JP5885409B2 - 変位検出用スケールの目盛保護構造 - Google Patents

変位検出用スケールの目盛保護構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5885409B2
JP5885409B2 JP2011141011A JP2011141011A JP5885409B2 JP 5885409 B2 JP5885409 B2 JP 5885409B2 JP 2011141011 A JP2011141011 A JP 2011141011A JP 2011141011 A JP2011141011 A JP 2011141011A JP 5885409 B2 JP5885409 B2 JP 5885409B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
cover glass
height defining
defining portion
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011141011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013007676A (ja
Inventor
川田 洋明
洋明 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP2011141011A priority Critical patent/JP5885409B2/ja
Priority to US13/524,239 priority patent/US8739424B2/en
Priority to EP12172464.5A priority patent/EP2538180B1/en
Priority to CN201210208247.3A priority patent/CN102840872B/zh
Publication of JP2013007676A publication Critical patent/JP2013007676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5885409B2 publication Critical patent/JP5885409B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Optical Transform (AREA)

Description

本発明は、変位検出用スケールの目盛保護構造に係り、特にスケールに起因してリニアエンコーダ、円弧エンコーダ及びロータリーエンコーダ等に発生する出力変動を低減する際に適用して好適な変位検出用スケールの目盛保護構造に関する。
従来、例えばリニアエンコーダは、図1にその概要を示すように、スケール10と、これに対向配置された検出器20とを備えており、該スケール10を両矢印で示す測定方向に移動させることによりスケール10と検出器20の相対変位を検出している。
このようなエンコーダを構成する従来のスケール10は、ガラス製のスケール基板12の一主面に成膜技術により目盛部14がパターン形成されている。
このように、主にガラスでできたスケール10に検出器20を対面させて使用するエンコーダには、スケール10上の目盛部14をキズや汚れから保護するために、図示されているようにカバーガラス16を、該スケール10に接着して一体化したものがある。
特開2002−318137号公報
しかしながら、前記のようにカバーガラス16をスケール10に接着して一体化させるために、図2に模式的に示すように、カバーガラス16を目盛部14の上面部に形成した接着層(剤)18の上に配置して接着する場合、図中幅方向とは直交する前記測定(移動)方向に存在する接着剤の厚さのむらにより、検出器20から検出値として出力されるエンコーダ出力の変動の原因となるという問題があった。
なお、特許文献1には、基板上にパターン形成したスケール電極(目盛部)の上にコーティング層を形成することにより、有害なクーラントや油等がスケール電極側へ浸入することを防止する技術が開示されているが、このスケール構造でもコーティング層とカバーガラスに対応するスケールカバーとの接合には接着剤を使用しているため、同様の問題が存在する。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、カバーガラスを目盛部に接着する接着剤の厚さむらに起因するエンコーダの出力変動を防止することができる変位検出用スケールの目盛保護構造を提供することを課題とする。
本発明は、スケール基板上に検出器との相対移動方向に沿って形成された目盛部が、その上面側に配されたカバーガラスで保護された変位検出用スケールの目盛保護構造において、前記カバーガラスが、前記目盛部の周囲に配設された高さ規定部を介して、前記スケール基板上に支持され、前記高さ規定部が、前記カバーガラスの下面に、前記目盛部の周囲に対応するパターンで連続した同一厚さに予め成膜形成され、且つ、その下端が前記スケール基板の上面に当接され、更に、前記スケール基板と前記カバーガラスとが、前記高さ規定部の周囲に配置した接着剤で接合されているようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
