JP5839532B2 - ジョイントユニット - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯機の排水ホースと床下空間に配設された放流パイプとを接続するジョイントユニットに関するものである。
従来、洗濯機の排水構造として、浴室と脱衣室との仕切り壁に、洗濯機の排水ホースを挿入する挿入孔を形成したものが知られている(特許文献1参照)。
この排水構造における浴室は、洗い場に設けた側溝の端部が、浴槽のエプロンの位置まで延びており、側溝はこの位置で排水トラップに接続されている。この排水構造では、挿入孔が、側溝の端部上方に位置するように形成され、挿入孔に挿入した排水ホースやその延長ホースの先端部が、側溝に臨むようになっている。これにより、排水ホースや延長ホースの先端部を、浴槽のエプロンにより隠蔽するようにし、見えないようにしている。また、側溝がエプロンの位置まで延びていない浴室では、側溝と挿入孔とを接続するように、側溝の端部に延長パイプを設けるようにしている。
特開2004−332421号公報
このような、従来の洗濯機の排水構造では、洗濯機が仕切り壁に沿わせて設置されている場合はよいが、離れて設置されていると、排水ホース或いはその延長ホースが、動線を横断し邪魔になる問題がある。すなわち、延長ホース等は、床上に這わせることになり、見てくれが悪くなるだけでなく、歩行の障害になる。また、延長ホース等の下流端部が、仕切り壁の挿入口の部分でいったん立ち上がることになり、この立上げ寸法分、延長ホース等に排水が残留してしまう。このため、置き台を設けて洗濯機を十分に嵩上げしないと、洗濯機の排水電磁弁が良好に作動しなくなる問題がある。また、排水が残留していると、排水の流れが悪化するだけでなく、延長ホース等の先端部が挿入口から外れときに、漏水の原因になる。
ところで、排水ホースからの洗濯機排水を、床下(床板とスラブとの間の床下空間)に配設された排水パイプ(放流パイプ)を介して浴室に導けば、上記のような問題は解消される。しかし、この場合には、床(床板)を貫通して、排水ホースと排水パイプを接続するジョイント部材が必要となる。また、狭い床下空間(100mm程度)に配管するために、排水パイプは排水ホースより細径のものが好ましい。この場合のジョイント部材として、例えば排水ホースの繋込み用の継手に逆椀トラップ様の継手を接続したものや、繋込み用の継手に市販の継手を接続してものが考えられる。逆椀トラップ様の継手(ベル部分は不要)は、継手の周面に排水パイプを接続する形態であるため、床下空間における納まりは良いが、継手の部分で流路が広がり排水に泡立ちが生ずる問題があり、排水の流れを阻害することが想定される。一方、市販の継手では、片落ち管と90°エルボとを短管で接続する形態となり、泡立ちの問題は無いが、全体として長いものとなり、床下空間における納まりが悪化することが想定される。
本発明は、床下空間に無理なく納まると共に、洗濯機排水を円滑に排水することができるジョイントユニットを提供すること課題としている。
本発明のジョイントユニットは、床を貫通するように設けられ、上流側に洗濯機の排水ホースが接続されると共に下流側に床下空間に配設された放流パイプが接続されるジョイントユニットであって、排水ホースが接続される接続突出部および接続突出部に連なる縮径部を有するホース接続部と、ホース接続部に連通し、放流パイプが接続されるパイプ接続部と、を備え、縮径部は、接続突出部の内周面に対し流路の延在方向にオーバーラップするように嵌合していることを特徴とする。
この構成によれば、縮径部が、接続突出部に対し流路の延在方向にオーバーラップするように嵌合しているため、放流パイプを接続するためのエルボを加えても、床下側の寸法を短く抑えることができる。また、縮径部により排水の流れが層流化し、排水の泡立ちを抑制することができる。したがって、床下空間に無理なく納まると共に、洗濯機排水を円滑に排水することができる。
