JP5887994B2 - 映像送信装置、端末装置、映像送信方法及びプログラム - Google Patents

映像送信装置、端末装置、映像送信方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、映像送信装置、端末装置、映像送信方法及びプログラムに関し、特に、様々な視点(アングルともいう)から作成された複数の映像を送信することができる映像送信装置、端末装置、映像送信方法及びプログラムに関する。
近年、テレビジョン放送等の映像コンテンツは、表示画面上に平面で表示される平面視画像(2D画像ともいう)から、さらに、画面の奥行き方向にも情報を持たせた立体視画像(3D画像ともいう)へと進化してきているが、3D画像のデータサイズは、2D画像のデータサイズに比べてかなり大きいことから、たとえば、能力の低い受信端末で正常に再生されないなどの問題点(以下、第1の問題点)を招くことがある。
この第1の問題点に対処するための従来技術としては、たとえば、下記の特許文献1に記載のものがある。これによれば、端末の能力に応じて3D画像のまま配信したり、2D画像に変換してから配信したりするので、上記の第1の問題点を解決できる。
しかし、この技術では、低い能力の端末に対し、3D画像を2D画像に変換して配信するが、その2D画像は配信元で任意に作成されたもの、つまり、特定の視点からの2D画像であって、必ずしも視聴者の希望に添うものではないという問題点(以下、第2の問題点)がある。
この点に関し、たとえば、下記の特許文献2には、3D映像における立体視処理のアングル切り換え(視点切り換え)に関する技術が記載されている、これによれば、ユーザ操作によるアングル番号の変化に応じて、様々なストリームファイルからビデオストリームをデコーダに供給することができる記録媒体を提供できるとされている。
しかし、この技術は、光ディスク等の再生装置に関するものであり、特に3D映像と2D映像の再生を区別することなく再生できるようにした技術であるから、そのままでは、上記の第2の問題点を解決できない。
そこで、データ放送の双方向性を利用し、視聴者の視聴情報を配信元で収集する技術(下記の特許文献3参照)が知られているので、その視聴者情報に基づいて、視聴者が希望する視点(アングル)の2D画像への変換を行うことが考えられる。
たとえば、下記の特許文献4には、ユーザが撮影アングルを指定すると、その撮影アングルに応じた映像素材(異なる視点から作成された複数の映像素材のうちの一つ)を選択して表示する技術が記載されているので、これを応用することにより、上記の第2の問題点を解決することができる。
特開2003−346183号公報 特開2011−019228号公報 特開2010−206447号公報 特開平9−55920号公報
しかしながら、特許文献4の技術にあっては、撮影アングルに応じた映像素材を表示できるという利点がある一方で、ユーザが、いちいち撮影アングルを指定しなければならず、操作性が悪いという問題点がある。この問題点は、とりわけアングルの数が多い場合に看過できない。たとえば、撮影アングルの数をnとしたとき、最適な撮影アングルの映像を見つけ出すためには、n回のアングル指定を繰り返さなければならないからであり、nの数が多いほど、操作性の悪化を招くからである。
そこで、本発明の目的は、異なる視点から作成された複数の映像素材のうち、お勧めの視点から作成された映像素材を自発的に視聴者に届けることができる映像送信装置、端末装置、映像送信方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の映像送信装置は、異なる視点から作成された複数の映像素材を1台又は複数台の端末装置へ送信する第1の送信手段と、前記1台又は複数台の端末装置から送られてくる、前記複数の映像素材のそれぞれの視聴回数を示す情報及び前記複数の映像素材のそれぞれの視聴時間を示す情報を含む視聴情報を収集する収集手段と、収集した視聴情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている視聴情報に基づいて前記1台又は複数台の端末装置で最もよく視聴されている一つの映像素材を前記複数の映像素材の中から選択する選択手段と、前記選択手段で選択された一つの映像素材をお勧めの映像素材として他の端末装置へ送信する第2の送信手段とを備え、前記選択手段は、視聴回数が同程度の映像素材があった場合には視聴時間が長い映像素材をお勧めの映像素材として選択することを特徴とする。
