JP5897493B2 - 農作業データの通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、農業機械で農作業したとき農作業データを送信する農作業データの通信システムに関する。
近年、圃場の作業計画の効率化や圃場で収穫した収穫物の品質等を高めるため、圃場で作業した作業情報を収集して活用することが望まれている。コンバインなどの農業機械を用いて農作業データを収集する技術として、例えば、特許文献1に示すものがある。
特許文献1では、作物収穫機に、作物の収穫に伴って作物の品質を計測する作物品質計測手段と、その作物品質計測手段にて計測された品質の計測情報を機外に出力可能な情報出力手段(無線通信装置)とが備えられ、情報出力手段から出力される複数の収穫場所の各々に対応する品質の計測情報を収集する計測情報収集手段と、この計測情報収集手段にて収集された収集情報に基づいて、複数の収穫場所に対応する作物の地域毎の品質マップを求めて出力する品質マップ作成手段とを備えている。
特開平11−053674号公報
特許文献1では、無線通信装置(情報出力手段)によって作物収穫機で計測した計測情報を通信機器に送信するものであるが、作物収穫機の無線通信装置から通信装置に向けて計測情報を送信する際での通信処理については詳細に述べられておらず、この技術を用いたとしても計測情報を適正に送信したり受信することができなくなるのが実情である。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、農作業データの送受信完了後の無線通信にかかる負荷を低減することができる農作業データの通信システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、次の手段を講じた。
即ち、農作業データの通信システムは、移動可能な農業機械に搭載されて当該農作業を行った農作業データを記憶するデータ収集装置と、前記データ収集装置に記憶された農作業データを無線通信の接続によって受信する携帯端末とを備え、前記携帯端末は、前記データ収集装置から送信された農作業データの受信完了後に当該データ収集装置との無線通信の接続を切断する第1通信切断部を備え、前記データ収集装置は、農作業データの送信完了後に当該携帯端末との無線通信の接続を切断する第2通信切断部を備え、前記第2通信切断部は、前記農作業データの送信開始後に当該農作業データを携帯端末に送信するのに必要な送信時間を超え、さらに、第1通信切断部からデータ収集装置への接続を切断するのに必要な切断時間を超えた場合に、前記第1通信切断部から接続の切断が確認できないとして、無線通信の切断を行うことを特徴とする。
農作業データの通信システムは、移動可能な農業機械に搭載されて当該農作業を行った農作業データを記憶するデータ収集装置と、前記データ収集装置に記憶された農作業データを無線通信の接続によって受信する携帯端末とを備え、前記携帯端末は、前記データ収集装置から送信された農作業データの受信完了した時点で、当該データ収集装置との無線通信の接続を切断する処理を実行し且つ前記切断処理を行ったことを示す切断信号を前記データ収集装置に送信する処理を行う第1通信切断部を備え、前記データ収集装置は、農作業データの送信完了後、前記切断信号を受信できない場合に当該携帯端末との無線通信の接続を切断する処理を行う第2通信切断部を備えていることを特徴とする。
農作業データの通信システムは、前記データ収集装置は、前記第1通信切断部又は前記第2通信切断部によって一の携帯端末との無線通信の接続の切断後に、一の携帯端末とは異なる他の携帯端末との無線通信の接続を開始することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、携帯端末側から無線通信の接続の切断が行えると共に、、データ収集装置側も無線通信の接続の切断が行うことができるため、農作業データの送受信完了後の無線通信にかかる負荷を低減することができる。
請求項2に係る発明によれば、携帯端末が無線通信の接続の切断を行ったことをデータ収集装置側で確認しなくとも、当該データ収集装置は素早く他の処理に移行することがで
きる。例えば、無線通信中に携帯端末を所持している作業者が農作業のために、データ収集装置との無線通信を行う通信エリア外に出てしまった状況下でも、データ収集装置は当該無線通信を中止して他の処理に移行することができる。
