JP5838837B2 - 電極収納セパレータ、蓄電装置及び車両 - Google Patents

電極収納セパレータ、蓄電装置及び車両 Download PDF

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Description

本発明は、内部に電極が収納された電極収納セパレータ、蓄電装置及び車両に関する。
従来から周知のように、再充電可能な二次電池は、繰り返し使用することが可能であるので、種々の機器や装置に広く使用されている。車両の分野においては、化石燃料の使用削減(二酸化炭素排出規制)が求められていることから、この種の二次電池をモータの電源として走行する車両、いわゆるハイブリッド車やEV車(Electric Vehicle車)などに広く普及してきている。このような二次電池では、大電流での充電及び放電や、電池容量の大容量化が要求され、例えばリチウムイオン二次電池が製品として量産されている。
この種の二次電池としては、例えば正極シートと、負極シートと、これらを絶縁するセパレータとを、交互に積み重ねて電極体を形成する積層構造の二次電池が周知である。しかし、積層構造は、正極シート、負極シート、セパレータを、順に積み重ねていく製造工程を経るので、積み重ね工程の数が多くなる。よって、生産のタクトタイムが長く、生産性がよくないという課題があった。そこで、例えば正極シートを袋状セパレータの内部に予め収納しておくことにより、前述の積み重ね工程数を減らして、電池の生産性をよくする技術が考案されている(特許文献1等参照)。
特開2003−92100号公報
袋状セパレータの場合、表のセパレータと裏のセパレータとを重ねて、これらの縁を接合することにより、袋状に形成する必要がある。しかし、特許文献1は、セパレータの各辺においてほぼ全域に亘って接合面が設けられているので(段落番号[0039]や図7参照)、接合面を広くとらなければならない問題があった。特許文献1には、種々の変形例が記載されているもの、どれも接合面が辺に沿わせて帯状に形成されており、いまだ接合面を広くとらざるを得ない問題があった。
本発明の目的は、一対のセパレータを固定するのに必要な接合箇所を少なく抑えることができる電極収納セパレータ、蓄電装置及び車両を提供することにある。
前記問題点を解決するために、請求項1では、互いに対峙する一対のセパレータを備え、前記一対のセパレータに電極を挟み込む電極収納セパレータにおいて、前記電極の複数の角部のうち、少なくとも1箇所に前記角部を斜め向きにカットすることにより形成された面取り部と、前記セパレータの少なくとも前記面取り部と対応する箇所に前記面取り部の形状に沿って設けられ、前記一対のセパレータを接合する第1接合部と、前記セパレータにおいて、前記電極の複数の角部のうち、前記面取り部が形成されていない角部の間の辺に沿って設けられ、前記一対のセパレータを接合する第2接合部とを備え、前記セパレータは、前記第1接合部と前記第2接合部のみで接合されていることを要旨とする。
本発明の構成によれば、電極の少なくとも1箇所の角部に面取り部を設け、一対のセパレータを固定する接合部を、面取り部と対応する箇所に設けた。よって、面取り部に対応する箇所に設けた接合部は電極の複数方向の位置決めが可能であるので、少ない接合部によって、内部の電極を位置決め状態で収納することが可能となる。従って、内部に電極を収納する電極収納セパレータにおいて、一対のセパレータを固定する接合部の個数を少なく抑えることが可能となる。
請求項2では、請求項1に記載の発明において、前記電極及び前記セパレータは、四角状であり、前記面取り部は、前記電極の辺の両端である2箇所の前記角部に形成され、前記接合部は、2箇所の前記面取り部に対応して各々設けられた2箇所の第1接合部と、前記セパレータにおいて2箇所の前記面取り部が形成された辺に対して反対側に位置する辺に形成された1箇所以上の第2接合部とを備えることを要旨とする。この構成によれば、接合部の個数削減に効果が高くなる。
請求項3では、請求項1又は2に記載の発明において、前記セパレータの外形は、正負他方の電極の外形と相似に形成されていることを要旨とする。この構成によれば、電極収納セパレータと正負他方の電極とを交互に重ねる組み立てにおいて、この作業を実施し易くなる。
請求項4では、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明において、 正負一方の電極は、正極であることを要旨とする。この構成によれば、電極収納セパレータと正負他方の電極とを交互に重ねる組み立てにおいて、作業性向上に一層効果が高くなる。
