以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施形態について、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に従うスキャン画像形成システムを示す図である。
図1を参照すると、本発明の一実施形態に従うスキャン画像形成システムは、表示機器100及び入力機器200を含む。
表示機器100は、コンピュータ、ディジタルTV、携帯電話など、スキャンドライバプログラムを実行することができ、表示部を備えた機器のうちのいずれか1つであってよい。
表示機器100は、制御部110、表示部120、記憶部130、スキャンUI生成部140、及び通信インタフェース部150を含む。
制御部110は、表示機器100の内の全般的な動作を制御することができる。例えば、通信インタフェース部150が外部から入力される各種入力信号及び外部から転送される各種データを受信するように制御し、受信された各種入力信号及び受信されたデータを処理して、処理された信号又はデータを表示部120に表示するように制御するか、記憶部130に記憶されるように制御することができる。
表示部120は、制御部110で処理された各種画像信号、データ信号、スクリーン上表示(OSD)信号などを各々R、G、B信号に変換して駆動信号を生成することができる。
そのために、表示部120は、プラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)、フレキシブルディスプレイ、3次元ディスプレイなどを利用することができ、又はタッチスクリーンで構成されて出力装置以外に入力装置として使うことも可能である。
一方、本発明の実施形態に従って、表示部120は、後述する入力機器200から転送されたスキャン画像を表示するためのスキャンUIウィンドウを表示することができる。
記憶部130は、制御部110の内の各信号処理及び制御のためのプログラムを記憶し、信号処理された画像、音声、又はデータ信号を記憶することができる。
また、記憶部130は通信インタフェース部150から入力される画像、音声、又はデータ信号の一時記憶のための機能を遂行することもできる。
本発明の実施形態に従って、記憶部130は、スキャン動作を遂行することができるように表示機器100を制御するスキャンドライバプログラムを記憶することができる。
記憶部130は、例えばフラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリ等)、RAM、ROM(EEPROM(登録商標)等)のうち、少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含むことができる。
スキャンUI生成部140は、スキャンドライバプログラムの具現状態を画面に表示するためのスキャンUIウィンドウ及び編集UIウィンドウを生成する。生成されたスキャンUIウィンドウ及び編集UIウィンドウは、表示部120を通じて画面に表示され、ユーザはスキャンUIウィンドウを通じて入力機器200のスキャン動作を制御する。また、スキャンUIウィンドウに備えられた各種機能設定ボタンを操作して各種スキャン制御命令を生成する。また、編集UIウィンドウに備えられた各種機能設定ボタンを操作して各種編集制御命令を生成する。
通信インタフェース部150は外部装置と有線・無線通信を遂行して、外部装置から各種入力信号及び画像、音声、又はデータ信号を受信することができる。
通信インタフェース部150が外部装置と有線通信を遂行する場合、通信インタフェース部150は、シリアル、PS/2、USB等で構成してもよく、外部装置と無線通信を遂行する場合、通信インタフェース部150は、RFID、赤外線通信(IrDA)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee(登録商標)、DLNA(登録商標)(Digital Living Network Alliance)などで構成してもよい。
入力機器200は、スキャナ機能を備えた多様な入力装置、例えば、マウス、キーボード、リモコンなどであってよい。また、スキャナ機能を備えた、携帯電話、パーソナルメディアプレイヤ(PMP)、PDAなどの携帯端末機であってもよい。
入力機器200は、制御部210、スキャン部220、位置検出部230、スキャン機能入力部240、通信インタフェース部250、及び記憶部260を含む。
制御部210は、入力機器200の内の全般的な動作を制御することができる。例えば、スキャン部220から取得されたスキャン対象物に対するスキャン画像、及び位置検出部230から取得された位置データなどを、通信インタフェース部250を通じて外部機器に転送するように制御し、スキャン画像及び位置データなどを記憶部260に記憶するように制御することができる。
また、機能入力部240を通じてユーザが入力した各種機能に関連した信号を、外部機器に転送するように制御することができる。
スキャン部220は、スキャン対象物の一定領域に同時に光を照射し、これから反射された光を検出してスキャン対象物の一定領域に該当するスキャン画像を取得する機能を遂行する。
スキャン対象物とは、ユーザが入力機器200に入力/記憶しようとする情報を含む目的物をいい、一般的に、文字、絵などが表示された文書を含む。また、スキャン対象物の一定領域とは、既存のラインスキャン領域と異なり、所定の面積を有する2次元領域を意味する。
すなわち、スキャン部220は、スキャン対象物に光を照射し、かつ一定の面積を有する2次元領域に同時に光を照射する。照射された光のうちの一部は、スキャン対象物から反射されて、またスキャン部220に入力され、スキャン部220は反射された光を検出してスキャン情報を生成する。例えば、反射光が検出された部分は1に、反射光が検出されない部分は0に指定されたディジタル形態のスキャン情報を生成することができる。
スキャン情報は光が照射された部分、すなわち、一定の面積を有する2次元領域に対する情報を含んでいるため、スキャン情報の一部又は全部を画像化すれば、スキャン対象物の一定領域に該当するスキャン画像が取得できる。
位置検出部230は、入力機器200の移動に従うX、Y軸の位置移動を検出する。位置移動に対する情報及び位置データを検出する方法をより詳細に説明すれば、特定地点に対するX、Y座標を求めて、基準位置データを記憶部260に記憶する。以後、入力機器200の移動がある場合、新たな地点に対するX、Y座標を求めて、新たな位置データを記憶部260に記憶された基準位置データと比較するステップを繰り返して遂行して、入力機器200の位置移動を検出する。
検出された入力機器200の位置移動に対する情報は、表示機器100に転送すべき、前述したスキャン部220を通じて取得されたスキャン画像と一致する。
機能入力部240は、スキャナ機能選択ボタン、ホイールボタン、ホイールボタンを中心に左/右ボタンを含む。
ユーザがスキャナ機能選択ボタンを入力した場合、入力機器200がスキャンモードに進入するためのスキャン開始要求信号、及びスキャンモードから編集モードに転換させるための編集要求信号を生成する。
ホイールボタン及び左/右ボタンの場合、スキャンモード及び編集モードの各々に割り当てられた機能に対応する信号を生成する。
通信インタフェース部250は外部装置と有線・無線通信を遂行して、外部装置から各種入力信号及び画像、音声、又はデータ信号を送信又は受信することができる。
通信インタフェース部250が外部装置と有線通信を遂行する場合、通信インタフェース部250は、シリアル、PS/2、USB等で構成してもよく、外部装置と無線通信を遂行する場合、通信インタフェース部250は、RFID、赤外線通信(IrDA)、UWB、ジグビー(登録商標)、DLNA(登録商標)などで構成してもよい。
記憶部260は、スキャン部220から取得されたスキャン画像、及び位置検出部230から取得された位置データ及び位置移動に対する情報を記憶することができる。
記憶部260は、例えばフラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリ等)、RAM、ROM(EEPROM(登録商標)等)のうち、少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含むことができる。
一方、図1に図示してはいないが、入力機器200は、所定の表示部(図示せず)をさらに含むことができる。この場合、表示部(図示せず)は、プラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)、フレキシブルディスプレイ、3次元ディスプレイなどを利用することができ、又はタッチスクリーンで構成されて出力装置以外に入力装置として使うことも可能である。
また、表示部(図示せず)は、スキャン部220から取得されたスキャン画像を表示することができる。
図2は、本発明の一実施形態に従うスキャン機能を備えた入力機器の平面図及び背面図である。
図2の(a)を参照すると、入力機器200の例のうちの1つであるマウスの平面図である。マウス200の正面には複数の機能の入力を受ける機能入力部240を含む。機能入力部240は、スキャナ機能選択ボタン241、ホイールボタン242、及びホイールボタンを中心に左/右ボタン243、244を含む。
図2の(b)を参照すると、マウス200の背面にはスキャン対象物からスキャン画像を取得するための実スキャン領域221を含む。実スキャン領域221を通じてスキャン部220はスキャン対象物に光を照射し、照射された光のうちの一部はスキャン対象物から反射されて、またスキャン部220に入力される。
以下、図3乃至図6を参照して、本発明の第1及び第2実施形態に従うスキャン画像表示方法を説明する。図3は、本発明の第1実施形態に従うスキャン画像を表示する方法を示すフローチャートである。図4は、本発明の第2実施形態に従うスキャン画像を表示する方法を示すフローチャートである。図5は、本発明の第1実施形態に従うスキャン画像が表示されるスキャンUIウィンドウを提供する画面を示す図である。図6は、本発明の第2実施形態に従うスキャン画像を取得してスキャン画像及びメモリガイドバーを表示するスキャンUIウィンドウを提供する画面を示す図である。
図3を参照すると、まず、表示機器100の制御部110は、スキャナアプリケーションを実行する(S310)。スキャナアプリケーション実行プログラムは記憶部130に記憶されていてもよく、スキャナアプリケーション実行によってスキャン画像が表示されるスキャンUIウィンドウを表示できる。
次に、入力機器200の機能入力部240のうち、スキャナ機能選択ボタン241の入力を通じて、入力機器200はスキャン開始要求信号を生成して、表示機器100に転送する。これによって、表示機器100の通信インタフェース部150を通じて転送されたスキャン開始要求信号を受信する(S320)。
スキャン開始要求信号によって入力機器200はスキャンモードに進入して、スキャン対象物からのスキャン画像を取得するためのスキャンを始める(S330)。
一方、ステップS310で、スキャナアプリケーションを実行することによってスキャンUIウィンドウを表示すると説明したが、ステップS310は省略することができ、ステップS320のスキャン開始要求信号の受信によってスキャンUIウィンドウを表示してもよい。
スキャンモード進入によってスキャンを始めた場合、図5に示すように、スキャンUIウィンドウ500に入力機器200から取得されて転送されたスキャン画像510が表示される。また、図2の(b)に示すように、入力機器200の背面に位置した実際のスキャン領域221に対応するスキャンボックス520が、スキャンUIウィンドウ500に表示される(S340)。
スキャン画像510は、入力機器200が位置を移動しながらスキャン部220を通じて取得された画像であり、スキャン画像510は、スキャンUIウィンドウ500に表示される、入力機器200の位置検出部230を通じて取得された位置データと一致する。
一方、スキャンUIウィンドウ500には入力機器200の記憶部260の残量を表示するメモリガイドバー530が表示される。メモリガイドバー530は、入力機器200の全体容量に対する、スキャン画像の容量を除外したメモリ残量を表示することができる。入力機器200のスキャン部220を通じて取得されたスキャン画像が多いほど記憶部260の残量は少なく表示される。
