JP5893513B2 - 監視装置、監視方法及び監視プログラム - Google Patents
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Description
[監視システム1の構成]
図1は、第1の実施形態に係る監視サーバを含む監視システムの構成を示す図である。図1に示す監視システム1には、監視サーバ10と、監視対象装置30A及び30Bと、監視端末50とが収容される。なお、図1の例では、2つの監視対象装置、1つの監視端末をそれぞれ図示したが、本システムは図示の構成に限定されず、監視システム1は任意の数の監視対象装置および監視端末を収容できる。以下では、監視対象装置30A及び30Bを区別なく総称する場合には「監視対象装置30」と呼ぶこととする。
監視サーバ10は、監視対象装置30の状態を監視し、障害発生時に障害に関する障害情報を監視端末50へ通知するサーバ装置である。図1に示すように、監視サーバ10は、監視部11と、出力部12と、マニュアル記憶部13と、検索部14と、取得部15aと、履歴蓄積部15bと、変換手順決定部16aと、変換手順記憶部16bと、第1の変換部17aと、モデル生成部18aと、第2の変換部17bと、判定部18bと、抽出部19とを有する。なお、監視サーバ10は、図1に示した機能部以外にも既知のサーバ装置が有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイスなどの機能部を有することとしてもかまわない。
続いて、本実施形態に係る監視サーバ10の処理の流れについて説明する。なお、ここでは、監視サーバ10によって実行される(1)判定モデルの生成処理を説明した後に(2)障害監視処理を説明することとする。
図6は、第1の実施形態に係る判定モデルの生成処理の手順を示すフローチャートである。この生成処理は、監視サーバ10の電源がON状態である限り、繰り返し実行される処理である。
図7は、第1の実施形態に係る障害監視処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、監視対象装置30における障害の発生が検知された場合に処理が起動する。
上述してきたように、本実施形態に係る監視サーバ10は、監視端末50から取得された履歴情報を用いて、ベクトル表現のデータ形式へ変換後の障害情報と障害の分類の対応付けを機械学習することによって判定モデルを生成し、監視対象装置30で障害が発生した場合には、当該判定モデルを用いて、ベクトル表現のデータ形式へ変換した障害情報から障害の分類を判定した上で障害の分類に対応する対処方法を監視端末50へ出力する。
さて、これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施形態を説明する。
上記の第1の実施形態では、特段の説明を行っていないが、マニュアル記憶部13に記憶されたマニュアルは任意に追加、更新または削除を行うことができる。例えば、履歴情報として、障害情報および障害の分類に加えて障害への対処方法をさらに取得し、取得した履歴情報に含まれる障害への対処方法がマニュアル記憶部13に登録されていない場合に新規のマニュアル番号を生成し、マニュアル記憶部13に記憶された障害分類情報に新規のマニュアル番号および当該履歴情報に含まれる障害分類番号を追加するとともに、マニュアル記憶部13に記憶された対処情報に新規のマニュアル番号および当該履歴情報に含まれる対処方法を追加することもできる。これによって、マニュアル記憶部13を手動設定によってメンテナンスせずとも、マニュアルの追加を自動化することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、監視部11、出力部12、検索部14、取得部15a、変換手順決定部16a、第1の変換部17a、第2の変換部17b、モデル生成部18a、判定部18bまたは抽出部19のうち一部の機能部を監視サーバ10の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、監視部11、出力部12、検索部14、取得部15a、変換手順決定部16a、第1の変換部17a、第2の変換部17b、モデル生成部18a、判定部18bまたは抽出部19を別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の監視サーバ10の機能を実現するようにしてもよい。また、図1に示した第1の変換部17a及び第2の変換部17bは、変換部として1つの機能部に統合することもできる。