請求項5では、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の電極収納セパレータを備える蓄電装置であることを要旨とする。
請求項6では、請求項5に記載の蓄電装置を搭載する車両であることを要旨とする。
本発明によれば、一対のセパレータを固定するのに必要な接合箇所を少なく抑えることができる。
一実施形態の二次電池の構成を示す分解斜視図。 二次電池の外観を示す斜視図。 電極体の構成を示す分解斜視図。 集電部においてリードが溶接された箇所を示す断面図。 図8のII−II線断面図。 正極シートの平面図。 セパレータシートの平面図。 電極収納袋状セパレータの平面図。 電極収納袋状セパレータと負極シートとを重ねた平面図。 従来の電極収納袋状セパレータの溶接箇所を示す平面図。 溶着時にセパレータシートにシワができる様子を示す説明図。 ケースの角部分を示す部分拡大断面図。 (a),(b)は別例の電極収納袋状セパレータの平面図。
以下、本発明を具体化した電極収納セパレータ、蓄電装置及び車両の一実施形態を図1〜図12に従って説明する。
図1及び図2に示すように、例えばハイブリッド車(プラグインハイブリッド車)やEV車等の車両1(図2に図示)には、車両1の駆動源として使用されるモータ(図示略)の電源として二次電池2が搭載されている。二次電池2には、例えば金属製のケース3が設けられ、ケース本体4の内部には、発電要素である電極体5が収納されている。ケース本体4の上部の開口部4aは、金属製の板状のケース蓋6によって密封状態に封止される。なお、二次電池2が蓄電装置に相当する。
図2に示すように、二次電池2の上面には、正極用の電極端子である正極端子7と、負極用の電極端子である負極端子8とが設けられている。正極端子7及び負極端子8は、ケース蓋6の開口孔6aからケース3の外部に露出されている。正極端子7及び負極端子8とケース3との間には、正極端子7及び負極端子8をケース3から絶縁するリング状の絶縁部材9が各々取り付けられている。
図3に示すように、電極体5は、袋内部に正負一方の電極としての電極(正極電極)を収納した袋状セパレータ(以降、電極収納袋状セパレータ10と記す)と、正負他方の電極としての負極(負極電極)となる薄い負極シート11とからなる層を複数層有する組立体からなる。電極収納袋状セパレータ10は、袋状のセパレータ本体12の内部に、正極電極となる薄い正極シート13を収納した部材である。電極体5は、電極収納袋状セパレータ10及び負極シート11が、電極体5の厚み方向(積層方向:図1等のY軸方向)に沿って、一定方向に積み重ねられた積層構造をとる。なお、負極シート11及び正極シート13が電極を構成する。
正極シート13には、金属製のシート状の箔14が設けられ、箔14に両面に正極活物質層15が塗布されることにより、この部分が塗工部16として形成されている。正極シート13の周縁の一部分には、箔14の一部がタブとして引き出され、この部分が正極活物質層15を塗布していない未塗工部17として形成されている。負極シート11も、金属製のシート状の箔18が設けられ、箔18の両面に負極活物質層19が塗布され、正極シート13と同様に、塗工部20及び未塗工部21が形成されている。
図4に示すように、正極シート13及び負極シート11の各々には、同極の未塗工部17,21同士を積層方向Yにおいて束ねた正極集電部22及び負極集電部23において、正極リード24及び負極リード25が各々溶接されている。正極リード24、負極リード25は、正極集電部22、負極集電部23の根元付近を溶接部26,27として正極集電部22、負極集電部23に固定される。また、正極端子7が正極リード24に接続され、負極端子8が負極リード25に接続される。集電部22,23は、電極体5の本体部である電極対28の上面から上方に飛び出し、電極対28の幅方向(図1のX軸方向)において、それぞれ離れる側の端寄りの位置に配置されている。
図3及び図5に示すように、電極収納袋状セパレータ10は、互いに対峙する一対のセパレータである2枚のセパレータシート29を重ね合わせ、セパレータシート29同士を溶着することにより、袋状に形成されている。これにより、電極収納袋状セパレータ10の内部には、隙間からなる収納部30が設けられ、この収納部30に正極シート13が収納される。なお、収納部30が袋内部に相当する。
