JP5874934B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、回転電機に関する。
特許文献1には、ステータコアと、ステータコアに巻装したステータコイルと、ステータコイルのリード線を接続したプリント基板とを有し、それらを樹脂でモールドしたモータが開示されている。このモータでは、プリント基板と反負荷側ブラケットとの間にピンヘッダーが設けられており、このピンヘッダーにFG接続用ピンが固定される。FG接続用ピンは、一方端が反負荷側ブラケットに接続され、他方端がプリント基板に接続される。
特許第4474676号公報
上記従来技術のモータでは、モールド樹脂に凹部、反負荷側ブラケットに凸部が設けられており、これら凹部と凸部のはめ合いにより、モールド樹脂と反負荷側ブラケットとが同軸となるように位置決めされる。その一方で、FG接続用ピンは、反負荷側ブラケットに設けられたピン穴に圧入される構造となっている。したがって、反負荷側ブラケットとモールド樹脂とのはめ合い部の相対位置と、FG接続用ピンとピン穴との相対位置の、両方を位置合わせしながらモータの組立を行う必要があり、モータ組立の自動化を阻害する要因となっていた。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、組立の自動化を容易にすることが可能な回転電機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、固定子と回転子を備えた回転電機であって、前記固定子の外周側に設けられたフレームと、リード線が接続されるコネクタを前記フレームの一端側に備えた樹脂部と、一端が前記コネクタを介して前記リード線に接続されるように構成され、他端が前記回転子の軸方向一方側に突出するように前記樹脂部に設けられた導電性のピンと、前記ピンの外径よりも所定の寸法大きな内径を有するピン穴が前記ピンに対応する位置に貫通して形成された第1ブラケットと、前記ピン穴と当該ピン穴に挿入された前記ピンとの間に設けられ、前記ピンと前記第1ブラケットとを電気的に導通する、導電性の円筒部材と、を有し、前記第1ブラケットは、軸受を内部に備え、前記樹脂部側に突出した円形状の凸部を有し、前記樹脂部は、前記第1ブラケット側に、挿入された前記凸部の外周との間に、前記フレームと前記第1ブラケットとの同軸位置合わせ用の所定の間隔が空くように構成された、円形状の凹部が形成される回転電機が適用される。
本発明によれば、回転電機の組立の自動化を容易にすることができる。
本実施形態の回転電機の全体構成を表す縦断面図である。 回転電機の概略構造を表す分解斜視図である。 コネクタの周囲構造を表す断面図である。 反負荷側ブラケットとアース接続用ピンとの導通を得る導電性のスリーブをピン穴に挿入する前の状態、及び挿入した後の状態を表す断面図である。 外周面に突起を設けた導電性のスリーブで導通を得る場合のスリーブのピン穴に挿入する前の状態、及び挿入した後の状態を表す断面図である。 外周面にねじを設けた導電性のスリーブで導通を得る場合のスリーブのピン穴に挿入する前の状態、及び挿入した後の状態を表す断面図である。 アース接続用ピンを折り曲げて導通を得る場合を表す断面図である。
以下、一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
<回転電機の全体構成>
まず、図1及び図2を用いて、本実施形態の回転電機1の全体構成について説明する。図1は、回転電機1の軸方向縦断面図、図2は、回転電機1の分解斜視図である。なお、図2では後述する樹脂部14等の図示を適宜省略している。図1及び図2に示すように、回転電機1は、円筒状の固定子2と、固定子2の内側に半径方向に対向して設けられた円筒状の回転子3とを備え、インナーロータ型のモータとして構成されている。回転子3はシャフト8に固定されている。
また、回転電機1は、固定子2の外周側に設けられた導電性(例えばアルミ製)の筒状フレーム4と、フレーム4の軸方向一端側(図1中左側)の開口部を塞ぐ導電性(例えばアルミ製)の反負荷側ブラケット5(第1ブラケット)と、フレーム4の軸方向他端側(図1中右側)の開口部を塞ぐ導電性(例えばアルミ製)の負荷側ブラケット6(第2ブラケット)と、アースリード線7(リード線)が接続されるコネクタ20をフレーム4の一端側(図1中左側)に備えた樹脂部14とを有している。コネクタ20は、ピンヘッダ21を有している。
