JP5829532B2 - 開度規制装置及び建具 - Google Patents

開度規制装置及び建具 Download PDF

Info

Publication number
JP5829532B2
JP5829532B2 JP2012005430A JP2012005430A JP5829532B2 JP 5829532 B2 JP5829532 B2 JP 5829532B2 JP 2012005430 A JP2012005430 A JP 2012005430A JP 2012005430 A JP2012005430 A JP 2012005430A JP 5829532 B2 JP5829532 B2 JP 5829532B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide groove
opening
arm
shoji
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012005430A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013144883A (ja
Inventor
一記 岩佐
一記 岩佐
秀樹 長谷
秀樹 長谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK AP Inc filed Critical YKK AP Inc
Priority to JP2012005430A priority Critical patent/JP5829532B2/ja
Priority to CN201210363005.1A priority patent/CN103206126B/zh
Publication of JP2013144883A publication Critical patent/JP2013144883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5829532B2 publication Critical patent/JP5829532B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

本発明は、開度規制装置及び建具に関し、より詳細には、開口枠及びこの開口枠に対して開閉移動可能に設けられた障子等の面材の一方に回動可能に支持されたアームと、開口枠及び面材の他方に配設された全半開機構とを備えた開度規制装置、並びにこの開度規制装置を備えた建具に関するものである。
従来、建物の開口部に設置される開口枠と、この開口枠に対して開閉移動可能に設けられた障子とを備えた開き窓のような建具においては、障子の開放角度を規制する開度規制装置を備えたものが知られている。
この開度規制装置は、障子の一方の縦框に配設されたアームと、開口枠の一方の縦枠に配設された全半開機構とを備えている。アームは、基端部が一方の縦框の見込み面に回動可能に支持されており、先端部にピンが設けられている。
全半開機構は、受部材とスライド部材とを有している。受部材は、一方の縦枠の見込み面に設けられており、縦枠の延在方向、すなわち上下方向に沿って延在する案内溝を有している。
スライド部材は、一方の縦枠の見込み面における受部材の下方域において該受部材に近接する進出位置と該受部材から離隔する退行位置との間で移動可能に設けられている。このスライド部材は、常態においては付勢手段に付勢されて進出位置に位置することで案内溝の開放端を閉塞しており、操作部が押圧操作される場合、あるいは障子の閉移動に伴ってアームのピンに押圧される場合には、付勢手段の付勢力に抗して受部材から離隔するよう移動して案内溝の開放端を開放するものである。
そのような開度規制装置においては、案内溝にピンが進入する場合には、開移動する障子の開度を予め決められた大きさに規制する一方、案内溝からピンが離脱する場合には、開移動する障子が全開状態となることを許容している(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−71043号公報
ところで、上述した特許文献1に提案されている開度規制装置では、全半開機構を構成するスライド部材が常態においては付勢手段に付勢されて進出位置に位置していることから、障子を全開状態にさせるためには、次のように行う必要があった。すなわち、障子が全閉状態となる場合に操作部を押圧操作してスライド部材を退行位置に位置させ、かかる押圧操作を維持した状態でハンドルを操作して障子を開移動させる必要があった。つまり、操作部の押圧操作とハンドルの操作とを行う必要があり、障子を全開状態にするための操作が煩雑なものになってしまう問題があった。特に、この種の開き窓等の建具においては、障子の施解錠を行う施解錠装置が設けられているのが一般的であり、かかる施解錠装置の解錠操作も必要となることから障子を全開状態にするための操作の煩雑さがより顕著なものとなる。
