するため、省電力効果が低くなる。
図4は、本実施形態に係るPONシステム10におけるパワーセーブ機能とキープアライブ機能の動作を説明するためのシーケンス図である。本実施形態に係るPONシステム10は、以下のような方法を用いて、パワーセーブモードの間にONU12がキープアライブメッセージを受信できる可能性を高めることができる。
ONU12が通常モードで動作している場合、ONU12は所定の通常モード用送信間隔KEEP_INT(例えば数秒間隔)でキープアライブメッセージを送信する。OLT14は、パワーセーブモードに設定したいONU12に対し、スリープ要求メッセージを送信する。スリープ要求メッセージを受信したONU12は、OLT14にスリープ開始了解メッセージを送信するとともに、自身の動作モードを通常モードからパワーセーブモードに切り替える。動作モードがパワーセーブモードに設定されている間、ONU12は、スリープ期間Tsとアクティブ期間Taを周期的に繰り返す。
ここで本実施形態に係るPONシステム10においては、ONU12の動作モードがパワーセーブモードに切り替えられた場合、OLT14は、キープアライブメッセージの送信間隔を、通常モード用送信間隔KEEP_INTからパワーセーブモード用送信間隔KEEP_INT’に切り替える。このパワーセーブモード用送信間隔KEEP_INT’は、アクティブ期間Taよりも短く設定される。パワーセーブモード用送信間隔KEEP_INT’でキープアライブメッセージを送信することにより、パワーセーブモードのアクティブ期間TaにONU12がキープアライブメッセージを受信して、OLT14に応答メッセージを返す可能性を高めることができる。従って、本実施形態によれば、キープアライブ通信の成功率を高めることができる。
上述したように、OLT14は、送信したキープアライブメッセージに対する応答メッセージがONU12から返ってこない場合、キープアライブメッセージを再送するが、所定の送信回数を終了すると、キープアライブ失敗と判断する。本実施形態では、設定された送信回数が少ない場合、ONU12がアクティブ状態のときにキープアライブメッセージが送信されず、キープアライブ失敗と判断される可能性がある。
そこで、本実施形態に係るPONシステム10においては、キープアライブメッセージの累積送信時間Tacがスリープ期間Tsより長くなるように、キープアライブメッセージのパワーセーブモード用送信回数N’を設定する。「累積送信時間Tac」とは、(あるキープアライブ通信成功後の)初回のキープアライブメッセージの送信時から最終回のキープアライブメッセージの送信時までの時間である。上記の条件を式に表すと以下のようになる。
Tac=KEEP_INT’×N’>Ts
従って、パワーセーブモード用送信回数N’は、スリープ期間Tsをパワーセーブモード用送信間隔KEEP_INT’で割った値よりも大きな整数に設定されることが望ましい。このようにパワーセーブモード用送信回数N’を設定することで、ONU12は、自身がアクティブ状態のときに少なくとも一回は確実にキープアライブメッセージを受信することができ、キープアライブACKメッセージをOLT14に返すことができる。従って、本実施形態に係るPONシステム10においては、パワーセーブモードのときのパワーセーブモード用送信間隔KEEP_INT’をアクティブ期間Taよりも短く設定するとともに、パワーセーブモード用送信回数N’を、スリープ期間Tsをパワーセーブモード用送信間隔KEEP_INT’で割った値よりも大きな整数に設定することにより、ONU12がパワーセーブモードであっても、キープアライブ通信を確実に成功させることができる。
図4に示すように、パワーセーブモード用送信間隔KEEP_INT’は、通常モード用送信間隔KEEP_INTよりも短く設定されることが望ましい。通常モードで動作しているONU12は、基本的にどのようなタイミングでキープアライブメッセージを送信されても応答できる。従って、通常モードのONU12に対しては、比較的長い通常モード用送信間隔KEEP_INTでキープアライブメッセージを送信することで、OAMフレームによる通信帯域の減少を抑制できる。
また、キープアライブメッセージの通常モード用送信回数Ntは、パワーセーブモード時の送信回数Nt’より少なく設定されることが望ましい。通常モードで動作しているONU12に関しては、パワーセーブモード時ほど多くキープアライブメッセージを送信しなくても、適切に通信回線やONU12の正常/異常を判断できるからである。この場合も、OAMフレームによる通信帯域の減少を抑制できる。