請求項3に係る発明によれば、データ収集装置は、一の携帯端末への農作業データの送信後、他の携帯端末へ同一の農作業データを送信することができる。
請求項4に係る発明によれば、データ収集装置は、農作業データを携帯端末に送信してから無線通信の接続を切断するまでの時間をできるだけ短くすることができ、当該データ収集装置は素早く他の処理に移行することができる。
農作業データの通信システムの全体図である。 データ収集装置から携帯端末への農作業データの送信の手順図である。 データ収集装置と携帯端末との位置関係が変化した場合の説明図である。 経過時間、送信時間及び切断の関係を説明する説明図である。 複数の農作業データを整理する説明図である。 複数の携帯端末で農作業データを受信するときのタイミングを示す図である。 トラクタの全体構成を示す概略図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態による農作業データの通信システムを説明する。
上述したように、農作業の実績(実際に農作業を行った内容)収集し、収集した農作業の実績を用いて、例えば、農作業の作業日報を作成したり、農作業の作業計画を作成するなどに役立てたいという要望がある。そこで、本発明では、農業機械側で行った農作業を農作業データとして農業機械側に保存(記憶)し、農業機械側で保存した農作業データを効率よく外部に送信することとしている。
具体的には、図1に示すように、農作業データの通信システム1は、トラクタ、コンバイン、田植機などの農業機械2に搭載されて当該農業機械2で農作業を行ったときの農作業データを収集するデータ収集装置3と、データ収集装置3で収集した農作業データを送信する携帯端末4とを備えている。なお、農作業データは、農業機械で農作業を行った時の様々な情報であって、例えば、農業機械の負荷情報(速度、エンジン回転数)、施肥量、収穫量どである。
農作業データの通信システム1について、トラクタを例にとり、詳しく説明する。
図7に示すように、トラクタ2は、前後に車輪が取り付けられた走行車両(走行車体)10に、エンジン11、変速装置12等を搭載して構成されている。エンジン11の後方には、独立搭載型のキャビン13が設けられており、キャビン13内には運転席14が設けられている。また、走行車両2の後部には、3点リンク機構15が昇降可能に設けられると共に、エンジン11からの動力を伝達するPTO軸が設けられている。3点リンク機構15には、肥料散布装置、耕耘装置、農薬散布装置、播種散布装置、収穫装置などの作業装置16が着脱自在となっている。なお、図7は、肥料散布装置を3点リンク機構15に取り付けた例を示している。
トラクタ2には、データ収集装置3の他に、制御装置20が搭載されている。この制御装置20は、トラクタ2の走行系制御や作業系制御等を行うものであって、走行系制御として、エンジンの動作を制御したり、作業系制御として、運転席の周囲に設けられた操作レバーや操作スイッチなどの操作具からの入力を受けると、入力値に従って3点リンク機構15の昇降、PTO軸の出力(回転数)などの動作を制御する。トラクタ2の走行系制御や作業系制御を行うときの制御信号や制御を行うための各種検出信号(例えば、センサが検出した信号)は、車両用通信ネットワークに出力されて、トラクタ2の各部に伝達される。なお、制御装置20による走行系制御や作業系制御は、上述したものに限定されない。
データ収集装置3は、トラクタ2が動作しているときの農作業に関する様々なデータを
各種センサや制御装置20等が接続された車両用ネットワーク等を介して自動的に収集するものである。例えば、トラクタ2の後部に作業装置16として耕耘装置が連結されてトラクタ2が動作したときは、ロータリーの回転数、ロータリーの負荷、エンジン回転数、車速、耕深などのデータが車両用通信ネットワークに出力される。データ収集装置3は、ロータリーの回転数、ロータリーの負荷、エンジン回転数、車速、耕深などのデータを農作業データとして取得する。
また、作業装置16が肥料散布装置、農薬散布装置、播種散布装置である場合は、車速、エンジン回転数、散布量(肥料散布量、農薬散布量、播種散布量)などのデータが車両通信ネットワーク上に出力され、データ収集装置3は、車速、エンジン回転数、肥料散布量、農薬散布量、播種散布量を農作業データとして取得する。或いは、作業装置16が収穫装置である場合は、車速、エンジン回転数、収穫量などのデータが車両通信ネットワーク上に出力され、データ収集装置3は、車速、エンジン回転数、収穫量を農作業データとして取得する。
