JP5837121B2 - 手持ち式工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、手持ち式工作機械、特にロータリハンマドリルであって、伝動装置アッセンブリと、ハンマ打撃機構と、工具スピンドルとが設けられている手持ち式工作機械に係る。
すでに、伝動装置アッセンブリと、ハンマ打撃機構と、工具スピンドルとを備えた手持ち式工作機械、特にロータリハンマドリルが提案されている。
本発明に係る手持ち式工作機械によれば、伝動装置アッセンブリが、打撃駆動および回転駆動に対して互いに異なる回転数を提供する目的でパワーフローを分割するために設けられた少なくとも1つの伝動装置段エレメントを有している。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、伝動装置アッセンブリが、少なくとも1つの運転状態において、互いに整数以外の比を有する少なくとも二種類の出力回転運動を発生させるようになっている。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、伝動装置アッセンブリが、軸方向に可動に支承された少なくとも1つのリングギヤを有している。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、前記手持ち式工作機械が、少なくとも1つの運転状態において、軸方向に可動のリングギヤにばね力を加えるばねエレメントを有している。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、伝動装置アッセンブリが、1回の打撃駆動に対する回転数を高めるために設けられた少なくとも1つの伝動装置段を有している。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、工具スピンドルが、軸方向に移動可能であるものの相対回動不能な結合部を回転軸線に沿って形成するために設けられた回転連行輪郭部を有している。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、伝動装置アッセンブリが、少なくとも1つの運転状態において、ハンマ打撃機構の少なくとも一部に相対回動不能に結合された少なくとも1つのサンギヤを有している。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、伝動装置アッセンブリが、遊星歯車伝動装置段として形成された伝動装置段を有している。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、前記手持ち式工作機械が、トルク調整ユニットを有しており、該トルク調整ユニットが、少なくとも1つの運転状態において、工具スピンドルを介して伝達される最大のトルクを制限するために設けられたクラッチ装置を備えている。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、前記手持ち式工作機械が、クラッチ装置を操作する操作エレメントを有している。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、ハンマ打撃機構が、工具スピンドルの少なくとも一部に対して同軸的に配置された回転軸線を備えた駆動回転エレメントを有している。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、駆動回転エレメントが、工具スピンドルの少なくとも一範囲を取り囲む打撃機構軸として形成されている。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、ハンマ打撃機構が、偏心エレメントを有している。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、偏心エレメントが、工具スピンドルの回転軸線に合致する回転軸線を有している。
本発明に係る手持ち式工作機械の有利な態様によれば、ハンマ打撃機構が、工具スピンドルを少なくとも1つの平面において少なくとも部分的に取り囲むハンマを有している。
本発明は、手持ち式工作機械、特にロータリハンマドリルであって、伝動装置アッセンブリと、ハンマ打撃機構と、工具スピンドルとが設けられている手持ち式工作機械に係る。
本発明によれば、伝動装置アッセンブリが、打撃駆動および回転駆動に対して互いに異なる回転数を提供する目的でパワーフローを分割するために設けられた少なくとも1つの伝動装置段エレメントを有している。「伝動装置アッセンブリ」とは、特に少なくとも1つの伝動装置段を有するアッセンブリを意味している。有利には、伝動装置段は、直交伝動装置、円錐車伝動装置および/または当業者が有利であると考える別の伝動装置段として形成されている。特に有利には、伝動装置段が遊星歯車伝動装置段として形成されている。「ハンマ打撃機構」とは、特に線形に運動させられる少なくとも1つのハンマを備えた打撃機構を意味している。有利には、ハンマ打撃機構はハンマをばね弾性的にかつ/またはニューマチック的にかつ/またはハイドロリック的にスライダクランク装置、ウォッブル軸受けおよび/または、有利には偏心エレメントによって運動させる。したがって、ハンマ打撃機構は、有利にはスライダクランク打撃機構、ウォッブル軸受け打撃機構および/または偏心打撃機構として形成されている。「スライダクランク打撃機構」とは、特にスライダクランク装置を備えたハンマ打撃機構を意味している。スライダクランク装置は、機械的に仕切られた無限軌道において運動可能であるエレメントによって少なくとも2つの範囲の間で線形の運動を発生させる。特に「ウォッブル軸受け打撃機構」とは、ハンマ打撃機構の駆動回転エレメントの回転軸線に対して垂直に方向設定された平面と異なる軸受け平面を有しかつ駆動回転エレメントに結合されたフィンガを備えた軸受けを意味している。「偏心打撃機構」とは、特に回転運動から、この回転運動の回転軸線に対して垂直な線形運動を発生させるために設けられたハンマ打撃機構を意味している。有利には、偏心打撃機構は偏心エレメントを有している。この偏心エレメントは駆動回転エレメントに相対回動不能に結合されている。「ハンマ打撃機構」とは、特に軸方向で永続的に機械的に手持ち式工作機械ハウジングに固く結合された回転可能な係止ディスクと、機械的に永続的に工具スピンドルに結合された係止ディスクとが協働して、衝撃を発生させる係止打撃機構を意味するものではない。「係止打撃機構」とは、特に打撃発生係止ディスクが回転駆動可能である打撃機構である。係止ディスクの軸方向歯列によって、工具スピンドルの軸方向の運動が発生させられる。「工具スピンドル」とは、特に少なくとも1つの運転状態において回転運動を手持ち式工作機械の工具取付け装置に伝達する手持ち式工作機械の軸を意味している。有利には、工具スピンドルの回転軸線は、使用工具の回転軸線および/または工具取付け装置の回転軸線に位置している。特に有利には、工具スピンドルは、少なくとも1つの運転状態において、回転運動と打撃運動とを工具取付け装置に伝達する。