JP5820792B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、入力された画像データから画像出力を行う際に色再現域を調整する画像処理装置及びプログラムに関する。
近年のネットワークの普及により、ネットワーク上で画像データをやり取りすることが増えており、同じ画像データを複数の異なる画像出力装置で出力することも増えてきている。
しかし、カラープリンタやカラーディスプレイ等のカラー画像出力装置は、人が知覚できる全ての色を再現できるわけではなく、ガマット(色再現域、色域)と呼ばれる限られた範囲内で色再現ができるに過ぎない。また、画像出力装置間でも、同じ色を再現できるとは限らず、機種等によってもガマットは異なる。
そのため、複数の画像出力装置間で同じ色を再現できないことが問題となっている。
これに対し、例えば特許文献1及び2のように、ガマットの調整を通じて色変換用のカラーテーブルを作成することが行われている。
特許文献1では、色再現範囲(ガマット)が異なる複数のカラー画像デバイス間の色を合わせる画像処理装置において、カラー画像信号から仮想の色再現範囲に色圧縮を行い、次に画像処理装置の色再現範囲へ相対的な位置をなるべく保存するように色圧縮を行っている。これにより、色再現範囲を調整して高精度なカラーテーブルを作成することができる。
また、特許文献2には、互いに異なる色再現域を持つ2つの出力装置間において、目標の色を何れの出力装置でも再現できるように色域圧縮を行う。この色域圧縮では、目標色をガマット内部と最外郭部とに分けて色域圧縮を行うことにより、色域内部では階調性を考慮し、最外郭部では彩度を高めた色再現域の調整を行ってカラーテーブルを作成することができる。
しかし、特許文献1の技術では、入力されたカラー画像によっては再現する必要がない領域や色があるにも関わらず、複数のデバイスの共通領域に対して全て色圧縮しているため、複数のデバイスの再現できる共通領域が小さくなってしまう可能性がある。
一方、特許文献2の技術では、入力画像として使われていない色も色域圧縮してしまっているため、最も目標の色で出力したい色の再現性が低下する可能性がある。
特開2002−252785号公報 特開2006−287584号公報
本発明が解決しようとする問題点は、色再現域を調整する場合の色再現性に限界があった点である。
本発明は、色再現域を調整する場合の色再現性を向上するため、入力された画像データから画像出力を行う際に色再現域を調整する画像処理装置であって、前記画像データの各画素の色情報を変換して目標色再現域上での位置を示す変換色情報とする色情報変換部と、 前記変換色情報が装置本来の色再現域の範囲内か否かを判断する判断部と、前記判断部による判断に応じて前記装置本来の色再現域外に位置する前記目標色再現域の外側領域を前記装置本来の色再現域内に調整する再現域調整部と、前記調整された目標色再現域を画像出力用の色再現域として設定する再現域設定部と、同一の位置を示す前記変換色情報の数をカウントするカウント部と、を備え、前記判断部は、少なくとも前記カウント部によりカウントされた数の最も多い変換色情報の位置が前記装置本来の色再現域の範囲内か否かを判断することを最も主な特徴とする。
本発明によれば、変換色情報が装置本来の色再現域の範囲内か否かの判断結果に応じて、装置本来の色再現域外に位置する目標色再現域を装置本来の色再現域内に調整することができ、ガマットを適切に調整して色再現性を向上することができる。
画像処理装置の要部ブロック図である(実施例1)。 シアンのガマット情報の一例を示す説明図である(実施例1)。 ガマット(色相面)を示す説明図である(実施例1)。 二点の最大頻度座標の分布タイプであり、(a)は包含型、(b)は外部型、(c)は複合型を示している(実施例1)。 分布タイプの判別結果を示す図表である(実施例1)。 初段GMA後の配置座標(目標マシンガマット)を示す説明図である(実施例1)。 内包型の分布タイプの場合の次段GMAの説明図である(実施例1)。 外部型の分布タイプの場合の次段GMAの説明図である(実施例1)。 複合型の分布タイプの場合の次段GMAの説明図である(実施例1)。 図1の画像処理装置によるガマット調整処理を示すフローチャートである(実施例1)。 図1の画像処理装置によるガマット取得処理を示すフローチャートである(実施例1)。
