JP5863462B2 - クランプ - Google Patents

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Description

この発明は、自動車に配索するワイヤーハーネスを車両の所定の取付箇所に取り付けるクランプに関する。
従来より、ワイヤーハーネスを車両に配索する際に、ワイヤーハーネスの長さ方向の所定間隔ごとに車両側の取付けパネル等に対して固定するための治具として、クランプが用いられている。
クランプは、一般に、ワイヤーハーネスに取り付けるワイヤーハーネス保持手段と、車両における所定の取付け箇所に取り付ける車両取付け手段とを備えた構成であり、ワイヤーハーネス保持手段は、ワイヤーハーネスの外周に巻き付けて該ワイヤーハーネスを保持するバンド体と、ワイヤーハーネスに巻き付けた状態の前記バンド体を固定するロック体とで構成している。
しかし、上述した従来のクランプの場合、クランプを用いて車両にワイヤーハーネスを固定しても、車両が走行するなどにより車両が振動するに伴って、ワイヤーハーネスを構成する複数の電線群の配置位置が互いにずれるなどして、該ワイヤーハーネスの外周形状や径が変動し、バンド体と、該バンド体を巻き付けたワイヤーハーネスとの間に隙間が生じる場合がある。
このため、従来のクランプは、巻き付け当初においては、バンド体をワイヤーハーネスに対して強い締め付け力で巻き付けることができたとしても、時間の経過とともに、バンド体に巻き緩みが生じるという課題を有していた。
また、ワイヤーハーネスに巻き付けたバンド体の締め付け力が、ワイヤーハーネスにクランプを取り付けた当初から元々弱い場合には、バンド体に巻き緩みが生じる一方で、逆に、必要以上に強い締め付け力で締め付けた場合には、ワイヤーハーネスやバンド体に負荷がかかり、損傷するおそれがある。
このため、ワイヤーハーネスに巻き付けたバンド体を適切な締め付け力で締め付けた状態でロック体によりロックする必要があるが、そのためにワイヤーハーネスの配索作業において、作業者が適切な締め付け力でバンド体を締め付けるため、その締め付け具合に意識を払う必要があり、ワイヤーハーネスの配索作業の効率性のさらなる向上を図ることができなかった。
特に、ワイヤーハーネスの配索作業は、現場において作業者が複数のクランプを一つずつ取り付ける必要があり、近年、車両に配索するワイヤーハーネスの配索ルートが複雑化、長尺化するに伴って、これら複数のクランプの全てを適切な締め付け力で締め付けることは益々、困難となっている。
このため、複数のクランプのうち一つでも弱い締め付け力でバンド体によりワイヤーハーネスを締め付けた場合には、その部分においてワイヤーハーネスの長手方向のズレ(横ズレ)が生じることになり、ワイヤーハーネスの位置を規制することができないばかりかバンド体に対してワイヤーハーネスが擦れるなどして損傷するという課題も生じる。
このような課題に対して、ワイヤーハーネスに巻き付けたバンド体を強い締め付け力で容易に締め付けることができるクランプとして特許文献1においてハーネス結束クランプが提案されている。
特許文献1のハーネス結束クランプは、バンド体の長さ方向において一定の間隔ごとに形成した側面視三角形状の三角突起を、バンド体の内面に2列状態に配列し、一方の列側に存する三角突起と他方の列側に存する三角突起の向きを互いに逆向きで構成したものである。
特許文献1によれば、ハーネス結束クランプは、上述した構成により、三角突起がハーネス側に強固に食い込んで、結束クランプの如何なる方向への回転も確実に阻止できるので、ハーネスに対する横ズレに加えて、ハーネスに対する結束クランプの回転をも防止することができる旨の作用、効果が記載されている。
しかし、上述したように、車両が振動するなどに伴って、バンド体を巻き付けたワイヤーハーネスを構成する複数の電線群の配置位置が互いにずれるなどしてワイヤーハーネスの外周形状や径が変動するなどした場合がある。
このため、特許文献1のハーネス結束クランプは、バンド体を巻き付けた当初においては、三角突起がハーネス側に食い込むことにより強固な締め付け状態を得ることができたとしても、時間の経過とともに徐々に、三角突起が食い込むことによるワイヤーハーネスの締め付け効果の前提となるバンド体自体の締め付け力が弱くなる。そうすると、三角突起が食い込むことによるくさび効果も弱くなり、十分な締め付け力を得ることができないという課題が生じることになる。
特許第3252343号公報
そこでこの発明は、車両が振動してもワイヤーハーネスをバンド体によりしっかりと締め付けた状態で巻き付けた状態で固定できるクランプの提供を目的とする。