本発明の端末装置は、異なる視点から作成された複数の映像素材を受信する第1の受信手段と、前記複数の映像素材のそれぞれの視聴回数を示す情報及び前記複数の映像素材のそれぞれの視聴時間を示す情報を含む視聴情報を送信する送信手段と、前記複数の映像素材の一つに相当するお勧めの映像素材を受信する第2の受信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の映像送信方法は、異なる視点から作成された複数の映像素材を1台又は複数台の端末装置へ送信する第1の送信工程と、前記1台又は複数台の端末装置から送られてくる、前記複数の映像素材のそれぞれの視聴回数を示す情報及び前記複数の映像素材のそれぞれの視聴時間を示す情報を含む視聴情報を収集する収集工程と、収集した視聴情報を記憶する記憶工程と、前記記憶工程で記憶された視聴情報に基づいて前記1台又は複数台の端末装置で最もよく視聴されている一つの映像素材を前記複数の映像素材の中から選択する選択工程と、前記選択工程で選択された一つの映像素材をお勧めの映像素材として他の端末装置へ送信する第2の送信工程とを含み、前記選択工程は、視聴回数が同程度の映像素材があった場合には視聴時間が長い映像素材をお勧めの映像素材として選択することを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータ、異なる視点から作成された複数の映像素材を1台又は複数台の端末装置へ送信する第1の送信手段、前記1台又は複数台の端末装置から送られてくる、前記複数の映像素材のそれぞれの視聴回数を示す情報及び前記複数の映像素材のそれぞれの視聴時間を示す情報を含む視聴情報を収集する収集手段、収集した視聴情報を記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶されている視聴情報に基づいて前記1台又は複数台の端末装置で最もよく視聴されている一つの映像素材を前記複数の映像素材の中から選択する選択手段、前記選択手段で選択された一つの映像素材をお勧めの映像素材として他の端末装置へ送信する第2の送信手段として機能させるためのプログラムであって、前記選択手段は、視聴回数が同程度の映像素材があった場合には視聴時間が長い映像素材をお勧めの映像素材として選択する。
本発明によれば、異なる視点から作成された複数の映像素材のうち、お勧めの視点から作成された映像素材を自発的に視聴者に届けることができる映像送信装置、端末装置、映像送信方法及びプログラムを提供することができる。
実施形態のシステム構成図である。 携帯端末2の表示画面14を示す図である。 携帯端末2における視聴の一例を示す図である。 サーバ1からのベストアングル送信の一例を示す図である。 実施形態のタイムラインを示す図である。 付記1及び付記2の構成図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施形態のシステム構成図である。この図において、システムの主要な要素は、第一に、映像送信用のサーバ1(映像送信装置)であり、第二に、そのサーバ1から送信された映像を可視化して表示する1台から複数台の携帯端末2(端末装置)である。
サーバ1と端末装置2との間は、無線や有線などの通信媒体を用い、双方向のデータ通信が可能な状態で接続可能になっている。通信媒体の種類や通信方式等は特に限定しない。たとえば、公衆電話回線網や携帯電話回線網またはインターネット等の広域ネットワークもしくはワンセグやフルセグなどの地上デジタル放送網や衛星通信回線などを含んでいてもよい。サーバ1から携帯端末2にデータを送信できると共に、端末2からサーバ1に対してもデータを送信できるようになっていればよい。つまり、双方向性のデータ通信が可能になっていればよい。