本発明は、上記実情に鑑みて、面材を全開状態にする操作を容易なものとすることができる開度規制装置及び建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る開度規制装置は、開口枠及びこの開口枠に対して開閉移動可能に設けられた面材の一方に回動可能に支持されたアームと、前記開口枠及び前記面材の他方に配設された全半開機構とを備え、前記全半開機構は、前記アームに設けられたピンが進入可能な案内溝を有する受部材と、前記案内溝に近接する進出位置と該案内溝から離隔する退行位置との間で移動可能に配設され、常態においては付勢手段に付勢されて前記進出位置に位置することで前記案内溝の開放端を閉塞する一方、操作部が操作される場合、あるいは前記面材の閉移動に伴って前記アームのピンに押圧される場合には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記案内溝から離隔するよう移動して前記案内溝の開放端を開放するスライド部材とを有し、前記案内溝に前記ピンが進入する場合には、開移動する面材の開度を予め決められた大きさに規制する一方、前記案内溝から前記ピンが離脱する場合には、開移動する面材が全開状態となることを許容する開度規制装置において、前記開口枠及び前記面材の一方に配設された基部と、一端が前記基部に連結され、他端が前記アームから離隔する方向に向かうに連れて前記基部から離隔する形態をなす係止片とを有し、前記面材が全閉状態で前記操作部が操作された場合に前記スライド部材の係止爪と前記係止片の他端とが係止して該スライド部材を退行位置に保持し、その後前記面材が開移動する場合に前記係止爪と前記係止片の他端との係止状態が解除されることで前記面材が再度全閉状態となるまでの間に前記スライド部材が進出位置に位置することを許容する係止部材を備えたことを特徴とする。
これによれば、係止部材が、面材が全閉状態で操作部が操作された場合にスライド部材と係止して該スライド部材を退行位置に保持し、その後面材が開移動してから再度全閉状態となるまでの間にスライド部材との係止状態を解除して該スライド部材が進出位置に位置することを許容するので、面材を全開状態にさせる場合には操作部を一旦操作してスライド部材を退行位置に位置させれば操作部の操作を維持する必要がない。これにより操作部の操作をし続けることなく面材を全開状態にさせることができる。その後、面材を閉移動させれば、容易に初期の状態とすることができる。
また、係止部材が、面材が全閉状態で操作部が操作された場合にスライド部材と係止して該スライド部材を退行位置に保持し、その後面材が開移動によりスライド部材との係止状態を解除して該スライド部材が進出位置に位置することを許容するので、面材を全開状態にさせる場合には操作部を一旦操作してスライド部材を退行位置に位置させれば操作部の操作を維持する必要がない。これにより操作部の操作をし続けることなく面材を全開状態にさせることができる。その後、面材を閉移動させれば、容易に初期の状態とすることができる。
また、本発明に係る建具は、開口枠及びこの開口枠に対して開閉移動可能に設けられた面材とを備えた建具において、上述した開度規制装置を備えたことを特徴とする。
これによれば、建具は、上記開度規制装置を備えているので、面材を全開状態にさせる場合には操作部を一旦操作してスライド部材を退行位置に位置させれば操作部の操作を維持する必要がない。これにより操作部の操作をし続けることなく面材を全開状態にさせることができる。その後、面材を閉移動させれば、容易に初期の状態とすることができる。
本発明によれば、面材を全開状態にする操作を容易なものとすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である開度規制装置が適用された建具、すなわち本実施の形態である建具を室外側上方から見た場合を示す斜視図である。 図2は、図1の一点鎖線で囲んだ部分における特徴的部分を抜粋して拡大して示す斜視図である。 図3は、図2に示した特徴的部分を個別に示すもので、(a)はアームの斜視図、(b)は全半開機構の分解斜視図、(c)は係止部材の説明図である。 図4は、障子が全閉状態となる場合における開度規制装置を示すもので、(a)は室内側から見た状態を示す説明図、(b)は障子側から見た状態を示す説明図である。 図5は、障子が全閉状態となる場合において操作つまみが操作されることによる開度規制装置の動作を室内側から示すもので、(a)は操作つまみが初期位置にあることでスライダが進出位置に位置する状態を示す説明図であり、(b)は操作つまみが下方に押圧操作されることでスライダが退行位置に位置する状態を示す説明図である。 図6は、全閉状態にある障子が開移動させられることで、スライダが退行位置に位置する状態にある開度規制装置の動作を左縦枠側から示すもので、(a)は障子が全閉状態でスライダが退行位置に位置する状態を示す説明図であり、(b)は障子が開移動させられる場合を示す説明図である。 図7は、全開状態にされた障子が閉移動する場合におけるアームと全半開機構との動作を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る開度規制装置及び建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である開度規制装置が適用された建具、すなわち本実施の形態である建具を室外側上方から見た場合を示す斜視図であり、図2は、図1の一点鎖線で囲んだ部分における特徴的部分を抜粋して拡大して示す斜視図である。
ここで例示する建具は、開口枠10に対して一枚の障子(面材)20が開閉移動可能に配設された、いわゆる外開き窓と称されるものである。開口枠10は、建物の開口部に設置されるもので、上枠11、下枠12及び一対の縦枠13,14を四周枠組みすることによって構成した矩形状を成すものである。障子20は、それぞれ上框21、下框22及び一対の縦框23,24を四周框組みし、かつこれら上框21、下框22及び一対の縦框23,24の間にガラス板等のパネル材25を配設することによって構成されたものである。かかる障子20は、一方側の縦框(以下、右縦框ともいう)23が図示せぬヒンジ機構等を介して上枠11及び下枠12に支持され、他方側の縦框(以下、左縦框ともいう)24が室外側に開移動可能に構成されている。
このような建具においては、操作ハンドル1の操作により開口枠10に対して障子20を施解錠する錠装置及び非常時に室外側より障子20を開移動させるための外部開放装置(ともに図示せず)の他、開度規制装置30が設けられている。ここで錠装置及び外部開放装置は、従来公知のものであるので、これらの説明については割愛する。
