JP5854563B2 - 画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び画像形成装置 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び画像形成装置に係り、特にノズルごとの吐出特性に起因する濃度むら補正技術に関する。
記録媒体上にカラー画像を記録する画像形成装置として、インクジェットヘッドからカラーインクを吐出させるインクジェット記録装置が知られている。例えば、C(シアン)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の各色に対応するインクジェットヘッドを備える構成が採用されている。
インクジェットヘッドは、製造ばらつき等に起因するノズルごとの吐出特性のばらつきが存在するので、ノズルごと、濃度設定値(階調値)ごとに予め補正値(補正係数)が準備され、この補正値を使用して画像データに対して補正処理が施される。
特許文献1は、印刷媒体上に濃度キャリブレーション用のキャリブレーションパターンを印刷し、これを読取装置で読み取った読取データから各色インクのインク使用量のばらつきを検知し、このばらつきを解消するように対応する要素色の色変換テーブルに修正を加えることによって、印刷データを修正する印刷装置が記載されている。
特許文献1に記載された印刷装置は、各色インクが印刷媒体上に定着する時間を見越して、各色インクの使用量の基準値からの偏差を取得し、この偏差を解消するように印刷データを修正して、より正確に色バランスのずれを補正するように構成されている。
特開2000−238299号公報
一般に、イメージセンサ等の撮像素子を用いた画像読み取りでは、照明光の正反射成分が直接イメージセンサに入射しないように、画像に対して斜め方向から照明光が照射される。すなわち、イメージセンサには、主として画像の光散乱の成分が入射される。
描画直後や描画からの経過時間が短く、インクが十分に乾燥していない状態や、インクが十分に記録媒体に定着していない状態では、インク表面での光散乱が相対的に小さくなる(正反射成分が大きくなる)。これに対して、インクが十分に乾燥した状態や、インクが十分に記録媒体へ定着した状態では、インク表面での光散乱が相対的に大きくなる。
同じ画像を読み取っているにもかかわらず、インクが未乾燥、未定着の状態は、インクの乾燥、定着が進行した後の状態に比べてイメージセンサへ入射される光量が全体として小さくなり、その結果、インク量の差を反映した入射される光量の変化が小さくなってしまう。
そうすると、読取結果からインク量の差(例えば、画像の濃度むら)を正確に把握することが困難になり、インク量の測定精度が低下してしまう。
一方、描画部の直後に乾燥定着部が配置され、その下流側にイメージセンサが配置される装置構成を採用することによって、上記の問題は解決される。他方、描画時、イメージセンサによる読取時は、記録媒体を固定保持する必要があり、描画用、イメージセンサによる読取用として個別に記録媒体を固定保持する手段を具備しなければならない。
そうすると、描画部の直後にイメージセンサが配置される装置構成と比べて、装置サイズ(装置規模)が大きくなってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、画像状態の変化による濃度測定値の変化が考慮され、この濃度測定値を用いた好ましい画像処理が実現される画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像処理方法は、予め設定されたむら補正値を用いて、複数の記録素子を具備する記録ヘッドの記録素子配列方向におけるインク量分布に起因する濃度むらを補正するむら補正処理が施された画像データに基づいて、濃度むら測定用テスト画像を形成する濃度むら測定用テスト画像形成工程と、記録ヘッドを用いた画像形成後の処理の前に、濃度むら測定用テスト画像における記録素子ごと濃度設定値ごとの濃度測定値である変換前濃度測定値を取得する濃度測定値取得工程と、予め導出された、濃度設定値ごとの処理の前後における濃度測定値の変換関係を表し、濃度設定値として設定されたむら補正値が適用される濃度測定値変換値を用いて、取得された変換前濃度測定値を処理後の濃度測定値に相当する変換後濃度測定値に変換する濃度測定値変換工程と、変換後濃度測定値を用いて新たなむら補正値を導出するむら補正値導出工程と、を含んでいる。
本発明によれば、処理の前後における濃度測定値の変換関係を表す濃度測定値変換値を用いて、処理前の濃度測定値である変換前濃度測定値が処理後の濃度測定値に相当する変換後濃度測定値に変換され、変化後の濃度測定値に基づいてむら補正値が導出されるので、処理の前後で画像の濃度測定値の違いが考慮された新たなむら補正値が導出される。
本発明の実施形態に係る画像処理方法における濃度測定値変換値導出の流れを示すフローチャート 本発明の実施形態に係る画像処理方法におけるむら補正値導出の流れを示すフローチャート 導出(更新)後のむら補正値が適用されるむら補正処理を含む画像形成方法の流れを示すフローチャート 本発明に係る画像処理方法が適用される画像形成装置の概略構成を示すブロック図 図4の描画ユニットに具備されるインクジェットヘッドの概略構成を示す平面図 図5に示すヘッドモジュールのノズル配置を示す平面透視図 (a):第1濃度測定値の説明図、(b):第2濃度測定値の説明図 濃度測定値変換値の説明図 (a):むら補正値を模式的に図示した説明図、(b):むら補正値とインク量との関係を模式的に図示した説明図 (a):変換前の濃度測定値の説明図、(b)変換後の濃度測定値の説明図 濃度測定値変換値が適用される演算の説明図 濃度測定用テスト画像の他の態様の説明図、(a):記録媒体の中央部にパターンが形成された態様の説明図、(b):パターン間が離された態様の説明図 本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
〔画像処理方法の概要〕
本発明の実施形態に係る画像処理方法は、図1に図示する濃度測定値変換値を導出する濃度測定値変換値導出工程、図2に図示する濃度測定値変換値を用いて変換された濃度測定値からむら補正値を導出するむら補正値導出工程が含まれる。
導出されたむら補正値を用いて画像データに対してむら補正処理がされ、複数のノズル(記録素子)が具備されるインクジェットヘッド(記録ヘッド)を用いて所望の画像が形成される。以下に、詳細を説明する。
〔濃度測定値変換値導出の説明〕
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理方法における濃度測定値変換値導出の流れを示すフローチャートである。濃度測定値変換値は、第1処理条件に基づく第1処理が施された後、かつ、第2処理条件に基づく第2処理が施される前の濃度測定用テスト画像(図7(a)に符号300を付して図示)の濃度測定値(第1濃度測定値)と、第2処理条件に基づく第2処理が施された後の濃度測定用テスト画像(図7(b)に符号310を付して図示)の濃度測定値(第2濃度測定値)と、の変換関係を示すものである。
以下の説明では、第1処理として、描画後であり乾燥定着処理前にされる短期間の記録媒体の搬送が適用され、第2処理として乾燥定着処理が適用される。すなわち、濃度測定値変換値は、乾燥定着前後の濃度測定値の変換関係を示し、濃度測定値変換値を用いた変換処理は、乾燥定着前の画像の濃度測定値が乾燥定着後の濃度測定値に変換される処理である。
濃度測定値変換値の導出が開始されると(ステップS10)、すでに設定されているむら補正値(最後に更新された最新のむら補正値(第1むら補正値))を用いてむら補正処理が施された画像データに基づいて、濃度測定用テスト画像が形成される(ステップS12:濃度測定用テスト画像形成工程)。
ステップS12において形成された濃度測定用テスト画像は、濃度測定用テスト画像を読み取るイメージセンサ(撮像素子)の読取位置へ搬送される(ステップS14:搬送工程(第1処理工程))。この濃度測定用テスト画像の搬送(第1条件に基づく第1処理)は、ごく短期間のものである。
すなわち、搬送工程後(イメージセンサによる読取時)の濃度測定用テスト画像は、乾燥定着前の状態である。
その後、イメージセンサを用いて、乾燥定着前の濃度測定用テスト画像が読み取られる(ステップS16:処理前読取工程)。ここで、イメージセンサは、濃度測定用テスト画像を形成する画像形成装置に具備されるインラインセンサでもよいし、画像形成装置とは別途設けられるスキャナでもよい。
