JP5853789B2 - 通信装置、通信システム、および通信方法 - Google Patents

通信装置、通信システム、および通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信装置と、通信装置を用いた通信システム、および、通信方法に関する。
コンピュータなどの情報機器の普及に伴い、ユーザがコンピュータなどを持ち歩きながらインターネットに接続する場合が増加してきている。また、ユーザが、出先でコンピュータ等をインターネットに接続するために、テザリングを行うケースも増加してきている。テザリングでは、コンピュータ等の情報機器が移動通信網を介してインターネットに接続される。関連する技術として、コンピュータなどの情報端末を複数台、同時に、無線ネットワークもしくは有線ネットワークに接続することができる携帯電話端末も考案されている。
特開2005−217994号公報
テザリングには、コンピュータ等の機器をインターネットに接続するために使用されている通信装置の電力消費が多いため、長時間の通信ができないという問題がある。
そこで、本発明は、テザリングにより通信を中継する通信装置の充電量が低下しても、中継先の通信装置で行われる通信を継続できるようにすることを目的とする。
実施形態に係る通信装置は、送受信部、送信部、受信部、充電量観測部、テザリング制御部を備え、テザリング通信を行う。送受信部は、基地局を介して、対向装置との間でデータを送受信する。送信部は、前記通信装置が前記対向装置との間の通信を中継する中継先装置へ、前記対向装置からの前記中継先装置宛のデータを送信する。受信部は、前記中継先装置から送信されたデータを受信する。充電量観測部は、電池の充電量の変化を観測する。テザリング制御部は、前記電池の充電量が閾値以下になると、前記中継先装置が前記基地局を介して前記対向装置と通信を確立できる場合、前記中継先装置に、前記対向装置との通信の確立を要求するための制御を行う。
テザリングにより通信を中継する通信装置の充電量が低下しても、中継先の通信装置での通信が継続できる。
実施形態に係る通信方法の例を説明する図である。 通信装置の構成の例を示す図である。 特定情報テーブルの例を示す図である。 通信装置のハードウェア構成の例を示す図である。 サーバの構成の例を示す図である。 第1の実施形態で行われる動作の例を説明するシーケンス図である。 制御情報テーブルと制御情報テーブルを用いた処理の例を示す図である。 通信切り替えテーブルの例を示す図である。 テザリングにより通信を中継する通信装置の動作の例を説明するフローチャートである。 テザリングで通信の中継先となっている通信装置の動作の例を説明するフローチャートである。 サーバで行われる動作の例を説明するフローチャートである。 第2の実施形態で行われる通信の例を説明する図である。 第2の実施形態で行われる動作の例を説明するシーケンス図である。 制御情報テーブルと制御情報テーブルを用いた処理の例を示す図である。 テザリングにより通信を中継する通信装置の動作の例を説明するフローチャートである。 通信路を変更するための処理の例を説明するフローチャートである。 切り替え先装置の動作の例を説明するフローチャートである。 通信装置のハードウェア構成の変形例を示す図である。
図1は、実施形態に係る通信方法の例を説明する図である。以下の説明では、通信装置10aと通信装置10bはいずれも、基地局(図示せず)を介してインターネット中の対向装置と通信することができる。図1の例では、対向装置をサーバ30とする。通信装置10aと通信装置10bは、さらに、Wireless Fidelity(WiFi(登録商標))通信にも対応しているものとする。
(A)まず、通信装置10aが基地局を介してサーバ30と接続を確立し、通信装置10bは通信装置10aとの間でWiFi通信を確立する。次に、通信装置10bは、通信装置10aを介してサーバ30との間で通信を開始したとする。このとき、通信装置10aは、テザリングによりサーバ30と通信装置10bの通信を中継している。また、通信装置10bは、通信装置10aにとって、サーバ30との間の通信の中継先(中継先装置)である。
(B)通信装置10aは、テザリング通信を行っている間、通信装置10aの電池の充電量の変化を観測し、予め記憶している閾値と充電量を比較している。
(C)通信装置10aの電池の充電量が閾値以下になると、通信装置10aは、テザリングを長時間行うことができないことを認識する。そこで、中継先装置である通信装置10bが、基地局を介してサーバ30と接続を確立できるかを、WiFi通信の際に受信した制御情報を用いて判定する。中継先装置である通信装置10bが基地局を介してサーバ30と接続を確立できる場合、通信装置10aは、通信装置10bに通信確立要求を送信する。通信確立要求は、宛先の通信装置10bに対して、サーバ30との通信を確立することを要求する制御メッセージである。通信装置10bは、通信装置10aからの要求に応じて、サーバ30との間で基地局を介して通信を確立する。通信装置10bは、サーバ30との通信を確立すると、通信装置10aに確立通知メッセージを送信することにより、サーバ30との通信を開始したことを通知する。通信装置10aは、通信装置10bがサーバ30との通信を確立したことを認識するとテザリングを停止する。なお、閾値は、通信装置10aが手順(C)の処理を行うことができる充電量以上の値であることを満たす任意の値に設定され得る。
このように、テザリングにより対向装置との通信を中継している通信装置は、電池残量が閾値以下になると、中継先装置に対向装置との通信の確立を促し、中継先装置が対向装置と通信を確立するとテザリングを終了する。このため、テザリングにより通信を中継している通信装置の電池残量が少なくなっても、中継先装置が対向装置との間で通信を継続できる。
ここでは、通信装置10aと通信装置10bが、WiFi通信で接続されている場合を例として説明したが、テザリングの中継先と中継元の装置は、Bluetooth(登録商標)通信など、WiFi通信以外の方法で接続されていても良い。また、通信装置10bの通信先の通信装置はサーバ30に限られず、インターネット中の任意の通信装置であっても良い。さらに、通信装置10aおよび通信装置10bと基地局の間の通信は、3G通信、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX)、Long Term Evolution(LTE)を含む任意の通信方式とすることができるものとする。
<装置構成>
以下、通信の中継がWiFi通信によって行われる場合を例として説明する。