特に有利には、工具スピンドルの少なくとも一部が工具取付け装置に直接結合されている。有利には、工具スピンドルが、工具取付け装置に対する取付け部を有している。択一的には、工具スピンドルが、少なくとも部分的に工具取付け装置と一体に形成されていてよい。この工具取付け装置は、有利には工具チャック、六角ホルダ、SDSホルダ(「Robert Bosch GmbH」社の「Special−Direct−System」)および/または当業者が有利であると考える別の工具取付け装置として形成されている。「設けられた」とは、特に特別に備えられたおよび/または形成されたことを意味している。「伝動装置段エレメント」とは、特に伝動装置アッセンブリのサンギヤ、リングギヤ、プラネタリピニオン、当業者が有利であると考える別のエレメントおよび/または、特にプラネタリピニオンキャリヤを意味している。また、本発明に関して、「分割する」とは、特に伝動装置段エレメントに少なくとも三箇所、たとえば特に少なくとも1つの入力箇所と少なくとも2つの出力箇所とで、トルクを発生させる力が作用することを意味している。
本発明に係る手持ち式工作機械の構成によって、1回の打撃駆動に対する回転数を特に効果的な打撃回数に最適化することができ、ひいては、1回の打撃穴あけ運転において特に大きな穴あけ進度を、手持ち式工作機械の小さな外側の寸法で達成することができる。
さらに、伝動装置アッセンブリが、少なくとも1つの運転状態において、互いに整数以外の比を有する少なくとも二種類の出力回転運動を発生させることが提案される。有利には、伝動装置アッセンブリは、少なくとも1つの運転状態において、一方の出力回転運動を工具スピンドルに伝達しかつ他方の出力回転運動をハンマ打撃機構に伝達する。「整数以外の比」とは、特に自然数以外の数で表される比を意味している。有利には、この比は、2〜6の間に存在する自然数以外の数で表される。「出力回転運動」とは、特に所定の出力を伝動装置アッセンブリから導出する回転運動を意味している。二種類の出力回転運動の間の整数以外の比によって、特に有効な打撃穴あけ運転を可能にする有利な打撃パターンを達成することができる。
別の態様では、伝動装置アッセンブリが、軸方向に可動に支承された少なくとも1つのリングギヤを有していることが提案される。「軸方向に可動に支承された」とは、特にリングギヤの回転軸線に対して平行な方向に運動可能であることを意味している。有利には、リングギヤは、手持ち式工作機械ハウジング、同じ伝動装置段の少なくとも1つのプラネタリピニオンおよび/または別の伝動装置段の少なくとも1つのプラネタリピニオンに対して運動可能である。特に有利には、リングギヤは、互いに異なる2つの伝動装置段のそれぞれ少なくとも1つのプラネタリピニオンに同時にかつ/または相互に連結されているように運動可能である。軸方向に可動に支承されたリングギヤによって、構造的に簡単にかつ構成スペースを節約して廉価に安全クラッチおよび/または打撃遮断装置を実現することができる。
さらに、手持ち式工作機械が、少なくとも1つの運転状態において、軸方向に可動のリングギヤにばね力を加えるばねエレメントを有していることが提案される。これによって、リングギヤが、有利には自動的に少なくとも一方向に運動させられ、こうして、構造的に簡単な構造が可能となる。
さらに、伝動装置アッセンブリが、1回の打撃駆動に対する回転数を高めるために設けられた少なくとも1つの伝動装置段を有していることが提案される。これによって、有利に高い打撃回数ひいては効果的な打撃穴あけ動作を達成することができる。
別の態様では、ハンマ打撃機構のハンマを少なくとも1つの運転状態において推し動かすために設けられた、旋回軸線を中心として旋回可能に支承されたばね弾性的なてこエレメントを有していることが提案される。「てこエレメント」とは、特に少なくとも二種類のトルクが旋回軸線に対して間隔を置いて、有利には互いに異なる間隔を置いて作用する運動可能なエレメントを意味している。有利には、てこエレメントは、工具スピンドルの回転軸線に対して垂直に方向設定された旋回軸線を中心として旋回可能である。特に有利には、てこエレメントは回転非対称的に形成されており、かつ/または1つの回転軸線を中心として360°よりも少ない角度だけ運動可能である。「ばね弾性的」という概念は、特にてこエレメントの少なくとも一点がてこエレメントの別の点に対して相対的に所定の運転状態の間に少なくとも1mmだけ変位させられることを意味している。有利には、てこエレメントは少なくとも部分的にばね鋼から成っている。「推し動かす」という概念は、特に加速的であることを意味している。てこエレメントによって、構造的に簡単に有効なかつ廉価なハンマ打撃機構を実現することができる。
本発明の有利な態様では、ハンマが、少なくとも1つの運転状態において主作業方向に自由に運動可能であることが提案される。有利には、ハンマはてこエレメントによって運動可能である。これに関して、「自由に運動可能」とは、特にハンマが主作業方向への少なくとも一ストローク区間にわたって、ガイドにおける滑り摩擦および/または転がり摩擦を除いて、構成部材から分離されていることを意味している。特に「主作業方向」とは、ハンマ打撃機構の打撃衝撃方向を意味している。少なくとも1つの運転状態において自由に運動可能なハンマによって、特に大きな打撃エネルギと、快適なかつ特に低振動の操作とを達成することができる。
さらに、工具スピンドルが、軸方向に移動可能であるものの相対回動不能な結合部を回転軸線に沿って形成するために設けられた回転連行輪郭部を有していることが提案される。この態様では、回転連行輪郭部が、有利には主として、特に有利には専ら、回転力を伝達する。回転連行輪郭部は、当業者が有利であると考える回転連行輪郭部、たとえば特にスプライン軸形材および/または、有利には歯列として形成されている。特に有利には、工具スピンドルが二分割されて形成されており、回転連行輪郭部が、工具スピンドルの両部分を互いに結合している。回転連行輪郭部によって、有利にはハンマ質量とスピンドル質量との間の比を最適に選択することができ、工具スピンドルを伝動装置アッセンブリから軸方向に分離することができる。これによって、特に伝動装置アッセンブリのプラネタリピニオンキャリヤにおける摩耗を最小限に抑えることができる。
さらに、伝動装置アッセンブリが、少なくとも1つの運転状態において、ハンマ打撃機構の少なくとも一部に相対回動不能に、特に直接的に、すなわち、別の構成部材の介在なしに結合された少なくとも1つのサンギヤを有していることが提案される。これによって、構造的に特に簡単なかつ構成スペースを節約した構成が可能となる。有利には、サンギヤはハンマ打撃機構の駆動回転エレメントに相対回動不能に結合されている。
