JP5895067B2 - 非燃焼型香味吸引具 - Google Patents

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Description

本発明は、非燃焼型香味吸引具に関する。
従来、通常の紙巻きたばこ(シガレット)の代替品として、タバコ葉等の香味源及び当該香味源を内包するホルダを有し、当該香味源の燃焼を伴うことなくユーザに香味成分を提供する非燃焼型香味吸引具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、フィルタ部に香料を含むマイクロカプセルを具備するシガレットが知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、ユーザが口腔内に置いて使用する嗅ぎたばこ等の口腔用無煙たばこ製品であって、たばこ原料を内包する水透過性の袋の中に液体が充填されたカプセルを有する口腔用無煙たばこ製品が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献1に開示されている非燃焼型香味吸引具では、香味源の燃焼を伴わないため、ユーザに提供される香味成分に常温でも揮発可能な成分を含むことが望ましいが、揮発性が高い香味成分は、製造・輸送・保管中に多量に揮散してしまうため、香味が劣化するおそれがあるという問題点があった。
また、特許文献2に開示されているシガレットでは、マイクロカプセルが、チップペーパ(Tipping paper)とフィルタプラグとの間に配置されているため、かかるマイクロカプセルを破砕した際に、マイクロカプセルに含まれる香料がフィルタプラグに染み込んでしまい、吸引によって香料成分が効率的にリリースされないという問題点があった。
なお、特許文献1に開示されている非燃焼型香味吸引具は、香味源の燃焼を伴わないため、かかる非燃焼型香味吸引具によってユーザに送達される香味成分量は、シガレットに比して少ない。
特許文献2に開示されているシガレットでは、香味源であるたばこ部とマイクロカプセルの配置箇所との間に通気孔が形成されているが、特許文献1に開示されている非燃焼型香味吸引具の場合、香味源とマイクロカプセルの配置箇所との間に通気孔を形成すると、吸引時に香味源を通過する通気量が低減し、香味源由来の香味がさらに減少してしまうため、特許文献2に開示されているシガレットと同様の構成を採用することは困難である。
また、二層構造を有するチップペーパの外層と内層との間にマイクロカプセルが配置されている構成が開示されている特許文献2の変形例として、二層構造を有するホルダの外層と内層との間にマイクロカプセルを配置し、香味源とマイクロカプセルの配置箇所との間に通気孔を有さないという非燃焼型香味吸引具の構成を採用した場合、吸引時の通気流路がマイクロカプセルの配置箇所を殆ど通過せず、香料成分が効率的にリリースされないという問題点があった。
さらに、特許文献3に開示されている口腔用たばこ製品を、非燃焼型香味吸引具の香味源として採用する場合、マイクロカプセルが、袋状パウチに封入された粉粒状の香味源と共に配置されているため、マイクロカプセルが固定されにくく、カプセルの位置を特定することが難しく、香料を放出するためにマイクロカプセルを破砕することが困難であるという問題点があった。
WO2010/095660 WO2011/117733 特表2009−508523
本発明の第1の特徴は、非燃焼型香味吸引具であって、通気性を有する香味源と、前記香味源を内包する筒状に変形可能な可撓性を有するホルダと、前記ホルダの内部において前記ホルダの吸口端と前記香味源との間に設けられている空洞部と、前記ホルダの内壁において前記空洞部に露出するように固定されており香料を内包する複数のマイクロカプセルとを具備することを要旨とする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る非燃焼型香味吸引具の斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る非燃焼型香味吸引具の斜視図におけるA−A断面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る非燃焼型香味吸引具の斜視図におけるB−B断面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る非燃焼型香味吸引具を構成するホルダの展開図である。 図5は、本発明の変更例1に係る非燃焼型香味吸引具の斜視図におけるA−A断面図である。 図6は、本発明の変更例1に係る非燃焼型香味吸引具を構成するホルダの展開図である。
(本発明の一実施形態)
以下、図1乃至図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る非燃焼型香味吸引具について説明する。
