JP5858877B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、第1の流体と第2の流体の熱交換を行う熱交換器に関するものである。
従来の冷暖房装置として、高温ガスにより冷媒を加熱する冷暖房装置がある。そのような冷暖房装置では、燃料供給装置から供給された燃料をバーナーで燃焼して燃焼室内に高温の排気ガスを発生させ、その排気ガスによってフィンが加熱される。フィンの熱が隔壁部材に伝熱し、隔壁部材と接する伝熱部材が加熱される。伝熱部材には複数の流体流路が1列に形成されており、その流体流路を流れる液状態の冷媒が加熱される。加熱された液状態の冷媒は、気化蒸発して液の中に気泡が生じた気液二相状態となる。気液二相状態の冷媒は高温であるため、自然循環力によって出口ヘッダー管に流入し、出口ヘッダー管に接続された冷媒出口管を経由して放熱器に流入する(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2600930号公報(第4欄第49行−第6欄第10行、第1−4図)
機器の能力の増大に伴って冷媒流量を増加する場合には、圧力損失の増加を防止するために、各流体流路の断面積を大きくする必要がある。しかし、流体流路の列方向と平行な方向に各流体流路の寸法を拡大すると、伝熱部材が大型化してしまうという問題点があった。また、流体流路の列方向と垂直な方向に各流体流路の寸法を拡大すると、流体流路の隔壁部材から遠い側の面と隔壁部材の距離が遠くなり、その面の近傍を流れる冷媒が熱を受熱することができなくなるため、機器の性能低下を引き起こすという問題点があった。また、各流体流路の断面積を大きくすると、伝熱部材の耐圧強度が低下するという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、冷媒流量を増加する場合でも大型化されない熱交換器を得るものである。また、冷媒流量を増加する場合でも機器の性能低下を引き起こさない熱交換器を得るものである。また、冷媒流量を増加する場合でも耐圧強度が低下しない熱交換器を得るものである。
本発明に係る熱交換器は、第1の流体が流れる少なくとも1つの第1流体流路と、前記第1の流体と熱交換する第2の流体が流れる複数の第2流体流路が列状に設けられた少なくとも1列の第2流体流路列と、前記第2の流体が流れる少なくとも1つの第3流体流路と、が少なくとも形成された伝熱部材を少なくとも備え、前記第1流体流路と前記第2流体流路列と前記第3流体流路は、前記第1流体流路、前記第2流体流路列、前記第3流体流路の順に設けられ、前記第2流体流路と前記第3流体流路は、少なくとも2列の流体流路列を形成し、前記第1流体流路と前記第2流体流路と前記第3流体流路のうちの列状に設けられた流体流路の列は、互いに交差しないように設けられ、前記第2流体流路列は、前記第1流体流路の断面中心と前記第3流体流路の断面中心を結ぶ直線と交差するように設けられ、前記第2流体流路と前記第3流体流路は、前記第1流体流路に近いものほど、断面積が小さくなるように、又は、前記第1流体流路に近いものほど、列状に設けられた流体流路の同一の列に属する最も近い流体流路との間隔が広くなるように、又は、前記第1流体流路に近いものほど、断面積が小さく且つ列状に設けられた流体流路の同一の列に属する最も近い流体流路との間隔が広くなるように、設けられたものである。
本発明は、第1の流体が流れる流体流路に対して異なる距離に第2の流体が流れる流体流路が複数設けられることで、流体流路を広い面積に並べて設ける必要がなくなり、冷媒流量を増加する場合でも伝熱部材を小型化することができる。また、多くの流体流路に分割して第2の流体を流すことで、第2の流体が流れる流体流路の表面と第2の流体が接する表面積が増加して冷媒の受熱が促進され、冷媒流量を増加する場合でも機器の性能低下を抑制することができる。また、多くの流体流路に分割して第2の流体を流すことで、各流体流路の断面積が小さくなり、冷媒流量を増加する場合でも伝熱部材の耐圧強度が低下しない。
本発明の実施の形態1に係る熱交換器の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器をヒートポンプ式暖房システムに適用した例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器をヒートポンプ式給湯システムに適用した例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る熱交換器について、図面を用いて説明する。
なお、以下では暖房システム又は給湯システム用の熱交換器を例として説明を行うが、他の用途に用いられる熱交換器にも適用できることは言うまでもない。また、各図において、同一部材又は同一部分には同一の符号を付している。また、細かい構造については適宜図示を省略している。また、重複する説明については、適宜簡略化又は省略している。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る熱交換器の斜視図を示す。
