JP5822606B2 - 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数回の撮影により得られた複数の画像を複数の合成方法によって合成が可能な画像処理装置及び画像処理装置の制御方法に関する。
近年、デジタルカメラは、受光した光信号を電気信号に変換し蓄積することが可能な固体撮像素子をもちいて、静止画や動画を撮影、記録するものが一般的である。
しかし、この固体撮像素子は長時間露光を行うと熱等により発生する暗電流により、信号電荷より多い暗電流が蓄積されることがある。そのため、固体撮像素子を用いて長時間露光を行うとS/N比が低下し画質が低下してしまう。
また、固体撮像素子の内部に蓄積できる電荷量は非常に少ないため、長時間露光により暗電流が大量に蓄積されることは、カメラのダイナミックレンジを狭くすることにもなり画質の低下につながる。
そこで、固体撮像素子を用いて長時間露光を実現するために
例えば特許文献1では、複数回露光による撮像データを読み出して累積することにより画質の劣化を来たすことなく、長時間露光に相当する技術が公開されている。
特開平5−236422号公報
しかしながら、特許文献1では、撮影条件によっては固体撮像素子一個あたりの電荷量が大きくなり、複数枚の画像データを加算するだけでは、露出オーバーになる場合がある。
上記課題に鑑み、本発明は、複数枚の画像データを加算して合成するかあるいは選択的に出力して合成するかを選択可能であり、かつこれらの合成を1つの回路で実現する画像処理装置または画像処理装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、請求項1に記載の通り、第1及び第2の画像データを取得する取得手段と、前記第1の画像データから前記第2の画像データを加算、または減算する加減算手段と、前記加減算手段からの出力を用いて前記第1及び前記第2の画像データを比較し、比較結果に応じて前記第1及び前記第2の画像データのいずれか1つを選択して出力する比較手段と、撮影モードに応じて、前記比較手段の出力と前記加減算手段の出力のいずれか1つを選択して出力する第1の選択手段と、を有し、前記比較手段は、前記加減算手段からの出力の符号を示す値とレジスタの値との排他的論理和を出力する排他手段と、前記排他手段からの出力に基づいて前記第1及び前記第2の画像データのいずれか1つを出力する第2の選択手段と、前記レジスタの値を撮影モードに応じて制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置の制御方法は、請求項9に記載の通り、取得手段が、第1及び第2の画像データを取得する取得ステップと、加減算手段が、前記第1の画像データから前記第2の画像データを加算、または減算する加減算ステップと、比較手段が、前記加減算手段からの出力を用いて前記第1及び前記第2の画像データを比較し、比較結果に応じて前記第1及び前記第2の画像データのいずれか1つを選択して出力する比較ステップと、選択手段が、撮影モードに応じて前記比較手段の出力と前記加減算手段の出力のいずれか1つを選択して出力する選択ステップと、を有し、前記比較手段はさらに、前記加減算手段からの出力の符号を示す値とレジスタの値との排他的論理和を出力する排他ステップと、前記排他ステップでの出力に基づいて前記第1及び前記第2の画像データのいずれか1つを出力する第2の選択ステップと、前記レジスタの値を撮影モードに応じて制御する制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、多重露光撮影において、撮影モードに応じて、画素値比較による画像合成と、画素加算による多重合成を選択することが可能となり、かつこのような合成を達成する回路を小規模で得ることができる。
撮像装置のブロック図 デジタル信号処理部のブロック図 画像合成部のブロック図 加算比較のブロック図 比較明モードの合成処理のイメージ図 比較暗モードの合成処理のイメージ図 加算、加算平均モードの合成処理のイメージ図 画素値の説明図
(第1の実施形態)
以下、本発明を適用した具体例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の中で説明のために用いる言葉として、撮像データとはセンサ出力のAD変換後のデジタルデータを指す。現像データとは撮像データを基にベイヤー画像の同時化およびRGBからYCrCb変換後のデータをさし、圧縮画像データは現像データを例えばJPEG圧縮処理などで圧縮したデータをさす。
