JP5828280B2 - 錠剤及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アセトアミノフェンを含有する錠剤に関するものである。
アセトアミノフェンは解熱鎮痛薬として優れた薬剤であるが、苦味を有するため、服用性を向上するためにマスキングをする必要がある。不快味のマスキング法としては、甘味剤や矯味剤を添加する方法、胃溶性高分子又は水不溶性高分子を懸濁又は溶解した液を噴霧乾燥することで薬物を担体中に分散させるマトリックス法、薬物を含有する核を胃溶性高分子又は水不溶性高分子を含む被膜で被覆するコーティング法が主に知られている。
しかしながら、アセトアミノフェンにコーティング(マスキング)した被覆粒子であっても、これを打錠して錠剤を調製すると、コーティング膜が破壊され、服用時に苦味を感じることがあり、所望のマスキング効果が達成できす、服用性の悪いものとなる。特に、口腔内崩壊錠やチュアブル錠剤は、服用後、口腔内で崩壊するため、水なしで服用することができるが、上記苦味を非常に感じやすい。以上のことから、打錠して錠剤を調製しても、服用中のアセトアミノフェンの苦味を抑制できる錠剤が望まれていた。
特開2000−7556号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、服用中のアセトアミノフェン苦味マスキング効果に優れる、アセトアミノフェンを含有する錠剤の製造方法を提供することを目的とする。さらなる別の課題としては、口中での崩壊性の改善、製造方法の課題としては、打錠時の機材への製剤の付着抑制が挙げられる。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、(A)アセトアミノフェン含有被覆粒子と、(B)糖アルコール及びデンプンを含有する粒子径150〜600μmの造粒粒子とを併用する錠剤とすることで、服用中のアセトアミノフェン苦味マスキング効果に優れる錠剤が得られることを知見した。また、(B)粒子中の糖アルコール:デンプンの配合質量比を調整することで、口中での崩壊性にも優れることを知見した。
そして、上記(A)成分と(B)成分とを混合して打錠することにより、上記錠剤が得られると共に、製造時の課題である打錠時の機材、特に杵への製剤の付着が抑制できることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は下記錠剤及び錠剤の製造方法を提供する。
[1].(A)アセトアミノフェン含有被覆粒子と、(B)マンニトール及びデンプンを含有する粒子径150〜425μmの造粒粒子とを含む錠剤。
[2].(B)成分中の糖アルコール:デンプンの配合質量比が、967525である[1]記載の錠剤。
[3].(A)粒子の配合量が錠剤中20〜70質量%であり、(B)粒子の配合量が錠剤中40〜75質量%である[1]又は[2]記載の錠剤
[4].(A)成分の平均粒子径が、50〜600μmである[1]〜[3]のいずれかに記載の錠剤。
].さらに、(C)香料及び/又は甘味料を含有することを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載の錠剤。
].口腔内崩壊錠である[1]〜[]のいずれかに記載の錠剤。
].(A)アセトアミノフェン含有被覆粒子と、(B)マンニトール及びデンプンを含有する粒子径150〜425μmの造粒粒子とを混合し、この混合物を打錠する錠剤の製造方法。
本発明によれば、服用中のアセトアミノフェン苦味マスキング効果に優れる、アセトアミノフェンを含有する錠剤を得ることができる。また、(B)粒子中の糖アルコール:デンプンの配合質量比を調整することで、口中での崩壊性にも優れる、アセトアミノフェンを含有する錠剤を得ることができる。さらに、打錠時の機材、特に杵への製剤の付着が抑制できる、アセトアミノフェンを含有する錠剤の製造方法を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の錠剤は、(A)アセトアミノフェン含有被覆粒子と、(B)糖アルコール及びデンプンを含有する粒子径150〜600μmの造粒粒子とを含むものである。
(A)アセトアミノフェン含有被覆粒子