開度規制装置30は、アーム40と、全半開機構50と、係止部材60とを備えて構成されている。アーム40は、図3の(a)にも示すように、金属製の長尺平板状部材であり、その中央部分に適宜屈曲加工が施されている。このアーム40は、基端部がアームベース41を介して左縦框24の見込み面に設けてある。より詳細には、アーム40は、基端部が基端ピン42を介してアームベース41に取り付けられており、この基端ピン42の中心軸回りに回動可能となっている。アームベース41には、アームホルダ43が取り付けてあり、アームホルダ43は、アーム40を所定の状態、すなわち上下方向に延在する状態に保持するとともに、このアーム40がかかる状態から左縦框24の見込み方向室外側に回動することを規制するものである。アーム40の先端部には、左縦框24に対向する面と反対側の面、すなわち一方の縦枠(以下、左縦枠ともいう)14に対向可能な面に先端ピン44が設けられている。
全半開機構50は、左縦枠14の見込み面に設けられており、受部材51及びスライダ(スライド部材)52を備えて構成されている。受部材51は、図3の(b)に示すように、金属製平板状部材を適宜屈曲加工等施すことによって形成されたもので、上下方向に沿って延在するよう左縦枠14の見込み面に取り付けられている。この受部材51は、上下方向に沿って延在し、かつ下端が開放された案内溝511を有しており、この案内溝511を形成する部位の上端側内部には、下方に向けて二股状に分岐した樹脂バネ512が樹脂バネピン532を介して取り付けられている。かかる受部材51において案内溝511よりも下方側の平板状部位は、スライダ52を取り付けるための取付部位513となる。
スライダ52は、樹脂材により構成されるもので、図3の(b)にも示すように、スライド溝521、第1長孔522及び第2長孔523を有している。スライド溝521は、スライダ52の上端部に形成されている。このスライド溝521は、受部材51の案内溝511と同等の大きさの幅を有しており、その上端が開放されている。また、スライダ52の上端部は、その室外側端面52a及び室内側端面52bが上方に向かうに連れて互いに近接するよう漸次傾斜してなるテーパー状をなしている。
第1長孔522は、スライド溝521よりも下方側となる領域に形成されている。この第1長孔522は、上下方向が長手方向となるものである。
かかる第1長孔522を挿通するスライダピン533が受部材51の取付部位513に取り付けられることにより、スライダ52は、上下方向に沿ってスライド移動可能、すなわち受部材51の案内溝511に近接離反するようスライド移動可能に設けられている。より詳細には、スライダ52は、案内溝511に近接する進出位置と該案内溝511から離隔する退行位置との間でスライド移動可能に設けられている。
第2長孔523は、スライダ52の中央領域よりもやや下方側となる部分に形成されている。この第2長孔523は、上下方向が長手方向となるものであり、その長手方向の大きさは第1長孔522と等しい。この第2長孔523には、受部材51の取付部位513に取り付けられたコイルバネピン534が挿通している。
このようなスライダ52における第1長孔522が形成される部分と第2長孔523が形成される部分との間の中央部分には、屈曲加工されたつまみプレート541が裏板542とともに取り付けられている。このつまみプレート541は、スライダ52に取り付けられる第1取付部541aと、この第1取付部541aの室内側端部より見付け方向に沿って延在する第2取付部541bとを有しており、該第2取付部541bに操作つまみ543が取り付けられることにより、操作部を構成している。
また、上記スライダ52は、コイルバネピン534に一端側551が係止される引張コイルバネ(付勢手段)55の他端側552が下端部52cに係止されていることで、この引張コイルバネ55により常時上方に向けて、すなわち受部材51の案内溝511に近接するよう付勢されている。
よって、スライダ52は、常態においては、引張コイルバネ55に付勢されて進出位置に位置することでスライド溝521の上端開放が案内溝511の下端開放に一致するよう該案内溝511に連通して案内溝511の開放端を閉塞している。その一方、操作つまみ543が下方に向けて押圧操作される場合には、引張コイルバネ55の付勢力に抗して下方に向けて、すなわち案内溝511から離隔するようスライド移動するものである。また、詳細は後述するが、障子20の閉移動に伴ってアーム40の先端ピン44により上端部の室外側端面52aが押圧される場合には、スライダ52は、引張コイルバネ55の付勢力に抗して下方に向けてスライド移動するものである。
係止部材60は、樹脂材から形成されており、障子20の左縦框24の見込み面においてアーム40よりも下方域に設けられている。この係止部材60は、図3の(c)に示すように、基部61と係止片62とを有している。基部61は、平板状の部材であり、左縦框24の見込み面に取り付けられている。
係止片62は、一端621が基部61の中央領域に連結されており、他端622が下方に向かうに連れて基部61から離隔する形態をなしている。かかる係止片62は、対向関係にあるスライダ52が引張コイルバネ55の付勢力に抗してスライド移動して退行位置に位置する場合に、該スライダ52の下端部分に形成された係止爪524に他端622が係止するものである。
以上のような構成を有する建具においては、開度規制装置30が次のようにして障子20の開移動を規制している。
図4は、障子20が全閉状態となる場合における開度規制装置30を示すもので、(a)は室内側から見た状態を示す説明図、(b)は障子20側から見た状態を示す説明図である。尚、本明細書において、「全閉状態」とは、障子20が開口枠10により形成される開口(窓)を完全に閉塞しており、それ以上閉移動することができない状態であり、「全開状態」とは、許容された開移動の限界位置まで開移動しており、それ以上開移動することができない状態のことをいう。
