JP5866405B2 - 粉末圧縮成型機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば錠剤等の粉末圧縮成型品を成型する回転式の粉末圧縮成型機に関する。
複数のセグメントダイを有する回転式の粉末圧縮成型機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この種の粉末圧縮成型機が有する複数のセグメントダイは、回転盤の周方向に一回り連続して配設され、ダイアセンブリを形成する。セグメントダイの夫々は複数の成型孔を有する。回転盤の下杵保持部に昇降可能に配設された下杵の上端部(杵先部)は、成型孔に下方から上向きに挿入された状態に保持されて成型孔の底をなす。回転盤の上杵保持部に昇降可能に配設された上杵の下端部(杵先部)は、成型孔に上方から挿脱される。粉末圧縮成型機が備えるフィーダ(粉末供給器)は、ダイアセンブリの上面に接して配置される。粉末圧縮成型機が備える上下の圧縮ロールは圧縮成型位置に配設され、これら圧縮ロール間を、上下に対をなした上杵と下杵とが、回転盤の回転により通過する。このため、回転盤の回転に伴ってフィーダから成型孔に取込まれた粉末は、圧縮成型位置で下杵と上杵とが近付けられることによって、錠剤等として圧縮成型される。
この種の粉末圧縮成型機は、臼と通称されるダイを有さない。そのため、セグメントダイが有する複数の成型孔相互の間隔を小さく設定することができ、それにより、回転盤の回転数が臼を有するタイプの粉末圧縮成型機と同じ場合と比較して、錠剤などの粉末圧縮成型品の生産性を高くできる等の利点がある。
特開2011−163059号公報
複数のセグメントダイを有する回転式の粉末圧縮成型機では、ダイアセンブリの平面度を精度良く確保すること、つまり、隣接するセグメントダイの上面の高さが異ならないようにすることが望まれる。例えば個々のセグメントダイの厚みのばらつき等に起因してダイアセンブリの平面度が低くなった場合、隣接するセグメントダイが接続する部分に段差が形成されるので、次の問題が考えられる。
即ち、粉末供給位置では、成型孔からフィーダ内に戻される余剰粉末を、フィーダが有する掻き取り部材で掻き取って、圧縮成型される粉末の量を規定する。このため、掻き取り部材による適正な掻き取りが前記段差を原因として損なわれると、粉末圧縮成型品の質量精度が低下する虞が考えられる。加えて、ダイアセンブリの上面に接して配置されるフィーダ、及びダイアセンブリの上面からわずかに離れて配置され粉末圧縮成型品をダイアセンブリの外に導いて排出するスクレーパ等が、前記段差を原因として干渉し、この干渉部が局部的に摩耗する虞が考えられる。
しかし、これらの課題は、セグメントダイを用いた従来の粉末圧縮成型機では十分に解決されてなく、改善の余地がある。
更に、複数のセグメントダイを有する回転式の粉末圧縮成型機では、セグメントダイの成型孔と、この成型孔と対をなして配設される上杵及び下杵との位置関係の精度(これを以下センタリング精度と称する。)を高く確保することも望まれる。
即ち、前記センタリング精度が低い場合、上杵及び下杵の杵先部と成型孔とが過度に干渉しないようにするために、杵先部と成型孔との間に大きなクリアランスを設ける必要がある。このクリアランスを原因として、粉末圧縮成型品の外周部に厚み方向に大きく突出するバリの発生が多大になる虞が考えられる。これとともに、成型孔に取り込まれた粉末が、この成型孔と下杵の杵先部との間のクリアランスを通って多量に落下し易くなるために、粉末のロスが大きくなるだけではなく、多量の落下粉末を原因とする回転盤周囲への粉末飛散により、下杵とこれを昇降させる各種の下杵案内部材との摺動部や回転盤の駆動部などへの粉末の侵入等による二次的な弊害を招く虞も考えられる。
しかし、これらの課題は、従来の粉末圧縮成型機では十分に解決されてなく、改善の余地がある。
したがって、本発明の目的は、複数のセグメントダイを有するダイアセンブリの平面度、及び上杵及び下杵に対するセグメントダイが有する成型孔のセンタリング精度が高く、しかも、セグメントダイ固定用のねじ穴を回転盤に設ける必要がない粉末圧縮成型機を提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明の粉末圧縮成型機は、上杵とこれに対向する下杵とが昇降可能に配設される回転盤の支持面に開放された複数の設置凹部の夫々に、上方から落し込まれた状態で前記設置凹部に係合されて前記支持面に取外し可能に支持される複数のジャッキを用いてダイアセンブリを固定する。ダイアセンブリは、回転盤の周方向に連続して配置される複数のセグメントダイを備える。各セグメントダイは、回転盤が有する下向きの基準面に接する接触面、及び下杵の杵先部が挿入された状態に保持されるとともに上杵の杵先部が挿脱される複数の成型孔を有する。基準面に凸部とこれに嵌合される嵌合穴とのうちの一方を設け、各セグメントダイの夫々に凸部と嵌合穴とのうちの他方を設ける。ジャッキは、上下動可能な押圧部材を有し、凸部と嵌合穴との嵌合下でセグメントダイを基準面との間に挟んで固定することを特徴としている。
本発明によれば、複数のセグメントダイを有するダイアセンブリの平面度、及び上杵及び下杵に対するセグメントダイが有する成型孔のセンタリング精度が高く、かつ、セグメントダイ固定用のねじ穴を回転盤に設ける必要がない粉末圧縮成型機を提供できる、という効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態に係る回転式打錠機の一部を概略的に示す断面図である。 図1の打錠機が備えるセグメントダイを外す態様を示す図1相当の断面図である。 図1の打錠機が備えるセグメントダイ群を図1中F3−F3線に沿って示す断面図である。 図3中F4−F4線に沿って示す断面図である。 図1の打錠機が有するセグメントダイの一端面を示す図である。 図1の打錠機が備えるジャッキをその操作軸と連結ボルトと押圧部材を除いた状態で示す平面図である。 図1の打錠機が備えるジャッキをその操作軸と連結ボルト除いた状態で図6中矢印F7方向から見たジャッキを一部切欠いて示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る回転式打錠機の一部を概略的に示す断面図である。 図8の打錠機が備えるジャッキを図8中F9−F9線に沿って示す断面図である。 図9中F10−F10線に沿って示すジャッキの断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る回転式打錠機の一部を概略的に示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る回転式打錠機の一部を概略的に示す断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1〜図7を参照して詳細に説明する。