図1は、第1の実施形態における画像処理装置の一例である撮像装置の全体構成を示すブロック図である。本発明の適用できる画像処理装置としてはこれに限らず、PCや携帯端末などでも、後述するような複数の画像合成方法が達成できるような装置であればよい。
光学系(100)によって結像される被写体像を、撮像素子(101)にて画素毎に電気信号に変換する(撮像する)。撮像素子(101)から出力された電気信号はA/D変換部(102)にて、デジタル信号に変換される。このようにして取得された撮像データは、デジタル信号処理部(104)にて現像データに変換される。
また、操作部(103)には撮影モードの切り替えスイッチやシャッター釦が装備されており、CPU(107)で操作部(103)の設定状態を判断することで、撮影モード(例えば多重露光において比較明、比較暗、多重加算など)の切り替えを行う。
またCPU(107)は、撮影モードによって、デジタル信号処理部(104)のパラメータを切り替える。
デジタル信号処理部(104)から出力される撮像データ、または現像データは、DATAバス(108)とメモリ制御部(109)を介して、一旦、メモリ(110)に記録される。
データ圧縮/伸長部(111)では、例えばJPEG圧縮処理が行われ、圧縮画像データとしてメモリ(110)に記録されている現像データを圧縮し出力する。圧縮画像データはDATAバス(108)および記録制御部(112)を介して記録媒体(113)に記録される。
表示制御部(114)は、DATAバス(108)を介して入力される現像データにリサイズ、ガンマ補正等の所定の処理を施し、表示部115に表示させる。
なお、図示していないが、メモリ制御部(109)、記録制御部(112)、表示制御部(114)を含めた各部はCPU(107)の制御信号により動作する。
図2は図1におけるデジタル信号処理部(104)の内部構成を示したブロック図である。
A/D変換部(102)から入力される撮像データは、センサ補正部(203)で、光学部(100)で生じる色収差や撮像素子(101)が持つ素子のゲインバラツキの補正、欠陥画素の判別と補正などが施される。センサ補正部(203)から出力される撮像データはDATAバス(108)を介してメモリ(110)に記録されることが可能である。センサ補正部(203)から出力される撮像データは、画像合成部(201)に入力される。画像合成部(201)ではDATAバス(108)を介してメモリ(110)に記録されている撮像データを読み出し、センサ補正部(203)から入力される撮像データと画素毎に合成処理を行う。
多重化された撮像データは、現像処理部(202)において現像処理を行い現像データが生成される。ここで現像処理とは、例えばベイヤー画像を同時化処理(補間処理)、ガンマ補正処理、色空間変換処理などを行いRGBからYCrCb変換後の現像データを生成することを指す。現像処理部(202)で生成された現像データはDATAバス(108)を介してメモリ(110)に記録される。
本実施形態では、デジタル信号処理部の各ブロックはハードで実現されているが、加算比較部(302)以外の構成はソフトウェアモジュールとして実現するようにしてもよい。
ここで、多重露出撮影モードにおける撮影処理の流れを説明する。ユーザにより設定された、あるいはシーン判別等により自動で決定された露出、フォーカス等の撮影条件に従って、CPU(107)は制御信号によりタイミングジェネレータ(106)、センサ駆動制御部(105)を介して撮像素子(101)を駆動する。またCPU(107)は、レンズ駆動制御部(116)を介して光学系(100)を駆動する。撮像素子からの電気信号は、その後A/D変換部(102)を介して撮像データとしてデジタル信号処理部(104)に入力される。
デジタル信号処理部(104)ではセンサ補正部(203)において光学部(100)で生じる色収差や撮像素子(101)が持つ素子のゲインバラツキの補正、欠陥画素の判別、補正処理等を行う。多重露出撮影モードにおいて、1枚目に撮影された撮像データは、一旦、DATAバス(108)を介してメモリ(110)に記録される。
2枚目以降に撮影された撮像データは、1枚目と同様に処理され、センサ補正部(203)から出力されると画像合成部(201)に図3における画像2として入力される。前回までに撮像、合成され、メモリ110に記録されている撮像データが画像1として画像合成部(201)に入力され、画像合成部(201)では各モードに応じた合成方法で画像の合成処理が行われる。画像合成部(201)から出力された合成画像データは現像処理部202で現像され、現像された現像データは、データ圧縮/伸長部(111)で圧縮され、記録制御部(112)を介して記録媒体(113)に記録される。あるいは、現像データは表示制御部(114)を介して表示部115に表示される。
