JP5870869B2 - Front body structure of the vehicle - Google Patents
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Description
本発明は、車両の前部車体構造に関し、特に、フロントフレームの上方において車体前後方向に延びるエプロンフレームにブラケットを介してフェンダパネルが支持されてなる車両の前部車体構造に関する。 The present invention relates to a front vehicle body structure of a vehicle, and more particularly to a front vehicle body structure of a vehicle in which a fender panel is supported via a bracket on an apron frame that extends in the vehicle longitudinal direction above a front frame.
例えば自動車等の車両においては、エンジンルームの両側に設けられたフロントフレームの上方に車体前後方向に延びるエプロンフレームが備えられ、このエプロンフレームに車体前部の側面を構成するフェンダパネルがフェンダブラケットを介して支持されたものが知られている。 For example, in a vehicle such as an automobile, an apron frame extending in the longitudinal direction of the vehicle body is provided above a front frame provided on both sides of the engine room, and a fender panel constituting a side surface of the front portion of the vehicle body is attached to the apron frame. What is supported via is known.
フェンダブラケットにまた、ボンネットストッパを取り付けてエンジンルームの上方を開閉可能に覆うボンネットを受け止めるようにしたものも知られている。このようなフェンダブラケットにおいては、フェンダパネルを支持するフェンダ支持性能が要求されると共に、ボンネットを閉めるときにかかる荷重を受け止めるボンネット受け止め性能が要求されることとなる。 Also known is a fender bracket that is provided with a bonnet stopper so as to receive a bonnet that covers the upper part of the engine room so as to be opened and closed. In such a fender bracket, a fender support performance for supporting a fender panel is required, and a bonnet reception performance for receiving a load applied when the bonnet is closed is required.
さらに、フェンダブラケットには、走行中の車両が歩行者と衝突した際に歩行者がボンネットに跳ね上げられた場合、ボンネット上に跳ね上げられた歩行者のダメージを軽減するためにボンネットから受ける衝撃力を吸収する歩行者保護性能を確保することが求められている。 In addition, the fender bracket has an impact received from the bonnet to reduce the damage of the pedestrian who is jumped on the hood when the pedestrian jumps on the hood when the running vehicle collides with the pedestrian. It is required to secure pedestrian protection that absorbs power.
このように、フェンダパネルをエプロンフレームに取り付けるフェンダブラケットには、フェンダ支持性能及びボンネット受け止め性能、並びに歩行者保護性能を共に確保することが求められている。 As described above, the fender bracket for attaching the fender panel to the apron frame is required to ensure both the fender support performance, the hood receiving performance, and the pedestrian protection performance.
例えば特許文献1には、フェンダパネルをエプロンフレームに取り付けるフェンダブラケットが、ボンネットの前端を支持するストッパ受け部と一体に形成されると共に所定値以上の下向き荷重が入力すると全体として圧縮変形するように形成され、これにより、衝撃吸収性を得つつフェンダ支持機能とボンネット支持機能を果たすことができるフェンダ支持構造が開示されている。
For example, in
しかしながら、前記特許文献1に記載のものは、フェンダブラケットの上下に荷重を伝達する前壁部、後壁部及び内側壁部にそれぞれ板厚方向に貫通する肉抜き孔を形成することで、所定値以上の下向き荷重が入力するとフェンダブラケットに支持されるフェンダパネルやボンネットを下方へ変位させて変形させることができるものの、ボンネットとエプロンフレームとの隙間が狭い場合などにおいては十分な変形ストロークを確保することができないことから、衝撃吸収性を向上させて歩行者保護性能を向上させることが望まれる。
However, the one described in
そこで、本発明は、フェンダパネルがブラケットを介してエプロンフレームに支持された車両の前部車体構造において、フェンダ支持性能及びボンネット受け止め性能を確保すると共に、歩行者保護性能を向上させることができるようにすることを目的とする。 Therefore, the present invention can ensure the fender support performance and the hood receiving performance and improve the pedestrian protection performance in the front body structure of the vehicle in which the fender panel is supported by the apron frame via the bracket. The purpose is to.
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。 In order to solve the above problems, the present invention is configured as follows.