図4に示すように、障子20が全閉状態にある場合には、スライダ52は進出位置に位置しており、アーム40の先端ピン44が案内溝511に連通するスライド溝521に進入している。このような状態で操作ハンドル1が操作されて解錠された後、障子20が開移動させられると、この障子20の開移動に伴ってアーム40が基端ピン42の中心軸回りに回動して先端ピン44がスライド溝521から案内溝511に進入し、案内溝511の長手方向に沿って移動する。そして、先端ピン44が案内溝511の上端縁に当接することでアーム40の移動は規制され、これにより障子20の開移動も規制される。
つまり、本実施の形態である建具(開度規制装置30)においては、アーム40の先端ピン44が案内溝511に進入する場合には、開移動する障子20の開度を予め決められた大きさに規制している。
一方、図5に示したように、障子20が全閉状態にある状態で操作つまみ543が下方に向けて押圧操作されると(図5の(a)→(b))、スライダ52は、引張コイルバネ55の付勢力に抗して下方に向けてスライド移動する。この下方に向けてのスライド移動で下端部の係止爪524が係止部材60の係止片62を上方から押圧することになるが、係止片62は基部61に近接するよう弾性変形した姿勢となる。その後、スライド移動するスライダ52が退行位置に位置することで係止爪524から押圧される状態から解放された係止片62は、弾性復元力により元の姿勢に戻ることで、他端622が係止爪524に係止する。これにより、スライダ52は退行位置に保持されることになり、アーム40の先端ピン44はスライド溝521から離脱するとともに案内溝511からも離脱した状態に保持される。
このようにスライダ52が退行位置に保持された状態で操作ハンドル1が操作されて解錠された後、図6の(a)に示すように全閉状態にある障子20が開移動させられると、図6の(b)に示すように、係止部材60における係止片62の他端622とスライダ52の係止爪524との係止状態が解除され、スライダ52は引張コイルバネ55の付勢力により上方に向けてスライド移動して進出位置に位置し、案内溝511の開放端を閉塞する。ところで、アーム40の先端ピン44は案内溝511から既に離脱していることから障子20の開移動によってもアーム40が回動することなく、障子20は全開状態となることが可能である。
つまり、本実施の形態である建具(開度規制装置30)においては、案内溝511からアーム40の先端ピン44が離脱する場合には、開移動する障子20が全開状態となることを許容している。
図7の(a)に示すように、このように全開状態となった障子20を閉移動させると、アーム40の先端ピン44が既に進出位置に位置しているスライダ52の上端部に当接し、障子20の開移動に伴って該上端部を室外側より押圧する。スライダ52の上端部における室外側端面52aはテーパー状をなしていることから、スライダ52は、図7の(b)に示すように、先端ピン44に押圧されることで引張コイルバネ55の付勢力に抗して下方に向けて退行移動する。そして、障子20が全閉状態となると、スライダ52は、図7の(c)に示すように、先端ピン44からの押圧状態から解放されて引張コイルバネ55の付勢力により上方に向けて進出移動して進出位置に位置し、スライド溝521に先端ピン44を進入させる。
以上説明したように本実施の形態である建具(開度規制装置30)によれば、係止部材60が、障子20が全閉状態で操作つまみ543が操作された場合にスライダ52と係止して該スライダ52を退行位置に保持し、その後障子20が開移動してスライダ52との係止状態を解除して該スライダ52が進出位置に位置することを許容するので、障子20を全開状態にさせる場合には、操作つまみ543を一旦操作してスライダ52を退行位置に位置させれば操作つまみ543の操作を維持する必要がない。そして、操作ハンドル1のみの操作で障子20を容易に全開状態にさせることができる。その後、障子20を閉移動させれば、容易に初期の状態とすることができる。従って、障子20を全開状態にする操作を容易なものとすることができる。
以上本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、係止部材60が、障子20が全閉状態で操作つまみ543が操作された場合にスライダ52と係止して該スライダ52を退行位置に保持し、その後障子20が開移動してスライダ52との係止状態を解除してスライダ52が進出位置に位置することを許容していたが、本発明においては、係止部材は、スライド部材を退行位置に保持した後、面材が開移動してから再度全閉状態となるまでの間にスライド部材との係止状態を解除して該スライド部材が進出位置に位置することを許容するものであっても良い。このような構成によっても上述した実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上述した実施の形態では、係止部材60がアーム40とともに障子20に設けられていたが、本発明においては、係止部材が開口枠に設けられていても良いし、アームとともに設けられていなくても構わない。
1 操作ハンドル
10 開口枠
11 上枠
12 下枠
13 縦枠
14 縦枠(左縦枠)
20 障子(面材)
21 上框
22 下框
23 右縦框
24 左縦枠
25 パネル材
30 開度規制装置
40 アーム
41 アームベース
42 基端ピン
43 アームホルダ
44 先端ピン
50 全半開機構
51 受部材
511 案内溝
513 取付部位
52 スライダ(スライド部材)
52a 室外側端面
52b 室内側端面
521 スライド溝
522 第1長孔
523 第2長孔
524 係止爪
534 コイルバネピン
541 つまみプレート
542 裏板
543 操作つまみ
55 引張コイルバネ(付勢手段)
60 係止部材
61 基部
62 係止片
621 一端
622 他端