色再現域を調整する場合の色再現性を向上するという目的を、入力された画像データを分析して各画素の色情報が装置本来の色再現域の範囲内か否かを判定し、その結果に応じて装置本来の色再現域外に位置する目標色再現域の外側領域を装置本来の色再現域内に調整することによって実現した。
具体的には、画像データの各画素の色情報を変換して目標色再現域上での位置を示す変換色情報とする色情報変換部と、変換色情報が装置本来の色再現域の範囲内か否かを判断する判断部と、判断結果に応じて装置本来の色再現域外に位置する目標色再現域の外側領域を装置本来の色再現域内に調整する再現域調整部と、調整された目標色再現域を画像出力用の色再現域として設定する再現域設定部とを画像処理装置が備えている。
好ましくは、同一の位置を示す変換色情報の数をカウントするカウント部を備え、判断部が、少なくともカウント数の最も多い変換色情報の位置が装置本来の色再現域の範囲内か否かを判断する。
さらに好ましくは、カウント数の最も多い変換色情報及び次にカウント数の多い変換色情報の二点の位置に対して装置本来の色再現域の範囲内か否かの判断を行う。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
[画像処理装置の構成]
図1は、本発明の実施例1に係る画像処理装置の要部ブロック図である。
本実施例の画像処理装置(以下、「調整マシン」と称することがある)1は、カラーデジタル複合機等として構成されている。画像処理装置1は、ユーザー側から入力された画像データを出力する際に、色再現域であるガマットを目標色再現域である目標マシンガマットに対して調整するようになっている。
目標マシンガマットは、例えば、他機種や他社製品等のような他の画像処理装置(以下、「目標マシン」と称することがある)のガマットであり、ガマットの調整は、調整マシン1を目標マシンに模擬して色再現性を向上させるために行われる。
本実施例の画像処理装置1は、制御部3及び記憶部5を少なくとも備えて、ガマットの調整処理を行うようになっている。
制御部3は、ソフトウェアプログラムを実行して画像処理装置1の各種制御や作業を行わせるCPU(Central Process Unit)等の演算装置である。
記憶部5は、画像処理装置1の各種制御に必要なプログラムやデータ或いは処理対象のデータを記憶するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等を含む記憶装置である。
本実施例の記憶部5は、画像処理プログラムを記憶しており、制御部3は、その画像処理プログラムを実行することでガマットの調整処理を実現する機能を有する。具体的には、ガマット取得部7と、色情報変換部9と、カウント部11と、判断部である分布タイプ判別部13と、再現域調整部としてのガマット調整部15と、再現域設定部としてのガマット設定部17として制御部3が機能する。
ガマット取得部7は、目標マシン及び調整マシン1のガマット(以下、それぞれ「目標マシンガマット」、「調整マシンガマット」と称する)を取得するものであり、目標マシンガマット取得部19及び調整マシンガマット取得部21を備えている。
目標マシンガマット取得部19は、RGB値と目標マシンのLCH値との関係から目標マシンガマット情報を取得する。目標マシンガマット情報は、各色相に対して取得されて記憶部5内に保持される。
ガマット情報の取得が行われる色相は、RGB値の色相角を等間隔に分けた48色相となっている。本実施例においては、色相毎に色相番号を付与し、シアンの色相番号kを0としてブルー、マゼンタ、イエロー、グリーンの順に47まで番号付けされている。
図2にシアンのガマット情報の一例を示す。ガマット情報は、色相の最外郭RGB値に対する目標マシンのLCH値であり、図2において座標上に領域を区画する線分として表している。この区画された領域が目標マシンガマットとなる。なお、目標マシンガマット情報は、色相番号kに対して、Gamut_T(k,0)=L、Gamut_T(k,1)=C、Gamut_T(k,2)=Hのように構成されている。なお、Lは明度、Cは彩度、Hは色相である。
