JP5897015B2 - 選択可能な飲料官能パラメータを用いる飲料ディスペンサ - Google Patents

選択可能な飲料官能パラメータを用いる飲料ディスペンサ Download PDF

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Description

本発明は、飲料官能特徴(beverage sensory profile)に基づく消費者の選択に応じて飲料(具体的には、コーヒー)を調製するための飲料ディスペンサに関する。
本発明は、特に、可溶性のコーヒー生成物からコーヒーベースの飲料を調製する飲料ディスペンサに関する。この可溶性のコーヒー生成物は、希釈液(通常は温水)によって希釈される。この希釈は、希釈チャンバまたは混合チャンバ内で行うことができ、消費者が注文した飲料の特質に応じて、コーヒー生成物と希釈液との混合物を、飲料の最上部に泡を形成するようにホイップすることができる。
これらのディスペンサは、一般に、エスプレッソ、ミルク入りコーヒー、アメリカンコーヒー、カプチーノ、マキアート、…のような、様々なコーヒーベースの飲料の種類の選択肢を消費者に提案するユーザインターフェースを有する。このインターフェースはまた、通常は、砂糖の量(sugar intensity)、飲料の温度または量の選択を可能にしている。通常は、コーヒーベースの飲料の種類について市場テストがなされており、ディスペンサの制御ユニットが依拠する、それらの調製に関するレシピが、メモリ内に設定されている。このため、消費者は、ディスペンサにおいて飲料の限られた選択肢しか得ることができない。したがって、ディスペンサにおいて最初から設定されているものとは異なる飲料を消費者に提案することができ、かつ、消費者が自分自身の好みに応じて自分自身の飲料を決定することを可能にすることができるディスペンサが必要とされている。
米国特許出願公開第2006/0188620号明細書は、カスタマイズされたコーヒー飲料の生成および供給を行うためのシステムであって、利用者がコーヒーのサイズ、色、濃さ、温度、および付加的な風味の導入を選択するこができるシステムについて記載している。コーヒーの濃さの制御は、焙煎して挽いたコーヒーの淹出により得られるコーヒー抽出物の遅延希釈、遅延混合、および/または遅延濾過を利用して行われる。様々な濃さの複数の液体抽出物が、生成され、次いで、利用者の望む濃さに達するように混合されてもよい。
可溶性の原材料から飲料を調製する飲料ディスペンサの分野では、国際公開第2009/032877号パンフレットが、ジュースベースの飲料のディスペンサであって、消費者が自分の飲料の様々な成分の種類、および、これらの選択された成分の比率を選択することができるディスペンサについて記載している。この工程は、消費者が自分自身のレシピを考案することを可能にする。消費者が、様々なジュースの風味(りんご、オレンジ、…)の味を正確に知っているという事実により、消費者は、結果として得られる混合物がどのような味になるのかについて推測することができる。
可溶性のコーヒー生成物から飲料を調製する飲料ディスペンサの分野では、消費者が楽しむことができる風味に関して、そのような多くの選択肢はない。実際、コーヒーディスペンサは、一般に、コーヒー原材料の2つの供給源(可溶性のコーヒー粉末および可溶性の脱カフェインコーヒー粉末)を備える。そのようなコーヒーディスペンサでは、消費者が、コーヒー飲料の濃さおよび色だけでなく、コーヒー飲料の最上部のクレマ(crema)の品質、香りの品質、およびコーヒー飲料の味の品質の観点からも、コーヒー官能特徴に関して自分の好みのコーヒー飲料を得ることができるように、ディスペンサに最初から設定されている飲料のレシピを変更するように消費者に提案する必要がある。
本発明の目的は、コーヒー可溶性原材料から飲料を調製する、コーヒーベースの飲料のディスペンサであって、消費者によって決定される官能特徴に応じて飲料を調製するものを提案することである。
また、消費者の好みが、世界中の地域によって様々であることが分かっている。欧州の消費者は、アメリカン人のようには自分たちのコーヒーを飲まない。アジアの消費者もまた、別の第三の方法で自分たちのコーヒーを好んでいる。にもかかわらず、一般に、世界のすべての地域で販売し、使用するために、同じ飲料ディスペンサが製造されている。ディスペンサが、欧州の消費者の好みに設定される場合、世界の残りの地域の消費者の要求に答えられず、そこでは成功を収めることができない。
さらに、ディスペンサの製造業者によって製造された飲料ディスペンサは、通常、ディスペンサの運営を管理する利用者または運営者に販売される。これらの運営者は、通常、消費者のロイヤリティーを高めるために、自分たちのすべてのディスペンサが、同じ種類の飲料、とりわけ、同じ味を有する同じ種類の飲料を供給することを望む。しかしながら、この場合も、一般に、すべての運営者に販売するために、同じ飲料ディスペンサが製造されている。ディスペンサが、ある運営者の好みに設定されると、他の運営者の要求に答えることができない。
したがって、消費者または運営者のすべての期待に答えるために個々に設定することのできるディスペンサを製造する必要がある。
具体的には、飲料を生成するための一般的な構成要素を組み込んでいるが、消費者または運営者の好みに応じて飲料を提供するように設定することのできるディスペンサが必要とされている。
第1の態様によれば、本発明は、
少なくとも1種類の可溶性の濃縮された食品原材料から飲料を調製するための手段と、
選択可能な官能パラメータのリストのうちの少なくとも1つを消費者に提示し、これらのパラメータのうちの少なくとも1つに関して消費者から少なくとも1つの入力を受け取るために、消費者と相互作用するように動作可能となっているユーザインターフェースと、
選択可能な官能パラメータのうちの少なくとも1つに関する消費者の少なくとも1つの入力に少なくとも部分的に基づいて、飲料を調製し、飲料を供給するための手段を制御する制御ユニットと
を備える飲料ディスペンサに関する。
一般に、少なくとも、濃縮された食品原材料から飲料を調製するための手段は、
濃縮された食品原材料の少なくとも1つの供給源と、
濃縮された食品原材料の供給源と動作可能に関連付けられた少なくとも1つの投与装置(dosing device)と、
希釈液の供給源と、
希釈液の供給源と動作可能に関連付けられたポンプと、
