JP5855779B1 - 自律走行体 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実に、床面の段差を検出し、かつ、段差への落下を防止する自律走行体を提供する。【解決手段】ロボット1は、非接触の方式により床面の凹みを計測する赤外線センサー24と、赤外線センサー24が床面の凹みを計測した後、床面と接触して、凹みを検出する吸引ヘッドユニット20及びヘッド下降検出センサー14とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、床面の段差を検出する自律走行体に関する。
近年、掃除や草刈など、作業をするための機能を備え、自律的に走行可能な自律走行体が開発されている。さらに、自律走行体が、床面などの作業面に設けられた段差を検出するための種々の装置が開発されている。
特許文献1に記載された自律型ロボットは、床面との対向面の縁部であって、自律型ロボットの進行方向前方側に2個、進行方向後方側に2個配されたクリフセンサーを備える。各クリフセンサーは、信号を送信するエミッタと、反射された信号を検出するように構成されている受信機とを備える。自律型ロボットは、各クリフセンサーによって段差を検出すると、進行方向を変えることで段差への落下を回避する。
特許文献2に記載された自律走行装置は、床面との対向面に、床面から離れる方向に窪む凹部である機構収納部を有する。さらに、自律走行装置は、回転自在に、機構収納部に格納された段差検知機構を備える。段差検知機構は、先端部に球状の接触端部を備え、自律装置が平坦な床を走行しているときは、接触端部は床面に支持されることで機構収納部内に格納されている。一方、自律走行車が床面に設けられた段差に差し掛かると、接触端部は段差内に落下する。これにより、自律走行車は段差の存在を検出し、進行を停止する。
特開2014-111190号公報(2014年6月19日公開) 特開2009-118995号公報(2009年6月4日公開)
特許文献1に記載のクリフセンサーは、信号を送信するエミッタと、反射された信号を検出する受信機とを備えているため、具体例として、赤外線センサー又は、超音波センサーからなることが考えられる。
しかし、赤外線センサーを用いた場合、自律型ロボットにおける床面との対向面と床面との距離が一定であっても、床面の材質や表面状態により、赤外線センサーの測定結果に誤差が生じる。このため、床面に設けられた小さな段差を正しく検出できない場合がある。また、クリフセンサーとして、超音波センサーを用いた場合、床面の材質によっては床面を検出できない場合がある。
特許文献2に記載の自律走行車においては、段差検知機構の接触端部が段差内に落下することで段差の存在を検出し、進行を停止している。しかし、段差を検出する手段が段差検知機構のみであるため、段差検知機構が段差を検出したときには、既に自律走行車の本体は段差に差し掛かっており、間に合わず、自律走行車が段差に落下してしまう可能性がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、確実に、床面の段差を検出し、かつ、段差への落下を防止する自律走行体を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る自律走行体は、走行する床面の段差を検出する自律走行体であって、非接触の方式により、床面の段差を計測する第1の検出部と、上記第1の検出部が上記床面の段差を計測した後、上記床面と接触し、当該床面の段差を検出する第2の検出部とを備えていることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、確実に、床面の段差を検出し、かつ、段差への落下を防止する自律走行体を提供するという効果を奏する。
図2に示すロボットにおける領域Aの側面図である。 実施形態1に係るロボットの構成を表す斜視図である。 (a)は、上記ロボットが平坦な床面を走行しているときのヘッド用アームを表す図であり、(b)は上記ロボットの吸引ヘッドユニットが凹み内に落下したときのヘッド用アーム13を表す図である。 上記ロボットが備えるロボット制御部の構成を表す機能ブロック図である。 (a)は、吸引ヘッドユニットが床面に設けられた凹みに差し掛かっている様子を表す図であり、(b)は吸引ヘッドユニットが床面に設けられた凹み内に落下した様子を表す図である。 上記ロボットが備える、第1の段差判定部及び第2の段差判定部それぞれの判定の様子を表す図である。 上記ロボットの処理の流れを表すフローチャートである。 実施形態2に係るロボットの構成を表す斜視図である。 実施形態2に係るロボットにおけるロボット制御部の構成を表す機能ブロック図である。 実施形態2に係るロボットにおける第1の段差判定部の判定の様子を表す図である。 実施形態3に係るロボットの側面を表し、(a)はロボットが平坦な床面を走行しているときの様子を表す図であり、(b)は床面の凹みに吸引ヘッドユニットが落下したときの様子を表す図である。 実施形態4に係るロボットの概略構成を表す側面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(ロボット1の全体構成)
まず、図1及び図2を用いて、ロボット(自律走行体)1の全体構成について説明する。図2は、本実施形態に係るロボット1の構成を表す斜視図である。図1は、図2に示す領域Aの側面図である。
ロボット(自律走行体)1は、清掃、芝刈り又はその他の作業を行う機能を有し、さらに、自律的に走行可能な装置である。本実施軽形態では、ロボット1は床面の清掃を行う自律走行体であるものとする。また、ロボット1は走行する床面の段差を検出する機能を有する。特に、ロボット1は、2種類の検出部によって床面の凹みを検出する。
ロボット1は、本体部10と、本体部10の進行方向前方側に配された吸引ヘッドユニット(接触部)20とを有する。図2に示す矢印の方向が、清掃のためにロボット1が進行する進行方向である。
本体部10は、ベース部11と、筐体12と、ヘッド用アーム13と、ヘッド下降検出センサー(第2のセンサー部)14と、一対の駆動輪15と、ロボット制御部30と、バッテリー(不図示)と、駆動輪15を駆動させるためのモータ等からなる駆動部40(図4参照)とを備えている。
