JP5871347B1 - 仮想通貨管理プログラム、及び仮想通貨管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイナーに対して報酬を無限に支払い続けることが可能であり、価値の変動の少ない仮想通貨を提供する、仮想通貨管理プログラム、及び仮想通貨管理方法を提供する。【解決手段】コンピュータを、仮想通貨を送金する第1の取引における第1の送金金額及び第1の送金日時を含む第1の取引情報と、第1の送金金額の少なくとも一部を送金する第2の取引における第2の送金金額及び第2の送金日時を含む第2の取引情報と、を記憶する記憶手段、第2の取引情報の正当性を検証する手段、第1の送金日時と第2の送金日時との差分と、第1の送金金額とに基づいて、第1の送金金額の前記第2の送金日時における減価額を計算する手段、及び減価額に基づいて、第2の取引情報の検証者への報酬額を決定する手段として機能させる。【選択図】図1

Description

本発明は、仮想通貨管理プログラム、及び仮想通貨管理方法等に関する。
近年、円やドルといった現実の貨幣による物品の取引だけでなく、電子マネー等の仮想通貨を用いた商取引が行われている。非特許文献1には、ビットコインと呼ばれる仮想通貨を用いて取引を行う技術について開示されている。
ビットコインによる取引では、ハッシュ関数と公開鍵暗号方式とを用いて、取引データの完全性が担保されている。暗号化を用いて行われた取引(以下、ビットコインの取引を「トランザクション」とも呼ぶ)は、ビットコインを利用する全端末に対してブロードキャストで配信される。配信されたトランザクションは、マイナー(発掘者)と呼ばれる端末ソフトウェアによって正当性が検証され、承認されると発掘されたブロックにまとめられ、ブロックチェーンと呼ばれる台帳に記録される。
非特許文献1には、マイナーがブロックを発掘した際に、当該マイナーに対して報酬を支払う方法について開示されている。非特許文献1に記載の方法によれば、ブロックを発掘したマイナーは、報酬として新たなビットコインを獲得できる。具体的には、ブロックに格納する先頭のトランザクションを、「無」から自分に宛てられたトランザクションとして格納することで、報酬とすることができる。
斉藤賢爾著、「これでわかった ビットコイン [生き残る通貨の条件]」、初版、太郎次郎社エディタス、2014年5月5日、p.87−89
ビットコインの総量はあらかじめ定められている。そのため、非特許文献1に記載の方法の場合、マイナーが受け取る報酬は、4年ごとに半分となり、すべてのブロックが発掘されると、マイナーが受け取れる報酬は取引手数料のみとなってしまう。報酬が取引手数料だけでは、マイニングのコストに見合わず、マイニングを行うマイナーがいなくなってしまうおそれがある。
また、ビットコインは現実の貨幣と相互に交換可能であるため、投資の対象となり、その価値が安定しない。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、マイナーに対して報酬を支払い続けることが可能であり、価値の変動の少ない仮想通貨を提供する、仮想通貨管理プログラム、及び仮想通貨管理方法を提供することを目的とするものである。
本発明による仮想通貨管理プログラムは、コンピュータを、仮想通貨を送金する第1の取引における第1の送金金額及び第1の送金日時を含む第1の取引情報と、第1の送金金額の少なくとも一部を送金する第2の取引における第2の送金金額及び第2の送金日時を含む第2の取引情報と、を記憶する記憶手段、第2の取引情報の正当性を検証する手段、第1の送金日時と第2の送金日時との差分と、第1の送金金額とに基づいて、第1の送金金額の前記第2の送金日時における減価額を計算する手段、及び減価額に基づいて、第2の取引情報の検証者への報酬額を決定する手段として機能させるものを含む。
また、本発明による仮想通貨管理方法は、コンピュータが、仮想通貨を送金する第1の取引における第1の送金金額及び第1の送金日時を含む第1の取引情報と、第1の送金金額の少なくとも一部を送金する第2の取引における第2の送金金額及び第2の送金日時を含む第2の取引情報と、を記憶するステップと、第2の取引情報の正当性を検証するステップと、第1の送金日時と第2の送金日時との差分と、第1の送金金額とに基づいて、第1の送金金額の第2の送金日時における減価額を計算するステップと、減価額に基づいて、第2の取引情報の検証者への報酬額を決定するステップとを実行する方法を含む。
本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
また、本明細書等において、「部」とは、単に物理的構成を意味するものではなく、その構成が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの構成が有する機能が2つ以上の物理的構成により実現されても、2つ以上の構成の機能が1つの物理的構成により実現されてもよい。
本発明によれば、マイナーに対して報酬を支払い続けることが可能であり、価値の変動の少ない仮想通貨を提供する、仮想通貨管理プログラム、及び仮想通貨管理方法を提供することができる。
