JP5839239B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、皿ボルトを用いてフロントプレートをシューハウジングに締結する構成において、締結軸力をシューハウジングに効率良く伝達するバルブタイミング調整装置を提供することにある。
シューハウジングは、筒部、及び、筒部の内壁から径内方向に突出した複数のシュー部を有し、駆動軸又は従動軸の一方と共に回転する。
ベーンロータは、シューハウジングの筒部と同軸に設けられるボス部、及び、ボス部から放射状に突出した複数のベーン部を有し、ベーン部がシューハウジングのシュー部同士の間でシュー部に対して相対回動可能なようにシューハウジングに収容され、駆動軸又は従動軸の他方と一体に回転する。
リアプレートは、シューハウジングの他方の軸方向端面であるシューリア面に当接した状態でシューハウジングに固定される。
そして、軸方向断面において、皿ボルトの着座面とフロントプレートのシート面とが当接し締結軸力が作用する軸力作用点を通りシート面に直交する法線ベクトルと、シューフロント面との交点である軸力到達点の少なくとも一部がシュー部の範囲に含まれることを特徴とする。
ねじ部側の外壁の凸テーパ角>シート面の凹テーパ角>頭部端面側の外壁の凸テーパ角
2つ目の態様では、フロントプレートのシート面は、皿ボルトの着座面と当接する軸力作用点を境界として、奥側の内壁と、口元側の内壁とから構成されており、テーパ角の関係について、着座面の凸テーパ角は、奥側の内壁の凹テーパ角より大きく、且つ、口元側の内壁の凹テーパ角より小さく設定されている。すなわち、下記のようになっている。
奥側の内壁の凹テーパ角<着座面の凸テーパ角<口元側の内壁の凹テーパ角
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置100は、図2に示すエンジン90の吸気弁91の開閉タイミングを調整するためのものである。図2に示すように、エンジン90のクランクシャフト97の駆動軸ギア98の回転は、バルブタイミング調整装置100が構成する吸気弁ギア19、排気弁ギア95、及び駆動軸ギア98に巻き掛けられたチェーン96を介しカムシャフト93、94に伝達される。カムシャフト93は吸気弁91を開閉駆動し、カムシャフト94は排気弁92を開閉駆動する。
クランクシャフト97及びカムシャフト93、94は、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「駆動軸」及び「従動軸」に相当する。
まず概略構成を説明する。バルブタイミング調整装置100は、主に、クランクシャフト97と共に回転するシューハウジング10、フロントプレート3及びリアプレート4等と、カムシャフト93と共に回転するベーンロータ2等とから構成されている。バルブタイミング調整装置100は、外部のオイルポンプ82から油路切替弁85を経由して供給される作動油の油圧によって、シューハウジング10に対するベーンロータ2の回転位相を調整することで、クランクシャフト97に対するカムシャフト93の回転位相を調整する。
油路切替弁85は、電子制御装置88からの指令に従い、正方向連通位置、逆方向連通位置、遮断位置の3位置を切り替える。正方向連通位置では供給油路83と進角油路70とが連通し、排出油路84と遅角油路75とが連通する。逆方向連通位置では供給油路83と遅角油路75とが連通し、排出油路84と進角油路70とが連通する。遮断位置ではいずれの油路も連通が遮断される。
シューハウジング10は、筒部16、シュー部11、12、13、14、及びギア19が一体に形成されている。筒部16は、カムシャフト93と同軸上に配置される。シュー部11、12、13、14は、周方向において互いに離間するように筒部16の内壁から径内方向に突出している。
ギア19は、筒部16の外壁に形成され、本実施形態では吸入弁ギアとして、クランクシャフト97の動力がチェーン96を介して伝達される。
ボス部20は、カムシャフト93の径外壁に圧入等によって同軸に固定されている。これにより、ベーンロータ2は、カムシャフト93と一体に回転する。
なお、本実施形態では、シュー部11、12、13、14及びベーン部21、22、23、24は各4つ設けられているが、他の実施形態ではこれに限らない。