次に、イメージセンサの出力信号(読取結果)から、乾燥定着前の濃度測定用テスト画像の濃度測定値(第1濃度測定値)が取得される(ステップS18:処理前濃度測定値取得工程(第1濃度測定値取得工程))。画像の濃度が高いとイメージセンサの入射光量が小さくなり、イメージセンサの出力信号は小さい値を示す。
一方、画像の濃度が低いとイメージセンサの入射光量が大きくなり、イメージセンサの出力信号は大きい値を示す。したがって、イメージセンサの出力信号の大小関係を反転させて濃度測定値とされる。ステップS18では、濃度設定値ごとに濃度測定値が取得される(詳細後述)。
次に、乾燥定着前の濃度測定用テスト画像(ステップS18において、イメージセンサを用いて読み取られた濃度測定用テスト画像)に対して、乾燥定着処理(第2処理条件に基づく第2処理)が施される(ステップS20:処理工程(第2処理工程))。
ここで、乾燥定着処理として、濃度測定用テスト画像が乾燥定着状態になるまでの長期間の搬送を適用してもよい。
その後、乾燥定着前の濃度測定用テスト画像が読み取られたイメージセンサを用いて、乾燥定着処理後の濃度測定用テスト画像が読み取られ(ステップS22:処理後読取工程)、イメージセンサの出力信号を反転させて、乾燥定着後の濃度測定用テスト画像の濃度測定値(第2濃度測定値)が取得される(ステップS24:処理後濃度測定値取得工程(第2濃度測定値取得工程))。
ステップS24では、ステップS18と同様の、濃度設定値ごとに濃度測定値が取得される(詳細後述)。
このようにして、乾燥定着前後の濃度設定値ごとの濃度測定値が取得されると、乾燥定着前の濃度測定値と乾燥定着後の濃度測定値との変換関係を表す濃度測定値変換値が導出され(ステップS26:濃度測定値変換値導出工程)、濃度測定値変換値の導出は終了される(ステップS28)。
ステップS26において導出された濃度測定値変換値は、濃度設定値(濃度測定用テスト画像を形成する際に用いられたむら補正値)を変数とする関数形式、又は濃度設定値をインデックスとするテーブル形式として、予め決められた記憶部(図4に符号128を付して図示した濃度測定値変換値記憶部)に記憶され、むら補正値が導出(変更又は更新)される際に読み出され、使用される。
〔むら補正値導出の説明〕
図2は、本発明の実施形態に係る画像処理方法におけるむら補正値導出の流れを示すフローチャートである。以下に、すでに濃度測定値変換値が導出されており、むら補正値が設定された状態で、当該設定されているむら補正値が新たなむら補正値に更新される場合について説明する。
以下の説明において、先に説明した部分と同一又は類似する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
むら補正値導出が開始されると(ステップS100)、最新のむら補正値(第2むら補正値)を用いてむら補正処理が施された画像データに基づいて、濃度むら測定用テスト画像が形成される(ステップS102:濃度むら測定用画像形成工程)。
濃度むら測定用テスト画像は、先に説明した濃度測定用テスト画像(図7(a)に符号300を付し、図7(b)に符号310を付して図示)と同様の構成を適用することができる(詳細後述)。
ステップS102において形成された濃度むら測定用テスト画像は、イメージセンサの読取位置へ搬送される(ステップS104:搬送工程)。そして、イメージセンサを用い乾燥定着前の濃度むら測定用テスト画像が読み取られ(ステップS106:読取工程)、変換前の濃度測定値(変換前濃度測定値(第3濃度測定値))が取得される(ステップS108:変換前濃度測定値取得工程(第3濃度測定値取得工程))。ステップS108では、ノズルごと、濃度設定値ごとに変換前濃度測定値が取得される。
次に、すでに導出されている濃度測定値変換値を用いて、変換前濃度測定値は、ノズルごと、濃度設定値ごとの定着乾燥後の濃度測定値と等価の変換後の濃度測定値(変換後濃度測定値(第4濃度測定値))へ変換される(ステップS110:濃度測定値変換工程(第4濃度測定値取得工程))。
ステップS110において、ノズルごと、濃度設定値ごとの変換後濃度測定値が導出されると、変換後濃度測定値から新たなむら補正値(第3むら補正値)が導出され(ステップS112:むら補正値導出工程)、当該むら補正値導出は終了される(ステップS114)。
ステップS112で導出されたむら補正値は、予め決められた記憶部(図4に符号130を付して図示したむら補正値記憶部)へ記憶される。
新たなむら補正値(第3むら補正値)が導出されると、新たなむら補正値が適用されたむら補正処理が実行される。なお、新たなむら補正値が導出された際に、これまで使用されていたむら補正値を書き換えてもよいし、これまで使用されていたむら補正値を残して、新たなむら補正値を記憶してもよい。
図3は、むら補正処理を含む画像形成方法の流れを示すフローチャートである。
画像形成が開始されると(ステップS200)、画像データ(例えば、濃度値が0から255で表されるデジタル形式のラスターデータ)が取得され(ステップS202:画像データ取得工程)、取得された画像データに対して色変換処理が施され(ステップS202:色変換処理工程)、色分解(分版)処理が施される(ステップS202:色分解(分版)工程)。
このようにして形成された色ごとの画像データのそれぞれに対して、最新のむら補正値(第3むら補正値)を用いてむら補正処理が施され(ステップS204:むら補正処理工程)、むら補正処理後の画像データに対してハーフトーン処理が施され(ステップS206:ハーフトーン処理工程)、色ごとのドットデータ(画像を構成する画素ごとの濃度設定値(階調値)を表すデータ)が形成される。
次に、色ごとのドットデータから色ごと(インクジェットヘッドごと)の駆動電圧が生成され(ステップS208:駆動電圧生成工程)、インクジェットヘッドに対して生成された駆動電圧が印加され、インクジェットヘッドからインクが打滴され(ステップS210:打滴工程)、画像形成工程が終了される(ステップS212)。
以上説明した画像処理方法は、コンピュータに工程を実行させるプログラムとして構成し、当該プログラムを記憶した記憶媒体(一次的な読出及び書込みが不能な記憶媒体)を構成することが可能である。
〔画像処理装置(画像形成装置)の説明〕
次に、図1から図3を用いた画像処理方法を具現化する装置構成について説明する。図4は、本発明に係る画像処理方法が適用される画像処理装置(画像形成装置)の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すインクジェット記録装置(画像形成装置)100は、画像データ102が入力される画像データ入力部104と、入力された画像データに対して画像処理を施す画像処理部106と、を備えている。
画像処理部106(画像処理装置)は、画像データ(例えば、デジタル形式のラスターデータ)に基づいてドットデータを生成し、ノズルごとの打滴データを生成する。
すなわち、画像処理部106は、RGBで表された画像データをインク色に対応するCMKYで表される画像データに変換する色変換処理部(不図示)、CMKYで表された多階調の画像データを、色ごとの多階調の画像データに分解する色分解(分版)処理部(不図示)、色ごとの多階調の画像データに対してむら補正値を用いてむら補正処理を施すむら補正処理部108、及びむら補正処理後の色ごとの多階調の画像データに対してハーフトーン処理を施すハーフトーン処理部110を備えている。
むら補正処理の際には、むら補正値生成部120において生成され、むら補正値記憶部130に記憶される最新のむら補正値が適用される。
むら補正値生成部120は、濃度測定値を取得する濃度測定値取得部122と、取得された濃度測定値が記憶される濃度測定値記憶部124と、図1を用いて説明した濃度測定値変換値を導出(算出)し、また図2を用いて説明した変換前濃度測定値から変換後濃度測定値への変換処理、むら補正値を導出する演算処理部126(濃度測定値変換部、濃度測定値変換値導出部)と、濃度測定値変換値が記憶される濃度測定値変換値記憶部128と、むら補正値が記憶されるむら補正値記憶部130と、を含んで構成される。
また、インクジェット記録装置100は、記録媒体140へ入力画像データに基づく画像を形成する画像形成部150を具備している。画像形成部150は、インクジェットヘッド(図4中不図示、図5に符号200を付して図示)を含む描画ユニット152(画像形成部)と、描画後の記録媒体140をスキャナの読取位置へ搬送させる搬送部154と、記録媒体140に形成された画像を読み取るスキャナ156(読取部)と、スキャナ156による読取処理後の画像に対して、乾燥処理及び定着処理を施す乾燥定着ユニット158(処理部)と、乾燥処理及び定着処理が施された後の記録媒体140を排出させる排出部160と、を含んで構成される。
