JP5879293B2 - 照明装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置 - Google Patents

照明装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5879293B2
JP5879293B2 JP2013069779A JP2013069779A JP5879293B2 JP 5879293 B2 JP5879293 B2 JP 5879293B2 JP 2013069779 A JP2013069779 A JP 2013069779A JP 2013069779 A JP2013069779 A JP 2013069779A JP 5879293 B2 JP5879293 B2 JP 5879293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
light guide
incident surface
incident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013069779A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014192885A (ja
Inventor
佳彦 黒津
佳彦 黒津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2013069779A priority Critical patent/JP5879293B2/ja
Publication of JP2014192885A publication Critical patent/JP2014192885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5879293B2 publication Critical patent/JP5879293B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、光源が発する照明光を導光する導光体を用いた照明装置、並びに、これを備えた画像読取装置及び画像形成装置に関する。
スキャナー、或いは複写機等の画像形成装置においては、読取面に載置された原稿シートの画像を光学的に読み取るために、原稿シートに光を照射する照明装置が用いられている。近年、この照明装置の光源として、発光効率が高いという利点があるLED(Light Emitting Diode)が採用されるようになっている。この種の照明装置では、原稿シートをライン状に照明する必要があるが、LEDは点光源であるため、棒状の導光体と前記LEDとを組み合わせてライン状照明光を生成している。前記導光体は、当該導光体の一端に配置されLEDが発する照明光が入射される入射面と、当該導光体の長手方向に沿って延び前記照明光を出射させる帯状の出射面と、を有している。
特許文献1には、原稿シートを照明するにあたって、1本の導光体と、前記導光体と平行に延設された反射板とを備える技術が開示されている。導光体は2つの出射面を備え、一方の出射面から出射された光は直接原稿シートに照射される。また、他方の出射面から出射された光は、反射板で反射された後、原稿シートに照射される。この結果、原稿シートには互いに交差する2つの方向から光が照射される。
特開2008―216409号公報
しかしながら、特許文献1に記載された照明装置では、より大きな照射光量が必要とされる場合に、LEDの発光量が増大されると導光体が熱膨張することがあった。この場合、LEDと導光体の入射面との間の距離が変動し、被照射物への照射光量が変化することがあった。更に、導光体の入射面がLEDに当接し、LEDが変形、破損するという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、導光体の入射面と光源との間の距離が安定して調整可能とされ、導光体の熱膨張による入射面と光源との当接を防止した照明装置、およびこれを用いた画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る照明装置は、所定の配置面に配置された被照射物に光を照射する照明装置であって、第1方向に長い棒状の形状からなり、前記第1方向の一端部に配置され前記第1方向に沿って光が入射される入射面と、前記第1方向に沿って延設され前記第1方向と交差する方向に前記光を出射する出射面とを備え、前記被照射物に光を照射する導光体と、前記導光体の前記入射面に対向して配置され、前記入射面に入射される照明光を発する光源と、前記光源と前記入射面との間の距離を調整可能とするとともに、前記導光体の前記第1方向における熱膨張に伴って前記入射面が前記光源に当接することを防止する距離規制部と、を有することを特徴とする。
本構成によれば、光源の発する照明光は、導光体の入射面に入射された後、出射面から被照射物に照射される。また、距離規制部は、光源と導光体の入射面との間の距離を調整可能とし、導光体の第1方向における熱膨張に伴って入射面が光源に当接することを防止する。このため、光源の発光量のばらつきに応じて、光源と導光体の入射面との間の距離が調整され、被照射物への照射光量を調整することが可能となる。また、光源の発熱に伴って導光体が第1方向に熱膨張した場合であっても、入射面が光源に当接することがなく、光源の変形および破損が防止される。
上記の構成において、前記導光体の前記一端部が挿通される開口部を含み、前記開口部よりも外側に前記入射面を露出させ、前記一端部を支持する第1支持部と、前記導光体の前記第1方向の前記一端部とは反対の他端部を固定する第2支持部と、前記第1支持部に対して前記第1方向に間隔をおいて配置され、前記入射面と対向するように前記光源を支持する光源支持部と、を更に有し、前記第1支持部と前記光源支持部との間の距離が調整されることで、前記光源と前記入射面との間の距離が調整されることが望ましい。
本構成によれば、導光体の一端部は第1支持部に支持される。また、導光体の他端部は第2支持部に固定される。また、光源は、第1支持部と間隔をおいて配置された光源支持部に支持される。そして、第1支持部と光源支持部との間の距離が調整されることで、光源と入射面との間の距離が調整される。このため、光源と入射面との間の距離が安定して設定される。
上記の構成において、前記距離規制部は、前記光源支持部に対して前記第1支持部とは反対側に配置されたネジ頭を含み、前記光源支持部を貫通して前記第1支持部に締結されるスクリューと、前記光源支持部に開口され、前記スクリューが挿通されるスクリュー開口部と、前記光源支持部と前記第1支持部との間において、前記スクリューに回転可能に装着される位置決め用ナットと、前記スクリューの前記ネジ頭と前記光源支持部との間に配置され、前記光源支持部を前記第1支持部側に付勢する付勢ばねと、を有し、前記位置決め用ナットが前記スクリューの回転軸方向に移動されることで、前記光源と前記入射面との間の距離が変化することが望ましい。
