JP5837838B2 - 顕微鏡観察用培養装置 - Google Patents
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Description
而して、チャンバープローブは基板上に配線パターンが形成されており、従来の顕微鏡観察用培養装置にそのまま組み込むと、培養空間にその基板が露出して配線パターンが錆びてしまうため、都合が悪い。
本発明は、上記従来の問題点に着目して為されたものであり、チャンバープローブを組み込んで、細胞の電気生理活動を顕微鏡観察することに適した顕微鏡観察用培養装置を提供することを、その目的とする。
顕微鏡観察用培養装置1は、主に、収容ユニットとしてのステージヒーターユニット3およびバスヒーターユニット17、および蓋体63によって構成されている。
先ず、ステージヒーターユニット3の構造について説明する。
このステージヒーターユニット3の本体プレート5はほぼ長方形をなしている。この本体プレート5の中央部にはほぼ正方形の嵌め込み装着用凹部7が設けられ、その中心部には円形の観察穴9が形成されている。嵌め込み装着用凹部7の外側には、一対のネジ穴11、11が対向して形成されている。本体プレート5の周縁は屈曲して段差13になって立ち上がっている。そして、一方の短辺側の段差13に電気コード15が接続されている。本体プレート5に内蔵された発熱線(図示省略)がこの電気コード15に通された電流供給線と導通されており、この電流供給線から発熱線に電流が供給されて本体プレート5が加温される。電気コード15には、上記した電流供給線だけでなく、アース線(図示省略)も通されており、このアース線は本体プレート5に接続されている。
このバスヒーターユニット17の本体ユニット19はほぼ矩形の箱状をなしており、底部21と側部23とで構成されている。底部21の中央部には円状に開口して下側開口部が形成されている。
底部21からは下側開口部の縁に沿って筒部27が立ち上がっており、この筒部27は円筒状を為している。筒部27の外周部には凸部29、31が連設されており、この凸部29、31は筒部27を挟んで対向して、共に相対する短辺側に向かって延びている。凸部31は側部23に至って一体になっている。凸部31の上面には二条の溝33、33が形成されている。この溝33、33は側部23および筒部27側まで延長されて、本体ユニット19の外側と筒部27の内側にそれぞれ連通している。
凸部29、31は下面側が凹んで、それぞれ凹部30、32が形成されている。
本体ユニット19の上端には外方フランジ20が設けられており、この外方フランジ20の四隅にはネジ止め用の貫通穴がそれぞれ形成されている。外方フランジ20の外縁からは低い壁が立ち上がっており、外方フランジ20は後述する蓋体63用の嵌め込み用凹部をなしている。
弾性部材57は筒部27の段差49上に載置され、その上に押え部材51の段差55が載置される。筒部27の段差47側と押え部材51の段差53側を連通する連通穴が4箇所形成されており、そこにそれぞれネジ61が通されて締付け固定される。
上記した構成のバスヒーターユニット17に相対してその上端側開口を閉鎖するよう蓋体63が設けられている。
この蓋体63はほぼ長方形を為しており、その枠体65が長方形の透明な透光部67を保持している。図5に示すように、この透光部67には2枚の透明ガラス板69、69が隙間をあけて配置されており、下側の透明ガラス板69の上面と上側の透明ガラス板69の下面にそれぞれ透明導電膜71、71が形成されている。対向した透明導電膜71、71どうしの間には空気層が介在している。
また、温度センサー75の先端部も下側の透明ガラス板69の下面に貼り付けられており、この温度センサー75も電気コード73に通されている。
この顕微鏡観察用培養装置1は、顕微鏡観察用電動ステージXに設置するタイプになっており、この電動ステージXの開口部を囲んだ受入れ段差に本体プレート5の周縁側の段差13を重ね合わせて載置する。
このステージヒーターユニット3の上に、電気生理試験用のチャンバープローブ101を取り付ける。
本体プレート111には一対の貫通穴が形成されており、それぞれにネジ115が通され、ステージヒーターユニット3の本体プレート5側のネジ穴11に通されて締付け固定される。