この場合、縮径部に対し接続突出部は、軸線廻りに回転可能に且つ水密に接合されていることが好ましい。
この場合、接続突出部の内周面と縮径部の外周面との間には、Oリングが介設されていることが好ましい。
また、パイプ接続部は、パッキンを介して縮径部に突き当てられるユニオンソケットと、ユニオンソケットを縮径部に突き当てた状態に保持する接続部本体と、を有していることが好ましい。
この場合、ユニオンソケットの管径が、20mmから25mmであることが好ましい。
また、床に取り付けられ、ホース接続部およびパイプ接続部の少なくとも一方を保持するホルダーを、更に備えることが好ましい。
この場合、ホルダーは、ホース接続部およびパイプ接続部の少なくとも一方を保持する保持部と、保持部を水密に保持すると共に床に着座固定されるパン部と、を有していることが好ましい。
実施形態に係る洗濯機の排水構造を適用したホール廻りの平面図である。 実施形態に係る洗濯機の排水構造を模式的に表しした断面模式図である。 排水構造におけるジョイントユニットの断面構造図である。 実施形態に係る洗濯機の排水構造の詳細図である。 サイホン作用に好適な放流パイプの試験結果を示す図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係るジョイントユニットを洗濯機の排水構造に適用した場合について説明する。この排水構造は、古いタイプの既設共同住宅等において、洗濯機の排水を、既存の排水枝管や排水縦管ではなく、浴室内に間接排水するものである。
図1は、昭和の40年代に建設された公共の共同住宅のホール廻りの間取りの一例を表している。同図に示すように、この種の古いタイプの共同住宅では、洗濯機1の設置スペースが設けられておらず、浴室2や便所3に隣接する玄関4脇のホール(隣室5)に、既設の洗面器6(洗面化粧台)と並べて洗濯機1を設置するようにしている。また、ホール(隣室5)の床5aと浴室2の床2aとは、防水および水返しのために150mm前後の段差が設けられている(図2参照)。
このような、住戸では、洗濯機1の排水ホース7に蛇腹状の延長ホースを接続し、洗濯機1の排水を浴室2の洗い場に排水することが行われているが、延長ホースが歩行の邪魔になる問題と、延長ホースがホール(隣室5)と浴室2の仕切り壁8の部分で山なりとなり、排水勾配が適切にとれなくなる問題がある。
そこで、本実施形態は、流路のサイホン作用を利用する排水構造により、洗濯機1の排水を床下配管で、且つホールである隣室5から仕切り壁8(仕切り)を山なりに貫通して浴室2に円滑に導くようにしている。
図1および図2は、改修工事として施工された洗濯機の排水構造を表している。両図に示すように、洗濯機1の排水構造10は、洗濯機1の排水ホース7が接続されるジョイントユニット11と、上流側をジョイントユニット11に接続され、下流側において仕切り壁8を逆「U」字状に貫通配管された放流パイプ12と、を備えている。なお、仕切り壁8には、貫通スリーブ8aを設け、放流パイプ12を水密に固定することが好ましい(図4参照)。
ジョイントユニット11は、いわゆる洗濯機防水パンの小型タイプのものであり、詳細は後述するが、防水パン21に、排水ホース7および放流パイプ12を接続するジョイント部22を組み込んで、構成されている。また、放流パイプ12は、作業性とコストを考慮し、硬質樹脂製の第1パイプ31と、可撓性の第2パイプ32とを接続して、構成されている。
放流パイプ12は、第1パイプ31と第2パイプ32の上流側略半部(一部)とから成る主配管部A(直線配管部分)を、隣室5の床下配管とし、第2パイプ32の下流側略半部である逆「U」字状の湾曲配管部Bで、隣室5の床5aを貫通すると共に仕切り壁8を貫通する床上配管としている。第1パイプ31および第2パイプ32は、排水ホース7に対し細径に、且つ同径に形成され、洗濯機1の初期排水時に、管内のエアーを押し出して満水状態となるように構成されている。これにより、洗濯機1の終期排水時に、湾曲配管部Bにサイホン作用が生じ、洗濯機1側の排水を可能な限り(洗濯機1の排水電磁弁13が適切に作動するように)、浴室2に流下させ得るようにしている。
図2および図3に示すように、ジョイントユニット11は、隣室5の床上に設置した防水パン21と、防水パン21に対し水密に且つ貫通するように組み込まれたジョイント部22と、を有している。
防水パン21は、洗濯機1に隣接して設置(実際には、洗濯機1と洗面器6の間に設置)する小型のものであり、例えば220mm×310mm×37mmHに形成されている。隣室5の床5aとスラブ9との間には100mm程度の床下空間があり、防水パン21は、その四隅を隣室5の床5aにビス止めするようにして設置されている。なお、この場合の防水パン21は、ジョイント部22を保持すると共に、ジョイント部22を隣室5の床5aに固定する機能を有すれば足りる。したがって、パン部分を省略した単なるジョイントホルダーであってもよい。
ジョイント部22は、排水ホース7の先端部が水密に接続されるホース接続部26と、ホース接続部26の下流側に連なり、エルボ14(ショートエルボ)を介して放流パイプ12が接続されるパイプ接続部27と、を有している。また、ジョイント部22は、防水パン21の中心から外れた位置に組み込まれており、防水パン21に対しパイプ接続部27が水密に取り付けられると共に、パイプ接続部27に対しホース接続部26が水密に取り付けられている。
ホース接続部26は、「く」字状に屈曲形成され、防水パン21の表面から上方に突出した接続突出部26aと、接続突出部26aを保持すると共に接続突出部26aを防水パン21に取り付けるための鍔部26bと、接続突出部26aの基部内周面に水密に嵌合した縮径部26cと、を有している。この場合、排水ホース7が差込み接合される接続突出部26aの接続口は、35mm径に形成され、その内部流路は、下流端部の縮径部26cにより、20mm径に絞り込まれている。
接続突出部26aの先端部には、締付けバンド26dが設けられており、排水ホース7を差し込んで締付けバンド26dを締め付けることにより、排水ホース7がホース接続部26に水密に且つ抜止め状態で接続される。また、接続突出部26aの基端部外周面には、鍔部との間に外側Oリング26eが介設され、且つ外側Oリング26eの下側には環状凸部26fが形成されている。これにより、接続突出部26aは、鍔部26bに対し鉛直軸廻りに回転自在であって、水密且つ抜止め状態で接合されている。すなわち、接続突出部26aは、鍔部26bを介して防水パン21に回転自在に取り付けられ、排水ホース7を無理なく接続できるようになっている。
鍔部26bは、その外周部に雄ねじが形成され、この部分で防水パン21にねじ止め固定されている。また、縮径部26cと接続突出部26aとの間には、2つの内側Oリング26gが介設されており、縮径部26cは、接続突出部26aと水密に接合され、且つ接続突出部26aの回転を許容するようになっている。そして、縮径部26cの下端部は、後述するパイプ接続部27の本体接続部27aに接着されている。
一方、パイプ接続部27は、防水パン21の裏面から下方に、すなわち床下空間に突出するように設けられている。パイプ接続部27は、接続突出部26aおよび縮径部26cの下端部を受容するロート状の本体接続部27aと、本体接続部27aに取り付けられ(接着)、上記の縮径部26cの下流側に連なるユニオンソケット27bと、を有している。縮径部26cとユニオンソケット27bとの間には、パッキン27cが介設され、またユニオンソケット27bの上端部は、本体接続部27aに接着されている。そして、ユニオンソケット27bの下流側にエルボ14が、さらにエルボ14の下流側に放流パイプ12が、それぞれ接着剤等を介して差込み接合されている。詳細は後述するが、ホース接続部26に接続される排水ホース7は、32mmの管径(内径)であり、パイプ接続部27に接続される放流パイプ12は、20mmの管径(内径)である。
図2および図4に示すように、放流パイプ12は、ジョイントユニット11側の第1パイプ31と、浴室側の第2パイプ32と、を専用のソケット33(パイプ継手)で接続して、構成されている。
第1パイプ31は、放流パイプ12の上流側の略半部を構成するものであり、硬質の樹脂パイプ、例えば塩化ビニル製等の樹脂管(塩ビパイプ)で構成されている。また、第2パイプ32は、放流パイプ12の下流側の略半部を構成するものであり、アルミニウム管を心材とする樹脂被覆管等の可撓管で構成されている。そして、ソケット33は、材質の異なる第1パイプ31と第2パイプ32とを適切に接合すべく、特殊な継手で構成されている。
なお、放流パイプ12の配管ルートに既設の配管(給水管や給湯管)がある場合には、可撓性の第2パイプ32を適宜湾曲させて、これを回避することが好ましい。かかる場合には、既設の配管の位置に応じて、第1パイプ31に対し第2パイプ32を長く形成する。また、本実施形態では、放流パイプ12を2種類にパイプを接続して構成したが、単一のパイプ(好ましくは、第2パイプ32)で構成することも可能である。さらに、本実施形態では、第1パイプ31と第2パイプ32とを同径(内径)のもので構成したが、異なる径であってもよい。
上述のように、第2パイプ32における湾曲配管部Bは、隣室5の床5aを貫通すると共に仕切り壁8を貫通して浴室2に達するように、逆「U」字状に形成されている。この場合、仕切り壁8に設ける貫通スリーブ8aは、浴室床2aの防水層を切らないように防水層の上端より上側とし、この好ましくは洗い場側ではなく浴槽側に形成する。また、湾曲配管部B(第2パイプ32)の下流端部32a(開放端部)は、排水を円滑に流すべく、浴室2の床2aから幾分離すか、床2aに添わせるように「L」字状に湾曲させておくことが好ましい。
上述のように、放流パイプ12の主配管部Aは、隣室5の床下に配管されているが、サイホン作用を考慮し、湾曲配管部Bの下流端32aより高い位置となるように、スラブ9から浮かして配管することが好ましい。このため、エルボ14の部分およびソケット33の部分には、それぞれ管支持部材35が設けられている。なお、本実施形態の排水構造10では、最終的にサイホン作用を利用して排水するようにしているため、あえて排水勾配を執らなくてもよい。また、隣室5の床上に露出する湾曲配管部Bの立ち上がり部分には、配管カバーを設けることが好ましい(図示省略)。
第1パイプ31は、いわゆる直管であり、第2パイプ32とジョイント部22(パイプ接続部27)との距離に合わせて、現場合わせで切断される。そして、第1パイプ31と第2パイプ32とは、仕切り壁8の貫通スリーブ8aに向かって上面視直線状を為すように、ソケット33を介して接続されている。また、サイホン作用が好適に機能するように、放流パイプ12を構成する第1パイプ31および第2パイプ32は、20mm径のものが用いられている。20mm径の放流パイプ12は、洗濯機1の排水ホース7(32mm径)に対し十分に細径に形成されている。
図5は、放流パイプ12の適切な管径を求めるための試験結果を表している。同図に示すように、放流パイプ12の管径を、20mm、25mm、32mm(市販品)として試験を行った。この試験では、放流パイプ12における主配管部Aの長さを1mとし、湾曲配管部Bは標準的な湾曲形状とした。そして、洗濯機1の洗濯槽に洗濯物、洗剤および水(50L程度)を入れ、洗濯動作を行った後、排水時間と、サイホン作用が適切に生じたか否かと、で評価を行った。なお、実施形態のような排水構造10を設けない通常(従来)の排水時間は、2分12秒である。
