JP5851466B2 - 間接活線作業用の先端工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ナイフを有する間接活線作業用の先端工具に関する。特に、本発明は、ナイフの角度を作業し易い角度(方向)に調整可能な間接活線作業用の先端工具に関する。
従来から、架空線などを無停電で配電工事する活線作業には、先端工具が接続された共用操作棒を用いる間接活線工法が知られている。先端工具による間接活線工法では、通電中の架空線に直接触れることなく、配電工事を行なうことができる。このような、間接活線作業において、絶縁テープなどの切断や剥ぎ取り作業には、カマ型のナイフを取り付けた先端工具が使用されている(特許文献1参照)。
特開2011−161080号公報
上述したように、従来では、絶縁テープなどの切断や剥ぎ取り作業を行う場合には、カマ型のナイフを取り付けた先端工具を使用している。しかし、このようなナイフを有する先端工具の場合には、鋭利なナイフが常に剥き出し状態となっている。そのため、安全性の観点から取り扱いが面倒であるという問題がある。また、例えば、絶縁テープの切断や剥ぎ取り対象となる電線の周囲に障害物などがある場合には、絶縁テープの位置まで、先端工具のナイフの刃先が届かないことがある。そのため、先端工具による間接活線作業に支障を来たしたり、共用操作棒を持つ角度を変えるなど作業効率が低下する原因となっている。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、先端工具のナイフの向き(角度)を任意の角度に調整することができ、安全性を備えた間接活線作業用の先端工具を提供することを目的とする。
(1)本発明による間接活線作業用の先端工具は、ナイフ部と、前記ナイフ部の下端部に、その上端部が支持された支持筒部と、前記支持筒部の下端部に設けられ、共用操作棒の接続部と接続されるジョイント筒部と、前記ナイフ部を覆うとともに前記ナイフ部を内部に収容する筒体部と、を有する先端工具であって、前記筒体部は、前記ナイフ部を前記筒体部の内部に収容する収容位置と前記ナイフ部を前記筒体部の内部から外部に突出させた突出位置とに移動可能に設けられるとともに、前記筒体部を前記突出位置に固定する固定機構と、前記ナイフ部を前記突出位置に突出させた場合に、前記ナイフ部の角度を前記支持筒部の軸方向に対して所定の角度に変位させる角度変位機構とを有し、前記角度変位機構は、前記ナイフ部の下端部に形成され、所定の傾斜角度を有する第1傾斜部と前記支持筒部の上端部に形成され、所定の角度を有するとともに、前記第1傾斜部と係合する第2傾斜部とを備える。
(2)本発明による間接活線作業用の先端工具において、前記角度変位機構は、前記ナイフ部の角度が所定の角度に変位した場合に、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部との角度を保持する角度保持機構を備える、ことが好ましい。
(3)本発明による間接活線作業用の先端工具において、前記固定機構は、前記筒体部の内周面の軸方向に沿って形成された溝部と、前記支持筒部の外周面から外側に突出するように形成され、前記溝部に係合する係合突部とを備える、ことが好ましい。
(4)本発明による間接活線作業用の先端工具において、前記筒体部の位置を前記ナイフ部が前記収容位置となるように付勢する付勢部材を備える、ことが好ましい。
(5)本発明による間接活線作業用の先端工具において、前記筒体部の位置を前記ナイフ部が前記第1の位置となるように付勢する付勢部材を備えることが好ましい。
本発明による間接活線作業用の先端工具は、ナイフを筒体部の内部に収容することができ、ナイフの角度を任意の角度に調整することができる。