まず、本願の請求項1に係る発明は、フロントフレームの上方において車体前後方向に延びるエプロンフレームにブラケットを介してフェンダパネルが支持されてなる車両の前部車体構造であって、前記ブラケットは、略平板状の本体面部と、該本体面部の車体前方側から下方へ延びて前記エプロンフレームに接合される前方脚部と、該本体面部の車体後方側から下方へ延びて前記エプロンフレームに接合されると共に車幅方向に並んで配置される外側後方脚部及び内側後方脚部とを備え、前記本体面部には、前記フェンダパネルが取り付けられるフェンダ取付部が車幅方向外寄りに設けられると共にボンネットストッパが取り付けられるボンネットストッパ取付部が車幅方向内寄りに設けられ、前記外側後方脚部は、前記フェンダ取付部近傍に配置され、前記内側後方脚部は、前記ボンネットストッパ取付部近傍に配置され、前記前方脚部は、車幅方向において前記外側後方脚部と前記内側後方脚部との間に配置されている、ことを特徴とする。
First, the invention according to
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記フェンダ取付部は、前記外側後方脚部の前記エプロンフレームに接合される接合部の中心と前記前方脚部の前記エプロンフレームに接合される接合部の中心とを結ぶラインの車外側に配置され、前記ボンネットストッパ取付部は、前記内側後方脚部の前記エプロンフレームに接合される接合部の中心と前記前方脚部の前記エプロンフレームに接合される接合部の中心とを結ぶラインの車内側に配置されている、ことを特徴とする。
The invention according to
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に係る発明において、前記前方脚部は、前記外側後方脚部との離間距離に比して前記内側後方脚部との離間距離が小さくなるように配置されている、ことを特徴とする。
Furthermore, the invention according to
また更に、本願の請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に係る発明において、前記外側後方脚部及び前記内側後方脚部は、前記前方脚部に比して長く形成され、前記前方脚部は、前記外側後方脚部及び前記内側後方脚部に比して前記本体面部とのなす角度が大きく形成され、前記ブラケットは、前記本体面部の車体前方側が下方へ傾斜するようにして前記エプロンフレームに接合され、前記外側後方脚部及び内側後方脚部にはそれぞれ、前記ブラケットに荷重が入力される際に前記外側後方脚部及び内側後方脚部の変形を促進する変形促進部が設けられている、ことを特徴とする。
Furthermore, the invention according to
また更に、本願の請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に係る発明において、前記本体面部は、前記ボンネットストッパ取付部側に向かうにつれて先細り状に車体前後方向における長さが短く形成されると共に車内側の端部に該本体面部から折り曲げられた折曲部を備えている、ことを特徴とする。
Still further, the invention according to
また更に、本願の請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5の何れか1項に係る発明において、前記ブラケットは、前記前方脚部及び前記外側後方脚部が前記エプロンフレームのフランジ部に接合されると共に、前記本体面部が前記エプロンフレームより車外側に延在するように形成され、前記本体面部の前記エプロンフレームより車外側に延在する部分に、前記フェンダ取付部が設けられると共にヘッドランプを取り付けるヘッドランプ取付部が設けられている、ことを特徴とする。
Furthermore, the invention according to
以上の構成により、本願各請求項の発明によれば、次の効果が得られる。 With the above configuration, according to the invention of each claim of the present application, the following effects can be obtained.
まず、本願の請求項1に係る発明によれば、フェンダパネルをエプロンフレームに支持させるブラケットは、フェンダ取付部が車幅方向外寄りに設けられると共にボンネットストッパ取付部が車幅方向内寄りに設けられた本体面部と、エプロンフレームに接合される前方脚部と、エプロンフレームに接合されると共に車幅方向に並んで配置される外側後方脚部及び内側後方脚部とを備え、外側後方脚部はフェンダ取付部近傍に配置され、内側後方脚部はボンネットストッパ取付部近傍に配置され、前方脚部は車幅方向において外側後方脚部と内側後方脚部との間に配置されている。
First, according to the invention according to
これにより、フェンダパネルの荷重及びボンネットを閉めるときにかかる荷重をそれぞれブラケットの外側後方脚部及び内側後方脚部を通じてエプロンフレームに伝達することができ、フェンダ支持性能及びボンネット受け止め性能を確保することができる。また、ブラケットは、前方脚部、外側後方脚部及び内側後方脚部がエプロンフレームに接合されるので、ブラケットの上下に荷重を伝達する前壁部、後壁部及び内側壁部にそれぞれ板厚方向に貫通する肉抜き孔を形成した場合に比して、所定値以上の荷重が入力される際にブラケットの脚部を効果的に変形させて該荷重を吸収することができ、歩行者保護性能を向上させることができる。特に、車体前方側を車内側に湾曲させたエプロンフレームを有する車両において、前記効果を有効に得ることができる。 As a result, the load on the fender panel and the load applied when closing the bonnet can be transmitted to the apron frame through the outer rear leg and the inner rear leg of the bracket, respectively, and fender support performance and bonnet receiving performance can be ensured. it can. In addition, since the front leg, the outer rear leg and the inner rear leg are joined to the apron frame, the bracket has a plate thickness on the front wall part, the rear wall part and the inner wall part that transmit the load to the top and bottom of the bracket, respectively. Compared to the case where a hollow hole penetrating in the direction is formed, when a load exceeding a predetermined value is input, the leg portion of the bracket can be effectively deformed to absorb the load, thereby protecting the pedestrian. Performance can be improved. In particular, the effect can be effectively obtained in a vehicle having an apron frame in which the front side of the vehicle body is curved toward the inside of the vehicle.