このようなデータ収集装置3は、上述したような農作業に関係する様々な農作業データを一時的に記憶する第1記憶部(バッファ)30を備えている。トラクタ2が作動する度に第1記憶部30には、農作業データが逐次、蓄積されていくことになる。なお、データ収集装置3には、トラクタ2を識別(特定)するための機械特定情報が記憶されると共に、トラクタ2が作動したときの作動時間なども記憶されている。
また、データ収集装置3は、第1記憶部30に記憶した農作業データを携帯端末4に送信する第1通信部31を備えている。第1通信部31は、近距離の無線を行うものであって、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)によって携帯端末4との無線通信を行うものである。第1通信部31には、携帯端末4との認証の許可を行うための認証情報(例えば、自己のMACアドレス、ネットワーク名(SSID)、ネットワークキー)が記憶されている。
携帯端末4は、例えば、比較的演算能力の高いスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレットPC等の携帯型コンピュータなどである。携帯端末4は、データ収集装置3からの様々なデータ(農作業データ等)を受信する第2通信部40を備えている。第2通信部40は、第1通信部31と同様に近距離の無線を行うものであって、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(登録商標)によってデータ収集装置3との無線通信を行うものである。なお、携帯端末4は、移動体通信網(例えば、携帯電話通信網)を介して、農作業データを管理するサーバや農家に設置したパーソナルコンピュータなどに農作業データを送信する第3通信部41を備えていることが望ましい。
携帯端末4は、データ収集装置3から送信された農作業データを記憶する第2記憶部42を備えている。第2記憶部42の記憶容量は、即ち、農作業データを記憶する記憶容量は、データ収集装置3の第1記憶部30の記憶容量以上となっている。例えば、第2記憶部42の記憶容量(農作業データを記憶する記憶容量)は、データ収集装置3の第1記憶部30の記憶容量(農作業データを記憶する記憶容量)の少なくとも2倍以上、好ましくは、10倍以上、さらに好ましくは、250倍以上であることが好ましい。
さて、図2は、データ収集装置から携帯端末への農作業データの送信手順を示したものである。
まず、携帯端末4が所定のデータ収集装置3と無線通信が行えるように、無線通信を行うデータ収集装置3の認証情報(SSIDやネットワークキー)を所定の携帯端末4に記憶する(S1)。具体的には、携帯端末4に備えられたタッチパネル等のインタフェースを用いて、無線通信を行うデータ収集装置3、即ち、接続対象であるデータ収集装置3のSSID及びネットワークキーの入力(登録)をする。入力(登録)したSSIDやネットワークキーは、携帯端末4の記憶部に記憶される。
次に、データ収集装置3から認証情報を含むビーコンを送信している状況下にて(S2)、携帯端末4が接続対象となるデータ収集装置3の通信エリア内に入ることにより当該携帯端末4がデータ収集装置3から発信されるビーコンを受信すると(S3)、携帯端末4はデータ収集装置3に認証情報(ネットワークキー)を送信する(S4)。なお、認証
情報を携帯端末4に登録後は、携帯端末4が接続対象となるデータ収集装置3のビーコンを受信する毎に登録した認証情報(ネットワークキー)を自動的にデータ収集装置3に送信することが望ましい。
データ収集装置3は、携帯端末4から送信されたネットワークキーを受信すると、当該データ収集装置3に記憶されているネットワークキーとの認証を行う(S5)。ネットワークによる認証が成立し、データ収集装置3と携帯端末4との接続を確立すると、データ収集装置3は、携帯端末4に農作業データを送信する(S6)。なお、データ収集装置3は、農作業データを送信する際には、トラクタ2(農業機械)を識別(特定)する機械特定情報やトラクタ2(農業機械)が作動した作動時間なども農作業データの1つとして携帯端末4に送信する。このようにすれば、トラクタ1毎に農作業データを整理することが可能となる。
