JP5842328B2 - セミトレーラ式のハイブリッド車両 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車両に関し、特にトラクタ及びこのトラクタに連結されるトレーラを有するセミトレーラ式のハイブリッド車両に関する。
近年、車両の低公害化や燃費向上の観点から、駆動源としてエンジンの出力を走行用モータでアシストするハイブリッド車両や、駆動源としてエンジンの替わりに走行用モータを用いる電気自動車が実用化されている。また、輸送用トラック等の大型車両においても、ディーゼルエンジンと走行用モータとを組み合わせたディーゼルハイブリッド車両が提案されている。
例えば、特許文献1には、輸送用トラック等の大型車両に適用可能なハイブリッドシステムとして、駆動源にディーゼルエンジンとモータジェネレータとを備えたパラレル方式のハイブリッドシステムが開示されている。
特開2002−138876号公報
ところで、輸送用トラックには、コンテナ等の積荷を積載したトレーラをトラクタに連結して牽引走行する、いわゆるセミトレーラ式車両がある。このセミトレーラ式車両においては、トレーラ牽引走行時に十分な駆動力を確保するために、トラクタ側に出力の大きい大型エンジンを搭載している。そして、大型エンジンは、トレーラ牽引走行時に高燃費を得るために、例えば図6の破線で示すような高負荷側の運転領域内にエンジンの燃費点(以下、牽引時燃費点という)が設定されている。しかし、トレーラを牽引しないトラクタ単体走行時は、トラクタ単体の重量が比較的軽く大きな駆動力を必要としないため、大型エンジンの運転領域は、例えば図6の実線で示すような低負荷側の運転領域に移行される。そのため、トラクタ単体走行時は、大型エンジンの運転領域が牽引時燃費点から離れることとなり、燃費を悪化させてしまう可能性がある。
このような燃費の悪化を改善すべく、セミトレーラ式車両に特許文献1記載のハイブリッドシステムを適用することも考えられる。しかし、セミトレーラ式車両のトラクタ側のスペースは、キャブ(運転室)や牽引時に大きな駆動力を得る大型エンジンで占められるため、トラクタ側に走行用モータやこの走行用モータに電力を供給するバッテリをさらに搭載させることは難しい。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡素な構成で、トラクタ及びこのトラクタに連結されるトレーラを有するセミトレーラ式車両にハイブリッドシステムを適用することで、燃費を効果的に改善することにある。
上記目的を達成するため、本発明のセミトレーラ式のハイブリッド車両は、トラクタ及び前記トラクタに連結されるトレーラを有するセミトレーラ式のハイブリッド車両であって、前記トラクタに搭載され、前記トラクタの駆動輪に動力を伝達するエンジンと、前記トラクタに搭載され、前記エンジンの動力をアシスト可能な第一の電動発電機と、前記トレーラに搭載され、前記トラクタと前記トレーラとが連結された状態で前記第一の電動発電機に電力を供給可能に接続されるバッテリと、前記トレーラに搭載され、走行時に前記トレーラの走行輪で得られる回転動力で駆動して発電するとともに、発電した電力を前記バッテリに供給する第二の電動発電機と、運転者によるアクセルペダルの操作量に応じた要求トルク及び前記エンジンの回転数に基づいて参照されると共に、前記エンジンの出力トルクのみで走行するエンジン走行領域と、前記エンジンの出力トルクを前記第一の電動発電機で補助して走行するモータアシスト走行領域とが設定されたマップと、前記トラクタに前記トレーラを連結して走行するトレーラ牽引走行時に、前記マップに基づいて、走行用の動力源として、前記エンジンの動力、又は、前記エンジン及び前記第一の電動発電機の両方の動力を選択して用いるように制御し、かつ、前記トラクタに前記トレーラを連結しないで走行するトラクタ単体走行時に、走行用の動力源として前記エンジンの動力のみを用いるように制御する動力制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記トレーラは、前記バッテリの残容量を検出する残容量検出手段を備え、前記動力制御手段は、前記トラクタに前記トレーラを連結して走行するトレーラ牽引走行時に前記残容量検出手段の検出値が下限閾値よりも高い場合は、走行用の動力源として前記第2の電動発電機の動力を追加させるようにしてもよい。