粉末圧縮成型品として例えば錠剤を製造する回転式の粉末圧縮成型機例えば回転式の打錠機1は、図1及び図2に示すように回転盤2と、複数本の上杵15と、これら上杵15と同数の下杵17と、ダイアセンブリ31と、複数のジャッキ41とを備える。
回転盤2は、図示しない成型機フレームに回転自在に支持されているとともに、成型機フレームに設置された駆動機構によって回転される。この回転盤2は、いずれも平面視が円形の上杵保持部2a及び下杵保持部2bを備える。
上杵保持部2aと下杵保持部2bとは、複数の連結部材3により連結されて、この連結により例えば上杵保持部2aの下端面と下杵保持部2bの上端面は接している。各連結部材3は図3に示すように回転盤2の周方向に一定間隔で配置されている。これら連結部材3は、例えば図1及び図2に示すように上杵保持部2aの下端面から下方に突出して、下杵保持部2bに設けた連結穴4に挿入された位置決め用ピンと図示しない締結ボルトが用いられている。なお、回転盤2は、上杵保持部2aと下杵保持部2bとの間に中間部材(図示しない)を備えていてもよい。
回転盤2はその上杵保持部2aに下向きで水平な基準面5を有している。基準面5は、例えば上杵保持部2aの下端面のうちで、下杵保持部2bの上端面より大径でこの上端面から外れた領域が担っており、回転盤2の回転方向に一回り連続している。このため、基準面5の直径は、下杵保持部2bの上端面に対して下向きに連続する上部周面6より大径である。なお、基準面5は上杵保持部2aの下端面とは異なる高さ位置に存在する水平面であってもよい。
上杵保持部2aは、基準面5に対して好ましくは直角に連続する上向きの周面7を有する。周面7の直径は基準面5の直径と同じである。なお、周面7はその上側ほど径が大きくなるように形成されていても差し支えない。上杵保持部2aは、周面7より上側でかつこの周面7より外側に、鉛直方向に貫通する上杵支持孔8を複数有する(一か所のみ図示する。)。これら上杵支持孔8は後述する複数の成型孔と同数でかつ回転盤2の中心軸線から上杵支持孔8までの半径で描かれる同一円上に同間隔で設けられている。
回転盤2は基準面5の下方に水平な支持面11を有する。この支持面11は、上杵保持部2aの下側に配置された下杵保持部2bが有する上部周面6の下端に連続して設けられている。したがって、回転盤2は、その高さ方向中間部に基準面5と上部周面6と支持面11とで区画されて回転盤2の周方向に連続する環状溝を有する。下杵保持部2bは、この保持部を鉛直方向に貫通する下杵支持孔12を複数有する(一か所のみ図示する。)。これら下杵支持孔12は後述する複数の成型孔34と同数でかつ回転盤2の中心軸線から下杵支持孔12までの半径で描かれる同一円上に同間隔で設けられている。
回転盤2は、その下杵保持部2bに複数の設置凹部13を有する(図1及び図2では一か所のみ図示する。)。設置凹部13は、図7に示すように二個を一組として設けられる。各設置凹部13は、各下杵支持孔12に対し図1及び図2中左側に存在する回転盤2の中心軸線(図示しない)側にずれて設けられている。これとともに第1実施形態において各設置凹部13は、例えば上下方向に貫通し、かつねじ溝を有さない孔からなり、支持面11に上向きに開放されている。
複数の上杵15は上杵支持孔8を昇降可能に貫通して上杵保持部2aに配設されている。各上杵15は、前記成型機フレームに固定された上カム(図示しない)のカム面を回転盤2の回転に伴い摺動することにより昇降されるとともに、成型機フレームに固定された上側の圧縮ロール(図示しない)に接して押し下げられる。
複数の下杵17は、下杵支持孔12を昇降可能に貫通して下杵保持部2bに配設され、かつ、各上杵15に対し夫々下側から対向している。各下杵17は、前記成型機フレームに配設された各種の軌道などの下杵案内部材(図示しない)を回転盤2の回転に伴い摺動することにより昇降されるとともに、成型機フレームに固定された下側の圧縮ロール(図示しない)に接して押し上げられる。
なお、図1中符号18は、支持面11に取外し可能に取付けられたシール押え板を示している。シール押え板18によって、各下杵支持孔12に対して個々に上方から連続されるゴム製の防塵シール19が支持面11上に複数取付けられている。下杵17は防塵シール19を上下方向に貫通している。
回転盤2は、その上杵保持部2aに複数の取付穴22(1個のみ図示する。)を有する。これらの取付穴22は、回転盤2の回転方向に沿って所定の間隔で、上杵支持孔8を基準に位置を定めて加工されたものである。
回転盤2は、その基準面5から下方に突出する複数の凸部21を有する。各凸部21は焼き入れ処理を施されている。これら凸部21は図3に示すように回転盤2の周方向に所定の間隔で配設されている。第1実施形態において各凸部21は、好ましくは、円形の外周を有し、かつ、上杵保持部2aに取外し可能に圧入された円筒状のピンである。なお、凸部21は、前記取付穴22に取外しができないように圧入して固定された円柱状のピンであっても差し支えないとともに、上杵保持部2aに一体に形成することも可能である。更に、凸部21の外周は円形でなくても差し支えない。
ピンからなる凸部21は、その下端部を除いて取付穴22に圧入され、かつ、この凸部21の内側を上向きに通って上杵保持部2aに着脱可能にねじ込まれたボルト23によって、上杵保持部2aに固定されている。したがって、基準面5から下方に突出した凸部21の下端部が凸部21として機能し、ボルト23を外すことによって取付穴22からピン(凸部21)を外すことが可能である。このように凸部21を着脱できることは、凸部21の摩耗や変形などに起因する凸部21の交換ができる点で好ましい。
ダイアセンブリ31は、複数のセグメントダイ32と、複数の塞ぎ部材37とを備える。各セグメントダイ32は焼き入れ処理を施されている。
各セグメントダイ32の大きさと形状は、取付け対象となる粉末圧縮成型機が有する成型孔の総数とセグメントダイの分割数によって異なる。このため、各セグメントダイ32の組合せは、同一のセグメントダイ32を組み合わせる場合もあれば、大きさや形状が異なる二種以上のセグメントダイ32を組合せる場合もある。これらセグメントダイ32は、所定の幅を有し、かつ、平面視円弧形状である。各セグメントダイ32の厚みは、凸部21の突出寸法より厚い。