また、本願の請求項2に係る発明によれば、フェンダ取付部は、外側後方脚部のエプロンフレームとの接合部の中心と前方脚部のエプロンフレームとの接合部の中心とを結ぶラインの車外側に配置されることにより、フェンダパネルの荷重を外側後方脚部によって有効にエプロンフレームに伝達することができ、フェンダパネル支持性能を有効に確保することができる。ボンネットストッパ取付部は、内側後方脚部のエプロンフレームとの接合部の中心と前方脚部のエプロンフレームとの接合部の中心とを結ぶラインの車内側に配置されることにより、ボンネットを閉めるときにかかる荷重を内側後方脚部によって有効にエプロンフレームに伝達することができ、ボンネット受け止め性能を有効に確保することができる。
Further, according to the invention according to
更に、本願の請求項3に係る発明によれば、前方脚部は、外側後方脚部との離間距離に比して内側後方脚部との離間距離が小さくなるように配置されることにより、本体面部のボンネットストッパ取付部側をフェンダ取付部側に比して剛性を高めることができるので、フェンダ取付部に入力される荷重に比して比較的大きいボンネットストッパ取付部に入力される荷重を有効に受け止めることができ、前記効果を有効に奏することができる。
Furthermore, according to the invention according to
また更に、本願の請求項4に係る発明によれば、外側後方脚部及び内側後方脚部は前方脚部に比して長く形成され、前方脚部は外側後方脚部及び内側後方脚部に比して本体面部とのなす角度が大きく形成され、ブラケットは、本体面部の車体前方側が下方へ傾斜するようにしてエプロンフレームに接合され、外側後方脚部及び内側後方脚部にはそれぞれ、ブラケットに荷重が入力される際に外側後方脚部及び内側後方脚部の変形を促進する変形促進部が設けられていることにより、ブラケットに外部から所定値以上の荷重が入力される際に変形促進部を起点として外側後方脚部及び内側後方脚部から座屈変形させることができるので、前記荷重を効果的に吸収することができ、前記効果を有効に奏することができる。
Still further, according to the invention according to
また更に、本願の請求項5に係る発明によれば、本体面部は、ボンネットストッパ取付部側に向かうにつれて先細り状に車体前後方向における長さが短く形成されると共に車内側の端部に該本体面部から折り曲げられた折曲部を備えていることにより、ブラケットの本体面部においてボンネットストッパ取付部側をフェンダ取付部側に比して剛性を高めることができ、ボンネット受け止め性能を向上させることができる。
Furthermore, according to the invention according to
また更に、本願の請求項6に係る発明によれば、ブラケットは、前方脚部及び外側後方脚部がエプロンフレームのフランジ部に接合されると共に、本体面部がエプロンフレームより車外側に延在するように形成され、本体面部のエプロンフレームより車外側に延在する部分に、フェンダ取付部が設けられると共にヘッドランプ取付部が設けられていることにより、フェンダパネル及びヘッドランプの荷重をエプロンフレームのフランジ部に伝達することができ、フェンダパネル及びヘッドランプを確実に支持することができる。
Still further, according to the invention according to
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の前部車体構造を適用した車体を示す平面図、図2は、図1の車体においてボンネットを取り外した状態を示す平面図、図3は、図2のA部を拡大して示す要部拡大図、図4は、図2の車体におけるフェンダブラケット近傍を示す斜視図、図5は、図4におけるY5−Y5線に沿った断面図である。なお、図2及び図3では、フェンダパネルを二点鎖線で示し、ヘッドランプを一点鎖線で示している。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
1 is a plan view showing a vehicle body to which a front vehicle body structure of a vehicle according to an embodiment of the present invention is applied, FIG. 2 is a plan view showing a state where a bonnet is removed from the vehicle body of FIG. 1, and FIG. FIG. 4 is a perspective view showing the vicinity of a fender bracket in the vehicle body of FIG. 2, and FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line Y5-Y5 in FIG. 2 and 3, the fender panel is indicated by a two-dot chain line, and the headlamp is indicated by a one-dot chain line.
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車両の前部車体構造を適用した車体1は、車体前部にボンネット2が配設されると共にボンネット2の左右両側に車体前部の側面を構成するフェンダパネル3が配設され、フェンダパネル3の車体前方側にヘッドライト4を備えている。
As shown in FIG. 1, a
車体1では、ボンネット2は前開き式により構成されている。ボンネット2は、車体後方側の車幅方向両端部に車体1に対して回動可能に支持するヒンジ部材(不図示)が取り付けられ、エンジンルーム5の上方を開閉可能に覆うように構成されている。ボンネット2は、該ボンネット2が閉められるとき、後述する前側フェンダブラケット20に取り付けられたボンネットストッパ40によって車体前方側の車幅方向両端部が受け止められる。
In the
図2に示すように、車体前部には、エンジンルーム5の左右両側に車体前後方向に延びる閉断面状のフロントフレーム6が配設され、フロントフレーム6の車体前方側はバンパステー7を介して車幅方向に延びるバンパレイン8に連結されている。一方、フロントフレーム6の車体後方側は車幅方向に延びるサスクロス9に連結され、サスクロス9の上方にはエンジンルーム5と車室とを区画するダッシュパネル10が配設されている。
As shown in FIG. 2, a
フロントフレーム6の上方には、車体前後方向に延びるエプロンフレーム11が配設されている。エプロンフレーム11には、フロントサスペンション装置(不図示)の上端部分が取り付けられるサスタワーを形成するサスハウジング14が結合されている。
An
エプロンフレーム11はまた、車体前方側が車体上下方向に延びるエプロンエクステンションフレーム15を介してフロントフレーム6に連結されると共に、サスハウジング14と結合される部分の前方側がエンジンルーム5の左右の側面の一部を構成するエプロンパネル16を介してフロントフレーム6に連結されている。