以上のように、データ収集装置3と携帯端末4とが無線通信によって接続されている状況下(認証許可の状況)において、データ収集装置3側では、第1通信部31によって第1記憶部30に記憶された農作業データを携帯端末4に向けて送信することができる。一方、携帯端末4側では、第2通信部40によって農作業データを受信して第2記憶部42に記憶することができる。
携帯端末4及びデータ収集装置3は、無線通信の接続を自動的に切断する手段を備えている。
次に、無線通信の接続を切断する手段について詳しく説明する。
携帯端末4は、プログラム等から構成された第1通信切断部44を備えている。この第1通信切断部44は、データ収集装置3から送信された農作業データの受信完了後に、通信を行っていたデータ収集装置3との無線通信の接続(アクセス)を切断するものである。
具体的には、データ収集装置3側では、当該データ収集装置3から携帯端末4へ1回のアクセスで送信することができる農作業データの送信容量を、データ収集装置3の第1記憶部30に記憶することができる農作業データの容量として設定しておく。また、携帯端末4側では、1回のアクセスで送信される農作業データの送信容量を設定しておく。そのうえで、データ収集装置3と携帯端末4との無線通信による接続を行い、携帯端末4が予め設定された送信容量(1MB)の農作業データを受信した時点で、第1通信切断部44は、農作業データの受信完了と判断し、データ収集装置3との無線通信の接続を停止する(無線通信の切断処理を行う)。
或いは、データ収集装置3から携帯端末4へ農作業データを送信するにあたって、送信する農作業データの最後のフレームに農作業データの末尾を示す末尾フラグを付加しておき、携帯端末4の第1通信切断部44は、末尾フラグを受信したときに、農作業データの受信完了と判断し、データ収集装置3との無線通信の接続を停止する。なお、農作業データを送信するフレームの最後に付加されたチェックサムを末尾フラグとして用いてもよい。
また、第1通信部31及び第2通信部40の通信速度に基づいて、第1記憶部30に記憶された農作業データの全てを携帯端末4側で受信するに必要な受信時間(データ収集装置3側から言うと農作業データを携帯端末4に送信するのに必要な送信時間)を予め携帯端末4に設定しておく。そのうえで、携帯端末4が最初に農作業データを受信してから(農作業データのヘッダを検知してから)の経過時間が受信時間に到達した時点で、第1通信切断部44は、農作業データの受信完了と判断し、データ収集装置3との無線通信の接続を停止してもよい。
上述したいずれの場合でも、第1通信切断部44は、データ収集装置3との無線通信の接続を停止する際には、接続を切断(停止)する信号(切断信号という)をデータ収集装置3へ向けて送信する処理を行う。
一方、データ収集装置3は、プログラム等から構成された第2通信切断部35を備えている。第2通信切断部35は、農作業データの送信完了後、携帯端末4との無線通信の接続を切断するものである。
具体的には、データ収集装置3の第1通信部31が、予め設定された送信容量の農作業データを送信したとき、第2通信切断部35は農作業データの送信完了と判断する。そして、第2通信切断部35は、農作業データの送信完了後であって、携帯端末4の第1通信切断部44からの接続の切断が確認できない場合(状況)のときに、無線通信の接続を切断する。
例えば、図3(a)に示すように、データ収集装置3と携帯端末4とが無線通信を行うことができる通信エリアM内にあるときに、データ収集装置3から農作業データを携帯端末4に送信すると、携帯端末4は農作業データを受信することができる。一方、データ収集装置3は、携帯端末4の第1通信切断部44から送信された切断信号を受信することができる。
しかしながら、図3(b)に示すように、データ収集装置3と携帯端末4とが無線通信中に、トラクタ2(データ収集装置3)及び/又は携帯端末4が移動し、通信エリアM外になった場合、データ収集装置3は、携帯端末4の第1通信切断部44から送信された切断信号を受信することができない。即ち、携帯端末4からの切断信号が受信できない(第1通信切断部44からの接続の切断が確認できない場合)は、データ収集装置3の第2通信切断部35は、携帯端末4との無線通信の接続を自動的に切断する。
