JP5825533B2 - 楽曲検索装置、楽曲検索システム、及び楽曲検索プログラム - Google Patents

楽曲検索装置、楽曲検索システム、及び楽曲検索プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数のコードの進行からなる楽曲データを検索する楽曲検索装置、及び楽曲検索システム、並びに楽曲検索プログラムに関する。
多数ある楽曲データの中からユーザの選択した楽曲データを再生し、再生された楽曲に合わせてユーザに楽器演奏を演奏させる技術が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術では、複数のコードの進行からなる複数の楽曲データのうち、ユーザの演奏技量に応じて、ユーザが演奏可能なコードのみで楽曲が構成される楽曲データを、演奏可能な楽曲として、モニタに表示するようになっている。
特開2012−78478号公報
しかしながら、上記従来技術においては、ユーザの演奏実績がない未知のコードは、ユーザが演奏可能かどうかが不明なコードであるため、当該未知のコードを含む楽曲データについては、当該未知のコードがある旨を併記して演奏可能な楽曲としてモニタに表示される。ユーザは、演奏実績がない未知のコードを含む楽曲データについては、モニタの表示を見て、容易に演奏できるか否かを自ら判断する必要があり、楽曲を判断する手間があった。
本発明の目的は、ユーザが楽曲データを容易に弾けるかどうかを判断する手間をなくし、利便性を向上できる、楽曲検索装置、及び楽曲検索システム、並びに楽曲検索プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明の楽曲検索装置は、複数のコードの進行からなる楽曲データに沿って演奏した楽器演奏者の楽器の演奏結果に応じて作成され、前記複数のコードのうち、前記楽器演奏者による演奏の成功履歴がない失敗コードと前記楽器演奏者による演奏の失敗履歴が所定の基準よりも高い高失敗コードとを含む、前記楽器演奏者が習熟していない未習熟コードを記録した、評価履歴情報を取得する評価履歴取得手段と、前記評価履歴取得手段により取得された前記評価履歴情報に基づき、複数の前記楽曲データを記憶した楽曲データ記憶手段から、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち前記未習熟コードを含まない楽曲データを検索する楽曲検索手段と、前記楽曲検索手段による、前記未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果を表示手段に表示させる表示制御手段と、を有し、前記評価履歴情報は、さらに、前記複数のコードのうち、前記楽器演奏者による演奏の成功履歴があり、且つ失敗履歴がない成功コードと前記楽器演奏者による演奏の失敗履歴が所定の基準よりも低い低失敗コードとを含む、前記楽器演奏者が習熟している習熟コードが記録されており、前記楽曲検索手段による、前記未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果がないとき、前記楽曲検索手段は、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち前記低失敗コードを含む楽曲データを新たに検索し、前記表示制御手段は、前記楽曲検索手段による、前記低失敗コードを含む楽曲データの検索結果を新たに表示させることを特徴とする。
本願発明においては、楽曲データを再生しつつ、楽器演奏者であるユーザが自分で楽器を演奏し、楽しむことができる。またそのときの演奏結果を蓄積し、当該ユーザの以降の演奏時における楽曲データの検索時に役立てることができる。
すなわち、楽曲データ記憶手段に記憶された楽曲データが読み出されて再生されるのに合わせてユーザ(楽器演奏者)が楽器を演奏すると、その再生及び演奏中に、当該楽曲データを構成する複数のコードそれぞれについて、ユーザが演奏したコードが正しく演奏されているかの照合が行われる。そしてその結果、上記楽曲データの複数のコードについて、ユーザが苦手とし、当該コードを比較的高い確率で誤って演奏してしまう未習熟コード等を含む、評価履歴情報の作成が行われる。本願発明の楽曲検索装置においては、上記のようにして作成された評価履歴情報が、評価履歴取得手段によって取得される。
このようにしてユーザごとに評価履歴情報が作成された状態で、特定のユーザが楽器の演奏を楽しもうとする際には、本願発明の楽曲検索装置の楽曲検索手段により上記楽曲データ記憶手段へのアクセスが行われることで、複数の楽曲データの検索が行われる。その際、楽曲検索手段は、当該ユーザに係わる上記評価履歴情報に基づき、複数の楽曲データのうち、当該ユーザに係わる未習熟コードを含まない楽曲データを検索する。そして、表示制御手段の制御により、そのような未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果が、表示手段に表示される。
これにより、ユーザは、複数の楽曲データの中から自分の苦手とするコードが含まれないような楽曲データを容易に見つけ出すことができる。この結果、ユーザは、高い確率で演奏を実行可能な得意の楽曲データばかりを再生しつつ、これに合わせて容易に演奏を行うことができる。この結果、ユーザが楽曲データを再生するために選択を行う際、当該楽曲データを容易に弾くことができるか否かをユーザ自身が個別に判断する必要がなくなり、利便性を向上することができる。
さらに、上記第1発明では、演奏を失敗することのない習熟されたコードのみを含む楽曲データがなかった場合であっても、それに準ずる、失敗する確率の低いコードのみを含む楽曲データを再生し、演奏を行うことができる。この結果、さらに確実にユーザの利便性を向上することができる。
発明は、上記第発明において、前記表示手段に表示された検索結果から、演奏する楽曲データの選択を受け付ける選択受付手段をさらに有し、前記表示制御手段は、前記楽曲検索手段による検索結果のうち、前記選択受付手段により既に受け付け済みの前記楽曲データを除いた楽曲データを、最終的な検索結果として表示させることを特徴とする。
これにより、ユーザが一度演奏したことのある楽曲データが何度も検索結果として表示されることで検索結果が変移しないおそれを、回避することができる。この結果、ユーザが楽曲を演奏するにつれて変移する検索結果を表示することができ、ユーザの利便性をいっそう向上することができる。
発明は、上記第1又は第2発明において、前記評価履歴情報は、楽曲データに、前記楽器演奏者が演奏した時期を示す演奏時期情報が対応づけられており、前記楽曲検索手段は、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち、前記演奏時期情報が検索時から所定期間内である楽曲データの前記評価履歴情報を対象として、検索を実行することを特徴とする。
これにより、再生に合わせてユーザが演奏を行った日時が比較的古い楽曲データについてはその評価履歴情報を検索対象とせず、ユーザが演奏を行った日時が比較的新しい楽曲データのみを対象に検索を実行することができる。この結果、演奏を行った日時が新しい評価履歴情報から、今のユーザの習熟度にふさわしい検索を実行させることができ、ユーザの利便性をいっそう向上することができる。
上記目的を達成するために、第発明の楽曲検索システムは、複数のコードの進行によりそれぞれ構成された複数の楽曲データを記憶する楽曲データ記憶手段と、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記楽曲データを読み出して再生する楽曲データ再生手段と、前記楽曲データ再生手段による前記楽曲データの再生にしたがって、楽器演奏者の楽器の演奏により当該楽器から出力される演奏信号を入力する演奏信号入力手段と、前記楽曲データの再生にしたがって前記演奏信号入力手段で入力された前記演奏信号に応じて、前記複数のコードのうち、前記楽器演奏者による演奏の成功履歴がない失敗コードと前記楽器演奏者による演奏の失敗履歴が所定の基準よりも高い高失敗コードとを含む、前記楽器演奏者が習熟していない未習熟コードと、前記複数のコードのうち、前記楽器演奏者による演奏の成功履歴があり、且つ失敗履歴がない成功コードと前記楽器演奏者による演奏の失敗履歴が所定の基準よりも低い低失敗コードとを含む、前記楽器演奏者が習熟している習熟コードと、を記録した、評価履歴情報を作成する評価履歴作成手段と、前記評価履歴作成手段により作成された前記評価履歴情報を、対応する前記楽器演奏者と関連づけて記憶する評価履歴記憶手段と、前記評価履歴記憶手段に記憶された前記評価履歴情報に基づき、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち、特定の前記楽器演奏者に係わる前記未習熟コードを含まない楽曲データを検索する楽曲検索手段と、前記楽曲検索手段による、前記未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果を表示手段に表示させる表示制御手段と、を有し、前記楽曲検索手段は、前記未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果がないとき、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち前記低失敗コードを含む楽曲データを新たに検索し、前記表示制御手段は、前記楽曲検索手段による、前記低失敗コードを含む楽曲データの検索結果を新たに表示させることを特徴とする。