希釈液ポンプ手段、および濃縮された食品原材料の少なくとも1つの投与装置と動作可能に関連付けられたホイップ装置であって、生成物飲料を調製するために、希釈液と濃縮された食品原材料とを受け入れ、ホイップするためのホイップ装置と
を備える。
希釈液の供給源およびポンプは、一般に、液体流通回路(liquid circulation circuit)を介して互いに接続されている。この回路は、加熱器を備えてもよい。
濃縮された食品原材料は、任意の種類の水溶性の食品原材料であってもよい。濃縮された食品原材料は、濃縮液であってもよいが、可溶性の粉末であることが好ましい。濃縮された食品原材料は、ミルク粉末またはホットチョコレート粉末であってもよい。濃縮された食品原材料は、可溶性のコーヒー粉末であることが最も好ましい。濃縮された食品原材料は、通常、容器内に貯蔵される。濃縮された食品原材料の供給源は、該濃縮された食品原材料が、重力により投与装置中に落下することができるように、投与装置の上方に配置されることが好ましい。本発明において、「可溶性」は、濃縮された食品原材料が完全に水に溶解することができることを意味している。したがって、本発明において使用される可溶性の濃縮された食品原材料は、原材料の一部だけが抽出されて水に溶解する、焙煎して挽いたコーヒーまたはハーブもしくは茶の葉を含まない。
投与装置は、回転穿孔ディスク(rotary pierced disc)のような粉末の投与量を計量することのできる任意の装置、投与オーガ(dosing auger)、遮断弁、無限ねじ(endless screw)、バレル(barrel)、摺動チャンバ、または他の既知の粉末投与装置であってもよい。液体の、濃縮された食品原材料が使用される場合、投与手段は、蠕動ポンプと関連付けられた逆止め弁であってもよい。これは、濃縮された食品原材料を保持する容器の一部であってもよいし、または、独立した装置(この中に、濃縮された食品原材料の供給源の出口が出ている)であってもよい。
本ディスペンサは、互いに異なる可溶性の濃縮されたコーヒー生成物の複数の供給源を備えることができることが好ましい。これらの互いに異なる濃縮されたコーヒー生成物は、様々な原産地(origin)のコーヒー、様々な焙煎色のコーヒー、様々なカフェイン含有量のコーヒーから選択されてもよい。さらに、これは、様々な可溶性のコーヒーの様々なブレンドであってもよいし、または、様々な原産地のコーヒーのブレンドから得られる可溶性のコーヒーであってもよい。
希釈液は、通常は水であるが、好ましくは温水である。この温水は、ディスペンサのボイラの中において加熱され、貯蔵されてもよい。この温水はまた、瞬間加熱器によって要求に応じて加熱されてもよい。
ポンプ手段および投与ユニットは、希釈液および濃縮された食品原材料をホイップ装置に供給する。ホイップ装置は、水によって可溶性の食品原材料を溶解させ、最終的に、希釈液と可溶性の食品原材料との混合物中に泡を形成する。ホイップ装置は、希釈液および濃縮された食品原材料が導入されて、互いに混合される溶解チャンバと、ホイップ器(whipper)によって、溶解チャンバから流出した混合物が泡立たせられるホイップチャンバとを備えてもよい。
本ディスペンサは、通常、飲料を調製するための手段を採用し、かつ、飲料で満たされる少なくとも受容器のための受入場所を有するハウジングを備える。この受入場所は、受容器のための支持部材を有するドリップトレイを備えてもよい。一般に、飲料調製機は、少なくとも飲料調製手段および制御ユニットを収容し、ユーザインターフェースを搭載するためのハウジングを備える。
本ディスペンサは、本ディスペンサ内のすべての処理を制御するための制御ユニットをさらに備える。より具体的には、制御ユニットは、選択可能な官能パラメータのうちの少なくとも1つに関する消費者の少なくとも1つの入力に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つの投与装置、ポンプ、および最後にホイップ装置に命令を出すことができる。具体的には、制御ユニットは、選択可能な官能パラメータのうちの少なくとも1つに関する消費者の少なくとも1つの入力に少なくとも部分的に基づいて、
1種類以上の濃縮された食品原材料の選択、
濃縮された食品原材料の投与量、
水遅延時間(water delay)および結局はホイップ時間、ならびに
ホイップ装置速度
を制御することができる。水遅延時間は、水を受容器(ここで、水は濃縮された食品原材料と混合される)に導入するための時間の長さに対応する。
本機は、ユーザに情報を提供し、かつ、消費者による入力を受け付けるためのユーザインターフェーススクリーンを備えることが好ましい。ユーザインターフェーススクリーンは、タッチ式スクリーンであってもよく、および/または、タッチ式の入力部を備えてもよい。本機は、タッチパッド、1つ以上のボタンおよび/もしくはスイッチなどのユーザ入力装置、または当該技術分野において既知の同様の装置を有してもよい。
ユーザインターフェースによって消費者に提示される選択可能な飲料官能パラメータは、以下の飲料の官能特性、すなわち、泡もしくはクレマの品質、香り、風味、および/または口当たりのうちの1つに少なくとも関する。泡は、一般に、少なくともミルクおよび/またはホットチョコレートを含む飲料に関係し、一方、クレマは、ブラックコーヒー飲料に関係する。香りは、鼻によって感知されるものを意味しており、一般に、飲料の揮発性化合物に依存する。風味は、舌によって感知されるような、味の組合せにより感知されるものである。
ブラックコーヒーのクレマの品質またはブラックコーヒー以外の他の飲料の泡の品質に関する官能パラメータに関して、ユーザインターフェースは、クレマまたは泡の品質に関する少なくとも1つの官能パラメータを消費者に提示し、クレマまたは泡の量、クレマまたは泡の硬さ、クレマまたは泡の密度、クレマまたは泡の色のリストに含まれる少なくとも1つのクレマまたは泡の品質特性を選択するように消費者に提案することができる。
飲料の香りに関する官能パラメータに関して、ユーザインターフェースは、香りに関する少なくとも1つの飲料官能パラメータを消費者に提示し、コーヒーの香り、焙煎の香り、果物のような香りのリストに含まれる少なくとも1つの香りの特性を選択するように消費者に提案することができる。
風味に関するコーヒー官能パラメータに関して、ユーザインターフェースは、風味に関する少なくとも飲料官能パラメータを消費者に提示し、苦味、香ばしさ、酸味のリストに含まれる少なくとも1つの風味特性を選択するように消費者に提案することができる。
