JP5861382B2 - 入力支援プログラム、入力支援装置、及び入力支援方法 - Google Patents

入力支援プログラム、入力支援装置、及び入力支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、入力支援プログラム、入力支援装置、及び入力支援方法に関する。
従来、読みに対応付けて文例が記録された辞書(以下、「文例辞書」という。)を有し、読みの入力に応じて、当該読みに対応する文例の一覧を入力候補として提示するソフトウェア(以下、「文例入力ソフト」という。)が有る。なお、文例とは単語又は複数の単語の連鎖である。
文例入力ソフトの利便性は、入力候補の文例の表示順に大きく依存する。例えば、利用頻度の高い文例が上位に表示されれば、ユーザにとって所望の文例が入力候補の上位において見つかる可能性が高くなり、文例入力ソフトの利便性が向上する。
そこで、従来、読みの入力に応じて表示された文例の中から選択された回数を、文例ごとに記録しておき、当該回数に応じて、入力候補の表示順を決定することが行われている。
特開平6−124301号公報 特開2006−338588号公報
しかしながら、ユーザは、所望の文例が入力候補に含まれているにも拘わらず、その存在に気付かず、当該文例と同じ文字列を、直接入力してしまうケースが有る。このようなケースが度重なると、本当は利用頻度が高い文例であるにも拘わらず、入力候補の表示順においてなかなか上位に表示されないといった状態が発生してしまう。
そこで、一側面では、文例辞書に基づいて表示される入力候補からの文例の選択に関する操作性を向上させることができる入力支援プログラム、入力支援装置、及び入力支援方法の提供を目的とする。
一つの案では、入力支援プログラムは、読みに対応付けて記憶部が記憶する文例の選択を経ずに入力された文字列から文例を抽出し、前記記憶部が記憶する文例のうち、抽出された文例と一致する文例について、前記記憶部が文例ごとに記憶する利用回数を増加させる処理をコンピュータに実行させる。
一態様によれば、文例辞書に基づいて表示される入力候補からの文例の選択に関する操作性を向上させることができる。
本発明の実施の形態における入力支援装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における入力支援装置の機能構成例を示す図である。 入力支援部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 文例一覧表示処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 文例辞書の構成例を示す図である。 文例入力処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 文字列解析処理の一例を説明するためのフローチャートである。 入力文字バッファに記憶されている文字列の一例を示す図である。 登録文例バッファにおける抽出文例の記憶例を示す図である。 利用回数の加算値の判定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 条件記憶部の構成例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における入力支援装置のハードウェア構成例を示す図である。図1の入力支援装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、インタフェース装置105、表示装置106、及び入力装置107等を有する。
入力支援装置10での処理を実現するプログラムは、記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って入力支援装置10に係る機能を実現する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置106はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置107はキーボード及びマウス等であり、様々な操作指示を入力させるために用いられる。
なお、記録媒体101の一例としては、CD−ROM、DVDディスク、又はUSBメモリ等の可搬型の記録媒体が挙げられる。また、補助記憶装置102の一例としては、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等が挙げられる。記録媒体101及び補助記憶装置102のいずれについても、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に相当する。
図2は、本発明の実施の形態における入力支援装置の機能構成例を示す図である。同図において、入力支援装置10は、編集部11、変換部12、及び入力支援部13等を有する。
編集部11は、入力装置107を介して入力されるユーザの指示に応じて、文書データDの表示、生成、及び編集等を行う。編集部11は、例えば、ワープロソフト等がCPU104に実行させる処理によって実現される。
