JP5851466B2 - 間接活線作業用の先端工具 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係る先端工具の全体構成を示す縦断面図である(ナイフ部の収容時)。図2は、本発明の一実施形態に係る先端工具の全体構成を示す縦断面図である(ナイフ部の突出時)。図3は、ナイフ部の角度調整を示す全体構成図である。図4は、ナイフ部と支持筒部の全体構成を示す平面図である。図5は、筒体部の全体構成を示す縦断面図である。
図1、図2に示すように、先端工具1は、長尺状のナイフ部10と、ナイフ部10の全体を覆う円筒形状の筒体部30とを有する。筒体部30は、その上面及び下面に、開口部31及び開口部32を有する。筒体部30の開口部31からは、ナイフ部10が突出される。
次に、先端工具1によるナイフ部10の角度調整機構50の詳細について説明する。
図3に示すように、先端工具1のナイフ部10は、ナイフ部10が直立状態となった位置(2点鎖線の位置)から、このナイフ部10を任意の角度に変位させた位置(実線の位置)まで傾斜させることができる。また、ナイフ部10は、任意の角度に傾斜させた状態で固定することができる。すなわち、先端工具1は、ナイフ部10の傾斜部13の傾斜面14と、このナイフ部10の傾斜面14を下側(図3の下側)から支持する支持筒部40の傾斜部41の傾斜面42とが接合することで、角度調整機構50による角度調整機能を発揮する。
次に、図1及び図6を参照して、先端工具1を共用操作棒70に取り付ける手順について説明する。
図6は、本発明の間接活線作業用の先端工具に適用される共用操作棒の一例を示す正面図である。
図6に示すように、共用操作棒70は、工具取り付け部71と柄部72と把持部73とを有している。共用操作棒70は、プラスチックなどの絶縁材により中空の円筒形状に成形される。工具取り付け部71は、先端工具1のジョイント筒部60(図1参照)を着脱自在に取り付けるための取り付け部となる。把持部73には、間接活線作業を行う作業員が把持し易いように滑り止め加工が施されている。また、柄部72の上部と下部とには、それぞれ、円錐体状の安全カバー74と安全カバー75とを有する。安全カバー74及び安全カバー75は、工具取り付け部71の周面部などに付着した水が滴下することを防止する。
また、先端工具1のナイフ部10は、筒体部30の内部に収容されているので、共用操作棒70に先端工具1を装着する際の安全性を確保することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した一実施形態に限るものではない。例えば、ナイフ部10の傾斜部13の傾斜面14と、支持筒部40の傾斜部41の傾斜面42との中心部に回転支持ピンを設ける構成としてもよい。この場合、回転支持ピンを支点として、ナイフ部10の角度を所定の角度位置に確実に回転させることができる。
(2)先端工具1の上部から突出させたナイフ部10の角度を作業し易い角度に調整することができるため、作業対象となる電線などの周囲に障害物などがある場合でも、作業対象となる電線の位置に応じて適時、ナイフ部の角度を任意に調整できるため、効率的且つ、正確に間接活線作業を行うことができる。
(3)先端工具1において、ナイフ部10の未使用時には、ナイフ部10を安全カバーとして機能する筒体部30の内部に収容できるため、安全性を確保できるとともに、先端工具1を使用した間接活線作業による作業効率を向上させることができる。
(4)通常時、ナイフ部10は、先端工具1の筒体部30の内部に収容されている。そのため、共用操作棒70の先端に先端工具1を装着する装着作業時の安全性を図ることができる。また、先端工具1の着脱作業や先端工具1の準備、管理作業などの作業負担を軽減することができる。
(5)先端工具1は、汎用の共用操作棒70の先端部に着脱自在に取り付けることができるため、高所での作業が不要となるとともに、ナイフ部10を使用して絶縁テープなどの切断、剥ぎ取り作業による間接活線作業を行なう場合の安全性及び作業効率の向上を図ることができる。
10 ナイフ部
11 フランジ部
12 接合筒部
13、41 傾斜部
14、42 傾斜面
20 刃部
21 峰部
30 筒体部
31、32 開口部
34 係合溝部
35、36 固定溝部
40 支持筒部
41 傾斜部
44 接続筒部
60 ジョイント筒部
61 筒本体部
62 切り欠き部
63 垂直溝部
64 平行溝部
65 係合溝部
70 共用操作棒
71 工具取り付け部
72 柄部
73 把持部
74、75 安全カバー
76 軸部
77 ピン部
78 円形突出部
Claims (4)
- ナイフ部と、上端部において前記ナイフ部の下端部を支持する支持筒部と、前記支持筒部の下端部に設けられ、共用操作棒の接続部と接続されるジョイント筒部と、前記ナイフ部を覆うとともに前記ナイフ部を内部に収容する筒体部と、を有する先端工具であって、
前記筒体部は、前記ナイフ部を前記筒体部の内部に収容する収容位置と前記ナイフ部を前記筒体部の内部から外部に突出させた突出位置とに移動可能に設けられるとともに、前記筒体部を前記突出位置に固定する固定機構と、
前記ナイフ部を前記突出位置に突出させた場合に、前記ナイフ部の角度を前記支持筒部の軸方向に対して所定の角度に変位させる角度変位機構とを有し、
前記角度変位機構は、前記ナイフ部の下端部に形成され、所定の傾斜角度を有する第1傾斜部と前記支持筒部の上端部に形成され、所定の角度を有するとともに、前記第1傾斜部と係合する第2傾斜部とを備える、
先端工具。 - 前記角度変位機構は、前記ナイフ部の角度が所定の角度に変位した場合に、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部との角度を保持する角度保持機構を備える、
請求項1に記載の先端工具。 - 前記固定機構は、前記筒体部の内周面の軸方向に沿って形成された溝部と、前記支持筒部の外周面から外側に突出するように形成され、前記溝部に係合する係合突部とを備える、請求項1又は2に記載の先端工具。
- 前記筒体部の位置を前記ナイフ部が前記収容位置となるように付勢する付勢部材を備える、請求項1〜3のいずれかに記載の先端工具。
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JP2013192881A JP5851466B2 (ja) | 2013-09-18 | 2013-09-18 | 間接活線作業用の先端工具 |
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JP2013192881A JP5851466B2 (ja) | 2013-09-18 | 2013-09-18 | 間接活線作業用の先端工具 |
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Family Applications (1)
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