一方、制御部110は入力機器200から転送された入力機器200の位置移動に対する情報のうちの移動速度を測定し(S350)、測定された入力機器200の移動速度と記憶部130に予め記憶されているしきい値速度とを比較する(S360)。ここで、移動速度は入力機器200の移動速度を意味し、入力機器200の移動に対応するスキャンボックス520の移動速度であってよい。
比較の結果、移動速度がしきい値速度より小さい場合、スキャンボックス520の変化なしでスキャン動作を持続する。
一方、比較の結果、移動速度がしきい値速度より大きい場合、スキャンボックス520の表示を変化させる(S370)。スキャンボックス520の表示の変化は、スキャンボックス520の外郭線の色相を変化させたり、スキャンボックス520の外郭線の形状を変化させたりすることによって遂行できる。
例えば、移動速度がしきい値速度以下であり、スキャンUIウィンドウ500に表示されるスキャンボックス520の外郭線の色相が緑色の場合、移動速度がしきい値速度以上になる場合、スキャンUIウィンドウ500に表示されるスキャンボックス520の外郭線の色相を緑色から赤色に変更して表示してもよい。
これは、ユーザが入力機器200を過度に移動させた場合、スキャン対象物からスキャン画像を正しく取得できないことを防止するためである。したがって、ユーザはスキャンボックス520の外郭線の色相が変化したことを感知し、入力機器200の移動速度をしきい値速度以下に下げることによって、スキャン対象物から正しくスキャン画像を取得できるようになる。
一方、スキャンボックス520の外郭線の色相又は形状が変化して表示されると共に、所定の警告メッセージ(図示せず)をスキャンUIウィンドウ500に表示することもできるし、所定の音響が出力されることによって、入力機器200の移動速度がしきい値速度以上であることをユーザに知らせることもできる。
一方、図4及び図6を参照して、スキャンUIウィンドウ500に表示されるメモリガイドバー530について、より詳細に説明する。
図4を参照すると、スキャンモードが始まった後(S410)、図6の(a)に示すように、入力機器200はスキャン対象物10の上の第1位置(X1、Y1)から第2位置(X2、Y2)に第1経路(経路A)を通じて移動しながら第1スキャン画像を取得する(S420)。また、入力機器200はスキャン対象物10の上の第2位置(X2、Y2)から第3位置(X3、Y3)で第2経路(経路B)を通じて移動しながら第2スキャン画像を取得する(S430)。
第1経路(経路A)の上を移動しながら取得した第1スキャン画像と、第2経路(経路B)の上を移動しながら取得した第2スキャン画像とに重複した領域があるか否かを判断して(S440)、重複した領域が存在する場合、第1スキャン画像の容量と、第2スキャン画像の容量との和から重複した領域の容量を除外した容量を全体スキャン画像の容量として算出して、図6の(b)に示すように、メモリガイドバー530に入力機器200の全体容量に対する算出された全体スキャン画像の容量を表示することによって、入力機器200の記憶部260の残量を表示することができる。
以下、図7乃至図12を参照して、本発明の第3実施形態に従うスキャン画像表示方法を説明する。図7は、本発明の第3実施形態に従うスキャン画像を表示する方法を示すフローチャートである。図8乃至図12は、本発明の第3実施形態に従ってスキャン画像を取得するためのプレビュースキャン領域を表示する、スキャンUIウィンドウを提供する画面を示す図である。
まず、図7を参照すると、表示機器100の制御部110はスキャナアプリケーションを実行する(S710)。スキャナアプリケーション実行プログラムは記憶部130に記憶されていてもよく、スキャナアプリケーション実行によってスキャンUIウィンドウが表示される(S720)。
次に、制御部110は、入力機器200からスキャン対象物に対するスキャン領域を指定するスキャン領域指定信号を受信する(S730)。受信されたスキャン領域指定信号に対応するプレビュースキャン領域がスキャンUIウィンドウに表示される(S740)。
ここで、スキャン領域指定信号はスキャン対象物の複数の地点の各々に対するクリック信号を通じて生成できる。例えば、入力機器200がスキャン対象物の4個の地点540a〜dに各々移動しながら、機能入力部240の左/右ボタンのうち、いずれか1つをクリックする信号を生成する場合、図8の(a)に示すように、スキャンUIウィンドウ500にはスキャン対象物の4個の地点540a〜dが表示され、スキャン領域指定信号の受信を完了した場合、図8の(b)に示すように、スキャンUIウィンドウ500にスキャン領域指定信号に対応する4個の地点540a〜dを各々連結したプレビュースキャン領域541を表示する。
一方、スキャン領域指定信号は、スキャン対象物の特定地点に対するクリック信号及びドラッグ信号を通じて生成できる。例えば、入力機器200がスキャン対象物の特定地点550aで機能入力部240の左/右ボタンのうちのいずれか1つをクリックする信号を生成し、特定地点550aから特定方向にドラッグする動作の入力を受ける場合、図9の(a)に示すように、スキャンUIウィンドウ500にはスキャン対象物の特定地点550aと、特定地点550aからドラッグ動作インジケータ550bとが表示され、スキャン領域指定信号の受信を完了した場合、図9の(b)に示すように、スキャンUIウィンドウ500にスキャン領域指定信号に対応するドラッグ動作インジケータ550bに該当するプレビュースキャン領域551を表示する。
一方、図10に示すように、スキャンUIウィンドウ500の一部には、プレビュースキャン領域551とスキャンボックス520とが所定の割合で縮小されたスキャンガイドマップ560に表示できる。スキャンガイドマップ560の内部には、プレビュースキャン領域551の内でスキャンボックス520の相対的位置を把握することができる縮小スキャンボックス521が表示できる。これによって、プレビュースキャン領域551の内でスキャンボックス520がどの位置に位置するかを、ユーザは容易に判断することができる。特に、プレビュースキャン領域551がスキャンUIウィンドウ500のサイズより大きく指定された場合、スキャンガイドマップ560を通じてより容易にプレビュースキャン領域551の内でスキャンボックス520の相対的位置を把握することができる。
一方、入力機器200からスキャン開始要求信号を受信し(S760)、スキャン開始要求信号によって、スキャン対象物からスキャン画像を取得するためのスキャン動作を遂行する(S760)。
一方、表示機器100の制御部110は、入力機器200の位置に対応するスキャンボックス520がプレビュースキャン領域551の内に位置するか否かを、入力機器200から転送される位置データを通じて判断する(S770)。
ステップS770の判断の結果、スキャンボックス520がプレビュースキャン領域551の内に位置する場合、プレビュースキャン領域551に対応するスキャン対象物に対するスキャン画像を取得して、取得されたスキャン画像をスキャンUIウィンドウ500に表示する(S780)。
一方、ステップS770の判断の結果、スキャンボックス520がプレビュースキャン領域551の内に位置しない場合、スキャンボックス520がプレビュースキャン領域551の外であることをユーザに示す通知メッセージを出力する(S790)。例えば、図11に示すように、スキャンボックスの位置520bがプレビュースキャン領域551の外の領域に移動した場合、ユーザに通知メッセージを出力する。通知メッセージの出力は多様な方式によって遂行できる。スキャンボックスの表示を変化させてもよいし、警告メッセージを表示してもよい。また、特定の音を出力、すなわち、特定振動に関する信号を入力機器200に転送して、入力機器200が振動するようにして、ユーザに通知メッセージを出力してもよい。
一方、図12に示すように、スキャンボックス520bの一部がプレビュースキャン領域551の外部に位置する場合、スキャンボックス520bの一部に該当するスキャン対象物に対するスキャン画像は取得されないことがある。
すなわち、プレビュースキャン領域551の外部に該当するスキャンボックス520bの一部領域に対しては、スキャン動作を遂行しないことがある。
以下、図13乃至図16を参照して、本発明の第4実施形態に従うスキャン画像又は編集画像表示方法を説明する。図13は、本発明の第4実施形態に従ってスキャン画像又は編集画像を表示するための方法を示すフローチャートである。図14は、本発明の第4実施形態に従うリフトオフ信号を生成する場合の入力機器の状態を示す図である。図15は、本発明の第4実施形態に従うスキャン画像が表示されるスキャンUIウィンドウを提供する画面を示す図である。図16は、本発明の第4実施形態に従う編集画像が表示される編集UIウィンドウを提供する画面を示す図である。
まず、図13を参照すると、表示機器100の制御部110は、スキャナアプリケーションを実行する(S1310)。スキャナアプリケーション実行プログラムは記憶部130に記憶されていてもよく、スキャナアプリケーション実行によってスキャンUIウィンドウが表示される(S1320)。表示機器100の通信インタフェース部150を通じて転送されたスキャン開始要求信号を受信し、スキャン開始要求信号によってスキャンモードに進入して、スキャン対象物からのスキャン画像を取得するためのスキャンを始める(S1330)。
スキャンモード状態で、入力機器200がスキャン対象物から一定距離以上離隔した場合、入力機器200の制御部250は所定のリフトオフ信号(lift-off)を生成して、生成されたリフトオフ信号を表示機器200に転送する。表示機器200は、リフトオフ信号を受信する(S1340)。図14の(a)に示すように、入力機器200はスキャン対象物10に対するスキャン画像を取得、すなわちスキャン動作を遂行している。一方、図14の(b)に示すように、スキャン対象物10から入力機器200が一定距離離隔した場合、リフトオフ信号を生成する。ここで、一定距離が1mm以上の場合、リフトオフ信号を生成できる。
表示機器100の制御部110は、受信されたリフトオフ信号の持続時間と予め記憶されているしきい値時間とを比較して(S1350)、比較の結果、リフトオフ信号の持続時間が特定しきい値時間より小さい場合、スキャンモードが持続されると判断し、図15に示すように、スキャン動作を遂行するとき、表示されるスキャンUIウィンドウ500を表示する(S1380)。この後、スキャン動作の遂行によって取得されたスキャン画像510とスキャンボックス520とをスキャンUIウィンドウ500に表示する(S1390)。
一方、比較の結果、受信されたリフトオフ信号の持続時間と特定しきい値時間とを比較して、リフトオフ信号の持続時間が特定しきい値時間より大きい場合、図16に示すように、取得されたスキャン画像を編集するための編集画像610と、編集画像を編集するための複数の機能が含まれる編集設定ウィンドウ620が含まれた編集UIウィンドウ600とが表示される。
ここで、編集画像とは、スキャン対象物から取得されて編集するために最終的に確定されたスキャン画像を意味する。
編集画像は、編集UIウィンドウ600に表示されることによって、スキャンモードから編集モードに転換され、編集UIウィンドウ600に表示された編集画像600を、編集設定ウィンドウ620に表示された複数の機能のうち、いずれか1つを用いて編集する(S1370)。
以下、図17乃至図19を参照して、本発明の第5実施形態に従う入力機器の状態変更信号によってスキャン画像を表示する方法について説明する。図17は、本発明の第5実施形態に従う入力機器の状態変更信号によってスキャン画像を表示する方法を示すフローチャートである。図18は、本発明の第5実施形態に従う入力機器の状態変更信号によってスキャン画像が表示されるスキャンUIウィンドウを提供する画面を示す図である。図19は、本発明の第5実施形態に従う入力機器の状態変更信号によって編集画像が表示される編集UIウィンドウを提供する画面を示す図である。
まず、入力機器200は機能入力部240のボタン入力を通じて状態変更信号を生成して表示機器100に転送する。表示機器100は、状態変更信号を受信する(S1710)。ここで、状態変更信号は機能入力部240のボタンのうちのホイールを通じたズーム−イン/アウト信号、又はホイール入力信号であってよい。