次に、画像合成部(201)における画像合成処理の詳細を説明する。
図3は図2における画像合成部(201)の内部構成を示したブロック図である。画像合成部(201)は二つの入力口を持ち、画像1(第1の画像データ)と画像2(第2の画像データ)を画像合成部(300)に入力する。第1のゲイン調整部(300)、第2のゲイン調整部(301)ではそれぞれ入力される画像1、画像2に対してゲインが掛けられる。具体的には、加算平均処理において、例えば画像1が3枚目までの合成画像、画像2が4枚目の画像であった場合には、画像1:画像2=3:1となるようにゲインが掛けられる。加算比較部(302)では入力された二つの画像を、比較、加算といった画素毎の合成処理を行い第3のゲイン調整部(303)に合成画像を出力する。第3のゲイン調整部(303)では、例えば加算比較部(302)からの前述したような3枚目までの合成画像と4枚目を合成した合成画像に、1/4のゲインを掛けることで、後述する加算平均処理を行うことが可能になる。
図4は図3における加算比較部(302)の内部構成について示した図である。
加算比較部(302)では、図1に示したCPU(107)からのパラメータを基に、加算、加算平均、比較明、比較暗といった合成処理が可能であり、本実施形態では、多重露出撮影モードとして加算モード、加算平均モード、比較明モード、比較暗モードを備える。
合成前の画像のそれぞれの画素値をI_i(x,y)(i=1〜N,x,yは画面内の座標を表す)、それらのN枚の画像の合成後の画像の画素値をI(x,y)とする。このとき、加算モードは、
I(x,y)=I_1(x,y)+I_2(x,y)+・・・+I_N(x,y)
で表され、画素別にN枚の画像の画素値の加算処理がなされたものが合成画像データとなる。加算平均モードは、
I(x,y)=(I_1(x,y)+I_2(x,y)+・・・+I_N(x,y))/N
で表され、画素別にN枚の画像の画素値の平均値処理がなされたものが合成画像データとなる。比較明モードは、
I(x,y)=max(I_1(x,y),I_2(x,y),・・・,I_N(x,y))
で表され、画素別にN枚の画像の画素値の最大値が選択されたものが合成画像データとなる。比較暗モードは、
I(x,y)=min(I_1(x,y),I_2(x,y),・・・,I_N(x,y))
で表され、画素別にN枚の画像の画素値の最小値が選択されたものが合成画像データとなる。
本実施形態では、加算比較部(302)による2枚の合成処理を繰り返すことでN枚の合成画像を生成する。すなわち、加算モードでは、
I2(x,y)=I_1(x,y)+I_2(x,y),
I3(x,y)=I2(x,y)+I_3(x,y),
‥‥
I(x,y)=IN(x,y)=IN−1(x,y)+I_N(x,y)
となる。また、加算平均モードでは、
I2(x,y)=(I_1(x,y)+I_2(x,y))/2,
I3(x,y)=I2(x,y)/3+I_3(x,y)/3,
‥‥
I(x,y)=IN(x,y)=IN−1(x,y)/N+I_N(x,y)/N
となる。また、比較明モードでは、
I2(x,y)=max(I_1(x,y),I_2(x,y)),
I3(x,y)=max(I2(x,y),I_3(x,y)),
‥‥
I(x,y)=IN(x,y)=max(IN−1(x,y),I_N(x,y)),
となる。また、比較暗モードでは、
I2(x,y)=min(I_1(x,y),I_2(x,y)),
I3(x,y)=min(I2(x,y),I_3(x,y)),
‥‥
I(x,y)=IN(x,y)=min(IN−1(x,y),I_N(x,y))
となる。
加減算回路(400)は入力1及び入力2を加算あるいは減算する回路であり、またEXOR(401)には減算結果の符号であるMSB(Most Significant Bit)を出力する。EXOR(401)は加減算回路(400)からのMSBとCMP_SELの入力に対する排他的論理和を出力する論理回路である。セレクタ1(402)(第2の選択手段)、セレクタ2(403)(第1の選択手段)は入力のいずれかを選択的に出力する。CMP_SEL及びSUB_SELはレジスタから出力される値であり、各モードに応じてCPU(107)からの制御信号により設定される値である。
ここで、各モードにおける加算比較部(302)内の各部の動作について詳細に説明する。
加算モードと加算平均モードでは、前後の第1乃至第3のゲイン調整部(300、301,303)において各画像データに掛けられるゲインが異なるだけで、加算比較部(302)における処理は変わらない。入力1から入力される画像1と、入力2から入力される画像2に対して加減算回路(400)において加算処理が行われる。SUB_SELには‘1’が設定されるため、CMP_SELの設定に依らず、セレクタ2(403)からは、画像1と画像2の加算結果が合成処理の結果として画素毎に出力される。