口当たりに関する飲料官能パラメータに関して、ユーザインターフェースは、口当たりに関する少なくとも飲料官能パラメータを消費者に提示し、感触(body:味わいの豊かさ。ボディともいう)、持続性、渋味のリストに含まれる少なくとも1つの口当たり特性を選択するように消費者に提案することができる。
特定の実施形態によれば、ユーザインターフェースは、互いに異なる選択可能な濃縮されたコーヒー生成物の少なくとも1つのリスト、および、前記濃縮されたコーヒー生成物の調節可能な比率を消費者に提示し、少なくとも1種類の濃縮されたコーヒー生成物を選択するように、および、互いに異なる複数の濃縮されたコーヒー生成物が選択された場合には随意にその比率を選択するように、消費者に提案することができる。
本ディスペンサが主にコーヒーディスペンサである場合、本ディスペンサは、少なくとも1つの、添加物の供給源を備えてもよく、この場合、添加物は、甘味料、ミルク生成物、またはホットチョコレート生成物のリストに含まれるものである。本ディスペンサは、スキムミルク、脂肪分の高いミルク、豆乳(soya)、…のリストに関して選択されるミルク生成物の複数の、添加物の供給源を備えてもよい。本ディスペンサはまた、様々な原産地からのホットチョコレート生成物の複数の、添加物の供給源を備えてもよい。
ユーザインターフェースは、添加物およびその比率の選択に関するパラメータのリストのうちの少なくとも1つを消費者に提示することができる。
本発明のディスペンサの特定の実施形態によれば、
ディスペンサは、n種類の互いに異なる可溶性の濃縮されたコーヒー生成物を別々に貯蔵するn個の貯蔵手段であって、各貯蔵手段が、貯蔵された可溶性の濃縮されたコーヒー生成物を投与するための手段と動作可能に関連付けられているn個の貯蔵手段を備えてもよく、
ユーザインターフェースは、少なくともn+1種類の選択可能な所定のコーヒーベースの飲料を消費者に提示するために、および、
前記所定のコーヒーベースの飲料のうちの1つを選択することに関する消費者からの1つの入力、
または、前記所定のコーヒーベースの飲料のうちの1つを修正することに関する消費者からの1つの入力、のいずれか
を受け取るために、消費者と相互作用するように動作可能であり、
制御ユニットは、所定のコーヒーベースの飲料の選択または修正に関する消費者の少なくとも1つの入力に少なくとも部分的に基づいて、貯蔵された濃縮されたコーヒー生成物を投与するための手段を制御することができる。
好ましくは、このディスペンサは、互いに異なる可溶性の濃縮されたコーヒー生成物を別々に貯蔵する少なくとも2つの貯蔵手段を備え、このことは、n≧2であることを意味している。
このディスペンサの制御ユニットは、選択可能な所定のコーヒーベースの飲料の選択または修正に関する消費者の少なくとも1つの入力に少なくとも部分的に基づいて、貯蔵された濃縮されたコーヒー生成物を投与するための手段を制御することができる。具体的には、制御ユニットは、選択可能な所定のコーヒーベースの飲料の選択または修正に関する消費者の少なくとも1つの入力に少なくとも部分的に基づいて、以下のパラメータ、すなわち、濃縮されたコーヒー生成物のうちの少なくとも1種類の選択、濃縮されたコーヒー生成物の投与量、希釈液遅延時間(diluent delay)、ホイップ器時間、ホイップ器速度の少なくとも1つを制御することができる。制御ユニットは、選択された飲料の調製に登場する濃縮されたコーヒー生成物を、消費者の入力に基づいて投与することができるように、貯蔵された濃縮されたコーヒー生成物を投与するための手段を制御する。
第2の態様によれば、本発明は、飲料ディスペンサを動作させるための方法であって、
選択可能な官能パラメータのリストのうちの少なくとも1つを提示するステップと、
これらのパラメータのうちの少なくとも1つに関する少なくとも1つの入力を受け取るステップと、
選択可能なパラメータに少なくとも部分的に基づいて飲料を供給するステップと
を含む方法に関する。
選択可能な官能パラメータは、飲料の泡もしくはクレマの品質、香り、風味、および/または口当たりのリストから選択されてもよい。
本方法は、
濃縮された食品原材料の少なくとも1つの供給源と動作可能に関連付けられた少なくとも1つの投与装置と、
希釈液の供給源と動作可能に関連付けられたポンプと、
ポンプ、および濃縮された食品原材料の少なくとも1つの投与装置と動作可能に関連付けられた混合装置、好ましくは、ホイップホイップ装置と
を備えるディスペンサであって、
選択可能なパラメータに少なくとも部分的に基づく飲料生成物が、少なくとも1つの投与装置、ポンプ、および混合装置に命令を出すことによって、供給されるディスペンサ
に適用されることが好ましい。
具体的には、飲料生成物は、少なくとも1つの投与装置の起動、水遅延時間、および最終的にはホイップ装置のホイップ速度を監視することによって、供給されてもよい。
投与装置の起動は、選択された濃縮された食品原材料の供給およびその投与の制御を同時に行うことができるようにする。
特定の実施形態によれば、本方法は、少なくとも1種類の濃縮された可溶性のコーヒー生成物から飲料を調製するように構成された手段、および、n種類の互いに異なる可溶性の濃縮されたコーヒー生成物を別々に貯蔵するように構成されたn個の貯蔵手段を含んでもよく、この場合、前記方法は、
選択可能な所定のコーヒーベースの飲料のリストの少なくとも1つを消費者に提示するステップと、
前記所定のコーヒーベースの飲料うちの1つの選択、または、前記所定のコーヒーベースの飲料のうちの1つの修正に関して消費者から少なくとも1つの入力を受け取るステップと、
ユーザインターフェースが所定のコーヒーベースの飲料のうちの1つの選択に関して消費者から1つの入力を受け取った場合に、選択された所定のコーヒーベースの飲料を供給するか、または、ユーザインターフェースが所定のコーヒーベースの飲料のうちの1つの修正に関して消費者から1つの入力を受け取った場合に、修正された所定のコーヒーベースの飲料を供給するステップと
を含む。
本方法は、
選択可能な所定のコーヒーベースの飲料を修正する、選択可能なコーヒー官能パラメータのリストのうちの少なくとも1つを消費者に提示するステップと、
これらのパラメータのうちの少なくとも1つに関する少なくとも1つの入力を受け取るステップと、
選択可能なパラメータに少なくとも部分的に基づいて、修正された所定のコーヒーベースの飲料を供給するステップと
を含むことが好ましい。
制御ユニットは、所定のコーヒーベースの飲料のレシピの格納データに少なくとも基づいて、濃縮されたコーヒー生成物を投与するための手段を制御することができる。