The
本実施形態では、エプロンフレーム11は、サスハウジング14が結合される部分ではフロントフレーム6に略平行に形成されているが、サスハウジング14が結合される部分よりも車体前方側では前方に向かうにつれて車内側に斜めに湾曲して形成されている。これにより、車体1では、車体前方からの衝突を受けた際に入力される荷重をフロントフレーム6からエプロンエクステンションフレーム15を介してエプロンフレーム11に分散して伝達することができる。
In the present embodiment, the
エプロンフレーム11は、図5に示すように、該エプロンフレーム11の車体上側を構成するエプロンフレームアッパ12と、該エプロンフレーム11の車体下側を構成するエプロンフレームロア13とから構成されている。
As shown in FIG. 5, the
エプロンフレームアッパ12は、水平部12aと縦壁部12bとを備えて断面L字状に形成されると共に、水平部12a及び縦壁部12bからそれぞれ略水平方向及び略垂直方向に延びるフランジ部12c、12dを備えている。エプロンフレームロア13もまた、水平部13aと縦壁部13bとを備えて断面L字状に形成されると共に、水平部13a及び縦壁部13bからそれぞれ略垂直方向及び略水平方向に延びるフランジ部13c、13dを備えている。
The apron frame upper 12 includes a
エプロンフレーム11は、エプロンフレームアッパ12とエプロンフレームロア13とをそれらのフランジ部12c、12d及び13d、13cを共に重ね合わせて接合することによって、略水平方向に延びるフランジ部11aと略垂直方向に延びるフランジ部11bとを備えて閉断面状に形成されている。
The
エプロンフレーム11にはまた、図4に示すように、前側フェンダブラケット20及び後側フェンダブラケット30を介してフェンダパネル3が支持されている。フェンダパネル3は、略垂直方向に延びる内側縦壁部3aと、内側縦壁部3aの下端部から車内側に略水平方向に延びるフランジ部3bとを備え、フランジ部3bが前側フェンダブラケット20及び後側フェンダブラケット30に取り付けられている。
The
前側フェンダブラケット20は、フェンダパネル3の車体前方側におけるフランジ部3bを支持するように配置され、後側フェンダブラケット30は、フェンダパネル3の車体前後方向中央側におけるフランジ部3bを支持するように配置されている。そして、前側フェンダブラケット20及び後側フェンダブラケット30が車体前後方向に離間してエプロンフレーム11に接合されることにより、フェンダパネル3がエプロンフレーム11に支持されている。
The
本実施形態では、前側フェンダブラケット20は、フェンダパネル3を支持するとともに、ボンネットストッパ40が取り付けられてボンネット2を受け止めるように構成されている。前側フェンダブラケット20はさらに、ヘッドランプ4を支持するように構成されている。
In the present embodiment, the
前側フェンダブラケット20は、図3及び図4に示すように、略平板状の本体面部21と、本体面部21の車体前方側から下方へ延びてエプロンフレーム11に接合される1つの略平板状の前方脚部22と、本体面部21の車体後方側から下方へ延びてエプロンフレーム11に接合される2つの略平板状の後方脚部23、24とを備えている。本体面部21の車外側に配置される外側後方脚部23と本体面部21の車内側に配置される内側後方脚部24とは、車体前後方向に略同位置に設けられ、車幅方向に略並んで配置されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
図6は、前側フェンダブラケットの斜視図であり、図7は、前側フェンダブラケットの平面図、図8は、図7におけるY8−Y8線に沿った断面図、図9は、図7におけるY9−Y9線に沿った断面図、図10は、図7におけるY10−Y10線に沿った断面図である。 6 is a perspective view of the front fender bracket, FIG. 7 is a plan view of the front fender bracket, FIG. 8 is a cross-sectional view taken along line Y8-Y8 in FIG. 7, and FIG. 9 is Y9- in FIG. 10 is a cross-sectional view taken along line Y10-Y10 in FIG.
図6から図10に示すように、前側フェンダブラケット20の本体面部21には、車体後方側において、フェンダパネル3が取り付けられるフェンダ取付部26が車幅方向外寄りに設けられると共にボンネットストッパ40が取り付けられるボンネットストッパ取付部27が車幅方向内寄りに設けられている。
As shown in FIGS. 6 to 10, the main
フェンダ取付部26は、本体面部21の車幅方向外寄りに形成されたボルト挿通孔26aと、該ボルト挿通孔26に対応して本体面部21の下面に溶着されたナット26b(図7参照)とを備えている。フェンダパネル3は、図4に示すように、フェンダパネル3のフランジ部3bに設けられたボルト挿通孔(不図示)を通じて挿入した締結ボルトB1とナット26bと締結することで前側フェンダブラケット20に取り付けられている。
The
ボンネットストッパ取付部27は、本体面部21の車幅方向内寄りに形成された略円形状のボンネットストッパ取付孔27aを備えている。図4に示すように、ボンネットストッパ取付孔27aに略円柱状に形成されたゴム製のボンネットストッパ40が取り付けられ、これにより、ボンネット2は前側フェンダブラケット20に受け止められるようになっている。
The bonnet
前側フェンダブラケット20の本体面部21にはまた、車体前方側において、ヘッドランプ4を取り付けるヘッドランプ取付部28が車幅方向外寄りに設けられている。ヘッドランプ取付部28は、フェンダ取付部26の車体前方側に設けられ、本体面部21の車幅方向外寄りに形成されたボルト挿通孔28aと、該ボルト挿通孔28aに対応して本体面部21の下面に溶着されたナット28b(図7参照)とを備えている。
The main
図4では、ヘッドランプ4について固定具4aのみを示しているが、ヘッドランプ4は、図4に示すように、ヘッドランプ4の固定具4aに設けられたボルト挿通孔(不図示)を通じて挿入した締結ボルトB2とナット28bとを締結することで前側フェンダブラケット20に取り付けられている。
4 shows only the
前側フェンダブラケット20では、本体面部21は、平面視で車体前方側及び車体後方側の端部が略平行に形成されるが、車幅方向の中央から車内側ではボンネットストッパ取付部27側に向かうにつれて先細り状に車体前後方向における長さが短く形成されている。本体面部21はまた、車体前方側の端部、車体後方側の端部及び車内側の端部にそれぞれ該本体面部21から所定角度で折り曲げられた折曲部21a、21b、21cを備えている。
In the
このように、前側フェンダブラケット20の本体面部21は、ボンネットストッパ取付部27側に向かうにつれて先細り状に車体前後方向における長さが短く形成されると共に車内側の端部に該本体面部21から折り曲げられた折曲部21cを備えていることにより、本体面部21においてボンネットストッパ取付部27側をフェンダ取付部26側に比して剛性を高めることができ、ボンネット受け止め性能を向上させることができる。
