JP5840682B2 - 成分送達系 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、香味料工業に関する。更に詳細には、味覚改質成分をカプセル化する界面活性剤アグリゲートを含む成分送達系に関する。本発明は送達系の使用にも関する。
発明の背景
以下の構造
Figure 0005840682
を有する化合物又は塩、及び/又はそれらの溶媒和化合物(式1による化合物、その塩及びその溶媒和化合物をまとめて「化合物1」と呼ぶ)を含む固体及び液体組成物は、甘み増強、特にスクロースの甘みを増強することで知られている。これは室温で固体である。
例えば、WO2010/014666号は、化合物並びにその製造方法、及びかかる化合物を含む組成物を開示している。
しかしながら、この化合物は、紫外線照射に敏感であるため、保管時に太陽光に曝される食品及び飲料用途での使用に適していないことが知られている。これは特に、化合物1が溶液に存在し且つ包装が透明又は少なくとも半透明である飲料及び他の食品において問題である。かかる条件下では、式1による化合物は不安定であるため、長期の貯蔵安定性が要求される場合に、かかる製品には適していないことが認められた。
本発明はこの問題を解決することに努める。
先行技術は、多くの手段を用いて他の材料の安定性に対処している。例えば、US−A1−2009/196972号は、風味剤組成物をカプセル化するためのナノエマルションの形の食品エマルションを記載している。存在する界面活性剤の量は、第16段落では少なくとも20質量%であり、実施態様には、風味剤対界面活性剤の比が1:5〜1:12であることが記載されている。このような高濃度の界面活性剤を避けることが望ましい。JP−A−2006/304665号は、光に曝露された食品の水中油型エマルションの形成を記載している。特に、泡立ちが非常に望ましくない、飲料などの最終用途の場合、エマルションの泡立ちを妨げることが望ましい。WO−A1−95/33448号は、光吸収剤の添加によってリポソーム内に保持された感光性材料の安定性について言及している。同様に、US5139803号は、親油性材料をリン脂質中に溶解することによって製造された安定なリポソームに関する。しかしながら、本発明者らの知る限りでは、脂質とリポソームは式(I)による化合物の光安定性を改善しない。
従って、式(I)による化合物の安定な送達系を提供する必要性が残っている。
発明の要旨
従って、本発明によれば、界面活性剤アグリゲートを含む構造を有する送達系であって、該送達系は、
a)非イオン性界面活性剤及び両性イオン性界面活性剤からなる群から選択される界面活性剤系、該界面活性剤は臨界ミセル濃度と同じか又はそれより多い量で存在する、
b)送達系の全質量を基準として、10質量%以上の、水及び/又は水溶性溶媒で形成された親水性相、
c)送達系の全質量を基準として、0.0001〜5質量%の、上で規定された式(1)による化合物
を含み、
その際、化合物1の少なくとも一部が、界面活性剤アグリゲート内でカプセル化されるか又は界面活性剤アグリゲートと親水性相との境界面にある、前記送達系が提供される。
本発明は更に式(1)による化合物の感光性を改善するための前述の送達系の使用を提供する。
本発明はまた前述の送達系を含む食料又は飲料も提供する。
発明の詳細な説明
本発明による送達系は、界面活性剤アグリゲートを含む構造から構成されており、これは少なくとも、水及び/又は水溶性溶媒と一緒になった界面活性剤を含む。「界面活性剤アグリゲート」とは、界面活性剤分子が、界面活性剤分子の一部と水及び/又は水溶性溶媒とのエネルギー的に好ましくない接触を最小限にするように規定された構造を有する構造物に自己集合することを意味する。
本発明による好ましい界面活性剤アグリゲートは、ミセル及びベシクルを含む。最も好ましいものはミセルである。
界面活性剤アグリゲートの構造は球状、ディスク状、球顆状又は棒状(円柱状)であってよい。好ましくは界面活性剤アグリゲートは棒状である。
本発明によるアグリゲートを形成するために、1種以上の界面活性剤が臨界ミセル濃度よりも多い量で存在することが重要である。臨界ミセル濃度は、本願明細書では「CMC」と略記される。
