JP5886907B1 - ユーザ装置、及びリソース制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザ装置に割り当てられたD2D通信用のリソースが、不要である場合にも保持されることを回避する。【解決手段】D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用されるユーザ装置において、前記移動通信システムにおける基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するD2D通信手段と、前記基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを解放することを要求するリソース解放要求信号を前記基地局に送信するリソース制御手段とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、D2D通信(ユーザ装置間通信)に関するものであり、特に、D2D通信において、ユーザ装置UEがD2D通信を行うために必要な無線リソース(以下、リソース)の割り当てや解放の技術に関連するものである。
現状のLTE等の移動体通信システムでは、ユーザ装置UEと基地局eNBが通信を行うことにより基地局eNB等を介してユーザ装置UE間で通信を行うことが一般的であるが、近年、ユーザ装置UE間で直接に通信を行うD2D通信についての種々の技術が提案されている。
特に、LTEにおけるD2D通信では、ユーザ装置UE間でプッシュ通話等のデータ通信を行う「Communication(コミュニケーション)」と、ユーザ装置UEが、自身のID等を含む発見信号(discovery signal)を送信することで、受信側のユーザ装置UEに送信側のユーザ装置UEの検出を行わせる「Discovery(発見)」が提案されている(非特許文献1参照)。なお、Communicationは、例えば、Public safety(警察・消防無線など)への適用が想定されている。
LTEで規定されるD2D通信では、各ユーザ装置UEは、ユーザ装置UEから基地局eNBへの上り信号送信のリソースとして既に規定されている上りリソースの一部を利用することが提案されている。また、D2D通信で使用するリソースの割り当てにおいては、基地局eNBからのアシストがなされることも提案されている。以下、現状で提案されているLTEのD2D通信の送信のためのリソース割り当ての概要を説明する(非特許文献1参照)。
「Communication」については、Mode1とMode2がある。Mode1では、基地局eNBからユーザ装置UEに送られる(E)PDCCHによりダイナミックにリソースが割り当てられる。また、(E)PDCCHの割り当てにおいては、準静的なリソース割り当て(SPS: Semi−persistent scheduling)も提案されている。Mode2では、基地局eNBからユーザ装置UEに送られる上位レイヤシグナリング(例えばSIB、RRC信号)により通知されたリソースプールにより、ユーザ装置UEが自律的に送信リソースを選択する。
「Discovery」については、Type1、Type2a、Type2bがある。Type1では、上位レイヤシグナリングにより通知されたリソースプールより、ユーザ装置UEが自律的に送信リソースを選択する。Type2aでは、(E)PDCCHによりダイナミックにリソースが割り当てられる。Type2bでは、上位レイヤシグナリング(例えばRRC信号)により準静的なリソースが割り当てられる。なお、「準静的なリソース」とは、例えば所定の期間、固定的に割り当てられるリソースであり、ユーザ装置UEは、所定の期間、準静的に割り当てられた当該リソースを使用してD2Dの通信を行う。
準静的に割り当てられたリソースは、基地局eNBがユーザ装置UEに対して、リソース解放の指示を行う(de−activationする)、もしくは、ユーザ装置UEがIdle状態に遷移するまで有効である。
3GPP TR 36.843 V12.0.1 (2014−03)
D2D通信のDiscoveryにおいては、ユーザ装置UEは、アプリケーション毎に異なるDiscoveryメッセージを送信することがあり、また、送信頻度・継続時間もアプリケーション毎に異なり得る。
一方で、前述したとおり、Discoveryのリソース割り当て方法のうち、Type2bでは、いったんユーザ装置UEに割り当てられたリソースは、基地局eNBがリソースの解放を指示するか、ユーザ装置UEがIdle状態に遷移しないと解放されない。基地局eNBからの指示によるリソース解放に関して、基地局eNBはユーザ装置UEのD2D送信状態を把握することができないため、リソース解放をしてよいかどうかの判断が困難である。また、ユーザ装置UEのIdle状態への遷移によるリソース解放に関して、Idle状態への遷移はタイマ(例:UE inactivity timer)に基づいており、セルラー通信が一定以上の間隔で継続している限りはIdle状態に遷移しない。
上記の点から、Discoveryの準静的なリソース割り当てにおいては、ユーザ装置UEに必要以上のリソースが割り当てられた状態が継続してしまう可能性がある。図1は、この課題を説明するためのシーケンス図である。図1において、ユーザ装置UE1、UE2が基地局eNB配下に存在し、ユーザ装置UE1からユーザ装置UE2にDiscoveryメッセージ送信を行うものとする。この点はDiscoveryに関する他のシーケンス図でも同様である。
図1に示すように、ステップ11で、受信側のユーザ装置UE2に受信用のリソースプールが割り当てられる。ステップ12でユーザ装置UE1と基地局eNBがRRC接続する。続いて、ユーザ装置UEは基地局eNBにリソース要求(Resource request)を送信し(ステップ13)、基地局eNBからリソース割り当て(Resource allocation)を受ける(ステップ14)。なお、リソース要求は個別のシグナリング信号でもよいし、D2D authenticationの中で行われてもよい。
リソース割り当てを受けたユーザ装置UE1は、Discoveryメッセージ送信を行う(ステップ15)が、前述したとおり、基地局eNBからの明示的な指示がなければ、Idle状態(ステップ16)に遷移するまでリソースが割り当てられたままとなる。図1の例では、Discoveryメッセージ送信がなされていないときに、不要なリソース(Unnecessary resource)が割り当てられ続けていることを示している。
図2も課題を説明するための図である。図2において、ステップ21〜25は、図1のステップ11〜15と同じである。図1に示した不要な割り当てを避けるために、図2のステップ26で示すようなDe−activationを基地局eNBからユーザ装置UE1に定期的に送信し、リソース解放/再割り当てをすることが考えられる。しかし、この方法では、再割り当てのためにシグナリングが増加し、かつType2bのリソースが利用できない時間が発生する(図2のType 2b D2D discovery unavailableで示す期間)。
