JP5833989B2 - 媒体処理装置 - Google Patents

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Description

本明細書で論じられる実施形態は、媒体に例えば磁気処理などの処理を行う媒体処理装置に関する。
従来、ATM(Automated Teller Machine)装置に搭載されている通帳プリンタの磁気読取・書込み部は、通帳の磁気ストライプに情報を書き込む場合や、書き込んだ情報を読み取る場合等に使用される(例えば、特許文献1及び2参照)。
通帳の磁気書込み位置には規格が有り、磁気読取・書込み部へ通帳を搬送し停止した位置によって磁気を書き込む位置が決まる。搬送基準位置と通帳の端とを合わせることにより、磁気の書込み位置の規格を超えないように通帳をセットすることができる。
ATM装置に搭載される通帳プリンタでは、通帳をセットする際、搬送基準位置と通帳の端とを合わせるため、磁気読取・書込み部が配置された搬送路において、搬送基準となるガイド部材とは反対側のガイド部材は、通帳幅方向に移動可能に構成される。この移動可能なガイド部材の構造としては、板バネを用いて、搬送基準側のガイド部材に通帳を押し当てる機構が挙げられる。
上述の通帳プリンタなどの媒体処理装置において、静止状態の媒体ではなく搬送中の媒体に磁気情報の読み書きを行うものであるが、通帳の押し付け力を磁気情報の読み書き時に弱めることで、通帳の傷つけ防止及びスキュー防止を図るものが提案されている(上記特許文献1参照)。
特開2007−25983号公報 特開2008−310592号公報
ところで、通帳の磁気ストライプに情報を書き込む場合など、磁気情報の読み書きや印字などの処理を媒体に行う場合には、媒体と媒体処理手段(例えば、磁気ヘッド)とが密着していることが望ましい。
媒体幅方向に移動可能なガイド部材によって、搬送基準となるガイド部材に通帳の端を合わせることができるが、移動可能なガイド部材から受ける力により媒体が屈曲する。そのため、媒体処理手段が媒体と密着することができず、書き込みエラー等の処理エラーが発生してしまう。
1つの側面では、本発明の目的は、媒体に対して確実に処理(例えば、磁気読み書き或いは印字)を行うことができる媒体処理装置を提供することである。
実施の形態に係る媒体処理装置は、媒体を処理する媒体処理装置において、互いに対向するように配置され前記媒体をガイドする第1のガイド部材及び第2のガイド部材と、前記第2のガイド部材を前記第1のガイド部材側に付勢する付勢機構と、前記付勢機構による前記第2のガイド部材の付勢を解除する付勢解除機構と、静止状態の前記媒体に処理を行う媒体処理手段と、前記媒体処理手段による処理位置における前記媒体が前記第1のガイド部材に当接していることを検知する検知機構と、を備え、前記付勢解除機構は、前記媒体が前記第1のガイド部材に当接していることを前記検知機構が検知した場合に、前記第2のガイド部材の付勢を解除し、前記媒体処理手段は、前記付勢解除機構が前記第2のガイド部材の付勢を解除した状態で、前記媒体に処理を行う。
実施の形態に係る媒体処理装置によれば、媒体に対して確実に処理を行うことができる。
媒体処理装置を示す平面図である。 第2のガイド部材(付勢状態)、付勢機構、及び付勢解除機構を示す平面図である。 第2のガイド部材(付勢解除状態)、付勢機構、及び付勢解除機構を示す平面図である。 第2のガイド部材、付勢機構、及び付勢解除機構を示す分解斜視図(その1)である。 第2のガイド部材、付勢機構、及び付勢解除機構を示す分解斜視図(その2)である。 第2のガイド部材、付勢機構、及び付勢解除機構を示す分解斜視図(その3)である。 回転受け部材を示す斜視図である。 検知機構を示す平面図である。 検知機構を示す側面図である。 検知機構(検知状態その1)を示す平面図である。 検知機構(検知状態その2)を示す平面図である。 媒体処理の流れを示すフローチャートである。 媒体処理の流れを説明するための媒体処理装置を示す平面図(その1)である。 媒体処理の流れを説明するための媒体処理装置を示す平面図(その2)である。 媒体処理の流れを説明するための媒体処理装置を示す平面図(その3)である。 媒体処理の流れを説明するための媒体処理装置を示す平面図(その4)である。 図8Cにおける媒体処理装置の媒体をIX方向から見た図(その1)である。 図8Cにおける媒体処理装置の媒体をIX方向から見た図(その2)である。 図8Dにおける媒体処理装置の媒体をX方向から見た図である。