本発明の一実施形態に係る先端工具の全体構成を示す縦断面図である(ナイフ部の収容時)。 本発明の一実施形態に係る先端工具の全体構成を示す縦断面図である(ナイフ部の突出時)。 ナイフ部の角度調整を示す全体構成図である。 筒体部の全体構成を示す縦断面図である。 ナイフ部と支持筒部の全体構成を示す平面図である。 先端工具に使用される共用操作棒の一例を示す正面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。最初に、本発明の一実施形態による間接活線作業用の先端工具の全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る先端工具の全体構成を示す縦断面図である(ナイフ部の収容時)。図2は、本発明の一実施形態に係る先端工具の全体構成を示す縦断面図である(ナイフ部の突出時)。図3は、ナイフ部の角度調整を示す全体構成図である。図4は、ナイフ部と支持筒部の全体構成を示す平面図である。図5は、筒体部の全体構成を示す縦断面図である。
本発明の間接活線作業用の先端工具1は、共用操作棒70(図6参照)の先端部に連結して、絶縁テープなどを切断したり、剥ぎ取ったりする間接活線作業に使用する先端工具1である。
本発明の先端工具1の特徴は、先端工具1において、ナイフ部10(図1参照)を使用しないときには、ナイフ部10を筒体部30(図1参照)の内部に収容することにある。また、ナイフ部10の使用時には、ナイフ部10の向き(角度)を作業し易い任意の傾斜角度に調整できることにある。
図1に示すように、先端工具1において、ナイフ部10の未使用時に、ナイフ部10は、筒体部30の内部に収容された状態となる。一方、図2に示すように、絶縁テープなどの切断や剥ぎ取り作業を行う場合などでは、ナイフ部10は、筒体部30の上部から突出させた状態となる。
すなわち、筒体部30を上側(図1の矢印A方向)に移動させたときに、ナイフ部10は、筒体部30の内部に収容される。また、筒体部30を下側(図2の矢印B方向)に移動させたときに、筒体部30からナイフ部10を突出させることができる。後述するように、筒体部30の内部にナイフ部10が収容された位置は、支持筒部40の係合突部43(図1参照)と筒体部30の下部に位置する固定溝部35(図4参照)との係合により固定される。また、筒体部30からナイフ部10が突出された位置は、係合突部43(図2参照)と筒体部30の上部に位置する固定溝部36(図4参照)との係合により固定される。また、このように、筒体部30の上部にナイフ部10が突出されたとき、ナイフ部10は、ナイフ部10の向き(角度)を作業し易い任意の角度に調整することができる。
次に、図1〜図5を参照して、先端工具1の構成の詳細について説明する。
図1、図2に示すように、先端工具1は、長尺状のナイフ部10と、ナイフ部10の全体を覆う円筒形状の筒体部30とを有する。筒体部30は、その上面及び下面に、開口部31及び開口部32を有する。筒体部30の開口部31からは、ナイフ部10が突出される。
ナイフ部10は、下端部に支持筒部40を有する。ナイフ部10は、絶縁テープなどを切断したり、剥ぎ取るための刃部(刃身)20と、ナイフ部10を持つための峰部21と、フランジ部11とを有する。フランジ部11は、下端部に接合筒部12を有する。接合筒部12は、その下端部に所定の角度(図1、図2では、30度程度)に形成された傾斜部13を有する。ナイフ部10の傾斜部13(図5参照)は、下側(図5の下側)に向けて斜行するように形成されている。また、ナイフ部10の傾斜部13の端部は、傾斜面14を有する。傾斜面14には、複数の凹部(図示せず)が形成されている。複数の凹部(図示せず)には、弾性を有する硬質のゴム材などが使用される。
支持筒部40は、ナイフ部10の長さとほぼ同寸法の長尺の円柱筒として形成される。また、支持筒部40は、下端部に、接続筒部44を有する。接続筒部44は、共用操作棒70(図6参照)に先端工具1を連結するジョイント筒部60を接続する接続部として、機能する。