本発明は、ワイヤーハーネスに取り付けるワイヤーハーネス保持手段と、車両における所定の取付け箇所に取り付ける車両取付け手段とで構成され、前記ワイヤーハーネス保持手段、ワイヤーハーネスの外周に巻き付けて該ワイヤーハーネスを保持する可撓性を有するバンド体と、ワイヤーハーネスに巻き付けた状態に前記バンド体を固定するロック体とで構成されたクランプであって、前記ワイヤーハーネスに巻き付けた状態の前記バンド体における周方向の少なくとも一部分に、該バンド体の周方向の他の部分の内面と比較して径内方向に突出する径内方向突出部備えられ、前記バンド体における前記径内方向突出部の径方向の外側に、前記バンド体の撓み変形を許容するよう前記バンド体の周方向の前記他の部分の外面と比較して径内方向に凹状に構成した撓み変形許容空間形成され、前記バンド体の長さ方向の基端側の所定部分に、ワイヤーハーネスに対して巻き付けるワイヤーハーネス巻付部が備えられるとともに、該ワイヤーハーネス巻付部より先端側にバンド体係合部が備えられ、前記ワイヤーハーネス巻付部が、該ワイヤーハーネス巻付部の長さ方向に沿って複数の前記径内方向突出部を配置して波状に形成され、前記ロック体が、係合突片と、該係合突片の係合を許容する被係合突起とで構成されるとともに、前記被係合突起が前記バンド体係合部及び前記ワイヤーハーネス巻付部の先端側の一部に形成され、前記係合突片が前記車両取付け手段と一体形成されたことを特徴とする。
また、上述したように、径内方向突出部は、前記バンド体の周方向の他の部分の内面と比較して径内方向に突出するよう備えるとともに、前記径内方向突出部の径方向の外側部分は、前記バンド体の周方向の前記他の部分の外面と比較して径内方向に凹状に構成しているが、これら径内方向突出部の内面と、前記径内方向突出部の外面とのそれぞれの形状は、例えば、互いに同じ形状であっても、曲率、突出量などが異なる形状であってもよく、様々な形状で形成することができる。
前記波状には、例えば、正弦波、三角波、のこぎり波、矩形波、台形波、或いは、これらの合成波などを含み、さらには、ワイヤーハーネス巻付部の内面と外面とのそれぞれを、異なる波形で形成してもよい。
さらに、波状に形成した前記ワイヤーハーネス巻付部の山部分と谷部分との数(波の周期)や、波の振幅の大きさはワイヤーハーネスを保持することができる波形状であれば特に、限定しない。
さらにまた、前記ワイヤーハーネス巻付部を、該ワイヤーハーネス巻付部の長さ方向に沿って波状に形成する方法としては、例えば、波状の形状となるよう成形する方法を挙げることができる。その他にも、例えば、直線状のワイヤーハーネス巻付部に対して適宜の間隔ごとに熱を付与していき、該熱を付与した部分を収縮変形させることで波状に形成する方法を挙げることができる。
前記ワイヤーハーネス巻付部の製造方法は、上述した製造方法に限定せず、前記ワイヤーハーネス巻付部を該ワイヤーハーネス巻付部の長さ方向に沿って波状に形成することが可能であれば、その製造方法は限定しない。
本発明のクランプによれば、撓み変形したバンド体には、撓み変形前の形状に復元しようとする復元力(弾性力)が作用するため、該バンド体は、前記ワイヤーハーネスの外周形状が変動しても、その変動後の外周形状に追従するとともに、変動後の前記ワイヤーハーネスに対して付勢することができる。
このように、撓み変形したバンド体が復元しようとする復元力(弾性力)を締め付け力として活かした状態でバンド体により前記ワイヤーハーネスを締めることができるため、前記ワイヤーハーネスをバンド体によりしっかりと締め付けた状態で巻き付けることができる。
また、複数のクランプごとの締め付け力の変動の影響を受けずに、全てのクランプについて、車両に振動等が生じても巻き付けが緩むことなく、バンド体を前記ワイヤーハーネスに対して確実に、且つ、スムーズに巻き付けた状態で固定することができる。
また、前記バンド体の長さ方向の基端側の所定部分に、ワイヤーハーネスに対して巻き付けるワイヤーハーネス巻付部が備えられるとともに、該ワイヤーハーネス巻付部より先端側にバンド体係合部が備えられ、前記ワイヤーハーネス巻付部が、該ワイヤーハーネス巻付部の長さ方向に沿って複数の前記径内方向突出部を配置して波状に形成されているため、前記ワイヤーハーネス巻付部は、ワイヤーハーネスに巻き付けた状態において、ワイヤーハーネスを、前記バンド体の周方向の全体について、弾性力による優れた締め付け力で均等に巻き付けることができる。