熱交換器1は、少なくとも伝熱部材2で構成される。伝熱部材2は、例えばアルミニウム材の一体押出成形により製造される。伝熱部材2には、第1の流体が流れる複数の第1流体流路3が1列に設けられた第1流体流路列4と、第1の流体と熱交換する第2の流体が流れる複数の第2流体流路5が少なくとも1列に設けられた第2流体流路列6と、第1の流体と熱交換する第2の流体が流れる複数の第3流体流路7が1列に設けられた第3流体流路列8と、が形成される。第1流体流路列4と第2流体流路列6と第3流体流路列8は、平行でも平行でなくてもよい。第2流体流路列6は、1列でも複数列でもよく、複数列の場合は互いに平行でも平行でなくてもよい(図1では第2流体流路列6が3列の場合を記載しているが、3列に限定されるわけではない。)。また、第2流体流路5と第3流体流路7によって、列と略直交する方向に行が形成される(図1では行が10行の場合を記載しているが、10行に限定されるわけではない。)。また、第2流体流路5と第3流体流路7は、列毎に設けられる数が同一でも異なっていてもよい。第1流体流路列4と第2流体流路列6と第3流体流路列8は、列同士が互いに交差せず、第1流体流路列4、第2流体流路列6、第3流体流路列8の順に並べて設けられる。また、各行は、平行でも平行でなくてもよい。また、行同士は、互いに交差しない。
第1の流体と第2の流体は、例えばR410、R32、水等の冷媒である。第1の流体や第2の流体として水を用い、伝熱部材2をアルミニウム等の水により腐食しやすい素材とする場合は、第1流体流路3や第2流体流路5や第3流体流路7の内部に、アルミニウムよりも水による腐食が生じにくい銅管等が拡管等にされて設けられ、第1の流体や第2の流体が銅管内を流れてもよい。
第1流体流路3と第2流体流路5と第3流体流路7のそれぞれは、伝熱部材2の長手方向に互いに交わらないように伝熱部材2を貫通して設けられる。ここでは、第1流体流路3の断面形状を円とし、第2流体流路5と第3流体流路7の断面形状を矩形として説明するが、その他の形状でもよい。なお、第1流体流路3や第2流体流路5や第3流体流路7の断面形状を円や正方形とした場合には、伝熱部材2を一体押出成形する際の製造精度等を向上することができる。また、第1流体流路3と第2流体流路5と第3流体流路7の断面形状は、同一でも異なっていてもよい。また、列内又は行内で断面形状を異ならせても良く、列毎又は行毎に断面形状を異ならせてもよい。また、列内で又は行内で又は列毎に又は行毎に、断面形状が同一で断面積が互いに異なっていてもよいし、断面形状が互いに異なっていて断面積が同一でもよい。また、第1流体流路3と第2流体流路5と第3流体流路7は、流体流路の中心が直線状に設けられても設けられなくてもよい。
なお、伝熱部材2の両端部に横穴9が設けられてもよい。横穴9は第2流体流路5及び第3流体流路7に連通し、第2流体流路5及び第3流体流路7と垂直に設けられる。システムの配管に接続するためのチューブを横穴9部分にろう付けして取り付けてもよい。
第2流体流路5と第3流体流路7は、最も近い第1流体流路3からの距離に応じて断面積や間隔が設定される。図1に示すように、第2流体流路5と第3流体流路7は、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、断面積が大きくなるように設けられる。また、第2流体流路5と第3流体流路7は、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、同一の列に属する最も近い流体流路との間隔が狭くなるように設けられる。なお、第2流体流路5と第3流体流路7は、第1流体流路3よりも断面積が小さい方が、熱交換する上で好ましい。
このように、熱交換器1を構成することで、以下の効果が得られる。
第1の流体が流れる流体流路に対して異なる距離に第2の流体が流れる流体流路が複数設けられることで、流体流路を広い面積に並べて設ける必要がなくなり、冷媒流量を増加する場合でも伝熱部材を小型化することができる。また、多くの流体流路に分割して第2の流体を流すことで、第2の流体が流れる流体流路の表面と第2の流体が接する表面積が増加して冷媒の受熱が促進され、冷媒流量を増加する場合でも機器の性能低下を抑制することができる。また、多くの流体流路に分割して第2の流体を流すことで、各流体流路の断面積が小さくなり、冷媒流量を増加する場合でも伝熱部材の耐圧強度が低下しない。
また、第1の流体が流れる流体流路から遠くに設けられた第2の流体が流れる流体流路は、近くに設けられた第2の流体が流れる流体流路と比べて熱交換量が低下してしまうが、熱交換器1では、第2流体流路5と第3流体流路7が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、断面積が大きくなるように設けられることで、遠くに設けられた第2の流体が流れる流体流路の表面と第2の流体が接する表面積を大きくすることができ、遠くに設けられた第2の流体が流れる流体流路の熱交換量の低下を抑制することができる。
また、第2流体流路5と第3流体流路7が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、同一の列に属する最も近い流体流路との間隔が狭くなるように設けられることで、第1の流体が流れる流体流路と遠くに設けられた第2の流体が流れる流体流路の間の伝熱経路を確保することができ、遠くに設けられた第2の流体が流れる流体流路の熱交換量の低下を抑制することができる。