変換部12は、文書データDに入力される文字に関して、かな漢字変換を行う。変換部12は、例えば、IME(Input Method Editor)又はFEP(Front End Processor)等と呼ばれる、文字入力用ソフトの一例であり、かな漢字変換ソフトがCPU104に実行させる処理によって実現される。
入力支援部13は、文書データDへの文字列の入力の支援を行う。入力支援部13は、読み又は未確定文字列の入力に応じ、入力候補とする文例の一覧を表示する。入力支援部13は、当該一覧の中から選択された文例を文書データDに入力(又は展開)する。
同図において、入力支援部13は、イベント監視部131、文例抽出部132、辞書更新部133、文例検索部134、表示順決定部135、文例一覧表示部136、文例入力部137、文例辞書記憶部141、及び条件記憶部142等を含む。文例辞書記憶部141及び条件記憶部142は、例えば、補助記憶装置102又は入力支援装置10とネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。
文例辞書記憶部141は、文例辞書を記憶する。文例辞書とは、文例の読みに対応付けて文例や文例の利用回数等が記録されているデータである。本実施の形態において、文例とは、単語、又は一以上の文節等、文の構成要素となる文字列や、一以上の文の集合を含む文字列等をいう。
イベント監視部131は、入力支援装置10において発生する入力イベントを監視し、文字の入力等を検出する。入力イベントとは、例えば、入力装置107を用いてユーザによって入力されるイベントをいう。
文例抽出部132は、入力された文字列より文例を抽出する。文例の抽出には、例えば、形態素解析が用いられる。
辞書更新部133は、文例辞書の更新を行う。辞書更新部133は、例えば、文例辞書に新たな文例を登録したり、入力候補として表示され文例の中から選択された文例の利用回数を更新したりする。利用回数は、文例辞書において、文例ごとに記録されており、文例の表示順の決定に用いられる情報である。辞書更新部133は、また、入力候補として表示された文例の中から選択された文例のみならず、文例抽出部132によって抽出された文例と一致し、かつ、条件記憶部142が記憶する条件に合致する文例に関しても利用回数を更新する。条件記憶部142は、文例抽出部132によって抽出された文例と一致する文例に関して利用回数を増加させる条件を記憶する。
文例検索部134は、文字の入力に応じて、当該文字に対応する文例を文例辞書記憶部141より検索する。表示順決定部135は、文例検索部134によって検索された文例を入力候補として表示する際の表示順序を決定する。文例一覧表示部136は、表示順決定部135によって決定された表示順序によって、文例検索部134によって検索された複数の文例の一覧を、入力候補として表示させる。文例入力部137は、表示された文例の一覧の中から選択された文例を、編集部11によって編集対象とされている文書データDに入力(展開)する。
以下、入力支援装置10が実行する処理手順について説明する。図3は、入力支援部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
入力支援部13が、例えば、プロセスとして起動されると、入力支援部13のイベント監視部131は、入力支援装置10において発生する入力イベントの監視を開始する(S101)。イベント監視部131によって何らかの入力イベントが検出されると(S101でYes)、入力支援部13は、入力イベントに応じた処理を実行する。
検出された入力イベントが文字入力イベントである場合(S102でYes)、入力支援部13は、入力された文字列(一つの文字であってもよい。)に基づいて、文例一覧表示処理を実行する(S103)。文例一覧表示処理の実行によって、当該文字列に対応する文例の一覧が、文書データDへの入力候補として表示装置106に表示される。なお、文字入力イベントは、文字の入力に応じて発生するイベントをいう。
検出された入力イベントが文字列確定イベントである場合(S104でYes)、イベント監視部131は、確定された文字列を、入力文字バッファに記録する(S105)。入力文字バッファは、例えば、メモリ装置103において、入力及び確定された文字列を記憶するための記憶領域である。
文字列確定イベントとは、未確定文字列に関して、入力の確定を示すイベントをいい、例えば、未確定文字列が表示されている状態において、リターンキーの押下に応じて発生するイベントをいう。但し、変換部12の入力モード又は入力文字種が、半角カタカナ又は半角英数等の半角文字の場合、半角文字の入力自体が、文字列確定イベントに相当する。半角文字は、入力された時点で、確定された文字列となるからである。したがって、半角文字の場合、1文字ずつ文字列確定イベントが発生する。未確定文字列とは、入力された文字又は文字列が、変換部12によって変換対象とされた状態の文字又は文字列であって、かつ、入力が確定されていない文字又は文字列をいう。