描画ユニット152は、KCMYの各色に対応するインクジェットヘッドと、記録媒体140を保持して搬送する記録媒体搬送部(不図示)とを備えている。
また、描画ユニット152は、インクジェットヘッドに供給される駆動電圧が生成される駆動電圧生成部を備えている。駆動電圧生成部は、駆動波形が生成(記憶)される駆動波形生成(記憶)部、及び駆動波形に対して電圧増幅、電流増幅が施される増幅部(出力回路)を備えている(図示省略)。
搬送部154は、描画ユニット152から出力された記録媒体(描画直後の記録媒体)140をスキャナ156の読取位置へ搬送する。本例では、描画ユニット152及びスキャナ156の記録媒体140を搬送する記録媒体搬送部が兼用されている。すなわち、搬送部154は、描画ユニット152からスキャナ156へ記録媒体140を搬送する記録媒体搬送部と兼用され、搬送部154による記録媒体140の搬送は、記録媒体140上に形成された画像の乾燥及び定着が進行しない程度の短期間にされるものである。
スキャナ156は、記録媒体140上に形成された画像を読み取るイメージセンサを含んで構成される。イメージセンサは、ラインセンサでもよいし、エリアセンサでもよい。
乾燥定着ユニット158は、送風、加熱等によって記録媒体140上に形成された画像を乾燥させ、かつ、加熱、加圧等によって画像を記録媒体140へ定着させる。
乾燥定着ユニット158により乾燥処理及び定着処理が施された記録媒体140は、排出部160から装置外部へ排出される。
〔インクジェットヘッドの説明〕
図5は、描画ユニット152に具備されるインクジェットヘッドの概略構成を示す平面図である。図4に図示した描画ユニット152は、KCMYの各色に対応する4つのインクジェットヘッドを具備している。4つのインクジェットヘッドの構成は共通しているので、4つのインクジェットヘッドを区別せずに符号200を付すこととする。
図5に示すインクジェットヘッド200は、インクジェットヘッド200を基準とする記録媒体140の相対搬送方向(以下、単に「記録媒体搬送方向」、「Y方向」と記載することがある。)と直交する記録媒体140の幅方向(X方向)について複数のヘッドモジュール202がつなぎ合わせられた構造を有している。
ヘッドモジュール202に付した枝番号(「−」(ハイフン)の後ろに付した整数)は、i(1からnの整数)番目のヘッドモジュールであることを表している。
各ヘッドモジュール202のインク吐出面204には、複数のノズル開口(図5中不図示、図6に符号212を付して図示)が配置されている。
すなわち、図5に図示したインクジェットヘッド200は、記録媒体140の全幅Lmaxに対応する長さにわたって複数のノズル開口が配置されたフルライン型のインクジェットヘッド(シングルパス・ページワイドヘッド)である。
ここで、「用紙Pの全幅Lmax」とは、記録媒体搬送方向(Y方向)と直交するX方向における記録媒体140の全長である。なお、ここでいう「直交」には、90°未満の角度、又は90°を超える角度をなして交差する態様のうち、実質的に90°の角度をなして交差する場合と同様の作用効果を発生させる態様が含まれる。
図6は、図5に示したヘッドモジュール202におけるノズル面の平面透視図である。図6に示すヘッドモジュール202は、X方向に対して角度βの傾きを有するV方向に沿った長辺側の端面と、Y方向に対して角度αの傾きを持つW方向に沿った短辺側の端面とを有する平行四辺形の平面形状となっており、V方向に沿う行方向、及びW方向に沿う列方向について、複数のノズル開口212が配置されている。
なお、ノズル開口212の配置は、図6に図示した態様に限定されず、X方向に沿う行方向、及びX方向に対して斜めに交差する列方向に沿って複数のノズル開口212を配置してもよい。
ノズル開口212がマトリクス配置されたヘッドモジュール202は、ノズル開口212をX方向に並ぶように投影させたノズル列を考えると、X方向についてノズル開口212が等間隔に配置され、ノズル開口212の配置間隔がX方向のドット間隔の最小値となる構造と等価である。
すなわち、X方向は、ノズル開口212をX方向に並ぶように投影させた投影ノズル列におけるノズル配置方向である。以下の説明において、X方向を「ノズル配置方向」と記載することがある。
図示は省略するが、インクジェットヘッド200(ヘッドモジュール202)は、ノズル開口212と連通する圧力室(液室)、供給口(供給絞り)を介して圧力室と連通する供給流路を備えている。ノズル開口212からインクが吐出されると、供給口を介して供給流路から圧力室へインクが充填される。
インクジェットヘッド200の打滴方式は、圧電素子のたわみ変形を利用した圧電方式を適用してもよいし、インクの膜沸騰現象を利用したサーマル方式を適用してもよい。圧電方式では、圧電素子に駆動電圧が印加されると、圧電素子のたわみ変形に応じて圧力室の体積が減少し、圧力室の体積減少分に対応するインクがノズル開口212から打滴(吐出)される。
また、サーマル方式では、圧力室内のインクを加熱して気泡を発生させ、圧力室の体積に対応するインクがノズル開口212から打滴される。
図4に図示した画像形成装置は、その構成の一部が適用された画像処理装置とすることができる。図4の画像処理部106を単独の装置として構成し、画像形成部150と組み合わせて画像形成装置を構成することが可能である。
〔濃度測定値変換値の詳細な説明〕
次に、濃度測定値変換値について詳細に説明する。図7は、濃度変換値測定値の導出に適用される乾燥定着前後の濃度測定値の説明図であり、図7(a)は、乾燥定着前の濃度測定値の説明図であり、図7(b)は、乾燥定着後の濃度測定値の説明図である。
図7(a)に図示した濃度測定用テスト画像300は、図4に図示したむら補正処理部108により予め設定されている最新のむら補正値を用いてむら補正処理が施された画像データに基づいて、描画ユニット152を用いて形成される。そして、描画された濃度測定用テスト画像300は、図4の搬送部154によって描画ユニット152からスキャナ156の読取位置へ搬送される。
濃度測定用テスト画像300は、ノズル配列方向(図6のX方向)に沿うN本(Nは正の整数)の濃度設定値が異なる帯状のパターン302(302−1,302−2,…,302−N)を有し、N本の帯状のパターン302−1,302−2,…,302−Nは記録媒体搬送方向(図6のY方向)に沿って並べられている。
パターン302−1は濃度設定値Aに対応し、パターン302−2は濃度設定値Aに対応し、パターン302−Nは濃度設定値Aに対応している。
図7(a)に図示した濃度測定用テスト画像300は、同図における上から下へ向かって濃度設定値が小さくなっている。すなわちN本の帯状のパターン302−1,302−2,…,302−Nの濃度設定値は、濃度設定値A>濃度設定値A>…>濃度設定値Aの関係を有している。
濃度測定用テスト画像300は、図4のスキャナ156を用いて読み取られ、スキャナ156の読取データに基づいて、パターン302−1から302−Nに対応するN個の乾燥定着前の濃度測定値304−1から304−Nが取得される。
1つのパターン302を読み取ると、ノズル配列方向の素子数に対応する複数個の読取データ値が得られるので、この複数個の読取データ値の平均値がパターン(濃度設定値)ごとの濃度測定値とされる。
乾燥定着前の濃度測定用テスト画像300の読取結果から取得された。濃度設定値ごとの乾燥定着前の濃度測定値は、図4の濃度測定値取得部122を介して濃度測定値記憶部124へ記憶される。
図7(b)に図示した乾燥定着後の濃度測定用テスト画像310は、図7(a)に図示した乾燥定着前の濃度測定用テスト画像300に対して乾燥定着処理が施されたものである。乾燥定着後の濃度測定用テスト画像310は、図4のスキャナ156を用いて読み取られ、スキャナ156の読取データに基づいて、パターン312−1から312−Nに対応するN個の乾燥定着後の濃度測定値314−1から314−Nが取得される。
1つのパターン312を読み取ると、ノズル配列方向の素子数に対応する複数個の読取データ値が得られるので、この複数個の読取データ値の平均値がパターン(濃度設定値)ごとの濃度測定値とされる。
なお、パターンごとの濃度測定値304,314は、パターンごとに得られる複数個の読取データ値の最小値や最大値としてもよい。
図8は、濃度測定値変換値の説明図である。図8(a),(b)に図示したように、濃度測定値変換値340は、濃度設定値ごとの乾燥定着前の濃度測定値に対する、乾燥定着後の濃度測定値の倍率とされる。