(A)アセトアミノフェン含有被覆粒子はアセトアミノフェンが被覆されていれば特に問題はないが、水不溶性のコーティング剤で被覆されることが好ましい。なお、「水不溶性」とは、水10000mLに対する溶解する量が1gまたは1mL未満であることを示す。コーティング膜を形成するコーティング剤には、水不溶性のコーティング成分を含み、さらに可塑剤及び制酸剤を配合することができる。
核となるアセトアミノフェン粒子の平均粒径は50〜600μmの範囲が好ましく、100〜400μmの範囲がより好ましい。平均粒径が50μm未満であると、粒子が細かいため粒子同士の凝集が起こることにより造粒が進みやすく、コーティングが不均一になり、苦味マスキング性が劣るおそれがあり、一方、600μmを超えると、苦味マスキング性には問題はないが、ざらつきが強くなり、服用性が悪化するおそれがある。
なお、本発明において、平均粒径とは、1000μm、850μm、500μm、355μm、250μm、150μm、75μm、45μm、20μmの内径75mmのふるいを用い、サンプル量10gで、日局「粉体粒度測定法」第2法に基づき試験を行い測定した際の累積質量の50%粒子径とする。また、上記測定法により平均粒径が100μm以下であったものについてはレーザー式散乱回析法粒度分布測定装置(BECKMAN COULTER社製)を用いて測定した際の累積質量の50%粒子径を平均粒径とした。
水不溶性のコーティング成分としては、エチルセルロース、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS、カルボキシメチルエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、酢酸フタル酸セルロース、セラック、精製セラック、メタクリル酸コポリマーLD、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーS、アクリル酸エステル・メタクリル酸メチル共重合体乳濁液等の日本薬局方、日本局方外医薬品、食品添加物等の収載品を使用できる。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、使用性・臭いの点から、エチルセルロースが好ましい。水不溶性のコーティング成分の量は特に限定されないが、コーティング剤中30〜60質量%の範囲が好ましい。
可塑剤はコーティング剤を含む溶液に適度な展延性を与え、成膜しやすくする機能を有すると推測される。可塑剤としては、トリアセチン、クエン酸トリエチル等の医薬品添加物規格((株)薬事日報社)等の公定書に記載されているものが挙げられる。これらは、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、成膜性を考慮するとトリアセチン、クエン酸トリエチルが好ましく、味の点からトリアセチンがさらに好ましい。可塑剤の量は特に限定されないが、コーティング剤中5〜15質量%の範囲が好ましい。
コーティング膜には、溶解性をコントロールする点から制酸剤を配合することが好ましい。制酸剤としては、合成ヒドロタルサイト、水酸化マグネシウム、乾燥水酸化アルミニウムゲル、水酸化アルミニウムゲル、水酸化アルミナマグネシウム、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈生成物、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウム混合乾燥ゲル、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウム・炭酸カルシウム共沈生成物等が挙げられる。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、合成ヒドロタルサイト、水酸化マグネシウムが好ましく、さらに好ましくは合成ヒドロタルサイトである。制酸剤の量は特に限定されないが、コーティング剤中10〜80質量%が好ましく、より好ましくは30〜60質量%である。コーティング剤中の制酸剤の量が少なすぎると胃内溶出性、速放性が低下する場合があり、多すぎると成膜性が低下する場合がある。
コーティング剤の量は特に限定されないが、コーティング剤/アセトアミノフェンの質量比が0.05〜0.35の範囲が好ましく、0.15〜0.25の範囲がより好ましい。上記値が小さすぎると、コーティング膜が薄くなり、大きすぎると厚くなるが、上記範囲とすることで、苦味マスキング効果と速放性の確保とのバランスがとれる。