一方、表示機器100の制御部110は状態変更信号が入力された時点がスキャンモードであるか、編集モードであるかを判断する(S1720)。
判断の結果、状態変更信号が入力された時点がスキャンモードの場合、すなわち、図18の(a)に示すように、スキャン画像510とスキャンボックス520とが含まれたスキャンUIウィンドウ500の場合、状態変更信号によって表示されたスキャン画像510及びスキャンボックス520のサイズ又は方向のうちいずれか1つが調整されて、共に表示される(S1730)。
例えば、状態変更信号が入力機器のホイールを通じたズームイン信号の場合、図18の(b)に示すように、図18の(a)に図示されたスキャン画像510とスキャンボックス520とのサイズを所定の割合で共に拡大して表示できる。
また、受信された状態変更信号が入力機器200のホイールを通じたズームアウト信号の場合、スキャン画像510及びスキャンボックス520のサイズを所定の割合で共に縮小して表示できる。
また、受信された状態変更信号が入力機器200のホイールを通じたホイール入力信号の場合、スキャン画像510及びスキャンボックス520の方向を所定の角度に共に回転して表示できる。
判断の結果、状態変更信号が入力された時点が編集モードの場合、すなわち、図19の(a)に示すように、編集画像610と編集設定ウィンドウ630とが含まれた編集UIウィンドウ600の場合、状態変更信号によって表示された編集画像610の状態が調整されて表示される。
例えば、状態変更信号が入力機器のホイールを通じたズームイン信号の場合、図19の(b)に示すように、図19の(a)に図示された編集画像610のサイズを所定の割合で共に拡大して表示できる。
また、受信された状態変更信号が入力機器200のホイールを通じたズームアウト信号の場合、編集画像610のサイズを所定の割合で共に縮小して表示できる。
一方、ユーザの設定によって入力機器200のホイールを通じたズームイン/アウト信号の機能を変更することができる。すなわち、入力機器200のホイールを通じたズームイン/アウト信号に対応して編集画像610の解像度を変更して表示することもできる。
以下、図20乃至図24を参照して本発明の第6実施形態に従うスキャン画像編集方法を説明する。図20は、本発明の第6実施形態に従うスキャン画像を編集する方法を示すフローチャートである。図21乃至24は、本発明の第6実施形態に従うスキャン画像を編集するための編集UIウィンドウを提供する画面を示す図である。
図20を参照すると、まず、表示機器100の制御部110は通信インタフェース部150を通じて入力機器200から編集要求信号を受信する(S2010)。編集要求信号は、入力機器200のスキャナ機能選択ボタン241の入力を受けることによって生成できる。
編集要求信号に対応して、編集UIウィンドウ600が表示される(S2020)。編集UIウィンドウ600には編集画像610と、編集画像を編集するための編集設定ウィンドウ620及び複数の機能を遂行する複数の機能アイコンとが特定領域640に表示される。
ここで、複数の機能アイコンは、電子文書機能、eメール機能、ソーシャルネットワークサービス機能を実行するためのアイコンであってよい。
ユーザは、編集UIウィンドウ600の一側にドラッグアンドドロップアイコンを選択する(S2030)。ドラッグアンドドロップアイコンの選択は、編集UIウィンドウ600で編集画像をドラッグして複数の領域のうちのいずれか1つの領域にドロップできるようにする。一方、ドラッグアンドドロップアイコンを選択するステップは省略できる。
すなわち、編集UIウィンドウ600で別途のドラッグアンドドロップアイコンを選択しないで、編集画像610に対するドラッグアンドドロップ動作を遂行することもできる。
一方、ユーザはマウスなどのポインタ20を通じて編集画像610を選択した後、選択された編集画像610を特定領域640に位置させることができる(S2040)。
ポインタ20を通じて編集画像610をドラッグした後、複数の機能アイコンのうち、いずれか1つのアイコンが表示される領域640に編集画像610をドロップする動作を遂行する場合、編集画像610は画像データ及びテキストデータに変換され(S2050)、これと同時に編集画像610がドロップされる領域に該当する機能アイコンが実行される(S2060)。
また、実行された機能アイコンに対応する機能が実行されると共に、変換されたテキストデータが実行された機能に対応するフォーマットに表示できる(S2070)。
ここで、特定領域は機能アイコンが表示される領域であってよい。
例えば、図21の(a)に示すように、編集画像610をドラッグして、複数の機能アイコンのうち、編集(word file)機能に関連した機能アイコンが表示される領域にドロップする動作を遂行した場合、図21の(b)に示すように、編集機能が実行されて、編集ウィンドウ800が表示されると共に、編集ウィンドウ800に編集画像から変換されたテキストデータ810を表示できる。
一方、特定領域は実行された特定機能が表示された領域であってよい。
例えば、図22に示すように、複数の機能アイコンのうち、eメール機能に関連したアイコンを選択してeメール機能を実行したとき、eメールウィンドウ900が表示される。この後、ポインタ20を通じて編集UIウィンドウ600に表示された編集画像610をドラッグして、実行された特定機能が表示された領域、すなわちeメールウィンドウ900にドロップする動作を遂行する場合、図23に示すように、eメールウィンドウ900に編集画像から変換されたテキストデータ910が表示できる。
一方、図24に示すように、編集UIウィンドウ600に表示された編集画像610から変換されたテキストデータのうち、特定文字列611を、ポインタ20を通じて選択した場合、特定文字列611の選択に対応して、選択された特定文字列611の一部に検索アイコン650を表示できる。以後、検索アイコン650を選択する入力を受けた場合、検索アイコン650に対応する検索サイトに接続して、選択された特定文字列に対する検索を遂行して、検索結果を表示することができる。
一方、図示してはいないが、検索アイコン650の代わりに翻訳アイコンを表示できる。この場合、翻訳アイコンを選択する入力を受けた場合、翻訳アイコンに対応する翻訳プログラムを実行して、選択された文字列に対する翻訳を遂行して、翻訳結果を表示することができる。
次に、図25乃至図29を参照して、本発明の更に他の実施形態に従う入力機器及びその画像補正方法について詳細に説明する。
図25は本発明の更に他の実施形態に従う入力機器のブロック図であり、図26は本発明の一実施形態に従う画像補正方法のフローチャートであり、図27はフレームの座標を算出する過程を説明するための図であり、図28は本発明の一実施形態に従う画像補正方法の適用の前後のスキャン画像の変化を説明するための図であり、図29はスキャン途中にリフトオフ信号が感知された状況を説明するための図である。
図25を参照すると、入力機器200は、機能入力部271、スキャン部272、座標検出部273、記憶部274、明度算出部275、リフト信号感知部276、通信インタフェース部277、及び制御部278を含むことができる。
機能入力部271は、入力機器200の特定機能に対応する動作を遂行するようにする入力信号を受信することができる。すなわち、機能入力部271がマウスモードに、又はスキャンモードに動作の遂行を要求する入力信号を受信した場合、入力機器200はそれに対応する動作モードに進入することができる。スキャナ機能選択ボタン、ホイールボタン、ホイールボタンを中心に左・右側に配置された左・右ボタンを含むことができる。
スキャン部272は、スキャン対象物の一定領域に光を照射し、これから反射された光を検出してスキャン対象物の一定領域に該当するスキャン画像を取得することができる。この場合、取得されたスキャン画像の単位画面はフレームを意味することができる。
座標検出部273は、フレームを構成する複数の画素に対応する複数の座標を検出することができる。
特に、座標検出部273はフレームの中心座標及びフレームの端部(edge)座標を検出することができる。一実施形態において、座標検出部273はフレームの中心座標だけを検出することもできるし、フレームの端部座標のすべて、又は端部座標のうちのいずれか1つの座標だけを検出することもできる。
記憶部274は、座標検出部273で検出されたフレームの中心座標及び端部座標を検出することができる。
明度算出部275は、検出された複数の画素に対応する複数の座標を用いて、フレームの全体明度(whole brightness)及びフレームの平均明度を算出することができる。明度算出部275は、第1明度算出部275a及び第2明度算出部275bを含むことができる。
第1明度算出部275aはフレームの全体明度を算出することができ、フレームの全体明度の算出方法は図26で詳細に説明する。
第2明度算出部275bはフレームの平均明度を算出することができ、フレームの平均明度の算出方法は図26で詳細に説明する。
リフト信号感知部276は、入力機器200がスキャン対象物から一定距離以上離隔した場合に発生する信号であるリフトオフ信号を感知することができる。リフト信号感知部276は、ジャイロセンサを含むことができる。
通信インタフェース部277は、有線・無線通信を通じてフレームの中心座標、フレームの端部座標、フレームの全体明度、フレームの平均明度、取得したスキャン画像などを表示機器100に転送することができる。
制御部278は、入力機器200の全般的な動作を制御することができる。例えば、スキャン部272から取得されたスキャン対象物に対するスキャン画像並びに座標検出部273から取得されたフレームの中心座標及び端部座標などを、通信インタフェース部277を通じて外部機器に転送するように制御し、スキャン画像及び位置データなどが記憶部260に記憶されるように制御することができる。
また、機能入力部240を通じてユーザが入力した各種の機能に関連した信号を外部機器に転送するように制御することができる。
図26は、本発明の一実施形態に従う画像補正方法のフローチャートである。
図26を参照すると、まず、入力機器200はマウスモードで動作する(S3101)。マウスモードは表示器機の動作を制御するためのモードであって、机のような表面の上を移動する入力機器200に対応して移動するカーソルを用いて、命令語を選択したりプログラムを実行させたりすることができるモードである。
その後、入力機器200はスキャン開始要求信号を受信する(S3103)。
一実施形態において、スキャン開始要求信号は図2の(a)で説明したスキャナ機能選択ボタン241を通じて受信できる。すなわち、ユーザがスキャナ機能選択ボタン241を一回押すと、入力機器200のモードがマウスモードからスキャンモードに変更できる。スキャンモードは、光を照射して受信したスキャン対象物の画素を通じてスキャン画像を取得するモードであってよい。
上述のようにスキャン開始要求信号はスキャナ機能選択ボタン241を通じて生成できるが、これに限定されるものではなく、表示機器で特定アプリケーションの選択に対応して生成できるなど、多様な方法によって生成できる。
入力機器200はスキャン開始要求信号を受信して、スキャンモードに進入する(S3105)。
入力機器200は、スキャン対象物をスキャンする(S3107)。入力機器200はスキャン部272を通じてスキャン対象物のスキャン画像を取得することができる。スキャン部272はスキャン対象物の一定領域に光を照射し、これから反射された光を検出してスキャン対象物の一定領域に該当するスキャン画像を取得することができる。
一実施形態において、スキャン部272でスキャンするスキャン領域の形態は、図2の(b)に示すように矩形状であるが、これに限定されるものではない。
スキャン対象物とは、ユーザが入力機器200に入力/記憶しようとする情報を含む目的物をいい、一般的に、文字、絵などが表示された文書を含んでもよい。また、スキャン対象物の一定領域とは、既存のラインスキャン領域と異なり、所定の面積を有する2次元領域を意味する。
入力機器200は、フレームを構成する複数の画素に対応する座標を検出することができる(S3109)。