As described above, the main
前側フェンダブラケット20ではまた、外側後方脚部23がフェンダ取付部26近傍に配置され、内側後方脚部24がボンネットストッパ取付部27近傍に配置され、前方脚部23が車幅方向において外側後方脚部23と内側後方脚部24との間に配置されている。
In the
前方脚部22は、図8に示すように、本体面部21とのなす角度がθ1で本体面部21から車体前方側に下方へ延びるように形成されている。また、前方脚部22の下端部には、車体前方側に延びると共にエプロンフレーム11に接合される略矩形状の接合部22aが備えられている。
As shown in FIG. 8, the
外側後方脚部23は、図9に示すように、本体面部21とのなす角度がθ2で本体面部21から車体後方側に下方へ延びるように形成されるが、屈曲点R1から下方側では本体面部21とのなす角度がθ2より小さいθ3で形成されている。外側後方脚部23の下端部にはまた、車体後方側に延びると共にエプロンフレーム11に接合される略矩形状の接合部23aが備えられている。
As shown in FIG. 9, the outer
内側後方脚部24は、図10に示すように、本体面部21とのなす角度がθ4で本体面部21から車体後方側に下方へ延びるように形成されているが、屈曲点R2から下方側では本体面部21とのなす角度がθ4より小さいθ5で形成されている。内側後方脚部24の下端部にはまた、車体後方側に延びると共にエプロンフレーム11に接合される略矩形状の接合部24aが備えられている。
As shown in FIG. 10, the inner
内側後方脚部24にはまた、図6及び図10に示すように、本体面部21との角部における車外側に凹状に車体前方側に窪んで形成される凹部S1が形成されている。内側後方脚部24には、凹部S1の周縁部によって略4分の1円弧状に形成された屈曲部R3が設けられている。
As shown in FIGS. 6 and 10, the inner
図6に示すように、外側後方脚部23についても同様に、外側後方脚部23には、本体面部21との角部における車内側に凹状に車体前方側に窪んで形成される凹部S2が形成され、外側後方脚部23には、凹部S2の周縁部によって略4分の1円弧状に形成された屈曲部R4が設けられている。
As shown in FIG. 6, similarly for the outer
前側フェンダブラケット20に上方から所定値以上の荷重が入力される際は、前側フェンダブラケット20は、外側後方脚部23に設けられた屈曲部R1、R4及び内側後方脚部24に設けられた屈曲部R2、R3を起点として外側後方脚部23及び内側後方脚部24から座屈変形し、屈曲部R1、R4及び屈曲部R2、R3はそれぞれ、前側フェンダブラケット20に荷重が入力される際に外側後方脚部24及び内側後方脚部23の変形を促進する変形促進部として機能する。
When a load of a predetermined value or more is input to the
前側フェンダブラケット20では、外側後方脚部23及び内側後方脚部24は、前方脚部22に比して長く形成されている。外側後方脚部23の上端部と下端部との間の長さl2(図9参照)と内側後方脚部24の上端部と下端部との間の長さl3(図10参照)とは、前方脚部22の上端部と下端部との間の長さl1(図8参照)に比して長く形成されている。
In the
前側フェンダブラケット20ではまた、前方脚部22は、外側後方脚部23及び内側後方脚部24に比して本体面部21とのなす角度が大きく形成されている。前方脚部22と本体面部21とのなす角度θ1は、外側後方脚部23と本体面部21とのなす角度θ2、θ3及び内側後方脚部24と本体面部21とのなす角度θ4、θ5に比して大きく形成されている。
In the
本実施形態では、これに限定するものではないが、外側後方脚部23と本体面部21とのなす角度θ2と内側後方脚部24と本体面部21とのなす角度θ4が同角度に設定され、外側後方脚部23と本体面部21とのなす角度θ3と内側後方脚部24と本体面部21とのなす角度θ5が同角度に設定され、角度θ1が120度に設定され、角度θ2、θ4が105度に設定され、角度θ3、θ5が95度に設定されている。
In the present embodiment, although not limited to this, the angle θ2 formed by the outer
図11は、フェンダ取付部及びボンネットストッパ取付部の配置を説明するための説明図である。図11に示すように、フェンダ取付部26は、外側後方脚部23の接合部23aと前方脚部22の接合部22aとを結ぶラインL1の車外側に配置されている。具体的には、フェンダ取付部26のボルト挿通孔26aの中心C1が、外側後方脚部23の接合部23aの中心P1と前方脚部22の接合部22aの中心P2とを結ぶラインL1の車外側に配置されている。
FIG. 11 is an explanatory diagram for explaining the arrangement of the fender attachment portion and the bonnet stopper attachment portion. As shown in FIG. 11, the
一方、ボンネットストッパ取付部27は、内側後方脚部24の接合部24aと前方脚部22の接合部22aとを結ぶラインL2の車内側に配置されている。具体的には、ボンネットストッパ取付部27のボルト挿通孔27aの中心C2が、内側後方脚部24の接合部24aの中心P3と前方脚部22の接合部22aの中心P2とを結ぶラインL2の車内側に配置されている。
On the other hand, the bonnet
図12は、前側フェンダブラケットの脚部に入力される荷重を説明するための説明図であり、図12では、前側フェンダブラケット20を模擬して、本体面部51と2つの脚部52、53とを備えたブラケット50を示している。
FIG. 12 is an explanatory diagram for explaining a load input to the leg portion of the front fender bracket. In FIG. 12, the main
図12(a)に示すように、本体面部51の中央側に上方から荷重が入力される場合、具体的には2つの脚部52、53の中心線52a、53aの間に上方から荷重が入力される場合、2つの脚部52、53に荷重が伝達されることとなるが、図12(b)に示すように、本体面部51の端部側に上方から荷重が入力される場合、すなわち一方の脚部53の中心線53aよりも端部側に上方から荷重が入力される場合、本体面部51が一方の脚部53側に傾いて一方の脚部53にのみ荷重が伝達されることとなる。
As shown in FIG. 12A, when a load is input to the center side of the main
図12(b)では、一方の脚部53の中心線53aよりも端部側に上方から荷重が入力される場合について示しているが、他方の脚部52aの中心線52aよりも端部側に上方から荷重が入力される場合についても同様に、本体面部51が他方の脚部52a側に傾いて他方の脚部52にのみ荷重が伝達されることとなる。