第3の態様によれば、本発明は、飲料ディスペンサの制御ユニットによって実行可能な、メモリ装置に格納されるプログラムであって、前記ディスペンサが、
可溶性の食品原材料の少なくとも1つの供給源と動作可能に関連付けられた少なくとも1つの投与装置と、
希釈液の供給源と動作可能に関連付けられたポンプと、
ポンプ、および濃縮されたコーヒー生成物の少なくとも1つの投与装置と動作可能に関連付けられたホイップ装置と
を備え、
前記プログラムが、実行されているときに、
飲料の泡もしくはクレマの品質、香り、風味、および/または口当たりのリストに関して選択される選択可能な官能パラメータ(P、P、P、P)のリストのうちの少なくとも1つを提示するステップと、
これらのパラメータのうちの少なくとも1つに関する少なくとも1つの入力を受け取るステップと、
選択可能なパラメータに少なくとも部分的に基づいて飲料を供給するステップと
を実行するように構成されているプログラムに関する。
第4の態様によれば、本発明は、官能特徴に応じて飲料ディスペンサを設定するための方法であって、前記ディスペンサが、
可溶性の食品原材料の少なくとも1つの供給源と動作可能に関連付けられた少なくとも1つの投与装置と、
希釈液の供給源と動作可能に関連付けられたポンプと、
ポンプ、および濃縮されたコーヒー生成物の少なくとも1つの投与装置と動作可能に関連付けられたホイップ装置と
を備え、
前記方法が、
飲料の泡もしくはクレマの品質、香り、風味、および/または口当たりのリストに関して選択される官能特徴(P、P、P、P)のパラメータを決定するステップと、
決定されたパラメータに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つの投与装置、ポンプ、および/またはホイップ装置に対する命令を設定するステップと
を含む方法に関する。
この方法は、決定された官能特徴に応じて飲料を供給するようにディスペンサを設定することを可能にする。ディスペンサの操作者は、操作者がディスペンサにより供給されることを望む、官能特徴の種類を特定することができる。この官能特徴の種類は、エスプレッソコーヒー、ロングコーヒー、カプチーノ、ラテマキアート、ホットチョコレート、茶、…のような、ディスペンサによって生成することのできる一般的な飲料のそれぞれの種類に関して決定することができる。それぞれの一般的な飲料の官能特徴は、飲料の泡もしくはクレマの品質、香り、風味、および/または口当たりのリストに関して選択されるそのパラメータ(P、P、P、P)を特定することによって決定される。これらのパラメータに基づいて、少なくとも1つの投与装置、ポンプ、および/またはホイップ装置に対する命令が、設定され、ディスペンサに対して適用される。
第5の態様によれば、本発明は、飲料の泡もしくはクレマの品質、香り、風味、および/または口当たりのリストに関して選択される官能特徴の決定されるパラメータ(P、P、P、P)に応じて飲料ディスペンサを設定するためのプログラムであって、前記ディスペンサが、
可溶性の食品原材料の少なくとも1つの供給源と動作可能に関連付けられた少なくとも1つの投与装置と、
希釈液の供給源と動作可能に関連付けられたポンプと、
ポンプ、および濃縮されたコーヒー生成物の少なくとも1つの投与装置と動作可能に関連付けられたホイップ装置と
を備え、
前記プログラムが、実行されているときに、官能特徴の決定されたパラメータに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つの投与装置、ポンプ、および/またはホイップ装置に対する命令を設定するステップを実行するように構成されているプログラムに関する。
本発明の特徴および利点は、以下の図面に関連してより良く理解されよう。
本発明のディスペンサの概略図を描いている。 利用者が標準のコーヒー飲料またはカスタマイズされた飲料から選択することを可能にする一方法を示している。 本発明のディスペンサの別の実施形態の概略図を描いている。 利用者が、所定のコーヒーベースの飲料から選択すること、または、所定のコーヒーベースの飲料をカスタマイズすることを可能にする一方法を示している。
図1は、本発明のディスペンサの一実施形態の概略図である。図示されているディスペンサは、濃縮された食品原材料、好ましくは、濃縮されたコーヒー生成物から飲料を調製するための手段を備える。この手段は、互いに異なる、飲料の可溶性の濃縮された原材料、好ましくは、水溶性のコーヒー濃縮物を貯蔵する2つの容器1a、1bを含む。しかしながら、本発明によれば、より多数の互いに異なる原材料が同様に使用されてもよい。例えば、ディスペンサは、原産地の異なる複数の可溶性のコーヒー濃縮物、ブレンドの異なる複数の可溶性のコーヒー濃縮物、焙煎色の異なる複数の可溶性のコーヒー濃縮物、カフェイン含有量の異なる(脱カフェイン、半分の脱カフェインの)複数の可溶性のコーヒー濃縮物、…を含んでもよい。
飲料を調製するための手段は、所定の投与量の原材料の測定およびホイップ器装置3への前記投与量の供給のための、容器1a、1bのそれぞれに関連した投与装置2a、2bを備える。本ディスペンサは、ポンプ4と接続された、水(好ましくは、加熱水)のタンクである、希釈液の供給源5を備える。ポンプは、ホイップ器装置3に、ポンプ供給される希釈液を供給する。
図示されているディスペンサのホイップ器装置3は、所定の投与量のコーヒー原材料およびポンプ供給される希釈液が導入される溶解チャンバ31と、溶解チャンバ31の下流に配置され、かつ、ホイップ器33がコーヒー原材料と希釈液との混合物をその中でホイップすることのできるホイップ器チャンバ32とを備える。ホイップ器は、モータ34によって作動される。ホイップ器チャンバ32はまた、ホイップされた混合物をカップ8に供給するための出口を備える。
本ディスペンサは、コーヒー原材料投与装置2a、2b、ホイップ器モータ34、希釈液ポンプ手段4を制御することのできる制御ユニット7を備える。制御ユニットは、メモリ9に格納された、コンピュータによって実行可能なプログラム命令を実行することができる。