また、進角室71、72、73、74に連通し作動油を供給する進角油路70、及び、遅角室76、77、78、79に連通し作動油を供給する遅角油路75がベーンロータ2に形成されている。
リアプレート4には、ベーンロータ2の最遅角位置においてロックピン27の先端部が対向する位置に、ロックピン27の先端部が嵌合可能な嵌合凹部46が形成されている。嵌合凹部46の底には、作動油が導入される油圧室47が形成されている。
本実施形態におけるエンジン始動時の位置である最遅角位置において、ロックピン27が嵌合凹部46に嵌合することにより、ベーンロータ2の相対回動が規制される。
フロントプレート3及びリアプレート4は、間にシューハウジング10を挟んで皿ボルト51で締結されることにより、シューハウジング10と一体に固定される。
また、フロントプレート3及びリアプレート4は、カムシャフト93を挿通させるための挿通穴33、43が中央に形成されている。
シューハウジング10に対してベーンロータ2を遅角側から進角方向に相対回動させるとき、油路切替弁85を、供給油路83と進角油路70とが連通し、排出油路84と遅角油路75とが連通するように切り替える。オイルポンプ82は、供給油路83及び進角油路70を経由して進角室71、72、73、74に作動油を供給する。一方、遅角室76、77、78、79の作動油は、遅角油路75及び排出油路84を経由してオイルパン81に排出される。これにより、ベーンロータ2はシューハウジング10に対し進角方向に相対回動する。
まず、図5において、シュー部14の範囲を定義する。シュー部14の径内端部171は、ベーンロータ2のボス部20の外壁に対向する。周方向端部172は、周方向の両側に位置し、最遅角位置及び最進角位置でベーン部21、22、23、24に対向する。逃し部173は、周方向端部172の筒部16側に位置し、周方向端部172より内側に凹んでいる。径外端部174は、筒部16の外周部に相当する。
ボルト軸Zに沿って、フロントプレート3の締結部35、シューハウジング10の通し穴18、リアプレート4の雌ねじ穴49が同軸に形成されている。フロントプレート3の締結部35には、凹テーパ角が約90°である凹テーパ状のシート面361が形成されている。
皿ボルト51の頭部54は、端面540側に、工具を挿入するビット挿入部55が形成されている。本実施形態ではビット挿入部55は、六角ビットに対応する六角穴として形成されているが、他の実施形態では、十字穴、或いは、特殊工具に対応した形状としてもよい。
図6(a)ではこのテーパ角の差を誇張して示しているが、一般的には、例えば着座面561の凸テーパ角は、90°に対しプラス側に公差を設定し、シート面361の凹テーパ角は、90°に対しマイナス側に公差を設定するというような僅差に設定される。
図7に示すように、比較例の皿ボルト53は、断面が直線で表される単純な凸テーパ状の着座面563を有している。着座面563の凸テーパ角は、シート面361の凹テーパ角より大きくなるように設定されている。したがって、比較例の皿ボルト53は、軸方向断面において、頭部端面540と着座面563との交点が軸力作用点Paとなる。
そして、図7のボルト軸Zより上側に示す逃し部173側の断面においては、軸力到達点Pxは、逃し部173よりも径外側、すなわちシュー部14の範囲外に逸脱している。ボルト軸Zから逃し部173までの最短距離をRs0とすると、式1.1の関係にある。
Rs0<Ra0+X0 ・・・(1.1)
X0=h0/tanθ ・・・(1.2)
シート勾配θは通常約45°に設定される。シート勾配θが45°のとき、h0=X0である。また、シート勾配θは、シューフロント面Sfに対する法線ベクトルVnの角度でもある。
式1.1、式1.2より、比較例では式1.3が成立している。
(Rs0−Ra0)<(h0/tanθ) ・・・(1.3)
上述のように皿ボルト51は、着座面561が、凸テーパ角が約90°であるねじ部59側の外壁57と、ストレート状すなわち凸テーパ角が約0°である頭部端面540側の外壁58とから構成されている。ねじ部59側の外壁57と頭部端面540側の外壁58との境界がシート面361と当接する軸力作用点Paとなる。ここで、テーパ角の関係について、下記のようになっている。
ねじ部59側の外壁57の凸テーパ角>シート面361の凹テーパ角(=2θ)
