JP5869041B2 - ネットワークトポロジ要求を物理ネットワークにマッピングする方法、コンピュータプログラム製品、モバイル通信システム及びネットワーク構成プラットフォーム - Google Patents

ネットワークトポロジ要求を物理ネットワークにマッピングする方法、コンピュータプログラム製品、モバイル通信システム及びネットワーク構成プラットフォーム Download PDF

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Description

本発明は、通信ネットワークの分野に関し、より具体的には、物理ネットワーク、例えば、有線通信システム又は無線通信システムの物理ネットワークに対してネットワークトポロジ要求をマッピングする手法に関する。
通信ネットワークの分野において、仮想ネットワーク事業者が知られている。仮想ネットワーク事業者は、ネットワークインフラストラクチャを何ら所有する必要なく、個別にネットワークソリューションを提供することができる。仮想ネットワーク事業者は、1以上の電気通信サービスプロバイダのインフラストラクチャ及び技術に基づいて、個別にネットワークソリューションを提供する。仮想ネットワーク事業者は、物理的なデータラインを所有せずにネットワークサービスのみを提供するため、「仮想」と呼ばれる。仮想ネットワーク事業者は、有線通信ネットワークの分野及び無線通信ネットワークの分野の双方において事業活動をしている。
図1は、仮想ネットワーク事業者が、物理ネットワークにマッピングする必要のあるその所望のネットワークトポロジを提供する方法の一例を示している。図1は、1以上のモバイルユーザにサービスを提供する1以上の基地局BSを有する2つの無線アクセスエリア102a及び102b(エリアA及びB)を有する物理ネットワーク100を示している。この物理ネットワークは、図示の例ではモバイル通信ネットワークである。物理ネットワーク100は、オペレーション及び管理サービスを行う複数のノードクラウド104a〜104eを更に備えている。より具体的には、各ノードクラウド104a〜104bは、これらのノードクラウドのそれぞれの図示においてボックスにより示しているように、所望のオペレーション及び管理サービスの実行を可能にする1以上のリソースを提供する。例えば、ノードクラウド104a及び104dは、物理ネットワーク100により与えられるモバイル通信ネットワークのためのサービスゲートウェイS−GW−1及びS−GW−2を実行することができる。ノードクラウド104b及び104eは、モビリティ管理エンティティMME−1及びMME−2を実行することができる一方で、ノードクラウド104cは、パケットデータネットワークゲートウェイP−GWを実行することができる。物理ネットワーク100は、1以上のサービスクラウドを更に備えていてもよい。これらのサービスクラウドのうちの2つを、図1の106a及び106bとして示している。サービスクラウド106a及び106bは、ノードクラウド104a〜104eと同様に、ボックスにより図示しているように、特定のサービスを提供するためのリソースを提供する。ネットワーク100はコアトランスポートネットワーク108を更に備えている。コアトランスポートネットワーク108は、それぞれのノードクラウド、サービスクラウド及びエリアに接続を提供するための複数のインタフェースA〜Jを備えている。より具体的には、インタフェースA及びBは、サービスクラウド106a〜106bへの接続を提供し、インタフェースC、D、Eは、ノードクラウド104c、104d、104eへの通信を提供し、インタフェースF及びJは、無線アクセスエリア102a、102bへの通信を提供し、インタフェースH及びIは、ノードクラウド104a及び104bへの接続を提供する。さらに、インタフェースJにより、インターネット110への接続が可能となっている。
図1に示している物理ネットワークは、電気通信プロバイダが提供することができるとともに、仮想ネットワーク事業者112が自己の顧客に特定のサービスを提供するために該仮想ネットワーク事業者が求める特定のトポロジを実現する際に該仮想ネットワーク事業者が利用できる。仮想ネットワーク事業者112は、図1の符号114に示すようなネットワークトポロジ要求を提供する。ネットワークトポロジは、仮想ネットワーク事業者が自己の顧客に提供するそれぞれのサービス及びオペレーションを表している。この仮想ネットワーク事業者は、サービスゲートウェイS−GW及びモバイル管理エンティティMMEの双方に接続された2つの無線アクセスエリアA及びBの提供を求めている。トポロジ114によって表される仮想ネットワークは、サービスゲートウェイS−GWに接続されたパケットデータネットワークゲートウェイP−GWを更に有している。このパケットデータネットワークゲートウェイP−GWはさらに、インターネットに接続されている。加えて、5つの異なるサービスS〜Sが、図1に示しているように提供されるべきものとされている。仮想ネットワーク事業者は、図1に示すようなネットワークトポロジ114を含むネットワークトポロジ要求を生成する。このネットワークトポロジ要求は、さらに、リンク帯域幅BW、遅延及びノード又はサイトの能力又はリソース要件、例えば、仮想ネットワーク事業者がその仮想ネットを通して提供する所望のサービスを実施するために必要とされるノードの数又はCPUコアの数を含んでいてもよい。図1に示しているように、仮想ネットワーク事業者112からネットワークトポロジ要求を受けるネットワーク構成プラットフォーム(network configuration platform)116が設けられている。このネットワーク構成プラットフォーム116は、物理ネットワーク100についての情報を有しており、この物理ネットワークがどのように見えるのかを認識している。ネットワーク構成プラットフォーム116は、図1に示すような方法で、VNOによるネットワークトポロジ要求をPN100へとマッピングする。より具体的には、ネットワークトポロジ114のエリアA及びBは、無線アクセスエリア102a及び102bによって実現される。サービスゲートウェイS−GWは、必要なリソースを有するノードクラウド104dによって実行され、それにより、サービスゲートウェイS−GW−2が提供される。ネットワークトポロジネットワーク114のモバイル管理エンティティMMEは、ノードクラウド114bにより、MME−1を実行するリソースによって実施される。ネットワークトポロジ114のパケットデータネットワークゲートウェイP−GWは、ノードクラウド104cによって実行される。サービスS〜Sは、サービスクラウド106a及び106bによって実施される。そのうち、サービスクラウド106aはサービスS〜Sを実施し、サービスクラウド106bはサービスS〜Sを実施する。コアネットワーク108により、物理ネットワークの各要素間の必要な接続がなされる。より具体的には、エリアA及びBは、通信経路118a及び118bによりサービスゲートウェイに接続される。さらに、エリアA及びBは、通信経路120a及び120bによりモバイル管理エンティティに接続される。ノードクラウド104aによって実行されるネットワークトポロジ114のサービスゲートウェイS−GWは、ノード104cによって実行されるパケットデータネットワークゲートウェイP−GWへと、通信経路122により接続される。このパケットゲートウェイは、通信経路124a及び124bにより、それぞれのサービスクラウド106a及び106bに接続されるとともに、通信経路126によりインターネット110に接続される。
既に説明したように、電気通信プロバイダは、図1を参照して説明したような手法により、自らのサービスを専用ハードウェアとは切り離し、好ましくは低コストの商用ハードウェアに基づいて、上記の視覚化技術を用いてサービスを展開する傾向がある。しかし、この手法に伴う欠点は、商用ハードウェア、例えば、商用ITハードウェアが、高い要件のサービスを実行するだけのキャリア品質の信頼性を提供できない場合があるということである。従来の手法によれば、この問題に対処するために、1対1のバックアップサイトを選別し、障害からサービスを保護することによって、信頼性が提供される。この文脈における信頼性は、ある特定の期間におけるサービス利用可能時間の割合として定義される。例えば、ファイブナイン(five-nine)の信頼性は、年間で障害時間が約5分ということを意味する。しかし、1対1のバックアップサイトを提供する、まさに言及した従来の手法を適用しても、明示的に信頼性が保証されない、例えばフォーナイン、ファイブナイン等の信頼性が保証されない3GPPコアノード等(MME、SGW、PGW等)では、視覚化された電気通信サービスのための信頼性を提供するには十分ではない場合がある。上記で言及したように、信頼性はある特定の期間における利用可能時間の割合を意味しており、例えば、年間で99.999%の利用可能時間を意味している。
図2は、簡略化された物理ネットワーク100に基づく1対1のバックアップサイトの、上記で言及した従来の構築を示している。この物理ネットワークは、ネットワーク構成プラットフォーム(NCP)116(図1を参照)により、1サイトノード(one site node)、容量、帯域幅、遅延及び領域等を定める情報を含む仮想ネットワーク埋込み(virtual network embedding, VNE)要求に基づいて構成される。さらに、信頼性、この例では、ファイブナインの信頼性が規定される。これらの入力パラメータをNCPに適用することにより、図1に示したような物理ネットワーク構成がもたらされる。要求されたノードは、第1のサイトA及び第2のサイトB(サイトAのバックアップサイトとして用いられる)により実現される。これらのサイトは、いずれもコアトランスポート(TX)ネットワーク108に接続され、各々が0.9の信頼性を有している。しかし、サイトA及びBの組み合わせは0.99の信頼性を提供し、仮想ネットワーク事業者(virtual network operator, VNO)によって要求されるファイブナインの信頼性をもたらさないことになる。上記で言及したサイト保護を提供する既知の例について、図3を参照して以下に説明する。
図3は、既知の手法による、2つのノードのみを含むVNE要求の場合に完全な保護を得るための簡略化された例を示している。図3(a)は簡略化されたVNE要求を示し、図3(b)は第1の既知の手法を適用する場合の完全な保護を示し、図3(c)は第2の既知の手法を適用する場合の完全な保護を示している。