また、前記トレーラは、外部電源に接続されるとともに、前記外部電源から供給される電力で前記バッテリを充電する充電器をさらに備えてもよい。
本発明のセミトレーラ式のハイブリッド車両によれば、簡素な構成で、トラクタ及びこのトラクタに連結されるトレーラを有するセミトレーラ式車両にハイブリッドシステムを適用することで、燃費を効果的に改善することができる。
本発明の一実施形態に係るセミトレーラ式のハイブリッド車両を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るセミトレーラ式のハイブリッド車両を示す模式的な全体構成図である。 本発明の一実施形態に係るセミトレーラ式のハイブリッド車両の外部充電機構を示す模式的な側面図である。 本発明の一実施形態に係るセミトレーラ式のハイブリッド車両の制御マップを示す模式的な図である。 本発明の一実施形態に係るセミトレーラ式のハイブリッド車両のトラクタに搭載されたエンジンの運転領域を示す模式的な図である。 従来のセミトレーラ式車両のトラクタに搭載されたエンジンの運転領域を示す模式的な図である。
以下、図1〜5に基づいて、本発明の一実施形態に係るセミトレーラ式のハイブリッド車両を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
本実施形態に係るセミトレーラ式のハイブリッド車両1(以下、単に車両1という)は、図1に示すように、牽引車であるトラクタ10と、コンテナ等の積荷を積載する被牽引車のトレーラ20とを有するセミトレーラ式の連結車両である。図2に示すように、トラクタ10は、前部に設けられた左右の操舵輪17L,17Rと、後部に設けられた左右の駆動輪18L,18Rとを有する。また、トレーラ20は、シャシ21の後方に設けられた左右の前側走行輪27L,27Rと、左右の後側走行輪28L,28Rとを有する二軸式のトレーラであって、図1に示すようにシャシ21の前部に設けられたキングピン50がトラクタ10後部のカプラ51に接続されることで、トラクタ10と連結される。
次にトラクタ10の駆動系について説明する。図2に示すように、トラクタ10の駆動系は、ディーゼルエンジン(以下、エンジンという)11と、クラッチ12と、トラクタ側モータ(第一の電動発電機)13と、変速機14と、プロペラシャフト15と、トラクタ側差動装置16と、左右の駆動輪18L,18Rとを有する。
エンジン11は、後述するトラクタECU60によって、車両1の運転状態に応じたトルクを出力するように燃焼を制御されている。また、エンジン11の出力軸11aは、クラッチ12を介してモータ13の入力軸13aに断接可能に接続されている。
クラッチ12は、図示しない油圧供給源からクラッチアクチュエータ12cに作動油が供給されることで断接制御される一対の摩擦クラッチ12a,12bを有する。このクラッチアクチュエータ12cへの作動油の供給は、トラクタECU60によって制御されている。すなわち、トラクタECU60から接続信号が出力されると、クラッチアクチュエータ12cに作動油が供給され一対の摩擦クラッチ12a,12bが互いに摩擦係合することで、エンジン11の出力軸11aと走行用モータ13の入力軸13aとは接続状態に維持される。一方、トラクタECU60から断切信号が出力されると、クラッチアクチュエータ12cから作動油が排出され一対の摩擦クラッチ12a,12bが互いに離間することで、エンジン11の出力軸11aと走行用モータ13の入力軸13aとは断切状態に維持される。
トラクタ側モータ13は、電動機(走行用モータ)もしくは発電機(ジェネレータ)として機能するもので、その出力軸(不図示)は変速機14の入力軸(不図示)に接続されている。例えば、運転者によるアクセルペダル(不図示)の操作量に応じた要求トルクに対してエンジン11の出力トルクのみでは不足する場合は、このトラクタ側モータ13は電動機として機能する。すなわち、トラクタ側モータ13は、後述するトレーラ20側のメインバッテリ25に蓄電された直流電力が、インバータ24によって交流電力に変換された後に供給されることで車両1の駆動源として駆動される。