この濃度では、式(1)による化合物に付与された光防護が顕著に高まる。いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、単純な界面活性剤、水及び/又は水溶性溶媒系の場合、化合物1の光分解からの保護は、界面活性剤の濃度に依存し、界面活性剤のCMCよりも低い場合、式(1)による化合物の全分子は崩壊を起こしやすいと考えられる。従って、界面活性剤アグリゲート(例えば、ミセル)内に含まれるか、又は界面活性剤アグリゲートと親水性相との境界面にある分子のみが崩壊から保護される。
CMCは界面活性剤についての周知の値であり、これは容易に測定される。CMCのリストも多くの刊行物で入手可能である。特に関連する刊行物は、720個の化合物のCMCをリストする、Mukerjee, P., Mysels, K. J. Critical Micelle concentrations of Aqueous Surfactant System; NSRDS-NBS 36, US, Government Printing Office: Washington, DC, 1971年である。
本発明の目的のために、界面活性剤系は、非イオン性及び両性イオン性界面活性剤又はその混合物からなる群から選択されてよい。更に好ましくは、界面活性剤は非イオン性界面活性剤である。
好ましい界面活性剤は、脂肪酸の糖エステル、ポリオキシエチレンベースの界面活性剤、ポリオキシエチレンソルビタンベースの界面活性剤、アルキルポリグルコシド及びサポニン含有界面活性剤からなる群から選択される。
好適な非イオン性界面活性剤の例として、ポリソルベート、例えば、Polysorbate 80(Tween80(登録商標)として市販されているポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレアート、ex AP Chemicals Ltd, UK)、脂肪酸の糖エステル、例えば、Ryotoシリーズ、ex Mitsubishi Chemicals、脂肪酸のジグリセリド、及びデカグリセリル脂肪酸、アルキルポリグルコシド、サポニン含有抽出物、例えば、Q−Naturalが挙げられるが、これらに限定されない。最も好ましくは、非イオン性界面活性剤は、糖ベースの界面活性剤である。
好ましくは、界面活性剤は、送達系の全質量を基準として、1〜85質量%、更に好ましくは20質量%未満、更に一層好ましくは18質量%未満、最も好ましくは15質量%未満の量で存在する。食品ベース用途の場合、高濃度の界面活性剤を避けることが望ましく、また特に、先行技術は通常、より高い濃度の界面活性剤が必要であることを教示しているため、このような低濃度の界面活性剤が式(1)による化合物を光分解から保護できることは驚くことである。
驚くことに、カチオン性及びアニオン性の界面活性剤が、式(1)による化合物の光安定性の改善に適していないことが判明した。従って、送達系は実質的に、好ましくは完全に、かかる界面活性剤を含んでいない。
更に、驚くことに、脂質及びリン脂質界面活性剤(例えば、レシチン)が、式(1)による化合物の光分解からの保護を改善せず、更にそれらが上記の非イオン性界面活性剤と組み合わせて使用される場合、かかる非イオン性界面活性剤が単独で使用される時に比べて保護を低減させ得ることが判明した。従って、それらがたとえ他の目的のために存在しても、それらが送達系の一部として存在することは、光安定性を改善する目的にとって有益ではない。
送達系は連続相と分散した相を含む。過剰な水及び/又は水溶性溶媒では、界面活性剤アグリゲートと任意の疎水性成分が分散した相を形成するが、過剰の疎水性成分では、水及び/又は水溶性溶媒が分散した相に含まれる。それにもかかわらず、連続相は、好ましくは水及び/又は水溶性溶媒から形成された親水性相である。かかる送達系の場合、親水性相は、本願明細書では水性相をも意味し、好ましくは少なくとも50質量%の送達系を含む。
送達系の水性相は、水溶性溶媒と一緒に水を含んでよい。あるいは、該相は水溶性溶媒のみを含んでよい。本発明の文脈において、「水溶性溶媒」との語句は、単独の溶媒並びに2種以上の水溶性溶媒の混合物の両方を包含する。
本発明の使用に好ましい水溶性溶媒としては、プロピレングリコール、単糖類及び二糖類並びに糖アルコール、例えば、ソルビトール、キシリトール、マンニトール及びグリセロール、及びそれらの混合物からなる群から選択されるポリアルコールが挙げられる。
更に好ましくは、水溶性溶媒はプロピレングリコール、グリセリン(グリセロール)及びそれらの混合物である。
界面活性剤アグリゲート内でカプセル化されているか又はアグリゲート及び親水性相の表面にある化合物1の量を最大にすることが好ましいが、それにもかかわらず、化合物1の一部は、連続相中の界面活性剤アグリゲートの外側に残り得る。従って、親水性相が連続相を形成する場合、これは、送達系が更に連続相中の化合物1を保護する水溶性成分を含むならば有利である。