すなわち、濃度設定値ごとに、倍率=(乾燥定着の濃度測定値)/(乾燥定着の濃度測定値)が算出され、濃度設定値(濃度測定用テスト画像を生成する際に適用されたむら補正値)をパラメータとする関数(一次関数)として、又は濃度設定値をインデックスとするテーブル(一次元テーブル)として、濃度測定値変換値340は図4の濃度測定値記憶部124へ記憶される。なお、濃度設定値ごとの濃度測定値変換値は、ノズルごとの二次元テーブル形式とすることも可能である。
〔むら補正値とインク量との関係の説明〕
むら補正値は、ノズル配列方向におけるインク量の分布を補正するインク量分布補正値と等価である。むら補正処理は、あるノズルの吐出量が過小(または過大)の場合に、当該ノズルの吐出量を増加(または減少)させて本来の吐出量が実現されている。
すなわち、図9(a)に示すように、むら補正処理は、吐出量が過小なノズル(N,N)について濃度設定値を大きくして、インク量を増加させている処理と等価である(図9(b)参照)。図9(b)には、ノズルN,Nに対応する位置について、局所的にインク350が増量された状態が図示されている。
各ノズルの吐出状態が変動して、むら補正値と各ノズルの吐出特性(記録特性)との関係が適合しなくなくなると、インク量を増加させたノズルに対応する位置(図9(a)のノズルN,Nに対応する位置)に黒すじが発生しうる。そこで、すでに設定されているむら補正値を用いたむら補正処理が施された濃度むら測定用テスト画像を形成し、この濃度むら測定用テスト画像を用いて濃度むらを測定し、測定された濃度むらに基づいてむら補正値が変更(更新)される。
ノズルの吐出状態に応じてむら補正値が適宜変更(更新)されることで、画像形成の際のノズルごとの吐出状態が反映されたむら補正処理が実現され、ノズルごとの吐出特性に起因する濃度むらの発生が抑制される。
図10(a)は、図2のステップS108において取得された変換前の濃度測定値(定着乾燥前の濃度測定値)を模式的に図示した説明図であり、図10(b)は、図2のステップS110で変換された変換後の濃度測定値である。
図10(a)に示す変換前の濃度測定値は、インク表面での光反射特性の影響で、むら補正処理の誤差やインク吐出量の経時変化などによるインク量の増量(黒すじ)部分における変化が小さく測定されている。そうすると、変換前の濃度測定値を用いて導出されたむら補正値は、現実の濃度むらを適切に反映させたものではない。
図10(b)に示す変換後の濃度測定値は、むら補正処理によるインク量の増量が適切に反映されている。すなわち、描画直後に濃度測定を行う構成においても、実際の濃度測定値である変換前の濃度測定値を変換後の濃度測定値に変換し、変換後の濃度測定値を用いてむら補正値が導出されることで、現実の濃度むら適切に反映されたむら補正値が導出される。
図11は、濃度測定値変換値が適用される演算の説明図である。図11に示すように、濃度測定値変換値340は、濃度設定値AからAにおける乾燥定着前後の濃度測定値の倍率である。
濃度むら測定用テスト画像の読取結果から、ノズルごと、濃度設定値ごとに描画直後の乾燥定着前の画像の濃度測定値(変換前の濃度測定値)が取得され、変換前の濃度測定値の濃度設定値AからAとして、濃度むら測定用テスト画像が形成される際に適用されたむら補正値の値が入力され、入力値に対応する濃度測定値変換値が取得される。
取得された濃度測定値変換値が変換前の濃度測定値に乗算され、変換後の濃度測定値(濃度むら測定用テスト画像の乾燥定着後の濃度測定値と等価の値)が導出される。
変換後の濃度測定値は、ノズルごと、濃度設定値ごとに導出され、これらの値に基づいて、新たなむら補正値が導出される。
なお、濃度むら測定値からむら補正値を導出する手法には、公知の技術(特開2006−347164号公報等参照)を適用することができ、特定の手法に限定されるものではない。
本例に示す「むら補正値」は、上記特許文献に記載された「濃度補正係数」に相当するものである。「むら補正値」は、「ムラ補正係数(関数)」、「濃度補正係数(関数)」と呼ばれることがある。
〔濃度むら測定用テスト画像の変形例〕
図12(a),(b)は、濃度むら測定用テスト画像の他の態様を示す説明図である。なお、図12(a),(b)において図7(a),(b)と同一又は類似する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図12(a)に示す濃度むら測定用画像を構成するパターン360−1から360−Nは、一部のノズルを用いて記録媒体140の一部のみに形成されてもよい。また、図12(b)に示すように、濃度設定値が異なるパターン360−1から360−Nを離して形成してもよい。
図12(a)には、記録媒体140のノズル配列方向における中央部に濃度むら測定用テスト画像300が形成されているが、記録媒体140のノズル配列方向における端部など、ノズル配列方向における中央部以外の位置に濃度むら測定用テスト画像300を形成してもよい。
〔効果の説明〕
上記の如く構成された画像処理方法、装置によれば、描画直後の乾燥定着前の濃度測定値と乾燥定着後の濃度測定値との変換関係を表す濃度測定値変換値を予め導出しておき、乾燥定着前の濃度むら測定用テスト画像の読取結果から得られた変換前の濃度測定値が、乾燥定着後の濃度測定値と等価である変換後の濃度測定値に変換され、変換後の濃度測定値に基づいてむら補正値が導出されるので、乾燥定着の濃度測定値を用いて、乾燥定着前後の濃度変化が考慮されたむら補正値を導出することができる。
乾燥定着の前後でドット(インク)表面の光反射特性が変化するので、この光反射特性の変化を把握することは、乾燥定着前の濃度測定値を利用する場合に有益である。
濃度測定値変換値を導出する際に、むら補正値を用いたむら補正処理が施された濃度測定用テスト画像が形成されるので、むら補正値が考慮された濃度測定値変換値が導出される。
乾燥定着前の濃度測定値を利用する場合、むら補正処理の誤差やインク吐出量の経時変化などによりインク量が増量されたこと(黒すじが発生したこと)が濃度測定値に反映されていない可能性がある。そこで、インク量の増減を示すむら補正値(ノズル配列方向のインク量分布補正値)をインデックスとして濃度測定値変換値が読み出され、読み出された濃度測定値変換値を用いて定着乾燥前の濃度測定値は定着乾燥後の濃度測定値と等価の濃度測定値に変換される。
〔他の装置構成への応用例〕
次に、上記した画像処理方法、画像処理装置が適用される他の装置構成について説明する。図13は、他の装置構成に係るインクジェット記録装置の全体構成図である。
同図に示すインクジェット記録装置10は、枚葉の用紙Pに水性UVインク(水性媒体を使用したUV(紫外線)硬化型インク)を用いてインクジェット方式で画像を記録するインクジェット記録装置である。
インクジェット記録装置10は、主として、用紙Pを給紙する給紙部12と、給紙部12から給紙された用紙Pの表面に処理液を付与する処理液付与部14と、処理液付与部14で処理液が付与された用紙Pの乾燥処理を行う処理液乾燥処理部16と、処理液乾燥処理部16で乾燥処理が施された用紙Pの表面に水性UVインクを用いてインクジェット方式で画像を記録する画像形成部18と、画像形成部18で画像が記録された用紙Pの乾燥処理を行うインク乾燥処理部20と、インク乾燥処理部20で乾燥処理された用紙PにUV光(活性光線)の照射を行って画像を定着させるUV照射処理部22と、UV照射処理部22でUV照射処理された用紙Pを排紙する排紙部24と、を含んで構成される。
〈給紙部〉
給紙部12は、主として、給紙台30と、サッカー装置32と、給紙ローラ対34と、フィーダボード36と、前当て38と、給紙ドラム40を含んで構成され、給紙台30に積載された用紙Pを1枚ずつ処理液付与部14へ給紙する。
給紙台30の上に積載された用紙Pは、サッカー装置32(サクションフィット32A)によって上から順に1枚ずつ引き上げられて、給紙ローラ対34(上下一対のローラ34A,34Bの間)に給紙される。
給紙ローラ対34に給紙された用紙Pは、上下一対のローラ34A,34Bによって前方に送り出され、フィーダボード36の上に載置される。フィーダボード36の上に載置された用紙Pは、フィーダボード36の搬送面に設けられたテープフィーダ36Aによって搬送される。
そして、その搬送過程でリテーナ36B、ガイドローラ36Cによってフィーダボード36の搬送面に押し付けられ、凹凸が矯正される。フィーダボード36によって搬送された用紙Pは、先端が前当て38に当接されることにより、傾きが矯正され、その後、給紙ドラム40に受け渡される。そして、給紙ドラム40のグリッパ40Aにより先端部を把持されて処理液付与部14へと搬送される。
〈処理液付与部〉
