JP5836109B2 - 画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5836109B2
JP5836109B2 JP2011284171A JP2011284171A JP5836109B2 JP 5836109 B2 JP5836109 B2 JP 5836109B2 JP 2011284171 A JP2011284171 A JP 2011284171A JP 2011284171 A JP2011284171 A JP 2011284171A JP 5836109 B2 JP5836109 B2 JP 5836109B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
image
boundary
data
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011284171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013135322A (ja
Inventor
学 市川
学 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2011284171A priority Critical patent/JP5836109B2/ja
Publication of JP2013135322A publication Critical patent/JP2013135322A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5836109B2 publication Critical patent/JP5836109B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、複数の画像をタイル状に配列した画像を生成することが可能な画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムに関する。
デジタルカメラは、撮影された画像を記録媒体に記録することができる。複数の記録された画像を縮小してインデックス画像として同時に表示させることで、記録されている画像を容易に確認する手段を提供する手法が知られている(例えば特許文献1参照)。このインデックス画像は、表示するだけではなく画像ファイルとして保存することも可能である。また、複数の画像を組み合わせることで、ある一枚の画像を生成するモザイク画像を生成する技術も公開されている(例えば特許文献2参照)。
一方、デジタルカメラの中には、撮影された画像に対して従来とは異なる特殊効果画像処理を行うことで、従来にはない独特な印象を与える写真を撮影できるものがある。この特殊効果画像処理の中には、撮影された画像を分割して貼り合わせることで、そのシーンを複数の撮影により得られた複数の画像を組み合わせたかのような画像に変換する、ランダムタイルと呼ばれる処理がある。
また、デジタルカメラで静止画や動画を記録する際、画像データのサイズをより小さくするために圧縮を行うのが一般的である。このとき、人間の視覚特性を利用して、輝度成分に比べ色差成分をより高圧縮にする手法が一般に用いられている。例えば、静止画の圧縮方式として一般的なJPEG方式では、輝度成分については全画素のデータを用い、色差成分については水平方向の1画素毎のデータを用いる、所謂YC422形式でサンプリングしたデータを用いて圧縮している。また、H.264形式等で圧縮される動画の場合、色差成分をさらに垂直方向に半分に減らした、YC420形式でサンプリングしてから圧縮している。これにより、自然な画質を維持しながら高圧縮を実現している。
特開平5−2612号公報 特開2000−298722号公報
インデックス画像、モザイク画像、及びランダムタイルで生成されたランダムタイル画像に共通する点として、背景画像(例えば黒一面等)に対して小さな画像を貼り合わせた、タイル状の画像である点が挙げられる。
このとき、このタイル状画像をYC422形式やYC420形式でダウンサンプリングしたデータを、再生のために、各画素が輝度成分と色差成分とを有するYC444形式にアップサンプリングするとき、色差成分がない画素のデータについては、隣接画素の色差成分を用いて補間する。この過程で、もとの画像に存在しなかった色が生じることがある。自然画であれば隣接画素間の相関が高いため、アップサンプリングしても元の画像に非常に近い結果が得られる。しかしながら、タイル状画像では貼り付けた画像と背景画像の相関が非常に低い場合が想定される。その場合、元の画像に存在しない色が見えてしまい、特に拡大表示や印刷を行った場合に違和感のある画像になってしまう。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたものであり、特にタイル状画像を生成する際に再生をしても違和感が生じにくい画像を生成することが可能な画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の画像処理装置は、背景画像データに対して、水平方向又は垂直方向の一方向に直線状の境界を有する部分画像データを貼り付けて合成画像データを生成する画像合成部と、前記合成画像データを生成する際の、前記部分画像データの境界の前記背景画像データにおける位置を決定する境界位置決定部と、前記合成画像データに対し、前記合成画像データの輝度成分のデータ数よりも前記合成画像データの色差成分のデータ数を少なくするサンプリング処理を施す画像サンプリング部と、を具備し、前記境界位置決定部は、前記画像サンプリング部によるサンプリング処理の方式に応じて、前記部分画像データを拡大又は縮小することにより前記境界の位置を補正することを特徴とする。
また、前記の目的を達成するために、本発明の第2の態様の撮像装置は、第1の態様の画像処理装置を備えることを特徴とする。
また、前記の目的を達成するために、本発明の第3の態様の画像処理方法は、画像合成部が、背景画像データに対して、水平方向又は垂直方向の一方向に直線状の境界を有する部分画像データを貼り付けて合成画像データを生成し、境界位置決定部が、前記合成画像データを生成する際の、前記部分画像データの境界の前記背景画像データにおける位置を決定し、前記境界位置決定部が、画像サンプリング部によるサンプリング処理の方式に応じて、前記部分画像データを拡大又は縮小することにより前記境界の位置を補正し、前記画像サンプリング部が、前記合成画像データに対し、前記合成画像データの輝度成分のデータ数よりも前記合成画像データの色差成分のデータ数を少なくするサンプリング処理を施す、ことを特徴とする。
また、前記の目的を達成するために、本発明の第4の態様の画像処理プログラムは、画像合成部に、背景画像データに対して、水平方向又は垂直方向の一方向に直線状の境界を有する部分画像データを貼り付けて合成画像データを生成させる手順と、境界位置決定部に、前記合成画像データを生成する際の、前記部分画像データの境界の前記背景画像データにおける位置を決定させる手順と、前記境界位置決定部に、画像サンプリング部によるサンプリング処理の方式に応じて、前記部分画像データを拡大又は縮小することにより前記境界の位置を補正させる手順と、前記画像サンプリング部に、前記合成画像データに対し、前記合成画像データの輝度成分のデータ数よりも前記合成画像データの色差成分のデータ数を少なくするサンプリング処理を施させる手順と、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、特にタイル状画像を生成する際に再生をしても違和感が生じにくい画像を生成することが可能な画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置を備えた撮像装置の一例としてのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 デジタルカメラのメイン動作を示すフローチャートである。 インデックス画像生成処理の詳細を示したフローチャートである。 インデックス画像生成処理における配置パターンの例を示す図である。 画像処理の詳細について示したフローチャートである。 モザイク処理の詳細を示すフローチャートである。 モザイク処理におけるコマの分割の例を示す図である。 ランダムタイル処理の詳細を示すフローチャートである。 ランダムタイル処理におけるコマの分割の例を示す図である。 ランダムタイル画像の生成例を示す図である。 画像貼り付け処理について示すフローチャートである。 画像貼り付け処理の際の貼り付け位置の座標の補正の具体例について示すフローチャートである。 YCデータのダウンサンプリングについて説明するための図である。 部分画像データの貼り付け位置の座標の補正をしない場合の画像再生について示す図である。 部分画像データの貼り付け位置の座標の補正をする場合の画像再生について示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置を備えた撮像装置の一例としてのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。図1に示すデジタルカメラ1は、レンズ交換式のデジタルカメラである。しかしながら、必ずしもレンズ交換式のデジタルカメラである必要はなく、レンズ一体式のデジタルカメラであっても良い。
図1に示すデジタルカメラ1は、交換式レンズ100と、カメラ本体200と、を有している。交換式レンズ100は、カメラ本体200に対して着脱自在に構成されている。カメラ本体200に交換式レンズ100が装着された場合に、交換式レンズ100は、カメラ本体200と通信自在に接続される。これにより、交換式レンズ100は、カメラ本体200の制御に従って動作可能な状態となる。
交換式レンズ100は、レンズ102と、絞り104と、ドライバ106と、マイクロコンピュータ108と、Flashメモリ110と、を有している。
レンズ102は、図示しない被写体からの光束をカメラ本体200内の撮像素子204に集光するための光学系である。このレンズ102は、フォーカスレンズ及びズームレンズ等の複数のレンズを有していても良い。
絞り104は、開閉自在に構成され、レンズ102を介して入射した光束の量を調整する。ドライバ106は、モータ等を有している。このドライバ106は、マイクロコンピュータ108の制御に従って、レンズ102内のフォーカスレンズやズームレンズをその光軸方向に駆動させたり、絞り104を開閉駆動させたりする。
マイクロコンピュータ108は、交換式レンズ100がカメラ本体200に装着された際にインターフェイス(I/F)112を介してカメラ本体200内のマイクロコンピュータ230と通信自在に接続される。このマイクロコンピュータ108は、マイクロコンピュータ230からの制御に従ってドライバ106を駆動させる。また、マイクロコンピュータ108は、Flashメモリ110に記憶されている交換式レンズ100のレンズ情報等を、I/F112を介してマイクロコンピュータ230に通信する。