>頭部端面540側の外壁58の凸テーパ角
その結果、図6のボルト軸Zより上側に示す逃し部173側の断面において、軸力到達点Pxは、シュー部14の範囲に含まれる。
Rs0≧Ra1+X1 ・・・(1.4)
(Rs0−Ra1)≧(h1/tanθ) ・・・(1.5)
ここで、図6の図示に基づけば、軸力到達点Pxの位置は明らかに逃し部173よりも径内側にあるから、式1.4、1.5の「≧」を「>」としてもよい。しかし、第1実施形態の技術的思想には軸力到達点Pxの位置が逃し部173の位置と一致する場合を含むため、等号を含めた「≧」を、第1実施形態の構成を包括的に示す式として採用する。
第1実施形態の構成は、比較例に対し、軸力作用点Paを径内方向にシフトさせたものであるということができる。
上述のように、第1実施形態の皿ボルト51では、着座面561の頭部端面540側の外壁58は、ボルト軸Zと平行なストレート状であり、凸テーパ角0°に相当する。
これに対し、図8に示す変形例の皿ボルト51vのように、着座面561vの頭部端面540側の外壁58vは、ストレート状に限らず、シート面361の凹テーパ角より小さい鋭角の凸テーパ角を有する形状であってもよい。すなわち、下記の関係が成立する。
ねじ部59側の外壁57の凸テーパ角>シート面361の凹テーパ角
>頭部端面540側の外壁58vの凸テーパ角
さらに、頭部端面540側の外壁の凸テーパ角は、軸力作用点Paよりも縮径する方向の「負の凸テーパ角」としてもよい。
図9に示す第2実施形態では、比較例の皿ボルト53(図7)に対し、頭部54の形状を変えず、頭部54の大きさのみを小さくした皿ボルト52を用いる。皿ボルト52は、軸方向断面において、頭部端面540と着座面562との交点が軸力作用点Paとなる。
これにより、第2実施形態の作用点半径Ra2、作用点高さh2及び拡散距離X2は、比較例の作用点半径Ra0、作用点高さh0及び拡散距離X0よりも小さくなる。そして、シート面361の法線ベクトルVnとシューフロント面Sfとの交点である軸力到達点Pxがシュー部14の範囲に含まれるようになる。
Rs0≧Ra2+X2 ・・・(2.1)
(Rs0−Ra2)≧(h2/tanθ) ・・・(2.2)
よって、第2実施形態は、第1実施形態と同様の効果を奏する。
そこで、図10に示す第2実施形態の変形例では、ビット挿入部55’の深さd’を浅くした皿ボルト52’を用いることで、最肉薄部の肉厚t’を大きくし、頭部54の強度を確保することができる。この場合、工具とビット挿入部55’とのかかり長、及び最肉薄部の肉厚t’を共に確保できるように寸法を設定することが好ましい。
図11に示す第3実施形態は、比較例(図7)に対し、シューハウジング10bのシュー部14bの大きさのみが異なる。すなわち、ボルト軸Zから逃し部173までの距離Rs3が比較例や第1実施形態におけるボルト軸Zから逃し部173までの距離Rs0よりも長く設定されている。したがって、軸力作用点Pa及び法線ベクトルVnの位置を比較例と同等としつつ、軸力到達点Pxをシュー部14bの範囲に含ませることができる。
Rs3≧Ra0+X0 ・・・(3.1)
(Rs3−Ra0)≧(h0/tanθ) ・・・(3.2)
よって、第3実施形態は、第1実施形態と同様の効果を奏する。
図12に示す第4実施形態は、比較例(図7)に対し、フロントプレート3のシート面364が、奥側の内壁37と、口元側の内壁38とから構成されている点のみが異なる。奥側の内壁37と口元側の内壁38との境界が着座面563と当接する軸力作用点Paとなる。ここで、テーパ角の関係について、下記のようになっている。
奥側の内壁37の凹テーパ角<着座面563の凸テーパ角
<口元側の内壁38の凹テーパ角
第4実施形態の構成もまた、比較例に対し、軸力作用点Paを径内方向にシフトさせたものである。
Rs0≧Ra4+X4 ・・・(4.1)
(Rs0−Ra4)≧(h4/tanθ) ・・・(4.2)
よって、第4実施形態は、第1実施形態と同様の効果を奏する。
図13に示す第5実施形態は、第1実施形態に対し、シューハウジング15がリアプレートと一体を成している点のみが異なる。ここで、「一体を成している」とは、部品の一次成形段階から一体に形成される場合に限らず、フロントプレート3とシューハウジング15との組立工程の前段階で別途接合され、一体となっている場合を含む。