ジョイント筒部60は、全体が略円筒形の筒本体部61を有する。筒本体部61は、その外周面の一部に、互いの反対側に位置し且つ略T字形状に切り欠かれた切り欠き部62を有する。切り欠き部62は、筒本体部61の下部側(図1、図2の下側)から上部側(図1、図2の上側)に向かう差し込み溝部63と、差し込み溝部63から直交方向両側に延在する平行溝部64と、平行溝部64の一端側から下部側に延びる係合溝部65と、を有する。ジョイント筒部60は、先端工具1を共用操作棒70(図6参照)に装着する場合の取り付け部として、機能する。
また、支持筒部40(図5参照)は、その外周面の2箇所位置に、外方に向けて突出する一対の係合突部43(図5参照)を有する。後述するように、支持筒部40に突設された一対の係合突部43は、筒体部30の係合溝部34(図4参照)に沿って移動し、固定溝部35(図4参照)又は固定溝部36(図4参照)にそれぞれ係合する。
また、支持筒部40は、上端部に、所定の角度(図1、図2では、30度程度)に形成された傾斜部41を有する。支持筒部40の傾斜部41は、上側(図5の上側)に向けて斜行するように形成されている。また、支持筒部40の傾斜部41の端部は、傾斜面42を有する。傾斜面42には、複数の凸部(図示せず)が形成されている。支持筒部40の傾斜部41の傾斜面42に形成された複数の凸部(図示せず)は、ナイフ部10の傾斜部13の傾斜面14に形成された複数の凹部(図示せず)と係合自在となっている。複数の凸部(図示せず)には、弾性を有する硬質のゴム材などが使用される。
すなわち、ナイフ部10の接合筒部12(図1参照)の下端部と、支持筒部40の上端部とは、それぞれ傾斜部13の傾斜面14と傾斜部41の傾斜面42とが接合することで、直立したナイフ部10を構成する。具体的には、ナイフ部10の傾斜部13の傾斜面14の複数の凹部(図示せず)と、支持筒部40の傾斜部41の傾斜面42の複数の凸部(図示せず)との凹凸部位が一致した状態が、ナイフ部10を直立させた状態となる。このため、ナイフ部10の傾斜部13の傾斜面14と、支持筒部40の傾斜部41の傾斜面42とが係合(合致)し、ナイフ部10が直立した状態において、筒体部30の内部にナイフ部10を収容することができる。
また、ナイフ部10の傾斜部13の傾斜面14と、支持筒部40の傾斜部41の傾斜面42は、角度調整機構50を構成している。角度調整機構50により、ナイフ部10の傾斜部13の傾斜面14と、支持筒部40の傾斜部41の傾斜面42との接合位置を変位させることで、支持筒部40に対して、ナイフ部10の向き(角度)を調整することができる。ここで、先端工具1の角度調整機構50の詳細については、後述する。
図1、図2に示すように、筒体部30は、ナイフ部10の軸方向に沿って、上方向(図1の矢印A方向)と下方向(図2の矢印B方向)に移動可能に設けられている。筒体部30は、ナイフ部10の全体を覆う安全カバーとして機能する。そのため、筒体部30の長さ寸法(全長)は、ナイフ部10の長さよりも長い寸法を有する。
筒体部30は、その上面及び下面に、それぞれ開口部31及び開口部32を有する。先端工具1のナイフ部10は、筒体部30の開口部31を通じて、上方に向かって突出する。ここで、筒体部30の上部(開口部31)とフランジ部11との間には、圧縮ばね(図示せず)が介在されている。このため、筒体部30を移動させて係合突部43(図2参照)と固定溝部36(図2参照)との係合による固定を解除した際、筒体部30は、圧縮ばね(図示せず)の弾性力(反発力)により、自動的に上方向(図1の矢印A方向)に移動し、ナイフ部10を収容する。
図4に示すように、筒体部30は、その内周面の2箇所位置に、軸方向(図4の上下方向)に沿って縦方向に形成された縦長の係合溝部34と、係合溝部34の下部(図4の下側)及び上部(図4の上側)の両端部から直角にそれぞれ延出した固定溝部35及び固定溝部36とを有する。係合溝部34は、筒体部30の上下方向(図1、図2の矢印A、B方向)への移動を操作する場合に、筒体部30の移動方向を規制する。
