JP5850770B2 - 出力システム - Google Patents
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Description
[3]上記[2]記載の出力システムにおいて、前記複数の出力装置それぞれは、操作入力部と、前記候補出力部が出力した装置情報の候補のうち、前記操作入力部によって指定された候補を当該出力装置に設定する第1の装置情報設定部と、をさらに備えることを特徴とする。
[4]上記[1]〜[3]いずれか一項記載の出力システムにおいて、前記複数の出力装置それぞれの候補決定部は、前記候補決定部が決定した装置情報の候補が二種類以上ある場合に、前記中継路情報が示す中継路と共通する未接続情報のレコードがあるか否かを判定し、前記中継路情報が示す中継路と共通する未接続情報のレコードがあると判定した場合、前記レコードに含まれる装置情報を、電界強度に応じて順位付けした候補とすることを特徴とする。
[5]上記[1]〜[3]いずれか一項記載の出力システムにおいて、前記複数の出力装置それぞれの候補決定部は、前記中継路情報が示す中継路と共通する未接続情報のレコードがないと判定した場合、前記中継路情報が示す中継路と共通しない未接続情報のレコードに含まれる装置情報を、電界強度に応じて順位付けした候補とする。
[6]上記[1]または[2]記載の出力システムにおいて、前記複数の出力装置それぞれは、前記候補決定部が決定した装置情報の候補が一種類のみである場合に、前記装置情報を当該出力装置に設定する第2の装置情報設定部をさらに備えることを特徴とする。
[7]上記[1]〜[6]いずれか一項記載の出力システムにおいて、前記装置情報は、出力装置の装置識別情報を含むことを特徴とする。
[1 構成]
図1は、本発明の一実施形態である出力システム(提示システムともいう。)を適用した注文管理システムの概略の全体構成図である。同図に示すように、注文管理システム1は、POSレジスタ10と、制御装置)20と、印刷装置30と、LAN40と、印刷装置50−1と、印刷装置50−2と、表示装置60−1と、表示装置60−2と、注文端末70とを含んで構成される。
本実施形態において、注文管理システム1は、レストラン店舗に設置されたオーダ・エントリ・システムの例である。
また、印刷装置30と印刷装置50と表示装置60とのそれぞれを出力装置(提示装置ともいう。)と呼ぶことがある。
また、本実施形態では、注文管理システム1が、2台の印刷装置50と、2台の表示装置60と、1台の注文端末70とを含む例とするが、これらの台数は本例に限るものではない。
注文端末70は、図示しない操作部を備える。この操作部は、例えば、商品を指定する商品キー、数量を指定するテンキー、入力を確定する確定キー、入力を取り消す取消キー等のキーを備える。注文端末70は、操作者による操作部の操作にしたがって顧客の注文内容を取り込んで注文情報を生成する。この注文情報の具体例については後述する。注文装置70は、注文情報を制御装置20に対して無線送信する。
記憶部32は、印刷装置30の装置識別情報(“EPR1”)を記憶する。記憶部32は、例えば半導体記憶装置により実現される。
通信部33は、通信機能および無線通信機能を実現する。具体的には、通信部33は、LAN40に接続された装置(例えば、POSレジスタ10および制御装置20)と通信を行う通信インタフェースを備える。また、通信部33は、通信可能エリアに存在する通信機器と無線通信を行う無線通信インタフェースを備える。
印刷部34は、印刷機能を実現し、例えばゲスト伝票を印刷する。
記憶部52は、印刷装置50の装置識別情報(“RPR2”または“RPR3”)を記憶する。記憶部52は、例えば半導体記憶装置により実現される。
通信部53は、無線通信機能を実現する。具体的には、通信部53は、通信可能エリアに存在する通信機器と無線通信を行う無線通信インタフェースを備える。
印刷部54は、印刷機能を実現し、例えばドリンク伝票または調理伝票を印刷する。
記憶部62は、表示装置60の装置識別情報(“RMD4”または“RMD5”)を記憶する。記憶部62は、例えば半導体記憶装置により実現される。
通信部63は、無線通信機能を実現する。具体的には、通信部63は、通信可能エリアに存在する通信機器と無線通信を行う無線通信インタフェースを備える。
表示部64は、表示機能を実現し、例えば第1デザート情報または第2デザート情報を表示する。
通信部33と通信部53と通信部63とのそれぞれは、機能構成として、図示しないが、近隣検索要求送信部と、近隣検索応答受信部と、装置情報要求送信部と、装置情報応答受信部とを含む。