Claims (2)

  1. 開口枠及びこの開口枠に対して開閉移動可能に設けられた面材の一方に回動可能に支持されたアームと、前記開口枠及び前記面材の他方に配設された全半開機構とを備え、
    前記全半開機構は、
    前記アームに設けられたピンが進入可能な案内溝を有する受部材と、
    前記案内溝に近接する進出位置と該案内溝から離隔する退行位置との間で移動可能に配設され、常態においては付勢手段に付勢されて前記進出位置に位置することで前記案内溝の開放端を閉塞する一方、操作部が操作される場合、あるいは前記面材の閉移動に伴って前記アームのピンに押圧される場合には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記案内溝から離隔するよう移動して前記案内溝の開放端を開放するスライド部材と
    を有し、
    前記案内溝に前記ピンが進入する場合には、開移動する面材の開度を予め決められた大きさに規制する一方、前記案内溝から前記ピンが離脱する場合には、開移動する面材が全開状態となることを許容する開度規制装置において、
    前記開口枠及び前記面材の一方に配設された基部と、
    一端が前記基部に連結され、他端が前記アームから離隔する方向に向かうに連れて前記基部から離隔する形態をなす係止片と
    を有し、前記面材が全閉状態で前記操作部が操作された場合に前記スライド部材の係止爪と前記係止片の他端とが係止して該スライド部材を退行位置に保持し、その後前記面材が開移動する場合に前記係止爪と前記係止片の他端との係止状態が解除されることで前記面材が再度全閉状態となるまでの間に前記スライド部材が進出位置に位置することを許容する係止部材を備えたことを特徴とする開度規制装置。
  2. 開口枠及びこの開口枠に対して開閉移動可能に設けられた面材とを備えた建具において、請求項1に記載の開度規制装置を備えたことを特徴とする建具。
JP2012005430A 2012-01-13 2012-01-13 開度規制装置及び建具 Expired - Fee Related JP5829532B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012005430A JP5829532B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 開度規制装置及び建具
CN201210363005.1A CN103206126B (zh) 2012-01-13 2012-09-26 开度限制装置以及门窗