フレーム4は、断面略四角形の筒体からなり、中央部に軸方向に貫通した円形状の中空穴4aを有し、四隅に凹状に切り欠いた軸方向の凹溝部4bを備えている。フレーム4の各凹溝部4bの近接位置、例えば軸方向他方側(図2中右側)から見て凹溝部4bの時計回り方向側の近接位置には、軸方向の貫通孔4cが設けられている。反負荷側ブラケット5および負荷側ブラケット6は、フレーム4と同一形状の略四角形状断面を有し、それぞれ中央部に軸方向に貫通した小円形状の中空穴5a,6aを備えている。反負荷側ブラケット5および負荷側ブラケット6の四隅には、フレーム4の凹溝部4bと対応する軸方向の凹溝部5b及び凹溝部6bが形成されている。また、凹溝部5b及び凹溝部6bの近接位置には、フレーム4の貫通孔4cと対応する軸方向のタップ孔5c及び貫通孔6cが設けられている。
反負荷側ブラケット5および負荷側ブラケット6は、それぞれ中空穴5a及び中空穴6aの内側に取り付けた軸受10a及び軸受10bを備えている(図2では図示省略)。これら軸受10a及び軸受10bにより、上記シャフト8が回転自在に支持されている。反負荷側ブラケット5の軸受10aの取り付け部は、軸方向他方側(図1中右側)に突出しており、円形状の凸部5dを形成している。
固定子2は、中央部に軸方向に貫通した円形状の中空穴2aを有する環状の固定子コア11と、固定子コア11に巻装した固定子コイル12と、固定子コイル12の軸方向一方側(図1中左側)に設けられ、固定子コイル12の端末を接続したプリント基板13と、を備える。固定子2は、フレーム4の中空穴4a内に挿入され、焼き嵌め、接着等によって取り付けられる。フレーム4への固定子2の取り付け後、固定子コア11、固定子コイル12及びプリント基板13は、上記ピンヘッダ21とともに一体に樹脂成形される。これにより、樹脂部14が形成され、固定子2の全体が樹脂部14によって封止される。また、ピンヘッダ21の径方向一方側に開口部24(後述の図3参照)を形成するように、樹脂部14によってピンヘッダ21が部分的に覆われ、上記コネクタ20が形成される(コネクタ20の周囲構造については後述する)。樹脂部14の上記コネクタ形成部分は、フレーム4と反負荷側ブラケット5との間で外部に露出する。
樹脂部14の軸方向一方側(図1中左側)には、反負荷側ブラケット5の凸部5dが挿入される円形状の凹部14aが形成されている。この樹脂部14の凹部14aは、挿入された反負荷側ブラケット5の凸部5dの外周との間に所定の径方向の間隔d(後述の図3参照)が空くように構成されている。
回転子3は、中空穴に上記シャフト8が挿入される環状の回転子コア15を備えている。回転子3は、固定子コア11と磁気的空隙を介して対向するように、固定子2内に配置される。
回転電機1の組み立ては、概略次のようにして行われる。まず、フレーム4の中空穴4aに固定子2が取り付けられる。次に、固定子2及びピンヘッダ21が一体に樹脂成形されて樹脂部14が形成される。その後、固定子2の中空穴2aに回転子3が配置され、シャフト8の固定子2から突出した両端部が反負荷側ブラケット5及び負荷側ブラケット6の軸受10a,10bで支持される。そして、4本の導電性(例えばアルミ製)のボルト16(導電性のボルト)が負荷側ブラケット6の四隅の貫通孔6c、フレーム4の四隅の貫通孔4cの順に挿通され、反負荷側ブラケット5の四隅のタップ孔5cにねじ込まれる。これにより、フレーム4と、フレーム4を両側から挟んだ反負荷側ブラケット5及び負荷側ブラケット6とが一体に組み立てられる。その後、エンコーダ17等を収容したエンコーダ室17Aを蓋体18で閉じることにより、回転電機1が構築される。
<コネクタの周囲構造>
図3及び図4を用いて、コネクタ20の周囲構造について説明する。コネクタ20は、ピンヘッダ21の径方向一方側(図3中上側)に開口部24を設けるように、ピンヘッダ21を樹脂モールド(樹脂部14)で部分的に覆うことによって形成されている。ピンヘッダ21は、樹脂で一体成型した略L字状の導電性のアースピン22を備える。このアースピン22の一端22aは、ピンヘッダ21から軸方向他方側(図3中右側)に延びてプリント基板13に接続され、アースピン22の他端22bは、ピンヘッダ21から径方向一方側に延びて、樹脂部14の開口部24内に突出している。開口部24内にはアースリード線7のコネクタ7aが挿入され、アースリード線7とアースピン22の他端22bが接続される。
樹脂部14には、ピンヘッダ21と一体に樹脂成形された導電性のアース接続用ピン23(導電性のピン)が設けられている。アース接続用ピン23は直線状の線材であり、アース接続用ピン23の一端23aは、ピンヘッダ21内でアースピン22と接触して、アースピン22を介してアースリード線7と接続される。一方、アース接続用ピン23の他端23bは、軸方向一方側(図4中左側)に突出するように延びて、反負荷側ブラケット5を貫通するように設けられたピン穴25に挿入されている。
ピン穴25は、アース接続用ピン23の外径よりも所定寸法大きな内径を有している。このピン穴25に対し、図4(a)に示すようにスリーブ26(導通する手段、円筒部材)が挿入される。スリーブ26は導電性材料(例えばアルミ)で構成されており、アース接続用ピン23と反負荷側ブラケット5とを電気的に導通する。スリーブ26は、ピン穴25の内径と略同径の外径と、アース接続用ピン23の外径と略同径の内径を有する。スリーブ26の一端側(図4(a)中右側)には、スリーブ26の中空部27を構成する内周面26aの内径が拡大するテーパ26bが形成されている。スリーブ26は、反負荷側ブラケット5の外側より上記一端側からピン穴25に対し圧入され、ピン穴25に締まりばめにより固定される。なお、スリーブ26を接着によって固定してもよい。この際、スリーブ26の一端側の内周面26aにテーパ部26bが形成されているので、アース接続用ピン23の他端23bをスリーブ26の一端側より挿入し易くすることができる。
スリーブ26をピン穴26に挿入することにより、図4(b)に示すように、スリーブ26の外周面26cがピン穴25の内周面25aに圧接し、スリーブ26の内周面26aがアース接続用ピン23の外周面23cに圧接し、反負荷側ブラケット5とアース接続用ピン23とがスリーブ26を介して電気的に導通される。なお、スリーブ26は、反負荷側ブラケット5とフレーム4とが同軸となるように位置合わせされた後に、ピン穴26に挿入されて固定される。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の回転電機1は、アースリード線7のコネクタ7aが接続されるコネクタ20を備える樹脂部14と、当該樹脂部14に設けられた導電性のアース接続用ピン23とを有する。アース接続用ピン23の一端23aは、コネクタ20を介してアースリード線7に接続されるように構成される。一方、アース接続用ピン23の他端23bは、回転子3の軸方向一方側に突出し、反負荷側ブラケット5のピン穴25に挿入される。ピン穴25は、アース接続用ピン23の外径よりも所定の寸法大きな内径を有しており、ピン穴25に挿入されたアース接続用ピン23と反負荷側ブラケット5とは、導電性のスリーブ26により電気的に導通される。このようにして、反負荷側ブラケット5とアースの導通が確保される。
ここで、仮にピン穴25の内径とアース接続用ピン23の外径とをほぼ等しく構成し、アース接続用ピン23をピン穴25に圧入する構造とした場合、回転電機1の組立の際にアース接続用ピン23とピン穴25との干渉が生じる可能性があり、組立の自動化を阻害する要因となる。本実施形態では、ピン穴25の内径がアース接続用ピン23の外径よりも所定の寸法大きくなるように構成されるので、回転電機1の組立の際、ピン穴25とアース接続用ピン23との干渉がない状態で反負荷側ブラケット5をフレーム4(固定子2及び樹脂部14が組み付けられている)に取り付けることができる。その後、ピン穴25とアース接続用ピン23との隙間空間を利用して、反負荷側ブラケット5とフレーム4とが同軸となるように高精度に位置合わせを行うことが可能である。したがって、回転電機1の組立の自動化を容易にすることができる。
また、本実施形態では特に、反負荷側ブラケット5が軸受10aを内部に備えた円形状の凸部5dを有しており、この凸部5dが樹脂部14に形成された円形状の凹部14aに挿入される。このとき、仮に反負荷側ブラケット5の凸部5dの外径と樹脂部14の凹部14aの内径とをほぼ等しく構成し、これら凹部14aと凸部5dのはめ合いによりフレーム4と反負荷側ブラケット5とが同軸となるように位置決めされる構造とした場合、凹部14aと凸部5dとのはめ合い部の相対位置と、上述したアース接続用ピン23とピン穴25との相対位置の、両方を位置合わせしながら回転電機1の組立を行う必要があり、組立の自動化を阻害する要因となる。
本実施形態では、樹脂部14に形成された凹部14aが、挿入された凸部5dの外周との間に所定の間隔dが空くように構成される。これにより、回転電機1の組立の際、上述のピン穴25とアース接続用ピン23との干渉がないのに加えて、凹部14aと凸部5dとの干渉がない状態でフレーム4に反負荷側ブラケット5を取り付けることができる。したがって、回転電機1の組立の自動化を容易にすることができる。
また本実施形態によれば、次のような効果も得ることができる。つまり、上述のように、仮に反負荷側ブラケット5の凸部5dの外径と樹脂部14の凹部14aの内径とをほぼ等しく構成し、これら凹部14aと凸部5dのはめ合いによりフレーム4と反負荷側ブラケット5とが同軸となるように位置決めする場合、凹部14aや凸部5dの寸法誤差により同軸精度の低下を招く可能性がある。これに対し、本実施形態では、反負荷側ブラケット5をフレーム4に取り付けた後、凹部14aと凸部5dとの隙間dの空間(上述のピン穴25とアース接続用ピン23との隙間空間も同様)を利用して、例えばカメラと画像処理等を用いた位置制御により、反負荷側ブラケット5とフレーム4とが同軸となるように高精度に位置合わせを行うことが可能である。したがって、凹部14aと凸部5dのはめ合いにより位置決めする場合に比べて、フレーム4と反負荷側ブラケット5との同軸精度を高めることが可能である。
また本実施形態の回転電機1では、フレーム4と反負荷側ブラケット5との間に樹脂部14が配置されるので、フレーム4と反負荷側ブラケット5とが導通されない。そこで本実施形態では、導電性のボルト16により、反負荷側ブラケット5と負荷側ブラケット6とを樹脂部14及びフレーム4を間に挟んで連結する。これにより、反負荷側ブラケット5と負荷側ブラケット6とをボルト16を介して導通させることができる。その結果、固定子2は、フレーム4、負荷側ブラケット6、ボルト16、反負荷側ブラケット5、スリーブ26、アース接続用ピン23及びアースピン22を介してアースリード線7に導通される。このようにして、固定子2とアースの導通をフレームグランドを介して確保することができる。
また、本実施形態では特に、ピン穴25に挿入されたアース接続用ピン23と反負荷側ブラケット5とを電気的に導通する手段として、ピン穴25と当該ピン穴25に挿入されたアース接続用ピン23との間に、導電性のスリーブ26を設ける。これにより、簡易な構造でアース接続用ピン23と反負荷側ブラケット5との導通を確保することができる。
また、本実施形態では特に、スリーブ26は、ピン穴25に圧入することで締まりばめにより固定される。これにより、簡易な構造でスリーブ26のピン穴25からの脱落を防止できる。
また、本実施形態では特に、スリーブ26は、内周面26aの内径が拡大するテーパ部26bを一端側に有する。これにより、アース接続用ピン23の他端23bをスリーブ26の一端側より挿入し易くすることができるので、スリーブ26のピン穴25へのはめ込み工程の自動化を容易にすることができる。
<変形例>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)外周面に突起を設けたスリーブで導通を得る場合
上記実施形態では、導電性の円筒部材として外周面に凹凸のないスリーブ26を用いたが、外周面に円筒軸方向に延びる突起を設けたスリーブを用いてもよい。本変形例の一例を図5に示す。
図5(a)に示すように、スリーブ26Aは、外周面に円筒軸方向に延びる複数(この例では6個)の突起28を周方向に等間隔に有している。一方、反負荷側ブラケット5に設けられたピン穴25Aは、内周面に軸方向に延びる複数(この例では6個)の凹状の溝29を有し、凹部29はスリーブ26の突起28と対応する周方向位置に設けられている。図5(a)に示すように、スリーブ26Aが一端側(図5(a)中右側)からピン穴25Aに対し圧入されると、図5(b)に示すように、スリーブ26Aの外周面の突起28がピン穴25Aの内周面の溝29にそれぞれはまり合う。つまり、スリーブ26Aはスプライン結合によりピン穴25Aに固定される。このとき、スリーブ26Aの中空部27を構成する内周面26aは、中空部27内に挿入されたアース接続用ピン23の外周面23cに圧接する。これにより、反負荷側ブラケット5とアース接続用ピン23とがスリーブ26Aを介して電気的に導通される。
このように、本変形例では、スリーブ26Aの突起28とピン穴25Aの溝29とのはまり合いの作用により、スリーブ26Aがピン穴25Aに固定される。これにより、スリーブ26Aのピン穴25Aからの脱落防止効果を高めることができる。
(2)外周面にねじを設けたスリーブで導通を得る場合
本変形例では、導電性の円筒部材として外周面にねじを設けたスリーブを使用した。本変形例の一例を図6に示す。
図6(a)に示すように、スリーブ26Bは、外周面に雄ねじ30が形成されている。一方、反負荷側ブラケット5に設けられたピン穴25Bは、内周面に雄ねじ30に対応する雌ねじ31が形成されている。図6(a)に示すように、スリーブ26Bが一端側(図6(a)中右側)からピン穴26Bにねじ込まれると、図6(b)に示すように、スリーブ26Bの中空部27内にアース接続用ピン23が挿入された状態で、スリーブ26Bがピン穴25Bに締結される。これにより、反負荷側ブラケット5とアース接続用ピン23とがスリーブ26Bを介して電気的に導通される。
このように、本変形例では、スリーブ26Bの外周面に雄ねじ30が形成され、ピン穴25Bの内周面に雌ねじ31が形成されており、スリーブ26Bをピン穴25Bにねじ込むことにより、スリーブ26Bがピン穴25Bに固定される。これにより、スリーブ26Bのピン穴25Bからの脱落防止効果をさらに高めることができる。
(3)アース接続用ピンを折り曲げて導通を得る場合
本変形例では、図7に示すように、アース接続用ピン23の他端23bが反負荷側ブラケット5の外方に延出しており、この延出した他端23bが反負荷側ブラケット5に接触するように略直角に折り曲げられる。この折り曲げによって形成された折り曲げ部23b′(導通する手段)により、反負荷側ブラケット5とアース接続用ピン23とが別部材の導通手段を使用せずに直接導通される。
本変形例によれば、導通のために別途の部材を設ける必要が無いので、部品点数を低減できる。また、導通のための部材をはめ込む場合のように部材の位置合わせや押し込む工程が不要であり、アース接続用ピン23の先端を折り曲げる工程だけで足りるので、回転電機1の組立工程をさらに単純化できる。
(4)ハンダで導通を得る場合
ピン穴25に挿入されたアース接続用ピン23と反負荷側ブラケット5とを電気的に導通する手段としては、ハンダを使用してもよい。これにより、導通のための部材をピン穴25と該ピン穴25に挿入されたアース接続用ピン23との間にはめ込む場合に比べて、部材の位置合わせや押し込む工程が不要となるので、回転電機1の組立工程を単純化できる。
以上では、回転電機1がモータである場合を一例として説明したが、本実施形態は、回転電機が発電機である場合にも適用することができる。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、上記実施形態や各変形例は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 回転電機
2 固定子
3 回転子
4 フレーム
5 反負荷側ブラケット(第1ブラケット)
5d 凸部
6 負荷側ブラケット(第2ブラケット)
7 アースリード線(リード線)
10a 軸受
14 樹脂部
14a 凹部
16 ボルト
20 コネクタ
23 アース接続用ピン(導電性のピン)
23a 一端
23b 他端
23b′ 折り曲げ部(導通する手段)
25 ピン穴
26 スリーブ(導通する手段、円筒部材)
26A スリーブ(導通する手段、円筒部材)
26B スリーブ(導通する手段、円筒部材)
26b テーパ部
28 突起
29 溝
30 雄ねじ
31 雌ねじ
d 間隔

Claims (6)

  1. 固定子と回転子を備えた回転電機であって、
    前記固定子の外周側に設けられたフレームと、
    リード線が接続されるコネクタを前記フレームの一端側に備えた樹脂部と、
    一端が前記コネクタを介して前記リード線に接続されるように構成され、他端が前記回転子の軸方向一方側に突出するように前記樹脂部に設けられた導電性のピンと、
    前記ピンの外径よりも所定の寸法大きな内径を有するピン穴が前記ピンに対応する位置に貫通して形成された第1ブラケットと、
    前記ピン穴と当該ピン穴に挿入された前記ピンとの間に設けられ、前記ピンと前記第1ブラケットとを電気的に導通する、導電性の円筒部材と、
    を有し、
    前記第1ブラケットは、
    軸受を内部に備え、前記樹脂部側に突出した円形状の凸部を有し、
    前記樹脂部は、
    前記第1ブラケット側に、挿入された前記凸部の外周との間に、前記フレームと前記第1ブラケットとの同軸位置合わせ用の所定の間隔が空くように構成された、円形状の凹部が形成される
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 前記フレームの他端側に設けられた第2ブラケットと、
    前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとを前記樹脂部及び前記フレームを間に挟んで連結する導電性のボルトと、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記円筒部材は、
    前記ピン穴に締まりばめにより固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  4. 前記円筒部材は、
    外周面に円筒軸方向に延びる突起が形成されており、
    前記ピン穴は、
    内周面に前記突起がはまり合う溝が形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の回転電機。
  5. 前記円筒部材は、
    外周面に雄ねじが形成されており、
    前記ピン穴は、
    内周面に雌ねじが形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の回転電機。
  6. 前記円筒部材は、
    内周面の内径が拡大するテーパ部を一端側に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の回転電機
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