また、印刷装置30と印刷装置50と表示装置60とのそれぞれは、図示しない操作入力部を備えている。
本実施形態における注文管理システム1では、制御装置20が注文端末70から取得した注文情報を管理し、適切な出力装置にその情報を出力させる。そのため、どの出力装置にどのような情報(伝票の種類、メニューの種類など)を出力させるのか、また、その出力装置に提示できない場合に他のどの出力装置に提示させるのか、等を管理している。
図6は、出力設定情報のデータ構成を示す図である。同図に示すように、出力設定情報は、出力装置ごとに、装置識別情報(図中、「装置」)と、装置名称(図中、「名称」)と、出力種別情報(図中、「出力情報」)と、出力記号(図中、「出力記号」)と、迂回先情報(図中、「迂回先」)とを対応付けたレコード(行データ)を有するデータテーブルである。このレコードは装置情報である。
装置識別情報は、出力装置を識別する情報である。装置名称は、出力装置の名称である。出力種別情報は、出力装置が出力する出力情報の種類を示す情報である。出力記号は、出力種別情報に対応付けられた記号(数字を含む。以下同様。)である。出力記号は、例えば、各出力装置が解読(判断)し易いよう、ゲスト伝票が“1”、ドリンク伝票が“2”、調理伝票が“3”、デザート1伝票が“4”、デザート2伝票が“5”と定義されている。迂回先情報は、無線通信における出力装置の迂回先を示す情報である。迂回先情報は、例えば、迂回先としての出力装置の装置識別情報である。
図7は、メニュー情報のデータ構成を示す図である。同図に示すように、メニュー情報は、販売商品ごとに、商品識別情報(図中、「商品番号」)と、商品名称(図中、「商品名称」)と、出力種別情報(図中、「出力情報」)と、出力記号(図中、「出力記号」)とを対応付けたレコードを有するデータテーブルである。商品識別情報は、販売商品を識別する情報である。商品名称は、販売商品の名称である。出力種別情報は、販売商品についての出力情報の種類を示す情報である。出力記号は、出力種別情報に対応付けられた記号である。
注文管理システム1の通常動作について説明する。
注文端末70は、操作者による操作部の操作にしたがって、顧客の注文内容を取り込んで注文情報を生成し、この注文情報を制御装置20に送信する。次に、制御装置20の通信部23は、注文端末70が送信した注文情報を受信し、この注文情報をコントローラ制御部21に供給する。
具体的に、同図は、装置識別情報が“RHT01”である注文端末70が、焼肉を1品、ハンバーグを1品、ライスを2品、コーヒーを2品、ショートケーキを1品の注文内容で注文を受け付け、12時30分に生成した注文情報である。
つまり、具体的には、コントローラ制御部21は、図8に示した注文情報から商品識別情報(“2”)と商品名称(“焼肉”)と数量(“1”)とを対応付けたレコードを抽出する。そして、コントローラ制御部21は、商品識別情報(“2”)または商品名称(“焼肉”)をキーとして、図7に示したメニュー情報から、当該商品(焼肉)の伝票の出力先を示す出力記号(“1”および“3”)を抽出する。そして、コントローラ制御部21は、図9に示すように、出力情報1に商品名称(“焼肉”)と数量(“1”)とを格納し、出力情報3に商品名称(“焼肉”)と数量(“1”)とを格納する。コントローラ制御部21は、注文情報における全てのレコードについて、上記の例と同様の処理を実行し、出力情報1〜4を生成する。
注文管理システム1では、適切なタイミングで適切に情報の出力を行うことによって、適切な注文管理を実施する。これを実現するため、制御装置20は、自装置が様々な情報を送出する相手装置について、通信状態を収集して定期的に更新している。
例えば、出力装置(印刷装置30、印刷装置50、および表示装置60)は、制御装置20に対して、定期的(例えば1分ごと)に接続確認コマンド(接続確認情報)を送信する。制御装置20は、接続確認コマンドを受信して状態を監視することにより、その接続確認コマンドの送信元である出力装置が現在接続状態にあると認識し、その認識結果で記憶部22に記憶された接続情報を更新する。
装置識別情報は、出力装置を識別する情報である。接続状態情報は、当該出力装置と制御装置20との接続状態を示す情報(ステータス)である。例えば、接続状態(通信可能/通信不能)を、“正常/異常”、“○/×”、“OK/NG”、“1/0(ゼロ)”等の文字、記号、数字またはこれらの組み合わせにより表す。
通信方式は、当該出力装置と上位装置との通信の方式を示す情報である。例えば、通信方式を、“LAN/無線”により表す。ここでいうLANは、有線を意味する。