一方、運転者によるアクセルペダルの踏み込みが解放されてエンジンブレーキが作動した場合や、ブレーキペダル(不図示)が踏み込まれ制動動作が行われた場合は、トラクタ側モータ13は回生ブレーキとして機能するとともに発電機としても機能する。すなわち、車両1の減速時に駆動輪18L,18Rに生じる運動エネルギは、トラクタ側モータ13により電気エネルギ(交流電力)へと変換されるとともに、この交流電力がインバータ24で直流電力に変換されてメインバッテリ25に蓄電される回生発電が行われるように構成されている。
変速機14は、エンジン11またはトラクタ側モータ13から出力されるトルクを適切な回転速度に変速調整するもので、その出力軸(不図示)はプロペラシャフト15に接続されている。すなわち、クラッチ12が接続制御される場合、エンジン11の出力軸11aと走行用モータ13の入力軸13aとが接続されることで、エンジン11及び走行用モータ13の出力トルクは、変速機14で適切な回転速度に変速調整された後に、プロペラシャフト15、トラクタ側差動装置16を介して左右の駆動輪18L,18Rへと伝達される。一方、クラッチ12が断切制御される場合、エンジン11の出力軸11aと走行用モータ13の入力軸13aとが断切されることで、走行用モータ13の出力トルクのみが、変速機14で適切な回転速度に変速調整された後に、プロペラシャフト15,トラクタ側差動装置16を介して左右の駆動輪18L,18Rへと伝達されるように構成されている。
次にトレーラ20の走行系について説明する、図2に示すように、トレーラ20の走行系は、左右の前側走行輪27L,27Rと、左右の後側走行輪28L,28Rと、トレーラ側差動装置29と、シャシ21の下部に設けられたメインバッテリ25と、インバータ24と、トレーラ側モータ(第二の電動発電機)26とを有する。
左右の前側走行輪27L,27Rは、図2に示すようにシャシ21の後方に設けられた前側走行軸27aの両端に取り付けられている。また、前側走行軸27aにはトレーラ側差動装置29が介装されている。一方、左右の後側走行輪28L,28Rは、前側走行軸27aよりも後方のシャシ21に設けられた後側走行軸28aの両端に取り付けられている。
すなわち、トレーラ20がトラクタ10に牽引されて走行すると、前側走行輪27L,27Rと後側走行輪28L,28Rとが路面を転動しながらトレーラ20の後方側を支える。そして、前側走行輪27L,27Rの回転エネルギは、前側走行軸27aを介してトレーラ側差動装置29へと伝達されるように構成されている。
メインバッテリ25は高電圧の直流電力を蓄電可能なリチウムイオンバッテリであって、インバータ24と電気配線を介して接続されている。
さらに、メインバッテリ25は、図2,3に示すように、外部電源から電力の供給を受けて充電されるための外部充電機構40と電気配線を介して接続されている。以下、図3に基づいて外部充電機構40を説明する。
外部充電機構40は、図3に示すように、トレーラ20に搭載された充電器41と、一端を充電器41に接続され他端にコネクタ43が設けられた電気ケーブル42とを有する。また、メインバッテリ25と充電器41とは電気配線44を介して接続されている。例えば、トレーラ20がトラクタ10から切り離されてトレーラ置き場等のターミナルに駐留される際は、運転者等がターミナルに設置された外部電源100にコネクタ43を差し込み、充電器41が外部電源100と接続されることで、メインバッテリ25の外部充電が実現されるように構成されている。
なお、メインバッテリ25には、メインバッテリ25の充電残量(State Of Charge:以下、SOCという)を検出するバッテリセンサ(残容量検出手段)70が設けられている。
インバータ24は、図2に示すように、メインバッテリ25とトラクタ側モータ13とに電気配線を介して接続されるとともに、メインバッテリ25とトレーラ側モータ26とに電気配線を介して接続されている。すなわち、トラクタ側モータ13やトレーラ側モータ26が電動機として機能する場合、メインバッテリ25に蓄電された直流電力はインバータ24で交流電力に変換された後に、これらトラクタ側モータ13やトレーラ側モータ26に供給されるように構成されている。また、トラクタ側モータ13やトレーラ側モータ26が発電機として機能する場合、発電された高電圧の交流電力はインバータ24で直流電力に変換された後にメインバッテリ25に供給されて蓄電されるように構成されている。なお、トラクタ側モータ13とインバータ24とを接続する電気配線は、トラクタ10とトレーラ20とが連結される際に、他のブレーキ系配線とともに図示しないコネクタを介して接続される。