サーバ1から携帯端末2へのデータ通信経路を「下り」ということにすると共に、携帯端末2からサーバ1へのデータ通信経路を「上り」ということにすると、下りと上りの経路を別々にしてもよい。たとえば、下りを地上波や衛星とし、上りをインターネットなどとしてもよい。通信のトラフィック量に応じて適切な回線を使用すればよい。
サーバ1と携帯端末2は、いずれもコンピュータ応用機器であり、どちらも規模を除いて類似の構成を有している。一般的な常識に倣い、サーバ1には故障耐性に優れたサーバ専用のコンピュータを用いることとし、携帯端末2には携帯性に優れた小型の電子機器、たとえば、スマートフォンなどの携帯電話機を用いることとする。ただし、これらに限定されない。汎用のコンピュータでサーバ1を構成してもよく、また、携帯端末2も携帯電話機に限定されない。固定型や可搬型の映像視聴装置(テレビ受信機など)であってもよい。
サーバ1と携帯端末2は、それぞれ以下の機能を有している。
<サーバ1>
サーバ1は、ワンセグデジタル放送送信機能3を有している。ワンセグデジタル放送とは地上デジタル放送で行われる携帯電話などの移動体向け放送のことをいう。単にワンセグ放送ともいう。ただし、ワンセグ放送に限定されない。フルセグ放送(地上デジタル放送のうち、固定テレビ向けの高画質放送のこと)であってもかまわない。
ワンセグデジタル放送送信機能3は、特に、同一番組を異なる視点(アングル)から作成した複数の映像素材を選択的に送信するサービスを行う。つまり、たとえば、サッカーの試合を放送する場合に、局側で選択されたメインの映像素材(以下、主映像素材)を送信すると共に、様々な視点から撮影された複数の映像素材(以下、副映像素材という)の一つを選択して送信するサービスを行う。このようサービスは全方位型放送サービスなどと呼ばれる。なお、主映像素材を送信せずに、副映像素材だけを送信する態様であってもよい。
さらに、サーバ1は、視聴情報収集機能4、視聴情報記憶部5、アングル情報解析機能6及びベストアングル送信機能7を備える。視聴情報収集機能4は、1台または複数台の携帯端末2から送られてくる視聴情報を収集し、視聴情報記憶部5は、収集した視聴情報を記憶保存する。アングル情報解析機能6は、記憶保存されている視聴情報を解析して、それぞれの携帯端末2で、どのアングル(視点)からの副映像素材が最もよく視聴されているかを判定し、ベストアングル送信機能7は、アングル情報解析機能6の判定結果に従い、最もよく視聴されているアングルの副映像素材、つまり、ベストアングルの副映像素材を携帯端末2に送信する。
<携帯端末2>
携帯端末2は、ワンセグデジタル放送受信機能8と、タッチパネル操作機能9と、タッチジェスチャ履歴情報生成機能10と、タッチジェスチャ履歴情報記憶部11と、視聴情報送信機能12と、ベストアングルビューア機能13とを備える。
ワンセグデジタル放送受信機能8は、サーバ1から送信される全方位型放送サービスのワンセグ放送を受信して液晶ディスプレイ等の表示部(不図示)に表示する。タッチパネル操作機能9は、表示部の前面に設けられているタッチパネル(不図示)に対するユーザ(視聴者)のタッチジェスチャを検出して、そのタッチジェスチャの内容を判定し、少なくとも、その判定結果に応じて、受信中の全方位型放送サービスの視点を変更する操作、つまり、副映像素材を切り換える操作を実行する。
タッチジェスチャとは、タッチパネルに対して行われるタッチ操作(指先等の人体の一部を用いたタッチ操作)のうち、特に1本または複数本の指によって行われる特殊なタッチ操作のことをいう。より詳細には、デバイスまたはオペレーティングシステムが、1つ以上のタッチイベントに応答して解釈する入力のことをいう。たとえば、ユーザーが2本の指を同時に回転させると、デバイスまたはオペレーティングシステムは、そのタッチ入力を回転ジェスチャとして解釈する。ジェスチャは、1本指または単一のタッチポイントで実行される場合もあれば、複数のタッチポイントを必要とする場合もある。デバイスまたはオペレーティングシステムは、ジェスチャの種類を判定して入力に割り当てる。タッチジェスチャは、上記の回転ジェスチャ以外にも、たとえば、2本指スクロール(画面で表示されている部分を上下方向や左右方向に動かす動作)、フリック(指先を滑らす動作)、ピンチイン(2本の指で画面上の操作対象をつまむように動かして画面を縮小させる操作)、ピンチアウト(画面上の操作対象を広げるように2本の指を離していき、画面を拡大させる操作)、3本指スワイプ(画面に触れた状態で指を滑らせる操作)、3本指ピンチ、4本指スワイプ、プレスアンドホールド(タッチしたままにする動作)など様々なものがある。
タッチジェスチャ履歴情報生成機能10は、少なくとも、前記のタッチジェスチャの内容が副映像素材を切り換える操作に関するものである場合に、どの副映像素材に切り換えられたかを示すタッチジェスチャ履歴情報を生成し、タッチジェスチャ履歴情報記憶部11はそのタッチジェスチャ履歴情報を記憶保存する。視聴情報送信機能12は、記憶保存されたタッチジェスチャ履歴情報を携帯端末2の視聴情報としてサーバ1へ送信する。ベストアングルビューア機能13は、適宜にサーバ1から送信されるベストアングル(最もよく視聴されているアングルの副映像素材)を表示部に表示する。
なお、サーバ1及び携帯端末2の上記各機能は、コンピュータのハードウェアリソースと、そのコンピュータ上で実行されるソフトウェアリソース(基本プログラムや応用プログラムなど)との有機的結合によって機能的に実現されるものであり、実体として存在しないものであるが、これに限定されない。サーバ1及び携帯端末2の上記各機能の全て又は一部を、ハードロジック等の実体を伴うもので構成してもかまわない。
図2は、携帯端末2の表示画面14を示す図である。この図において、表示画面14は、大きなサイズの主画面領域15と小さなサイズの副画面領域16とを有しており、主画面領域15に、ワンセグデジタル放送受信機能8で受信されたワンセグ放送を表示し、副画面領域16に、ベストアングルビューア機能13から出力されたベストアングルの副映像素材を表示する。
ここで、表示画面14には前記のとおり、不図示のタッチパネルが設けられており、このタッチパネルに対して所定のタッチジェスチャを行うことにより、主画面領域15の映像素材の視点が切り替わるようになっている。たとえば、主画面領域15を左から右になぞるようなタッチジェスチャを行うと、主画面領域15の映像素材の視点が左から右へと切り替わる(右へのパン映像)ようになっている。あるいは、主画面領域15を下から上になぞるようなタッチジェスチャを行うと、主画面領域15の映像素材の視点が下から上へと切り替わる(上からの俯瞰映像)ようになっている。
このようなタッチジェスチャに伴う映像の切り換え情報は、タッチジェスチャ履歴情報としてタッチジェスチャ履歴情報記憶部11に記憶保存され、適宜のタイミングで、当該携帯端末2の視聴情報として視聴情報送信機能12によりサーバ1へ送信される。
次に、作用を説明する。
図3は、携帯端末2における視聴の一例を示す図である。この図には、一人のユーザ(以下、ユーザA)が、自分の携帯端末2を用いてサーバ1から送信された全方位型のワンセグ放送を視聴している様子が示されている。携帯端末2の主画面領域15には、たとえば、サッカーのゴールシーン(以下、シーン1)の様子が映し出されている。
ユーザAは、表示画面14の上でタッチジェスチャを行うことにより、主画面領域15に表示されている映像を、視点を変えた任意の副映像素材に切り換えることができる。図面左側に、ユーザAによって切り換えられたいくつかの副映像素材の例(以下、アングル1〜3)を示す。アングル1〜3は、いずれもシュートの瞬間を望遠で捉えた映像であるが、それぞれの視点が異なっている。すなわち、アングル1の視点はシュートしようとする選手の背中側が見える方向にあり、アングル2の視点は同選手の胸側が見える方向にあり、アングル3の視点は同選手の体の右側面が見える方向にある。これらの副映像素材(アングル1〜3)に関する情報は、ユーザAのタッチジェスチャ履歴情報としてタッチジェスチャ履歴情報記憶部11に記憶保存され、適宜のタイミングでユーザAの視聴情報として、視聴情報送信機能12によりサーバ1へ送信される。
図4は、サーバ1からのベストアングル送信の一例を示す図である。この図において、ユーザB、ユーザC及びユーザDは、前記のユーザAと同様に、自分の携帯端末2を用いてサーバ1から送信された全方位型のワンセグ放送を視聴している。さらに、これらのユーザB、ユーザC及びユーザDは、ユーザAと同様に、表示画面14の上でタッチジェスチャを行うことにより、視点を変えた任意の副映像素材に切り換えることができる。ユーザB、ユーザC及びユーザDの携帯端末2は、ユーザごとのタッチジェスチャ履歴情報を生成記憶し、それを視聴情報としてサーバ1へ送信する。
ここで、ユーザB、ユーザC及びユーザDは、いずれも同じ副映像素材(便宜的にアングル2)を視聴したことがあるものとする。すなわち、ユーザB、ユーザC及びユーザDのそれぞれの携帯端末2からサーバ1へ送信される視聴情報は、アングル2の視聴を示す情報であるものとする。
サーバ1は、各ユーザの端末装置2から送信された視聴情報を収集解析し、その解析結果に基づいてベストアングル(最もよく視聴されているアングルの副映像素材)を決定するが、上記例示の場合、すなわち、ユーザB、ユーザC及びユーザDがいずれも同じ副映像素材(アングル2)を視聴していた場合は、ベストアングルとしてアングル2が決定される。そして、ベストアングル送信機能7により、当該アングル2の副映像素材が視聴中の他のユーザ(ここではユーザE)の携帯端末2に送信される。
ユーザEの携帯端末2は、自身のベストアングルビューワ機能13により、サーバ1から送られてきたベストアングル(つまりアングル2)の映像素材を表示画面14の副画面領域16に表示する。なお、ここでは、副画面領域16に表示するとしているが、主画面領域15に表示するようにしてもよい。
図5は、実施形態のタイムラインを示す図である。
(a)サーバ1は、ユーザA〜Dの携帯端末2にワンセグ放送を送信する。
(b)ユーザA〜Dの携帯端末2は、タッチジェスチャの内容が副映像素材を切り換える操作に関するものである場合に、どの副映像素材に切り換えられたかを示すタッチジェスチャ履歴情報を生成して記憶する。
(c)ユーザA〜Dの携帯端末2は、記憶したタッチジェスチャ履歴情報をそれぞれのユーザの視聴情報として適宜のタイミングでサーバ1へ送信する。
(d)サーバ1は、それぞれの携帯端末2から送信された視聴情報を収集して記憶するとともに、それらの記憶情報に基づいて、ベストアングル(最もよく視聴されているアングルの副映像素材)を決定する。
(e)サーバ1は、他のユーザ(ここではユーザE)の携帯端末2からのワンセグ放送送信要求に応答して、その携帯端末2にワンセグ放送を送信する。
(f)サーバ1は、所要のタイミングで、(d)で決定したベストアングルをユーザEの携帯端末2に自発的に送信する。
以上のとおりであるから、実施形態は、以下の効果を奏することができる。すなわち、ワンセグ放送視聴中のユーザEは、自ら何の操作も行わずに、ベストアングル(最もよく視聴されているアングルの副映像素材)を視聴することができる。これは、実施形態のサーバ1が、同一番組を異なる視点(アングル)から作成した複数の映像素材のうち、お勧めの視点(ベストアングル)から作成した映像素材を自発的に視聴者の元(の携帯端末2)に届けることができるからであり、当該ベストアングルを視聴するユーザに対して何らの操作も要求しないからである。
したがって、ユーザEは、面倒な操作(タッチジェスチャ)を行わずに、ベストアングルを視聴できるから、特に操作に不慣れなユーザにとってきわめて好都合な技術を提供することができる。また、面倒な操作(タッチジェスチャ)を必要としないので、とりわけ、スマートフォンのように片手操作を余儀なくされる小型の携帯端末の使い勝手の向上を図ることができる。
なお、実施形態では、サーバ1におけるベストアングルの決定の仕方を各ユーザの視聴回数(たとえば、図4の例ではユーザB〜Dによりアングル2が計3回視聴されている)に基づいて行っているが、これに限定されない。たとえば、視聴回数だけでなく視聴時間を加味するようにしてもよい。
たとえば、視聴回数のみの場合に、アングル1の視聴回数を5回、アングル2の視聴回数を5回、アングル3の視聴回数を6回とすると、この場合のベストアングルは視聴回数が最も多いアングル3になる。
一方、視聴時間も加味すると、たとえば、アングル1の視聴回数が5回で視聴時間が「長い」、アングル2の視聴回数が5回で視聴時間が「短い」、アングル3の視聴回数が6回で視聴時間が「短い」とした場合、ベストアングルはアングル1またはアングル3のいずれかになるが、一般的に、視聴時間が「長い」ときはユーザの注目度(興味度)が高いということができるから、この場合は、アングル1をベストアングルとして決定することが実態に合っているといえる。
つまり、視聴回数だけでベストアングルを決定すると、一瞬だけ見たアングルも回数に含まれてしまい、その結果、ベストアングルの決定精度が悪くなるが、視聴時間も加味することにより、そのような精度悪化を招かず、信頼性の高いベストアングル決定を行うことができる。
以下、本発明の特徴を付記する。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
図6は、付記1及び付記2の構成図である。
(付記1)
付記1は、異なる視点から作成された複数の映像素材を1台又は複数台の端末装置100(実施形態の携帯端末2に相当)へ送信する第1の送信手段101(実施形態のワンセグデジタル放送送信機能3に相当)と、
前記1台又は複数台の端末装置100からの視聴情報を収集する収集手段102(実施形態の視聴情報収集機能4に相当)と、
収集した視聴情報を記憶する記憶手段103(実施形態の視聴情報記憶部5に相当)と、
前記記憶手段103に記憶されている視聴情報に基づいて前記1台又は複数台の端末装置100で最もよく視聴されている一つの映像素材を前記複数の映像素材の中から選択する選択手段104(実施形態のアングル情報解析機能6に相当)と、
前記選択手段104で選択された一つの映像素材をお勧めの映像素材として他の端末装置105(実施形態の携帯端末2に相当)へ送信する第2の送信手段106(実施形態のベストアングル送信機能7に相当)と
を備えたことを特徴とする映像送信装置107(実施形態のサーバ1に相当)である。
(付記2)
付記2は、異なる視点から作成された複数の映像素材を受信する第1の受信手段108(実施形態のワンセグデジタル放送受信機能8に相当)と、
前記複数の映像素材のうちのいずれを視聴したかを示す視聴情報を送信する送信手段109(実施形態の視聴情報送信機能12に相当)と、
前記複数の映像素材の一つに相当するお勧めの映像素材を受信する第2の受信手段110(実施形態のベストアングルビューア機能13に相当)と
を備えたことを特徴とする端末装置100、105(実施形態の携帯端末2に相当)である。
(付記3)
付記3は、異なる視点から作成された複数の映像素材を1台又は複数台の端末装置へ送信する第1の送信工程と、
前記1台又は複数台の端末装置からの視聴情報を収集する収集工程と、
収集した視聴情報を記憶する記憶工程と、
前記記憶工程で記憶された視聴情報に基づいて前記1台又は複数台の端末装置で最もよく視聴されている一つの映像素材を前記複数の映像素材の中から選択する選択工程と、
前記選択工程で選択された一つの映像素材をお勧めの映像素材として他の端末装置へ送信する第2の送信工程と
を含むことを特徴とする映像送信方法である。
(付記4)
付記4は、コンピュータに、
異なる視点から作成された複数の映像素材を1台又は複数台の端末装置へ送信する第1の送信手段、
前記1台又は複数台の端末装置からの視聴情報を収集する収集手段、
収集した視聴情報を記憶する記憶手段、
前記記憶手段に記憶されている視聴情報に基づいて前記1台又は複数台の端末装置で最もよく視聴されている一つの映像素材を前記複数の映像素材の中から選択する選択手段、
前記選択手段で選択された一つの映像素材をお勧めの映像素材として他の端末装置へ送信する第2の送信手段
としての機能を与えることを特徴とするプログラムである。
(付記5)
