JP5895620B2 - 移載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばスタッカークレーン等に搭載され、荷物を側方より挟持した状態で移載するための移載装置に関する。
従来より、ラックに対して荷物を出し入れすることができるスタッカークレーンが利用されている。スタッカークレーンには、スタッカークレーンとラックとの間で荷物を移載するための移載装置が搭載されている。この移載装置には種々の方式のものが存在し、その一つとして、荷物を側方より挟持した状態で移載するサイドクランプ方式がある。
サイドクランプ方式の移載装置による荷物の移載は、次のようにして行われる。例えば荷物をラックからスタッカークレーンに移載する際には、まず、一対の挟持部を荷物側に向けて前進させた後に、一対の挟持部をクランプ方向に移動させることにより、一対の挟持部により荷物が側方より挟持される。このように荷物が挟持された状態で、一対の挟持部をスタッカークレーン側に向けて後退させることにより、荷物がラックの棚板上を滑りながらラックからスタッカークレーンに移載される。その後、一対の挟持部をアンクランプ方向に移動させることにより、一対の挟持部による荷物の挟持が解除される。
特開2011−136790号公報
しかしながら、上述した従来のサイドクランプ方式の移載装置では、次のような問題がある。一対の挟持部により荷物を挟持する際における、一対の挟持部のクランプ方向への移動距離(又は移動時間)は、コントローラによって荷幅に対応した距離(又は時間)に予め設定されている。即ち、従来のサイドクランプ方式の移載装置では、一対の挟持部により荷物を挟持する圧力(クランプ圧)は、荷幅のみに基づいて決定される。そのため、例えば湿気を含んで柔らかくなった段ボール箱を移載する場合には、荷幅のみに基づいて決定されたクランプ圧で段ボール箱を一対の挟持部により挟持すると、段ボール箱を確実に挟持することができないおそれがある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、荷物の属性に応じた適切なクランプ圧で荷物を挟持することができる移載装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る移載装置の一態様は、荷物を側方より挟持した状態で移載するための移載装置であって、荷物を側方より挟持するクランプ方向及び荷物の挟持を解除するアンクランプ方向に移動される一対の挟持部と、前記一対の挟持部による荷物の挟持状態を調整するためのコントローラと、を備え、前記コントローラは、荷物の横幅に関する荷幅情報を取得する荷幅情報取得部と、荷物の属性に関する荷物属性情報を取得する荷物属性情報取得部と、取得された前記荷幅情報及び前記荷物属性情報に基づいて、前記一対の挟持部による荷物の挟持状態を調整する調整部と、を有する。
本態様によれば、取得された荷幅情報及び荷物属性情報に基づいて、一対の挟持部による荷物の挟持状態を調整するので、荷物の属性に応じた適切なクランプ圧で荷物を挟持することができる。これにより、一対の挟持部による荷物の移載を確実に行うことができる。なお、荷物の属性とは、例えば荷物の強度及び重量等のように、一対の挟持部による荷物の移載に影響を与える荷物の性質又は特徴等である。
また、本発明に係る移載装置の一態様において、前記荷物属性情報取得部は、前記荷物属性情報として、荷物の強度に関する荷物強度情報を取得することが好ましい。
本態様によれば、荷物強度情報に基づいて、一対の挟持部による荷物の挟持状態を調整することにより、荷物の強度に応じた適切なクランプ圧で荷物を挟持することができる。
また、本発明に係る移載装置の一態様において、さらに、荷物の環境温度を検知する温度センサと、荷物の環境湿度を検知する湿度センサと、を備え、荷物が段ボール箱である場合において、前記荷物属性情報取得部は、前記温度センサにより検知された環境温度及び前記湿度センサにより検知された環境湿度に基づいて、前記荷物強度情報を取得することが好ましい。
本態様によれば、荷物の環境変化に対応した荷物強度情報を取得することができる。これにより、例えば荷物としての段ボール箱が湿気を含んで柔らかくなったことなどを予測することができ、荷物の強度に応じた適切なクランプ圧で荷物を挟持することができる。
また、本発明に係る移載装置の一態様において、前記荷物属性情報取得部は、前記荷物属性情報として、荷物の重量に関する荷物重量情報を取得することが好ましい。
本態様によれば、荷物重量情報に基づいて、一対の挟持部による荷物の挟持状態を調整することにより、荷物の重量に応じた適切なクランプ圧で荷物を挟持することができる。
また、本発明に係る移載装置の一態様において、前記コントローラは、さらに、前記荷物属性情報に基づいて、前記一対の挟持部により荷物を移載することができるか否かを判定する判定部を有し、前記判定部により移載可能であると判定された際には、前記一対の挟持部の各々は前記クランプ方向に移動して荷物を側方より挟持し、前記判定部により移載不可能であると判定された際には、前記一対の挟持部の各々は前記クランプ方向に移動されずに荷物を側方より挟持しないことが好ましい。