これらセグメントダイ32は平坦な上面32aと接触面32bを有する。第1実施形態の場合、上面32aと接触面32bとは面一に連続しているが、これら上面32aと接触面32bとは、互いの境界部に段差を形成して異なる高さに設けることもできる。上面32aと接触面32bとが面一に連続した構成は、セグメントダイ32の製造性が良い点で好ましい。接触面32bは、セグメントダイ32の円弧状をなした内側縁32c側にこの縁に沿って設けられている。上面32aは、接触面32b以外の領域を占めている。また、セグメントダイ32の下面(裏面)は平坦な面であればよい。特に、上面32aと上面32bとからなるセグメントダイ32の表面と、セグメントダイ32の裏面とを上下対称とすることが好ましい。この場合、セグメントダイ32をその表裏面を入れ替えて用いることができるので、セグメントダイ32の寿命を延ばすことができる利点がある。
各セグメントダイ32は、図3に示すように複数の嵌合穴33を有する。これら嵌合穴33は、例えばセグメントダイ32を厚み方向に貫通し、セグメントダイ32の接触面32bと裏面とにそれぞれ開放している。なお、各嵌合穴33は、接触面32bに開放し、かつ、凸部21の突出長さより深い底を有する穴であってもよい。これとともに各嵌合穴33は、凸部21の横断面形状と同形状である。
したがって、第1実施形態の場合、嵌合穴は円形の穴からなる。各嵌合穴33は、凸部21の外周に接するように丁度嵌合される径を有する。このように各凸部21が、円形の外周を有し、かつ、基準面5から突出して回転盤2に最小のクリアランスで圧入されて取付けられたピンであり、凸部21の外径に対して最小のクリアランスとなる嵌合穴33が接触面32bに開放された円形の穴である構成は、凸部21及び嵌合穴33の加工が容易で加工精度が高くなるので、回転盤2に対するセグメントダイ32の位置決め精度を高くできる点で好ましい。
各嵌合穴33は、セグメントダイ32の円弧状をなした内側縁32cが延びる方向に、凸部21及び各取付穴22のピッチと同じピッチで、次に説明する成型孔34を基準に位置を定めて加工されたものである。
各セグメントダイ32はこのダイを厚み方向に貫通する複数の成型孔34を有する。これら成型孔34は、セグメントダイ32の円弧状をなした外側縁32dが延びる方向に、各上杵支持孔8及び各下杵支持孔12のピッチと同ピッチで設けられている。一個のセグメントダイ32に対する成型孔34の径は、隣接した成型孔34間の部位の機械的強度が損なわれない範囲で任意に設定できる。各成型孔34はセグメントダイ32の上面32aと裏面とにそれぞれ開放している。
図4及び図5に示すように各セグメントダイ32は、その円弧が延びる方向の端部で、かつ、上面32aよりも下側において、これら端部の端面に開放する溝35を有する。各溝35はそれぞれ回転盤2の半径方向に延びているとともに、溝35の長手方向の端は、セグメントダイ32の内側縁32cと外側縁32dとのうちの少なくとも外側縁32dに開放されている。
各塞ぎ部材37は、棒状で、かつ、セグメントダイ32の幅と略同じ長さを有する。この塞ぎ部材37の断面形状は、回転盤2の周方向に連続して並べられたセグメントダイ32の隣接した端部で合わさった溝35同士が作る空隙の形状に等しい。そして、塞ぎ部材37は、図4に示すように回転盤2の周方向に並べられたセグメントダイ32の隣接した端部で合わさった溝35に挿入されている。
このため、塞ぎ部材37は、各セグメントダイ32の隣接した端部に亘って配置され、各セグメントダイ32の隣接した端部間の隙間を塞いでいる。この塞ぎ部材37により、ダイアセンブリ31の上面に接して配置されるフィーダ(図示しない)から漏れた粉末が、各セグメントダイ32の隣接した端部間の隙間(合わせ目)を通って下方へ漏れることを防止できる。更に、塞ぎ部材37と溝35との嵌め合い精度が高い場合には、隣接した各セグメントダイ32の上面32aの平面度をより高く保持する上で有効である。
図1及び図3中符号38はダイアセンブリ31の外周に取外し可能にねじ39で止められたストッパを示している。ストッパ38は、例えばダイアセンブリ31の外周を一回り巻いて、又は複数のセグメントダイ32の外側縁32dに沿って巻き付くように配置されていて、外側縁32dに開放された溝35の端を閉じている。このストッパ38により、回転盤2の回転に伴う遠心力や振動等で塞ぎ部材37が溝35から外れることを防止できる。なお、ねじ39は、図3に示すように溝35に近い位置にねじ込むことが好ましい。それにより、打錠機1の運転中において塞ぎ部材37によるストッパ38の弾性変形が抑制されるに伴い、塞ぎ部材37の不要な移動を防止できる。
各ジャッキ41は、基準面5との間に各セグメントダイ32を挟んで固定するために、セグメントダイ32の下側で回転盤2に取外し可能に支持される。各セグメントダイ32に対して少なくとも1台例えば複数台具体的には図3に示すように2台のジャッキ41が使用される。
第1実施形態で用いたジャッキ41は、図1、図2、図6、及び図7に示すように固定部材42と、操作軸46と、スライダ47と、押圧部材49とを備える。
固定部材42は、ベース部43、一対のガイド部44、及び軸取付け部45を有する。
ベース部43は回転盤2の下杵支持部2bの例えば支持面11に支持される部位であって、例えば複数具体的には2個の係合部43aを有する。各係合部43aは、ベース部43に圧入して固定されたピンからなり、ベース部43の裏面から下方に突出されている。これらの係合部43aは、前記設置凹部13に嵌り合う形態で係合してジャッキ41を位置決めできる形状、好ましくは設置凹部13と同形状をなしており、2個を1組とした設置凹部13の夫々に上方から落し込まれて係合(嵌合)される。
図6及び図7に示すように一対のガイド部44は、係合部43a間に位置してベース部43から上向きに一体に突出されていて、互いに平行に設けられている。図6に示すように軸取付け部45は、一対のガイド部44に亘ってベース部43上に一体に設けられている。この軸取付け部45は雌ねじ部45aを有する。雌ねじ部45aの中心軸線はガイド部44と平行である。
操作軸46は、例えばねじ軸からなり、その一端に開放された操作穴46aを有する。この操作軸46は、雌ねじ部45aに螺合されている。操作穴46aに嵌合される図示しない手回し工具で操作軸46が回転されることにより、この操作軸46は軸方向に移動される。