すなわち、筒体部30を上側(図1の矢印A方向)に移動させ、支持筒部40の係合突部43を筒体部30の下部に位置する固定溝部35(図1、図4参照)に係合させることで、ナイフ部10を筒体部30の内部に収容することができる。
また、筒体部30を下側(図2の矢印B方向)に移動させ、支持筒部40の係合突部43を筒体部30の上部に位置する固定溝部36(図1、図4参照)に係合させることで、筒体部30からナイフ部10を突出させることができる。
具体的に説明すると、図1に示すように、ナイフ部10の未使用時、筒体部30の内部にナイフ部10を収容させる場合には、支持筒部40の係合突部43(図2参照)と、筒体部30の固定溝部36(図2参照)との固定を解除し、筒体部30を上側(図1の矢印A方向)に移動させることとなる。すなわち、このように、筒体部30を上側に移動すると、支持筒部40の係合突部43(図1参照)は、筒体部30の内周面に形成された係合溝部34に沿って移動し、筒体部30に形成された固定溝部35(図4参照)と係合する。
これにより、筒体部30は、ナイフ部10が筒体部30の内部に収容される位置に固定することができる。ここで、フランジ部11の上部と筒体部30の上面板部(図示せず)との間には、圧縮ばね(図示せず)が介在されている。そのため、筒体部30を移動させて係合突部43と固定溝部36(図2参照)との係合による固定を解除した際、筒体部30は、圧縮ばね(図示せず)の弾性力により自動的に上側(図1のA方向)に移動し、ナイフ部10を収容することができる。
一方、図2に示すように、ナイフ部10の使用時、筒体部30からナイフ部10を突出させる場合には、支持筒部40の係合突部43(図1参照)と固定溝部35(図1参照)との固定を解除し、筒体部30を下側(図2の矢印B方向)に移動させることとなる。すなわち、このように、筒体部30を下側に移動すると、支持筒部40の係合突部43(図2参照)は、筒体部30の内周面に形成された係合溝部34に沿って移動し、筒体部30に形成された固定溝部36(図2参照)と係合する。これにより、筒体部30は、ナイフ部10が突出する位置に固定することができる。ここで、前述したように、筒体部30の上面板部(図示せず)とフランジ部11(図2参照)の上面との間には、圧縮ばね(図示せず)が介在されている。そのため、ナイフ部10の突出操作を行なうには、圧縮ばね(図示せず)の弾性力(反発力)に抗して、筒体部30を下側(図2の矢印B方向)に押し下げることとなる。
[先端工具1の角度調整機構50によるナイフ部10の角度調整方法]
次に、先端工具1によるナイフ部10の角度調整機構50の詳細について説明する。
図3に示すように、先端工具1のナイフ部10は、ナイフ部10が直立状態となった位置(2点鎖線の位置)から、このナイフ部10を任意の角度に変位させた位置(実線の位置)まで傾斜させることができる。また、ナイフ部10は、任意の角度に傾斜させた状態で固定することができる。すなわち、先端工具1は、ナイフ部10の傾斜部13の傾斜面14と、このナイフ部10の傾斜面14を下側(図3の下側)から支持する支持筒部40の傾斜部41の傾斜面42とが接合することで、角度調整機構50による角度調整機能を発揮する。
このため、角度調整機構50により支持筒部40に対して、ナイフ部10の傾斜角度を、所定の角度(0度〜180度)の範囲で変位させて調整することができる。図3で示したナイフ部10の傾斜角度(図3の実線位置)は、ナイフ部10を直立状態(0度)から180度回転させた最大の傾斜角度となる。
すなわち、手でナイフ部10の峰部21を持ち、ナイフ部10を所定の方向(図3の矢印X1方向)に向けて、任意の位置まで回転させる。具体的には、間接活線作業の作業者が、作業対象となる電線の位置及び電線の周囲の障害物などを目視で判断し、先端工具1のナイフ部10の向き(角度)を調整する。