本構成によれば、光源支持部は付勢ばねによって第1支持部側に付勢される。この際、光源支持部は、スクリューに回転可能に装着される位置決め用ナットに当接される。そして、位置決め用ナットがスクリューの回転軸方向に移動されることで、光源と入射面との間の距離が変化する。したがって、位置決め用ナットの移動によって、簡易に前記距離を調整することができる。
上記の構成において、前記光源支持部の前記第1支持部側に固定され、前記光源から発せられる前記照明光が通過する孔部と、前記孔部を囲むように配置された被当接部とを含み、前記入射面と前記光源との間に配置されるスペーサーを更に有し、前記導光体が前記第1方向に熱膨張し、前記入射面が前記スペーサーの前記被当接部を押圧すると、前記光源支持部が前記付勢ばねの付勢力に抗して前記第1支持部から離間する方向に移動されることが望ましい。
本構成によれば、光源の発熱によって導光体が第1方向に熱膨張した場合、入射面がスペーサーの被当接部を押圧する。この際、光源支持部が付勢ばねの付勢力に抗して第1支持部から離間する方向に移動される。したがって、光源と入射面との間の距離がスペーサーによって一定に維持される。また、入射面がスペーサーに強く当接することでスペーサーまたは導光体の破損が防止される。
上記の構成において、前記導光体は、第1方向に長い棒状の形状からなり、前記第1方向の一端部に配置され前記第1方向に沿って光が入射される第1入射面と、前記第1方向に沿って延設され前記第1方向と交差する第2方向に前記光を出射する第1出射面とを備え、前記第2方向から前記被照射物に光を照射する第1導光体と、前記第1方向に長い棒状の形状からなり、前記第1方向の前記一端部において前記第1入射面に隣接して配置され前記第1方向に沿って光が入射される第2入射面と、前記第1方向に沿って延設され前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向に前記光を出射する第2出射面とを備え、前記第3方向から前記被照射物に光を照射する第2導光体と、を含み、前記光源は、前記第1導光体の前記第1入射面に対向して配置され、前記第1入射面に入射される照明光を発する第1光源と、前記第2導光体の前記第2入射面に対向して配置され、前記第2入射面に入射される照明光を発する第2光源と、を含むことが望ましい。
本構成によれば、2つの光源が発した光が、異なる方向から被照射物に照射される。このため、大きな光量で被照射物に光を照射することができる。また、個々の光源の光量が低く抑えられ、各光源の発する熱量が低減される。
上記の構成において、前記第1方向と交差する断面視において、前記第2方向は、前記配置面と直交する法線に対して一方の前記配置面側から前記被照射物に向かう方向であり、前記第3方向は、前記法線に対して他方の前記配置面側から前記被照射物に向かう方向であることが望ましい。
本構成によれば、法線の両側から、被照射物に対して安定して光を照射することができる。
本発明の他の局面に係る画像読取装置は、前記被照射物としての原稿シートに照明光を照射する上記の何れか1に記載の照明装置と、前記原稿シートからの反射光を受光して電気信号に変換する受光装置と、を備えることを特徴とする。
本構成によれば、光源の発光量のばらつきに応じて、光源と導光体の入射面との間の距離が調整され、原稿シートへの照射光量を調整することが可能となる。また、光源の発熱に伴って導光体が第1方向に熱膨張した場合であっても、入射面が光源に当接することがなく、光源の変形および破損が防止される。この結果、原稿シートに安定して光が照射され、画像読取装置によって、原稿シートの画像が好適に読み取られる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、上記に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置から出力される画像データに基づいて、シートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
本構成によれば、原稿シートに安定して光が照射され、画像読取装置によって原稿シートの画像が好適に読み取られる。更に、原稿シートの画像データに基づいて、シートに安定して画像が形成される。
本発明によれば、導光体の入射面と光源との間の距離が安定して調整可能とされ、導光体の熱膨張による入射面と光源との当接を防止した照明装置、およびこれを用いた画像読取装置及び画像形成装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置及び画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る導光体を示す斜視図である。 導光体の断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構造を示す断面図である。ここでは、画像形成装置1として、いわゆる胴内排紙型の複写機を例示している。なお、本発明に係る照明装置が適用される装置は複写機に限られるものではなく、例えばスキャナー装置、ファクシミリ装置、或いは複合機であってもよい。
画像形成装置1は、略直方体形状の筐体構造を有し胴内空間(胴内排紙部24)を備えたハウジング2を備える。ハウジング2は、画像形成のための各種機器が収容される下部筐体(装置本体21)と、装置本体21の上方に配設された上部筐体(画像読取装置22)と、装置本体21と画像読取装置22とを連結する連結筐体23とを含む。画像読取装置22は、原稿シートの画像を光学的に読み取り、原稿画像に応じた画像データを生成する。装置本体21は、前記画像データに基づき、シートに対してトナー画像を形成する処理を行う。装置本体21と画像読取装置22との間には、画像形成後のシートが排紙される胴内排紙部24が設けられている。連結筐体23は、ハウジング2の右側面の側に配置され、胴内排紙部24へシートを排出するための排出口961が設けられている。
装置本体21の内部には、上方から順に、トナーコンテナ99Y、99M、99C、99K、中間転写ユニット92、画像形成部93、露光ユニット94、及び給紙カセット211が収容されている。
画像形成部93は、画像読取装置22から出力される画像データに基づいて、シートに画像を形成する。画像形成部93は、フルカラーのトナー像を形成するために、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各トナー像を形成する4つの画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Bkを備える。各画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Bkは、感光体ドラム11と、この感光体ドラム11の周囲に配置された、帯電器12、現像装置13、一次転写ローラー14及びクリーニング装置15とを含む。