Flashメモリ110は、レンズ102の収差情報等のレンズ情報や交換式レンズ100の動作を実行するために必要なプログラム等を記憶している。
カメラ本体200は、メカシャッタ202と、撮像素子204と、アナログ処理部206と、アナログ/デジタル(A/D)変換部208と、バス210と、SDRAM212と、AE処理部214と、AF処理部216と、画像処理部218と、表示ドライバ220と、表示部222と、画像サンプリング部223と、画像圧縮伸張部224と、メモリインターフェイス(I/F)226と、記録媒体228と、マイクロコンピュータ230と、操作部232と、Flashメモリ234と、を有している。
メカシャッタ202は、撮像素子204の光電変換面を遮光状態又は露出状態とするように移動自在に構成されている。このメカシャッタ202を移動させることにより撮像素子204の露光時間が調整される。
撮像素子204は、レンズ102を介して集光された被写体からの光束が結像される光電変換面を有している。光電変換面は、複数の画素が2次元状に配置されて構成されている。また、光電変換面の光入射側には、カラーフィルタが設けられている。このような撮像素子204は、光電変換面に結像された光束に対応した像(被写体像)を、その光量に応じた電気信号(以下、画像信号という)に変換して出力する。
ここで、撮像素子204は、CCD方式やCMOS方式等の種々の構成の撮像素子が知られている。また、カラーフィルタの色配列もベイヤ配列等の種々の配列が知られている。本実施形態は、撮像素子204の構成が特定の構成に限定されるものではなく、種々の構成の撮像素子を用いることが可能である。また、撮像素子204は、露光時間を電子的に制御する電子シャッタ機能を有していても良い。以下の説明においては撮像素子204が電子シャッタ機能を有しているものとする。
アナログ処理部206は、撮像素子204により得られた画像信号に対してCDS(相関二重サンプリング)処理やAGC(自動利得制御)処理等のアナログ処理を施す。A/D変換部208は、アナログ処理部206においてアナログ処理された画像信号をデジタル信号(以下、画像データという)に変換する。
バス210は、カメラ本体200の内部で発生した各種のデータを転送するための転送路である。SDRAM212は、カメラ本体200内部で発生した各種のデータを一時的に記憶するための記憶部である。このSDRAM212は、画像処理部218における画像処理の際のバッファメモリとしても使用される。
AE処理部214は、画像データを用いて被写体輝度を算出する。なお、被写体輝度は、画像データから算出するだけでなく、例えば専用の測光センサで測定するようにしても良い。AF処理部216は、画像データから高周波成分の信号を取り出し、取り出した高周波成分の信号を積算してAF用の合焦評価値を取得する。
画像処理部218は、画像データに対する各種の画像処理を行う。本実施形態における画像処理部218は、基本画像処理部2181と、特殊効果画像処理部2182と、を有している。
基本画像処理部2181は、画像の表示や記録のために必要な基本的な画像処理を画像データに対して施す。この基本的な画像処理とは、例えば、オプティカルブラック減算処理、ホワイトバランス補正処理、カラーマトリクス演算処理、ガンマ変換処理、色補正処理、エッジ強調処理、ノイズ低減処理が含まれる。
オプティカルブラック減算処理は、画像データの暗電流成分(オプティカルブラック)を減算して除去する処理である。ホワイトバランス補正処理は、画像データの色バランスを補正するためのゲインを乗じる処理である。カラーマトリクス演算処理は、画像データに対してホワイトバランス補正の結果に応じたカラーマトリクス演算を行うことによって、画像データを特定の色空間上にマッピングする処理である。ガンマ変換処理は、画像データの階調特性を所定の特性に変換する処理である。色補正処理は、色再現を適切なものとするために、YC形式に変換した画像データのうちのCデータに彩度補正係数、色相補正係数を乗じる処理である。エッジ強調処理は、画像データからバンドパスフィルタ等を用いて抽出したエッジ信号にエッジ強調係数を乗じて画像データのうちのYデータに加算することによって、画像データにおけるエッジ(輪郭)成分を強調する処理である。ノイズ低減処理は、画像データにおけるノイズ成分を除去する処理である。
また、カラーフィルタの色配列によっては、基本画像処理としてさらに同時化処理が必要な場合もある。同時化処理は、ベイヤ配列に対応した画像データ等の、1つの画素が1つの色成分に対応している画像データを、1つの画素が複数の色成分に対応している画像データに変換する処理である。
特殊効果画像処理部2182は、画像に対して特殊な視覚効果を与えるための特殊効果画像処理を画像データに対して施す。この特殊効果画像処理としては、タイル状画像を生成するための画像合成処理が含まれる。ここで、タイル状画像とは、複数の部分画像を貼り合わせて構成される合成画像のことを言う。このタイル状画像の中には、例えばインデックス画像、モザイク画像、ランダムタイル画像が含まれる。
インデックス画像の生成処理は、記録媒体228に記録されている画像を示す部分画像(インデックス画像)を貼り合わせる処理である。モザイク画像の生成処理は、モザイク画像の生成対象の画像を複数のコマの部分画像データに分割し、分割したあるコマの部分画像データを別のコマの部分画像データに置き換えるように画像を貼り合わせる処理である。ランダムタイルの生成処理は、複数の部分画像データをランダムに貼り合わせる処理である。これらの処理の詳細については後述する。
また、特殊効果画像処理部2182は、境界位置決定部としての機能も有している。この機能は、部分画像データの貼り付け位置、即ち背景画像データにおける部分画像データの境界位置を決定及び補正する機能である。
表示ドライバ220は、画像処理部218で得られた画像データ又は画像圧縮伸張部224で伸張された画像データを映像信号に変換して表示部222に出力する。表示部222は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)である。この表示部222は、表示ドライバ220から入力された映像信号に基づく画像を表示する。
画像サンプリング部223は、画像データのデータ量を削減するために、画像圧縮伸張部224における圧縮処理に先立って、画像データの輝度成分(Yデータ)のデータ数よりも色差成分(Cデータ)のデータ数を少なくするサンプリング処理(ダウンサンプリング)を行う。また、画像サンプリング部223は、画像圧縮伸張部224における伸張処理によって伸張された画像データの輝度成分(Yデータ)のデータ数と色差成分(Cデータ)のデータ数とを同じにする復元処理(アップサンプリング)を行う。画像サンプリング部223の詳細については後述する。
画像圧縮伸張部224は、画像の記録時においては、画像処理部218における画像処理によって得られた画像データに対してJPEG形式やTIFF形式等の静止画圧縮処理又はMPEG形式やH.264形式等の動画圧縮処理を施す。また、画像圧縮伸張部224は、画像の再生時においては、圧縮処理が施されたYCデータに対して伸張(デコード)処理を施す。
メモリI/F226は、マイクロコンピュータ230等が記録媒体228にアクセスするためのインターフェイスである。記録媒体228は、例えばカメラ本体200に着脱自在になされたメモリカードである。この記録媒体228は、画像ファイル等を記録する。画像ファイルは、画像圧縮伸張部224によって圧縮された画像データに、ヘッダ情報が付加されたファイルである。
マイクロコンピュータ230は、メカシャッタ202、撮像素子204、表示ドライバ220といったカメラ本体200の各部の動作を統括的に制御する。また、マイクロコンピュータ230は、AE処理部214で演算された被写体輝度を用いてAE処理を行ったり、AF処理部216で演算されたAF評価値を用いてAF処理を行ったりもする。また、マイクロコンピュータ230は、交換式レンズ100の装着時には、交換式レンズ100の動作も制御する。
操作部232は、ユーザによって操作される各種の操作部材である。本実施形態における操作部232は、レリーズボタンと、動画ボタンと、メニューボタンと、再生ボタンと、インデックスボタンと、電源ボタンと、を有している。ここで、これらのボタンは、一部又は全部をタッチパネルによって操作される仮想的な操作部として構成しても良い。
レリーズボタンは、ファースト(1st)レリーズスイッチとセカンド(2nd)レリーズスイッチの2段スイッチを有している。レリーズボタンが半押しされて、ファーストレリーズスイッチがオンされた場合に、マイクロコンピュータ230は、AE処理やAF処理等の撮影準備処理を実行する。また、レリーズボタンが全押しされて、セカンドレリーズスイッチがオンされた場合に、マイクロコンピュータ230は、静止画記録処理を実行する。
動画ボタンは、マイクロコンピュータ230に対して動画撮影の実行を指示する。動画ボタンが押された場合、マイクロコンピュータ230は、動画記録処理を実行する。また、動画記録処理の実行中に動画ボタンが押された場合、マイクロコンピュータ230は、動画記録処理を終了する。
メニューボタンは、メニュー画面の表示を指示するための操作部である。メニュー画面上において、ユーザは、カメラ本体200の各種の設定を変更することが可能である。本実施形態においては、例えばメニュー画面上において、画像処理モードを設定する。この画像処理モードにより、タイル状画像を生成する処理として、モザイク画像を生成するかランダムタイム画像を生成するかを設定する。
再生ボタンは、マイクロコンピュータ230に対して静止画ファイル又は動画ファイルの再生を指示するための操作部である。インデックスボタンは、マイクロコンピュータ230に対してインデックス画像の表示を指示するための操作部である。電源ボタンは、カメラ本体200の電源のオン又はオフを指示するための操作部である。
Flashメモリ234は、例えばホワイトバランス補正用のホワイトバランスゲイン、カラーマトリクス演算用のカラーマトリクス係数、ガンマ変換用のガンマテーブルといった画像処理部218の動作に必要なパラメータ等の、カメラ本体200の動作に必要な各種のパラメータを記憶している。また、Flashメモリ234は、マイクロコンピュータ230が実行する種々のプログラムも記憶している。
以下、図1で示したデジタルカメラの動作について説明する。図2は、図1で示したデジタルカメラのメイン動作を示すフローチャートである。図2の動作は、例えば図1に示すデジタルカメラの電源がオンされた場合に行われる。
デジタルカメラの電源オン後において、マイクロコンピュータ230は、初期化処理を行う(ステップS101)。初期化処理において、マイクロコンピュータ230は、自身が有するレジスタに設定されている記録中フラグをOffにする等の処理を行う。記録中フラグは、動画記録中であるか否かを示すフラグである。記録中フラグがOffになっている間は、動画記録中でないことを示す。一方、記録中フラグがOnになっている間は、動画記録中であることを示す。