本願発明の楽曲検索システムでは、楽曲データを再生しつつ、楽器演奏者であるユーザが自分で楽器を演奏し、楽しむことができる。またそのときの演奏結果を蓄積し、当該ユーザの以降の演奏時における楽曲データの検索時に役立てることができる。
すなわち、楽曲データ記憶手段に記憶された楽曲データが楽曲データ再生手段により読み出され、再生される。ユーザ(楽器演奏者)がその再生に合わせて楽器を演奏すると、対応した演奏信号が演奏信号入力手段によって入力される。
このとき、上記楽曲データは複数のコードの進行により構成されているが、上記のような楽曲データの再生及びユーザの演奏中に、上記複数のコードそれぞれについて、ユーザが演奏したコードが正しく演奏されているかの照合が行われる。そしてその結果、評価履歴作成手段により、上記楽曲データの複数のコードについて、ユーザが苦手とし、当該コードを比較的高い確率で誤って演奏してしまう未習熟コード等を含む、評価履歴情報の作成が行われる。作成された評価履歴情報は、対応するユーザと関連づけて評価履歴記憶手段に記憶される。
このようにしてユーザごとに評価履歴情報が評価履歴記憶手段に記憶された状態で、特定のユーザが楽器の演奏を楽しもうとする際には、楽曲検索手段により上記楽曲データ記憶手段へのアクセスが行われることで、上記記憶された複数の楽曲データの検索が行われる。その際、楽曲検索手段は、上記評価履歴記憶手段に記憶された当該ユーザに係わる評価履歴情報に基づき、複数の楽曲データのうち、当該ユーザに係わる未習熟コードを含まない楽曲データを検索する。そして、表示制御手段の制御により、そのような未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果が、表示手段に表示される。
これにより、ユーザは、複数の楽曲データの中から自分の苦手とするコードが含まれないような楽曲データを容易に見つけ出すことができる。この結果、ユーザは、高い確率で演奏を実行可能な得意の楽曲データばかりを再生しつつ、これに合わせて容易に演奏を行うことができる。この結果、ユーザが楽曲データを再生するために選択を行う際、当該楽曲データを容易に弾くことができるか否かをユーザ自身が個別に判断する必要がなくなり、利便性を向上することができる。
上記目的を達成するために、第5の発明の楽曲検索プログラムは、操作手段、表示手段、演算手段を備えた楽曲検索装置の前記演算手段に対し、複数のコードの進行からなる楽曲データを演奏した楽器演奏者の楽器の演奏結果に応じて作成され、前記複数のコードのうち、前記楽器演奏者による演奏の成功履歴がない失敗コードと前記楽器演奏者による演奏の失敗履歴が所定の基準よりも高い高失敗コードとを含む、前記楽器演奏者が習熟していない未習熟コードと、前記複数のコードのうち、前記楽器演奏者による演奏の成功履歴があり、且つ失敗履歴がない成功コードと前記楽器演奏者による演奏の失敗履歴が所定の基準よりも低い低失敗コードとを含む、前記楽器演奏者が習熟している習熟コードと、を記録した、評価履歴情報を取得する評価履歴取得手順と、前記評価履歴取得手順で取得された前記評価履歴情報に基づき、複数の前記楽曲データを記憶した楽曲データ記憶手段から、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち前記未習熟コードを含まない楽曲データを検索する楽曲検索手順と、前記楽曲検索手順で検索された、前記未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果を前記表示手段に表示させる表示制御手順と、前記未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果がないとき、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち前記低失敗コードを含む楽曲データを新たに検索する手順と、前記低失敗コードを含む楽曲データの検索結果を新たに表示させる手順と、を実行させる。
本発明によれば、ユーザが楽曲データを容易に弾けるかどうかを判断する手間をなくし、利便性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係わるカラオケ装置の主要構成を示す説明図である。 カラオケ装置に備えられた制御装置の主要構成を示す機能ブロック図である。 リモコンの機能的構成を表す機能ブロック図である。 楽曲データを含むサーバからの受信データのデータ構造の一例を示す説明図である。 歌唱パート及びギターパートを説明するための説明図である。 楽曲データの再生時にモニタに表示される表示内容の一例を示す説明図である。 CPUの詳細機能を表す機能ブロック図である。 複数の目標音高データを生成し、それぞれを特定の時間区分における実音高データと個別に比較する実施形態の手法を説明するための説明図である。 ユーザの演奏の評価履歴の一例を表す説明図である。 失敗コードリストの一例を表す説明図である。 検索時における、既演奏曲の除外処理やヒット件数0件の場合の再検索処理を説明するための説明図である。 楽曲再生時にリモコンのCPU及び制御装置のCPUにより実行される処理内容を示すフローチャートである。 ステップS200の詳細手順を表すフローチャートである。 ステップS100の詳細手順を表すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、楽音演奏装置によるカラオケ楽曲の演奏と共に、ユーザがエレキギターを演奏する場合を説明する。
<主要構成>
図1は、本実施形態の楽音演奏装置であるカラオケ装置の主要構成を示す説明図である。図1に示すように、カラオケ装置10には、歌詞を示す歌詞テロップ、歌詞テロップの背景に表示する背景映像、選曲番号を示す映像などをCRTに表示するモニタテレビ(以下、モニタと略称する)13と、ユーザ用のモニタ14と、エレキギター4やエレキベースなどの電子楽器を接続するための楽器接続ボード8と、制御装置20と、アンプ16と、このアンプ16から出力される増幅信号を音として再生するフロアータイプの1組のスピーカ11と、天井吊下げ用の1組のスピーカ12と、制御装置20を遠隔操作するリモコン30と、が備えられている。
リモコン30は、ユーザがカラオケ楽曲の予約操作等の各種操作を行うための操作端末である。本実施形態では、ユーザはリモコン30を用いて後述するような楽曲検索を行うことができる。リモコン30は楽曲検索装置に相当している。
アンプ16は、この例では、楽器接続ボード8から入力される楽器の演奏信号とマイクロフォン17,18から入力される音声信号と曲の再生信号とのミキシング(後述の図2に示すミキシング回路9参照)や、音声と曲との音量バランス調整や、エコー調整や、ディレィ調整や、ミキシング信号の増幅や、再生される曲の音程制御(キーコントロール)や、高音・低音の制御(トーンコントロール)等を行う。
制御装置20は、複数の楽器演奏パートにより構成されるカラオケ用の楽曲(カラオケ楽曲。以下、適宜「曲」と略称する)の選曲及び曲の再生の予約などの選曲制御や、選曲された曲の送信要求を示すリクエスト信号のサーバへの送信、及びリクエスト信号により示される曲に対応する楽曲データ(カラオケ楽曲データに相当)の受信などの通信制御や、受信された楽曲データに含まれる楽音種類指定情報を構成するMIDIデータのうち、楽器接続ボード8に接続された楽器と同じ種類の楽器の音源を指定する、等を行う。
楽器接続ボード8は、図示を省略するが、電子ドラム、キーボード、エレキベース、エレキギター4の出力端子(フォンプラグ)を接続するそれぞれの入力端子(フォンジャック。演奏信号入力手段に相当)と、各入力端子に入力される演奏信号をそれぞれ出力する出力端子と、が設けられている。そして、楽器接続ボード8は、各楽器の出力端子を入力端子に接続することによって各楽器が接続されたこと及びその楽器の種類を自動検出するとともに、接続された楽器の1つの演奏信号を選択し、その選択された演奏信号を制御装置20の入力端子44(後述の図2参照)へ出力する役割をする。例えばエレキギター4から出力される演奏信号は、エレキギター4のフォンプラグを接続するフォンジャック4a(後述の図2参照)を介して楽器接続ボード8へ入力され、楽器接続ボード8の出力端子から出力される演奏信号は、制御装置20の入力端子44へ入力される。なお、上記のように楽器の接続及びその種類を自動検出するのに代え、ユーザが、既に接続済みの楽器に対応した設定等をリモコン30等において手動で行うようにしてもよい。
<制御系>
上記制御装置20の制御系の構成について図2を参照して説明する。図2は、制御装置20の制御系の主要構成を示す機能ブロック図である。制御装置20は、装置筺体にLAN回線15を接続する通信端子40と、楽器接続ボード8の出力端子と接続される入力端子44と、アンプ16の音声入力端子と接続される音声出力端子41と、モニタ13の映像入力端子と接続される映像出力端子42と、モニタ14の映像入力端子と接続される映像出力端子43とを備えている。