吸引ヘッドユニット20は、ロボット1が作業を行うための機能を有する部材である。本実施形態では、吸引ヘッドユニット20は、清掃のために、床面に落ちているゴミを吸引する吸引ヘッドを有する。吸引ヘッドユニット20は、本体部10より、ロボット1の進行方向前方側に配されている。なお、吸引ヘッドユニット20は、キャスターやディスクブラシなどであってもよい。
吸引ヘッドユニット20は、吸引ヘッド21と、ヘッドベース部22と、2個の固定部23と、4個の赤外線センサー(第1のセンサー部)24とを備えている。
このうち、赤外線センサー24と、ロボット制御部30の第1の段差判定部33A(図4を用いて後述する)とは、非接触の方式により、ロボット1が走行する床面の凹みを計測する第1の検出部を構成する。
また、吸引ヘッドユニット20と、ヘッド下降検出センサー14と、ロボット制御部30の第2の段差判定部35(図4を用いて後述する)とは、ロボット1が走行する床面の凹みを検出する第2の検出部を構成する。第1の検出部が上記床面の凹みを計測した後、第2の検出部が当該床面の凹みを検出する。第2の検出部のうち、吸引ヘッドユニット20が床面と接触する。
筐体12は、ベース部11に配された、ヘッド用アーム13の一部、ヘッド下降検出センサー14、一対の駆動輪15のそれぞれの一部、ロボット制御部30、及びバッテリーを覆うことで、それぞれを保護する。
ヘッド用アーム13は、吸引ヘッドユニット20を、鉛直方向(図1の紙面上下方向)へ移動可能に保持する。ヘッド用アーム13は、ベース部11の両側面にそれぞれ配されている。ヘッド用アーム13の一方の端部はベース部11に回転可能に固定されており、他方の端部は吸引ヘッドユニット20に回転可能に固定されている。なお、ヘッド用アーム13の詳細な構成については後述する。
ヘッド下降検出センサー14は、床面の段差に伴い鉛直方向の位置が移動する吸引ヘッドユニット20の鉛直方向の移動距離を計測するセンサーである。ヘッド下降検出センサー14はベース部11に配されている。ヘッド下降検出センサー14は、吸引ヘッドユニット20のうち、ヘッドベース部22の上面(床面との対向面とは逆側面)22aと離間しつつ対向して配されている。
吸引ヘッドユニット20が、床面に設けられた凹部内に落下すると、ヘッド下降検出センサー14と、ヘッドベース部22の上面22aとの距離が離れる。ヘッド下降検出センサー14と、ヘッドベース部22の上面22aとの距離の変化を計測することで、ロボット1は、床面に設けられた凹みを検出する。
ヘッド下降検出センサー14は、図1の矢印Bに示すように、ヘッドベース部22の上面22aとの距離を計測し、ヘッド下降検出センサー出力として出力する。
ヘッド下降検出センサー14は、ヘッドベース部22の上面22aへ向けて信号を出力する出力部(不図示)と、上面22aから反射した信号を受信することで、上面22aの高さ位置を計測する受信部(不図示)とを備える。または、ヘッド下降検出センサー14は、ヘッドベース部22の上面22aの動きを撮影し、画像処理することで、上面22aの高さ位置を計測する。
ヘッド下降検出センサー14としては、赤外線センサー、超音波センサー、または動画を撮影するカメラ等を用いることができる。なお、センサーの種類により、適した動作距離や、対象物などがあるため、用途に合った種類のセンサーを、ヘッド下降検出センサー14として用いることができる。
ヘッド下降検出センサー14は、直接床面と接触し、当該床面の凹凸に即して鉛直方向の位置が変化する吸引ヘッドユニット20の鉛直方向の位置を計測する。このため、非接触の方式により直接、床面の凹凸を計測する場合と比べて、床面に設けられた凹凸の計測精度が高い。
さらに、床面は種々の材質からなるため、非接触の方式により、直接床面の凹凸を計測すると、床面の材質や反射によって凹凸の計測精度が異なる場合がある。一方、ヘッド下降検出センサー14は、床面の材質によらず、決まった材質である、ヘッドベース部22の上面22aの鉛直方向の位置の変化を計測するため、この点においても、非接触の方式により、直接床面の凹凸を計測する場合と比べて、床面に設けられた凹凸の計測精度が高い。
吸引ヘッドユニット20は、ヘッド用アーム13によって、鉛直方向に移動可能に、本体部10のベース部11と接続されている。吸引ヘッドユニット20は、ロボット1が進行する床面に設けられた段差に伴い鉛直方向の位置が移動する。
吸引ヘッド21及びヘッドベース部22は、床面に平行であって、ロボット1の進行方向に対し垂直となる方向に延伸している。
吸引ヘッド21は、床面に落ちている塵や埃などのゴミを吸引するものである。吸引ヘッド21は、ヘッドベース部22の前方部を覆って配されている。吸引ヘッド21は、床面に落ちているゴミを吸引するための、図示しない吸引口が設けられている。ヘッドベース部22には、吸引ヘッドユニット20が有する種々の部材が配される。
2個の固定部23は、ヘッドベース部22の上面22aであって、ヘッドベース部22の両端部に、互いに離間して配されている。2個の固定部23それぞれ内において、ヘッド用アーム13の他方の端部が回転可能に固定されている。2個の固定部23間には、ヘッド下降検出センサー14が高さ位置を計測するヘッドベース部22の上面22aが配されている。
赤外線センサー24は、非接触方式により、赤外線センサー24と、ロボット1が進行する床面との距離を計測することにより、床面の段差を計測する。赤外線センサー24は、吸引ヘッドユニット20の床面との対向面(底面)すなわちヘッドベース部22の床面との対向面(底面)に配されている。吸引ヘッドユニット20が床面と接触しているときも、赤外線センサー24は、床面と離間し非接触となるように配されている。
赤外線センサー24は、ロボット1の進行方向前方側に配された2個の赤外線センサー24Aと、ロボット1の進行方向後方側に配された2個の赤外線センサー24Bとからなる。ロボット1を平面視したとき、2個の赤外線センサー24Aの一方は、吸引ヘッドユニット20の右前方の端部に配され、他方は、吸引ヘッドユニット20の左前方の端部に配されている。また、2個の赤外線センサー24Bの一方は、吸引ヘッドユニット20の右後方の端部に配され、他方は、吸引ヘッドユニット20の左後方の端部に配されている。
図1に示すように、赤外線センサー24A・24Bは、ロボット1を側方から見たとき、ヘッド下降検出センサー14より、ロボット1の進行方向前方に位置するように配されている。