図3(a)には、VNE要求のVNE要求グラフ132を示している。図示の例では、VNE要求は、第1のノード又はサイトAと、第2のノード又はサイトBとを含み、これらはVNE要求において定められるような要件(例えば、帯域幅、遅延)を有する送信リンク134によって接続される。リンク134を間に有する2つのノードA及びBを含むVNE要求132の完全な保護を提供することが望ましい場合、かつ従来の1対1の保護手法を適用する場合は、物理ネットワークにおいて、2+2=4ノードが探索され(2つのプライマリノードA、B及び2つのバックアップノードA’、B’)、図3(b)に示すように、1+1のノード又はサイトの保護を実現するために6つのリンクが探索される。このような手法が非特許文献1及び2に提案されている。非特許文献3には別の手法が記載されている。
図3(c)に示す別の手法では、仮想ネットワークノードA及びBを実現するために必要な要件を提供するノードが、物理ネットワークの物理ノードから選択される(例えば図1を参照)。これらのノードの中から、所定のパラメータ、例えば、プライマリノードとバックアップノードとの間の通信についての許容遅延を満たすノードが選択される。そして、これらのノードは、例えば、制約に基づく最短経路優先手法(shortest path first approach)を適用することによって決定される経路により接続される(この制約は、VNE要求によって与えられるとともに、リンク134に関する帯域幅値とすることができる)。
上記で言及した1対1のサイト保護に加えて、当該技術分野において、1対1の経路保護を考慮する手法も知られている。図4は、既知の手法による、2つのノードのみを含むVNE要求に対する1対1の経路保護を得るための簡略化された例を示している。図4(a)は、図3(a)のVNE要求に対応する簡略化されたVNE要求を示している。図4(b)は、経路障害を回復させるためのジョイント経路(joint path)又はディスジョイント経路(disjoint path)を、事前に又は事後的に提供することによって1対1の経路保護を得るための従来の手法を示している。図4(b)に示した従来の手法は、ノードAとノードBとの間の第1の経路136と、ノードAとノードBとの間のバックアップ経路136’も示しており、このバックアップ経路は、事後的に、又は事前に設けることができる。このような手法は、例えば、非特許文献4又は5に記載されている。
経路保護及びサイト保護のための上記の既知の手法に伴う問題は、経路保護とサイト保護とが常に別々に検討されるということと、経路保護及びサイト保護の両方に対応する単一の解決法が存在しないということに加えて、明示的な信頼性要件も考慮されないということである。視覚化技術を用いて低コストの商用ハードウェアにおいてサービスを実施する場合、既知の解決法は信頼性要件に対応しておらず、ノード保護及びリンク保護に同時に対応していないため、十分な信頼性を保証する解決法は存在しない。
本発明の目的は、サイト保護及びリンク保護の両方に関してあらかじめ設定された信頼性の要件を、仮想ネットワーク事業者からの仮想ネットワーク埋込み要求をマッピングする時点で達成できるように、その要求を物理ネットワークにマッピングするための改善された手法を提供することである。
上記目的は、請求項1に記載の方法、請求項13に記載のコンピュータプログラム製品、請求項14に記載のモバイル通信システム、請求項15に記載のネットワーク構成プラットフォームによって達成される。
本発明によれば、仮想ネットワーク要求を物理ネットワークにマッピングする方法が提供される。前記仮想ネットワーク要求は、複数のVNOノード及び複数のVNOリンクを含むものである。本方法は、
(a)前記仮想ネットワーク要求に含まれる複数のVNOノードの各々について、
(a.1)マッピングされることになる前記VNOノードに関連するVNOノードリソース要件を満たす、前記物理ネットワーク内の複数のサイトを含むサイトクラスタを決定するステップと、
(a.2)前記サイトクラスタ内のサイト間のリンクのためのバックアップリンク要件を満たす、前記物理ネットワーク内の1以上の移行経路を選択するステップと、
(b)前記ネットワークトポロジ要求に含まれる各VNOノード間の複数のVNOリンクの各々について、
(b.1)2つのサイトクラスタ間の経路に関するVNOリンク要件を満たす、前記物理ネットワーク内の複数の経路を決定するステップと、
(b.2)ステップ(b.1)において決定された経路の中から、2つのサイトクラスタをリンクするプライマリ経路及び少なくとも1つのバックアップ経路を選択するステップと
を含む。
実施形態によれば、ステップ(a.1)は、
前記VNOノードをマッピングするにあたり、VNOノード信頼性要件に基づいて、前記サイトクラスタにおいて必要となるサイトの数を決定するステップと、
前記サイトクラスタ内のサイトのうちの1つをプライマリサイトとして選択し、他のサイトをバックアップサイトとして選択するステップと
を含む。
実施形態によれば、前記プライマリサイトは、
前記サイトクラスタ内のサイトの中からランダムに選択される1つのサイトと、
最も高い信頼性を有するサイトと、
2つ以上のサイトが同じ信頼性を有する場合の、最も大きな容量を有するサイトと
のいずれかである。
実施形態によれば、前記サイトクラスタにおいて必要となるサイトの数を決定するステップは、
前記物理ネットワーク内の複数のサイトを、サイト信頼性に従って高い順にソートするステップと、
前記複数のサイトから1以上の候補サイトを選択するステップであって、前記1以上の候補サイトの組み合わせが、要求されるVNOノード信頼性要件以上の信頼性を提供するものであり、選択された全ての候補サイトが前記VNOノードをマッピングするための前記サイトクラスタを形成するものである、ステップと
を含む。
実施形態によれば、前記ネットワークトポロジ要求は、前記サイトクラスタ内のプライマリサイトに対応する前記VNOノードへと接続される前記VNOリンクに関するVNOリンク信頼性要件を定めたものであり、ステップ(a.2)は、
移行経路ごとに経路信頼性を決定するステップと、
ある移行経路の経路信頼性が、最も高い前記VNOリンク信頼性要件を満たさない場合には、該移行経路のための移行バックアップ経路を決定するステップと
を含む。
実施形態によれば、ステップ(a)は、前記物理ネットワーク内の候補サイトの数を決定するステップを含み、該ステップに基づいてステップ(a.1)及びステップ(a.2)が行われ、前記候補サイトを決定するステップは、1以上の所定の制約に従って前記物理ネットワーク内のサイトをフィルタリングするステップを含む。
実施形態によれば、所定の制約は、サイトの地理的制約と、サイトの容量の制約と、アクセスルータリンクの信頼性の制約と、アクセスリンクの帯域幅の制約と、サイトの信頼性の制約とのうちの1以上を含む。
実施形態によれば、ステップ(b)は、
前記物理ネットワーク内の複数の経路に対し、制約付き最短経路優先(constrained shortest path first, CSPF)アルゴリズムを適用するステップと、
得られた最短経路が前記VNOリンク要件を満たす場合に、前記得られた最短経路をプライマリ経路として選択するステップと
を含む。
実施形態によれば、本方法は、
前記プライマリ経路がVNOリンク信頼性要件を満たすかどうかを判断するステップと、
前記プライマリ経路が前記VNOリンク信頼性要件を満たさない場合に、前記プライマリ経路と合わせてバックアップ経路が前記VNOリンク信頼性要件を満たすものとなるように、該バックアップ経路を選択するステップと
を含む。
実施形態によれば、前記バックアップ経路を選択するステップは、
各々が前記プライマリ経路と合わせて前記VNOリンク信頼性要件を満たす1以上のバックアップ経路を選択するステップと、
十分な信頼性を有する、前記バックアップ経路と前記プライマリ経路との組み合わせの中から、帯域幅消費が最も少ない組み合わせを選択するステップと
を含む。
実施形態によれば、前記バックアップリンク要件は、前記VNOノードとそのバックアップノードとの間の所定の距離を示す第1のパラメータと、前記VNOノードとそのバックアップノードとの間のリンクの所定の制約を示す第2のパラメータとを含むものである。前記VNOノードリンク要件は、前記VNOノード間の距離を示す第1のパラメータと、前記VNOノード間のVNOリンクの所定の制約を示す第2のパラメータとを含むものである。
実施形態によれば、第1のパラメータは信号を送信する際の遅延を含み、第2のパラメータは帯域幅を含む。
実施形態によれば、本方法は、
前記ネットワークトポロジ要求を受信するステップと、
VNOノード埋込み順序リスト及びVNOリンク埋込み順序リストを生成するステップであって、ステップ(a)及びステップ(b)は、前記VNOノード埋込み順序リスト及び前記VNOリンク埋込み順序リストに基づいて行われる、ステップと
を含む。
実施形態によれば、前記VNOノード埋込み順序リストを生成するステップは、
前記ネットワークトポロジ要求がVNOノード信頼性要件を含む場合に、前記VNOノードを、要求された信頼性に従って高い順にソートするステップと、同じ信頼性を有するVNOノードを、要求される容量に従ってソートするステップと、同じ容量を有するVNOノードを、該VNOノードに設けられた付随リンク(incident link)の数に従ってソートするステップと、
前記ネットワークトポロジ要求がVNOノード信頼性要件を含まない場合に、前記VNOノードを、要求される容量に従ってソートするステップと、同じ容量を有するVNOノードを、該VNOノードに設けられた付随リンクの数に従ってソートするステップと
を含む。
実施形態によれば、前記VNOリンク埋込み順序リストを生成するステップは、
前記ネットワークトポロジ要求がリンク信頼性要件を含む場合に、VNOノードの最大の、要求される付随リンクの信頼性に従って、各VNOノードに重み係数を割り当てるステップと、
前記ネットワークトポロジ要求がリンク信頼性要件を含まない場合に、VNOノードの付随リンクの数を前記重み係数として使用するステップと、
前記VNOノードを重み係数に従って高い順にソートするステップと、
(i)重み係数が大きいVNOノードの付随リンクほど優先して埋め込まれ、(ii)2つのVNOノードが同じ重み係数を有する場合に、広い帯域幅を要求するVNOノードほど優先して埋め込まれ、(iii)同じVNOノードに設けられた付随リンクが、要求される帯域幅の広い順によって決定される埋込み順序に従って埋め込まれるものとなるように、前記VNOリンクをソートするステップと
を含む。
実施形態によれば、本方法は、前記選択されたサイト及び経路に従って前記物理ネットワークを構成するステップを更に含む。
実施形態によれば、前記ネットワークトポロジ要求は通信ネットワークを定めるものである。