本ディスペンサは、表示装置などの入出力装置を備えるユーザインターフェース6を備えており、これにより、消費者は、飲料の種類の選択を行うことができるようになっている。コントローラは、表示装置において、選択可能な官能パラメータP、P、P、P、…のリストを消費者に提示することができる。プロセッサが、表示装置を介して、特定の官能特徴に関する消費者の選択を容易にすることができる。消費者は、表示装置を用いることによって、例えば、表示装置によって提供されるか、もしくは、これに関連するボタンを押すことによって、または、表示装置がタッチスクリーンである場合はスクリーンをタッチすることによって、パラメータのうちの少なくとも1つを選択することができる。ユーザインターフェース6は、前記パラメータのうちの少なくとも1つに関して消費者から少なくとも1つの入力61を受け取るための手段を備える。前記入力61は、制御ユニット7に伝送され、この制御ユニット7は、選択された官能特徴を有する飲料を入力61に応じて生成するための対応する処理情報91をローカルメモリ9から得てもよいし、または、該処理情報91を得るために、ネットワークを介して少なくとも1つのデータベース9と通信してもよいし、もしくは、サーバなどの少なくとも1つのデータ処理リソース9と通信してもよい。制御ユニットは、客が選択した官能特徴に応じて生成物または飲料を生成し、カップ8に供給するために1つ以上の投与装置2a、2b、および/またはポンプ4、および/またはホイップ装置3を制御することに、情報を利用することができる。
本ディスペンサは、動的に生成される一連のメニューにおいて、選択可能な飲料の種類(エスプレッソ、リストレット、カプチーノ、…)を、次に、選択可能な官能特徴パラメータを消費者に示すことができる視認性の高い(enhanced view)グラフィカルユーザインターフェースを備えてもよく、この場合、消費者は、所望の飲料の種類に関する特定の官能特徴見つけ出し、選択することができる。特定の飲料の種類が選択されると、消費者は、前記選択された飲料の種類に関する官能特徴を選択し、次に、本ディスペンサにより対応する飲料の調合および供給を行わせることができる。
選択可能な官能パラメータP、...、Pのうちの少なくとも1つが、以下の飲料官能特性、すなわち、
泡もしくはクレマの品質(泡は、ホットチョコレートまたはミルクをベースとした飲料に言及しており、一方、クレマは、ブラックコーヒーに言及している)、
香り、
風味、および/または
口当たり
のうちの1つに少なくとも関することが好ましい。
泡またはクレマの品質に関しては、ユーザインターフェースは、
泡またはクレマの量(泡の量によって、飲料の表面における泡の量が意味されている)、
泡またはクレマの硬さ(泡の硬さによって、スプーンによってすくわれ、スプーンを傾けたときにスプーン内にとどまる泡またはクレマの能力が意味されている)、
泡またはクレマの密度(泡の密度によって、気泡のサイズである、クレマまたは泡の外観が意味されている。低密度は、空気を内包した大きな気泡を意味し、一方、高密度は、小型の気泡および極めて小さな気泡または気泡がないことを意味する)、
泡またはクレマの色(泡の色によって、ブラックコーヒーの最上部におけるクレマの色の濃さ(darkness)もしくはミルクベースの飲料の最上部における泡の色の白さ、または、ホットチョコレート飲料の泡に関しては薄いものから濃いものまで色の度合が意味されている)
のリストに含まれる少なくとも1つの品質特性を消費者に提示することができる。
消費者が選択したクレマまたは泡の品質には、その泡の特性について知られている少なくとも1つの飲料原材料の選択、原材料の投与量の選択、ホイップ器装置の速度の選択、および/または水遅延時間に関する時間の選択によって、到達することができる。
香りに関しては、ユーザインターフェースは、
調子外れではない(without off−note)強く新鮮なコーヒーに対応するコーヒーの香り、
焙煎したコーヒーの香りに対応する焙煎の香り、
果物のような、ワインのような、花のような香り(fruity,winy,flowery aroma)に対応する果物のような香り
のリストに含まれる少なくとも1つの特性を消費者に提示することができる。
消費者が選択した香りの品質には、その香りの特性およびその投与量について知られている少なくとも1種類のコーヒー原材料の選択によって到達することができる。
風味に関しては、ユーザインターフェースは、
苦味、
香ばしさ、
酸味
のリストに含まれる少なくとも1つの味の特性を消費者に提示することができる。
消費者が選択した風味の品質には、その味の特性およびその投与量について知られている少なくとも1種類の飲料原材料の選択によって、到達することができる。
口当たりに関しては、ユーザインターフェースは、
口内での明らかなねばり(viscosity)、とろみ(thickness)、および重みに対応する感触、
飲み込んだ後に口内に残るあらゆる種類の後味に対応する持続性、
収斂(puckering)または乾燥(dry)として説明され、かつタンニンなどの物質に関連する、舌上の化学的感覚に対応する渋味
のリストに含まれる少なくとも1つの口当たり特性を消費者に提示することができる。
消費者が選択した口当たり品質には、その味の特性、その投与量、およびホイップ器装置の速度について知られている少なくとも1種類のコーヒー原材料の選択によって、到達することができる。
それぞれの飲料の特性に関して、ユーザインターフェースは、利用者が選択することのできる様々な程度(strength)レベルを利用者に提示することができる。例えば、ユーザインターフェースは、以下の選択可能な程度、すなわち、
泡/クレマの量のゼロレベル、中レベル、または高レベル、
泡/クレマ硬さのゼロレベル、中レベル、または高レベル、
泡/クレマの密度のゼロレベル、中レベル、または高レベル、
クレマの色の濃さの上、中、もしくは下、または、泡の色の白さの上、中、もしくは下、
コーヒーの香りの上、中、または下、
焙煎の香りの上、中、または下、
果物のような香りの上、中、または下、
苦味の上、中、または下、
香ばしさの上、中、または下、
酸味の上、中、または下、
感触の上、中、または下、
持続性の上、中、または下、
渋味の上、中、または下
のうちの少なくとも1つを提示することができる。