赤外線センサー24は、非接触の方法により床面の段差を計測するため、ヘッドベース部22に固定して設定された状態で床面の段差を計測することができる。このため、床面と接触し、鉛直方向へ移動することで床面の段差を計測する可動式の段差計測部材を設置する場合と比較して、設置に要するコストやスペースを抑えることができる。
なお、吸引ヘッドユニット20に配される赤外線センサーの個数は4個に限定されるものではなく、3個以下、又は5個以上であってもよい。また、吸引ヘッドユニット20における床面との対向面に配する非接触式のセンサーは赤外線センサーに限定されるものではなく、超音波センサー、又は、動画を撮影するカメラなどを用いることもできる。センサーの種類により、適した動作距離や対象物などが有るため、用途に合ったものを用いることができる。
また、2種類のセンサーである、ヘッド下降検出センサー14と、赤外線センサー24とのうち少なくとも1種類をロボット1の駆動輪15の軌跡上に位置するように配することで、脱輪を防止することができる。
図3の(a)は、ロボット1が平坦な床面5を走行しているときのヘッド用アーム13を表す図であり、(b)は吸引ヘッドユニット20が凹み5A内に落下したときのヘッド用アーム13を表す図である。
図3に示すように、ヘッド用アーム13の一方の端部13aは、筐体12内においてベース部11に回転可能に固定されている。ヘッド用アーム13の他方の端部13bは、固定部23と回転可能に固定されている。図3の(b)に示すように、ロボット1の進行により吸引ヘッドユニット20が、床面5に設けられた凹み5A内に落下し下降すると、ヘッド用アーム13の他方の端部13b近傍は矢印Cに示す方向に回転する。このように、ヘッド用アーム13は、吸引ヘッドユニット20を鉛直方向に移動可能に保持している。
(ロボット制御部30)
次に、図4を用いてロボット制御部30の構成について説明する。図4は、ロボット制御部30の構成を表す機能ブロック図である。
ロボット制御部30は、赤外線センサー出力取得部32と、第1の段差判定部33と、ヘッド下降検出センサー出力取得部34と、第2の段差判定部35とを備えている。
赤外線センサー出力取得部32は、赤外線センサー24A・24Bそれぞれからの出力である赤外線センサー出力を逐次取得する。赤外線センサー出力取得部32は、赤外線センサー24A・24Bからの出力を受信できればよく、赤外線センサー24A・24Bと、有線又は無線により接続されている。
第1の段差判定部33は、赤外線センサー出力取得部32が取得した赤外線センサー出力が、予め設定された第1の閾値以上となるか否か、さらに、第1の閾値より大きい第2の閾値以上となるか否かを常時監視している。
第1の段差判定部33は、赤外線センサー出力取得部32が取得した赤外線センサー出力の値が、第1の閾値以上であり、第2の閾値未満となると、駆動部40の駆動速度を減少させることで、ロボット1を減速させる。また、第1の段差判定部33は、赤外線センサー出力取得部32が取得した赤外線センサー出力の値が、第2の閾値以上となると、駆動部40の駆動を停止させることでロボット1の進行を停止させる。
第1の閾値は、ロボット1が乗り越え困難である凹みの値(例えば8mm)より若干大きな値(例えば10mm)を設定する。第2の閾値は、非接触の方式により床面の凹みを計測する赤外線センサー24A・24Bの計測誤差を考慮したとしても、明らかに、ロボット1が乗り越え困難である凹みの値(例えば30mm)を設定する。
第1の閾値及び第2の閾値は、予め第1の段差判定部33に記憶されていてもよいし、別途、それぞれを記憶する記憶部を設けてもよい。
ヘッド下降検出センサー出力取得部34は、ヘッド下降検出センサー14からの出力であるヘッド下降検出センサー出力を逐次取得する。ヘッド下降検出センサー出力取得部34は、ヘッド下降検出センサー14からの出力を受信できればよく、ヘッド下降検出センサー出力取得部34と、有線又は無線により接続されている。
第2の段差判定部35は、ヘッド下降検出センサー出力取得部34が取得したヘッド下降検出センサー出力の値が、ヘッド下降閾値(接続部移動閾値)以上となると、駆動部40の駆動を停止させることでロボット1の進行を停止させる。
ヘッド下降閾値は、ロボット1の本体部10が乗り越え困難である凹みの値(例えば8mm)を設定する。この本体部10が凹みを通過することが困難となる閾値とは、本体部10が通過することが可能である凹みの上限値であってもよい。または、安全をみて、本体部10が通過することが可能である凹みの上限値よりも少し小さい値を、ヘッド下降閾値としてもよい。ヘッド下降閾値は、予め第2の段差判定部35に記憶されていてもよいし、別途、それぞれを記憶する記憶部を設けてもよい。
(ロボット1の凹み検出)
次に、主に図5及び図6を用いて、ロボット1が凹みを検出動作について説明する。図5の(a)は、ヘッド部が床面に設けられた凹みに差し掛かっている様子を表す図であり、(b)はヘッド部が床面に設けられた凹み内に落下した様子を表す図である。
図5の(a)に示す矢印B1は、ヘッド下降検出センサー14が計測する、ヘッドベース部22の上面22aと、ヘッド下降検出センサー14との距離であるヘッド下降検出センサー出力である。また、図5の(a)に示す矢印Cは、赤外線センサー24Aが計測する、床面5(凹み5A)と、赤外線センサー24Aとの距離である赤外線センサー出力である。
図5の(a)に示すように、平坦な床面5をロボット1が進行することで、床面5に設けられた凹み5Aに吸引ヘッドユニット20が差し掛かると、矢印Cに示すように、吸引ヘッドユニット20に設けられた赤外線センサー24Aと床面5(すなわち凹み5Aの底面)との距離が広がり、赤外線センサー出力の値が大きくなるため、ロボット1が凹みに差し掛かったことがわかる。第1の段差判定部33は、このときの赤外線センサー出力の値の増加量が、第1の閾値以上であるか否か、さらに、第1の閾値より大きい第2の閾値以上であるか否かを判定する。
そして、図5の(b)に示すように、吸引ヘッドユニット20が凹み5A内に落下すると、本体部10側に取り付けられたヘッド下降検出センサー14と、ヘッドベース部22の上面22aとの距離が広がり、ヘッド下降検出センサー出力の値が大きくなるため、吸引ヘッドユニット20が凹み5A内に落下したことがわかる。第2の段差判定部35は、このときのヘッド下降検出センサー出力の値の増加量が、ヘッド下降閾値以上であるか否かを判定する。