FIG. 12B shows a case where a load is input from above to the end side of the
したがって、前側フェンダブラケット20では、フェンダ取付部26は、外側後方脚部23の接合部23aの中心P1と前方脚部22の接合部22aの中心P2とを結ぶラインL1の車外側に配置されることにより、フェンダパネル3の荷重を外側後方脚部23及び前方脚部22によって、特に外側後方脚部23によって有効にエプロンフレーム11に伝達することができ、フェンダパネル支持性能を有効に確保することができる。
Accordingly, in the
また、ボンネットストッパ取付部27は、内側後方脚部24の接合部24aの中心P3と前方脚部22の接合部22aの中心P2とを結ぶラインL2の車内側に配置されていることにより、ボンネット2を閉めるときにかかる荷重を内側後方脚部24及び前方脚部22によって、特に内側後方脚部24によって有効にエプロンフレーム11に伝達することができ、ボンネット受け止め性能を有効に確保することができる。
Further, the bonnet
図13は、前側フェンダブラケットの前方脚部の配置を説明するための説明図である。図13に示すように、前方脚部22はまた、外側後方脚部23との離間距離に比して内側後方脚部24との離間距離が小さくなるように配置され、前方脚部22の中心線C4と本体面部21との交点P4と外側後方脚部23の中心線C5と本体面部21との交点P5との離間距離l4に比して、前方脚部22の中心線C4と本体面部21との交点P4と内側後方脚部24の中心線C6と本体面部21との交点P6との離間距離l5が小さくなるように配置されている。
FIG. 13 is an explanatory diagram for explaining the arrangement of the front legs of the front fender bracket. As shown in FIG. 13, the
これにより、前側フェンダブラケット20の本体面部21においてボンネットストッパ取付部27側をフェンダ取付部26側に比して剛性を高めることができるので、フェンダ取付部26に入力される荷重に比して比較的大きいボンネットストッパ取付部27に入力される荷重を有効に受け止めることができる。
Thereby, in the main
このようにして形成される前側フェンダブラケット20は、前述したように、前方脚部22、外側後方脚部23及び内側後方脚部24がそれぞれエプロンフレーム11に接合されている。前方脚部22は、図5に示すように、エプロンフレーム11のフランジ部11aに接合されている。外側後方脚部23も同様に、エプロンフレーム11のフランジ部11aに接合されている。
As described above, the
前側フェンダブラケット20はまた、図3に示すように、エプロンフレーム11に接合された状態で、本体面部21がエプロンフレーム11よりも車外側に延在するように形成され、本体面部21のエプロンフレーム11より車外側に延在する部分に、フェンダ取付部26が設けられると共にヘッドランプ取付部28が設けられている。具体的には、本体面部21のエプロンフレーム11より車外側に延在する部分に、フェンダ取付部21のボルト挿通孔26aの中心C1及びヘッドランプ取付部28のボルト挿通孔28aの中心C3が配置されている。
As shown in FIG. 3, the
図14は、図1におけるY14−Y14線に沿った断面図であり、図14では、前側フェンダブラケット20の取付面部21においてフェンダ取付部26及びボンネットストッパ取付部27を通る断面について示している。図14に示すように、前側フェンダブラケット20では、フェンダブラケット3の荷重がフェンダ取付部26を通じて入力され、該荷重は、矢印23bで示すように外側後方脚部23を通じてエプロンフレーム11に伝達される。
14 is a cross-sectional view taken along line Y14-Y14 in FIG. 1, and FIG. 14 shows a cross section passing through the
前側フェンダブラケット20ではまた、ボンネット2を閉めるときにかかる荷重がボンネットストッパ取付部27を通じて入力され、該荷重は、矢印24bで示すように内側後方脚部24を通じてエプロンフレーム11に伝達される。
In the
このように、車体1では、フェンダパネル3の荷重及びボンネット2を閉めるときにかかる荷重をそれぞれ前側フェンダブラケット20の外側後方脚部23及び内側後方脚部24を通じてエプロンフレーム11に伝達することができ、フェンダ支持性能及びボンネット受け止め性能を確保することができる。
Thus, in the
また、図15は、図14におけるY15−Y15線に沿った断面図である。前述したように、前側フェンダブラケット20は、外側後方脚部23及び内側後方脚部24が前方脚部22に比して長く形成され、前方脚部22が外側後方脚部23及び内側後方脚部24に比して本体面部21とのなす角度が大きく形成され、図15に示すように、本体面部21の車体前方側が下方へ傾斜するようにしてエプロンフレーム11に接合されている。
FIG. 15 is a cross-sectional view taken along line Y15-Y15 in FIG. As described above, the
図15では、ボンネット2を閉めるときに前側フェンダブラケット20に入力される荷重をF1で示し、走行中の車両が歩行者と衝突した際に歩行者がボンネット2に跳ね上げられた場合に前側フェンダブラケット20に入力される荷重をF2で示している。図15に示すように、車両が歩行者と衝突した際に歩行者がボンネット2に跳ね上げられた場合に前側フェンダブラケット20に入力される荷重F2は、ボンネット2を閉めるときに前側フェンダブラケット20に入力される荷重F1に比して前方側から入力されることが想定される。
In FIG. 15, the load input to the
この場合、歩行者によって前側フェンダブラケット20に入力される荷重F2は、前方脚部22と後方脚部23、24、特に内側後方脚部24に伝達されることとなるが、ボンネット2を閉めるときの荷重F1に比して、入力される荷重に対する内側後方脚部24に伝達される荷重の割合が大きくなり、所定値以上の荷重F2が入力されると、内側後方脚部24の屈曲部R2、R3を起点として内側後方脚部24から前側フェンダブラケット20が変形されることとなる。
In this case, the load F2 input to the
図16は、前側フェンダブラケットの変形を説明するための説明図である。車両が歩行者と衝突した際に歩行者がボンネットに跳ね上げられた場合など、図16(a)に示すように、ボンネット2を介して前側フェンダブラケット20に所定値以上の荷重F2が入力されると、図16(b)に示すように、前側フェンダブラケット20では、内側後方脚部24の屈曲部R2、R3を起点として内側後方脚部24が座屈変形する。