さらに、電動モータと、この電動モータにエネルギを供給するために設けられたバッテリ接続ユニットとが提案される。有利には、このために、このバッテリ接続ユニットが、運転準備された運転状態においてバッテリユニットに接続されている。「バッテリ接続ユニット」とは、特にバッテリユニットに接触させるために設けられたユニットを意味している。有利には、バッテリ接続ユニットが電気的にかつ機械的に接触させられている。「バッテリユニット」とは、特に給電網から独立して手持ち式工作機械にエネルギを供給するために設けられた、少なくとも1つのバッテリを備えた装置を意味している。これによって、特に快適にかつ給電網から独立して使用可能な手持ち式工作機械が実現可能となる。択一的には、手持ち式工作機械は、当業者が有利であると考える別の動力源、たとえば特に給電網接続部を有する電動モータまたは圧縮空気動力源でも運転可能である。
さらに、伝動装置アッセンブリが、遊星歯車伝動装置段として形成された伝動装置段を有していることが提案される。遊星歯車伝動装置段は、少なくとも1つのサンギヤ、1つのリングギヤ、少なくとも1つのプラネタリピニオンおよび/または1つのプラネタリピニオンキャリヤを有している。遊星歯車伝動装置段によって、特にスペースを節約して有利な変速を達成することができる。
さらに、ハンマ打撃機構が、回転運動を伝達するために設けられた解除可能な、特に機械的に解除可能なクラッチ装置を有していることが提案される。有利には、このクラッチ装置は、少なくとも1つの運転状態において、ハンマ打撃機構の打撃機構軸と伝動装置アッセンブリの少なくとも一部とを相対回動不能に結合している。「解除可能なクラッチ装置」とは、特に少なくとも1つの運転状態において回転運動を伝達しかつ少なくとも1つの運転状態において回転運動の伝達を遮断するクラッチ装置を意味している。「回転運動を伝達する」とは、特に回転数および/またはトルクを送り続けることを意味している。解除可能なクラッチ装置によって、有利にはハンマ打撃機構を遮断することができ、ひいては、有利にスクリュドライバとして使用可能な手持ち式工作機械を達成することができる。
さらに、クラッチ装置が、工具スピンドルを介して伝達される力によって接続されるために設けられていることが提案される。有利には、クラッチ装置は、工具スピンドルの軸方向に作用する力によって接続されるために設けられている。工具スピンドルを介して接続可能なクラッチ装置によって、有利には、ハンマ打撃機構を自動的に穴あけ動作時にスイッチオンすることができ、アイドリング時にスイッチオフすることができる。これによって、少ない摩耗と快適な操作とが可能となる。
本発明の有利な態様では、手持ち式工作機械が、トルク調整ユニットを有しており、このトルク調整ユニットが、少なくとも1つの運転状態において、工具スピンドルを介して伝達される最大のトルクを制限するために設けられたクラッチ装置を備えていることが提案される。有利には、このクラッチ装置は解除可能である。「最大のトルク」とは、有利には、特にクラッチ装置が自動的に切断される前の運転中に工具スピンドルが使用工具に伝達することができるトルクである。有利には、クラッチ装置は、ばね弾性的に押し付けられるかもしくはばねで押圧される係止エレメント、たとえば特にボールを備えた装置として形成されている。しかし、基本的には、当業者が有利であると考える別の装置も可能である。係止エレメントには、軸方向でかつ/または、有利には半径方向でばね力を加えることができる。最大のトルクの制限によって、望ましくないほど高いトルクを阻止することができる。
さらに、手持ち式工作機械が、クラッチ装置を操作することができる操作エレメントを有していることが提案される。有利には、少なくとも使用者はクラッチ装置を操作エレメントおよび/または工具スピンドルによって操作することができる。択一的かつ/または付加的には、センサユニットと操作ユニットとが少なくとも部分自動化されてワークピースの材料特性に基づきクラッチ装置を操作することができる。有利には、トルク調整ユニットのクラッチ装置とハンマ打撃機構のクラッチ装置とが、それぞれ1つの操作エレメントおよび/または共通の操作エレメントを有している。「操作する」とは、特にクラッチ装置を切断するおよび/または接続することを意味している。これによって、打撃運転を快適に使用者によってスイッチオン・オフすることができ、特にトルク調整ユニットのクラッチ装置を1回の穴あけ運転中に永続的に接続することができる。
さらに、ハンマ打撃機構が、工具スピンドルの少なくとも一部に対して同軸的に配置された回転軸線を備えた駆動回転エレメントを有していることが提案される。「駆動回転エレメント」とは、特に少なくとも1つの運転状態において回転運動を実施しかつハンマ打撃機構の少なくとも1つの別のエレメントを運動させるエレメントを意味している。有利には、駆動回転エレメントが、軸、特に有利には中空軸として形成されている。「同軸的に」という概念は、特に工具スピンドルの少なくとも一部と駆動回転エレメントとが、少なくとも1つの運転状態において、共通の回転軸線を中心として回転駆動されていることを意味している。有利には、工具スピンドルの少なくとも一部と駆動回転エレメントとは、同一の回転軸線を中心として互いに相対的に回転可能である。特に有利には、手持ち式工作機械は中間軸なしに形成されている。「中間軸なしに」とは、特に手持ち式工作機械の、少なくとも1回の穴あけ運転中に回転運動を伝達する全ての軸が、有利には工具スピンドルの回転軸線に合致する共通の回転軸線を有していることを意味している。「工具スピンドルの少なくとも一部」とは、特に工具スピンドルの、工具取付け装置に直接結合されている範囲を意味している。択一的かつ/または付加的には、「工具スピンドルの少なくとも一部」が、工具スピンドルの、伝動装置アッセンブリに直接結合されている範囲を意味している。工具スピンドルの少なくとも一部に対して同軸的に配置された駆動回転エレメントによって、特にコンパクトなかつ特に短い構造を達成することができる。手持ち式工作機械は、有利には特に良好な穴あけ進度に繋がる特に高い個別打撃エネルギを達成する。
別の態様では、駆動回転エレメントが、工具スピンドルの少なくとも一範囲を取り囲む打撃機構軸として形成されていることが提案される。「打撃機構軸」とは、特に回転運動を、打撃を発生させるためのハンマ打撃機構の少なくとも1つの別のエレメントに伝達する軸を意味している。特に有利には、工具スピンドルと打撃機構軸とが、少なくとも1つの運転状態において、互いに異なる角速度で回転させられる。「取り囲む」という概念は、特に打撃機構軸が工具スピンドルを少なくとも1つの平面において大部分、有利には360°取り囲んでいることを意味している。有利には、この平面は駆動回転エレメントの回転軸線に対して垂直に方向設定されている。相応の態様によって、特にスペースを節約した構造を達成することができ、工具スピンドルを取り囲む打撃機構軸を少ない工具スピンドル質量および少ない工具スピンドル直径で実現することができる。
さらに、ハンマ打撃機構が、偏心エレメントを有していることが提案される。これによって、構造的に簡単に機械的に低摩耗のかつ高性能の手持ち式工作機械を提供することができる。
さらに、偏心エレメントが、工具スピンドルの回転軸線に合致する回転軸線を有していることが提案される。「合致する」という概念は、特に偏心エレメントが、工具スピンドルと同じ回転軸線を中心として回転駆動可能に支承されていることを意味している。有利には、偏心エレメントと工具スピンドルの少なくとも一部とが互いに相対回動不能に結合されている。これによって、有利には中間軸を省略することができ、特に扱いやすくて軽量の手持ち式工作機械を達成することができる。特に高性能の手持ち式工作機械をバッテリユニットを含めて5kgよりも少ない重量、有利には2kgよりも少ない重量、特に有利には1.5kgよりも少ない重量で達成することができる。