さらに、周方向に配設した複数の径内方向突出部によってワイヤーハーネスの外周をしっかりと保持しつつ、たとえ車両の振動などによりワイヤーハーネスを構成する電線の配置位置がずれるなどしても、前記ワイヤーハーネス巻付部が撓み変形するため、撓み変形ワイヤーハーネス巻付部の復元力によりワイヤーハーネスを締め付けた状態に保つことができる。
また、前記ロック体係合突片と、該係合突片の係合を許容する被係合突起とで構成されるとともに、前記被係合突起が前記バンド体係合部及び前記ワイヤーハーネス巻付部の先端側の一部に形成され、前記係合突片が前記車両取付け手段と一体形成されているため、前記バンド体を前記ワイヤーハーネスに巻き付けた状態で係合突片を被係合突起に係合させてロックする際に、前記ワイヤーハーネス巻付部に形成した前記径内方向突出部が邪魔になることなく、スムーズ、且つ、しっかりと、バンド体をロックすることができる。
またこの発明の態様として、前記ワイヤーハーネス巻付部を長さ方向に沿って同じ肉厚で形成することができる。
この構成によれば、前記ワイヤーハーネス巻付部を長さ方向に沿って同じ肉厚となるよう形成したため、ワイヤーハーネスに対して前記ワイヤーハーネス巻付部を巻き付けた状態において、周方向における前記ワイヤーハーネス巻付部の肉厚の違いに起因して前記ワイヤーハーネス巻付部の周方向において撓み変形性に違いが生じることないため、前記ワイヤーハーネス巻付部の周方向全体に亘って前記ワイヤーハーネスを締め付けるための均等な弾性(復元力)を得ることができ、前記ワイヤーハーネスをバランスよく締め付けることができる。
この発明によれば、車両が振動してもワイヤーハーネスをバンド体によりしっかりと締め付けた状態で巻き付けた状態で固定できるクランプを提供することができる。
クランプの斜視図。 クランプの正面図。 クランプの側面図(a),クランプの底面図(b)。 クランプの一部を構成するロック体の構成説明図。 クランプの作用説明図。 クランプの作用説明図。 他の実施形態のクランプの構成説明図。 他の実施形態のクランプの構成説明図。 従来のクランプの構成説明図。 従来のクランプの作用説明図。 従来のクランプの作用説明図。
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
本実施形態におけるクランプ1は、図1及至図4に示すように、ワイヤーハーネス100に取り付けて保持するワイヤーハーネス保持部分10と、車両における取付パネル200の所定の取付孔200aに取り付ける車両取付け部分50とで一体に構成している。
ワイヤーハーネス保持部分10は、ワイヤーハーネス100の外周に巻き付けた状態で該ワイヤーハーネス100を保持するバンド体20と、ワイヤーハーネス100に巻き付けた状態のバンド体20を固定するロック体60とで構成している。
換言すると、クランプ1は、クランプ本体40とバンド体20とで構成し、バンド体20の長さ方向の一端側をクランプ本体40の上部側方に一体に連結した形態で一体に形成している。クランプ本体40は、上側部分にバンド体20をロックするためのロック係合部分30を配設するとともに、下側部分に前記車両取付け部分50を配設している。
なお、図1はワイヤーハーネス100の外周に巻き付けてワイヤーハーネス100を保持した状態の斜視図を示す。図2はワイヤーハーネス100の外周に巻き付けてワイヤーハーネス100を保持した状態で車両における所定の取付孔200aに取り付ける直前の様子を示すワイヤーハーネス100の正面図を示し、図3(a),(b)は、それぞれバンド体20を直線状に配置した状態のクランプ1の側面図、底面図を示している。図4は、クランプ1におけるロック体60の構成を断面により示したロック体60の構成説明図を示している。
また、以下の説明において、特に示す場合を除いて、図2に示すように、クランプ1を車両におけるパネルの取付孔200aに差し込んで取り付ける際に差し込み方向を下方向Ddとするとともに、差し込み方向と反対方向を上方向Duとして説明する。
前記バンド体20は、長さ方向の全長に亘って幅方向よりも厚みの薄い断面視倒位の四角形状をした帯状に形成するとともに、可撓性を有して形成している。バンド体20は、長さ方向の基端側部分20sから先端側部分20tにかけての部分を、ワイヤーハーネス巻付部21とするとともに、該ワイヤーハーネス巻付部21よりも先端側部分20tを、ロック係合部分30と係合するバンド体係合部25としている。
ワイヤーハーネス巻付部21は、ワイヤーハーネス100に巻き付け可能な長さを有し、長さ方向全体を同じ肉厚で形成するとともに、長さ方向に沿って側面視正弦波状、つまり、ワイヤーハーネス巻付部21の表面側と裏面側へ長さ方向に沿って交互に突出した形状となるよう形成している。