本発明の実施形態における仮想通貨システムの構成図である。 本発明の実施形態における端末の機能ブロックの一例を示す図である。 本発明の実施形態における仮想通貨の、経過時間と減価額との対応関係の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるトランザクションの一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるマイニング処理の流れの一例を示す図である。 本発明の実施形態における端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施の形態の1つについて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。またさらに、必要に応じて示す上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図示の表示に基づくものとする。さらにまた、図面における各種の寸法比率は、その図示の比率に限定されるものではない。
<1.システム構成の概要>
図1は、仮想通貨システム10の構成の一例を示している。図1に示すように、仮想通貨システム10は、本発明に係る仮想通貨管理プログラムをインストールした、複数のクライアント装置同士が互いに通信を行う、P2Pの構成となっている。図1の例では、仮想通貨を用いて取引を行うユーザのクライアント端末を端末100A〜C(以下、端末100A〜Cをまとめて「端末100」とも呼ぶ。)、トランザクションの検証や承認を行うユーザのクライアント端末を端末200A〜C(以下、端末200A〜Cをまとめて「端末200」とも呼ぶ。)として説明する。
端末100及び端末200は、インターネットや専用線等のネットワーク400に接続されたコンピュータである。具体的には、携帯電話やスマートフォン、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)、タブレット、ウェアラブル(Wearable)端末等が挙げられるが、これに限られない。ネットワーク400に有線又は無線で接続された装置100及び200が、互いに通信可能に設定されることにより、仮想通貨システム10を構成する。なお、本実施形態において、仮想通貨システム10は、P2P型のシステムであるとして説明するが、これに限定されるものではない。例えば、仮想通貨システム10は、クラウドコンピューティング形式のシステムとして構成されてもよい。この場合、ユーザは、仮想通貨システム10のコンピュータ処理をネットワーク経由でサービスとして利用する。また、仮想通貨システム10は、ASP(Application Service Provider)のサーバを含むシステムとして構成されてもよい。
<2.仮想通貨の概要>
まず、仮想通貨システム10によって提供される仮想通貨(以下、仮想通貨システム10によって提供される仮想通貨を「オーブ」とも呼ぶ。)の概要について説明する。オーブは既存のビットコインと同様に、インターネットを用いたP2Pデジタル通貨であり、公開鍵暗号方式とハッシュ関数を用いたデジタル署名によって取引情報の完全性が担保されている。また、オーブの取引に関する情報や履歴は、仮想通貨システム10全体で分散して管理される。なお、本実施形態においてオーブは最小単位が「1Orb」である通貨として説明する。
オーブを利用するユーザは、まず仮想通貨管理プログラムをインストールする必要がある。仮想通貨管理プログラムには、ウォレットツールとマイニングツールとが含まれていることが望ましい。ウォレットツールは、オーブの購入やオーブを用いた取引を行うために必要なツールをいう。一方で、マイニングツールは、オーブを用いた取引の完全性や整合性を検証し、取引を承認するために必要なツールをいう。
ウォレットツールをクライアント端末にインストールしたユーザには、ネットワーク400に一意なアドレスが割り当てられる(以下、「口座アドレス」とも呼ぶ。)。口座アドレスを取得したユーザは、オーブを購入することができるようになる。「オーブを購入する」とは、仮想通貨システム10に新たなオーブを発生させることをいう。具体的には、ユーザによって、任意の金額の現実の通貨からオーブへと換金されることを指す。
さらにユーザは、購入したオーブを他のユーザに送金することができる。「オーブを送金する」とは、元の所有者から新たな所有者へとオーブの受け渡しが行われることをいう。
オーブの購入や送金に関するデータ(以下、オーブの購入や送金に関するデータを「トランザクション」とも呼ぶ。特に、オーブの購入に関するデータを「通貨発生トランザクション」とも呼ぶ。)は、後述するブロックチェーンと呼ばれる構造体によって管理される。ブロックチェーンは、ブロックと呼ばれるデータが時系列に並べられたものであり、オーブの送金を記した台帳としての役割を有している。マイニングツールをウォレットツールに加えてクライアント端末にインストールしたユーザ(以下、ウォレットツールのみをインストールしたユーザを単に「ユーザ」と呼び、ウォレットツールとマイニングツールとをインストールしたユーザを「マイナー」と呼ぶ。)は、トランザクションの正当性を検証し、正当なトランザクションを承認することができる。さらにマイナーは、承認済みのトランザクションから構成されるブロックを生成(以下、ブロックを生成することを「ブロックを発掘する」とも呼ぶ。)して、ブロックチェーンにつなぐことができる。