なお、フィンでは、一般的に、フィン高さをd、フィン幅をt、フィンの熱伝導率をλ、フィンに接する流体の熱伝達率をαとすると、フィン効率η(フィンの表面積Sを増やすことで熱抵抗R(R=1/αS)を減少させることができるが、実際にはフィン上で温度分布が生じるため、熱抵抗Rは表面積Sの増加ほど減少しない。この比率をフィン効率という。)は、η=tanh(Ub)/Ub、Ub=d(2α/λt)0.5となる。
そして、この関係を熱交換器1に当て嵌めると、フィン幅tは、第2流体流路5及び第3流体流路7で形成される行の間隔、つまり行間の伝熱経路の幅に相当し、フィン高さdは、行間の伝熱経路の行方向での長さに相当し、フィン効率ηは、熱交換の効率に相当する。
つまり、上記関係式に示されるように、行間の伝熱経路の幅が広くなるほど、熱交換の効率は向上するため、熱交換器1のように、行間の伝熱経路、特に第1流体流路3に近い側の伝熱経路の幅を広くすることで熱交換の効率を向上することが可能となる。
また、上記関係式に示されるように、行間の伝熱経路の行方向での長さが長くなるほど、熱交換の効率は低下するが、熱交換器1のように、第2流体流路5と第3流体流路7のそれぞれの行方向での長さを長くした場合、つまり第2流体流路5と第3流体流路7のそれぞれの断面積を大きくした場合には、行間の伝熱経路の表面積Sを大きくすることができ、行間の伝熱経路の行方向での長さが長くなったことに伴う熱交換の効率の低下を補うべく、熱抵抗Rを減少させることが可能となる。
なお、図1では、第2流体流路5と第3流体流路7が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、断面積が大きくなるように設けられることと、第2流体流路5と第3流体流路7が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、同一の列に属する最も近い流体流路との間隔が狭くなるように設けられることの両方を実施しているが、冷媒流量に応じて何れかを選択して実施してもよい。両方を実施した場合には、遠くに設けられた第2の流体が流れる流体流路の熱交換量の低下をより抑制することが可能となる。
図2は、実施の形態1に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。
図2に示すように、第2流体流路5と第3流体流路7が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、断面積が大きくなるように設けられ、第2流体流路5と第3流体流路7が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、同一の列に属する最も近い流体流路との間隔が狭くなるように設けられ、更に、第2流体流路5が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、第3流体流路7側に設けられた最も近い流体流路との間隔が広くなるように設けられる。
このように、第2流体流路5が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、第3流体流路7側に設けられた最も近い流体流路との間隔が広くなるように設けられることで、遠くに設けられた第2の流体が流れる流体流路の第1の流体が流れる流体流路側の面への伝熱経路を確保することができ、遠くに設けられた第2の流体が流れる流体流路の熱交換量の低下を抑制することができる。
なお、図2では、第2流体流路5と第3流体流路7が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、断面積が大きくなるように設けられることと、第2流体流路5と第3流体流路7が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、同一の列に属する最も近い流体流路との間隔が狭くなるように設けられることと、第2流体流路5が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、第3流体流路7側に設けられた最も近い流体流路との間隔が広くなるように設けられることの全てを実施しているが、冷媒流量に応じて何れかを選択して実施してもよい。全てを実施した場合には、遠くに設けられた第2の流体が流れる流体流路の熱交換量の低下をより抑制することが可能となる。
図3は、実施の形態1に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。
例えば、図3に示すように、第2流体流路5と第3流体流路7が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、断面積が大きくなるように設けられることと、第2流体流路5が、最も近い第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、第3流体流路7側に設けられた最も近い流体流路との間隔が広くなるように設けられることのみを実施した場合でも、遠くに設けられた第2の流体が流れる流体流路の熱交換量の低下を抑制することができる。
図4乃至図6は、実施の形態1に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。