入力機器200は、フレームの中心座標及びフレームの端部座標を検出することもできる。フレームは、入力機器200を通じて取得されるスキャン画像の単位画面であってよい。一実施形態において、スキャン領域が矩形状を有する場合、1つのフレームも矩形状を有し、フレームの端部座標は矩形の4個の頂点の座標であってよい。
図27を参照すると、スキャン対象物10及び入力機器200が現在スキャンしたスキャン領域に対応する1つのフレーム30が図示されている。フレームの端部をA、B、C、Dとし、フレームの中心をEとする。この場合、端部及び中心座標は各々A(x1、y1)、B(x2、y2)、C(x3、y3)、D(x4、y4)、E(x5、y5)として表現できる。
一実施形態において、入力機器200は座標検出部273を通じてフレームの中心座標及び端部座標を検出することができる。
一実施形態において、座標検出部273はフレーム30を構成する複数の画素に対応する座標を検出することができる。
一実施形態において、座標検出部273はレーザセンサを通じてフレームの中心座標及び端部座標を検出することができる。レーザセンサはスキャン対象物にレーザ光を照射し、反射された反射光を用いてフレームの中心座標及び端部座標を検出することができる。
一実施形態において、レーザセンサはフレームの中心座標だけを検出することもできる。すなわち、座標検出部273は1つのフレームサイズは一定であるため、フレームの中心座標だけを知って、中心座標と端部座標との間の相対的位置によって端部座標を計算することができる。
入力機器200は、検出されたフレームの座標を記憶する(S3111)。入力機器200は、記憶部274を通じて検出されたフレームの座標を記憶することができる。一実施形態において、記憶部274はフラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリ等)、RAM、ROM(EEPROM(登録商標)等)のうち、少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含むことができる。
入力機器200は、現在取得したスキャン画像の単位画面であるフレームの全体明度を算出する(S3113)。入力機器200は、第1明度算出部275aを通じてフレームの全体明度を算出することができる。第1明度算出部275aは、1つのフレームに含まれた複数の座標点を用いてフレームの全体明度を算出することができる。複数の座標点は1つのフレームを構成する複数の画素に対応できる。
第1明度算出部275aは、次の<式1>を通じてフレームの全体明度を算出することができる。
<式1>
ここで、Ik(x、y)はフレームに含まれた1つの座標点に対応する明度であり、nは1つのフレームに含まれた複数の座標点又は複数の画素の個数を意味する。1つのフレームを構成する画素の個数は、取得しようとするスキャン画像の解像度によって異なってもよい。すなわち、高い解像度のスキャン画像を取得しようとする場合は、低い解像度のスキャン画像を取得しようとする場合よりフレームを構成する画素の個数がより多いことがある。
第1明度算出部275aは、フレームを構成する複数の座標点に対応する明度をすべて合せてフレームの全体明度(F)を算出することができる。
入力機器200は、算出された全体明度を用いてフレームの平均明度を算出する(S3115)。入力機器200は、第2明度算出部275bを通じてフレームの平均明度を算出することができる。第2明度算出部275bは、次の<式2>を通じてフレームの平均明度(SB)を算出することができる。
<式2>
すなわち、第2明度算出部275bは算出された全体明度を、フレームを構成する複数の座標点の個数(n)で除算して、フレームの平均明度を算出することができる。
入力機器200は、算出された平均明度を表示機器100に転送する(S3117)。入力機器200は、通信インタフェース部277を通じて算出された平均明度に対する情報を表示機器100に転送することができる。通信インタフェース部277は外部装置、特に、表示機器100と有線・無線通信を遂行して、表示機器100に各種の入力信号及び画像、音声、又はデータ信号を送信することができる。
通信インタフェース部277が外部装置と有線通信を遂行する場合、通信インタフェース部277は、シリアル、PS/2、USB等で構成してもよく、外部装置と無線通信を遂行する場合、通信インタフェース部277は、RFID、赤外線通信(IrDA)、UWB)、ZigBee(登録商標)、DLNA(登録商標)などで構成してもよい。
表示機器100は、算出された平均明度に対する情報を受信して、受信された平均明度をフレームに対応するスキャン画像に適用することができる。すなわち、表示機器100は入力機器200からフレームの平均明度に対する情報を受信して、スキャン画像の全体明度を平均明度に補正することができる。
図28を参照すると、本発明の一実施形態に従う画像補正方法の適用の前後に対するスキャン画像の変化が図示されている。画像補正後の1つのフレームのスキャン画像を見ると、フレームの端部であるA、B、C、D点の各隣接領域(K)で、画像補正前の場合より画像がより明るくなったことを確認することができる。各隣接領域(K)は、入力機器200から照射された光、入力機器200の移動方向によって異なってもよい。
一方、入力機器200はリフトオフ(lift-off)信号が発生するかを確認することができる(S3119)。一実施形態において、リフトオフ信号は入力機器200がスキャン対象物から一定距離(T)以上離隔した場合に発生する信号であってよい。一定距離(T)以上は1mm以上であることがあるが、これは例示に過ぎない。
一実施形態において、入力機器200はリフトオフ信号感知部276を通じてリフトオフ信号が発生するかを確認することができる。一実施形態において、リフトオフ信号感知部276はジャイロセンサを含むことができる。ジャイロセンサは入力機器200がスキャン対象物の平面と垂直な方向に移動することを感知するためのセンサであって、x、y、z軸に対する変動を検出するセンサである。
図29を参照すると、入力機器200がスキャン対象物10から一定距離(T)以上だけ離隔した場合、リフトオフ信号が生成できる。この場合、スキャンしようとする一定領域40には入力機器から照射される光ではない、外部から照射される光の影響によって、スキャンしようとする画像が不鮮明になる結果をもたらすことがある。
また、図26を説明すれば、リフトオフ信号が発生したことと確認された場合(S3119)、入力機器200はリフト信号が発生される前に算出された平均明度に対する情報を表示機器100に転送する。これによって、入力機器200がリフトオフされた場合にも、スキャン画像にリフトオフが生成される前の平均明度が適用されて、スキャン対象物のスキャンを安定的に遂行することができる。
一方、リフトオフ信号が発生しないことが確認された場合(S3119)、入力機器200はスキャンモードを維持してスキャンを進行する。
本発明の一実施形態に従う画像補正方法によれば、入力機器200の限定された照明によって得られたスキャン画像の明度が一定でないため、特定部分で明度が暗くなる問題を解決することができるため、全体的に明度が均等なスキャン画像を取得することができる。
次に、図30乃至図32を参照して本発明の更に他の実施形態に従う入力機器及びそのスキャン画像取得方法について詳細に説明する。
図30は本発明の更に他の入力機器のブロック図であり、図31は本発明の一実施形態に従うスキャン画像の取得方法のフローチャートであり、図32はジャイロセンサの原理を示すための図であり、図33は本発明の更に他の実施形態に従う入力機器を用いてスキャン対象物の画像を取得する過程を示すための図である。
まず、図30を説明すると、本発明の実施形態に従う入力機器200は、機能入力部281、スキャン部282、位置検出部283、位置確認部284、位置決定部285、通信インタフェース部286、記憶部287、及び制御部288を含むことができる。
機能入力部281は、入力機器200の特定機能に対応する動作を遂行するようにする入力信号を受信することができる。すなわち、機能入力部281がマウスモード、又はスキャンモードで動作の遂行を要求する入力信号を受信した場合、入力機器200はそれに対応する動作モードに進入することができる。スキャナ機能選択ボタン、ホイールボタン、ホイールボタンを中心に左・右側に配置された左・右ボタンを含むことができる。
スキャン部282は、スキャン対象物の一定領域に光を照射し、これから反射された光を検出してスキャン対象物の一定領域に該当するスキャン画像を取得することができる。この場合、取得されたスキャン画像の単位画面はフレームを意味することができる。
位置検出部283は、スキャン対象物の画像の単位画面であるフレームの位置情報を検出することができる。一実施形態において、位置検出部283はレーザセンサ283a及びジャイロセンサ283bを含むことができる。
レーザセンサ283aはスキャン対象物にレーザ光を照射し、反射された反射光を用いてフレームの位置情報を検出することができる。
ジャイロセンサ283bは、入力機器200の1つの軸を基準に物体が回転した角度を用いてフレームの位置情報を検出することができる。
ジャイロセンサ283bは、入力機器200の移動に従う角速度を測定することができる。測定された角速度は後述するフレームレートの増減に利用できる。
位置検出部283は、レーザセンサ283a及びジャイロセンサ283bをすべて用いてフレームの位置情報を検出することができる。
レーザセンサ283a及びジャイロセンサ283bは、所定の距離だけ離れて配置できる。
位置確認部284は、レーザセンサ283aが検出したフレームの位置情報が許容された範囲内にあるかを確認することができる。許容された範囲とは、入力機器200がスキャン対象物の画像を正常に取得するために必要な位置範囲を意味する。すなわち、位置確認部284は、最近検出されたフレームの位置情報とそれ以前に検出されたフレームの位置情報とを比較して、最近検出されたフレームの位置情報が許容範囲内にあるかを確認することができる。
位置決定部285は、レーザセンサ283aが検出したフレームの位置情報が許容された範囲内にないことを確認した場合、ジャイロセンサ283bが検出した位置情報をフレームの位置情報として決定することができる。
位置決定部285は、レーザセンサ283aが検出したフレームの位置情報が許容された範囲内にあることを確認した場合、レーザセンサ283aが検出した位置情報をフレームの位置情報として決定することができる。
通信インタフェース部286は、決定されたフレームの位置情報に基づいて取得したスキャン対象物の画像を外部装置(例えば、表示機器100)に転送することができる。
通信インタフェース部286が外部装置と有線通信を遂行する場合、通信インタフェース部286は、シリアル、PS/2、USB等で構成してもよく、外部装置と無線通信を遂行する場合、通信インタフェース部286はRFID、赤外線通信(IrDA)、UWB、ZigBee(登録商標)、DLNA(登録商標)などで構成してもよい。
記憶部287は、レーザセンサ283a又はジャイロセンサ283bが検出したフレームの位置情報を記憶する。記憶部287は、ジャイロセンサ283bが測定した入力機器200の角速度とフレームレートとを対応させて記憶することができる。
制御部288は、入力機器200の全般的な動作を制御することができる。制御部288の詳細な動作は後述する。
図31を参照すると、まず、入力機器200はマウスモードで動作する(S3301)。マウスモードは、表示器機の動作を制御するためのモードであって、机のような表面の上を移動する入力機器200に応じて移動するカーソルを用いて、命令語を選択したりプログラムを実行させたりすることができるモードである。
その後、入力機器200はスキャン開始要求信号を受信する(S3303)。
一実施形態において、スキャン開始要求信号は、図2の(a)で説明したスキャナ機能選択ボタン241を通じて受信できる。すなわち、ユーザがスキャナ機能選択ボタン241を一回押すと、入力機器200のモードがマウスモードからスキャンモードに変更できる。スキャンモードは光を照射して受信したスキャン対象物の画素を通じてスキャン画像を取得するモードであってよい。
上述のように、スキャン開始要求信号は、スキャナ機能選択ボタン241を通じて生成できるが、これに限定する必要はなく、表示機器で特定アプリケーションを選択することに対応して生成するなど、多様な方法によって生成できる。