図5は、本実施形態に係るOLT14の構成を説明するための図である。図5に示すように、OLT14は、上位ネットワークからの光信号を受信する受信部28、下り信号を格納するメモリ26、下り信号を暗号化する暗号部24、下り信号にFEC(Forward Error Correction)エンコード処理を行うFECエンコーダ22、およびPON区間(すなわちONU12)に下り光信号を送信する送信部20を備える。また、OLT14は、PON区間(すなわちONU12)からの上り光信号を受信する受信部21、上り信号にデコード処理を行うFECデコーダ23、上り信号の暗号を解読する暗号解読部25、上り信号を格納するメモリ27、および上位ネットワークに光信号を送信する送信部29を備える。
また、本実施形態に係るOLT14は、動作モード制御部30をさらに備える。動作モード制御部30は、OLT14に接続されている各ONU12の動作モードを、通常モードとパワーセーブモードとのいずれかに制御する。
動作モード制御部30は、ONU管理部32と、パワーセーブ判定部33と、スリープ要求送信部34と、スリープ要求受信部35と、トラフィック監視部36とを備える。
トラフィック監視部36は、OLT14配下のONU12毎に、PON区間の通信トラフィックの有無を監視して、監視結果をパワーセーブ判定部33に出力する。スリープ要求受信部35は、各ONU12からのスリープ要求メッセージを受信して、パワーセーブ判定部33に出力する。
パワーセーブ判定部33は、PON区間の通信トラフィックが無いONU12に対し、動作モードを通常モードからパワーセーブモードに切り替える判定を行う。また、パワーセーブ判定部33は、PON区間の通信トラフィックが発生したONU12に対し、動作モードをパワーセーブモードから通常モードに切り替える判定を行う。さらに、パワーセーブ判定部33は、スリープ要求メッセージを送信してきたONU12に対し、動作モードを通常モードからパワーセーブモードに切り替える判定を行う。パワーセーブ判定部33の判定結果は、ONU管理部32に出力される。
ONU管理部32は、パワーセーブ判定部33による判定結果と、各ONUからのSLEEP_ACKメッセージに基づいて、各ONU12の最新の動作モード(すなわち、動作モード=通常モードorパワーセーブモード)を管理する。
あるONU12に関し、パワーセーブ判定部33が通常モードからパワーセーブモードへの切替を判定した場合、ONU管理部32はその判定情報をスリープ要求送信部34に通知する。該通知を受けたスリープ要求送信部34は、切替対象のONU12に対し、スリープ要求メッセージ(SLEEP_ALLOW)を送信する。また、スリープ要求送信部34は、パワーセーブモードを解除したいONU12に対し、スリープ解除メッセージを送信する。これらのメッセージの送受信は、MPCPフレームを使用して行われる。
また、本実施形態に係るOLT14は、キープアライブ通信部31をさらに備える。キープアライブ通信部31は、OLT14と各ONU12間の接続が有効な状態であることを確認するためのキープアライブ通信を行う。キープアライブ通信部31は、キープアライブ送信部39と、キープアライブ受信部40とを備える。
キープアライブ送信部39は、動作モード制御部30のONU管理部32を参照し、キープアライブメッセージを送信するONU12の動作モードが通常モードであるか、パワーセーブモードであるか確認する。キープアライブ送信部39は、通常モードのONU12に対しては、通常モード用送信間隔KEEP_INTでキープアライブメッセージを周期的に送信する。一方、キープアライブ送信部39は、パワーセーブモードのONU12に対しては、パワーセーブモード用送信間隔KEEP_INT’でキープアライブメッセージを周期的に送信する。キープアライブ送信部39がキープアライブメッセージの送信を繰り返す通常モード用送信回数Nおよびパワーセーブモード用送信回数N’に関しては、上述したとおりである。
キープアライブ受信部40は、キープアライブメッセージを送信したONU12からの応答メッセージ(KEEP_ALIVE_ACK)を受信する。ONU12から応答メッセージが到着したか否か検出することで、途中の通信経路やONU12の正常/異常を判断できる。キープアライブ機能に関するメッセージの送受信は、OAMフレームを使用して行われる。