処理液付与部14は、主として、用紙Pを搬送する処理液付与ドラム42と、処理液付与ドラム42によって搬送される用紙Pの表面に所定の処理液を付与する処理液付与ユニット44と、を含んで構成され、用紙Pの表面に処理液を付与(塗布)する。
用紙Pの表面に塗布される処理液は、後段の画像形成部18で用紙Pに打滴される水性UVインク中の色材を凝集させる機能を有する処理液が塗布される。用紙Pの表面に処理液を塗布して水性UVインクを打滴することにより、汎用の印刷用紙を用いても着弾干渉等を起こすことなく、高品位な印刷を行うことができる。
給紙部12の給紙ドラム40から受け渡された用紙Pは、処理液付与ドラム42に受け渡される。処理液付与ドラム42は、用紙Pの先端をグリッパ42Aで把持して(咥えて)回転することにより、用紙Pを周面に巻き掛けて搬送する。
この搬送過程で、処理液皿44Bからアニロックスローラ44Cにより一定量に計量された処理液が付与された塗布ローラ44Aを用紙Pの表面に押圧当接させることで、用紙Pの表面に処理液が塗布される。なお、処理液を塗布する形態はローラ塗布に限定されず、インクジェット方式、ブレードによる塗布など、他の形態を適用することも可能である。
〈処理液乾燥処理部〉
処理液乾燥処理部16は、主として、用紙Pを搬送する処理液乾燥処理ドラム46と、用紙Pの裏面を支持(ガイド)する用紙搬送ガイド48と、処理液乾燥処理ドラム46によって搬送される用紙Pの表面に熱風を吹き当てて乾燥させる処理液乾燥処理ユニット50と、を含んで構成され、表面に処理液が付与された用紙Pに対して乾燥処理を施す。
処理液付与部14の処理液付与ドラム42から処理液乾燥処理ドラム46へ受け渡された用紙Pは、処理液乾燥処理ドラム46に具備されるグリッパ46Aによって先端を把持される。
また、用紙Pは、表面(処理液が塗布された面)を内側に向けた状態で裏面を用紙搬送ガイド48によって支持される。この状態で処理液乾燥処理ドラム46を回転させることにより用紙Pを搬送させる。
処理液乾燥処理ドラム46によって搬送される過程で、処理液乾燥処理ドラム46の内側に設置された処理液乾燥処理ユニット50から熱風が用紙Pの表面に吹き当てられて、用紙Pに乾燥処理が施され、処理液中の溶媒成分が除去されて、用紙Pの表面にインク凝集層が形成される。
〈画像形成部〉
画像形成部は、図4の描画ユニット152に対応する構成である。画像形成部18は、主として、用紙Pを搬送する画像形成ドラム52と、画像形成ドラム52によって搬送される用紙Pを押圧して、用紙Pを画像形成ドラム52の周面に密着させる用紙押さえローラ54と、用紙PにC,M,Y,Kの各色のインク液滴を吐出するインクジェットヘッド56C,56M,56Y,56Kと、用紙Pに記録された画像を読み取るインラインセンサ58と、インクミストを捕捉するミストフィルタ60と、ドラム冷却ユニット62と、を含んで構成され、処理液層が形成された用紙Pの表面にC,M,Y,Kの各色のインク(水性UVインク)の液滴を打滴して、用紙Pの表面にカラー画像を描画する。
図13に示すインクジェットヘッド56C,56M,56Y,56Kは、図5及び図6を用いて説明したインクジェットヘッド200が適用される。
本例に適用されるインクジェットヘッドには、圧電素子のたわみ変形を利用してインクを吐出させる圧電方式(図6参照)、インクを加熱して膜沸騰現象を発生させてインクを吐出させるサーマル方式、帯電させたインクを静電気力によって記録媒体へ着弾させる静電方式など、様々な吐出方式を適用することができる。
また、本例に適用されるインクジェットヘッドは、用紙Pの全幅(用紙Pの相対移動方向と直交する主走査方向の全長)に対応する長さにわたってノズルが形成されるライン型ヘッドが適用される(図3参照)。
処理液乾燥処理部16の処理液乾燥処理ドラム46から画像形成ドラム52へ受け渡された用紙Pは、画像形成ドラム52に具備されるグリッパ52Aによって先端を把持される。さらに、用紙Pを用紙押さえローラ54の下を通過させることで、用紙Pは画像形成ドラム52の周面に密着する。
画像形成ドラム52の周面に密着させた用紙Pは、画像形成ドラム52の周面に形成された吸着穴に発生させた負圧によって吸着されて、画像形成ドラム52の周面に吸着保持される。
画像形成ドラム52の周面に吸着保持され搬送される用紙Pは、各インクジェットヘッド56C,56M,56Y,56Kの直下のインク打滴領域を通過する際に、各インクジェットヘッド56C,56M,56Y,56KからC,M,Y,Kの各色のインクの液滴が表面に打滴されて、表面にカラー画像が描画される。
用紙Pの表面に打滴されたインクは、用紙Pの表面に形成されたインク凝集層と反応し、フェザリングやブリーディング等を起こすことなく用紙Pの表面に定着し、用紙Pの表面には高品位な画像が形成される。
インクジェットヘッド56C,56M,56Y,56Kによって画像が形成された用紙Pは、インラインセンサ58の読取領域を通過する際に、表面に形成された画像が読み取られる。
図13のインラインセンサ58は、図4のスキャナ156に対応する構成である。
インラインセンサ58による画像の読み取りは必要に応じて行われ、画像の読取データから吐出不良、濃度むら等の画像欠陥(画像異常)の検査が行われる。インラインセンサ58の読取領域を通過した用紙Pは、吸着が解除された後、ガイド59の下を通過して、インク乾燥処理部20へと受け渡される。
〈インク乾燥処理部〉
図13のインク乾燥処理部は、図4の乾燥定着ユニット158に対応する構成である。
インク乾燥処理部20は、チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pに対して乾燥処理を施すインク乾燥処理ユニット68を含んで構成され、画像形成後の用紙Pに対して乾燥処理を施し、用紙Pの表面に残存する液体成分を除去する。
インク乾燥処理ユニット68の構成例として、ハロゲンヒータ、赤外線(IR)ヒータ
等の熱源と、熱源によって熱せられた空気(気体、流体)を用紙Pへ吹き付けるファンと、を具備する態様が挙げられる。
画像形成部18の画像形成ドラム52からチェーングリッパ64へ受け渡された用紙Pは、チェーングリッパ64に具備されるグリッパ64Dによって先端を把持される。
チェーングリッパ64は、第1スプロケット64A及び第2スプロケット64Bに一対の無端状のチェーン64Cが巻き掛けられた構造を有している。
また、用紙Pの後端の裏面は、チェーングリッパ64との間の一定の距離を離して配置されたガイドプレート72の用紙保持面に吸着保持される。
〈UV照射処理部〉
UV照射処理部22(活性光線照射手段)は、UV照射ユニット74を含んで構成され、水性UVインクを用いて記録された画像に紫外線を照射して、用紙Pの表面に画像を定着させる。
UV照射ユニットの構成例として、UV光を発生させる紫外線光源と、UV光を集光する手段、UV光を偏向させる手段等として機能する光学系と、を含む態様が挙げられる。
チェーングリッパ64によって搬送される用紙PがUV照射ユニット74のUV光照射領域に到達すると、チェーングリッパ64の内部に設置されたUV照射ユニット74によりUV照射処理が施される。
すなわち、先端をグリッパによって把持され、後端の裏面を用紙保持面に吸着保持されてチェーングリッパ64によって搬送される用紙Pは、用紙Pの搬送経路において用紙Pの表面と対応する位置に配置されたUV照射ユニット74からUV光が照射される。UV光が照射された画像(インク)は、硬化反応が発現して用紙Pの表面に定着する。
UV照射処理が施された用紙Pは、傾斜搬送経路70Bを経由して排紙部24へ送られる。傾斜搬送経路70Bを通過する用紙Pに対して、冷却処理を施す冷却処理部を備えてもよい。
〈排紙部〉
一連の画像形成処理が行われた用紙Pを回収する排紙部24は、用紙Pを積み重ねて回収する排紙台76を含んで構成される。
チェーングリッパ64(グリッパ64D)は、排紙台76の上で用紙Pを開放し、排紙台76の上に用紙Pをスタックさせる。排紙台76は、チェーングリッパ64から開放された用紙Pを積み重ねて回収する。排紙台76には、用紙Pが整然と積み重ねられるように、不図示の用紙当て(前用紙当て、後用紙当て、横用紙当て等)が備えられる。
また、排紙台76は、図示しない排紙台昇降装置によって昇降可能に設けられる。排紙台昇降装置は、排紙台76にスタックされる用紙Pの増減に連動して、その駆動が制御され、最上位に位置する用紙Pが常に一定の高さに位置するように、排紙台76を昇降させる。
図13のインクジェット記録装置10の制御系には、図4の画像処理部106を適用し、かつ、装置各部に対応する制御部、メモリ等の構成を追加し、これらを統括的に制御する、システム制御部を追加することが可能である。