また、制御装置20には、制御プログラムにしたがって各種制御を実行するCPU45が設けられている。CPU45には、リモコン30から送信されるデータ、選曲された曲の選曲番号を示す選曲番号データ、予約された曲の選曲番号データなどを一時保存するためのRAM46と、CPU45により実行されるプログラム(後述の図12、図14に示すフローを実行する楽音演奏処理プログラムを含む)及び必要なデータテーブルなどが記憶されたROM47と、が接続されている。
また、CPU45には、モニタ13,14に歌詞テロップや各種メッセージ映像を表示するための文字映像データが記憶されたビデオRAM48と、サーバ58から送信される楽曲データやコード譜情報(詳細は後述)、歌詞データ、及び映像データを、通信端子40を介して受信するためのLANボード50と、このLANボード50により受信される楽曲データ及び歌詞データ等を一時保存するためのRAM49(楽曲データ記憶手段に相当)とが接続されている。
さらに、CPU45には、RAM49から読み出された曲データに含まれるMIDIデータを入力するとともに、その入力されたMIDIデータにより指定される音源から音源信号を出力するMIDI音源ボード51が接続されている。また、CPU45には、上記出力された音源信号を入力してアンプ16により増幅可能な信号に変換する音声制御回路52と、一般的な背景映像を示す背景映像データを読み出すCD−ROMプレーヤ53とが接続されている。
また、CPU45には、映像制御回路54が接続されている。この映像制御回路54は、CD−ROMプレーヤ53から読み出された一般的な背景映像データや、RAM49から読み出された曲固有の背景データや曲データに含まれる歌詞テロップデータ、等を入力し、モニタ13の表示画面に表示される背景映像中に歌詞テロップがスーパーインポーズされた映像を作成したり、曲の進行にしたがって歌詞テロップの色を変えたりする映像制御を行う。
さらに、CPU45には、制御装置20の発光・受光部38により受光されたリモコン30からの光信号をデジタル信号に変換する変換回路55と、制御装置20の筺体に設けられた各種ボタン・キー(テンキー、選曲ボタン等)90を押したときに点灯するLED91へ表示信号を出力する表示回路56と、上記各種ボタン・キー90を押したときに発生するスイッチング信号を入力する入力回路57とが接続されている。
<リモコン>
リモコン30の機能的構成を図3に示す。図3において、リモコン200は、操作部30a(操作手段に相当)と、表示部30b(表示手段に相当)と、制御部30cと、記憶装置30dと、通信制御部30eと、を備えている。
制御部30cは、図示しないCPU(演算手段に相当)と、RAM、ROM等のメモリと、を備えている。ROMには、後述の図12、図13に示すフローを実行するための楽曲検索プログラムを含む制御プログラム及び必要なデータテーブルなどが記憶されている。制御部30cは、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMや上記記憶装置30dに予め記憶された各種プログラムを実行する。制御部30cが、各種プログラムを実行することにより、リモコン30全体の制御を行う。
記憶装置30dは、例えば不揮発性メモリなどから構成され、CPUにより実行されるプログラム等の各種情報を記憶する。操作部30aは、例えば複数のキーやスイッチなどから構成される。ユーザは、この操作部30a(又は制御装置20の上記ボタンやキー)を用いて、カラオケ楽曲の予約操作等の各種操作を行うことができる。表示部30bは、例えば液晶ディスプレイなどから構成され、各種表示を行う。
通信制御部30eは、この例では、赤外線通信により、制御装置20の発光・受光部38に対し情報送受信可能に接続されている(あるいは無線又は有線のLocal Area Network(LAN)等のネットワークでも接続されていてもよい)。通信制御部30eは、このような赤外線等を介して行われる情報通信の制御を行う。
<カラオケ装置の基本動作>
以上の基本構成のカラオケ装置10において、ユーザがリモコン30により例えばエレキギター4の演奏パートを含むカラオケ楽曲を選曲し、選曲に対応してサーバ58から送信された楽曲データを受信すると、楽曲データが演奏される。そのエレキギター4の演奏パートを含む楽曲データの演奏に合わせてユーザがエレキギター4を演奏すると、エレキギター4から出力される演奏信号は、楽器接続ボード8を介して制御装置20の入力端子44へ入力される。そして、音声制御回路52において、音源信号が音声出力端子41へ出力される。なお、いわゆるマイナスワン再生状態の場合には、音声制御回路52において、音源信号のエレキギターの演奏パートの部分をエレキギター4の演奏信号と置き換えたマイナスワン再生状態で、音声出力端子41へ出力される。
このとき、本実施形態では、サーバ58より歌詞データや映像データとともに受信した当該エレキギター4のギター演奏パートを含む楽曲データに対し、予め演奏支援用にコード譜情報(詳細は後述)が対応付けられており、当該楽曲データの再生時にはモニタ13,14によってコード譜情報が歌詞データや映像データと共に表示される。これにより、演奏者であるユーザは、モニタ13,14に表示されるコード譜情報を見て、再生されるカラオケ楽曲に合わせてエレキギター4の演奏パートを自ら容易に演奏して、当該エレキギター4の練習を行ったり、カラオケ楽曲全体のアンサンブルを楽しむことができる。
<データ構造>
図4は、本実施形態における、サーバ58より受信した楽曲データを含む受信データのデータ構造を示す説明図である。図4に示す例では、サーバから受信されるデータの一部分として、カラオケ楽曲の4小節分を示している。受信データは、4小節分の演奏の進行に対応した複数の楽器演奏パート(この例では、エレキギター4に対応するギターパート、ベースパート、ドラムパート)の楽曲データと、上記コード譜情報と、歌詞データ(歌詞テロップデータ)と、映像データと、を備えている。
楽曲データは、歌詞データ及び映像データとともに、図4に示すデータ中の1番目の小節(以下、単に「第1小節」等という)から再生され、時間の経過に従って第2小節、第3小節、第4小節へと再生が進行して行く。またその再生に対応して、歌詞データ及び映像データに基づく表示も進行していく。
<コード譜情報>
コード譜情報は、楽曲データに対応付けられており、この例では、図中の第1小節がコードEm、第2小節がコードBm、第3小節がコードC、第4小節がコードBmとなっている。この例では、図5に示すように、「あのことばさえ いわなければ〜」の歌詞となるメロディーに対応し、コード進行は、コードEm(図5中の第1小節)→コードBm(第2小節)→コードC(第3小節)→コードBm(第4小節)・・・の順となっている。コード譜情報は、コード進行に沿って、エレキギター4が、各小節とも当該コードのストローク奏法で演奏されることが想定されたコード譜となっている。
なお、この例では、上記コード譜情報が楽曲データと同一ファイルにより構成されているが、これに限られず、コード譜情報が楽曲データと別ファイル(以下、コード譜情報ファイル)で構成され、同じ曲名で対応付けられていてもよい。例えば、以下の構成と処理(1)〜(4)によって、コード譜情報が楽曲データと別ファイルであっても、コード譜情報が楽曲データと同一ファイルの場合と、同じ作用が得られる。
(1)コード譜情報ファイルとは、予め、楽曲の進行時間を示す演奏時間t(秒)と、楽曲データの再生の時間進行に応じて出現するコード譜情報を示すコード記号とを、対応付けたテーブルのファイルである。テーブルは具体的には、(演奏時間t1:コードEm、t2:コードBm、・・・最後の演奏時間tX:最後のコード記号X)の情報が記録されている。
(2)前記コード譜情報ファイルを、楽曲データとともに、RAM49に記憶しておく。
(3)入力回路57から楽曲の再生が指定された場合に、CPU45は、楽曲データとともに、対応するコード譜情報ファイルもRAM49から読み出す。
(4)CPU45は、ROM47の実行プログラムに従い楽曲データを再生し、再生の進行時間に応じて、コード譜情報ファイルからコード譜情報を読み出す。具体的には、楽曲データの再生の進行時間がt1(秒)に到達した場合には、コード譜情報ファイルからt1に対応するコードEmを読み出し、t2(秒)の到達で、t2に対応するコードBmを読み出す。以下同様に、楽曲データの再生終了(tX(秒))迄、コード譜情報ファイルから進行時間に応じたコード譜情報を読み出し続ける。
図6は、楽曲データの再生時に上記コード譜情報に対応してモニタ13,14に表示される表示内容の一例を示す説明図である。この例では、上記図4に示した4小節分の楽曲データに対応した表示の例を示している。すなわち、モニタ13,14の表示内容は、上記4小節分の歌詞「あの言葉さえ言わなければ」と、歌詞の上側に添えられたコード譜(第1小節:Em、第2小節:Bm、第3小節:C、第4小節:Bm)と、歌詞の下側に2小節分ずつ設けられた再生進行バーと、からなっている。再生進行バーは、楽曲データの再生の進行状態を帯状に延びる黒色部分によって示されている。エレキギター4のユーザは、楽曲データの再生時、モニタ13,14に表示される上記コード譜を見て、再生進行バーの延び状態に対応してコード進行順にエレキギター4のコードを押さえることで、カラオケ楽曲のエレキギターパートを容易に弾くことができる。