図1は、本実施形態に係る非燃焼型香味吸引具1の斜視図を示し、図2は、図1に示す非燃焼型香味吸引具1の斜視図におけるA−A断面図を示し、図3は、図1に示す非燃焼型香味吸引具1の斜視図におけるB−B断面図を示す。
図1に示すように、本実施形態に係る非燃焼型香味吸引具1は、通気性を有する香味源2と、ホルダ3とを具備している。
例えば、本実施形態に係る非燃焼型香味吸引具1の長さは、60mm程度であり、本実施形態に係る非燃焼型香味吸引具1の幅(円周)は、13mm(26mm)程度であってもよい。
また、香味源2は、たばこ原料2Aを内包し、通気性を有する袋体(パウチ)によって構成されていてもよい。なお、たばこ原料は、刻や粉粒体や成形体等の何れの形態であってもよいし、たばこ原料に限らず吸引によってユーザに香味を付与可能な香味源であればよい。
また、ホルダ3は、香味源2を内包する筒状に変形可能な可撓性を有するものである。例えば、図4に示すような矩形形状の紙を筒状に湾曲させて両側縁部を合わせて中空の筒状体とすることによって、かかるホルダ3を形成してもよい。
ここで、図1、図2及び図4に示すように、香味源2は、接合部2Bにおいてホルダ3の内壁に接合するように構成されている。
図1及び図2に示すように、ホルダ3の内部において、ホルダ3の吸口端4と香味源2との間に、空洞部10が設けられている。すなわち、本実施形態に係る非燃焼型香味吸引具1では、ホルダ3の内部において、ホルダ3の吸口端4と香味源2との間に、フィルタ等が含まれていない。
また、図1乃至図3に示すように、空洞部10におけるホルダ3の内壁に、香料を内包する複数のマイクロカプセル20が固定されている。ここで、マイクロカプセル20は、ホルダ3の内壁において空洞部10に露出するように固定されている。
例えば、かかるマイクロカプセル20の膜は、ゼラチンや澱粉等によって構成されていてもよい。また、かかるマイクロカプセル20に内包される香料としては、レモンオイル等の任意の香料が想定される。
また、かかるホルダ3の内壁に対して複数のマイクロカプセル20を固定するために用いられるバインダとしては、CMC(カルボキシメチルセルロース)やHPC(ヒドロキシプロピルセルロース)等が挙げられ、本実施形態では、HPC(和光純薬工業株式会社製、6.0−10.0mPa・S、和光一級)を5%〜20%、好ましくは、10%含む水溶液等が想定されている。
さらに、マイクロカプセル20を空洞部10におけるホルダ3の内壁に固定する方法として、例えば、マイクロカプセル20とバインダ(HPCを10%含む水溶液)との混合溶液を塗工する方法を用いることができる。
マイクロカプセル20とバインダとの混合率は、1:1.25〜10:1、好ましくは、1:2.5〜1:5となるように構成されていてもよい。
ここで、ユーザが咀嚼等の動作によりマイクロカプセル20を破砕する際に、個々のマイクロカプセルが破壊する力を直接受けるように、マイクロカプセル20の直径にほぼ等しい層厚で固定されていることが望ましい。
かかる構成によれば、マイクロカプセル20の脱落を抑制した上で、十分量のマイクロカプセル20をホルダ3の内壁に固定でき、かつ、マイクロカプセル20を破砕しやすいため、マイクロカプセル20に内包されている香料由来の香味を効率的に発現することができる。
また、ホルダ3の内壁に塗布するバインダ量としては、乾燥重量で6.7μg/mm以上26.7μg/mm以下、好ましくは、20μg/mm以下とすることが好ましい。
ここで、かかるバインダ量を6.7μg/mm以上26.7μg/mm以下とすることで、マイクロカプセル20の脱落を抑制した上で、マイクロカプセルの破砕により香味を発現させることができる。
ここで、かかるマイクロカプセル20を破砕することによって、かかるマイクロカプセル20に内包されている香料が放出されるように構成されている。
なお、上述のように、ホルダ3が可撓性を有しているため、ホルダ3の外部からの物理的圧力(例えば、ユーザによる咀嚼)によって、かかるマイクロカプセル20を破砕することができる。
その結果、破砕されたマイクロカプセル20から放出された香料が、吸引時の通気流路に露出されることにより、揮発した香料成分を効率的に吸口端まで運ぶことができる。
かかるマイクロカプセル20の直径は、100μm以上1mm以下であることが好ましく、500μm〜700μm前後であることがより好ましい。
ここで、マイクロカプセル20の直径を1mm以下とすることで、マイクロカプセル20が固定された箇所の厚みを低減することができ、非燃焼型香味吸引具1の小型化及び薄型化が可能になる。また、製造工程でのマイクロカプセル20の破砕を抑制することができる。
一方、マイクロカプセル20の直径を100μm以上とすることで、バインダ及びマイクロカプセル20の混合溶液をホルダ3に塗工する際に、マイクロカプセル20がバインダ中に埋没することなく塗工されるため、マイクロカプセル20に内包されている香料由来の香味を効率的に発現することができる。