換言すると、図2中のX部拡大図に示すように、ワイヤーハーネス巻付部21をワイヤーハーネス100に巻き付けた状態において、該ワイヤーハーネス巻付部21の周方向の他の部分23の内面23bと比較して径内方向に突出する部分を周方向に複数配設した形状で形成し、該突出部分を径内方向突出部22として形成している。
さらに、図2中のX部拡大図に示すように、ワイヤーハーネス巻付部21における径内方向突出部22の径方向の外側に、該ワイヤーハーネス巻付部21の撓み変形を許容するようワイヤーハーネス巻付部21の周方向の他の部分23の外面23aと比較して径内方向に凹状に構成した撓み変形許容空間22Aを構成している。
上述したように、ワイヤーハーネス巻付部21の周方向に亘って複数の径内方向突出部22を配設し、ワイヤーハーネス巻付部21における前記径内方向突出部22の径方向の外側に、前記撓み変形許容空間22Aを備えることにより、ワイヤーハーネス巻付部21を、前記ワイヤーハーネス100の外周形状に応じて撓み変形するバンド体撓み変形部として構成している。
図4に示すように、バンド体係合部25は、該バンド体係合部25の外面21a側を、ワイヤーハーネス巻付部21の外面21aに対して凹状になる凹底部25aを長さ方向に沿って形成している。バンド体係合部25の凹底部25aは、ワイヤーハーネス巻付部21の肉厚に対して略半分の肉厚となる深さで形成し、長方向に沿って複数の被係合突起62を配設している。なお、被係合突起62は、凹底部25aからワイヤーハーネス巻付部21の肉厚と略同じ肉厚となる突出量で形成している。
また、ロック係合部分30の上下方向Dに対する側周面における所定の側面の上部には、上述したように、バンド体20の長さ方向の基端側部分20sを一体に連結する連結部分31を有している。図4に示すように、ロック係合部分30の該連結部分31を有する側の側面と、該側面に対して反対側の側面とを結ぶ方向に沿ってバンド体係合部25の挿通を許容するよう貫通させたバンド体挿通孔32を形成している。
バンド体挿通孔32の下面には、バンド体20をバンド体挿通孔32に挿入した状態において、バンド体係合部25の長さ方向に沿って配設した複数の被係合突起62のうちのいずれかと係合する係合突片61をバンド体挿通孔32に向けて突状に形成している。
換言すると、ロック係合部分30に形成した前記係合突片61と、バンド体係合部25に複数形成した前記被係合突起62とによって上述のロック体60を構成している。
続いて、車両取付け部分50について説明する。車両取付け部分50は、車体の取付けパネル200に形成した取付孔200aに差込み可能にロック係合部分30に対して下方向Ddに突出した形状で形成した差込突部51と、該差込突部51の基端部に形成され、取付けパネル200の表面を押える鍔状の差込ストッパ部52とで構成している。さらに、差込突部51は、差込突部本体51aと、取付けパネル200に穿孔した取付孔200aの表面側から差し込んで、裏面側で取付孔200aよりも拡径するよう差込突部本体51aから側方へ突出したフック51bとで碇形状で形成している。
上述したクランプ1が奏する作用、効果について、図5、図6、図9〜図11を用いて説明する。
図5(a),(b)は、バンド体20によりワイヤーハーネス100に巻き付けた状態の一部を模式的に示した本実施形態のクランプ1の作用説明図であり、特に、図5(a)は、バンド体20をワイヤーハーネス100に巻き付けた当初の状態を示している。図5(b)は、ワイヤーハーネス100の外周径が時間経過とともに変動が生じた場合におけるバンド体20によるワイヤーハーネス100の巻き付け状態を示している。
図6(a)は、図5(a)のX1部の拡大図を示し、図6(b)は、図5(b)のX2部の拡大図を示している。
図9(a)は、バンド体520をワイヤーハーネス100に巻き付けた状態の従来のクランプ500の正面図を示している。図9(b)は、バンド体520を直線状に配置した状態の従来のクランプ500の側面図を示している。
図10(a),(b)は、バンド体520をワイヤーハーネス100に巻き付けた状態の一部を模式的に示した従来のクランプ500の作用説明図であり、特に、図10(a)は、バンド体520をワイヤーハーネス100に巻き付けた当初の状態示している。図10(b)は、ワイヤーハーネス100の外周径が変動した場合におけるバンド体520によるワイヤーハーネス100の巻き付け状態を示している。
図11(a)は、図10(a)のY1部の拡大図を示し、図10(b)は、図10(b)のY2部の拡大図を示している。
本実施形態のクランプ1によれば、バンド体20をワイヤーハーネス100に巻き付けたとき、バンド体20の締め付けによってワイヤーハーネス巻付部21が撓み変形する。そして、この撓み変形したワイヤーハーネス巻付部21が撓み変形する前の形状に復元しようと作用する復元力(弾性力)を含めた締め付け力F(図6(a),(b)参照)によってワイヤーハーネス100を締め付けることができるため、ワイヤーハーネス100を巻き付けた状態にしっかりと保持することができる。
詳しくは、クランプ1のバンド体20を前記ワイヤーハーネス100に対して巻き付けることにより、少なくとも巻き付け当初については、締め付けた状態を維持し、ワイヤーハーネス100をしっかりと保持できる。
しかし、例えば、ワイヤーハーネス100を構成する複数の電線100a、或いは、複数本の電線100aを束ねた電線群同士の間に余分な隙間などが存在した場合には、車両が振動することに伴ってこれら余分な隙間が消滅するなどして、複数の電線100aの配置位置が徐々に変動する事態が生じることがある。
このような場合、時間の経過とともに、ワイヤーハーネス100の外周形状や外径が変動することになる。
このような事態が生じた場合において、従来のクランプ500のバンド体520には、可撓性を有していたが、図9(a)に示すように、ワイヤーハーネス100に巻き付けた状態においては、周方向において径内方向突出部22を備えていないため、略一定の曲率を有する円筒形状であるとともに、図9(b)に示すように、ワイヤーハーネス100に巻き付けていない状態においては、長さ方向においてバンド体520の内面と外面とが平行となる直線形状である。
上述したような構成のバンド体520を備えた従来のクランプ500は、図10(a)、図11(a)に示すように、バンド体520をワイヤーハーネス500に巻き付けた当初は、バンド体520が、ワイヤーハーネス100の外周側に位置する複数の電線100aに当接した状態でしっかりとワイヤーハーネス100を保持することができる。
しかし、車両の振動等によって、上述したように、複数の電線100aの配置位置が徐々に変動するなどして、ワイヤーハーネス100の外周形状や外径に変動が生じたり、ロック体60において複数の係合突起62に対する被係合突片61の係合が意に反して1つずれるなどしてバンド体520の締め付けが緩んだ場合、図10(b)、及び、図11(b)に示すように、ワイヤーハーネス100とバンド体520との間に隙間Sが生じることになる。
そうすると、バンド体520によるワイヤーハーネス100の締め付け力が弱くなる、或いは、バンド体520によりワイヤーハーネス100を締め付けることができず、クランプ500によってワイヤーハーネス100の長さ方向について、ワイヤーハーネス100の取り付け位置を固定することができなくなる。
これに対して、本実施形態のクランプ1は、バンド体20のワイヤーハーネス巻付部21を長さ方向に沿って波状に形成し、ワイヤーハーネス100を保持したとき、前記バンド体20における前記径内方向突出部22の径方向の外側に、前記ワイヤーハーネス巻付部21の撓み変形を許容する撓み変形許容空間22Aを形成している。このため、可撓性を有したワイヤーハーネス巻付部21を、ワイヤーハーネス100に巻き付けることによって該ワイヤーハーネス100の外周から外力を受けたとき、該ワイヤーハーネス巻付部21が柔軟に撓み変形することを撓み変形許容空間22Aによって許容することができる。
よって、ワイヤーハーネス巻付部21は、ワイヤーハーネス100の外周形状に応じて柔軟に撓み変形し易くなり、ワイヤーハーネス100の変動後の外周形状に応じて撓み変形したワイヤーハーネス巻付部21の復元力(弾性力)を含めた十分な締め付け力(付勢力)によってワイヤーハーネス100を保持することができる。
詳しくは、図5(a)、及び、図6(a)に示すように、バンド体20によりワイヤーハーネス100を保持した巻き付け当初の状態から例えば、上述したように、ワイヤーハーネス100の外周形状や外径に変動が生じるなどして、時間経過とともに、バンド体20、及びワイヤーハーネス100の少なくともいずれか一方の外周長さに変動が生じる場合である。
このような場合であっても、図5(b)、及び、図5(b)に示すように、ワイヤーハーネス巻付部21がワイヤーハーネス100の外周側に位置する電線100aの配置位置の変動に追従するように撓み変形(弾性変形)し、ワイヤーハーネス100の変動後の外周形状に応じて撓み変形したワイヤーハーネス巻付部21の復元力(弾性力)を含めた十分な締め付け力Fによってワイヤーハーネス100を保持することができる。
従って、バンド体20をワイヤーハーネス100に巻き付けたときの該バンド体20による締め付け力のみによってワイヤーハーネス100を締め付ける従来のクランプ500と比較して、車両が振動したり、長期間経過した後であっても、バンド体20の前記ワイヤーハーネス100の締め付け力が弱まることがないため、前記バンド体20が巻き緩むことを防止することができる。
また、現場において作業者が車両に対してワイヤーハーネス100を複数のクランプ1により取り付ける際においても、全てのクランプ1についてバンド体20を前記ワイヤーハーネス100に対して確実に、且つ、スムーズに巻き付けた状態で固定することができる。
詳しくは、近年、車両に配索するワイヤーハーネス100の配索ルートが複雑化、長尺化するに伴って、現場においてワイヤーハーネス100にバンド体20を巻き付けた状態で締め付ける作業を、作業者が複数のクランプ1について一つずつ行う必要があるため、全てのクランプ1のバンド体20を前記ワイヤーハーネス100に対して一定の締め付け力で締め付けることは困難であった。
このため、複数のクランプ1の中には、所望の締め付け力に対して締め付け力が小さい場合が生じることがあり、このような締め付け力が弱い巻き付け態様の場合には、車両の振動などにより、車両に対してワイヤーハーネス100を固定しておくことができない場合があるという問題が生じることになる。
逆に、現場において作業者が前記ワイヤーハーネス100に対してバンド体20を巻き付ける際に、バンド体20を必要以上に強い締め付け力で締め付けた場合には、バンド体20やワイヤーハーネス100を構成する電線100aに損傷を与えるおそれがあるという問題がある。
これに対して、ワイヤーハーネス巻付部21の撓み変形に伴って生じる復元力(弾性力)を活かして締め付けることで、作業者が締め付ける際に、クランプ1ごとの締め付け具合の違いに関わらず、適度な締め付け力でしっかりと締め付けることができる。
従って、現場において作業者が車両に対してワイヤーハーネス100を複数のクランプ1により車両に取り付ける際に、バンド体20によるワイヤーハーネス100の複数のクランプ1ごとの締め付け力の違いの影響を受けずに、全てのクランプ1について確実に、且つ、スムーズにバンド体20を前記ワイヤーハーネス100に対して巻き付けた状態で固定することができる。
さらに、本実施形態のクランプ1は、上述したように、可撓性を有したワイヤーハーネス巻付部21を備え、前記ワイヤーハーネス巻付部21を、該ワイヤーハーネス巻付部21の長さ方向に沿って複数の径内方向突出部22を配置した波状に形成している。このため、ワイヤーハーネス巻付部21をワイヤーハーネス100に巻き付けた状態において、該ワイヤーハーネス巻付部21の周方向に、径内方向突出部22を配置した周期に応じて複数の撓み変形許容空間22Aを配設することができる。
よって、ワイヤーハーネス巻付部21をその周方向全体に亘ってワイヤーハーネス100から受ける外力に応じて撓み変形させることができ、撓み変形したワイヤーハーネス巻付部21の復元力(弾性力)を含めた優れた締め付け力で周方向全体に亘ってワイヤーハーネス100を巻き付けた状態で保持することができる。
さらにまた、本実施形態のクランプ1は、上述したように、径内方向突出部22を、ワイヤーハーネス巻付部21にのみに形成し、バンド体20の長さ方向において前記ワイヤーハーネス巻付部21に対して先端側部分20tに、バンド体係合部25を形成した構成としている。このように、バンド体係合部25には、径内方向突出部22を形成しない構成としたため、前記バンド体20を前記ワイヤーハーネス100に巻き付けた状態でロック体60における係合突片61を被係合突起62に係合させる際に、径内方向突出部22が邪魔になることなく、スムーズ、且つ、しっかりと、係合突片61を被係合突起62に係合させることができる。
加えて、本実施形態のクランプ1は、ワイヤーハーネス巻付部21を長さ方向に沿って同じ肉厚となるよう形成したため、ワイヤーハーネス巻付部21をワイヤーハーネス100に巻き付けた状態において、周方向におけるワイヤーハーネス巻付部21の肉厚の違いに起因してワイヤーハーネス巻付部21の周方向において撓み変形性に違いが生じることないため、ワイヤーハーネス巻付部21の周方向全体に亘って均等な弾性(復元力)を得ることができ、ワイヤーハーネス100を周方向においてバランスよく締め付けることができる。
さらに、本実施形態のクランプ1は、上述したように、ワイヤーハーネス巻付部21を長さ方向に沿って同じ肉厚となるよう形成したため、例えば、ワイヤーハーネス巻付部21の長さ方向の少なくとも一部分を他の部分と比較して薄肉に構成したクランプ1のように、長さ方向の少なくとも一部分の強度が弱くなることがなく、全長に亘って十分な強度を確保することができる。その一方で、ワイヤーハーネス巻付部21の長さ方向の少なくとも一部分を他の部分と比較して厚肉に構成したクランプ1のように、長さ方向の少なくとも一部分の材料コストが無駄に嵩むことがなく、低コストで形成することができる。
この発明の構成と、上述した実施形態との対応において、
ワイヤーハーネス保持手段は、ワイヤーハーネス保持部分10に対応し、
車両取付け手段は、車両取付け部分20に対応し、
車両における所定の取付け箇所は、取付けパネル200の取付孔200aに対応するも
この発明は、上述した実施形態に限らず、その他にも様々な実施形態で形成することができる。
例えば、ワイヤーハーネス巻付部21を波状に形成することができるが、上述したように正弦波に限らず、様々な波形状で形成することができる。
具体的には、図7(a)に示すように、クランプ1xのバンド体20xには、径内方向突出部22xを周方向に配置して波状に形成したワイヤーハーネス巻付部21xを備えている。
ワイヤーハーネス巻付部21xは、その周方向において径内方向突出部22x以外のその他の部分を円環状の外周形状で形成する一方で、径内方向突出部22xを、径内方向に段状に突出するとともに、該径内方向突出部22xの先端部分を、径内方向突出部22x以外のその他の部分の径よりも小径の円環状の外周形状で形成している。
また、図7(b)に示すように、クランプ1yのバンド体20yには、径内方向突出部22yを周方向において所定間隔を隔てた各部に配設したワイヤーハーネス巻付部21yを備えている。
ワイヤーハーネス巻付部21yは、その周方向において径内方向突出部22y以外のその他の部分を円環状の外周形状で形成する一方で、径内方向突出部22yを、径内方向に滑らかな弧状に突出した形状で形成している。
このようなワイヤーハーネス巻付部21yの形状も本発明の波形状に含むものとする。
さらにまた、図7(c)に示すように、クランプ1zのバンド体20zには、径内方向突出部22zを周方向において所定間隔を隔てた各部に配置して波状に形成したワイヤーハーネス巻付部21zを備えている。
ワイヤーハーネス巻付部21zは、その外面と内面とを異なる波形状で形成し、周方向において異なる肉厚で形成している。
さらに、ワイヤーハーネス巻付部21zの外面と内面とは、いずれも三角形状の波形で形成し、周方向において波形状の周期、及び位相が一致した状態で径内方向へ突出している。
このようなワイヤーハーネス巻付部21zの形状も本発明の波形状に含むものとする。
なお、図7(a),(b),(c)を用いて説明したクランプ1x,1y,1zの構成のうち、上述した第1実施形態におけるクランプ1と同様の構成については、その説明を省略する。
図7(a)に示したクランプ1x、図7(b)に示したクランプ1y、及び、図7(c)に示したクランプ1zは、それぞれワイヤーハーネス巻付部21x,21B,21Cを波状に形成しているため、ワイヤーハーネス100を保持したとき、ワイヤーハーネス巻付部21x,21y,21zにおける径内方向突出部22x,22y,22zの径方向の外側に、ワイヤーハーネス巻付部21x,21B,21Cの撓み変形を許容する撓み変形許容空間22Ax,22Ay,22Azを形成することができる。このため、可撓性を有したワイヤーハーネス巻付部21x,21y,21zが、ワイヤーハーネス100の外周形状に応じて柔軟に撓み変形し易くなり、いずれのクランプ1においても、撓み変形したワイヤーハーネス巻付部21x,21y,21zの復元力(弾性力)によってしっかりとワイヤーハーネス100を保持することができる。
また、この発明のクランプの他の実施形態として上述したクランプ1のように、クランプ本体40のロック係合部分30の側方からバンド体20を延設した形態に限らず、図8(a)に示すように、ロック係合部分30の上面、詳しくは、ロック係合部分30に対して突出する車両取付け部分50とは反対側の面からバンド体20を上方向Duに延設した形態のクランプ1Aで構成してもよい。
なお、図8(a)は、他の実施形態のクランプ1Aの正面図である。
これにより、バンド体20をワイヤーハーネス100に巻き付けた状態とした際に、ロック係合部分30の上端部がワイヤーハーネス100に当接するなどして、該上端部が邪魔になることないため、より安定してワイヤーハーネス100を保持することができるとともに、取付けパネル200に対してワイヤーハーネス100を容易に取り付けることができる。