図6(a)は、第1小節(コードEm)の冒頭から始まった上記楽曲データの再生が第1小節の途中(歌詞「あの言葉」の「の」部分)まで進行している状態であり、1つ目の再生進行バーの黒色部分が、上記第1小節の途中まで延びている。図6(b)は、上記図6(a)の状態からさらに再生が進み、コードEmの第1小節が終了して、コードBmの第2小節の途中の部分(歌詞「言葉さえ」の「葉」の部分)が再生されている状態であり、上記黒色部分が第2小節の途中まで延びている。図6(c)は、上記図6(b)の状態からさらに再生が進み、第2小節の終わりのコードCの部分(歌詞「言葉さえ」の「え−」の部分)が再生されている状態であり、上記黒色部分が第2小節の終わりまで延びている。
<本実施形態の特徴>
ところで、カラオケ装置においてユーザの歌唱に対する採点を行う手法は既に広く行われている。ここで、上記のようにコード譜情報を用いてユーザが弦楽器(この例ではエレキギター4)の演奏を行うとき、その演奏に対する評価を行うようにすれば、ユーザにとっての楽しみをさらに増大させることができる。さらに、評価結果があまりよくない楽曲(言い換えればユーザにとって演奏するのが苦手な曲)については、リモコン30において楽曲選択のための検索を行う際、検索結果の表示から除外する(表示しないようにする)ことができれば、ユーザにとっての利便性が向上する。
そこで、まず、本実施形態では、ユーザがエレキギター4を演奏することで出力された演奏信号の周波数成分が公知のFFT(高速フーリエ変換)の手法により抽出された後にクロマベクトル処理が行われることで、所定の時間区分ごとに、上記演奏に対応した実音高データ(詳細は後述)が生成される。その実音高データと、上記コード譜情報に基づき生成された目標音高データ(詳細は後述)との一致度に基づき、上記評価が行われる。以下、その詳細を図7〜図8を用いて説明する。
<CPUの詳細機能>
上記の評価を行うために、本実施形態の上記CPU45が備える機能的構成を、図7に示す。図示のように、CPU45は、FFT処理部45a、特徴パラメータ取得部45b、実データバッファ45c、目標データバッファ45e、マッチング処理部45d、評価結果生成部45f、及び等の各機能部を備えている。
前述のようにしてユーザの演奏によりエレキギター4から出力され、制御装置20に入力された演奏信号は、デジタルデータに変換された後にFFT処理部45a及び特徴パラメータ取得部45bに入力される。FFT処理部45aでは、入力されたサンプリングデータ列である演奏音声データを所定の時間区分(後述のように本実施形態では例えば186msecである)毎に分割して高速フーリエ変換する。このFFTによって得られた周波数スペクトルは、FFT処理部45aから特徴パラメータ取得部45bに入力される。
特徴パラメータ取得部45bは、上記演奏音声データが入力されるとともに、FFT処理部45aから、周波数領域の情報である周波数スペクトルが入力される。特徴パラメータ取得部45bは、上記演奏音声データ及びその周波数スペクトルから、演奏音声データの様々な特徴を示す複数の特徴パラメータを取得し、公知のクロマベクトル化の手法によりその取得結果に対応した実音高データ(上記演奏信号に含まれる和音の各音を表すデータ)を生成し出力する。この特徴パラメータの取得は、上記時間区分ごとのフレームで行われる。具体的には、特徴パラメータ取得部45bは、上記入力された演奏音声データから時間領域の特徴パラメータを割り出す時間領域情報取得部45baと、FFT処理部45aから入力された周波数スペクトルから周波数領域の特徴パラメータを割り出す周波数領域情報取得部45bbを備えている。
時間領域情報取得部45baは、入力された演奏音声データをFFT処理部45aと同期した上記時間区分に対応する時間領域ごとのフレームに分割し、フレームごとに時間領域の特徴パラメータを取得する。時間領域情報取得部45baが取得する特徴パラメータの例としては、例えば、エネルギ、エネルギ変化度、持続時間等がある。周波数領域情報取得部45bbは、上記FFT処理部45aから入力された上記時間区分ごとの長さの波形の周波数スペクトルから、周波数領域の特徴パラメータを取得する。周波数領域情報取得部45bbが取得する特徴パラメータの例としては、例えば、ピッチ、倍音周波数、倍音レベル、倍音位相、等がある。
上記のようにして時間領域情報取得部45ba及び周波数領域情報取得部45bbで取得された特徴パラメータに基づき生成され出力された上記実音高データは、実データバッファ45cに入力される。実データバッファ45cは、入力された上記実音高データを時間情報(タイムスタンプ)を付して記憶する。
一方、目標データバッファ45eには、上記カラオケ楽曲データに同期した上記コード譜情報が入力され、当該コード譜情報に基づく目標音高データが記憶される。この目標音高データは、コード譜情報に含まれる各コードの和音を構成する複数の音に対応したデータであり、上記コード譜情報が目標データバッファ45eに入力されたときに、当該コード譜情報に基づいて生成され、目標データバッファ45eに記憶される。
マッチング処理部45dは、上述のようにして実データバッファ45cに記憶された実音高データと、これに対応する、目標データバッファ45eに記憶された上記目標音高データと、を公知の手法で比較し、一致度を算出する。算出された一致度は評価結果生成部45fへ出力される。
評価結果生成部45fは、マッチング処理部18から入力された上記一致度に基づいてユーザによる演奏(この例ではエレキギター4の演奏)を評価し、演奏成功又は演奏失敗の評価結果を付与する。評価履歴作成部45gは、この評価結果(演奏成功又は演奏失敗)を、各コード別に集計し、評価履歴として格納する(評価履歴記憶手段に相当。後述の図9参照)。格納された評価履歴は、リモコン30の操作による指示に基づき、リモコン30へ出力され、表示部30bにおいて表示される(後述)。
<演奏結果評価の手法>
本実施形態における、上記演奏の評価手法を、図8を用いて説明する。
図8において、この例では、上記図4、図5、図6に示した楽曲データにおける、前述した、コードEm(第1小節)→コードBm(第2小節)→コードC(第3小節)→・・・の順のコード進行で楽曲が再生され、ユーザが当該再生に合わせてエレキギター4を演奏し、対応する演奏信号が上記時間区分ごとにデータサンプリング(この例では186msecごとに8192個のデータがサンプリング)された状態を示している。
上記演奏信号は、この例では、最初の186msecの区分(図中の「第1区分」)が概ね上記第1小節におけるユーザの演奏に対応(すなわちコードEmに対応)したものとなっている。また、その次の186msecの区分(図中の「第2区分」)が概ね上記第2小節におけるユーザの演奏に対応(すなわちコードBmに対応)したものとなっている。さらに、その次の186msecの区分(図中の「第3区分」)が概ね上記第3小節におけるユーザの演奏に対応(すなわちコードCに対応)したものとなっている。
上記第1区分では、ユーザのエレキギター4の演奏による演奏信号に基づき、上述のようにしてFFT処理による周波数成分の抽出及びクロマベクトル処理が行われた結果、「C」「E」「G」の3音を含む、実音高データが生成されている。なお、棒グラフの横軸が各音の信号レベルの大きさを表している。この第1区分は上記のように第1小節に対応し、演奏すべきコードはコードEmであることから、目標音高データには、当該コードEmの和音を構成する「B」「E」「G」の3音が含まれている。この結果、上記「B」「E」「G」の3音を含む目標音高データと上記「C」「E」「G」の3音を含む実音高データとが比較され、目標音高データのうち「E」の音と「G」の音に対しては実音高データが一致しているが、「C」の音については実音高データが一致していない(すなわち一致度66.7%)。この結果、この例では『演奏失敗』という評価結果となっている。
上記第1区分の次の第2区分では、上記同様、エレキギター4の演奏信号に基づき、「B」「D#」「F#」の3音を含む、実音高データが生成されている。このとき、この第2区分は上記のように第2小節に対応し、演奏すべきコードはコードBmであり、目標音高データには、当該コードBmの和音を構成する「B」「D」「F#」の3音が含まれている。この結果、上記「B」「D」「F#」の3音を含む目標音高データと上記「B」「D#」「F#」の3音を含む実音高データとが比較され、目標音高データのうち「B」の音と「F#」の音に対しては実音高データが一致しているが、「D」の音については実音高データが一致していない(すなわち一致度66.7%)。この結果、この例では『演奏失敗』という評価結果となっている。