第1中継装置〜第3中継装置は、当該出力装置と制御装置20との間で通信を行う際、通信を中継する装置を順に示した情報であり、すなわち、当該出力装置と制御装置20との間の中継路(中継の経路、通信経路)を示す中継路情報である。
具体的に、第1中継装置〜第3中継装置は、制御装置20から当該出力装置までの中継装置の装置識別情報である。例えば、装置識別情報が“RPR3”である印刷装置50−2は、制御装置20から、印刷装置30(“EPR1”)、印刷装置50−1(“RPR2”)を順次中継して情報が伝送される。逆に、印刷装置50−2は、印刷装置50−1(“RPR2”)、印刷装置(“EPR1”)を順次中継して、情報を制御装置20に伝送する。なお、中継装置の項目数は3つに限られない。
ここで、印刷装置30に着目した場合、印刷装置30の中継装置は制御装置20であるため、印刷装置30は、送信元を自装置として定期パケットをブロードキャスト送信する。そして、印刷装置30の通信可能エリアに存在する周囲の装置(制御装置20、印刷装置50−1、および表示装置60−1)が、この定期パケットを受信し電波強度を記憶する。
次に、印刷装置50−1に着目した場合、印刷装置50−1の中継装置は制御装置30であるため、印刷装置50−1が、送信元を自装置として定期パケットをブロードキャスト送信する。そして、印刷装置50−1の通信可能エリアに存在する周囲の装置(制御装置20、印刷装置30、印刷装置50−2、および表示装置60−2)が、この定期パケットを受信し電波強度を記憶する。
例えば、印刷装置50−2が故障したことによって無線通信機能が機能しなくなると、印刷装置50−2は、定期的に送信するべき接続確認コマンドを正常に送信できなくなる。そして、制御装置20のコントローラ制御部21は、印刷装置50−2から接続確認コマンドを取得できなくなり、注文管理システム1における接続状態が異常となる。この状態になった場合、コントローラ制御部21が記憶部22に記憶させて管理している接続情報において、図10に示したように全ての出力装置において接続状態が正常であったものが、図14に示すように、印刷装置50−2の接続状態情報が異常を示すステータス(例えば“×”)に変化する。
交換装置の設置場所は交換前の印刷装置50−2の設置場所と同一であるため、交換装置は、図10に示した接続情報における印刷装置50−2に対応するレコードにおける中継路(RPR2→EPR1)により、制御装置20を最終宛先として装置情報要求を送信する。より具体的に、動作の流れを説明する。
ステップS1において、制御装置20との通信が途絶えた状態である交換装置は、近隣検索要求をブロードキャスト送信する。近隣検索要求は、交換装置の所在地情報(例えば、インターネット・プロトコル・アドレス(IPアドレス)を含む情報である。印刷装置50−2と同一場所に設置された交換装置によって無線送信されるデータは、図13の電波強度管理テーブルに示したとおり、印刷装置50−1、表示装置60−2、および制御装置20によって受信される。
次に、ステップS5において、交換装置から送信された近隣検索要求を受信した制御装置20は、近隣検索要求に含まれる所在地情報が示す番地宛てに、近隣検索応答を送信する。この近隣検索応答は、制御装置20の所在地情報を含む情報である。そして、交換装置は、その近隣検索応答を受信する。
次に、ステップS12において、印刷装置50−1は、定期的に定期パケットを受信し生成している電波強度テーブルにおいて、最も電波強度が強い送信元(この場合、印刷装置30)を中継装置として指定し、この中継装置に対して装置情報要求を送信する。そして、中継装置である印刷装置30は、装置情報要求を受信する。
次に、ステップS13において、印刷装置30は、定期的に定期パケットを受信して生成している電波強度テーブルにおいて、最も電波強度が強い送信元(この場合、制御装置20)を指定し、この指定先装置に対して装置情報要求を送信する。そして、指定先装置である制御装置20は、装置情報要求を受信する。
次に、制御装置20は、生成した装置情報応答を中継装置である印刷装置30に対して送信する。そして、印刷装置30は、その装置情報応答を受信する。
次に、ステップS16において、印刷装置50−1は、装置情報応答を最終の宛先である交換装置に対して送信する。そして、交換装置は、その装置情報応答を受信する。
具体的に例えば、ステップS21において、交換装置は、表示装置60−2から送信された定期パケットを受信する。
次に、ステップS22において、交換装置は、印刷装置50−1から送信された定期パケットを受信する。
次に、ステップS23において、交換装置は、制御装置20から送信された定期パケットを受信する。