この場合、ナイフ部10は、傾斜部13の傾斜面14の凹部(図示せず)と、支持筒部40の傾斜部41の傾斜面42の凸部(図示せず)とが密着した状態で係合しながら回転する。実際には、ナイフ部10の傾斜面14及び支持筒部40の傾斜面42は、それぞれ断面が楕円形となっているため、傾斜面14及び傾斜面42のほぼ中央部が支点となり、傾斜面14と傾斜面42同士が密着しながら回転する。そして、所定の角度に変位したナイフ部10の位置(角度位置)は、傾斜面14の凹部(図示せず)と傾斜面42の凸部(図示せず)との凹凸係合により、調整された所定の角度で固定される。この場合、いわゆるクラッチと同様の機能により、所定の角度を保持した状態で固定することができる。また、共用操作棒70の握り位置を変えることで、支持筒部40に対するナイフ部10の位置を変えることができる。
なお、前述したように、ナイフ部10は、直立状態のときに筒体部30の内部に収容できるため、所定の角度に調整後には、ナイフ部10を反時計方向(図3の矢印X2方向)に回転させ、ナイフ部10が直立状態(傾斜角度が0度)となる位置まで回転させる。そして、ナイフ部10の傾斜部13の傾斜面14と、支持筒部40の傾斜部41の傾斜面42との係合位置が完全に一致(合致)し、直立した状態のナイフ部10を、筒体部30の内部に収容することができる。
[先端工具1を共用操作棒70に取り付ける手順]
次に、図1及び図6を参照して、先端工具1を共用操作棒70に取り付ける手順について説明する。
図6は、本発明の間接活線作業用の先端工具に適用される共用操作棒の一例を示す正面図である。
図6に示すように、共用操作棒70は、工具取り付け部71と柄部72と把持部73とを有している。共用操作棒70は、プラスチックなどの絶縁材により中空の円筒形状に成形される。工具取り付け部71は、先端工具1のジョイント筒部60(図1参照)を着脱自在に取り付けるための取り付け部となる。把持部73には、間接活線作業を行う作業員が把持し易いように滑り止め加工が施されている。また、柄部72の上部と下部とには、それぞれ、円錐体状の安全カバー74と安全カバー75とを有する。安全カバー74及び安全カバー75は、工具取り付け部71の周面部などに付着した水が滴下することを防止する。
工具取り付け部71は、柄部72の上部側(図6の上側)から突出した軸部76と、軸部76の外周面から反対方向に突出する一対のピン部77、77と、を有している。また、軸部76の上部には、円形突出部78が設けられる。円形突出部78は、工具取り付け部71の内部に設けられた圧縮コイルばね(図示せず)により、上方(図6の上側)に向けて付勢されている。
先端工具1を共用操作棒70に装着させる場合には、共用操作棒70の一対のピン部77を、ジョイント筒部60(図1参照)の切り欠き部62の垂直溝部63を介して、平行溝部64に係合させる。そして、共用操作棒70の軸部76をジョイント筒部60の奥側まで係合させた後に、共用操作棒70を捻るように回転させる。これにより、切り欠き部62(図1参照)の係合溝部65に一対のピン部77を係合させ固定することができ、先端工具1を共用操作棒70に装着させることができる。
上述したように、先端工具1は、ジョイント筒部60を共用操作棒70の先端部に取り付けるだけで、先端工具1を共用操作棒70に容易且つ確実に装着させることができる。
また、先端工具1のナイフ部10は、筒体部30の内部に収容されているので、共用操作棒70に先端工具1を装着する際の安全性を確保することができる。
[他の実施例]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した一実施形態に限るものではない。例えば、ナイフ部10の傾斜部13の傾斜面14と、支持筒部40の傾斜部41の傾斜面42との中心部に回転支持ピンを設ける構成としてもよい。この場合、回転支持ピンを支点として、ナイフ部10の角度を所定の角度位置に確実に回転させることができる。
本発明による先端工具1は以下の効果が期待できる。