本態様によれば、荷物が一対の挟持部による移載に耐えられない属性を有している場合、例えば、荷物が湿気を含んでかなり柔らかくなっている場合などには、荷物の移載を行わない。これにより、移載時に荷物が破損するなどの不具合が発生するのを抑制することができる。
また、本発明に係る移載装置の一態様において、前記調整部は、取得された前記荷幅情報及び前記荷物属性情報に基づいて、前記一対の挟持部の各々の前記クランプ方向への移動距離を調整することが好ましい。
本態様によれば、調整部は、一対の挟持部の各々のクランプ方向への移動距離を調整するので、一対の挟持部による荷物の挟持状態を容易に調整することができる。
また、本発明に係る移載装置の一態様において、前記調整部は、取得された前記荷幅情報に基づいて、前記一対の挟持部の各々の前記クランプ方向への基準移動距離を設定するとともに、取得された前記荷物属性情報に基づいて、前記一対の挟持部の各々の前記クランプ方向への補正移動距離を設定し、前記基準移動距離に対して前記補正移動距離を付加することにより、前記一対の挟持部の各々の前記クランプ方向への移動距離を調整することが好ましい。
本態様によれば、一対の挟持部の各々のクランプ方向への移動距離を容易に調整することができる。
本発明によれば、取得された荷幅情報及び荷物属性情報に基づいて、一対の挟持部による荷物の挟持状態を調整するので、荷物の属性(例えば、荷物の強度及び重量等)に応じた適切なクランプ圧で荷物を挟持することができる。これにより、一対の挟持部による荷物の移載を確実に行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る移載装置を搭載したスタッカークレーンが設置された自動倉庫を示す斜視図である。 図1の自動倉庫を示す側面図である。 図1のスタッカークレーンに搭載された移載装置を示す平面図である。 移載装置により荷物をラックの収納部から昇降台に移載する手順を模式的に示す図である。 移載装置により荷物をラックの収納部から昇降台に移載する手順を模式的に示す図である。 移載装置により荷物をラックの収納部から昇降台に移載する手順を模式的に示す図である。 移載装置により荷物をラックの収納部から昇降台に移載する手順を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係る移載装置の制御系を簡略的に示すブロック図である。 生産管理システムの荷物管理データベースに記憶された荷物管理情報の一例を示す図である。 荷物強度情報取得部による荷物強度情報の取得の流れを示すフローチャートである。 記憶部に記憶された設定テーブルの一例を示す図である。 コントローラにより一対の挟持部の各々のクランプ方向への移動距離を調整する流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る移載装置の制御系を簡略的に示すブロック図である。 生産管理システムの荷物管理データベースに記憶された荷物管理情報の一例を示す図である。 荷物強度情報取得部による荷物強度情報の取得の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る移載装置の制御系を簡略的に示すブロック図である。 生産管理システムの荷物管理データベースに記憶された荷物管理情報の一例を示す図である。 荷物重量情報取得部による荷物重量情報の取得の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る移載装置の各種実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置、ステップ及びステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の目的を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る移載装置を搭載したスタッカークレーンが設置された自動倉庫を示す斜視図である。図2は、図1の自動倉庫を示す側面図である。
図1及び図2に図示された自動倉庫10は、スタッカークレーン101により、荷物102がラック103に自動的に出し入れされる倉庫である。
ラック103は、荷物102を保管するための保管庫であり、床面上に設置されている。ラック103には、荷物102を収納するための複数の収納部104が設けられている。これら複数の収納部104は、縦方向及び横方向に並んで配設されている。複数の収納部104の各々には、荷物102が載置される棚板105が設けられている。なお、荷物102は、梱包容器102aと、梱包容器102aの内部に収納される物品(図示せず)と、を含んでいる。本実施の形態では、荷物102の梱包容器102aは、段ボール箱で構成されている。
スタッカークレーン101は、下部レール106、上部レール107、下部台車108、上部台車109、一対のマスト110及び昇降台111を備えている。下部レール106は、ラック103に沿って床面に敷設されたレールである。上部レール107は、ラック103に沿って天井面に敷設されたレールである。下部レール106及び上部レール107は、互いに略平行になるように敷設されている。下部台車108は、下部レール106に沿って走行する台車である。上部台車109は、上部レール107に沿って走行する台車である。一対のマスト110は、下部台車108と上部台車109とを相互に連結するための金属製の支柱である。昇降台111は、荷物102をラック103に沿って昇降させるためのものであり、一対のマスト110の間に設置されている。この昇降台111は、昇降用モータ(図示せず)によって一対のマスト110の間を昇降される。