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012005430A JP5829532B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 開度規制装置及び建具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013144883A JP2013144883A (ja) 2013-07-25
JP5829532B2 true JP5829532B2 (ja) 2015-12-09

Family

ID=48753516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012005430A Expired - Fee Related JP5829532B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 開度規制装置及び建具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5829532B2 (ja)
CN (1) CN103206126B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK2843781T3 (en) * 2013-08-28 2019-04-29 Abb Spa Door locking means for an electrical switchboard
CN104420774B (zh) * 2013-09-04 2016-09-14 吉田建材(苏州)有限公司 平开窗
CN103556894B (zh) * 2013-10-26 2016-04-20 宁波欧莱建筑五金有限公司 一种平开式门窗传动锁
JP6576270B2 (ja) * 2016-03-04 2019-09-18 Ykk Ap株式会社 開度規制装置及び建具
CN106199624B (zh) * 2016-07-08 2018-07-17 东南大学 一种基于激光测距的门窗开度记录装置及其应用方法
CN108060840B (zh) * 2016-11-08 2023-03-14 吉田建材(苏州)有限公司 一种儿童锁、全半开限位器、及平开窗
CN106767432A (zh) * 2016-12-14 2017-05-31 中国神华能源股份有限公司 风门开关量计算方法及装置
JP6942642B2 (ja) * 2018-01-19 2021-09-29 Ykk Ap株式会社 建具
JP7146505B2 (ja) 2018-07-30 2022-10-04 株式会社Lixil 建具
CN109779422A (zh) * 2019-02-28 2019-05-21 泉州市泉港区锋仕机械有限公司 高空窗户开启限位装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3401676B2 (ja) * 1999-12-10 2003-04-28 株式会社中西エンジニアリング 窓用開口制限装置
GB0214438D0 (en) * 2002-06-21 2002-07-31 Banks J & Co Ltd Lockable releasable safety catch
JP4041096B2 (ja) * 2004-05-31 2008-01-30 Ykk Ap株式会社 ストッパー部材および開き窓
GB2447669A (en) * 2007-03-20 2008-09-24 Securistyle Ltd Slider comprising automatically resettable restricting device
JP5031706B2 (ja) * 2008-09-22 2012-09-26 Ykk Ap株式会社 建具
JP5350326B2 (ja) * 2010-06-04 2013-11-27 Ykk Ap株式会社 建具

Also Published As

Publication number Publication date
CN103206126B (zh) 2015-11-11
CN103206126A (zh) 2013-07-17
JP2013144883A (ja) 2013-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5829532B2 (ja) 開度規制装置及び建具
US11168502B2 (en) Door device
JP7046371B2 (ja) ハンドルを有するラッチ構成
JP5031706B2 (ja) 建具
JP6823142B1 (ja) 窓開閉ロック装置
JP6013170B2 (ja) 開度規制装置及び建具
EP1873336B1 (en) A locking assembly for a ventilating window
JP5717568B2 (ja) 網戸ロック部品及びサッシ
US8403381B2 (en) Horse stall door latch
JP6361311B2 (ja) 開閉窓及び窓開閉装置
JP5454941B2 (ja) ラッチ装置および建具
JP2007107381A (ja) 引き戸
JP4462625B2 (ja) 両開きドア
KR101929683B1 (ko) 창호잠금장치용 키퍼
JP6009342B2 (ja) 開度規制装置及び建具
TW201319372A (zh) 六向可調整式撞閂
JP7221044B2 (ja) 建具
JP2017179894A (ja) 建具のロック装置
JP6240512B2 (ja) ロック装置および建具
JP5384266B2 (ja) 開放角度規制装置および建具
JP6026153B2 (ja) 開き戸および該開き戸における錠装置
KR101673714B1 (ko) 잠금장치
JP4231885B2 (ja) ロック装置、およびこのロック装置を備えた開閉窓
JP3192403U (ja) 扉用ロック装置
JP5283218B2 (ja) ドアガード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5829532

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees