JP5887234B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、インバータ方式の誘導加熱調理器に関するものである。
誘導加熱調理器は、インバータから加熱コイルに高周波電流を流し、コイルに近接して配置された金属製の被加熱物に渦電流を発生させ、被加熱物自体の電気抵抗により発熱させる。火を使わないため安全性が高く、被加熱物の温度制御が容易にできることから使い勝手は良い。また、キッチン内の空気を暖めないことから、高気密住宅に適した調理器として認知されている。
誘導加熱調理器には魚やピザなどを焼くオーブンを搭載したものが一般的である。オーブンは、調理を行った際に臭いや油煙が発生する問題があり、特許文献1に開示されるように、調理器内に臭いや油煙を脱臭する触媒を設け、触媒を通過する油煙を強制的に本体外に排出するための吸引ファンを設けている。
キッチンは、細菌やカビ等の微生物が発生する栄養、水分、温度といった3条件がそろっているため、オーブン調理以外にも空気が汚染される可能性があり、
特開2005−203203号公報
特許文献1に開示された従来技術において、脱臭機能を高めるには触媒の量を増やす必要がある。また、触媒の活性化を高めるにはヒータを用いて加熱し高温状態にする必要があるため、触媒が増えた場合には、ヒータの熱量も増やす必要がある。これらにより、オーブン庫内の空間が狭くなる問題がある。
本発明は、オーブン庫内を狭くせず性能に影響を与えることなく脱臭機能を高めた誘導加熱調理器を提供することである。また、オーブンを搭載しないものにおいても、キッチン内の空気を清浄できる誘導加熱調理器を提供することである。
前述の課題は、直流電源と、該直流電源からの直流電圧を交流電圧に変換するインバー
タを具備する電磁誘導加熱装置であって、前記インバータは、被加熱物を誘導加熱する加
熱コイルと、プラズマを生成するプラズマ生成部と、2個のスイッチング素子を直列接続した第一の上下アームと、2個のスイッチング素子を直列接続した第二の上下アームと、該第一の上下アームと第二の上下アームの出力端子間に接続された、前記加熱コイルと第二の共振コンデンサの直列回路と、前記第一の上下アームの出力端子と前記直流電源の電極との間に接続された、前記プラズマ生成部とインダクタとスイッチ手段の直列回路と、を備えた誘導加熱調理器によって解決できる。
本発明によれば、誘導加熱用インバータの一部を兼用しプラズマ生成機能を付加した誘導加熱調理器を提供することができる。
実施例1の誘導加熱調理器の回路構成図。 実施例1の誘導加熱調理器をシステムキッチンに収納した一形態を示す斜視図。 実施例1の誘導加熱調理器のオーブン部の断面図。 実施例1の誘導加熱調理器をシステムキッチンに収納した一形態を示す斜視図。 実施例1の誘導加熱調理器の基板搭載部の断面図。 実施例2の誘導加熱調理器の動作説明図。 実施例2の誘導加熱調理器の動作説明図。 実施例2の誘導加熱調理器の動作説明図。 実施例3の誘導加熱調理器の回路構成図。 実施例3の誘導加熱調理器の動作説明図。 実施例3の誘導加熱調理器の動作説明図。 実施例3の誘導加熱調理器の動作説明図。 実施例4の誘導加熱調理器の回路構成図。 実施例5の誘導加熱調理器の回路構成図。
以下に、図面を参照して、本発明の望ましい実施例を説明する。
図2は本実施例の誘導加熱調理器の一例を示している。図2に示されている調理器は、トッププレート80の上に左鍋置部81、右鍋置部82、中央鍋置部83を備え、システムキッチン300に設置可能なビルトイン型の誘導加熱調理器である。
トッププレート80には上面表示部84、上面操作部85が配置され、上面操作部85はガラス製のトッププレート80を指でタッチするだけで操作できるようになっている。そのため、トッププレート80には凹凸が無く容易に清掃ができ清潔に保つことが可能である。ここに示す調理器には魚やピザを焼くオーブン86を搭載しており、オーブン86の隣にはカンガルーポケット式のオーブン操作部87を備えている。加熱コイル11やオーブン86等を駆動する回路はオーブン操作部87の後方で右鍋置部82の下方に内蔵され、回路を冷却した空気はトッププレート80後方にある排気口88から本体外に排出される。また、オーブン庫内90で発生した臭いや油煙も後述する触媒を通過した後、排気口88から本体外に排出される。
図3は、図2の誘導加熱調理器のオーブン86の断面図を示している。オーブン庫内90には、上ヒータ91と下ヒータ92を備え、受皿93の上に焼網94を置いて調理物200を焼く。オーブン86には調理物200を焼いたときに発生する臭いや煙を浄化する空気浄化用触媒95が設けられている。前述のように触媒は高温状態にすることでその性能が高まるため、オーブン庫内90には触媒ヒータ96が配置されている。モータ150を駆動し排気ファン151を回転させると、ドア89の下に設けられた吸気口100から受皿93の下を介して空気が流入し、調理物200から発生した臭いや煙は空気浄化用触媒95を通過した後、空気流路97を通って排気口88から外部に排出される。尚、モータ150は、排気ファン151の反対に設けられた自冷ファン152により吸気口101から空気を吸い込み冷却される。ここで、空気流路97には後述するプラズマ生成部70が配置されており、空気浄化用触媒95だけでは除去し切れなかった有害成分を除去し、強制的に排気口88から排気される。
図4は本実施例の誘導加熱調理器の他の例を示している。図2と異なる点は、オーブン86を搭載していない点である。また、トッププレート80の後方にキッチン内の空気を取り込む吸気口102を備えている点である。
図5は、図4の誘導加熱調理器の基板搭載部の断面図を示している。筐体内170には、半導体部品161や電子部品163を搭載した基板160が配置され、半導体部品161にはヒートシンク162が取り付けられている。冷却ファン164は吸気口103から空気を取り入れ、ヒートシンク162、電子部品163を冷やした後、空気流路97を通って排気口88から本体外に排気される。尚、ファン164を回すことにより、図4の吸気口102からも空気が取り込まれる。ここで、空気流路97にプラズマ生成部70が配置されており、筐体内170に取り込まれた空気は有害成分が除去された後、強制的に排気口88から本体外に排出される。これにより、キッチン内の空気はプラズマ生成部70を介して循環することが可能となり、キッチン内の空気を清浄できる。
図1は、図2または図4で説明した実施例1の誘導加熱調理器の回路構成図であり、鍋載置部81〜83に載置された被加熱物(例えば、調理鍋)が加熱コイル11と磁気結合し被加熱物(調理鍋)に電力が供給されることで、被加熱物(調理鍋)が誘導加熱される。図1において、直流電源1の正電極と負電極間には、パワー半導体で構成されたスイッチング素子5aと5bが直列に接続された第一の上下アーム3が接続されている。スイッチング素子5a、5bにはそれぞれダイオード6a、6bが逆方向に並列接続されている。また、スイッチング素子5a、5bにはそれぞれスナバコンデンサ7a、7bが並列に接続されている。第一の上下アーム3の出力端子には加熱コイル11の一端が接続されており、加熱コイル11の他端と直流電源1の負電極間にはリレー18を介して第一の共振コンデンサ12が接続され第一の共振負荷回路50を構成している。なお、加熱コイル11と第一の共振コンデンサ12の直列回路を第一の上下アーム3の出力端子と直流電源1の負電極との間に設けたが、第一の上下アーム3の出力端子と直流電源1の正電極との間に設けても良い。この構成は電流共振型の変形ハーフブリッジ方式インバータとなる。
第一の上下アーム3の出力端子にはインダクタ22の一端が接続されており、インダクタ22の他端と直流電源1の負電極間にはリレー19を介してプラズマ生成部70が接続されている。本実施例において、プラズマ生成部70は、電極71と73で誘電体72を挟み込んだ誘電体バリア放電タイプを用いており、誘電体72を含む電極71、73はキャパシタとみなせるため、交流電圧を印加することで絶縁破壊による放電を維持し、電極間の広い範囲を電離できる。インダクタ22とプラズマ生成部70のキャパシタ成分は直列共振回路を構成するため、前述と同様に電流共振型のハーフブリッジ方式インバータとなり、リレー19をオン状態にし、第一の上下アーム3のスイッチング素子5a、5bを相補にオンオフすることによって、プラズマ生成部70に容易に高周波の高電圧を印加することが可能である。
本実施例は、第一の上下アーム3と第一の共振負荷回路50から構成される誘導加熱用インバータにプラズマ生成部70を接続した構成であり、第一の上下アーム3を兼用したことによって最小限の追加部品でプラズマ生成機能を付加することできる。
また、プラズマ生成部70を排気口88の近傍に設けることで、清浄な空気をキッチンに排気することができる。
図6は、実施例2の誘導加熱調理器の回路構成図である。実施例1の図1と同一部分については同一符号を付しており説明は省略する。
図6において、図1と異なる点は、直流電源1の正電極と負電極間に、パワー半導体スイッチング素子5cと5dが直列に接続された第二の上下アーム4が接続され、第一の上下アーム3と第二の上下アーム4の出力端子間に、直列接続された加熱コイル11と第二の共振コンデンサ13からなる第二の共振負荷回路60が接続されている点である。スイッチング素子5c、5dにはそれぞれダイオード6c、6dが逆方向に並列接続されている。また、スイッチング素子5c、5dにはそれぞれスナバコンデンサ7c、7dが並列に接続されている。
ここで、加熱コイル11と被加熱物(図示せず)は磁気的に結合するため、被加熱物を加熱コイル11側からみた等価回路に変換すると、被加熱物の等価抵抗と等価インダクタンスが直列に接続された構成になる。等価抵抗及び等価インダクタンスは、被加熱物の材質によって異なり、非磁性体で低抵抗の銅やアルミの場合は等価抵抗及び等価インダクタンスのどちらも小さくなり、磁性体で高抵抗の鉄の場合はどちらも大きくなる。被加熱物の加熱電力は表皮抵抗と起磁力に比例するため、非磁性体を加熱するには周波数を高め、起磁力を大きくする必要がある。起磁力を大きくする方法としては、電流を増やす方法と加熱コイル11の巻数を増やす方法があるが、回路の損失は電流の2乗に比例して増加するため、電流を増やすことは得策ではない。そこで、加熱コイル11の巻数を増やす方法が取られる。しかしながら、磁性体の被加熱物では元々抵抗が大きいため、非磁性体の被加熱物に合わせて巻数を増やした場合は、等価抵抗が大きくなり共振負荷回路には電流が流れ難くなる。本実施例は、フルブリッジ方式のインバータ構成となり出力電圧を高めることができるため、磁性体の被加熱物にも所望の電力を供給することができる。
次に、図7、図8を用いて、動作を説明する。図7、図8は、本実施例における各素子のオンオフ状態を表している。図7において、第一の上下アーム3のスイッチング素子5aと第二の上下アーム4のスイッチング素子5dが同時にオン状態となる期間と、第一の上下アーム3のスイッチング素子5bと第二の上下アーム4のスイッチング素子5cが同時にオン状態となる期間とを繰り返すことにより、共振負荷回路60にはスイッチング周波数の交流電圧が印加され、加熱コイル11には高周波電流が流れ誘導加熱が行なわれる。すなわち、フルブリッジ動作によって誘導加熱が行なわれる。また、リレー19がオン状態であり、第一の上下アーム3のスイッチング素子5a、5bの相補駆動によって、プラズマ生成部70に高周波電圧が印加されるためプラズマが発生する。すなわち、ハーフブリッジ動作によってプラズマ生成が行なわれる。ここで、誘導加熱電力を制御する方法としては、インバータを容易にソフトスイッチング動作できるパルス周波数制御(PFM)が一般的であるが、本実施例においては、プラズマの生成を同時に行なうため、第一の上下アーム3と第二の上下アーム4に位相差を設けて駆動する位相シフト制御が望ましい。すなわち、第一の上下アーム3のスイッチング素子5aと5bはデッドタイムを設けてほぼ50%のオン時間Dutyで駆動することで、プラズマ生成部70に印加される電圧は誘導加熱電力によらず一定にできる。
次に図8について説明する。図8において、第二の上下アーム4のスイッチング素子5c、5dはともにオフ状態であり、共振負荷回路60には交流電圧が印加されない。そのため、加熱コイル11には高周波電流は流れず誘導加熱は行なわれない。一方、リレー19がオン状態であれば、第一の上下アーム3のスイッチング素子5a、5bの相補駆動によって、プラズマ生成部70に高周波電圧が印加されるためプラズマが発生する。尚、プラズマの発生量は、第一の上下アーム3のパルス周波数制御やパルス幅制御によって、容易に制御することが可能である。
このように、本実施例は、非磁性体の被加熱物を考慮して加熱コイル11の巻数を増やした条件においてもインバータをフルブリッジ構成にすることで、磁性体の被加熱物にも所望の電力を供給することが可能である。また、第二の上下アーム4をオフ状態にすれば誘導加熱動作を停止でき、第一の上下アーム3のみを駆動することでプラズマ生成のみを行うことができる。
図9は、実施例3の誘導加熱調理器の回路構成図である。前述の実施例と同一部分については同一符号を付しており説明は省略する。
図9において、直流電源1の正電極と負電極間には、パワー半導体スイッチング素子5aと5bが直列に接続された第一の上下アーム3と、パワー半導体スイッチング素子5cと5dが直列に接続された第二の上下アーム4が接続されている。スイッチング素子5aから5dにはそれぞれダイオード6aから6dが逆方向に並列接続されている。スイッチング素子5aから5dにはそれぞれスナバコンデンサ7aから7dが並列に接続されている。第一の上下アーム3の出力端子には加熱コイル11の一端が接続されており、加熱コイル11の他端と直流電源1の負電極間には第一の共振コンデンサ12が接続され第一の共振負荷回路50を構成している。また、加熱コイル11の他端と第二の上下アームの出力端子間には第二の共振コンデンサ13とリレー20の直列回路が接続されている。加熱コイル11と第一の共振コンデンサ12及び第二の共振コンデンサ13により第二の共振負荷回路60を構成しており、被加熱物の材質や設定火力に応じてリレー20を切替えることにより、第一の共振負荷回路50と第二の共振負荷回路60とを切替えることができる。なお、図9では、加熱コイル11と第一の共振コンデンサ12の直列回路を第一の上下アーム3の出力端子と直流電源1の負電極との間に設けたが、第一の上下アーム3の出力端子と直流電源1の正電極との間に設けても良い。第二の上下アーム4の出力端子にはインダクタ22の一端が接続されており、インダクタ22の他端と直流電源1の負電極間にはリレー19を介してプラズマ生成部70が接続されている。
次に図10から図12を用いて動作を説明する。図10から図12は、本実施例における各素子のオンオフ状態を表している。被加熱物が鉄の場合は、図10に示すように、リレー20をオンし、第一及び第二の上下アームと加熱コイル11及び第一、第二の共振コンデンサ12、13から構成されるフルブリッジ方式のインバータで加熱を行う。前述のように、磁性体で高抵抗の被加熱物は等価抵抗が大きいため共振負荷回路には電流が流れ難い。従って、フルブリッジ方式に切替えることによりインバータの出力電圧をハーフブリッジ方式より2倍に高め所望の出力を得る。鉄の場合は元々抵抗が大きいため、約20kHzの周波数で第一、第二の上下アームを駆動する。リレー19がオン状態であれば、第二の上下アーム4のスイッチング素子5c、5dの相補駆動によって、プラズマ生成部70に高周波電圧が印加されるためプラズマが発生する。すなわち、第二の上下アーム4のハーフブリッジ動作によってプラズマ生成が行なわれる。尚、誘導加熱電力を制御する方法としては、前述と同様に第一の上下アーム3と第二の上下アーム4に位相差を設けて駆動する位相シフト制御が望ましい。ここでは、第二の上下アーム4のスイッチング素子5cと5dはデッドタイムを設けてほぼ50%のオン時間Dutyで駆動することで、プラズマ生成部70に印加される電圧は誘導加熱電力によらず一定にできる。
被加熱物が銅やアルミの場合は、図11に示すように、リレー20をオフし、第一の上下アーム3と加熱コイル11及び第一の共振コンデンサ12から構成されるハーフブリッジ方式のインバータで加熱を行う。被加熱物の表皮抵抗は周波数の平方根に比例する特徴があり、銅又はアルミなどの低抵抗の被加熱物を加熱する場合には、周波数を高くすることが有効である。従って、第一の上下アーム3を例えば約90kHzの周波数で駆動できるように第一の共振コンデンサ12の容量を設定する。このように第一の共振コンデンサ12の容量は、約90kHzの駆動周波数に合わせて設定するが、第二の共振コンデンサ13の容量は、約20kHzの駆動周波数に合わせて設定する。駆動周波数が大きく異なるため、第二の共振コンデンサ13の容量は第一の共振コンデンサ12より十分に大きい値になる。従って、フルブリッジ方式のインバータの共振周波数は、主に第二の共振コンデンサ13により設定される。
実施例2では、共振コンデンサは固定されており駆動周波数の設定範囲が限られる課題があったが、本実施例ではリレー20の切替えにより、共振コンデンサの容量も切替えができる。このように、インバータの駆動周波数の設定範囲を広げることができ被加熱物の材質に合わせて最適な周波数で加熱することができる。リレー19がオン状態であれば、第二の上下アーム4のスイッチング素子5c、5dの相補駆動によって、プラズマ生成部70に高周波電圧が印加されるためプラズマが発生する。すなわち、被加熱物が銅やアルミの場合には、第二の上下アーム4のハーフブリッジ動作によってプラズマ生成が行なわれる。そのため、誘導加熱動作とは独立した周波数で駆動できるので、プラズマ生成に適した周波数で駆動することが可能となる。本実施例では、誘導加熱時の周波数より高い周波数で第二の上下アーム4を駆動している。尚、プラズマの発生量は、第二の上下アーム4のパルス周波数制御やパルス幅制御によって、容易に制御することが可能である。
本実施例において、誘導加熱動作を停止し、プラズマ生成のみを行なう場合は、図12に示すように、上下アーム3をオフ状態とし、リレー19をオン状態として、第二の上下アーム4のみをハーフブリッジ動作させれば良い。尚、リレー20はオフ状態にすることが望ましいがオン状態であっても共振コンデンサ12、13の直列容量がスナバコンデンサ7dに並列に接続されるだけであり、直列容量がスナバコンデンサ7dより十分に小さければ問題にはならない。
図13は、実施例4の誘導加熱調理器の回路構成図である。実施例1の図1と同一部分については同一符号を付しており説明は省略する。
図13において、図1と異なる点は、加熱コイル11と共振コンデンサ14からなる並列共振負荷回路51とスイッチング素子5bから構成される電圧共振型のインバータを基本構成とし、加熱コイル11に二次巻線21を設け、二次巻線21にリレー19を介してインダクタ22とプラズマ生成部70を接続した点である。本実施例は、インバータ動作によって二次巻線21に発生した高電圧を有効に利用してプラズマを生成することが可能であるため、追加部品は少なくて済む。
図14は、実施例5の誘導加熱調理器の回路構成図である。実施例4の図13と同一部分については同一符号を付しており説明は省略する。
図14において、図13と異なる点は、共振コンデンサ14の両端にリレー19を介してインダクタ22とプラズマ生成部70を接続した点である。本実施例は、インバータ動作によって共振コンデンサ14に発生した高電圧を有効に利用してプラズマを生成することが可能であるため、追加部品は少なくて済む。
1…直流電源、3、4…上下アーム、5a〜5d…スイッチング素子、6a〜6d…ダイオード、7a〜7d…コンデンサ、12〜14…共振コンデンサ、11…加熱コイル、22…インダクタ、50、51、60…共振負荷回路、18〜20…リレー、70…プラズマ生成部、71、73…電極、72…誘電体、80…トッププレート、81…左鍋置部、82…右鍋置部、83…中央鍋置部、84…上面表示部、85…上面操作部、86…オーブン、87…オーブン操作部、88…排気口、89…ドア、90…オーブン庫内、91…上ヒータ、92…下ヒータ、93…受皿、94…焼網、95…空気浄化用触媒、96…触媒ヒータ、97…空気流路、100〜103…吸気口、150…モータ、151…排気ファン、152…自冷ファン、160…基板、161…半導体部品、162…ヒートシンク、163…電子部品、164…冷却ファン、170…筐体内、200…調理物、300…システムキッチン

Claims (3)

  1. 直流電源と、
    該直流電源からの直流電圧を交流電圧に変換するインバータを具備する誘導加熱調理器であって、
    前記インバータは、
    被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
    プラズマを生成するプラズマ生成部と、
    2個のスイッチング素子を直列接続した第一の上下アームと、
    2個のスイッチング素子を直列接続した第二の上下アームと、
    該第一の上下アームと第二の上下アームの出力端子間に接続された、前記加熱コイルと第二の共振コンデンサの直列回路と、
    前記第一の上下アームの出力端子と前記直流電源の電極との間に接続された、前記プラズマ生成部とインダクタとスイッチ手段の直列回路と、
    を備えたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 直流電源と、
    該直流電源からの直流電圧を交流電圧に変換するインバータを具備する誘導加熱調理器であって、
    前記インバータは、
    被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
    プラズマを生成するプラズマ生成部と、
    2個のスイッチング素子を直列接続した第一の上下アームと、
    2個のスイッチング素子を直列接続した第二の上下アームと、
    該第一の上下アームの出力端子と前記直流電源の電極との間に接続された、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと第一の共振コンデンサの直列回路と、
    前記第一の上下アームと第二の上下アームの出力端子間に接続された、前記加熱コイル
    と第二の共振コンデンサと第一のスイッチ手段の直列回路と、
    前記第二の上下アームの出力端子と前記直流電源の電極との間に接続された、前記プラズマ生成部とインダクタと第二のスイッチ手段の直列回路と、
    を備えたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の誘導加熱調理器において、
    前記プラズマ生成部を調理器内の排気口に近い空気流路に配置したことを特徴とする誘導加熱調理器。
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