ここで、ガマットについて図3を参照して更に説明する。図3は、ガマット(色相面)を示す説明図である。
本実施例のガマットは、図3のように、複数の格子点からなり、RGB値が0又は255である最外郭に対応する格子点によって区画される。各色相のガマットは、3つの頂点を有し、頂点となる格子点は、それぞれ黒BK(RGB(0,0,0))、白W(RGB(255,255,255))、色相毎のピークP(例えばシアン(0,255,255))に対応する。
RGB値と目標マシンのLCH値との関係は、予めモニター上等において等間隔なRGB値を設定したカラーチャートを作成しておき、これを目標マシンで出力したときの測色値をLCH値として得ておけばよい。設定されたRGB値は、例えば各9段階の729色からなるデータ等とすることができる。
得られたRGB値と目標マシンのLCH値との関係は記憶部5内に記憶される。目標マシンガマット取得部19は、色相毎に最外郭RGB値に対応するLCH値を呼び出して目標マシンガマット情報として記憶部5内に保持させる。
調整マシンガマット取得部21は、目標マシンガマット取得部19と同様、RGB値と調整マシン1のLCH値との関係から調整マシン1の各色相に対するガマット情報を取得して記憶部5内に保持させる。
ただし、調整マシンガマット取得部21は、目標マシンガマット情報と同一のH値(色相)を有するLCH値を呼び出してガマット情報とする。従って、調整マシンのガマット情報は、色相番号kに対して、Gamut_F(k,0)=L、Gamut_F(k,1)=C、Gamut_F(k,2)=Gamut_T(k,2)のように構成されている。
図1の色情報変換部9は、色情報変換機能を実現し、画像データの各画素のRGB値(色情報)を変換して目標マシンガマット上での座標(位置)を示すLCH値(変換色情報)とする。
すなわち、色情報変換部9は、入力された画像データを受け取って各画素のRGB値を読み込む。読み込んだRGB値に対しては、同一のRGB値を有する画素数をカウントし、カウント数が0以外のRGB値を目標マシンのLCH値に変換する。この変換は、記憶部5内のRGB値と目標マシンのLCH値との関係に基づいて行わせることができる。
カウント部11は、カウント機能を実現し、目標マシンガマット上の同一座標を示すLCHの数を各色相においてカウントする。このカウントは、色情報変換部9でのRGBのカウント数とLCH値とから取得することができる。この際には、クラスター分析を行ってもよい。
カウント結果からは、少なくともカウント数の最も多いLCH値の座標が得られ、これを最大頻度座標として記憶部5に保持させる。本実施例では、カウント数の最も多いLCH値及び次にカウント数の多いLCH値の二点の座標が最大頻度座標となる。ただし、三点以上の座標を最大頻度座標としてもよい。
分布タイプ判別部13は、判断機能を実現し、画像データのLCH値が装置本来の色再現域である調整マシンガマットの範囲内か否かを各色相において判断する。本実施例では、最大頻度座標である二点の座標が調整マシンガマットの範囲内か否かを判断する。
図4は、二点の最大頻度座標の分布タイプであり、(a)は二点が調整マシンガマットの範囲内に位置する包含型、(b)は二点が同範囲外に位置する外部型、(c)は二点が同範囲内外に各別に位置する複合型を示している。
本実施例の分布タイプ判別部13は、図4の何れの分布タイプに該当するかを最大頻度座標から判別し、判別結果を記憶部5内に記憶する。図5に分布タイプの判別結果を示す。本実施例では、図5のように、内包型の場合に0が、外部型の場合に1が、複合型の場合に2が、それぞれ判別結果Hm(k,3)として記憶されることになる。
図1のガマット調整部15は、再現域調整機能を実現し、分布タイプ判別部13での判別結果に応じ、各色相において調整マシンガマット外に位置する目標マシンガマットの外側領域を調整マシンガマット内に調整する。
本実施例のガマット調整部15は、初段GMA部23と次段GMA部25とを備えている。