図7に示すようにスライダ47は、その両側面をガイド部44に接してベース部43上を摺動可能に配置されている。スライダ47は、これを水平方向に通る段付きの連結ボルト48により操作軸46と連結されている。連結ボルト48の頭部と、操作軸46にねじ込まれたねじ部との間の軸部は、スライダ47に対して回転可能に支持されている。これにより、操作軸46と連結ボルト48とは一体的にスライダ47に対して回転可能である。
図1及び図2に示すようにスライダ47は上向きで斜状のカム面47aを有する。カム面47aは、前記上部周面6に対向するスライダ47の一端から上面に行くに従い次第に高く形成されている。なお、このカム面47aは、後述する受圧面49aが斜面である場合、上向きの斜面で形成されていても、或いは上向きの湾曲面で形成することも可能である。
押圧部材49は、カム面47aに接する下向きで斜状の受圧面49aを有する。受圧面49aは押圧部材49の下面から上面に行くに従い次第に高く形成されている。なお、この受圧面49aは、前記後述するカム面47aが斜面である場合、下向きの斜面で形成されていても、或いは下向きの湾曲面で形成することも可能である。図1、図2、及び図7に示すように押圧部材49は、その両側面をガイド部44に接するとともに、受圧面49aをカム面47aに接触してスライダ47上に移動可能に支持されている。
次に、各ジャッキ41を用いてダイアセンブリ31を回転盤にセットする手順を説明する。ダイアセンブリ31がセットされる以前の状態では、少なくとも下杵17は回転盤2に取付けられておらず、通常の作業手順では、下杵17の他に上杵15、防塵シール19、及びシール押え板18の各部品も、回転盤2には取付けられていない場合がある。
まず、ジャッキ41の操作軸46のねじ込みストロークを多く確保できるようにこの操作軸46を、ベース部43から外れる方向にある程度後退させておく。この状態で、ジャッキ41のベース部43が有した係合部43aを、回転盤2が有する下杵保持部2bに設けられた設置凹部13に上方から落し込んで係合させる。この係合作業においては、ねじを緩める場合のような回転操作を伴うことがない。
以上の手順により、ジャッキ41の固定部材42が定位置に位置決めされて下杵保持部2bの支持面11上に配置される。この場合、ジャッキ41を、その連結ボルト48の頭部が下杵保持部2bの上部周面6に対向し、かつ、軸取付け部45及び操作軸46が回転盤2の外周側に臨むようにセットする。
このようにジャッキ41がセットされることにより、そのガイド部44は回転盤2の半径方向に延びて設けられ、かつ、操作軸46が回転盤2の外周側から操作可能となるように配置される。これとともに、スライダ47が、そのカム面47aを回転盤2の中心軸線から離れるに従い次第に高くするように配置される。
この後、押圧部材49を一対のガイド部44間に配置させて、この押圧部材49の受圧面49aをスライダ47のカム面47aに上方から接触させる。これに伴い、押圧部材49が下杵保持部2bの上部周面6に接するまで自重によって下がる(なお、押圧部材49が自重によって下がりきらない場合は、この押圧部材49を前記上部周面6に向けて押し込んで下げればよい。)。この状態で、押圧部材49の上面がスライダ47の上面より高い位置にある場合には、操作軸46を回転盤2の外周側から操作し、操作者からみて手前に移動(後退)させて、押圧部材49の上面をスライダ47の上面と同一高さ又はそれより低くする。これにより、押圧部材49の上面が、回転盤2の凸部21の先端に対して、セグメントダイ32の厚みより大きく隔てられる。
なお、押圧部材49の上面がスライダ47の上面より低くなるように操作軸46を十分に後退させておいて、スライダ47上に押圧部材49を載せた状態で、ジャッキ41を支持面11に支持させてもよい。
次に、回転盤2の外周側からセグメントダイ32の内側縁32c側の部位を、ジャッキ41の押圧部材49と凸部21との間に挿入させる。この状態で、操作軸46を回転盤2の外周側から操作し、操作者から見て奥側に移動(前進)させることによりセグメントダイ32を持ち上げ、その複数の嵌合穴33をその上方に対向している複数の凸部21に夫々嵌合させる。この嵌合によって、回転盤2の半径方向及び回転方向に対してセグメントダイ32の平面上の位置が決められる。この場合、セグメントダイ32を回転盤2の中心軸線側に向けて押し込んで、回転盤2に対するセグメントダイ32の位置を定める手間を要しない。また、セグメントダイ32が、回転盤2の半径方向に位置決めされることによって、セグメントダイ32の内側縁32cと下杵保持部2bの上部周面6との間にギャップが確保される。
この状態で、ジャッキ41の操作軸46を、回転盤2の外周側から回転盤2の半径方向に沿ってこの回転盤2の中心軸線に向けてねじ込む操作をする。それによる操作軸46の移動に追従して、操作軸46に連結ボルト48で連結されたスライダ47が、固定部材42のベース部43及びガイド部44に沿って摺動し、下杵保持部2bの上部周面6に向けて回転盤2の半径方向に移動される。
こうしてスライダ47が押圧部材49の下側により深く潜り込むに伴い、カム面47aが受圧面49aに上向きの力を与える。このため、回転盤2の上部周面6に接している押圧部材49が、上部周面6に沿って上方向に移動され、凸部21に嵌合されているセグメントダイ32が押し上げられる。この時に回転盤2の外周側に作用する分力は、設置凹部13に対する係合部43aの係合(換言すれば、引っ掛かり)によって支持される。
押し上げによってセグメントダイ32の接触面32bが回転盤2の基準面5に密接するので、セグメントダイ32が基準面5と押圧部材49とで挟まれて回転盤2に固定される。こうして回転盤2のセグメントダイ32が装着された状態は図1に示され、この状態において上部周面6とセグメントダイ32の内側縁32cとが干渉することはなく、これらの間には適度なギャップが形成される。
この後、既述の手順で残りのセグメントダイ32を次々に回転盤2に固定する。それにより、各セグメントダイ32が回転盤2の周方向に連続して配置される。こうして回転盤2に固定された各セグメントダイ32は、いずれも回転盤2の下向きの基準面5を基準として取付けられている。そのため、各セグメントダイ32の厚みにばらつきがあったとしても、それらの上面32aの高さが基準面5によって揃えられ、したがって、複数のセグメントダイ32を有するダイアセンブリ31の平面度を高く確保できる。
このようにダイアセンブリ31の平面度を高く確保できることで、回転盤2の周方向に隣接したセグメントダイ32の上面32a間に段差が形成されることが防止される。そのため、組立てられた打錠機1の運転時に、ダイアセンブリ31に上方からに接して配置されたフィーダ、及びダイアセンブリ31の上面32aから僅かに離れて配置され粉末圧縮成型品をダイアセンブリ31の外に導いて排出するスクレーパ等が、ダイアセンブリ31の上面と干渉して、この干渉部が局部的に摩耗することが防止される。
次に、回転盤2の周方向に隣接したセグメントダイ32の合わさった溝35に亘って、回転盤2の外周側から塞ぎ部材37を、回転盤2の中心軸線側に向けて挿入することにより、この塞ぎ部材37をセグメントダイ32の隣接した端部間に亘って配置する。この後、ストッパ38をセグメントダイ32の外側縁32dに沿わせてねじ止めする。以上の手順で、ダイアセンブリ31が組立てられる。
この後、回転盤2に対して、防塵シール19、シール押え板18、及び上杵15と下杵17とが配設される。各上杵15は、回転盤2の上杵支持孔8に通された状態で、図示しない上カムを摺動するに伴い昇降されるとともに上側の圧縮ロールで押し下げられる。そして、この昇降に伴い、上杵15の杵先部は対応する成型孔34に上方から挿脱される。各下杵17は、回転盤2の上杵支持孔8に通されるとともに、その杵先部は対応する成型孔34に上向きに挿入された状態に保持される。この状態で、下杵17は図示しない下杵案内部材を摺動するに伴い昇降されるとともに、下側の圧縮ロールで押し上げられる。
既述のようにセグメントダイ32に設けた嵌合穴33が、上杵支持孔8を基準に加工された取付穴22に圧入して基準面5から突出された凸部21に嵌合されるので、この嵌合によって、回転盤2の半径方向に対して各セグメントダイ32が位置決めされる。これとともに、セグメントダイ32が有する嵌合穴33は、セグメントダイ32の成型孔34を基準に、凸部21と同間隔に加工されている。そして、成型孔34は、回転盤2の中心軸線から上杵支持孔8の中心までを半径として描かれる円、及びこの円と同径でかつ回転盤2の中心軸線から下杵支持孔12の中心までを半径として描かれる円上に、同間隔で加工されている。
このため、結果的には、凸部21と嵌合穴33との嵌合によって上杵支持孔8及びこれと対をなした下杵支持孔12と、成型孔34とが位置決めされる。したがって、上杵支持孔8に支持される上杵15及び下杵支持孔12に支持される下杵17に対する各セグメントダイ32の成型孔34のセンタリング精度を高く確保できる。
したがって、上杵15及び下杵17の杵先部と成型孔34との間のクリアランスを大きくする必要がないことに伴い、粉末圧縮成型時に前記クリアランスを原因として、粉末圧縮成型品の外周部に厚み方向に大きく突出するバリの発生を抑制できる。これとともに、成型孔34に取り込まれた粉末が成型孔34と下杵17の杵先部とのクリアランスを通って多量に落下し難くなることに伴い、粉末のロスが減ることに加えて、落下粉末を原因とする回転盤2周囲への粉末飛散、下杵17とこれを昇降させる下杵案内部材との摺動部や回転盤2の駆動部などへの粉末の侵入等による二次的な弊害も抑制することが可能である。
更に、第1実施形態の打錠機1においては、図1に示すように回転盤2の上杵保持部2aが基準面5に対して上向きに連続する周面7を有し、周面7と基準面5とは角9を挟んでいる。そして、この角9に対して、セグメントダイ32に対する押圧部材49の最も外側に作用する力点Fは、回転盤2の中心軸線側にずれている。このずれ量を図1に符号Lで示す。
このような構成によれば、打錠機1の運転時に各セグメントダイ32に作用する上下方向の力に拘わらず、各セグメントダイ32が基準面5と押圧部材49とで上下に挟まれている状態が確実に維持されるので、セグメントダイ32が緩む虞を防止できる。したがって、ダイアセンブリ31の平面度を維持するのに有効である。ここで、上下方向に作用する力とは、例えば圧縮成型時や圧縮成型された粉末圧縮成型品を下杵17により成型孔34外に押上げる時、或いはフィーダによって押し下げられることに伴って生じる。
なお、仮に、前記力点Fが角9に対して回転盤2の外周側にずれている場合、力点Fを通る鉛直線上に基準面5が存在しない。このため、基準面5に対するセグメントダイ32の接触面32bの密接性が損なわれ易いとともに、セグメントダイ32を基準面5と押圧部材49とで上下に挟む信頼性が低下する。それに伴い、前記上下方向の力によって各セグメントダイ32の固定状態が夫々緩んでがたつく場合があり、一部のセグメントダイ32の高さが下がる虞がある。そうすると、隣接したセグメントダイ32間に段差を生じることがある。
こうして前記段差が発生した場合、セグメントダイ32の上面32aに接して配置されるフィーダ、及び上面32aから僅かに離れて配置され粉末圧縮成型品をダイアセンブリ31の外に導いて排出するスクレーパ等が、前記段差を原因として干渉し、この干渉部が局部的に摩耗する虞が考えられる。
次に、各セグメントダイ32の洗浄や孔径の異なる成型孔を有する他のセグメントダイ32に交換する場合等に、セグメントダイ32を外す手順を説明する。
まず、回転盤2からすべての上杵15と下杵17、及び付属品(防塵シール19、及びシール押え板18等)を取外す。
次に、ジャッキ41の操作軸46を、回転盤2の外周側から回転盤2の半径方向に沿ってこの回転盤2の外周側に戻す操作をする。この操作軸46の移動に追従して、操作軸46に連結ボルト48で連結されたスライダ47が、固定部材42のベース部43及びガイド部44に沿って摺動し、回転盤2の外周側に向けて回転盤2の半径方向に移動される。
それにより、押圧部材49がその自重で降下するに伴い、セグメントダイ32も降下する。このセグメントダイ32の接触面32bが凸部21の突出寸法以上に基準面5から離れた時点で、降下したセグメントダイ32の嵌合穴33が凸部21の下方へ外れる。この状態を図2に示す。
この後、セグメントダイ32を回転盤2の外周側に向けて引き外す。最後に、ジャッキ41を回転盤2の支持面11から取り除く。この場合、ジャッキ41を持ち上げ、その係合部43aを設置凹部13から上方へ引き抜くことで、ねじを緩める場合のような回転操作を伴うことなく、ジャッキ41を回転盤2から外すことができる。
以上説明したように回転盤2に対するジャッキ41の着脱は、回転盤2の設置凹部13にジャッキ41の係合部43aを係脱することで実現しているので、ねじやボルトなどの締結部品、及びこの部品の締め付け作業とこの締め付けを緩めるための工具を要することなく、容易に行うことができる。
これとともに、ジャッキ41を用いて回転盤2にセグメントダイ32を取付ける第1実施形態の打錠機1によれば、以下の点で好ましい。
即ち、回転盤2にねじ穴を設け、この孔にねじを螺合することにより、セグメントダイ32を固定する粉末圧縮成型機のような構成においては、セグメントダイ32および固定用ねじの取外しの過程で粉末がねじ穴に侵入することがある。侵入した粉末の除去作業に無駄な時間と労力を費やすことや、ねじ穴の粉末の除去が不完全な場合にはセグメントダイ32の締付け状態が不十分なものとなり、打錠機(粉末圧縮成型機)1の運転中に固定状態が緩んで二次的な弊害を招く虞も考えられる。更に、粉末が残留したねじ穴による無理な取付けや取外しを繰り返すことによってねじ穴が損傷することがある。このようになると、損傷部分の修復に無駄な時間や費用が発生する場合があり、また、修復できない場合は回転盤の一部を交換しなければならないといった重大な問題が発生する虞も考えられる。
これに対し、以上説明した打錠機1では、回転盤2にセグメントダイ固定用のねじ穴を設ける必要がないので、打錠機(粉末圧縮成型機)1の運転中でのセグメントダイ32の固定状態の緩みや、ねじ穴の清掃や修復またはねじ穴の損傷に伴う回転盤2の一部交換などの前記問題を解消することができる。
図8〜図10を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。第2実施形態で、以下説明するジャッキ以外の構成は第1実施形態と同じである、このため、第1実施形態と同一の構成又は同様の機能を奏する構成については、第1実施形態の対応構成と同じ符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態の打錠機1が備えるジャッキ51は、歯車ボックス52と、ウォーム機構54と、押圧部材57とを備える。
歯車ボックス52は回転盤2の支持面11に載置されるベース部43を有する。このベース部43は、これに上向きに圧入することにより固定されて下方へ突出するピンからなる係合部43aを少なくとも2か所に有する。これら係合部43aが落し込んで係合される回転盤2の設置凹部13は、ねじ溝を有さない底付穴又は貫通穴で形成されている。
図9及び図10に示すようにウォーム機構54はウォーム55とこれに噛合わされた歯車56を有する。ウォーム55と歯車56は歯車ボックス52に内蔵され回転自在に支持されている。
ウォーム55が有するウォーム軸は図8に示すように水平に配置され、このウォーム軸の一端部は、例えば四角い軸状をなし操作軸46として使用される。この操作軸46は、ジャッキ51が支持面11に設置された状態で、回転盤2の外周側から操作が可能となるように歯車ボックス52の外部に突出されている。
図10に示すように歯車56はその中心軸線が鉛直方向に延びるように配置されている。この歯車56は内周歯車部56aを有する。
図10に示すように押圧部材57は下部にねじ軸部57aを有する。この押圧部材57は歯車ボックス52に上方から挿入され、そのねじ軸部57aは内周歯車部56aに螺合されている。押圧部材57は歯車ボックス52の外に配置される水平な押圧板部57bを有する。
押圧板部57bは略平面視四角形(図9中二点鎖線参照)である。図10に示すように押圧板部57bの周部の少なくとも一か所例えば一か所に、係合ピン58が下向きに突設されている。この係合ピン58に対応して歯車ボックス52に上向きに開放しかつ係合ピン58の突出長さより深い係合溝59が形成されている。この係合溝59に係合ピン58が上下方向に移動可能に挿入されている。係合ピン58と係合溝59とは押圧板部57bの回り止め手段をなしている。このため、歯車56が回転されることによって押圧部材57は、そのねじ軸部57aと歯車56の内周歯車部56aとの噛合いの変化を伴って上下方向に移動可能である。
支持面11に支持されたジャッキ51の操作軸46に工具を嵌め、この工具を用いてウォーム55を例えば右回転させることにより、ウォーム機構54のウォーム55及び歯車56が回転されるに伴い、押圧部材57が上昇される。それにより、既に凸部21と嵌合穴33との嵌合で回転盤2に位置決めされているセグメントダイ32を、押圧部材57の押圧板部57bが押し上げるので、回転盤2の基準面5とジャッキ51の押圧部材57とでセグメントダイ32を上下から挟んで、このセグメントダイ32を回転盤2に固定することができる。また、この状態からジャッキ51の操作軸46を、前記とは逆の方向に回転させて押圧部材57を下げることにより、セグメントダイ32を回転盤2から外す高さまで下げることができる。
この第2実施形態では、ジャッキ51がユニットであるので、それを回転盤2に着脱する際の取り扱いがより容易である利点がある。
更に、図8〜図10中符号61はOリングを示し、符号62,63は夫々シール材を示している。シール材62は歯車ボックス52とウォーム軸の一端部との間をシールして設けられ、Oリング61は歯車ボックス52とウォーム軸の一端部との間をシールして設けられている。また、シール材63は歯車ボックス52と押圧部材57との間をシールして設けられている。これにより、歯車ボックス52内への粉末の侵入が確実に防止されるため、歯車ボックス52内への侵入粉末を原因としてジャッキ51が動作不良を起こす虞がない。
第2実施形態については、以上説明した事項以外は第1実施形態と同じである。したがって、この第2実施形態においても、複数のセグメントダイ32を有するダイアセンブリ31の平面度、及び上杵15及び下杵17に対するセグメントダイ32の成型孔34のセンタリング精度が高いとともに、回転盤2側にセグメントダイ固定用のねじ穴を設ける必要がなく、打錠機(粉末圧縮成型機)1の運転中でのセグメントダイ32の固定状態の緩みや、ねじ穴の清掃や修復またはネジ穴損傷に伴う回転盤の一部交換などの問題を解消し、工具を使わずに着脱可能なジャッキ51によって確実なセグメントダイ32の固定が可能な打錠機(粉末圧縮成型機)1を提供することができる。
図11を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。第3実施形態で、以下説明するジャッキ以外の構成は第1実施形態と同じである、このため、第1実施形態と同一の構成又は同様の機能を奏する構成については、第1実施形態の対応構成と同じ符号を付してその説明を省略する。
第3実施形態の打錠機1が備えるジャッキ71は、ベース部43と、ボルトからなる押圧部材72とを備える。
回転盤2の支持面11に載置されるベース部43は、これに上向きに圧入し固定されて下方へ突出するピンからなる係合部43aを少なくとも2か所(一本のみ図示する。)に有する。これらの係合部43aは回転盤2の設置凹部13にその上方から落し込んで係合させることが可能である。更に、ベース部43は、これを厚み方向に例えば貫通するねじ孔43cを有する。
ボルトからなる押圧部材72は、その頭部を上にしてねじ孔43cに上方から下向きに螺合されている。ジャッキ71が支持面11に支持された状態で、押圧部材72は、その頭部を操作部72aとして、この操作部72aの外周に嵌る工具を用いて、回転盤2の外周側から回転操作することが可能である。この回転操作により押圧部材72は上下方向に移動される。
支持面11に支持されたジャッキ71の操作部72aに工具を嵌め、この工具を用いて押圧部材72を例えば右回転させることにより、押圧部材72が上昇される。それにより、既に凸部21と嵌合穴33との嵌合で回転盤2に位置決めされているセグメントダイ32を、押圧部材72の操作部72aが押し上げるので、回転盤2の基準面5とジャッキ71の押圧部材72の頭部(操作部72a)とでセグメントダイ32を上下から挟んで、このセグメントダイ32を回転盤2に固定することができる。また、この状態からジャッキ71の押圧部材72を、前記と逆の方向に回転させて押圧部材72を下げることにより、セグメントダイ32を回転盤2から外す高さまで下げることができる。
この第3実施形態では、ジャッキ71がユニットであるので、それを回転盤2に着脱する際の取り扱いがより容易である利点がある。しかも、ジャッキ71の構成が極めて簡単である利点がある。
第3実施形態については、以上説明した事項以外は第1実施形態と同じである。したがって、この第3実施形態においても、複数のセグメントダイ32を有するダイアセンブリ31の平面度、及び上杵15及び下杵17に対するセグメントダイ32の成型孔34のセンタリング精度が高いとともに、回転盤2にセグメントダイ固定用のねじ穴を設ける必要がなく、打錠機(粉末圧縮成型機)1の運転中でのセグメントダイ32の固定状態の緩みや、ねじ穴の清掃や修復またはねじ穴の損傷に伴う回転盤2の一部交換などの問題を解消し、工具を使わずに着脱可能なジャッキ51によって確実なセグメントダイ32の固定が可能な打錠機(粉末圧縮成型機)1を提供することができる。
図12を参照して本発明の第4の実施の形態を説明する。第4実施形態で、以下説明するジャッキ以外の構成は第1実施形態と同じである。このため、第1実施形態と同一の構成又は同様の機能を奏する構成については、第1実施形態の対応構成と同じ符号を付してその説明を省略する。
第4実施形態の打錠機1が備える回転盤2の下杵保持部2bには、後述するジャッキ71を回転盤2に支持するための複数の設置凹部13が、回転盤2の周方向に所定間隔で設けられている。各設置凹部13は、ねじ溝を有さない構成であり、下杵保持部2bが有する上部周面6の下端に連続し、かつ、下杵保持部2bの支持面11aに開放して形成されている。更に、各設置凹部13は、後述するジャッキ71のベース部43の下部全体が嵌る大きさに形成されている。
第4実施形態の打錠機1が備えるジャッキ71は、ベース部43と、押圧部材72とを備える。
ベース部43の下部は係合部43aとして利用される。この係合部43a(ベース部43の下部)は、設置凹部13にその上方から落し込んで係合可能である。
ベース部43は回転盤2の半径方向に延びる上向きの凸部43bを有する。この凸部43bの上面はダイ受け面として使用される。更に、ベース部43は、これを厚み方向に貫通するねじ孔43cを有する。ねじ孔43cの上端は、凸部43bから外れた位置で前記ダイ受け面から下がった平面43dに開放されている。なお、凸部43bは、回転盤2の下杵保持部2bと一体に形成することが可能であり、この場合、ジャッキ71の押圧作用による下杵保持部2bの上下方向の歪みに対する強度を確保できるので好ましい。なお、この構成は、第1実施形態でのジャッキ41、および第2実施形態でのジャッキ51を用いる場合にも採用することができる。
押圧部材72は、ボルト73と、このボルト73に取付けられた接触部74とで形成されている。
ボルト73の頭部は操作部73aとして用いられる。接触部74はその下部を操作部73aに形成された凹部に嵌めて取付けられている。この接触部74の少なくとも上部はセグメントダイ32より硬度が低い表面処理を施されているか、または同様に硬度が低い材料で形成されている。操作部73aの下面とこの操作部73aから上方に突出された接触部74の上面との距離は、平面43dの上面と凸部43bの上面の高さとの差、つまり、平面43d上面からの凸部43bの高さ以下である。それにより、ボルト73を下げ操作部73aの下面が平面43d上面に到達した時点での接触部74の上面高さは、凸部43bの上面の高さより低い位置関係となる。
押圧部材72は、その操作部73aを上にしてねじ孔43cに上方から下向きに螺合されている。ジャッキ71が下杵保持部2bに支持された状態で、押圧部材72は、その操作部73aの外周に嵌る工具を用いて、回転盤2の外周側から回転操作することが可能である。この回転操作により押圧部材72は上下方向に移動される。
下杵保持部2bに支持されたジャッキ71の操作部73aに工具を嵌め、この工具を用いて押圧部材72を例えば右回転させることにより、押圧部材72が上昇される。それにより、既に凸部21と嵌合穴33との嵌合で回転盤2に位置決めされているセグメントダイ32の下面に、押圧部材72の接触部74が接触した状態で、セグメントダイ32を押圧部材72が押し上げる。したがって、回転盤2の基準面5とジャッキ71の押圧部材72とでセグメントダイ32を上下から挟んで、このセグメントダイ32を回転盤2に固定することができる。
また、この状態からジャッキ71の押圧部材72を、前記と逆に例えば左方向に回転させて、その操作部(頭部)73aの下面がベース部43の平面43dに接するまで下げることにより、セグメントダイ32を回転盤2から外す高さまで下げることができる。
この第4実施形態で、回転盤2から外す高さまで下がったセグメントダイ32は、その下面を対向するベース部43のダイ受け面に接して、凸部43bの上面によって水平状態に受け止められる。このため、ベース部43の凸部43bをガイドとして、セグメントダイ32を水平状態に保持して、回転盤2から離脱する方向に容易に引き外すことが可能である。同様に、ベース部43の凸部43bをガイドとして、セグメントダイ32を水平状態に保持して、下杵保持部2bの上部周面6に接近する方向にスライドさせて取付けることができる。このため、セグメントダイ32の嵌合穴33と基準面5に突設された凸部21との位置を容易に合わせることが可能である。以上説明したようにベース部43の凸部43bにより、セグメントダイ32を水平状態に保持して、このセグメントダイ32の移動をガイドできるので、セグメントダイ32の着脱作業を容易に行うことが可能である。