図6は、実施形態1に係る、第1の段差判定部33及び第2の段差判定部35それぞれの判定の様子を表す図である。図6に示すグラフの縦軸は各センサー出力値を表している。すなわち、ヘッド下降検出センサー14及び赤外線センサー24Aそれぞれの測定対象物(ヘッドベース部22の上面22a及び床面5)が相対的に移動した距離を表している。図6に示すグラフの横軸は経過時間を表している。
図6において、出力Bは赤外線センサー24Aの出力を表し、出力Cはヘッド下降検出センサー14の出力を表している。ここでは、第1の閾値を10mm、第2の閾値を30mm、ヘッド下降閾値を8mmとする。
図6に示すように、赤外線センサー24Aの出力値である出力Bが第1の閾値(10mm)以上、第2の閾値(30mm)未満となると、第1の段差判定部33はロボット1を減速させる。これは、非接触の方式により床面の凹みを計測する赤外線センサー24Aの計測誤差を考慮すると、測定結果が、ロボット1が乗り越え困難な凹み(例えば8mm)以上であっても、ロボット1の進行に問題が無い凹みの可能性があるためである。
このように、第1の段差判定部33は、赤外線センサー24Aの出力値が、第1の閾値(10mm)以上であっても、第2の閾値(30mm)未満であれば、ロボット1を停止させるのではなく減速させるだけであるため、ロボット1の清掃作業の効率低下を抑制することができる。
そして、実際にロボット1が進行する床面に凹みがあり、ヘッド下降検出センサー14の出力値である出力Cがヘッド下降閾値(8mm)以上となると、第2の段差判定部35はロボット1の進行を停止させる。このヘッド下降閾値(8mm)は、ロボット1が乗り越え困難な凹みである。このときロボット1は減速しているため、小さい加速度で本体10の進行を停止させることができる。このため、本体10が、乗り越え困難な凹みに差し掛かる前に、確実に本体10を停止させることができる。
また、赤外線センサー24Aの出力Bが第1の閾値より大きい第2の閾値(30mm)以上となった場合、第1の段差判定部33はロボット1を停止させる。これは、赤外線センサー24Aの計測誤差を考慮しても深い凹み、すなわち本体10が凹みに進入すると脱輪等の障害を引き起こすような凹みであると判断でき、即座に本体10を停止させる必要があるためである。
(ロボット1の処理の流れ)
次に、図4及び図7を用いてロボット1の処理の流れを説明する。図7はロボット1の処理の流れを表すフローチャートである。
ロボット1の床面の進行に伴い、赤外線センサー24が、床面に設けられた凹みに差し掛かり(ステップS11)、赤外線センサー24は、当該計測結果である赤外線センサー出力を赤外線センサー出力取得部32へ出力する。上記赤外線センサー出力を赤外線センサー出力取得部32が取得すると、第1の段差判定部33は、上記赤外線センサー出力の値が第1の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12において、第1の段差判定部33が、上記赤外線センサー出力の値が第1の閾値未満であると判定すると(ステップS12のNO)、ロボット制御部30はロボット1の清掃を継続する(ステップS13)。
そして、ロボット1の進行に伴い、吸引ヘッドユニット20が凹み内へ落下すると(ステップS14)、ヘッド下降検出センサー14は、当該計測結果であるヘッド下降検出センサー出力をヘッド下降検出センサー出力取得部34へ出力する。上記ヘッド下降検出センサー出力をヘッド下降検出センサー出力取得部34が取得すると、第2の段差判定部35は、上記ヘッド下降検出センサー出力の値がヘッド下降閾値以上であるか否かを判定する(ステップSS15)。
ステップS15において、第2の段差判定部35が、上記ヘッド下降検出センサー出力の値がヘッド下降閾値未満であると判定すると(ステップS15のNO)、ロボット制御部30はロボット1の清掃を継続する(ステップS16)。
ステップS15において、第2の段差判定部35が、上記ヘッド下降検出センサー出力の値がヘッド下降閾値以上であると判定すると(ステップS15のYES)、第2の段差判定部35は、駆動部40を停止させる。これにより、駆動部40は駆動を停止し、駆動輪15の回転が停止することでロボット1の進行が停止する(ステップS17)。
また、ステップS12において、第1の段差判定部33が、上記赤外線センサー出力の値が第1の閾値以上であると判定すると(ステップS12のYES)、第1の段差判定部33は、上記赤外線センサー出力の値が第2の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS18)。
ステップS18において、第1の段差判定部33が、上記赤外線センサー出力の値が第2の閾値未満であると判定すると(ステップS18のNO)、第1の段差判定部33は、駆動部40の駆動速度を減少させる。これにより、駆動部40の駆動速度が減少し、駆動輪15の回転速度が減少することで、ロボット1が減速する(ステップS19)。そして、ステップS13へ戻り、ロボット制御部30はロボット1の清掃を継続する(ステップS13)。
ステップS18において、第1の段差判定部33が、上記赤外線センサー出力の値が第2の閾値以上であると判定すると(ステップS18のYES)、第1の段差判定部33は、駆動部40を停止させる。これにより、駆動部40は駆動を停止し、駆動輪15の回転が停止することでロボット1の進行が停止する(ステップS20)。
(ロボット1の主な利点)
以上のように、走行する床面5の凹み5Aを検出するロボット1は、非接触の方式により、床面5の凹み5Aを計測する第1の検出部と、床面5と接触し、上記第1の検出部が床面5の凹み5Aを計測した後、床面5の凹み5Aを検出する第2の検出部とを備えている。
このように、上記第1の検出部は、非接触の方式により床面5の凹み5Aを計測するため、例えば、床面5と接触し、鉛直方向へ移動することで床面5の凹み5Aを計測する可動式の段差計測部材を設置する場合と比較して、設置に要するコストやスペースを抑えることができる。さらに、ロボット1は、上記第1の検出部が床面5の凹み5Aを計測した後、床面5の凹み5Aを検出する第2の検出部を備えている。非接触の方式により床面5の凹み5Aを計測する場合と比べて、上記第2の検出部は、ロボット1が進行する床面5に直接接触して床面5の凹み5Aを検出するため、床面5の凹み5Aを正確に検出することができる。さらに、上記第2の検出部は、床面の材質や反射等に関わらず床面の凹み5Aを検出することができるため、この点においても床面5の凹み5Aを正確に検出することができる。
加えて、上記第2の検出部で床面5の凹み5Aを検出する前に、事前に上記第1の検出部により床面5の凹み5Aを計測しているため、上記第2の検出部が床面5の凹み5Aを検出したときに、確実にロボット1を停止させることができる。このため、本体10が、乗り越え困難な床面5の凹み5Aへ落下することを確実に防止することができる。
このように、ロボット1は、非接触の方式により床面5の凹み5Aを計測する上記第1の検出部と、当該第1の検出部が床面5の凹み5Aを計測した後に、その床面5の凹み5Aを、床面5と接触して検出する上記第2の検出部とを備えるため、清掃作業、ロボット1が行う作業の効率を低下させることなく、かつ、正確に、ロボット1の本体10が乗り越え困難な凹み5A(例えば8mm程度の凹み)を検出することができる。さらに、ロボット1の本体10が、乗り越え困難な凹み5Aへ落下することを確実に防止することができる。
具体的な一例として、上記第1の検出部は、床面5の凹み5Aを非接触の方法により計測する赤外線センサー24と、赤外線センサー24の計測値が所定の第1の閾値以上である場合、床面5に凹み5Aが存在すると判定する第1の段差判定部33とからなる。
そして、上記第2の検出部の具体的な一例として、床面5と接触し、床面5の凹み5Aに伴い鉛直方向の位置が移動する吸引ヘッドユニット20と、床面5の凹み5Aに伴い鉛直方向に移動する吸引ヘッドユニット20の移動距離を計測するヘッド下降検出センサー14と、ヘッド下降検出センサー14の計測値が、所定の閾値であるヘッド下降閾値以上である場合、床面5に凹み5Aが存在すると判定し、ロボット1の走行を停止させる第2の段差判定部35とからなる。そして、上記第1の閾値は上記ヘッド下降閾値より大きい。
非接触の方式により床面5の凹み5Aを計測する赤外線センサー24は、床面5と接触することで床面5の凹み5Aを計測する方式と比べて計測誤差が大きい。このため、赤外線センサー24の計測値として小さい値が計測されても誤差である場合がある。そこで、第1の段差判定部33は、赤外線センサー24の計測結果が、上記ヘッド下降閾値より値が大きい上記第1の閾値以上であるか否かを判定する。これにより、赤外線センサー24の計測結果から床面5の凹み5Aが検出されたとしても、ロボット1を減速させるなどすることで、ただちにロボット1の走行を停止させずに済む。このため、清掃作業など、ロボット1が行う作業の効率低下を抑制することができる。
また、第1の段差判定部33は、赤外線センサー24の計測値が上記第1の閾値より大きい第2の閾値以上である場合、ロボット1の走行を停止させ、赤外線センサー24の計測値が上記第1の閾値以上上記第2の閾値未満である場合、ロボット1を減速させる。
赤外線センサー24の計測値が上記第1の閾値より大きい第2の閾値以上である場合、赤外線センサー24の計測誤差を考慮しても、床面5の凹み5Aが、本体10が乗り越え困難な程深いと判断することができる。
このため、第1の段差判定部33は、赤外線センサー24の計測値が第2の閾値以上である場合、ロボット1の走行を停止させることで、ロボット1が床面5の凹み5A内へ落下することで走行不可能となることを防止することができる。
さらに、第1の段差判定部33は、赤外線センサー24の計測値が第1の閾値以上第2の閾値未満である場合、ロボット1を減速させる。これにより、その後、ヘッド下降検出センサー14の計測値がヘッド下降閾値以上であることが検出されても、少ない加速度でロボット1の本体10を停止させることができるため、本体10が床面5の凹み5Aへ落下することを、確実に防止することができる。
〔実施形態2〕
本発明の第2の実施の形態について、図8〜図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図8は、実施形態2に係るロボット1Aの構成を表す斜視図である。ロボット(自律走行体)1Aは、ロボット制御部30に換えて、ロボット制御部30Aを備えている点で、ロボット1(図2等参照)と相違する。ロボット1Aの他の構成はロボット1と同様である。
図9はロボット制御部30Aの構成を表す機能ブロック図である。ロボット制御部30Aは、ロボット制御部30(図4参照)の第1の段差判定部33に換えて、第1の段差判定部33Aを備えている点で、ロボット制御部30と相違する。ロボット制御部30Aの他の構成はロボット制御部30と同様である。
第1の段差判定部33Aは、赤外線センサー24Aの出力値が、第1の閾値以上第2の閾値未満となってから所定時間(X秒)経過したと判定すると、ロボット1Aの走行を停止させる。これにより、赤外線センサー24Aの計測誤差の可能性があるものの、ロボット1Aの走行を停止させることで、確実に、ロボット1の本体10が床面5の凹み5A内へ落下してロボット1Aが走行不可能となることを防止することができる。
第1の段差判定部33Aは、赤外線センサー24Aの出力値が、第1の閾値以上第2の閾値未満となってから、再び、第1の閾値未満となり、所定時間(Y秒)経過したと判定すると、減速させたロボット1の速度を通常速度に戻す。これにより、ロボット1Aの清掃効率低下を抑制することができる。
図10は、実施形態2に係る、第1の段差判定部33Aの判定の様子を表す図である。図10に示すグラフの縦軸は赤外線センサー24の出力値を表し、横軸は経過時間を表している。なお、実施形態1と同様に、第1の閾値を10mm、第2の閾値を30mmとする。
図10のポイントP1に示すように、赤外線センサー24Aの出力値が第1の閾値(10mm)以上、第2の閾値(30mm)未満となると、第1の段差判定部33Aはロボット1を減速させる。これは、非接触の方式により床面の凹みを計測する赤外線センサー24Aの計測誤差を考慮すると、測定結果がロボット1が乗り越え困難な凹み(例えば8mm)以上であっても、ロボット1Aの進行に問題が無い凹みの可能性があるためである。なお、このとき、ロボット1Aは、例えば、500mm/s程度の低速で走行する。
次に、ポイントP2に示すように、第1の段差判定部33Aは、赤外線センサー24Aの出力値が、第1の閾値以上第2の閾値未満となってから、所定時間であるX秒(例えば、0.1秒)経過したと判定すると、第1の段差判定部33Aは、駆動部40を停止させる。これにより駆動輪15が停止し、ロボット1Aの進行が停止する。なお、このときの所定時間X秒は、吸引ヘッドユニット20における、ロボット1Aの進行方向の長さと平行な方向の長さと、ロボット1Aの減速時の速度(例えば500mm/s)とによって適宜、設定を調整すればよい。例えば、吸引ヘッドユニット20における、ロボット1Aの進行方向の長さと平行な方向の長さが50mmであり、ロボット1Aの減速時の速度を500mm/sとすると、計算上、0.1秒経過で吸引ヘッドユニット20が床面5の凹み5A内に落下した状態となる。このように、第1の段差判定部33Aが第1の閾値以上であると判定した赤外線センサー24Aの出力値は、赤外線センサー24Aの計測誤差の可能性があるものの、赤外線センサー24Aの出力値が、第1の閾値以上第2の閾値未満となってから、所定時間であるX秒(例えば、0.1秒)経過したと、第1の段差判定部33Aが判定した場合に、第1の段差判定部33Aがロボット1Aの進行を停止させることで、確実に、ロボット1Aの本体10が床面5の凹み5A内へ落下してロボット1Aが走行不可能となることを防止する。
また、ポイントP3に示すように、赤外線センサー24Aの出力値が、第1の閾値以上第2の閾値未満となってから(ポイントP1参照)、再び、第1の閾値未満となり、所定時間であるY秒経過したと、第1の段差判定部33Aが判定すると、第1の段差判定部33Aは、駆動部40の駆動速度を通常速度に戻す。これにより、減速していたロボット1Aの速度は通常に戻り、ロボット1Aは清掃作業を継続する。これにより、ロボット1Aの清掃効率低下を抑制することができる。
また、ポイントP4に示すように、赤外線センサー24Aの出力値が、第2の閾値以上となると、第1の段差判定部33Aは、駆動部40の駆動を停止させる。これにより、ロボット1Aは走行を停止する。これにより、赤外線センサー24Aの計測誤差を考慮しても踏破できない深さがあると判断される床面5の凹み5Aに、ロボット1Aの本体10が落下することを防止することができる。
〔実施形態3〕
本発明の第3の実施の形態について、図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、実施形態1、2にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
ヘッド下降センサーの種類は、赤外線センサーに限定しない。本実施形態では、ヘッド下降センサーとしてマイクロスイッチを用いる。
図11は実施形態3に係るロボット1Bの側面を表し、(a)はロボット1Bが平坦な床面5を走行しているときの様子を表す図であり、(b)は床面5の凹み5Aに吸引ヘッドユニット20が落下したときの様子を表す図である。
ロボット(自律走行体)1Bは、ロボット1(図1等参照)が備えていた本体10に換えて本体10Bを備える。ロボット1Bの他の構成はロボット1と同様である。
本体10Bは、本体10が備えていた複数のヘッド用アーム13に換えてヘッド用アーム16・17を備え、さらに、マイクロスイッチ(停止部)18を備え、また、ロボット1からヘッド下降検出センサー14を省略した構成である。さらに、ロボット1Bが備えるロボット制御部は、ロボット1が備えるロボット制御部30からヘッド下降検出センサー出力取得部34及び第2の段差判定部35を省略した構成である。
ヘッド用アーム16・17は、ロボット1Bの両側面にそれぞれ配されている。ヘッド用アーム16は、ヘッド用アーム13と同様である。ヘッド用アーム16の一方の端部16aは、筐体12内においてベース部11に回転可能に固定されている。ヘッド用アーム16の他方の端部16bは、固定部23と回転可能に固定されている。
ヘッド用アーム17の一方の端部はカム(停止部)17aとなっており、筐体12内においてベース部11に回転可能に固定されている。換言すると、カム17aはヘッド用アーム17の支点である。ヘッド用アーム17の他方の端部17bは、固定部23と回転可能に固定されている。
マイクロスイッチ18は、ベース部11のち、カム17a近傍に配されている。マイクロスイッチ18は、吸引ヘッドユニット20の下降に伴い回転するカム17aが、所定の角度以上回転すると、スイッチONとなり、駆動部40を停止させる。これにより、マイクロスイッチ18はロボット1の走行を停止させる。
ロボット1Bにおいては、上記第1の検出部は、赤外線センサー24と、第1の段差判定部33(図4参照)とからなる。また、ロボット1Bにおいては、上記第2の検出部は、吸引ヘッドユニット20と、カム17aと、マイクロスイッチ18とからなる。
図5の(a)に示すように、ロボット1が平坦な床面5を走行する。そして、走行に伴い、ヘッド下降閾値(例えば8mm)以上の凹み5A内に吸引ヘッドユニット20が落下し下降すると(図5の(b)に示す矢印E参照)、矢印Fに示すように、ヘッド用アーム17の一方の端部であるカム17aは所定の角度以上回転することで、マイクロスイッチ18を押す。これにより、マイクロスイッチ18が動作し、駆動部40を停止させる。これによりロボット1Bは、本体10Bが床面5の凹み5Aへ落下する前に停止させることができる。
このようにロボット1Bによると、既存の構成から、マイクロスイッチ18とカム17aを追加するだけで実現できるため、コストダウンが可能である。また、赤外線センサーで吸引ヘッドユニット20の下降を検出する場合には、センサーの汚れなどによる誤検知の対策が必要だが、カム17aとマイクロスイッチ18を本体10B内部に配置することで、汚れやごみのつまりによる誤動作を防止できる。
〔実施形態4〕
本発明の第4の実施の形態について、図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、実施形態1〜3にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
接触式である第1の検知部は、吸引ヘッドユニットに限定しない。本実施形態では、床面5を清掃するモップユニットを段差の検出に用いる。
図12は、実施形態4に係るロボット1Cの概略構成を表す側面図である。ロボット(自律走行体)1Cは、ロボット1の本体10に換えて本体10Cを備える。また、ロボット1Cは、ロボット1の吸引ヘッドユニット20に換えて、モップユニット50を備える。本体10Cは本体10と同様である。なお、ロボット1Cは後輪として非駆動輪15Aを備える。
モップユニット50は、モップ部51と、固定部53とを備える。モップユニット50は、ヘッド用アーム13によって、鉛直方向(矢印Gに示す方向)に移動可能に、本体10Cと接続されている。ヘッド用アーム13の一方の端部13aは本体部10Cと回転可能に固定されており、ヘッド用アーム13の他方の端部13bは固定部53と回転可能に固定されている。
ヘッド下降検出センサー14は、モップ部51の上方であって、本体部10Cに設けられている。ヘッド下降検出センサー14は、矢印B3に示すように、本体10Cからモップ部51上面までの距離を計測することで、モップユニット50の鉛直方向に移動する量を計測する。モップ部51内には、床面5の段差を計測するための赤外線センサー24A・24Bが、床面5と離間するように配されている。このように、清掃作業を行うロボット1Cを構成することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
ロボット制御部30・30Aの制御ブロック(特に第1の段差判定部33・33A及び第2の段差判定部35)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、ロボット制御部30・30Aは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る自律走行体(ロボット1〜1C)は、走行する床面5の段差(凹み5A)を検出する自律走行体(ロボット1〜1C)であって、非接触の方式により、床面の段差を計測する第1の検出部(赤外線センサー24・第1の段差判定部33・33A)と、上記第1の検出部(赤外線センサー24・第1の段差判定部33・33A)が上記床面5の段差(凹み5A)を計測した後、上記床面5と接触し、当該床面5の段差(凹み5A)を検出する第2の検出部(吸引ヘッドユニット20・ヘッド下降検出センサー14・第2の段差判定部35・カム17a・マイクロスイッチ18・モップユニット50)とを備えている。
このように、上記第1の検出部は、非接触の方式により床面の段差を計測するため、例えば、床面と接触し、鉛直方向へ移動することで床面の段差を計測する可動式の段差計測部材を設置する場合と比較して、設置に要するコストやスペースを抑えることができる。さらに、自律走行体は、上記第1の検出部が床面の段差を計測した後、床面の段差を検出する第2の検出部を備えている。非接触の方式により床面の段差を計測する場合と比べて、上記第2の検出部は、自律走行体が進行する床面に直接接触して床面の段差を検出するため、床面の段差を正確に検出することができる。さらに、上記第2の検出部は、床面の材質や反射等に関わらず床面の段差を検出することができるため、この点においても床面の段差を正確に検出することができる。
加えて、上記第2の検出部で床面の段差を検出する前に、事前に上記第1の検出部により床面の段差を計測しているため、上記第2の検出部が床面の段差を検出したときに、確実に自律走行体を停止させることができる。このため、自律走行体が、乗り越え困難な床面5の段差へ落下することを確実に防止することができる。
このように、自律走行体は、非接触の方式により床面の段差を計測する上記第1の検出部と、当該第1の検出部が床面の段差を計測した後に、その床面の段差を、床面と接触して検出する上記第2の検出部とを備えるため、清掃等、自律走行体が行う作業の効率を低下させることなく、かつ、正確に、自律走行体の本体が乗り越え困難な凹みを検出することができる。さらに、自律走行体が、乗り越え困難な段差へ落下することを確実に防止することができる。
本発明の態様2に係る自律走行体(ロボット1・1A・1C)は、上記態様1において、上記第1の検出部は、上記床面5の段差(凹み5A)を計測する第1のセンサー部(赤外線センサー24)と、当該第1のセンサー部(赤外線センサー24)の計測値が所定の第1の閾値以上である場合、上記床面5に段差(凹み5A)が存在すると判定する第1の段差判定部33・33Aとを有し、上記第2の検出部は、上記床面5と接触し、当該床面5の段差(凹み5A)に伴い鉛直方向の位置が移動する接触部(吸引ヘッドユニット20・モップユニット50)と、当該床面5の段差(凹み5A)に伴い鉛直方向に移動する上記接触部(吸引ヘッドユニット20・モップユニット50)の移動距離を計測する第2のセンサー部(ヘッド下降検出センサー14)と、上記第2のセンサー部の計測値が、所定の閾値である接続部移動閾値(ヘッド下降閾値)以上である場合、上記床面5に段差(凹み5A)が存在すると判定し、上記自律走行体(ロボット1・1A・1C)の走行を停止させる第2の段差判定部35とを有し、上記第1の閾値は上記接続部移動閾値(ヘッド下降閾値)より大きいことが好ましい。
非接触の方式により床面5の段差(凹み5A)を計測する第1のセンサー部は、床面5と接触することで床面5の段差(凹み5A)を計測する方式と比べて計測誤差が大きい。このため、第1のセンサー部の計測値として小さい値が計測されても誤差である場合がある。そこで、第1の段差判定部33・33Aは、第1のセンサー部の計測結果が、上記接続部移動閾値(ヘッド下降閾値)より値が大きい上記第1の閾値以上であるか否かを判定する。これにより、第1のセンサー部の計測結果から床面5の段差が検出されたとしても、自律走行体を減速させるなどすることで、ただちに自律走行体の走行を停止させずに済む。このため、清掃作業など、自律走行体が行う作業の効率低下を抑制することができる。
本発明の態様3に係る自律走行体(ロボット1・1A・1C)は、上記態様2において、上記第1の段差判定部33・33Aは、上記第1のセンサー部(赤外線センサー24)の計測値が上記第1の閾値より大きい第2の閾値以上である場合、上記自律走行体(ロボット1・1A・1C)の走行を停止させ、上記第1のセンサー部(赤外線センサー24)の計測値が上記第1の閾値以上上記第2の閾値未満である場合、上記自律走行体(ロボット1・1A・1C)を減速させることが好ましい。
上記第1のセンサー部の計測値が上記第1の閾値より大きい第2の閾値以上である場合、上記第1のセンサー部の計測誤差を考慮しても、床面の段差が、自律走行体が乗り越え困難な程深いと判断することができる。
このため、第1の段差判定部は、上記第1のセンサー部の計測値が第2の閾値以上である場合、自律走行体の走行を停止させることで、自律走行体が床面の段差内へ落下することで走行不可能となることを防止することができる。