図2は、通信装置10の構成の例を示す。通信装置10は、送受信部11、データ処理部12、充電量観測部13、電源部14、特定情報テーブル15、制御情報テーブル16、テザリング部20、送信部23、受信部24を備える。また、テザリング部20は、テザリング通信部21とテザリング制御部22を有する。
送受信部11は、基地局を介して対向装置との間でデータを送受信する。データ処理部12は、送受信部11を介して送受信されたデータを処理する。充電量観測部13は、電源部14として用いられている充電池の充電量を観測する。また、充電量観測部13は、予め閾値を記憶しており、電源部14の充電量を閾値と比較する。充電量観測部13は、電源部14の充電量が閾値以下になると、そのことをテザリング制御部22に通知する。
特定情報テーブル15は、基地局を介してインターネットと接続を確立できる通信装置の特定に用いる特定情報を記憶する。特定情報テーブル15は、通信の中継元の通信装置10aと中継先の通信装置10bの間で、WiFi通信により接続を確立するときに送受信される情報と、インターネット接続の可否を対応付けて記憶する。特定情報テーブル15の例を図3に示す。図3の例では、特定情報は、機種名とインターネット接続の可否の組み合わせである。通信装置10は、特定情報テーブル15を予め記憶することができる。また、通信装置10は、特定情報テーブル15をサーバ30からダウンロードすることによって、適宜、更新するものとする。
制御情報テーブル16は、通信の中継元の通信装置10と中継先の通信装置10の間で接続が確立されるときに送受信される制御情報を、制御情報の送信元の通信装置10の識別子と対応付けて記憶する。例えば、特定情報テーブル15が図3に示すとおりである場合、特定情報テーブル15は、通信装置10bの識別子に通信装置10bの機種名を対応付けて記憶する。
送信部23は、WiFi接続している通信装置10に向けたデータを送信する。送信部23は、通信装置10aのように通信の中継元となる通信装置10では、中継先の通信装置10に宛てたデータを送信する。一方、通信装置10bのように、中継元の装置から通信を中継されている通信装置10では、送信部23は、中継元の通信装置10宛てのデータと通信先のサーバ30に宛てたデータの両方の送信に用いられる。
受信部24は、WiFi接続している通信装置10から送信されたデータを受信する。受信部24は、中継元の通信装置10aとして動作する通信装置10では、中継先の通信装置10から送信されてきたデータを受信する。一方、通信装置10bのように、中継先装置として動作する通信装置10において、受信部24は、通信先のサーバ30からのデータや中継元の通信装置10からのデータの受信に用いられる。
テザリング通信部21は、通信装置10がテザリングにより他の通信装置10の通信を中継するための処理を行う。テザリング制御部22は、充電量観測部13から電源部14の充電量が閾値以下であることを通知されると、特定情報テーブル15と制御情報テーブル16を用いて、テザリングによる中継先の通信装置10がインターネット接続することができるかを判定する。図3の例では、通信装置10aのテザリング制御部22は、通信装置10bの機種が機種α、機種β、もしくは、機種δである場合、通信装置10bは基地局を介してインターネットに接続できると判定する。一方、通信装置10bの機種が機種γである場合、テザリング制御部22は、通信装置10bがインターネットに接続できないと判定する。中継先の通信装置10がインターネットに接続できると判定した場合、テザリング制御部22は、中継先の通信装置10に対して、インターネットを経由して対向装置と通信することを要求する。また、中継先の通信装置10から、対向装置と通信を確立したことが通知されると、テザリング制御部22は、テザリング通信を終了する。
図4は、通信装置10のハードウェア構成の例を示す。通信装置10は、スマートフォンを含む携帯電話端末、Personal Handy-phone System(PHS)端末など、テザリングが可能な通信装置により実現される。通信装置10は、アンテナ41、無線処理回路42、スピーカー43、マイク44、オーディオ入出力デバイス45、テザリング処理デバイス46、Wi−Fi通信デバイス47、プロセッサ48、メモリ50、キー入力デバイス53、表示デバイス54、電源部14を備える。メモリ50は、Read Only Memory(ROM)51とRandom Access Memory(RAM)52を備える。
無線処理回路42は、送受信部11として動作し、アンテナ41を介して基地局との間でデータを送受信する。オーディオ入出力デバイス45は、マイク44からの音声の入力と、スピーカー43への音声データの出力を制御する。テザリング処理デバイス46は、WiFi通信により接続された通信装置10へのテザリングを行い、テザリング通信部21として動作する。Wi−Fi通信デバイス47は、送信部23および受信部24として動作する。プロセッサ48は、データ処理部12、充電量観測部13、テザリング制御部22として動作する。ROM51は、特定情報テーブル15を格納し、RAM52は制御情報テーブル16を格納する。さらに、RAM52は、プロセッサ48やテザリング処理デバイス46の処理によって得られたデータを格納することもできる。表示デバイス54は、液晶ディスプレイなどのディスプレイや、タッチパネルなどである。
図5は、サーバ30の構成の例を示す。サーバ30は、プロセッサ31、メモリ32、ネットワーク接続装置36を備える。メモリ32は、ROM33とRAM34を備える。サーバ30は、通信中の通信装置10の要求に応じて、メモリ32に記憶しているデータを、ネットワーク接続装置36を介して送信することができる。Transmission Control Protocol/Internet Protocol(TCP/IP)通信部35は、サーバ30と通信装置10の間で行われる通信についての処理を行う。また、後述する通信切り替えテーブルは、RAM34に記憶される。
<第1の実施形態>
図6は、第1の実施形態で行われる動作の例を説明するシーケンス図である。なお、図6は動作の一例であり、例えば、手順(1)と(2)の順序を入れ替えるなどの変更が加えられる場合があるものとする。図6では、以下のようにIPアドレスが割り当てられているものとする。
通信装置10aの無線処理回路42 :IP−Ta
通信装置10aのWi−Fi通信デバイス47:IP−M2
通信装置10bの無線処理回路42 :IP−Tb
通信装置10bのWi−Fi通信デバイス47:IP−M3
サーバ30のネットワーク接続装置36 :IP−Sa