本発明の有利な態様では、ハンマ打撃機構が、工具スピンドルを少なくとも1つの平面において少なくとも部分的に取り囲むハンマを有していることが提案される。この態様では、工具スピンドルが、有利には少なくとも部分的にハンマを工具スピンドルの回転軸線の方向に貫通している。特に有利には、工具スピンドルがハンマを完全に貫通している。有利には、このハンマは工具スピンドルを少なくとも1つの平面において360°取り囲んでいる。「少なくとも1つの平面において360°取り囲んでいる」という言い回しは、特にハンマが少なくとも1つの平面における工具スピンドルの少なくとも一点を半径方向で取り囲んでいることを意味している。工具スピンドルを少なくとも部分的に取り囲むハンマによって、有利には、少ない質量で工具スピンドルを達成することができ、ひいては、高い性能を伴って特に軽量のかつコンパクトな手持ち式工作機械を提供することができる。
本発明の有利な態様では、ハンマが、少なくとも1つの運転状態において工具スピンドルを打撃することが提案される。この態様では、有利には、ハンマが打撃衝撃を工具スピンドルの少なくとも一部に伝達する。この工具スピンドルは、有利には打撃衝撃を手持ち式工作機械の工具取付け装置に伝達する。この工具取付け装置は、有利には打撃衝撃を使用工具に伝達する。択一的かつ/または付加的には、ハンマが打撃伝達装置、たとえば打撃ピンを打撃するかまたは手持ち式工作機械の使用工具を直接打撃する。打撃伝達装置は打撃運動を使用工具に直接伝達する。このためには、打撃伝達装置が、たとえば少なくとも部分的に同軸的に工具スピンドルの内部に配置されている。この工具スピンドルを打撃するハンマによって、有利には工具スピンドルが打撃運動と回転運動とを組み合わせて、これら両運動を工具取付け装置に伝達することができる。これによって、有利には廉価で自在に使用可能なかつ構造的に簡単な工具取付け装置を使用することができ、やはり構成スペースを節約することができる。
更なる利点は、以下の図面の説明から明らかである。図面には、本発明の2つの実施の形態が示してある。図面の簡単な説明、明細書および特許請求の範囲には、数多くの特徴が組み合わされて記載してある。当業者はこれらの特徴を、有利には個々に考慮することもできるし、有利な別の組合せにまとめることもできる。
概略的に示したパワートレーンを備えた本発明に係る手持ち式工作機械を示す図である。 電動モータと、伝動装置アッセンブリと、ハンマ打撃機構とを備えた図1に示したパワートレーンの機能概略図である。 図1に示した手持ち式工作機械のハンマ打撃機構の概略的な部分断面図である。 図3に示したハンマ打撃機構の断面図である。 図3に示したハンマ打撃機構のてこエレメントの斜視図である。 図1に示したパワートレーンの択一的な実施の形態の機能概略図である。
図1には、バッテリインパクトドリルドライバとして形成された手持ち式工作機械10aが部分的な概略図で示してある。この手持ち式工作機械10aは、トルク調整ユニット12aと、伝動装置アッセンブリ14aと、ハンマ打撃機構16aと、工具スピンドル18aと、バッテリ接続ユニット20aと、ピストル状の手持ち式工作機械ハウジング22aと、この手持ち式工作機械ハウジング22a内に配置された電動モータ24aとを有している。手持ち式工作機械10aの主作業方向26aに向かって見て、手持ち式工作機械10aの前方の範囲28aには、手持ち式工作機械10aが、工具チャックとして形成された工具取付け装置30aを有している。この工具取付け装置30aには、使用工具32aが取り付けられている。この使用工具32aは、手持ち式工作機械10aの運転時に、工具スピンドル18aの、主作業方向26aに対して平行に延びる回転軸線34aを中心として回転させられる。この回転軸線34aは、主回転軸線として形成されている。すなわち、この回転軸線34aを中心として、手持ち式工作機械10aの複数のエレメントが回転可能である。
トルク調整ユニット12aの操作エレメント36aは、工具スピンドル18aの回転軸線34aを中心として環状に手持ち式工作機械ハウジング22aと工具取付け装置30aとの間に配置されている。手持ち式工作機械10aの上側の面38a、すなわち、手持ち式工作機械10aの、バッテリ接続ユニット20aと反対の側の面38aには、操作エレメント40aが配置されている。この操作エレメント40aによって、使用者(図示せず)に穴あけ運転またはねじ締め運転と打撃穴あけ運転との間の切換が可能となる。
手持ち式工作機械ハウジング22aの後方の範囲42a、すなわち、手持ち式工作機械ハウジング22aの、工具取付け装置30aと反対の側の範囲42a内には、電動モータ24aが配置されている。この電動モータ24aのステータ(図示せず)は、手持ち式工作機械ハウジング22aに相対回動不能に結合されている。ピストル状の手持ち式工作機械ハウジング22aの、回転軸線34aに対して軸方向に配置された管状の上側の範囲44a内には、伝動装置アッセンブリ14aが配置されている。手持ち式工作機械ハウジング22aの上側の範囲44aにほぼ直角に続く下側の範囲46aは、ハンドグリップ48aを形成している。下側の範囲46aの下側の端部には、バッテリ接続ユニット20aが配置されている。このバッテリ接続ユニット20aには、図示の運転準備状態でバッテリユニット50aが接続されている。このバッテリユニット50aは、運転の間、電動モータ24aにエネルギを供給している。
図2および図3に示したように、ハンマ打撃機構16aは、工具スピンドル18aに対して同軸的に配置された回転軸線34aを備えた駆動回転エレメント52aを有している。この駆動回転エレメント52aは打撃機構軸54aとして形成されている。この打撃機構軸54aは、工具スピンドル18aの、伝動装置アッセンブリ14aに近い方の範囲を取り囲んでいる。打撃機構軸54aの回転軸線34aは、手持ち式工作機械10aの主作業方向26aに対して平行に方向設定されている。工具スピンドル18aは工具取付け装置30aを伝動装置アッセンブリ14aに回転軸線34aに沿って相対回動不能に結合していて、大部分で中実軸として形成されている。