上記第2区分の次の第3区分では、上記同様、エレキギター4の演奏信号に基づき、「C」「E」「G」の3音を含む、実音高データが生成されている。このとき、この第3区分は上記のように第3小節に対応し、演奏すべきコードはコードCである。したがって目標音高データには、当該コードCの和音を構成する「C」「E」「G」の3音が含まれている。この結果、上記「C」「E」「G」の3音を含む目標音高データと上記「C」「E」「G」の3音を含む実音高データとが比較され、目標音高データの「C」の音と「E」の音と「G」の音すべてに対して実音高データが一致している(すなわち一致度100%)。この結果、この例では『演奏成功』という評価結果となっている。
ユーザが1つの楽曲について演奏を行うと、前述したように、上記のような生成部45fによる評価結果がコード別に集計される。また、ユーザが複数の楽曲について演奏を行うことで、上記コード別の集計が楽曲ごとに行われ、当該ユーザの識別情報(例えばログイン時のユーザID)と対応づけて評価履歴が作成される。
<評価履歴の作成例>
図9に、上記評価履歴作成部45gによって作成された、あるユーザの評価履歴の一例を示す。図示の例では、このユーザが8月1日に演奏した楽曲「君を感じて」は、コード「C」とコード「G」のみから構成されている。そして、当該楽曲中に30回出てくるコード「C]の演奏部位のうち、30回(100%)は演奏成功し、演奏失敗はない(0回)。同様に当該楽曲中に10回出てくるコード「G]の演奏部位のうち、10回(100%)は演奏成功し、演奏失敗はない(0回)。
また、このユーザが7月26日に演奏した楽曲「Regret」は、コード「Bm」、コード「C」等を含んだ複数のコードで構成されている。そして、当該楽曲中に20回出てくるコード「Bm]の演奏部位のうち、12回(60%)は演奏成功し、8回(40%)は演奏失敗している。また、当該楽曲中に12回出てくるコード「C」の演奏部位のうち、12回(100%)は演奏成功し、演奏失敗はない。
また、このユーザが6月20日に演奏した楽曲「忘れて」は、コード「Bm」、コード「Aaug」等を含んだ複数のコードで構成されている。そして、当該楽曲中に40回出てくるコード「Bm]の演奏部位のうち、24回(60%)は演奏成功し、16回(40%)は演奏失敗している。また、当該楽曲中に10回出てくるコード「Aaug]の演奏部位のうち、2回(20%)は演奏成功し、8回(80%)は演奏失敗している。
また、このユーザが5月2日に演奏した楽曲「瑠璃色の街」は、コード「Em」、コード「C#dim」等を含んだ複数のコードで構成されている。そして、当該楽曲中に10回出てくるコード「Em]の演奏部位のうち、8回(80%)は演奏成功し、2回(20%)は演奏失敗している。また、当該楽曲中に6回出てくるコード「C#dim]の演奏部位のうち、6回(100%)は演奏失敗し、演奏成功はない。
<失敗コードリスト>
前述したように、制御装置20に備えられたCPU45の評価履歴作成部45gにおいてユーザごとに上記評価履歴が作成され格納された状態で、リモコン30を介してユーザによる検索操作(後述)が行われると、当該ユーザの上記評価履歴に基づき、演奏に失敗した失敗コードリストがリモコン30の制御部30cにより作成される。図10に示す例は、上記図9に示した評価履歴に基づき作成される失敗コードリストの一例を示す。図示のように、この失敗コードリストでは演奏失敗率が高い(言い換えれば演奏成功率が低い)順に、各コードがリストアップされている。なお、後述のように、楽曲の検索は演奏失敗率が高いコードほど優先的に除外して行われるので、リストアップされる順を「優先順位」として表記している。
この例では、もっとも失敗率が高い(=成功率が低い;以下同様)第1順位は、成功率0%であるコード「C#m」であり、以下、第2順位が成功率10%のコード「Bsus4」であり、第3順位が成功率20%のコード「Aaug」であり、第4順位が成功率50%のコード「Dadd9」であり、第5順位が成功率60%のコード「Bm」であり、第6順位が成功率80%のコード「Em」である。すなわち、このユーザは、これら6つのコード「C#dim」「Bsus4」「Aaug」「Dadd9」「Bm」「Em」については、少なくとも1度は演奏失敗した履歴がある。
なお、このユーザの例における、成功率0%であるコード「C#dim」がこのユーザにとっての各請求項記載の失敗コードに相当する。また、ユーザが苦手であるかどうかの見極め基準を失敗率60%(成功率40%)とすると、この例では、成功率10%のコード「Bsus4」と、成功率20%のコード「Aaug」とが、このユーザにとっての各請求項記載の高失敗コードに相当する。そして、これら失敗コードと高失敗コードとが、当該ユーザにとって演奏するのに習熟していない、各請求項記載の未習熟コードに相当する。なお、一般に、上記コード「C#dim」のようなディミニッシュコードや、上記コード「Bsus4」のようなサスフォーコード、上記コード「Aaug」のようなオーギュメントコード、等の特殊コード(さらにはメジャーセブンスコード、マイナーセブンスコード等を含めてもよい)は、演奏時の運指が比較的難しいことから、熟練者以外はある程度の確率で演奏失敗する場合が多い。したがって、上記評価履歴のうち特にそれら特殊コードの評価結果に着目して上記の未習熟コード等の分類を行うようにしてもよい。さらには、ユーザによる演奏履歴がなくても、上記特殊コードを含む楽曲に関しては、デフォルト値で上記未習熟コードを含む楽曲として取り扱うようにしてもよい。
逆に、このユーザの例では、図9に示したように、コード「C」「G]の演奏成功率はそれぞれ100%であり、したがってこれらコード「C」「G」が、このユーザにとっての各請求項記載の成功コードに相当する。また、ユーザが得意であるかどうかの見極め基準を失敗率40%(成功率60%)とすると、この例では、図10に示したように、成功率80%のコード「Em」と、成功率60%のコード「Bm」とが、このユーザにとっての各請求項記載の低失敗コードに相当する。そして、これら成功コードと低失敗コードとが、当該ユーザにとって演奏するのに習熟している、各請求項記載の習熟コードに相当する。なお、一般に、上記コード「C」「G」のような単なるメジャーコード、等の単純コード(さらにはコード「Em」「Bm」等の単なるマイナーコード等を含めてもよい)は、演奏時の運指が比較的簡単であり、初心者等であってもある程度の確率で演奏成功する場合が多い。したがって、上記評価履歴のうち特にそれら単純コードの評価結果に着目して上記の習熟コード等の分類を行うようにしてもよい。さらには、ユーザによる演奏履歴がなくても、上記単純コードを含む楽曲に関しては、デフォルト値で上記習熟コードを含む楽曲として取り扱うようにしてもよい。
<失敗コードを含まない楽曲の検索>
そして、上記ユーザにより、リモコン30の操作部30aを用いて新たに楽曲の検索操作が行われた場合には、リモコン30の制御部30cが制御装置20のRAM49にアクセスし、サーバ58から受信されてRAM49に保存されている複数の楽曲のうち、上記失敗コードリストに含まれる全コード、すなわちコード「C#dim」「Bsus4」「Aaug」「Dadd9」「Bm」「Em」を含まないような楽曲を、検索する。図示の例では、この検索により、前述のようにコード「C」「G」のみからなる楽曲「君を感じて」がヒットし(=ヒット件数1件)、この楽曲「君を感じて」が当該ユーザにとって容易に演奏できる曲として、リモコン30の表示部30bに表示される(図示省略)。なお、該当する楽曲が複数曲あれば、それら複数の楽曲が表示部30bに一覧表示される(以下同様)。
<既演奏曲の除外処理、及び、ヒット件数0件の場合の再検索処理>
ところで、上記のようにして失敗コードリストを用いた検索結果に基づき表示部30bに表示を行う際、既に演奏した楽曲が検索にヒットして何度も繰り返し表示されるのは、ユーザにとってあまり意味がなく、不便である。そこで本実施形態では、検索条件(上記の例では失敗コードを含まない)に合致した楽曲であっても、既に当該ユーザにより演奏済みである楽曲については、検索結果から除外した形で表示を行う。例えば図11(a)に示す例では、前述したコード「C#dim」「Bsus4」「Aaug」「Dadd9」「Bm」「Em」を含まない楽曲の検索によりコード「C」「G」のみからなる楽曲「君を感じて」が該当したが、この楽曲を当該ユーザが既に演奏済みであったことから検索結果から除外され、リモコン30の表示部30bに「ヒット件数0件」と表示される場合を示している。
そして、このようにヒット件数「0件」という結果になった場合、本実施形態では、上記の「失敗コードを含まない楽曲の検索」という条件を順次緩めて再度検索が実行される。すなわち、「失敗したことはあるが失敗率が低いコード(すなわち成功率が高いコード)を含む楽曲」の検索が行われる。具体的には、上記の例に沿うと、図11(b)に示すように、図11(a)に示されたコード「C#dim」「Bsus4」「Aaug」「Dadd9」「Bm」「Em」を含む失敗コードリストから、演奏失敗率が最も低い(成功率80%)第6順位のコード「Em」が除外された新たな失敗コードリストが生成され、その新たな失敗コードリストに基づき、コード「C#dim」「Bsus4」「Aaug」「Dadd9」「Bm」を含まない楽曲(コード「Em」は含まれていてもよい)の検索が再度行われる。図11(b)に示す例ではこの新たな検索においても該当する楽曲が見つからず、リモコン30の表示部30bに「ヒット件数0件」と表示される場合を示している。