初段GMA部23は、画像データの出力側であるモニターのガマットを、目標マシンガマットに圧縮調整するガマットマッピング(初段GMA)を行う。これによって、モニターと目標マシンとの間の色変換を行うルックアップテーブルを作成する。
ルックアップテーブルの作成は、記憶部5内のRGB値と目標マシンのLCH値との関係に基づいて行わせることができる。図6に初段GMA後の配置座標(目標マシンガマット)を示す。
次段GMA部25は、分布タイプ判別部13での判別結果に応じて、初段GMA後の初段配置座標を調整マシンガマットに圧縮調整するガマットマッピング(次段GMA)を行う。
図7は、内包型の分布タイプの場合の次段GMAの説明図である。
内包型の分布タイプの場合は、調整マシンガマット外に位置する初段配置座標の外側領域である格子点を、調整マシンガマット上の最近傍座標に圧縮調整する。
すなわち、次段GMA部25は、初段配置座標の任意の格子点をF(j=0,1・・・n)としたとき、それらの格子点Fが調整マシンガマットの範囲内か否かを判断する。
格子点Fが調整マシン1の範囲内のものであれば、それらの格子点Fを次段GMA後の次段配置座標A(j=0,1・・・n)とする(F=A)。
一方、格子点Fが調整マシンガマットの範囲外のものであれば、それらの格子点Fjを調整マシンガマット上の最近傍座標D(j=0,1・・・n)へ圧縮して次段配置座標A(j=0,1・・・n)とする(D=A)。なお、本実施例の最近傍座標Dは、調整マシンガマットの下端境界線Bk’P’上に位置する。
図7の場合では、調整マシンガマットの範囲外の格子点をFj−1、F、FJ+1とし、それらの格子点Fj−1、F、FJ+1を調整マシンガマット上の最近傍座標へ圧縮して次段配置座標Aj−1、A、AJ+1としている。
図8は、外部型の分布タイプの場合の次段GMAの説明図である。
分布タイプが外部型の場合は、調整マシンガマット外に位置する初段配置座標の格子点を、初段配置座標(目標マシンガマット)と調整マシンガマットとの比に基づいて調整マシンガマット上に圧縮調整する。
すなわち、次段GMA部25は、内包型の場合と同様に、初段配置座標の任意の格子点Fが調整マシンガマットの範囲内か否かを判断する。
格子点Fが調整マシン1の範囲内のものであれば、それらの格子点Fを次段配置座標B(j=0,1・・・n)とする(F=B)。
一方、格子点Fが調整マシンガマットの範囲外のものであれば、それらの格子点Fjを上記比に基づく圧縮により次段配置座標B(j=0,1・・・n)とする。
具体的には、初段配置座標の下端境界線BkP上の格子点Xと白の格子点Wとの長さを|WX|とし、調整マシンガマットの下端境界線Bk’P’上の線分WXとの格子点X’と格子点Wとの長さを|WX’|とし、両者の比をρ=|WX’|/|WX|とする。
この比に基づき、次段配置座標Bを以下の式(1)から求め、範囲外の格子点Fを次段配置座標Bに圧縮する。
=ρ×F+(1−ρ)×W 式(1)
図9は、複合型の分布タイプの場合の次段GMAの説明図である。
分布タイプが複合型の場合は、初段配置座標の全格子点を、初段配置座標(目標マシンガマット)と調整マシンガマットとの比に基づいて調整マシンガマット上に圧縮調整する。
すなわち、次段GMA部25は、外部型の範囲外の格子点と同様にして、全格子点Fに対する次段配置座標Cを以下の式(2)から求めて、全格子点Fを次段配置座標Cに圧縮する。
=ρ×F+(1−ρ)×W 式(2)
ガマット設定部17は、再現域設定機能を実現するものであり、各色相において調整された目標色再現域である次段配置座標A、B、又はCを画像出力用のガマットとして設定する。
本実施例では、この次段配置座標A、B、又はCに基づいて、初段GMA部23で作成されたルックアップテーブルを調整する。これにより、入力された画像データに最適なルックアップテーブル(カラーテーブル)を作成することができる。
[ガマット調整処理]
図10は、図1の画像処理装置によるガマット調整処理を示すフローチャートである。
本実施例のガマット調整処理は、画像データが画像処理装置1に入力されることでスタートする。なお、本ガマット調整処理は、その前提として調整マシンガマット及び目標マシンガマットの取得が行われている。この調整マシンガマット及び目標マシンガマットの取得については後述する。