トレーラ側モータ26は、発電機(ジェネレータ)もしくは電動機(走行用モータ)として機能するもので、図2に示すように、その回転軸26aをトレーラ側差動装置29に接続されている。例えば、トレーラ20がトラクタ10に牽引されて走行する場合、トレーラ側モータ26は発電機として機能する。すなわち、前側走行輪27L,27Rが路面を転動することで生じる回転エネルギは、前側走行軸27aからトレーラ側差動装置29を介してトレーラ側モータ26へと伝達される。その後、伝達された回転エネルギはトレーラ側モータ26により電気エネルギ(交流電力)へと変換されるとともに、この交流電力がインバータ24で直流電力に変換されてメインバッテリ25に蓄電されるように構成されている。
また、運転者によるアクセルペダルの踏み込みが解放されてエンジンブレーキが作動した場合や、ブレーキペダル(不図示)が踏み込まれ制動動作が行われた場合は、トレーラ側モータ26は回生ブレーキとして機能するとともに発電機としても機能する。すなわち、車両1の制動時に前側走行輪27L,27Rに生じる運動エネルギは、前側走行軸27aからトレーラ側差動装置29を介してトレーラ側モータ26へと伝達される。その後、伝達された運動エネルギはトレーラ側モータ26により電気エネルギ(交流電力)へと変換されるとともに、この交流電力がインバータ24で直流電力に変換されてメインバッテリ25に蓄電されるように構成されている。
一方、トレーラ側モータ26は、バッテリセンサ70の検出値であるSOCが所定の下限閾値(例えば80%)よりも高い場合は電動機として機能する。すなわち、SOCが十分にある時は、メインバッテリ25に蓄電された直流電力がインバータ24で交流電力に変換された後に供給されることで、トレーラ側モータ26はトラクタ10の駆動力(牽引力)を補助(アシスト)する駆動源として駆動される。
なお、トレーラ側モータ26を電動機もしくは発電機として機能させる切替制御は、トレーラECU61によりコントロールされている。
次に車両1の制御系について説明する。車両1の制御系は、図2に示すように、トラクタ10側に搭載されたトラクタECU(トラクタ電子制御ユニット)60と、トレーラ20側に搭載されたトレーラECU(トレーラ電子制御ユニット)61とを有する。このトラクタECU60とトレーラECU61とは、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え、電気配線を介して相互に接続されている。また、トラクタECU60には、エンジン11、クラッチ12、トラクタ側モータ13、変速機14、インバータ24,エンジン回転センサ(不図示)、アクセルセンサ(不図示)等が電気的に接続され、トレーラECU61には、インバータ24、トレーラ側モータ26、バッテリセンサ70等が電気的に接続されている。なお、本実施形態のトラクタECU60とトレーラECU61とは、本発明の動力制御手段を構成する。
トラクタECU60は、トレーラ20牽引走行時やトラクタ10単体走行時に、トラクタ10の駆動系が運転者によるアクセルペダルの操作量に応じた要求トルクを出力するように、エンジン11,クラッチ12,トラクタ側モータ13,変速機14等を制御する。具体的には、トラクタECU60には、図4に示す制御マップが記憶されている。この制御マップは、縦軸に運転者によるアクセルペダルの操作量に応じた要求トルク(以下、単に要求トルクという)が設定され、横軸にエンジン11の回転数が設定されている。さらに、制御マップ上には、エンジン11の出力トルクのみで走行するエンジン走行領域Aと、不足するエンジン11の出力トルクをトラクタ側モータ13でアシスト(補助)して走行するモータアシスト走行領域Bとが設定されている。
そして、トレーラ20牽引走行時において、要求トルクが所定量未満で、この要求トルクをエンジン11の出力トルクのみで満たせる場合(エンジン走行領域A)は、エンジン11の出力トルクを優先的に用いるように制御する。すなわち、トラクタECU60は、エンジン11を要求トルクに応じて燃焼制御し、クラッチ12を接続制御するとともに、トラクタ側モータ13を空転状態に制御する。
また、トレーラ20牽引走行時において、加速時や発進時など要求トルクが所定量以上で、この要求トルクをエンジン11の出力トルクのみでは満たすことができない場合(モータアシスト走行領域B)は、不足するエンジン11の出力トルクをトラクタ側モータ13でアシストするように制御する。すなわち、トラクタECU60は、クラッチ12を接続制御するとともに、トラクタ側モータ13をメインバッテリ25からインバータ24を介して供給される交流電力により駆動させて電動機として機能するように制御する。