比較明モードでは、入力1から入力される画像1と、入力2から入力される画像2に対して加減算回路(400)において減算処理が行われる。ここで加減算回路(400)は例えば、加算時は入力1と入力2の値をそのまま加算器で加算を行い、減算時は入力2の値を反転して‘1’を足してから、入力1と加算器により加算をすることで一つの加算器で加減算を実現している。その後、加減算回路(400)の減算結果よりMSBがEXOR(401)に入力される。比較明モードでは、CMP_SELは‘0’が設定されているので、セレクタ1(402)は加減算回路(400)の減算結果におけるMSBに基づいて、入力1と入力2のうち、小さくない方の値を選択して出力する。また、SUB_SELは‘0’が設定されているため、セレクタ2(403)からは、セレクタ1(402)からの出力、すなわち、画像1と画像2を画素毎に値を比較し小さくない方の値が合成処理の結果として画素毎に出力される。
比較暗モードでは、入力1から入力される画像1と、入力2から入力される画像2に対して加減算回路(400)において減算処理が行われる。その後、加減算回路(400)の減算結果よりMSBがEXOR(401)に入力される。比較暗モードでは、CMP_SELは‘1’が設定されているので、セレクタ1(402)にはMSBを反転させた結果が入力され、セレクタ1(402)は、入力1と入力2のうち、大きくない方の値を選択して出力する。また、SUB_SELは‘0’が設定されているため、セレクタ2(403)からは、セレクタ1(402)からの出力、すなわち、画像1と画像2を画素毎に値を比較し大きくない方の値が合成処理の結果として画素毎に出力される。
図5を用いて比較明における画像1と画像2の合成内容を説明する。
図5の(a)は画像合成部(201)に入力される画像1のイメージ図で、図5の(b)は画像2のイメージ図である。
図5で示した画素は8bit(0〜255)の値をとるものとし、図8に示したように白抜きした画素は、画素値X(例えば8Bitデータとする)が200≦Xの画素値を持つ。また、斜線の画素は100≦X<200の画素値を持ち、点模様の画素はX<100の画素値を持つとする。
それぞれの画像は、左上(A1)の画素から入力され水平方向に順次入力される。
つまりA1,B1,C1・・・M1,N1,A2,B2,C2・・・の順でN8までの画素データが入力される。
例えば図4において入力1には図5(a)のK1画素(白抜き画素)が、入力2には図5(b)のK1画素(点模様画素)が入力される場合を説明する。
その場合、図4の加減算回路(400)とEXOR(401)、セレクタ1(402)によって、入力された二つの画素が比較され、値が大きい方、つまり入力1の図5(a)のK1画素が画像合成部(300)より出力される。
図5(c)はK1における画素比較結果のイメージを図示したものである。
図5(d)は同様に画像1、画像2のF1画素における値を比較したイメージ図である。この場合、画像2のF1画素が大きい値を持つため、比較の結果、画像2の画素が選択されて出力する。
複数回の撮影によって、図5(a)と図5(b)のような画像が得られた場合の比較明における画像合成結果をイメージ図で示したのが図5(e)になる。
以上より、例えば1回目の撮影では、被写体の右下からライティングして撮影し、2回目の撮影では被写体の左上からライティングして撮影を行う。すると、本実施形態の比較明による画像合成により、右下、左上共にライティングによってより階調の出た画像が得られる。これが単純な加算処理では露出オーバーになったり、加算平均処理ではゲイン調整などでダイナミックレンジが低減されたりしてしまう。
図6を用いて比較暗における画像1と画像2の合成内容を説明する。
図6の(a)は画像合成部(201)に入力される画像1のイメージ図で、図6の(b)は画像2のイメージ図である。
それぞれの画像は、左上(A1)の画素から入力され水平方向に順次入力される。
つまりA1,B1,C1・・・M1,N1,A2,B2,C2・・・の順でN8までの画素データが入力される。
例えば図4において入力1には図6(a)のE2画素が、入力2には図6(b)のE2画素が入力され、入力1のE2画素の方が小さい値を持つとする。
この場合、図4の加減算回路(400)とEXOR(401)、セレクタ1(402)によって、入力された二つの画素が比較され、値が小さい方、つまり入力1の図6(b)のE2画素が画像合成部(300)より出力される。