皿ボルト51sは、第1実施形態の皿ボルト51に対し頭部54の形態が同等であり、全長が短い。シューハウジング15は、皿ボルト51sが螺合可能な雌ねじ穴185が形成されている。第5実施形態では、皿ボルト51sがシューハウジング15の雌ねじ穴185に螺合することで、フロントプレート3とシューハウジング15とを直接締結する。
第5実施形態も、第1実施形態と同様の効果を奏する。
図14に示す第6実施形態は、第1実施形態に対し、カムシャフトに関する構成のみが異なる。第6実施形態のバルブタイミング調整装置100Cでは、カムシャフト93Cは中心に雌ねじ穴99が形成された中実状である。センターボルト61は、センターワッシャ62及びベーンロータ2Cを間に挟持しつつ、カムシャフト93Cの雌ねじ穴99に螺合する。シューハウジング10、皿ボルト51等の構成は、第1実施形態と同様である。この形態では、油路切替弁85(図1参照)は、バルブタイミング調整装置100の外部に設置され、配管等を介して接続される。
第6実施形態も、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(ア)上記実施形態では、ボルト軸Zを中心としたシュー部の全方向において、軸力到達点Pxがシュー部の範囲に含まれることが原則として好ましい。
しかし、現実の製品設計においては、機能面、強度面、スペース面等を総合的に考慮して各部の寸法や配置を決定する上で、「全方向において軸力到達点Pxがシュー部の範囲に含まれる」という要件を満たすことが困難な場合がある。そこで現実には、上記要件を必ずしも全方向で満たさなくても、「所定の基準以上」満たせばよいとする方が総合的に都合が良い場合がある。
よって、図15に例示する形態は、本発明と均等なものとして、本発明の技術的範囲に属すると解釈されるべきである。
ベーンロータのベーン部、及び、シューハウジングのシュー部の数は、上記実施形態の4つに限らない。
ギアは、シューハウジングでなくフロントプレート又はリアプレートに設けられてもよい。また、クランクシャフトとカムシャフトとの動力を伝達する部材は、ギアとチェーンでなく、プーリとタイミングベルト等であってもよい。
油路切替弁は、電磁式以外の他の駆動方式、例えば、電動シリンダ等により作動させられる直動型、或いはパイロット作動型等であってもよい。
(オ)ベーンロータが共に回転する回転軸は、従動軸であるカムシャフトに限らず、駆動軸であるクランクシャフトであってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10、15・・・シューハウジング、 11、12、13、14・・・シュー部、
16・・・筒部、 18・・・通し穴、185・・・雌ねじ穴、
2 ・・・ベーンロータ、
20・・・ボス部、 21、22、23、24・・・ベーン部、
3 ・・・フロントプレート、 361、364・・・シート面、
4 ・・・リアプレート、
51、52、53・・・皿ボルト、 54・・・頭部、
561、562、563・・・着座面、
90・・・エンジン、 91・・・吸気弁、 92・・・排気弁、
93、94・・・カムシャフト(従動軸)、 97・・・クランクシャフト(駆動軸)。
Claims (2)
- エンジン(90)の駆動軸(97)と従動軸(93、94)との回転位相を変化させることにより、前記従動軸が開閉駆動する吸気弁(91)又は排気弁(92)の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置(100)であって、
筒部(16)、及び、当該筒部の内壁から径内方向に突出した複数のシュー部(11、12、13、14)を有し、前記駆動軸又は前記従動軸の一方と共に回転するシューハウジング(10、15)と、
前記シューハウジングの前記筒部と同軸に設けられるボス部(20)、及び、前記ボス部から放射状に突出した複数のベーン部(21、22、23、24)を有し、前記ベーン部が前記シューハウジングの前記シュー部同士の間で前記シュー部に対して相対回動可能なように前記シューハウジングに収容され、前記駆動軸又は前記従動軸の他方と共に回転するベーンロータ(2)と、