同図に示すように、装置情報応答の未接続情報のレコードが一つである場合、交換装置は、そのレコードにおける装置識別情報(この場合、“RPR3”)を自装置の装置識別情報として設定する。
これにより、出力装置を設置する際に、装置識別情報等の装置情報の設定を自動化でき、手動設定に対して作業負担や作業ミスによるエラーを軽減させることができる。
例えば、印刷装置50−1および印刷装置50−2に不具合が発生し、印刷装置50−1および印刷装置50−2それぞれの無線通信機能が機能しなくなると、制御装置20のコントローラ制御部21は、定期的に監視している印刷装置50−1および印刷装置50−2それぞれの接続状態が異常を示す状態となる。また、印刷装置50−1を中継する表示装置60−2の接続状態も異常を示す状態となる。これにより、図17に示すように、コントローラ制御部21が記憶部22に記憶させて管理している接続情報において、印刷装置50−1、印刷装置50−2、および表示装置60−2それぞれの接続状態情報が異常を示すステータス(例えば“×”)に変化する。
次に、ステップS64において、交換装置1から送信された近隣検索要求を受信した制御装置20は、近隣検索要求に含まれる所在地情報が示す番地宛てに、近隣検索応答を送信する。そして、交換装置1は、その近隣検索応答を受信する。
次に、ステップS72において、印刷装置30は、指定先装置として制御装置20を指定し、この指定先装置に対して装置情報要求を送信する。そして、指定先装置である制御装置20は、装置情報要求を受信する。
次に、ステップS74において、印刷装置30は、装置情報応答を最終の宛先である交換装置1に対して送信する。そして、交換装置1は、その装置情報応答を受信する。
次に、ステップS76において、制御装置20は、装置情報応答を生成し、この装置情報応答を宛先である交換装置2に対して送信する。そして、交換装置2は、その装置情報応答を受信する。
また、ステップS81において、印刷装置30は、定期パケットをブロードキャスト送信する。そして、交換装置1は、自装置に到達した定期パケットを受信する。
交換装置1は、設置された後、制御装置20から定期的に送信される定期パケット(例えば、ステップS77におけるデータ)と、制御装置20から送信される近隣検索応答(例えば、ステップS64におけるデータ)とを受信する。また、交換装置1は、印刷装置30から定期的に送信される定期パケット(例えば、ステップS81におけるデータ)と、印刷装置30から送信される近隣検索応答(例えば、ステップS63におけるデータ)と、印刷装置30から送信される装置情報応答(例えば、ステップS74におけるデータ)とを受信する。また、交換装置1は、表示装置60−2から送信される近隣検索要求(例えば、ステップS52におけるデータ)を受信する。
図20は、交換装置1が生成する電波強度テーブルのデータ構成を示す図である。同図に示すとおり、制御装置20(“EST1”)から送信された定期パケットおよび近隣検索応答を、交換装置1が受信する場合の電波強度は“4”である。また、印刷装置30(“EPR1”)から送信された定期パケット、近隣検索応答、および装置情報応答を、交換装置1が受信する場合の電波強度は“6”である。また、表示装置60−2(“RMD5”)から送信された近隣検索要求を、交換装置1が受信する場合の電波強度は“5”である。
図21は、交換装置1が制御装置20から取得した装置情報応答に基づいて生成した接続情報のデータ構成を示す図である。同図に示す接続情報は、図18のS73、S74における装置情報応答に対応して交換装置1が生成したデータである。交換装置1は、この装置情報応答を制御装置20からではなく印刷装置30(“EPR1”)を介して受信しているため、図21に示した接続情報が生成される。
図29は、交換装置の処理手順を示すフローチャートである。交換装置の電源が投入されて自装置が起動すると、本フローチャートに示す処理の実行が開始される。
ステップS101において、交換装置は、近隣検索要求をブロードキャスト送信する。
次に、ステップS102において、交換装置は、近隣検索要求を受信した周囲の装置から送信された近隣検索応答を受信する。例えば、交換装置が交換装置1である場合、交換装置は、近隣検索要求を受信した、印刷装置30および制御装置20それぞれから送信された近隣検索応答を受信する。また、例えば、交換装置が交換装置2である場合、交換装置は、制御装置20から送信された近隣検索応答を受信する。
次に、ステップS104において、交換装置は、その中継装置を介して制御装置20に対して装置情報要求を送信する。
次に、ステップS105において、交換装置は、制御装置20から中継装置を介して供給された装置情報応答を受信する。
次に、ステップS106において、交換装置は、受信した装置情報応答から、中継装置の装置識別情報を抽出して、図21に示した接続情報を生成し、この接続情報を記憶部に記憶させる。
次に、ステップS107において、交換装置は、装置情報応答から、例えば、図19に示した電波強度情報および未接続情報を抽出する。
よって、交換装置は、電波強度情報および未接続情報から、電波強度テーブルに含まれる装置識別情報を含むレコードを削除し、例えば、図22に示した電波強度情報および未接続情報を生成し、これら電波強度情報および未接続情報を記憶部に記憶させる。
次に、ステップS112において、操作者によって一つの装置識別情報が選択された場合、交換装置は、その装置識別情報を自装置の装置識別情報として設定する。そして、交換装置は、本フローチャートの処理を終了させる。
なお、ステップS112の処理において、一定時間内に操作入力がない場合、交換装置は、最上位の候補である装置識別情報を自装置の装置識別情報として設定してもよい。
図30は、交換装置が実行する識別情報候補選出処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS201において、交換装置は、初期化を行う。具体的には、例えば図27に示す候補テーブルの内容をリセットする。
次に、ステップS202において、交換装置は、接続情報の中継路と共通する未接続情報のレコードがあるか否かを判定する。そして、交換装置は、接続情報の中継路と共通する未接続情報のレコードがあると判定した場合(S202:YES)は、ステップS203の処理に移す。一方、交換装置は、接続情報の中継路と共通する未接続情報のレコードがないと判定した場合(S202:NO)は、ステップS204の処理に移す。
次に、ステップS204において、交換装置は、中継路が不一致である場合の候補一覧生成処理を実行する。この中継路が不一致である場合の候補一覧生成処理の詳細については後述する。そして、交換装置は、本フローチャートの処理を終了させる。
なお、これにより、図30のステップS203の処理が終了するため、同図のステップS204の、中継路が不一致である場合の候補一覧生成処理に移行するものとする。
図31は、交換装置が実行する、中継路が一致する場合の候補一覧生成処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS301において、交換装置は、未接続情報から、接続情報の中継路と共通するレコードにおける装置識別情報を検出し、電波強度情報から、その装置識別情報が含まれるレコードを抽出して得た電波強度情報(例えば、図23)を生成する。
図32は、交換装置が実行する、中継路が不一致である場合の候補一覧生成処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS401において、交換装置は、未接続情報から、接続情報の中継路と共通しないレコードにおける装置識別情報を検出し、電波強度情報から、その装置識別情報が含まれるレコードを抽出して得た電波強度情報(例えば、図25)を生成する。
なお、これにより、図30のステップS204の処理が終了して同図の処理を全て終了するため、図29のステップS110の処理が終了したことになる。よって、先に説明したように、図29におけるステップS111へ処理を移し、完成した候補テーブルに基づいた装置候補リストが選択可能に提示される。その後、操作者によって操作入力がなされたか否かによって、ステップS112の処理において装置識別情報が設定される。
すなわち、印刷装置30、印刷装置50、および表示装置60等の出力装置の装置情報(装置識別情報)の設定作業を、全て作業者による手作業とすることがない。よって、設定の間違いが発生したり、作業時間がかかり過ぎたり等、設定作業が非効率となるおそれがない。
したがって、本実施形態によれば、出力装置の装置情報の設定にかける負担を軽減させることができる。
10 POSレジスタ
20 制御装置
21 コントローラ制御部
22 記憶部
23 通信部
30 印刷装置
31 コントローラ/印刷制御部
32 記憶部
33 通信部
34 印刷部
40 LAN
50−1,50−2 印刷装置
51 印刷制御部
52 記憶部
53 通信部
54 印刷部
60−1,60−2 表示装置
61 表示制御部
62 記憶部
63 通信部
64 表示部
70 注文端末
Claims (7)
- 制御装置と、前記制御装置が送信する出力情報を受信して前記出力情報を出力する複数の出力装置とを含む出力システムにおいて、