連続相中の化合物1を保護するのに適した成分は酸である。好ましい酸としては、アスコルビン酸、クエン酸、リン酸又はそれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。クエン酸及びリン酸は、炭酸清涼飲料に特有の低いpHで特に有効であることが分かっている。アスコルビン酸も高いpH値で有効であることが分かっているため、化合物1を、広範の用途での貯蔵時に安定にすることができる。従って、1種以上のかかる酸は、好ましくは送達系の一部として存在する。
化合物1は好ましくは送達系の質量を基準として、0.0001〜5質量%、更に好ましくは0.2〜2質量%、更に一層好ましくは0.3〜1.8質量%の量で存在する。
化合物1は、通常、室温で粉末の形の固体材料であり、その製造方法は、公報のWO−A2−2010/014666号(Senomyx, Inc)の第29頁第25行〜第48頁第27行に記載されており、その内容は本願明細書に援用されている。
送達系の全質量を基準として、0.3質量%よりも高い化合物1が送達系に存在する場合、送達系にpHを上昇させる成分を提供することが有利である。例えば、塩基性成分、例えば、重炭酸ナトリウムが存在してよい。pH上昇剤は、化合物1がこのような高められた濃度で存在する時に、化合物1の溶解性を相当に改善することが判明している。
送達系はエマルション又はマイクロエマルションの形であってよい。更に好ましくは、送達系はマイクロエマルションの形である。従って、油も送達系の一部として存在することが有利である。それにもかかわらず、送達系がエマルションの形である場合、泡の存在が多数の食品及び飲料用途、特に一定の飲料用途にとって不適格であるため、これは発泡エマルションではないことが特に望ましい。
送達系が油、例えば、フレーバー油を含む場合、界面活性剤、親水性相及び油相を、当業者に知られた相対量で混合することによりマイクロエマルションが瞬時に提供される。
送達系は好ましくは透明である。「透明」とは、好ましくは、25℃で2.5cmのセル内で400〜600nmの間で測定される時に、0〜20NTUの間に含まれる混濁度を示す送達系を意味する。
好ましくは、油は、送達系の全質量を基準として30質量%未満の量で存在する。
送達系がマイクロエマルションの形である時、連続相の量は好ましくは、送達系の全質量を基準として、50質量%を上回る。その一方で、油状相の不在下で、送達系はマイクロエマルションから構成されておらず、連続相の量は、送達系の全質量を基準として、70質量%を超えてよい。
本発明の送達系において単独で又は混合物で使用され得る特定の油の例としては、フルーツ又は植物の天然抽出物、例えば、レモン、ストロベリー、ブルーベリー又は他のベリー、ヘーゼルナッツ、コーラ、バナナ、パンチ、ピーチ、ライム、オレンジ、グレープフルーツ、バニラ、紅茶、タンジェリン、マンダリン、キンカン、ベルガモット油又はそれらの混合物が挙げられる。当然ながら、本願明細書に記載されていない他の油も、熟練したフレーバリストの要求に応じて送達系で使用されてよい。
本発明による送達系の好適な製造方法は以下の通りである。
第1に、連続相を、水、多価アルコール及び界面活性剤を一緒に混合し、必要であれば、混合物を50℃まで加熱することによって調製する。任意に、pH上昇成分、例えば、重炭酸ナトリウムと一緒になった化合物1を、次に穏やかに撹拌しながら添加して、透明な分散液を提供する。化合物1を完全に可溶化した後、分散液を室温まで冷却し、油相成分を添加する。混濁溶液を穏やかに撹拌して、自発的に、透明なマイクロエマルションを形成する。
本発明による送達系の代替的な製造方法は、化合物1を、任意にpH上昇剤、例えば、重炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム又は水酸化ナトリウムの存在下で、水と界面活性剤との混合物に添加し、必要であれば、溶液を50℃まで加熱して化合物1の可溶化を達成することを含む。この方法では、界面活性剤がCMCを超える量で存在することが重要である。