ラック103の所定の収納部104に対して荷物102を搬入又は搬出する際には、スタッカークレーン101が下部レール106と上部レール107との間をラック103に沿って走行するとともに、昇降台111が一対のマスト110の間をラック103に沿って昇降する。これにより、昇降台111が上記所定の収納部104に隣接して配置される。
スタッカークレーン101は、さらに、荷物102をラック103の収納部104と昇降台111との間で移載するための移載装置20を備えている。以下、本実施の形態の移載装置20の構成について説明する。図3は、図1のスタッカークレーンに搭載された移載装置を示す平面図である。
図3に示す移載装置20は、間隔を置いて配置された一対のスライドアーム201を有するサイドクランプ方式の移載装置である。一対のスライドアーム201は、昇降台111に設けられている。
一対のスライドアーム201の各々は、固定部202、中間部203及び挟持部204で構成されている。固定部202は、昇降台111に敷設された一対の移動用レール205に移動可能に装着されている。なお、一対の移動用レール205は、間隔を置いて配置されており、後述するクランプ方向及びアンクランプ方向に対して略平行に延びている。中間部203は、固定部202に対してスライド可能に取り付けられている。挟持部204は、中間部203に対してスライド可能に取り付けられている。電動モータ等で構成される第1駆動源(図示せず)によって、中間部203が固定部202に対してスライドされるとともに、挟持部204が中間部203に対してスライドされる。これにより、一対のスライドアーム201の各々は、一対の挟持部204がラック103側に突き出される伸長状態と、一対の挟持部204が昇降台111側に後退される収縮状態とに変位される。なお、第1駆動源は、昇降台111に設けられている。
また、電動モータ等で構成される第2駆動源206によって、固定部202は、一対の移動用レール205に沿って移動される。これにより、一対の挟持部204の各々は、クランプ方向(図3において矢印Pで示す方向)及びアンクランプ方向(図3において矢印Qで示す方向)に移動される。なお、第2駆動源206は、昇降台111に設けられている。
ここで、移載装置20により荷物102をラック103の収納部104から昇降台111に移載する手順について説明する。図4A〜図4Dはそれぞれ、移載装置により荷物をラックの収納部から昇降台に移載する手順を模式的に示す図である。まず、図4Aに示すように、荷物102を移載する前の状態では、一対のスライドアーム201は収縮状態に保持されており、一対の挟持部204は昇降台111側に後退されている。この状態より、図4Bに示すように、一対のスライドアーム201が伸長状態に変位されることにより、一対の挟持部204がラック103側に突き出される。その後、図4Cに示すように、一対の挟持部204の各々がクランプ方向に移動されることにより、一対の挟持部204により荷物102が側方より挟持される。このように荷物102が挟持された状態で、図4Dに示すように、一対のスライドアーム201が収縮状態に変位されることにより、一対の挟持部204が昇降台111側に後退されることにより、荷物102が棚板105上を滑りながらラック103の収納部104から昇降台111に移載される。その後、一対の挟持部204の各々がアンクランプ方向に移動されることにより、一対の挟持部204による荷物102の挟持が解除される。
以上のようにして、ラック103の収納部104から昇降台111への荷物102の移載が完了する。なお、移載装置20により荷物102を昇降台111からラック103の収納部104に移載する場合には、上記と逆の手順で荷物102を移載することができる。
本実施の形態の移載装置20は、さらに、温度センサ207、湿度センサ208及びコントローラ209を備えている。図5は、本発明の実施の形態1に係る移載装置の制御系を簡略的に示すブロック図である。なお、図5には、移載装置20の機能構成のうち、本発明に関連する機能構成のみを図示している。以下、温度センサ207、湿度センサ208及びコントローラ209の構成について説明する。
温度センサ207及び湿度センサ208はそれぞれ、自動倉庫10の所定個所に設置されている。温度センサ207は、荷物102の環境温度を検知するためのものである。湿度センサ208は、荷物102の環境湿度を検知するためのものである。
コントローラ209は、例えば自動倉庫10に設置された地上制御盤であり、スタッカークレーン101及びこれに搭載された移載装置20をそれぞれ制御するためのものである。コントローラ209は、ラック103の収納部104に対する荷物102の搬入及び搬出等の搬送指令をスタッカークレーン101に指示し、その指令に対する実行結果をスタッカークレーン101から受信する。