(A)アセトアミノフェン含有被覆粒子の平均粒径は、50〜600μmが好ましく、100〜400μmがより好ましい。
(A)粒子の配合量は特に限定されないが、錠剤中20〜70質量%が好ましい。また、アセトアミノフェン量としては、100〜300mg/錠が好ましい。
(A)粒子の製造方法は特に限定されないが、核となるアセトアミノフェン粒子を、コーティング成分、必要により、可塑剤及び制酸剤を含有するコーティング剤でコーティングして得ることができる。コーティング剤によるコーティングは、湿式コーティングが一般的だが、この限りではない。湿式コーティングの場合は、例えば、コーティング剤を、任意の分散媒に分散させた分散液(以下、コーティング剤分散液ということがある。)を核となるアセトアミノフェン粒子に噴霧する。コーティング膜組成物の分散媒としては、水、エタノール等の親水性溶媒が好ましく挙げられる。
コーティング剤分散液の噴霧方法としては、特に限定されないが、コーティング剤を核となるアセトアミノフェン粒子の表面に均一に付着させることができることから、流動層を有するコーティング装置を使用することが好ましい。これにより、均一で溶出性にむらが少ない、優れたコーティングを行うことができる。また、形成されるコーティング膜の強度も高く、打錠や咀嚼により壊れる可能性が低くなる。
微粒子のコーティングには下記に示すような装置を用いることができる。攪拌転動流動層コーティングができるマルチプレックス、遠心転動層コーティングができるCFグラニュレーター、流動層コーティングができるフローコーター、GPCG、スパイラーフローがある。中でもワースター法が可能な装置(例えばGPCGのワースター仕様機)においては、効率の良い微粒子コーティングが可能である。ワースター法とは、流動層底部から上部に向かって核粒子粉体に噴霧液を噴霧する仕組みのものである。
(B)糖アルコール及びデンプンを含有する粒子径150〜600μmの造粒粒子
(B)粒子を配合することで、(A)アセトアミノフェン含有被覆粒子の打錠時の破壊を抑制できる。糖アルコールだけだと口中崩壊性が低下し、デンプンのみだと、硬度を保つために高い打錠圧を要し、(A)アセトアミノフェン含有被覆粒子が破壊されやすくなり、結果として苦味マスキング効果が劣る。
糖アルコールとしては、マンニトール、エリスリトール、キシリトール等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でもマンニトールが好ましい。
デンプンとしては、トウモロコシデンプン、コメデンプン等のデンプン類、カルボキシメチルスターチナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ等デンプン誘導体類等が挙げられ1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、トウモロコシデンプンが好ましい。
(B)成分中の糖アルコール:デンプンの配合質量比は、苦味マスキング効果、口中崩壊性、服用性のバランスから、98:2〜50:50が好ましく、96:4〜75:25がより好ましく、95:5〜85:15がさらに好ましい。デンプンの比率が高いと、苦味マスキング効果が不十分となるおそれがある。
(B)粒子の配合量は特に限定されないが、錠剤中30〜80質量%が好ましく、40〜75質量%がより好ましく、50〜70質量%がさらに好ましい。(B)粒子の配合量が30質量%未満の場合、クッション性が不足し、十分な苦味マスキング性が得られない場合がある。また、十分なマスキング効果の点から、アセトアミノフェン100mgに対して、50mg以上が好ましく、200mg以上がより好ましい。上限は特に限定されないが、600mg以下である。
(B)粒子の粒径は、150〜600μmであり、150〜425μmが好ましく、150〜355μmがより好ましく、150〜250μmがさらに好ましい。この範囲の粒径のものは、篩い分けにより得ることができる。(B)粒子の粒径が150μm未満のものだと、打錠時に機材への付着が発生し、一方、600μmを超えると、苦味マスキング効果が不十分となる。