一方、トラクタ10単体走行時の場合、このトラクタECU60は、トラクタ10がエンジン11の出力トルクのみで走行するようにトラクタ10の駆動系を制御する。すなわち、エンジン11は要求トルクに応じて燃焼制御され、クラッチ12は接続制御されるとともに、トラクタ側モータ13は空転状態に制御される。
さらに、トラクタECU60は、回生発電を行うために、エンジンブレーキ等の車両1の制動時にはトラクタ側モータ13を発電機として機能させる。
なお、トレーラ20牽引走行時に要求トルクが所定量未満のエンジン走行領域Aにある場合でも、メインバッテリ25のSOCが下限閾値(例えば80%)よりも高い時は、トラクタ側モータ13の出力トルクを優先的に用いるように制御してもよい。
トレーラECU61は、トレーラ20牽引走行時や車両1の制動時に、トレーラ側モータ26を発電機として機能させる。すなわち、トレーラ20牽引走行時は、前側走行輪27L,27Rの回転エネルギがトレーラ側モータ26により電気エネルギ(交流電力)へと変換されるとともに、インバータ24で直流電力に変換されてメインバッテリ25に蓄電される。また、車両1の制動時は、前側走行輪27L,27Rに生じる運動エネルギがトレーラ側モータ26により電気エネルギ(交流電力)へと変換されるとともに、インバータ24で直流電力に変換されてメインバッテリ25に蓄電される。
さらに、トレーラECU61は、トレーラ20牽引走行時に、メインバッテリ25のSOCが下限閾値(例えば80%)よりも高い場合は、トラクタ10の駆動力(牽引力)をアシストするようにトレーラ側モータ26を電動機として機能させる。例えば、メインバッテリ25のSOCが十分にある場合において、発進時や加速時、登走行時などトラクタ10に大きな駆動力(牽引力)が要求される時は、メインバッテリ25に蓄電された電力がインバータ24を介してトレーラ側モータ26に供給されるように構成されている。
上述のような構成により、本発明の一実施形態に係るセミトレーラ式のハイブリッド車両1によれば以下のような作用・効果を奏する。
トラクタ10に大きな駆動力(牽引力)が必要となるトレーラ20牽引走行時において、要求トルクをエンジン11の出力トルクのみでは満たすことができない場合は、不足するトルクはトラクタ側モータ13の出力トルクによりアシストされる。すなわち、エンジン11は、大きなトルクを必要とするトレーラ20牽引走行時においても、トラクタ側モータ13のアシストにより、大きなトルクを必要としないトラクタ10単体走行時の運転領域(実線)から大きく離れることなくトラクタ10を走行させることが可能となる(図5参照)。
したがって、トラクタ10に搭載されるエンジンを小型化できるとともに、トラクタ10単体走行時の運転領域とトレーラ20牽引走行時の運転領域とが近づくことで、トラクタ10の燃費を効果的に改善することができる。
また、トラクタ10に搭載するエンジンの小型化により、搭載する変速機も小型化することが可能となり、トラクタ10の製造コストを効果的に低減することができる。
また、トレーラ20牽引走行時の発進時や加速時、登走行時などトラクタ10に大きな駆動力(牽引力)が要求される時に、メインバッテリ25のSOCが下限閾値(例えば80%)よりも高い場合は、トレーラ側モータ26はトラクタ10の駆動力(牽引力)をアシストする電動機として駆動される。
したがって、トラクタ10に大きな駆動力(牽引力)が要求される場合に、トレーラ側モータ26の出力トルクによりトラクタ10の駆動力を効果的にアシストすることが可能となり、トレーラ20牽引走行時の燃費を効果的に改善することができる。
また、車両1の走行時にトレーラ20の前側走行輪27L,27Rに生じる回転エネルギは、発電機として機能するトレーラ側モータ26により電気エネルギへと変換されてメインバッテリ25に蓄電される。さらに、車両1の制動時にトラクタ10の駆動輪18L,18Rに生じる運動エネルギは、トラクタ側モータ13により電気エネルギに変換され、トレーラ20の前側走行輪27L,27Rに生じる運動エネルギは、トレーラ側モータ26により電気エネルギへと変換されてメインバッテリ25に蓄電される。