上記のようにヒット件数「0件」であると、本実施形態では、さらに引き続き、図11(c)に示すように、上記図11(b)に示されたコード「C#dim」「Bsus4」「Aaug」「Dadd9」「Bm」を含む失敗コードリストから、演奏失敗率がその次に低い(成功率60%)第5順位のコード「Bm」が除外された新たな失敗コードリストが生成され、その新たな失敗コードリストに基づき、コード「C#dim」「Bsus4」「Aaug」「Dadd9」を含まない楽曲(コード「Em」「Bm」は含まれていてもよい)の検索が再度行われる。図11(c)に示す例ではこの新たな検索において、コード「C」「G」「Bm」のみからなる楽曲「Regret」(図9も参照)がヒットし(=ヒット件数1件)、この楽曲「Reret」が当該ユーザにとって比較的容易に演奏できる曲として、リモコン30の表示部30bに表示される(図示省略)。
<制御手順>
上記のような本実施形態の手法を実現するために、カラオケ装置10に備えられた、上記制御装置20のCPU45及びリモコン30の制御部30cのCPUにより、ROMに記憶された楽曲検索プログラムが実行される処理内容を、図12のフローチャートにより説明する。
CPUにより実行される図12に示す処理は、例えばカラオケ装置10のユーザが、制御装置20の電源ボタンを押して制御装置20の電源を立ち上げると、開始される。制御装置20の電源の立ち上がりに連動して、アンプ16、楽器接続ボード8及びモニタ13,14の電源が立ち上がる。なお、前述したように、この例では、カラオケ装置10のユーザが、楽器接続ボード8にエレキギター4を接続して演奏する場合を例にとって説明する。ユーザがエレキギター4のフォンプラグを楽器接続ボード8の入力端子(フォンジャック)4aに接続すると、楽器接続ボード8はエレキギター4が接続されたことを検知する。
図12において、まず、ステップS200において、リモコン30の制御部30cのCPUは、ユーザによる操作部30aの操作に応じて、楽曲検索処理を行う。この楽曲検索処理の詳細を、図13に示す。
図13において、まずステップS210で、制御部30cのCPUは、ログインにより事前に取得したユーザIDを用いて、前述のように過去の演奏によって既に制御装置20のCPU45の評価履歴作成部45gに蓄積された、当該ユーザの評価履歴(前述の図9参照)を取得する。そして、その取得した評価履歴に基づき、当該ユーザの上記失敗コードリスト(図10参照)を作成する。なお、このステップS210が、各請求項記載の評価履歴取得手順に相当し、このステップを実行する制御部30cのCPUが、評価履歴取得手段として機能する。
その後、ステップS220で、制御部30cのCPUは、上記失敗コードリストを参照しつつ制御装置20のRAM49にアクセスし、サーバ58から受信されてRAM49に保存されている複数の楽曲データのうち、リスト中のコードを含まない楽曲(図10の例では「C#dim」「Bsus4」「Aaug」「Dadd9」「Bm」「Em」を含まないような楽曲)を検索する。なお、RAMに保存されている楽曲データではなく、サーバ58にアクセスしてサーバ58内に記憶された楽曲データを検索するようにしてもよい。この場合、サーバ58が楽曲データ記憶手段として機能する。その後、ステップS230に移る。
ステップS230では、制御部30cのCPUは、上記ステップS220での検索結果において、上記ユーザにより既に演奏済み(言い換えれば過去に後述のステップS10においてユーザより受付済み)の楽曲が含まれていた場合には、当該楽曲を検索結果(後述の「ヒット件数」)から削除(除外)する。その後、ステップS240に移る。
ステップS240では、制御部30cのCPUは、上記ステップS220及びステップS230を経て得られる検索結果として、ヒット件数1件以上となるか否かを判定する。ヒット件数が0件である場合には判定が満たされず(S240:NO)、ステップS250に移る。
ステップS250では、制御部30cのCPUは、この時点の上記失敗コードリストのうち、最も成功率が高いコード(図10、図11の図示では最下段に位置するコード)を削除(除外)し、ステップS220に戻る。以降は同様の手順を繰り返す。これにより、検索結果が少なくとも1件となるまでは、失敗コードリストのうち成功率が高い順に順次コードが除外されて(検索条件が緩められて)、検索が繰り返されることとなる。すなわち、ステップS220、ステップS230、ステップS240、及びステップS250が、各請求項記載の楽曲検索手順に相当し、これらのステップを実行する制御部30cのCPUが、楽曲検索手段として機能する。
上記のようなステップS220及びステップS230の処理、あるいはステップS220、ステップS230、ステップS240、ステップS250等と繰り返す処理により、ヒット件数が1件以上となった場合には、ステップS240の判定が満たされ(S240:YES)、ステップS260に移る。
ステップS260では、制御部30cのCPUは、表示部30bに表示制御信号を出力し、上記ステップS240で1件以上となった検索結果を、表示部30bに表示させる。このステップS260が、各請求項記載の表示制御手順に相当し、このステップを実行する制御部30cのCPUが、表示制御手段として機能する。ステップS260が完了することで、上記ステップS200の処理が終了する。
上記のようにして表示部30bに表示された検索結果に基づき、当該ユーザが操作部30aを操作して、検索結果として表示された楽曲のうちの所望の楽曲(エレキギター4を演奏したい曲)を選択すると、ステップS10において、制御装置20のCPU45が、ユーザによる選曲が終了したと判定する(S10:YES)。選曲は、例えば、ユーザが、操作部30aにおいて曲の選曲番号をテンキーにより入力し選曲ボタンを押すことにより行われる。その後、ステップS15に移る。なお、このときのステップS10を実行する制御装置20のCPU45が、各請求項記載の選択受付手段として機能する。
ステップS15では、制御装置20のCPU45は、ステップS10での選曲結果に対応し、上記選曲番号を示す選曲番号データをRAM46に一時保存するとともに、LANボード50を介し、上記選曲番号に対応する曲データの送信を要求するリクエスト信号を、LAN回線15を介してサーバ58へ送信する。これにより、サーバ58は、図示しない記憶装置から、上記リクエスト信号に示される選曲番号に対応する楽曲データ及び上記コード譜情報と当該楽曲データに対応した歌詞データ及び映像データとを検索して読み出し、その読み出された曲データ等を、LAN回線15を介して制御装置20に送信する。ステップS15が終了したら、ステップS20に移る。
ステップS20では、制御装置20のCPU45は、LANボード50を介し、サーバ58からLAN回線15を介して送信された(コード譜情報を含む)楽曲データ等を受信する。その後、ステップS25に移る。
ステップS25では、制御装置20のCPU45は、上記ステップS20で受信した楽曲データ等をRAM49に一時保存する。その後、ステップS30に移る。
なお、ステップS15,ステップS20、ステップS25の処理として、選曲番号に対応付けられた、楽曲データ、及び、コード譜情報等は選曲毎にサーバ58からオンデマンドで取得する場合の処理を行う。他に、カラオケ装置10の制御装置20に、大容量の補助記憶手段(図示せず)を設けて、予め、楽曲データ等を、補助記憶手段に記憶し、選曲毎に、選曲番号に対応付けられた情報群を補助記憶手段から読み出して、目的とする情報を取得する処理としてもよい。
ステップS30では、制御装置20のCPU45は、上記ステップS25でRAM49に記憶されているMIDIデータの読み出しを開始し、読み出されたMIDIデータをMIDI音源ボード51に書き込む。ステップS30が終了したら、ステップS35に移る。
ステップS35では、制御装置20のCPU45は、MIDI音源ボード51に制御信号を出力し、上記ステップS30で書き込んだMIDIデータに対応した音源信号を、MIDI音源ボード51から出力させる。MIDI音源ボード51から出力される音源信号は、音声制御回路52へ出力されるとともに、アンプ16により増幅可能な音楽信号に変換され、この変換された音楽信号は、音声出力端子41からアンプ16へ出力される。また、マイクロフォン17,18から入力された音声信号は、アンプ16に内蔵されたミキシング回路9において上記音楽信号とミキシングされる。このとき、エレキギター4の出力端子から出力された演奏信号は、楽器接続ボード8及び制御装置20を介してミキシング回路9に入力され、上記音声信号及び音楽信号とミキシングされる。そして、そのミキシングされたミキシング信号は、アンプ16に内蔵された図示しない増幅回路により増幅された後にスピーカ11及びスピーカ12へ出力され、両スピーカによって再生される。なお、このステップS35の手順を実行する制御装置20のCPU45が各請求項記載の楽曲データ再生手段として機能する。ステップS35が終了すると、ステップS40に移る。