入力機器200は、スキャン開始要求信号を受信して、スキャンモードに進入する(S3305)。
入力機器200は、入力機器200を移動させることができる外部の力によってスキャン対象物をスキャンする(S3307)。入力機器200を移動させることができる外部の力はユーザによって入力機器200に加えられた力であるが、これに限定されるものではない。
入力機器200は、スキャン部282を通じてスキャン対象物のスキャン画像を取得することができる。スキャン部282は、スキャン対象物の一定領域に光を照射し、これから反射された光を検出してスキャン対象物の一定領域に該当するスキャン画像を取得することができる。
一実施形態において、スキャン部282でスキャンするスキャン領域の形態は、図2の(b)に示すように矩形状であるが、これに限定されるものではなく、多様な形態を有することができる。
スキャン対象物は、ユーザが入力機器200に入力/記憶しようとする情報を含む目的物をいい、一般的に、文字、絵などが表示された文書を含んでもよい。また、スキャン対象物の一定領域とは、既存のラインスキャン領域と異なり、所定の面積を有する2次元領域を意味する。
入力機器200は、位置検出部283を通じてフレームの位置情報を検出することができる(S3309)。ここで、フレームは入力機器200を通じてスキャンされたスキャン対象物の単位画面であってよい。一実施形態において、位置検出部283は1つ以上のレーザセンサ283aを用いてフレームの位置情報を検出することができる。具体的には、レーザセンサ283aはスキャン対象物にレーザ光を照射し、反射された反射光を用いてフレームの位置情報を検出することができる。レーザセンサ283aはフレームを構成する複数の画素に対応する座標を検出して、フレームの位置情報を検出することができる。レーザセンサ283aは、フレームの中心座標及び端部座標だけを検出してフレームの位置情報を検出することもできる。
レーザセンサ283aは、フレームの中心座標及びフレームの端部座標だけを検出することもできる。一実施形態において、入力機器200のスキャン領域が矩形状を有する場合、1つのフレームも矩形状を有し、フレームの端部座標は矩形状の4個の頂点座標であってよい。これは図27を参照して説明する。
図27を参照すると、スキャン対象物10及び入力機器200が現在スキャンしたスキャン領域に対応する1つのフレーム30が図示されている。フレームの端部をA、B、C、Dとし、フレームの中心をEとする。この場合、端部及び中心座標は各々A(x1、y1)、B(x2、y2)、C(x3、y3)、D(x4、y4)、E(x5、y5)として表現できる。
レーザセンサ283aは、フレームの中心座標E及び端部座標A、B、C、Dを検出して、フレームの位置情報を検出することができる。一実施形態において、1つのフレームサイズは一定であるため、レーザセンサ283aは中心座標Eだけを検出して、フレームの位置情報を検出することもできる。
更に他の実施形態において、位置検出部283はジャイロセンサ283bを通じてフレームの位置情報を検出することもできる。ジャイロセンサ283bは、1つの軸を基準に物体が回転した角度を数値として指示するセンサであって、物体が移動する状態で物体の角速度が測定できるセンサである。図32を参照して、ジャイロセンサ283bの原理を詳細に説明する。
図32を参照すると、入力機器200がスキャン対象物10をスキャンするときに、ジャイロセンサは角速度を検出することによって入力機器200の移動を検出することができる。図32に示すように、ジャイロセンサは入力機器200のx軸方向への移動、x軸方向と垂直なy軸方向への移動、x軸及びy軸とすべて垂直なz軸方向への移動を検出して、フレームの位置情報を検出することができる。
図30を再度参照すれば、一実施形態において、ジャイロセンサ283bはレーザセンサ283aから所定の距離だけ離隔して配置できる。
一実施形態において、入力機器200はレーザセンサ283a及びジャイロセンサ283bを同時に用いてフレームの位置情報を検出することもできる。
位置確認部284は、レーザセンサ283aが検出したフレームの位置情報が許容された範囲内にあるかを確認する(S3311)。許容された範囲とは、入力機器200がスキャン対象物の画像を正常に取得するために必要な位置範囲を意味する。すなわち、位置確認部284は、最近検出されたフレームの位置情報とそれ以前に検出されたフレームの位置情報とを比較して、最近検出されたフレームの位置情報が許容範囲内にあるかを確認することができる。
レーザセンサ283aが検出したフレームの位置情報が許容された範囲内にないことを確認した場合、位置決定部285はジャイロセンサ283bが検出した位置情報をフレームの位置情報として決定する(S3313)。すなわち、レーザセンサ283aが検出したフレームの位置情報が正確でないと判断された場合、位置決定部285はレーザセンサ283aが検出された位置情報をフレームの位置情報として決定せず、ジャイロセンサ283bが検出した位置情報をフレームの位置情報として決定することができる。
図33を参照して具体的に説明すると、図33に示すように、ユーザが入力機器200を通じて本13をスキャンする場合、本13が折り畳まれた部分14でレーザセンサ283aは正確なフレームの位置情報が取得できない。なぜならば、入力機器200が、本13が折り畳まれた部分14に位置した場合、スキャン対象物である本13と入力機器200とが一定距離だけ離隔していることによって、レーザセンサ283aはスキャン対象物に照射されて反射されたレーザ光を通じて正しいフレームの位置情報を検出できなかったり、フレームの位置情報を初めから検出できないこともあるためである。
すなわち、本発明の実施形態はレーザセンサ283aが検出した位置情報が不正確であると判断されるか、レーザセンサ283aがフレームの位置情報を検出できない場合、ジャイロセンサ283bが検出した位置情報をフレームの位置情報として決定してスキャン対象物の画像を安定的に取得することができる。
また、本発明の実施形態によれば一定の間隔を有して配置される2つのレーザセンサ283aを用いた関連技術とは異なり、1つのレーザセンサ283aを用いるため、入力機器200に設計の際に、サイズ制限がない。
また、図30を参照して説明する。
一方、レーザセンサ283aが検出したフレームの位置情報が許容された範囲内にあることを確認した場合、位置決定部285はレーザセンサ283aが検出した位置情報をフレームの位置情報として決定する(S3315)。
その後、入力機器200は決定されたフレームの位置情報に基づいてフレームに対応するスキャン画像を取得し(S3317)、取得したスキャン画像を表示機器100に転送する(S3319)。
一方、ジャイロセンサ283bはリフトオフ(lift-off)信号が発生するかを確認することができる(S3321)。一実施形態において、リフトオフ信号は入力機器200がスキャン対象物から一定距離(T)以上離隔した場合に発生する信号であってよい。一定距離(T)以上は1mm以上であることがあるが、これは例示に過ぎない。
リフトオフ信号が発生したことが確認された場合、入力機器200はマウスモードに動作する(S3301)。
一方、リフトオフ信号が発生しないことが確認された場合、入力機器200はスキャンモードに動作を維持してスキャンを進行する。
次に、図34を参照して、本発明の更に他の実施形態に従う入力機器200のフレームレート調節方法について説明する。
図34は、本発明の一実施形態に従う入力機器200のフレームレート調節方法を説明するためのフローチャートである。
図34を参照すると、入力機器200はマウスモードで動作する(S3501)。マウスモードは、表示器機の動作を制御するためのモードであって、机のような表面の上を移動する入力機器200に応じて移動するカーソルを用いて、命令語を選択したりプログラムを実行させたりすることができるモードである。
その後、入力機器200はスキャン開始要求信号を受信する(S3503)。
スキャン開始要求信号は、図2の(a)で説明したスキャナ機能選択ボタン241を通じてスキャナ機能選択ボタン241を通じて生成できるが、これに限定する必要はなく、表示機器で特定アプリケーションを選択することに対応して生成するなど、多様な方法によって生成できる。
入力機器200は、スキャン開始要求信号を受信してスキャンモードに進入する(S3505)。
入力機器200は、入力機器200を移動させることができる外部の力によってスキャン対象物をスキャンする(S3507)。入力機器200を移動させることができる外部の力はユーザによって入力機器200に加えられた力であるが、これに限定されるものではない。
ジャイロセンサ283bは、入力機器200の角速度を測定する(S3509)。すなわち、ジャイロセンサ283bは入力機器200がスキャン対象物をスキャンするために移動する場合、入力機器200の移動に従う角速度を測定することができる。
制御部288は、測定された角速度がしきい値角速度を超過するか否かを確認する(S3509)。一実施形態において、しきい値角速度は入力機器200のフレームレートを増加又は減少させるために基準になる値であってよい。ここで、フレームレートは入力機器200を通じて取得した画像を秒当たり何回ディジタル画像信号に変換するかを表す指数であってよい。すなわち、フレームレートが60であれば、撮像素子に結ばれた画像を秒当たり60回撮影してディジタル画像信号に変換することを意味する。
測定された角速度がしきい値角速度を超過する場合、制御部288は入力機器200のフレームレートを増加させる(S3513)。これによって、入力機器200の角速度が速くなっても、フレームレートが増加してスキャン対象物の画像を安定的に取得することができる。ここで、フレームレートは測定された角速度によって増加できる。具体的には、一実施形態において、記憶部287は角速度とフレームレートとを対応させて記憶することができ、制御部288は記憶部287を検索して測定された角速度に対応するフレームレートを有するように入力機器200を制御することができる。
測定された角速度がしきい値角速度を超過しない場合、制御部288は入力機器200のフレームレートを減少させる(S3515)。これによって、入力機器200の角速度が遅くなったとき、フレームレートを減少させて入力機器200のメモリ容量を効率的に使用することができる。ここで、フレームレートは測定された角速度によって減少できる。具体的には、一実施形態において、記憶部287は角速度とフレームレートとを対応させて記憶することができ、制御部288は記憶部287を検索して測定された角速度に対応するフレームレートを有するように入力機器200を制御することができる。
次に、図35乃至図38を参照して、本発明の更に他の実施形態に従う入力機器及びその制御方法について説明する。
必要な場合、本発明の更に他の実施形態に従う入力機器及びその制御方法についての説明に、図1乃至図34の説明を組み込んでもよい。
図35は本発明の更に他の実施形態に従う入力機器のブロック図であり、図36は本発明の一実施形態に従う入力機器の制御方法を説明するためのフローチャートであり、図37は入力機器の移動速度を測定する過程を説明するための図であり、図38は本発明の一実施形態に従う入力機器の制御方法を具現するためのアルゴリズムコードを説明するための図である。
まず、図35を説明すると、本発明の更に他の実施形態に従う入力機器200は、機能入力部291、座標検出部292、スキャン部293、速度測定部294、解像度測定部295、フレームレート決定部296、通信インタフェース部297、記憶部298、及び制御部299を含むことができる。
機能入力部291は、入力機器200の特定機能に対応する動作を遂行するようにする入力信号を受信することができる。すなわち、機能入力部291がマウスモード、又はスキャンモードで動作の遂行を要求する入力信号を受信した場合、入力機器200はそれに対応する動作モードに進入することができる。スキャナ機能選択ボタン、ホイールボタン、ホイールボタンを中心に左・右側に配置された左・右ボタンを含むことができる。
座標検出部292は、フレームの座標を検出することができる。一実施形態において、座標検出部はレーザセンサを通じてフレームの座標を検出することができるが、これに限定されるものではない。フレームの座標を検出する過程に対しては後述する。