次に、マイクロコンピュータ230は、ユーザによって操作部232の再生ボタンが押されたか否かを判定する(ステップS102)。ステップS102において、再生ボタンが押されたと判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、再生処理を実行する(ステップS103)。
再生処理において、マイクロコンピュータ230は、ユーザによる画像ファイル(静止画像ファイル又は動画像ファイル)の選択を待つ。そして、画像ファイルが選択された場合に、マイクロコンピュータ230は、選択された画像ファイルを画像圧縮伸張部224によりデコードする。そして、マイクロコンピュータ230は、選択された画像ファイルからデコードされた画像データを画像サンプリング部223に入力する。画像サンプリング部223は、画像データをアップサンプリングし、アップサンプリングした画像データを表示ドライバ220に入力する。表示ドライバ220は、入力された画像データを映像信号に変換し、この映像信号に対応した画像を表示部222に表示させる。その後、ユーザによって再生終了の指示がなされた場合、例えば再生ボタンが再び押された場合に、マイクロコンピュータ230は、処理をステップS102に戻す。
また、ステップS102において再生ボタンが押されていないと判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、インデックス画像を生成するか否かを判定する(ステップS104)。例えば、ユーザによって操作部232のインデックスボタンが押された場合に、マイクロコンピュータ230は、インデックス画像を生成すると判定する。
ステップS104において、インデックス画像を生成すると判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、画像処理部218により、インデックス画像生成処理を行う(ステップS105)。インデックス画像生成処理の詳細については後述する。
また、ステップS104においてインデックス画像を生成しないと判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、カメラ設定をするか否かを判定する(ステップS106)。例えば、ユーザによって操作部232のメニューボタンが押された場合に、マイクロコンピュータ230は、カメラ設定をすると判定する。
ステップS106において、カメラ設定をすると判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、表示ドライバ220を制御して表示部222にメニュー画面を表示させた後、カメラ設定処理を実行する(ステップS107)。
カメラ設定処理において、マイクロコンピュータ230は、ユーザからのカメラ設定の変更の指示を待つ。そして、何らかのカメラ設定の変更の指示がなされた場合に、マイクロコンピュータ230は、その指示に従ってカメラ設定を変更する。このカメラ設定処理においては、例えば静止画撮影時や動画撮影時の画像の記録モードの設定、画質の設定等が変更される。また、カメラ設定処理において、特殊効果画像処理を実行するか否か、及び特殊効果画像処理を実行する際の特殊効果画像処理モードとしてモザイクモードやランダムタイルモード等の各種のモードを設定することが可能である。ここで、モザイクモードは、モザイク画像を生成する特殊効果画像処理モードである。ランダムタイルモードは、ランダムタイル画像を生成する特殊効果画像処理モードである。なお、特殊効果画像処理モードとして、モザイクモード及びランダムタイルモード以外のモードがあっても良い。
ステップS106の判定において、カメラ設定をしないと判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、ユーザによって操作部232の動画ボタンが押されたか否かを判定する(ステップS108)。ステップS108の判定において、動画ボタンが押された場合に、マイクロコンピュータ230は、記録中フラグを反転させる(ステップS109)。即ち、マイクロコンピュータ230は、記録中フラグがOffの場合にはOnに、Onの場合にはOffにする。その後、マイクロコンピュータ230は、現在、動画記録中であるか否か、即ち記録中フラグがOnであるか否かを判定する(ステップS110)。
ステップS110の判定において、記録中フラグがOnである場合に、マイクロコンピュータ230は、動画ファイルを生成し、生成した動画ファイルを記録媒体228に記録する(ステップS111)。動画ファイルは、ヘッダ情報記録部と動画像記録部とを有する。ヘッダ情報部には、動画ファイル用のヘッダ情報を記録する。このヘッダ情報としては、ファイル名や、動画撮影時の撮影情報(ISO感度、絞り値、撮影日時等)、動画像データを構成する複数の画像データのそれぞれの位置を特定するためのポインタ情報等を記録する。さらに、動画撮影によって得られた動画像データを示す部分画像データ(先頭のフレームのサムネイル画像データ)も記録する。また、動画像記録部には、動画像データ(動画記録用のYCデータ)を圧縮した状態で記録する。
ステップS108の判定において動画ボタンが押されていない場合、ステップS110の判定において記録中フラグがOnでない場合、ステップS111において動画ファイルを生成した後、マイクロコンピュータ230は、現在、動画記録中であるか否か、即ち記録中フラグがOnであるか否かを判定する(ステップS112)。ステップS112の判定において、記録中フラグがOffである場合に、マイクロコンピュータ230は、ユーザによって操作部232のレリーズボタンが半押しされてレリーズボタンの状態がOff状態から1stレリーズスイッチのOn状態に遷移したか否かを判定する(ステップS113)。ステップS113において、レリーズボタンの状態が1stレリーズスイッチのOn状態に遷移したと判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、AE処理及びAF処理を行う(ステップS114)。
AE処理において、マイクロコンピュータ230は、AE処理部214によって被写体輝度を算出させる。その後、マイクロコンピュータ230は、AE処理部214によって算出された被写体輝度に応じて静止画撮影の実行時におけるISO感度、絞り値、シャッタ速を決定する。なお、AE処理において、画像データにおける特定の部位の輝度が適正となるようにISO感度、絞り値、シャッタ速を決定するようにしても良い。
AF処理において、マイクロコンピュータ230は、AF処理部216によって合焦評価値を取得させる。そして、マイクロコンピュータ230は、AF処理部216で取得された合焦評価値により、画像データにおけるコントラストを評価しつつ、レンズ102のフォーカスレンズを微少量ずつ駆動させるようにマイクロコンピュータ108に指示する。その後、マイクロコンピュータ230は、コントラストが最大となった時点でフォーカスレンズの駆動を停止させるようにマイクロコンピュータ108に指示する。このようなAF処理は、所謂コントラスト方式のAF処理である。AF処理として位相差AF処理を用いるようにしても良い。なお、AF処理において、画像データにおける特定の部位において合焦するようにフォーカスレンズを駆動させるようにしても良い。
ここで、図2の例におけるAE処理及びAF処理は、レリーズボタンの状態が1stレリーズスイッチのOn状態に遷移したタイミングにおいて実行されるものである。即ち、レリーズボタンの状態が1stレリーズスイッチのOn状態に遷移しないタイミング、例えば、レリーズボタンの状態がOff状態のままである場合、1stレリーズスイッチのOn状態のままである場合、後述する2ndレリーズスイッチのOn状態のままである場合等では、AE処理及びAF処理は実行されない。勿論、AE処理及びAF処理を実行するようにしても良い
ステップS114の後、マイクロコンピュータ230は、デジタルカメラの電源がオフされたか否かを判定する(ステップS115)。ステップS115において、デジタルカメラの電源がオフされていないと判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、ステップS102以後の処理を実行する。一方、ステップS115において、デジタルカメラの電源がオフされたと判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、図2の処理を終了させる。
また、ステップS113において、レリーズボタンの状態が1stレリーズスイッチのOn状態に遷移していないと判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、ユーザによって操作部232のレリーズボタンが全押しされてレリーズボタンの状態が2ndレリーズスイッチのOn状態となっているか否かを判定する(ステップS116)。
ステップS116において、レリーズボタンの状態が2ndレリーズスイッチのOn状態である場合に、マイクロコンピュータ230は、メカシャッタ202を用いた静止画記録処理を実行する(ステップS117)。このために、マイクロコンピュータ230は、ステップS114において決定したISO感度に応じてアナログ処理部206におけるゲイン制御量(増幅率)を設定するとともに、ステップS114において決定した絞り値をマイクロコンピュータ108に送信する。その後、マイクロコンピュータ230は、マイクロコンピュータ108の制御による絞り104の駆動と同期して、ステップS114において決定したシャッタ速に応じてメカシャッタ202を動作させて撮像素子204の露光量を制御する。このような静止画記録処理により、画像データがSDRAM212に記憶される。
静止画記録処理を実行した後、マイクロコンピュータ230は、静止画記録処理によってSDRAM212に記憶された画像データに対して画像処理部218を用いて画像処理を施すことによって静止画像データ(静止画記録用のYCデータ)を生成する(ステップS118)。この際、特殊効果画像処理を施すように予め設定されている場合には、基本画像処理部2181による基本画像処理と特殊効果画像処理部2182による特殊効果画像処理の両方を画像データに対して施す。一方、特殊効果画像処理を施すように予め設定されていない場合には、基本画像処理部2181による基本画像処理のみを画像データに対して施す。