ハンマ打撃機構16aは偏心打撃機構として形成されている。この偏心打撃機構は偏心エレメント56aを有している。図4の断面図(A−A)に示したように、この偏心エレメント56aは、工具スピンドル18aの回転軸線34aに合致する回転軸線を有している。偏心エレメント56aはスリーブによって形成される。このスリーブの肉厚58aは、回転軸線34aを中心とした360°の経過のなかで連続的に増加していて、そして、再び減少している。偏心エレメント56aは打撃機構軸54aに相対回動不能に結合されていて、この打撃機構軸54aによって軸方向に貫通される。ハンマ打撃機構16aは、偏心エレメント56aによって打撃穴あけ運転の間に運動させられる偏心外側エレメント60aを有している。この偏心外側エレメント60aは、ほぼ楕円形のディスクとして形成されている。偏心外側エレメント60aは円形の孔62aを有している。この孔62aは、偏心外側エレメント60aの、ハンドグリップ48aと反対の側の範囲64aに配置されている。孔62a内には、偏心エレメント56aが軸受け(図示せず)によって偏心外側エレメント60aに対して相対的に可動に支承されている。さらに、この偏心外側エレメント60aは、ハンドグリップ48aに向けられた範囲に配置された貫通孔80aを有している。この貫通孔80aは、ばね弾性的なてこエレメント66aによって貫通される。このてこエレメント66aは、手持ち式工作機械ハウジング22aに対して相対的な周方向への偏心外側エレメント60aの回動を阻止する。
ハンマ打撃機構16aはハンマ68aを有している。このハンマ68aは、打撃穴あけ運転の間、てこエレメント66aによって駆動される。このてこエレメント66aは、ばね鋼から成る、側面図で見てL字形のブラケットとして形成されている。図5に示したように、てこエレメント66aは、工具スピンドル18aによって貫通される馬蹄状の範囲70aを有している。ハンマ打撃機構16aは、ハウジング固定された旋回軸72aを有している。この旋回軸72aを中心として、てこエレメント66aが傾倒可能となる。ハウジング固定された旋回軸72aは、工具スピンドル18aの回転軸線34aに対して垂直に方向設定されている。
さらに、図2および図3に示したように、ハンマ打撃機構16aのハンマ68aは、自由飛行段階とも呼ばれる惰行段階の間、主作業方向26aに自由に運動可能である。惰行段階とは、てこエレメント66aによるハンマ68aの加速の終了と同時に始まって、1回の打撃の直前に終了する期間である。この打撃時には、ハンマ68aが工具スピンドル18aに打撃衝撃を伝達する。このためには、ハンマ68aが工具スピンドル18aの伝達エレメント74aを打撃する。この伝達エレメント74aは工具スピンドル18aの拡径部として形成されている。この拡径部は、ハンマ68aに向けられた側に面76aを有している。この面76aはハンマ68aの打撃面78aに対して平行に方向設定されている。ハンマ68aは、工具スピンドル18aの回転軸線34aに対して垂直に方向設定された平面において工具スピンドル18aを360°取り囲んでいる。ハンマ68aは工具スピンドル18aにガイドされていて、この工具スピンドル18aの回転軸線34aを中心として回転可能に手持ち式工作機械ハウジング22aに対して支承されている。択一的には、ハンマがその外側輪郭でガイドされてもよく、かつ/または手持ち式工作機械ハウジングに対して回動防止されていてもよい。
偏心エレメント56aの回転時には、偏心外側エレメント60aが工具スピンドル18aの回転軸線34aに対して垂直に運動させられる。偏心外側エレメント60aの運動によって、てこエレメント66aの、偏心外側エレメント60aの貫通孔80a内に傾倒可能に配置された一方の端部82aが運動させられ、これによって、てこエレメント66aが傾倒させられる。これによって、てこエレメント66aの伝動端部84aがハンマ68aの第1の支持面86aを押圧することにより、てこエレメント66aがハンマ68を、伝動装置アッセンブリ14aに近い方の出発位置から主作業方向26aに加速させる。この加速後、ハンマ68aは主作業方向26aで惰行段階にもたらされる。この惰行段階では、てこエレメント66aの伝動端部84aがハンマ68aの自由範囲88a内に配置されていて、ひいては、主作業方向26aにおいてハンマ68aから分離されている。惰行段階の終了時には、ハンマ68aが工具スピンドル18aの伝達エレメント74aに衝突し、その衝撃を工具スピンドル18aに伝達する。次いで、てこエレメント66aの伝動端部84aが、ハンマ68aの第1の支持面86aに対して自由範囲88aの他方の側に配置された第2の支持面90aに力を加えることによって、てこエレメント66aがハンマ68aを出発位置に戻す。てこエレメント66aのばね弾性的な構成によって、このてこエレメント66aとハンマ68aとの間に作用する力の急激変化なしの経過が達成される。
伝動装置アッセンブリ14aは4つの伝動装置段を有している。これらの伝動装置段は遊星歯車伝動装置段92a,94a,96a,98aとして形成されている。これら4つの遊星歯車伝動装置段92a,94a,96a,98aは工具スピンドル18aの回転軸線34aに沿って相前後して配置されている。4つの遊星歯車伝動装置段92a,94a,96a,98aは、それぞれ1つのリングギヤ100a,102a,104a,106aと、1つのサンギヤ108a,110a,112a,114aと、1つのプラネタリピニオンキャリヤ116a,118a,120a,122aと、4つのプラネタリピニオン124a,126a,128a,130aとを有している。これら4つのプラネタリピニオン124a,126a,128a,130aのうち、それぞれ2つのプラネタリピニオンだけが図示してある。第1の遊星歯車伝動装置段92aのプラネタリピニオン124aは、第1の遊星歯車伝動装置段92aのサンギヤ108aと第1の遊星歯車伝動装置段92aのリングギヤ100aとに噛み合っていて、第1の遊星歯車伝動装置段92aのプラネタリピニオンキャリヤ116aに回転可能に支承されている。第1の遊星歯車伝動装置段92aのプラネタリピニオンキャリヤ116aは、第1の遊星歯車伝動装置段92aのプラネタリピニオン124aを工具スピンドル18aの回転軸線34aを中心とした1つの円軌道においてガイドする。これに相応して、第2の遊星歯車伝動装置段94aと、第3の遊星歯車伝動装置段96aと、第4の遊星歯車伝動装置段92aとが形成されている。
第1の遊星歯車伝動装置段92aのサンギヤ108aは電動モータ24aに相対回動不能に結合されていて、主作業方向26aで電動モータ24aに並んで工具取付け装置30aと電動モータ24aとの間に配置されている。第1の遊星歯車伝動装置段92aのリングギヤ100aは手持ち式工作機械ハウジング22aに相対回動不能に結合されている。第1の遊星歯車伝動装置段92aのプラネタリキャリヤ116aは第2の遊星歯車伝動装置段94aのサンギヤ110aに相対回動不能に結合されている。第2の遊星歯車伝動装置段94aのリングギヤ102aも同じく手持ち式工作機械ハウジング22aに結合されている。第2の遊星歯車伝動装置段94aのプラネタリピニオンキャリヤ118aは第3の遊星歯車伝動装置段96aのサンギヤ112aに相対回動不能に結合されている。第3の遊星歯車伝動装置段96aのリングギヤ104aは、穴あけ動作、ねじ締め動作または打撃穴あけ動作の間、同じく手持ち式工作機械ハウジング22aに相対回動不能に結合されている。したがって、第1の遊星歯車伝動装置段92aと、第2の遊星歯車伝動装置段94aと、第3の遊星歯車伝動装置段96aとが、工具取付け装置30aの方向でそれぞれ1回の変速を実施する。したがって、第1の遊星歯車伝動装置段92aのサンギヤ108aと第3の遊星歯車伝動装置段96aのプラネタリピニオンキャリヤ120aとの間でも同じく変速が実施される。電動モータ24aの回転数と工具スピンドル18aの回転数との間のこの変速の比は、約60:1に設定されている。