なお、オーブは、購入時から時間の経過とともに、減価するように構成されている。そのため、オーブを購入したユーザは、オーブが減価によって消滅してしまう前に消費する必要がある。オーブが減価するように構成されることで、ユーザは投資の対象とせず、結果として、オーブの価値を安定させることが可能になる。
<3.機能構成>
次に、図2を用いて、本実施形態に係る仮想通貨管理プログラムをインストールした端末100及び200の機能構成について説明する。
<3−1.ウォレットツールの機能>
図2(A)は、ウォレットツールをインストールした、端末100の機能ブロック図の一例を示す図である。ウォレットツールをインストールした端末100には、トランザクションDB131と、ブロック情報DB132と、公開鍵情報DB133と、口座情報DB134と、送金受付部101と、インプットデータ作成部102と、アウトプットデータ作成部103と、トランザクション配信部104とが構築されることが望ましい。
トランザクション情報DB131には、端末100又は200がネットワーク400にブロードキャストで配信したトランザクションの履歴が保存されている。1つのトランザクションには、通常、インプットデータ、アウトプットデータ、トランザクションが発生した時刻、トランザクションが後述するブロックチェーンに追加された時刻が含まれることが望ましい。なお、オーブの購入時に配信される通貨発生トランザクションには、インプットデータは含まれないとしてもよい。
アウトプットデータには、送金されるオーブの金額と、送金先の口座アドレスとが含まれていることが望ましい。なお、アウトプットデータは、送金先の口座アドレスの代わりに、送金先のユーザを特定できる情報を含めばよく、たとえば、送金先ユーザの公開鍵を含んでも良い。
インプットデータには、今回送金するオーブを送金元ユーザが受け取ったトランザクションのアウトプットデータへのポインタと、後述する電子署名作成処理によって作成される送金元ユーザの電子署名とが含まれていることが望ましい。
オーブを用いた取引では、過去に受け取った、又は購入したオーブを送金対象として指定し、別のユーザへと送金する。そのため、送金を行う際には、過去のトランザクションから、送金元ユーザが送金先ユーザとなったアウトプットデータを今回の送金対象として指定する必要がある。このように、オーブのトランザクションは、インプットデータが1つ前のアウトプットデータへのポインタを有する構造をしている。その結果、すべてのトランザクションは、通貨発生トランザクションまでポインタを介して数珠つなぎとなるデータ構造となっている。
ブロック情報DB132には、生成されたブロックに関する情報が保存されている。ブロックには、マイナーが正当性を検証して承認した複数のトランザクションが格納されている。オーブの購入や送金は、ブロックチェーンと呼ばれる構造体によって管理されている。ブロックチェーンは、ブロックと呼ばれるデータが時系列に並べられたものをいう。ブロックチェーンは仮想通貨システム10の全端末が共有するが、ユーザはブロックチェーンのうち自己が関心をもつ部分のみを所持していればよい。マイナーはブロックチェーンの全体を所持していることが望ましい。
ブロックには、1つ前のブロックのハッシュ、及び複数のトランザクションが含まれている。
公開鍵情報DB133には、仮想通貨システム10に含まれる全ユーザの口座アドレスと、公開鍵とが対応付けられて保存されている。
口座情報DB134には、上述した口座アドレスが割り当てられていて、端末100を利用するユーザの秘密鍵が保存されている。
送金受付部101は、ユーザから送金先のユーザと送金する金額との指定を受け付ける。送金受付部101は、送金受付画面を端末100のディスプレイに提示することが望ましい。また、送金受付部101は通貨購入画面をディスプレイに提示して、ユーザからオーブの購入を受け付けてもよい。
インプットデータ作成部102は、送金受付部101が受け付けた送金金額に応じてインプットデータを作成する。インプットデータ作成部102は、インプットデータを作成するために、以下の4つの処理を行う。
・送金対象検索処理
・減価額計算処理
・ポインタ指定処理
・電子署名作成処理
(送金対象検索処理)
インプットデータ作成部102は、送金対象検索処理として、まず、送金対象として用いることができるアウトプットデータを有するトランザクションをトランザクション情報DB131から検索することができる。たとえば、インプットデータ作成部102は、トランザクション情報DB131から、送金元ユーザの口座アドレスが、送金先アドレスとして指定されているアウトプットを有するトランザクションであって、他のトランザクションのインプットデータのポインタとして指定されていないアウトプットデータを有するトランザクションを抽出することが望ましい。
(減価額計算処理)
次に、インプットデータ作成部102は、抽出したトランザクションのアウトプットデータに含まれる送金金額を参照し、現在までに減額した金額(減価額)を計算する。まず、インプットデータ作成部102は、抽出したトランザクションのインプットデータに含まれるポインタを順次参照していき、通貨発生トランザクションを抽出する。そして、インプットデータ作成部102は、通貨発生トランザクションのトランザクション発生時刻を参照し、現在時刻との差分に基づいて減価率を計算する。