さらに、第1の段差判定部は、第1のセンサー部の計測値が第1の閾値以上第2の閾値未満である場合、自律走行体を減速させる。これにより、その後、第2のセンサー部の計測値がヘッド下降閾値以上であることが検出されても、少ない加速度で自律走行体を停止させることができるため、自律走行体が床面の段差へ落下することを、確実に防止することができる。
本発明の態様4に係る自律走行体(ロボット1B)は、上記態様1において、上記第1の検出部は、上記床面5の段差(凹み5A)を計測する第1のセンサー部(赤外線センサー24)と、当該第1のセンサー部(赤外線センサー24)の計測値が所定の第1の閾値以上である場合、上記床面5に段差(凹み5A)が存在すると判定する第1の段差判定部33とを有し、上記第2の検出部は、上記床面5と接触し、当該床面5の段差(凹み5A)に伴い鉛直方向の位置が移動する接触部(吸引ヘッドユニット20)と、当該床面5の段差(凹み5A)に伴い鉛直方向に移動する上記接触部(吸引ヘッドユニット20)の移動距離が、所定の閾値である接続部移動閾値(ヘッド下降閾値)以上である場合、上記自律走行体(ロボット1B)の走行を停止させる停止部(カム17a・マイクロスイッチ18)とを有し、上記第1の閾値は上記接続部移動閾値(ヘッド下降閾値)より大きいことが好ましい。
上記構成によると、停止部を追加するだけで自律走行体の走行を停止させることができるため、コストダウンが可能である。また、第1のセンサー部で接触部の下降を検出する場合には、センサーの汚れなどによる誤検知の対策が必要だが、停止部を配置することで、汚れやごみのつまりによる誤動作を防止できる。
本発明の態様5に係る自律走行体(ロボット1A)は、上記態様3において、上記第1の段差判定部33Aは、上記第1のセンサー部(赤外線センサー24)の計測値が上記第1の閾値以上上記第2の閾値未満となってから所定時間(X秒)が経過したと判定すると、上記自律走行体(ロボット1A)を停止させることが好ましい。これにより、より確実に、自律走行体が床面の段差へ落下することを防止することができる。
本発明の態様6に係る自律走行体(ロボット1A)は、上記態様3において、上記第1の段差判定部33Aは、上記第1のセンサー部(赤外線センサー24)の計測値が、上記第1の閾値以上上記第2の閾値未満となってから、再び、上記第1の閾値未満となり、所定時間(Y秒)が経過したと判定すると、減速させた上記自律走行体(ロボット1A)の速度を、通常走行時の速度に戻すことが好ましい。これにより、自律走行体の作業効率低下を防止することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、段差を検出する自律走行車に利用することができる。
1・1A・1C ロボット(自律走行体)
5 床面
5A 凹み(段差)
10・10C 本体部
11 ベース部
12 筐体
13・16 ヘッド用アーム
13a・16a 端部
13b・16b 端部
14 ヘッド下降検出センサー(第2のセンサー部)
15 駆動輪
17 ヘッド用アーム
17a カム(停止部)
17b 端部
18 マイクロスイッチ(停止部)
20 吸引ヘッドユニット(接触部)
22a 上面
23 固定部
24 赤外線センサー(第1のセンサー部)
24A・24B 赤外線センサー(第1のセンサー部)
30・30A ロボット制御部
32 赤外線センサー出力取得部
33・33A 第1の段差判定部
34 ヘッド下降検出センサー出力取得部
35 第2の段差判定部
40 駆動部
50 モップユニット(接触部)
P1 ポイント
P2 ポイント
P3 ポイント
P4 ポイント

Claims (6)

  1. 走行する床面の段差を検出する自律走行体であって、
    非接触の方式により、床面の段差を計測する第1の検出部と、
    上記第1の検出部が上記床面の段差を計測した後、上記床面と接触し、当該床面の段差を検出する第2の検出部とを備えていることを特徴とする自律走行体。
  2. 上記第1の検出部は、
    上記床面の段差を計測する第1のセンサー部と、当該第1のセンサー部の計測値が所定の第1の閾値以上である場合、上記床面に段差が存在すると判定する第1の段差判定部とを有し、
    上記第2の検出部は、
    上記床面と接触し、当該床面の段差に伴い鉛直方向の位置が移動する接触部と、当該床面の段差に伴い鉛直方向に移動する上記接触部の移動距離を計測する第2のセンサー部と、上記第2のセンサー部の計測値が、所定の閾値である接続部移動閾値以上である場合、上記床面に段差が存在すると判定し、上記自律走行体の走行を停止させる第2の段差判定部とを有し、
    上記第1の閾値は上記接続部移動閾値より大きいことを特徴とする請求項1に記載の自律走行体。
  3. 上記第1の段差判定部は、
    上記第1のセンサー部の計測値が上記第1の閾値より大きい第2の閾値以上である場合、上記自律走行体の走行を停止させ、
    上記第1のセンサー部の計測値が上記第1の閾値以上上記第2の閾値未満である場合、上記自律走行体を減速させることを特徴とする請求項2に記載の自律走行体。
  4. 上記第1の検出部は、
    上記床面の段差を計測する第1のセンサー部と、当該第1のセンサー部の計測値が所定の第1の閾値以上である場合、上記床面に段差が存在すると判定する第1の段差判定部とを有し、
    上記第2の検出部は、
    上記床面と接触し、当該床面の段差に伴い鉛直方向の位置が移動する接触部と、当該床面の段差に伴い鉛直方向に移動する上記接触部の移動距離が、所定の閾値である接続部移動閾値以上である場合、上記自律走行体の走行を停止させる停止部とを有し、
    上記第1の閾値は上記接続部移動閾値より大きいことを特徴とする請求項1に記載の自律走行体。
  5. 上記第1の段差判定部は、上記第1のセンサー部の計測値が上記第1の閾値以上上記第2の閾値未満となってから所定時間が経過したと判定すると、上記自律走行体を停止させることを特徴とする請求項3に記載の自律走行体。
  6. 上記第1の段差判定部は、上記第1のセンサー部の計測値が、上記第1の閾値以上上記第2の閾値未満となってから、再び、上記第1の閾値未満となり、所定時間が経過したと判定すると、減速させた上記自律走行体の速度を、通常走行時の速度に戻すことを特徴とする請求項3に記載の自律走行体。
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