スキャン部293は、検出されたフレームの座標に基づいてスキャン対象物の一定領域に該当するスキャン画像を取得することができる。
スキャン対象物の一定領域に光を照射し、これから反射された光を検出してスキャン対象物の一定領域に該当するスキャン画像を取得することができる。この場合、取得されたスキャン画像の単位画面はフレームを意味する。
速度測定部294は、入力機器200の移動速度を測定することができる。一実施形態において、入力機器200は速度センサを通じて入力機器200の移動速度を測定することができる。更に他の実施形態において、入力機器200は加速度センサを通じて入力機器200の移動速度変化量を測定することもできる。
解像度測定部295は、スキャン部293を通じて取得したスキャン画像の解像度を測定することができる。
フレームレート決定部296は、測定された入力機器200の移動速度に従うフレームレートを決定することができる。後述する記憶部298は、入力機器200の移動速度に従うフレームレートをルックアップテーブルとして具備して、移動速度とフレームレートとを対応させて記憶することができ、フレームレート決定部296は記憶部298を検索して、測定された入力機器200の移動速度に対応するフレームレートを決定することができる。
フレームレート決定部296は、測定されたスキャン画像の解像度に基づいてフレームレートを決定することができ、これに対する説明は後述する。
通信インタフェース部297は、検出されたフレームの座標に基づいて取得したスキャン対象物の画像を外部装置(例えば、表示機器100)に転送することができる。
通信インタフェース部297が外部装置と有線通信を遂行する場合、通信インタフェース部297は、シリアル、PS/2、USB等で構成してもよく、外部装置と無線通信を遂行する場合、通信インタフェース部297は、RFID、赤外線通信(IrDA)、UWB、ZigBee(登録商標)、DLNA(登録商標)などで構成してもよい。
記憶部298は、フレームの座標データ、座標データに対応するスキャン対象物の単位画像、単位画像の解像度などを記憶することができる。
特に、記憶部298は、入力機器200の移動速度に従うフレームレートをルックアップテーブルとして具備して移動速度とフレームレートとを対応させて記憶する。
制御部299は、入力機器200の全般的な動作を制御することができる。制御部299は、図1で説明した制御部210の内容に対応できる。
次に、図36は本発明の一実施形態に従う入力機器の制御方法を図35の内容に結び付けて説明する。
図36を参照すると、まず、入力機器200はマウスモードで動作する(S3701)。マウスモードは表示器機宜動作を制御するためのモードであって、机のような表面の上を移動する入力機器200に応じて移動するカーソルを用いて、命令語を選択したりプログラムを実行させたりすることができるモードである。
その後、入力機器200の機能入力部はスキャン開始要求信号を受信する(S3703)。
一実施形態において、スキャン開始要求信号は、図2の(a)で説明したスキャナ機能選択ボタン241を通じて受信できる。すなわち、ユーザがスキャナ機能選択ボタン241を一回押すと、入力機器200のモードがマウスモードからスキャンモードに変更できる。スキャンモードは、光を照射して受信したスキャン対象物の画素を通じてスキャン画像を取得するモードであってよい。
スキャン開始要求信号は、スキャナ機能選択ボタン241を通じて生成できるが、これに限定されるものではなく、表示機器100で表示された特定アプリケーションの選択に対応して生成するなど、多様な方法によって生成できる。
入力機器200は、スキャン開始要求信号を受信して、スキャンモードに進入する(S3705)。スキャンモードは、入力機器200の動作を制御するためのモードであって、具体的には、スキャン対象物の表面の上で入力機器200が移動したとき、移動によってスキャン対象物の画像を取得できるモードを意味する。
入力機器200は、入力機器200を移動させることができる外部の力によってスキャン対象物のスキャンを始める(S3707)。入力機器200を移動させることができる外部の力はユーザによって入力機器200に加えられた力であるが、これに限定されるものではない。
一実施形態において、スキャン領域221の形態は、図2の(b)に示すように矩形状であるが、これに限定されるものではない。
スキャン対象物とは、ユーザが入力機器200に入力/記憶しようとする情報を含む目的物をいい、一般的に、文字、絵などが表示された文書を含む。また、スキャン対象物の一定領域とは、既存のラインスキャン領域と異なり、所定の面積を有する2次元領域を意味する。
入力機器200の座標検出部292は、フレームの座標を検出する(S3709)。一実施形態において、フレームは図2の(b)に図示された、スキャン領域221に対応するスキャン対象物の単位画面を意味する。一実施形態において、座標検出部292は、フレームを構成する複数の画素に対応する座標を検出することができる。一実施形態において、座標検出部292はフレームの中心座標及びフレームの端部座標を検出することもできる。ここで、スキャン領域221が図2の(b)に示すように、矩形状を有する場合、フレームも矩形状を有する。この際、フレームの中心座標は矩形状の中心座標であり、フレームの端部座標は矩形の4個の頂点の座標であってよい。
一実施形態において、座標検出部292はレーザセンサを通じてフレームの座標を検出することができるが、これに限定されるものではない。レーザセンサはスキャン対象物にレーザ光を照射し、反射された反射光を用いて座標を検出することができる。
フレームの座標を検出する方法に対する説明は図27で説明したため、詳細な内容は省略する。
入力機器200の記憶部298は、検出された座標を記憶する(S3711)。一実施形態において、記憶部298はフラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリ等)、RAM、ROM(EEPROM(登録商標)等)のうち、少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含むことができる。
入力機器200のスキャン部293は、検出された座標に基づいてフレームに対応するスキャン対象物の単位画像を取得する(S3713)。
入力機器200の記憶部298は、取得した単位画像を記憶する(S3715)。
入力機器200の制御部299は、続くスキャン過程でフレームの座標が同一であるかを確認する(S3717)。
フレームの座標が同一であることが確認された場合、入力機器200制御部299は該当フレームの座標に基づいたスキャン対象物の単位画像を記憶しない(S3719)。ここで、フレームの座標が同一の場合、フレームに対応するスキャン対象物の単位画像を記憶しない理由は、記憶部の容量が浪費されることを防ぐためである。図38のアルゴリズムコードを参照すると、入力機器200がスキャンモードに動作する間、入力機器200は検出されたフレームの座標をバッファに記憶し、フレームの座標が同一の場合には該当フレームの座標に基づいたスキャン対象物の単位画像を記憶しないことを次のとおり確認することができる。
while(Scan mode()){
Buffer(Xi,Yj)=InputImage(x,y);
if(Buffer(Xi,Yj) == InputImage(x,y)){
NotSaveAsChangedImage(ROI); }
フレームの座標が同一でないことが確認された場合、入力機器200の速度測定部294は入力機器200の移動速度を測定する(S3721)。一実施形態において、速度測定部294は速度センサを通じて入力機器200の移動速度を測定することができる。更に他の実施形態において、速度測定部294は加速度センサを通じて入力機器200の移動速度変化量を測定することもできる。
ここで、フレームの座標が同一でないことが確認された場合、ステップS3709乃至ステップS3715が進行された後、ステップS3721を遂行できる。
入力機器200の移動速度は、図37に示すように、入力機器200がスキャン対象物の単位画像Kをスキャンするとき、x軸方向に移動する速度(v1)及びy軸方向に移動する速度(v2)の平均速度を意味する。
図36を再度参照すると、入力機器200の制御部299は測定された入力機器200の移動速度が予め定めた最大速度以上であるかを確認する(S3723)。
測定された入力機器200の移動速度が予め定めた最大速度以上の場合、入力機器200のフレームレート決定部296は最大速度に対応するフレームレートを決定する(S3725)。すなわち、フレームレート決定部296は記憶部298を検索して最大速度に対応するフレームレートを検索し、検索されたフレームレートを入力機器200のフレームレートとして決定することができる。記憶部298は、最大速度及び入力機器200の移動速度に従うフレームレートをルックアップテーブルとして具備して移動速度とフレームレートとを対応させて記憶することができる。
入力機器200の移動速度が最大速度以上の場合、最大速度に対応するフレームレートに入力機器200のフレームレートを決定する理由は、入力機器200の移動速度の増加によってフレームレートを続けて増加させると、メモリの容量が大きく消費されるためである。
ここで、フレームレートは秒当たりスキャン対象物の撮影回数を意味することができる。フレームレートの単位には、秒当たりフレーム数(fps)が使われる。すなわち、フレームレートが30fpsであれば、入力機器200はスキャン対象物を秒当たり30回撮影してディジタル信号に変換することができる。フレームレートが60fpsの場合はフレームレートが30fpsの場合に比べて2倍のデータ容量を有する。
図38のアルゴリズムコードを参照すると、最大速度に対応するフレームレートは、命令MaxFrameRate=30;から確認することができ、その値は30fpsである。ここで、30fpsは例示に過ぎない。
また、ステップS3725の遂行は以下の命令を通じて遂行されることを確認することができる。
else if(FrameRate>MaxFrameRate)
FramteRate=MaxFramteRate;
一方、入力機器200の制御部299は、測定された入力機器200の移動速度が予め定めた最小速度以下であるかを確認する(S3727)。
測定された入力機器200の移動速度が予め定めた最小速度以下の場合、入力機器200のフレームレート決定部296は最小速度に対応するフレームレートを決定する(S3729)。図38のアルゴリズムコードを参照すると、最小速度に対応するフレームレートは命令FixedFrameRate=5;から確認することができ、その値は5fpsである。ここで、5fpsは例示に過ぎない。
また、ステップS3727の遂行は、以下の命令を通じて遂行されることを確認することができる。
if(FrameRate<FixedFrameRate)
FrameRate=FixedFrameRate();
すなわち、フレームレート決定部296は、記憶部298を通じて最小速度に対応するフレームレートを検索し、検索されたフレームレートを入力機器200のフレームレートとして決定することができる。
また、図36を参照すると、測定された入力機器200の移動速度が予め定めた最小速度以上の場合、入力機器200のフレームレート決定部296は、測定された移動速度に対応するフレームレートを決定する(S3731)。すなわち、入力機器200は記憶部298を通じて入力機器200の移動速度に対応するフレームレートを検索し、検索されたフレームレートを入力機器200のフレームレートとして決定することができる。
図38のアルゴリズムコードを参照すると、入力機器200の移動速度によってフレームレートが調節されることを確認することができる。すなわち、入力機器200の移動速度が増加すると、フレームレートが増加し、入力機器200の移動速度が減少すると、フレームレートが減少する。これは、以下の命令を通じて確認可能である。
for(;;){
Case (S(InputImage(x,y)++):
then Z++;
Case (S(InputeImage(x,y)--);
then Z--;