送達系は更にカプセル化されてよい。例えば、送達系は押出されてよい。「押出される」とは、本願明細書では、通常、押出される素材の押出し及びクエンチ前に溶融状態まで加熱され且つ活性成分と合わされて、前記成分を保護するガラスを形成する炭水化物マトリックス材料の使用による方法を意味する。多くの先行技術が、US3,704,137号、US4,707,367号、US4,610,890号、WO99/27798号、US4,977,934号、及びEP202409号(全て本願明細書に援用されている)などの押出し技術を記載しており、当業者がかかる技術とこれらをどのように実施するかを熟知しているので、かかる押出し方法の更に詳細な説明は保証されていない。
あるいは、送達系は、噴霧乾燥されてよく、これは送達系を液滴として無水キャリアの凝固マトリックス中に閉じ込め、一般的には炭水化物、例えば、デンプン、加水分解デンプン(マルトデキストリン)、化学変性デンプン、乳化ポリマー(アラビアゴム)及び場合により単純なアルドヘキソースのモノマー及びダイマー、又はそれらの組み合わせからなる。従来の噴霧乾燥技術は、先行技術に完全に十分に文書化されている。例えば、Handbook, 第4版, K. Masters, (1985)、又は対象物についての他の参照文献を参照されたい。
本発明は目下、次の例を用いて説明されるが、これらの例に限定されない。温度は摂氏度で示され、略記は当該技術分野における通常の意味を有する。
実施例
実施例1
本発明による送達系の製造
マイクロエマルションの連続相を、水、プロピレングリコール及び界面活性剤を混合することによって調製した。この混合物を50℃に加熱し、次いでWO−A2−2010/014666号(Senomyx,Inc)、第29頁第25行〜第48頁第27行に示された方法によって調製された粉末状化合物1と重炭酸ナトリウムとを混合し、これを加熱した連続相に添加して溶液を形成する。得られた混合物を、化合物1が完全に溶解するまで穏やかに撹拌した。溶液を室温まで冷却し、次に種々のマイクロエマルションを、以下の異なるフレーバー(それぞれのフレーバーは別々のマイクロエマルションを作るために使用されている)の添加によって形成した。穏やかな撹拌下で、溶液は完全に透明なマイクロエマルションになった。全ての量を以下の表に示す。
Figure 0005840682
全てのフレーバーはFirmenich社、スイスから入手可能である。参照コードは、それぞれのフレーバー名の後の括弧内にある。
群A及びA’フレーバー:ストロベリー(052312A)、ブルーベリーA(504253A)、ヘーゼルナッツ(502866A)、コーラ(052118T7)、バナナ(885043)、バニラ(555370T)、パンチ(765640 01 NA)、ピーチ(504021T)、紅茶(596720T)。
群B及びB’フレーバー:レモン(540374T)、オレンジ(540320 TJP)。
実施例2
本発明による更なる送達系の製造
成分を以下の表に示した量で含む4つのマイクロエマルション送達系を製造した。
Figure 0005840682
それぞれの送達系は、水、化合物1、プロピレングリコール、及び水溶性界面活性剤を最初に混合して、マイクロエマルションの連続相を形成することによって調製した。次に油状相を、種々のフレーバーと油溶性界面活性剤(レシチン及びシトレム(citrem))とを混合することによって調製した。最終的に、それぞれの油状相を別々に、穏やかに撹拌しながら連続した水性相に添加して種々のマイクロエマルションを形成した。マイクロエマルションを室温で調製し、全ての量を以下の表に示す。
実施例3
異なる温度での送達系の物理的安定性
実施例1で調製されたマイクロエマルションの貯蔵安定性を異なる温度で試験した。相分離が発生せず且つそれらの均一性と透明度が維持される場合、マイクロエマルションは「安定である」と認識された。
Figure 0005840682
実施例4
光安定性試験
UV照射下の化合物1の光安定性を、以下の通り試験した。照射されるべき試料を透明なガラス瓶に導入し、プレート上に置いて、次にこれをキセノンランプ(キセノンランプSuntest XLS+, Atlas Material Testing Technology LLC)を用いて照射した。ランプを650W/mに設定し、温度を45℃で一定に維持し、試料全体の均質なUV暴露を保証するためにプレートをゆっくりと裏返した。一定間隔の後、試料を取り出し、残っている化合物1の含有率を、HPLC及び蛍光測定法によって測定した。
HPLC/UV−DAD測定