感光体ドラム11は、その軸回りに回転し、その周面に静電潜像及びトナー像が形成される。感光体ドラム11としては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。帯電器12は、感光体ドラム11の表面を均一に帯電する。帯電後の感光体ドラム11の周面は、露光ユニット94によって露光され、静電潜像が形成される。
現像装置13は、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を現像するために、感光体ドラム11の周面にトナーを供給する。現像装置13は、2成分現像剤用のものであり、攪拌ローラー16、17、磁気ローラー18、及び現像ローラー19を含む。攪拌ローラー16、17は、2成分現像剤を攪拌しながら循環搬送することで、トナーを帯電させる。磁気ローラー18の周面には2成分現像剤層が担持され、現像ローラー19の周面には、磁気ローラー18と現像ローラー19との間の電位差によってトナーが受け渡されることにより形成されたトナー層が担持される。現像ローラー19上のトナーは、感光体ドラム11の周面に供給され、前記静電潜像が現像される。
一次転写ローラー14は、中間転写ユニット92に備えられている中間転写ベルト921を挟んで感光体ドラム11とニップ部を形成し、感光体ドラム11上のトナー像を中間転写ベルト921上に一次転写する。クリーニング装置15は、トナー像転写後の感光体ドラム11の周面を清掃する。
イエロー用トナーコンテナ99Y、マゼンタ用トナーコンテナ99M、シアン用トナーコンテナ99C、及びブラック用トナーコンテナ99Bkは、それぞれ各色のトナーを貯留するものであり、YMCBk各色に対応する画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Bkの現像装置13に、図略の供給経路を通して各色のトナーを供給する。
露光ユニット94は、光源やポリゴンミラー、反射ミラー、偏向ミラーなどの各種の光学系機器を有し、画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Bkの各々に設けられた感光体ドラム11の周面に、原稿画像の画像データに基づく光を照射して、静電潜像を形成する。
中間転写ユニット92は、中間転写ベルト921、駆動ローラー922及び従動ローラー923を備える。中間転写ベルト921上には、複数の感光体ドラム11からトナー像が重ね塗りされる(一次転写)。重ね塗りされたトナー像は、給紙カセット211又は給紙トレイ30から供給されるシートに、二次転写部98において二次転写される。中間転写ベルト921を周回駆動させる駆動ローラー922及び従動ローラー923は、装置本体21によって回転自在に支持される。
給紙カセット211は、複数のシートが積層されてなるシート束を収納する。給紙カセット211の右端側の上部には、ピックアップローラ212が配置されている。ピックアップローラ212の駆動により、給紙カセット211内のシート束の最上層のシートが1枚ずつ繰り出され、搬入搬送路26へ搬入される。なお、装置本体21の右側面には、手差し給紙用の給紙トレイ30を備えた給紙ユニット40が備えられている。給紙トレイ30に載置されたシートは、給紙ユニット40の給紙ローラー41の駆動によって、搬入搬送路26へ搬入される。
搬入搬送路26の下流側には、二次転写部98、後述する定着ユニット97及び排紙ユニット96を経由して排出口961まで延びるシート搬送路28が設けられている。シート搬送路28の上流部分は、装置本体21に形成された内壁と、反転搬送ユニット29の内側面を形成する内壁との間に形成されている。なお、反転搬送ユニット29の外側面は、両面印刷の際にシートを反転搬送する反転搬送路291の片面を構成している。シート搬送路28の、二次転写部98よりも上流側にはレジストローラ対27が配置されている。シートは、レジストローラ対27にて一旦停止され、スキュー矯正が行われた後、画像転写のための所定のタイミングで、二次転写部98に送り出される。
連結筐体23の内部には、定着ユニット97と排紙ユニット96とが収納されている。定着ユニット97は、定着ローラーと加圧ローラーとを含み、二次転写部98においてトナー像が二次転写されたシートを加熱及び加圧することで、定着処理を施す。定着処理されたカラー画像付のシートは、定着ユニット97の下流に配置されている排紙ユニット96により、排出口961から胴内排紙部24に向けて排出される。
画像読取装置22は、前記上部筐体の上面221に嵌め込まれた、第1コンタクトガラス222と第2コンタクトガラス223とを備える。第1コンタクトガラス222は、自動原稿給送装置(ADF;図示せず)が画像読取装置22上に配置される場合に、ADFから自動給送される原稿シートの読取用に設けられている。第2コンタクトガラス223は、手置きされる原稿シートの読取用に設けられている。
画像読取装置22は、前記上部筐体内に収容された、第1移動キャリッジ224、第2移動キャリッジ225、集光レンズユニット228及び撮像素子229(受光装置)を含む。第1移動キャリッジ224には、本発明の実施形態に係る照明装置50と、第1反射ミラー226とが搭載されている。第2移動キャリッジ225には、光路を反転させるために第2反射ミラー227A及び第3反射ミラー227Bが搭載されている。
第1移動キャリッジ224は、第1コンタクトガラス222及び第2コンタクトガラス223の下面に沿って、左右方向に往復移動する。第2移動キャリッジ225は、第1移動キャリッジ224の1/2の移動量で左右方向に往復移動する。第1移動キャリッジ224は、原稿シートが図略の自動原稿給送装置から自動給送される自動給送モードのとき、第1コンタクトガラス222の直下に移動し、静止状態となる。この静止状態において、照明装置50から原稿シートに向けて光が発せられる。一方、原稿シートが第2コンタクトガラス223上に載置される手置きモードのとき、第1移動キャリッジ224は、第2コンタクトガラス223の左端直下から原稿シートのサイズに応じて右方へ移動する。この移動の際に、照明装置50から原稿シートに向けて光が発せられる。第2移動キャリッジ225は、第1移動キャリッジ224の1/2の移動量で、第1移動キャリッジ224に追従して右方に移動する。
照明装置50は、被照射物としての原稿シートに対し、主走査方向に長いライン状の照明光を照射する。具体的には、照明装置50は、第1コンタクトガラス222上を通過する自動給送の原稿シート若しくは第2コンタクトガラス223上に載置される手置きの原稿シートに向けて、原稿シート画像の光学的な読み取りのために照明光を発する。第1反射ミラー226は、照明装置50が原稿シートに向けて発した照明光の反射光を、第2移動キャリッジ225の第2反射ミラー227Aへ向わせるように反射する。