図2を参照すると、飲料ディスペンサを動作させるための方法の例が示されている。本方法は、ブロック100から開始される。ブロック100では、エスプレッソ、リストレット、カプチーノ、…のような、コーヒー飲料の種類を選択する消費者からの入力が受け取られる。ブロック100の後には、ブロック101が続き、図1に示されているディスペンサの制御ユニット7は、消費者が、選択されたコーヒー飲料の種類のプロファイルのコーヒー官能カスタマイズを行うことを可能にする情報を消費者に対して生成するか、その他の方法で伝達する。例えば、制御ユニット7は、ユーザインターフェース6などの出力装置を介してメッセージを示すことができる。ブロック101の後には、ブロック102が続き、ここでは、消費者が官能特徴のカスタマイズを望んでいるかどうかについての判定が行われる。この判定が肯定であれば、すなわち、消費者が、上記の飲料の種類のカスタマイズを望んでいれば、この方法は、ブロック103に進む。ブロック103では、選択された飲料の種類のコーヒー官能特徴パラメータP、P、P、P、…の全部または一部を調節するために、消費者からの入力が、図1のディスペンサにおける6などのユーザインターフェースを介して受け取られる。コーヒー官能特徴パラメータは、クレマの品質、香り、風味、および/または口当たりを含み得るが、これらに限定されない。ブロック103の後には、ブロック104が続き、ここでは、カスタマイズされた飲料が、消費者に供給される。ブロック102において、判定が否定であれば、すなわち、消費者が、上記の飲料の種類のカスタマイズを望んでいなければ、この方法は、ブロック104に進む。
図3は、本発明のディスペンサの具体的な実施形態の概略図である。図示されているディスペンサは、濃縮された可溶性のコーヒー生成物から飲料を調製するための手段を備える。この手段は、水溶性のコーヒー濃縮物を貯蔵する4つの容器1a、1b、1c、1dを含む。しかしながら、本発明によれば、より多数の互いに異なる原材料が同様に使用されてもよい。これらの互いに異なるコーヒー濃縮物は、原産地、様々な可溶性コーヒーのブレンド、焙煎色、および/またはカフェイン含有量(脱カフェイン、半分の脱カフェイン)の点において少なくとも異なってもよい。
飲料を調製するための手段は、所定の投与量の原材料の測定およびホイップ器装置3への前記投与量の供給のための、容器1a、1b、1c、1dのそれぞれに関連した投与装置2a、2b、2c、2dを備える。本ディスペンサは、ポンプ4と接続された、水(好ましくは、加熱水)のタンクである、希釈液の供給源5を備える。ポンプは、ホイップ器装置3に、ポンプ供給される希釈液を供給する。
図示されているディスペンサのホイップ器装置3は、所定の投与量のコーヒー原材料およびポンプ供給される希釈液が導入される溶解チャンバ31と、溶解チャンバ31の下流に配置され、かつ、ホイップ器33がコーヒー原材料と希釈液との混合物をその中でホイップすることのできるホイップ器チャンバ32とを備える。ホイップ器は、モータ34によって作動される。ホイップ器チャンバ32はまた、ホイップされた混合物をカップ8に供給するための出口を備える。
本ディスペンサは、コーヒー原材料投与装置2a、2b、2c、2d、ホイップ器モータ34、希釈液ポンプ手段4を制御することのできる制御ユニット7を備える。制御ユニットは、メモリ9に格納された、コンピュータによって実行可能なプログラム命令を実行することができる。
本ディスペンサは、表示装置などの入出力装置を備えるユーザインターフェース6を備えており、これにより、消費者は、飲料の種類の選択を行うことができるようになっている。コントローラは、表示装置において、n+1種類の選択可能な所定のコーヒーベースの飲料(C1、C2、C3、C4、C5、C6、…)のリストを消費者に提示する。これらの飲料は、商標名と共に提示されてもよいし、または、特定の色と関連付けられてもよく、これにより、消費者は、自分が知っていて欲している所定のコーヒーベースの飲料を即座に識別することができるようになっている。
ユーザインターフェースは、
第1の選択肢として、所定のコーヒー飲料のうちの1つの選択、
または、第2の選択肢として、1つの所定のコーヒー飲料のカスタマイズ
のいずれかである2つの選択肢を利用者に提示する。第2の選択肢に関して、ユーザインターフェースは、利用者が、自分がカスタマイズすることを望んでいる所定のコーヒー飲料を選択することができるように、所定のコーヒー飲料(C1、C2、C3、C4、C5、C6、…)のリストを利用者に提示し、次に、利用者が自分のカスタマイズを行うことができるように、選択可能なコーヒー官能特徴パラメータ(P1、P2、P3、P4)のリストを利用者に提示する。
消費者は、表示装置を用いることによって、例えば、表示装置によって提供されるか、もしくは、これに関連するボタンを押すことによって、または、表示装置がタッチスクリーンである場合はスクリーンをタッチすることによって、自分の飲料または自分のカスタマイズを選択することができる。ユーザインターフェース6は、調製される飲料に関して消費者から少なくとも1つの入力61を受け取るための手段を備える。前記少なくとも1つの入力61は、制御ユニット7に伝送され、この制御ユニット7は、選択された飲料を入力61に応じて生成するための対応する処理情報91を、
ローカルデータベース9から、
または、ネットワークを介する少なくとも1つのデータベース9との通信によって、得ることができる。
プロセッサは、飲料を生成し、カップ8に供給するために1つ以上の投与装置2a、2b、2c、および2d、ならびに/またはポンプ4、ならびに/またはホイップ装置3を制御することに、情報を利用することができる。
本ディスペンサは、動的に生成される一連のメニューにおいて、選択可能な所定のコーヒーベースの飲料および選択可能なコーヒー官能特徴パラメータを消費者に示すことができる視認性の高いグラフィカルユーザインターフェースを備えてもよく、この場合、消費者は、所定のコーヒーベースの飲料を、そして最終的には、前記飲料の特定の官能特徴を見つけ出し、選択することができる。
消費者が、所定のコーヒーベースの飲料のうちの1つC1を選択した場合、制御ユニットは、データベース9に格納されたC1レシピデータに基づいて所定のコーヒーベースの飲料C1を調製するために、濃縮されたコーヒー生成物のうちの少なくとも1つの選択、濃縮されたコーヒー生成物の投与量、希釈液遅延時間、ホイップ器時間、ホイップ器速度装置を制御する。
消費者が、所定のコーヒーベースの飲料のうちの1つC1のカスタマイズを選択し、自分のカスタマイズされる飲料C1の官能特徴パラメータに関する入力を行う場合、制御ユニットは、データベース9に格納されたC1レシピデータおよびデータベース9に格納されたコーヒー官能パラメータ制御データに基づいて、所定のコーヒーベースの飲料C1を調製するために、濃縮されたコーヒー生成物のうちの少なくとも1つの選択、濃縮されたコーヒー生成物の投与量、希釈液遅延時間、ホイップ器時間、ホイップ器速度装置を制御する。
選択可能なコーヒー官能パラメータP、…、Pの選択に関しては、本ディスペンサは、図1のディスペンサについて記載されているように機能する。