最初に、11 LC−MSグレードのメタノール中に26.44mgのカフェインを含有する標準溶液を調製した。10ppmの化合物1を含有する試料の場合、試料をバイアル内に置いて、500μlまで希釈し、50μlの標準溶液を添加した;25ppmの化合物1を含有する試料の場合、試料をバイアル内に置いて、400μlまで希釈し、200μlの標準溶液を添加した。それぞれのバイアルを、アルミニウム箔で包むことによって光への曝露から保護した。
非照射参照試料(100%に設定)に対する照射試料中の化合物1の相対的な含量を、デガッサーG1379B、バイナリポンプG1312B(大容量ミキサに側管をつけた)、ウェルプレート高性能オートサンプラーG1367D、サーモスタット付きカラム室G1316B及びUV(DAD)検出器G1315Cを備えたアジレント・テクノロジー社製の1200シリーズHPLCを用いて計算した。カラム(ZORBAX Eclipse Plus C18 600Bar 2.1×100mm、1.8μm(#959764−902)を、60℃±0.1℃に設定した。2種の溶媒を使用した:溶媒「A」は水中のギ酸0.1%、ULC/MS、バイオソルブ(Biosolve)(混合済みのCat番号23244102)であり;溶媒「B」はアセトニトリル中のギ酸0.1%、ULC/MS、バイオソルブ(混合済みのCat番号01934125)であった。溶媒の流量は0.500ml/分であった;注入:2μl。
溶媒勾配:0分〜1分:95% A
1分〜8分:95% A/100% B
8分〜10分:100% B
10分〜12分:100% B/95% A
平衡後1分
検出器:UV−DAD:
カフェイン(内標準):シグナル273nm、Bw16
化合物1: シグナル264nm、Bw8
シグナル230nm、Bw8
264nmのシグナルを定量計算に用いた。
蛍光測定法
試験されるべき試料を石英セル(幅1cm)内に置いた。蛍光を、Fluorolog−3分光蛍光計(FL3−22型、Jobin Yvon−Spex Instruments SA,Inc)を用いて入射励起ビームに対して90°の角度で検出した。光源は、450Wに設定されたキセノンランプであった(ランプの強さは、これが確実に式(1)による化合物の更なる分解を誘発しないことが確認された)。それぞれの試料の励起及び発光スペクトルがもたらされた。
較正のために、化合物1溶液の励起及び発光スペクトルを、照射の前後に測定した。未照射の溶液の放射最大強さを100%の値として示した。照射試料と未照射試料との間の放射最大強さの比を測定し、結果をパーセンテージとして計算した。
実施例4a
時間に対する化合物1の光安定性
25ppmの化合物1の水溶液を調製し、上記の通り照射した。残留している化合物1の量を様々な間隔で測定した。この結果を以下の表に示す。
Figure 0005840682
実施例4b
化合物1の濃度の光分解反応速度への影響
分解の反応速度を、異なる濃度の水中の化合物1についてHPLCを用いて測定した。完全な分解は、残留%が0に達した時に起こると考えられた。
Figure 0005840682
実施例5
UV照射に曝した送達系の安定性
ヘーゼルナッツ風味のマイクロエマルションを実施例1、群Aに従って調製した。次にマイクロエマルションを水で1000倍に希釈して、5ppmの化合物1の最終濃度が得られた。これを試料1と呼ぶ。
プロピレングリコール、水及び化合物1を、実施例1のマイクロエマルションと同じ割合で含有する比較試料(試料A)を調製した。試料を45分間照射した。残留している化合物1の濃度を蛍光測定法によって測定した。この結果を以下の表に示す。
Figure 0005840682
実施例6
種々の界面活性剤濃度の効果
界面活性剤濃度の化合物1の保護への影響をポリソルベート80を用いて試験した。以下の表に示した界面活性剤濃度と25ppmの化合物1の濃度を得るために必要な量で、水、ポリソルベート80及び化合物1を混合することによって溶液を調製した。
最初に溶液をアルミニウムで覆われた暗色の瓶内で調製し、これを化合物1が完全に溶解するまで50℃で加熱しながら撹拌した。室温まで冷却した後、それぞれの溶液の固定容積を透明でクリアなガラス瓶に移し、直ちに120分間照射した。化合物1の濃度として表した、UV照射に対する化合物1分子の保護のレベルを、HLPCによって分析した。この結果を以下の表に示す。
Figure 0005840682
水中のポリソルベート80のCMCを、ペンダントドロップ法を用いて測定した。0.01質量%のツイーン80のCMC値が得られた。従って、結果は、界面活性剤がそのCMCよりも高い濃度で存在しなければならないことを実証する。
実施例7
界面活性剤アグリゲートと連続相保護剤との組み合わせ効果
25ppmの化合物1及び界面活性剤又は界面活性剤/酸化防止剤−酸混合物を以下の表に示した量で含む種々の水性溶液を、単純な混合によって調製した。
Figure 0005840682
試料を120分間照射し、化合物1の残留パーセンテージをHPLCで分析した。結果は以下の通りであった:
Figure 0005840682
実施例8
種々の界面活性剤の効果
試料を実施例6に記載された方法を用いて調製した。化合物1の濃度は25ppmと同じであった。界面活性剤混合物を含有する溶液では、界面活性剤Iの濃度は4質量%であり、界面活性剤IIの濃度は表10に示した通りである。
Figure 0005840682
結果は、アニオン性及びカチオン性界面活性剤(SDS及びCTAB)の存在により光分解保護が殆ど行われない又は全く行われないことを明確に示す。
実施例9
粉末状ソフトドリンクの評価
以下の表の粉末状ソフトドリンク調製物は、粉末状成分を混合し、次にそれらを水(1リットル)に溶解することによって調製した。次に、例えば、試料1、2及び3、化合物1を、10ppmで穏やかに撹拌しながら完全に溶解するまで添加した。試料4、5及び6の場合、マイクロエマルションを、10ppmの化合物1の最終濃度を得るために必要な量で添加した。以下の表に示した量は、特に示した場合を除いてグラムである。
Figure 0005840682
次に飲料を60分間照射し、化合物1の残留%をHLPCで分析した。この結果を以下の表に示す:
Figure 0005840682
結果は、式(I)による化合物が送達系によって保護されることを示す。

Claims (16)

  1. 界面活性剤アグリゲートを含む構造を有する送達系であって、該送達系が
    a)非イオン性界面活性剤及び両性イオン性界面活性剤からなる群から選択される界面活性剤系であり、該界面活性剤は、送達系の全質量を基準として、1〜20質量%未満の量であって、且つ臨界ミセル濃度と同じか又はそれより多い量で存在する、前記界面活性剤系、
    b)送達系の全質量を基準として、10質量%以上の、水及び/又は水溶性溶媒で形成された親水性相、
    c)送達系の全質量を基準として、0.0001〜5質量%の、以下の構造
    Figure 0005840682
    を有する化合物又はその塩及び/又は溶媒和物(「化合物1」)
    を含み、
    その際、化合物1の少なくとも一部が界面活性剤アグリゲート内でカプセル化される、前記送達系。
  2. 界面活性剤アグリゲートがベシクル及び/又はミセルである、請求項1に記載の送達系。
  3. 界面活性剤アグリゲートがミセルである、請求項2に記載の送達系。
  4. 油で形成された油相、20質量%未満の親水性相を更に含み且つマイクロエマルションの形である、請求項1から3までのいずれか1項に記載の送達系。
  5. 化合物1の連続相保護成分を更に含む請求項1から4までのいずれか1項に記載の送達系。
  6. 連続相保護剤がアスコルビン酸を含む、請求項5に記載の送達系。
  7. 連続相保護剤がクエン酸、リン酸又はそれらの混合物を含む、請求項5又は6に記載の送達系。
  8. 化合物1が、送達系の質量を基準として、0.2〜2質量%の量で存在する、請求項1に記載の送達系。
  9. 界面活性剤が非イオン性界面活性剤を含む、請求項1から8までのいずれか1項に記載の送達系。
  10. 界面活性剤が両性イオン性界面活性剤を含む、請求項1から9までのいずれか1項に記載の送達系。
  11. 界面活性剤が脂肪酸の糖エステル、ポリオキシエチレンベースの界面活性剤、ポリオキシエチレンソルビタンベースの界面活性剤、アルキルポリグルコシド及びサポニン含有界面活性剤からなる群から選択される、請求項1に記載の送達系。
  12. 界面活性剤が、送達系の質量を基準として、25質量%以下の量で存在する、請求項1から11までのいずれか1項に記載の送達系。
  13. 送達系の全質量を基準として、20質量%を上回る水を含む、請求項1から4までのいずれか1項に記載の送達系。
  14. 塩基性化合物を更に含む、請求項1から13までのいずれか1項に記載の送達系。
  15. 請求項1から14までのいずれか1項に記載の送達系の、化合物1の光安定性を改善するための使用。
  16. 請求項1から14までのいずれか1項に記載の送達系を含む食料又は飲料。
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