図3は、時間の経過とオーブの残高率との対応関係の一例を示す図である。図3の例では、オーブが購入されてから10日経過するごとに現在の金額から10%減価する様子を示している。オーブの減価率が図3の表のように定義されている場合には、インプットデータ作成部102は、たとえば購入から22日経過したオーブに対しては、現在の残高は購入時の残高の81%であり、減価率は19%であると算出する。なお、オーブの減価の態様は図3の例に限定されず、たとえば、時間の経過ごとに一定金額が減額されるとしてもよいし、時間の経過につれて減価率が変化してもよい。
インプットデータ作成部102は、抽出したトランザクションのアウトプットデータの金額と計算した現在の減価率を用いて、当該金額の減価額を計算することができる。
(ポインタ指定処理)
次に、インプットデータ作成部102は、送金受付部101が受け付けた送金金額に基づいて、抽出したトランザクションの中から、ポインタを指定するのに適したアウトプットデータを選択する。具体的には、インプットデータ作成部102は、抽出したアウトプットデータの金額と、計算した減価率とに基づいて、各アウトプットデータの残高を計算する。そして、計算した残高が、送金受付部101が受け付けた送金金額を上回っているアウトプットデータへのポインタを、今回のインプットデータとして指定することができる。
なお、計算した残高が、送金受付部101が受け付けた送金金額を上回っているアウトプットデータが存在しない場合には、本実施形態では、インプットデータ作成部102は、送金金額をいくつかの金額へ分割したうえで、再度、計算した残高が分割した金額を上回っているアウトプットデータを検索することが望ましい。なお、これに限定されず、今回の送金金額よりも大きな金額のアウトプットデータを有するトランザクションが存在しない場合には、インプットデータ作成部102は、複数のアウトプットデータのポインタを指定するために複数のインプットデータを作成するとしてもよい。
インプットデータ作成部102は、送金受付部101が複数のユーザへの送金を受け付けた場合には、受け付けた送金金額の合計金額に基づいてポインタを選択することが望ましい。
(電子署名作成処理)
さらに、インプットデータ作成部102は、送金元ユーザの電子署名を作成する。たとえば、インプットデータ作成部102は、電子署名を格納する部分を除く、作成中のトランザクションのデータ全体から、ハッシュ関数を使ってダイジェストを生成する。そして、インプットデータ作成部102は、生成したダイジェストを送金元ユーザの秘密鍵で暗号化することで電子署名を作成することができる。
図2(A)に戻り、各機能ブロックの機能の続きについて説明する。
アウトプットデータ作成部103は、送金受付部101が受け付けた、送金先のユーザと送金する金額とに基づいて、アウトプットデータを作成する。たとえば、アウトプットデータ作成部103は、公開鍵情報DB133を参照して、送信先ユーザに対応する口座アドレスをアウトプットデータに指定することができる。
また、アウトプットデータ作成部103は、インプットデータ作成部102がポインタを指定したアウトプットデータの残高から、今回の送金金額の合計金額を減算し、差額を、送金元ユーザ宛の送金としてアウトプットデータを作成することが望ましい。
なお、アウトプットデータ作成部103は、送金受付部101が、ユーザからオーブの購入を受け付けた場合には、オーブの購入を入力したユーザを送金先ユーザとして、アウトプットデータを作成することが望ましい。
トランザクション配信部104は、今回の送金に関するトランザクションを作成し、ネットワーク400へと配信する。トランザクション配信部104は、以下の2種類のトランザクションを作成する処理を行う。
・通常トランザクション(以下、通常トランザクションのことを単に「トランザクション」とも呼ぶ。)
・通貨発生トランザクション
(通常トランザクション)
通常トランザクションは、オーブの送金が行われた場合に、トランザクション配信部104が配信するトランザクションをいう。通常トランザクションには、インプットデータと、アウトプットデータと、トランザクションが発生した時刻と、トランザクションがブロックチェーンに追加された時刻とが含まれる。
トランザクション配信部104は、インプットデータ作成部102が作成したインプットデータと、アウトプットデータ作成部103が作成したアウトプットデータと、を通常トランザクションに格納し、さらに現在時刻をトランザクション発生時刻に指定して、通常トランザクションをネットワーク400へブロードキャストで配信することができる。
(通貨発生トランザクション)
通貨発生トランザクションは、オーブが購入された場合にトランザクション配信部104が配信するトランザクションをいう。すべてのトランザクションは、インプットデータのポインタを参照していくと通貨発生トランザクションに収束する。
通貨発生トランザクションには、インプットデータは含まれないことが望ましい。トランザクション配信部104は、アウトプットデータ作成部103が作成した、オーブの購入を入力したユーザを送金先ユーザとするアウトプットデータを通貨発生トランザクションに格納し、さらに現在時刻をトランザクション発生時刻に指定して、通貨発生トランザクションをネットワーク400にブロードキャストで配信することができる。
<3−2.オーブ送金処理フロー>
次に図4を用いて、ユーザAがユーザBへオーブを送金する際の処理フローについて説明する。図4は、ユーザAが端末100Aを用いて、購入したオーブをユーザBへ送金する場合のトランザクションを模式的に示した図である。