同図に示すように、管径20mmの放流パイプ12では、サイホン作用が安定的に生じ、且つ排水時間が2分58秒であった。同様に、管径25mmの放流パイプ12では、サイホン作用が安定的に生じ、且つ排水時間が2分54秒であった。いずれも、従来のものに比して1分弱、排水時間が伸びるが、一連の洗濯時間の全体(洗濯−すすぎ−脱水)が35分程度であるため、違和感が生ずるものものではない。なお、管径15mmの放流パイプ12では、試験を行っていないが、管径20mmの排水時間から、排水時間が極端に長くなることが想定される(洗濯機1によっては、排水エラーとなる)。一方、管径32mmの放流パイプ12では、湾曲配管部Bの先端からエアーが流入し、サイホン作用が不安定になることが確認された。
したがって、放流パイプ12の管径は、20mmから25mmが適切であることが確認された。もっとも、管径25mmの放流パイプ12は、その外径が40mmを越えるため、既設給水管等の障害物がある場合に、隣室5の床下に納まらないおそれがある。そこで、本実施形態では、放流パイプ12の管径を20mmとしている。
ところで、サイホン作用が安定的に生ずるためには、湾曲配管部Bの頂部が大気圧に対し十分に負圧になることが必要である。本実施形態では、排水初期に洗濯機1の水頭により放流パイプ12を満水状態とし、湾曲配管部Bの頂部に下流端からエアーが流入しないように、放流パイプ12を細径としている。また、この排水により、放流パイプ12側の水位が、洗濯機1の排水電磁弁13の高さ位置(排水ホース7の基部の高さ位置)より下がることで、サイホン作用の意義を評価している。したがって、必ずしも放流パイプ12内の排水を全て浴室に流れきるまでの、サイホン作用を意図するものではない。
なお、洗濯機1の水頭が十分に取れないと、放流パイプ12を確実に満水状態とすることができないため、かかる場合には、洗濯機1を嵩上げすべく洗濯機載置台(図示省略)を設けることが好ましい。基本的には、洗濯機1の排水電磁弁13の高さが、湾曲配管部Bの頂部より高くなる程度に、洗濯機1を嵩上げする。
次に、図1および図2を参照して、ジョイントユニット11および放流パイプ12の施工方法である洗濯機1の間接排水工法について説明する。
この間接排水工法は、ジョイントユニット11および放流パイプ12の配管部分に沿って、隣室5の床板を撤去する床板撤去工程と、仕切り壁8に、湾曲配管部Bが貫通する貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、パイプ材を加工して、放流パイプ12(第2パイプ32)を形成するパイプ加工工程と、エルボ14を含んで放流パイプ12を配管する配管工程と、床板を張り直す床復旧工程と、床復旧工程の後、ジョイントユニット11を設置すると共に、排水ホース7を繋ぎ込む仕上げ工程と、を備えている。
床板撤去工程では、予め根太の位置を確認し、根太の位置で床板に切込みを入れ撤去する。或いは、該当部分となる複数枚の床板を撤去する。
貫通孔形成工程では、ホールソー等を用い、仕切り壁8の下部に、防水層を逃げるようにして貫通孔を形成する。或いは、浴室扉を貫通孔付のアルミサッシ製扉に交換する。続いて、形成した貫通孔に貫通スリーブ8aを取り付ける。
パイプ加工工程では、第2パイプ32のパイプ材を、現場合せにより大体の寸法にカットし、貫通スリーブ8a廻りの構造に合わせて、曲げ加工を行う。曲げ加工は、第2パイプ32に潰れが生じないようにベンダー等で折り曲げを行う。第2パイプ32の加工が終了したら、第2パイプ32にソケット33を接続しておく。
配管工程では、先ずソケット33を接続した第2パイプ32の湾曲配管部Bを貫通スリーブ8aに挿入し、これを貫通スリーブ8aの隣室5側で固定する。次に、第1パイプ31を現場合せで切断し、第2パイプ32に取り付けたソケット33に第1パイプ31を接続する。さらに、この第1パイプ31の上流側にエルボ14を接続する。なお、エルボ14は、その上流側流路が上向きとなるように接続する。
床復旧工程では、湾曲配管部Bの貫通部分に対応する切欠き部を形成した床板を用意し、根太に接着や釘止め等で床張りする。