上述のように、入力機器200は移動速度によってフレームレートを調節してメモリの容量を効率的に使用することができ、スキャン対象物の画像を安定的に取得することができる。すなわち、入力機器200の移動速度が遅ければフレームレートを低め、入力機器200の移動速度が速ければフレームレートを高めて、メモリの容量を効率的に管理できる。
その後、入力機器200は決定されたフレームレートでスキャン対象物をスキャンする(S3733)。
次に、図39を参照して、本発明の更に他の実施形態に従う入力機器の制御方法を図1乃至図38の内容に結び付けて説明する。
図39を参照すると、まず、入力機器200はマウスモードで動作する(S3901)。
その後、入力機器200の機能入力部291はスキャン開始要求信号を受信する(S3903)。詳細な内容は図38に説明したものと同一である。
入力機器200はスキャン開始要求信号を受信して、スキャンモードに進入する(S3905)。詳細な内容は図38に説明したものと同一である。
入力機器200は、入力機器200を移動させることができる外部の力によってスキャン対象物のスキャンを始める(S3907)。詳細な内容は図38に説明したものと同一である。
入力機器200の座標検出部292は、フレームの座標を検出する(S3909)。詳細な内容は図38に説明したものと同一である。
入力機器200の記憶部298は、検出された座標を記憶する(S3911)。
入力機器200のスキャン部293は、検出された座標に基づいてフレームに対応するスキャン対象物の単位画像を取得する(S3913)。
入力機器200の記憶部298は、取得した単位画像を記憶する(S3915)。
入力機器200の制御部299は、続くスキャン過程でフレームの座標が同一であるかを確認する(S3917)。
フレームの座標が同一であると確認された場合、入力機器200の制御部299は該当フレームの座標に基づいたスキャン対象物の単位画像を記憶しない(S3919)。
フレームの座標が同一でないことが確認された場合、入力機器200の解像度測定部295は記憶された単位画像の解像度を測定する(S3921)。
ここで、単位画像の解像度は画像の精密度を示す指標を意味する。具体的には、単位画像の解像度は、画像を表現するために何個の画素又はドットで表したかを通知する指標である。単位画像の解像度の単位にはDPI(Dots Per Inch)が使われ、DPIは2.54cm(1インチ)に入る画素又はドットの個数を意味する。図38のアルゴリズムコードを参照すると、単位画像の解像度測定は、以下の命令を通じて遂行されることを確認することができる。
DPI=EstimateDPI(CurrentFrame,Previous ReconstructedDPI);
ここで、図38の画質は解像度を意味する。
フレームの座標が同一でないと確認された場合、ステップS3909乃至ステップS3915が進行された後、ステップS3921が遂行できる。
また、図39を説明すると、入力機器200の制御部299は、測定された単位画像の解像度が基準解像度と同一であるかを確認する(S3923)。
測定された単位画像の解像度が基準解像度と同一の場合、入力機器200の制御部299は現在フレームレートを維持する(S3925)。ここで、現在フレームレートは入力機器200がスキャンモードで動作するとき、予め定めたフレームレートであってよい。
図38のアルゴリズムコードを参照すると、これに対するフレームレートの調節は、以下のような命令を通じて遂行されることを確認することができる。
else if(DPI==CorrectDPI)
FrameRate=FixedFrameRate();
測定された単位画像の解像度が基準解像度と同一でない場合、入力機器200の制御部299は測定された単位画像の解像度が基準解像度より大きいかを確認する(S3927)。
測定された単位画像の解像度が基準解像度より大きい場合、入力機器200は現在フレームレートの1/2にフレームレートを減少させる(S3929)。
図38のアルゴリズムコードを参照すると、これに対するフレームレートの調節は以下のような命令を通じて遂行されることを確認することができる。
if(DPI>CorrectDPI)
FrameRate=FrameRate/2;
測定された単位画像の解像度が基準解像度より小さい場合、入力機器200はフレームレートを増加させる(S3931)。
図38のアルゴリズムコードを参照すると、これに対するフレームレートの調節は、以下のような命令を通じて遂行されることを確認することができる。
else if(DPI<CorrectDPI)
FrameRate=FrameRate+1;
上述のように、入力機器200は取得した単位画像の解像度によってフレームレートを調節してメモリの容量を効率的に使用することができ、スキャン対象物の画像を安定的に取得することができる。すなわち、本発明の実施形態に従う入力機器200の制御方法を通じて取得した単位画像の解像度が低いときは、フレームレートを高めて基準解像度を有するスキャン画像を取得できるようにし、取得した単位画像の解像度が高過ぎるときは、フレームレートを低めてメモリ容量の浪費を防止することができる。
その後、入力機器200は維持又は変更(増減された)フレームレートでスキャン対象物をスキャンする(S3933)。
次に、図40乃至図44を参照して、本発明の更に他の実施形態に従う入力機器及びその制御方法について説明する。
以下、本発明の更に他の実施形態に従う入力機器及びその制御方法を図1乃至図39の内容に結び付けて説明する。
図40は本発明の更に他の実施形態に従う入力機器のブロック図であり、図41は本発明の更に他の実施形態に従う入力機器と接続できる端末機のブロック図であり、図42は本発明の更に他の実施形態に従う入力機器の制御方法を説明するためのフローチャートであり、図43はグラフィック処理部の基準仕様を説明するための図であり、図44は本発明の更に他の実施形態である入力機器の制御方法によってグラフィック処理部の使用率及び中央処理部の使用率に従うレンダリング方式の選択を説明するための図である。
まず、図40を参照すると、入力機器300は、機能入力部310、座標検出部320、単位画像取得部330、記憶部340、仕様確認部350、レンダリング選択部360、対象画像取得部370、使用状態確認部380、及び制御部391を含むことができる。
機能入力部310は、スキャナ機能選択ボタン、ホイールボタン、ホイールボタンを中心に左/右ボタンを含む。
ユーザがスキャナ機能選択ボタンを入力した場合、入力機器300がスキャンモードに進入するためのスキャン開始要求信号及びスキャンモードから編集モードに切換させるための編集要求信号を生成する。
ホイールボタン及び左/右ボタンの場合、スキャンモード及び編集モードの各々に割り当てられた機能に対応する信号を生成する。
機能入力部310は、図1及び図2の機能入力部240に対応する。
座標検出部320は、入力機器300の移動によってスキャン対象物の単位画像であるフレームの座標を検出することができる。一実施形態において、座標検出部320にはレーザセンサを使用してもよいが、これに限定されるものではない。
単位画像取得部330は、検出された座標に基づいてフレームに対応するスキャン対象物の単位画像を取得することができる。
記憶部340は、座標検出部320が検出したフレームの座標及びフレームの座標に対応するスキャン対象物の単位画像を記憶することができる。
仕様確認部350は、入力機器300と接続された端末機400の仕様を確認することができる。具体的に、仕様確認部350は端末機400に含まれたグラフィック処理部440の仕様を確認することができる。
仕様確認部350は、グラフィック処理部の仕様だけでなく、端末機400の応用プログラムインタフェースのバージョンを確認することもできる。
レンダリング選択部360は、仕様確認部350で確認された端末機400の仕様によってハードウェアレンダリング又はソフトウェアレンダリングを選択することができる。
レンダリング選択部360は、後述する使用状態確認部380が確認したグラフィック処理部440の使用状態及び中央処理部450の使用状態によって、ハードウェアレンダリング又はソフトウェアレンダリングを選択することができる。これに対しては後述する。
対象画像取得部370は、レンダリング選択部360から選択されたレンダリング方式によってスキャン対象物の単位画像を併合して、1つの完成されたスキャン対象物の画像を取得することができる。
使用状態確認部380は、端末機400のグラフィック処理部440及び中央処理部450の使用状態を確認することができる。これに対しては後述する。
通信インタフェース部390は、有線・無線通信を通じて入力機器300が収集した各種入力信号、画像、音声信号を端末機400の通信インタフェース部430に転送することができる。
制御部391は、入力機器300の全般的な動作を制御することができる。制御部391の具体的な動作は後述する。
図41を参照すると、端末機400は、表示部410、スキャンUI生成部420、通信インタフェース部430、グラフィック処理部440、中央処理部450、及び制御部460を含むことができる。
一実施形態において、端末機400は、コンピュータ、ディジタルTV、携帯用端末機などであるが、これに限定されるものではない。
表示部410は、各種画像信号、データ信号、スクリーン上表示(OSD)信号などを各々R、G、B信号に変換して駆動信号を生成することができる。このために、表示部410は、PDP、LCD、OLED、フレキシブルディスプレイ、3次元ディスプレイなどを利用することができ、又はタッチスクリーンで構成されて、出力装置以外に入力装置として使うことも可能である。
スキャンUI生成部420は、スキャンドライバプログラムの具現状態を画面に表示するためのスキャンUIウィンドウ及び編集UIウィンドウを生成する。生成されたスキャンUIウィンドウ及び編集UIウィンドウは、表示部410を通じて画面に表示され、ユーザはスキャンUIウィンドウを通じて入力機器300のスキャン動作を制御する。また、スキャンUIウィンドウに備えられた各種の機能設定ボタンを操作して各種のスキャン制御命令を生成する。また、編集UIウィンドウに備えられた各種の機能設定ボタンを操作して各種の編集制御命令を生成する。
通信インタフェース部430は、外部装置と有線・無線通信を遂行して、外部装置から各種の入力信号及び画像、音声、又はデータ信号を受信することができる。
通信インタフェース部430が外部装置と有線通信を遂行する場合、通信インタフェース部430は、シリアル、PS/2、USB等で構成してもよく、外部装置と無線通信を遂行する場合、通信インタフェース部430は、RFID、赤外線通信(IrDA)、UWB、ZigBee(登録商標)、DLNA(登録商標)などで構成してもよい。
グラフィック処理部440は、入力機器300から受信した画像信号などを処理してスキャン対象物の画像を表示部410に表示することができる。
グラフィック処理部440は、グラフィック処理部440の全般的な動作を制御するグラフィック制御部441及び入力機器300から受信した画像信号などを記憶することができるグラフィックメモリ443を含んでもよい。
中央処理部450は、端末機400で遂行できる応用プログラム等の動作を処理することができる。
制御部460は、端末機400の全般的な動作を制御することができる。例えば、通信インタフェース部430が外部から入力される各種入力信号及び外部から転送される各種データを受信するように制御し、受信された各種の入力信号及び受信されたデータを処理して、処理された信号又はデータを表示部410に表示するように制御してもよい。制御部460の具体的な動作は後述する。
次に、図42乃至図44を参照して、本発明の一実施形態に従う入力機器の画像処理方法を説明する。
入力機器300は、端末機400と有線・無線を通じて通信することができ、端末機400は図1で説明した表示機器100の構成をすべて含むことができる。
まず、入力機器300はマウスモードで動作する(S4101)。
その後、入力機器300の機能入力部310は、スキャン開始要求信号を受信する(S4103)。
これによって、入力機器300はスキャンモードで動作する(S4105)。すなわち、入力機器300はスキャン対象物をスキャンできる状態に置いてもよい。
入力機器300の座標検出部320は、入力機器300の移動によってスキャン対象物の単位画像であるフレームの座標を検出する(S4107)。