FIG. 16 is an explanatory diagram for explaining the deformation of the front fender bracket. When the vehicle collides with a pedestrian, when the pedestrian jumps up to the hood, as shown in FIG. 16A, a load F2 of a predetermined value or more is input to the
前側フェンダブラケット20の内側後方脚部24が座屈変形する際は、外側後方脚部23にも荷重が入力され、外側後方脚部23についても該外側後方脚部23の屈曲部R1、R4を起点として外側後方脚部23が座屈変形することとなり、前方脚部22及び取付面部21が後方側に倒れるように変形されることとなる。
When the inner
図15及び図16では、車両が歩行者と衝突した際に歩行者によって前側フェンダブラケット20に入力される荷重が、ボンネットストッパ取付部27から入力される場合について示しているが、歩行者がフェンダパネル3に跳ね上げられてフェンダ取付部26から入力されることも想定される。
FIGS. 15 and 16 show the case where the load input to the
かかる場合においても、フェンダパネル3を介して前側フェンダブラケット20に所定値以上の荷重が入力されると、前側フェンダブラケット20では、外側後方脚部23の屈曲部R1、R4を起点として外側後方脚部23から座屈変形し、次いで内側後方脚部24にも荷重が入力され、内側後方脚部24についても内側後方脚部24の屈曲部R2、R3を起点として内側後方脚部24が座屈変形し、前方脚部22及び取付面部21が後方側に倒れるように変形されることとなる。
Even in such a case, when a load greater than or equal to a predetermined value is input to the
このように、外側後方脚部23及び内側後方脚部24は前方脚部22に比して長く形成され、前方脚部22は外側後方脚部23及び内側後方脚部24に比して本体面部21とのなす角度が大きく形成され、前側フェンダブラケット20は、本体面部21の車体前方側が下方へ傾斜するようにしてエプロンフレーム11に接合され、外側後方脚部23及び内側後方脚部24にはそれぞれ、屈曲部R1、R4及びR2、R3が設けられていることにより、前側フェンダブラケット20に外部から所定値以上の荷重が入力される際に外側後方脚部23及び内側後方脚部24の屈曲部R1、R4及びR2、R3を起点として外側後方脚部23及び内側後方脚部24を座屈変形させることができるので、前記荷重を効果的に吸収することができる。
As described above, the outer
車両が歩行者と衝突した際に歩行者によって前側フェンダブラケット20に所定値以上の荷重が入力される際に、前側フェンダブラケット20の外側後方脚部23及び内側後方脚部24を効果的に変形させて該荷重を吸収することができるので、歩行者保護性能を向上させることができる。
When a load exceeding a predetermined value is input to the
なお、本実施形態では、前側フェンダブラケット20は、取付面部21、前方脚部22、外側後方脚部23及び内側後方脚部24が板材を曲げ加工することによって一体的に成形されている。
In the present embodiment, the
このように、本実施形態に係る車両の前部車体構造では、フェンダパネル3をエプロンフレーム11に支持させる前側フェンダブラケット20は、フェンダ取付部26が車幅方向外寄りに設けられると共にボンネットストッパ取付部27が車幅方向内寄りに設けられた本体面部21と、エプロンフレーム11に接合される前方脚部22と、エプロンフレーム11に接合されると共に車幅方向に並んで配置される外側後方脚部23及び内側後方脚部24とを備え、外側後方脚部23はフェンダ取付部26近傍に配置され、内側後方脚部24はボンネットストッパ取付部27近傍に配置され、前方脚部22は車幅方向において外側後方脚部23と内側後方脚部24との間に配置されている。
Thus, in the front vehicle body structure of the vehicle according to the present embodiment, the
これにより、フェンダパネル3の荷重及びボンネット2を閉めるときにかかる荷重をそれぞれ前側フェンダブラケット20の外側後方脚部23及び内側後方脚部24を通じてエプロンフレーム11に伝達することができ、フェンダ支持性能及びボンネット受け止め性能を確保することができる。また、前側フェンダブラケット20は、前方脚部22、外側後方脚部23及び内側後方脚部24がエプロンフレーム11に接合されるので、ブラケットの上下に荷重を伝達する前壁部、後壁部及び内側壁部にそれぞれ板厚方向に貫通する肉抜き孔を形成した場合に比して、所定値以上の荷重が入力される際にブラケット20の脚部23、24を効果的に変形させて該荷重を吸収することができ、歩行者保護性能を向上させることができる。特に、車体前方側を車内側に湾曲させたエプロンフレーム11を有する車両において、前記効果を有効に得ることができる。
Thereby, the load applied when the
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。 The present invention is not limited to the illustrated embodiments, and it goes without saying that various improvements and design changes can be made without departing from the gist of the present invention.
以上のように、本発明によれば、フェンダパネルがフェンダブラケットを介してエプロンフレームに支持された車両において、フェンダ支持性能及びボンネット受け止め性能を確保すると共に、歩行者保護性能を向上させることができることから、フェンダブラケットにボンネットストッパを取り付けてフェンダパネル及びボンネットを支持させるようにした車両において好適に適用可能である。 As described above, according to the present invention, in a vehicle in which the fender panel is supported by the apron frame via the fender bracket, the fender support performance and the hood receiving performance can be secured and the pedestrian protection performance can be improved. Therefore, the present invention can be suitably applied to a vehicle in which a bonnet stopper is attached to a fender bracket to support the fender panel and the bonnet.