本発明は、前記接着剤を、前記高さ規定部の全周囲に配置することができ、又、前記高さ規定部と前記目盛部を同種の金属で形成することができ、更に、前記高さ規定部を、クロム、銅又はアルミニウムからなる金属で形成することができる。
本発明によれば、カバーガラスを、その下面に形成した高さ規定部を介してスケール基板上に支持するようにしたので、目盛部とカバーガラスとの間から接着剤(層)を除外できることから、接着剤の厚さむらに起因する目盛部とスケールカバーとの間の隙間(間隔)のばらつきを排除できるため、該隙間を一定にすることが可能となり、変位検出用スケールのエンコーダ出力を安定させることが可能となる。
従来のエンコーダの概要を示す概略断面図 従来のエンコーダに使用されるスケール構造を模式的に示す横断面図 本発明に係る一実施形態のスケール構造を模式的に示す横断面図 前記実施形態のスケール構造の製造工程の特徴を示す、図3に対応する断面図 前記実施形態のスケール構造を模式的に示す、途中を省略した平面図
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図3は、本発明に係る一実施形態のスケール構造を模式的に示す、前記図2に相当する横断面図であり、図4はその製造工程の特徴を示す対応断面図である。
本実施形態のスケール10は、前記図2に示した従来のものと同様に、ガラス製のスケール基板12上にスパッタリングやめっき等の通常の成膜技術によりパターン形成された目盛部14と、該目盛部14を保護するためにその上面(表面)側に配設されたカバーガラス16とを備えている。
本実施形態においては、前記高さ規定部30は、支持前の状態を図4に示すように、前記カバーガラス16の図中下面に、前記目盛部14の周囲に対応するパターンに予め成膜形成されている。次いで、この状態のカバーガラス16を矢印方向に下降させ、高さ規定部30の下端をスケール基板12の上面に当接させた該カバーガラス16を、前記目盛部14の周囲に配設された高さ規定部30を介して前記スケール基板12上に支持させる。その後、更に、前記スケール基板12と前記カバーガラス16とを、前記高さ規定部30の全周囲に接着剤を封止して形成した接着層32により接合する。
前記高さ規定部30は、測定方向の途中を省略した図5の平面図に示すように、前記目盛部14を取り囲む全周囲に対応する前記カバーガラス16の下面に、連続した形状で、且つ、図示は省略するが同一高さ(厚さ)に形成されている。このように連続した同一高さにすることにより、目盛部14に対する高い密着性を確保することができる。従って、その周囲の接着剤の封止を容易に行うことができる
この高さ規定部30は、前記目盛部14が主にクロム(Cr)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)等を成膜することで形成されている場合には、該目盛部14を保護するための前記カバーガラス16にも、それぞれ同種のクロム、銅、アルミニウム等の金属で、目盛部14を若干超える厚さの成膜パターンを形成し、前記のような所定位置に配置した形状にすることが、温度変化に対する安定性を確保するうえでも有効である。
ここで、前記目盛部14の好適な厚さとしては100nm〜30μmを、前記高さ規定部30の好適な厚さとしては、カバーガラス16と目盛部14との隙間が、30nm〜0.1mm程度となる厚さを、それぞれ挙げることができる。但し、それぞれ適用するエンコーダの特性により異なる。
このように、スケール基板12やカバーガラス16に形成する成膜パターンの厚みむらは、一般的に10nm〜50nm程度であることから、目盛部14はもとより高さ規定部30も非常に安定した厚さで形成することができる。しかも、高さ規定部30をスケール基板12上に支持するために、スケール基板12と高さ規定部30の間及び高さ規定部30とカバーガラス16の間のいずれにも接着剤を使用していない。従って、測定(移動)方向における目盛部14とカバーガラス16との隙間のばらつきを大きく低減でき、しかも両者間から前記図2の接着層18を排除できることから、その厚さのむらに起因するエンコーダ出力の変動を確実に防止することが可能となる。
また、前記のように接着層32を高さ規定部30の全周囲に配設して封止することにより、目盛部14に対する異物侵入を防止できることから信頼性を確保するうえで好ましいが、そこまでの必要性が無い場合には、該接着層32を周囲に部分的に配設するようにしてもよい。また、この接着層32を形成する接着剤としては、通常のアクリル製やエポキシ製等を使用できるが、特に高さ規定部30の全周囲を封止する場合には、更に信頼性を高めるために、水分やガス分等の目盛劣化成分の浸透を阻害するガラス、セラミック又は金属等の粉末材料を混合した接着剤を使用してもよい。
なお、前記実施形態では、スケール基板12がガラス製である場合を示したが、これに限定されず、例えば反射型の光電式スケール等の場合はセラミック製や金属製であってもよい。
また、目盛部14が直線的な移動を検出するリニアエンコーダ用のスケールを例に説明したが、これに限定されず、円弧上の移動を検出する円弧エンコーダ用、回転の移動を検出するロータリーエンコーダ用のいずれの目盛部が形成されているスケールであってもよい。また、光透過型の光電式スケールのみではなく、前記のように反射型であってもよく、更には静電容量式や磁気式、電磁誘導式などの各種スケールにも適用できることはいうまでもない。
10…スケール
12…スケール基板
14…目盛部
16…カバーガラス
18…接着層(剤)
20…検出器
30…高さ規定部
32…接着層(剤)

Claims (4)