従って、通信装置10aの送受信部11は、IP−Ta宛てのデータを受信し、送信元アドレスがIP−Taのデータを送信する。また、通信装置10aの送信部23から送信されるデータの送信元アドレスはIP−M2であり、通信装置10aの受信部24は、IP−M2宛てのデータを受信する。一方、通信装置10bの送受信部11は、IP−Tb宛てのデータを受信し、送信元アドレスがIP−Tbのデータを送信する。また、通信装置10bの送信部23から送信されるデータの送信元アドレスはIP−M3であり、通信装置10bの受信部24は、IP−M3宛てのデータを受信する。
(1)通信装置10aの送受信部11は、サーバ30との間で接続を確立する。通信装置10aとサーバ30の通信では、通信装置10aのアドレスとしてIP−Taが使用され、サーバ30のアドレスとしてIP−Saが使用される。
(2)通信装置10bは、通信装置10aに接続を要求するためのメッセージを送信する。このとき、通信装置10bは、通信装置10bの装置識別子、通信装置10bの機種名などを含む制御信号も、通信装置10aに送信する。通信装置10aのテザリング通信部21は、通信装置10bから受信した制御信号に含まれる情報を、通信装置10bの識別子と対応付けて制御情報テーブル16に記録する。図7(a)に制御情報テーブル16の例を示す。図7(a)の例では、制御情報として、通信装置10bの機種名(機種β)と通信装置10bの装置識別子が記録されている。制御情報を用いた認証等が正常に終了すると、通信装置10aと通信装置10bの間で通信が確立される。通信装置10aと通信装置10bの通信では、通信装置10aのアドレスとしてIP−M2が使用され、通信装置10bのアドレスとしてIP−M3が使用される。
通信装置10aとサーバ30の間の通信と、通信装置10aと通信装置10bの通信が確立すると、通信装置10aは、通信装置10bとサーバ30の間の通信を中継する。従って、通信装置10bは、サーバ30との間の通信を行う場合、サーバ30宛てのデータをIP−M2に送信する。通信装置10aは、通信装置10bから送信されたサーバ30宛てのデータをIP−M2を介して受信すると、IR−Taを送信元アドレス、IP−Saを送信先アドレスに指定して、通信装置10bから受信したデータをサーバ30へと送信する。また、サーバ30は、通信装置10b宛てのデータを、宛先アドレスにIP−Taを指定して通信装置10aに送信する。通信装置10aのテザリング通信部21は、サーバ30から受信したデータから、通信装置10bに転送するデータを特定する。さらに、通信装置10aのテザリング通信部21は、通信装置10b宛てのデータを、送信部23から通信装置10bに送信する。
(3)通信装置10aの充電量観測部13は、電源部14の充電量を観測し、閾値と比較する。通信装置10aに備えられた電源部14の充電量が閾値以下になると、通信装置10aの充電量観測部13は、充電量が低下したことをテザリング制御部22に通知する。充電量観測部13からの通知を受けると、テザリング制御部22は、特定情報テーブル15と制御情報テーブル16を用いて、通信装置10bがサーバ30と通信を確立できるかを判定する。図7(a)に示すように、通信装置10bの機種は機種βである。一方、図3に示す特定情報テーブル15には、機種βはインターネット接続に対応していることが記録されている。そこで、テザリング制御部22は、図7(b)に示すように通信装置10bはインターネット接続およびテザリングに対応していると判定する。
(4)通信装置10bがインターネット接続に対応していると判定すると、テザリング制御部22は、通信装置10bに対して、サーバ30との間で通信を確立することを要求するためのメッセージ(通信確立要求メッセージ)を生成する。通信確立要求メッセージには、通信装置10bの通信先であるサーバ30に割り当てられているアドレス、および、通信装置10aがサーバ30との通信に用いているアドレスが含まれる。通信確立要求メッセージに含まれる情報要素の例を示す。
通信確立要求
宛先アドレス :IP−M3
送信元アドレス :IP−M2
中継点のアドレス:IP−Ta
通信先のアドレス:IP−Sa
なお、「通信確立要求」は、通信確立要求メッセージを識別するために用いられる情報である。中継点のアドレスは、通信装置10aがサーバ30との通信に用いているアドレスである。通信装置10aの送信部23は、通信装置10bの受信部24に向けて通信確立要求メッセージを送信する。
(5)通信装置10bが通信確立要求メッセージを受信すると、通信装置10bのテザリング制御部22は、サーバ30に通信を要求するための通信確立要求メッセージを生成する。このとき、テザリング制御部22は、新たな通信を確立するアドレスと、新たに確立された通信路へ通信が切り替えられる場合の切り替え元のアドレスを通信確立要求メッセージに含める。切り替え元のアドレスは、WiFi通信を介して受信した通信確立要求メッセージにおいて、中継点のアドレスとして通知されたアドレスである。従って、図6の例では、サーバ30と通信装置10aの間の通信から、通信装置10bとサーバ30の通信に切り替えるために、通信装置10bとサーバ30の間の通信の確立が要求される。通信確立要求メッセージに含まれる情報要素は、例えば、以下のように表される。
通信確立要求
宛先アドレス :IP−Sa
送信元アドレス :IP−Tb
切り替え元のアドレス:IP−Ta
切り替え先のアドレス:IP−Tb
通信装置10bのテザリング制御部22は、通信確立要求メッセージを送受信部11に出力する。通信装置10bの送受信部11は、通信確立要求メッセージをサーバ30に送信する。
(6)サーバ30のTCP/IP通信部35は、通信装置10bから通信確立要求メッセージを受信すると、切り替え元のアドレスと切り替え先のアドレスが指定されているかを確認する。TCP/IP通信部35は、切り替え元のアドレスと切り替え先のアドレスが指定された通信確立要求を受信すると、通信切り替えテーブルを生成する。図8(a)に、通信切り替えテーブルの例を示す。通信切替えテーブルは、切り替え元のアドレス、切り替え先のアドレス、サーバ30が通信中のアドレス、サーバ30に割り当てられたアドレスを格納する。手順(5)に示す通信確立要求メッセージを受信したTCP/IP通信部35は、図8(a)に示す通信切り替えテーブルを生成する。TCP/IP通信部35は、さらに、認証などの処理を行い、サーバ30と通信装置10bの間で通信を確立できるかを判定する。ここでは、サーバ30と通信装置10bの間で通信を確立されると判定されたとする。サーバ30は、通信装置10bに対して、通信の確立を許可することを通知する通信確立応答を送信する。