データ収集装置3における農作業データの送信完了後、所定時間経過しても携帯端末4からの切断信号が受信できない場合、第2通信切断部35は、携帯端末4との無線通信の接続の切断を行う。例えば、図4に示すように、データ収集装置3が携帯端末4へ農作業データの送信開始後から切断信号を受信するまでの経過時間Tが、農作業データを携帯端末4に送信するのに必要な送信時間T1を超え、さらに、第1通信切断部44からデータ収集装置3への接続を切断するのに必要な切断時間(切断信号を携帯端末4からデータ収集装置3へ送信するのに必要な時間)T2を超えた場合に、第2通信切断部35は、第1通信切断部44から接続の切断が確認できないとして、無線通信の切断を行う。
さらに詳しくは、この実施形態では、データ収集装置3から携帯端末4へ送信する送信容量を128kB、データ収集装置3と携帯端末4との間のデータ転送速度(実効速度)を10Mbs、データ収集装置3及び携帯端末4で行う通信処理時間を10秒として、データ収集装置3が携帯端末4へ農作業データの送信開始後から切断信号を受信するまでの経過時間(送信時間+切断時間)を20秒とし、20秒を超えたときうに、データ収集装置3の第2通信切断部35は、携帯端末4との無線通信の接続の切断を行う。
以上のように、携帯端末4側から無線通信の接続の切断が実行でき、データ収集装置3側からも無線通信の接続の切断が実行することができるため、農作業データを送受信する場合における携帯端末4側やデータ収集装置3側の通信処理がスムーズに進み、通信処理やそれ以外の処理を素早く行うことができる。また、トラクタ2(データ収集装置3)と作業者(携帯端末4)との位置関係が農作業の影響によって様々な形態に変化したとしても、農作業データを携帯端末4に送信することができる。
図3は、農作業によって、トラクタ(データ収集装置)と作業者(携帯端末)との位置関係が変化した場合を示している。
図3(a)に示すように、農作業の開始時には、1台のトラクタ2aと2人の作業者A、Bで作業を行っているとする。トラクタ2aに搭載した1つのデータ収集装置3aの通信エリア内Mには、作業者Aさんが所持している携帯端末4a(一の携帯端末ということがある)と、作業者Bさんが所持している携帯端末4b(他の携帯端末ということがある)とが入っている場合、データ収集装置3aから作業者Aさんが所持している携帯端末4aへ農作業データを送信することができる。
携帯端末4aへの農作業データの送信完了時には、データ収集装置3a側は、携帯端末4aから切断信号を受信できるため、当該データ収集装置3aは、切断信号の受信後(切断の確認後)に、一の携帯端末4aとは異なる他の携帯端末4b(作業者Bさんが所持している携帯端末4b)との無線通信による農作業データの送信処理を実行することができる。一方、一の携帯端末4aも、データ収集装置3aとの無線通信の切断を実行すると、別の場所にあるデータ収集装置3bと一の携帯端末4aとの無線通信が行える。
さて、図3(b)に示すように、データ収集装置3aが携帯端末4bに農作業データを送信中に作業者Bが農作業のために移動し、携帯端末4bがデータ収集装置3aの通信エリアMから外れる場合がある。このような場合、データ収集装置3aは、携帯端末4bから切断信号を受信できないが、当該データ収集装置3aの第2通信切断部35によってデータ収集装置3a側から無線通信の接続の切断することができるため、データ収集装置3aは、携帯端末4bとの通信を中止して、通信エリアM内にある他の携帯端末4と無線通信を行うことが可能となる。
例えば、データ収集装置3aは、第2通信切断部35によって携帯端末4bとの無線通信を切断後、図3(c)に示すように、作業者Bとは他の作業者Cがデータ収集装置3aの通信エリアM内に入った場合、他の携帯端末4cから送信されたネットワークキーを受け入れ(受信)し、他の携帯端末4cとの無線通信の接続を開始する。そして、データ収集装置3aと他の携帯端末4cとの認証が成立すると、当該データ収集装置3aは、第1記憶部30に記憶している農作業データを他の携帯端末4cに送信することができる。