この例では、オーブの送金元ユーザであるユーザAが利用する端末を端末100A、オーブの送金先ユーザであるユーザBが利用する端末をそれぞれ端末100Bとして説明する。また、図4の例においても、経過時間とオーブの減価率とは図3に示した対応関係にあるとして説明する。
図4において、ブロックB02は、ブロックチェーンの末尾のブロックであり、ブロックB01はブロックB02の1つ前のブロックであるとする。また、トランザクションT11は通貨発生トランザクションであり、トランザクションT12は、ユーザAからユーザBへのオーブの送金に関する通常トランザクションである。さらに、O11〜O13はそれぞれアウトプットデータを表し、I11はインプットデータを表している。
まず、ユーザAがオーブを10000Orb購入するとする。この場合、送金受付部101によって、通貨購入画面が端末100Aのディスプレイに提示される。ユーザAは提示された通貨購入画面から、購入するオーブの金額を10000Orbとして指定する。このとき、アウトプットデータ作成部103は、送金金額を10000Orb、送金先をユーザAの口座アドレスとするアウトプットデータO11を作成する。
次に、トランザクション配信部104が、アウトプットデータO11をトランザクションT11に格納し、現在時刻をトランザクション発生時刻に指定して、通貨発生トランザクションを作成し、ネットワーク400に配信する。配信した通貨発生トランザクションが、後述するマイナーの発掘処理によって、承認され、ブロックチェーンにつながれると、ユーザAは購入したオーブを取引に使えるようになる。
ユーザAは、たとえばオーブの購入から11日後に、購入したオーブの一部(7000Orb)をユーザBに対して送金するとする。この場合、インプットデータ作成部102が、まず送金対象検索処理を実行し、これまでにユーザAが送金先ユーザとして指定されているアウトプットデータを有するトランザクションを検索する。図4の例では、該当するトランザクションがトランザクションT11だけであるため、インプットデータ作成部102はトランザクションT11を抽出する。
次に、インプットデータ作成部102は、減価額計算処理を実行し、アウトプットデータO11の減価額を計算する。今回の送金は、オーブの購入から11日後に行われているため、減価率は10%である。そのため、インプットデータ作成部102は、アウトプットデータO11の減価額は、1000Orbであると算出する。インプットデータ作成部102は、算出した減価額(1000Orb)をアウトプットデータO11の送金金額(10000Orb)から減算し、アウトプットデータO11の残高を9000Orbであると算出する。これは、今回の送金金額である7000Orbを上回っているため、インプットデータ作成部102は、アウトプットデータO11のポインタを、今回のインプットデータI11に指定する。さらにインプットデータ作成部102は、電子署名作成処理を実行する。具体的には、電子署名を格納する部分を除く、作成中のトランザクションのデータ全体にハッシュ関数を用いてダイジェストを作成する。そして、口座情報DB134に保存されたユーザAの秘密鍵を用いてインプットデータ作成部102は、生成したダイジェストを暗号化して電子署名を作成する。
次に、アウトプットデータ作成部103は、送金金額を7000Orb、送金先をユーザBの口座アドレスとして、アウトプットデータO12を作成する。さらに、アウトプットデータ作成部103は、アウトプットデータO11の残高9000Orbから今回のアウトプットデータO12の送金金額である7000Orbを減算し、差分である2000Orbを、ユーザAの口座アドレスを送金先とするアウトプットデータO13を作成する。
トランザクション配信部104は、インプットデータI11と、アウトプットデータO12と、アウトプットデータO13とをトランザクションT12に格納し、現在時刻をトランザクション発生時刻に指定して、トランザクションT12を配信する。
なお、上述の例で、送金金額がたとえば9500Orbである場合、送金金額がアウトプットデータO11の残高である9000Orbを上回っているため、インプットデータ作成部102は、アウトプットデータO11のポインタを指定することができない。この場合、インプットデータ作成部102は、送金金額をたとえば9000Orbと500Orbとの2つの金額に分割することができる。このとき、インプットデータ作成部102は、それぞれの送金金額に対応するインプットデータを作成し、ポインタで参照するアウトプットデータを検索することが望ましい。さらにこの場合、アウトプットデータ作成部103は、送金金額が9000Orbのアウトプットデータと、500Orbのアウトプットデータとをそれぞれ作成するとしてもよい。
このように本実施形態に係るウォレットツールが、オーブが時間の経過とともに減額するように、端末100を機能させることで、オーブは投資の対象とされにくくなり、通貨価値の変動を抑えることが可能となる。
図2に戻り、端末200の機能について説明する。
<3−3.マイニングツールの機能>
図2(B)は、ウォレットツールに加えて、マイニングツールをインストールした、端末200の機能ブロック図の一例を示す図である。マイニングツールをインストールした端末200には、上述したウォレットツールによって作成される機能ブロックに加えて、検証部201と、発掘部202と、報酬計算部203とが構築されることが望ましい。