(7)通信装置10bがサーバ30から通信の確立を許可することを通知する通信確立応答を受信すると、通信装置10bとサーバ30の間で通信が確立される。通信装置10bとサーバ30の間の通信では、通信装置10bは、アドレスIP−Tbを使用する。一方、サーバ30は、通信装置10bとサーバ30の間の通信において、アドレスIP−Saを使用する。
(8)通信装置10bのテザリング制御部22は、サーバ30との間の通信を確立できたことを通信装置10aに通知するための確立通知メッセージを生成する。確立通知メッセージには、通信装置10bとサーバ30の通信の際に、通信装置10bがアドレスIP−Tbを使用することも含まれる。確立通知メッセージに含まれる情報要素は、例えば、以下のように表される。
通信確立成功
宛先アドレス :IP−M2
送信元アドレス :IP−M3
サーバ30との通信に使用するアドレス:IP−Tb
テザリング制御部22は、確立通知メッセージを送信部23に出力する。確立通知メッセージは、送信部23から通信装置10aに向けて送信される。
(9)通信装置10aのテザリング制御部22は、通信装置10bから確立通知メッセージを受信したことを確認すると、通信装置10bとサーバ30の間の通信の通信路を切替えるための処理を行う。通信装置10aは、サーバ30に対して、通信路の切り替えを依頼するための切り替え要求メッセージを生成する。切り替え要求メッセージには、切り替え先のアドレスと切り替え元のアドレスを特定する情報が含まれる。切り替え要求メッセージに含まれる情報要素は、例えば、以下のように表される。
切り替え要求
宛先アドレス :IP−Ta
送信元アドレス :IP−Sa
切り替え元のアドレス:IP−Ta
切り替え先のアドレス:IP−Tb
ここで「切り替え要求」は、切り替え要求メッセージを識別するために用いられる情報である。テザリング制御部22は、生成した切り替え要求メッセージを送受信部11に出力する。送受信部11は、サーバ30に向けて、切り替え要求メッセージを送信する。
一方、通信装置10bに対して、通信装置10aのテザリング制御部22は、WiFi接続の切断を要求するための切断要求メッセージを生成する。テザリング制御部22は、切断要求メッセージを送信部23に出力する。送信部23は、通信装置10bに向けて切断要求メッセージを送信する。切断要求メッセージに含まれる情報要素の例を、以下に示す。
切断要求
宛先アドレス :IP−M3
送信元アドレス :IP−M2
ここで「切断要求」は、切断要求メッセージを識別するために用いられる情報である。テザリング制御部22は、生成した切断要求メッセージを送信部23に出力する。送信部23は、通信装置10bに向けて、切断要求メッセージを送信する。
(10)サーバ30が通信装置10aから切り替え要求メッセージを受信すると、TCP/IP通信部35は、切り替え先アドレスと切り替え元アドレスを確認する。サーバ30が受信した切り替え要求メッセージと、通信切り替えテーブル(図8(a))を比較して、切り替え先アドレスと切り替え元アドレスの組み合わせが両者で一致しているかを確認する。アドレスの組み合わせが一致している場合、TCP/IP通信部35は、正常に通信路の切り替えが要求されていると判定し、通信路を切替える。さらに、TCP/IP通信部35は、通信路の切り替えに伴って、通信切り替えテーブルを図8(b)のように変更する。サーバ30が通信路を切り替えたことにより、通信装置10aを介さずに、通信装置10bとサーバ30の間での通信が開始される。
(11)通信装置10bが通信装置10aから切断要求メッセージを受信すると、通信装置10bのテザリング制御部22は、通信装置10aと通信装置10bの間のWiFi通信を終了する。
(12)通信装置10aのテザリング制御部22は、テザリング通信を終了するために、サーバ30に通信切断要求を送信する。この通信切断要求では、送信元はIP−Ta、送信先はIP−Saである。
図9は、テザリングにより通信を中継する通信装置10の動作の例を説明するフローチャートである。ここでも、テザリングにより通信を中継している装置を通信装置10a、通信の中継先の装置を通信装置10bとし、対向装置がサーバ30であるものとする。すなわち、図9は通信装置10aの動作の例を表している。通信装置10aの充電量観測部13は、電源部14の充電量が閾値以下になっているかを確認する(ステップS1)。充電量観測部13は、電源部14の充電量が閾値以下になると、電源部14の充電量が閾値以下であることをテザリング制御部22に通知する(ステップS1でYes)。充電量観測部13から通知を受けると、テザリング制御部22は、通信装置10aの送信部23および受信部24を介してWiFi通信が行われているかを確認する(ステップS2)。WiFi通信中である場合、テザリング制御部22は、特定情報テーブル15と制御情報テーブル16を用いて、テザリング中の装置がサーバ30に接続できるかを判定する(ステップS3)。テザリング中の通信装置10bがサーバ30に接続できる場合、テザリング制御部22は、通信装置10bに、サーバ30との通信の確立を要求する(ステップS4)。テザリング制御部22は、通信装置10bから、通信の確立に成功したことを示す確立通知メッセージを受信するまで待機する(ステップS5)。通信装置10bから、通信の確立に成功したことを示す確立通知メッセージを受信すると、通信装置10aのテザリング制御部22は、通信装置10bにWiFi通信の切断を要求する(ステップS6)。テザリング制御部22は、通信装置10bから切断を承認する切断応答メッセージを受信するまで待機し、切断応答メッセージを受信すると、送信部23および受信部24を用いたWiFi通信を停止する(ステップS7)。さらに、テザリング制御部22は、サーバ30への切り替え要求メッセージを送信し、テザリングを停止する(ステップS8)。一方、ステップS2でWiFi通信中でないと判定した場合、テザリング制御部22は、テザリングを停止する(ステップS8)。さらに、ステップS3でテザリング中の装置がサーバ30に通信できないと判定した場合、テザリング制御部22は処理を終了する。