更に、第4実施形態では、押圧部材72が、セグメントダイ32より低硬度でセグメントダイ32の下面に接する接触部74を有しているので、回転操作される押圧部材72によって、セグメントダイ32が傷つけられる虞がない。
又、第4実施形態では、ジャッキ71がユニットであるので、それを回転盤2に着脱する際の取り扱いがより容易である利点がある。しかも、ジャッキ71の構成が極めて簡単である利点がある。
第4実施形態については、以上説明した事項以外は第1実施形態と同じである。したがって、この第4実施形態においても、複数のセグメントダイ32を有するダイアセンブリ31の平面度、及び上杵15及び下杵17に対するセグメントダイ32の成型孔34のセンタリング精度が高いとともに、また回転盤2にセグメントダイ固定用のねじ穴を設ける必要がなく、ねじ穴の清掃や修復またはねじ穴の損傷に伴う回転盤2の一部交換などの問題を解消し、工具を使わずに着脱可能なジャッキ71によって確実なセグメントダイ32の固定が可能な打錠機(粉末圧縮成型機)1を提供することができる。
なお、本発明は前記各実施形態には制約されない。例えば、前記各実施形態では、凸部21を基準面5に突設し、嵌合穴33をセグメントダイ32に設けたが、これとは逆に、基準面5にこの面に開放する嵌合穴33を設け、上向きの凸部21をセグメントダイ32に突設しても差し支えない。
1 打錠機(粉末圧縮成型機)、2 回転盤、5 基準面、7 周面、9 角、11 支持面、13 設置凹部、15 上杵、17 下杵、21 凸部、31 ダイアセンブリ、32 セグメントダイ、32a 上面、32b 接触面、33 嵌合穴、34 成型孔、41 ジャッキ、42 固定部材、43 ベース部、43a 係合部、45 軸取付け部、45a 雌ねじ部、46 操作軸、47 スライダ、47a カム面、49 押圧部材、F 力点、L ずれ量、51 ジャッキ、52 歯車ボックス、54 ウォーム機構、56 歯車、56a 内周歯車部、57 押圧部材、71 ジャッキ、72 押圧部材、72a 操作部、43c ねじ孔、73 ボルト、73a 操作部、74 接触部

Claims (9)

  1. 下向きの基準面及びこの面の下方に支持面を有する回転盤と、
    前記回転盤に昇降可能に配設された上杵と、
    この上杵に下側から対向して前記回転盤に昇降可能に配設された下杵と、
    前記回転盤の周方向に連続して配置される複数のセグメントダイを備え、かつ、前記各セグメントダイが、平坦な上面、前記基準面に接する接触面、及び前記下杵の杵先部が下方から挿入された状態に保持されるとともに前記上杵の杵先部が上方から挿脱される複数の成型孔を有するダイアセンブリと、
    このダイアセンブリの下側で前記支持面に支持され、かつ、上下方向に移動可能で前記セグメントダイを前記基準面との間に挟まれた状態に固定する押圧部材を有する複数のジャッキと、
    を具備し、
    凸部とこれに嵌合される嵌合穴とのうちの一方を前記基準面に設け、前記凸部と嵌合穴とのうちの他方を前記各セグメントダイの夫々に設けるとともに、
    前記支持面に開放された設置凹部を前記回転盤が有し、前記設置凹部に上方から落し込まれた状態で前記設置凹部に係合される係合部を前記ジャッキが有し、前記ジャッキが前記支持面に取外し可能に支持されていることを特徴とする粉末圧縮成型機。
  2. 前記ジャッキが、
    前記回転盤に支持されるベース部、及び雌ねじが形成された軸取付け部を前記ベース部上に有する固定部材と、
    前記回転盤の外周側から回転操作が可能に前記軸取付け部に螺合され、前記回転操作により前記回転盤の半径方向に移動される操作軸と、
    前記回転盤の中心軸線から遠ざかるに従い次第に高くなる斜状のカム面を有し、前記操作軸の移動に追従し前記回転盤の半径方向に前記固定部材に沿って摺動可能なスライダと、
    前記カム面と前記ダイアセンブリの下面との間に配置され前記カム面により上下方向に移動される前記押圧部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の粉末圧縮成型機。
  3. 前記ジャッキが、
    前記回転盤に支持されるベース部を有する歯車ボックスと、
    前記回転盤の外周側から回転操作が可能な操作部を有して前記歯車ボックスに内蔵されたウォーム機構と、
    この機構が有する歯車に形成された内周歯車部に螺合され前記歯車の回転により上下方向に移動される前記押圧部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の粉末圧縮成型機。
  4. 前記ジャッキが、
    前記回転盤に支持されるベース部と、
    前記回転盤の外周側から回転操作が可能に前記ベース部のねじ孔に上方から螺合され、前記回転操作により上下方向に移動されるボルトを有する前記押圧部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の粉末圧縮成型機。
  5. 前記押圧部材が、前記ボルトと、このボルトの頭部に取付けられ前記セグメントダイの下面に接触可能な接触部とで形成され、前記接触部の少なくとも上部は前記セグメントダイより低硬度であることを特徴とする請求項4に記載の粉末圧縮成型機。
  6. 前記係合部が前記ベース部の下部からなることを特徴とする請求項2から4のうちのいずれか一項に記載の粉末圧縮成型機。
  7. 前記回転盤が前記基準面に対して上向きに連続する周面を有し、前記セグメントダイに対する前記押圧部材の力点が、前記周面と前記基準面とが挟む角に対して前記回転盤の中心軸線側にずれていることを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか一項に記載の粉末圧縮成型機。
  8. 前記各凸部は、円形の外周を有し、かつ、前記基準面から突出して前記回転盤に取付けられたピンであり、前記嵌合穴が前記接触面に開放された円形の穴であることを特徴とする請求項1から7のうちのいずれか一項に記載の粉末圧縮成型機。
  9. 前記セグメントダイの幅と略同じ長さの塞ぎ部材を前記ダイアセンブリが更に備え、前記塞ぎ部材が前記各セグメントダイの隣接した端部に亘って取外し可能に配置されていることを特徴とする請求項1から8のうちのいずれか一項に記載の粉末圧縮成型機。
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