1 車体
2 ボンネット
3 フェンダパネル
4 ヘッドランプ
6 フロントフレーム
11 エプロンフレーム
11a、11b、12c、12d、13c、13d フランジ部
20 前側フェンダブラケット
21 本体面部
21a、21b、21c 折曲部
22 前方脚部
22a 前方脚部の接合部
23 外側後方脚部
23a 外側後方脚部の接合部
24 内側後方脚部
24a 内側後方脚部の接合部
26 フェンダ取付部
27 ボンネットストッパ取付部
28 ヘッドランプ取付部
30 後側フェンダブラケット
40 ボンネットストッパ
R1、R2、R3、R4 屈曲部
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記ブラケットは、略平板状の本体面部と、該本体面部の車体前方側から下方へ延びて前記エプロンフレームに接合される前方脚部と、該本体面部の車体後方側から下方へ延びて前記エプロンフレームに接合されると共に車幅方向に並んで配置される外側後方脚部及び内側後方脚部とを備え、
前記本体面部には、前記フェンダパネルが取り付けられるフェンダ取付部が車幅方向外寄りに設けられると共にボンネットストッパが取り付けられるボンネットストッパ取付部が車幅方向内寄りに設けられ、
前記外側後方脚部は、前記フェンダ取付部近傍に配置され、
前記内側後方脚部は、前記ボンネットストッパ取付部近傍に配置され、
前記前方脚部は、車幅方向において前記外側後方脚部と前記内側後方脚部との間に配置されている、
ことを特徴とする車両の前部車体構造。 A front vehicle body structure of a vehicle in which a fender panel is supported via a bracket on an apron frame extending in the vehicle longitudinal direction above the front frame,
The bracket includes a substantially flat main body surface portion, a front leg portion that extends downward from the vehicle body front side of the main body surface portion and is joined to the apron frame, and a downward extension from the vehicle body rear side of the main body surface portion to the apron. An outer rear leg and an inner rear leg that are joined to the frame and arranged side by side in the vehicle width direction;
The main body surface portion is provided with a fender attachment portion to which the fender panel is attached on the outer side in the vehicle width direction and a bonnet stopper attachment portion to which the bonnet stopper is attached on the inner side in the vehicle width direction,
The outer rear leg is disposed in the vicinity of the fender mounting portion,
The inner rear leg is disposed in the vicinity of the bonnet stopper mounting portion,
The front leg is disposed between the outer rear leg and the inner rear leg in the vehicle width direction.
A vehicle front body structure characterized by that.
前記ボンネットストッパ取付部は、前記内側後方脚部の前記エプロンフレームに接合される接合部の中心と前記前方脚部の前記エプロンフレームに接合される接合部の中心とを結ぶラインの車内側に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両の前部車体構造。 The fender mounting portion is disposed on the vehicle outer side of a line connecting a center of a joint portion of the outer rear leg portion joined to the apron frame and a center of a joint portion of the front leg portion joined to the apron frame. ,
The bonnet stopper mounting portion is disposed on the vehicle inner side of a line connecting the center of the joint portion of the inner rear leg portion joined to the apron frame and the center of the joint portion of the front leg portion joined to the apron frame. Being
The front body structure of a vehicle according to claim 1.
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両の前部車体構造。 The front leg is disposed such that the distance from the inner rear leg is smaller than the distance from the outer rear leg.
The front body structure of a vehicle according to claim 1 or 2, characterized in that
前記前方脚部は、前記外側後方脚部及び前記内側後方脚部に比して前記本体面部とのなす角度が大きく形成され、
前記ブラケットは、前記本体面部の車体前方側が下方へ傾斜するようにして前記エプロンフレームに接合され、
前記外側後方脚部及び内側後方脚部にはそれぞれ、前記ブラケットに荷重が入力される際に前記外側後方脚部及び内側後方脚部の変形を促進する変形促進部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両の前部車体構造。 The outer rear leg and the inner rear leg are formed longer than the front leg,
The front leg portion is formed to have a larger angle with the main body surface portion than the outer rear leg portion and the inner rear leg portion,
The bracket is joined to the apron frame so that the vehicle body front side of the main body surface portion is inclined downward,
Each of the outer rear leg portion and the inner rear leg portion is provided with a deformation promoting portion that promotes deformation of the outer rear leg portion and the inner rear leg portion when a load is input to the bracket.
The front body structure of a vehicle according to any one of claims 1 to 3, wherein the vehicle body structure is a front body structure.
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の車両の前部車体構造。 The main body surface portion includes a bent portion that is tapered from the main body surface portion at the end of the vehicle and has a length that is tapered in a longitudinal direction toward the bonnet stopper mounting portion.
The vehicle front body structure according to any one of claims 1 to 4, wherein the vehicle body structure is a front body structure.
前記本体面部の前記エプロンフレームより車外側に延在する部分に、前記フェンダ取付部が設けられると共にヘッドランプを取り付けるヘッドランプ取付部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の車両の前部車体構造。 The bracket is formed such that the front leg portion and the outer rear leg portion are joined to the flange portion of the apron frame, and the main body surface portion extends to the vehicle outer side from the apron frame,
The fender mounting portion is provided at a portion extending from the apron frame of the main body surface portion to the vehicle exterior side, and a headlamp mounting portion for mounting a headlamp is provided.
The vehicle front body structure according to any one of claims 1 to 5, wherein:
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