(B)粒子の製造方法は特に限定されないが、例えば、湿式造粒法等を選択することができる。具体的には、糖アルコール、デンプン、必要に応じて任意成分を混合した後、流動層造粒装置にて、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等の結合剤を含有する水溶液を噴霧しながら、湿式造粒することにより、得ることができる。流動層造粒装置としては、(株)パウレックのGPCGシリーズ、WSG/WST/WHシリーズ、フロイント産業(株)のフローコーター、スパイラルフロー等が挙げられる。造粒後の乾燥方法としては、特に限定されないが、例えば流動造粒法の場合、流動槽内で40〜100℃の温風を吹き込みながら乾燥することができる。得られた造粒粒子は所望の粒径を得るため、適宜篩にかけられる。
なお、(B)粒子中の糖アルコールとデンプンの含有量は(B)粒子中90〜98質量%が好ましい。また、上記水溶液中の結合剤の含有量は0.01〜10質量%が好ましい。
本発明の錠剤には、さらに(C)香料及び/又は甘味料を配合することができる。(C)成分を配合することで、マスキング効果を向上させる。(C)成分は(A)粒子中、(B)粒子中に配合することもできるが、(A)粒子、(B)粒子とは別に配合することが好ましい。
香料としては特に限定されないが、ピーチ、グレープフルーツ、アップル等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でもピーチが好ましい。香料は、アセトアミノフェン100mgに対して、0.5〜2mgが好ましく、1.0〜1.2mgがより好ましい。
甘味料としては、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウム、サッカリン、サッカリンナトリウム、トレハロース、ソーマチン等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、スクラロースが好ましい。甘味料は、アセトアミノフェン100mgに対して、1.0〜5.0mgが好ましく、2.0〜3.0mgがより好ましい。
本発明の錠剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、上記成分以外に、賦形剤、崩壊性を付与する崩壊剤、滑沢剤等の他の錠剤成分を1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせ、適量配合することができる。
賦形剤としては通常用いられる賦形剤が使用できる。例えば、結晶セルロース、エチルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース及びその誘導体、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ等のスターチ及びその誘導体、乳糖、マンニトール等の糖類及び糖アルコール等が挙げられる。賦形剤の含有量は、錠剤に対して0〜20質量%の範囲でもよく、0〜10質量%が好ましい。賦形剤の含有量について、セルロース及びその誘導体が多すぎると口中崩壊性の低下につながり、スターチ及びその誘導体が多すぎると苦味抑制の低下につながり、糖類及び糖アルコール等が多すぎると口中崩壊性の低下、付着の発生につながる。
崩壊剤は錠剤に含まれなくてもよいが、崩壊剤を配合することにより、錠剤内部からの崩壊を得られ、錠剤全体の崩壊性を向上させることができる。崩壊剤としては、例えば、クロスポビドン(ポリビニルピロリドン)、カルメロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルスターチナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ等が挙げられる。中でも、クロスポビドンが好ましい。しかしながら、本発明では崩壊剤で口中崩壊性を向上させた場合、配合量が多くなると、保存による硬度の低下や外観劣化が生じるおそれがある。なお、本発明により崩壊性が得られるため、上記保存による硬度の低下や外観劣化を防ぐために、崩壊剤の含有量は、錠剤中5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、崩壊剤を含有しない組成とすることも可能である。
滑沢剤としては常用いられる滑沢剤が使用できる。例えば、ステアリン酸マグネシウム、ショ糖脂肪酸エステル、フマル酸ステアリルナトリウム、ポリエチレングリコール、タルク、ステアリン酸等が挙げられる。滑沢剤の含有量は、錠剤に対して0.1〜1質量%が好ましい。