画像処理の後、マイクロコンピュータ230は、画像処理の結果としてSDRAM212に記憶された静止画像データを、設定されている静止画記録形式で静止画ファイルとして記録する処理を行う(ステップS119)。この際、例えば設定されている静止画記録形式がJPEG形式の場合には、マイクロコンピュータ230は、静止画記録処理の結果としてSDRAM212に記憶された静止画像データを画像サンプリング部223においてダウンサンプリングした後、ダウンサンプリングされた画像データ(YCデータ)を画像圧縮伸張部224に入力して静止画圧縮処理を実行するように画像圧縮伸張部224に指示する。この指示を受けて画像圧縮伸張部224は、予め設定された記録モードに対応するように静止画圧縮処理を行い、圧縮された静止画像データをSDRAM212に記憶させる。その後、マイクロコンピュータ230は、画像圧縮伸張部224により圧縮された静止画像データをSDRAM212から読み出し、読み出した静止画像データに所定のヘッダ情報を付加して静止画ファイルを作成し、作成した静止画ファイルを記録媒体228に記録する。静止画ファイルは、ヘッダ情報記録部と静止画像記録部とを有する。ヘッダ情報部には、静止画ファイル用のヘッダ情報を記録する。このヘッダ情報としては、ファイル名や、静止画撮影時の撮影情報(ISO感度、絞り値、撮影日時等)等を記録する。さらに、静止画撮影によって得られた静止画像データを示す部分画像データ(サムネイル画像データ)も記録する。また、静止画像記録部には、静止画像データを圧縮状態で記録する。なお、前述した例では、画像処理部218において画像データをYC形式の画像データに変換してから記録するようにしている。これに対し、例えば設定されている静止画記録形式がTIFF形式の場合には、画像データをダウンサンプルせずに再度RGB形式に変換し画像データを記録する。
また、ステップS116において、レリーズボタンの状態が2ndレリーズスイッチのOn状態でないと判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、AE処理を実行する(ステップS120)。このAE処理は、動画撮影又はライブビュー表示のための処理である。AE処理の後、マイクロコンピュータ230は、電子シャッタを用いた動画撮影又はライブビュー表示用の撮影処理を実行する(ステップS121)。この撮影処理において、マイクロコンピュータ230は、AE処理によって決定したシャッタ速に応じて撮像素子204の電子シャッタ機能を動作させて撮像素子204の露光量を制御する。撮影処理の後、マイクロコンピュータ230は、撮影処理の結果としてSDRAM212に記憶された画像データに対して、画像処理部218を用いて画像処理を施す(ステップS122)。画像処理の後、マイクロコンピュータ230は、画像処理の結果としてSDRAM212に記憶された画像データを再生するように表示ドライバ220に指示する。この指示を受けて表示ドライバ220は、SDRAM212から画像データを読み出し、読み出した画像データを映像信号に変換して表示部222に出力する。表示部222は、この映像信号に基づいて画像を再生する(ステップS123)。このようなライブビュー表示により、ユーザは、表示部222を用いて構図の確認等を行うことができる。
また、ライブビュー表示の後、マイクロコンピュータ230は、現在、動画記録中であるか否か、即ち記録中フラグがOnであるか否かを判定する(ステップS124)。ステップS124において、記録中フラグがOffであると判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、ステップS115の判定を行う。また、ステップS124において、記録中フラグがOnであると判定した場合に、マイクロコンピュータ230は、動画記録処理を実行する(ステップS125)。その後、マイクロコンピュータ230は、ステップS115の判定を行う。動画記録処理においては、ステップS122で生成された画像データを、画像サンプリング部223においてダウンサンプリングした後、設定されている動画記録形式にあわせてダウンサンプリングされた画像データ(YCデータ)を画像圧縮伸張部224に入力して動画圧縮処理を実行するように画像圧縮伸張部224に指示する。そして、動画圧縮処理により得られた動画像データを動画像ファイルの動画像記録部に追記する。
図3は、インデックス画像生成処理の詳細を示したフローチャートである。インデックス画像生成処理において、画像処理部218は、現在、記録媒体228に記録されている画像ファイル(静止画像ファイル及び動画像ファイル)の数をカウントし、記録枚数を取得する(ステップS201)。
続いて、画像処理部218は、部分画像データの配置パターンを決定する(ステップS202)。
図4は、配置パターンの例を示している。図4(a)は、16コマの部分画像を同時に配置する場合の例を示している。また、図4(b)は、64コマの部分画像を同時に配置する場合の例を示している。図4(a)及び図4(b)に付されている番号は、記録媒体228に記録されている画像データを用いてリサイズ等により作成される部分画像の貼り付け位置(後述のpの値に対応)を示している。ここで、図4(a)及び図4(b)の例では、部分画像間に間隔を設けるようにしているが、この間隔は必ずしも設ける必要はない。図4で示した配置パターンは例であって、必ずしも図4で示した配置パターンとする必要はない。例えば、インデックス画像として同時に配置する部分画像のコマ数は、必ずしも16コマ又は64コマとしなくとも良い。
マイクロコンピュータ230は、例えば記録枚数に応じて配置パターンを決定する。例えば、マイクロコンピュータ230は、記録枚数が16枚以下の場合に図4(a)の配置パターンを選択し、記録枚数が17枚以上の場合に図4(b)の配置パターンを選択する。この他、メニュー画面上でユーザが配置パターンを設定できるようにしても良い。
配置パターンを決定した後、画像処理部218は、マイクロコンピュータ230に対してバッファ領域の確保を要求する(ステップS203)。これを受けてマイクロコンピュータ230は、SDRAM212にインデックス画像データを記憶しておくためのバッファ領域を確保する。バッファの確保は、例えばバッファ領域を、後述の画像貼り付けに用いる背景画像データを記憶させることで行う。背景画像データとしては、例えば単一色(例えば黒一色)の画像データや所定の絵柄の画像データ等、任意の画像データを用いることが可能である。
続いて、画像処理部218は、パラメータiを初期値1に設定する(ステップS204)。また、画像処理部218は、パラメータpを初期値1に設定する(ステップS205)。iは、部分画像データの順番を特定するためのパラメータである。一方、pは、部分画像の貼り付け位置を特定するためのパラメータである。
続いて、画像処理部218は、インデックス画像データにおける部分画像の貼り付け位置を決定する(ステップS206)。貼り付け位置は、インデックス画像データを構成する各部分画像データの境界の背景画像データ上での位置である。このステップS206において、画像処理部218は、インデックス画像データにおけるp番目の位置の左上座標と右下座標(左下座標と右上座標でも良い)を算出する。例えば、初回は、p=1であるので、図4(a)又は図4(b)で示した1番目の位置の左上座標と右上座標を算出する。配置位置が予め定められている場合には、その定められたp番目の位置の左上座標と右上座標を取得すれば良い。この他、インデックス画像のサイズと、インデックス画像の水平方向及び垂直方向のそれぞれに沿って貼り付ける部分画像データの枚数と、部分画像の間隔と、からp番目の位置の左上座標と右上座標を算出しても良い。
p番目の貼り付け位置を決定した後、画像処理部218は、記録媒体228に記録されたi番目の画像ファイルからインデックス画像用の画像データを読み込む(ステップS207)。画像ファイルの順番は、例えば記録時間の順とする。
i番目の画像ファイルからインデックス画像用の画像データを読み込んだ後、画像処理部218は、特殊効果画像処理部2182により、画像貼り付け処理を行う(ステップS208)。画像貼り付け処理の詳細については後述する。
画像貼り付け処理の後、画像処理部218は、pに1を加える(ステップS209)。その後、画像処理部218は、pがコマ数以上であるか否かを判定する(ステップS210)。配置パターンが、図4(a)のパターンである場合にはpが16以上であるか否かを判定する。配置パターンが、図4(b)のパターンである場合にはpが64以上であるか否かを判定する。ステップS210の判定において、pがコマ数未満である場合、貼り付け位置が残っていることを意味する。この場合、画像処理部218は、iに1を加える(ステップS214)。その後、画像処理部218は、iがステップS201で取得した記録枚数以下であるか否かを判定する(ステップS215)。ステップS215において、iが記録枚数以下でない場合には、まだ貼り付けるべき部分画像データが残っていることを意味する。この場合、画像処理部218は、処理をステップS206に戻して次の部分画像データの貼り付け位置を決定する。
また、ステップS210において、pがコマ数以上であると判定した場合に、画像処理部218は、画像貼り付け処理を経て生成されたインデックス画像データを出力する。これを受けてマイクロコンピュータ230は、画像処理部218によって生成されたインデックス画像データを、画像サンプリング部223でダウンサンプリングし、さらに画像圧縮伸張部224において圧縮した後、静止画像ファイルとして記録媒体228に記録する(ステップS211)。続いて、画像処理部218は、マイクロコンピュータ230に対してバッファ領域をクリアする旨を要求する(ステップS212)。これを受けてマイクロコンピュータ230は、SDRAM212において確保したバッファ領域に記憶されているデータをクリアする。バッファのクリアは、例えばバッファ領域のデータを、後述の画像貼り付けに用いる背景画像データに置き換えることで行う。
その後、画像処理部218は、pを1に戻す(ステップS213)。そして、画像処理部218は、ステップS214以後の処理を行う。コマ数以上の画像ファイルが記録媒体228に記録されている場合には、ステップS214以後の処理により2枚目以上のインデックス画像データが生成される。
また、ステップS215において、iが記録枚数を超えたと判定した場合に、画像処理部218は、pが1を超えているか否かを判定する(ステップS216)。ステップS216において、pが1を超えていると判定した場合に、画像処理部218は、それまでの画像貼り付け処理を経て生成されたインデックス画像データを出力する。これを受けてマイクロコンピュータ230は、画像処理部218によって生成されたインデックス画像データを、画像サンプリング部223でダウンサンプリングし、さらに画像圧縮伸張部224において圧縮した後、静止画像ファイルとして記録媒体228に記録する(ステップS217)。ステップS216において、pが1を超えている場合とは、ステップS213においてpが1に戻されていないことを示している。この場合には、コマ数の部分画像の貼り付けが終了しておらず、ステップS211においてインデックス画像データが記録されていない。したがって、ステップS217において、コマ数よりも少ない枚数の部分画像が貼り付けられた状態のインデックス画像データを記録する。
ステップS216においてpが1以下であると判定した場合又はステップS217の後、画像処理部218は、マイクロコンピュータ230に対してバッファ領域を開放する旨を要求する(ステップS218)。これを受けてマイクロコンピュータ230は、SDRAM212に確保していたバッファ領域を開放し、図3の処理を終了させる。