なお、上述したように、携帯端末4に保存した農作業データを当該携帯端末4に格納したアプリ等を用いて整理してもよいが、上述したように、農作業データを一括管理するサーバや農家に設置したパーソナルコンピュータに送信してもよい。複数の携帯端末4からサーバやパーソナルコンピュータに、農作業データを送信するようにした場合には、サーバ5側で重複した農作業データ(同一の農作業データ)を1つにまとめるデータ整理部を備えていることが望ましい。例えば、図5に示すように、3名の作業者C、D、Eのそれぞれが所有する携帯端末4c、4d、4eから農作業データX1、X2、X3がサーバ5に送信されたとする。サーバ5のデータ整理部は、3つの農作業データX1、X2、X3を受信すると、各農作業データX1、X2、X3のうち、同一の農作業データであるX1、X3を1つの農作業データにまとめる。異なる農作業データX2は、そのまま保存する。同一の農作業データであるか否かの判断は、各農作業データ内の機械特定情報や農作業データ内の作業時間によって行ったり、予め農作業データ群に付されたデータ識別情報により行うことが望ましい。例えば、複数の農作業データのうち、機械特定情報が同じで且つ作業時間が同じである場合は、その農作業データは同一であると判断することができ、データ識別情報が一致する場合も同一の農作業データであると判断することができる。
以上のように、農作業データの通信システム1では、農業機械(トラクタ)2の周辺で協力しながら農作業を進める複数の作業者の携帯端末4に対して、農作業を行った農作業データを送信し、各携帯端末4に保存することができる。農作業データの送受信を、データ収集装置3と携帯端末4との間で行っている場合において、データ収集装置3側と携帯端末4側とがそれぞれ独立して、無線通信の接続の切断を行うことができるため、実質的に、農作業データの送受信が完了している状況下でのデータ収集装置3と携帯端末4との無駄な無線通信を出来るだけ少なくし、両者の無線通信にかかる負荷を低減することが可能となる。また、携帯端末4が無線通信の接続の切断を行ったことをデータ収集装置3側で確認してから無線通信の切断を行うことが好ましいが、上述したように、データ送信中に携帯端末4を所持する作業者が農作業のために移動してしまった場合でも、無線通信をデータ収集装置3側から切断することができ、当該データ収集装置3は素早く他の処理に移行することが可能となる。例えば、データ収集装置3は、無線通信を行っていた携帯端末4での無線通信を素早く取りやめ、通信エリアM内にある他の携帯端末4に農作業データを素早く送信することができる。
なお、複数の携帯端末4を用いて同一のデータ収集装置3から農作業データを受信する場合には、携帯端末4のそれぞれが農作業データを受信する間隔を変えていることが望ましい。
図6を用いて、複数の携帯端末4が農作業データを受信するタイミングについて説明する。図6の「ON」は携帯端末4とデータ収集装置3とが無線通信を行って農作業データ等を送受信していることを示し、「OFF」は携帯端末4とデータ収集装置3とが無線通信は行われず(切断処理がなされている)、農作業データ等の送受信は行っていないことを示している。
図6に示すように、例えば、4台の携帯端末(4a、4b、4c、4d)があったとする。各携帯端末4は、データ収集装置3との無線通信を切断してから次にデータ収集装置3との無線通信を開始するまでの時間(切断通信時間)を、他の携帯端末4とは異なるようにしている。
詳しくは、図6に示すように、携帯端末4aの切断通信時間R1は、他の携帯端末4b、4c、4dの切断通信時間R2,R3,R4と異なっている。また、携帯端末4bの切断通信時間R1,R3,R4と異なっている。同様に、携帯端末4c、4dも他の携帯端末4とは切断通信時間が異なっている。各携帯端末4の切断通信時間をそれぞれ異ならせるために、携帯端末4は、データ収集装置3に農作業データを要求する間隔(切断通信時間)を乱数(ランダム)にしている。この切断通信時間は、数分、或いは、数十分(例えば、10分〜15分)にしている。このようにすれば、複数の携帯端末4がデータ収集装置3から農作業データ等を受信する場合であっても、携帯端末4とデータ収集装置3との無線通信をスムーズに行うことができる。データ収集装置3側から見れば、切断処理後に次の携帯端末4に農作業データ等をスムーズに送信することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。上述した実施形態では、農業機械の一例としてトラクタを例にあげ説明したが、コンバインであってもよい。コンバインには、収穫した穀物のタンパク質を検出するセンサや収穫量を検出する計量器等が設けられており、コンバインに適用した場合には、収穫量、タンパク質などを農作業データとして取得することができ、圃場毎の収穫量やタンパク質などを整理することが可能となる。或いは、トラクタやコンバインだけでなく、農業機械は、田植機であってもよい。