以上、本実施形態に係るPONシステム10について説明した。本実施形態に係るPONシステム10は、OLT14の動作モード制御部30と、キープアライブ通信部31とが連携するよう構成される。すなわち、キープアライブメッセージを送信するONU12の動作モードが通常モードであるかパワーセーブモードであるかに応じて、キープアライブメッセージを送信する間隔を通常モード用送信間隔KEEP_INTとパワーセーブモード用送信間隔KEEP_INT’との間で切り替え可能に構成した。パワーセーブモード用送信間隔KEEP_INT’は、パワーセーブモードのアクティブ期間Taよりも短く設定される。これにより、キープアライブ通信の成功率を高めることができる。さらに、本実施形態に係るPONシステム10では、パワーセーブモード用送信回数N’を、スリープ期間Tsをパワーセーブモード用送信間隔KEEP_INT’で割った値よりも大きな整数に設定することにより、ONU12がパワーセーブモードであっても、キープアライブ通信を確実に成功させることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 PONシステム、 11 基幹光ファイバ、 12 ONU、 13 分岐光ファイバ、 14 OLT、 16 光スプリッタ、 30 動作モード制御部、 31 キープアライブ通信部、 32 ONU管理部、 33 パワーセーブ判定部、 34 スリープ要求送信部、 35 スリープ要求受信部、 36 トラフィック監視部、 39 キープアライブ送信部。

Claims (8)

  1. 局側装置と複数の加入者側装置との間で光信号を送受信するPONシステムであって、
    前記加入者側装置は、
    前記局側装置からの制御に基づいて、通常モードと、スリープ期間とアクティブ期間とを周期的に繰り返すパワーセーブモードとの間で動作モードを切り替える動作モード切替部と、
    前記局側装置からキープアライブメッセージを受信したときに、前記局側装置に応答メッセージを送信するキープアライブ応答部と、を備え、
    前記局側装置は、
    前記加入者側装置の動作モードを通常モードとパワーセーブモードとのいずれかに制御する動作モード制御部と、
    パワーセーブモードの加入者側装置に対し、前記アクティブ期間よりも短いパワーセーブモード用送信間隔で、キープアライブメッセージを周期的に送信するキープアライブ送信部と、
    前記加入者側装置からの応答メッセージを受信するキープアライブ受信部と、を備える、
    ことを特徴とするPONシステム。
  2. 前記パワーセーブモード用送信間隔は、通常モードの加入者側装置に対してキープアライブメッセージを送信する通常モード用送信間隔よりも短いことを特徴とする請求項1に記載のPONシステム。
  3. 前記キープアライブ送信部は、パワーセーブモードの加入者側装置に対してキープアライブメッセージを送信するパワーセーブモード用送信回数を、前記スリープ期間を前記パワーセーブモード用送信間隔で割った値よりも大きな整数に設定することを特徴とする請求項1または2に記載のPONシステム。
  4. 前記パワーセーブモード用送信回数は、通常モードの加入者側装置に対してキープアライブメッセージを送信する通常モード用送信回数よりも多いことを特徴とする請求項3に記載のPONシステム。
  5. 複数の加入者側装置との間で光信号を送受信するPONシステムの局側装置であって、
    前記加入者側装置の動作モードを、通常モードと、スリープ期間とアクティブ期間とを周期的に繰り返すパワーセーブモードとのいずれかに制御する動作モード制御部と、
    パワーセーブモードの加入者側装置に対し、前記アクティブ期間よりも短いパワーセーブモード用送信間隔で、キープアライブメッセージを周期的に送信するキープアライブ送信部と、
    前記加入者側装置からの応答メッセージを受信するキープアライブ受信部と、
    を備えることを特徴とする局側装置。
  6. 前記パワーセーブモード用送信間隔は、通常モードの加入者側装置に対してキープアライブメッセージを送信する通常モード用送信間隔よりも短いことを特徴とする請求項5に記載の局側装置。
  7. 前記キープアライブ送信部は、パワーセーブモードの加入者側装置に対してキープアライブメッセージを送信するパワーセーブモード用送信回数を、前記スリープ期間を前記パワーセーブモード用送信間隔で割った値よりも大きな整数に設定することを特徴とする請求項5または6に記載の局側装置。
  8. 前記パワーセーブモード用送信回数は、通常モードの加入者側装置に対してキープアライブメッセージを送信する通常モード用送信回数よりも多いことを特徴とする請求項7に記載の局側装置。
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