なお、文字列確定イベントは、通常、文字入力イベントに続いて検出される。例えば、未確定文字列が入力された場合、文字入力イベントが検出される。当該未確定文字列が確定された場合、文字列確定イベントが検出される。また、半角文字等、当初より確定している文字が入力された場合、文字入力イベントが検出され、引き続いて文字列確定イベントが検出される。
検出された入力イベントが文例選択イベントである場合(S106でYes)、文例入力部137は、文例入力処理を実行する(S107)。文例入力処理の実行によって、文例一覧表示処理によって表示された文例一覧の中から選択された文例が、文書データDに入力(展開)される。なお、文例選択イベントは、文例一覧の中から文例が選択された際に発生するイベントをいう。
検出された入力イベントが文字列入力完了イベントである場合(S108でYes)、入力支援部13は、入力文字バッファに記憶された文字列に関して文字列解析処理を実行する(S109)。文字列入力完了イベントとは、所定の単位の文字列の入力の完了を示すイベントをいう。本実施の形態において、文字列入力完了イベントは、改行コードの入力であるとする。すなわち、改行が行われるたびに、文字列入力完了イベントが発生する。
続いて、イベント監視部131は、入力文字バッファを初期化する(S110)。すなわち、入力文字バッファが空となる。したがって、改行が行われるたびに、入力文字バッファは空とされる。
検出された入力イベントが終了イベントである場合(S111でYes)、入力支援部13のプロセスは終了する。終了イベントは、入力支援部13に対する終了指示の入力に応じて発生するイベントである。
入力イベントが上記以外のイベントである場合(S111でNo)、入力支援部13は、必要に応じて当該イベントに応じた処理を実行する(S112)。
続いて、ステップS103の詳細について説明する。図4は、文例一覧表示処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、文例検索部134は、入力された文字列に対応する文例を文例辞書記憶部141に記憶されている文例辞書より検索する。
図5は、文例辞書の構成例を示す図である。図5において、文例辞書は、文例ごとに、読み及び利用回数等を含む。
読みは、文例に対する読みである。利用回数は、文例が利用された(入力対象として選択された)回数である。本実施の形態において、利用回数は、文例が利用された累積回数である。但し、過去の所定期間(例えば、過去数日間)において文例が利用された回数であってもよい。
なお、ステップ201において、入力された文字列に対応する文例とは、当該文例に対応する読みが入力された文字列に適合する文例、又は入力された文字列が未確定文字列である場合は、当該文例自体が未確定文字列に適合する文例をいう。入力された文字列に適合する読みとは、例えば、入力された文字列を先頭から含む読みをいう。入力された文字列と読みとが完全に一致する場合も含まれるし、読みの先頭の一部分が、入力された文字列に一致する場合も含まれる。また、未確定文字列に適合する文例とは、例えば、未確定文字列を先頭から含む文例をいう。未確定文字列と文例とが完全に一致する場合も含まれるし、文例の先頭の一部分が、未確定文字列に一致する場合も含まれる。
該当する文例が検索された場合(S202でYes)、表示順決定部135は、検索された各文例の利用回数に基づいて、当該各文例の表示順序を決定する(S203)。例えば、表示順決定部135は、利用回数の降順に、検索された文例をソートする。
続いて、文例一覧表示部136は、決定された表示順序で、検索された文例の一覧を入力候補として表示装置106に表示させる(S204)。
続いて、図3のステップS107の詳細について説明する。図6は、文例入力処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS301において、文例入力部137は、入力候補として表示された文例の一覧の中から選択された文例を、編集部11によって編集対象とされている文書データDに入力する。続いて、辞書更新部133は、選択された文例に関して、文例辞書に記録されている利用回数に1を加算する(S302)。
このように、文例が選択されるたびに当該文例の利用回数が増加する。その結果、利用頻度の高い文例が、入力候補の上位に表示される可能性が高くなる。
続いて、図3のステップS109の詳細について説明する。図7は、文字列解析処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図7の処理は、文字列の入力に応じて表示された文例の一覧の中から文例が選択されることなく、文字列の入力が継続され、改行が行われた場合に実行される。
ステップS401において、文例抽出部132は、入力文字バッファに記憶されている文字列に関して形態素解析等の解析を行うことにより、当該文字列より文例を抽出する。
図8は、入力文字バッファに記憶されている文字列の一例を示す図である。入力文字バッファには、改行が行われるまでに、ユーザによって直接入力された文字列が記憶される。ユーザによって直接入力されたとは、文例の選択を経ずに入力されたことをいう。図8に示されるように、本実施の形態では、「お疲れ様です。医療情報処理の山田です。」という文字列が、入力文字バッファに記憶されていることとする。以下、入力文字バッファに記憶された文字列を、「入力文字列」という。
文例抽出部132は、入力文字列から抽出された文例を、登録文例バッファに記憶する。登録文例バッファは、例えば、メモリ装置103において、抽出された文例を記憶するための記憶領域である。抽出された文例を、以下、「抽出文例」という。
図9は、登録文例バッファにおける抽出文例の記憶例を示す図である。図9において、一行は、一つの文例に対応する。したがって、図9では、9個の文例が抽出された例が示されている。
登録文例バッファでは、各文例について、当該文例に含まれる単語ごとに、品詞が付与されて記憶されている。各単語の品詞は、例えば、入力文字列の形態素解析の過程において特定される。
続いて、辞書更新部133は、登録文例バッファにおける文例の有無を判定する(S402)。登録バッファに文例が有る場合(S402でYes)、辞書更新部133は、一つの文例を処理対象とする(S403)。以下、処理対象とされた文例を、「対象文例」という。
続いて、辞書更新部133は、対象文例について、文例辞書に未登録であるか否かを判定する(S404)。対象文例が文例辞書に未登録である場合(S404でYes)、辞書更新部133は、対象文例とその読みとを文例辞書に登録する(S405)。この際、対象文例の利用回数には、「1」が記録される。
対象文例と一致する文例が文例辞書に既に登録されている場合(S404でNo)、辞書更新部133は、対象文例と一致する文例の利用回数に対する加算値(カウントアップ数)の判定処理を実行する(S405)。当該判定処理の詳細については後述される。
加算値の判定処理の結果、加算値が「0」である場合(S407でNo)、辞書更新部133は、ステップS403以降を繰り返す。加算値が「1」以上である場合(S407でYes)、辞書更新部133は、文例辞書において、対象文例と一致する文例の利用回数に対して、加算値を加算する(S408)。
続いて、ステップS405の詳細について説明する。図10は、利用回数の加算値の判定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図10の説明における対象文例は、図7のステップS405の段階における対象文例に一致する。
ステップS501において、辞書更新部133は、登録文例バッファ内において、対象文例と一致する文例の数N1をカウントする(S502)。例えば、図9に示される登録文例バッファでは、いずれの文例が対象文例であっても、当該対象文例と一致する文例は当該対象文例自身の一つである。したがって、当該登録文例バッファに関しては、いずれの文例が対象文例である場合も、N1の値は1となる。
なお、例えば、入力文字列が、「医療情報処理の佐藤様、お疲れ様です。医療情報処理の山田です。」であり、対象文例が「医療情報処理」である場合、N1の値は、2となる。
続いて、辞書更新部133は、条件記憶部142において、「名詞の連続の全部を構成する文例」が条件として有効か否かを判定する(S502)。
図11は、条件記憶部の構成例を示す図である。図11において、条件記憶部142は、利用回数の加算対象に該当する条件ごとに、判定の要否が記憶されている。判定の要否は、条件の判定の要否、すなわち、条件の有効性を示す情報である。「○」は、判定が必要であること(有効であること)を示す。「×」は、判定が不要であること(無効であること)を示す。
図11において、1番目の条件「名詞のみを含む文例」は、一以上の名詞の連続の文例をいう。図9に示される文例のうち、3番目(医療情報処理)、4番目(医療情報)、5番目(情報処理)、6番目(医療)、7番目(情報)、8番目(処理)、及び9番目(山田)の文例が、当該条件に合致する。但し、図11の例では、当該文例の判定の要否は「×」であるため、本実施の形態においては、当該条件は、判定の対象とされない。
2番目の条件「左右対称の記号で囲まれた文例」は、括弧等、左右対象の記号で囲まれた文例である。左右対称の記号は、二つの文字が対となって機能する記号であるともいえる。
3番目の条件「名詞以外を含む文例」は、名詞の単独又は名詞のみの連続ではない文例である。図9に示される文例のうち、1番目(お疲れ様です。)及び2番目(山田です。)の文例が、当該条件に合致する。
4番目の条件「名詞の連続の全部を構成する文例」は、名詞の連続の開始から終了までの全範囲を構成する文例をいう。例えば、図9において、「医療情報処理」が当該条件に合致する。「医療情報処理」は、「医療情報処理」という名詞の連続の全範囲を構成するからである。一方、「医療情報」、「情報処理」、「医療」、「情報」、及び「処理」は、いずれも、「医療情報処理」という名詞の連続において、その一部しか構成しない。したがって、これらの文例は、当該条件に合致しない。
抽出文例と一致する全ての文例の利用回数を増加させるのではなく、利用回数の加算対象を条件記憶部142に記憶された条件に合致する文例に限定することで、利用回数の加算対象を再利用価値の高い文例に限定することができる。ここでいう「再利用価値」とは、文字列の入力負担の軽減に対する寄与度が大きいことをいう。
例えば、「名詞の連続の全部を構成する文例」という条件の設定は、次のような考えに基づく。基本的に、文例は長ければ長い程、再利用価値が高いと考えられる。仮に、「名詞の連続の全部を構成する文例」に含まれる各名詞に関しても、利用回数の加算対象とされると、「名詞の連続の全部を構成する文例」が、入力候補においてなかなか上位に表示されない可能性がある。「名詞の連続の全部を構成する文例」の一部の名詞又は名詞の連続は、他の「名詞の連続の全部を構成する文例」にも含まれる可能性が高く、当該名詞又は名詞の連続と一致する文例の利用回数が増加される機会が多くなると考えられるからである。「名詞の連続の全部を構成する文例」という条件を有効とすることで、上記のような不都合を解消できる可能性が高まり、再利用価値の高い文例が入力候補の上位に表示される可能性を高めることができる。
また、「左右対称の記号で囲まれた文例」を入力候補の中から選択することができれば、左右対称の記号の一方(左側)を入力しただけで、当該記号に囲まれた文字列に加えて他方の記号の入力をも省くことができる。このような観点において、「左右対称の記号で囲まれた文例」を利用回数の加算対象とすることで、再利用価値の高い文例が入力候補の上位に表示される可能性を高めることができる。
「名詞の連続の全部を構成する文例」が条件として有効である場合(S502でYes)、対象文例は、辞書更新部133は、名詞の連続であるか否かを判定する(S503)。すなわち、対象文例は、2以上の名詞のみを含む文例であるか否かが判定される。なお、ステップS503〜S506は、対象文例が、「名詞の連続の全部を構成する文例」に該当するか否かを判定する処理である。
対象文例が名詞の連続である場合(S503でYes)、辞書更新部133は、登録文例バッファ内において、対象文例を一部に含む文例の数N2をカウントする(S504)。対象文例を一部に含む文例とは、対象文例を含み、かつ、他の一文字以上をも含む文例をいう。例えば、図9に示される登録文例バッファにおいて、3番目の文例「医療情報処理」が対象文例である場合、当該文例を一部に含む文例は無い。したがって、この場合、N2の値は0となる。一方、4番目の文例「医療情報」が対象文例である場合、3番目の文例「医療情報処理」が、対象文例を含む文例である。したがって、この場合、N2の値は1となる。
続いて、辞書更新部133は、N1−N2の演算結果を、加算値とする(S504)。例えば、3番目の文例「医療情報処理」が対象文例である場合、N1−N2=1−0=1である。一方、4番目の文例「医療情報」が対象文例である場合、N1−N2=1−1=0である。
続いて、辞書更新部133は、加算値が0より大きいか否かを判定する(S506)。すなわち、加算値が0より大きい場合、対象文例は、「名詞の連続の全部を構成する文例」に該当すると判定される。この場合、加算値は、入力文字列における、対象文例の出現回数に相当する。
なお、各抽出文例が「名詞の連続の全部を構成する文例」に該当するか否かは、文例の抽出時(S401)、すなわち、入力文字列に対する形態素解析等の実行時に判定されてもよい。形態素解析の実行時であれば、その解析の過程において、抽出された文例が「名詞の連続の全部を構成する文例」に該当するか否かを容易に判定することができる。この場合、「名詞の連続の全部を構成する文例」に該当すると判定された文例に関しては、例えば、登録文例バッファにおいて、「名詞の連続の全部を構成する文例」に該当することを示すフラグ情報が付与されればよい。図10の処理において、対象文例に当該フラグ情報が付与されている場合には、ステップS503〜S506の代わりに、登録文例バッファにおいて対象文例と一致し、かつ、当該フラグ情報が付与されている文例の数を加算値とする処理が実行されればよい。
一方、「名詞の連続の全部を構成する文例」が条件として有効ではない場合(S502でNo)、対象文例が名詞の連続でない場合(S503でNo)、又は対象文例が「名詞の連続の全部を構成する文例」ではない場合(S506でNo)、辞書更新部133は、対象文例が他の有効条件に合致するか否かを判定する(S507)。有効条件とは、条件記憶部142(図11)において、「判定の要否」の値が「○」である条件をいう。なお、本実施の形態の条件記憶部142において、各条件は、OR(論理和)の関係である。したがって、条件記憶部142に記憶されたいずれか一つの条件に合致するか否かが判定される。但し、各条件の関係が、AND(論理積)の関係となることを前提として、条件記憶部142における条件の設定が行われてもよい。
対象文例が、いずれかの有効条件に合致する場合(S507でYes)、辞書更新部133は、N1の値を加算値とする(S508)。一方、対象文例が、いずれの有効条件にも合致しない場合(S507でNo)、辞書更新部133は、0を加算値とする(S508)。
ステップS506でYes、ステップS508、又はステップS509に続いて辞書更新部133は、対象文例と同一の文例を、登録文例バッファより削除する(S510)。対象文例と同一の文例が登録文例バッファに複数有る場合、当該同一の文例の出現回数については、既に加算値に含まれている。したがって、当該同一の文例に基づく利用回数の加算の重複を回避するために、ステップS510が実行される。
図10の処理の結果、本実施の形態では、図5の文例辞書に登録されている文例のうち、「医療情報処理」という文例の利用回数に1が加算されることになる。仮に、「名詞以外を含む文例」が条件として有効である場合、図5の文例辞書に登録されている文例のうち、「お疲れ様です。」、「山田です。」、「医療情報処理の山田です。」の各文例の利用回数に1が加算される。なお、「医療情報処理の山田です。」については、図9の登録文例バッファには含まれていないが、これは、便宜上省略されたものである。すなわち、図9の登録文例バッファは、必ずしも、図8に示される入力文字列から抽出される全ての文例が列挙されているとは限らない。
なお、図11の例では、利用回数の加算対象とする条件(すなわち、積極的条件)が条件記憶部142に記憶されている例が示されているが、利用回数の加算対象としない条件(すなわち、消極的条件)が条件記憶部142に記憶されていてもよい。この場合、消極的条件に合致する文例の加算値は、0とされればよい。
上述したように、本実施の形態によれば、入力候補として表示された文例の中から選択された文例のみならず、文例の選択を経ずに直接入力された(キーボードから打ち込まれた)文字列から抽出された文例と一致する文例についても、利用回数が加算される。したがって、例えば、入力候補として表示されているにも拘わらず、下位に表示されていたため、ユーザが表示されていたことに気付かなかった文字列であって、ユーザが頻繁に入力する文字列と一致する文例を、入力候補の上位に表示させることができる。その結果、ユーザが入力する頻度の高い文例が入力候補の上位に表示される可能性が高くなり、当該入力候補からの文例の選択に関する操作性を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、文例抽出部132は、抽出部の一例である。辞書更新部133は、増加部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 入力支援装置
11 編集部
12 変換部
13 入力支援部
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
106 表示装置
107 入力装置
131 イベント監視部
132 文例抽出部
133 辞書更新部
134 文例検索部
135 表示順決定部
136 文例一覧表示部
137 文例入力部
141 文例辞書記憶部
142 条件記憶部
B バス

Claims (8)

  1. 読みに対応付けて記憶部が記憶する文例の選択を経ずに入力された文字列から文例を抽出し、
    前記記憶部が記憶する文例のうち、抽出された前記文例と一致する文例について、前記文例の選択に応じて更新され、前記記憶部が文例ごとに記憶する利用回数を、入力された前記文字列内における前記文例の出現回数分に対応付けて増加させる処理を
    コンピュータに実行させる入力支援プログラム。
  2. 読みが入力された際に、前記記憶部を参照して、前記読みに対応する文例を前記利用回数が大きいものから順に変換文字列の候補として表示させる
    処理を更にコンピュータに実行させる請求項1記載の入力支援プログラム。
  3. 前記利用回数を増加させる処理は、前記記憶部が記憶する文例と一致する文例のうち、条件記憶部が記憶する条件に合致する文例について、前記利用回数を増加させる請求項1又は2記載の入力支援プログラム。
  4. 名詞の連続の全部を構成する文例であることを前記条件として含む請求項3記載の入力支援プログラム。
  5. 左右対称な記号によって囲まれている文例であることを前記条件として含む請求項3又は4記載の入力支援プログラム。
  6. 文字入力に応じて、文例の選択候補からの文例の選択を介さずに、特定の文例が複数入力された場合に、文例の選択に応じて更新され、前記文例の表示順の制御に用いるカウント値を入力された前記特定の文例の数に応じた量で更新する処理、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする入力支援プログラム。
  7. 読みに対応付けて記憶部が記憶する文例の選択を経ずに入力された文字列から文例を抽出する抽出部と、
    前記記憶部が記憶する文例のうち、抽出された前記文例と一致する文例について、前記文例の選択に応じて更新され、前記記憶部が文例ごとに記憶する利用回数を、入力された前記文字列内における前記文例の出現回数分に対応付けて増加させる増加部とを有する入力支援装置。
  8. 読みに対応付けて記憶部が記憶する文例の選択を経ずに入力された文字列から文例を抽出し、
    前記記憶部が記憶する文例のうち、抽出された前記文例と一致する文例について、前記文例の選択に応じて更新され、前記記憶部が文例ごとに記憶する利用回数利用回数を、入力された前記文字列内における前記文例の出現回数分に対応付けて増加させる処理をコンピュータが実行する入力支援方法。
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