図5は、画像処理の詳細について示したフローチャートである。図5において、画像処理部218は、基本画像処理部2181により、OB減算処理を行う(ステップS301)。OB減算処理において、基本画像処理部2181は、入力された画像データからオプティカルブラック(OB)値を減算することで画像データにおける暗電流成分を除去する。OB減算の後、画像処理部218は、基本画像処理部2181により、WB補正処理を行う(ステップS302)。WB補正処理において、基本画像処理部2181は、入力された画像データの色成分毎にWB(ホワイトバランス)ゲインを乗じることで画像データの色バランスを補正する。WB補正処理の後、画像処理部218は、基本画像処理部2181により、同時化処理を行う(ステップS303)。同時化処理において、基本画像処理部2181は、入力された画像データを、補間処理を用いて同時化する。これにより、1画素がRGBのうちの1つの色成分を有している画像データを1画素がRGB3つの色成分を有する画像データに変換する。
同時化処理の後、画像処理部218は、基本画像処理部2181により、カラーマトリクス演算を行う(ステップS304)。カラーマトリクス演算において、基本画像処理部2181は、入力された画像データの各画素にカラーマトリクス係数を乗じることで画像データの色を変換する。カラーマトリクス演算の後、画像処理部218は、基本画像処理部2181により、ガンマ変換処理及び色補正処理を行う(ステップS305)。この際、基本画像処理部2181は、画像データに対し、マイクロコンピュータ230によって設定されたガンマテーブルを用いてガンマ変換処理を行う。さらに、基本画像処理部2181は、所定のマトリクス演算を行って画像データをYC形式に変換する。詳細は後述するが、静止画記録時の画像処理においては、例えばYC422形式のデータに変換する。YC422形式のデータとは、Y:Cb:Crが4:2:2のデータのことである。また、動画記録時の画像処理においては、例えばYC420形式のデータに変換する。YC420形式のデータとは、Y:Cb:Crが4:1:1のデータのことである。また、色補正処理において、基本画像処理部2181は、YC形式に変換された画像データのうちのC(Cb、Cr)データに彩度補正係数、色相補正係数を乗じることで画像データの色補正を行う。
色補正処理の後、画像処理部218は、基本画像処理部2181により、エッジ強調処理を行う(ステップS306)。エッジ強調処理において、基本画像処理部2181は、色補正されたYCデータにおけるYデータに対してバンドパスフィルタ処理を施して画像データにおけるエッジ成分を抽出し、抽出したエッジ成分にエッジ強調量に応じた係数を乗じる。そして、基本画像処理部2181は、係数を乗じたエッジ成分をもとのYデータに加算することで画像データのエッジ成分を強調する。エッジ強調処理の後、画像処理部218は、基本画像処理部2181により、ノイズ低減(NR)処理を行う(ステップS307)。ノイズ低減処理において、基本画像処理部2181は、エッジ強調処理がされたYデータに対してコアリング処理等を施して画像データにおけるノイズ成分を低減させる。Cデータに対してノイズ成分を低減させても良い。ノイズ低減処理後のデータは、記録形式がTIFF形式の場合には所定のマトリクス演算を行って再度RGB形式に変換する。
ノイズ低減処理の後、画像処理部218は、マイクロコンピュータ230により、特殊効果画像処理モードとしてモザイクモードが設定されているか否かを判定する(ステップS308)。前述したように、特殊効果画像処理モードをモザイクモードとする設定は、カメラ設定において行われる。
ステップS308において、特殊効果画像処理モードとしてモザイクモードが設定されていると判定した場合に、画像処理部218は、特殊効果画像処理部2182により、モザイク処理を行う(ステップS309)。その後、画像処理部218は、図5の処理を終了させる。ここで、モザイク処理の詳細については後述する。
ステップS308において、特殊効果画像処理モードとしてモザイクモードが設定されていないと判定した場合に、画像処理部218は、特殊効果画像処理モードとしてランダムタイルモードが設定されているか否かを判定する(ステップS310)。前述したように、特殊効果画像処理モードをモランダムタイルモードとする設定は、カメラ設定において行われる。
ステップS310において、特殊効果画像処理モードとしてランダムタイルモードが設定されていると判定した場合に、画像処理部218は、特殊効果画像処理部2182により、ランダムタイル処理を行う(ステップS311)。その後、画像処理部218は、図5の処理を終了させる。ここで、ランダムタイル処理の詳細については後述する。
また、ステップS310において、特殊効果画像処理モードとしてランダムタイルモードが設定されていないと判定した場合にも、画像処理部218は、図5の処理を終了させる。なお、モザイクモード及びランダムタイルモード以外の特殊効果画像処理モードが存在する場合には、各特殊効果画像処理モードについてステップS308及びS310で示した判定と同様の判定を行う。
ここで、図5の処理の順番は、一例であって適宜変更可能である。例えば、WB補正処理の前に同時化処理を行っても良い。
図6は、モザイク処理の詳細を示すフローチャートである。モザイク処理において、画像処理部218は、ノイズ低減処理後の画像データを、各々が1つ以上の画素を有する複数のコマの部分画像データに分割する(ステップS401)。図7は、分割の例を示している。図7は、画像データを垂直300コマ、水平400コマに分割した例を示している。ここで、分割数は、図7で示した例に限るものではない。また、図7の例では、各コマの間に間隔を設けるようにしている。この間隔を設けないようにしても良い。
続いて、画像処理部218は、それぞれのコマの平均色を算出する(ステップS402)。YC形式の場合、平均色は、各コマを構成する色差データを成分(Cb、Cr)毎に加算した結果を、各コマを構成する画素数で除算した値である。また、RGB形式の場合、平均色は、各コマを構成する画素データを成分(R、G、B)毎に加算した結果を、各コマを構成する画素数で除算した値である。
平均色を算出した後、画像処理部218は、マイクロコンピュータ230に対してバッファ領域を確保するように要求する(ステップS403)。これを受けてマイクロコンピュータ230は、SDRAM212にバッファ領域を確保する。バッファ領域の確保の手法は、インデックス画像生成処理の説明の際に述べた手法を適用できる。
続いて、画像処理部218は、パラメータiを初期値1に設定する(ステップS404)。iは、コマの順番を特定するためのパラメータである。このiによって貼り付け位置が特定される。貼り付け位置は、モザイク画像データを構成する各部分画像データの境界の背景画像データ上での位置である。
iを設定した後、画像処理部218は、i番目のコマと置き換えるコマの部分画像データを選択する(ステップS405)。モザイク処理においては、図7に示すように、i番目のコマの部分画像データを別のコマの部分画像データと置き換えることによってモザイク画像データを生成する。置き換えるコマは、例えばi番目のコマの平均色と最も近い平均色を有するコマとする。このような置き換えを行うことにより、置き換え前のコマが、平均して類似の色を有する別のコマと置き換わる。これにより、モザイク画像が生成される。
また、同一の画像内のコマと置き換えるのではなく、記録媒体228に記録されている別の画像データから平均色の近いコマを探索して置き換えるようにしても良い。
置き換えるコマの部分画像データを選択した後、画像処理部218は、特殊効果画像処理部2182により、画像貼り付け処理を行う(ステップS406)。画像貼り付け処理の詳細については後述する。
画像貼り付け処理の後、画像処理部218は、iに1を加える(ステップS407)。その後、画像処理部218は、iがコマ数(垂直のコマ数×水平のコマ数。図7の場合には120000コマ)以下であるか否かを判定する(ステップS408)。ステップS408において、iがコマ数以下である場合、置き換えるコマの部分画像データが残っていることを意味する。この場合、画像処理部218は、処理をステップS405に戻して次の部分画像データと置き換えるコマの部分画像データを選択する。
また、ステップS408において、iがコマ数を超えていると判定した場合に、画像処理部218は、画像貼り付け処理を経て生成されたモザイク画像データを、ノイズ低減処理後の画像データが格納されていたバッファ領域にコピー(バッファ領域の画像データを上書き)する(ステップS409)。続いて、画像処理部218は、マイクロコンピュータ230に対してバッファ領域を開放する旨を要求する(ステップS410)。これを受けてマイクロコンピュータ230は、SDRAM212に確保していたバッファ領域を開放し、図6の処理を終了させる。
図8は、ランダムタイル処理の詳細を示すフローチャートである。ランダムタイル処理において、画像処理部218は、ノイズ低減処理後の画像データを、各々が1つ以上の画素を有する複数のコマの部分画像データに分割する(ステップS501)。図9は、分割の例を示している。図9は、画像データを垂直6コマ、水平8コマに分割した例を示している。ここで、分割数は、図9で示した例に限るものではない。また、図9の例では、各コマの間に間隔を設けないようにしている。間隔を設けるようにしても良い。
続いて、画像処理部218は、部分画像データのコピー順を決定する(ステップS502)。コピー順は、例えば1からコマ数までの数が格納された配列において、各要素をランダムに入れ替えることによって生成する。なお、画像データが動画像データである場合には、隣接するフレーム間での各画素のデータの差が所定量以下となるように配列順を決めるようにしても良い。
コピー順を決定した後、画像処理部218は、マイクロコンピュータ230に対してバッファ領域を確保するように要求する(ステップS503)。これを受けてマイクロコンピュータ230は、SDRAM212にバッファ領域を確保する。バッファ領域の確保の手法は、インデックス画像生成処理の説明の際に述べた手法を適用できる。
続いて、画像処理部218は、パラメータiを初期値1に設定する(ステップS504)。iは、配列のインデックスを示すパラメータである。
iを設定した後、画像処理部218は、配列におけるi番目の要素と同じ番号のコマの部分画像データの貼り付け位置を算出する(ステップS505)。貼り付け位置は、ランダムタイル画像データを構成する各部分画像データの境界の背景画像データ上での位置である。貼り付け位置の算出においては、配列におけるi番目の要素と同じ番号のコマの左上座標と右下座標とを検出し、各座標を、部分画像データのアスペクト比が変わらないように一定量だけランダムで移動させる。例えば、図9に示すように、各座標を、部分画像データの元のサイズの10%以内のサイズでずらす。このようにして貼り付け位置を設定することにより、図10(a)で示すようなランダムタイル画像が生成される。
貼り付け位置の算出後、画像処理部218は、特殊効果画像処理部2182により、画像貼り付け処理を行う(ステップS506)。画像貼り付け処理の詳細については後述する。