付記5は、前記視聴情報は、前記1台又は複数台の端末装置における複数の映像素材のそれぞれの視聴回数を示す情報または視聴時間を示す情報のいずれか一方もしくは双方を含むことを特徴とする付記1に記載の映像送信装置。
100 端末装置
101 第1の送信手段
102 収集手段
103 記憶手段
104 選択手段
105 端末装置
106 第2の送信手段
107 映像送信装置
108 第1の受信手段
109 送信手段
110 第2の受信手段

Claims (4)

  1. 異なる視点から作成された複数の映像素材を1台又は複数台の端末装置へ送信する第1の送信手段と、
    前記1台又は複数台の端末装置から送られてくる、前記複数の映像素材のそれぞれの視聴回数を示す情報及び前記複数の映像素材のそれぞれの視聴時間を示す情報を含む視聴情報を収集する収集手段と、
    収集した視聴情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている視聴情報に基づいて前記1台又は複数台の端末装置で最もよく視聴されている一つの映像素材を前記複数の映像素材の中から選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択された一つの映像素材をお勧めの映像素材として他の端末装置へ送信する第2の送信手段と
    を備え
    前記選択手段は、視聴回数が同程度の映像素材があった場合には視聴時間が長い映像素材をお勧めの映像素材として選択する
    ことを特徴とする映像送信装置。
  2. 異なる視点から作成された複数の映像素材を受信する第1の受信手段と、
    前記複数の映像素材のそれぞれの視聴回数を示す情報及び前記複数の映像素材のそれぞれの視聴時間を示す情報を含む視聴情報を送信する送信手段と、
    前記複数の映像素材の一つに相当するお勧めの映像素材を受信する第2の受信手段と
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  3. 異なる視点から作成された複数の映像素材を1台又は複数台の端末装置へ送信する第1の送信工程と、
    前記1台又は複数台の端末装置から送られてくる、前記複数の映像素材のそれぞれの視聴回数を示す情報及び前記複数の映像素材のそれぞれの視聴時間を示す情報を含む視聴情報を収集する収集工程と、
    収集した視聴情報を記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程で記憶された視聴情報に基づいて前記1台又は複数台の端末装置で最もよく視聴されている一つの映像素材を前記複数の映像素材の中から選択する選択工程と、
    前記選択工程で選択された一つの映像素材をお勧めの映像素材として他の端末装置へ送信する第2の送信工程と
    を含み、
    前記選択工程は、視聴回数が同程度の映像素材があった場合には視聴時間が長い映像素材をお勧めの映像素材として選択する
    ことを特徴とする映像送信方法。
  4. コンピュータ
    異なる視点から作成された複数の映像素材を1台又は複数台の端末装置へ送信する第1の送信手段、
    前記1台又は複数台の端末装置から送られてくる、前記複数の映像素材のそれぞれの視聴回数を示す情報及び前記複数の映像素材のそれぞれの視聴時間を示す情報を含む視聴情報を収集する収集手段、
    収集した視聴情報を記憶する記憶手段、
    前記記憶手段に記憶されている視聴情報に基づいて前記1台又は複数台の端末装置で最もよく視聴されている一つの映像素材を前記複数の映像素材の中から選択する選択手段、
    前記選択手段で選択された一つの映像素材をお勧めの映像素材として他の端末装置へ送信する第2の送信手段
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記選択手段は、視聴回数が同程度の映像素材があった場合には視聴時間が長い映像素材をお勧めの映像素材として選択するプログラム。
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