前記シューハウジングの一方の軸方向端面であるシューフロント面(Sf)に当接した状態で前記シューハウジングに固定され、前記シュー部に対応する位置に、口元側から奥側に向かって縮径する凹テーパ状のシート面(361)が形成されるフロントプレート(3)と、
前記シューハウジングの他方の軸方向端面であるシューリア面(Sr)に当接した状態で前記シューハウジングに固定されるリアプレート(4)と、
前記フロントプレートの前記シート面に着座可能な凸テーパ状の着座面(561)を頭部(54)に有し、前記シューハウジングの前記シュー部に形成される通し穴(18)を通して前記フロントプレートと前記リアプレートとを締結し、或いは、前記シュー部に形成された雌ねじ穴(185)に螺合し前記フロントプレートと前記シューハウジングとを直接締結する皿ボルト(51)と、
を備え、
軸方向断面において、前記皿ボルトの前記着座面と前記フロントプレートの前記シート面とが当接し締結軸力(Fa)が作用する軸力作用点(Pa)を通り前記シート面に直交する法線ベクトル(Vn)と、前記シューフロント面との交点である軸力到達点(Px)の少なくとも一部が前記シュー部の範囲に含まれ、
前記皿ボルトの前記着座面は、前記フロントプレートの前記シート面と当接する前記軸力作用点を境界として、ねじ部(59)側の外壁(57)と、頭部端面(540)側の外壁(58)とから構成されており、
テーパ角の関係について、前記シート面の凹テーパ角は、前記頭部端面側の外壁の凸テーパ角より大きく、且つ、前記ねじ部側の外壁の凸テーパ角より小さく設定されていることを特徴とするバルブタイミング調整装置。 - エンジン(90)の駆動軸(97)と従動軸(93、94)との回転位相を変化させることにより、前記従動軸が開閉駆動する吸気弁(91)又は排気弁(92)の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置(100)であって、
筒部(16)、及び、当該筒部の内壁から径内方向に突出した複数のシュー部(11、12、13、14)を有し、前記駆動軸又は前記従動軸の一方と共に回転するシューハウジング(10、15)と、
前記シューハウジングの前記筒部と同軸に設けられるボス部(20)、及び、前記ボス部から放射状に突出した複数のベーン部(21、22、23、24)を有し、前記ベーン部が前記シューハウジングの前記シュー部同士の間で前記シュー部に対して相対回動可能なように前記シューハウジングに収容され、前記駆動軸又は前記従動軸の他方と共に回転するベーンロータ(2)と、
前記シューハウジングの一方の軸方向端面であるシューフロント面(Sf)に当接した状態で前記シューハウジングに固定され、前記シュー部に対応する位置に、口元側から奥側に向かって縮径する凹テーパ状のシート面(364)が形成されるフロントプレート(3)と、
前記シューハウジングの他方の軸方向端面であるシューリア面(Sr)に当接した状態で前記シューハウジングに固定されるリアプレート(4)と、
前記フロントプレートの前記シート面に着座可能な凸テーパ状の着座面(563)を頭部(54)に有し、前記シューハウジングの前記シュー部に形成される通し穴(18)を通して前記フロントプレートと前記リアプレートとを締結し、或いは、前記シュー部に形成された雌ねじ穴(185)に螺合し前記フロントプレートと前記シューハウジングとを直接締結する皿ボルト(53)と、
を備え、
軸方向断面において、前記皿ボルトの前記着座面と前記フロントプレートの前記シート面とが当接し締結軸力(Fa)が作用する軸力作用点(Pa)を通り前記シート面に直交する法線ベクトル(Vn)と、前記シューフロント面との交点である軸力到達点(Px)の少なくとも一部が前記シュー部の範囲に含まれ、
前記フロントプレートの前記シート面は、前記皿ボルトの前記着座面と当接する前記軸力作用点を境界として、奥側の内壁(37)と、口元側の内壁(38)とから構成されており、
テーパ角の関係について、前記着座面の凸テーパ角は、前記奥側の内壁の凹テーパ角より大きく、且つ、前記口元側の内壁の凹テーパ角より小さく設定されていることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
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