第2反射ミラー227Aは、第1反射ミラー226が反射した前記反射光を、第3反射ミラー227Bに向けて反射する。第3反射ミラー227Bは、前記反射光を集光レンズユニット228に向かうように反射する。集光レンズユニット228は、第3反射ミラー227Bにおいて反射された反射光の光像を、撮像素子229の撮像面に結像させる。撮像素子229は、CCD(charge coupled device)等からなり、反射光を受光してアナログ電気信号に光電変換する。このアナログ電気信号は、A/D変換回路(図略)によってデジタル電気信号に変換された後、上述の露光ユニット94に画像データとして入力される。
なお、第2コンタクトガラス223の左端側には、読取濃度の白基準を決定するための白基準板(図略)が配置されている。画像読取動作の前に前記白基準板に照明光が照射され、その反射光を撮像素子229で受光させ、このときの画像データが主走査方向で均一な出力となるような補正値が予め取得される(シェーディング補正)。
続いて、本実施形態に係る照明装置50の詳細について説明する。図2および図3は、第1移動キャリッジ224上の照明装置50の斜視図である。また、図4は、照明装置50の第1導光体52Aの斜視図であり、図5は、第1導光体52Aの断面図である。更に、図6は、照明装置50の各導光体の配置を示した模式的な断面図である。また、図7および図8は、照明装置50の分解斜視図である。
照明装置50は、第1コンタクトガラス222若しくは第2コンタクトガラス223(所定の配置面)に配置された原稿シート(被照射物)を焦点位置として光を照射する。照明装置50は、第1移動キャリッジ224上において、主走査方向(第1方向、図2、図3の矢印D1)に沿って配置される。
照明装置50は、光源51(図8参照)と、導光体52とを備える。導光体52は、光源51から発せられた照明光を伝搬すると共に、ライン状の照明光に変換して出射する。光源51は、第1光源51Aおよび第2光源52Bからなる。また、導光体52は、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bからなる。
第1導光体52Aは、第1方向に長い棒状の形状からなる。第1導光体52Aは、第1入射面54Aと、第1出射面56Aとを備える(図4)。第1入射面54Aは、第1導光体52Aの第1方向の端部に配置され、第1方向に沿って光が第1入射面54Aに入射される。本実施形態では、第1入射面54Aは、第1導光体52Aの第1方向の両端部に一対配置される。第1出射面56Aは、前記第1方向に沿って延設され前記第1方向と交差する第2方向(図4、図6の矢印D2)に前記光を出射する。そして、第1導光体52Aは、前記第2方向から原稿シートに光を照射する。
第2導光体52Bは、第1導光体52Aと間隔をおいて配置され前記第1方向に長い棒状の形状からなる。第2導光体52Bは、第2入射面54Bと、第2出射面56Bとを備える。第2入射面54Bは、第2導光体52Bの第1方向の端部に配置され、第1方向に沿って光が第2入射面54Bに入射される。本実施形態では、第2入射面54Bは、第2導光体52Bの第1方向の両端部に一対配置される。第2出射面56Bは、第1方向に沿って延設され、第1方向および第2方向と交差する後記の第3方向(図4、図6の矢印D3)に前記光を出射する。そして、第2導光体52Bは、前記第3方向から原稿シートに光を照射する。
光源51(第1光源51A、第2光源52B)は、薄い円板状の形状を有し、白色光を発する白色LED(Light Emitting Diode)51Lを備えている。白色LED51Lとしては、例えば、青色光又は紫外光を発するGaN系またはInGaN系半導体発光素子を、蛍光体入り透明樹脂で封入してなる高輝度LEDパッケージを用いることができる。
本実施形態では、第1光源51Aおよび第2光源51Bは、それぞれ、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bの両端部に一対ずつ配置される。すなわち、一対の第1光源51Aは、第1導光体52Aの一対の第1入射面54Aに対向して配置され、それぞれ第1入射面54Aに入射される照明光を発する。また、一対の第2光源51Bは、第2導光体52Bの一対の第2入射面54Bに対向して配置され、それぞれ第2入射面54Bに入射される照明光を発する。
次に、図4および図5を参照して、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bの構造について更に説明する。なお、本実施形態では、第2導光体52Bも第1導光体52Aと同様の構成からなり、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bは、照明装置50における配置が互いに異なる。したがって、図4および図5では、主に、第1導光体52Aの構造を例に説明する。また、図4および図5では、第2導光体52Bの要素であって、第1導光体52Aの要素に対応する要素の符号をカッコ内に示している。
第1導光体52Aは、アクリル樹脂などの透光性の樹脂材料によって成形され、主走査方向(第1方向)に長い棒状の形状を有し、第1光源51Aから発せられた照明光を導光する本体部53と、該本体部53の第1方向の両端面であって前記照明光が入射される一対の第1入射面54Aを含む。一対の第1入射面54Aには、上記の一対の第1光源51Aの発光面がそれぞれ対向して配置されている。なお、図4では、第1方向先端側の第1光源51Aは図示されていない。
第1導光体52Aは、さらに、本体部53の上面側(第1、第2コンタクトガラス222、223と対向する側)に配置された第1出射面56Aと、この第1出射面56Aに対向して本体部53の下面側に配置された第1反射面57Aとを備える。第1出射面56Aは、本体部53の上面において、主走査方向(第1方向)に沿って延び、主走査方向と直交する方向に所定の幅を持って、前記照明光を第1、第2コンタクトガラス222、223(原稿シート)に向けて出射する面である。第1出射面56Aから照明光が出射される方向が、第2方向(図4、図5の矢印D2)と定義される。第1反射面57Aは、同様に主走査方向に延びる帯状の面であって、本体部53内を伝搬する前記照明光を第1出射面56Aに向けて反射する。第1出射面56Aは、主走査方向と交差する方向において比較的緩い凸の曲面を有している。一方、第1反射面57Aは平坦な面である。第1反射面57Aには不図示の微小なプリズムが多数設けられている。該プリズムによって光が第1出射面56Aに向かって反射される。