以上説明した画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び画像形成装置は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更、追加、削除をすることが可能である。また、上述した構成例を適宜組み合わせることも可能である。
本明細書では、画像形成装置の一例としてインクジェット記録装置を例示したが、本発明は、インクジェット記録装置以外の画像形成装置(例えば、電子写真方式の画像形成装置)に対しても広く適用することが可能である。
〔本明細書が開示する発明〕
上記に詳述した発明の実施形態についての記載から把握されるとおり、本明細書は少なくとも以下に示す発明を含む多様な技術思想の開示を含んでいる。
(第1態様):予め設定されたむら補正値を用いて、記録ヘッドに具備される複数の記録素子の記録特性に起因する濃度むらを補正するむら補正処理が施された画像データに基づいて、濃度むら測定用テスト画像を形成する濃度むら測定用テスト画像形成工程と、記録ヘッドを用いた画像形成後の処理の前に、濃度むら測定用テスト画像における記録素子ごと濃度設定値ごとの濃度測定値である変換前濃度測定値を取得する濃度測定値取得工程と、予め導出された、濃度設定値ごとの処理の前後における濃度測定値の変換関係を表し、濃度設定値として設定されたむら補正値が適用される濃度測定値変換値を用いて、取得された変換前濃度測定値を処理後の濃度測定値に相当する変換後濃度測定値に変換する濃度測定値変換工程と、変換後濃度測定値を用いて新たなむら補正値を導出するむら補正値導出工程と、を含む画像処理方法。
第1態様によれば、処理の前後における濃度測定値の変換関係を表す濃度測定値変換値を用いて、処理前の濃度測定値である変換前濃度測定値が処理後の濃度測定値に相当する変換後濃度測定値に変換され、変化後の濃度測定値に基づいてむら補正値が導出されるので、処理の前後で画像の濃度測定値の違いが考慮された新たなむら補正値が導出される。
記録ヘッドは、ノズルからインクを吐出させるインクジェットヘッド、電子写真方式の画像装置における記録ヘッドなどが含まれる。
記録素子は、インクジェットヘッドに具備されるノズル、電子写真方式の画像装置における記録ヘッドに具備されるLED素子などが含まれる。
画像形成後の処理(第2処理)の前に、他の処理(第1処理)が施されてもよい。
(第2態様):第1態様に記載の画像処理方法において、予め設定されたむら補正値を用いてむら補正処理が施された画像データに基づき、記録ヘッドを用いて濃度測定用テスト画像を形成する濃度測定用テスト画像形成工程と、形成された濃度測定用テスト画像の処理の前に、濃度測定用テスト画像における濃度設定値ごとの処理の前の濃度測定値を取得する処理前濃度測定値取得工程と、形成された濃度測定用テスト画像に処理を施す処理工程と、処理工程の後に、濃度測定用テスト画像における濃度設定値ごとの処理の後の濃度測定値を取得する処理後濃度測定値取得工程と、処理前濃度測定値及び処理後濃度測定値に基づいて、設定されたむら補正値を濃度設定値として、濃度設定値ごとの濃度測定値変換値を導出する濃度測定値変換値導出工程と、を含んでいる。
第2態様によれば、画像形成後の処理の前後の濃度測定値が測定され、測定結果に基づいて濃度測定値変換値が導出されるので、処理の前後における濃度変化に対応した好ましい濃度測定値変換値が導出される。
(第3態様):第2態様に記載の画像処理方法において、濃度測定値変換値導出工程は、濃度設定値ごとに、次式(処理の後の濃度測定値)/(処理の前の濃度測定値)…(1)を用いた演算によって、濃度測定値変換値を導出する。
第3態様において、(1)式を用いた演算により算出された濃度測定値変換値は、濃度設定値を変数とする関数として記憶してもよいし、濃度設定値をインデックスとするテーブル形式として記憶してもよい。
(第4態様):第3態様に記載の画像処理方法において、濃度定値変換工程は、濃度むら測定用画像を形成した際のむら補正値の値を濃度設定値に適用して(1)式を用いて導出された値を読み出し、読み出された濃度測定値変換値を変換前濃度測定値に乗じて、むら補正値を濃度設定値とする変換前濃度測定値を変換後濃度測定値に変換する。
第4態様によれば、濃度測定値変換値を用いた乗算によって変換前濃度測定値を変換後濃度測定値に変換することができる。
(第5態様):第2態様から第4態様のいずれかに記載の画像処理方法において、処理前濃度測定値取得工程は、記録素子の配列方向における複数の濃度測定値の平均値を処理前濃度測定値とし、処理後濃度測定値取得工程は、記録素子の配列方向における複数の濃度測定値の平均値を処理後濃度測定値とする。
第5態様によれば、記録素子の配列方向における記録素子の特性のばらつきに起因する濃度変動が考慮された、変換前濃度測定値が得られる。
(第6態様):第2態様から第5態様のいずれかに記載の画像処理方法において、形成された濃度測定用テスト画像の処理の前に、撮像素子を用いて濃度測定用テスト画像を読み取る処理前読取工程を含み、処理前濃度測定値取得工程は、処理前読取工程の読取結果から、濃度測定用テスト画像における濃度設定値ごとの処理の前の濃度測定値を取得する。
第6態様によれば、非接触の手法によって、撮像素子の読取結果から濃度測定用テスト画像の濃度測定値を実測することができる。
(第7態様):第6態様に記載の画像処理方法において、処理工程の後に、撮像素子を用いて濃度測定用テスト画像を読み取る処理後読取工程を含み、処理後濃度測定値取得工程は、処理後読取工程の読取結果から、濃度測定用テスト画像における濃度設定値ごとの処理の後の濃度測定値を取得する。
第7態様によれば、処理の前後で同じ手法により濃度測定用テスト画像の濃度測定値が実測されるので、変換前後の濃度測定値における誤差の発生を抑制しうる。
(第8態様):第1態様から第7態様のいずれかに記載の画像処理方法において、記録ヘッドを用いた画像形成後の処理の前に、形成された濃度むら測定用テスト画像を、撮像素子を用いて読み取る読取工程を含み、濃度測定値取得工程は、読取工程の読取結果から、濃度むら測定用テスト画像における記録素子ごと濃度設定値ごとの濃度測定値である変換前濃度測定値を取得する。
第6態様から第8態様における撮像素子は、同一のものを適用することで、撮像素子の固体ばらつきに起因する濃度測定値の誤差の発生が抑制される。
(第9態様):第1態様から第8態様のいずれかに記載の画像処理方法において、画像形成後の処理は、乾燥処理及び定着処理の少なくともいずれか一方を含んでいる。
第9態様によれば、乾燥処理又は定着処理の前後で濃度変化が生じる場合にも、処理の前後の濃度変化が考慮されたむら補正値が導出される。
(第10態様):予め設定されたむら補正値を用いて、記録ヘッドに具備される複数の記録素子の記録特性に起因する濃度むらを補正するむら補正処理が施された画像データに基づいて形成された濃度むら測定用テスト画像における、記録素子ごと濃度設定値ごとの濃度測定値である変換前濃度測定値を取得する濃度測定値取得部と、予め導出され、濃度設定値ごとの処理の前後における濃度測定値の変換関係を表し、濃度設定値として設定されたむら補正値が適用される濃度測定値変換値を用いて、取得された変換前濃度測定値を処理後の濃度測定値に相当する変換後濃度測定値に変換する濃度測定値変換部と、変換後濃度測定値を用いて新たなむら補正値を導出するむら補正値導出部と、を備えた画像処理装置。
第10態様において、撮像素子を用いて濃度むら測定用テスト画像を読み取る読取部を備え、濃度測定値取得部は、読取部の読取結果に基づいて変換前濃度測定値を取得する態様が好ましい。
また、処理部の処理は、乾燥処理及び定着処理の少なくともいずれか一方を含む態様が好ましい。
(第11態様):第10態様に記載の画像処理装置において、濃度測定値変換値を導出する濃度測定値変換値導出部を備え、濃度測定値取得部は、予め設定されたむら補正値を用いてむら補正処理が施された画像データに基づいて記録ヘッドを用いて形成された濃度測定用テスト画像における処理の前の濃度設定値ごとの処理前濃度測定値、濃度測定用テスト画像の処理の後の濃度設定値ごとの処理後濃度測定値を取得し、濃度測定値変換値導出部は、処理の前の濃度測定値及び処理の後の濃度測定値に基づいて、設定されたむら補正値を濃度設定値として、濃度設定値ごとの濃度測定値変換値を導出する。
第11態様において、濃度測定値変換値導出部は、濃度設定値ごとに、次式(処理の後の濃度測定値)/(処理の前の濃度測定値)…(1)を用いた演算によって、濃度測定値変換値を導出する態様が好ましい。