図8は、第2の実施形態に係る監視プログラムによる情報処理がコンピュータを用いて具体的に実現されることを示す図である。図8に例示するように、コンピュータは、例えば、メモリと、CPUと、ハードディスクドライブインタフェースと、ディスクドライブインタフェースと、シリアルポートインタフェースと、ビデオアダプタと、ネットワークインタフェースとを有し、これらの各部はバスによって接続される。
10 監視サーバ
11 監視部
12 出力部
13 マニュアル記憶部
14 検索部
15a 取得部
15b 履歴蓄積部
16a 変換手順決定部
16b 変換手順記憶部
17a 第1の変換部
17b 第2の変換部
18a モデル生成部
18b 判定部
19 抽出部
30A,30B 監視対象装置
50 監視端末
Claims (5)
- ネットワークを介して接続される監視対象装置の障害の分類と、前記分類に該当する障害への対処方法とが対応付けられたマニュアルであって、前記障害の分類が異なる場合であっても同一の対処方法が対応付けられている組み合わせを含むマニュアルを記憶するマニュアル記憶部と、
前記監視対象装置の障害に関する障害情報と、当該障害情報が該当する障害の分類とが対応付けられた履歴情報を蓄積する履歴蓄積部と、
前記履歴蓄積部に蓄積された各履歴情報に含まれる障害情報を構成する各障害メッセージに含まれる単語の全種類を抽出し、その種類の総数をベクトルの次元数と決定し、単語の各種類をベクトルの各成分に割りあて、各成分に割り当てられた単語が障害情報に含まれるか否かによって、ベクトルの各成分の値を導出するという手順を、各障害情報をベクトルで表現されるデータ形式へ変換する手順として決定する決定部と、
前記決定部によって決定された手順にしたがって前記履歴蓄積部に蓄積された履歴情報に含まれる障害情報をベクトル表現のデータ形式の障害情報へ変換する第1の変換部と、
前記障害情報と前記対処方法とを学習データとするのではなく、前記第1の変換部によって変換された前記ベクトル表現のデータ形式の障害情報と当該障害情報に対応付けられた分類とを学習データとし、ベクトル表現のデータ形式で入力される障害情報から前記障害の分類を判定する判定処理に適用する判定モデルを生成する生成部と、
前記監視対象装置の状態を監視する監視部と、
前記決定部によって決定された手順にしたがって前記監視部によって障害発生時に生成された障害情報をベクトル表現のデータ形式へ変換する第2の変換部と、
前記生成部によって生成された判定モデルを用いて、前記第2の変換部によってベクトル表現のデータ形式へ変換された障害情報から障害の分類を判定する判定部と、
前記マニュアル記憶部に記憶されたマニュアルのうち前記判定部によって判定された障害の分類に対応付けられたマニュアルから対処方法を抽出する抽出部と
を有することを特徴とする監視装置。 - 前記マニュアル記憶部は、前記マニュアルを識別するマニュアル識別情報および前記障害の分類を識別する障害分類識別情報が対応付けられた障害分類情報と、前記マニュアル識別情報および前記対処方法が対応付けられた対処情報とを含むマニュアルを記憶し、
前記抽出部は、前記マニュアル記憶部に記憶された障害分類情報を参照し、前記判定部によって判定された障害の分類が示す障害分類識別情報に対応するマニュアル識別情報を特定した上で前記マニュアル記憶部に記憶された対処情報を参照し、当該マニュアル識別情報に対応する対処方法を抽出することを特徴とする請求項1に記載の監視装置。 - 前記障害情報と、前記障害分類識別情報と、前記障害への対処方法とを含む履歴情報を取得する取得部をさらに有し、
前記取得部によって取得された履歴情報に含まれる障害への対処方法が前記マニュアル記憶部に登録されていない場合に新規のマニュアル識別情報を生成し、前記マニュアル記憶部に記憶された障害分類情報に前記新規のマニュアル識別情報および当該履歴情報に含まれる障害分類識別情報を追加するとともに、前記マニュアル記憶部に記憶された対処情報に前記新規のマニュアル識別情報および当該履歴情報に含まれる対処方法を追加する追加部をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の監視装置。 - 監視装置で実行される監視方法であって、