図10は、テザリングで通信の中継先となっている通信装置10の動作の例を説明するフローチャートである。図10は、通信の中継元となっている通信装置10aから通信確立要求メッセージを受信した後の通信装置10bの動作の例を示している。通信装置10bのテザリング制御部22は、サーバ30のアクセスポイントとの間の通信の確立を要求する制御メッセージを生成し、送受信部11を介してサーバ30に送信する(ステップS11)。通信装置10bのテザリング制御部22は、サーバ30との間で通信が確立できるまで待機する(ステップS12)。通信装置10bとサーバ30の間の通信が確立できると、テザリング制御部22は、テザリング元である通信装置10aに、サーバ30との間の通信が確立されたことを通知する(ステップS13)。通信装置10bのテザリング制御部22は、通信装置10aから通信切断要求メッセージを受信するまで待機する(ステップS14)。通信切断要求を受信すると、通信装置10bは、サーバ30との間に確立されている通信路を用いて通信を行う(ステップS15)。
図11は、サーバ30で行われる動作の例を説明するフローチャートである。TCP/IP通信部35は、通信確立要求メッセージを受信すると、通信切り替えテーブルを生成する(ステップS21、S22)。次に、通信確立要求メッセージを送信してきた装置(通信装置10b)に通信確立応答メッセージを送信する(ステップS23)。サーバ30が切り替え要求メッセージを受信すると、TCP/IP通信部35は、通信路の切り替えを行う(ステップS24、S25)。
このように、実施形態に係る通信装置10は、充電量が少なくなったときに、中継中の通信が途切れる前に、中継先の通信装置10に対して、通信先との間の通信路を確立するように促す。このため、テザリングにより中継を行っている通信装置10の電力不足により通信が途切れる前に、中継先の装置は、通信先と新たな通信路を確立して、通信を継続できる。
<第2の実施形態>
図12は、第2の実施形態で行われる通信の例を説明する図である。図12(a)では、通信装置10aが、通信装置10bと通信装置5の両方に対して、通信の中継点として動作している。また、通信装置10aは、基地局80を介してサーバ30と通信を確立している。通信装置10aは、通信装置10bとの間にWiFi通信を確立しており、WiFi通信を用いてサーバ30と通信装置10bの間の通信を中継しているものとする。また、通信装置10aは、通信装置5との間にWiFi通信を確立しており、WiFi通信を用いてサーバ30と通信装置5の間の通信を中継しているものとする。
以下の説明では、通信装置5はWiFi通信には対応しているが、基地局80との通信ができないものとする。従って、通信装置5は、サーバ30と通信を確立することはできない。例えば、タブレット端末やコンピュータなど、移動通信網に直接接続することができないが無線通信をすることが可能な装置は、通信装置5として動作できる。
図12(a)に示す通信が行われている間に、通信装置10aの電源部14の充電量が閾値以下になったとする。すると、通信装置10aのテザリング制御部22は、通信装置10bがテザリングの中継元となることができることを特定情報テーブル15と制御情報テーブル16から特定する。さらに、通信装置10aのテザリング制御部22は、特定情報テーブル15と制御情報テーブル16を用いて、通信装置5はサーバ30との間で通信を確立できないことを特定する。すると、テザリング制御部22は、通信装置10bに対して第1の実施形態と同様の手順により、通信装置10bにサーバ30との通信の確立を要求する。通信装置10aは、通信装置10bからサーバ30と通信を確立したことを通知されると、通信装置5に通信装置10bとの間でWiFi通信を確立するように要求する。通信装置10aは、通信装置5から通信装置10bとのWiFi通信を確立したことを通知されると、通信装置10bとサーバ30に、通信装置10aを中継しないで通信するように、通信路の変更を要求する。さらに、通信装置10aは、通信装置5に、通信装置10bを中継点としてサーバ30との通信をするように要求し、テザリングを中止する。その結果、図12(b)に示す通信路によって通信が行われる。すなわち、通信装置5は通信装置10bのテザリング先として、通信装置10bとの間でWiFi通信をする。通信装置10bは、サーバ30との間で、基地局80を介して通信を行う。さらに、通信装置10bは、サーバ30と通信装置5の通信を中継する。
図13は、第2の実施形態で行われる動作の例を説明するシーケンス図である。なお、図13は動作の一例であり、例えば、手順(21)〜(23)の順序を入れ替えるなどの変更が加えられる場合があるものとする。図13を参照しながら、以下のようにIPアドレスが割り当てられている場合を例として説明する。
通信装置5のWi−Fi通信デバイス(図示せず):IP−M1
通信装置10aの無線処理回路42 :IP−Ta
通信装置10aのWi−Fi通信デバイス47 :IP−M2
通信装置10bの無線処理回路42 :IP−Tb
通信装置10bのWi−Fi通信デバイス47 :IP−M3
サーバ30のネットワーク接続装置36 :IP−Sa
手順(21)と(22)は、図6を参照しながら説明した手順(1)、(2)と同様である。
(23)通信装置5は、通信装置10aに接続を要求するためのメッセージを送信する。このとき、通信装置5は、通信装置5の装置識別子、通信装置5の機種名などを含む制御信号も、通信装置10aに送信する。通信装置10aのテザリング通信部21は、通信装置5から受信した制御信号に含まれる情報を、制御情報テーブル16に記録する。このため、通信装置5の機種名が「機種γ」である場合、第2の実施形態で生成される制御情報テーブル16は、図14(a)に示すようになる。制御情報を用いた認証などに成功すると、通信装置10aと通信装置5の間で通信が確立される。通信装置10aと通信装置5の通信では、通信装置10aのアドレスとしてIP−M2が使用され、通信装置5のアドレスとしてIP−M1が使用される。
通信装置10aとサーバ30の間の通信と、通信装置10aと通信装置5の通信の両方が確立すると、通信装置10aは、通信装置5とサーバ30の間の通信を中継する。通信装置10aは、通信装置10bに対して中継を行う際と同様の処理により、通信装置5とサーバ30との間の通信を中継する。
(24)通信装置10aの充電量観測部13は、電源部14の充電量を観測し、閾値と比較する。通信装置10aに備えられた電源部14の充電量が閾値以下になると、通信装置10aの充電量観測部13は、テザリング制御部22に充電量が低下したことを通知する。充電量観測部13からの通知を受けると、テザリング制御部22は、特定情報テーブル15と制御情報テーブル16を用いて、サーバ30と通信を確立できる通信装置とWiFi通信中であるかを判定する。図14(a)に示すように、通信装置10bの機種は機種β、通信装置5の機種は機種γである。特定情報テーブル15(図3)には、機種βはインターネット接続に対応していることと、機種γはインターネット接続に対応していないことが記録されている。そこで、テザリング通信部21は、通信装置10bはテザリングの中継点として動作できる(テザリング対応)が、通信装置5は中継点となりえない(テザリング非対応)と判定する。テザリング制御部22は、判定結果を、例えば、図14(b)に示すテーブルで記憶できる。