また、濃度測定値変換部は、濃度むら測定用画像を形成した際のむら補正値の値を濃度設定値に適用して(1)式を用いて導出された値を読み出し、読み出された濃度測定値変換値を変換前濃度測定値に乗じて、むら補正値を濃度設定値とする変換前濃度測定値を変換後濃度測定値に変換する態様が好ましい。
また、濃度測定値取得部は、記録素子の配列方向における複数の濃度測定値の平均値を処理前濃度測定値、処理後濃度測定値とする態様が好ましい。
また、撮像素子を用いて処理前後の濃度測定用画像を読み取る読取部を備え、濃度測定値取得部は、撮像素子の読取結果に基づいて処理前の濃度測定値、及び処理後の濃度測定値を取得する態様も好ましい。
(第12態様):コンピュータに、予め設定されたむら補正値を用いて、記録ヘッドに具備される複数の記録素子の記録特性に起因する濃度むらを補正するむら補正処理が施された画像データに基づいて、濃度むら測定用テスト画像を形成する濃度むら測定用テスト画像形成工程と、記録ヘッドを用いた画像形成後の処理の前に、形成された濃度むら測定用テスト画像における記録素子ごと濃度設定値ごとの濃度測定値である変換前濃度測定値を取得する濃度測定値取得工程と、予め導出され、濃度設定値ごとの処理の前後における濃度測定値の変換関係を表し、濃度設定値として設定されたむら補正値が適用される濃度測定値変換値を用いて、取得された変換前濃度測定値を処理後の濃度測定値に相当する変換後濃度測定値に変換する濃度測定値変換工程と、変換後濃度測定値を用いて新たなむら補正値を導出するむら補正値導出工程と、を実行させる画像処理プログラム。
第12態様において、予め設定されたむら補正値を用いてむら補正処理が施された画像データに基づき、記録ヘッドを用いて濃度測定用テスト画像を形成する濃度測定用テスト画像形成工程と、形成された濃度測定用テスト画像の処理の前に、撮像素子を用いて濃度測定用テスト画像を読み取る処理前読取工程と、処理前読取工程の読取結果から、濃度測定用テスト画像における濃度設定値ごとの処理の前の濃度測定値を取得する処理前濃度測定値取得工程と、形成された濃度測定用テスト画像に処理を施す処理工程と、処理工程の後に、撮像素子を用いて濃度測定用テスト画像を読み取る処理後読取工程と、処理後読取工程の読取結果から、濃度測定用テスト画像における濃度設定値ごとの処理の後の濃度測定値を取得する処理後濃度測定値取得工程と、処理前濃度測定値及び処理後濃度測定値に基づいて、設定されたむら補正値を濃度設定値として、濃度設定値ごとの濃度測定値変換値を導出する濃度測定値変換値導出工程と、を含む態様が好ましい。
また、濃度測定値変換値導出工程は、濃度設定値ごとに、次式(処理の後の濃度測定値)/(処理の前の濃度測定値)…(1)を用いた演算によって、濃度測定値変換値を導出する態様が好ましい。
また、濃度設定値変換工程は、濃度むら測定用画像を形成した際のむら補正値の値を濃度設定値に適用して(1)式を用いて導出された値を読み出し、読み出された濃度測定値変換値を変換前濃度測定値に乗じて、むら補正値を濃度設定値とする変換前濃度測定値を変換後濃度測定値に変換する態様が好ましい。
また、処理前濃度測定値取得工程は、記録素子の配列方向における複数の濃度測定値の平均値を処理前濃度測定値とし、処理後濃度測定値取得工程は、記録素子の配列方向における複数の濃度測定値の平均値を処理後濃度測定値とする態様が好ましい。
また、画像形成後の処理は、乾燥処理及び定着処理の少なくともいずれか一方を含む態様が好ましい。
また、形成された濃度測定用テスト画像の処理の前に、撮像素子を用いて濃度測定用テスト画像を読み取る処理前読取工程を含み、処理前濃度測定値取得工程は、処理前読取工程の読取結果から、濃度測定用テスト画像における濃度設定値ごとの処理の前の濃度測定値を取得する態様が好ましい。
また、処理工程の後に、撮像素子を用いて濃度測定用テスト画像を読み取る処理後読取工程を含み、処理後濃度測定値取得工程は、処理後読取工程の読取結果から、濃度測定用テスト画像における濃度設定値ごとの処理の後の濃度測定値を取得する態様が好ましい。
また、記録ヘッドを用いた画像形成後の処理の前に、形成された濃度むら測定用テスト画像を、撮像素子を用いて読み取る読取工程を含み、濃度測定値取得工程は、読取工程の読取結果から、濃度むら測定用テスト画像における記録素子ごと濃度設定値ごとの濃度測定値である変換前濃度測定値を取得する態様が好ましい。
また、画像形成後の処理は、乾燥処理及び定着処理の少なくともいずれか一方を含む態様が好ましい。
(第13態様):複数の記録素子が具備される記録ヘッドと、入力画像データに対して、記録ヘッドに具備される複数の記録素子の記録特性に起因する濃度むらを予め設定されたむら補正値を用いてむら補正処理を施すむら補正処理部を具備する画像処理部と、記録媒体と記録ヘッドとを相対的に搬送させる相対搬送部と、記録ヘッドを基準とする記録媒体の相対移動方向における記録ヘッドの下流側に設けられ、記録ヘッドを用いて形成された画像の濃度測定値を取得する濃度測定値取得部と、記録ヘッドを基準とする記録媒体の相対移動方向における濃度測定値取得部の下流側に設けられ、記録ヘッドを用いて形成された画像に処理を施す処理部と、濃度設定値ごとの処理部による処理の前後における濃度測定値の変換関係を表し、濃度設定値として設定されたむら補正値が適用される濃度測定値変換値を用いて、取得された変換前濃度測定値を処理の後の濃度測定値に相当する変換後濃度測定値に変換する濃度測定値変換部と、変換後濃度測定値を用いて新たなむら補正値を導出するむら補正値導出部と、を備え、濃度測定値取得部は、処理部による処理の前に、画像処理部において、予め設定されたむら補正値を用いたむら補正処理が施された画像データに基づいて生成された濃度むら測定用テスト画像における記録素子ごと濃度設定値ごとの濃度測定値である変換前濃度測定値を取得し、むら補正値導出部によって新たなむら補正値が導出されると、新たなむら補正値を用いて画像データに対してむら補正処理を施し、記録ヘッドは、新たなむら補正値を用いてむら補正処理が施された画像データに基づいて所望の画像を形成する画像形成装置。
第13態様において、撮像素子を用いて濃度むら測定用テスト画像を読み取る読取部を備え、濃度測定値取得部は、読取部の読取結果に基づいて変換前濃度測定値を取得する態様が好ましい。
また、処理部の処理は、乾燥処理及び定着処理の少なくともいずれか一方を含む態様が好ましい。
また、濃度測定値変換値を導出する濃度測定値変換値導出部を備え、読取部は、予め設定されたむら補正値を用いてむら補正処理が施された画像データに基づいて記録ヘッドを用いて形成された濃度測定用テスト画像を、処理の前及び処理の後に読み取り、濃度測定値取得部は、読取部の読取結果から、濃度測定用テスト画像の処理の前の濃度設定値ごとの処理前濃度測定値、濃度測定用テスト画像の処理の後の濃度設定値ごとの処理前濃度測定値を取得し、濃度測定値変換値導出部は、処理の前の濃度測定値及び処理の後の濃度測定値に基づいて、設定されたむら補正値を濃度設定値として、濃度設定値ごとの濃度測定値変換値を導出する態様が好ましい。
また、濃度測定値変換値導出部は、濃度設定値ごとに、次式(処理の後の濃度測定値)/(処理の前の濃度測定値)…(1)を用いた演算によって、濃度測定値変換値を導出する態様が好ましい。
また、濃度測定値変換部は、濃度むら測定用画像を形成した際のむら補正値の値を濃度設定値に適用して(1)式を用いて導出された値を読み出し、読み出された濃度測定値変換値を変換前濃度測定値に乗じて、むら補正値を濃度設定値とする変換前濃度測定値を変換後濃度測定値に変換する態様が好ましい。
また、濃度測定値取得部は、記録素子の配列方向における複数の濃度測定値の平均値を処理前濃度測定値、処理後濃度測定値とする態様が好ましい。
また、撮像素子を用いて処理前後の濃度測定用画像を読み取る読取部を備え、濃度測定値取得部は、撮像素子の読取結果に基づいて処理前の濃度測定値、及び処理後の濃度測定値を取得する態様も好ましい。
10,100…インクジェット記録装置、20…インク乾燥処理部、56C,56M,56Y,56K,200…インクジェットヘッド、58…インラインセンサ、68…インク乾燥処理ユニット、106…画像処理部、108…むら補正処理部、122…濃度測定値取得部、132…演算処理部、18,150…画像形成部、152…描画ユニット、156…スキャナ、158…乾燥定着ユニット

Claims (13)

  1. 予め設定されたむら補正値を用いて、複数の記録素子を具備する記録ヘッドの記録素子配列方向におけるインク量分布に起因する濃度むらを補正するむら補正処理が施された画像データに基づいて、濃度むら測定用テスト画像を形成する濃度むら測定用テスト画像形成工程と、