検証部201は、受信したトランザクションの正当性を検証するために、以下の2つの処理を実行する。
・完全性検証処理
・整合性検証処理
検証部201は上記2つの検証処理の結果、完全性と整合性とが認められたトランザクションを正当なトランザクションであると承認することができるとしてもよい。
(完全性検証処理)
検証部201は、完全性検証処理として、受信したトランザクションに対して改ざんが行われていないかを検証する。具体的には、検証部201は、まず公開鍵情報DB133を参照して、受信したトランザクションのインプットデータに含まれる電子署名を、もとの所有者の公開鍵で復号して、インプットデータ作成部102が作成したダイジェストを取り出す。さらに検証部201は受信したトランザクションのデータ全体のうち電子署名を格納する部分を除いたデータから、ハッシュ関数を用いてダイジェストを生成する。検証部201は、復号したダイジェストと生成したダイジェストとが一致するか否かを検証し、一致する場合にはトランザクションデータの完全性を承認することができる。検証部201は、トランザクションに含まれるすべてのインプットデータの電子署名を検証できた場合に、当該トランザクションの完全性を承認することができるとしてもよい。
(整合性検証処理)
検証部201は、整合性検証処理として、受信したトランザクションがブロックチェーン全体として整合性がとれた取引であるか否かを検証する。具体的には、検証部201は、上述した減価額計算処理と同様の処理を実行して、インプットデータの残高を計算して、計算した残高がアウトプットデータの金額より上回っているか検証する。
また、検証部201は、整合性検証処理として、検証対象のトランザクションのインプットデータと同じアウトプットデータを参照しているトランザクションがすでに承認されていないかを確認して二重取引の検証を行うとしてもよい。具体的には、検証部201は、ブロック情報DB132を参照して、ブロックチェーンにつながれたブロックに含まれるトランザクションのインプットデータのポインタが参照するアウトプットデータを抽出する。さらに検証部201は、今回の検証対象のトランザクションのインプットデータとして指定されたポインタが参照するアウトプットデータが、すでに参照されているものか否かを検証する。今回の検証対象のトランザクションのインプットデータとして指定されたポインタが参照するアウトプットデータが、過去のトランザクションのインプットデータからポインタを指定されていない場合、検証部201は、今回の検証対象のトランザクションのインプットデータの整合性を承認することができる。
検証部201は、トランザクションに含まれるすべてのインプットデータの整合性が承認できた場合に、当該トランザクションの整合性を承認することができるとしてもよい。
発掘部202は、検証部201の処理によって完全性と整合性が認められた正当なトランザクションを格納するブロックを生成するために、マイニングの処理を行う。具体的には、発掘部202は、現在のブロックチェーンの末尾のハッシュ値を、ハッシュ関数を用いて計算する。計算したハッシュ値と、生成するブロックに所定の値とを合わせたデータに対して、発掘部202は、ハッシュ関数を用いてハッシュ値を計算する。このデータには、ブロックの生成時刻を含めてもよい。このハッシュ値が所定の値以下になる場合、本実施形態では「ブロックが発掘された」という。ブロックを発掘すると、発掘部202は、当該ブロックを、ブロックチェーンの末尾につなぐことができる。
発掘部202は、ブロックをブロックチェーンにつなぐ際に、現在時刻を、当該ブロックに格納されているトランザクションのブロックチェーン追加時刻として指定することが望ましい。
報酬計算部203は、ブロックに格納した正当なトランザクションの減価額に基づいて、マイナーの報酬を計算する。たとえば、報酬計算部203は、インプットデータのポインタとして指定されたアウトプットデータの金額の、減価額の合計をマイナーの報酬として計算してもよい。具体的には、報酬計算部203は、インプットデータに含まれるポインタを順次参照していき、通貨発生トランザクションを抽出する。そして、報酬計算部203は、通貨発生トランザクションのトランザクション発生時刻を参照し、現在時刻との差分に基づいて減価率を計算する。この処理は、インプットデータ作成部102の減価額計算処理と同様の処理であってもよい。報酬計算部203は、発掘部202が生成したブロックに格納される各トランザクションの減価額の合計をマイナーの報酬として計算することができる。
さらに報酬計算部203は、送金金額を計算した報酬の金額、送信先を端末200を利用するマイナーに指定して、アウトプットデータを作成して、当該アウトプットデータに基づいて通貨発生トランザクションを作成することが望ましい。報酬計算部203は作成した通貨発生トランザクションを、ネットワーク400にブロードキャストで配信する。この通貨発生トランザクションは生成するブロックに含めることでブロードキャストすることが望ましい。この通貨発生トランザクションがネットワーク400に接続しているいずれかのマイナーの端末によって承認されることで、端末200を利用するマイナーは、報酬を受け取ることができる。
<3−4.マイニング処理フロー>
