JP5874526B2 - バックアップ取得装置、バックアップ取得方法、およびバックアップ取得プログラム - Google Patents

バックアップ取得装置、バックアップ取得方法、およびバックアップ取得プログラム Download PDF

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Description

本発明はバックアップ取得装置、バックアップ取得方法、およびバックアップ取得プログラムに関し、特にOSやアプリケーションの動作を停止することなくバックアップの取得が可能であるバックアップ取得装置等に関する。
コンピュータが社会の基盤としてすっかり浸透した現代では、データの損失はそれだけで重大な損失となる。そのため、特にウェブサーバ、ファイルサーバ、データベースなどのような、業務上重要なデータを大量に取り扱うコンピュータ装置においては、データのバックアップは極めて重要である。
その一方で、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)による汎用ネットワークの通信速度が向上し、また価格も低下したことから、ストレージ機器において標準とされているSCSI(Small Computer System Interface)コマンドをTCP/IPを介して伝送する、非特許文献1〜2に記載のiSCSI(Internet Small Computer Systems Interface、RFC3720)と呼ばれる規格が出現している。
このiSCSIを利用することによって、既存の汎用ネットワークを利用して大量のデータストレージを安価かつ容易に実現することが可能となる。特に、たとえば特定の企業の特定の部署などのようなローカルネットワーク上で動作している複数のコンピュータに対して、外部から一括してバックアップを取得する(いわゆるリモートバックアップの)仕組みを付加することも可能となる。
これに関連して、次のような技術文献がある。その中でも特許文献1には、シンクライアントで使用されるキャッシュデータを中間的に保存するキャッシュデータ格納手段で、このキャッシュデータ格納手段からの情報漏洩を防止するという技術について記載されている。特許文献2には、ユーザの使用中の状態を示すスナップショットからボリュームのレプリカを作成するというストレージ装置が記載されている。
特許文献3には、磁気テープライブラリを利用して、包括的にデータを管理するというバックアップストレージシステムについて記載されている。が記載されている。特許文献4には、異なる端末からの同一単位記録ユニットへの書き込みを防止するというアクセス中継装置について記載されている。特許文献5には、ディスクレスコンピュータがストレージシステムを利用している間でもウィルス検索が可能であるという計算機システムが記載されている。
特許文献6には、iSCSIのイニシエータとターゲットの間の通信を中継する中継装置を備えるストレージシステムについて記載されている。特許文献7には、イニシエータとターゲットの間のパスを多重化したストレージシステムについて記載されている。非特許文献1には、前述の通りiSCSIの仕様が記載されている。非特許文献2には、iSCSIについての解説が記載されている。
特開2010−211607号公報 特開2008−065392号公報 特開2007−317186号公報 特開2007−156933号公報 特許4718288号公報 特開2006−293501号公報 特開2006−260233号公報(特許4258482号公報)
「RFC3720:Internet Small Computer Systems Interface (iSCSI)」、平成16年4月、Internet Engineering Task Force、[平成24年4月13日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc3720.txt> 青木直孝、「特集:最新IPストレージ技術「iSCSI」」、平成14年10月5日、[平成24年4月13日検索]、アイティメディア株式会社、インターネット<URL:http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/tokusyuu/16iscsi/iscsi01.html>
コンピュータ装置におけるデータのバックアップは、現在動作中のそのコンピュータの動作を止めずにある特定の時点の動作状態を記憶して、不具合が発生してもその時点の動作状態をすぐに再現して動作を継続できるものであることが望ましい。かつ、そのコンピュータの構成を可能な限り変更せずにバックアップが可能なものであれば、さらに望ましい。
しかしながら、そのコンピュータのオペレーティングシステム(OS)上でバックアップ用のアプリケーションを動作させることは、そのOSと該OS上で動作する他のアプリケーションの動作を阻害もしくは大きく遅延させることとなる。従って、そのようなバックアップは、たとえば業務に係る負荷の少ない深夜などに、他のアプリケーションの動作を停止して行う必要がある。これでは、動作中の状態を取得することは困難である。
また、バックアップ専用のミニOSによってコンピュータを起動してバックアップの動作を行うという方法もあるが、これではアプリケーションのみならず通常のOSも起動できないので、動作中の状態を取得することは不可能である。
あるいは、バックアップ取得専用のストレージ機器を接続し、これによってバックアップの動作を行うという方式もある。この方式だと、上記のようなOSや他のアプリケーションの動作に対する悪影響はないが、このような装置によるバックアップに対応したストレージ機器、あるいはコンピュータは限られており、しかも高価である。さらに、このストレージ機器を接続するに際して、OSやアプリケーションの動作を一度停止する必要がある。
即ち、OSやアプリケーションの動作を停止せず、必要な時にその動作状態を取得するというバックアップは、現状では困難である。この問題点を解決しうる技術は、前述の特許文献1〜7および非特許文献1〜2には、もちろん記載されていない。
本発明の目的は、OSやアプリケーションの動作を停止することなく、そのコンピュータの動作状態を必要な時に取得することを可能とするバックアップ取得装置、バックアップ取得方法、およびバックアップ取得プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るバックアップ取得装置は、動作中のコンピュータ装置とこれに接続されて動作するメインストレージ装置との間に接続され、このメインストレージ装置の記憶内容のバックアップを取得するバックアップ取得装置であって、メインストレージ装置の記憶内容を併設されたバックアップストレージ装置にコピーするバックアップ実行部と、バックアップ実行部の動作中にコンピュータ装置からデータ書き込み命令を受信した場合に、このデータ書き込み命令の対象データおよび受信時刻に「未反映」を示す値の記録フラグを付加して予め備えられた記憶手段にジャーナルとして記憶するジャーナル取得部と、ジャーナル取得部が新しいデータを記憶した場合に、ジャーナルに記憶されたデータの中で最も古くかつ記録フラグの値が「未反映」であるデータを記憶手段にスナップショットとして記憶するスナップショット取得部とを有すると共に、ジャーナル取得部が、スナップショットに記憶されたデータの