前述のように、第2導光体52Bも第1導光体52Aと同様の構造からなる。すなわち、第2導光体52Bも本体部53を備え、第1導光体52Aの第1入射面54A、第1出射面56A、第1反射面57Aは、それぞれ、第2導光体52Bの第2入射面54B、第2出射面56B、第2反射面57Bに対応する。なお、第2出射面56Bから照明光が出射される方向が、第3方向(図4、図5の矢印D3)と定義される。また、このように、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bが同じ形状、構造を備える。このため、2本の導光体の共通化が好適に実現される。
更に、照明装置50は、第1支持部80、第2支持部81、LED支持部82を備える(図2)。第1支持部80および第2支持部81は、第1移動キャリッジ224から上方に向かって立設される板状部材である。第1支持部80は、第1方向の一端側で、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bを支持する。LED支持部82は、第1支持部80に対向して配置され、一方の第1光源51Aおよび第2光源51Bを支持する。また、第2支持部81は、第1方向の他端側で、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bを支持する。更に、第2支持部81は、他方の第1光源51Aおよび第2光源51Bを内部に支持する。なお、第1支持部80およびLED支持部82については、後記で更に詳述する。
次に、図6を参照して、本実施形態における照射光の方向について説明する。第1導光体52Aおよび第2導光体52Bは、互いの出射面が向き合うように、所定の角度だけ傾けて配置される。前述のように、第1導光体52Aは、第1光源51Aの光を、第2方向から原稿シートPに照射する。また、第2導光体52Bは、第2光源51Bの光を、第3方向から原稿シートPに照射する。すなわち、図6に示される第1方向と交差する断面視において、前記第2方向は、第1コンタクトガラス222若しくは第2コンタクトガラス223(配置面)と直交する法線RLに対して、一方の前記配置面側から原稿シートPに向かう方向である。また、前記第3方向は、前記法線RLに対して他方の前記配置面側から原稿シートPに向かう方向である。このため、前記法線RLの両側から、原稿シートPに対して安定して光を照射することができる。更に、本実施形態では、前記断面視において、第1導光体52Aと第2導光体52Bと照射光の焦点SPとを結ぶ三角形TRが二等辺三角形である。このため、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bから原稿シートPに照射される光の分布が、第1方向と交差する断面視において線対称となる。このため、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bから照射される光が重なった場合であっても、原稿シートPに均一な光を照射することができる。換言すれば、法線RLを境に、一方の原稿シートP側の光量が他方の原稿シートP側の光量よりも小さくなることが抑制される。なお、他の実施形態において、第1導光体52Aと第2導光体52Bと照射光の焦点SPとを結ぶ三角形TRが正三角形であってもよい。
上記の構成では、前記第1方向が画像読取装置22の主走査方向であり、前記第1方向と交差する断面視において第1導光体52Aから第2導光体52Bに向かう方向(図6の矢印D4)が副走査方向となる。そして、被照射物である原稿シートPには、2つの導光体(第1導光体52A、第2導光体52B)から光が照射される。また、2つの導光体には、それぞれ2つの光源(第1光源51A、第2光源51B)が配置される。このため、1つの導光体から光が照射される場合と比較して、より大きな光量で原稿シートPに光を照射することができる。また、一つの光源の発光量が小さくて済むため、各光源が発する熱量を低減することができる。したがって、前記熱によって、第1導光体52Aおよび導光体52や周囲の部材が熱変形することが好適に抑制される。
次に、図7乃至図9を参照して、照明装置50における入射面54と光源51との間の距離の調整機構について説明する。図7および図8は、照明装置50の第1方向の一端側を異なる方向から見た分解斜視図である。また、図9は、照明装置50の前記一端側を上方から見た断面図である。
照明装置50は、距離規制部8を備える。距離規制部8は、光源51(第1光源51A、第2光源51B)と入射面54(第1入射面54A、第2入射面54B)との間の距離を調整可能とするとともに、導光体52(第1導光体52A、第2導光体52B)の前記第1方向(図9の矢印D1)における熱膨張に伴って入射面54が導光体52に当接することを防止する。
前述のように、第1支持部80は、導光体52の第1方向の一端部を支持する。第1支持部80は、第1開口部801A、第2開口部801B(いずれも開口部)を備える。図7、図9を参照して、第1開口部801Aおよび第2開口部801Bは、第1支持部80に円形に開口される開口部である。第1開口部801Aおよび第2開口部801Bには、それぞれ第1導光体52Aおよび第2導光体52Bの第1方向の一端側が挿通される。この結果、図7に示すように、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bの第1入射面54Aおよび第2入射面54Bが、第1開口部801Aおよび第2開口部801Bの外側(光源51側)に露出される。更に、第1支持部80は、一対のナット固定部802Sを備える。ナット固定部802Sは、第1開口部801Aおよび第2開口部801Bの外側に配置される。ナット固定部802Sには、締結用ナット802が装着される。なお、ナット固定部802Sは断面視で正六角形からなり、装着された締結用ナット802の回転が規制される。
一方、前述のように、第2支持部81は、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bの第1方向の他端側(前記一端側とは反対側)を支持する。詳しくは、第2支持部81は、後記のスペーサー86と同様のスペーサー部材を備え、該スペーサー部材に第1導光体52Aおよび第2導光体52Bの他端側が当接している。このため、第2支持部81によって、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bの他端側は第1方向において固定されている。
また、LED支持部82(光源支持部)は、第1支持部80に対して前記第1方向に間隔をおいて配置され、入射面54と対向するように光源51を支持する。図9に示すように、第1光源51Aおよび第2光源51Bは、第1方向と直交する方向に間隔をおいて配置される。LED支持部82は、スクリュー貫通孔821(スクリュー開口部)を備える。スクリュー貫通孔821は、板状のLED支持部82を貫通して開口される一対の孔部である。スクリュー貫通孔821には、後記のスクリュー83が挿通される。なお、スクリュー貫通孔821の内径は、スクリュー83の外径よりも大きく設定される。