また、コントローラ209は、上位のシステムである生産管理システム210と通信される。生産管理システム210は、荷物管理情報が記憶された荷物管理データベース211を備えている。荷物管理情報は、荷物ID(Identification)情報、荷幅情報、素材情報及び所在情報等を含んでいる。荷物ID情報は、荷物102を識別するための情報である。荷幅情報は、荷物102の荷幅W(即ち、梱包容器102aの横幅W)に関する情報である。素材情報は、荷物102の素材、即ち、荷物102の梱包容器102aの素材に関する情報である。所在情報は、例えば、荷物102がラック103の複数の収納部104のうちいずれの収納部104に収納されているかを示す情報である。
図6は、生産管理システムの荷物管理データベースに記憶された荷物管理情報の一例を示す図である。図6には、荷物管理情報として、荷物ID情報、荷幅情報及び素材情報が図示されている。図6に示すように、例えば、荷物IDが「#0001」の荷物102の荷幅Wは100cmであり、その素材は「段ボール」である。荷物IDが「#0002」の荷物102の荷幅Wは80cmであり、その素材は「段ボール」である。荷物IDが「#0003」の荷物の荷幅Wは90cmであり、その素材は「段ボール」である。なお、全ての荷物102の梱包容器102aの素材が段ボールである場合には、上記素材情報を省略することもできる。
さらに、コントローラ209は、本発明の特徴である、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への移動距離D(図3参照)を調整する機能を有している。図5に示すように、コントローラ209は、荷幅情報取得部212、荷物強度情報取得部213(荷物属性情報取得部を構成する)、記憶部214、調整部215及び判定部216を含んでいる。
荷幅情報取得部212は、ラック103の収納部104に対して荷物102が搬入又は搬出される際に、当該荷物102についての荷幅情報を生産管理システム210の荷物管理データベース211から取得する。例えば、ラック103の収納部104に対して荷物IDが「#0001」の荷物102が搬入又は搬出される際に、当該荷物102についての荷幅情報、即ち、荷幅Wが100cmであるという情報を生産管理システム210の荷物管理データベース211から取得する。
荷物強度情報取得部213は、温度センサ207により検知された環境温度及び湿度センサ208により検知された環境湿度に基づいて、荷物102の強度に関する荷物強度情報(荷物属性情報を構成する)を取得する。荷物強度情報は、例えば4段階の強度レベル「0」〜「3」で構成され、強度レベル「0」〜「3」の順に強度レベルが段階的に高くなる。本実施の形態では、荷物102の強度とは、容器102の梱包容器102aの強度を意味する。なお、強度レベル「1」〜「3」はそれぞれ、一対の挟持部204による移載に耐え得る強度レベルであり、強度レベル「0」は、一対の挟持部204による移載に耐えられない強度レベルである。
図7は、荷物強度情報取得部による荷物強度情報の取得の流れを示すフローチャートである。図7に示すように、温度センサ207により検知された環境温度が30℃以上であり(S11でYES)、且つ、湿度センサ208により検知された環境湿度が90%以上である場合には(S12でYES、S13でYES、S14でYES)、荷物強度情報取得部213は、荷物強度情報として強度レベル「0」を取得する(S15)。強度レベル「0」の荷物102の梱包容器102aは、例えば、湿気を含んでかなり柔らかくなった段ボール箱である。
温度センサ207により検知された環境温度が30℃以上であり(S11でYES)、且つ、湿度センサ208により検知された環境湿度が80%以上90%未満である場合には(S12でYES、S13でYES、S14でNO)、荷物強度情報取得部213は、荷物強度情報として強度レベル「1」を取得する(S16)。強度レベル「1」の荷物102の梱包容器102aは、例えば、湿気を含んで柔らかくなった段ボール箱である。
温度センサ207により検知された環境温度が30℃以上であり(S11でYES)、且つ、湿度センサ208により検知された環境湿度が70%以上80%未満である場合には(S12でYES、S13でNO)、荷物強度情報取得部213は、荷物強度情報として強度レベル「2」を取得する(S17)。強度レベル「2」の荷物102の梱包容器102aは、例えば、湿気を含んで少し柔らかくなった段ボール箱である。
温度センサ207により検知された環境温度が30℃以上であり(S11でYES)、且つ、湿度センサ208により検知された環境湿度が70%未満である場合には(S12でNO)、荷物強度情報取得部213は、荷物強度情報として強度レベル「3」を取得する(S18)。また、温度センサ207により検知された環境温度が30℃未満である場合には(S11でNO)、荷物強度情報取得部213は、荷物強度情報として強度レベル「3」を取得する(S18)。強度レベル「3」の荷物102の梱包容器102aは、例えば、湿気をほとんど含んでいない、張りのある段ボール箱である。
記憶部214には、荷物102の荷幅Wと基準移動距離d1及び補正移動距離d2との対応関係を規定した設定テーブルが記憶されている。基準移動距離d1は、荷物102の荷幅Wに対応した、一対の挟持部204の各々の基準位置からクランプ方向への移動距離である。なお、上記基準位置とは、一対の挟持部204の各々の離間距離が最大となる開状態における、一対の挟持部204の各々の位置をいう。例えば、荷幅Wが100cmである場合に、一対の挟持部204の各々が基準移動距離d1(5cm)だけ移動した際には、一対の挟持部204の離間距離は99.6cmである。補正移動距離d2は、荷物102の強度レベルに対応した、基準移動距離d1に付加すべき移動距離である。