携帯端末4から農作業データを管理するサーバや農家に設置したパーソナルコンピュータに農作業データを送信するにあたっては、携帯端末4を識別するための識別情報(例えば、携帯端末4の電話番号、携帯端末4の製造番号、携帯端末4のMACアドレス等)を、農作業データと共に送信してもよい。このようにすれば、農作業データと携帯端末4を所有(所持)する作業者との関連付けを行うことができ、農作業を行った作業者が誰であるか把握することが可能である。
また、携帯端末4側に、測位衛星(例えば、GPS)からの信号に基づいて位置を求める位置検出装置を設け、位置検出装置で検出した位置と農作業データとを携帯端末4に保存するようにしてもよい。作業者が携帯端末4を持参して農業機械2に乗車したときは、携帯端末4の位置が農業機械2の位置になり、乗車していないときは作業者が農作業を行ったときの位置となる。そのため、農作業時の農業機械2の位置や作業者の位置を把握することができる。また、携帯端末4に圃場を示す地図(圃場マップ)を記憶させておけば、農業機械2の軌跡とを照らし合わせることにより、、農業機械2で行った農作業の圃場を特定することが可能となる。このようにすれば、圃場毎に農作業の記録を付けるのに便利である。なお、農業機械2に位置検出装置を設けて、位置検出装置で検出した農業機械の位置を農作業データとして、データ収集装置3から携帯端末4に送信するようにしてもよい。
1 農作業データの通信システム
2 農業機械
3 データ収集装置
4 携帯端末
5 サーバ
10 走行車体
11 エンジン
12 変速装置
13 キャビン
14 運転席
15 3点リンク機構
16 作業装置
20 制御装置
30 第1記憶部
31 第1通信部
35 第2通信切断部
40 第2通信部
41 第3通信部
42 第2記憶部
44 第1通信切断部

Claims (3)

  1. 移動可能な農業機械に搭載されて当該農作業を行った農作業データを記憶するデータ収集装置と、前記データ収集装置に記憶された農作業データを無線通信の接続によって受信する携帯端末とを備え、
    前記携帯端末は、前記データ収集装置から送信された農作業データの受信完了後に当該データ収集装置との無線通信の接続を切断する第1通信切断部を備え、前記データ収集装置は、農作業データの送信完了後に当該携帯端末との無線通信の接続を切断する第2通信切断部を備え、
    前記第2通信切断部は、前記農作業データの送信開始後に当該農作業データを携帯端末に送信するのに必要な送信時間を超え、さらに、第1通信切断部からデータ収集装置への接続を切断するのに必要な切断時間を超えた場合に、前記第1通信切断部から接続の切断が確認できないとして、無線通信の切断を行うことを特徴とする農作業データの通信システム。
  2. 移動可能な農業機械に搭載されて当該農作業を行った農作業データを記憶するデータ収集装置と、前記データ収集装置に記憶された農作業データを無線通信の接続によって受信する携帯端末とを備え、
    前記携帯端末は、前記データ収集装置から送信された農作業データの受信完了した時点で、当該データ収集装置との無線通信の接続を切断する処理を実行し且つ前記切断処理を行ったことを示す切断信号を前記データ収集装置に送信する処理を行う第1通信切断部を備え、前記データ収集装置は、農作業データの送信完了後、前記切断信号を受信できない場合に当該携帯端末との無線通信の接続を切断する処理を行う第2通信切断部を備えていることを特徴とする農作業データの通信システム。
  3. 前記データ収集装置は、前記第1通信切断部又は前記第2通信切断部によって一の携帯端末との無線通信の接続の切断後に、一の携帯端末とは異なる他の携帯端末との無線通信の接続を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の農作業データの通信システム。
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