JP5872957B2 - 橋梁用点検通路 - Google Patents
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Description
請求項6に係る発明は、前記爪先板は、前記基部の下方に垂れ下がる蓋板部をさらに備えており、前記蓋板部は、前記床材の端部を覆っていることを特徴とする。
図1に示すように、本実施形態に係る橋梁用点検通路1は、一対の主梁10,10と、複数の副梁30(図1では一つのみ図示)と、複数の床材50,50…とを備えている。主梁10と副梁30と床材50は、それぞれアルミニウム合金製の押出形材にて構成されている。橋梁用点検通路1は、爪先板70と手摺90とを、さらに備えている。手摺90は、横材91と手摺支柱92とから構成されている。
接続ブラケット31は、第一板部31aと第二板部31bとを備えてなる。第一板部31aと第二板部31bは互いに直交している。接続ブラケット31は、その延在方向がボルト用溝15に直交する方向(垂直方向)となるように配置されている。第一板部31aは、主梁10の内側の側板部13に当接しており、上下2つのボルトB1およびナットN1にて側板部13に固定されている。ボルトB1の頭部は、上下二列のボルト用溝15内にそれぞれ挿入されており、ボルトB1の軸部の先端部側が側板部13から突出している。ボルトB1の軸部の先端部は、第一板部31aの貫通孔を挿通して突出している。第一板部31aから突出した軸部の先端部にナットN1が螺合されて締め付けられており、これによって、接続ブラケット31が主梁10に固定されている。接続ブラケット31の第二板部31bと、副梁30の垂直板部30aとは当接しており、上下2つのボルトB2およびナットN2にて互いに固定されている。ボルトB2およびナットN2は、主梁10に装着されるボルトB1およびナットN1よりも小さいサイズのものが用いられているが、このサイズに限定する趣旨ではない。
手摺支柱92は、2つの押出形材92a,92aを組み合わせて構成されている。押出形材92aは、アルミニウム合金製で、断面L字状を呈している。手摺支柱92は、押出形材92a,92aのL字の片面同士を当接させて、断面T字状に形成されている。手摺支柱92の背面部は、主梁10の外側の側板部13に当接しており、ボルトB1およびナットN1にて側面に固定されている。ボルトB1の頭部は、上下二列のボルト用溝15内にそれぞれ挿入されており、ボルトB1の軸部の先端部側が側板部13から突出している。ボルトB1の軸部の先端部は、手摺支柱92の背面部の貫通孔を挿通して突出している。背面部から突出した軸部の先端部にナットN1が螺合されて締め付けられており、これによって、手摺支柱92が主梁10に固定されている。
内側補強リブ53は、床面部52の下面から下方に垂下する垂直板部53aと、垂直板部53aの下端から連接方向両側に水平に広がる水平板部53bとを備えている。内側補強リブ53は、断面逆T字状を呈している。
上部垂直片56および下部垂直片57の内側面(係合溝55の内方側面)には、垂直方向に複数(例えば二つ)連続する表面円弧状の凸曲面58を有する凹凸曲面(係合受け部)59がそれぞれ形成されている。上部垂直片56および下部垂直片57の外側面(凹凸曲面59の裏面)には、上下端部よりも内方側に凹んだ段部60がそれぞれ形成されている。
段部60が形成された位置での上部垂直片56および下部垂直片57の厚さは、弾性変形が可能な程度の厚さになっている。段部60を設けることにより、床材50,50を隣接させたときに、隣り合う上部垂直片56,56同士の間、および隣り合う下部垂直片57,57同士の間に、隙間が形成される。この隙間は、上部垂直片56または下部垂直片57が弾性変形可能なスペースとすることができる。
基部64は、断面矩形を呈している。係合片65の内方側面(凹凸曲面59に対向する位置)には、垂直方向に複数(凸曲面58と同じ二つ)連続する表面円弧状の凹曲面66を有する凹凸係合面67が形成されている。係合片65の厚さは、継手材63を係合溝55,55に挿入する際に弾性変形が可能な程度の厚さになっている。
このような構成によれば、係合溝55と係合片65が長手方向に接触して係合するので、床材同士を長手方向全長に渡って連結させることができ、床材同士を確実に接合できる。また、床材50の凹凸曲面59と継手材63の凹凸係合面67とを接触させているので、係合溝55と係合片65との接触が確実に為され、床材50,50同士をガタツキなく接合できる。さらに、床材50の厚さ方向に負荷がかかって接合部に変形が生じる場合であっても、凹凸曲面59と凹凸係合面63の少なくとも一部が接触して係合することができる。また、継手材63を、床材50の延在方向の一端から係合溝55,55内に挿入するという簡単な作業で、床材50,50同士を接合できる。また、継手部材が補強リブの係合溝内に収容されるので、床材の接合強度の向上と外観の向上が両立できる。
