JP5831065B2 - 差圧・圧力計 - Google Patents
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Description
図3(a)において、21a(高圧側),21b(低圧側)は差圧計を構成する一対のダイアフラムシールである。それぞれのダイアフラムシールは接液ブロック1a、1bを有しており、これらの接液ブロック一方の面にはダイアフラム5a,5bの周縁部が溶接により固定されている。これらの接液ブロックの外周にはフランジ9a,9bが固定され、接液ブロックの側面にはそれぞれキャピラリーチューブ10a,10bの一端が接続されており、これらのキャピラリーチューブの他端は伝送器本体20を構成するカバーフランジ22に接続されている。
ここで、被測定流体Bに水素分子が含まれている場合、ダイアフラム5を透過した水素分子による悪影響を予防するために、被測定流体Bが接しない面の表面に金メッキ5aやセラミックスコーティングを施し水素分子の透過を抑えている。
しかし、水素透過が激しい場合等には、このような構造でも図4(c)に矢印cで示すように溶接部から水素が侵入し、伝送器がすぐに使えなくなる場合がある。
円板状に形成された接液ブロックと、
ドーナツ状のシールリングと、
このシールリングの外径よりは小さく内径よりも大きな外径を有し一方の面に金メッキが施されたダイアフラムと、
を備えた差圧・圧力計において、
前記ダイアフラムは金メッキされた側から前記シールリングの一方の面に径の異なる複数箇所で溶接され、
前記シールリングは他方の面から前記ダイアフラムの外径より外側で前記接液ブロックに溶接されるとともに、前記径の異なる複数の溶接箇所の間に溝を形成したことを特徴とする。
円板状に形成された接液ブロックと、
ドーナツ状のシールリングと、
このシールリングの外径よりは小さく内径よりも大きな外径を有し一方の面に金メッキ
が施されたダイアフラムと、
を備えた差圧・圧力計において、
前記ダイアフラムは金メッキされた側から前記シールリングの一方の面に溶接され、該
溶接部分の外側であって前記金メッキが施された部分で覆われるように前記シールリング
に所定の径の溝が形成され、該溝には水素を吸着・貯蔵できる部材が埋め込まれており、前記シールリングの他方の面から前記ダイアフラムの外径より外側で前記接液ブロックを溶接したことを特徴とする。
前記水素を吸着・貯蔵できる部材はNiまたはNi合金を含むことを特徴とする。
ダイアフラムの金メッキされた側からこのダイアフラムをシールリングの一方の面に径の異なる複数箇所で溶接し、シールリングの他方の面からダイアフラムの外径より外側で接液ブロックに溶接し、径の異なる複数の溶接箇所の間に溝を形成したので、シールリングとダイアフラムの内周部分の溶接箇所を透過した水素は、溶接部と溶接部の間の空間を経て、外周部分の溶接箇所を透過して封入液側に侵入して留まる。その結果、封入液中に水素の気泡が発生するまでの時間を遅らせることができる。
ダイアフラムの金メッキされた側がシールリングの一方の面に溶接され、この溶接部分
の外側であって前記金メッキが施された部分で覆われるようにシールリングに所定の径の
溝が形成され、その溝には水素を吸着・貯蔵できる部材が埋め込まれており、シールリングの他方の面から前記ダイアフラムの外径より外側で接液ブロックに溶接したので、溶接部分を透過した水素は、まず水素を吸着・貯蔵できる金属中に溜まっていき、その金属が水素を溜めることが出来なくなってから、封入液中に水素が侵入していくことになる。
その結果、封入液中に水素の気泡が発生するまでの時間を遅らせることができる。
挿入された状態で接液ブロック1の一方の面とシールリングの他方の面は面一になる。
そして、その状態で前記ダイアフラムの外周より外側の前記シールリングの他方の面から接液ブロックに溶接(第1溶接部8a)により固定される。
その結果、封入液中に水素の気泡が発生するまでの時間を遅らせることができる。
図2において、1は円板状の接液ブロックで一方の面の中央部に円状の凹部1cが形成されている。6はドーナツ状のシールリングで一方の面に溝11aが形成されこの溝に水素を吸着できるNi又はNi合金がシールリングの一方の面と面一に埋め込まれている。
従って本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形を含むものである。
2 センサ室
3 圧力伝達部
5 ダイアフラム
6 シールリング
7 封入液
8 溶接部
9 フランジ
10 キャピラリーチューブ
11 溝(水素溜まり用空間)
12 水素を吸着できる金属(NiまたはNi合金)
20 伝送器本体
21 ダイアフラムシール
22 カバーフランジ
Claims (3)
- 円板状に形成された接液ブロックと、
ドーナツ状のシールリングと、
このシールリングの外径よりは小さく内径よりも大きな外径を有し一方の面に金メッキが施されたダイアフラムと、
を備えた差圧・圧力計において、
前記ダイアフラムは金メッキされた側から前記シールリングの一方の面に径の異なる複数箇所で溶接され、
前記シールリングは他方の面から前記ダイアフラムの外径より外側で前記接液ブロックに溶接されるとともに、前記径の異なる複数の溶接箇所の間に溝を形成したことを特徴とする差圧・圧力計。 - 円板状に形成された接液ブロックと、
ドーナツ状のシールリングと、
このシールリングの外径よりは小さく内径よりも大きな外径を有し一方の面に金メッキ
が施されたダイアフラムと、
を備えた差圧・圧力計において、
前記ダイアフラムは金メッキされた側から前記シールリングの一方の面に溶接され、該
溶接部分の外側であって前記金メッキが施された部分で覆われるように前記シールリング
に所定の径の溝が形成され、該溝には水素を吸着・貯蔵できる部材が埋め込まれており、前記シールリングの他方の面から前記ダイアフラムの外径より外側で前記接液ブロックを溶接したことを特徴とする差圧・圧力計。 - 前記水素を吸着・貯蔵できる部材はNiまたはNi合金を含むことを特徴とする請求項
2に記載の差圧・圧力計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011199232A JP5831065B2 (ja) | 2011-09-13 | 2011-09-13 | 差圧・圧力計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011199232A JP5831065B2 (ja) | 2011-09-13 | 2011-09-13 | 差圧・圧力計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013061212A JP2013061212A (ja) | 2013-04-04 |
JP5831065B2 true JP5831065B2 (ja) | 2015-12-09 |
Family
ID=48186003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011199232A Active JP5831065B2 (ja) | 2011-09-13 | 2011-09-13 | 差圧・圧力計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5831065B2 (ja) |
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US11371899B2 (en) * | 2018-05-17 | 2022-06-28 | Rosemount Inc. | Measuring element with an extended permeation resistant layer |
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JPH0344646U (ja) * | 1989-09-11 | 1991-04-25 | ||
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JP2005114453A (ja) * | 2003-10-06 | 2005-04-28 | Yokogawa Electric Corp | 差圧測定装置 |
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2011
- 2011-09-13 JP JP2011199232A patent/JP5831065B2/ja active Active
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JP2013061212A (ja) | 2013-04-04 |
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