仕上げ工程では、先ず新たに張った床板に、ジョイントユニット11を設置するための開口を形成する。開口は、のこぎり等を用い、エルボ14の位置に合わせて形成する。次に、ジョイントユニット11を開口に落とし込むようにし、ジョイントユニット11のパイプ接続部27(ユニオンソケット27b)をエルボ14に嵌合するようにして接着接合する。ここで、防水パン21の姿勢を整えた後、これを床板にねじ止め固定する。そして、最後に、ホース接続部26に排水ホース7を繋ぎ込む。なお、パイプ接続部27をエルボ14に接合した直後、および排水ホース7を繋ぎ込んだ直後に、それぞれ排水試験(水漏れの有無の確認)を行うことが好ましい。
以上のように、本実施形態によれば、放流パイプ12が、湾曲配管部Bでサイホン作用を生ずる管径(20mm)に形成されているため、洗濯機1の排水は、当初洗濯機1側の水頭により放流パイプ12に満水状態となって流れ、洗濯機1側の水位が湾曲配管部Bの高さを下回ったところで、湾曲配管部Bのサイホン作用より、引かれるようにして流れる。このため、洗濯機1の排水を、洗濯機1内に残留させることなく、浴室2に流すことができる。
すなわち、浴室2とその隣室5との間の仕切り壁8の部分で、逆「U」字状に配管された湾曲配管部Bがあっても、排水電磁弁13が作動する水位以下となるように、洗濯機1の排水を浴室2に流下させることができる。また、放流パイプ12の主要な部分が隣室5の床下に隠蔽配管されるため、放流パイプ12が歩行の障害になることがなく、且つ漏水の問題も解消することができる。
1 洗濯機、2 浴室 、5 隣室、5a 床、7 排水ホース、10 排水構造、11 ジョイントユニット、12 放流パイプ、14 エルボ、21 防水パン、22 ジョイント部、26 ホース接続部、26a 接続突出部、26b 鍔部、26c 縮径部、26g 内側Oリング、27 パイプ接続部、27a 本体接続部、27b ユニオンソケット

Claims (7)

  1. 床を貫通するように設けられ、上流側に洗濯機の排水ホースが接続されると共に下流側に床下空間に配設された放流パイプが接続されるジョイントユニットであって、
    前記排水ホースが接続される接続突出部および前記接続突出部に連なる縮径部を有するホース接続部と、
    前記ホース接続部に連通し、前記放流パイプが接続されるパイプ接続部と、を備え、
    前記縮径部は、前記接続突出部の内周面に対し流路の延在方向にオーバーラップするように嵌合していることを特徴とするジョイントユニット。
  2. 前記縮径部に対し前記接続突出部は、軸線廻りに回転可能に且つ水密に接合されていることを特徴とする請求項1に記載のジョイントユニット。
  3. 前記接続突出部の内周面と前記縮径部の外周面との間には、Oリングが介設されていることを特徴とする請求項2に記載のジョイントユニット。
  4. 前記パイプ接続部は、パッキンを介して前記縮径部に突き当てられるユニオンソケットと、
    前記ユニオンソケットを前記縮径部に突き当てた状態に保持する接続部本体と、を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のジョイントユニット。
  5. 前記ユニオンソケットの管径が、20mmから25mmであることを特徴とする請求項4に記載のジョイントユニット。
  6. 前記床に取り付けられ、前記ホース接続部および前記パイプ接続部の少なくとも一方を保持するホルダーを、更に備えたこと特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のジョイントユニット。
  7. 前記ホルダーは、
    前記ホース接続部および前記パイプ接続部の少なくとも一方を保持する保持部と、
    前記保持部を水密に保持すると共に前記床に着座固定されるパン部と、を有していること特徴とする請求項6に記載のジョイントユニット。
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