その他、本発明の口腔内崩壊錠には、エデト酸ナトリウム、安息香酸等の安定化剤、酸化チタン、三二酸化鉄、食用黄色5号等の色素、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、フマル酸等の酸味剤等も配合することができる。
本発明の錠剤は、例えば、(A)アセトアミノフェン含有被覆粒子と、(B)糖アルコール及びデンプンを含有する粒子径150〜600μmの造粒粒子とを混合し、この混合物を打錠することで得ることができる。打錠の際の成形圧力(打錠圧)は、目的とする錠剤硬度になるよう適宜選定され、0.1〜1.2tが好ましく、0.1〜1.0tがより好ましい。なお、錠剤硬度は錠剤サイズにより異なるが、およそ3kgf(錠剤硬度測定器(ヤマト科学(株)製))以上にすると好適である。本発明によれば、糖アルコールとでんぷんを含有する特定の粒子径の造粒粒子を用いることによって、良好なマスキング効果を得ることができる。さらに、でんぷんの比を調整することによって好適な硬度を得るために必要な打錠圧を低く抑える(1.0t以下)ことができ、結果としてさらに良好なマスキング効果を得ることができる。
錠剤の質量は、錠剤の直径や形状にもよるが、20〜2000mg/錠とすることが好ましい。中でも、直径がφ11.0mmの錠剤においては、崩壊性及び錠剤の成形性の点から、200〜700mg/錠が好ましい。錠剤の形状は特に制限されないが円形型、キャプレット型、ドーナツ型、オブロング型等の形状及び積層錠、有核錠等であってもよく、識別性のためのマーク、文字、さらには分割用の割線を付すこともある。また、口腔内崩壊錠の包装は特に限定されないが、湿気防止のために、PTP(Press Through Package)包装するとよい。
本発明の錠剤は、マスキング効果に優れ、さらに崩壊性にも優れるため、口腔内崩壊錠とすることが好ましい。口腔内崩壊錠としては、口腔内の唾液のみで、舌と上顎によるシアーや咀嚼により口腔内で錠剤を崩壊させ、崩壊した粒子の唾液分散物を飲み込む錠剤をいう。
以下、実施例、参考例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の「%」は質量%、比率は質量比を示す。
[調製例1:アセトアミノフェン含有粒子の調製]
苦味不快な味を呈するアセトアミノフェン(タイコヘルスケアジャパン(株)製)を使用した。まず、コーティング液の総固形分濃度を20質量%に調整する量の精製水に、エチルセルロース水分散液、トリアセチン及び合成ヒドロタルサイトを、固形分量で4:1:4の割合で所定量加え、よく攪拌しコーティング液を得た。次いで、流動層造粒機マルチプレックスMP−01ワースター使用(パウレック社製)を用い、アセトアミノフェン粒子800gを入れ、これに給気温度65℃、排気温度25〜40℃になる風量にて上記で調製したコーティング液を固形分総量が160gとなるよう噴霧した。これを給気温度80℃で40分間乾燥し、マスキング粒子を得た。平均粒径は200〜250μmであった。
錠剤1錠あたり、アセトアミノフェン含有粒子120mg配合した場合の1錠中の配合量を下記表に示す(コーティング剤/アセトアミノフェン=0.2)。
Figure 0005828280
[調製例2:(B)糖アルコール及びデンプンを含有する粒子径150〜600μmの調製(マンニトール・デンプン造粒粒子−1)の調製]
D−マンニトール3240gとトウモロコシデンプン360gとを混ぜ、スパイラフローSFC−5型(フロイント社製)に入れ、吸気温度90℃、排気温度36〜45℃で、ヒドロキシルプロピルセルロース6%水溶液2400g噴霧し造粒した。次いで、得られた顆粒を篩い、所望の粒径の粒子を得た。
錠剤1錠あたり、マンニトール・デンプン造粒粒子322.7mg配合した場合の1錠中の配合量を下記表に示す(D−マンニトール:トウモロコシデンプン=90:10)。
Figure 0005828280
[調製例3:(B)糖アルコール及びデンプンを含有する粒子径150〜600μmの調製(マンニトール・デンプン造粒粒子)の調製]
上記調製例2と同様の方法で、量を調整することにより、D−マンニトール:トウモロコシデンプン=80:20の粒子を得た。
[実施例1〜4、参考例1、比較例1〜4]