テザリング制御部22は、テザリングに対応していると判定した通信装置10bを「切り替え先装置」に指定する。ここで、「切り替え先装置」は、テザリング通信を中継している通信装置10の代わりに新たな中継点として、テザリングによる中継を開始する装置のことを指す。テザリング制御部22は、切り替え先装置を決定すると、テザリング中の通信装置に対して、切り替え先装置をテザリング通信の中継点とする新たな通信路を確保するための処理を開始する。
(25)テザリング制御部22は、切り替え先装置に対して、通信確立要求メッセージを送信して、サーバ30との間での通信の確立を要求する。手順(25)の処理は、図6を参照しながら説明した手順(4)と同様である。また、手順(26)〜(29)の処理は、図6を参照しながら説明した手順(5)〜(8)と同様である。
(30)通信装置10aのテザリング制御部22は、通信装置10bから確立通知メッセージを受信したことを確認すると、通信装置5に対して通信装置10bとWiFi接続の確立を要求するための接続要求メッセージを生成する。接続要求メッセージに含まれる情報要素は、例えば、以下のように表される。
WiFi接続要求
宛先アドレス :IP−M1
送信元アドレス :IP−M2
接続を要求する接続先のアドレス:IP−M3
ここで「WiFi接続要求」は、接続要求メッセージを識別するために用いられる情報である。テザリング制御部22は、生成した接続要求メッセージを送信部23に出力する。送信部23は、通信装置5に向けて、接続要求メッセージを送信する。
(31)通信装置5は、通信装置10bに接続を要求するためのメッセージを送信する。このとき、通信装置5は、手順(23)と同様に制御信号を、通信装置10bに送信する。そこで、通信装置10bのテザリング通信部21は、通信装置5から受信した制御信号に含まれる情報を制御情報テーブル16に記録する。通信装置10bで生成された制御情報テーブル16の例を図14(c)に示す。制御情報を用いた認証などに成功すると、通信装置10bと通信装置5の間で通信が確立される。通信装置10bと通信装置5の通信では、通信装置10bのアドレスとしてIP−M3が使用され、通信装置5のアドレスとしてIP−M1が使用される。
(32)通信装置5は、通信装置10bと接続したことを通信装置10aに通知する接続通知メッセージを生成する。接続通知メッセージに含まれる情報要素は、例えば、以下のように表される。
接続通知
宛先アドレス :IP−M2
送信元アドレス :IP−M1
通信装置10bとの接続:成功
(33)通信装置10aのテザリング制御部22は、通信装置5から接続通知メッセージを受信したことを確認すると、通信装置10bとサーバ30の間の通信の通信路、および通信装置5とサーバ30の通信の通信路を切り替えるための処理を行う。通信装置10bとサーバ30の間の通信の通信路の切り替えのために行われる処理は、図6を参照しながら説明した手順(9)と同様である。
通信装置5とサーバ30の通信の通信路を切り替えるために、通信装置10aのテザリング制御部22は、通信装置5に対して、WiFi接続の切断と接続先の切り替えを要求するために、切り替え要求メッセージを生成する。WiFi接続の切断要求と接続先の切り替えの要求に用いられる切り替え要求メッセージに含まれる情報要素の例を、以下に示す。
切断要求
宛先アドレス :IP−M1
送信元アドレス :IP−M2
切断する接続の終点アドレス:IP−M2
切り替え先の終点アドレス :IP−M3
テザリング制御部22は、生成した切り替え要求メッセージを送信部23に送信する。送信部23は、切り替え要求メッセージを通信装置5に送信する。
手順(34)と(35)で行われる処理は、図6を参照しながら説明した手順(10)、(11)と同様である。
(36)通信装置5が通信装置10aから切り替え要求メッセージを受信すると、通信装置5は、通信装置5と通信装置10bの間のWiFi通信を、サーバ30との通信に使用する。従って、通信装置5とサーバ30の間の通信は、通信装置10bによって中継される。さらに、通信装置5は、通信装置10aと通信装置5の間のWiFi通信を終了する。
(37)通信装置10aのテザリング制御部22は、テザリング通信を終了するために、サーバ30に通信切断要求を送信する。この通信切断要求では、送信元はIP−Ta、送信先はIP−Saである。
図15は、第2の実施形態において、テザリングにより通信を中継する通信装置10aの動作の例を説明するフローチャートである。ステップS31、S32は、図9のステップS1、S2と同様である。WiFi通信中である場合、テザリング制御部22は、特定情報テーブル15と制御情報テーブル16を用いて、テザリング中の装置がサーバ30に接続できるかを判定する(ステップS33)。テザリング中の通信装置のいずれかがテザリングに対応している場合、テザリング制御部22は、テザリング通信に用いられる通信路を変更するための処理を行う(ステップS34)。ステップS34の処理により、テザリングに対応している装置を新たな中継点とした通信路が確立される。その後、テザリング制御部22は、テザリングを停止する(ステップS35)。一方、ステップS32において、WiFi通信中でないと判定した場合、テザリング制御部22は、テザリングを停止する(ステップS32でNo、ステップS35)。さらに、ステップS33でテザリング中の装置がサーバ30に通信できないと判定した場合、テザリング制御部22は処理を終了する。
図16は、通信路を変更するための処理の例を説明するフローチャートである。図16は、図15のステップS34を詳細に示したフローチャートであり、テザリングにより通信を中継する通信装置10aの動作を説明している。なお、実装に応じて、ステップS45とS46の順番を入れ替えるなどの変更が加えられる場合があるものとする。通信装置10aのテザリング制御部22は、切り替え先装置に、サーバ30との通信の確立を要求する(ステップS41)。図13の例では、切り替え先装置は通信装置10bである。テザリング制御部22は、切り替え先装置から、通信の確立に成功したことを示す確立通知メッセージを受信するまで待機する(ステップS42)。切り替え先装置から、確立通知メッセージを受信すると、通信装置10aのテザリング制御部22は、切り替え先装置以外のWiFi通信先の通信装置に対して、切り替え先装置との間でのWiFi接続の確立を要求する(ステップS43)。図13の例では、切り替え先装置以外のWiFi通信先の通信装置は通信装置5である。テザリング制御部22は、切り替え先装置以外のWiFi通信先の通信装置から接続通知メッセージを受信するまで待機する(ステップS44)。接続通知メッセージを受信すると、テザリング制御部22は、サーバ30と切り替え先装置に通信路の切り替えを要求する(ステップS45)。さらに、テザリング制御部22は、切り替え先装置以外のWiFi通信先の通信装置にも、通信路の切り替えを要求する(ステップS46)。