以下、実施の形態に係る媒体処理装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、媒体処理装置1を示す平面図である。
図2A及び図2Bは、第2のガイド部材20、付勢機構30、及び付勢解除機構40を示す平面図である。
図3A〜図3Cは、第2のガイド部材20、付勢機構30、及び付勢解除機構40を示す分解斜視図である。
図4は、回転受け部材45を示す斜視図である。
図5A及び図5Bは、検知機構60を示す平面図及び側面図である。
図6A及び図6Bは、検知機構60(検知状態その1及びその2)を示す平面図である。
図1に示す媒体処理装置1は、第1のガイド部材10と、第2のガイド部材20と、付勢機構30と、付勢解除機構40と、媒体処理手段の一例である磁気ヘッド50と、検知機構60と、搬送路70と、搬送ローラ81,82,83と、を備える。
第1のガイド部材10と第2のガイド部材20とは、互いに対向するように配置され、例えば通帳、帳票、紙などの媒体100(図8A〜図10参照)をガイドする。
第1のガイド部材10及び第2のガイド部材20は、媒体100の搬送方向(図1における上下方向)に長手方向を有する板状の部材である。
第1のガイド部材10は、搬送基準となるため、本実施の形態では移動不能に搬送路70に固定されている。一方、第2のガイド部材20は、後述する付勢機構30によって、第1のガイド部材10側に付勢されている。
第2のガイド部材20には、媒体100との当接面とは反対側の面の縦横の中央に後述する付勢解除軸44が連結されている。また、第2のガイド部材20には、第2のガイド部材20を後述するベース部材31に連結するための連結ピン20a,20bが、当接面とは反対側の面において付勢解除軸44を挟んで位置するように2つ設けられている。なお、搬送路70のうち第2のガイド部材20よりも媒体100の搬送方向入口側(図1における下側)には、入口側ガイド部材73が配置されている。
第2のガイド部材20、付勢機構30、及び付勢解除機構40は、平面視において搬送路70の第2のガイド部材用開口部72内に収まるように配置されている。
図2A〜図3Cに示すように、付勢機構30は、ベース部材31と、弾性部材の一例である板バネ32と、を含む。
ベース部材31は、鉛直部分31aと、水平部分31bと、取付片31cと、を有し、移動不能に配置されている。
鉛直部分31aは、第2のガイド部材20と平行に設けられている。水平部分31bは、鉛直部分31aの下端から第2のガイド部材20と遠ざかるように延びる。取付片31cは、後述する駆動源41を取り付けるために水平部分31bに設けられている。ベース部材31の形状は、後述する付勢解除機構40のリンク回転軸46を配置するなどのために水平部分31bを有するが、ベース部材31としては、弾性部材(板バネ32)を挟んで第2のガイド部材20と対向するものであればよい。
板バネ32は、ベース部材31の鉛直部分31aと第2のガイド部材20との間に配置され、第2のガイド部材20を第1のガイド部材10側に付勢する。このように第2のガイド部材20を第1のガイド部材10側に付勢するものであれば、板バネ32に代えて複数の圧縮バネなどの他の弾性部材を用いることも可能である。
なお、第2のガイド部材20は、連結ピン20a,20bによって、第2のガイド部材20とベース部材31との間隔が一定値以上にならないように連結されている。
付勢解除機構40は、駆動源41と、駆動軸42と、リンク部材43と、付勢解除軸44と、回転受け部材45と、リンク回転軸46と、を含む。
駆動源41は、例えばソレノイドであり、第2のガイド部材20の付勢方向(図1及び図2Aに示す矢印a)とは異なる方向の一例として、本実施の形態では媒体100の搬送方向(図8A及び図8Bに示す矢印A)に駆動軸42を引っ張り、直進移動させる。