また、マイクロカプセル20の直径を500μm〜700μm前後とすることで、ユーザが咀嚼等の動作によりマイクロカプセル20を破砕する際に、好ましい破砕の感触(噛み心地)を提供することができる。
また、かかるマイクロカプセル20は、ホルダ3の吸口端4から、ホルダ3の長手方向Lに2mm〜8mm離れた箇所に配置されるように構成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、ユーザの咀嚼によるマイクロカプセル20の破砕を想定した場合、ホルダ3を咥えた際のユーザの歯の位置とマイクロカプセル20の配置位置とが一致するため、マイクロカプセル20の破砕を容易にすることができる。
また、かかる構成によれば、マイクロカプセル20が吸口端から距離を置いて配置されているため、ユーザがマイクロカプセル20を破砕した際に内容液が口腔内に流入することを抑制することができる。
また、ホルダ3の空洞部10内壁に固定されるべき複数のマイクロカプセル20は、香料の蒸気圧及び香味の感覚強度を鑑みて、ユーザに十分量の香味を提供することができる量を適宜選択することができるが、例えば、内包する香料の総量が0.6mg以上となるようにホルダ3の空洞部10内壁に固定されていてもよい。
また、ホルダ3の内壁においてマイクロカプセル20が固定されている領域の面積は、空洞部10の内壁に配置されていれば、任意の値とすることができ、例えば、1mm〜800mm、好ましくは、30mm〜130mmに構成されていてもよい。
さらに、ホルダ3の内壁においてマイクロカプセル20が固定されている領域の長手方向Lの長さは、空洞部10の内壁に配置されていれば、任意の値とすることができるが、例えば、0.1mm〜30mm、好ましくは、10mm以内に構成されていてもよい。
かかる構成によれば、マイクロカプセル20が固定されている領域が集中しているため、ホルダ3の外部からの物理的圧力によるマイクロカプセル20の破砕を効率的に行うことができる。
また、マイクロカプセル20は、0.001mg/mm〜0.16mg/mm、好ましくは、0.027mg/mm〜0.11mg/mm、より好ましくは、0.027mg/mm〜0.04mg/mmの密度でホルダ3の内壁に固定されていることが好ましい。
かかる構成によれば、マイクロカプセル20の脱落を抑制した上で、十分量のマイクロカプセル20をホルダ3の内壁に固定でき、かつ、マイクロカプセル20を破砕しやすいため、マイクロカプセル20に内包されている香料由来の香味を効率的に発現することができる。
また、ホルダ3の内壁へのマイクロカプセル20の固定に際して、マイクロカプセル20を0.027mg/mm〜0.04mg/mm、かつ、バインダを乾燥重量で6.7μg/mm以上20μg/mm以下とすることが好ましい。
かかる構成によれば、ユーザが咀嚼等の動作によりマイクロカプセル20を破砕する際に、好ましい破砕の感触(噛み心地)を提供することができる。
(変更例1)
以下、図5及び図6を参照して、本発明の変更例1に係る非燃焼型香味吸引具1について、上述の第1の実施形態に係る非燃焼型香味吸引具1との相違点に着目して説明する。
本変更例1に係る非燃焼型香味吸引具1では、図5に示すように、ホルダ3の吸口端4周辺におけるホルダ3の内壁に、補強材30が接合するように構成されており、マイクロカプセル20は、かかる補強材30に固定されるように構成されている。
ここで、マイクロカプセル20は、補強材30の空洞部10側に固定されることによって、吸引時の通気流路に露出するように構成されている。
かかる構成によれば、補強材30によって、ホルダ3の吸口端4周辺の補強及びマイクロカプセル20に内包する香料由来の香味の効率的な発現の両立を可能にする。
例えば、補強材30は、片面がラミネート加工された紙によって構成されており、補強材30のラミネート加工された面は、ホルダ3の吸口端4周辺におけるホルダ3の内壁に熱溶着されるように構成されており、マイクロカプセル20は、補強材30のラミネート加工されていない面に固定されるように構成されていてもよい。
或いは、図6に示すように、ホルダ3を構成する紙において、吸口端4を形成する矩形形状の一辺aの外側に延出するように形成されている部分30Aを一辺aを基点に折り返すように構成されていてもよい。かかる部分30Aが、かかる補強材30の役割を果たす。
ここで、かかる部分30Aに、マイクロカプセル20が固定されているため、マイクロカプセル20が固定されている面が、ホルダ3の空洞部10に露出するように、かかる部分30Aを折り返すものとする。
(実施例)
次に、本発明の効果を明確にするために、以下の試験を行った。なお、本発明は、これらの例によって何ら限定されるものではない。
かかる試験では、補強剤30として、片面LDPEのラミネート加工された紙を用いた。具体的には、かかる紙において、ベース紙は、純白ロール紙(品名「白銀」大日本昭和板紙)_坪量65g/mであり、ラミネート条件は、片面LDPE15μmであり、サイズは、8×25mmとした。
