JP5871584B2 - コンクリート躯体補修方法及びそれに使用されるコンクリート躯体補修用挿入型注入プラグ - Google Patents

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本発明は、漏水を伴うひび割れや経時変化によるコンクリート躯体のひび割れに対し注入材を充填補修するコンクリート躯体補修方法及びそれに使用されるコンクリート躯体補修用挿入型注入プラグに関するものである。
従来、数多くある多種多様の注入プラグは以下のものがあった。低圧注入では、コンクリート構造物の渇いている面に接着剤による張付型プラグがあった。高圧注入では、基本的に挿入するパイプの中間にゴム管を取り付け、ゴム管に対し縦方向の圧力を加え、縮めることによりゴム管を膨張させ、削孔穴と注入プラグとの空隙を塞いでいた。
ひび割れ部に注入プラグの台座を接着剤により固定し、注射器状の筒の中に注入液を入れ、輪ゴムの復元力により圧入する方法や、ひび割れ部に固定する台座と風船状のものを一体化させ、台座を密着固定してから風船の中に注入剤を入れ風船の復元力で注入する。そして、注入パイプの中間にゴム管を取り付け、ゴム管に対し、縦方向の圧力を加え縮めることによりゴム管を膨張させ削孔穴と注入プラグとの空隙を塞いだものがあった。
しかしながら、従来の注入プラグを削孔穴に固定するには、接着剤による接着型や挿入型では、注入パイプの中間に取り付けたゴム管にネジ式の圧力を加え、ゴム管を膨張させて空隙を塞ぐもので、コンクリート躯体状況の把握と経験が必要となり、更に一箇所の固定に数分の時間を要していた。
また、注入材の注入が確実に実施されているかどうかの確認が出来なかった。
そこでこの発明は、短時間で、熟練を必要とせず、充填を確実に判断して施工できるコンクリート躯体補修方法を提供することを第一の目的としている。
また、この発明はコンクリート躯体の補修方法に使用されるコンクリート躯体補修用挿入型注入プラグを提供することを第二の目的としている。
第一の目的を達成するコンクリート躯体補修方法は、躯体補修用挿入型注入プラグから注入材を注入するコンクリート躯体補修方法であって、
ケイ酸アルカリ水溶液により溶けるガラス質を混入したプラスチックからなっている躯体補修用挿入型注入プラグの注入プラグ本体が先端に向かって先細りとなった先端部をケイ酸アルカリ水溶液に浸して潤滑性を付与し、
潤滑性が付与された先端部の外周にアメゴムチューブを挿入して被せ、ケイ酸アルカリ水溶液をガラス質と反応させて潤滑性を無くし、アメゴムチューブを先端部に接着固定し、
アメゴムチューブが固定された躯体補修用挿入型注入プラグを削孔穴に差し込み、
躯体補修用挿入型注入プラグを介して注入材をコンクリート躯体に注入することを特徴としている。
また、第二の目的を達成するコンクリート躯体の補修用挿入型注入プラグは、
請求項1のコンクリート躯体補修方法に使用されるコンクリート躯体補修用挿入型注入プラグにおいて、
注入プラグ本体は、先端に向かって先細りとなった先端部を有し、ケイ酸アルカリ水溶液により溶けるガラス質を混入した半透明のプラスチックからなっており、先端部の外周にアメゴムチューブが挿入されていることを特徴としている。
本発明によれば、テーパー型プラグにガラス質を混入し成形したことにより、アメゴムチューブとテーパー型プラグをケイ酸アルカリ水溶液に浸してから挿入することにより、先に潤滑剤として機能し、後に接着剤として機能する。そのため、経験がなくとも一穴のプラグ固着を数秒での取り付けが可能となった。また、従来のプラグでは、注入が確実に実施されているかの管理が難しいとされていたが、本発明では注入プラグが半透明であり、注入材が充填されていることが目視によって確認することができる。
また、プラグをテーパー型にしたことで、経験が無くとも容易に取り付けることができる。
本発明のコンクリート躯体補修用挿入型注入プラグの斜視図である。 図1に示すプラグの中央横断面図である。 本発明のプラグを使用したコンクリート躯体補修の概略説明図である。
コンクリート躯体が濡れている場合や経年劣化の進行が進み粗密なコンクリートでも対応できる。
震災による防火水槽の注入止水では,コンクリート躯体の経年劣化が進み、コンクリートが粗密であったが、注入プラグの取り付けを容易に行う事ができた。
ひび割れ部の注入補修などでは、下方から上方への低圧注入が原則である。
本製品は、注入プラグ本体をテーパー型とし、先端にアメゴムチューブを取り付け、テーパー型注入プラグを削孔穴に挿入することにより、アメゴムチューブを拡張させ密着固定した。
テーパー型プラグにガラス質を混入し成形したことにより、アメゴムチューブとテーパー型プラグをケイ酸アルカリ水溶液に浸してから挿入することにより、先に潤滑剤として機能し、後に接着剤として機能する。
本製品は、テーパー型に成形し、挿入型であるためコンクリートが濡れていても取り付けることができる。一方、注入量管理では,注入プラグがプラスチックにガラス質を混入し半透明としたため、注入材の流入状況を目視確認することができるようになった。
プラグをテーパー型に成型したことで、経験がなくとも容易に取り付けることができる。
a 注入プラグ本体
b アメゴムチューブ
c 軟質チューブ
d 逆流防止弁ボール
e 逆流防止弁補助バネ
f ひび割れの低い位置
g ひび割れの次に高い位置

Claims (2)

  1. 躯体補修用挿入型注入プラグから注入材を注入するコンクリート躯体補修方法であって、
    ケイ酸アルカリ水溶液により溶けるガラス質を混入したプラスチックからなっている前記躯体補修用挿入型注入プラグの注入プラグ本体が先端に向かって先細りとなった先端部を前記ケイ酸アルカリ水溶液に浸して潤滑性を付与し、
    潤滑性が付与された前記先端部の外周にアメゴムチューブを挿入して被せ、前記ケイ酸アルカリ水溶液を前記ガラス質と反応させて潤滑性を無くし、前記アメゴムチューブを前記先端部に接着固定し、
    前記アメゴムチューブが固定された前記躯体補修用挿入型注入プラグを削孔穴に差し込み、
    前記躯体補修用挿入型注入プラグを介して注入材を前記コンクリート躯体に注入する
    ことを特徴とするコンクリート躯体補修方法。
  2. 請求項1のコンクリート躯体補修方法に使用されるコンクリート躯体補修用挿入型注入プラグにおいて、
    注入プラグ本体は、先端に向かって先細りとなった先端部を有し、ケイ酸アルカリ水溶液により溶けるガラス質を混入した半透明のプラスチックからなっており、前記先端部の外周にアメゴムチューブが挿入されていることを特徴とするコンクリート躯体補修用挿入型注入プラグ。
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