上記調製例で得られた粒子を用いて、表3〜5に示す組成の各成分を十分混合し、混合物に、ステアリン酸マグネシウム(目開き500μmの篩を用いて篩過したもの)を投入し、軽く混合して打錠用顆粒とした。臼杵はφ11.0mm、スミ角平杵を用いて、12本立てで回転盤回転数を30rpmとし、ロータリー式打錠機により表中に記載の打錠圧で打錠して、アセトアミノフェンの含有量が100mg/錠、質量450mg、11mmの円形錠を得た。なお、比較例3は成形ができなかった。
[苦味マスキング試験]
パネラー7人が錠剤1錠を口に含み、舌と上顎でシアーをかけて溶解した際に感じた苦味の強さを、下記5段階で評価し平均値を算出した。
<評価点>
5:苦味を感じない
4:苦味をやや感じる
3:苦味を少し感じる
2:苦味をかなり感じる
1:苦味を非常に感じる
結果を、上記で得られた平均値に基づき、下記基準で示す。
<基準>
◎:4.5以上
○:4以上4.5未満
△:3以上4未満
×:3未満
[溶出率]
日本薬局方パドル法に準拠する溶出試験を行った。口腔内における唾液での溶出性の代替として唾液のpHを想定したpH6.8の緩衝液を用いて行った。溶出率(%)とは1サンプルに含まれる成分量を100%とした場合、それに対する溶出した成分量の割合を示す。(A)の被覆粒子の被覆が破壊されていると、薬物の溶出率が高くなり、苦味が出るため、苦味評価の指標となる。
結果を、上記で得られた30分後の溶出率(%)から、下記基準で示す。
<基準>
◎:35%未満
○:35%以上45%未満
△:45%以上60%未満
×:60%以上
なお、この評価において、30分後の溶出率が60%未満であれば、上記苦味マスキング試験の評価点3以上である。実施例及び参考例の結果から、苦味マスキングの結果と、口中の溶出率の結果には相関性がみられた。
[口中崩壊性]
パネラー7人が錠剤1錠を口に含み、舌と上顎でシアーをかけて溶解した際の崩壊性を下記3段階で評価した。評価基準:錠剤が崩壊すれば許容できる。
<基準>
○:容易に崩壊する
△:崩壊する
×:崩壊しづらい
実施例及び参考例で得られた錠剤は、口腔内の唾液のみで、舌と上顎によるシアーや咀嚼により口腔内で錠剤を崩壊でき、口腔内崩壊錠として適していた。
[付着]
アセトアミノフェン含有顆粒720g、マンニトール造粒品1914g、スクラロース、ピーチフレーバー、メントール/トウモロコシデンプン粉砕品を十分混合し、滑沢剤のステアリン酸マグネシウムを目開き500μmの篩を用いて篩過した後所定量投入し、軽く混合して打錠用顆粒とする。臼杵はφ11.0mm、スミ角平杵を用いて、12本立てで回転盤回転数を30rpmとしロータリー式打錠機によりアセトアミノフェンの含有量が100mg/錠になるように単層錠を作製し、粉全量を打錠し終わった際の盤・杵の様子を観察する。
結果を下記基準で示す(目視で粉の付着がみられなければ杵付着はしていないと判断した)。
<基準>
○:粉の付着が見られない
×:粉の付着が見られる
Figure 0005828280
Figure 0005828280
Figure 0005828280
実施例及び参考例の錠剤を50℃,2週間保存後に評価した結果、苦味はなく、口中崩壊性も良好であった。実施例及び参考例の錠剤は、胃中条件下(pH1.2)では優れた溶解性を示し、口腔内ではアセトアミノフェンの溶出を抑制し、胃中では優れた溶出性を示すという、服用性と効能発揮を両立できるものであった。

Claims (7)

  1. (A)アセトアミノフェン含有被覆粒子と、(B)マンニトール及びデンプンを含有する粒子径150〜425μmの造粒粒子とを含む錠剤。
  2. (B)成分中の糖アルコール:デンプンの配合質量比が、967525である請求項1記載の錠剤。
  3. (A)粒子の配合量が錠剤中20〜70質量%であり、(B)粒子の配合量が錠剤中40〜75質量%である請求項1又は2記載の錠剤
  4. (A)成分の平均粒子径が、50〜600μmである請求項1〜3のいずれか1項記載の錠剤。
  5. さらに、(C)香料及び/又は甘味料を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の錠剤。
  6. 口腔内崩壊錠である請求項1〜のいずれか1項記載の錠剤。
  7. (A)アセトアミノフェン含有被覆粒子と、(B)マンニトール及びデンプンを含有する粒子径150〜425μmの造粒粒子とを混合し、この混合物を打錠する錠剤の製造方法。
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