実施形態によれば、前記通信ネットワークは、コアネットワークに接続される1以上の無線アクセスエリアと1以上のノードとを含むモバイル通信ネットワークを含むものであり、前記1以上のノードは、パケットデータネットワークゲートウェイと、サービス提供ゲートウェイと、モバイル管理エンティティノードと、サービスノードとのうちのいずれかを含む。
本発明によれば、本発明の実施形態に基づく方法をコンピュータに実行させる、コンピュータ可読媒体に記憶された命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。
本発明によれば、
物理ネットワークと、
前記物理ネットワークに接続され、本発明の実施形態による方法により、ネットワークトポロジ要求を受信し、前記ネットワークトポロジ要求を前記物理ネットワークへとマッピングするネットワーク構成プラットフォームと
を備えたモバイル通信システムが提供される。
本発明によれば、物理ネットワークを含むモバイル通信システムのネットワーク構成プラットフォームが提供される。
このネットワーク構成プラットフォームは、前記物理ネットワークに接続され、ネットワークトポロジ要求を受信する。
前記ネットワーク構成プラットフォームは、請求項1〜12のいずれ一項に記載の方法により、前記ネットワークトポロジ要求を前記物理ネットワークへとマッピングする。
本発明の実施形態によれば、サイト保護及びリンク保護の双方に関して、あらかじめ設定された信頼性要件が同時に、すなわち、仮想ネットワーク事業者からの仮想ネットワーク埋込み要求をマッピングする時点で達成できるように、その要求が物理ネットワークへとマッピングされる。これにより、例えば、低コストの商用ハードウェア上で、高い信頼性要件を有する、電気通信サービスのようなサービスを実行できるようになる。実施形態によれば、ネットワーク構成プラットフォームにリソース管理ユニットが設けられ、このリソース管理ユニットがVNE要求を受信し、それぞれのネットワークインタフェース及びクラウドインタフェースを通じて仮想ネットワークを物理ネットワークへとマッピングするために必要な措置を講じる。実施形態によれば、NCPのリソース管理モジュールにて実行することのできるVNEアルゴリズムが提供される。VNEアルゴリズムは、VNE要求に基づいてマッピングの解を生成し、埋込みにあたり、プライマリサイト及びバックアップサイト、並びにプライマリ経路及びバックアップ経路が決定される。
このように、本発明の実施形態によれば、仮想ネットワークを埋め込むための従来技術の手法の上記の不備を克服できる。一実施形態によれば、現在の物理ネットワーク(PN)情報と、仮想ネットワーク事業者(VNO)からの明示的な信頼性要件を伴う仮想ネットワーク埋込み(VNE)要求とに基づいて、リソースの配置及びネットワーク設定の解が決定される。
実施形態によれば、サイト保護及びリンク保護の双方に関する明示的な信頼性要件を同時に有する仮想ネットワーク埋込み(VNE)をもたらすために用いることのできる総合的なプラットフォームが提供されるため、本発明の手法は有利である。この解決法によれば、低コストの、そして一般的に低信頼性の商用ハードウェア上で、電気通信サービスのような、高い信頼性要件のサービスを実行できるようになる。本発明の手法は、サイト障害及びリンク障害を同時に対処することができる解決法を可能にするものである。
添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
仮想ネットワーク事業者が、物理ネットワークにマッピングする必要のある所望のネットワークトポロジをどのように与えるかを例示的に表す図である。 簡略化された物理ネットワークに基づく1対1のバックアップサイトの従来の構築を示す図である。 既知の手法による、2つのノードのみを含むVNE要求の場合に完全な保護を得るための簡略化された例を示す図である。図3(a)は、簡略化されたVNE要求を示している。図3(b)は、第1の既知の手法を適用するときの完全な保護を示している。図3(c)は、第2の既知の手法を適用するときの完全な保護を示している。 既知の手法による、2つのノードのみを含むVNE要求の場合に1対1の経路保護を得るための簡略化された例を示す図である。図4(a)は、図3(a)のVNE要求に対応する簡略化されたVNE要求を示している。図4(b)は、1対1の経路保護を得るための従来の手法を示している。 本発明の実施形態を実現する例示的なシステムの説明図である。 2つの仮想ノードを含むVNE要求を埋め込むための一例を示す図である。 VNE設定のためのメッセージシーケンス図である。 VNE解放のためのメッセージシーケンス図の一実施形態を示す図である。 VNEアルゴリズムの上位レベルのフローチャートである。 図9のVNE要求処理を行うための一実施形態を示す図である。VNE要求の一例を示している。 図9のVNE要求処理を行うための一実施形態を示す図である。図9の第1のステップ300において実行される各ステップを示している。 本発明の一実施形態による、プライマリサイトとバックアップサイトとのペア作成プロセスのフロー図である。 本発明の一実施形態による、プライマリサイトとバックアップサイトとのペア作成プロセスのフロー図である。 アクセスルータのリンク信頼性によるサイトのフィルタリングを説明する図である。 VNOリンクをPN内の経路へとマッピングするための各ステップのフローチャートである。 図14(a)は、プライマリサイト及びバックアップサイトペア作成(Primary and Backup Sites Paring, PBSP)モジュールにより得られた例示的なサイトクラスタを示している。図14(b)は、図14(a)に示したサイトと第2のVNOノードのためのサイトクラスタとの間のプライマリ経路を決定するための一例を示している。 十分な信頼性を有しないプライマリ経路の一例を示す図である。 2つのサイト間のプライマリ経路及びバックアップ経路を示す図である。
図5は、本発明の実施形態を実現する例示的なシステムを示している。図5には、図1と同様に物理ネットワーク100が示されている。この物理ネットワーク100は、1以上のノードを含む複数のノードクラウド104〜104を有している。それぞれのノードクラウド104〜104は、コアトランスポートネットワーク108により接続されている。コアトランスポートネットワークは、それぞれのノードクラウド104〜104に接続するとともに、コアトランスポートネットワーク108内のそれぞれの接続を提供するために、必要なネットワークエンティティ(ルータ、スイッチ等)及びインタフェースを有している。図5は、図1にも示したネットワーク構成プラットフォーム(network configuration platform, NCP)116を更に示している。NCP116は、リソース管理(RM)モジュール200を有しており、その機能は後に詳細に説明する。NCP116は、Vネット事業者112(図1を参照)への接続を提供するVNOインタフェース202と、クラウドインタフェース204と、ネットワークインタフェース206とを備えている。また、NCP116は、データベースなどの記憶デバイス208を有している。RMモジュール200は、VNOインタフェース202と、クラウドインタフェース204と、ネットワークインタフェース206と、データベース208とに接続している。それぞれの両方向矢印により示しているように、RMモジュール200とまさに説明したばかりのインタフェース又はデータベースとの間では、双方向の通信が可能である。このシステムは、さらに、複数のNCPエージェント210a、210b、210cを有している。NCPエージェント210a及び210bは、クラウド管理システムCMSを有するエージェントである。NCPエージェント210a及び210bは、ネットワーク100のそれぞれのノードクラウドに関連付けられている。NCPエージェント210a及び210bは、クラウドインタフェース204によりNCP116に接続している。さらに、本システムはNCPエージェント210cを備えている。このNCPエージェント210cは、ネットワーク管理システム(NMS)に関連付けられており、すなわち、コアトランスポートネットワーク108に関連付けられている。NCPエージェント210cは、ネットワークインタフェース206によりNCP116に接続している。
実施形態によれば、ネットワーク構成プラットフォーム(NCP)116は、クラウドサイト104〜104及びトランスポートネットワーク108のコンピューティングリソースに関するリソース管理の役割を果たす、論理的に中心をなすプラットフォームである。仮想ネットワーク事業者(virtual network operator, VNO)は、仮想ネットワーク埋込み(virtual network embedding, VNE)という方法により物理ネットワーク(physical network, PN)100上でサービスを提供する事業者である。VNOは図5には示していないが、図1の符号112として示している。例えば、NCPエージェント210a及び210bによって実現されるクラウド管理システム(CMS)は、ノードクラウド104〜104のようなクラウド内の動作を管理し、制御する責任を負っている。例えば、CMSは、例えば仮想機械及び基礎となるハードウェアといった必要なリソースを確保し、設定し、解放することにより、仮想サービスを追加又は削除する責任を負う。また、CMSは、管理しているクラウドのリソース使用状況を得ることができる。NCPエージェント210cによって実現されるネットワーク管理システム(NMS)は、トランスポートネットワークの管理制御エンティティである。一例では、NMSは、オープンフローコントローラ、ソフトウェア定義ネットワーク(software defined network, SDN)コントローラ等とすることができる。NMSは、ネットワーク108内のスイッチングデバイス又はルーティングデバイスを通過する通信経路を設定するか、変更するか、又は終端処理をする責任を負う。また、NMSは、管理しているトランスポートネットワーク108のネットワーク使用情報を得ることもできる。
本発明の実施形態は、RMモジュール200において実現されるものであり、図6に示しているように、サイト保護及びリンク保護の両方を同時に提供するものである。図6は、2つのノードを含むVNE要求、例えば、図3A又は図4Aを参照して上記で説明したようなVNE要求を埋め込むための一例を示している。例えば、(VNE要求132によって定められるように)リンク134により接続されるノードA及びBを埋め込むに際し、本発明の手法によれば、サイト保護及び経路保護が同時に、すなわちマッピング時に行われる。例えば、サイト及び経路の同時の保護は、サイトAについては2つのバックアップサイトA’及びA’’をもたらし、サイトBについてはバックアップサイトB’’をもたらす。また、同時に、2つのサイトAとBとの間にプライマリリンク136及びバックアップリンク136’が埋め込まれる。実施形態によれば、バックアップ解決法は、VNOから明示的に要求される信頼性要件に基づいて計画され、全ての経路間にジョイント最適化(joint optimization)を適用して、障害回復のためのオーバーヘッドとなる帯域幅を縮小する。移行経路とプライマリ経路とバックアップ経路との間で重複したリンクについて帯域幅の確保を繰り返して行う必要はない。