図17は、切り替え先装置の動作の例を説明するフローチャートである。図17は、切り替え先装置が確立要求メッセージを受信した後の動作の例を表している。切替え装置のテザリング制御部22は、充電量観測部13に電源部14の充電量が閾値以上であるかを問い合わせる(ステップS51)。電源部14の充電量が閾値以上である場合、テザリング制御部22は、送受信部11を介して、サーバ30のアクセスポイントに通信の確立を要求する(ステップS52)。切り替え先装置のテザリング制御部22は、サーバ30との通信が確立されるまで待機する(ステップS53)。サーバ30との通信が確立されると、テザリング制御部22は、テザリング元に確立通知メッセージを送信する(ステップS54)。さらに、テザリング制御部22は、WiFi通信の確立を依頼されたかを確認する(ステップS55)。切り替え先装置のテザリング制御部22は、WiFi通信の確立を依頼されると、WiFi通信を確立する(ステップS56)。切り替え先装置のテザリング制御部22は、通信路の切り替えの指示を受信すると、指示に応じて通信路を切り替える(ステップS57)。一方、ステップS51で電源部14の充電量が閾値未満であると判定された場合、切り替え先装置は、充電量が少ないため通信ができないことをテザリング元に通知して処理を終了する(ステップS51でNo)。
このように、実施形態に係る通信装置10は、充電量が少なくなったときに、中継中の通信が途切れる前に、切り替え先装置を決定し、切り替え先装置に対して、通信先との間の通信路を確立するように促す。また、通信装置10は、切り替え先装置以外のWiFi通信先には、切り替え先装置との間でWiFi通信することを要求する。このため、テザリングにより中継を行っている通信装置10の電力不足により通信が途切れる前に、全ての中継先の装置が通信先と新たな通信路を確立することにより、通信を継続できる。
<その他>
なお、実施形態は上記に限られるものではなく、様々に変形可能である。以下にその例をいくつか述べる。
通信の中継先の装置に、テザリングに対応している通信装置が複数あってもよい。テザリングに対応している複数の通信装置が中継先となっている場合、制御情報テーブル16と特定情報テーブル15から得られる判断結果は、例えば、図14(d)に示すようになる。すると、テザリング制御部22は、任意の方法により、1台の切り替え先装置を選択することができるものとする。例えば、テザリング制御部22は、テザリング元の通信装置10とWiFi通信を確立した時刻が早い通信装置を優先的に切り替え先装置に選択することができる。また、切り替え先装置に選択された装置の電源部14の充電量が閾値以下である場合、切り替え先装置はサーバ30との間の通信を確立せず、切り替え先装置のテザリング制御部22は、テザリング先に通信の確立に失敗したことを通知する。例えば、図14(d)の場合に、通信装置10aは通信装置10cを切り替え先装置に選択したが、通信装置10cの充電量は閾値以下であるとする。すると、通信装置10cのテザリング制御部22は、通信装置10aにサーバ30との通信の確立に失敗したことを通知する。すると、通信装置10aは、図14(d)のテーブルに基づいて、切り替え先装置を通信装置10bに変更して、通信装置10bに対し、サーバ30との通信の確立を要求する。通信装置10bの充電量が閾値以上であれば、通信装置10bの動作は、第2の実施形態で述べた動作と同様である。
図18は、通信装置60のハードウェア構成の変形例を示す。前述のいずれの実施形態においても、通信装置10の代わりに通信装置60とWi−Fiアクセサリ70の組合せが用いられても良い。通信装置60は、USB通信部55を備えている。通信装置60に備えられているアンテナ41、無線処理回路42、スピーカー43、マイク44、オーディオ入出力デバイス45、テザリング処理デバイス46、プロセッサ48、メモリ50、キー入力デバイス53、表示デバイス54、電源部14は通信装置10と同様である。Wi−Fiアクセサリ70は、USB通信回路71とWi−Fi通信回路72を備える。通信装置60とWi−Fiアクセサリ70の組合せが用いられる場合、送信部23と受信部24は、Wi−Fi通信回路72、USB通信回路71、USB通信回路55によって実現される。データ処理部12、充電量観測部13、テザリング部20はプロセッサ48により実現される。また、特定情報テーブル15と制御情報テーブル16はメモリ50に記憶される。送受信部11は、無線処理回路42により実現される。
上記の説明で述べたテーブルやメッセージに含まれている情報要素は、例であり、実装に応じて形式が変更されることがあるものとする。
また、テザリング元の通信装置10は、待機する時間が一定以上になるとエラーとみなして処理を終了するように変形されても良い。例えば、図9のステップS5、S7、図16のステップS42、S44において、通信装置10での待機時間が一定以上になると、エラーが発生したと判定して、通信装置10は処理を終了しても良い。同様に、切り替え先装置が待機する時間が一定以上になると、切り替え先装置がエラーメッセージを生成し、テザリング元の通信装置10に送信することができる。例えば、図17のステップS53において一定以上待機すると、切り替え先装置はサーバ30との通信の確立に失敗したと判定して、テザリング元の通信装置10にエラーメッセージを送信して処理を終了できる。
さらに、以上で説明したいずれの通信方法もしくは通信システムでも、テザリングの中継先と中継元の装置は、Bluetooth通信など、WiFi通信以外の方法で接続されていても良い。
5、10、60 通信装置
11 送受信部
12 データ処理部
13 充電量観測部
14 電源部
15 特定情報テーブル
16 制御情報テーブル
20 テザリング部
21 テザリング通信部
22 テザリング制御部
23 送信部
24 受信部
30 サーバ
31、48 プロセッサ
32、50 メモリ
33、51 ROM
34、52 RAM
35 TCP/IP通信部
36 ネットワーク接続装置
41 アンテナ
42 無線処理回路
43 スピーカー
44 マイク
45 オーディオ入出力デバイス
46 テザリング処理デバイス