リンク部材43は、ベース部材31の水平部分31bに例えば鉛直上方に立設されたリンク回転軸46を回転中心として回転する。リンク部材43は、駆動軸42に係合する係合片43aを有し、駆動軸42の直進運動を回転運動に変換する。
付勢解除軸44は、第2のガイド部材20のうち媒体100との当接面とは反対側の面の縦横の中央に連結(例えば、第2のガイド部材20と一体に固定)されている。付勢解除軸44は、ベース部材31の鉛直部分31a及びリンク部材43を貫通する。
図4に拡大して示す回転受け部材45は、付勢解除軸44のうちリンク部材43を挟んで第2のガイド部材20とは反対側に連結されている。本実施の形態では、回転受け部材45は、連結孔45cにおいて、付勢解除軸44の先端に連結されている。但し、回転受け部材45は、付勢解除軸44のうちリンク部材を挟んで第2のガイド部材20側に連結することも可能である。その場合、付勢解除軸44は、リンク部材43を貫通しなくてもよい。
回転受け部材45は、付勢解除軸44を挟んで、すなわち連結孔45cを挟んで、リンク回転軸46の軸方向(本実施の形態では鉛直方向)に配列された複数の突起45a,45bを有する。
本実施の形態の突起45a,45bは、配列方向に直交する断面形状が半円形状を呈することで、配列方向を軸とする円柱表面状の表面を有する。また、突起45a,45bは、配列方向に延びる線状にリンク部材43の面に対して線接触する。
なお、突起45a,45bは、リンク部材43に対して面接触すると、リンク部材43の回転を受ける際に、第2のガイド部材20を引っ張る力に変換するのが困難になるため、リンク部材43に対して配列方向(リンク回転軸46の軸方向)に線接触又は点接触するようにするとよい。
回転受け部材45は、突起45a,45bにおいてリンク部材43の回転を受けることにより、付勢解除軸44を介して第2のガイド部材20を引っ張る(図2Bに破線で当接面を示す第2のガイド部材20´の位置から実線で示す第2のガイド部材20へ)。これにより、第2のガイド部材20の第1のガイド部材10側への付勢が解除される。
なお、回転受け部材45は、リンク部材43の回転を受けるため、磨耗に強い材料であることが望ましい。あくまで一例であるが、本実施の形態では、リンク部材43の材料は金属であるのに対し、回転受け部材45の材料は樹脂である。また、回転受け部材45の突起は、付勢解除軸44を挟んでリンク部材43の回転軸方向(リンク回転軸46の軸方向)に配列されていれば、付勢解除軸44を挟んだ少なくとも一方に複数設けられていてもよい。
磁気ヘッド50は、平面視における搬送路70の磁気ヘッド用開口部71内を媒体100の搬送方向に移動しながら、静止状態の媒体100の磁気ストライプ101(図8A〜図8D参照)に対して接触して磁気情報の読み書きを行う。なお、磁気ヘッド50に代えて印字ヘッドなどの他の媒体処理手段を用いることも可能である。
図5A〜図6Bに示すように、検知機構60は、アクチュエータ61と、遮蔽板62と、媒体検知手段の一例であるフォトセンサ63と、検知機構用リンク64と、引張バネ65と、ねじりバネ66と、検知機構用リンク回転軸67と、を含む接触式の検知機構である。
アクチュエータ61は、第2のガイド部材20と対向する位置に配置され、鉛直方向を軸とする円柱形状または円板形状を呈する。アクチュエータ61の一部は、第1のガイド部材10よりも第2のガイド部材20側に突出する。アクチュエータ61は、第1のガイド部材10から突出した部分が搬送中の媒体100に接触することにより回転する。
アクチュエータ61の外周の一部には、切り欠き61aが形成されている。アクチュエータ61は、切り欠き61aが後述する検知機構用リンク64の回転ストッパ64aに当接することで、回転角度を規制されている。アクチュエータ61は、回転自在に検知機構用リンク64に支持されている。そして、媒体100に接触して押圧されることで検知機構用リンク64の回転軸である検知機構用リンク回転軸67を中心としても回転可能である。