本実施形態では、第1支持部80とLED支持部82との間の第1方向における距離が調整されることで、光源51と入射面54との間の距離が調整される。距離規制部8は、スクリュー83と、位置調整ナット84(位置決め用ナット)と、付勢ばね85と、スペーサー86と、を備える。
スクリュー83は、LED支持部82を貫通して第1支持部80に締結される。スクリュー83は、前述の一対のスクリュー貫通孔821に対応して一対配置される。スクリュー83は、スクリュー頭部83S(ネジ頭)を備える。スクリュー頭部83Sは、LED支持部82に対して第1支持部80とは反対側に配置される。スクリュー83は、スクリュー貫通孔821に挿通され、締結用ナット802に締結される。
位置調整ナット84は、LED支持部82と第1支持部80との間において、一対のスクリュー83に回転可能に一対装着される。本実施形態では、位置調整ナット84は2つのナットからなる。前記2つのナットのうち、LED支持部82側のナットは、LED支持部82の位置を規定する。また、第1支持部80側のナットは、前記LED支持部82側のナットの回り止めの機能を備える。
付勢ばね85は、スクリュー83に挿通され、スクリュー83のスクリュー頭部83SとLED支持部82との間に配置される。付勢ばね85は、LED支持部82を第1支持部80側に付勢する。付勢ばね85は、一対のスクリュー83に対応して、一対配置される。
スペーサー86は、入射面54(第1入射面54A、第2入射面54B)と、光源51(第1光源51A、第2光源51B)との間に配置される。スペーサー86は、LED支持部82の第1支持部80側に固定される。スペーサー86は、一対の光源51を囲むように配置される板状部材である。スペーサー86は、孔部861と、被当接部862とを備える。孔部861は、光源51から発せられる照明光が通過するための穴である。このため、孔部861の内径は、光源51の発光部の面積に対応して設定されている。被当接部862は、孔部861を囲むように配置される。被当接部862は、スペーサー86のうち第1支持部80側に面する壁面である。なお、孔部861の内径は、第1入射面54Aおよび第2入射面54Bの外径よりも小さく設定される。換言すれば、前記第1方向において、被当接部862は、第1入射面54Aおよび第2入射面54Bの外縁部に対向している。
次に、本実施形態に係る距離規制部8の機能について説明する。前述のように、導光体52の第1方向の他端側では、導光体52の端部が不図示のスペーサー部材に当接している。すなわち、導光体52の他端部が前記スペーサー部材に突き当たった状態となっている。そして、導光体52の一端側では、図7に示すように、第1開口部801Aおよび第2開口部801Bから、それぞれ第1入射面54Aおよび第2入射面54Bが露出されている。また、一対の締結用ナット802Sには、それぞれ締結用ナット802が装着されている。この状態で、予めスクリュー83、位置調整ナット84および付勢ばね85が装着されたLED支持部82が、第1支持部80に取り付けられる。このとき、第1支持部80からLED支持部82に向かって突出された一対の取り付け用突起部803が、LED支持部82に開口された一対の取り付け用穴822に挿通される。そして、一対のスクリュー83が、一対の締結用ナット802に締結されることで、第1支持部80およびLED支持部82が一体的に固定される。この際、LED支持部82は、付勢ばね85の付勢力によってLED支持部82側の位置調整ナット84に当接される。
図9を参照して、本実施形態では、光源51と入射面54との間のスペーサー86の厚さは0.25mmに設定されている。そして、照明装置50の組み立て段階では、導光体52の端部から径方向に突設された当たり部52Fが、スペーサー86の被当接部862に当接するように、位置調整ナット84の初期位置が設定されている。そして、不図示の光量測定装置によって、出射面56(第1出射面56A、第2出射面56B)から出射される照明光の光量が測定され、該光量が予め設定された目標値となるよう、位置調整ナット84がスクリュー83の回転軸方向に移動される。詳しくは、位置調整ナット84は第1支持部80から離間するように回転される。そして、位置調整ナット84が、付勢ばね85の付勢力に抗して、LED支持部82をスクリュー頭部83S側に移動させる。この結果、スペーサー86が入射面54から第1方向において離間するように移動され、光源51と入射面54との間の距離が変化される。本実施形態では、光源51と入射面54との間の距離は、前記0.25mmから0.75mmまで調整可能とされる。なお、前記距離の設計基準値は、0.50mmである。そして、第1導光体52A側および第2導光体52B側のそれぞれの位置調整ナット84の位置が調整されることで、第1導光体52Aおよび第2導光体52Bから原稿シートPに照射される照射光の第1方向(主走査方向)の均一性が調整される。このように、本実施形態では、光源51の発光量のばらつきに応じて、光源51と導光体52の入射面54との間の距離が調整され、原稿シートへの照射光量を調整することが可能となる。また、第1支持部80とLED支持部82との間の距離が調整されることで、光源51と入射面54との間の距離が調整される。このため、光源51や導光体52が直接移動される場合と比較して、光源51と入射面54との間の距離が安定して設定される。また、位置調整ナット84の回転移動によって、簡易に前記距離を調整することができる。
上記のように、スペーサー86と入射面54との間に僅かな隙間が形成された状態で、照明装置50が使用される。画像形成装置1において、連続的に印刷動作が実行されると、光源51から発せられる熱によって、導光体52の熱膨張が生じやすい。このような場合であっても、本実施形態では、導光体52が第1方向に熱膨張すると、入射面54がスペーサー86の被当接部862を図9の矢印D1方向に押圧する。この結果、導光体52によってLED支持部82が押圧され、LED支持部82が付勢ばね85の付勢力に抗して第1支持部80から離間する方向に移動される。このとき、LED支持部82と位置調整ナット84との間に僅かな隙間が形成される。この結果、光源51の発熱に伴って導光体52が第1方向に熱膨張した場合であっても、該熱膨張が好適に吸収され、入射面54が光源51に当接することがなく、光源51の変形および破損が防止される。また、光源51と入射面54との間の距離がスペーサー86によって一定に維持される。更に、入射面54がスペーサー86に強く当接しても、LED支持部82の移動によって、スペーサー86または導光体52の破損が防止される。
また、本実施形態に係る照明装置50を備えた画像読取装置22および画像形成装置1では、原稿シートに安定して光が照射され、画像読取装置22によって原稿シートの画像が好適に読み取られる。更に、原稿シートの画像データに基づいて、シートに安定して画像が形成される。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を採ることができる。