47 Wi−Fi通信デバイス
53 キー入力デバイス
54 表示デバイス
55、71 USB通信回路
70 Wi−Fiアクセサリ
72 Wi−Fi通信回路
80 基地局

Claims (6)

  1. テザリング通信を行う通信装置であって、
    基地局を介して、対向装置との間でデータを送受信する送受信部と、
    前記通信装置が前記対向装置との間の通信を中継する中継先装置へ、前記対向装置からの前記中継先装置宛のデータを送信する送信部と、
    前記中継先装置から送信されたデータを受信する受信部と、
    電池の充電量の変化を観測する充電量観測部と、
    前記電池の充電量が閾値以下になると、前記中継先装置が前記基地局を介して前記対向装置と通信を確立できる場合、前記中継先装置に、前記対向装置との通信の確立を要求するための制御を行うテザリング制御部、
    を備え
    前記送信部と前記受信部が、第1の通信装置と第2の通信装置に前記対向装置との間の通信を中継している場合、前記テザリング制御部は、前記電池の充電量が閾値以下になると、前記第1および第2の通信装置から、前記基地局を介して前記対向装置と通信を確立できる通信装置である切り替え先装置を選択し、
    前記切り替え先装置が前記第1の通信装置である場合、前記テザリング制御部は、
    前記第1の通信装置に前記対向装置との通信の確立を要求し、
    前記第2の通信装置に、前記対向装置との間の通信の中継先を前記第1の通信装置へ切り替えることを要求する
    とを特徴とする通信装置。
  2. 前記切り替え先装置として動作可能な通信装置の特定に用いる特定情報を記憶する特定情報テーブルと、
    前記第1の通信装置と通信を確立する際に前記受信部を介して受信した制御情報を、前記第1の通信装置を識別する識別子に対応付けて記録し、前記第2の通信装置と通信を確立する際に前記受信部を介して受信した制御情報を、前記第2の通信装置を識別する識別子に対応付けて記録する前記制御情報テーブル
    をさらに備え、
    前記テザリング制御部は、前記制御情報テーブルと前記特定情報テーブルを用いて、前記特定情報を含む制御情報を送信した通信装置を検索し、検索結果として特定された通信装置を前記切り替え先装置とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1の通信装置が前記対向装置との間の通信を確立したことを通知する確立通知メッセージを前記受信部が受信すると、前記テザリング制御部は、前記第2の通信装置に対して、前記第1の通信装置との接続の確立を要求するための接続要求メッセージを生成し、
    前記送信部は、前記接続要求メッセージを前記第2の通信装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通知装置。
  4. 前記第1の通信装置との間の接続を確立したことを通知する接続通知メッセージを、前記第2の通信装置から受信すると、前記テザリング制御部は、前記第2の通信装置に対して、前記対向装置との間の通信の中継先を前記第1の通信装置に切り替えることを要求するための切替え要求メッセージを生成し、
    前記送信部は、前記切り替え要求メッセージを第2の通信装置に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通知装置。
  5. 対向装置と、
    基地局を介して、前記対向装置と通信する第1の通信装置と、
    前記第1の通信装置を介したテザリング通信により前記対向装置と通信する第2の通信装置と、
    前記第1の通信装置を介したテザリング通信により前記対向装置と通信しており、かつ、前記基地局を介して前記対向装置と通信できない第3の通信装置
    を含み、
    前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置の電池の充電量の変化を観測し、
    前記第1の通信装置は、前記電池の充電量が閾値以下になると、前記第2の通信装置が前記基地局を介して前記対向装置と通信を確立できるかを判定し、
    前記第2の通信装置が前記基地局を介して前記対向装置と通信を確立できる場合、前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置に、前記対向装置との通信の確立を要求し、
    前記第2の通信装置は、前記対向装置との通信を確立すると、前記第1の通信装置に前記対向装置との通信を確立したことを通知し、
    前記第1の通信装置は、前記第3の通信装置に、前記第2の通信装置に接続することを要求し、
    前記第3の通信装置が前記第2の通信装置に接続すると、前記第1の通信装置は、前記第3の通信装置と前記対向装置の間の通信の中継先を前記第2の通信装置に変更することを、前記第2および第3の通信装置に要求する
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 第1の通信装置は、基地局を介して対向装置と通信し、
    第2の通信装置は、前記第1の通信装置を介したテザリング通信により前記対向装置と通信し、
    前記基地局を介して前記対向装置と通信できない第3の通信装置は、前記第1の通信装置を介したテザリング通信により前記対向装置と通信し、
    前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置の電池の充電量の変化を観測し、
    前記第1の通信装置は、前記電池の充電量が閾値以下になると、前記第2の通信装置が前記基地局を介して前記対向装置と通信を確立できるかを判定し、
    前記第2の通信装置が前記基地局を介して前記対向装置と通信を確立できる場合、前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置に、前記対向装置との通信の確立を要求し、
    前記第2の通信装置は、前記対向装置との通信を確立すると、前記第1の通信装置に前記対向装置との通信を確立したことを通知し、
    前記第1の通信装置は、前記第3の通信装置に、前記第2の通信装置に接続することを要求し、
    前記第3の通信装置が前記第2の通信装置に接続すると、前記第1の通信装置は、前記第3の通信装置と前記対向装置の間の通信の中継先を前記第2の通信装置に変更することを、前記第2および第3の通信装置に要求する
    ことを特徴とする通信方法。
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