付加的には、電動モータ24aの回転数と工具スピンドル18aの回転数との間の択一的な変速比の切換に対する可能性が当業者に周知である。たとえば、第2の遊星歯車伝動装置段94aのリングギヤ102aがクラッチ装置(図示せず)によって、手持ち式工作機械ハウジング22aに対して択一的に第1の遊星歯車伝動装置段92aのプラネタリピニオンキャリヤ116aに相対回動不能に結合可能であってよい。電動モータ24aの回転数と工具スピンドル18aの回転数との間の択一的な変速比は、約15:1に設定されている。
伝動装置アッセンブリ14aは、パワーフローを分割する伝動装置段エレメント132aを有している。この伝動装置段エレメント132aは、第3の遊星歯車伝動装置段96aおよび第4の遊星歯車伝動装置段98aの共通のプラネタリピニオンキャリヤ120a,122aとして形成されている。工具スピンドル18aは回転連行輪郭部134aを有している。この回転連行輪郭部134aは回転軸線34aに沿って伝動装置アッセンブリ14aとの、より正確には、伝動装置段エレメント132aとの、軸方向に移動可能であるものの相対回動不能な結合部を形成している。したがって、第3の遊星歯車伝動装置段96aのプラネタリピニオンキャリヤ120aでの工具スピンドル18aの回転数の検出が行われる。
本実施の形態では、回転連行輪郭部134aが、伝動装置段エレメント132aの内側歯列136aおよび工具スピンドル18aの外側歯列138aとして形成されている。択一的には、第3の遊星歯車伝動装置段96aのリングギヤ104aでの検出が行われてもよい。
図2に示した前述した回転連行輪郭部134aに対して択一的または付加的には、図3に示したように、工具スピンドル18aが回転連行輪郭部140aによって軸方向で2つの部分142a,144aに分割されていてよい。工具スピンドル18aの第1の部分142aは伝動装置アッセンブリ14aに直接結合されている。工具スピンドル18aの他方の部分144aは工具取付け装置30aに直接結合されている。前述した回転連行輪郭部134aは省略することができる。工具スピンドル18aの、伝動装置アッセンブリ14aに直接結合された部分142aは、軸方向で伝動装置段エレメント132aに固く結合されていてよい。これによって、工具スピンドル18aの、軸方向に運動可能な部分144aの質量を減少させることができる。
第4の遊星歯車伝動装置段98aのサンギヤ114aは、打撃穴あけ動作の間、駆動回転エレメント52aに相対回動不能に結合されている。したがって、第4の遊星歯車伝動装置段98aのサンギヤ114aが打撃穴あけ動作時にハンマ打撃機構16aの偏心エレメント56aに相対回動不能に結合されている。択一的には、第4の遊星歯車伝動装置段98aのリングギヤ106aが駆動回転エレメント52aに相対回動不能に結合されていてもよい。
第4の遊星歯車伝動装置段98aのリングギヤ106aは軸方向に可動に支承されている。伝動装置アッセンブリ14aは連結エレメント146aを有している。この連結エレメント146aは第4の遊星歯車伝動装置段98aのリングギヤ106aを手持ち式工作機械ハウジング22aに相対回動不能であるものの軸方向に移動可能に結合している。この配置形態によって、伝動装置アッセンブリ14a、より正確には、第4の遊星歯車伝動装置段98aが、打撃穴あけ運転の間、第3の遊星歯車伝動装置段96aおよび第4の遊星歯車伝動装置段98aの共通のプラネタリピニオンキャリヤ120a,122aの両パワーフローから、互いに整数以外の比を有する出力回転運動を発生させる。さらに、第4の遊星歯車伝動装置段98aは打撃運転に対する回転数を高める。すなわち、打撃機構軸54aの回転数もしくは駆動回転エレメント52aの回転数が工具スピンドル18aの回転数よりも高くなる。したがって、伝動装置アッセンブリ14a、より正確には、伝動装置段エレメント132aが、打撃駆動および回転駆動に対して互いに異なる回転数を提供する。
手持ち式工作機械10aは、解除可能な第1のクラッチ装置148aを有している。この第1のクラッチ装置148aは、打撃穴あけ運転の間、回転運動を伝達する。第1のクラッチ装置148aは噛合いクラッチとして形成されていて、工具スピンドル18aの、1回の打撃によって生じる軸方向の運動時に接続されたままである。打撃穴あけ運転時には、第1のクラッチ装置148aがハンマ打撃機構16aを第4の遊星歯車伝動装置段98aのサンギヤ114aに結合している。
さらに、第1のクラッチ装置148aは、コイルばねとして形成されたばねエレメント150aを有している。このばねエレメント150aは、工具スピンドル18aが主作業方向26aと逆方向に負荷軽減された場合に第1のクラッチ装置148aを切断する。この場合には、ハンマ打撃機構16aは作動させられていない。第1のクラッチ装置148aは、工具スピンドル18aを介して軸方向に伝達される、使用工具32aを起点とした力によって打撃穴あけ運転の間に接続される。使用者により発生させられて、ワークピース(図示せず)に加えられる力によって、工具取付け装置30aに取り付けられた使用工具32aを介して工具スピンドル18aに所定の力が加えられていると、ばねエレメント150aが圧縮され、第1のクラッチ装置148aが接続される。力は打撃穴あけ運転時に軸方向で、工具スピンドル18aに結合された成形エレメント152aを介して打撃機構軸54aひいては第1のクラッチ装置148aに加えられる。
さらに、手持ち式工作機械10aは操作エレメント40aを有している。この操作エレメント40aによって、使用者は、第1のクラッチ装置148aが永続的に切断されているように、この第1のクラッチ装置148aを操作することができる。これによって、この運転状態では、ハンマ打撃機構16aが作動させられていない。したがって、操作エレメント40aによって、穴あけ運転またはねじ締め運転と打撃穴あけ運転との間の手による切換が可能となり、手持ち式工作機械10aによって打撃衝撃なしに穴あけとねじ締めとを行うことができる。操作エレメント40aは、スライドスイッチとして形成されている。
トルク調整ユニット12aはクラッチ装置154aを有している。このクラッチ装置154aは、伝達可能なトルクを制限する。トルク調整ユニット12aによって、最大のトルクが調整可能となる。第2のクラッチ装置154aは、第3の遊星歯車伝動装置段96aのリングギヤ104aと第4の遊星歯車伝動装置段98aのリングギヤ106aとの間に配置されている。第2のクラッチ装置154aは、工具スピンドル18aに作用する調整可能な最大のトルク以上で自動的に切断される。第2のクラッチ装置154aが切断されている場合には、第3の遊星歯車伝動装置段96aのリングギヤ104aは軸方向で位置決めされていて、回転運動可能となる。第2のクラッチ装置154aは、当業者に周知の安全クラッチとして形成されている。この安全クラッチの応答トルクは、第2のクラッチ装置154aに加えられる軸方向の力によって可変である。たとえば、第2のクラッチ装置154aは、斜面を備えた成形エレメントクラッチとして形成されているかまたは摩擦クラッチとして形成されている。択一的には、第4の遊星歯車伝動装置段98aのリングギヤ106aが、第3の遊星歯車伝動装置段96aのプラネタリピニオン128aと第4の遊星歯車伝動装置段98aのプラネタリピニオン130aとに同時に噛み合いかつ最大のトルクの超過時に主作業方向26aに移動させられて、第3の遊星歯車伝動装置段96aのプラネタリピニオン128aを解放することによって、成形エレメントとして働く。このためには、第4の遊星歯車伝動装置段98aのリングギヤ106aが、有利には、第3の遊星歯車伝動装置段96aのプラネタリピニオン128aおよび/または第4の遊星歯車伝動装置段98aのプラネタリピニオン130aよりも広幅に形成されている。