上記の実施形態では、第1入射面54Aおよび第1光源51Aは、第1導光体52Aの第1方向の両端部に一対配置され、第2入射面54Bおよび第2光源51Bは、第2導光体52Bの第1方向の両端部に一対配置される態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第1入射面54Aおよび第1光源51Aは、第1導光体52Aの第1方向の一端側に配置され、第2入射面54Bおよび第2光源51Bは、第2導光体52Bの第1方向の前記一端側とは反対の他端側に配置される態様であってもよい。この場合であっても、1本の導光体から原稿シートPに光が照射される場合と比較して、より大きな光量で原稿シートPに光を照射することができる。また、各光源が発する熱量を低減することができる。また、第1方向において第1光源51Aおよび第2光源51Bがそれぞれ逆側に配置されているため、一方の光源のうち光が減衰しやすい出射方向下流側の光量を、他方の光源の出射方向上流側の光量で補うことができる。したがって、第1方向に沿って均一な光が原稿シートPに照射される。なお、上記の構成の場合、各導光体のうち、入射面とは反対側の面には反射シートが配置されることが望ましい。また、導光体52は1本であってもよい。
1 画像形成装置
11 感光体ドラム
22 画像読取装置
224 第1移動キャリッジ
229 撮像素子(受光装置)
50 照明装置
51 光源
51A 第1光源
51B 第2光源
51L 白色LED
52 導光体
52A 第1導光体
52B 第2導光体
53 本体部
54 入射面
54A 第1入射面
54B 第2入射面
56 出射面
56A 第1出射面
56B 第2出射面
57 反射面
57A 第1反射面
57B 第2反射面
8 距離規制部
80 第1支持部
801A 第1開口部(開口部)
801B 第2開口部(開口部)
802 締結用ナット
81 第2支持部
82 LED支持部(光源支持部)
821 スクリュー貫通孔(スクリュー開口部)
83 スクリュー
83S スクリュー頭部(ネジ頭)
84 位置調整ナット(位置決め用ナット)
85 付勢ばね
86 スペーサー
861 孔部
862 被当接部
93 画像形成部

Claims (8)

  1. 所定の配置面に配置された被照射物に光を照射する照明装置であって、
    第1方向に長い棒状の形状からなり、前記第1方向の一端部に配置され前記第1方向に沿って光が入射される入射面と、前記第1方向に沿って延設され前記第1方向と交差する方向に前記光を出射する出射面とを備え、前記被照射物に光を照射する導光体と、
    前記導光体の前記入射面に対向して配置され、前記入射面に入射される照明光を発する光源と、
    前記光源と前記入射面との間の距離を調整可能とするとともに、前記導光体の前記第1方向における熱膨張に伴って前記入射面が前記光源に当接することを防止する距離規制部と、
    を備える照明装置。
  2. 前記導光体の前記一端部が挿通される開口部を含み、前記開口部よりも外側に前記入射面を露出させ、前記一端部を支持する第1支持部と、
    前記導光体の前記第1方向の前記一端部とは反対の他端部を固定する第2支持部と、
    前記第1支持部に対して前記第1方向に間隔をおいて配置され、前記入射面と対向するように前記光源を支持する光源支持部と、
    を更に有し、
    前記第1支持部と前記光源支持部との間の距離が調整されることで、前記光源と前記入射面との間の距離が調整されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記距離規制部は、
    前記光源支持部に対して前記第1支持部とは反対側に配置されたネジ頭を含み、前記光源支持部を貫通して前記第1支持部に締結されるスクリューと、
    前記光源支持部に開口され、前記スクリューが挿通されるスクリュー開口部と、
    前記光源支持部と前記第1支持部との間において、前記スクリューに回転可能に装着される位置決め用ナットと、
    前記スクリューの前記ネジ頭と前記光源支持部との間に配置され、前記光源支持部を前記第1支持部側に付勢する付勢ばねと、
    を有し、
    前記位置決め用ナットが前記スクリューの回転軸方向に移動されることで、前記光源と前記入射面との間の距離が変化することを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記光源支持部の前記第1支持部側に固定され、前記光源から発せられる前記照明光が通過する孔部と、前記孔部を囲むように配置された被当接部とを含み、前記入射面と前記光源との間に配置されるスペーサーを更に有し、
    前記導光体が前記第1方向に熱膨張し、前記入射面が前記スペーサーの前記被当接部を押圧すると、前記光源支持部が前記付勢ばねの付勢力に抗して前記第1支持部から離間する方向に移動されることを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記導光体は、
    第1方向に長い棒状の形状からなり、前記第1方向の一端部に配置され前記第1方向に沿って光が入射される第1入射面と、前記第1方向に沿って延設され前記第1方向と交差する第2方向に前記光を出射する第1出射面とを備え、前記第2方向から前記被照射物に光を照射する第1導光体と、
    前記第1方向に長い棒状の形状からなり、前記第1方向の前記一端部において前記第1入射面に隣接して配置され前記第1方向に沿って光が入射される第2入射面と、前記第1方向に沿って延設され前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向に前記光を出射する第2出射面とを備え、前記第3方向から前記被照射物に光を照射する第2導光体と、を含み、
    前記光源は、
    前記第1導光体の前記第1入射面に対向して配置され、前記第1入射面に入射される照明光を発する第1光源と、
    前記第2導光体の前記第2入射面に対向して配置され、前記第2入射面に入射される照明光を発する第2光源と、を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の照明装置。
  6. 前記第1方向と交差する断面視において、
    前記第2方向は、前記配置面と直交する法線に対して一方の前記配置面側から前記被照射物に向かう方向であり、
    前記第3方向は、前記法線に対して他方の前記配置面側から前記被照射物に向かう方向であることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記被照射物としての原稿シートに照明光を照射する請求項1乃至の何れか1項に記載の照明装置と、