本発明の実施形態は、クラウドリソース及びネットワークリソースを管理するために、かつVNOからのVNE要求を埋め込むためにNCP116により用いられるRMモジュール200を提供する。実施形態によれば、RMモジュール200並びにRMインタフェース202、204、206が設けられ、RMモジュール200は、信頼性を提供しつつVNEの決定を行う方法を実行する。RMモジュール200は、PN100内の要求されるコンピューティングリソース及びネットワークリソースを計算し、信頼性を提供しながらVNE要求を満たすものとなるように、VNE要求処理及びマッピングを提供する。さらに、RMモジュール200は、適切なサイトを見つけて、VNOによって定められたサービス要件を満たす、VNOから要求されたノードをマッピングするために、リソースの配置を行う。さらに、RMモジュール200は、PN100内の経路を見つけて、別々のサイトを相互に接続し、VNOによって要求されたサービスネットワークトポロジを実現するために、通信経路の設定を提供する。
図5に示しているように、NCP116は、データベース(DB)208とのインタフェースを有している。NCPのDB208は、PN情報、例えばクラウドサイト及びトランスポートネットワーク関連の情報、VNOからのVNE要求、並びに埋め込まれるVN情報、例えば、消費されるコンピューティングリソース及びネットワーキングリソース、VN設定時刻、VN終了時刻等を記憶するために用いられる。また、このインタフェースは、NCPのDB208からのVNE要求とPN情報とをロードし、VNEの解決法を計算するために、並びにVNがPN100内に埋め込まれた後にDB208に記録されたVNE埋込み結果及びVN状態を更新するために用いられる。VNOとのインタフェース202は、VNOと通信し、VNSの結果及びVNに関連する状態について通知するために用いられる。VNE要求もこのインタフェースを通じて受信される。インタフェース204は、リソース埋込み要求を送信し、NCPエージェント210a及び210bにおいて実行されるCMSからの応答を受信するために用いられる。また、インタフェース206は、ネットワーク経路埋込み要求を送信し、NCPエージェント210cにおいて実行されるNMSからの応答を受信するために用いられる。
図7は、VNE設定のためのメッセージシーケンスを示している。図7は、図5に関して上記で説明された種々のシステム構成要素間で生じるそれぞれのメッセージを示している。図7において、m及びnは正の自然数である。実施形態によれば、ステップ1において、VNOがNCP116に対しVNE設定要求を送信する。VNE設定要求は、要求されるVNOノードの数と、VNトポロジとを含んだものとすることができる。この要求は、VNOノードごとに、地理的制約、ノード容量及びノードの信頼性を含んだものとすることができる。地理的制約は、VNOがこのサービスを展開したい領域を表している。地理的制約が存在しない場合には、VNOノードはPN100内の任意のサイトへとマッピングされる場合がある。この要求は、VNOリンクごとに、リンク帯域幅の要件と、遅延要件及びリンク信頼性要件とを含んだものとすることができる。このメッセージは、VNの寿命、例えば、VN開始時刻及びVN終了時刻を含んだものとすることもできる。VN終了時刻が定められない場合には、埋め込まれたVNを解放するために、VNOからNCP116に対しVNE解放要求を送る必要がある。
ステップ2において、NCP116は、クラウドインタフェース204を通じて、全てのCMSに対しクラウドリソース情報(cloud resource information, CRI)要求を送信する。図7に示しているCRI要求メッセージは、クラウドサイト情報を要求するものである。この情報は、例えば、仮想機械、CPU、RAM、記憶装置等の数といった利用可能なサイト容量、サイト信頼性、及びコアトランスポートネットワーク108への接続をもたらすアクセスルータへのリンクの信頼性である。ステップ3においては、CMS210a、210bは、NCP116に対し、要求されたCRIを含むCRI応答メッセージを送信する。
ステップ4において、NCP116は、ネットワークインタフェース206を通じて全てのNMSに対し、ネットワークリソース情報(network resource information, NRI)要求を送信する。NRI要求メッセージは、トランスポートネットワーク(TN)情報、例えば、TNトポロジ、TN108のスイッチ間の各リンクの信頼性及び帯域幅を要求することができる。ステップ5において、NMS210cは、NCP116に対し、要求されたNRIを含むNRI設定応答メッセージを送信する。
ステップ2及び4、並びにステップ3及び5は、実質的に同時に行うことができることに留意されたい。さらに、ステップ2〜5は、VNOからのVNE要求の受信に応じて実行できることに留意されたい。他の実施形態によれば、CMS及びNMSからの情報の要求、並びに要求された情報の受信は、定期的に実行することができる。あるいは、図7において、同じく「1」という符号が付された破線の矢印により示しているように、ステップ1をステップ2の前又はステップ5の後に行うことができるようにNCP116によって定めることができる。
CMS及びNMSから受信した情報に基づいて、かつVNE設定要求に基づいて、NCP116のRMモジュール200は、後に更に詳細に説明するVNEのアルゴリズム又は方法を実行する。VNAアルゴリズムは、上記で言及した入力パラメータに基づいて、クラウドリソース(cloud resource, CR)設定メッセージ及びネットワークリソース(network resource, NR)設定メッセージを生成する。NCP116においてVNEアルゴリズムを完了した後に、ステップ6において、NCP116は、選択されたクラウドサイトのCMS210a、210cに対し、CR設定メッセージを送る。このメッセージは、要求される容量を含んだものとすることができる。要求される容量とは、例えば、要求される仮想機械(VM)、CPU、RAM、記憶装置等の数、及びこれらのVMのために確保されるべき帯域幅である。それぞれのクラウドサイトにおいてVMが設定されると、CMS210a、210bは、NCP116に対し、設定結果をNCPに通知することのできるCR応答メッセージを送信する。例によっては、成功又は失敗を示す場合がある。成功した場合には、このメッセージは、ネットワーク設定のために、VMアドレス、例えば、関連付けられたIPアドレスもNCP116に送ることができる。
ステップ8において、NCP116は、選択されたNMS210cに対し、NR設定メッセージを送信する。このメッセージは、相互に接続される必要がある種々のクラウドサイトにおけるVMのアドレス、及び2つの異なるクラウドサイト間に経路を確立するために選択されたスイッチのアドレスを含んだものとすることができる。NMS210cは、経路を設定した後に、ステップ9にてNCP116にNR応答メッセージを返送する。このメッセージは、経路設定結果、例えば成功又は失敗を表すものとすることができる。実施形態によれば、実行された設定に従って、NCP116のデータベース208を更新することができる。CMS及びNMSから応答を受信した後に、ステップ10において、NCP116はVNOに対し埋込み結果を表すことのできるVNE応答を送信する。この応答は、例えば成功又は失敗を表すものとすることができる。
仮想ネットワーク(VN)の埋込みに成功した場合、そのVNは、例えば、その要求においてVN開始時刻及びVN終了時刻として表されるような所定の寿命にわたって存続する。VN開始時刻が定められていない場合には、VNの埋込みは、その要求をVNOから受信したときに行うことができる。そうではなく、VN開始時刻が指示されている場合には、VNの埋込みはVN開始時刻に基づいてスケジューリングされる。VN終了時刻が決定されていない場合には、NCP116がVNOからVNE解放要求を受信すると、いつでもVNを解放することができる。
図8は、VNE解放のためのメッセージシーケンス図の一実施形態を示している。図7の最後においてVNが埋め込まれた状況を前提とすると、VNの解放に際し、ステップ11において、VNO112はNCP116に対し、埋め込まれたVNを削除するためにVNE解放要求を送信する。元のVNE設定要求においてVN終了時刻が定められていた場合には、元の設定要求にこのVNE解放要求が既に含まれており、VN終了時刻になると有効となる。この場合、解放要求は既にNCP116にあるため、ステップ11は行われない。VNE解放要求に応じて、ステップ12において、NCP116は、対応するCMS210a、210bに対しCR解放メッセージを送り、クラウドサイトリソースを解放する。
CMSがVNのために確保されたリソースを解放すると、ステップ13において、CMSはNCP116に対しCR解放応答を返送する。ステップ14において、NCPは、対応するNMS210cに対しNR解放メッセージを送信し、ネットワークリソースを解放する。NMS210cがVNのために確保されたリソースを解放すると、ステップ15において、NMS210cはNCP116にNR解放応答を返送する。この後、データベース208は、それに応じて更新される。
ステップ12及び14、並びにステップ13及び15は同時に、又は実質的に同時に行うことができる。すなわち、NCP116は、CR解放メッセージ及びNR解放メッセージを同時に送ることができることに留意されたい。
NCP116が、CMS210a、210b及びNMS210cから応答を受信すると、NCP116は、クラウドサイト及びネットワークリソースを解放した後に、データベース208からこのVNに関連する情報を削除し、PN情報を更新し、その後、ステップ16において、VNOにVNE解放応答を送る。