画像貼り付け処理の後、画像処理部218は、iに1を加える(ステップS507)。その後、画像処理部218は、iがコマ数(垂直のコマ数×水平のコマ数。図9の場合には48コマ)以下であるか否かを判定する(ステップS508)。ステップS508において、iがコマ数以下である場合、貼り付けるコマの部分画像データが残っていることを意味する。この場合、画像処理部218は、処理をステップS505に戻して次の部分画像データの貼り付け位置を算出する。
また、ステップS508において、iがコマ数を超えていると判定した場合に、画像処理部218は、画像貼り付け処理を経て生成されたランダムタイル画像データを、ノイズ低減処理後の画像データが格納されていたバッファ領域にコピー(バッファ領域の画像データを上書き)する(ステップS509)。続いて、画像処理部218は、マイクロコンピュータ230に対してバッファ領域を開放する旨を要求する(ステップS510)。これを受けてマイクロコンピュータ230は、SDRAM212に確保していたバッファ領域を開放し、図8の処理を終了させる。
ここで、図10(a)の例では、貼り付ける部分画像データの形状が矩形であるが、必ずしも貼り付ける部分画像データの形状を矩形とする必要はない。例えば図10(b)に示すような四隅が面取りされたような形状の部分画像データを貼り付けるようにしても良いし、図10(c)に示すような略半円の形状の部分画像データを貼り付けるようにしても良い。このように、部分画像データは、水平方向又は垂直方向に直線状の境界を有していれば良い。なお、図10(b)に示す部分画像データや図10(c)に示す部分画像データは、分割された部分画像データ内で面取りすべき部分のデータを、背景画像データでマスクすることによって生成できる。
次に、本実施形態の画像処理方法としての画像貼り付け処理について図11を参照して説明する。画像貼り付け処理は、インデックス画像生成処理、モザイク処理、ランダムタイル処理で共通である。画像貼り付け処理においては、YC形式にダウンサンプリングされた画像データから生成される合成画像データ(インデックス画像データ、モザイク画像データ、又はランダムタイル画像データ)が、再生時に適切にアップサンプリングされるように、部分画像データの貼り付け位置又はサイズを補正してから貼り付けを行う。
画像貼り付け処理において、特殊効果画像処理部2182は、コピー元の画像データとして、背景画像データにコピーする部分画像データを読み込む(ステップS601)。この部分画像データは、インデックス画像生成処理の場合には、i番目の画像ファイルから読み込まれた画像データからリサイズ処理等によって生成される部分画像データである。また、モザイク処理の場合には、i番目のコマと置き換えるコマの部分画像データである。さらに、ランダムタイル処理の場合には、1からコマ数までの数がランダムに格納された配列におけるi番目要素と同じ番号のコマの部分画像データである。
コピー元の画像データの読み込み後、特殊効果画像処理部2182は、コピー先の画像データをダウンサンプリングする際の形式がYC422形式又はYC420形式であるか否かを判定する(ステップS602)。コピー先の画像データのダウンサンプリング形式は、例えばマイクロコンピュータ230によって通知される。
ステップS602において、ダウンサンプリング形式がYC422形式又はYC420形式であると判定した場合、特殊効果画像処理部2182は、部分画像データの貼り付け位置又はサイズを補正することによって貼り付け位置のX座標(水平方向座標)を補正する(ステップS603)。この補正については後述する。
ステップS602においてダウンサンプリング形式がYC422形式又はYC420形式でないと判定した場合又はステップS603の後、特殊効果画像処理部2182は、コピー先の画像データをダウンサンプリングする際の形式がYC420形式であるか否かを判定する(ステップS604)。
ステップS604において、ダウンサンプリング形式がYC420形式であると判定した場合、特殊効果画像処理部2182は、部分画像データの貼り付け位置又はサイズを補正することによって貼り付け位置のY座標(垂直方向座標)を補正する(ステップS605)。この補正については後述する。
ステップS604においてダウンサンプリング形式がYC420形式でないと判定した場合又はステップS605の後、特殊効果画像処理部2182は、部分画像データを、バッファ領域にコピーされている背景画像データにおける貼り付け位置の座標にコピー(合成)する(ステップS606)。その後、特殊効果画像処理部2182は、図11の処理を終了させる。なお、ランダムタイル生成処理で説明したように、部分画像データを拡大又は縮小する必要がある場合には、部分画像データのリサイズを行ってからコピーする。また、部分画像データの形状を矩形以外とする場合には、不要な画素のデータをマスクしてからコピーする。
図12を参照して貼り付け位置の座標の補正について説明する。図12に示す数字は、画素の座標を示しており、座標(1,1)が原点座標である左上端の画素位置に対応している。さらに、図12の黒点は、貼り付け位置の補正前の部分画像データの各画素を示している。また、図12のハッチングを施した点は、貼り付け位置の補正のために拡張した画素を示している。
まず、座標(1,1)を左上端の画素位置と定義した場合、部分画像データの貼り付け位置のX座標は、左端の貼り付け位置の座標が奇数(1+2i(iは0以上の整数))となり、右端の貼り付け位置の座標が偶数(2j(jは1以上の整数))となるように補正する。例えば、図12の例では、補正前の部分画像データの左端の画素の貼り付け位置の座標が4であり、右端の画素の貼り付け位置の座標が14である。したがって、左端の画素の貼り付け位置の座標が奇数となるように、部分画像データを左方向に1画素だけ拡大する。これにより、左端の画素の貼り付け位置の座標が3(1+2×1)となる。図12の例において、左端の画素の座標が5となるように部分画像データを右方向に1画素だけ縮小しても良い。また、補正前の部分画像データの左端の画素の貼り付け位置の座標が偶数であり、右端の画素の貼り付け位置の座標が奇数である場合には、部分画像データの拡大や縮小を行わずに単に貼り付け位置の座標をずらすだけで良い。
一方、部分画像データの貼り付け位置のY座標は、上端の貼り付け位置の座標が奇数(1+2i(iは0以上の整数))となり、下端の貼り付け位置の座標が偶数(2j(jは1以上の整数))となるように補正する。例えば、図12の例では、補正前の部分画像データの上端の画素の貼り付け位置の座標が4であり、下端の画素の貼り付け位置の座標が14である。したがって、上端の画素の貼り付け位置の座標が奇数となるように、部分画像データを上方向に1画素だけ拡大する。これにより、上端の画素の貼り付け位置の座標が3となる。なお、図12の例において、上端の画素の座標が5となるように部分画像データを下方向に1画素だけ縮小しても良い。また、補正前の部分画像データの上端の画素の貼り付け位置の座標が偶数であり、下端の画素の貼り付け位置の座標が奇数である場合には、部分画像データの拡大や縮小を行わずに単に貼り付け位置の座標をずらすだけで良い。
座標(1,1)を左上端の画素位置と定義した場合において、左端の画素から水平方向に2画素間隔で組を作るとする。このとき、部分画像データの左端の画素のX座標を奇数とし、右端の画素のX座標を偶数とすると、同一の部分画像データの範囲内で組を作ることが可能である。同様に、上端の画素から垂直方向に2画素間隔で組を作るとする。このとき、部分画像データの上端の画素のY座標を奇数とし、下端の画素のY座標を偶数とすると、同一の部分画像データの範囲内で組を作ることが可能である。
以下、本実施形態の効果について説明する。
効果の説明の理解を容易にするためにまず、ダウンサンプリング形式について説明する。画像データに対してマトリクス演算を施してYCデータを生成した場合、図13(a)で示すような各画素がY、Cb、Crの情報を有するYCデータ(YC444形式)が得られる。YC444形式の場合、図13(a)に示すように、Yデータの位置とCbデータ及びCrデータの位置とが完全に一致する。
図13(a)に示すようなYC444形式の画像データをそのまま記録媒体228に記録すると容量が大きくなりやすい。このため、通常は、YC形式の画像データを記録するに当たり、Yデータのデータ数に対してCデータのデータ数を少なくするサンプリング処理(ダウンサンプリング)を施す。ここで、Yデータに対してCデータを少なくするのは、人間の目の特性が、輝度に対する感度が高く、色差に対する感度が低い特性を有しているためである。
図13(b)及び図13(c)は、YC422形式である。本実施形態では、静止画記録時のダウンサンプリング形式にYC422形式を用いる。YC422形式は、Yデータに対してCbデータ及びCrデータを半減させる形式である。YC422形式のダウンサンプリングでは、Cbデータ及びCrデータの左端から2画素単位の組を作成し、各組から1つずつのCbデータ及びCrデータを生成する。
図13(b)は、各組の左側座標のCbデータ及びCrデータを残し、各組の右側座標のCbデータ及びCrデータを破棄している。この場合、Yデータの位置とCb及びCrデータの位置とが一致していると考えることができる。ここで、以下の説明においては、図13(b)の形式をYC422(一致)形式と記す。
また、図13(c)は、各組のCbデータ及びCrデータをそれぞれ平均して1つにしている。この場合、水平方向に隣接するYデータの中心にCb及びCrデータが位置していると考えることができる。ここで、以下の説明においては、図13(c)の形式をYC422(中心)形式と記す。
このようなYC422形式の画像データを再生する際には、YC422形式の画像データをYC444形式の画像データに復元する必要がある。YC422(一致)形式を復元する場合には、ダウンサンプリングの際に組とした2画素のうちの破棄していない左側座標のCbデータ及びCrデータを右側座標にコピーする。一方、YC422(中心)を復元する場合には、ダウンサンプリングの際に組とした2画素に平均値をコピーする。
図13(d)及び図13(e)は、YC420形式である。本実施形態では、動画記録時のダウンサンプリング形式にYC420形式を用いる。YC420形式は、Yデータに対してCbデータ及びCrデータを1/4とする形式である。YC420形式のダウンサンプリングでは、Cbデータ及びCrデータの左上端から垂直方向2画素及び水平方向2画素の計4画素単位の組を作成し、各組から1つずつのCbデータ及びCrデータを生成する。
図13(d)は、各組の左上側座標のCbデータ及びCrデータを残し、残りのCbデータ及びCrデータを破棄している。この場合、Yデータの位置とCb及びCrデータの位置とが一致していると考えることができる。以下の説明においては、図13(d)の形式をYC420(一致)形式と記す。
また、図13(e)は、YC422(一致)と同様にして水平方向に隣接する2画素のうちの右側座標のCbデータ及びCrデータを破棄しつつ、さらに垂直方向に隣接する2画素をそれぞれ平均して1つにしている。この場合、水平方向に関してはYデータとCbデータ及びCrデータの位置が一致し、垂直方向に関してはYデータの中心にCb及びCrデータが位置していると考えることができる。ここで、以下の説明においては、図13(e)の形式をYC420(動画)形式と記す。