前記制御装置は、
記憶部と、
前記出力装置と前記制御装置との中継路を示す中継路情報と、前記出力装置と前記出力システムに含まれる他の装置との間の電波強度を示す情報とを、含む接続確認情報を、前記出力装置から受信する接続確認受信部と、
前記接続確認情報に基づいて、前記出力装置ごとに、前記中継路情報と前記電波強度を示す情報とを、対応付けた電波強度管理テーブルを、前記記憶部に記憶させる電波強度管理テーブル記憶制御部と、
前記複数の出力装置それぞれについて、当該出力装置と通信可能であると判定した場合に、前記判定の結果を示す情報と、前記接続確認情報に含まれる中継路を示す情報とを、対応付けた接続情報を、前記記憶部に記憶させる接続情報記憶制御部と、
前記出力装置が送信した近隣検索要求を受信する近隣検索要求受信部と、
前記近隣検索要求に応じて近隣検索応答を送信する近隣検索応答送信部と、
前記出力装置が送信した装置情報要求を受信する装置情報要求受信部と、
前記記憶部に記憶された前記接続情報において、前記装置情報要求の送信元に対応する接続状態情報が通信不能を示す場合に、前記送信元に対応する中継路情報を含めた未接続情報を生成する未接続情報生成部と、
前記記憶部に記憶された前記電波強度管理テーブルから、前記装置情報要求の送信元に対応する、中継路情報と電波強度を示す情報とを含めた電波強度情報を生成する電波強度情報生成部と、
前記未接続情報および前記電波強度情報を含めた情報を装置情報とし、前記装置情報を装置情報応答として前記装置情報要求の要求元に送信する装置情報応答送信部と、
を備え、
前記出力装置は、
当該出力装置内に装置情報が設定されていない場合に前記近隣検索要求を送信する近隣検索要求送信部と、
近隣検索応答を受信する近隣検索応答受信部と、
前記近隣検索応答を受信したときの電波強度値を取得する電波強度値取得部と、
複数の出力装置から前記近隣検索応答を受信した場合、前記取得した電波強度値の最大値に対応する出力装置を中継先として決定する中継先決定部と、
前記中継先に決定された出力装置に対して装置情報要求を送信する装置情報要求送信部と、
前記装置情報要求を受信した前記出力装置から送信される装置情報応答を受信する装置情報応答受信部と、
前記装置情報応答に含まれる中継路情報を抽出する中継路情報抽出部と、
前記装置情報応答に含まれる未接続情報と電波強度情報とに基づいて、当該出力装置についての装置情報の候補を決定する候補決定部と
を備えることを特徴とする出力システム。 - 前記複数の出力装置それぞれは、
前記候補決定部が決定した装置情報の候補を出力する候補出力部
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の出力システム。 - 前記複数の出力装置それぞれは、
操作入力部と、
前記候補出力部が出力した装置情報の候補のうち、前記操作入力部によって指定された候補を当該出力装置に設定する第1の装置情報設定部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の出力システム。 - 前記複数の出力装置それぞれの候補決定部は、
前記候補決定部が決定した装置情報の候補が二種類以上ある場合に、前記中継路情報が示す中継路と共通する未接続情報のレコードがあるか否かを判定し、前記中継路情報が示す中継路と共通する未接続情報のレコードがあると判定した場合、前記レコードに含まれる装置情報を、電界強度に応じて順位付けした候補とする
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の出力システム。 - 前記複数の出力装置それぞれの候補決定部は、
前記中継路情報が示す中継路と共通する未接続情報のレコードがないと判定した場合、前記中継路情報が示す中継路と共通しない未接続情報のレコードに含まれる装置情報を、電界強度に応じて順位付けした候補とする
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の出力システム。 - 前記複数の出力装置それぞれは、
前記候補決定部が決定した装置情報の候補が一種類のみである場合に、前記装置情報を当該出力装置に設定する第2の装置情報設定部
をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の出力システム。 - 前記装置情報は、出力装置の装置識別情報を含むことを特徴とする請求項1〜6いずれか一項に記載の出力システム。
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