ガマット調整処理は、まずステップS1に「画像データのRGB値読み込み」の処理が行われる。この処理では、色情報変換部9が入力された画像データから各画素のRGB値を読み込む。これによりステップS2に移行する。
ステップS2では、「同一RGB値の画素数カウント」の処理が行われる。この処理では、色情報変換部9が、読み込んだRGB値に対し同一のRGB値を有する画素数をカウントする。これによりステップS3へ移行する。
ステップS3では、「RGB値のLCH値への変換」が行われる。この処理では、色情報変換部9が、カウント数が0以外のRGB値を目標マシンのLCH値に変換する。これによりステップS4へ移行する。
ステップS4では、「最大頻度座標の抽出」が行われる。ここでは、まずカウント部11が目標マシンガマット上の同一座標を示すLCH値の数をカウントする。カウント部11は、このカウント結果から、カウント数の最も多いLCH値及び次にカウント数の多いLCH値の二点の座標を最大頻度座標として抽出する。この処理は48色相の色相毎に行われる。これによりステップS5へ移行する。
ステップS5では、「全色相完了?」の処理が行われる。この処理では、全色相についてステップS4の処理を行ったか否かが判断される。すなわち、カウント部11は、全色相について処理が完了していなければステップS4を繰り返し行い(NO)、全色相について処理が完了していればステップS6へ移行させる(YES)。
ステップS6では、「分布タイプの判別」が行われる。すなわち、分布タイプ判別部13は、二点の最大頻度座標が調整マシンガマットの範囲内か否か、つまり図4の何れの分布タイプに該当するかを色相毎に判断する。
具体的には、最大頻度座標が何れも調整マシンガマットの範囲内であれば内包型、何れも範囲外であれば外部型、最大頻度座標がそれぞれ調整マシンガマットの範囲内外にあれば複合型と判別される。
こうしてステップS6が完了してステップS7へ移行する。
ステップS7では、「分布タイプが内包型?」の処理が行われる。この処理では、分布タイプ判別部13が、ステップS6の結果から分布タイプが内包型かそれ以外かを判断する。本実施例では、図5のように判別結果Hm(k,3)が内包型であれば0と、外部型であれば1と、複合型であれば2となるので、「Hm(k,3)=0?」によって上記判断を行わせることができる。
分布タイプが内包型であればステップS8へ移行し、それ以外であればステップS9へ移行する。なお、ステップS8については後述する。
ステップS9では、「分布タイプが外部型?」の処理が行われる。この処理では、分布タイプ判別部13が、ステップS6の結果から分布タイプが外部型か複合型かを判断する。本実施例では、判別結果Hm(k,3)が1であるか否か(Hm(k,3)=1?)によって上記判断を行わせることができる。
分布タイプが外部型であればステップS10へ移行し、複合型であればステップS11へ移行する。
上記ステップS7及びS9において分布タイプが判別された後は、分布タイプに応じたガマットマッピングがステップS8,S10,S11により行われることになる。
ステップS8では、「内包型GMA」が行われる。ここでは、まずガマット調整部15の初段GMA部23がモニターのガマットを目標マシンガマットに圧縮する初段GMAを行い、モニターと目標マシンとの間の色変換を行うルックアップテーブルを作成する。
そして、ガマット調整部15の次段GMA部25が、図7で説明したように調整マシンガマット外に位置する初段配置座標の格子点Fを、調整マシンガマット上の最近傍座標に位置させる内包型の次段GMAを行う。
ここで、内包型の場合は、最大頻度座標が調整マシンガマット上に位置することから、調整マシンガマットの範囲内で色再現性が最も必要となる画素を出力させることができる。
このため、内包型GMAにおいては、上記のような単純な次段GMAによって処理を簡素化しつつ余計な圧縮を行わずに色再現性を向上できる。
こうしてステップS8が完了するとステップS12へ移行する。
ステップS10では、「外部型GMA」が行われる。ここでは、まず、ステップS8と同様に初段GMAを行ってルックアップテーブルを作成する。
そして、次段GMA部25が、図8で説明したように調整マシンガマット外に位置する初段配置座標の格子点Fを、B=ρ×F+(1−ρ)×Wから求めた次段配置座標Bに位置させる外部型の次段GMAを行う。なお、調整マシンガマット内に位置する初段配置座標の格子点Fについては、そのまま次段配置座標Bとする。
外部型の場合は、最大頻度座標が調整マシンガマット外に位置することから、調整マシンガマットの範囲外の初段配置座標を調整マシンガマットに対する比に基づいて圧縮することで、最も必要な画素の色再現性を向上できる。また、調整マシンガマット内の画素に対しては、初段配置座標の余計な圧縮が行われずに色再現性を保持できる。
こうしてステップS10が完了するとステップS12へ移行する。
ステップS11では、「複合型GMA」が行われる。ここでも、まず、ステップS8と同様に初段GMAを行ってルックアップテーブルを作成する。
そして、次段GMA部25が、図9で説明したように初段配置座標の全格子点Fを、C=ρ×F+(1−ρ)×Wから求めた次段配置座標Cに位置させる複合型の次段GMAを行う。
複合型の場合は、最大頻度座標が調整マシンガマット内外双方に位置することから、初段配置座標全体を調整マシンガマットに対する比に基づいて圧縮することで、最も必要な画素の色再現性を向上できる。
こうしてステップS11が完了するとステップS12へ移行する。
ステップS12では、「全色相完了?」の処理が行われる。この処理では、全色相についてステップS6〜S11までの処理を行ったか否かが判断される。すなわち、全色相について処理が完了している場合は、分布タイプ判別部13がステップS6の処理を他の色相について開始し(NO)、全色相について処理が完了している場合は、ガマット調整部15がステップS13へ移行させる(YES)。
ステップS13では、「カラーテーブル作成」が行われる。すなわち、ガマット設定部17は、各色相において調整された次段配置座標A、B、又はCを画像出力用のガマットとして設定し、これに基づいて初段GMA部23によるルックアップテーブルを調整する。この結果、入力された画像データに最適なルックアップテーブル(カラーテーブル)が作成されることになる。
こうしてステップS13が完了するとガマット調整処理が終了する。
[ガマット取得処理]
図11は、図1の画像処理装置によるガマット取得処理を示すフローチャートである。
ガマット取得処理は、目標マシン及び調整マシン1のRGB値及び対応するLCH値が入力されることでスタートする。この入力は、各マシンの操作部やユーザー端末等を通じて行わせることができる。
ガマット取得処理は、まずステップS11において「色情報の取得」が行われる。この処理では、上記入力に応じて目標マシンガマット取得部19がRGB値と目標マシンのLCH値を取得し、調整マシンガマット取得部21がRGB値と調整マシン1のLCH値を取得する。
取得されたRGB値と目標マシンのLCH値及び調整マシン1のLCH値が記憶部5内に記憶されてステップS12に移行する。
ステップS12では、「目標マシンのガマット情報取得」の処理が行われる。この処理では、目標マシンガマット取得部19が、各色相において目標マシンのLCH値を記憶部5から読み出して目標マシンガマット情報として記憶する。
こうしてステップS12が完了すると、ステップS13へ移行する。
ステップS13では、「調整マシンのガマット情報取得」の処理が行われる。この処理では、調整マシンガマット取得部21が、各色相において調整マシン1のLCH値を記憶部5から読み出し調整マシンガマット情報として記憶する。
このとき、調整マシンガマット取得部21は、目標マシンのLCH値と同一のH値を有する調整マシン1のLCH値を読み出すことになる。これにより、調整マシンガマット情報と目標マシンガマット情報とを同一色相で対応付けることができ、正確なガマット情報の取得が可能となる。
こうしてステップS13が完了すると、ステップS14へ移行する。
ステップS14では、「全色相完了?」の処理が行われる。この処理では、ステップS12及びS13の処理が全色相について完了したか否かが判断される。すなわち、ガマット取得部7は、全色相について処理が完了していればガマット取得処理を終了させ(YES)、全色相について処理が完了していなければステップS12へ戻ることになる(NO)。