以下、本発明の手法によるVNEアルゴリズムを実行するための実施形態を説明する。図9は、VNEアルゴリズムの上位レベルのフローチャートである。最初のステップ300において、受信されたVNE要求、例えば、上記のVNO設定要求メッセージによりVNOから受信したVNE要求を処理する。ステップ300にてVNE要求を処理した後に、VNEアルゴリズムは、3つの更なるプロセス、すなわち、VNOノードマッピングプロセス400と、その後のVNOリンクマッピングプロセス500と、更にその後のVNE実行プロセス600とを含んでいる。VNOノードマッピングの部分は、要求されたVNOノードにマッピングされることになるクラウドサイト又は幾つかのサイトを見いだすためのものである。VNOリンクマッピングは、異なるサイト間の経路を探索するためのものである。VNOノードマッピングプロセス400と、VNOリンクマッピングプロセス500とによるマッピング結果は、リソースを配置するために、そしてVNをPNに埋め込むために、VNO実行プロセス600においてそれぞれのCMS及びNMSに送られる。
ステップ300にてVNE要求を処理した後に、処理はVNOノードマッピングプロセス400に進む。ステップ402において、カウンタが、例えば、要求内のVNOノードの数に等しい値に設定される。ステップ404において、現在のVNOノード、すなわち、評価の対象に現在なっている、順序に含まれているノードについて、PN内のプライマリサイト及びバックアップサイトの探索が行われる。ステップ406において、プライマリサイト及びバックアップサイトに関する探索が成功したか否かが判断される。探索に成功した場合には、ステップ406において、更新カウンタを減少させ、ステップ410において、カウンタが0に達したか否かが判断される。カウンタが0に達していなかった場合には、その要求内にプライマリサイト及びバックアップサイトに関して処理されるべきVNOノードが依然として存在すると判断され、VNOノードマッピングプロセス400はステップ404に戻り、その順序内の次のノードについてプライマリサイト及びバックアップサイトが探索される。全てのVNOノードに対してプライマリサイト及びバックアップサイトが見いだされると、本方法はVNOリンクマッピングプロセス500に進む。ステップ502において、カウンタが、例えば、その要求内のVNOリンクの数に等しい値に設定される。ステップ504において、現在のVNOリンクについて、プライマリ経路及びバックアップ経路の探索が行われ、ステップ506において探索に成功したか否かが判断される。探索に成功した場合には、ステップ508において、カウンタを減少させることによりカウンタが更新される。ステップ510において、カウンタが0に達したか否かが判断される。カウンタが0に達していなかった場合、このことは、その要求内に、プライマリ経路及びバックアップ経路を探索する必要があるVNOリンクが依然として残っていることを意味する。そして、VNOリンクマッピングプロセス500はステップ504に戻り、全てのVNOリンクが処理されるまで繰り返される。全てのVNOリンクについてプライマリ経路及びバックアップ経路が見いだされると、本方法はVNE実行プロセス600に進む。VNE実行により、NCP116は、CR設定メッセージ及びNR設定メッセージをそれぞれ発行する。より具体的には、ステップ602において、上記のCR設定メッセージを送り、CR設定応答を受信することによって、サイト埋込みが行われる。ステップ604において、CR設定応答メッセージにより受信した情報に基づいて、サイト埋込みが成功したか否かが判断される。サイト埋込みが成功した場合には、本方法はステップ606に進み、例えば、受信した情報に基づいて、上記のように、NR設定メッセージを生成し、そのメッセージをそれぞれのNMSに送ることによって、経路埋込みが行われる。ステップ606において、NR設定応答が受信され、それにより、ステップ608において、経路埋込みが成功したか否かを判断することができる。経路埋込みが成功した場合には、ステップ800において、例えば、VNE設定応答をVNOに出力することによって、VNE成功が伝えられる。
VNE要求内に、プライマリサイト及びバックアップサイトを見いだすことができなかったVNOノードが存在する場合には、ステップ406において、プライマリサイト及びバックアップサイトの探索が成功しなかったとされ、その後、本方法は802に進み、例えば、対応する応答メッセージをVNOに出力することによって、VNE失敗が出力される。また、VNE要求内のVNOリンクのうちの1以上について、プライマリ経路及びバックアップ経路を決定することができなかった場合には、ステップ506において、探索が成功しなかったとされ、その後、本方法は終了し、VNE失敗を出力する(ステップ802)。VNE実行プロセス600においてサイト埋込み又は経路埋込みが成功しなかった場合、本方法はVNE失敗となる(ステップ802)。
以下、図10を参照して、VNE要求処理300(図9を参照)を実行する一実施形態を説明する。図10(a)は、VNE要求の一例を示しており、図10(b)は、図9のプロセス300において実行される各ステップを示している。図10(a)に示しているVNE要求は、VNOノード及びVNOリンクについての情報を含んでいる。ノードごとに、例えば、CPU、RAM等の所望の容量、所望の領域及び所望の信頼性が指示される場合がある。また、VNE要求において、VNOリンクごとに、所望の帯域幅、所望の遅延及び所望の信頼性が指示される場合がある。図10(a)に示しているようなVNE要求は、VNOインタフェース202によりNCP116が受信するVNO設定要求により、NCP116に送られる。VNOインタフェース202を介して、この要求はRMモジュール200に送られ、このモジュールにおいて、図9のような方法が行われる。
図10(b)は、図9のVNE要求処理300において行われる各ステップの詳細を示している。このプロセスの主な目的は、VNOノード及びVNOリンクの埋込みの順序をソートすることである。実施形態によれば、VNE要求の処理は最初のステップ302を含んでおり、VNE要求がRMモジュール200にロードされる。その要求の受信時に、VNOインタフェース202を介してロードが行われる場合があるか、あるいは、その要求はデータベース208に記憶され、例えば、VNOが実施されるべき所定の時刻に、データベースからRMモジュール202に送られる場合がある。本方法の後続の部分では、VNE要求内に指示されているVNOノードがソートされ、より具体的には、VNOノードのための埋込みの順序がソートされる。ステップ304において、VNE要求が、VNOノードの信頼性要件を含んでいるか否かが判断される。VNE要求にサイト信頼性要件が含まれる場合には、本方法はステップ306に進み、要求された信頼性に従ってVNOノードを高い順にソートすることによって、VNOノードマッピング順序が生成される。同じ信頼性を有するVNOノードの場合、このソート処理は要求される容量による。同じ容量を有するVNOノードの場合、このソート処理は、VNOノードに設けられる付随リンク(incident link)の数による。VNE要求が、VNOノード信頼性要件を含まずに到着した場合は、本方法はステップ308に進み、要求される容量に関してVNOノードをソートすることによって、VNOノードマッピング順序が生成される。同じ容量を有するVNOノードの場合、このソート処理は、VNOノードに対する付随リンクの数による。VNOノードをソートするためのステップは、ソート済みのVNOノード埋込み順序リスト内に全てのVNOノードが列挙されるまで繰り返される。
VNOノードをソートした後、本方法は、VNE要求内のVNOリンクをソートすることに進む。ステップ310において、リンク信頼性要件を有するVNE要求が到来したか否かが判断される。この要求がリンク信頼性要件を含む場合には、本方法はステップ312に進み、各VNOノードに対し、そのVNOノードの最大要求付随リンク信頼性に従って重み係数が割り当てられる。例えば、r及びrの信頼性要件を有する2つの付随リンクを有するVNOノードiの場合、このノードの重み係数は、w=max(r,r)である。VNE要求がリンク信頼性要件を含んでいない場合、本方法はステップ314に進み、VNOノードにそれぞれ重み係数が割り当てられる。VNOノードの付随リンクの数を重み係数として用いる。
ステップ316において、重み係数に従って大きい順にVNOノードをソートすることにより、VNOリンクマッピング順序が生成される。大きな重み係数を有するVNOノードの付随リンクほど、優先して埋め込まれることになる。2つのVNOノードが同じ重み係数を有する場合には、広い帯域幅を要求するVNOノードほど優先して埋め込まれることになる。同じVNOノードに設けられる付随リンクの場合には、要求される帯域幅が広い順に埋込み順序が決定される。2つのリンクが同じ帯域幅を要求する場合には、埋め込みに際し、一方のリンクがランダムに選択され、その後、他方のリンクが選択される。これらのステップは、図9に示したVNOノードマッピングプロセス400に出力されるソート済みのVNOリンク埋込み順序リストに全てのVNOリンクが列挙されるまで繰り返される。
図11は、本発明の一実施形態による、プライマリサイトとバックアップサイトとのペア作成プロセス(primary and backup sites pairing process)404のフロー図である。
1つのVNOノードを物理ネットワーク(PN)100内のサイト又はサイトクラスタにマッピングするために、一実施形態によれば、図11に関して詳細に説明するステップが行われる。
ステップ412において、図10を参照して詳細に説明したプロセスによって生成されたVNOノード埋込み順序リストから1つのVNOノードがロードされる。より具体的には、図11のプロセスの開始時に、VNOノードiが得られる。ただし、i=1である。その後、本方法は、VNE要求がサイトの地理的制約を含むが否かを判断するために、ステップ414に進む。要求内にこのような制約がある場合には、本方法はステップ416に進み、その要求において指示されている要求された地理的制約内にあるサイトが選択されるように、地理的制約に従ってサイトがフィルタリングされる。ステップ414において要求内にサイトの地理的制約がないと判断された場合には、本方法は直接、ステップ418に進む。ステップ418において、要求が任意の容量の制約を含むか否かが判断される。ステップ418において、その要求が容量の制約を含むと判断された場合には、本方法はステップ420に進み、十分な容量を有するサイトのみが選択されるように、要求されたサイト容量に従ってサイトがフィルタリングされる。ステップ418において、その要求内に容量の制約が含まれないと判断された場合には、本方法はステップ418から直接、ステップ422に進む。ステップ422において、アクセスルータリンク信頼性制約をその要求が含むか否かが判断される。ステップ422において、要求がアクセスルータリンク信頼性制約を含むと判断された場合には、本方法はステップ424に進み、候補サイトについてのリンク信頼性が計算される。この後、十分なリンク信頼性を有するサイトのみが選択されるように、ステップ426においてサイトがフィルタリングされる。