図4に示すように、第3流体流路7は、1つでもよい。また、図5に示すように、第1流体流路列4と第2流体流路列6と第3流体流路列8の組は、複数段設けられてもよい(図5では段数が2つの場合を記載しているが、2つに限定されるわけではない。)。また、図6に示すように、第1流体流路列4は、1列でも複数列でもよく、第2流体流路列6と第3流体流路列8は、第1流体流路列4の片側のみに設けられても両側に設けられてもよい(図6では第1流体流路列4が2列の場合を記載しているが、1列又は3列以上でもよい。)。また、第1流体流路3は、複数でも1つでもよい(図1乃至図6では第1流体流路3が5つの場合を記載しているが、5つに限定されるわけではない。)。
次に、実施の形態1に係る熱交換器の適用例を説明する。
図7は、実施の形態1に係る熱交換器をヒートポンプ式暖房システムに適用した例を示す図である。
ヒートポンプ式暖房システム10は、第1の流体が流れる第1流体回路11と第2の流体が流れる第2流体回路12と第1の流体と第2の流体の熱交換を行う熱交換器1とを有する。この例では、第1の流体としてR410A、第2の流体として水を用いる。第1流体回路11は、圧縮機13と膨張弁14と室外熱交換器15とファン16とを有する。第2流体回路12は、ポンプ17と利用側熱交換器18とを有する。なお、流体の種類はこれに限らず、第1の流体として、例えばフロン系冷媒、炭化水素等の自然冷媒、それらの混合物等を用いてもよい。また、第2の流体として、水道水、蒸留水、ブライン等の水を用いてもよい。
第1流体回路11においては、圧縮機13で高温高圧となった第1の流体は、熱交換器1で第2の流体と熱交換を行う。その後、膨張弁14で減圧され低温低圧となった第1の流体は、室外熱交換器15でファン16からの空気と熱交換を行って蒸発した後、圧縮機13へ戻る。第2流体回路12において、熱交換器1で加熱された第2の流体は、ポンプ17から送出され、利用側熱交換器18にて放熱する。利用側熱交換器18として、例えばラジエターや床暖房ヒーター等を使用することができる。
図8は、実施の形態1に係る熱交換器をヒートポンプ式給湯システムに適用した例を示す図である。
ヒートポンプ式給湯システム19は、ヒートポンプ式暖房システム10の構成に加えて、利用側熱交換器18が内部に設けられるタンク20を有する。利用側熱交換器18によってタンク20内の水が加熱され、その水が取水される。
図7及び図8に示すように、本実施の形態1に係る熱交換器をヒートポンプ式暖房システムやヒートポンプ式給湯システムに適用することで、冷媒流量を増加する場合でもシステムを小型化することができる。また、冷媒流量を増加する場合でもシステムの性能低下を抑制することができる。また、冷媒流量を増加する場合でもシステムの耐久性を向上することができる。なお、このようなヒートポンプ式暖房システムやヒートポンプ式給湯システムは、利用側熱交換器18を熱源とするため、従来のボイラを熱源とした暖房システムや給湯システムに比べて省エネルギーである。
実施の形態2.
図9は、実施の形態2に係る熱交換器の斜視図である。
実施の形態2に係る熱交換器は、伝熱部材2に設けられた1つの第1流体流路3に対して、第2流体流路列6と第3流体流路列8が円弧状に設けられる。なお、構造や効果や適用例等について、実施の形態1と重複する説明は、適宜省略している。
第2流体流路5と第3流体流路7は、第1流体流路3からの距離に応じて断面積や間隔が設定される。図9に示すように、第2流体流路5と第3流体流路7は、第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、断面積が大きくなるように設けられる。また、第2流体流路5と第3流体流路7は、第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、同一の列に属する最も近い流体流路との間隔が狭くなるように設けられる。また、第2流体流路5は、第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、第3流体流路7側に設けられた最も近い流体流路との間隔が広くなるように設けられる。
なお、図9では、第2流体流路5と第3流体流路7が、第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、断面積が大きくなるように設けられることと、第2流体流路5と第3流体流路7が、第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、同一の列に属する最も近い流体流路との間隔が狭くなるように設けられることと、第2流体流路5が、第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、第3流体流路7側に設けられた最も近い流体流路との間隔が広くなるように設けられることの全てを実施しているが、冷媒流量に応じて何れかを選択して実施してもよい。全てを実施した場合には、遠くに設けられた第2の流体が流れる流体流路の熱交換量の低下をより抑制することが可能である。
図10は、実施の形態2に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。
例えば、図10に示すように、第2流体流路5と第3流体流路7が、第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、断面積が大きくなるように設けられることと、第2流体流路5が、第1流体流路3からの距離が遠くなるにつれて、第3流体流路7側に設けられた最も近い流体流路との間隔が広くなるように設けられることのみを実施した場合でも、遠くに設けられた第2の流体が流れる流体流路の熱交換量の低下を抑制することができる。