記録フラグの値を「反映済」に更新することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るバックアップ取得方法は、動作中のコンピュータ装置とこれに接続されて動作するメインストレージ装置との間に接続され、このメインストレージ装置の記憶内容のバックアップを取得するバックアップ取得装置にあって、メインストレージ装置の記憶内容をバックアップ実行部が併設されたバックアップストレージ装置にコピーし、この記憶内容のコピーの動作中にコンピュータ装置からデータ書き込み命令を受信した場合に、このデータ書き込み命令の対象データおよび受信時刻に「未反映」を示す値の記録フラグを付加してジャーナル取得部が予め備えられた記憶手段にジャーナルとして記憶し、ジャーナルに新しいデータが記憶された場合に、ジャーナルに記憶されたデータの中で最も古くかつ記録フラグの値が「未反映」であるデータをスナップショット取得部が記憶手段にスナップショットとして記憶し、スナップショットに記憶されたデータの記録フラグの値をジャーナル取得部が「反映済」に更新することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るバックアップ取得プログラムは、動作中のコンピュータ装置とこれに接続されて動作するメインストレージ装置との間に接続され、このメインストレージ装置の記憶内容のバックアップを取得するバックアップ取得装置にあって、バックアップ取得装置が備えるプロセッサに、メインストレージ装置の記憶内容を併設されたバックアップストレージ装置にコピーする手順、この記憶内容のコピーの動作中にコンピュータ装置からデータ書き込み命令を受信した場合に、このデータ書き込み命令の対象データおよび受信時刻に「未反映」を示す値の記録フラグを付加して予め備えられた記憶手段にジャーナルとして記憶する手順、ジャーナルに新しいデータが記憶された場合に、ジャーナルに記憶されたデータの中で最も古くかつ記録フラグの値が「未反映」であるデータを記憶手段にスナップショットとして記憶する手順、およびスナップショットに記憶されたデータの記録フラグの値を「反映済」に更新する手順を実行させることを特徴とする。
本発明は、上記したように、メインストレージ装置の記憶内容を併設されたバックアップストレージ装置にコピーしている最中に書き込み命令を受信した場合に、これをジャーナルおよびスナップショットとして記憶しておくように構成したので、コンピュータ装置の動作に影響を与えることはない。これによって、OSやアプリケーションの動作を停止することなく、そのコンピュータの動作状態を必要な時に取得することが可能であるという、優れた特徴を持つバックアップ取得装置、バックアップ取得方法、およびバックアップ取得プログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係るバックアップシステムの構成について示す説明図である。 図1に示したバックアップシステムが使用するiSCSIプロトコルにおけるiSCSI階層モデルについて示す説明図である。 図1で示したバックアップ取得装置のジャーナル取得部が記録するジャーナルの内容について示す説明図である。 図1で示したバックアップ取得装置のスナップショット取得部が記録するスナップショットの内容について示す説明図である。 図1に示したバックアップシステムで、当該システム全体のiSCSIセッション切り替えの動作について示す説明図である。 図5に示したバックアップシステムのiSCSIセッション切り替えの動作を表すフローチャートである。 図1に示したバックアップシステムで、当該システムのバックアップの取得の動作について示す説明図である。 図7に示したバックアップシステムのバックアップの取得の動作を表すフローチャートである。 図1に示したバックアップシステムで、図7〜8に示したバックアップ取得の動作を行っている間にiSCSIイニシエータからライト命令が発せられた場合の動作について示す説明図である。 図9に示したバックアップシステムでバックアップ取得中にライト命令が発せられた場合の動作を表すフローチャートである。 図1に示したバックアップシステムで、図7〜8に示したバックアップ取得の動作を行っている間にiSCSIイニシエータからリード命令が発せられた場合の動作について示す説明図である。 図11に示したバックアップシステムでバックアップ取得中にリード命令が発せられた場合の動作を表すフローチャートである。 図1に示したバックアップシステムで、ジャーナルおよびスナップショットに記録されているデータをメインストレージ装置に反映させる最新化の動作について示す説明図である。 図13に示したバックアップシステムのデータの最新化の動作を表すフローチャートである。 図1に示したバックアップシステムで、バックアップを終了してバックアップ取得装置をiSCSIイニシエータ装置から切り離す動作について示す説明図である。 図15に示したバックアップシステムのバックアップ終了の動作を表すフローチャートである。 図15〜16のステップS601として示した、更新内容のメインストレージ装置への反映完了までの処理量が少なくなったか否かの判定の動作を表すフローチャートである。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態の構成について添付図1に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係るバックアップ取得装置20は、動作中のコンピュータ装置(iSCSIイニシエータ装置10)とこれに接続されて動作するメインストレージ装置30との間に接続され、このメインストレージ装置の記憶内容のバックアップを取得するバックアップ取得装置である。このバックアップ取得装置は、メインストレージ装置の記憶内容を併設されたバックアップストレージ装置40にコピーするバックアップ実行部102と、バックアップ実行部の動作中にコンピュータ装置からデータ書き込み命令を受信した場合に、このデータ書き込み命令の対象データおよび受信時刻に「未反映」を示す値の記録フラグを付加して予め備えられた記憶手段にジャーナル111として記憶するジャーナル取得部103と、ジャーナル取得部が新しいデータを記憶した場合に、ジャーナルに記憶されたデータの中で最も古くかつ記録フラグの値が「未反映」であるデータを記憶手段にスナップショットとして記憶するスナップショット取得部104とを有すると共に、ジャーナル取得部103が、スナップショットに記憶されたデータの記録フラグの値を「反映済」に更新する。
また、バックアップ実行部102の動作中にコンピュータ装置からデータ読み出し命令を受信した場合に、スナップショット取得部104が、このデータ読み出し命令の読み取り対象のアドレスがスナップショットに記録されているデータのアドレスと一致するか否かを判断すると共に、一致すればスナップショットから、一致しなければメインストレージ装置から当該データを読み出してコンピュータ装置に返却するという機能を有する。
そして、バックアップ実行部の動作の終了後、スナップショット112を複製してこの複製の内容をメインストレージ装置に書き込む最新化実行部105を有する。この最新化実行部105は、複製の内容の書き込みの動作の終了後、複製を削除し、複製の作成後に受け付けられたデータ書き込み命令およびデータ読み出し命令について再びスナップショットを複製して書き込む処理を繰り返す。