図6(c)はE2における画素比較結果のイメージを図示したものである。
図6(d)は同様に画像1、画像2のE8画素における値を比較したイメージ図である。この場合、画像2のE8画素が小さい値を持つため、比較の結果、画像2の画素が選択されて出力する。
複数回の撮影によって、図6(a)と図6(b)のような画像が得られた場合の比較暗における画像合成結果をイメージ図で示したのが図6(e)になる。
以上より、例えば1回目の撮影で露出オーバーな画素が生じてしまったような場合に、その露出オーバーが解消されるようなライティングの撮影条件下で2回目の撮影を行う。これらに比較暗による画像合成を行うことにより、露出オーバーの内良好な画像を得ることができる。このとき単純な加算処理では露出オーバーな画素がそのまま存在してしまうし、加算平均処理ではやはりゲイン調整によってダイナミックレンジを低減してしまう。
図7を用いて加算合成における画像1と画像2の合成内容を説明する。
図7の(a)は画像合成部(201)に入力される画像1のイメージ図で、図7の(b)は画像2のイメージ図である。
それぞれの画像は、左上(A1)の画素から入力され水平方向に順次入力される。
つまりA1,B1,C1・・・M1,N1,A2,B2,C2・・・の順でN8までの画素データが入力される。
例えば図4において入力1には図7(a)のA1画素が、入力2には図7(b)のA1画素が入力されるとする。
その場合、図4の加減算回路(400)によって、入力された二つの画素が加算され、加算結果がA1の画素として画像合成部(300)より出力される。図7(c)はA1における画素加算結果のイメージを図示したものである。
複数回の撮影によって得られた画像1、つまり図7の(a)と、画像2、つまり図7の(b)が加算された画像合成結果をイメージ図で示したのが図7(d)になる。
また画像合成部(300)より出力される画像を図3に記載のゲイン調整部(301)において1/2倍にすることで加算平均処理として画像合成部(201)から合成結果を出力する事も可能である。
以上のように、本実施形態では、多重露光撮影において、撮影モードに応じて、画素値比較による画像合成と、画素加算による多重合成を選択することが可能となり、かつこのような合成を達成する回路を小規模で得ることができる。
本実施形態では、画像合成の対象画像として画像合成部(300)に入力される画像データをセンサ補正部(203)からの出力画像データとした。しかし、これに限らず、例えば図5等で示したベイヤー配列の撮像データに同時化処理で各画素毎にRGBの画素値を持つようにした状態の画像データでも良い。また、ガンマ補正、色空間変換などの現像処理を行って例えばYCrCbの形式に変換された、すなわち現像処理後の画像データを合成してもよい。その場合、図2において、現像処理部(202)で処理される処理の一部(同時化処理を含む)あるいは全部を行う処理ブロックが、画像合成部(201)の前段でありセンサ補正部(203)の直後である位置に設けられることになる。
(他の実施形態)
本発明の目的は以下のようにしても達成できる。すなわち、前述した各実施形態の機能を実現するための手順が記述されたソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給する。そしてそのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するのである。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体およびプログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどが挙げられる。また、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等も用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行可能とすることにより、前述した各実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、以下の場合も含まれる。まず記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。
100 光学系
101 撮像素子
102 A/D変換部
103 操作部
104 デジタル信号処理部
105 センサ駆動制御部
106 タイミングジェネレータ
107 CPU
108 DATAバス
109 メモリ制御部
110 メモリ
111 データ圧縮/伸張部
112 記録制御部
113 記録媒体
201 センサ補正部
202 画像合成部
203 現像処理部