前述したように、D2DのCommunicationにおいても、Mode1で準静的なリソース割り当てを行う場合があるが、Discoveryの場合と同様に、一般には、基地局eNBはユーザ装置UEのD2D送信状態を把握することが難しいため、リソース解放をしてよいかどうかの判断が困難である。セルラー通信における上りSPSであれば、zero MAC SDUの連続によるリソース解放(implicitReleaseAfter)を用いることができるが、一般にD2D信号の基地局eNBでの受信は困難であるので、Communicationにおいても、Discoveryの場合と同様にユーザ装置UEの不要なリソース保持の問題が生じ得る。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて、ユーザ装置に割り当てられたD2D通信用のリソースが、不要である場合にも保持されることを回避することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用されるユーザ装置であって、
前記移動通信システムにおける基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するD2D通信手段と、
前記基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを解放することを要求するリソース解放要求信号を前記基地局に送信するリソース制御手段とを備えるユーザ装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用されるユーザ装置であって、
前記移動通信システムにおける基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するD2D通信手段と、
前記リソースが割り当てられた後、所定期間が経過した場合、又は前記D2D信号の送信回数が所定回数に達した場合に前記リソースを解放するリソース制御手段とを備えるユーザ装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用される基地局とユーザ装置により実行されるリソース制御方法であって、
前記基地局が、前記ユーザ装置に対しD2D通信用のリソースを割り当て、D2D通信用のリソースの情報を含むリソース割り当て信号を前記ユーザ装置に送信することにより、当該ユーザ装置に対して前記D2D通信用のリソースを割り当てるステップと、
前記ユーザ装置が、前記基地局により割り当てられたリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するステップと、
前記ユーザ装置が、前記基地局により割り当てられたリソースを解放することを要求するリソース解放要求信号を前記基地局に送信し、当該リソースを解放するステップとを備えるリソース制御方法が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用される基地局とユーザ装置により実行されるリソース制御方法であって、
前記基地局が、前記ユーザ装置に対しD2D通信用のリソースを割り当て、D2D通信用のリソースの情報を含むリソース割り当て信号を前記ユーザ装置に送信することにより、当該ユーザ装置に対して前記D2D通信用のリソースを割り当てるステップと、
前記ユーザ装置が、前記基地局により割り当てられたリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するステップと、
前記ユーザ装置が、前記リソースが割り当てられた後、所定期間が経過した場合、又は前記D2D信号の送信回数が所定回数に達した場合に前記リソースを解放するステップとを備えるリソース制御方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて、ユーザ装置に割り当てられたD2D通信用のリソースが、不要である場合にも保持されることを回避することを可能とする技術が提供される。
D2D通信における課題を説明するための図である。 D2D通信における課題を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるシステムの構成図である。 第1の実施の形態における処理内容(Discoveryの場合)を説明するためのシーケンス図である。 第1の実施の形態における処理内容(Communicationの場合)を説明するためのシーケンス図である。 リソース解放要求の例を説明するための図である。 リソース解放のタイミングの例を示す図である。 第1の実施の形態における変形例の処理内容(Discoveryの場合)を説明するためのシーケンス図である。 第1の実施の形態における変形例の処理内容(Communicationの場合)を説明するためのシーケンス図である。 第2の実施の形態における処理内容(Discoveryの場合)を説明するためのシーケンス図である。 第2の実施の形態における処理内容(Communicationの場合)を説明するためのシーケンス図である。 第2の実施の形態における変形例の処理内容(Discoveryの場合)を説明するためのシーケンス図である。 第2の実施の形態における変形例の処理内容(Communicationの場合)を説明するためのシーケンス図である。 リソース要求の例を説明するための図である。 ユーザ装置UEの構成図である。 基地局eNBの構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る移動通信システムはLTEに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTEに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、又は12もしくはそれ以降に対応する通信方式も含み得る広い意味で使用する。
(システム構成)
図3は、本発明の実施の形態(第1、第2に共通)における移動通信システムの構成例を示す。図3に示すように、本実施の形態における通信システムは、基地局eNBの配下にユーザ装置UE1、UE2が存在するセルラー通信システムである。ユーザ装置UE1、UE2はそれぞれD2D通信機能を有しており、ユーザ装置UE1、UE2間でD2D通信を行うことが可能である。また、ユーザ装置UE1、UE2はそれぞれ基地局eNBとの間で通常のセルラー通信を行うことが可能であるとともに、基地局eNBからD2D通信用のリソース割り当てを受けることができる。なお、以下では、ユーザ装置UE1、UE2を総称してユーザ装置UEと記述する場合がある。
以下、D2D通信を行うユーザ装置UEにおいて、準静的リソースが保持されたままになる可能性があるという前述した課題を解消するための手法の例として、ユーザ装置UEから基地局eNBへのリソース解放要求等の信号を用いる例を第1の実施の形態として説明し、割り当てリソースに対する有効期間を設定する例を第2の実施の形態として説明する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態を説明する。上記のとおり、第1の実施の形態では、ユーザ装置UEから基地局eNBに対して、明示的なリソース解放要求を行う。後述する変形例を別として、リソース解放要求は、LTEの上り信号を用いてユーザ装置UEから基地局eNBに送られる。リソース解放要求のための上り信号の種類は特定のものに限られないが、例えば、RRC信号、MAC信号等の上位レイヤシグナリングを使用することができる。また、PUCCH(物理上り制御チャネル)でリソース解放要求を送信してもよい。更に、PUSCH(物理上り共有チャネル)により制御データとしてリソース解放要求を送信してもよい。