図6に示すように、長方形状の正極シート13の4つの角部のうち、未塗工部17が設けられていない側の辺(紙面の下辺31)の両端の角部32には、先端部分を省略することにより、面取り部33が設けられている。即ち、本例の面取り部33は、正極シート13において1箇所以上(本例の場合、紙面下側の両角の2箇所)に形成されている。本例の面取り部33は、正極シート13の各角部32を斜め向きにカットすることにより形成される。
図7に示すように、2枚のセパレータシート29は、直方形状に形成されるとともに、正極シート13の外寸よりも、所定量大きい面積で形成されている。セパレータシート29は、正極シート13と負極シート11とを絶縁するためのシート部材である。
図8に示すように、2枚のセパレータシート29は、セパレータシート29同士を4角で溶着することにより、4箇所の溶着部34によって袋状に固定されている。これら溶着部34…は、正極シート13が電極収納袋状セパレータ10の内部において上下左右の各方向に動かない(位置ずれしない)状態をとる個数及び場所に必要である。なお、溶着部34が接合部に相当する。
本例の場合、長方形状の電極収納袋状セパレータ10において、長手辺の一方(図8の紙面の下辺35)の左右両端には、面取り部33の形状に沿って形成された2箇所の斜状溶着部34aが設けられている。斜状溶着部34aは、1つで正極シート13の複数方向の位置決めが可能である。また、斜状溶着部34aは、下辺35において、セパレータ本体12の幅方向(図8のX軸方向)の左右の各端部に配置されている。なお、斜状溶着部34aが第1接合部に相当する。
長方形状の電極収納袋状セパレータ10において、長手辺の他方(図8の紙面の上辺36)の左右両端には、正極シート13の直角の角部の一辺に沿って形成された2箇所の直線状溶着部34bが設けられている。直線状溶着部34bは、正極シート13の上方(図8の+Z軸方向)への動きを規制する。直線状溶着部34bは、上辺36において、セパレータ本体12の幅方向(図8のX軸方向)の左右の各端部に配置されている。なお、直線状溶着部34bが第2接合部に相当する。即ち、第2接合部は、電極収納袋状セパレータ10において面取り部33が形成された辺に対して反対側に位置する辺に1箇所以上、一対形成されている。
図9に示すように、電極収納袋状セパレータ10の外形は、負極シート11の外形と相似をとるように形成されている。これは、電極収納袋状セパレータ10に溶着部34を形成したからである。また、これら形状を相似とするのは、ケース3内へ電極収納袋状セパレータ10及び負極シート11を順に積み上げていくとき、電極収納袋状セパレータ10及び負極シート11のケース3への位置決めが容易となり、かつこれらのケース3に対する位置ズレの防止にもなるからである。また、負極シート11の角部にも、正極シート13と同様に2箇所の面取り部37が形成されている。
次に、本例の電極収納袋状セパレータ10の製造工程について、図3,図8,図10及び図11を用いて説明する。
図3に示すように、セパレータ製造工程において、2箇所の角部32に面取り部33が形成された正極シート13を用意し、この正極シート13を表裏から2枚のセパレータシート29で挟み込む。そして、図8に示すように、2枚のセパレータシート29を、シート上部の2箇所と面取り部33の2箇所とにおいて、溶着により固定する。これにより、袋状のセパレータ本体12の内部に正極シート13が収納され、正極及びセパレータが一体となった電極収納袋状セパレータ10が形成される。このセパレータ製造工程において、電極収納袋状セパレータが量産される。
このとき、正極シート13は、セパレータ本体12内の収納部30において、紙面上下方向への動きが4つの溶着部34a,34bによって規制され、紙面左右方向への動きが2つの斜状溶着部34aによって規制されている。即ち、セパレータシート29同士を、面取り部33に沿う2箇所の溶着部34aと、シート上部の溶着部34bとで固定することにより、収納部30内の正極シート13を、上下左右の各方向に動かない(位置ずれしない)状態で収納部30に収納する。
続いて、積層工程において、電極収納袋状セパレータ10と負極シート11とを交互に重ねていく。そして、必要枚数重ねた後、同極の未塗工部17,21同士を束ねて、リード24,25を溶接し、電極体5を組立てる。電極体5の組み立て後、この電極体5をケース本体4に収納し、ケース本体4の開口部4aをケース蓋6で閉じることにより、二次電池2が組み立てられる。