    前記原稿シートからの反射光を受光して電気信号に変換する受光装置と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置から出力される画像データに基づいて、シートに画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2013069779A 2013-03-28 2013-03-28 照明装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置 Active JP5879293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013069779A JP5879293B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 照明装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013069779A JP5879293B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 照明装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014192885A JP2014192885A (ja) 2014-10-06
JP5879293B2 true JP5879293B2 (ja) 2016-03-08

Family

ID=51838740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013069779A Active JP5879293B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 照明装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5879293B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6256307B2 (ja) * 2014-11-06 2018-01-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 照明装置
JP2016100633A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 キヤノン・コンポーネンツ株式会社 照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置および紙葉類識別装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5018748B2 (ja) * 2008-11-20 2012-09-05 三菱電機株式会社 密着型イメージセンサ
JP5384471B2 (ja) * 2010-12-28 2014-01-08 キヤノン・コンポーネンツ株式会社 イメージセンサユニット、及び、画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014192885A (ja) 2014-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5401567B2 (ja) 導光体、照明装置、これを用いた画像読取装置及び画像形成装置
AU2010201056B2 (en) Image reading device and image forming apparatus
US8649071B2 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus provided with the same
JP2007005860A (ja) 光照射ユニット、画像読取機構、画像読取装置及び画像形成装置
US9118799B2 (en) Reading apparatus and composite apparatus
JP2006349807A (ja) 光照射装置並びにこれを用いた画像読取装置及び画像形成装置
JP4619934B2 (ja) 光照射装置並びにこれを用いた画像読取装置及び画像形成装置
JP5856994B2 (ja) 照明装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
JP5860854B2 (ja) 画像読取装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP5422604B2 (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5879293B2 (ja) 照明装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
JP6140790B2 (ja) 画像読取装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP6361783B2 (ja) 画像読取装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP6155366B2 (ja) 画像読取装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2010178354A (ja) 照明装置、画像読取装置、及び画像形成装置
JP6256307B2 (ja) 照明装置
JP2010199639A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP6140791B2 (ja) 画像読取装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP5982324B2 (ja) 画像読取装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP5994477B2 (ja) 原稿照明ユニット、原稿読取装置、および画像形成装置
JP5994229B2 (ja) 照明ユニット、原稿読取装置、および画像形成装置
JP2010210749A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP6060580B2 (ja) 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2010212838A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP5783949B2 (ja) 導光体、照明装置、これを用いた画像読取装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5879293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150