このようにして取得された調整マシンガマット情報及び目標マシンガマット情報が、上記ガマット調整処理に用いられることになる。
[実施例1]
本実施例の画像処理装置1は、入力された画像データから画像出力を行う際にガマットを調整する画像処理装置であって、画像データの各画素のRGB値を変換して目標ガマット上での座標を示すLCH値とする色情報変換部9と、LCH値が調整マシンガマットの範囲内か否かを判断する分布タイプ判別部13と、この判断結果に応じて調整マシンガマット外に位置する初段配置座標(目標マシンガマットの座標)を調整マシンガマット内に調整するガマット調整部15と、この調整による次段配置座標を画像出力用のガマットとして設定するガマット設定部17とを備えている。
従って、本実施例では、LCH値が調整マシンガマットの範囲内か否かの判断結果に応じて、調整マシンガマット外に位置する初段配置座標を調整マシンガマット内に調整することができる。結果として、調整マシン1のガマットを適切に調整して色再現性を向上することができる。
しかも、本実施例の画像処理装置1は、初段配置座標(目標マシンガマット)を調整マシンガマットに対して調整することで最終的なガマットに設定するので、より確実に色再現性を向上することができる。
また、本実施例の画像処理装置1は、同一の座標を示すLCH値の数をカウントするカウント部11を備え、分布タイプ判別部13が少なくともカウント数の最も多いLCH値の座標が調整マシンガマットの範囲内か否かを判断する。
従って、本実施例では、最も色再現性が要求される画素を基準にしてガマットの調整を行うことができ、より確実に色再現性を向上することができる。
特に、本実施例では、カウント数の最も多いLCH値及び次にカウント数の多いLCH値の二点の座標が調整マシンガマットの範囲内か否かを判断する。
従って、調整マシンガマットの範囲内又は範囲外に画素が集中している場合(内包型及び外部型)だけでなく、その範囲の内外に画素が分散している場合(複合型)も判別して、より適切にガマットを調整して色再現性を向上することができる。
なお、上記判断対象となるLCH値は、その数を変更することも可能である。この場合、三点以上のLCH値に対しては、所定の閾値を越えるカウント数のLCH値を判断対象として採用してもよい。
ガマット調整部15は、LCH値が調整マシンガマットの範囲内に位置すると判断された場合に(内包型)、調整マシンガマット外に位置する初段配置座標を調整マシンガマット上の最傍位置に調整する。
この場合は、単純な調整によって処理を簡素化しつつ余計な圧縮を行わずに色再現性を向上できる。
また、ガマット調整部15は、LCH値が調整マシンガマットの範囲外に位置すると判断された場合に(外部型)、初段配置座標と調整マシンガマットとの比に基づいて調整マシンガマット外に位置する初段配置座標を調整する。
この場合は、最も必要な画素の色再現性を向上できながら、調整マシンガマット内の画素に関して余計な圧縮が行われずに色再現性を保持できる。
また、ガマット調整部15は、LCH値の二点の座標が調整マシンガマットの範囲内外に各別に位置すると判断された場合に(複合型)、初段配置座標と調整マシンガマットとの比に基づいて初段配置座標全体を調整する。
この場合は、目標マシンガマット全体に画素が分散していも、最も必要な画素の色再現性を向上できる。
色情報変換部9は、画像データの各画素のRGB値に対し同一のRGB値を有する画素数をカウントし、そのカウント数が0以外のRGB値をLCH値とする。
従って、本実施例では、不要なRGB値を考慮することなくガマット調整を行わせることができ、より確実に色再現性を向上することができる。
1 画像処理装置(調整マシン)
9 色情報変換部
11 カウント部
13 分布タイプ判別部(判断部)
15 ガマット調整部(再現域調整部)
17 ガマット設定部(再現域設定部)

Claims (8)

  1. 入力された画像データから画像出力を行う際に色再現域を調整する画像処理装置であって、
    前記画像データの各画素の色情報を変換して目標色再現域上での位置を示す変換色情報とする色情報変換部と、