図5を用いて、マイニングツールをインストールした端末200のマイニング処理の処理フローについて説明する。
まず、検証部201は、トランザクションDB131を参照して、受信したトランザクションのうち、検証が行われていない未検証トランザクションが残っているか否か確認する(S101)。未検証トランザクションが残っている場合(S101:YES)には、検証部201は、当該未検証トランザクションを、検証を行うために取得する(S102)。
次に検証部201は、取得した検証対象のトランザクションに含まれるインプットデータのうち、未検証のインプットデータがある場合(S103:YES)、当該未検証のインプットを取得して(S104)、インプットデータの検証を行う。まず、検証部201は、取得したインプットデータのポインタから、当該インプットデータに用いられているオーブの通貨発生トランザクションを抽出する(S105)。さらに、検証部201は通貨発生トランザクションのトランザクション発生時刻と現在時刻との差分から、減価額とインプットデータの残高とを計算する(S106)。
次に、検証部201は、検証対象トランザクションに含まれるアウトプットデータの送金金額の合計金額が、計算した残高を上回っていないか確認して、当該インプットデータの正当性を検証する(S107)。送金金額の合計金額が、計算した残高を上回っている場合(S107:NO)には、検証部201は、検証対象のトランザクションは不正なトランザクションであるとして、ブロックには格納しない(S151)。一方で、検証対象トランザクションに含まれるアウトプットデータの送金金額の合計金額が、計算した残高を上回っていない場合(S107:YES)には、検証対象トランザクションは、正当なインプットデータであるとして、当該インプットデータを承認する。検証部201は、このS103〜107までの処理をトランザクションに含まれるすべてのインプットデータの検証が完了するまで繰り返し実行する。トランザクションに含まれるすべてのインプットデータが正当であると承認した場合には、検証は当該トランザクションを正当なトランザクションとしてブロックに格納する。
検証部201は、S101〜S107までの処理を未検証トランザクションがなくなるまで繰り返し実行する。端末200が受信したトランザクションに未検証トランザクションがなくなると(S101:NO)、報酬計算部203は、ブロックに格納したトランザクションの減価額の合計金額に基づいて、マイナーの報酬を計算する。さらに報酬計算部203は、送金金額を計算した合計金額とし、送金先を当該マイナーに指定して、通貨発生トランザクションを作成し、ネットワーク400にブロードキャストで配信する(S108)。配信した通貨発生トランザクションが他のマイナーに承認されると、報酬金が、通貨発生トランザクションを配信したマイナーに与えられる(S109)。
このように本実施形態に係るマイニングツールが、マイナーが獲得する報酬が承認したブロックに含まれるトランザクションの減価額に基づいて決定するように端末200を機能させることで、マイナーに対する報酬を枯渇させないようにすることが可能となる。
(4 ハードウェア構成)
以下、図6を参照しながら、上述してきた端末100及び端末200をコンピュータ800により実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
図6に示すように、コンピュータ800は、プロセッサ801、メモリ803、記憶装置805、入力I/F部807、データI/F部809、通信I/F部811、及び表示装置813を含む。
プロセッサ801は、メモリ803に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ800における様々な処理を制御する。例えば、端末100の送金受付部101やインプットデータ作成部102、アウトプットデータ作成部103、トランザクション配信部104、端末200の検証部201や発掘部202、報酬計算などは、メモリ803に一時記憶された上で、主にプロセッサ801上で動作するプログラムとして実現可能である。
メモリ803は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ803は、プロセッサ801によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
記憶装置805は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置805は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。この他、記憶装置805は、トランザクション情報DB131や、ブロック情報DB132、公開鍵情報DB133、口座情報DB134を記憶することも可能である。このようなプログラムやデータは、必要に応じてメモリ803にロードされることにより、プロセッサ801から参照される。
入力I/F部807は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部807の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイス等が挙げられる。入力I/F部807は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続されても良い。