300 画像合成部
301 ゲイン調整部
400 加減算回路
401 EXOR回路
402 セレクタ1
403 セレクタ2

Claims (11)

  1. 第1及び第2の画像データを取得する取得手段と、
    前記第1の画像データから前記第2の画像データを加算、または減算する加減算手段と、
    前記加減算手段からの出力を用いて前記第1及び前記第2の画像データを比較し、
    比較結果に応じて前記第1及び前記第2の画像データのいずれか1つを選択して出力する比較手段と、
    撮影モードに応じて前記比較手段の出力と前記加減算手段の出力のいずれか1つを選択して出力する第1の選択手段と、を有し、
    前記比較手段は、前記加減算手段からの出力の符号を示す値とレジスタの値との排他的論理和を出力する排他手段と、
    前記排他手段からの出力に基づいて前記第1及び前記第2の画像データのいずれか1つを出力する第2の選択手段と、
    前記レジスタの値を撮影モードに応じて制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記比較手段は、前記第1及び前記第2の画像データの画素値を画素ごとに比較し、当該画素値の小さくない方の値を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記比較手段は、前記第1及び前記第2の画像データの画素値を画素ごとに比較し、当該画素値の大きくない方の値を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 撮影モードが加算あるいは加算平均モードである場合、前記加減算手段は前記第1及び第2の画像データを加算し、前記第1の選択手段は前記加減算手段の出力を選択して出力し、
    撮影モードが比較明あるいは暗モードである場合、前記加減算手段は前記第1及び第2の画像データを減算し、前記第2の選択手段は前記比較手段の出力を選択して出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記第1及び第2の画像データは、それぞれベイヤー配列の画素値で構成される画像データであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記第1及び第2の画像データは、それぞれベイヤー配列の画素値で構成される画像データに補間処理を施した画像データであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 前記第1及び第2の画像データは、それぞれ現像処理後の画像データであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  8. 被写体像を撮像し、前記第1及び第2の画像データを出力する撮像手段と、
    請求項1乃至7のいずれか1つに記載の画像処理装置と、
    前記第1の選択手段からの出力に所定の処理を施し、前記第1及び第2の画像データの合成画像データとして記録媒体に記録する記録手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 取得手段が、第1及び第2の画像データを取得する取得ステップと、
    加減算手段が、前記第1の画像データから前記第2の画像データを加算、または減算する加減算ステップと、
    比較手段が、前記加減算手段からの出力を用いて前記第1及び前記第2の画像データを比較し、比較結果に応じて前記第1及び前記第2の画像データのいずれか1つを選択して出力する比較ステップと、
    選択手段が、撮影モードに応じて前記比較手段の出力と前記加減算手段の出力のいずれか1つを選択して出力する選択ステップと、を有し、
    前記比較手段はさらに、前記加減算手段からの出力の符号を示す値とレジスタの値との排他的論理和を出力する排他ステップと、
    前記排他ステップでの出力に基づいて前記第1及び前記第2の画像データのいずれか1つを出力する第2の選択ステップと、
    前記レジスタの値を撮影モードに応じて制御する制御ステップと、を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の画像処理装置の制御方法の手順が記述されたコンピュータで実行可能なプログラム。
  11. コンピュータに、請求項9に記載の画像処理装置の制御方法の各ステップを実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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