図8は、記憶部に記憶された設定テーブルの一例を示す図である。図8に示す設定テーブルにおいて、例えば、荷幅Wが100cmである場合の基準移動距離d1は5cmであり、強度レベル「1」における補正移動距離d2は3.0mmであり、強度レベル「2」における補正移動距離d2は2.0mmであり、強度レベル「3」における補正移動距離d2は0mmである。例えば、荷幅Wが100cm、荷物102の強度レベルが「2」である場合に、一対の挟持部204の各々が基準移動距離d1及び補正移動距離d2だけ移動した際には、一対の挟持部204の離間距離は99.2cmである。なお、強度レベル「0」の場合には、後述するように荷物102を搬送することができないので、強度レベル「0」については、補正移動距離d2は設定されていない。
調整部215は、記憶部214に記憶された設定テーブルに基づいて、第2の駆動源206を制御することにより、一対の挟持部204による荷物102の挟持状態、即ち、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への移動距離Dを調整する。具体的には、調整部215は、取得された荷幅情報に基づいて、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への基準移動距離d1を設定するとともに、取得された荷物強度情報に基づいて、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への補正移動距離d2を設定する。その後、調整部215は、基準移動距離d1に対して補正移動距離d2を付加することにより、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への移動距離D(=d1+d2)を算出する。
判定部216は、荷物強度情報取得部213により取得された荷物強度情報に基づいて、一対の挟持部204により荷物102を移載することができるか否かを判定する。具体的には、荷物102の強度レベルが「1」〜「3」である場合には、判定部216は、当該荷物102を移載することが可能であると判定する。荷物102の強度レベルが「0」である場合には、判定部216は、当該荷物102を移載することが不可能であると判定する。判定部216により移載可能であると判定された際には、一対の挟持部204の各々がクランプ方向に移動して荷物102を側方より挟持し、荷物102の移載が行われる。判定部216により移載不可能であると判定された際には、一対の挟持部204の各々はクランプ方向に移動されずに荷物102を側方より挟持せず、荷物102の移載は行われない。
次に、図9を参照しながら、コントローラ209による一対の挟持部204の各々のクランプ方向への移動距離Dの調整方法について説明する。図9は、コントローラにより一対の挟持部の各々のクランプ方向への移動距離を調整する流れを示すフローチャートである。一例として、荷物IDが「#0001」の荷物102を移載する場合について説明する。
コントローラ209の荷幅情報取得部212は、荷物102の荷幅Wが100cmであるという荷幅情報を取得する(S31)。コントローラ209の荷物強度情報取得部213は、荷物強度情報として強度レベル「0」〜「3」のいずれかを取得する(S31)。例えば強度レベルが「1」である場合には(S32でYES)、判定部216は、当該荷物102を移載することが可能であると判定する(S33)。調整部215は、取得された荷幅情報に基づいて、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への基準移動距離d1として5cmを設定するとともに、取得された荷物強度情報に基づいて、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への補正移動距離d2として3.0mmを設定する。その後、調整部215は、基準移動距離d1に対して補正移動距離d2を付加することにより、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への移動距離Dとして5.3cmを算出する(S34)。これにより、一対の挟持部204の各々は、クランプ方向への移動距離Dを5.3cmとして荷物102を側方より挟持し、荷物102を移載する(S35)。なお、このとき、一対の挟持部204の離間距離は99.0cmである。
例えば強度レベルが「2」である場合には(S32でYES)、判定部216は、当該荷物102を移載することが可能であると判定する(S33)。調整部215は、取得された荷幅情報に基づいて、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への基準移動距離d1として5cmを設定するとともに、取得された荷物強度情報に基づいて、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への補正移動距離d2として2.0mmを設定する。その後、調整部215は、基準移動距離d1に対して補正移動距離d2を付加することにより、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への移動距離Dとして5.2cmを算出する(S34)。これにより、一対の挟持部204の各々は、クランプ方向への移動距離Dを5.2cmとして荷物102を側方より挟持し、荷物102を移載する(S35)。なお、このとき、一対の挟持部204の離間距離は99.2cmである。