したがって、トレーラ20がトラクタ10によって牽引走行される間に、トレーラ20に搭載されたメインバッテリ25を効果的に充電することが可能となり、メインバッテリ25の充電効率を図ることができる。
また、トレーラ20がトラクタ10から切り離されて、トレーラ置き場等のターミナルに駐留される際は、運転者等がターミナルに設置された外部電源100にコネクタ43を差し込めば、メインバッテリ25は外部電源100から充電器41を介して供給される電力で充電される。
したがって、トレーラ20がトラクタ10から切り離されて停車している間も、外部電源100等を用いてトレーラ20に搭載されたメインバッテリ25を効果的に充電することが可能となり、メインバッテリ25の充電効率をさらに向上することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上述の実施形態において、トレーラ側モータ26は、前側走行輪27L,27Rの回転エネルギを電気エネルギに変換して発電するものとして説明したが、後側走行輪28L,28Rの回転エネルギを電気エネルギに変換するように構成してもよい。
また、トレーラECU61は、必ずしもトレーラ20側に搭載される必要はなく、トラクタ10側に搭載してもよく、トラクタECU60と一体のハードウェアに設けてもよい。
この場合も、上述の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
1 セミトレーラ式のハイブリッド車両
10 トラクタ
11 エンジン
13 トラクタ側モータ(第1の電動発電機)
18L,18R 左右の駆動輪(駆動輪)
20 トレーラ
25 メインバッテリ(バッテリ)
26 トレーラ側モータ(第2の電動発電機)
27L,27R 左右の前側走行輪(走行輪)
40 外部充電機構
41 充電器
42 電気ケーブル
43 コネクタ
60 トラクタECU(動力制御手段)
61 トレーラECU(動力制御手段)
70 バッテリセンサ(残容量検出手段)

Claims (3)

  1. トラクタ及び前記トラクタに連結されるトレーラを有するセミトレーラ式のハイブリッド車両であって、
    前記トラクタに搭載され、前記トラクタの駆動輪に動力を伝達するエンジンと、
    前記トラクタに搭載され、前記エンジンの動力をアシスト可能な第一の電動発電機と、
    前記トレーラに搭載され、前記トラクタと前記トレーラとが連結された状態で前記第一の電動発電機に電力を供給可能に接続されるバッテリと、
    前記トレーラに搭載され、走行時に前記トレーラの走行輪で得られる回転動力で駆動して発電するとともに、発電した電力を前記バッテリに供給する第二の電動発電機と、
    運転者によるアクセルペダルの操作量に応じた要求トルク及び前記エンジンの回転数に基づいて参照されると共に、前記エンジンの出力トルクのみで走行するエンジン走行領域と、前記エンジンの出力トルクを前記第一の電動発電機で補助して走行するモータアシスト走行領域とが設定されたマップと、
    前記トラクタに前記トレーラを連結して走行するトレーラ牽引走行時に、前記マップに基づいて、走行用の動力源として、前記エンジンの動力、又は、前記エンジン及び前記第一の電動発電機の両方の動力を選択して用いるように制御し、かつ、前記トラクタに前記トレーラを連結しないで走行するトラクタ単体走行時に、走行用の動力源として前記エンジンの動力のみを用いるように制御する動力制御手段と、を備える
    ことを特徴とするセミトレーラ式のハイブリッド車両。
  2. 前記トレーラは、
    前記バッテリの残容量を検出する残容量検出手段を備え、
    前記動力制御手段は、
    前記トラクタに前記トレーラを連結して走行するトレーラ牽引走行時に前記残容量検出手段の検出値が下限閾値よりも高い場合は、走行用の動力源として前記第2の電動発電機の動力を追加させる
    ことを特徴とする請求項1記載のセミトレーラ式のハイブリッド車両。
  3. 前記トレーラは、
    外部電源に接続されるとともに、前記外部電源から供給される電力で前記バッテリを充電する充電器をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のセミトレーラ式のハイブリッド車両。
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