このようなYC420形式の画像データを再生する際には、YC420形式の画像データをYC444形式の画像データに復元する必要がある。YC420(一致)形式を復元する場合には、ダウンサンプリングの際に組とした4画素のうちの破棄していない左上座標のCbデータ及びCrデータをその他の3つの座標にコピーする。一方、YC420(動画)を復元する場合には、ダウンサンプリングの際に組とした4画素に平均値をコピーする。
図14は、部分画像データの貼り付け位置の座標の補正をしない場合の画像再生について示す図である。ここで、図14の例は、YC422(一致)形式でダウンサンプリングを行った画像データを再生する例を示している。
図14(a)は、ダウンサンプリング前のYC444形式の画像データを示している。前述したように、YC422(形式)のダウンサンプリングの際には、図14(a)で示した画素を水平方向2画素間隔の組に分ける。このとき、貼り付け位置の補正が行われていない場合には、Cbデータ及びCrデータの中で水平方向2画素の値が大きく異なる組が生じる可能性がある。図14(a)の例では、3列目と4列目の組がこのような組に対応している。このような組は、背景画像データと部分画像データとの境界部分等の隣接する画素間の相関が無い組であり、原点座標を(1,1)とした場合に、部分画像データの左端の貼り付け位置の座標が偶数である場合又は右端の貼り付け位置が奇数である場合にこのような組が生じる。
図14(a)に示す画像データを、YC422(一致)形式でダウンサンプリングした場合、図14(b)に示す画像データが得られる。図14(b)に示すように、Yデータは、図14(a)と同一のデータである。一方、Cbデータ及びCrデータは、水平方向2画素間隔の組のうち、左側座標のデータが残り、右側座標のデータが破棄される。
再生のために、図14(b)に示す画像データをYC444形式に復元すると、図14(c)に示す画像データが得られる。ここで、図14(c)の4列目のCbデータ及びCrデータは、3列目のデータをコピーしたものであり、この3列目のデータは、図14(a)の4列目のデータと大きく異なるものである。このため、図14(c)の4列目のCbデータ及びCrデータも、図14(a)の4列目のCbデータ及びCrデータと大きく異なるものとなる。図14(a)の4列目のYCデータは、RGBに変換すると黒色を示す。これに対し、図14(c)の4列目のYCデータは、RGBに変換すると暗い赤色を示す。このような画像データを再生すると、本来、黒色の表示がなされるべき画素で赤色の表示がなされ、ユーザに違和感を与えることになる。
図15は、貼り付け位置の座標の補正をした場合の画像再生について示す図である。図15の例も、YC422(一致)形式でダウンサンプリングを行った場合を示している。
図15(a)は、ダウンサンプリング前のYC444形式の画像データを示している。本実施形態では、原点座標を(1,1)とした場合に、部分画像データの左端の貼り付け位置の座標を奇数とし、部分画像データの右端の貼り付け位置の座標を偶数とするように貼り付け位置のX座標を補正している。このようにして貼り付け位置を補正することにより、同一の部分画像データ内で水平方向2画素間隔の組を作ることが可能である。同一の部分画像データ内であれば隣接する画素の相関が高いと考えられる。したがって、Cbデータ及びCrデータの中で水平方向2画素の値が大きく異なる組が生じる可能性を低減することが可能である。
図15(a)に示す画像データを、YC422(一致)形式でダウンサンプリングした場合、図15(b)に示す画像データが得られる。図15(b)に示すように、Yデータは、図15(a)と同一のデータとなる。一方、Cbデータ及びCrデータは、水平方向2画素間隔の組のうち、左側座標のデータのみが残り、右側座標のデータが破棄される。
再生のために、図15(b)に示す画像データをYC444形式に復元すると、図15(c)に示す画像データが得られる。ここで、図15(c)の4列目のCbデータ及びCrデータは、3列目のデータをコピーしたものであり、この3列目のデータは、図15(a)の4列目のデータとの相関が高いデータである。このような画像データを再生すると、黒色の表示がなされるべき画素で正しく黒色の表示がなされ、ユーザに違和感を与えることがない。
ここで、図14及び図15は、YC422(一致)形式を例にしているが、その他の形式でダウンサンプリングを行った場合にも、図14及び図15を参照して行った説明が適用される。例えば、YC420(一致)形式の場合、復元時には、組となる4画素のうちの左上端の画素のデータが、他の3画素にコピーされる。したがって、左上端の画素に対して相関が低い画素があると、その相関の低い画素のCデータは、復元の前後での差異が大きくなる。このような画像を表示させると、ユーザに違和感を与える。また、YC422(中心)やYC420(動画)形式の場合、復元時には組となる画素のデータの平均値が各組の画素にコピーされる。この場合、組となる4画素の相関が低いと、組となる全ての画素のCデータが復元の前後での差異が大きくなる可能性がある。これに対し、本実施形態では、組となる画素の相関を高くすることが可能であるので、ダウンサンプリングの形式によらずにユーザに対して違和感のない再生を行うことが可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、インデックス画像データ、モザイク画像データ、ランダムタイル画像データといった、複数の部分画像データを合成して(貼り付けて)構成される合成画像データを生成する際に、部分画像データの貼り付け位置の座標又は部分画像データのサイズを補正するようにしている。これにより、同一の部分画像データ内の画素でダウンサンプリング及びアップサンプリングを行うことができる。したがって、ダウンサンプリングとアップサンプリングとの間での色差データの差異を少なくして画像再生の際の違和感を低減させることが可能である。
[変形例]
以下、本発明の変形例について説明する。
まず、前述の例では、YCデータを例としているが、別の色空間のデータであっても本実施形態の手法を適用することができる。例えば、HD規格では、RGBの画像データを、輝度(Y)と色差(Pb、Pr)に変換している。この場合にも、YCデータと同様のダウンサンプリングが行われるので、本実施形態の技術は有効である。
また、前述した例では、原点座標に近い側の端の座標を奇数とし、原点座標に遠い側の端の座標を偶数とするように貼り付け位置の座標の補正をしている。これは、原点座標が奇数であるためである。原点座標が偶数(例えば(0,0))である場合には、原点座標に近い側の端の座標を偶数とし、原点座標に遠い側の端の座標を奇数とするように貼り付け位置の座標の補正をする。
また、前述した例は、画像データを水平方向又は垂直方向に2画素間隔の組に分けてダウンサンプリングを行う例について説明している。実際には、本実施形態の技術は、画像データを垂直方向にm画素(mは2以上の整数)間隔又は水平方向にn画素間隔(nは2以上の整数)の組に分けてダウンサンプリングを行う場合に対して適用可能である。この場合、部分画像データの貼り付け位置のX座標は、原点座標を(1,1)とした場合に、左端の貼り付け位置の座標が1+n×i(iは0以上の整数))となり、右端の貼り付け位置の座標がn×j(jは1以上の整数))となるように補正する。また、部分画像データの貼り付け位置のY座標は、原点座標を(1,1)とした場合に上端の貼り付け位置の座標が1+m×i(iは0以上の整数))となり、下端の貼り付け位置の座標がm×j(jは1以上の整数))となるように補正する。
また、前述の実施形態では、画像サンプリング部223を独立したブロックとして設けるようにしている。これに対し、画像サンプリング部223を画像処理部218内に設けたり、表示ドライバ220内に設けたりしても良い。
また、前述の実施形態では、貼り付け位置のX座標(水平方向)及びY座標(垂直方向)を補正している。これは、画素の配列方向が水平方向及び垂直方向に沿った方向であるためである。画素の配列方向が斜め方向の撮像素子204や表示部222等を用いる場合には、貼り付け位置の補正方向も画素の配列方向に沿った斜め方向とする。
さらに、上述した実施形態における画像処理装置による各処理の手法、即ち、各フローチャートに示す処理は、何れもマイクロコンピュータ230に実行させることができるプログラムとして記憶させておくこともできる。この他、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶装置の記憶媒体に格納して配布することができる。そして、マイクロコンピュータ230は、この外部記憶装置の記憶媒体に記憶されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行することができる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。また、前述の各動作フローチャートの説明において、便宜上「まず」、「次に」等を用いて動作を説明しているが、この順で動作を実施することが必須であることを意味するものではない。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
1…デジタルカメラ、100…交換式レンズ、102…レンズ、104…絞り、106…ドライバ、108…マイクロコンピュータ、110…Flashメモリ、112…インターフェイス(I/F)、200…カメラ本体、202…メカシャッタ、204…撮像素子、206…アナログ処理部、208…アナログ/デジタル(A/D)変換部、210…バス、212…SDRAM、214…AE処理部、216…AF処理部、218…画像処理部、220…表示ドライバ、222…表示部、223…画像サンプリング部、224…画像圧縮伸張部、226…メモリインターフェイス(I/F)、228…記録媒体、230…マイクロコンピュータ、232…操作部、234…Flashメモリ、2181…基本画像処理部、2182…特殊効果画像処理部

Claims (12)

  1. 背景画像データに対して、水平方向又は垂直方向の一方向に直線状の境界を有する部分画像データを貼り付けて合成画像データを生成する画像合成部と、
    前記合成画像データを生成する際の、前記部分画像データの境界の前記背景画像データにおける位置を決定する境界位置決定部と、
    前記合成画像データに対し、前記合成画像データの輝度成分のデータ数よりも前記合成画像データの色差成分のデータ数を少なくするサンプリング処理を施す画像サンプリング部と、
    を具備し、