以上により、本例においては、正極シート13の2箇所の角部32に面取り部33を形成し、正極シート13を表裏から包む2枚のセパレータシート29同士を、面取り部33に沿って溶着する。このため、セパレータシート29を袋状に固定するのに必要な溶着箇所が、各面取り部33に形成された2箇所(斜状溶着部34a)と、シート上部の2箇所(直線状溶着部34b)との合計4箇所で済む。よって、正極シート13を収納部30内において移動しないようにするには、従来の場合、図10に示すように溶着箇所が6箇所必要なのに対し、本例の場合、溶着箇所が4箇所で済む。
また、面取り部33を利用した溶着の場合、図11に示す構造のように、正極シート13の1つの角部41の両側に溶着部34を形成する必要がない。即ち、同図の構造の場合、角部41の一方の面に沿って溶着部34rを形成し、その後、角部41の他方の面に沿って溶着部34sを形成すると、溶着部34sの形成の際に、どうしてもセパレータシート29にシワができてしまう現状がある。それに対し、斜状溶着部34aの場合は、このようなシワができないので、この点で効果が高いと言える。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)正極シート13の角部32に面取り部33を設け、表裏のセパレータシート29を袋状に固定する複数の溶着部34…のうち、面取り部33と対応する箇所を、面取り部33に沿う形状の斜状溶着部34aとして形成した。よって、セパレータシート29同士を内部に正極シート13を挟んだ状態で袋状に溶着する際、内部の正極シート13を動かない状態で固定する個数の溶着部34が必要となるが、本例の場合、その溶着部34の個数を、少ない数(合計4箇所)に抑えることができる。
(2)充放電時のイオンのやり取りの関係上、負極シート11を正極シート13以上の面戦記に形成する必要があるが、セパレータ本体12内に収納する電極を正極シート13とすれば、負極シート11を正極シート13よりも大きい形状とすれば、サイズに関して最低限の要件を満たすことができる。よって、正極シート13と負極シート11との外寸を正確に寸法合わせせずに済む。
(3)溶着部34をシート下側の面取り部33の2箇所とシート上側の2箇所との計4箇所とするので、4箇所という少ない溶着箇所により、2枚のセパレータシート29を、内部の正極シート13が動かない状態で袋状に固定することができる。
(4)電極収納袋状セパレータ10の外寸と負極シート11の外寸とを同じに形成した。このため、電極体5の組み立て時において、電極収納袋状セパレータ10と負極シート11とを交互に積み重ねていく際の位置合わせを、容易に行うことができる。これにより、積層工程のタクトタイム短縮に効果が高いので、生産性向上にも寄与する。また、電極収納袋状セパレータ10と負極シート11との外周が揃うので、これらの位置ズレ防止にも効果が高い。
(5)負極シート11の紙面下側の2箇所の角部にも、面取り部33を形成した。このため、図12に示すように、電極体5をケース3に収納する際、ケース3の角部45がR状になっていて、そこに電極収納袋状セパレータ10及び負極シート11の角部分が当接しても、折れ曲がり可能である。よって、ケース3内の角部45のR部分が吸収されるので、電極体5のケース3への収納し易さを確保することができる。
(6)電極収納袋状セパレータ10と負極シート11とを相似形状としたので、これらを積み上げていく積層工程において、作業性を向上することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・図13(a)に示すように、シート上部に形成する直線状溶着部34bは、1つでもよい。この場合、溶着部34の個数を3つに減らすことができる。
・図13(b)に示すように、面取り部33は、片側にのみ1つ(電極の複数の角部のうち、少なくとも1箇所)形成してもよい。この例では、正極シート13を位置決めするために、シート上部に直線状溶着部34bを1つ形成し、シート側部に直線状溶着部34tを1つ形成する。この場合も、溶着部34の個数を3つに減らすことができる。
・電極収納袋状セパレータ10は、2枚のセパレータシート29を貼り付けることで形成されることに限定されない。例えば、1枚の大きなセパレータシートを用意し、これを中央付近で折り曲げることにより、正極シート13を包み込んで袋状となる構成でもよい。
・セパレータシート29の接合方式は、溶着に限定されず、例えば接着や、テープを使用した固定など、他の形式に変更可能である。
・正極端子7及び負極端子8は、電極対28の同一辺に配置されることに限定されず、各々異なる辺に配置されてもよい。
・集電部22,23の配置位置は、電極対28の上面に限らず、側面や下面などに変更可能である。