アクセスルータリンク信頼性によるサイトのフィルタリングを図12に示している。サイトiはリンクlによりアクセスルータAに接続しており、サイトiへの全てのトラフィックがこのリンクを通る必要があることを同図は示している。実施形態によれば、VNOノードをマッピングするためにサイトiを用いることができるかどうかを試験するために、以下のことが行われる。アクセスリンクとも呼ばれる、サイトiとアクセスルータAとの間のリンクlの信頼性が、VNOノードに接続するVNOリンクに対して要求される全ての信頼性より小さい場合には、サイトiは候補サイトとは見なされない。さらに、サイトiから物理ネットワークPNの残りに対するトラフィックは、ルータAを物理ネットワーク100に接続するリンクl〜lに依存する。そのため、リンクl〜lの総合信頼性rは、VNOノードに接続するVNOリンクに対して要求される全ての信頼性よりも高いことが求められる。総合信頼性rは以下のように定められる。
Figure 0005869041
ただし、rはリンクlの信頼性である。
ステップ426において、十分なリンク信頼性を有するサイトを選択した後に、本方法はステップ428に進み、要求がリンク帯域幅制約を含むか否かが判断される。その要求が任意のアクセスルータリンク信頼性制約を含んでいない場合には、本方法はステップ422からステップ428に直接進む。その要求がアクセスリンク帯域幅制約を含んでいる場合には、本方法はステップ430に進み、十分なアクセスリンク帯域幅を有するサイトのみが決定されるように、アクセスリンク帯域幅に従ってサイトがフィルタリングされる。あるサイトのアクセスリンクがVNOノードに対して要求される帯域幅を提供する場合にのみ、このサイトは候補サイトと見なされる。サイトのアクセスリンクがVNOノードの要求された帯域幅を提供できない場合には、このサイトは候補サイトとは見なされない。その後、本方法はステップ432に進み、その要求がサイト信頼性制約を含んでいるか否かが判断される。その要求がこのような制約を含んでいない場合には、本方法はステップ434に進み、上記のフィルタリングプロセスにより、十分な候補サイトが得られたか否かが判断される。候補サイトが決定されなかったか、又は十分な候補サイトが決定されなかった場合には、本方法は、ステップ436において、PBSBの失敗を通知して終了する。要求にアクセスリンク帯域幅制約が含まれていない場合は、本方法はステップ426から直接、ステップ432に進む。
ステップ432により、要求がサイト信頼性制約を含んでいることを示す場合には、本方法はステップ438に進み、その要求において明示的な信頼性が示されているか否かが判断される。ステップ438にて明示的な信頼性が示されていない場合には、本方法はステップ440に進み、その要求が1対1のバックアップを示しているか否かが判断される。要求がこのような要件を含んでいない場合には、本方法はステップ441に進み、その要求がいかなる信頼性要件も含んでいなかったと想定されるため、要求されるサイトの数が1に設定される。要求において、1対1のバックアップ要件が示されている場合には、本方法はステップ442に進み、VNOノードを埋め込むために要求されるサイトの数が2に設定される。
その一方で、その要求が明示的な信頼性を含んでいると判断された場合は、本方法はステップ443に進み、サイトが、そのサイトの信頼性に従って高い順にソートされる。ステップ444においては、ステップ443にて出力されたソート済みのサイトに基づいて、最初のx個のサイトが選択される。これらx個のサイトの組み合わせが、VNOノードに対して要求される信頼性に等しいかそれを上回る信頼性を提供する。ソート済みのリスト内の第1のサイトが十分に高い信頼性を既に有している場合は、バックアップサイトは不要であり、サイトの数は1に設定される。2つ以上のサイトが必要とされる場合には、必要とされるサイトの数はxに設定される。1つのVNOノードに対するバックアップサイトの総数の上限は、NCP116又はVNO112によって定めることができる。
ステップ434において、VNOノードにサイト保護を提供するサイトクラスタを形成するために十分な候補サイトがステップ432、441、442又は444により得られたかどうかが判断される。これまでに本方法により得られた候補サイトが十分でない場合には、PBSBの失敗436が出力される。その一方で、VNOノードiにサイト保護を提供するだけの十分な候補サイトがあると判断された場合は、本方法はステップ446に進み、選択された全てのサイトが、VNOノードiについて形成されることになるサイトクラスタを形成する。ステップ448において、サイトクラスタの形成が成功したか否かが判断される。成功しなかった場合には、本方法は、PBSB失敗436とともに終了する。サイトクラスタ形成が成功した場合は、本方法はステップ448からステップ450に進み、プライマリサイトの選択が行われる。
クラスタ内に1つのサイトしか存在しない場合、そのサイトは自動的にVNOノードiに対するプライマリサイトである。クラスタ内に2つ以上のサイトが存在する場合には、それらのサイトのうちの1つがプライマリサイトとして選択され、他のサイトはバックアップサイトである。プライマリサイトは、VNOが選択することのできる種々のポリシーに従って選択することができる。例によれば、第1のポリシーは、それらのサイトのうちの1つをプライマリサイトとしてランダムに選択することである。別の実施形態によれば、サイト信頼性が定められている場合、最も高い信頼性を有するサイトがプライマリサイトとして選択される。幾つかのサイトが同じ信頼性を有している場合、最も大きな容量を有するサイトをプライマリサイトとして選択することができる。ステップ450にてプライマリサイトが選択された後に、本方法は、ステップ452において、サイトクラスタ内の経路の探索を行う。バックアップサイトが要求されている場合には、障害回復のために、プライマリサイトとバックアップサイトとの間の経路を確立する必要がある。これらの経路は、移行経路(migration path)とも呼ばれる。これらの経路の主な目的は、プライマリサイトが停止した場合に、サービス移行又はトラフィックリダイレクションによりバックアップサポートを提供することである。実施形態によれば、移行経路の探索は標準的なルーティング問題と見なすことができ、例えば、xILPを用いて、サイトクラスタ内経路を計算することができ、かつ確保される帯域幅を最小にすることができる。経路探索に用いられる帯域幅は、当該VNOノードの全ての付随リンクの帯域幅の和とすることができる。要求によっては、プライマリサイトとバックアップサイトとの間の距離が定められている場合がある。ステップ454において、サイトクラスタ内の経路の探索が成功したか否か、すなわち、サイトクラスタのための移行経路が見つかったか否かが判断される。探索が成功しなかった場合は、本方法はステップ454からステップ446に戻り、現在のサイトの組み合わせを除外することにより、サイトクラスタが再び確立される。
ステップ452における探索が成功した場合、サイトクラスタ内の経路保護を行うために、本方法はステップ454からステップ456に進む。VNOノードは、上記で言及したように、サイトクラスタにマッピングされ、クラスタ内のサイトは移行経路によって相互に接続される。実施形態によっては、サイトクラスタ内の移行経路は、このVNOノードiに設けられているVNOリンクの最も高い信頼性を満たすことが求められる。例えば、VNOノードaが、m個のサイトを含むクラスタAにマッピングされる。VNOノードaは、VNOノードb及びVNOノードcに接続する。そのため、このノードは、信頼性要件がrab及びracである2つの付随リンクを有することになる。クラスタA内の移行経路は、信頼性max(rab,rac)を満たすことが求められる。経路の信頼性は移行経路ごとに計算され、経路の信頼性が要件を満たす場合は、バックアップは不要である。さもなければ、バックアップ経路を見いだす必要がある。バックアップ経路は、後に説明するプライマリ経路及びバックアップ経路探索モジュール504においても用いられる手法により決定することができる。
ステップ458において、サイトクラスタ内の経路保護が成功したか否かが判断される。バックアップ経路の有無にかかわらず、全ての移行経路が信頼性要件を満たす場合には、ステップ460にてインデックスiを1だけ増加させ、ステップ462にて、リスト内にVNOノードが残っているか否かが判断される。リスト内にVNOノードが残っている場合には、本方法はステップ412に戻る。さもなければ、ステップ464において、プライマリサイトとバックアップサイトとのペア作成プロセス(primary and backup sites pairing process)は終了し、PBSBプロセスは成功したということになる。ステップ458において、全ての移行経路が信頼性要件を満たしているわけではないと判断された場合、本方法はステップ446に戻り、現在のサイトの組み合わせを除外することによって、サイトクラスタを再び確立する。
上記のプロセスは、全てのVNOノードが物理ネットワーク内のサイト又はサイトクラスタにマッピングされるまで繰り返される。その後、PBSBが成功して終了する。
以下、プライマリ経路及びバックアップ経路の探索(primary and backup path searching, PBPS)モジュール504(図9)の一実施形態について説明する。実施形態によれば、各VNOリンクがそれぞれの制約、例えば、リンク帯域幅、遅延及び信頼性に関する制約を含む場合がある。VNOリンクはこれらの制約に従ってPN経路にマッピングされる。図13は、VNOリンクをPN内の経路にマッピングする各ステップのフローチャートである。これを、サイト間経路を見いだすプロセスと見なすことができる。
本方法はステップ512において開始する。同ステップでは、図10を参照して詳細に説明したVNE要求処理300により生成されたVNOリンク埋込み順序リストから、1つのVNOリンクがロードされる。ステップ512において、VNOリンクiが選択される。ただし、初期値はi=1である。カウンタは0に設定される。
ステップ514において、2つのサイトクラスタのプライマリサイト間のプライマリ経路が探索される。実施形態によれば、この経路探索は、標準的な複数の制約(例えば、帯域幅及び遅延)に基づく最短経路(CSPF)問題と見なすことができる。複数の実施形態において、帯域幅を制約とするCSPF手法を利用する。得られた最短経路がVNOリンクの遅延制約も満たす場合、その経路はプライマリ経路と見なされる。ステップ516において、プライマリ経路が見つかったか否かが判断される。プライマリ経路が見つからなかった場合は、本プロセスはPBPS失敗517にて終了し、NCP116はVNOに対しVNE失敗を報告することができる。