図4を参照して、D2DのDiscoveryの場合における第1の実施の形態の処理のシーケンス例を説明する。
受信側のユーザ装置UE2にDiscovery受信用のリソースプール(resource pool for discovery)が割り当てられる(ステップ101)。ユーザ装置UE1が基地局eNBにRRC接続する(ステップ102)。
例えば、ユーザ装置UE1に備えられたD2Dアプリケーションによる指示に基づき、ユーザ装置UE1は基地局eNBにリソース要求(Resource Request)を送信し(ステップ103)、基地局eNBから準静的なType2Bリソース割り当て(Resource allocation)を受ける(ステップ104)。前述したとおり、リソース要求は個別のシグナリングでもよいし、D2D authenticationの中で行われてもよい。前記のDiscovery受信用のリソースプールはD2D authenticationの中または後で行われてもよい。
リソース割り当てを受けたユーザ装置UE1は、割り当てられたリソースを使用してDiscoveryメッセージ送信を行う(ステップ105)。
本実施の形態では、ステップ106において、ユーザ装置UE1は基地局eNBに対してリソース解放要求(Resource release)を送信する(ステップ106)。例えば、このリソース解放要求には、少なくともユーザ装置UE1の識別情報が含まれる。リソース解放要求(Resource release)を受信した基地局eNBは、ユーザ装置UE1に対してDiscovery用に割り当てていたリソースを解放する。これにより、基地局eNBは、当該リソースを他のユーザ装置UEに割り当てることが可能となる。
その後、基地局eNBは、ユーザ装置UE1に対して、リソース解放要求に係るリソースを解放することを指示する(あるいは、基地局eNBがリソースを解放したことを通知する)リソースディアクティベーション(Resource de−activation)をユーザ装置UE1に送信する(ステップ107)ことができる。リソースディアクティベーションを受信したユーザ装置UE1は、割り当てられていたリソースを解放する。
なお、ステップ107(リソースディアクティベーション)を実行することは必須ではなく、これを実行しないこととしてもよい。この場合、例えば、ユーザ装置UE1は、リソース解放要求の送信をトリガにしてリソースを解放してもよいし、リソース解放要求に対する低レイヤのACK信号等を受信したことをトリガとしてリソースを解放してもよい。
ユーザ装置UE1がリソース解放要求を送信するトリガとしては、例えば、最後のDiscoveryメッセージを送信してから所定時間経過、ステップ104によりリソースが割り当てられてから所定時間経過、ユーザ装置UE1の上位レイヤからの指示等があるが、これらに限られるわけではない。
次に、図5を参照して、D2DのCommunicationの場合における第1の実施の形態の処理のシーケンス例を説明する。
受信側のユーザ装置UE2にSA(Scheduling Assignment)受信用のリソースプール(resource pool for discovery)が割り当てられる(ステップ201)。なお、本実施の形態では、SAでシグナリングされたデータリソースでデータを受信することを想定しているため、データ受信のためのリソースプールを基地局eNBから割り当てなくてもよいし、SAとデータのリソース割り当ての自由度を高めるため、データ受信用のリソースプールを割り当ててもよい。
ユーザ装置UE1が基地局eNBにRRC接続する(ステップ202)。例えば、ユーザ装置UE1に備えられたD2Dアプリケーションによる指示に基づき、ユーザ装置UE1は基地局eNBにリソース要求(Resource Request)を送信し(ステップ203)、基地局eNBから準静的なリソース割り当て信号(D2D grant(SPS))を受ける(ステップ204)。ここでのSPSは準静的なリソース割り当てを指し、PDSCHおよびPUSCHに対する準静的なリソース割り当てとは異なる形態であってよい。リソース要求は個別のシグナリングでもよいし、D2D authenticationの中で行われてもよい。前記のSAおよびデータ受信用のリソースプールもD2D authenticationの中または後で行われてもよい。
ユーザ装置UE1は、割り当てられたリソースでSA又はデータを送信し、ユーザ装置UE2がこれらを受信する(ステップ205)。なお、SAは、D2Dデータのリソース位置を示すスケジューリング情報であり、SAに示されるリソースでユーザ装置UE1はデータを送信し、ユーザ装置UE2は当該データを受信(復調、復号)する。
その後、ユーザ装置UE1は基地局eNBに対してリソース解放要求(Resource release)を送信する(ステップ206)。例えば、このリソース解放要求には、少なくともユーザ装置UE1の識別情報が含まれる。リソース解放要求(Resource release)を受信した基地局eNBは、ユーザ装置UE1に対してCommunicaiton用に割り当てていたリソースを解放する。これにより、基地局eNBは、当該リソースを他のユーザ装置UEに割り当てることが可能となる。
また、基地局eNBは、ユーザ装置UE1に対して、リソース解放要求に係るリソースを解放することを指示する(あるいはリソースを解放したことを通知する)リソース解放指示(Resource release)をユーザ装置UE1に送信することができる(ステップ207)。リソース解放指示(通知)を受信したユーザ装置UE1は、割り当てられていたリソースを解放する。
なお、ステップ207(リソース解放指示送信)を実行することは必須ではなく、これを実行しないこととしてもよい。この場合、例えば、ユーザ装置UE1は、リソース解放要求の送信をトリガにしてリソースを解放してもよいし、リソース解放要求に対する低レイヤのACK信号等を受信したことをトリガとしてリソースを解放してもよい。
ユーザ装置UE1がリソース解放要求を送信するトリガとしては、例えば、最後のSAもしくはデータを送信してから所定時間経過、ステップ204によりリソースが割り当てられてから所定時間経過、ユーザ装置UE1の上位レイヤからの指示等があるが、これらに限られるわけではない。
<リソース解放要求の詳細例>
前述したDiscovery/Communicationにおけるリソース解放要求において、リソース解放要求の中に、解放の対象とするリソースを明示する情報を含めてもよい。リソースを明示する情報とは、例えば、リソースID、時間−周波数の位置の情報等である。リソースIDは、例えば、D2D用の時間−周波数スペースにおいて、リソースブロック毎に番号が付けられている場合のその番号である。
この場合、例えば図6の(a)に示すように、図4ステップ103/図5ステップ203で示したリソース要求(リソースを割り当てる要求)において、ユーザ装置UEがリソース1を指定したリソース割り当ての要求を行うことで(1)、リソース1が割り当てられ(2)、次に、図4ステップ106/図5ステップ206において、リソース1を指定したリソース解放要求を送信することで(3)、リソース1が解放される。
また、新規割り当ての要求と解放要求を共通のシグナリング(同じ信号)としてもよい。図6(b)を参照してこの例を説明する。この例において、「リソース要求」が、割り当てと解放に共通の信号を示す。
図6の(b)に示すように、図4ステップ103/図5ステップ203において、ユーザ装置UEがリソース1を指定した「リソース要求」を行うことで(1)、リソース1が割り当てられ(2)、次に、図4ステップ106/図5ステップ206において、リソース1を指定した「リソース要求」を送信することで(3)、リソース1が解放される。すなわち、この例において、基地局eNBは、ユーザ装置UEに割り当て済みのリソースに対し「リソース要求」を受信した場合、リソースの解放要求であると解釈する。
また、リソース割り当て要求とリソース解放要求のフォーマットを共通とし、フラグビットで割り当て・解放を識別可能としてもよい。
また、上記のように、特定のリソースについてのリソース解放要求の他、例えば、リソース解放要求を特定のTypeのDiscoveryあるいは特定のModeのCommunication全体のリソースを解放するシグナリングとして利用することとしてもよい。あるいは、DiscoveryまたはCommunicationのD2D通信そのものの利用終了を通知するシグナリングとして利用してもよい。これらのシグナリングとして利用する場合、例えば、リソース解放要求の中に、どのシグナリングを意味する要求であるのかを識別する情報が含まれる。
<リソース解放のタイミングについて>
D2D通信では、D2D通信用のリソースが周期的に到来することが想定されており、DiscoveryであればこれをDiscovery periodと呼ぶ。Communicationの場合も含めて、このような周期をD2D周期と呼ぶことにする。
ユーザ装置UEからのリソース解放要求の送信に基づくリソースの解放、もしくはリソース解放要求に対する通知(de−activation)等に基づくリソースの解放については、D2D周期単位で適用することとしてよい。
例えば、Discovery周期の途中でリソース解放要求が送信されても、該当周期内ではリソース解放を行わず、Discoveryメッセージの送信を継続し、次のDiscovery周期からリソースを解放することとしてよい。また、リソース解放要求を送信した周期から、所定回数の周期後にリソースを解放することとしてもよい。CommunicationのSA/データ送信についても同様である。
このようにすることで、D2Dの受信側ユーザ装置UEは、例えばDiscovery周期内では該当信号の送信が停止されないと想定して受信することができ、Discoveryメッセージを周期内で繰り返し送信する場合に合成受信が可能となる。Communicationの場合も同様である。
これを図7を参照して説明する。図7は、ユーザ装置UEのD2D(例:Discovery)の送信周期の例を示しており、図7に示すように、D2D周期毎に送信期間(斜線)が訪れ、その中の割り当てリソースでD2D信号を送信する。本例では、あるD2D周期内で、リソース解放要求を送信した場合、当該周期内でリソースを解放せず、例えば次の周期でリソースを解放することを示している。
<第1の実施の形態の変形例>
これまでに説明したように、第1の実施の形態では、リソース解放要求を基地局eNBに送信することにより、準静的なリソースを解放することとしている。このリソース解放要求は、これまでに説明したような明示的なシグナリング信号であってもよいし、D2D通信で送信される情報をリソース解放要求とみなして、リソース解放動作を行うこととしてもよい。本変形例では、D2D通信で送信される情報をリソース解放要求とみなすことでリソース解放を行う例を説明する。
図8を参照して、D2DのDiscoveryの場合における本変形例の処理のシーケンス例を説明する。
図8のステップ301〜304は、図4のステップ101〜104と同じである。図8のステップ305で、ユーザ装置UE1は、割り当てられたリソースを用いてDiscoveryメッセージを送信するが、本変形例では、当該Discoveryメッセージはユーザ装置UE2が受信するとともに、基地局eNBも受信ができることを想定している。
ステップ306において、ユーザ装置UE1は、割り当てられたリソースを解放することを判断し、例えば、Discoveryメッセージの内容を特定の情報としたDiscoveryメッセージを送信する。具体的には、例えば、MAC SDUないしMAC PDUを特別なビット列(ゼロ埋めされたビット列など)としたDiscoveryメッセージを送信する。
このDiscoveryメッセージがリソース解放要求に相当し、このDiscoveryメッセージを受信した基地局eNBは、ユーザ装置UE1に対してDiscovery用に割り当てていたリソースを解放する(ステップ307)。これにより、基地局eNBは、当該リソースを他のユーザ装置UEに割り当てることが可能となる。
その後、基地局eNBは、ユーザ装置UE1に対して、リソース解放要求に係るリソースを解放することを指示する(あるいはリソースを解放したことを通知する)リソースディアクティベーション(Resource de−activation)をユーザ装置UE1に送信することができる(ステップ308)。図4の場合と同様に、ステップ308を実行しないこととしてもよい。
ユーザ装置UE1がリソース解放要求に相当するDiscoveryメッセージを送信するトリガとしては、例えば、最後のDiscoveryメッセージ(Discoveryの情報を含むもの)を送信してから所定時間経過、ステップ304によりリソースが割り当てられてから所定時間経過、ユーザ装置UE1の上位レイヤからの指示(例えば特定のDiscoveryメッセージの内容)等があるが、これらに限られるわけではない。
次に、図9を参照して、D2DのCommunicationの場合における本変形例の処理のシーケンス例を説明する。
図9のステップ401〜404は、図5のステップ201〜204と同じである。図9のステップ405で、ユーザ装置UE1は、割り当てられたリソースを用いてSA/データを送信するが、本変形例では、当該SA/データはユーザ装置UE2が受信するとともに、基地局eNBも受信ができることを想定している。
ステップ406において、ユーザ装置UE1は、割り当てられたリソースを解放することを判断し、例えば、SA又はデータの内容を特定の情報としたSA又はデータを送信する。具体的には、例えば、MAC SDUないしMAC PDUを特別なビット列(ゼロ埋めされたビット列など)としたSA又はデータを送信することができる。
このSA/データがリソース解放要求に相当し、このSA/データを受信した基地局eNBは、ユーザ装置UE1に対してSA/データ用に割り当てていたリソースを解放する(ステップ407)。これにより、基地局eNBは、当該リソースを他のユーザ装置UEに割り当てることが可能となる。
その後、基地局eNBは、ユーザ装置UE1に対して、リソース解放要求に係るリソースを解放することを指示する(あるいはリソースを解放したことを通知する)リソース解放指示(Resource release)をユーザ装置UE1に送信することができる(ステップ408)。図5の場合と同様に、ステップ408を実行しないこととしてもよい。
ユーザ装置UE1がリソース解放要求に相当するSA/データを送信するトリガとしては、例えば、最後のSA/データ(SA/データとして意味のある情報を含むもの)を送信してから所定時間経過、ステップ404によりリソースが割り当てられてから所定時間経過、等があるが、これらに限られるわけではない。