    前記変換色情報が装置本来の色再現域の範囲内か否かを判断する判断部と、
    前記判断部による判断に応じて前記装置本来の色再現域外に位置する前記目標色再現域の外側領域を前記装置本来の色再現域内に調整する再現域調整部と、
    前記調整された目標色再現域を画像出力用の色再現域として設定する再現域設定部と、
    同一の位置を示す前記変換色情報の数をカウントするカウント部と、
    を備え、
    前記判断部は、少なくとも前記カウント部によりカウントされた数の最も多い変換色情報の位置が前記装置本来の色再現域の範囲内か否かを判断する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項記載の画像処理装置であって、
    前記判断部は、前記カウント部によりカウントされた数の最も多い変換色情報及び次にカウント数の多い変換色情報の二点の位置が前記装置本来の色再現域の範囲内か否かを判断する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項記載の画像処理装置であって、
    前記再現域調整部は、前記変換色情報が装置本来の色再現域の範囲外に位置すると判断された場合に、前記目標色再現域と前記装置本来の色再現域との比に基づいて前記外側領域を調整する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項記載の画像処理装置であって、
    前記再現域調整部は、前記変換色情報が装置本来の色再現域の範囲内に位置すると判断された場合に、前記外側領域を前記装置本来の色再現域上の最近傍位置に調整する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項記載の画像処理装置であって、
    前記再現域調整部は、前記変換色情報の二点の位置が装置本来の色再現域の範囲内外に各別に位置すると判断された場合に、前記目標色再現域と前記装置本来の色再現域との比に基づいて前記目標色再現域全体を調整する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1〜の何れか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記色情報変換部は、前記画像データの各画素の色情報に対し同一の色情報を有する画素数の数をカウントし、前記カウントされた画素数の数が0以外の色情報を前記変換色情報とする、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1〜の何れか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記再現域調整部は、前記画像データの出力側の色再現域を前記目標色再現域に調整し、前記調整された出力側の色再現域の前記外側領域を前記装置本来の色再現域内に調整する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 入力された画像データから画像出力を行う際に色再現域を調整する画像処理プログラムであって、
    前記画像データの各画素の色情報を変換して目標色再現域上での位置を示す変換色情報とする色情報変換機能と、
    前記変換色情報が装置本来の色再現域の範囲内か否かを判断する判断機能と、
    前記判断機能による判断に応じて前記装置本来の色再現域外に位置する前記目標色再現域の外側領域を前記装置本来の色再現域内に調整する再現域調整機能と、
    前記調整された目標色再現域を画像出力用の色再現域として設定する再現域設定機能と、
    同一の位置を示す前記変換色情報の数をカウントするカウント機能と、
    をコンピューターに実現させ、
    前記判断機能は、少なくとも前記カウント機能によりカウントされた数の最も多い変換色情報の位置が前記装置本来の色再現域の範囲内か否かを判断する、
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
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