  1. スケール基板上に検出器との相対移動方向に沿って形成された目盛部が、その上面側に配されたカバーガラスで保護された変位検出用スケールの目盛保護構造において、
    前記カバーガラスが、前記目盛部の周囲に配設された高さ規定部を介して、前記スケール基板上に支持され、
    前記高さ規定部が、前記カバーガラスの下面に、前記目盛部の周囲に対応するパターンで連続した同一厚さに予め成膜形成され、且つ、その下端が前記スケール基板の上面に当接され、
    更に、前記スケール基板と前記カバーガラスとが、前記高さ規定部の周囲に配置した接着剤で接合されていることを特徴とする変位検出用スケールの目盛保護構造。
  2. 前記接着剤が、前記高さ規定部の全周囲に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の変位検出用スケールの目盛保護構造。
  3. 前記高さ規定部と前記目盛部が同種の金属で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の変位検出用スケールの目盛保護構造。
  4. 前記高さ規定部が、クロム、銅又はアルミニウムからなる金属で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の変位検出用スケールの目盛保護構造。
JP2011141011A 2011-06-24 2011-06-24 変位検出用スケールの目盛保護構造 Active JP5885409B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011141011A JP5885409B2 (ja) 2011-06-24 2011-06-24 変位検出用スケールの目盛保護構造
US13/524,239 US8739424B2 (en) 2011-06-24 2012-06-15 Structure for protecting scale graduations
EP12172464.5A EP2538180B1 (en) 2011-06-24 2012-06-18 Structure for protecting scale graduations
CN201210208247.3A CN102840872B (zh) 2011-06-24 2012-06-19 标尺的刻度保护结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011141011A JP5885409B2 (ja) 2011-06-24 2011-06-24 変位検出用スケールの目盛保護構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013007676A JP2013007676A (ja) 2013-01-10
JP5885409B2 true JP5885409B2 (ja) 2016-03-15

Family

ID=47675140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011141011A Active JP5885409B2 (ja) 2011-06-24 2011-06-24 変位検出用スケールの目盛保護構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5885409B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6169392B2 (ja) * 2013-03-29 2017-07-26 株式会社ミツトヨ 光電式エンコーダ
JP6266256B2 (ja) * 2013-07-31 2018-01-24 株式会社ミツトヨ 回折格子スケール
JP6138621B2 (ja) * 2013-07-31 2017-05-31 株式会社ミツトヨ エンコーダ用スケール及びその製造方法
JP6436674B2 (ja) * 2014-07-28 2018-12-12 三菱電機株式会社 光学式エンコーダおよび光学式エンコーダの製造方法
JP7196033B2 (ja) * 2019-07-30 2022-12-26 株式会社ミツトヨ スケールおよびその製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0680541B2 (ja) * 1982-02-22 1994-10-12 株式会社日立製作所 情報記録媒体
JPH03140823A (ja) * 1989-10-26 1991-06-14 Sony Magnescale Inc ホログラムスケール及びその製造方法
JPH09189574A (ja) * 1996-01-10 1997-07-22 Canon Inc 光学式リニアエンコーダ、及びこれを用いた電子装置、記録装置
JP3325840B2 (ja) * 1998-10-19 2002-09-17 株式会社ミツトヨ 反射型ホログラムスケール及びこれを用いた光学式変位測定装置
JP3839271B2 (ja) * 2001-05-01 2006-11-01 富士写真フイルム株式会社 固体撮像装置及びその製造方法
US20030117708A1 (en) * 2001-12-21 2003-06-26 Koninklijke Philips Electronics N.V. Sealed enclosure for a wire-grid polarizer and subassembly for a display system
JP2006259657A (ja) * 2004-06-11 2006-09-28 Seiko Epson Corp 電気光学装置、及びその製造方法、並びに電気光学装置を用いた電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013007676A (ja) 2013-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5885409B2 (ja) 変位検出用スケールの目盛保護構造
US7215870B2 (en) Moisture protection for an electromechanical transducer
EP2051047B1 (en) Reflective encoder, scale thereof, and method for manufacturing scale
US20070007445A1 (en) Photoelectric encoder, scale therefor and method for manufacturing the same
JP5850710B2 (ja) エンコーダ用反射型光学式スケール及び反射型光学式エンコーダ
JP7227025B2 (ja) マルチターンエンコーダ
JP2010236949A (ja) 静電容量型圧力センサ
KR101182773B1 (ko) 윈도우 일체형 터치스크린패널의 데코레이션부 차폐구조
US20230384495A1 (en) Grating part and manufacturing method thereof
US8739424B2 (en) Structure for protecting scale graduations
JP2011247600A (ja) エンコーダスケール及びその製造方法
JP2009281990A (ja) 光学式エンコーダのスケール及びその製造方法
JP2008292406A (ja) 光電式エンコーダ
CN106066182B (zh) 编码器标尺及其制造与附接方法
JP2007232616A (ja) 磁気センサ装置
JP6622711B2 (ja) セラミック担体、セラミック担体を有するセンサ素子、加熱素子およびセンサモジュール、ならびにセラミック担体の製造方法
CN108362317B (zh) 位置测量装置
JP5893857B2 (ja) スケールの目盛保護構造
JP7167455B2 (ja) エンコーダー用光学式スケールおよび光学式エンコーダー
US11808611B2 (en) Scale
JP2005114717A (ja) 光学式エンコーダ
JPH03205576A (ja) 磁気センサ
JP7412740B2 (ja) 半導体集積回路装置及び光センサ
US20200300976A1 (en) Proximity sensor and operation method thereof
JP6591469B2 (ja) タッチパネル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150521

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151120

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20151127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5885409

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250