    前記記録ヘッドを用いた画像形成後の処理の前に、前記濃度むら測定用テスト画像における記録素子ごと濃度設定値ごとの濃度測定値である変換前濃度測定値を取得する濃度測定値取得工程と、
    予め導出された、濃度設定値ごとの前記処理の前後における濃度測定値の変換関係を表し、濃度設定値として前記設定されたむら補正値が適用される濃度測定値変換値を用いて、前記取得された変換前濃度測定値を前記処理後の濃度測定値に相当する変換後濃度測定値に変換する濃度測定値変換工程と、
    前記変換後濃度測定値を用いて新たなむら補正値を導出するむら補正値導出工程と、
    を含む画像処理方法。
  2. 予め設定されたむら補正値を用いてむら補正処理が施された画像データに基づき、前記記録ヘッドを用いて濃度測定用テスト画像を形成する濃度測定用テスト画像形成工程と、
    前記形成された濃度測定用テスト画像の前記処理の前に、前記濃度測定用テスト画像における濃度設定値ごとの前記処理の前の濃度測定値を取得する処理前濃度測定値取得工程と、
    前記形成された濃度測定用テスト画像に前記処理を施す処理工程と、
    前記処理工程の後に、前記濃度測定用テスト画像における濃度設定値ごとの前記処理の後の濃度測定値を取得する処理後濃度測定値取得工程と、
    前記処理前濃度測定値及び前記処理後濃度測定値に基づいて、前記設定されたむら補正値を濃度設定値として、濃度設定値ごとの前記濃度測定値変換値を導出する濃度測定値変換値導出工程と、
    を含む請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記濃度測定値変換値導出工程は、濃度設定値ごとに、次式
    (処理の後の濃度測定値)/(処理の前の濃度測定値)…(1)
    を用いた演算によって、濃度測定値変換値を導出する請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 前記濃度測定値変換工程は、前記濃度むら測定用テスト画像を形成した際のむら補正値の値を濃度設定値に適用して前記(1)式を用いて導出された値を読み出し、前記読み出された濃度測定値変換値を前記変換前濃度測定値に乗じて、前記むら補正値を濃度設定値とする前記変換前濃度測定値を前記変換後濃度測定値に変換する請求項3に記載の画像処理方法。
  5. 前記処理前濃度測定値取得工程は、記録素子の配列方向における複数の濃度測定値の平均値を処理前濃度測定値とし、
    前記処理後濃度測定値取得工程は、記録素子の配列方向における複数の濃度測定値の平均値を処理後濃度測定値とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  6. 前記形成された濃度測定用テスト画像の前記処理の前に、撮像素子を用いて前記濃度測定用テスト画像を読み取る処理前読取工程を含み、
    前記処理前濃度測定値取得工程は、前記処理前読取工程の読取結果から、前記濃度測定用テスト画像における濃度設定値ごとの前記処理の前の濃度測定値を取得する請求項2から5のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  7. 前記処理工程の後に、前記撮像素子を用いて前記濃度測定用テスト画像を読み取る処理後読取工程を含み、
    前記処理後濃度測定値取得工程は、前記処理後読取工程の読取結果から、前記濃度測定用テスト画像における濃度設定値ごとの前記処理の後の濃度測定値を取得する請求項6に記載の画像処理方法。
  8. 前記記録ヘッドを用いた画像形成後の処理の前に、前記形成された濃度むら測定用テスト画像を、撮像素子を用いて読み取る読取工程を含み、
    前記濃度測定値取得工程は、前記読取工程の読取結果から、前記濃度むら測定用テスト画像における記録素子ごと濃度設定値ごとの濃度測定値である変換前濃度測定値を取得する請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  9. 前記画像形成後の処理は、乾燥処理及び定着処理の少なくともいずれか一方を含む請求項1から8のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  10. 予め設定されたむら補正値を用いて、複数の記録素子を具備する記録ヘッドの記録素子配列方向におけるインク量分布に起因する濃度むらを補正するむら補正処理が施された画像データに基づいて形成された濃度むら測定用テスト画像における、記録素子ごと濃度設定値ごとの濃度測定値である変換前濃度測定値を取得する濃度測定値取得部と、
    予め導出され、濃度設定値ごとの前記記録ヘッドを用いた画像形成後の処理の前後における濃度測定値の変換関係を表し、濃度設定値として前記設定されたむら補正値が適用される濃度測定値変換値を用いて、前記取得された変換前濃度測定値を前記処理後の濃度測定値に相当する変換後濃度測定値に変換する濃度測定値変換部と、
    前記変換後濃度測定値を用いて新たなむら補正値を導出するむら補正値導出部と、
    を備えた画像処理装置。
  11. 前記濃度測定値変換値を導出する濃度測定値変換値導出部を備え、
    前記濃度測定値取得部は、予め設定されたむら補正値を用いてむら補正処理が施された画像データに基づいて前記記録ヘッドを用いて形成された濃度測定用テスト画像における前記処理の前の濃度設定値ごとの処理前濃度測定値、前記濃度測定用テスト画像の前記処理の後の濃度設定値ごとの処理後濃度測定値を取得し、
    濃度測定値変換値導出部は、前記処理の前の濃度測定値及び前記処理の後の濃度測定値に基づいて、前記設定されたむら補正値を濃度設定値として、濃度設定値ごとの前記濃度測定値変換値を導出する請求項10に記載の画像処理装置。
  12. コンピュータに、
    予め設定されたむら補正値を用いて、複数の記録素子を具備する記録ヘッドの記録素子配列方向におけるインク量分布に起因する濃度むらを補正するむら補正処理が施された画像データに基づいて、濃度むら測定用テスト画像を形成する濃度むら測定用テスト画像形成工程と、
    前記記録ヘッドを用いた画像形成後の処理の前に、前記形成された濃度むら測定用テスト画像における記録素子ごと濃度設定値ごとの濃度測定値である変換前濃度測定値を取得する濃度測定値取得工程と、
    予め導出された、濃度設定値ごとの前記処理の前後における濃度測定値の変換関係を表し、濃度設定値として前記設定されたむら補正値が適用される濃度測定値変換値を用いて、前記取得された変換前濃度測定値を前記処理後の濃度測定値に相当する変換後濃度測定値に変換する濃度測定値変換工程と、
    前記変換後濃度測定値を用いて新たなむら補正値を導出するむら補正値導出工程と、
    を実行させる画像処理プログラム。
  13. 複数の記録素子が具備される記録ヘッドと、
    入力画像データに対して、前記記録ヘッドの記録素子配列方向におけるインク量分布に起因する濃度むらを予め設定されたむら補正値を用いてむら補正処理を施すむら補正処理部を具備する画像処理部と、
    記録媒体と前記記録ヘッドとを相対的に搬送させる相対搬送部と、
    前記記録ヘッドを基準とする前記記録媒体の相対移動方向における前記記録ヘッドの下流側に設けられ、前記記録ヘッドを用いて形成された画像の濃度測定値を取得する濃度測定値取得部と、
    前記記録ヘッドを基準とする前記記録媒体の相対移動方向における前記濃度測定値取得部の下流側に設けられ、前記記録ヘッドを用いて形成された画像に処理を施す処理部と、
    濃度設定値ごとの前記処理部による処理の前後における濃度測定値の変換関係を表し、濃度設定値として前記設定されたむら補正値が適用される濃度測定値変換値を用いて、前記取得された変換前濃度測定値を前記処理の後の濃度測定値に相当する変換後濃度測定値に変換する濃度測定値変換部と、
    前記変換後濃度測定値を用いて新たなむら補正値を導出するむら補正値導出部と、
    を備え、
    前記濃度測定値取得部は、前記処理部による処理の前に、前記画像処理部において、予め設定されたむら補正値を用いたむら補正処理が施された画像データに基づいて生成された濃度むら測定用テスト画像における記録素子ごと濃度設定値ごとの濃度測定値である変換前濃度測定値を取得し、
    前記むら補正値導出部によって新たなむら補正値が導出されると、前記新たなむら補正値を用いて画像データに対してむら補正処理を施し、
    前記記録ヘッドは、前記新たなむら補正値を用いてむら補正処理が施された画像データに基づいて所望の画像を形成する画像形成装置。
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