・正極集電部22は、1つに限定されず、例えば複数でもよく、これらを1つ、或いは複数のリードで電気接続してもよい。なお、これは、負極集電部23でも同様に言える。
・正極や負極は、シート状の部材に限定されず、例えば所定量厚みのある板状の部材を使用してもよい。
・正極シート13、負極シート11及びセパレータシート29の素材は、適宜変更可能である。
・正極端子7、負極端子8、集電部22,23の構造は、実施形態に述べた例に限らず、他の構造に変更可能である。
・ケース本体4の開口部4aは、ケース本体4の上面に形成されることに限らず、ケース本体4の側面など、別の箇所に変更可能である。
・電極体5は、積層構造に限定されず、シート状の電極対を何層にも巻いて正負の電極層を持つ捲回構造としてもよい。
・蓄電装置は、二次電池に限定されず、例えば電気二重層キャパシタによって充放電する蓄電器としてもよい。
・電極収納袋状セパレータ10内の電極は、正極に限定されず、負極としてもよい。
・リード溶接(抵抗溶接)は、スポット溶接、バット溶接、プロジェクション溶接などの種々の溶接が使用可能である。また、リード溶接は、抵抗溶接に限らず、他の方式を採用可能である。
・電極収納セパレータは、袋状に限定されず、例えば筒状など、他の形状に変更可能である。
・電極収納袋状セパレータ10と負極シート11は、外形が相似となることに限定されず、非相似形をとってもよい。また、これらは、互いに外形が異なる形状をとっていてもよい。
・セパレータ形状は、四角状に限定されず、種々の形状に適宜変更可能である。
・接合部(斜状溶着部34a)は、面取り部33に沿って設けられることに限定されず、例えば面取り部33の近傍に設けられる配置も広義として含むものとする。
・電極体5(二次電池2)は、車両1に搭載されることに限定されず、他の機器や装置に搭載可能である。
1…車両、2…蓄電装置としての二次電池、5…電極体、10…電極収納セパレータとしての電極収納袋状セパレータ、11…電極を構成する負極シート、13…電極を構成する正極シート、29…セパレータシート(セパレータ)、30…収納部、32…角部、33…面取り部、34(34a,34b,34r,34s,34t)…接合部としての溶着部、34a…第1接合部としての斜状溶着部、34b…第2接合部としての直線状溶着部、35…面取り部が形成された辺としての下辺、36…反対側に位置する辺としての上辺。

Claims (6)

  1. 互いに対峙する一対のセパレータを備え、前記一対のセパレータに電極を挟み込む電極収納セパレータにおいて、
    前記電極の複数の角部のうち、少なくとも1箇所に前記角部を斜め向きにカットすることにより形成された面取り部と、
    前記セパレータの少なくとも前記面取り部と対応する箇所に前記面取り部の形状に沿って設けられ、前記一対のセパレータを接合する第1接合部と
    前記セパレータにおいて、前記電極の複数の角部のうち、前記面取り部が形成されていない角部の間の辺に沿って設けられ、前記一対のセパレータを接合する第2接合部と
    を備え、前記セパレータは、前記第1接合部と前記第2接合部のみで接合されていることを特徴とする電極収納セパレータ。
  2. 前記電極及び前記セパレータは、四角状であり、
    前記面取り部は、前記電極の辺の両端である2箇所の前記角部に形成され、
    前記接合部は、2箇所の前記面取り部に対応して各々設けられた2箇所の第1接合部と、前記セパレータにおいて2箇所の前記面取り部が形成された辺に対して反対側に位置する辺に形成された1箇所以上の第2接合部とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電極収納セパレータ。
  3. 前記セパレータの外形は、正負他方の電極の外形と相似に形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電極収納セパレータ。
  4. 正負一方の電極は、正極である
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の電極収納セパレータ。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の電極収納セパレータを備える
    ことを特徴とする蓄電装置。
  6. 請求項5に記載の蓄電装置を搭載する
    ことを特徴とする車両。
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