さらに、最新化実行部105の動作終了までの残り時間を計算すると共に、この残り時間がコンピュータ装置にタイムアウトを起こさせる時間以下であればこのコンピュータ装置からのコマンドの受付を一旦停止して動作終了を待ってからコンピュータ装置の接続先をメインストレージ装置30に切り替えさせる最新化終了処理部106も有する。そして、このコンピュータ装置の接続先の切り替えを、iSCSI規格のリダイレクト命令によって行う。
以上の構成を備えることにより、バックアップ取得装置20は、OSやアプリケーションの動作を停止することなく、iSCSIイニシエータ装置10の動作状態を必要な時に取得することが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るバックアップシステム1の構成について示す説明図である。バックアップシステム1は、サーバコンピュータであるiSCSIイニシエータ装置10と、それとは別のコンピュータ装置であるバックアップ取得装置20と、iSCSIイニシエータ装置10が通常動作時に読み書きするデータを記憶するメインストレージ装置30と、メインストレージ装置30のバックアップデータを記憶するバックアップストレージ装置40とが、イーサネット(登録商標)などのような公知の接続規格を介して相互に接続されて構成されている。
iSCSIイニシエータ装置10の備えている演算手段(プロセッサ11)では、基本ソフトウェアであるオペレーティングシステム11aと、そのオペレーティングシステムの制御下でiSCSIプロトコルによる装置内部および他装置との間でのデータ交換を制御するiSCSIイニシエータ11bとが動作する。これら以外の要素については、本実施形態を説明する上では特に必要ではないので、図1では記載を省略する。
即ち、iSCSIイニシエータ装置10には、ハードウェア的にもソフトウェア的にも、新しい要素を追加する必要は特にない。iSCSIイニシエータ11bは、I/Oタイムアウトを発生させずに接続先のiSCSIターゲットを切り替えることができるが、これもiSCSIによる通常の動作の範囲内である。
バックアップ取得装置20は、コンピュータ装置としての基本的な構成を備える。即ち、コンピュータプログラムを実行する主体であるプロセッサ21と、データを記憶する記憶手段22と、iSCSIイニシエータ装置10との間でのデータ通信を介在する上位側インタフェース23(NIC:Network Interface Card)と、メインストレージ装置30およびバックアップストレージ装置40との間でのデータ通信を介在する下位側インタフェース24(HBA:Host Bus Adopter)とを備える。
プロセッサ21は、バックアップ取得プログラムが動作することにより、後述するiSCSI制御部101、バックアップ実行部102、ジャーナル取得部103、スナップショット取得部104、最新化実行部105、および最新化終了処理部106の各々として動作する。
また、記憶手段22には、後述するジャーナル111、およびスナップショット112が記憶されるための領域が予め確保されている。動作状態によっては、スナップショットの複製113と、更新時刻情報114も記憶される。これらについても後述する。
iSCSIイニシエータ装置10の通常動作時には、メインストレージ装置30がiSCSIターゲットとなり、iSCSIイニシエータ装置10とメインストレージ装置30との間はイーサネットなどを介して直接的に接続されてiSCSIセッションが構築され、iSCSIイニシエータ装置10による動作中のデータがメインストレージ装置30に記憶される。ここでいう「直接的」な接続とは、バックアップ取得装置20を介さずにiSCSIセッションが構築されるという意味であり、たとえばルータやハブなどのようなネットワーク機器を全く経由しないという意味ではない。
バックアップ取得が必要な時には、iSCSIイニシエータ装置10とメインストレージ装置30との間のiSCSIセッションは一旦切断され、バックアップ取得装置20がiSCSIターゲットとなってiSCSIイニシエータ装置10との間でiSCSIセッションを構築する。バックアップ取得装置20はメインストレージ装置30とも接続されているので、iSCSIイニシエータ装置10はiSCSIによってメインストレージ装置30に動作中のデータを記憶することが可能である。バックアップ取得が終了したら、iSCSIイニシエータ装置10とバックアップ取得装置20との間のiSCSIセッションは切断され、iSCSIイニシエータ装置10とメインストレージ装置30との間のiSCSIセッションが再び構築され、通常動作状態に戻る。
バックアップ取得装置20とバックアップストレージ装置40との間の接続は、iSCSI規格に準拠したものである必要は無い。たとえばiSCSIであればイーサネット、FCならばファイバチャネルなど、バックアップストレージ装置40がサポートするI/Oプロトコルに適合した接続でありさえすればよい。
図2は、図1に示したバックアップシステム1が使用するiSCSIプロトコルにおけるiSCSI階層モデルについて示す説明図である。iSCSIでは、処理要求元であるイニシエータ50(本実施形態ではiSCSIイニシエータ装置10)が発した要求に従って、ターゲット60(本実施形態ではバックアップ取得装置20およびメインストレージ装置30)がデータ保存などの処理を行ってレスポンスを要求元に返す。
その際、イニシエータ50で動作するSCSIアプリケーション51からの送受信対象データを含んだSCSI層52からのSCSIコマンドであるSCSI CDB(Command Descriptor Blick)は、iSCSI層53でiSCSI PDU(Protocol Data Unit)としてカプセル化処理され、TCP/IP層54およびデータリンク層・物理層55を介して、通常のTCP/IPプロトコルにてIPネットワーク70を通じてターゲット60に送信される。
ターゲット60では、データリンク層・物理層65およびTCP/IP層64を介してイニシエータ50から受信したiSCSI PDUから、iSCSI層63でSCSI CDBと対象データとが抽出され、SCSI層62およびデバイスサーバ61に渡される。ターゲット60側からイニシエータ50に返されるレスポンスについては、これと逆方向の処理が行われる。
図1で示したiSCSIイニシエータ装置10のiSCSIイニシエータ11bは、図2でいえばイニシエータ50のiSCSI層53としての処理を実行する。また、バックアップ取得装置20のiSCSI制御部101は、図2でいえばターゲット60のiSCSI層63としての処理を実行する。
図3は、図1で示したバックアップ取得装置20のジャーナル取得部103が記録するジャーナル111の内容について示す説明図である。また図4は、図1で示したバックアップ取得装置20のスナップショット取得部104が記録するスナップショット112の内容について示す説明図である。
iSCSI制御部101は、iSCSIイニシエータ11bから発せられたiSCSI PDUをターゲット60として受信し、そこからSCSI CDBを抽出する。ジャーナル取得部103は、そのSCSI CDB内容を解析し、内容がライト(write)命令であれば、そのライト命令の受信時刻111a、対象データ111b、および記録フラグ111cをジャーナル111に記録する。ここで記録フラグ111cとは、対象データ111bをスナップショット112に反映したか否かを示す2値データである。「0」は未反映、「1」は反映済をそれぞれ表す。