手持ち式工作機械10aはばねエレメント156aを有している。このばねエレメント156aは、作業動作の間、第4の遊星歯車伝動装置段98aの、軸方向に可動のリングギヤ106aひいては第2のクラッチ装置154aに所定の力を加えて、この第2のクラッチ装置154aを接続している。トルク調整ユニット12aの操作エレメント36aを介して、第2のクラッチ装置154aを使用者によって調節することができる、すなわち、軸方向に可動のリングギヤ106aに加えられる力を調整することができる。このことは、ばねエレメント156aの当接点158aの軸方向の運動によって行われる。工具スピンドル18aの最大のトルクが超過され、クラッチ装置154aが手により永続的に接続されていない場合には、第2のクラッチ装置154aが反力を発生させ、ばねエレメント156aを圧縮し、第2のクラッチ装置154aが切断される。トルク調整ユニット12aの操作エレメント36aは、使用者によって回転可能なリングとして形成されている。
さらに、操作エレメント36aは成形エレメント(図示せず)を有している。この成形エレメントは、第2のクラッチ装置154aを手により永続的に接続するために設けられている。このことは、使用者による操作エレメント36aの適宜な調整によって行われる。これによって、工具スピンドル18aを介して伝達される、安全トルクを上回らない全てのトルクでの穴あけ運転時の第2のクラッチ装置154aの切断を阻止することができる。
伝動装置アッセンブリ14aは2つの支承エレメント160a,162aを有している。両支承エレメント160a,162aは工具スピンドル18aを半径方向で支承している。この工具スピンドル18aの、工具取付け装置30aに近い方の側には、第1の支承エレメント160aが配置されている。この第1の支承エレメント160aは工具スピンドル18aに軸方向で固く結合されていて、手持ち式工作機械ハウジング22aに軸方向に移動可能に支承されている。択一的には、第1の支承エレメントが手持ち式工作機械ハウジングに軸方向で固く結合されていて、工具スピンドルに軸方向に移動可能に支承されていてもよい。工具スピンドル18aの、工具取付け装置30aと反対の側には、第2の支承エレメント162aが配置されている。この第2の支承エレメント162aは工具スピンドル18aを第4の遊星歯車伝動装置段98aのサンギヤ114aの内部で支承している。択一的には、工具スピンドル18aが第3の遊星歯車伝動装置段96aおよび第4の遊星歯車伝動装置段98aの共通のプラネタリピニオンキャリヤ120a,122aによって支承されていてよい。
図6には、本発明の別の実施の形態が示してある。両方の実施の形態を区別するために、図6に示した実施の形態では、図1〜図5に示した実施の形態の符号における文字aが文字bに置き換えてある。以下の説明は、主として、図1〜図5に示した実施の形態との差違に限定してある。不変の構成部材、特徴および機能については、図1〜図5に示した実施の形態の説明に記載してある。特に前述したクラッチ装置の種々異なる配置形態および組合せが可能である。
図6には、図2同様、特にトルク調整ユニット12bと、伝動装置アッセンブリ14bと、ハンマ打撃機構16bと、工具スピンドル18bとが示してある。
トルク調整ユニット12bは、ボールとして形成された係止エレメント164bを有している。この係止エレメント164bは成形エレメント(図示せず)に支承されていて、第3の遊星歯車伝動装置段96bのリングギヤ104bと手持ち式工作機械ハウジング22bとの間に配置されている。係止エレメント164bはトルク調整ユニット12bのばねエレメント156bによって、使用者により調整可能な力で工具スピンドル18bの回転軸線34bに対して半径方向に押圧されている。工具スピンドル18bを介して伝達されるトルクが、調整された最大のトルクを超過すると、係止エレメント164bが成形エレメントをばねエレメント156bのばね力に抗して互いに押し離す。したがって、第3の遊星歯車伝動装置段96bのリングギヤ104bが手持ち式工作機械ハウジング22bに対して相対的に回転させられ、この時点で工具スピンドル18bがトルクを伝達しないようになっている。
第3の遊星歯車伝動装置段96bのリングギヤ104bと第4の遊星歯車伝動装置段98bのリングギヤ106bとは、クラッチ装置148bによって互いに相対回動不能に結合されている。このクラッチ装置148bが切断されている場合には、第4の遊星歯車伝動装置段98bのリングギヤ106bが回転軸線34bを中心として自由に回転可能であり、ひいては、ハンマ打撃機構16bが穴あけ・ねじ締め運転に対して遮断されている。
クラッチ装置148bは2つの成形エレメント152b,166bによって接続される。第1の成形エレメント152bは工具スピンドル18bから打撃機構軸54bに軸方向で所定の力を伝達する。成形エレメント152bは工具スピンドル18bに軸方向で機械的に固く結合されている。
第2の成形エレメント166bは打撃機構軸54bに軸方向で結合されている。第2の成形エレメント166bは第4の遊星歯車伝動装置段98bのリングギヤ106bに軸受け168bを介して軸方向で力を伝達する。この力は、穴あけ・ねじ締め運転時にクラッチ装置148bを接続する。択一的には、第4の遊星歯車伝動装置段98bを介した力の伝達が可能である。クラッチ装置148bはばねエレメント150bによって切断される。このばねエレメント150bは軸受け170bを介して、工具取付け装置30bに方向設定された軸方向の力を打撃機構軸54bに加える。
10a 手持ち式工作機械
12a,12b トルク調整ユニット
14a,14b 伝動装置アッセンブリ
16a,16b ハンマ打撃機構
18a,18b 工具スピンドル
20a バッテリ接続ユニット
22a,22b 手持ち式工作機械ハウジング
24a 電動モータ
26a 主作業方向
28a 前方の範囲
30a,30b 工具取付け装置
32a 使用工具
34a,34b 回転軸線
36a,36b 操作エレメント
38a 上側の面
40a,40b 操作エレメント
42a 後方の範囲
44a 上側の範囲
46a 下側の範囲
48a ハンドグリップ
50a バッテリユニット
52a,52b 駆動回転エレメント
54a,54b 打撃機構軸
56a,56b 偏心エレメント
58a 肉厚
60a 偏心外側エレメント
62a 孔
64a 範囲
66a てこエレメント