入力機器300の記憶部340は、検出された座標を記憶する(S4109)。
入力機器の単位画像取得部330は、検出された座標に基づいてフレームに対応するスキャン対象物の単位画像を取得する(S4111)。入力機器300がスキャン対象物をスキャンすることによって、入力機器300の単位画像取得部330は複数のフレームに対応する単位画像を取得することができる。
その後、入力機器300の仕様確認部350は、端末機400の仕様を確認する(S4113)。具体的には、仕様確認部350は入力機器300と接続された端末機400のグラフィック処理部440の仕様を確認することができる。グラフィック処理部440は、入力機器300から受信した画像データを画像信号に変換して、端末機400の表示部410にスキャン対象物に対応する画像が出力できるようにする役割を遂行する。ここで、グラフィック処理部440は、グラフィックカードを意味することができる。
一実施形態において、仕様確認部350はグラフィック処理部440の仕様だけでなく、端末機400の応用プログラムインタフェースのバージョンを確認することもできる。ここで、応用プログラムインタフェースは、2次元及び3次元グラフィックスの標準応用プログラムインタフェース規格であるOpen GLであってもよい。
その後、入力機器300の制御部391は確認された端末機400の仕様が基準仕様以上であるかを確認する(S4115)。一実施形態において、基準仕様は図43に示すように、端末機400のグラフィック処理部440が内蔵型の場合、グラフィック処理部440のメモリが384M以上、グラフィック処理部440が外装型の場合、グラフィック処理部440のメモリが128M以上であることを意味してもよいが、これは例示に過ぎない。また、基準仕様は端末機400のOpen GLのバージョンが1.4以上であることを意味してもよいが、これは例示に過ぎない。
確認された端末機400の仕様が基準仕様以上の場合、入力機器300のレンダリング選択部360は、ハードウェアレンダリングを選択する(S4117)。ここで、レンダリングとは、予め設定されたモデリング、動き、カメラ、テクスチャマッピング、照明などを考慮して、複数のフレームに対応する単位画像を演算処理することによって、2次元の最終的な画面に作り出す過程を意味する。
レンダリングには、使われる数学的なアルゴリズムによってラジオシティ、レイトレーシング、スキャンライン、フォンなどのようなさまざまな方式があり、同一な場面もレンダリング方式によって完成された画像に差が出る。本発明の更に他の実施形態に従う入力機器300は、レンダリング方式をすべて利用することができる。
ラジオシティは、写真の再現特性を最も強く示す結果物を作り出す方式であって、スキャン対象物の表面を暫定的な光源とみなして、表面の幾何学的な特性によって反射、屈折される光を計算する方式である。
レイトレーシングは、光源から出発してユーザの目に到達する光線の実質的な動作を計算する方式である。
スキャンライン方式は、場面を一番上から一番下まで生成される一連のスキャンラインにレンダリングする方式によって、速い速度で完成された画像を得ることができる長所がある。
フォンは、スキャン対象物の各画素が有する色を個別的に計算して完成された画像を取得する方式である。
また、レンダリング方式は、ソフトウェア又はハードウェアを用いるかによって、ソフトウェアレンダリングとハードウェアレンダリング方式とに区分できる。
ハードウェアレンダリングは、グラフィック処理部440のメモリを用いて、入力機器300が取得した複数のフレームに対応する単位画像を併合して1つの完成された画像を取得する方式であって、マルチタスキング時に端末機400の性能を効率的に向上させることができる方式である。
ソフトウェアレンダリングとは、グラフィック処理部440の支援なしに専ら中央処理部(CPU)450を通じて複数のフレームに対応する単位画像を併合して、1つの完成された画像を取得する方式を意味する。
確認された端末機400の仕様が基準仕様以上の場合、レンダリング選択部360はハードウェアレンダリングを選択することができる。
その後、入力機器300の対象画像取得部370は、取得した複数のフレームに対応する単位画像を、ハードウェアレンダリングを通じて併合してスキャン対象物の画像を取得する(S4119)。
確認された端末機400の仕様が基準仕様未満の場合、入力機器300のレンダリング選択部360は、ソフトウェアレンダリングを選択する(S4121)。
その後、入力機器300の対象画像取得部370は、取得した複数のフレームに対応する単位画像を、ソフトウェアレンダリングを通じて併合してスキャン対象物の画像を取得する(S4123)。
このように、本発明の更に他の実施形態に従う入力機器300の制御方法によれば、入力機器300と接続された端末機400に含まれたグラフィック処理部440の基準仕様及びグラフィック処理部440のOpen GLバージョンに応じて、ハードウェアレンダリング又はソフトウェアレンダリングを選択することができる。
これによって、端末機400のグラフィック処理部が画像処理を遂行することができないか、画像処理能力が足りない性能を有する場合、ハードウェアレンダリングの代わりにソフトウェアレンダリングを用いてスキャン対象物の画像を安定的に取得することができる。すなわち、入力機器300と接続された端末機400に含まれたグラフィック処理部440の基準仕様及びグラフィック処理部440のOpen GLバージョンに応じてハードウェアレンダリング及びソフトウェアレンダリングを選択して、スキャン対象物の画像の色品質が劣化する問題を解決することができ、画像併合処理の速度を増加させることができ、グラフィック処理部440に含まれたグラフィックメモリ443の能力にかかわらず、スキャン範囲を増加させることができる。
また、図42を説明すると、入力機器300の使用状態確認部380は端末機400のグラフィック処理部440の使用状態を確認する(S4125)。グラフィック処理部440は、グラフィック制御部441及びグラフィックメモリ443を含むことができ、グラフィック処理部440の使用状態はグラフィック制御部441の現在使用率及びグラフィックメモリ443の現在使用率を意味してもよい。一実施形態において、グラフィックメモリ443の現在使用率はグラフィックメモリ443の現在使用容量(又は、グラフィックメモリの現在残った容量)を意味してもよい。
一実施形態において、使用状態確認部380はリアルタイムにグラフィック処理部440の使用状態を確認することもでき、一定時間間隔でグラフィック処理部440の使用状態を確認することもできる。
その後、入力機器300の制御部391は確認されたグラフィック処理部440の使用状態が基準使用状態を超過するかを確認する(S4127)。一実施形態において、グラフィック処理部440の基準使用状態は、グラフィック制御部441の現在使用率が40%であり、グラフィックメモリ443の現在使用率が50%である状態を意味してもよいが、これは例示に過ぎず、設定によってグラフィック制御部441の現在使用率が40%、又はグラフィックメモリ443の現在使用率が50%のもののうち、いずれか1つだけを意味してもよい。
確認されたグラフィック処理部440の使用状態が基準使用状態を超過しない場合、入力機器300はステップS4119を維持してハードウェアレンダリングを通じてスキャン画像対象物の画像を取得する。具体的には、図44を参照して説明すると、グラフィック制御部441の現在使用率が20%であり、グラフィックメモリ443の使用率が30%の場合、入力機器300はグラフィック処理部440の使用状態が基準使用状態を超過しないと判断して、ハードウェアレンダリングを通じてスキャン対象物の画像を取得することができる。
すなわち、入力機器300はスキャン対象物の画像を処理するに当たって、グラフィック処理部440だけでも充分であると判断して、ハードウェアレンダリングを通じてスキャン対象物の画像を取得することができる。
また、図42を説明すると、確認されたグラフィック処理部440の使用状態が基準使用状態を超過する場合、使用状態確認部380は端末機400の中央処理部450の使用状態を確認する(S4131)。具体的には、図44を参照して説明すると、グラフィック制御部441の使用率が50%であり、グラフィックメモリ443の使用率が60%の場合、入力機器300はグラフィック処理部440の使用状態が基準使用状態を超過すると判断し、使用状態確認部380は中央処理部450の現在使用率を確認することができる。
一実施形態において、使用状態確認部380は、端末機400の中央処理部450の使用状態をリアルタイムに確認してもよいし、一定時間間隔で中央処理部450の使用状態を確認してもよい。
また、図42を説明すると、入力機器300の制御部391は、確認された中央処理部450の使用状態に基づいて中央処理部450の使用率が基準使用率以上であるかを確認する(S4133)。
中央処理部450の現在使用率が基準使用率以上の場合、入力機器300はステップS4119を維持してハードウェアレンダリングを通じてスキャン対象物の画像を取得する。一実施形態において、中央処理部450の基準使用率は70%であるが、これは例示に過ぎない。
具体的には、図44を参照すると、グラフィック制御部441の現在使用率が50%であり、グラフィックメモリ443の使用率が60%であり、中央処理部450の現在使用率が基準使用率以上である80%の場合、入力機器300はハードウェアレンダリングを用いてスキャン対象物の画像を取得することができる。すなわち、入力機器300はグラフィック処理部440の現在使用状態が基準使用状態を超過する場合でも、中央処理部450の使用状態が基準使用状態を超過する場合にはハードウェアレンダリングを用いて中央処理部450に過負荷がかかることを防止することができる。
また、図42を説明すると、中央処理部450の現在使用率が基準使用率未満の場合、入力機器300はソフトウェアレンダリングを選択した後(S4121)、ソフトウェアレンダリングによってスキャン対象物の画像を取得する(S4123)。具体的には、図44を参照して説明すると、グラフィック制御部441の現在使用率が50%であり、グラフィックメモリ443の現在使用率が60%であり、中央処理部450の現在使用率が30%の場合、入力機器300はソフトウェアレンダリングを通じてスキャン対象物の画像を取得する。すなわち、入力機器300はグラフィック処理部440の仕様が基準仕様を満たす場合にも、グラフィック処理部440の使用状態が基準使用状態を超過する場合には、中央処理部450の使用率の使用状態を確認してソフトウェアレンダリングを通じてスキャン対象物の画像を取得することができるため、画像処理の演算速度を向上させることができ、グラフィック処理部440の制限的な容量に従うスキャン範囲を向上させることができる。
前述した本発明の実施形態に従う入力機器の制御方法は、コンピュータで実行されるためのプログラムで実現されて、コンピュータによって読取できる記録媒体に記憶してもよく、コンピュータによって読取できる記録媒体の例には、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フレキシブルディスク、光データ記憶装置などがあり、また搬送波(例えば、インターネットを通じた伝送)の形態で具現されることも含む。
コンピュータによって読取できる記録媒体は、ネットワークによって接続されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式によってコンピュータによって読取できるコードを記憶し、実行してもよい。そして、方法を具現するための機能的なプログラム、コード、及びコードセグメントは、本発明が属する技術分野のプログラマによって容易に推論できるであろう。
以上、本発明の好ましい実施形態に対して図示及び説明したが、本発明は前述した特定の実施形態に限定されるものではなく、請求範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく当該発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって多様な変形実施が可能であることは勿論であり、このような変形実施は本発明の技術的思想又は展望とは別であると理解してはならない。