JP5863439B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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本発明は、器官内壁などの被写体を撮像する内視鏡装置に関し、特に、特定波長域の光を照射することによって分光画像を表示可能な内視鏡装置に関する。
電子内視鏡装置では、観察対象に対して白色光を照射することにより、カラー画像を表示するが、それに加え、励起光、紫外光、赤外光等の帯域制限のある光を照射し、分光画像を得ることも可能である。
例えば、可視光域全体に渡る光(白色光)を透過する色フィルタと特定波長域の光(特殊光)を透過する色フィルタを組み合わせた帯域制限フィルタを配置し、1フレーム/フィールド期間に合わせて回転させる構成が知られている(特許文献1参照)。これによって、白色光に応じた画像信号と特殊光に応じた画像信号が交互に読み出され、2つの観察画像を得ることができる。
一方、内視鏡装置は、絞りを開閉させて被写体像の明るさを自動調整する調光処理機能を備えているが、絞りの開閉だけでなく、電子シャッタを機能させることが可能である。内視鏡作業中にスコープ先端部が観察対象に接近した場合、自動的に電子シャッタ機能を働かせることによって、光量過多になるのを防ぎ、適切な明るさの観察画像を表示することができる(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−357926号公報 特開2007−144143号公報
電子シャッタ機能を働かせる場合、電荷吐き出しパルスを出力するため、電荷蓄積期間は短く、1フィールド/フレーム期間終わり近くに露光期間が集中する。しかしながら、帯域制限フィルタは1フィールド/フレーム期間に合わせてそのまま回転させるため、同一期間中に異なる帯域の光が混在してしまう恐れがある。
その一方で、短い電荷蓄積期間中に照明光を必要限度照射させなければ、十分な光量を得ないまま露光期間が終了し、不鮮明な観察画像を表示することになる。
したがって、回転フィルタを使用して複数の観察画像を同時表示する環境下で電子シャッタ機能を働かせたとき、適切な光の照射によって高画質の観察画像を得ることが求められる。
本発明の内視鏡装置は、ビデオスコープに設けられた撮像素子の電荷蓄積時間を、電子シャッタ機能によって調整可能な明るさ調整手段と、異なる透過帯域をもつ複数の色フィルタを有し、回転によって照明光の透過、遮光を交互に繰り返す回転フィルタと、回転フィルタを回転制御し、各色フィルタを透過する光の透過期間を1フィールド/フレーム期間に合わせる回転制御手段と、1フィールドあるいは1フレーム期間ごとに撮像素子から読み出される一連の画素信号に基づいて、複数の観察画像を生成する画像生成手段とを備える。
そして、本発明の回転制御手段は、電荷蓄積時間調整手段によって電荷蓄積時間が調整される場合、回転フィルタの位相を遅延させる。これによって、短い電荷蓄積時間であっても、必要な光量を得ることが可能となる。
完全に遮光期間を除外することを考慮すれば、回転制御手段は、光透過期間終了タイミングを蓄積電荷転送タイミング以降とするように、回転フィルタの位相を遅延させるのが望ましい。
また、光量不安定期間を電荷蓄積期間から外すことを考えれば、回転制御手段が、光透過不安定期間を蓄積電荷転送タイミング以降とするように、回転フィルタの位相を遅延させるのが望ましい。
波長域の異なる光が同一露光期間に照射するのを防ぐため、回転制御手段が、光透過期間終了タイミングを、次のフィールド/フレーム期間の電荷吐き出しパルス出力タイミング以前とするように、回転フィルタの位相を遅延させるのがよい。
本発明の他の局面における内視鏡用明るさ調整装置は、ビデオスコープに設けられた撮像素子の電荷蓄積時間を、電子シャッタ機能によって調整可能な明るさ調整手段と、異なる透過帯域をもつ複数の色フィルタを有し、回転によって照明光の透過、遮光を交互に繰り返す回転フィルタと、回転フィルタを回転制御し、各色フィルタを透過する光の透過期間を1フィールド/フレーム期間に合わせる回転制御手段とを備え、回転制御手段が、電荷蓄積時間調整手段によって電荷蓄積時間が調整される場合、蓄積電荷転送タイミングが光透過期間内に介在するように、回転フィルタの位相をシフトさせることを特徴とする。
このように本発明によれば、回転フィルタを使って複数の観察画像を表示する状況下で電子シャッタ機能を働かせた場合でも、各画像を高画質で表示することができる。
本実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。 回転フィルタの構成を示した平面図である。 特殊観察モードにおいて電子シャッタを機能させないときの回転フィルタの位相を示すタイミングチャートである。 電子シャッタを機能させたときの回転フィルタの位相を示すタイミングチャートである。
以下では、図面を参照して本実施形態である電子内視鏡装置について説明する。
図1は、本実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。図2は、回転フィルタの構成を示した平面図である。
電子内視鏡装置は、その挿入部分が体内へ挿入されるビデオスコープ10と、プロセッサ20とを備え、ビデオスコープ10はプロセッサ20に着脱自在に接続される。プロセッサ20には、モニタ50が接続されている。
プロセッサ20は、白色光を放射するランプ22を備え、ランプ22から放射された光は、集光レンズ30を介してビデオスコープ10内に設けられたライトガイド11に入射する。ライトガイド11に入射した光は、スコープ先端部10Tから射出し、配光光学系(図示せず)を通じて被写体(観察部位)に照射される。
被写体で反射した光は、スコープ先端部10Tに設けられた対物レンズ(図示せず)によって結像し、これにより被写体像がイメージセンサ14(ここではCCD)の受光面に形成される。イメージセンサ14の受光面上には、Cy、Ye、G、Mgから成る色フィルタ要素をモザイク状に配列させた補色フィルタ(図示せず)が配設されている。ここでは、撮像方式としては、同時式の画素混合読み出し方式が採用されている。
イメージセンサ14では、CCD駆動回路15から送られてくる駆動信号に従い、1フィールド分の画像信号が所定の時間間隔で読み出される。NTSC方式の場合、1/60秒間隔で出力されるCCD垂直転送パルス信号に従って読み出され、PAL方式の場合、1/50秒間隔で読み出される。順次読み出される1フィールド分の画素信号は、プロセッサ20の画像信号処理回路32へ送られる。
画像信号処理回路32では、画素信号に対するデジタル化処理、さらには、ホワイトバランス処理(ゲイン処理)、ガンマ補正処理などの様々な信号処理が施される。これにより、1フィールド分のR、G、B画像信号が生成される。R、G、B画像信号はモニタ50へ出力され、カラー観察画像がモニタ50に表示される。
内視鏡作業中、オペレータがビデオスコープ10の操作部に設けられたボタン(図示せず)を押すと、フリーズ動作が実行される。すなわち、1フィールド/フレーム分の画素信号がCCD14から読み出され、静止画像が画像メモリ(図示せず)に記録される。
集光レンズ30とライトガイド11の入射端11Aとの間には、照明光量を増減調整する絞り24が配置されている。調光回路35は、画像信号処理回路32から送られてくる輝度信号に基づいて絞り24の開閉を所定の時間間隔で制御し、表示される被写体像の明るさを調整する。
CPU、ROM等を含む制御回路34は、CCD駆動回路15、タイミングコントローラ33などへ制御信号を出力し、プロセッサ20全体の動作を制御する。プロセッサ20の動作制御に関するプログラムはROM(図示せず)にあらかじめ格納されている。タイミングコントローラ33は、CCD駆動回路15、画像信号処理回路32などへ同期信号を出力する。
プロセッサ20のフロントパネルには、通常観察モードと特殊観察モードを切り替えるためのモード変更ボタン(図示せず)が設けられている。本実施形態では、上述した通常のカラー観察画像表示に加え、回転フィルタ(帯域制限フィルタ)40を使用することで特定波長域の光に基づく分光画像を表示することが可能である。
回転フィルタ40は、モータ28の軸中心に取り付けられており、モータ28は支持機構(図示せず)によって保持されている。支持機構は、モータ28を光軸垂直な平面に沿って2次元的に移動させることが可能であり、回転フィルタ40はランプ22と集光レンズ30との間で移動可能であり、かつ、光軸垂直な平面に沿って互いに直交する方向へ移動することができる。
通常観察モードの間、回転フィルタ40は光路上から退避した場所に位置決めされる。一方、モード変更ボタン(図示せず)に対する操作によって特殊観察モードが選択されると、回転フィルタ40が光路上に配置される。そして、回転フィルタ40の回転により、白色光と特定帯域の光が、ライトガイド11を通じて観察部位へ交互に照射される。
図2に示すように、回転フィルタ40は、それぞれ3つの色フィルタを径方向に並べたフィルタ領域41A、41Bと、遮光部40P1、40P2とを備え、フィルタ領域41A、41Bは、フィルタの回転軸Cに対し対称配置されている。
フィルタ領域41Aは、赤外光を含む長波長域の光のみを透過する色フィルタ42A、44A、46Aから構成されており、透過光の境界波長域がそれぞれ異なる。ここでは、大腸、胃、食道の器官に合わせて3つの色フィルタ42A、44A、46Aが用意されており、それぞれの波長域は、その対象器官管壁内の毛細血管が位置する深度に従う。
色フィルタ42A、44A、46Aは、それぞれ回転フィルタ40の周方向に沿って弧状に形成されており、同軸的に配置されている。ランプ22から放射される光の光束PSの断面サイズに合わせて、各色フィルタの径方向幅が定められている。
色フィルタ42B、44B、46Bから構成されるフィルタ領域41Bは、その形状、配置位置に関してフィルタ領域41Aと同じ構成であり、色フィルタ42A、42Bは、同一径に沿った位置に形成されている。色フィルタ44A、44Bおよび色フィルタ46A、46Bについても同じである。
色フィルタ領域41Bの透過特性については、色フィルタ領域41Bとは異なり、可視光全域に渡って光を透過するように定められている。すなわち、通常観察モードと同じ白色光を照射するように色フィルタ42B、44B、46Bの透過特性が定められている。なお、色フィルタ42B、44B、46Bを設ける代わりに、弧状のスリットを形成してもよい。
したがって、例えば色フィルタ42A、遮光部40P1、色フィルタ42B、遮光部40P2が光束PSを横断するように回転フィルタ40を位置決めした場合、回転フィルタ40が回転するのに伴い、照明光の透過、遮光を交互に繰り返すとともに、色フィルタ42Aを透過する波長域の光(以下、特殊光という)と通常観察用の白色光とが交互に照射される。他の色フィルタ44A、44Bおよび46A、46Bについても、2つの照明光による間欠的交互照射となる。
特殊鋼観察モードの間、特殊光に基づいて生成される1フィールド分の画素信号、通常光(白色光)に基づいて生成される1フィールド分の画素信号が、CCD14から交互に読み出される。特殊光に基づいた画像信号は、図1に示す奇数フィールドに対応した第1メモリ36に格納され、通常光に基づく画像信号は、偶数フィールドに対応した第2メモリ38に格納される。
第1メモリ36に格納された画像信号の出力は、1フィールド分遅延される。そして、並列表示処理回路39では、第1メモリ36、第2メモリ38から同期して出力される画像信号に基づいて表示処理を行う。これにより、通常観察画像PM1と特殊観察画像PM2が、同一画面で同時表示される。
内視鏡作業中、絞り24の開閉動作によって自動調光処理を所定時間間隔で実行するが、被写体とスコープ先端部10Tの接近等によって光量過多になる場合、自動的に電子シャッタ機能が働く。制御回路34は、CCD駆動回路15へ制御信号を出力し、駆動回路15は、電荷吐き出しパルスを所定のタイミングでCCD14へ出力する。
本実施形態では、特殊観察モードのときに電子シャッタ機能を働かせた場合、回転フィルタ40の位相をシフトさせ、電子シャッタによって観察画像の明るさに影響することがないように構成している。以下、この点について詳述する。
図3は、特殊観察モードにおいて電子シャッタを機能させないときの回転フィルタの位相を示すタイミングチャートである。図4は、電子シャッタを機能させたときの回転フィルタの位相を示すタイミングチャートである。
電子シャッタ機能を働かせていない場合、回転フィルタ40は1フレーム期間に従って一定速度で回転する。すなわち、特殊光、白色光の光透過期間L1、L3が、それぞれ1フィールド期間内に収まるように、回転フィルタ40の回転速度、位相を制御している。回転フィルタ40の回転速度は、使用する色フィルタに応じて異なる。
例えば、光束PSが色フィルタ42A、42Bの周方向区間距離TAを横断するとき(図2参照)、回転フィルタ40を光が透過する光透過期間L1、L3が1フィールド期間に応じて出力されるCCD垂直転送パルスの出力時間間隔、すなわち画素信号読み出し時間間隔内にそれぞれ収まるように、回転速度および位相が制御される。
照明光の遮光期間L2、L4は、光束PSが周方向に沿った遮光区間距離TBに渡ってブロックされている期間を示す。したがって、特殊光と白色光が同じフィールド期間に照射されることはなく、また、電子シャッタを機能させていないため、十分な光量を得ることができる。
一方、特殊観察モード中に電子シャッタ機能が働く場合、電荷吐き出しパルスが電荷蓄積中に出力され、露光期間が短くなる。仮に、回転フィルタ40の位相を変えずにそのまま回転を続けると、露光期間が非常に短くなる。遮光期間L2の開始時期がCCD垂直転送パルスの出力タイミングよりも早いため、十分な露光期間を確保できないまま画像信号が生成されてしまう。
そこで、本実施形態では、回転フィルタ40の位相を遅らせ、光透過期間L1、L3の終了タイミングM2がCCD垂直転送パルスの出力タイミング以降となるように、回転フィルタ40を位相制御する。すなわち、電子シャッタ機能がONに切り替わったと同時に回転フィルタ40の位相を遅延させ、位相がずれた状態で同じ回転速度による回転を行なう。
図4に示すように、電子シャッタ機能を働かせる場合、ΔT期間だけ回転フィルタ40の位相を遅延させる。その結果、光透過期間L1の開始タイミングM1、終了タイミングM2との間にCCD垂直転送パルスの出力タイミングが位置する。
位相の遅延期間ΔTは、光透過期間終了タイミングM2がCCD垂直転送パルスの出力タイミング以降となるように設定されている。これによって、電荷蓄積期間ETの終了前に照明光が遮光されてしまうことを防ぐことができる。
ところで、光透過期間L1の中間付近には、電荷吐き出しパルス出力タイミングから蓄積電荷転送タイミングまでの期間ETが含まれる。期間ETは、色フィルタ41A、41Bと遮光部40P1、40P2との境界区域で光量が遷移する。
具体的に説明すると、図2に示すように、光束PSが区間TCを通過する間、始めに光束PSの一部が遮光部40P1によってブロックされ、徐々にブロックされる部分が大きくなり、最終的に光束PS全体が遮断される。遮光開始から終了するまで、被写体へ到達する光の光量は非線形に減少あるいは増加し、遷移期間として不安定になる。この期間KTを、ここでは不安定期間という。
光透過期間終了タイミングM2は、この不安定期間KTも考慮して設定されており、CCD垂直転送パルス出力以降に不安定期間KTが存在する、すなわちCCD垂直転送パルス出力以降に遮光開始となるように設定されている。これにより、露光期間ETと不安定期間KTがオーバラップすることを防止する。なお、このタイミング調整は、露光期間ETが短くなったときに不安定期間KTが大半を占めてしまうときの処理であり、電荷掃捨パルスのタイミングが前に移動して不安定期間KTは露光期間ETにオーバラップしたとしても、露光期間ETが十分に広がることになるため、オーバラップは問題にならない。
このような回転フィルタ40の位相シフトにより、電子シャッタ機能を利用しても、適切な光量を短い露光期間ETで得ることができる。したがって、静止画像を記録するためにフリーズ動作が行われても、鮮明な高画質の観察画像を記録することが可能である。
一方、電子シャッタ機能がOFFに切り替わった場合、図3に示すように、回転フィルタ40の位相を早めて元に戻す。これにより、白色光と特殊光が交互にフィールド期間内に照射される。
なお、光透過期間終了タイミングM2は、電荷蓄積期間ETに不安定期間KTがオーバラップしない条件下でさらに遅くすることが可能であり、次のフィールド期間の電荷吐き出しパルスの出力タイミング以前のタイミングであればよい。すなわち、垂直転送パルス出力タイミングから次のフィールド期間の電荷吐き出しパルスタイミングまでの期間LT内に収まればよい。
さらに、光透過期間終了タイミングM2を、CCD垂直転送パルス出力前に設定することも可能である。回転フィルタ40の位相を遅延させることによって、不安定期間が電荷蓄積期間とオーバラップする期間は減少し、観察条件等によっては適切な光量を得ることが可能である。
このように本実施形態によれば、特殊観察モードにおいて、回転フィルタを光路上に配置させ、1フィールド期間ごとに、通常観察用の白色光と特定波長域の特殊光とを交互に照射させる。そして、電子シャッタ機能がON状態になると、回転フィルタ40の位相を期間ΔTだけ遅らせ、位相をずらした状態で回転フィルタ40を等速回転させる。
なお、回転フィルタ40の位相を遅らせる代わりに、位相を早めることも可能である。すなわち、垂直転送パルスの出力タイミングが光透過期間内に介在するように、回転位相シフトを早めることによっても、同じ効果を得ることができる。
回転フィルタについては様々な構成が可能であり、1周、あるいは1/4周で1フィールド/フレーム期間を経過するように回転速度を設定することも可能である。また、色フィルタの透過特性についても、観察対象器官の特性、観察の種類などに基づいて設定すればよい。
例えば、自家蛍光観察用の励起光、短波長域の光などを透過させるように構成してもよい。また、一方のフィルタを通常光を透過させるフィルタとせず、異なる波長域の光を透過するように複数の色フィルタを同一回転経路上に配置してもよい。
電子シャッタ機能については、その機能をON/OFFさせる条件に関して任意に設定することが可能である。あるいは、ユーザによる操作に応じて電子シャッタ機能をON/OFFさせてもよい。観察画像については、別々のモニタに同時表示してもよく、あるいは、一方の画像のみ表示し、他方を記録するように構成してもよい。
光源については、複数の光源を用いることも可能である。また、CCD以外のイメージセンサ(CMOSなど)を用いることもできる。
10 ビデオスコープ
20 プロセッサ
34 制御回路(明るさ調整手段、回転制御手段)
35 調光回路(明るさ調整手段)
40 回転フィルタ

Claims (8)

  1. ビデオスコープに設けられた撮像素子の電荷蓄積時間を、電子シャッタ機能によって調整可能な明るさ調整手段と、
    異なる透過帯域をもつ複数の色フィルタを有し、回転によって照明光の透過、遮光を交互に繰り返す回転フィルタと、
    前記回転フィルタを回転制御し、各色フィルタを透過する光の透過期間を1フィールド/フレーム期間に合わせる回転制御手段と、
    1フィールド/フレーム期間ごとに前記撮像素子から読み出される一連の画素信号に基づいて、複数の観察画像を生成する画像生成手段とを備え、
    前記回転制御手段が、前記明るさ調整手段によって電荷蓄積時間が調整される場合、前記回転フィルタの位相を遅延させることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記回転制御手段が、光透過期間終了タイミングを蓄積電荷転送タイミング以降とするように、前記回転フィルタの位相を遅延させることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記回転制御手段が、光透過不安定期間を蓄積電荷転送タイミング以降とするように、前記回転フィルタの位相を遅延させることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の内視鏡装置。
  4. 前記回転制御手段が、光透過期間終了タイミングを、次のフィールド/フレーム期間の電荷吐き出しパルス出力タイミング以前とするように、前記回転フィルタの位相を遅延させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内視鏡装置。
  5. 前記明るさ調整手段が、所定の条件に応じて電荷蓄積時間を調整し、
    前記回転制御手段が、電荷蓄積時間調整が行われない状態に戻ると、前記回転フィルタの位相を戻すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内視鏡装置。
  6. 前記回転フィルタが、可視光の波長域全体に渡って光を透過する通常観察用色フィルタと、特定帯域の光を透過する特殊観察用色フィルタとを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の内視鏡装置。
  7. 前記明るさ調整手段が、被写体を照射する光の光量を増減させることによって自動調光処理を行い、自動調光処理中に電荷蓄積時間を調整することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の内視鏡装置。
  8. ビデオスコープに設けられた撮像素子の電荷蓄積時間を、電子シャッタ機能によって調整可能な明るさ調整手段と、
    異なる透過帯域をもつ複数の色フィルタを有し、回転によって照明光の透過、遮光を交互に繰り返す回転フィルタと、
    前記回転フィルタを回転制御し、各色フィルタを透過する光の透過期間を1フィールド/フレーム期間に合わせる回転制御手段とを備え、
    前記回転制御手段が、前記明るさ調整手段によって電荷蓄積時間が調整される場合、蓄積電荷転送タイミングが光透過期間内に介在するように、前記回転フィルタの位相をシフトさせることを特徴とする内視鏡用明るさ調整装置。


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