図4を参照すると、図3のコーヒー飲料ディスペンサを動作させるための方法の例が示されている。本方法は、ブロック100から開始される。ブロック100では、所定のコーヒーベースの飲料を選択する消費者からの入力が、受け取られる。ブロック100の後には、ブロック101が続き、ここでは、図3に示されているディスペンサの制御ユニット7は、消費者が、ブロック100において選択された所定のコーヒーベースの飲料のコーヒー官能カスタマイズを行うことを可能にする情報を消費者に対して生成するか、その他の方法で伝達する。例えば、制御ユニット7は、ユーザインターフェース6などの出力装置を介してメッセージを示し、ブロック100において選択された所定のコーヒーベースの飲料の泡沫もしくは泡、香り、風味、および/または口当たりのカスタマイズを行うように提案することができる。ブロック101の後に、ブロック102が続き、ここでは、消費者が、選択された所定のコーヒーベースの飲料のカスタマイズを望んでいるかどうかについての判定が行われる。この判定が肯定であれば、すなわち、消費者が、上記の飲料の種類のカスタマイズを望んでいれば、この方法は、ブロック103に進む。ブロック103では、選択された飲料の種類のコーヒー官能特徴パラメータP、P、P、P、…の全部または一部を調節するために、消費者からの入力が、図3のディスペンサにおける6などのユーザインターフェースを介して受け取られる。ブロック103の後に、ブロック104が続き、ここでは、カスタマイズされた飲料が、消費者に供給される。ブロック102において、判定が否定であれば、すなわち、消費者が、上記の飲料の種類のカスタマイズを望んでいなければ、この方法は、ブロック104に進み、ブロック100において選択された所定のコーヒーベースの飲料を供給する。
このディスペンサは、限られた数の基本的な濃縮されたコーヒー生成物だけから調製することのできる、事前に選択され、最適化された様々なコーヒー飲料を提案するという利点を有する。設置面積が小さいにもかかわらず、本ディスペンサは、様々な基本的な濃縮されたコーヒー生成物の比率に混合するによって、かなりの種類のコーヒーベースの飲料を提供することができる。本ディスペンサは、利用者が、選択された所定のコーヒーベースの飲料から開始して、自分のコーヒー飲料をカスタマイズすることを可能にするという利点を有する。カスタマイズは、官能パラメータに基づく、この所定のコーヒーベースの飲料の細かい調整を可能にする。したがって、本ディスペンサは、利用者が、その大部分が期待外れの味である無数のコーヒー飲料を調製することがないようにする。本ディスペンサは、コーヒー飲料の選択に際して利用者を案内することができる。

Claims (15)

  1. 少なくとも可溶性のコーヒー粉末から飲料を調製するための手段であって、
    可溶性のコーヒー粉末の少なくとも1つの供給源(1a、1b)と、
    前記可溶性のコーヒー粉末の供給源と動作可能に関連付けられた少なくとも1つの投与装置(2a、2b)と、
    希釈液の供給源(5)と、
    前記希釈液の供給源と動作可能に関連付けられたポンプ(4)と、
    前記希釈液ポンプ、および前記少なくとも1つの可溶性のコーヒー粉末の投与装置と動作可能に関連付けられたホイップ装置(3)であって、飲料を調製するために、前記希釈液と前記可溶性のコーヒー粉末とを受け入れ、ホイップするためのホイップ装置(3)と、を備える、手段と、
    以下の飲料官能特性、すなわち、泡もしくはクレマの品質、香り、風味、および/または口当たりのうちの少なくとも1つに関する選択可能な飲料官能パラメータ(P、P、P、P)のリストのうちの少なくとも1つを消費者に提示するために前記消費者と相互作用し、前記飲料官能パラメータのうちの少なくとも1つに関して前記消費者から少なくとも1つの入力(61)を受け取るために、動作可能となっているユーザインターフェース(6)と、
    料を調製し、飲料を供給するための前記手段を制御する制御ユニット(7)であって、当該制御ユニット(7)が、前記選択可能な飲料官能パラメータのうちの少なくとも1つに関する前記消費者の前記少なくとも1つの入力(61)に少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つの投与装置(2a、2b)、前記ポンプ(4)、および/または前記ホイップ装置(3)に命令を出し、前記可溶性のコーヒー粉末の選択、前記可溶性のコーヒー粉末の投与量、希釈液遅延時間、ホイップ時間、および/またはホイップ速度装置を制御する、制御ユニット(7)
    を備える飲料ディスペンサ。
  2. 互いに異なる可溶性のコーヒー粉末の複数の供給源(1a、1b)を備える、請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
  3. 前記ユーザインターフェース(6)が、クレマまたは泡の品質に関する少なくとも1つの飲料官能パラメータを前記消費者に提示し、クレマもしくは泡の量、クレマもしくは泡の硬さ、クレマもしくは泡の密度、クレマもしくは泡の色の濃さのリストに含まれる少なくとも1つの泡またはクレマの品質特性を選択するように前記消費者に提案する、請求項1または2に記載の飲料ディスペンサ。
  4. 前記クレマまたは泡の品質に関する前記飲料官能パラメータに関して前記消費者によってなされた前記選択に応じて、
    前記制御ユニット(7)が、その泡の特性について知られている少なくとも1種類の可溶性のコーヒー粉末の選択、前記可溶性のコーヒー粉末の投与量の選択、前記ホイップ装置の速度の選択、および/または前記希釈液遅延時間に関する時間の選択を制御する、請求項に記載の飲料ディスペンサ。
  5. 前記ユーザインターフェース(6)が、前記香りに関する前記少なくとも1つの飲料官能パラメータを前記消費者に提示し、コーヒーの香り、焙煎の香り、果物のような香りのリストに含まれる少なくとも1つの香りの特性を選択するように前記消費者に提案する、請求項1〜のいずれか一項に記載の飲料ディスペンサ。
  6. 前記香りに関する前記飲料官能パラメータに関して前記消費者によってなされた選択に応じて、前記制御ユニット(7)が、その香りの特性およびその投与量について知られている少なくとも1種類の可溶性のコーヒー粉末の選択を制御する、請求項に記載の飲料ディスペンサ。