図14(a)は、プライマリサイトaと、それぞれの移行経路r及びrにより接続される2つのバックアップサイトb及びcとを含んだ、プライマリサイトとバックアップサイトとのペア作成(Primary and Backup Sites Pairing, PBSP)モジュール404から得られるサイトクラスタの例を示している。図14(b)は、図14(a)に示したプライマリサイトと、第2のVNOノードのためのサイトクラスタとの間のプライマリ経路を決定するための一例を示している。この探索により、全て0.9という同じ帯域幅を与える3つの取り得るリンクl、l、lがもたらされる。第1のリンクlは1ホップを含み、第2のリンクlは2ホップを含み、第3のリンクlは3ホップを含んでいる。各ホップは、遅延が加わるトランスポートネットワーク108のルータ又はスイッチを通過することを示している。したがって、制約として帯域幅及び遅延を用いるCSPF手法は、リンクlが最も小さな遅延を与える最短リンクであるため、このリンクを含むプライマリ経路P1をもたらす。
ステップ516において、プライマリ経路が決定されたと判断された場合には、本方法はステップ518に進み、プライマリリンクとして選択された経路が所望の信頼性判定基準を満たすか否かが判断される。x個の中間リンクを有する経路の場合は、経路全体の信頼性が計算される。図14(b)に示した例では、サイトaとサイトdとの間の経路は、リンクl、l及びlに加えて、サイトaからサイトb及びサイトcまでの別の接続を含んでいる。サイトaからサイトcまで、そしてサイトcからリンクlを介してサイトdまでの接続の信頼性が、マッピングされたVNOリンクの信頼性要件を満たすか否かが計算される。ステップ518において、この要件が満たされていると判断された場合は、本方法はステップ520に進み、iを1だけ増加させる。ステップ522において、ステップ512により与えられたリストが任意のVNOリンクを依然として含んでいるか否かが判断される。VNOリンクが含まれる場合は、次のVNOリンクについてそれぞれプライマリ経路及びバックアップ経路を決定するために、本方法はステップ512に戻る。さもなければ、すなわち、リスト内の全てのVNOリンクが処理された場合には、本方法はステップ524にて終了し、PBPSが成功したことになる。
ステップ518において、選択されたプライマリ経路が信頼性要件を満たしていないとされた場合、本方法はバックアップ経路を見いだすことを試みるために、ステップ526に進み、バックアップ経路を探索するために、PNグラフの削減が行われる。このプロセスによれば、信頼性要件を満たしていない全てのリンクがそのプライマリ経路から削除され、本方法はステップ528に進む。ステップ528においては、ステップ526により得られた、削減されたPNグラフに基づいて、バックアップ経路の探索が行われる。実施形態によれば、遅延要件を満たすk’個の最短経路を探索するために、帯域幅を制約としたCSPF手法を再び用いることができる。これらの経路は、バックアップ経路の候補と見なされる。プライマリサイト間に十分な経路が存在しない場合は、得られる経路の数がk’個より少ない場合がある。ステップ530において、任意のバックアップ経路の候補が見つかったか否か、すなわち、xが0より大きいか否かが判断される。見つからなかった場合には、本方法はステップ532に進み、カウンタを1だけ増加させ、ステップ534において、カウンタが値kに達したか否かが判断される。値kに達した場合は、本モジュールは、ステップ518において終了し、PBPSは失敗したことになる。さもなければ、本方法は、プライマリ経路として用いられることになる次の最短経路を見つけるために、ステップ514に戻る。本プロセスが、任意の経路マッピング失敗により後続のステップからステップ514に戻る場合、CSPFアルゴリズムを適用することによって次の最短経路が選択され、該次の最短経路が新たなプライマリ経路として用いられる。ステップ514は最大でk回まで繰り返される場合があり、これは、k個の経路がプライマリ経路となれなかった場合には、本方法はPBPS失敗として終了し、NCP116がVNOにVNE失敗を報告することを意味する。パラメータkは、NCP又はVNOによって定めることのできる運用上のパラメータである。
ステップ530において、バックアップ経路が利用可能であると判断された場合は、ステップ536において、バックアップ経路の候補が、その信頼性に従って高い順にソートされる。プライマリ経路とともにVNOリンクの信頼性要件を満たす最初のx個の経路が選択される。十分な信頼性を有するx個の経路の全ての組み合わせが決定され、リンクマッピングにあたり帯域幅の消費が最も少ない1つの組み合わせが選択される。図15は、第1のサイトのプライマリノードaと第2のサイトのプライマリノードdとの間に、十分な信頼性を有しないプライマリ経路p1が見つかった例を示している。上記のプロセスにより、3つの別のバックアップ経路p2、p3、p4が得られ、経路p3が最も高い信頼性を有し、経路p4が最も低い信頼性を有するため、ソート後に、以下の順序の経路[p3、p2、p4]が得られたとする。経路p3及びp1が十分に高い信頼性の場合には、x=1であり、これは、十分な信頼性を与えるために1つのバックアップ経路しか必要とされないことを意味する。x=1の場合の全ての組み合わせは、(p1、p3)と、(p1、p2)と、(p1、p4)とである。プライマリ経路及びバックアップ経路について、重なり合ったリンクの帯域幅の確保を繰り返す必要はない。例えば、図16に示しているように、サイトAとサイトBとの間のプライマリ経路が、3つの経路部分すなわちリンクs1、s2及びs3を含む場合がある。サイトA及びサイトBのためのバックアップ経路も3つの部分、すなわち、s1、s4及びs3という部分を含む場合がある。プライマリ経路及びバックアップ経路のための帯域幅を確保するために、部分s1、s2、s3、s4についてそれぞれ同じ帯域幅が確保される。全ての組み合わせが十分な信頼性を有する場合には、帯域幅の消費が最小のペアが選択される。
バックアップ経路の探索又は選択のための上記の手法は、サイトクラスタ内の経路の探索又は選択のためのステップ452及び456においても用いることができる。
ステップ538において、信頼性要件を満たす組み合わせが見つかったか否かが判断される。見つからなかった場合には、本方法はステップ532に進み、上記のように別のプライマリ経路を見つけるために、ステップ540に戻る。さもなければ、本プロセスはステップ520に進み、iを増加させる。別のリンクが存在する場合は、本方法はステップ512に戻り、繰り返される。経路探索に関連するパラメータk及びk’は、NCP116又はVNO112のいずれかによって定めることのできる運用上のパラメータであることに留意されたい。
図13を参照して説明されたプロセスは、全てのVNOリンクがPN内の経路にマッピングされ、PBPSに成功して終了するまで繰り返される。
VNE要求に対するマッピングの解決法が計算されると、図9を参照して上記で説明したように、リソース確保及び経路埋込みの実行のために、サイト埋込み要求及び経路埋込み要求がCMS及びNMSに送られる。
物理ネットワーク要素は、コンピュータ、ルータ、サイト管理システム等を含むことができる。NCPが指示するリソース、例えば、VNOネットワーク要求により定められるリソースは、CPUサイクル又はコア、メモリ素子、仮想マシン、伝送帯域幅、データ転送の優先順位等を含むことができる。IDは、IPアドレス、トンネルID等を含むことができる。
幾つかの態様を装置との関連で説明してきたが、これらの態様は、対応する方法の記述も表していることは明らかであり、この対応する方法では、ブロック又はデバイスが、方法ステップ又は方法ステップの特徴に対応する。同様に、方法ステップとの関連で説明した態様も、対応する装置の対応するブロック又は項目又は特徴の記述を表している。
ある特定の実施態様要件に応じて、本発明の実施形態はハードウェア又はソフトウェアにおいて実施することができる。実施態様は、電子的に読取り可能な制御信号が記憶されたデジタル記憶媒体、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、DVD、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、又はフラッシュメモリを用いて実行することができ、それらは、それぞれの方法が実行されるようにプログラム可能なコンピュータシステムと連携する(又は連携可能である)。
本発明による幾つかの実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つが実行されるようにプログラム可能なコンピュータシステムと連携することができる電子的に読取り可能な制御信号を有する非一時的(non-transitory)データキャリアを含む。
概して、本発明の実施形態は、プログラムコードを有するコンピュータプログラム製品として実装することができる。該プログラムコードは、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、方法のうちの1つを実行するように動作可能である。プログラムコードは、例えば機械可読キャリア上に記憶することができる。
他の実施形態は、機械可読キャリア上に記憶された、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するコンピュータプログラムを含む。
したがって、換言すれば、本発明の方法の一実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
したがって、本発明の方法の更なる実施形態は、データキャリア(又はデジタル記憶媒体若しくはコンピュータ可読媒体)であって、該データキャリア上に記録された、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するコンピュータプログラムを含む、データキャリアである。
したがって、本発明の方法の更なる実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するコンピュータプログラムを表すデータストリーム又は信号シーケンスである。データストリーム又は信号シーケンスは、例えば、データ通信接続を介して、例えばインターネットを介して送られるように構成することができる。