例えば強度レベルが「3」である場合には(S32でYES)、判定部216は、当該荷物102を移載することが可能であると判定する(S33)。調整部215は、取得された荷幅情報に基づいて、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への基準移動距離d1として5cmを設定するとともに、取得された荷物強度情報に基づいて、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への補正移動距離d2として0mmを設定する。その後、調整部215は、基準移動距離d1に対して補正移動距離d2を付加することにより、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への移動距離Dとして5.0cmを算出する(S34)。これにより、一対の挟持部204は、クランプ方向への移動距離Dを5.0cmとして荷物102を側方より挟持し、荷物102を移載する(S35)。なお、このとき、一対の挟持部204の離間距離は99.6cmである。
強度レベルが「0」である場合には(S32でNO)、判定部216は、当該荷物102を移載することが不可能であると判定する(S36)。この場合には、上述したように荷物102の移載は行われない。
本実施の形態の移載装置20では、次のような効果を得ることができる。荷物102の荷幅W及び強度(属性)に基づいて、一対の挟持部204の各々のクランプ方向への移動距離Dが調節されるので、荷物102の強度に応じた適切なクランプ圧で荷物102を挟持することができる。例えば、荷物102が湿気をほとんど含まない張りのある段ボール箱である場合には、比較的弱いクランプ圧で荷物102が挟持される。また、荷物102が湿気を含んで柔らかくなった段ボール箱である場合には、比較的強いクランプ圧で荷物102が挟持される。これにより、一対の挟持部204による荷物102の移載を確実に行うことができる。
なお、本実施の形態では、温度センサ207により検知された環境温度が30℃以上であり、且つ、湿度センサ208により検知された環境湿度が90%以上である場合に、強度レベル「0」が取得されるように構成したが、例えば次のように構成することもできる。即ち、温度センサ207により検知された環境温度が30℃以上であり、且つ、湿度センサ208により検知された環境湿度が90%以上である状態が所定時間(例えば3時間)継続した場合に、強度レベル「0」が取得されるように構成することもできる。強度レベル「1」〜「3」についても同様に構成することができる。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係る移載装置の制御系を簡略的に示すブロック図である。図10に示すように、本実施の形態の移載装置20Aでは、温度センサ、湿度センサ及びコントローラの判定部は設けられていない。
図11は、生産管理システムの荷物管理データベースに記憶された荷物管理情報の一例を示す図である。図11には、荷物管理情報として、荷物ID情報、荷幅情報及び素材情報が図示されている。図11に示すように、例えば、荷物IDが「#0001」の荷物の荷幅は100cmであり、その素材は段ボールである。荷物IDが「#0002」の荷物の荷幅は100cmであり、その素材はプラスチックである。荷物IDが「#0003」の荷物の荷幅は100cmであり、その素材は木材である。
荷物強度情報取得部213Aは、生産管理システム210の荷物管理データベース211Aに記憶された素材情報に基づいて、荷物強度情報を取得する。荷物強度情報は、例えば、3段階の強度レベル「1」〜「3」で構成され、強度レベル「1」〜「3」の順に強度レベルが段階的に高くなる。
図12は、荷物強度情報取得部による荷物強度情報の取得の流れを示すフローチャートである。図12に示すように、荷物の素材が段ボールである場合には(S51でYES)、荷物強度情報取得部213Aは、荷物強度情報として強度レベル「1」を取得する(S52)。荷物の素材がプラスチックである場合には(S51でNO、S53でYES)、荷物強度情報取得部213Aは、荷物強度情報として強度レベル「2」を取得する(S54)。荷物の素材が木材である場合には(S51でNO、S53でNO)、荷物強度情報取得部213Aは、荷物強度情報として強度レベル「3」を取得する(S55)。
調整部215は、上記実施の形態1と同様に、取得された荷幅情報に基づいて、一対の挟持部の各々のクランプ方向への基準移動距離d1を設定するとともに、取得された荷物強度情報に基づいて、一対の挟持部の各々のクランプ方向への補正移動距離d2を設定する。その後、調整部215は、基準移動距離d1に対して補正移動距離d2を付加することにより、一対の挟持部の各々のクランプ方向への移動距離D(=d1+d2)を算出する。
本実施の形態では、例えば、荷物の素材が比較的強度の弱い段ボールである場合には、比較的弱いクランプ圧で荷物が挟持される。荷物の素材が中程度の強度を有するプラスチックである場合には、中程度のクランプ圧で荷物が挟持される。また、荷物の素材が比較的強度の強い木材である場合には、比較的強いクランプ圧で荷物が挟持される。従って、本実施の形態においても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、荷物の素材を木材、プラスチック及び段ボールに分類する場合について説明したが、段ボールの素材をその強度でさらに細分化することにより、例えば、荷物の素材を木材、プラスチック、強度の比較的強い段ボール及び強度の比較的弱い段ボールに分類することもできる。
(実施の形態3)
図13は、本発明の実施の形態3に係る移載装置の制御系を簡略的に示すブロック図である。図13に示すように、本実施の形態の移載装置20Bでは、コントローラ209Bは、上述した荷物強度情報取得部に代えて、荷物重量情報取得部217(荷物属性情報取得部を構成する)を備えている。
図14は、生産管理システムの荷物管理データベースに記憶された荷物管理情報の一例を示す図である。図14には、荷物管理情報として、荷物ID情報、荷幅情報、素材情報及び重量情報が図示されている。図14に示すように、例えば、荷物IDが「#0001」の荷物の重量は10kgであり、荷物IDが「#0002」の荷物の重量は25kgであり、荷物IDが「#0003」の荷物の重量は35kgである。
荷物重量情報取得部217は、生産管理システム210の荷物管理データベース211Bに記憶された重量情報に基づいて、荷物重量情報(荷物属性情報を構成する)を取得する。荷物重量情報は、荷物の重量に関する情報である。取得された荷物重量情報は、例えば、3段階の重量レベル「1」〜「3」で構成され、重量レベル「1」〜「3」の順に重量レベルが段階的に高くなる。
図15は、荷物重量情報取得部による荷物重量情報の取得の流れを示すフローチャートである。図15に示すように、荷物の重量が30kg以上である場合には(S71でYES、S72でYES)、荷物重量情報取得部217は、荷物重量情報として重量レベル「3」を取得する(S73)。荷物の重量が20kg以上30kg未満である場合には(S71でYES、S72でNO)、荷物重量情報取得部217は、荷物重量情報として重量レベル「2」を取得する(S74)。荷物の重量が20kg未満である場合には(S71でNO)、荷物重量情報取得部217は、荷物重量情報として重量レベル「1」を取得する(S75)。
調整部215は、上記実施の形態1と同様に、取得された荷幅情報に基づいて、一対の挟持部の各々のクランプ方向への基準移動距離d1を設定するとともに、取得された荷物重量情報に基づいて、一対の挟持部の各々のクランプ方向への補正移動距離d2を設定する。その後、調整部215は、基準移動距離d1に対して補正移動距離d2を付加することにより、一対の挟持部の各々のクランプ方向への移動距離D(=d1+d2)を算出する。
本実施の形態では、例えば、荷物の重量が比較的小さい場合には、比較的弱いクランプ圧で荷物が挟持される。荷物の重量が中程度である場合には、中程度のクランプ圧で荷物が挟持される。また、荷物の重量が比較的大きい場合には、比較的強いクランプ圧で荷物が挟持される。従って、本実施の形態においても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の移載装置について、実施の形態1〜3に基づいて説明したが、本発明は、これら実施の形態1〜3に限定されるものではない。これらの実施の形態に対して当業者が思い付く変形を施して得られる形態、及び、これらの実施の形態における構成要素を任意に組み合わせて実現される別の形態も本発明に含まれる。
上記実施の形態2において、素材が段ボールである荷物を搬送する場合には、上記実施の形態1と同様に、温度センサにより検知された環境温度及び湿度センサにより検知された環境湿度から取得された荷物強度情報に基づいて、一対の挟持部の各々のクランプ方向への移動距離を調節することもできる。
上記実施の形態1〜3では、移載装置をスタッカークレーンに搭載するように構成したが、これに限られず、例えば移載装置を無人搬送台車に搭載するように構成することもできる。
上記実施の形態1〜3では、荷幅情報取得部は、生産管理システムの荷物管理データベースから荷幅情報を取得するように構成したが、このような構成に代えて、例えば次のように構成することもできる。即ち、一対の挟持部の各々がクランプ方向に移動を開始してから、一対の挟持部の各々に設けられたタッチセンサが荷物の側面に接触するまでの時間に基づいて、荷幅情報取得部が荷幅を演算して取得するように構成することもできる。
上記実施の形態1〜3では、記憶部に記憶された設定テーブルでは、荷物の荷幅と基準移動距離及び補正移動距離との対応関係が規定されるように構成したが、荷物の荷幅と移動距離との対応関係が規定されるように構成することもできる。このように構成した場合には、例えば、荷幅が100cmである場合において、強度レベル「1」における移動距離として5.3cm、強度レベル「2」における移動距離として5.2cm、強度レベル「3」における移動距離として5.0cmが設定テーブルに規定される。