(1)先端工具1から突出させたナイフ部10の角度は、手動による簡単な操作で任意の角度に調整することができるとともに、調整したナイフ部10を任意の角度に変位させた状態で所定の角度位置に固定することができる。そのため、共用操作棒70の向きや角度を大きく変えたり、大きさや形状の異なる(角度の異なる)複数のナイフを用意するなどの余分な手間を回避することができる。
(2)先端工具1の上部から突出させたナイフ部10の角度を作業し易い角度に調整することができるため、作業対象となる電線などの周囲に障害物などがある場合でも、作業対象となる電線の位置に応じて適時、ナイフ部の角度を任意に調整できるため、効率的且つ、正確に間接活線作業を行うことができる。
(3)先端工具1において、ナイフ部10の未使用時には、ナイフ部10を安全カバーとして機能する筒体部30の内部に収容できるため、安全性を確保できるとともに、先端工具1を使用した間接活線作業による作業効率を向上させることができる。
(4)通常時、ナイフ部10は、先端工具1の筒体部30の内部に収容されている。そのため、共用操作棒70の先端に先端工具1を装着する装着作業時の安全性を図ることができる。また、先端工具1の着脱作業や先端工具1の準備、管理作業などの作業負担を軽減することができる。
(5)先端工具1は、汎用の共用操作棒70の先端部に着脱自在に取り付けることができるため、高所での作業が不要となるとともに、ナイフ部10を使用して絶縁テープなどの切断、剥ぎ取り作業による間接活線作業を行なう場合の安全性及び作業効率の向上を図ることができる。
1 先端工具
10 ナイフ部
11 フランジ部
12 接合筒部
13、41 傾斜部
14、42 傾斜面
20 刃部
21 峰部
30 筒体部
31、32 開口部
34 係合溝部
35、36 固定溝部
40 支持筒部
41 傾斜部
44 接続筒部
60 ジョイント筒部
61 筒本体部
62 切り欠き部
63 垂直溝部
64 平行溝部
65 係合溝部
70 共用操作棒
71 工具取り付け部
72 柄部
73 把持部
74、75 安全カバー
76 軸部
77 ピン部
78 円形突出部

Claims (4)

  1. ナイフ部と、上端部において前記ナイフ部の下端部を支持する支持筒部と、前記支持筒部の下端部に設けられ、共用操作棒の接続部と接続されるジョイント筒部と、前記ナイフ部を覆うとともに前記ナイフ部を内部に収容する筒体部と、を有する先端工具であって、
    前記筒体部は、前記ナイフ部を前記筒体部の内部に収容する収容位置と前記ナイフ部を前記筒体部の内部から外部に突出させた突出位置とに移動可能に設けられるとともに、前記筒体部を前記突出位置に固定する固定機構と、
    前記ナイフ部を前記突出位置に突出させた場合に、前記ナイフ部の角度を前記支持筒部の軸方向に対して所定の角度に変位させる角度変位機構とを有し、
    前記角度変位機構は、前記ナイフ部の下端部に形成され、所定の傾斜角度を有する第1傾斜部と前記支持筒部の上端部に形成され、所定の角度を有するとともに、前記第1傾斜部と係合する第2傾斜部とを備える、
    先端工具。
  2. 前記角度変位機構は、前記ナイフ部の角度が所定の角度に変位した場合に、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部との角度を保持する角度保持機構を備える、
    請求項1に記載の先端工具。
  3. 前記固定機構は、前記筒体部の内周面の軸方向に沿って形成された溝部と、前記支持筒部の外周面から外側に突出するように形成され、前記溝部に係合する係合突部とを備える、請求項1又は2に記載の先端工具。
  4. 前記筒体部の位置を前記ナイフ部が前記収容位置となるように付勢する付勢部材を備える、請求項1〜3のいずれかに記載の先端工具。
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