従って、弾性部材57の下側に臨んだチャンバー103側のベースプレート105は遮蔽されることになる。
バスヒーターユニット17の本体ユニット19の外方フランジ20の貫通穴にネジ24が通され、さらにステージヒーターユニット3側の本体プレート5のネジ穴に通されて、チャンバープローブ101を組み込んだ状態で、バスヒーターユニット17がステージヒーターユニット3に対して締付け固定される。
蓋体63の装着により、円筒部107とバスヒーターユニット17の本体ユニット19と蓋体63とで密閉された培養空間が形成される。
この培養空間では、ガス供給管39から炭酸ガスが供給されて所定のガス濃度に保持されると共に、水供給管37から供給された水槽35内の水の蒸発により所定の湿度に保持される。水の蒸発は水槽35の下側にあるステージヒーターユニット3の発熱線の通電による加熱によるものである。
さらに、この水蒸気の存在と、蓋体63側の透明導電膜71の加熱により、培養空間が所定の温度に保持されると共に、蓋体63側の結露も防止される。
温度センサー41により円筒部107内の培養液の温度が直接測定され、且つ温度センサー75により蓋体63側の温度も測定され、フィードバック制御により温度は常に所定に維持されるようになっている。
また、ユニット側にはアース手段が設けられ、発熱線や透明導電膜71より発生する電磁波由来の交流ノイズはアース線に流れて消失するので、微小電流による観察が可能となっている。
従って、電気生理試験による細胞の活動を観察するのに適している。
例えば、バスヒーターユニット等で構成される収容ユニットの形状は矩形になっているが、これに限定されず円形でもよい。
3…ステージヒーターユニット 5…本体プレート
7…凹部 9…観察穴
11…ネジ穴 13…段差
15…電気コード
17…バスヒーターユニット 19…本体ユニット
21…底部 20…外方フランジ
23…側部 27…筒部
29、31…凸部 30、32…凹部
33…溝 35…水槽
37…水供給管 39…ガス供給管
41…温度センサー 43…培養液供給ライン
45…アース線 47、49…(筒部の)段差
51…押え部材 53、55…(押え部材の)段差
57…弾性部材 58…(弾性部材の)延出部分
61…ネジ
63…蓋体 65…枠体
67…透光部 69…透明ガラス板
71…透明導電膜 73…電気コード
75…温度センサー
X…電動ステージ
101…電気生理試験用チャンバープローブ 103…チャンバー
105…ベースプレート 107…円筒部
109…コネクタユニット 111…本体プレート
113…開口部
Claims (5)
- 電気生理試験用のチャンバープローブを組み込んだ状態で顕微鏡のステージに設置して試料を顕微鏡観察するのに用いる顕微鏡観察用培養装置において、
前記チャンバープローブのチャンバーは、ベースプレート上に筒部が立設されたものであり、
前記チャンバー上に載置される収容ユニットと、前記収容ユニットの上側開口を閉鎖する蓋体と、前記収容ユニットの底部に設けられ、前記チャンバーの前記筒部が貫通可能に開口した開口部と、前記収容ユニットに備えられ、前記筒部の外側の前記ベースプレートを前記収容ユニットと前記蓋体とで画定される培養空間から遮蔽する遮蔽手段とを備えることを特徴とする顕微鏡観察用培養装置。 - 請求項1に記載した顕微鏡観察用培養装置において、
遮蔽手段は収容ユニットの開口部の縁側に沿って立ちあがった筒部と前記筒部の内面に固定された環状体とで構成されていることを特徴とする顕微鏡観察用培養装置。 - 請求項2に記載した顕微鏡観察用培養装置において、
環状体は弾性部材で構成されていることを特徴とする顕微鏡観察用培養装置。 - 請求項2または3に記載した顕微鏡観察用培養装置において、
収容ユニットは水槽を備えており、筒部が前記水槽の側壁の一部を構成していることを特徴とする顕微鏡観察用培養装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載した顕微鏡観察用培養装置において、
アース手段が備えられていることを特徴とする顕微鏡観察用培養装置。
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