ネットワークを介して接続される監視対象装置の障害に関する障害情報と、当該障害情報が該当する障害の分類とが対応付けられた履歴情報を蓄積する履歴蓄積部を参照し、各履歴情報に含まれる障害情報を構成する各障害メッセージに含まれる単語の全種類を抽出し、その種類の総数をベクトルの次元数と決定し、単語の各種類をベクトルの各成分に割りあて、各成分に割り当てられた単語が障害情報に含まれるか否かによって、ベクトルの各成分の値を導出するという手順を、各障害情報をベクトルで表現されるデータ形式へ変換する手順として決定する決定工程と、
前記決定工程によって決定された手順にしたがって前記履歴蓄積部に蓄積された履歴情報に含まれる障害情報をベクトル表現のデータ形式の障害情報へ変換する第1の変換工程と、
前記障害情報と対処方法とを学習データとするのではなく、前記第1の変換工程によって変換された前記ベクトル表現のデータ形式の障害情報と当該障害情報に対応付けられた分類とを学習データとし、ベクトル表現のデータ形式で入力される障害情報から前記障害の分類を判定する判定処理に適用する判定モデルを生成する生成工程と、
前記監視対象装置の状態を監視する監視工程と、
前記決定工程によって決定された手順にしたがって前記監視工程によって障害発生時に生成された障害情報をベクトル表現のデータ形式へ変換する第2の変換工程と、
前記生成工程によって生成された判定モデルを用いて、前記第2の変換工程によってベクトル表現のデータ形式へ変換された障害情報から障害の分類を判定する判定工程と、
前記監視対象装置の障害の分類と、前記分類に該当する障害への対処方法とが対応付けられたマニュアルであって、前記障害の分類が異なる場合であっても同一の対処方法が対応付けられている組み合わせを含むマニュアルを記憶するマニュアル記憶部を参照し、前記判定工程によって判定された障害の分類に対応付けられたマニュアルから対処方法を抽出する抽出工程と
を含んだことを特徴とする監視方法。 - ネットワークを介して接続される監視対象装置の障害に関する障害情報と、当該障害情報が該当する障害の分類とが対応付けられた履歴情報を蓄積する履歴蓄積部を参照し、各履歴情報に含まれる障害情報を構成する各障害メッセージに含まれる単語の全種類を抽出し、その種類の総数をベクトルの次元数と決定し、単語の各種類をベクトルの各成分に割りあて、各成分に割り当てられた単語が障害情報に含まれるか否かによって、ベクトルの各成分の値を導出するという手順を、各障害情報をベクトルで表現されるデータ形式へ変換する手順として決定する決定ステップと、
前記決定ステップによって決定された手順にしたがって前記履歴蓄積部に蓄積された履歴情報に含まれる障害情報をベクトル表現のデータ形式の障害情報へ変換する第1の変換ステップと、
前記障害情報と対処方法とを学習データとするのではなく、前記第1の変換ステップによって変換された前記ベクトル表現のデータ形式の障害情報と当該障害情報に対応付けられた分類とを学習データとし、ベクトル表現のデータ形式で入力される障害情報から前記障害の分類を判定する判定処理に適用する判定モデルを生成する生成ステップと、
前記監視対象装置の状態を監視する監視ステップと、
前記決定ステップによって決定された手順にしたがって前記監視ステップによって障害発生時に生成された障害情報をベクトル表現のデータ形式へ変換する第2の変換ステップと、
前記生成ステップによって生成された判定モデルを用いて、前記第2の変換ステップによってベクトル表現のデータ形式へ変換された障害情報から障害の分類を判定する判定ステップと、
前記監視対象装置の障害の分類と、前記分類に該当する障害への対処方法とが対応付けられたマニュアルであって、前記障害の分類が異なる場合であっても同一の対処方法が対応付けられている組み合わせを含むマニュアルを記憶するマニュアル記憶部を参照し、前記判定ステップによって判定された障害の分類に対応付けられたマニュアルから対処方法を抽出する抽出ステップと
をコンピュータに実行させるための監視プログラム。
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