遮蔽板62は、アクチュエータ61に固定されてアクチュエータ61とともにアクチュエータ61の中心軸を中心に回転する。これにより、遮蔽板62は、図6Aに示す媒体100の搬入時及び図6Bに示す媒体100の搬出時にフォトセンサ63の透過状態に移動する。
なお、媒体100が図8C及び図8Dに示す処理位置(媒体100(P))にあるとき、アクチュエータ61は、媒体100に押圧された状態が維持され、遮蔽板62は、透過状態が維持される。これにより、検知機構60は、処理位置における媒体100(P)が第1のガイド部材10に当接していることを検知することができる。
一方、媒体100が処理位置から搬入側(図8C及び図8Dにおける上側)又は搬出側に移動してアクチュエータ61と接触しなくなると、引張バネ65がアクチュエータ61を引っ張り図5Aに示す初期位置に戻す。
図5A及び図5Bに示すねじりバネ66は、検知機構用リンク回転軸67に巻きつけられ、検知機構用リンク64を介してアクチュエータ61を第1のガイド部材10から突出する方向に付勢する。
なお、上述の検知機構60の構成は、あくまで一例であり、媒体100が第1のガイド部材10に当接していることを検知するものであれば、他の構成の接触式検知機構であってもよいし、また、媒体100と非接触で媒体100を検知する非接触式検知機構を用いてもよい。
図1に示す搬送路70には、例えば上下一対かつ左右一対に配置された搬送ローラ81,82,83が搬送方向に複数組(本実施の形態では3組)配置されている。
以下、媒体処理の流れについて説明するが、上述の説明と重複するため、詳細な説明は省略する。
図7は、媒体処理の流れを示すフローチャートである。なお、媒体処理装置1の各部の動作は、図示しない制御装置により制御されているものとする。
図8A〜図8Dは、媒体処理の流れを説明するための媒体処理装置1を示す平面図である。
図9A及び図9Bは、図8Cにおける媒体処理装置1の媒体100をIX方向から見た図である。
図10は、図8Dにおける媒体処理装置1の媒体100をX方向から見た図である。
まず、図8Aに示すように、搬送路70に搬入された媒体100は、搬送ローラ81〜83によって搬送される(搬送方向A)。第1のガイド部材10と第2のガイド部材20との間隔は、媒体100の幅よりも小さく設定されている。そして、第2のガイド部材20は、付勢機構30によって第1のガイド部材10側に付勢されているため(付勢方向a)、図8Bに示すように媒体100が搬送されてくると、第2のガイド部材20は、媒体100により付勢方向とは反対側に押圧されるが、媒体100を第1のガイド部材10に押し付ける。
そして、図8Cに示すように、媒体100が磁気ヘッド50による処理位置(媒体100(P))に搬送され(ステップS301)、このことを図示しないセンサが検知すると、搬送ローラ81〜83による媒体100の搬送が停止する(ステップS302)。
このとき、媒体100が検知機構60のアクチュエータ61を押圧することから、検知機構60は、媒体100が第1のガイド部材10に当接していることを検知するが(ステップS303がYES)、検知しない場合(ステップS303がNO)には、媒体100の搬送(ステップS301)からやり直す。
媒体100が第1のガイド部材10に当接していることを検知機構60が検知した場合(上記のステップS303がYES)、付勢解除機構40は、上述のように、駆動源41により駆動軸42を直進運動させリンク部材43を回転させ第2のガイド部材20を引っ張ることで、図8Dに示すように第2のガイド部材20の付勢を解除する(付勢解除方向b,ステップS304)。
媒体100が第2のガイド部材20により第1のガイド部材10側に押し付けられた状態であると、図9Aに実線で示すように媒体100は端部において屈曲し、図9Bに示すように磁気ヘッド50による磁気読み書き時に磁気ヘッド50が媒体100と密着することができず、書き込みエラー等の処理エラーが発生する。
一方、上述のように第2のガイド部材20の付勢を解除すると、媒体100は、第2のガイド部材20により第1のガイド部材10側に押し付けられなくなるため、図10に実線で示すように磁気ヘッド50と密着することができる。