ステップS40では、制御装置20のCPU45は、モニタ13,14に制御信号を出力し、ステップS25で保存したコード譜情報及び歌詞等をモニタ13,14により表示させる(なお、後述のステップS100による演奏成否の評価結果についてもこのときに併せて表示してもよい)。これにより、エレキギター4の演奏者であるユーザは、モニタ13,14に表示されるコード譜にしたがってエレキギター4を演奏することにより、再生されるカラオケ楽曲に合わせてエレキギター演奏パートを容易に演奏することができる。その後、ステップS50に移る。
ステップS50では、制御装置20のCPU45は、上記ユーザのエレキギター4の演奏により入力端子44から入力された演奏信号を演奏データとして例えば上記RAM49に蓄積する。その後、ステップS55に移る。
ステップS55では、制御装置20のCPU45は、前述のFFT(高速フーリエ変換)の処理単位に対応した1つの上記時間区分が終了したか否かを判定する。上記時間区分が終了していなければ判定が満たされず(S55:NO)、上記ステップS30に戻って同様の手順を繰り返す。上記時間区分が終了したら判定が満たされ(S55:YES)、ステップS100に移る。
ステップS100では、制御装置20のCPU45は、前述した手法による演奏評価処理を行う。この演奏評価処理の詳細を、図14に示す。
図14において、まずステップS110で、制御装置20のCPU45は、上記ステップS50で蓄積した(上記1つの区分に対応した)演奏データを読み出し、上記FFT処理部45aにより、公知のFFT(高速フーリエ変換)の手法により各周波数成分を抽出し解析する。その後、ステップS120に移る。
ステップS120では、制御装置20のCPU45は、上記特徴パラメータ取得部45bにより、上記ステップS110での解析結果を公知の手法によりクロマベクトル化することにより、前述の実音高データを生成する。その後、ステップS130に移る。
ステップS130では、制御装置20のCPU45は、上記マッチング処理部45dにより、上記ステップS20で取得されステップS40で表示されたコード譜情報に基づき、コードごとに上記目標音高データを生成し、上記目標データバッファ45eに記憶する。その後、ステップS140に移る。
ステップS140では、制御装置20のCPU45は、上記マッチング処理部45dにより、上記ステップS130で生成された目標音高データを、対応した上記実音高データと比較し、一致度を算出する。算出した一致度に基づき、上記評価結果生成部45fにより、演奏の成否を判定する(前述の図8参照)。その後、ステップS150に移る。
ステップS150では、制御装置20のCPU45は、上記評価履歴作成部45gにより、上記ステップS140での「演奏成功」又は「演奏失敗」の判定結果を、コード別に集計し累積して評価履歴の作成を行い、格納する。ステップS150が完了すると、このルーチンを終了する。なお、ステップS150を実行する制御装置20のCPU45が、各請求項記載の評価履歴作成手段として機能する。
図12に戻り、上記ステップS180が終了すると、制御装置20のCPU45は、ステップS65において、楽曲データの再生が終了したか(言い換えれば、ステップS30でのMIDIデータの読み出しが楽曲データの最後のMIDIデータまで終了したか)否かを判定する。楽曲データの再生が終了していれば判定が満たされ(ステップS65:YES)、このフローを終了する。楽曲データの再生が終了するまでは判定が満たされず(ステップS65:NO)、上記ステップS30に戻り、上記ステップS30〜ステップS65の手順を繰り返す。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、楽曲データの再生及びユーザの演奏中に、上記楽曲データを構成する複数のコードそれぞれについてユーザが演奏したコードとの照合(ユーザが正しく演奏できているか否か)が行われる(図14のステップS140参照)。そしてその結果、上記楽曲データの複数のコードについて、ユーザが当該コードを比較的高い確率で誤って演奏してしまう(=ユーザが苦手とする)上記未習熟コード等を含む、評価履歴(図9参照)の作成が評価履歴作成部45gで行われ、対応するユーザと関連づけて記憶される。
このようにしてユーザごとに評価履歴が記憶された状態で、特定のユーザが楽器の演奏を楽しもうとする際には、リモコン30によって制御装置20のRAM49に保存されている複数の楽曲データの検索が行われる。その際、上記評価履歴作成部45gに記憶された当該ユーザに係わる評価履歴に基づき、複数の楽曲データのうち、当該ユーザに係わる上記未習熟コード(言い換えれば当該ユーザが苦手とするコード)を含まない楽曲データが検索される(図13のステップS220〜ステップS250参照)。そして、そのような未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果が、リモコン30の表示部30bに表示される。
これにより、ユーザは、RAM49に記憶された多数の楽曲データの中から自分の苦手とするコードが含まれないような楽曲データを容易に見つけ出すことができる。この結果、ユーザは、高い確率で演奏を実行可能な得意の楽曲データばかりを再生しつつ、これに合わせて容易に演奏を行うことができる。この結果、ユーザが楽曲データを再生するために選択を行う際、当該楽曲データを容易に弾くことができるか否かをユーザ自身が個別に判断する必要がなくなり、利便性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、上記のように失敗コードや高失敗コード(すなわち未習熟コード)を含まない検索でのヒット件数が0件となったとき、検索条件を緩和して上記低失敗コードを含む楽曲データが新たに検索される(図11(b)及び図11(c)参照)。これにより、ユーザは、演奏を失敗することのない得意のコードのみを含む楽曲データがなかった場合であっても、それに準ずる、失敗する確率の低いコードのみを含む楽曲データを再生し、演奏を行うことができる。この結果、さらに確実にユーザの利便性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、前述のようにして行った検索結果において、既にユーザが演奏したことのある楽曲については除外した形で、最終的な検索結果として表示部30bに表示する。これにより、ユーザが一度演奏したことのある楽曲データが何度も何度も検索結果として表示される煩わしさを、回避することができる。この結果、さらに確実にユーザの利便性を向上することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、技術思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を説明する。
(1)古すぎる履歴は除外して検索を行う場合
すなわち、この変形例では、図9に示すような評価履歴において、各楽曲データに、ユーザが演奏した時期を示す演奏時期情報が対応づけられている。そして、上記のようにしてリモコン30からの検索が行われる際、RAM49に記憶された多数の楽曲データのうち、上記演奏時期情報が検索時から所定期間内(例えば1年以内)である楽曲データのみを対象として、検索が実行される。
これにより、ユーザが演奏した日時が比較的古い楽曲データについてはその評価履歴を使用せず、ユーザが演奏を行った日時が比較的新しい楽曲データのみを対象に検索を実行することができる。ユーザが、日々、演奏を続けると、失敗率が高かったコードは徐々に演奏成功できるようになり、失敗率が高かったコードの失敗率が下がることが考えられる。ユーザが演奏した日時が比較的古い楽曲データの評価履歴を使用して検索が実行されると、ユーザが日々演奏するにつれて成功するようになったコードであっても、過去に失敗率が高かったコードが失敗コードに含めて失敗コードリストが作成されてしまうおそれがある。ユーザが演奏した日時が比較的古い楽曲の失敗率が高かったコードを含む失敗コードリストに従った検索結果が、何度も表示されることで検索結果が変移しない可能性がある。ユーザが演奏を行った日時が比較的新しい楽曲データのみを対象に検索を実行することにより、同じ検索結果が何度も表示されることで検索結果が変移しないおそれを、回避することができる。この結果、日々、ユーザが楽曲を演奏するにつれて変移する検索結果を表示することができ、ユーザの利便性をいっそう向上することができる。
(2)サーバ、制御装置、リモコンの機能分担のバリエーション
以上の例においては、評価履歴(図9参照)の作成が制御装置20のCPU45により行われ、失敗コードリスト(図10)の作成がリモコン30により行われ、この失敗コードリストに基づく検索もリモコン30によって行われたが、これに限られない。すなわち、サーバ58が、評価結果を取得し、各コード別に集計することにより評価履歴の作成を行い、作成した評価履歴に従って、失敗コードリストの作成を行う。そして、このとき、制御装置20又はリモコン30が、サーバ58から、作成された失敗コードリストを取得し、失敗コードリストに基づく検索を行う構成であってもよい。または、サーバ58が、評価結果を取得し、各コード別に集計することにより評価履歴の作成を行う。そして、制御装置20又はリモコン30が、サーバ58から、評価履歴を取得し、失敗コードリストの作成と、作成された失敗コードリストに基づく検索を行う構成であってもよい。また、制御装置20が、評価結果を取得し、各コード別に集計することにより評価履歴の作成を行い、作成した評価履歴に従って、失敗コードリストの作成を行う。そして、制御装置20又はリモコン30が、制御装置20において作成された失敗コードリストに基づく検索を行う構成であってもよい。または、リモコン30が、評価結果を取得し、各コード別に集計することにより評価履歴の作成を行い、作成した評価履歴に従って、失敗コードリストの作成を行い、作成された失敗コードリストに基づく検索を行う構成であってもよい。本発明は、これらいずれかの構成においても実施可能であり、これらの場合もそれぞれ上記同様の効果を得る。