データI/F部809は、コンピュータ800の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部809の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F部809は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F部809は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800へと接続される。
通信I/F部811は、コンピュータ800の外部の装置と有線又は無線により、インターネットNを介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F部811は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F部811は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続される。
表示装置813は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置813の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイ等が挙げられる。表示装置813は、コンピュータ800の外部に設けられても良い。その場合、表示装置813は、例えばディスプレイケーブル等を介してコンピュータ800に接続される。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施形態において、マイニングツールは、ウォレットツールと合わせてインストールされる構成として説明したが、これに限定されない。たとえば、端末200はマイニングツールだけをインストールする構成としてもよい。この場合、端末200には、検証部201、発掘部202、及び報酬計算部203とあわせて、トランザクション情報DB131、ブロック情報DB132、及び公開鍵情報DB133がインストールされることが望ましい。
10 仮想通貨システム
100 端末
101 送金受付部
102 インプットデータ作成部
103 アウトプットデータ作成部
104 トランザクション配信部
131 トランザクション情報DB
132 ブロック情報DB
133 公開鍵情報DB
134 口座情報DB
200 端末
201 検証部
202 発掘部
203 報酬計算部
400 ネットワーク

Claims (5)

  1. コンピュータを、
    仮想通貨を送金する第1の取引における第1の送金金額及び第1の送金日時を含む第1の取引情報と、前記第1の送金金額の少なくとも一部を送金する第2の取引における第2の送金金額及び第2の送金日時を含む、前記第1の取引情報とは異なる第2の取引情報と、を記憶する記憶手段、
    前記第2の取引情報の正当性を検証する手段、
    前記第1の送金日時と前記第2の送金日時との差分と、前記第1の送金金額とに基づいて、前記第1の送金金額の前記第2の送金日時における減価額を計算する手段、及び
    前記減価額に基づいて、前記第2の取引情報の検証者への報酬額を決定する手段
    として機能させる仮想通貨管理プログラム。
  2. 前記仮想通貨管理プログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記正当性の検証者に前記報酬額の仮想通貨を送金する第3の取引のために、前記報酬額である第3の送金金額と第3の送金日時とを含む第3の取引情報を送信する手段、
    として機能させる請求項1に記載の仮想通貨管理プログラム。
  3. 前記第2の取引情報は、
    前記第1の送金金額から前記第2の送金金額と前記減価額とを差し引いた第4の送金金額を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の仮想通貨管理プログラム。
  4. 前記第2の取引情報は、デジタル署名が付与されており、
    前記正当性を検証する手段は、
    前記第2の取引情報に付与された前記デジタル署名を検証することで、当該第2の取引情報の正当性を検証することを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の仮想通貨管理プログラム。
  5. コンピュータが、
    仮想通貨を送金する第1の取引における第1の送金金額及び第1の送金日時を含む第1の取引情報と、前記第1の送金金額の少なくとも一部を送金する第2の取引における第2の送金金額及び第2の送金日時を含む、前記第1の取引情報とは異なる第2の取引情報と、を記憶するステップと、
    前記第2の取引情報の正当性を検証するステップと、
    前記第1の送金日時と前記第2の送金日時との差分と、前記第1の送金金額とに基づいて、前記第1の送金金額の前記第2の送金日時における減価額を計算するステップと、
    前記減価額に基づいて、前記第2の取引情報の検証者への報酬額を決定するステップとを実行する仮想通貨管理方法。
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