また、マイクロカプセル20として、株式会社日本カプセルプロダクツ社製のマイクロカプセルを用いた。かかるマイクロカプセルでは、ゼラチン系の賦形剤が用いられており、レモンオイル系の香料が用いられていた。なお、かかるマイクロカプセルのサイズは、500〜700μmであった。
また、バインダとして、和光純薬工業株式会社製のHPC−SL(3〜6cp)及びHPC−L(6〜10cp)を用いた。
以下の手順で、かかる試験を行った。
ステップ1において、バインダ(HPC−SL又はHPC−L)を蒸留水で溶かし、所定濃度のHPC水溶液を調整した。
ステップ2において、ステップ1において調整したHPC水溶液とマイクロカプセルとを、所定割合で混合し、混合液を調整した。
ステップ3において、上述の紙の表面に、上述の混合液を所定重量だけ添加し、3×25mmの範囲に手で均一に塗布した。
ステップ4において、ステップ4で得られた紙を、オーブンで、40℃、1時間、乾燥した。
ステップ5において、上述の紙における非塗布部(5×25mmの範囲)のラミネート加工された面及びホルダ本体を構成する紙のラミネート加工された面を熱溶着した。
ステップ6において、ホルダ本体を構成する紙を折り畳み、所定位置を熱溶着して、本発明に係る非燃焼型香味吸引具のサンプル1〜13を作成した。
ステップ7において、サンプル1〜13を用いて、「マイクロカプセルの脱落有無」や「香味発現性(喫味)」や「カプセル破砕時の感覚(噛み応え)」を評価した。
かかる試験の結果について、表1に示す。
Figure 0005895067
表1から分かるように、サンプル1〜13の全てにおいて、マイクロカプセルの脱落は発生せず、マイクロカプセル内の香料の香味が発現された。
また、カプセル破砕時の感覚は、マイクロカプセルの重量を27μg(0.027mg)/mm〜40μg(0.04mg)/mmとし、バインダの乾燥重量を6.7μg(0.0067mmg)/mm〜20μg(0.020mmg)/mm以下とした場合に、好ましい噛み心地になった。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
なお、日本国特許出願第2013−2431号(2013年1月10日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明によれば、香味源由来の香味を損なうことなく、マイクロカプセルに含まれる香料由来の香味を効率的に発現することができる非燃焼型香味吸引具を提供することができる。

Claims (7)

  1. 通気性を有する香味源と、
    前記香味源を内包する筒状に変形可能な可撓性を有するホルダと、
    前記ホルダの内部において前記ホルダの吸口端と前記香味源との間に設けられている空洞部と、
    前記ホルダの内壁において前記空洞部に露出するように固定されており香料を内包する複数のマイクロカプセルとを具備することを特徴とする非燃焼型香味吸引具。
  2. 前記吸口端周辺における前記ホルダの内壁に接合するように構成されている補強材を更に具備しており、
    前記マイクロカプセルは、前記補強材において前記空洞部に露出するように固定されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の非燃焼型香味吸引具。
  3. 前記マイクロカプセルは、前記吸口端から、前記ホルダの長手方向に2mm〜8mm離れた箇所に配置されるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の非燃焼型香味吸引具。
  4. 前記ホルダの内壁に対して前記マイクロカプセルとバインダとの混合溶液を塗工することによって、前記マイクロカプセルは、前記ホルダの内壁において前記空洞部に露出するように固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の非燃焼型香味吸引具。
  5. 前記混合溶液において、前記マイクロカプセルと前記バインダとの混合率は、1:1.25〜10:1となるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の非燃焼型香味吸引具。
  6. 前記バインダとして、CMC又はHPCが用いられるように構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の非燃焼型香味吸引具。
  7. 前記混合溶液内の前記バインダの量は、乾燥重量で6.7μg/mm以上26.7μg/mm以下となるように構成されていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の非燃焼型香味吸引具。
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