また、iSCSI制御部101がターゲット60として受信したiSCSI PDUの内容がリード(read)命令であれば、このリード命令はジャーナル111には記録しないが、リード命令の対象であるアドレスのデータをジャーナル111で確認する。そのアドレスのデータがジャーナル111にあり、かつその中に記録フラグ111c=「0(未反映)」であるものが1つでも含まれている場合には、データの整合性を保つため、記録フラグ111c=「1(反映済)」となるまでリード処理を行わない。
スナップショット取得部104は、ライト命令を受信した場合、そのライト命令で更新されるデータを、更新対象となる論理アドレス(LBA: Logical Block Addressing)に対応するマップとしてスナップショット112に記録する。また、iSCSI制御部101がリード命令を受信した場合、そのリード命令で読み出す対象となるデータがスナップショット112に含まれている場合、そこに保持されているデータをiSCSIイニシエータ装置10(イニシエータ50)に返却する。対象データがスナップショット112に含まれていない場合には、そのデータをメインストレージ装置30から読み出して、同様にiSCSIイニシエータ装置10(イニシエータ50)に返却する。
図4では、スナップショット112を複数のセルに区分されたマップとして表している。各々のセルが、LBAのアドレスに対応しているものであり、その対応するアドレス範囲を示すセルに、ライト命令で書き込むべきデータを記録している。図4では、そのデータを「A」「B」「C」…の記号で表している。空欄のセルは、そのアドレス範囲に書き込むべきデータが記録されていないことを意味する。図4はあくまで、スナップショット112のそのアドレスのデータの有無を示しているに過ぎないものであり、実際のメインストレージ装置30上のそのアドレスのデータの有無とは直接関係ない。
また、バックアップ実行部102、最新化実行部105、および最新化終了処理部106の各々の機能および動作については後述する。
(iSCSIセッションの切り替え)
図5は、図1に示したバックアップシステム1で、当該システム全体のiSCSIセッション切り替えの動作について示す説明図である。図6は、図5に示したバックアップシステム1のiSCSIセッション切り替えの動作を表すフローチャートである。ジャーナル111およびスナップショット112に記憶されているデータは、図5以降でも、図3〜4と同様の形で示されている。
この動作の前提として、iSCSIイニシエータ装置10のオペレーティングシステム11aが通常動作時に使用するメインストレージ装置30を、下位側インタフェース24にも接続して、バックアップ取得装置20からもアクセス可能に設定する。このようにしておけば、iSCSIイニシエータ装置10がバックアップ取得装置20をターゲットとしてiSCSIセッションを構築しても、iSCSIセッション切り替え前と同じメインストレージ装置30を利用することが可能となる。
まず、メインストレージ装置30はiSCSIイニシエータ装置10に対してリダイレクト(redirect)命令、即ちiSCSIセッションのターゲットをメインストレージ装置30からバックアップ取得装置20に切り替える命令を発行する(ステップS101)。このリダイレクト命令を発行させる動作は、たとえば、メインストレージ装置30の側にリダイレクト命令を発行するAPI(Application Program Interface)を設け、このAPIをiSCSIイニシエータ装置10もしくはバックアップ取得装置20から実行させることを契機とすることができる。
この命令を受けたiSCSIイニシエータ装置10のiSCSIイニシエータ11bは、メインストレージ装置30との間のiSCSIセッションを一旦閉じて、新たにバックアップ取得装置20をターゲットとするiSCSIセッションを構築するよう、バックアップ取得装置20に対してセッション構築要求を発する(ステップS102)。
このセッション構築要求を受けたバックアップ取得装置20では、ジャーナル取得部103がジャーナル111を、またスナップショット取得部104がスナップショット112を各々初期化する(ステップS103)。そして、これらの初期化が完了したら、iSCSI制御部101がセッション構築のレスポンスをiSCSIイニシエータ11bに返す(ステップS104)。
これで、iSCSIセッションの切り替えが完了し、バックアップ取得の準備が整ったこととなる。前述のように、このiSCSIイニシエータ11bは、オペレーティングシステム11aに対してI/Oエラーを報告することなく、このステップS101〜104の処理が可能である。
ただし、この動作で利用するiSCSIリダイレクト命令は、iSCSIの仕様に含まれてはいるが、実際の実装は各ベンダに依存している状況である。そのため、メインストレージ装置30に予めこのiSCSIリダイレクト命令が設定されていて、かつ任意のタイミングでメインストレージ装置30上のiSCSIターゲットから実行できるような実装が必要である。
また、iSCSIイニシエータ11bの側にも、このiSCSIリダイレクト命令に応じてiSCSIターゲットを変更できる実装が必要である。より具体的には、iSCSIターゲットに対するログイン情報をiSCSIイニシエータ11b上で管理し、バックアップを取得したい場合には操作者の任意のタイミングで切り替えを行うことのできる機能である。
この時、iSCSIイニシエータ11bはメインストレージ装置30に対するiSCSIセッションを一度クローズするが、オペレーティングシステム11aに対してI/Oが途絶したことを通知しないようにする。またオペレーティングシステム11aがI/Oエラーを検出するタイムアウト時間内に、切り替え先として登録されているバックアップ取得装置20をターゲットとするiSCSIセッションを構築する。
(バックアップの取得)
図7は、図1に示したバックアップシステム1で、当該システムのバックアップの取得の動作について示す説明図である。図8は、図7に示したバックアップシステム1のバックアップの取得の動作を表すフローチャートである。
まず、バックアップ取得装置20のバックアップ実行部102がメインストレージ装置30のバックアップ対象となる論理ディスク情報を読み取り(ステップS201)、このデータをバックアップストレージ装置40に書き込む(ステップS202)。
この読み取り(リード)と書き込み(ライト)の動作は、iSCSIイニシエータ11bがバックアップ取得装置20をターゲットとするiSCSIセッションの構築を完了した時に開始される。また、このリードとライトを行っている間、バックアップ取得装置20はメインストレージ装置30へのデータの更新を停止する。
従って、メインストレージ装置30のデータは、バックアップ取得装置20へiSCSIアクセスパスが変更されてバックアップの取得が開始された時点のものに固定され、その時点のデータがバックアップとしてバックアップストレージ装置40にコピーされる。
(バックアップ取得中のライト命令)
図9は、図1に示したバックアップシステム1で、図7〜8に示したバックアップ取得の動作を行っている間にiSCSIイニシエータ11bからライト命令が発せられた場合の動作について示す説明図である。図10は、図9に示したバックアップシステム1でバックアップ取得中にライト命令が発せられた場合の動作を表すフローチャートである。
バックアップ実行部102がバックアップを実行している間に、バックアップ取得装置20がiSCSIイニシエータ装置10からiSCSI PDUを受けると、iSCSI制御部101がこのiSCSI PDUをSCSI CDBに変換して(ステップS301)その内容がライト命令であるか否かを判断する(ステップS302)。ライト命令でない場合の動作は後述する。
ステップS302でライト命令であると判断された場合、ジャーナル取得部103はこのSCSI CDBの受信時刻111a、対象データ111b、および記録フラグ111c=「0」をジャーナル111に記録する(ステップS303)。そして、ジャーナル111に記録されているデータの中で、記録フラグ111c=「0」でかつ受信時刻111aが最も古いものをスナップショット取得部104に渡す。スナップショット取得部104はこれをスナップショット112に記録する(ステップS304)。
そして、ジャーナル取得部103は、スナップショット取得部104に渡してスナップショット112に記録させたデータの記録フラグ111c=「1」として、ライト作業完了のレスポンスをiSCSIイニシエータ11bに返す(ステップS305)。
これによって、バックアップ取得装置20からメインストレージ装置30に対して発生するライト処理を省略して処理のオーバーヘッドを削減しつつ、メインストレージ装置30の情報の状態をiSCSIセッションのパスをバックアップ取得装置20へ変更したときの状態に保つことを可能にしている。
(バックアップ取得中のリード命令)
図11は、図1に示したバックアップシステム1で、図7〜8に示したバックアップ取得の動作を行っている間にiSCSIイニシエータ11bからリード命令が発せられた場合の動作について示す説明図である。図12は、図11に示したバックアップシステム1でバックアップ取得中にリード命令が発せられた場合の動作を表すフローチャートである。
バックアップ実行部102がバックアップを実行している間に、バックアップ取得装置20がiSCSIイニシエータ装置10からiSCSI PDUを受けると、iSCSI制御部101がこのiSCSI PDUをSCSI CDBに変換して(ステップS401)その内容がリード命令であるか否かを判断する(ステップS402)。このステップS401〜402の動作は、図9〜10のステップS301〜302に示したライト命令の場合の動作と共通でよい。
ステップS402でリード命令であると判断された場合、スナップショット取得部104はその読み取り対象となるデータのアドレス(LBA)がスナップショット112に記録されているアドレスに一致するか否かを判断する(ステップS403)。ステップS403で一致すると判断された場合、スナップショット取得部104はそのデータをスナップショット112から読み取ってiSCSIイニシエータ11bに返して(ステップS404)処理を終了する。
ステップS403で一致しないと判断された場合、スナップショット取得部104はジャーナル111に対象となるそのアドレスのデータで記録フラグ111c=「0」であるものが含まれているか否かを判断し(ステップS405)、含まれていなければメインストレージ装置30からそのアドレスのデータを読み出してiSCSIイニシエータ11bに返して(ステップS406)処理を終了する。ステップS405で、記録フラグ111c=「0」であるものが含まれていると判断された場合、これが記録フラグ111c=「1」となるまで待つ。
この処理によって、バックアップ取得装置20とメインストレージ装置30との間でデータの整合性を保ちつつ、バックアップ取得開始以後に更新されたデータを読み取ることも可能となる。
以上ここまでで、バックアップ実行部102が図7〜8に示したバックアップ取得の動作を行っている間にiSCSIイニシエータ11bからライト命令が発せられた場合の動作(図9〜10)、およびリード命令が発せられた場合の動作(図11〜12)について説明した。
これらの動作は、メインストレージ装置30の更新を停止して、その時点で固定されたデータをバックアップ実行部102がバックアップストレージ装置40にコピーしている動作を停止せずに行われる。従って、このバックアップを行っている間も、オペレーティングシステム11aの(即ちiSCSIイニシエータ装置10の)動作を停止する必要は無い。また、バックアップ実行部102の動作に対する妨害も最小限に抑えられる。
しかしながら、この状態で動作を続けると、メインストレージ装置30のデータは更新されず、ただジャーナル111およびスナップショット112に記録されるバックアップ開始時点からの差分データが増加していくだけである。このままiSCSIイニシエータ装置10とバックアップ取得装置20との間のiSCSIセッションを閉じても、オペレーティングシステム11aの期待する情報と実際のメインストレージ装置30の内容との間で整合性が取れていないこととなる。これでは、iSCSIイニシエータ装置10は正常に動作できない。
従って、図7〜8に示したバックアップ取得が終了した直後に、ジャーナル111およびスナップショット112に記録されている差分データをメインストレージ装置30に反映させる動作が必要となる。以後、この動作をデータの「最新化」という。最新化実行部105は、この最新化の動作を実行する。以下これについて説明する。
(データの最新化)
図13は、図1に示したバックアップシステム1で、ジャーナル111およびスナップショット112に記録されているデータをメインストレージ装置30に反映させる最新化の動作について示す説明図である。図14は、図13に示したバックアップシステム1のデータの最新化の動作を表すフローチャートである。
図7〜8に示したバックアップ取得の動作が終了すると、最新化実行部105は、スナップショット112に記録されたデータを複製して、これをスナップショットの複製113として記憶手段22に記憶させ、スナップショットの複製113を作成した時刻を更新時刻情報114としてこれも記憶手段22に記憶させる(ステップS501)。この作成時刻をTとする。そして最新化実行部105は、スナップショットの複製113の内容をメインストレージ装置30に書き込んで反映させる(ステップS502)。これを書き込み完了まで継続する(ステップS503)。
以上のステップS501〜503の処理が実行されている間、iSCSI制御部101はオペレーティングシステム11aからのiSCSI PDUを待ち受ける。そのiSCSI PDUを受信した場合、iSCSI制御部101がこのiSCSI PDUをSCSI CDBに変換して(ステップS511)、その内容がリード命令であるかライト命令であるかを判断する(ステップS512)。このステップS511〜512の動作は、図9〜10のステップS301〜302に示したライト命令の場合、あるいは図11〜12のステップS401〜402に示したリード命令の場合の動作と共通でよい。
ライト命令である場合、ジャーナル取得部103(ジャーナル111)およびスナップショット取得部104(スナップショット112)は、図9〜10のステップS303〜305と同一の動作を行う(ステップS513)。リード命令である場合、ジャーナル取得部103(ジャーナル111)およびスナップショット取得部104(スナップショット112)は、ステップS406でデータを読み出す対象がメインストレージ装置30からバックアップストレージ装置40に変更されるだけで、あとは図11〜12のステップS403〜406と同一の動作を行う(ステップS514)。
前述の通り、最新化実行部105がメインストレージ装置30に書き込んでいるのはスナップショットの複製113の内容であるので、ステップS511〜514でジャーナル111およびスナップショット112に対してなされた変更の影響は受けず、またその書き込みの動作が妨害されることもない。
そして最新化実行部105は、スナップショットの複製113の内容のメインストレージ装置30への書き込みが完了したか否かを判断し(ステップS503)、完了していなければ書き込み処理を継続する。完了したら、スナップショットの複製113を記憶手段22から削除し(ステップS504)、ステップS501で更新時刻情報114として記憶された作成時刻Tよりも後にジャーナル111およびスナップショット112に記録された内容があるか否かを判断する(ステップS505)。
作成時刻T以降の内容がなければそのまま処理を終了し、作成時刻T以降の内容があればそれらについて、ステップS501〜502に戻って処理を繰り返す。
以上の処理によって、ジャーナル111およびスナップショット112に記録された内容を順次メインストレージ装置30に書き込んで反映させ、メインストレージ装置30の内容とオペレーティングシステム11aの期待する情報との間の差分を順次少なくしていく。
(バックアップ終了の動作)
最新化実行部105による処理が進んで、ジャーナル111およびスナップショット112に記録された内容でメインストレージ装置30に反映されていない分の内容が少なくなったら、最新化終了処理部106がそのことを検出して、バックアップ取得装置20をiSCSIイニシエータ装置10から切り離す処理を行う。以下、これについて説明する。
図15は、図1に示したバックアップシステム1で、バックアップを終了してバックアップ取得装置20をiSCSIイニシエータ装置10から切り離す動作について示す説明図である。図16は、図15に示したバックアップシステム1のバックアップ終了の動作を表すフローチャートである。
まず、最新化終了処理部106は、ジャーナル111およびスナップショット112の内容のメインストレージ装置30への反映完了までの処理量が少なくなったか否かについて判断し(ステップS601、その検出方法および判断基準については後述)、少なくなったと判断したら、オペレーティングシステム11aがI/Oタイムアウトと判断しない時間範囲内で、次のステップS602〜604の処理を行う。
即ち、最新化終了処理部106はまず、iSCSI制御部101にオペレーティングシステム11aからのiSCSI PDUの受付を停止させ(ステップS602)、その停止している間に、最新化実行部105がジャーナル111およびスナップショット112の内容のメインストレージ装置30への反映を全て完了したか否かを判定する(ステップS603)。反映が完了してなければ、完了するまで待つ。
そして反映が完了したら、図5〜6の処理とは逆に、iSCSI制御部101からiSCSIイニシエータ装置10に対してリダイレクト命令を発行して、iSCSIセッションのターゲットをバックアップ取得装置20からメインストレージ装置30に切り替えさせて(ステップS604)処理を終了する。これで、図5〜6のiSCSIセッション切り替えを行う前、即ちバックアップ取得の準備が整う前の状態に戻る。
図17は、図15〜16のステップS601として示した、更新内容のメインストレージ装置30への反映完了までの処理量が少なくなったか否かの判定の動作を表すフローチャートである。最新化終了処理部106は、下位側インタフェース24でバックアップ取得装置20からメインストレージ装置30へのデータの平均書き込み速度(バイト/秒)を取得する(ステップS701)。
続いて、最新化終了処理部106は、ジャーナル111に残っているメインストレージ装置30への反映が完了していない未反映データの総量(バイト)を取得し(ステップS702)、ここで取得した未反映データの総量を、ステップS701で取得した平均書き込み速度で除算して、データ反映予想残り時間を算出する(ステップS703)。
そして、最新化終了処理部106は、このデータ反映予想残り時間が、オペレーティングシステム11aがI/Oタイムアウトと判断する時間(iSCSIデータレスポンスタイムアウト、またはTCPセッションタイムアウト)より短いか否かを判定する(ステップS704)。短いと判断されなければ、最新化実行部105による処理を継続させる。短いと判断されたら、図15〜16のステップS602以降に進む。
(第1の実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。
本実施形態に係るバックアップ取得方法は、動作中のコンピュータ装置とこれに接続されて動作するメインストレージ装置との間に接続され、このメインストレージ装置の記憶内容のバックアップを取得するバックアップ取得装置にあって、メインストレージ装置の記憶内容をバックアップ実行部が併設されたバックアップストレージ装置にコピーし(図8・ステップS201〜202)、この記憶内容のコピーの動作中にコンピュータ装置からデータ書き込み命令を受信した場合に(図10・ステップS301〜302)、このデータ書き込み命令の対象データおよび受信時刻に「未反映」を示す値の記録フラグを付加してジャーナル取得部が予め備えられた記憶手段にジャーナルとして記憶し(図10・ステップS303)、ジャーナルに新しいデータが記憶された場合に、ジャーナルに記憶されたデータの中で最も古くかつ記録フラグの値が「未反映」であるデータをスナップショット取得部が記憶手段にスナップショットとして記憶し(図10・ステップS304)、スナップショットに記憶されたデータの記録フラグの値をジャーナル取得部が「反映済」に更新する(図10・ステップS305)。
また、記憶内容のコピーの動作中にコンピュータ装置からデータ読み出し命令を受信した場合に(図12・ステップS401〜402)、このデータ読み出し命令の読み取り対象のアドレスがスナップショットに記録されているデータのアドレスと一致するか否かをスナップショット取得部が判断し(図12・ステップS403)、一致すればスナップショット取得部がスナップショットから当該データを読み出し(図12・ステップS404)、一致しなければスナップショット取得部がメインストレージ装置から当該データを読み出してコンピュータ装置に返却する(図12・ステップS405)。
そして、記憶内容のコピーの動作の終了後、最新化実行部がスナップショットを複製して(図14・ステップS501)この複製の内容をバックアップストレージ装置に書き込む(図14・ステップS502)。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行するバックアップ取得装置20のプロセッサ21に実行させるようにしてもよい。本プログラムは、非一時的な記録媒体、例えば、DVD、CD、フラッシュメモリ等に記録されてもよい。その場合、本プログラムは、記録媒体からコンピュータによって読み出され、実行される。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
(本実施形態によって得られる効果)
本実施形態は、iSCSIの仕様にあるリダイレクト機能、あるいはiSCSIイニシエータによるパスの切り替え(ターゲットの変更)を利用することによって、コンピュータ装置(iSCSIイニシエータ装置10)とメインストレージ装置30との間にバックアップ取得装置20を接続している。また、バックアップの取得中にコンピュータ装置から発せられたリードおよびライト命令をジャーナルおよびスナップショットに記憶し、バックアップ取得の完了後にジャーナルおよびスナップショットの内容をメインストレージ装置に反映させている。
従って、本実施形態によれば、動作中の既存のiSCSIイニシエータ装置10およびメインストレージ装置30との間で構築された環境をほとんど変更せず、またiSCSIイニシエータ装置10およびメインストレージ装置30との間のI/Oを止めることなく、即ちiSCSIイニシエータ装置10(オペレーティングシステム11a)の動作に影響を与えることなく、バックアップの取得が可能となる。
その際、iSCSIイニシエータ装置10およびメインストレージ装置30との間で発生するI/Oにも、メインストレージ装置30に対して直接I/Oを行うことはないので、オーバーヘッドによる性能の劣化はほとんど発生しない。
また、ジャーナルおよびスナップショットの内容の反映の終了を適切なタイミングで判定して、再びリダイレクト命令を発することにより、iSCSIイニシエータ装置10およびメインストレージ装置30との間の接続をバックアップ取得前の状態に戻すことも可能である。
本実施形態によれば、イーサネットを利用したiSCSIのセッション構築の特性を利用して、バックアップ専用の装置を常時接続しておく必要はなく、必要な場合にだけバックアッププログラムを動作させて、特定のコンピュータ装置をバックアップ取得装置として機能させることもできる。従って、コンピュータのリソースを節約することが可能であるという効果もある。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
上述した実施形態について、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下のようになる。なお、上記実施形態の一部または全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1) 動作中のコンピュータ装置とこれに接続されて動作するメインストレージ装置との間に接続され、このメインストレージ装置の記憶内容のバックアップを取得するバックアップ取得装置であって、
前記メインストレージ装置の記憶内容を併設されたバックアップストレージ装置にコピーするバックアップ実行部と、
前記バックアップ実行部の動作中に前記コンピュータ装置からデータ書き込み命令を受信した場合に、このデータ書き込み命令の対象データおよび受信時刻に「未反映」を示す値の記録フラグを付加して予め備えられた記憶手段にジャーナルとして記憶するジャーナル取得部と、
前記ジャーナル取得部が新しいデータを記憶した場合に、前記ジャーナルに記憶されたデータの中で最も古くかつ前記記録フラグの値が「未反映」であるデータを前記記憶手段にスナップショットとして記憶するスナップショット取得部と
を有すると共に、
前記ジャーナル取得部が、前記スナップショットに記憶されたデータの前記記録フラグの値を「反映済」に更新する
ことを特徴とするバックアップ取得装置。
(付記2) 前記バックアップ実行部の動作中に前記コンピュータ装置からデータ読み出し命令を受信した場合に、前記スナップショット取得部が、このデータ読み出し命令の読み取り対象のアドレスが前記スナップショットに記録されているデータのアドレスと一致するか否かを判断すると共に、一致すれば前記スナップショットから、一致しなければ前記メインストレージ装置から当該データを読み出して前記コンピュータ装置に返却する機能を有することを特徴とする、付記1に記載のバックアップ取得装置。
(付記3) 前記バックアップ実行部の動作の終了後、前記スナップショットを複製してこの複製の内容を前記メインストレージ装置に書き込む最新化実行部を有することを特徴とする、付記2に記載のバックアップ取得装置。
(付記4) 前記最新化実行部が、前記複製の内容の書き込みの動作の終了後、前記複製を削除し、前記複製の作成後に受け付けられた前記データ書き込み命令およびデータ読み出し命令について再び前記スナップショットを複製して書き込む処理を繰り返すことを特徴とする、付記3に記載のバックアップ取得装置。
(付記5) 前記最新化実行部の動作終了までの残り時間を計算すると共に、この残り時間が前記コンピュータ装置にタイムアウトを起こさせる時間以下であればこのコンピュータ装置からのコマンドの受付を一旦停止して前記動作終了を待ってから前記コンピュータ装置の接続先を前記メインストレージ装置に切り替えさせる最新化終了処理部を有することを特徴とする、付記3に記載のバックアップ取得装置。
(付記6) 前記コンピュータ装置の接続先の切り替えを、iSCSI規格のリダイレクト命令によって行うことを特徴とする、付記5に記載のバックアップ取得装置。
(付記7) 動作中のコンピュータ装置とこれに接続されて動作するメインストレージ装置との間に接続され、このメインストレージ装置の記憶内容のバックアップを取得するバックアップ取得装置にあって、
前記メインストレージ装置の記憶内容をバックアップ実行部が併設されたバックアップストレージ装置にコピーし、
この記憶内容のコピーの動作中に前記コンピュータ装置からデータ書き込み命令を受信した場合に、このデータ書き込み命令の対象データおよび受信時刻に「未反映」を示す値の記録フラグを付加してジャーナル取得部が予め備えられた記憶手段にジャーナルとして記憶し、
前記ジャーナルに新しいデータが記憶された場合に、前記ジャーナルに記憶されたデータの中で最も古くかつ前記記録フラグの値が「未反映」であるデータをスナップショット取得部が前記記憶手段にスナップショットとして記憶し、
前記スナップショットに記憶されたデータの前記記録フラグの値を前記ジャーナル取得部が「反映済」に更新する
ことを特徴とするバックアップ取得方法。
(付記8) 前記記憶内容のコピーの動作中に前記コンピュータ装置からデータ読み出し命令を受信した場合に、このデータ読み出し命令の読み取り対象のアドレスが前記スナップショットに記録されているデータのアドレスと一致するか否かを前記スナップショット取得部が判断し、
一致すれば前記スナップショットから前記スナップショット取得部が当該データを読み出し、一致しなければ前記メインストレージ装置から前記スナップショット取得部が当該データを読み出して前記コンピュータ装置に返却することを特徴とする、付記7に記載のバックアップ取得方法。
(付記9) 前記記憶内容のコピーの動作の終了後、最新化実行部が前記スナップショットを複製してこの複製の内容を前記メインストレージ装置に書き込むことを特徴とする、付記8に記載のバックアップ取得方法。
(付記10) 動作中のコンピュータ装置とこれに接続されて動作するメインストレージ装置との間に接続され、このメインストレージ装置の記憶内容のバックアップを取得するバックアップ取得装置にあって、
前記バックアップ取得装置が備えるプロセッサに、
前記メインストレージ装置の記憶内容を併設されたバックアップストレージ装置にコピーする手順、
この記憶内容のコピーの動作中に前記コンピュータ装置からデータ書き込み命令を受信した場合に、このデータ書き込み命令の対象データおよび受信時刻に「未反映」を示す値の記録フラグを付加して予め備えられた記憶手段にジャーナルとして記憶する手順、
前記ジャーナルに新しいデータが記憶された場合に、前記ジャーナルに記憶されたデータの中で最も古くかつ前記記録フラグの値が「未反映」であるデータを前記記憶手段にスナップショットとして記憶する手順、
および前記スナップショットに記憶されたデータの前記記録フラグの値を「反映済」に更新する手順
を実行させることを特徴とするバックアップ取得プログラム。
コンピュータ装置のデータのバックアップ用に幅広く利用することが可能である。特に、常時稼働が要求される業務システム、データベース、ウェブなどの用途のサーバコンピュータ、あるいは複数台のコンピュータに対するリモートバックアップなどに適する。
1 バックアップシステム
10 iSCSIイニシエータ装置
11、21 プロセッサ
11a オペレーティングシステム
11b iSCSIイニシエータ
20 バックアップ取得装置
21 プロセッサ
22 記憶手段
23 上位側インタフェース
24 下位側インタフェース
30 メインストレージ装置
40 バックアップストレージ装置
101 iSCSI制御部
102 バックアップ実行部
103 ジャーナル取得部
104 スナップショット取得部
105 最新化実行部
106 最新化終了処理部
111 ジャーナル
112 スナップショット
113 スナップショットの複製
114 更新時刻情報

Claims (10)

  1. 動作中のコンピュータ装置とこれに接続されて動作するメインストレージ装置との間に接続され、このメインストレージ装置の記憶内容のバックアップを取得するバックアップ取得装置であって、
    前記メインストレージ装置の記憶内容を併設されたバックアップストレージ装置にコピーするバックアップ実行部と、
    前記バックアップ実行部の動作中に前記コンピュータ装置からデータ書き込み命令を受信した場合に、このデータ書き込み命令の対象データおよび受信時刻に「未反映」を示す値の記録フラグを付加して予め備えられた記憶手段にジャーナルとして記憶するジャーナル取得部と、
    前記ジャーナル取得部が新しいデータを記憶した場合に、前記ジャーナルに記憶されたデータの中で最も古くかつ前記記録フラグの値が「未反映」であるデータを前記記憶手段にスナップショットとして記憶するスナップショット取得部と
    を有すると共に、
    前記ジャーナル取得部が、前記スナップショットに記憶されたデータの前記記録フラグの値を「反映済」に更新する
    ことを特徴とするバックアップ取得装置。
  2. 前記バックアップ実行部の動作中に前記コンピュータ装置からデータ読み出し命令を受信した場合に、前記スナップショット取得部が、このデータ読み出し命令の読み取り対象のアドレスが前記スナップショットに記録されているデータのアドレスと一致するか否かを判断すると共に、一致すれば前記スナップショットから、一致しなければ前記メインストレージ装置から当該データを読み出して前記コンピュータ装置に返却する機能を有することを特徴とする、請求項1に記載のバックアップ取得装置。
  3. 前記バックアップ実行部の動作の終了後、前記スナップショットを複製してこの複製の内容を前記メインストレージ装置に書き込む最新化実行部を有することを特徴とする、請求項2に記載のバックアップ取得装置。
  4. 前記最新化実行部が、前記複製の内容の書き込みの動作の終了後、前記複製を削除し、前記複製の作成後に受け付けられた前記データ書き込み命令およびデータ読み出し命令について再び前記スナップショットを複製して書き込む処理を繰り返すことを特徴とする、請求項3に記載のバックアップ取得装置。
  5. 前記最新化実行部の動作終了までの残り時間を計算すると共に、この残り時間が前記コンピュータ装置にタイムアウトを起こさせる時間以下であればこのコンピュータ装置からのコマンドの受付を一旦停止して前記動作終了を待ってから前記コンピュータ装置の接続先を前記メインストレージ装置に切り替えさせる最新化終了処理部を有することを特徴とする、請求項3に記載のバックアップ取得装置。
  6. 前記コンピュータ装置の接続先の切り替えを、iSCSI規格のリダイレクト命令によって行うことを特徴とする、請求項5に記載のバックアップ取得装置。
  7. 動作中のコンピュータ装置とこれに接続されて動作するメインストレージ装置との間に接続され、このメインストレージ装置の記憶内容のバックアップを取得するバックアップ取得装置にあって、
    前記メインストレージ装置の記憶内容をバックアップ実行部が併設されたバックアップストレージ装置にコピーし、
    この記憶内容のコピーの動作中に前記コンピュータ装置からデータ書き込み命令を受信した場合に、このデータ書き込み命令の対象データおよび受信時刻に「未反映」を示す値の記録フラグを付加してジャーナル取得部が予め備えられた記憶手段にジャーナルとして記憶し、
    前記ジャーナルに新しいデータが記憶された場合に、前記ジャーナルに記憶されたデータの中で最も古くかつ前記記録フラグの値が「未反映」であるデータをスナップショット取得部が前記記憶手段にスナップショットとして記憶し、
    前記スナップショットに記憶されたデータの前記記録フラグの値を前記ジャーナル取得部が「反映済」に更新する
    ことを特徴とするバックアップ取得方法。
  8. 前記記憶内容のコピーの動作中に前記コンピュータ装置からデータ読み出し命令を受信した場合に、このデータ読み出し命令の読み取り対象のアドレスが前記スナップショットに記録されているデータのアドレスと一致するか否かを前記スナップショット取得部が判断し、
    一致すれば前記スナップショットから前記スナップショット取得部が当該データを読み出し、一致しなければ前記メインストレージ装置から前記スナップショット取得部が当該データを読み出して前記コンピュータ装置に返却することを特徴とする、請求項7に記載のバックアップ取得方法。
  9. 前記記憶内容のコピーの動作の終了後、最新化実行部が前記スナップショットを複製してこの複製の内容を前記メインストレージ装置に書き込むことを特徴とする、請求項8に記載のバックアップ取得方法。
  10. 動作中のコンピュータ装置とこれに接続されて動作するメインストレージ装置との間に接続され、このメインストレージ装置の記憶内容のバックアップを取得するバックアップ取得装置にあって、
    前記バックアップ取得装置が備えるプロセッサに、
    前記メインストレージ装置の記憶内容を併設されたバックアップストレージ装置にコピーする手順、
    この記憶内容のコピーの動作中に前記コンピュータ装置からデータ書き込み命令を受信した場合に、このデータ書き込み命令の対象データおよび受信時刻に「未反映」を示す値の記録フラグを付加して予め備えられた記憶手段にジャーナルとして記憶する手順、
    前記ジャーナルに新しいデータが記憶された場合に、前記ジャーナルに記憶されたデータの中で最も古くかつ前記記録フラグの値が「未反映」であるデータを前記記憶手段にスナップショットとして記憶する手順、
    および前記スナップショットに記憶されたデータの前記記録フラグの値を「反映済」に更新する手順
    を実行させることを特徴とするバックアップ取得プログラム。
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