    前記境界位置決定部は、前記画像サンプリング部によるサンプリング処理の方式に応じて、前記部分画像データを拡大又は縮小することにより前記境界の位置を補正することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記境界位置決定部は、前記合成画像データの輝度成分のデータ数よりも前記合成画像データの色差成分のデータ数を少なくするサンプリング処理が施された前記合成画像データに対し、前記合成画像データの輝度成分のデータ数と前記合成画像データの色差成分のデータ数とを同じにする復元処理を行った場合に、前記サンプリング処理の前の画像データと前記復元処理の後の画像データとの間で色差成分の差異が小さくなるように、前記境界の位置を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記境界位置決定部は、前記サンプリング処理の方式が、前記合成画像データの水平方向の色差成分を、前記合成画像データの水平方向の輝度成分のデータ数の1/n(nは2以上の整数)に減らす方式であって、前記境界が垂直方向に沿った直線状の境界である場合に、前記部分画像データの水平方向でn画素間隔の組が作られるように前記境界の位置を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記境界位置決定部は、前記背景画像データにおける左端原点を1とした場合に、前記部分画像データにおける左端の前記境界の位置を、1+n×i(iは0以上の整数)の座標とするように補正することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記境界位置決定部は、前記背景画像データにおける左端原点を1とした場合に、前記部分画像データにおける右端の前記境界の位置を、n×j(jは1以上の整数)の座標とするように補正することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記境界位置決定部は、前記サンプリング処理の方式が、前記合成画像データの垂直方向の色差成分を、前記合成画像データの垂直方向の輝度成分のデータ数の1/m(mは2以上の整数)に減らす方式であって、前記境界が水平方向に沿った直線状の境界である場合に、前記部分画像データの垂直方向でm画素間隔の組が作られるように前記境界の位置を補正することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記境界位置決定部は、前記背景画像データにおける上端原点を1とした場合に、前記部分画像データにおける上端の前記境界の位置を、1+m×i(iは0以上の整数)の座標とするように補正することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記境界位置決定部は、前記背景画像データにおける上端原点を1とした場合に、前記部分画像データにおける下端の前記境界の位置を、m×j(jは1以上の整数)の座標とするように補正することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像合成部は、複数の前記部分画像データを前記背景画像データに合成することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像処理装置を備えた撮像装置。
  11. 画像合成部が、背景画像データに対して、水平方向又は垂直方向の一方向に直線状の境界を有する部分画像データを貼り付けて合成画像データを生成し、
    境界位置決定部が、前記合成画像データを生成する際の、前記部分画像データの境界の前記背景画像データにおける位置を決定し、
    前記境界位置決定部が、画像サンプリング部によるサンプリング処理の方式に応じて、前記部分画像データを拡大又は縮小することにより前記境界の位置を補正し、
    前記画像サンプリング部が、前記合成画像データに対し、前記合成画像データの輝度成分のデータ数よりも前記合成画像データの色差成分のデータ数を少なくするサンプリング処理を施す、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  12. 画像合成部に、背景画像データに対して、水平方向又は垂直方向の一方向に直線状の境界を有する部分画像データを貼り付けて合成画像データを生成させる手順と、
    境界位置決定部に、前記合成画像データを生成する際の、前記部分画像データの境界の前記背景画像データにおける位置を決定させる手順と、
    前記境界位置決定部に、画像サンプリング部によるサンプリング処理の方式に応じて、前記部分画像データを拡大又は縮小することにより前記境界の位置を補正させる手順と、
    前記画像サンプリング部に、前記合成画像データに対し、前記合成画像データの輝度成分のデータ数よりも前記合成画像データの色差成分のデータ数を少なくするサンプリング処理を施させる手順と、
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
JP2011284171A 2011-12-26 2011-12-26 画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム Active JP5836109B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011284171A JP5836109B2 (ja) 2011-12-26 2011-12-26 画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011284171A JP5836109B2 (ja) 2011-12-26 2011-12-26 画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013135322A JP2013135322A (ja) 2013-07-08
JP5836109B2 true JP5836109B2 (ja) 2015-12-24

Family

ID=48911746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011284171A Active JP5836109B2 (ja) 2011-12-26 2011-12-26 画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5836109B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3511903A4 (en) * 2016-09-12 2019-10-02 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. DEVICE FOR PRODUCING A THREE-DIMENSIONAL MODEL AND METHOD FOR GENERATING A THREE-DIMENSIONAL MODEL

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3392474B2 (ja) * 1992-10-02 2003-03-31 株式会社東芝 切貼り編集を含む画像の処理装置
JP2011054080A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Sony Corp 画像処理装置および方法、並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013135322A (ja) 2013-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5186021B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置、及び撮像方法
JP2009053748A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよびカメラ
US9684988B2 (en) Imaging device, image processing method, and recording medium
JP2007281546A (ja) 撮像装置,及び撮像方法
JP5132495B2 (ja) 撮像装置、および、画像処理方法
US9402037B2 (en) Imaging apparatus, image processing apparatus, and image processing method for generating random special effects
TW201120810A (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP6137800B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム
JP2014017579A (ja) 撮影装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム
JP5185085B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム
JP6929711B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム
JP5836109B2 (ja) 画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
US9171358B2 (en) Image editing device and image editing method
JP6091311B2 (ja) 撮像装置
JP2004287794A (ja) 画像処理装置
JP2010283504A (ja) 撮像装置、撮像方法、および、撮像プログラム
JP2006319524A (ja) 撮像装置
JP2005229280A (ja) 画像処理装置および方法並びにプログラム
JP5185027B2 (ja) 画像表示装置、撮像装置、画像表示方法、および、撮像方法
JP5191941B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム
JP4133179B2 (ja) 画像信号処理装置
JP5878063B2 (ja) 撮像装置、撮像方法および撮像プログラム
JP5653665B2 (ja) 画像処理装置、撮影装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP5094686B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム
JP6120664B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141010

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20150423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151102

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5836109

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250