但し、媒体100が第2のガイド部材20により第1のガイド部材10側に押し付けられなくなることで媒体100の位置ズレが生じるおそれがあるため、検知機構60は、媒体100が第1のガイド部材10に当接していることを再度検知する。検知されない場合(ステップS305がNO)、付勢解除機構40による付勢解除を中止し(すなわち、駆動源41による駆動軸42の移動状態を初期状態に戻し)、付勢機構30により第2のガイド部材20が第1のガイド部材10側に付勢される状態に戻した上で(ステップS306)、媒体100の搬送(ステップS301)からやり直す。
媒体100が第1のガイド部材10に当接していることを再度検知できた場合(ステップS305がYES)には、磁気ヘッド50は、媒体100に磁気処理(磁気情報の読み書き)を行う(ステップS307)。
そして、磁気処理後に付勢解除機構40による付勢解除を中止することによって、付勢機構30により第2のガイド部材20が第1のガイド部材10側に付勢される状態に戻す(ステップS308)。ただし、この後に行われる媒体100の搬送などに媒体100の位置精度が要求されない場合には、付勢状態に戻さなくてもよい。
以上により、媒体処理が終了するが、媒体処理装置1が例えば通帳プリンタである場合には記帳などの次の動作が行われる。
以上説明した実施の形態に係る媒体処理装置1では、第1のガイド部材10及び第2のガイド部材20は、互いに対向するように配置され媒体100をガイドする。付勢機構30は、第2のガイド部材20を第1のガイド部材10側に付勢する。付勢解除機構40は、付勢機構30による第2のガイド部材20の付勢を解除する。媒体処理手段の一例である磁気ヘッド50は、静止状態の媒体100に磁気処理或いは印字などの処理を行う。検知機構60は、磁気ヘッド50による処理位置における媒体100(P)が第1のガイド部材10に当接していることを検知する。そして、付勢解除機構40は、媒体100が第1のガイド部材10に当接していることを検知機構60が検知した場合に、第2のガイド部材20の付勢を解除し、磁気ヘッド50は、付勢解除機構40が第2のガイド部材20の付勢を解除した状態で、媒体100に処理を行う。
そのため、第2のガイド部材20及び付勢機構30により媒体100を第1のガイド部材10側に押し付ける構成を採用しても、磁気ヘッド50は、第1のガイド部材10への押し付けを中止された静止状態の媒体100に処理を行うことができる。これにより、第1のガイド部材10への押し付けによる媒体100の屈曲を防ぎ、磁気ヘッド50が媒体
100と密着することができる。よって、本実施の形態によれば、媒体100に対して確実に処理を行うことができる。
また、本実施の形態では、付勢機構30は、ベース部材31と、このベース部材31と第2のガイド部材20との間に配置され、第2のガイド部材20を第1のガイド部材10側に付勢する板バネ32(弾性部材の一例)と、を含む。付勢解除機構40は、駆動源41と、この駆動源41により第2のガイド部材20の付勢方向(矢印a)とは異なる方向に直進移動する駆動軸42と、この駆動軸42に係合して回転移動するリンク部材43と、第2のガイド部材20に連結されてベース部材31を貫通する付勢解除軸44と、この付勢解除軸44に連結され、リンク部材43の回転を受けることにより付勢解除軸44を介して第2のガイド部材20を引っ張る回転受け部材45と、を含む。そして、回転受け部材45は、付勢解除軸44を挟んでリンク部材43の回転軸方向(リンク回転軸46の軸方向であり、本実施の形態では鉛直方向)に配列されリンク部材43に当接する複数の突起45a,45bを有する。
そのため、リンク部材43を用いることで、ギア比を調整することができ、例えば、駆動源41の駆動力を弱めても、第2のガイド部材20を引っ張ることができる。更には、リンク部材43を用いることで、付勢解除機構40の配置スペースを調整することができる。したがって、駆動源41等の構成を簡素化することができる。また、複数の突起45a,45bは、付勢解除軸44を挟んでリンク部材43の回転軸方向に配列されているため、リンク部材43の回転運動を、第2のガイド部材20を引っ張る力に確実に変換することができる。