<変形例の詳細例>
以下では、変形例においてリリース解放要求として使用するDiscoveryメッセージ及びSA/データを総称してリソース解放用D2D信号と呼ぶことにする。
前述したように、リソース解放を通知するリソース解放用D2D信号は、ゼロ埋めしたメッセージでもよいし、ゼロ埋め以外の特別なビット列を用いてもよい。また、無送信で暗黙的にリソース解放を通知することも可能である。
基地局eNBは、リソース解放用D2D信号を1回でも受信したら該当ユーザ装置UE(リソース解放用D2D信号の送信元のユーザ装置UE)に割り当てていたD2D用のリソースを解放してもよいし、N(Nは2以上の整数)回連続で受信した場合にリソースを解放することとしてもよい。
また、基地局eNBが、何回リソース解放用D2D信号を受信したらリソースを解放するのか、その回数を基地局eNBからユーザ装置UEに上位レイヤシグナリング(RRCシグナリングを含む)で通知してもよい。このように回数を通知することで、ユーザ装置UEは、例えば、リソース解放を行いたいときに、当該回数以上の回数のリソース解放用D2D信号を送信すればよいことを把握できる。
また、ユーザ装置UEは、リソース解放用D2D信号の所定回数の送信をもって自分のリソース解放を行なってもよいし、基地局eNBから解放指示(もしくは解放通知)を受信するまでリソース解放を行わず、当該解放指示(通知)を受信した時点でリソース解放を行うこととしてもよい。
ユーザ装置UEが、リソース解放用D2D信号の所定回数の送信をもってリソース解放を行う場合における当該所定回数は、上記基地局eNBでリソース解放決定を行う連続受信回数と同一であってもよいし、それよりも大きな値であってもよい。当該大きな値は、ユーザ装置UEが基地局eNBから上位レイヤシグナリングで受信する回数(上記基地局eNBでリソース解放決定を行う連続受信回数)に所定値を加えることによりユーザ装置UEが算出してもよいし、当該大きな値そのものをユーザ装置UEが基地局eNBから上位レイヤシグナリングで受信することとしてもよい。
リソースが解放されたことを基地局eNBがユーザ装置UEに通知しないこと(図9のステップ408を実行しないこと)を前提とすると、ユーザ装置UEは、基地局eNBにおけるリソース解放用D2D信号の受信成功可否(基地局eNBでリソース解放したかどうか)を知ることができない。そこで、上記連続受信回数よりも大きな値をユーザ装置UEにおけるリソース解放を行うためのリソース解放用D2D信号送信回数とすることで、ユーザ装置UEは、余裕を見てリソース解放用D2D信号を送信することができるので、基地局eNBとユーザ装置UE間での状態不一致を回避できる可能性を高くすることができる。
なお、基地局eNBは、常にユーザ装置UEから発信されるD2D信号を受信できるとは限らないから、例えば、ユーザ装置UEから発信されるD2D信号を受信できることを確認できた場合や、基地局eNBがD2D信号の受信機能そのものを持っている場合に、リソース解放用D2D信号を利用可であることを上位レイヤシグナリング(RRCシグナリングを含む)で当該ユーザ装置UEに設定(Configure)してもよい。ユーザ装置UEは当該設定が行われた場合にリソース解放用D2D信号を利用することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態では、割り当てリソースに対する有効期間を設定し、有効期間を経過した時点でリソースを解放する。具体的には、例えば、リソースが割り当てられてから上記有効期間を設定したタイマをスタートさせ、タイマが満了した時点でリソースを解放する。
リソースの有効期間(タイマ値)は、基地局eNBからユーザ装置UEに対し、リソース割り当て信号(Resource allocation, D2D grant等)に含める形で通知されてもよいし、リソース割り当て信号とは別に、上位レイヤシグナリング(RRCやMACを含む)または(E)PDCCHで通知してもよい。また、リソースの有効期間(タイマ値)を固定値とし、有効期間(タイマ値)の通知を行わないこととしてもよい。
基地局eNBは、ユーザ装置UEに設定される有効期間(タイマ値)と同じ有効期間(タイマ値)を保持しており、ユーザ装置UEにおけるリソース解放と同期して、基地局eNBにおいてもリソースの解放がなされる。よって、基地局eNBからユーザ装置UEへのリソース解放通知を行う必要はない。
図10を参照して、D2DのDiscoveryの場合における第2の実施の形態の処理のシーケンス例を説明する。
図10のステップ501〜503は、図4のステップ101〜103と同じである。ステップ504では、基地局eNBからリソース割り当て(Resource allocation)がユーザ装置UEに送信されるが、例えば、このリソース割り当ての信号の中に、リソースの情報に加えて、当該リソースの有効期間(タイマ値)が含まれることとしてよい。
基地局eNBからリソース割り当てを受信したユーザ装置UE1は、上記の有効期間を設定したタイマを開始する。タイマが満了するまでの間、ユーザ装置UE1はDiscoveryメッセージの送信を行う(ステップ505)。
そして、タイマが満了すると(ステップ506)、ユーザ装置UE1は、ステップ504で割り当てられたDiscovery用のリソースを解放する。また、同時に、基地局eNBでも、基地局eNBにおいて管理するタイマ満了をトリガにして、当該ユーザ装置UEに割り当てたDiscovery用のリソースを解放する。
次に、図11を参照して、D2DのCommunicationの場合における第2の実施の形態の処理のシーケンス例を説明する。
図11のステップ601〜603は、図5のステップ201〜203と同じである。ステップ604では、基地局eNBからリソース割り当て信号(D2D grant(SPS))がユーザ装置UEに送信されるが、例えば、このリソース割り当ての信号の中に、リソースの情報に加えて、当該リソースの有効期間(タイマ値)が含まれることとしてよい。
基地局eNBからリソース割り当てを受信したユーザ装置UE1は、上記の有効期間を設定したタイマを開始する。タイマが満了するまでの間、ユーザ装置UE1はSA/データの送信を行う(ステップ605)。
そして、タイマが満了すると(ステップ606)、ユーザ装置UE1は、ステップ604で割り当てられたCommunicaiton用のリソースを解放する。また、同時に、基地局eNBでも、基地局eNBにおいて管理するタイマ満了をトリガにして、当該ユーザ装置UEに割り当てたCommunicaiton用のリソースを解放する。
<第2の実施の形態の変形例>
第2の実施の形態において、ユーザ装置UEから基地局eNBにリソース要求を送信することで、要求する有効期間(タイマ値)を通知することとしてもよい。
図12を参照して、D2DのDiscoveryの場合における本変形例の処理のシーケンス例を説明する。図12のステップ701〜704は、図10のステップ501〜504と同じである。
図12の例では、ステップ704のリソース割り当てにより開始したタイマの満了前に、ステップ706において、ユーザ装置UEがリソース要求を基地局eNBに送信する。リソース要求の役割の詳細については後述するが、このリソース要求は、例えばタイマの更新(リセット、タイマ値設定、タイマ再スタート)を要求する意味を持つ。ステップ707において、ユーザ装置UEはリソース割り当て信号を受信する。例えば、このリソース割り当て信号にはリソースの情報とともに有効期間(タイマ値)が含まれており、これを受信したユーザ装置UE1は、当該タイマ値を設定したタイマをスタート(再スタート)させる。これにより、実質的にタイマ値を増加させることができ、タイマが満了するまでの間、ユーザ装置UE1はDiscoveryメッセージを継続的に送信することができる(ステップ705)。
図13を参照して、D2DのCommunicaitonの場合における本変形例の処理のシーケンス例を説明する。図13のステップ801〜804は、図11のステップ601〜604と同じである。
図13の例では、ステップ804のリソース割り当てにより開始したタイマの満了前に、ステップ806において、ユーザ装置UEがリソース要求を基地局eNBに送信する。このリソース要求は、例えばタイマの更新(リセット、タイマ値設定、タイマ再スタート)を要求する意味を持つ。ステップ807において、ユーザ装置UEはリソース割り当て信号を受信する。例えば、このリソース割り当て信号にはリソースの情報とともに有効期間(タイマ値)が含まれており、これを受信したユーザ装置UE1は、当該タイマ値を設定したタイマをスタート(再スタート)させる。これにより、実質的にタイマ値を増加させることができ、タイマが満了するまでの間、ユーザ装置UE1はSA/データを継続的に送信することができる(ステップ805)。
図12、図13に示したような処理内容としたことにより、基地局eNBは、1回のリソース要求に対して設定するタイマ値を最低限のタイマ値とすることができ、ユーザ装置UEは、必要に応じてリソース要求を送信することで、タイマ満了を回避してD2D信号の送信を継続できる。
<第2の実施の形態におけるリソース要求の詳細例>
ここでは、リソース要求についてのより詳細な例について説明する。例えば、ユーザ装置UEから基地局eNBに送信されるリソース要求として、新規(又は追加)のリソース割当要求、及びリソース更新要求を設けてもよい。これらの種類の違いは、例えば、リソース要求の信号に含まれる所定のビット値で区別することとしてよい。
図14(a)は、リソース要求が新規(又は追加)のリソース割当要求である場合の例を示している。図14(a)に示すように、例えばリソース1を指定するリソース要求が送信されることで(1)、リソース1が新規に(又は追加で)割り当てられるとともに、当該リソース要求に対するリソース割り当て信号に設定されるタイマ値でタイマがスタートする(2)。
図14(b)は、リソース要求がリソース更新要求である場合の例を示している。この例では、リソース1が既に割り当てられているものとし、図14(b)に示すように、リソース1を指定するリソース要求が送信されることで(1)、リソース要求に対するリソース割り当て信号に設定されるタイマ値でタイマが再スタートする(2)。リソースの割り当てはリソース1のままで変更ない。もしくは、リソース割り当て信号にタイマ値を含めることなく、以前のタイマ値でタイマを再スタートさせることとしてもよい。
このような更新要求を設けることで、リソース割り当てが有効な期間中に再度リソース要求を行う際において、二重割り当てを避けることができる。
また、ユーザ装置UEに割り当てるリソースを1割り当て(1回の割り当てで割り当てられるリソース)のみとし、割り当ての度にそれまでの割り当てはクリアされることとしてもよい。この例を図14(c)に示す。この例では、既にリソース1が割り当てられているものとする。この状態で、リソース2を指定したリソース要求が送信されると(1)、リソース要求に対するリソース割り当て信号により、リソース1が解放され、リソース2が割り当てられ、リソース2に対して設定されたタイマ値でタイマが再スタートする(2)。この方式では、リソースの追加割り当てはできないが、上記の二重割り当ての問題を回避できる。
なお、上記のように、リソース要求でリソースIDもしくは時間・周波数リソースを明示してもよいし、明示しなくてもよい。明示しない場合は、例えば、基地局eNBが適宜空きリソースを選択して割り当てる。上記のとおり、リソースIDもしくは時間・周波数リソースを明示する場合において、既に割り当て済みのリソースに対してリソース要求を受信した基地局eNBは、当該リソース要求を更新要求であると解釈することができる。
ユーザ装置UEから基地局eNBに対し、リソース要求の代わりに、D2D用のBSR(Buffer status report)を通知してもよい。このBSRには、例えば、ユーザ装置UEが、所定の期間(例:タイマ値の期間)でD2D通信において送信するデータ量が含まれる。もしくは、1回のD2D送信で送信するデータ量を含むこととしてもよい。当該BSRを受信した基地局eNBは、当該データ量に基づいて、割り当てるリソースの量を決定することができる。
なお、リソース(更新)要求のトリガとして、リソース割り当てのタイマ値を用いてもよい。例えば、タイマが満了したときや、タイマのカウンタ値が上位レイヤシグナリング(RRCシグナリングを含む)で通知した閾値を超えた場合にリソース要求を行うこととしてよい。定められたタイミングでリソース要求を行うことで、基地局eNBはユーザ装置UEからの要求なしにリソース要求用の上りデータリソースを割り当てることができる。
上記変形例を含む第2の実施の形態において、リソース解放のトリガとして所定期間(タイマ値)の満了を例としているが、所定期間に代えて、ユーザ装置UE1からユーザ装置UE2に送信されるD2D信号(DiscoveryではDiscoveryメッセージ、CommunicaitonではSA/データ)の送信回数をリソース解放のトリガとしてもよい。この場合、基地局eNBから設定されるタイマ値を期間(有効期間)に代えて回数とし、タイマでカウントする値を期間でなく送信回数とすることで、トリガが期間の場合と同じようにしてリソース解放/更新等の処理を行うことが可能である。
また、第1の形態および第2の形態いずれにおいても、DiscoveryまたはCommunicationに付随してD2DSS(D2D synchronization signal)の送信が指示されている場合、解放されるDiscoveryまたはCommunicationリソースプールにおいて送信されるD2DSSの送信をリソース解放と同時に停止してもよい。また、DiscoveryまたはCommunication用データの送信タイミングの決定にTA(Timing Advance)の値を用いる場合、RRC_CONNECTED状態であっても、TA timer満了時には前記準静的リソース(DiscoveryまたはCommunication)を解放するとしてもよいし、TA timer満了後であっても、RRC_CONNECTED状態であれば最後に受信したTAの値を用いてD2D信号の送信タイミングを決定してもよい。あるいは、TAを適用せず下りリンクの受信タイミングで送信を行う(TA=0)としてもよい。あるいは、リソースは割り当てられたままでTAの値を取得するまでD2D信号を送信できないとしてもよい。上記いずれの場合においても、TDDの場合は624サンプル分などの固定のタイミングオフセットを追加してもよい。これにより、送信タイミングの不確定性を回避することができる。
(装置構成例)
以下、本発明の実施の形態(第1、第2、及び各変形例を含む)の動作を実行するユーザ装置UEと基地局eNBの構成例を説明する。
<ユーザ装置UEの構成例>
図15に、本実施の形態に係るユーザ装置UEの機能構成図を示す。図15に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部101、信号受信部102、D2D通信機能部103、リソース制御部104、リソース情報格納部105を含む。なお、図15は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図15に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部101は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。信号送信部101は、D2D通信の送信機能とセルラー通信の送信機能を有する。
信号受信部102は、他のユーザ装置UE又は基地局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。信号受信部102は、D2D通信の受信機能とセルラー通信の受信機能を有する。
D2D通信機能部103は、D2Dアプリケーションの機能を含み、Discovery信号送受信制御、D2Dのデータ送受信制御等を実行する。リソース制御部104は、これまでに説明したリソース解放要求送信、リソース要求送信、リソース割り当て受信、リソース割り当て/解放、タイマ管理等の制御を行う。リソース情報格納部105には、リソース割り当てにより割り当てられたリソースを示す情報が格納される。また、リソースが解放された場合はこの情報は削除される。リソース制御部104は、リソース情報格納部105を参照することで、リソースの割り当て状況を把握することができる。
<基地局eNBの構成例>
図16に、本実施の形態に係る基地局eNBの機能構成図を示す。図16に示すように、基地局eNBは、信号送信部201、信号受信部202、リソース制御部203、リソース情報格納部204を含む。なお、図16は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した移動通信システムにおける基地局として動作するための図示しない機能も有するものである。また、図16に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部201は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。信号受信部202は、ユーザ装置UEから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。
リソース制御部203は、これまでに説明したリソース要求受信、リソース割り当て送信、リソース割り当て/解放制御、タイマ管理等の制御を行う。リソース情報格納部204には、UE毎に、割り当てられたリソースを示す情報が格納される。また、リソースが解放された場合は割り当て情報は削除される。リソース制御部203は、リソース情報格納部204を参照することで、UE毎のリソースの割り当て状況を把握することができる。
以上説明したように、本実施の形態により、D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用されるユーザ装置であって、前記移動通信システムにおける基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するD2D通信手段と、前記基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを解放することを要求するリソース解放要求信号を前記基地局に送信するリソース制御手段とを備えるユーザ装置が提供される。この構成により、ユーザ装置に割り当てられたD2D通信用のリソースが、不要である場合にも保持されることを回避することができる。
前記移動通信システムにおいて、前記D2D信号の通信用の期間が周期的に到来するように定められており、前記リソース制御手段は、前記リソース解放要求信号を送信した周期の次の周期以降の周期において、前記ユーザ装置における前記リソースを解放するようにしてもよい。この構成により、周期の途中でD2D信号の送信が停止することを回避でき、受信側は周期内ではD2D信号受信が途絶えないことを期待した受信を行うことができる。
前記リソース制御手段は、既に割り当てられているリソースを指定したリソース要求信号を、当該リソースの解放を要求する前記リソース解放要求信号として前記基地局に送信することとしてもよい。この構成により、信号のフォーマットをシンプルにすることができる。
前記リソース解放要求信号としてD2D信号を使用することも可能である。この構成により、リソース解放要求信号を新たに定義することなく、リソース解放要求を実現することができる。
前記基地局において、前記リソース解放要求信号としてのD2D信号を所定回数受信した場合に、前記ユーザ装置に割り当てたリソースを解放する場合において、前記リソース制御手段は、前記リソース解放要求信号としてのD2D信号を前記所定回数よりも大きな回数だけ送信した場合に、前記ユーザ装置における前記リソースを解放するようにしてもよい。この構成により、リソースが解放されたことを基地局eNBがユーザ装置UEに通知しない場合でも、基地局eNBとユーザ装置UE間での状態不一致を回避できる可能性を高くすることができる。
また、本発明の実施の形態により、D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用されるユーザ装置であって、前記移動通信システムにおける基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するD2D通信手段と、前記リソースが割り当てられた後、所定期間が経過した場合、又は前記D2D信号の送信回数が所定回数に達した場合に前記リソースを解放するリソース制御手段とを備えるユーザ装置が提供される。この構成によっても、ユーザ装置に割り当てられたD2D通信用のリソースが、不要である場合にも保持されることを回避することが可能となる。
前記リソース制御手段は、前記基地局にリソース要求信号を送信し、当該リソース要求信号に対するリソース割り当て信号を前記基地局から受信したことに応じて、経過期間のカウント又はD2D信号送信回数のカウントを開始することとしてもよい。この構成により、例えば、所定期間(所定回数)に達する前にリソース要求信号を送信することで、所定期間(所定回数)の満了を回避してD2D通信を継続できる。
前記リソース割り当て信号に、前記所定期間又は前記所定回数が含まれることとしてもよい。この構成により、例えば、基地局eNBは、適切な所定期間(所定回数)を効率的に設定することが可能となる。
本実施の形態で説明したユーザ装置UEは、CPUとメモリを備えるユーザ装置UEにおいて、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
本実施の形態で説明した基地局eNBは、CPUとメモリを備える基地局eNBにおいて、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、基地局eNB及びユーザ装置UEは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局eNBが有するプロセッサにより動作するソフトウェア、及び本発明の実施の形態に従ってユーザ装置UEが有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
eNB 基地局
UE ユーザ装置
101 信号送信部
102 信号受信部
103 D2D通信機能部
104 リソース制御部
105 リソース情報格納部
201 信号送信部
202 信号受信部
203 リソース制御部
204 リソース情報格納部

Claims (10)

  1. D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用されるユーザ装置であって、
    前記移動通信システムにおける基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するD2D通信手段と、
    前記基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを解放することを要求するリソース解放要求信号を前記基地局に送信するリソース制御手段とを備え、
    前記リソース制御手段は、リソース要求信号を前記基地局に送信することにより、当該基地局から前記D2D通信用のリソースの割り当てを受けた後に、前記リソース要求信号を当該リソースの解放を要求する前記リソース解放要求信号として前記基地局に送信する
    ことを特徴とするユーザ装置。
  2. 前記移動通信システムにおいて、前記D2D信号の通信用の期間が周期的に到来するように定められており、前記リソース制御手段は、前記リソース解放要求信号を送信した周期の次の周期以降の周期において、前記ユーザ装置における前記リソースを解放する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
  3. D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用されるユーザ装置であって、
    前記移動通信システムにおける基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するD2D通信手段と、
    前記基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを解放することを要求するリソース解放要求信号を前記基地局に送信するリソース制御手段とを備え、
    前記リソース制御手段は、既に割り当てられているリソースを指定したリソース要求信号を、当該リソースの解放を要求する前記リソース解放要求信号として前記基地局に送信する
    ことを特徴とするユーザ装置。
  4. D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用されるユーザ装置であって、
    前記移動通信システムにおける基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するD2D通信手段と、
    前記基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを解放することを要求するリソース解放要求信号を前記基地局に送信するリソース制御手段とを備え、
    前記リソース解放要求信号は、前記基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースで送信されたD2D信号である
    ことを特徴とするユーザ装置。
  5. 前記基地局において、前記リソース解放要求信号としてのD2D信号を所定回数受信した場合に、前記ユーザ装置に割り当てたリソースを解放する場合において、前記リソース制御手段は、前記リソース解放要求信号としてのD2D信号を前記所定回数よりも大きな回数だけ送信した場合に、前記ユーザ装置における前記リソースを解放する
    ことを特徴とする請求項4に記載のユーザ装置。
  6. D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用されるユーザ装置であって、
    前記移動通信システムにおける基地局から割り当てられたD2D通信用のリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するD2D通信手段と、
    前記リソースが割り当てられた後、前記D2D信号の送信回数が所定回数に達した場合に前記リソースを解放するリソース制御手段と
    を備えることを特徴とするユーザ装置。
  7. 前記リソース制御手段は、前記基地局にリソース要求信号を送信し、当該リソース要求信号に対するリソース割り当て信号を前記基地局から受信したことに応じて、D2D信号送信回数のカウントを開始する
    ことを特徴とする請求項6に記載のユーザ装置。
  8. 前記リソース割り当て信号に、前記所定回数が含まれることを特徴とする請求項7に記載のユーザ装置。
  9. D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用される基地局とユーザ装置により実行されるリソース制御方法であって、
    前記基地局が、前記ユーザ装置に対しD2D通信用のリソースを割り当て、D2D通信用のリソースの情報を含むリソース割り当て信号を前記ユーザ装置に送信することにより、当該ユーザ装置に対して前記D2D通信用のリソースを割り当てるステップと、
    前記ユーザ装置が、前記基地局により割り当てられたリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記基地局により割り当てられたリソースを解放することを要求するリソース解放要求信号を前記基地局に送信し、当該リソースを解放するリソース制御ステップとを備え、
    前記ユーザ装置は、リソース要求信号を前記基地局に送信することにより、当該基地局から前記D2D通信用のリソースの割り当てを受けた後に、前記リソース制御ステップにおいて、前記リソース要求信号を当該リソースの解放を要求する前記リソース解放要求信号として前記基地局に送信する
    ことを特徴とするリソース制御方法。
  10. D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて使用される基地局とユーザ装置により実行されるリソース制御方法であって、
    前記基地局が、前記ユーザ装置に対しD2D通信用のリソースを割り当て、D2D通信用のリソースの情報を含むリソース割り当て信号を前記ユーザ装置に送信することにより、当該ユーザ装置に対して前記D2D通信用のリソースを割り当てるステップと、
    前記ユーザ装置が、前記基地局により割り当てられたリソースを用いてD2D信号を他のユーザ装置に送信するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記リソースが割り当てられた後、前記D2D信号の送信回数が所定回数に達した場合に前記リソースを解放するステップと
    を備えることを特徴とするリソース制御方法。
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