また、この発明のクランプの他の実施形態として、クランプ1Bは、図8(b1),(b2)に示すように、バンド体20の長さ方向において、ワイヤーハーネス巻付部21とバンド体係合部25とのうち、バンド体係合部25のみに複数の被係合突起62を配設するに限らず、バンド体係合部25に加えて、ワイヤーハーネス巻付部21Bにも複数の被係合突起62を配設した構成であってもよい。
すなわち、被係合突起62は、バンド体20の長さ方向における直線状の先端部分であるバンド体係合部25の表面のみならず、側面視正弦波状の部分であるワイヤーハーネス巻付部21Bの表面に長さ方向に沿って複数配設した構成であってもよい。
なお、図8(b1)は他の実施形態のクランプ1Bの底面図を示す。図8(b2)は図8(b1)におけるA−A線矢視拡大図を示す。
このような構成のクランプ1Bは、バンド体20の長さ方向におけるバンド体係合部25をバンド体挿通孔32に挿入した状態において、ロック係合部分30から突き出したバンド体係合部25の先端部分を引張ることで、環状のワイヤーハーネス巻付部21Bを絞ることができ、バンド体係合部25のみならず、ワイヤーハーネス巻付部21Bについても、バンド体挿通孔32に挿通させることができる。
そして、ワイヤーハーネス巻付部21Bの表面に配設した複数の被係合突起62のうちいずれかの被係合突起62を、ロック係合部分30に形成した前記係合突片61に係合させることができる。
これにより、上述したクランプ1Bは、バンド体係合部25に形成した被係合突起62を、ロック係合部分30に形成した前記係合突片61に係合させても、しっかりと保持することができないことができない程度の小径のワイヤーハーネス100であっても、しっかりと保持することができる。
また、本発明のクランプは、上述した実施形態のクランプ1,1x,1y,1z,1A,1Bの構成に限らず、様々な実施形態で構成することができる。
例えば、本発明のクランプは、バンド体20,20x,20y,20zの長さ方向において、ワイヤーハーネス巻付部21,21x,21y,21z,21Bと、バンド体係合部25とを上述した長さの比率で構成するに限らない。
例えば、図示しないが、バンド体係合部の長さを上述した実施形態のバンド体係合部25の長さよりも長尺或いは短尺としてもよく、又は、ワイヤーハーネス巻付部の長さを上述した実施形態のワイヤーハーネス巻付部21,21x,21y,21z,21Bの長さよりも長尺或いは短尺としてもよい。
1,1x,1y,1z,1A,1B…クランプ
10…ワイヤーハーネス保持部分
20,20x,20y,20z…バンド体
21,21x,21y,21z,21B…ワイヤーハーネス巻付部
22,22x,22y,22z…径内方向突出部
22A,22Ax,22Ay,22Az…撓み変形許容空間
25…バンド体係合部
50…車両取付け部分
60…ロック体
61…係合突片
62…被係合突起
100…ワイヤーハーネス
200…取付けパネル
200a…取付孔

Claims (2)

  1. ワイヤーハーネスに取り付けるワイヤーハーネス保持手段と、車両における所定の取付け箇所に取り付ける車両取付け手段とで構成され
    前記ワイヤーハーネス保持手段、ワイヤーハーネスの外周に巻き付けて該ワイヤーハーネスを保持する可撓性を有するバンド体と、ワイヤーハーネスに巻き付けた状態に前記バンド体を固定するロック体とで構成されたクランプであって、
    前記ワイヤーハーネスに巻き付けた状態の前記バンド体における周方向の少なくとも一部分に、該バンド体の周方向の他の部分の内面と比較して径内方向に突出する径内方向突出部備えられ
    前記バンド体における前記径内方向突出部の径方向の外側に、前記バンド体の撓み変形を許容するよう前記バンド体の周方向の前記他の部分の外面と比較して径内方向に凹状に構成した撓み変形許容空間形成され、
    前記バンド体の長さ方向の基端側の所定部分に、ワイヤーハーネスに対して巻き付けるワイヤーハーネス巻付部が備えられるとともに、該ワイヤーハーネス巻付部より先端側にバンド体係合部が備えられ、
    前記ワイヤーハーネス巻付部が、該ワイヤーハーネス巻付部の長さ方向に沿って複数の前記径内方向突出部を配置して波状に形成され、
    前記ロック体が、係合突片と、該係合突片の係合を許容する被係合突起とで構成されるとともに、
    前記被係合突起が前記バンド体係合部及び前記ワイヤーハーネス巻付部の先端側の一部に形成され、
    前記係合突片が前記車両取付け手段と一体形成された
    クランプ。
  2. 前記ワイヤーハーネス巻付部を長さ方向に沿って同じ肉厚で形成した
    請求項に記載のクランプ。
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