また、本実施の形態では、磁気ヘッド50は、付勢解除機構40が第2のガイド部材20の付勢を解除した状態で、媒体100が第1のガイド部材10に当接していることを検知機構60が再度検知した場合に、媒体100に処理を行う。そのため、付勢解除機構40が第2のガイド部材20の付勢を解除して媒体100が第1のガイド部材10側に押し付けられなくなることに起因して媒体100の位置ズレが生じても、それを検知することができるため、媒体100に対して確実に処理を行うことができる。
また、本実施の形態では、検知機構60は、第1のガイド部材10よりも第2のガイド部材20側に突出し、媒体100に接触する接触式の検知機構である。そのため、高精度に媒体100の第1のガイド部材10への当接を検知した状態で、第2のガイド部材20の付勢解除等を行うことができる。
1 媒体処理装置
10 第1のガイド部材
20 第2のガイド部材
20a 連結ピン
20b 連結ピン
30 付勢機構
31 ベース部材
31a 鉛直部分
31b 水平部分
31c 取付片
32 板バネ
40 付勢解除機構
41 駆動源
42 駆動軸
43 リンク部材
43a 係合片
44 付勢解除軸
45 回転受け部材
45a 突起
45b 突起
45c 連結孔
46 リンク回転軸
50 磁気ヘッド
60 検知機構
61 アクチュエータ
61a 切り欠き
62 遮蔽板
63 フォトセンサ
64 検知機構用リンク
64a 回転ストッパ
65 引張バネ
66 ねじりバネ
67 検知機構用リンク回転軸
70 搬送路
71 磁気ヘッド用開口部
72 第2のガイド部材用開口部
73 入口側ガイド部材
81 搬送ローラ
82 搬送ローラ
83 搬送ローラ
100 媒体

Claims (3)

  1. 媒体を処理する媒体処理装置において、
    互いに対向するように配置され前記媒体をガイドする第1のガイド部材及び第2のガイド部材と、
    前記第2のガイド部材を前記第1のガイド部材側に付勢する付勢機構と、
    前記付勢機構による前記第2のガイド部材の付勢を解除する付勢解除機構と、
    静止状態の前記媒体に処理を行う媒体処理手段と、
    前記媒体処理手段による処理位置における前記媒体が前記第1のガイド部材に当接していることを検知する検知機構と、を備え、
    前記付勢解除機構は、前記媒体が前記第1のガイド部材に当接していることを前記検知機構が検知した場合に、前記第2のガイド部材の付勢を解除し、
    前記媒体処理手段は、前記付勢解除機構が前記第2のガイド部材の付勢を解除した状態で、前記媒体に処理を行い、
    前記付勢機構は、
    ベース部材と、
    前記ベース部材と前記第2のガイド部材との間に配置され、前記第2のガイド部材を前記第1のガイド部材側に付勢する弾性部材と、を含み、
    前記付勢解除機構は、
    駆動源と、
    前記駆動源により前記第2のガイド部材の付勢方向とは異なる方向に直進移動する駆動軸と、
    前記駆動軸に係合して回転移動するリンク部材と、
    前記第2のガイド部材に連結されて前記ベース部材を貫通する付勢解除軸と、
    前記付勢解除軸に連結され、前記リンク部材の回転を受けることにより前記付勢解除軸を介して前記第2のガイド部材を引っ張る回転受け部材と、を含み、
    前記回転受け部材は、前記付勢解除軸を挟んで前記リンク部材の回転軸方向に配列され前記リンク部材に当接する複数の突起を有する、
    ことを特徴とする媒体処理装置。
  2. 前記媒体処理手段は、前記付勢解除機構が前記第2のガイド部材の付勢を解除した状態で、前記媒体が前記第1のガイド部材に当接していることを前記検知機構が再度検知した場合に、前記媒体に処理を行うことを特徴とする請求項1記載の媒体処理装置。
  3. 前記検知機構は、前記第1のガイド部材よりも前記第2のガイド部材側に突出し、前記媒体に接触する接触式の検知機構であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の媒体処理装置。
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