図11乃至図15は、実施の形態2に係る熱交換器の変形例を示す斜視図である。
図11に示すように、第3流体流路7は、1つでもよい。また、図12に示すように、第2流体流路列6と第3流体流路列8は、第1流体流路3の略全周を囲っても全周の1領域又は複数領域を囲ってもよい(図12では第1流体流路列4の全周の150°程度が囲まれる場合を記載しているが、150°程度に限定されるわけではない。)。また、図13に示すように、複数の第1流体流路3が1列に設けられて、第1流体流路列4が形成されてもよい(図13では第1流体流路3が3つの場合を記載しているが、3つに限定されるわけではない。)。また、図14に示すように、第1流体流路列4と第2流体流路列6と第3流体流路列8の組は、複数段設けられてもよい(図14では段数が2つの場合を記載しているが、2つに限定されるわけではない。)。また、図15に示すように、第1流体流路列4は、1列でも複数列でもよく(図15では第1流体流路列4が2列の場合を記載しているが、1列又は3列以上でもよい。)、第2流体流路列6と第3流体流路列8は、第1流体流路列4の片側のみに設けられても両側に設けられてもよい。
なお、実施の形態1、2に係る熱交換器は、伝熱部材2に穴を設けて第1流体流路3と第2流体流路5と第3流体流路7を形成しているが、他の構成でもよい。例えば、ガス等の伝熱媒体を密封した中空の伝熱部材2の内部に管を設け、伝熱部材2の外部からその管に冷媒を流すことで第1流体流路3と第2流体流路5と第3流体流路7を形成してもよい。
また、各実施の形態や各変形例を組み合わせることも可能である。
1 熱交換器、2 伝熱部材、3 第1流体流路、4 第1流体流路列、5 第2流体流路、6 第2流体流路列、7 第3流体流路、8 第3流体流路列、9 横穴、10 ヒートポンプ式暖房システム、11 第1流体回路、12 第2流体回路、13 圧縮機、14 膨張弁、15 室外熱交換器、16 ファン、17 ポンプ、18 利用側熱交換器、19 ヒートポンプ式給湯システム、20 タンク。

Claims (8)

  1. 第1の流体が流れる少なくとも一つの第1流体流路と、前記第1の流体と熱交換する第2の流体が流れる複数の第2流体流路が列状に設けられた少なくとも一列の第2流体流路列と、前記第2の流体が流れる少なくとも一つの第3流体流路と、が少なくとも形成された伝熱部材を少なくとも備え、
    前記第1流体流路と前記第2流体流路列と前記第3流体流路は、前記第1流体流路、前記第2流体流路列、前記第3流体流路の順に設けられ、
    前記第2流体流路と前記第3流体流路は、少なくとも2列の流体流路列を形成し、
    前記第1流体流路と前記第2流体流路と前記第3流体流路のうちの列状に設けられた流体流路の列は、互いに交差しないように設けられ、
    前記第2流体流路列は、前記第1流体流路の断面中心と前記第3流体流路の断面中心を結ぶ直線と交差するように設けられ、
    前記第2流体流路と前記第3流体流路は、前記第1流体流路に近いものほど、断面積が小さくなるように、又は、前記第1流体流路に近いものほど、列状に設けられた流体流路の同一の列に属する最も近い流体流路との間隔が広くなるように、又は、前記第1流体流路に近いものほど、断面積が小さく且つ列状に設けられた流体流路の同一の列に属する最も近い流体流路との間隔が広くなるように、設けられた、
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記第2流体流路と前記第3流体流路は、前記第1流体流路に遠い側に設けられた最も近い流体流路との間隔が、前記第1流体流路に近いものほど狭くなるように設けられた、
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第2流体流路と前記第3流体流路のうちの列状に設けられた流体流路は、同一の列に属する流体流路が、最も近い前記第1流体流路に対して同一の距離になるように設けられた、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 前記第1流体流路は、複数であり、列状に設けられて少なくとも一列の第1流体流路列を形成している、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 前記第2流体流路列と前記第3流体流路は、前記第1流体流路列の片側に設けられた、
    ことを特徴とする請求項4に記載の熱交換器。
  6. 前記第2流体流路列と前記第3流体流路は、前記第1流体流路列の両側に設けられた、
    ことを特徴とする請求項4に記載の熱交換器。
  7. 前記第1流体流路は、一つである、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  8. 前記第3流体流路は、複数であり、列状に設けられて一列の第3流体流路列を形成している、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の熱交換器。
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