  7. 前記ユーザインターフェース(6)が、前記風味に関する少なくとも前記飲料官能パラメータを前記消費者に提示し、苦味、香ばしさ、酸味のリストに含まれる少なくとも1つの風味の特性を選択するように前記消費者に提案する、請求項1〜のいずれか一項に記載の飲料ディスペンサ。
  8. 前記風味に関する前記飲料官能パラメータに関して前記消費者によってなされた選択に応じて、前記制御ユニット(7)が、その味の特性およびその投与量について知られている少なくとも1種類の可溶性のコーヒー粉末の選択を制御する、請求項に記載の飲料ディスペンサ。
  9. 前記ユーザインターフェース(6)が、前記口当たりに関する少なくとも飲料官能パラメータを前記消費者に提示し、感触、持続性、渋味のリストに含まれる少なくとも1つの口当たり特性を選択するように前記消費者に提案する、請求項1〜のいずれか一項に記載の飲料ディスペンサ。
  10. 前記口当たりに関する前記飲料官能パラメータに関して前記消費者によってなされた選択に応じて、前記制御ユニット(7)が、その味の特性、その投与量、および前記ホイップ装置の速度について知られている少なくとも1種類の可溶性のコーヒー粉末の選択を制御する、請求項に記載の飲料ディスペンサ。
  11. 前記ユーザインターフェース(6)が、互いに異なる可溶性のコーヒー粉末および前記可溶性のコーヒー粉末の調節可能な比率の少なくとも1つのリストを前記消費者に提示し、少なくとも1種類の前記可溶性のコーヒー粉末、および随意にその比率を選択するように前記消費者に提案する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の飲料ディスペンサ。
  12. 飲料ディスペンサを動作させるための方法であって、
    前記飲料ディスペンサが、
    可溶性のコーヒー粉末の少なくとも1つの供給源と動作可能に関連付けられた少なくとも1つの投与装置(2a、2b)と、
    希釈液の供給源と動作可能に関連付けられたポンプ(4)と、
    前記ポンプ、および可溶性のコーヒー粉末の前記少なくとも1つの投与装置と動作可能に関連付けられたホイップ装置(3)と
    を備え、
    当該方法が、
    飲料の泡もしくはクレマの品質、香り、風味、および/または口当たりのリストに関して選択される選択可能な官能パラメータ(P、P、P、P)のリストの少なくとも1つを提示するステップと、
    前記官能パラメータのうちの少なくとも1つに関する少なくとも1つの入力(61)を受け取るステップと、
    前記選択可能な官能パラメータに少なくとも部分的に基づいて、飲料を供給するステップと
    を含み、
    飲料生成物が、前記選択可能な官能パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つの投与装置(2a、2b)、前記ポンプ(4)、および/または前記ホイップ装置(3)に命令を出すこと、および、前記少なくとも1つの投与装置(2a、2b)の起動、前記ホイップ装置(3)のホイップ器速度、および希釈液遅延時間を監視することによって、供給される方法。
  13. 飲料ディスペンサの制御ユニット(7)によって実行可能な、メモリ装置に格納されるプログラムであって、
    前記飲料ディスペンサが、
    可溶性のコーヒー粉末の少なくとも1つの供給源と動作可能に関連付けられた少なくとも1つの投与装置(2a、2b)と、
    希釈液の供給源と動作可能に関連付けられたポンプ(4)と、
    前記ポンプ、および可溶性のコーヒー粉末の前記少なくとも1つの投与装置と動作可能に関連付けられたホイップ装置(3)と
    を備え、
    当該プログラムが、実行されるときに、
    飲料の泡もしくはクレマの品質、香り、風味、および/または口当たりのリストに関して選択される選択可能な官能パラメータ(P、P、P、P)のリストの少なくとも1つを提示するステップと、
    前記官能パラメータのうちの少なくとも1つに関する少なくとも1つの入力(61)を受け取るステップと、
    前記選択可能な官能パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つの投与装置(2a、2b)の起動、前記ホイップ装置(3)のホイップ器速度、および希釈液遅延時間を監視することによって、飲料を供給するステップと
    を実行するように構成されているプログラム。
  14. 官能特徴に応じて飲料ディスペンサを設定するための方法であって、
    前記飲料ディスペンサが、
    可溶性のコーヒー粉末の少なくとも1つの供給源と動作可能に関連付けられた少なくとも1つの投与装置(2a、2b)と、
    希釈液の供給源と動作可能に関連付けられたポンプ(4)と、
    前記ポンプおよび可溶性のコーヒー粉末の前記少なくとも1つの投与装置と動作可能に関連付けられたホイップ装置(3)と
    を備え、
    当該方法が、
    飲料の泡もしくはクレマの品質、香り、風味、および/または口当たりのリストに関して選択される前記官能特徴のパラメータ(P、P、P、P)を決定するステップと、
    前記決定されたパラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つの投与装置(2a、2b)、前記ポンプ(4)、および/または前記ホイップ装置(3)に対する命令を設定するステップと
    を含む方法。
  15. 飲料の泡もしくはクレマの品質、香り、風味、および/または口当たりのリストに関して選択される官能特徴の決定されるパラメータ(P、P、P、P)に応じて飲料ディスペンサを設定するためのプログラムであって、
    前記ディスペンサが、
    可溶性のコーヒー粉末の少なくとも1つの供給源と動作可能に関連付けられた少なくとも1つの投与装置(2a、2b)と、
    希釈液の供給源と動作可能に関連付けられたポンプ(4)と、
    前記ポンプ、および可溶性のコーヒー粉末の前記少なくとも1つの投与装置と動作可能に関連付けられたホイップ装置(3)と
    を備え、
    当該プログラムが、実行されるときに、前記官能特徴の前記決定されるパラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つの投与装置(2a、2b)、前記ポンプ(4)、および/または前記ホイップ装置(3)に対する命令を設定するステップを実行するように構成されているプログラム。
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