上記実施の形態2では、荷物強度情報取得部は、素材情報に基づいて荷物強度情報を取得するように構成したが、例えば、荷物の梱包容器の厚み情報に基づいて荷物強度情報を取得するように構成することもできる。これにより、例えば、荷物の梱包容器の厚みが比較的薄い段ボール箱である場合には、比較的弱いクランプ圧で荷物が挟持される。荷物の梱包容器の厚みが中程度である段ボール箱である場合には、中程度のクランプ圧で荷物が挟持される。また、荷物の梱包容器の厚みが比較的厚い段ボール箱である場合には、比較的強いクランプ圧で荷物が挟持される。
上記実施の形態1〜3では、調整部は、一対の挟持部の各々のクランプ方向への移動距離を調整するように構成したが、調整部は、一対の挟持部の各々の移動速度を一定とした上で、一対の挟持部の各々のクランプ方向への移動時間を調整するように構成することもできる。
なお、第2の駆動源がサーボモータで構成されている場合には、調整部は、サーボモータの発生トルクを制御することにより、一対の挟持部の各々のクランプ方向への移動距離(又は移動時間)を調整することもできる。
上記実施の形態3では、荷物重量情報取得部は、生産管理システムの荷物管理データベースに記憶された重量情報に基づいて、荷物重量情報を取得するように構成したが、生産管理システムの荷物管理データベースに記憶された容量情報に基づいて、荷物重量情報を取得するように構成することもできる。なお、容量情報とは、荷物の梱包容器に収納された物品の容量の大きさを示す情報である。
本発明は、例えばスタッカークレーン等に搭載され、荷物を側方より挟持した状態で移載するための移載装置として利用することができる。
10 自動倉庫
20,20A,20B 移載装置
101 スタッカークレーン
102 荷物
103 ラック
104 収納部
105 棚板
106 下部レール
107 上部レール
108 下部台車
109 上部台車
110 マスト
111 昇降台
201 スライドアーム
202 固定部
203 中間部
204 挟持部
205 移動用レール
206 第2の駆動源
207 温度センサ
208 湿度センサ
209,209A,209B コントローラ
210 生産管理システム
211,211A,211B 荷物管理データベース
212 荷幅情報取得部
213,213A 荷物強度情報取得部(荷物属性情報取得部)
214 記憶部
215 調整部
216 判定部
217 荷物重量情報取得部(荷物属性情報取得部)

Claims (6)

  1. 荷物を側方より挟持した状態で移載するための移載装置であって、
    荷物を側方より挟持するクランプ方向及び荷物の挟持を解除するアンクランプ方向に移動される一対の挟持部と、
    前記一対の挟持部による荷物の挟持状態を調整するためのコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、
    荷物の横幅に関する荷幅情報を取得する荷幅情報取得部と、
    荷物の属性に関する荷物属性情報を取得する荷物属性情報取得部と、
    取得された前記荷幅情報及び前記荷物属性情報に基づいて、前記一対の挟持部の各々の前記クランプ方向への移動距離を調整する調整部と、を有する
    移載装置。
  2. 前記荷物属性情報取得部は、前記荷物属性情報として、荷物の強度に関する荷物強度情報を取得する
    請求項1に記載の移載装置。
  3. さらに、荷物の環境温度を検知する温度センサと、
    荷物の環境湿度を検知する湿度センサと、を備え、
    荷物が段ボール箱である場合において、前記荷物属性情報取得部は、前記温度センサにより検知された環境温度及び前記湿度センサにより検知された環境湿度に基づいて、前記荷物強度情報を取得する
    請求項2に記載の移載装置。
  4. 前記荷物属性情報取得部は、前記荷物属性情報として、荷物の重量に関する荷物重量情報を取得する
    請求項1に記載の移載装置。
  5. 前記コントローラは、さらに、前記荷物属性情報に基づいて、前記一対の挟持部により荷物を移載することができるか否かを判定する判定部を有し、
    前記判定部により移載可能であると判定された際には、前記一対の挟持部の各々は前記クランプ方向に移動して荷物を側方より挟持し、前記判定部により移載不可能であると判定された際には、前記一対の挟持部の各々は前記クランプ方向に移動されずに荷物を側方より挟持しない
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の移載装置。
  6. 前記調整部は、取得された前記荷幅情報に基づいて、前記一対の挟持部の各々の前記クランプ方向への基準移動距離を設定するとともに、取得された前記荷物属性情報に基づいて、前記一対の挟持部の各々の前記クランプ方向への補正移動距離を設定し、前記基準移動距離に対して前記補正移動距離を付加することにより、前記一対の挟持部の各々の前記クランプ方向への移動距離を調整する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の移載装置。
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