68a,68b ハンマ
70a 馬蹄状の範囲
72a 旋回軸
74a 伝達エレメント
76a 面
78a 打撃面
80a 貫通孔
82a 端部
84a 伝動端部
86a 第1の支持面
88a 自由範囲
90a 第2の支持面
92a,92b 第1の遊星歯車伝動装置段
94a,94b 第2の遊星歯車伝動装置段
96a,96b 第3の遊星歯車伝動装置段
98a,98b 第4の遊星歯車伝動装置段
100a 第1の遊星歯車伝動装置段のリングギヤ
102a 第2の遊星歯車伝動装置段のリングギヤ
104a,104b 第3の遊星歯車伝動装置段のリングギヤ
106a,106b 第4の遊星歯車伝動装置段のリングギヤ
108a 第1の遊星歯車伝動装置段のサンギヤ
110a 第2の遊星歯車伝動装置段のサンギヤ
112a 第3の遊星歯車伝動装置段のサンギヤ
114a,114b 第4の遊星歯車伝動装置段のサンギヤ
116a 第1の遊星歯車伝動装置段のプラネタリピニオンキャリヤ
118a 第2の遊星歯車伝動装置段のプラネタリピニオンキャリヤ
120a 第3の遊星歯車伝動装置段のプラネタリピニオンキャリヤ
122a 第4の遊星歯車伝動装置段のプラネタリピニオンキャリヤ
124a 第1の遊星歯車伝動装置段のプラネタリピニオン
126a 第2の遊星歯車伝動装置段のプラネタリピニオン
128a 第3の遊星歯車伝動装置段のプラネタリピニオン
130a 第4の遊星歯車伝動装置段のプラネタリピニオン
132a,132b 伝動装置段エレメント
134a,134b 回転連行輪郭部
136a 内側歯列
138a 外側歯列
140a 回転連行輪郭部
142a 第1の部分
144a 他方の部分
146a 連結エレメント
148a,148b 第1のクラッチ装置
150a,150b ばねエレメント
152a,152b 成形エレメント
154a,154b 第2のクラッチ装置
156a,156b ばねエレメント
158a 当接点
160a 第1の支承エレメント
162a 第2の支承エレメント
164b 係止エレメント
166b 第2の成形エレメント
168b 軸受け
170b 軸受け

Claims (15)

  1. 手持ち式工作機械であって、伝動装置アッセンブリ(14a;14b)と、ハンマ打撃機構(16a;16b)と、工具スピンドル(18a;18b)とが設けられており、伝動装置アッセンブリ(14a;14b)が、打撃駆動および回転駆動に対して互いに異なる回転数を提供する目的でパワーフローを分割するために設けられた少なくとも1つの伝動装置段エレメント(132a;132b)を有している手持ち式工作機械において、
    工具スピンドル(18a;18b)は、伝動装置段エレメント(132a)との、軸方向に移動可能であるものの相対回動不能な結合部を回転軸線(34a;34b)に沿って形成するために設けられた回転連行輪郭部(134a,140a;134b)を有していることを特徴とする、手持ち式工作機械。
  2. 伝動装置アッセンブリ(14a;14b)が、少なくとも1つの運転状態において、互いに整数以外の比を有する少なくとも二種類の出力回転運動を発生させるようになっている、請求項1記載の手持ち式工作機械。
  3. 伝動装置アッセンブリ(14a;14b)が、軸方向に可動に支承された少なくとも1つのリングギヤ(106a;106b)を有している、請求項1または2記載の手持ち式工作機械。
  4. 前記手持ち式工作機械が、少なくとも1つの運転状態において、軸方向に可動のリングギヤ(106a;106b)にばね力を加えるばねエレメント(156a;156b)を有している、請求項3記載の手持ち式工作機械。
  5. 伝動装置アッセンブリ(14a;14b)が、1回の打撃駆動に対する回転数を高めるために設けられた少なくとも1つの伝動装置段(98a;98b)を有している、請求項1から4までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  6. 伝動装置アッセンブリ(14a;14b)が、少なくとも1つの運転状態において、ハンマ打撃機構(16a;16b)の少なくとも一部に相対回動不能に結合された少なくとも1つのサンギヤ(114a;114b)を有している、請求項1からまでのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  7. 伝動装置アッセンブリ(14a;14b)が、遊星歯車伝動装置段(92a,94a,96a,98a;92b,94b,96b,98b)として形成された伝動装置段を有している、請求項1からまでのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  8. 前記手持ち式工作機械が、トルク調整ユニット(12a;12b)を有しており、該トルク調整ユニット(12a;12b)が、少なくとも1つの運転状態において、工具スピンドル(18a;18b)を介して伝達される最大のトルクを制限するために設けられたクラッチ装置(154a;154b)を備えている、請求項1からまでのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  9. 前記手持ち式工作機械が、クラッチ装置(148a,154a;148b,154b)を操作する操作エレメント(36a,40a;36b,40b)を有している、請求項記載の手持ち式工作機械。
  10. ハンマ打撃機構(16a;16b)が、工具スピンドル(18a;18b)の少なくとも一部に対して同軸的に配置された回転軸線(34a;34b)を備えた駆動回転エレメント(52a;52b)を有している、請求項1からまでのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  11. 駆動回転エレメント(52a;52b)が、工具スピンドル(18a;18b)の少なくとも一範囲を取り囲む打撃機構軸(54a;54b)として形成されている、請求項10記載の手持ち式工作機械。
  12. ハンマ打撃機構(16a;16b)が、偏心エレメント(56a;56b)を有している、請求項1から11までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  13. 偏心エレメント(56a;56b)が、工具スピンドル(18a;18b)の回転軸線(34a;34b)に合致する回転軸線(34a;34b)を有している、請求項12記載の手持ち式工作機械。
  14. ハンマ打撃機構(16a;16b)が、工具スピンドル(18a;18b)を少なくとも1つの平面において少なくとも部分的に取り囲むハンマ(68a;68b)を有している、請求項1から13までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  15. 前記手持ち式工作機械は、ロータリハンマドリルである、請求項1から14までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
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