更なる実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するように構成又は適合された処理手段、例えばコンピュータ又はプログラム可能な論理デバイスを含む。
更なる実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するコンピュータプログラムがインストールされたコンピュータを含む。
幾つかの実施形態では、プログラム可能な論理デバイス(例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ)を用いて、本明細書に記載の方法の機能のうちの幾つか又は全てを実行することができる。幾つかの実施形態では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するためにマイクロプロセッサと連携することができる。概して、本方法は任意のハードウェア装置によって実行されることが好ましい。
上述した実施形態は、単に本発明の原理を説明したものである。本明細書に記載の構成並びに詳細の変更及び変形は当業者には明らかであることが理解される。したがって、本発明は、特許請求の範囲によってのみ限定され、本明細書における実施形態の記述及び説明のために提示した特定の詳細に限定されるものではないことを意図している。

Claims (15)

  1. 仮想ネットワーク事業者(VNO)からの、複数のVNOノードと複数のVNOリンクとを含むネットワークトポロジ要求を物理ネットワーク(100)にマッピングする方法であって、
    (a)前記ネットワークトポロジ要求に含まれる複数のVNOノードの各々について、
    (a.1)マッピングの対象となるVNOノードに関連するVNOノードリソース要件を満たす、前記物理ネットワーク(100)内の複数のサイトを有するサイトクラスタを決定するステップと、
    (a.2)前記サイトクラスタにおけるサイト間のリンクのバックアップリンク要件を満たす、前記物理ネットワーク(100)内の1以上の移行経路を選択するステップと、
    (b)前記ネットワークトポロジ要求に含まれる各VNOノード間の複数のVNOリンクの各々について、
    (b.1)2つのサイトクラスタ間の経路に関するVNOリンク要件を満たす、前記物理ネットワーク(100)内の複数の経路を決定するステップと、
    (b.2)前記ステップ(b.1)において決定された経路の中から、2つのサイトクラスタをリンクするプライマリ経路及び少なくとも1つのバックアップ経路を選択するステップと
    を含む方法。
  2. 前記ステップ(a.1)は、
    VNOノードをマッピングするにあたり、VNOノード信頼性要件に基づいて、前記サイトクラスタにおいて必要となるサイトの数を決定するステップと、
    前記サイトクラスタ内のサイトのうちの1つをプライマリサイトとして選択し、他のサイトをバックアップサイトとして選択するステップと
    を含むものである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記プライマリサイトは、
    前記サイトクラスタ内のサイトの中からランダムに選択される1つのサイトと、
    信頼性が最も高いサイトと、
    2つ以上のサイトの信頼性が同じである場合における、容量が最も大きいサイトと
    のいずれかである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記サイトクラスタにおいて必要となるサイトの数を決定する前記ステップは、
    前記物理ネットワーク(100)内の複数のサイトを、サイトの信頼性に従って高い順にソートするステップと、
    前記複数のサイトから1以上の候補サイトを選択するステップであって、前記1以上の候補サイトの組み合わせが、要求されるVNOノード信頼性要件に等しいか又はそれを上回る信頼性を提供するものであり、選択された全ての候補サイトが前記VNOノードをマッピングするための前記サイトクラスタを形成するものである、ステップと
    を含むものである、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記ネットワークトポロジ要求は、前記サイトクラスタ内のプライマリサイトに対応するVNOノードへと接続するVNOリンクに関するVNOリンク信頼性要件を定めるものであり、
    前記ステップ(a.2)は、
    各移行経路に関する経路信頼性を決定するステップと、
    ある移行経路に関する経路信頼性が、最も高いVNOリンク信頼性要件を満たさない場合には、該移行経路のための移行バックアップ経路を決定するステップと
    を含むものである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記ステップ(a)は、前記物理ネットワーク(100)内の候補サイトの数を決定するステップを含み、該ステップに基づいて前記ステップ(a.1)及びステップ(a.2)が行われ、
    前記候補サイトを決定するステップは、1以上の所定の制約に従って前記物理ネットワーク(100)内のサイトをフィルタリングするステップを含むものである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記ステップ(b)は、
    前記プライマリ経路がVNOリンク信頼性要件を満たすかどうかを判断するステップと、
    前記プライマリ経路が前記VNOリンク信頼性要件を満たさない場合に、前記プライマリ経路と合わせて前記VNOリンク信頼性要件を満たすようなバックアップ経路を選択するステップと、
    各々が前記プライマリ経路と合わせて前記VNOリンク信頼性要件を満たす1以上のバックアップ経路を選択するステップと、
    十分な信頼性を有する、前記バックアップ経路と前記プライマリ経路との組み合わせの中から、帯域幅の消費が最も少ない組み合わせを選択するステップと
    を含むものである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記バックアップリンク要件は、VNOノードとそのバックアップノードとの間の所定の距離を表す第1のパラメータと、VNOノードとそのバックアップノードとの間のリンクに関する所定の制約を表す第2のパラメータとを含むものであり、
    前記VNOノードリンク要件は、前記VNOノード間の距離を表す第1のパラメータと、前記VNOノード間のVNOリンクの所定の制約を表す第2のパラメータとを含むものである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記ネットワークトポロジ要求を受信するステップ(302)と、
    VNOノード埋込み順序リストとVNOリンク埋込み順序リストとを生成するステップ(306、308、316)であって、前記ステップ(a)及びステップ(b)は、前記VNOノード埋込み順序リストと前記VNOリンク埋込み順序リストとに基づいて行われるものである、ステップと
    を含む請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記VNOノード埋込み順序リストを生成するステップは、
    前記ネットワークトポロジ要求がVNOノード信頼性要件を含む場合に、前記VNOノードを、要求される信頼性に従って高い順にソートするステップ(306)と、同じ信頼性を有する前記VNOノードを、要求される容量に従ってソートするステップと、同じ容量を有する前記VNOノードを、該VNOノードに設けられている付随リンクの数に従ってソートするステップと、
    前記ネットワークトポロジ要求がVNOノード信頼性要件を含まない場合に、前記VNOノードを、要求される容量に従ってソートするステップ(308)と、同じ容量を有する前記VNOノードを、該VNOノードに設けられている付随リンクの数に従ってソートするステップと
    を含むものである、請求項9に記載の方法。
  11. 前記VNOリンク埋込み順序リストを生成するステップは、
    前記ネットワークトポロジ要求がリンク信頼性要件を含む場合に、VNOノードの最高の、要求される付随リンク信頼性に従って、各VNOノードに重み係数を割り当てるステップ(312)と、
    前記ネットワークトポロジ要求がリンク信頼性要件を含まない場合に、VNOノードの付随リンクの数を、前記重み係数として使用するステップ(314)と、
    前記VNOノードを、前記重み係数に従って大きい順にソートするステップと、
    (i)重み係数が大きいVNOノードの付随リンクほど優先して埋め込まれ、(ii)2つのVNOノードの重み係数が同じである場合は、広い帯域幅を要求するVNOノードほど優先して埋め込まれ、(iii)同じVNOノードに設けられている付随リンクが、要求される帯域幅の広い順によって決定される埋込み順序に従って埋め込まれるものとなるように、前記VNOリンクをソートするステップと
    を含むものである、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記ネットワークトポロジ要求は通信ネットワークを定めたものであり、
    前記通信ネットワークは、コアネットワークに接続される1以上の無線アクセスエリアと1以上のノードとを含むモバイル通信ネットワークを含み、
    前記1以上のノードは、パケットデータネットワークゲートウェイと、サービス提供ゲートウェイと、モバイル管理エンティティノードと、サービスノードとのいずれかを含むものである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させる、コンピュータ可読媒体に記憶された命令を有するコンピュータプログラム
  14. 物理ネットワーク(100)と、
    前記物理ネットワーク(100)に接続され、請求項1〜12のいずれ一項に記載の方法により、ネットワークトポロジ要求を受信するとともに、前記ネットワークトポロジ要求を前記物理ネットワーク(100)へとマッピングするネットワーク構成プラットフォームと
    を備えたモバイル通信システム。
  15. 物理ネットワーク(100)を含むモバイル通信システムのネットワーク構成プラットフォームであって、
    前記物理ネットワーク(100)に接続され、ネットワークトポロジ要求を受信し、
    請求項1〜12のいずれ一項に記載の方法により、前記ネットワークトポロジ要求を前記物理ネットワーク(100)へとマッピングするネットワーク構成プラットフォーム。
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