(3)その他
以上においては、ユーザがエレキギター4を演奏する例にして説明したが、これに限られない。すなわちエレキギター4のような電子弦楽器ではなく、ガットギターやフォークギターのようなアコースティック発音のギターの音を、マイクロフォンで集音してフォンジャック4aへ入力してもよい。またギターに限られず、他の弦楽器でもよい。さらには弦楽器にも限られず、鍵盤楽器、吹奏楽器、音階のある打楽器等でもよい。その場合、複数のコードのコード進行に対応する演奏をしているか否かのより評価を行うことが可能な楽器であれば、和音を発音せず単音のみ発音する楽器(ベースギター、吹奏楽器等)であっても、当該単音が当該コード進行に沿って発音すべき音であるか否か(あるいは指定された音であるか否か)により評価すればよい。また、本発明は、運指法により演奏される楽器で演奏する楽曲を検索する場合に、特に有効である。
なお、以上において、図7に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図12、図13、図14等に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
4 エレキギター(楽器)
30 リモコン(楽曲検索装置)
30b 表示部(表示手段)
30c 制御部
49 RAM(楽曲データ記憶手段)

Claims (5)

  1. 複数のコードの進行からなる楽曲データに沿って演奏した楽器演奏者の楽器の演奏結果に応じて作成され、前記複数のコードのうち、前記楽器演奏者による演奏の成功履歴がない失敗コードと前記楽器演奏者による演奏の失敗履歴が所定の基準よりも高い高失敗コードとを含む、前記楽器演奏者が習熟していない未習熟コードを記録した、評価履歴情報を取得する評価履歴取得手段と、
    前記評価履歴取得手段により取得された前記評価履歴情報に基づき、複数の前記楽曲データを記憶した楽曲データ記憶手段から、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち前記未習熟コードを含まない楽曲データを検索する楽曲検索手段と、
    前記楽曲検索手段による、前記未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を有し、
    前記評価履歴情報は、さらに、
    前記複数のコードのうち、前記楽器演奏者による演奏の成功履歴があり、且つ失敗履歴がない成功コードと前記楽器演奏者による演奏の失敗履歴が所定の基準よりも低い低失敗コードとを含む、前記楽器演奏者が習熟している習熟コードが記録されており、
    前記楽曲検索手段による、前記未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果がないとき、
    前記楽曲検索手段は、
    前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち前記低失敗コードを含む楽曲データを新たに検索し、
    前記表示制御手段は、
    前記楽曲検索手段による、前記低失敗コードを含む楽曲データの検索結果を新たに表示させる
    ことを特徴とする楽曲検索装置。
  2. 請求項1記載の楽曲検索装置において、
    前記表示手段に表示された検索結果から、演奏する楽曲データの選択を受け付ける選択受付手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、
    前記楽曲検索手段による検索結果のうち、前記選択受付手段により既に受け付け済みの前記楽曲データを除いた楽曲データを、最終的な検索結果として表示させる
    ことを特徴とする楽曲検索装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の楽曲検索装置において、
    前記評価履歴情報は、
    楽曲データに、前記楽器演奏者が演奏した時期を示す演奏時期情報が対応づけられており、
    前記楽曲検索手段は、
    前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち、前記演奏時期情報が検索時から所定期間内である楽曲データの前記評価履歴情報を対象として、検索を実行する
    ことを特徴とする楽曲検索装置。
  4. 複数のコードの進行によりそれぞれ構成された複数の楽曲データを記憶する楽曲データ記憶手段と、
    前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記楽曲データを読み出して再生する楽曲データ再生手段と、
    前記楽曲データ再生手段による前記楽曲データの再生にしたがって、楽器演奏者の楽器の演奏により当該楽器から出力される演奏信号を入力する演奏信号入力手段と、
    前記楽曲データの再生にしたがって前記演奏信号入力手段で入力された前記演奏信号に応じて、前記複数のコードのうち、前記楽器演奏者による演奏の成功履歴がない失敗コードと前記楽器演奏者による演奏の失敗履歴が所定の基準よりも高い高失敗コードとを含む、前記楽器演奏者が習熟していない未習熟コードと、前記複数のコードのうち、前記楽器演奏者による演奏の成功履歴があり、且つ失敗履歴がない成功コードと前記楽器演奏者による演奏の失敗履歴が所定の基準よりも低い低失敗コードとを含む、前記楽器演奏者が習熟している習熟コードと、を記録した、評価履歴情報を作成する評価履歴作成手段と、
    前記評価履歴作成手段により作成された前記評価履歴情報を、対応する前記楽器演奏者と関連づけて記憶する評価履歴記憶手段と、
    前記評価履歴記憶手段に記憶された前記評価履歴情報に基づき、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち、特定の前記楽器演奏者に係わる前記未習熟コードを含まない楽曲データを検索する楽曲検索手段と、
    前記楽曲検索手段による、前記未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を有し、
    前記楽曲検索手段は、
    前記未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果がないとき、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち前記低失敗コードを含む楽曲データを新たに検索し、
    前記表示制御手段は、
    前記楽曲検索手段による、前記低失敗コードを含む楽曲データの検索結果を新たに表示させる
    ことを特徴とする楽曲検索システム。
  5. 操作手段、表示手段、演算手段を備えた楽曲検索装置の前記演算手段に対し、
    複数のコードの進行からなる楽曲データを演奏した楽器演奏者の楽器の演奏結果に応じて作成され、前記複数のコードのうち、前記楽器演奏者による演奏の成功履歴がない失敗コードと前記楽器演奏者による演奏の失敗履歴が所定の基準よりも高い高失敗コードとを含む、前記楽器演奏者が習熟していない未習熟コードと、前記複数のコードのうち、前記楽器演奏者による演奏の成功履歴があり、且つ失敗履歴がない成功コードと前記楽器演奏者による演奏の失敗履歴が所定の基準よりも低い低失敗コードとを含む、前記楽器演奏者が習熟している習熟コードと、を記録した、評価履歴情報を取得する評価履歴取得手順と、
    前記評価履歴取得手順で取得された前記評価履歴情報に基づき、複数の前記楽曲データを記憶した楽曲データ記憶手段から、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち前記未習熟コードを含まない楽曲データを検索する楽曲検索手順と、
    前記楽曲検索手順で検索された、前記未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果を前記表示手段に表示させる表示制御手順と、
    前記未習熟コードを含まない楽曲データの検索結果がないとき、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記複数の楽曲データのうち前記低失敗コードを含む楽曲データを新たに検索する手順と
    記低失敗コードを含む楽曲データの検索結果を新たに表示させる手順と、
    を実行させるための、楽曲検索プログラム。
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