接続ブラケット68は、断面L字状を呈しており、第一板部68aと第二板部68bとを備えてなる。第一板部68aと第二板部68bは互いに直交している。第一板部68aは、主梁10の内側の側板部13に当接しており、上下2つのボルトB1およびナットN1にて側板部13に固定されている。ボルトB1の頭部は、上下二列のボルト用溝15内にそれぞれ挿入されており、ボルトB1の軸部の先端部側が側板部13から突出している。ボルトB1の軸部の先端部は、第一板部68aの貫通孔を挿通して突出している。第一板部68aから突出した軸部の先端部にナットN1が螺合されて締め付けられており、これによって、接続ブラケット68が主梁10に固定されている。
爪先板70は、アルミニウム合金製の押出形材にて構成されている。爪先板70は、手摺支柱92に固定されている。具体的には、爪先板70の外側面(床材50とは反対側(手摺支柱92側)の面)には、ボルト用溝71が形成されている。ボルト用溝71には、手摺支柱92を固定するためのボルトB1の頭部が挿入される。ボルト用溝71は、主梁10の延在方向(爪先板70の延在方向)に沿って形成されている。ボルト用溝71の内法寸法は、ボルト頭部の二面幅の寸法より大きく、対角距離より小さくなっている。これによって、ボルトB2は、ボルト用溝71内を長手方向に移動可能でありながらも、回転が阻止された状態となる。ボルト用溝71の深さ寸法は、ボルト頭部の厚さ寸法より長くなっている。ボルト用溝71の開口端には、上下両側の溝側壁のそれぞれから内側に延出する一対の係止部72,72(図7参照)が形成されている。
10 主梁
15 ボルト用溝
30 副梁
50 床材
70 爪先板
71 ボルト用溝
73 基部
90 手摺
92 手摺支柱
B1 ボルト
B2 ボルト
Claims (6)
- アルミニウム合金製の押出形材からなる一対の主梁と、これら主梁同士を連結する複数の副梁と、一対の前記主梁間に架け渡される複数の床材と、前記主梁に固定された手摺支柱と、前記床材の通路幅方向端部に設けられた爪先板とを備えた橋梁用点検通路であって、
前記床材の下部には、補強リブが形成され、
前記補強リブが前記主梁の押出方向に直交する方向に延在するように、前記床材が配置されており、
前記主梁の側面には、前記副梁および前記手摺支柱の少なくとも一方を固定するボルトの頭部が挿入されるボルト用溝が前記主梁の押出方向に沿って形成され、
前記爪先板は、前記手摺支柱に固定されている
ことを特徴とする橋梁用点検通路。 - 前記床材同士は継手材を介して接合されており、
前記床材の接合側端部となる端部の前記補強リブには、接合方向外側に向かって開口するとともに、上部垂直片と下部垂直片とによって狭隘開口状に形成された係合溝が設けられ、
前記継手材は、接合される前記床材同士の前記係合溝の開口部内に挿入可能な基部と、この基部の上端および下端の両側にそれぞれ突設されるとともに、前記係合溝と係合する係合片とを備えてなり、
前記床材の接合側端部同士が当接した状態で、且つ隣り合う前記上部垂直片同士が前記継手材の上側の一対の前記係合片で挟まれるとともに、隣り合う前記下部垂直片同士が前記継手材の下側の一対の前記係合片で挟まれた状態で、前記床材同士が連結されている
ことを特徴とする請求項1に記載の橋梁用点検通路。 - 前記上部垂直片と前記下部垂直片の内方側面には、凹凸曲面からなる係合受け部が形成され、
前記係合片には、前記凹凸曲面に摺接可能な凹凸係合面が形成されており、
前記凹凸曲面と前記凹凸係合面とが接触した状態で、前記係合溝と前記係合片とが係合されている
ことを特徴とする請求項2に記載の橋梁用点検通路。 - 前記爪先板は、アルミニウム合金製の押出形材からなり、
前記爪先板の外側面には、ボルトの頭部が挿入されるボルト用溝が押出方向に沿って形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の橋梁用点検通路。 - 前記爪先板は、前記ボルト用溝が形成された基部と、基部の上方に立ち上がる立上り壁部とを備えてなり、
前記基部は、前記爪先板の内側に突出しており、
前記床材の端部は、前記基部と前記主梁とで挟まれている
ことを特徴とする請求項4に記載の橋梁用点検通路。 - 前記爪先板は、前記基部の下方に垂れ下がる蓋板部をさらに備えており、
前記蓋板部は、前記床材の端部を覆っている
ことを特徴とする請求項5に記載の橋梁用点検通路。
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